JP4318110B2 - 医療用縫合針及び医療用縫合針の製造方法 - Google Patents

医療用縫合針及び医療用縫合針の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、曲げ強度の向上をはかると共に刺通抵抗を低減させた医療用縫合針に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に医療用縫合針は医師が持針器で把持して操作するものであり、患部を刺通して該患部に縫合糸を通過させる機能を有する。また医療用縫合針としては異なる形状と寸法を持った多数の種類が提供されており、これらの中から縫合すべき患部に対応して最適なものが選択されて使用される。
【0003】
医療用縫合針では、先端に鋭い針先が形成されると共に該針先から所定長さ部分に針先部が形成され、この針先部に胴部,元端部が順に連続して形成されている。前記針先部は鋭い針先から胴部にかけて徐々に太さが増しており、個々の医療用縫合針毎に特有の断面形状を有している。例えば、針先部の断面形状が多角形であり、該多角形を構成する複数のエッジに切刃を形成したものがあり、また断面形状が丸で切刃を有しないものもある。切刃を有する医療用縫合針では針先が刺通した組織を切り裂き、また切刃を有しない医療用縫合針では針先が刺通した組織を押し広げる機能を有する。
【0004】
胴部は、針先部の断面が延長された形状で、或いは針先部の断面形状の如何に関わらず丸断面で、且つ断面積は略一定に形成される。特に針先部に切刃が形成された医療用縫合針であっても、胴部では切刃は形成されることがない。また元端部は縫合糸を取り付ける部分であり、バネ性を持った一対の孔柱により形成された孔や元端面に形成された止まり穴を有している。
【0005】
上記医療用縫合針の具体的な例について説明する。例えば特開昭63-257539号公報に開示された医療用縫合針は、図6に示すように、眼科用に構成された箆状縫合針51に係るものである。この箆状縫合針51では、針先部分51aは断面が部分的に同図(c)に示す三角形から同図(d)に示す四角形で且つ各辺を構成する面52が凹面として形成されており、各稜線53は前記凹面が交差することで鋭角状に形成されている。特に、同図(e)に示す胴部51bに対応する部分では、各稜線53は切刃又は切刃に準じた鋭い角度を有している。前記箆状縫合針51では、組織に於ける針先部51aの刃によって切削された部位に沿って胴部51bの鋭い稜線53が通過することで組織を傷つける部位を限定し、且つ凹面52の組織への接触を少なくしたことにより刺通抵抗を低減させている。
【0006】
また実開昭56-61212号公報に開示された医療用縫合針61は、図7に示すように、針先部61aから針体部61bに向けて数条の凸部62と凹部63を交互に設けたものである。この技術では、前記凹凸部分62,63を図示しない持針器に設けた凹凸部と一致させて把持することで、安定した状態で縫合を行うことが出来る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記各医療用縫合針によって患部を縫合する場合、持針器による把持部分を支持部とし針先部分を荷重点とする片持ち梁となり、持針器による把持部分に大きな撓みが発生し、縫合作業に支障を与える虞がある。しかし、上記各医療用縫合針はこのような問題を解決するものではなく、従って、前記撓みを低減させるという思想は開示されていない。
【0008】
縫合時に発生する撓みを抑えるためには、材料の強さを向上させることが必要である。しかし、材料の強さを向上させた場合、脆さが増加して縫合時に折れ易くなるという問題が派生する。
【0009】
本発明の目的は、ダクティリティ(繰り返し曲げ強度)を損なうことなく曲げ強度を向上させ、更に刺通抵抗を軽減させた医療用縫合針を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る医療用縫合針は、医療用縫合針であって、生体組織を刺通するための針先部と、縫合糸を取り付ける元端部と、前記針先部と前記元端部との間に塑性加工により形成される胴部と、を有し、少なくとも前記胴部は、互いに対向する一対の平らな面と、該一対の平らな面の対向方向と交差する方向で互いに対向する一対の溝とから構成され、該一対の溝はそれぞれエッジが形成されることがなく且つ縫合針の最も太い部位の径の15%〜45%の曲率半径を有する円弧状の曲面により形成され、更に前記平らな面と前記溝とを滑らかに接続する接合部も、縫合針の最も太い部位の径の10%〜25%の曲率半径を有する曲面により形成され、前記一対の溝が側面となる湾曲針である。
【0011】
上記医療用縫合針(縫合針という)では、胴部又は胴部から針先部にかけての断面形状が、対向する一対の平らな面(面という)と、該面に交差する方向の凹状の溝とを組み合わせて形成される。このため、一対の面の幅寸法と一対の面の面間距離を適宜設定することで、断面二次モーメントを大きくすることが出来、曲げに対する強度を向上することが出来る。従って、前記一対の面を持針器で把持して患部を縫合する場合、発生する撓みを小さくして医師の縫合感覚に支障を来すことがない。
【0012】
また、上記縫合針では対向する一対の面と溝とが予め設定された範囲の半径を持った曲面で接続されるため、患部を縫合する際には組織は一対の面から曲面にかけて接触するものの溝の底部は接触することがない。このため、両者の接触面積が小さくなり、刺通抵抗を軽減することが出来る。さらに、該一対の溝はそれぞれエッジが形成されない曲面により形成される構成とすれば、前記胴部の断面輪郭はエッジが形成されないことになり、縫合針を曲げた場合に応力が集中する場所ができ難く、破損し難い縫合針を提供することができる。
【0013】
また、上記縫合針は前記一対の溝が側面となる湾曲針である場合は、使用者がスナップを効かせて作業する同種の湾曲針にあって、上記した断面二次モーメントによる効果を活かすことができる。
【0014】
上記縫合針に於いて、互いに対向する一対の平らな面が略平行に形成され、且つ前記平らな面と前記溝とを滑らかに接続する接合部のうち対角線に位置する一組の接合部の湾曲径が、他の一組の接合部の湾曲径より小さいことが好ましい。
【0015】
また、上記したような医療用縫合針を製造する方法は、請求項1又は2記載の医療用縫合針の製造方法であって、断面がそれぞれ略三角先端であって、先端に平面部を有し、互いに対向する上駒、下駒と、断面がそれぞれ略三角先端であって、先端に円弧状の張出部を有し、互いに対向する右駒、左駒とを有するプレス型を用い、棒状の中間素材をこれら上駒、下駒、右駒、左駒で挟んで、隣接する駒同士が加圧方向に向けて互いに接するように押圧することで、断面において互いに対向する一対の平らな面と、該一対の平らな面の対向方向と交差する方向で互いに対向する一対の溝と、前記平らな面と前記溝を滑らかに接続する接合部を有する医療用縫合針を成形するものである。
【0016】
上記医療用縫合針の製造方法に於いて、前記上駒、下駒、左駒、右駒のうち互いに隣接する2つの駒同士が一体化されていることが好ましい。
【0017】
かかる製造方法によれば、中間素材をプレス加工する際、隣接する駒同士が面接するために加圧力が均衡するために、常に安定したプレス加工を行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、上記縫合針の好ましい実施形態について図を用いて説明する。図1は縫合針の構成を説明する図である。図2は胴部の断面形状を説明する図であり、図1のII−II断面図である。図3は、上記縫合針をプレス加工するための型の説明図である。
【0019】
図1,2に示す縫合針Aは、鋭い針先1によって組織を刺通した後、該針先1に引き続く針先部2によって刺通部位を押し広げ、更に、組織を押し広げた状態を維持して胴部3及び元端部4を通過させることで、元端部4に取り付けた図示しない縫合糸を通過させるものである。このように、組織を切り裂くことがないことから、縫合針Aは主として血管の縫合に利用される。
【0020】
特に、縫合針Aには、胴部3又は針先部2から胴部3にかけての両側面に凹状の溝5が形成されており、この溝5を形成することによって、胴部3が、元の円と同一の断面積であるにも関わらず、その断面二次モーメントを大幅に増加させている。また縫合針Aは、針先1から元端部4にかけて予め設定された曲率半径と曲げ角度を持って湾曲した湾曲針として形成されている。
【0021】
しかし、本発明の縫合針は上記縫合針A(針先部2の断面が円形)にのみ限定されるものではなく、他の断面形状を持った縫合針であっても適用することが可能である。即ち、針先部に切刃が形成されているような縫合針であっても、針先部の断面形状に関わらず胴部を本実施例と同様な形状に形成することは可能である。また必ずしも湾曲針である必要はなく、直線状の縫合針であっても適用することが可能である。
【0022】
一般に縫合針の太さは0.025mm〜1.40mmの範囲内にあり、これらの太さを持った縫合針を縫合すべき部位に対応して医師が選択して用いている。従って、例えば本実施例のように血管を縫合するための縫合針Aであっても、縫合すべき血管の太さや厚さに対応して異なる太さの、且つ異なる曲率半径と異なる曲げ角度を持った種々の縫合針Aが採用される。
【0023】
針先部2は、針先1から胴部3にかけて円錐状テーパに形成されて針先1が刺通した組織を切り裂くことなく押し広げる機能を有し、先端に設けた鋭い針先1から断面が円形、又は胴部3の近傍から胴部にかけて後述する鼓形で且つ針先1からの距離が増加するのに従って断面積が増加している。
【0024】
胴部3は、患部を縫合するに際し、図示しない持針器によって安定した状態で把持される部位であり、断面形状が図2に示すような上部で左右に張り出し、中央部でへこみ、再び下部で左右に張り出す鼓形に形成される。そして、かかる胴部においては、針先1からの距離が変化しても断面積は略一定の値に維持される。
【0025】
元端部4は図示しない縫合糸を取り付ける機能を有する部位であり、端面側から所定深さに形成された止まり穴に縫合糸の端部を挿入した後、止まり穴の周囲をかしめて取り付けること、或いは一対のバネ性を持った孔柱を突出させ、該孔柱の対向する部位に形成したフック状の抜け止め片によって縫合糸を取り付けるようにすることが可能である。本実施例では、縫合針Aは元端部4の端面に止まり穴4aを形成した所謂アイレス針として形成されている。
【0026】
次に、胴部3の断面形状について具体的に説明する。胴部3は、湾曲の内径側と外径側の互いに対向する面が一対の平らな面6として形成され、湾曲の両側面が互いに胴部3の中心側に向かって凹状に形成された対向する一対の凹面の溝5として形成されている。また平らな面6と溝5との接合部7は、縫合針Aの最も太い部位の径の10%〜25%の範囲内の曲率半径を持った曲面によって形成されており、平らな面6と凹状の面からなる溝5を滑らかに接続して全体が小鼓に類似した形状(鼓状)に形成されている。
【0027】
互いに対向する面を、平らな面6に形成したことにより、持針器は針を安定した状態で保持することができる。
【0028】
胴部3の上記鼓状断面に於いて、断面積は胴部3の全長にわたって変化がなく、縫合針Aを構成する素材の断面積の値と略等しい。また平らな面6の幅寸法Bと平らな面6の間の距離(高さ寸法)Hの比率は特に限定するものではないが、B/Hが1以下であることが好ましい。前記比率を1以下とすることによって、断面二次モーメントを大きな値とすることが可能である。また、同様にB/Hは0.7以上が望ましい。この値より小さいと持針器が把持した際の安定性に欠けてしまうからである。
【0029】
従って、縫合針Aを構成する際に用いる素材の断面が円形である場合、平らな面6の幅寸法Bは円の直径よりも小さく、高さ寸法Hは円の直径よりも大きく設定している。特に、胴部3の鼓形を形成する場合、素材を排除することなく、即ち、切削加工によらず塑性加工を採用することが好ましい。このように、塑性加工によって胴部3を形成することで、素材を有効に利用して合理的な断面形状に形成することが可能である。
【0030】
溝5を塑性加工によって形成する場合、該溝5の深さを大きくすることは加工率を高くすることとなり、素材の硬度を高めることが可能となる。しかし、素材の硬度を高めることは柔軟性を阻害することとなり、折れ易くなることを意味している。従って、溝5の深さには限度があり、無制限に深くし得るものではない。また溝5の形状としては、円弧状が挙げられるが、円弧状にした場合の曲率半径は、縫合針Aの最も太い部位の径の15%〜45%程度であることが好ましい。
【0031】
例えば、本実施例では、最も太い部位の直径が0.45mmであり、平らな面6の幅寸法Bを0.381mm、高さHを0.470mmに設定し、溝5の曲率半径を0.150mmとしている。そして前記曲率半径を持った溝5と平らな面6を種々の曲率半径を持った曲面によって接合部7を形成してテストピースとし、刺通試験や曲げ試験を実施した。
【0032】
上記各種試験の結果、接合部7の曲率半径は、縫合針Aに於ける最も太い部位(胴部3と元端部4との接合部位及びその近傍)の太さの10%〜25%の範囲で好ましい結果を得ている。即ち、接合部7の曲率半径が前記範囲よりも小さくなると、該接合部7が鋭くなって折り曲げたときに変形が集中して折れ易くなり、前記範囲よりも大きくなると、溝5の寸法が小さくなって組織との接触が増加して刺通抵抗を軽減することが困難となる。
【0033】
ここで、前記最も太い部位とは、元端面に止まり穴を有する縫合針では胴部と元端部との接合部位及びその近傍であり、元端部に一対の孔柱を有する縫合針では胴部の中央部位付近である。縫合針をこのように構成することによって、対向する一対の面と溝とが予め設定された範囲の半径を持った曲面で接続されるため、患部を縫合する際には組織は一対の面から曲面にかけて接触するものの溝の底部は接触することがない。このため、両者の接触面積が小さくなり、刺通抵抗を軽減することが出来る。
【0034】
上記縫合針Aでは、患部を刺通したとき胴部3に形成した溝5に組織が接触することがないため、刺通抵抗が低減した。例えば、従来の胴部の断面が丸で且つ太さが同じものと比較した場合、従来の縫合針による刺通抵抗が110gであったのに対し、本実施例の縫合針Aでは100gであった。この値は刺通抵抗を低減させることが困難な、組織を切り裂かない形状の縫合針としては充分に刺通抵抗が低減したことを示している。
【0035】
また本実施例の縫合針Aを用いた曲げ試験の結果、従来の胴部の断面が丸で且つ最も太い部位の太さが同じものと比較して約1.4倍程度強度を向上させることが可能であった。また湾曲の外径方向に繰り返して90度折り曲げる90度折り曲げ試験の結果、前記胴部の断面が丸で且つ最も太い部位の太さが同じものと比較して同一の曲げ回数(3回)に耐えることが可能であった。
【0036】
このことは、従来の丸針と同一のダクティリティ(繰り返し曲げ強度)を有するにも関わらず、曲げ強度が向上したことを意味するものである。
【0037】
特に、90度折り曲げ試験時の挙動を観察したところ、胴部3をバイスに把持して折り曲げるのに伴って、折り曲げの内側では平らな面6の変形が胴部3に於ける曲面状の接合部7に集中し、折曲の外側では平らな面6の変形が溝5に集中した。このため、ダクティリティが向上したものと考えられる。例えば、平らな面の幅Bと平らな面間の距離Hを本実施例と同一にした断面が長方形の縫合針に対して90度折り曲げ試験を行ったところ、2回の折曲で破断した。このことからも、対向した一つの平らな面6と一対の凹状の溝5を有し、これらを曲面からなる接合部7によって接続することが必要であるといえる。
【0038】
図3に、他の断面形状例を有する縫合針Bを示す(元端部4から針先1方向へ向けて見た断面)。同図に示すように、胴部13は、上記した胴部3と同様に両側面に一対の溝15、15が形成され、上面と底面に一対の平らな面16、16が形成された鼓型断面を有する。そして、接合部17のうち、それぞれ対角線に位置する、同図左下及び右上に位置する接合部17Aの湾曲径が大きく、左上及び右下に位置する接合部17Bの湾曲径が小さくなっている。すなわち、互いの接合部17B、17B間の距離L2は互いの接合部17A、17A間の距離L1に比べて実質的に長くなっており、接合部17B、17B間の曲げ強度は、接合部17A、17A間に比べて大きくなっている。
【0039】
かかる構造の胴部13を持った縫合針Bは、右手に持針器を持ってこれを操作すると、術者から見て手前側上の接合部17Bと向う側下の接合部17Bの湾曲径が小さい状態となる。通常、術者は手前に向かって縫合針Bを通し、向う側下からその対角部にあたる手前側上を軸に掬い上げるように傾けて操作するために、胴部13のこの対角線方向に大きな力がかかることとなる。このため、手前側上の接合部17Bと向う側下の接合部17Bの径を小さくし、両者間の対角距離L2を大きくして曲げ強度を高くしているので、操作性の良い医療用縫合針となる。
【0040】
なお、反対に、左手用の、大きな曲げ強度を有する医療用縫合針とするには、反対に接合部17A、17A間の距離を他方の接合部17B、17B間の距離に比べて相対的に大きくすればよい。また、右手用の医療縫合針であっても、反対に柔らかな縫合針を所望する場合は、同様に接合部17A、17A間の距離を接合部17B、17Bの距離に比べて大きくした縫合針を提供すれば良い。
【0041】
なお、上記実施形態の縫合針A及びBでは、胴部3、13の上面と底面とを平らな面6、16として形成したが上面と底面の形状は必ずしもこれに限られるものではなく、上面と底面を凹面とし、または持針器が把持しやすいように凹凸を形成してもよい。特に、縫合針Bの構成においては、一方の対角線における曲げ強度を他方の対角線の曲げ強度と異ならせるという構成が達成される限りにおいて、上面と底面の形状は平らな面16、16に限定されるものではない。
【0042】
次に、上記縫合針Aを製造する工程について説明する。縫合針Aは組織を刺通して患部を縫合するため、充分な硬さを有し且つ錆や腐食が発生しないことが必要である。このため、本実施例では、材料としてオーステナイト系ステンレス鋼を用いており、予め加工率を見込んで設定した直径を持った線材を冷間線引き加工によって縮径して目的の縫合針Aの直径に加工している。
【0043】
上記の如くして得た線では、材料のオーステナイト組織がファイバー状に伸長しており、加工硬化による高い硬度と、ファイバー状の組織による高い柔軟性を有している。特に、材料がオーステナイト系ステンレスであるため、高い耐蝕性を有しており、錆が発生することがなく且つ硬く,柔軟性に富んだものとすることが可能である。
【0044】
上記材料を目的の縫合針Aの長さに切断して直線状の中間素材Pを加工し、この中間素材Pに対し、一方の端部側を研磨して針先1及び円錐状テーパの針先部2を形成する。
【0045】
冷間線引き中間素材Pのプレス工程を図4に示す。本プレス工程には同図(a)に示すように、4分割されたプレス型30を用いる。プレス型30を構成する上駒30A、下駒30B、左駒30C、右駒30Dは、断面がそれぞれ略三角先端を有し、同三角先端を構成する2辺30a、30bが90度で交差する形状を有する。
【0046】
上駒30Aと下駒30Bの先端は平面部30Xが形成され、左駒30Cと右駒30Dの先端は円弧状の張出部30Yが形成されている。そして、これら4つの駒30A〜Dを組み上げると、各型の隣り合う辺30a、30bが接合し、中央に上下面が平らで両側面が窪んだ空間Sが形成されることになる(図(b)参照)。
【0047】
駒30のうち、まず、上駒30Aと下駒30Bを用いてそれぞれの平面部30X、30Xで中間素材Pを上下で挟み、動かないように保持する。そして、左駒30Cと右駒30Dを左右から移動させることで、それぞれの円弧状の張出部30Y、30Yが中間素材Pを左右から押圧して、中間素材Pの断面形状を変形させる。この中間素材Pは、空間Sの形状に沿って変形し、上下面に平らな面6、左右側面に溝5が形成された縫合針が形成されることになる。
【0048】
なお、かかる形状を有する駒30A〜Dを用いてプレス型30を形成したことにより、各駒30A〜Dを型締めした場合には四方からかかる力は各駒30A〜Dの隣接する辺30a、30b同士で均衡することになり、張出部30Y、30Yの押圧力は常時一定となる。このため、中間素材Pに過剰な力が加わることがなく、中間素材Pに常に安定した変形加工を施すことが出来る。
【0049】
上記加工に引き続き、或いは上記加工に先立って素材の他方側の端部に元端部4を形成する。即ち、他方側の端面にレーザー光を照射して素材を溶融,蒸発させて止まり穴4aを形成し、或いは端面にドリル加工によって止まり穴4aを形成することで、該端部に元端部4を形成する。
【0050】
上記の如くして針先1,針先部2,胴部3,元端部4,溝5,平らな面6,接合部7を形成した後、平らな面6を湾曲の内径側,外径側に配置して屈曲成形して目的の縫合針Aの曲率半径と角度を持って湾曲させることで、縫合針Aを製造する。
【0051】
上記縫合針Aでは、針先1から胴部3までの組織がファイバー状に伸長したオーステナイト組織であり、極めて高い硬度と柔軟性を有する。このため、患部の縫合に際して極めて容易に組織を刺通することが可能である。
【0052】
なお、上記実施形態では、本発明の医療用縫合針を湾曲針として説明したが、上述のように、両側面に溝5が形成され、上下面に平らな面6が形成された医療用縫合針Aは生体組織との接触面積が小さくなり刺通抵抗を低減させる効果が得られるため、湾曲しない直針に応用した場合も所定の効果を得ることができる縫合針となる。
【0053】
また、上記実施形態では、上下面を平らな面6とした医療用縫合針として説明したが、もちろん本発明の医療用縫合針はこれに限られるものではなく、上下面が凹状面等の曲面であってもよい。なお、溝5の形状も本実施例に示すような、エッジが生じない溝とすることで、高いダクティリティを獲得することができる。
【0054】
さらに、上記実施形態では、溝5を胴部3及び針先部2に亘って形成したが、胴部3のみに形成する構造としてもよい。
【0055】
次に本発明に係る医療用縫合針の製造方法について、他の実施形態について図5を用いて説明する。本実施形態における縫合針Bは、上記した通り実施形態における縫合針Aと同一の素材にて形成され、胴部13の断面形状が変化したものである(図3参照)。
【0056】
まず、上記実施形態と同様に加工して一方の端部側を研磨して針先1及び円錐状テーパの針先部2が形成された中間素材Pを製造する。
【0057】
次に、図5に示す冷間線引き中間素材Pのプレス工程を行う。本プレス工程には同図(a)に示すように、プレス型30に代えて右上駒40A、左下駒40Bの2つの駒からなるプレス型40を用いる。
【0058】
右上駒40Aと左下駒40Bにはそれぞれ平面部40Xと円弧状の張出部40Yが形成されている。そして、これら2つの右上駒40Aと左下駒40Bを組み上げると、各型の隣り合う辺40aと平面部40Xが接合し、中央に上下面が平らで両側面が窪んだ空間Sが形成されることになる(図5(b)参照)。
【0059】
本プレス工程において、まず、右上駒40Aと左下駒40Bは、中間素材Pの中心に対してそれぞれ右上方向及び左下方向から接近し、これをプレスする。この際、右上駒40Aの平面部40Xと左下駒40Bの平面部40Xは、中間素材Pの上面及び底面に平らな面16、16を形成し、一方、それぞれの円弧状の張出部40Y、40Yは中間素材Pを左側面と右側面を押圧して、溝15、15を形成する。
【0060】
このとき、右上駒40Aと左下駒40Bの移動に伴って、中間素材Pは押しつぶされ、押圧されない四隅に中間素材Pの素材が押し出される。右上駒40Aの張出部40Yにおいては上側の径が大きく、下側の径が小さいために、より小さい隙間によって形成される右下の接合部17Aの湾曲径は小さくなる。同様に、左下駒40Bの張出部40Yにおいては、上側の径が小さく、下側の径が大きいために、左上の接合部17Aの湾曲径が小さくなる。
【0061】
かかる製造方法によれば、一対の溝15と一対の平らな面16とを有し、さらに接合部17のうち右下と左上に位置する接合部17B、17B間の距離が右上と左下に位置する接合部17A、17A間の距離に比べて長くなった胴部13を有する縫合針Bを形成することができる。
【0062】
右上駒40Aと左下駒40Bは、縫合針Bの対角線上に力が加わるため、それぞれの駒が互いに接することで、それ以上の力が中間素材Pにかからないため、常に同一の断面形状を有する縫合針Bを安定して製造することができる。
【0063】
なお、本実施形態のプレス型40と異なり、図4における左駒と上駒とを一体化し、右駒と駒とを一体化した2つの駒により同様のプレス型を形成することもできる。また、上記実施形態では、図4のプレス型30により左右対称の縫合針Aを製造し、図5のプレス型40により左右非対称の縫合針Bを製造する例を示したが、勿論、それぞれのプレス型30、40の張出部30Y、40Yの形状を変えることにより、他方の縫合針B、Aを製造することができることは勿論である。
【0064】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明に係る縫合針では、胴部を対向する一対の面と、前記面に対し交差し中心に向けて凹状の一対の溝とによって構成したので、一対の面を上下方向に配置したとき、断面二次モーメントの値を大きくして曲げに対し高い強度を発揮することが出来る。特に、溝が胴部の中心に向けて凹状に形成されることから、刺通時に生体組織との接触面積を小さくすることが出来、刺通抵抗を低減することが出来る。
【0065】
また、本発明の医療用縫合針の製造方法によれば、中間素材をプレス加工する際、隣接する駒同士が面接するために加圧力が均衡する。そのために、常に安定したプレス加工を行うことができるため、断面形状にばらつきのない医療用縫合針を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる医療用縫合針の側面図である。
【図2】同医療用縫合針の胴部の断面形状を説明する図であり、図1のII−II断面図である。
【図3】同医療用縫合針の、他の構成例における断面形状を説明する図である。
【図4】同医療用縫合針をプレス加工するための型の説明図である。
【図5】同医療用縫合針をプレス加工するための、他の構成例における型の説明図である。
【図6】第1従来例の縫合針の構成を説明する図である。
【図7】第2従来例の縫合針の構成を説明する図である。
【符号の説明】
A、B 縫合針
1 針先
2 針先部
3 胴部
4 元端部
4a 止まり穴
5、15 溝
6、16 平らな面
7、17、17A、17B 接合部
30、40 プレス型

Claims (4)

  1. 医療用縫合針であって、生体組織を刺通するための針先部と、縫合糸を取り付ける元端部と、前記針先部と前記元端部との間に塑性加工により形成される胴部と、を有し、少なくとも前記胴部は、互いに対向する一対の平らな面と、該一対の平らな面の対向方向と交差する方向で互いに対向する一対の溝とから構成され、該一対の溝はそれぞれエッジが形成されることがなく且つ縫合針の最も太い部位の径の15%〜45%の曲率半径を有する円弧状の曲面により形成され、更に前記平らな面と前記溝とを滑らかに接続する接合部も、縫合針の最も太い部位の径の10%〜25%の曲率半径を有する曲面により形成され、前記一対の溝が側面となる湾曲針であることを特徴とする医療用縫合針。
  2. 請求項1記載の医療用縫合針であって、互いに対向する一対の平らな面が略平行に形成され、且つ前記平らな面と前記溝とを滑らかに接続する接合部のうち対角線に位置する一組の接合部の湾曲径が、他の一組の接合部の湾曲径より小さいことを特徴とする医療用縫合針。
  3. 請求項1又は2記載の医療用縫合針の製造方法であって、断面がそれぞれ略三角先端であって、先端に平面部を有し、互いに対向する上駒、下駒と、断面がそれぞれ略三角先端であって、先端に円弧状の張出部を有し、互いに対向する右駒、左駒とを有するプレス型を用い、棒状の中間素材をこれら上駒、下駒、右駒、左駒で挟んで、隣接する駒同士が加圧方向に向けて互いに接するように押圧することで、断面において互いに対向する一対の平らな面と、該一対の平らな面の対向方向と交差する方向で互いに対向する一対の溝と、前記平らな面と前記溝を滑らかに接続する接合部を有する医療用縫合針を成形する医療用縫合針の製造方法。
  4. 請求項3記載の医療用縫合針の製造方法であって、前記上駒、下駒、左駒、右駒のうち互いに隣接する2つの駒同士が一体化されていることを特徴とする医療用縫合針の製造方法。
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