JP4317655B2 - 部品供給システム及び供給方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば自動車に組み込まれるアッセンブリ製品の組立ラインに部品を供給するシステム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車には、インストルメントパネルアッセンブリ、コンソールボックスアッセンブリ、ドアトリムアッセンブリ等の多種類のアッセンブリ製品が組み込まれている。各アッセンブリ製品には、自動車の車種や仕様(例えば右ハンドルか左ハンドルかの別、ギアシフトがマニュアルかオートマチックかの別等)に応じて多数の仕様がある。各アッセンブリ製品は、多種類の部品で構成されている(例えばインストルメントパネルアッセンブリにおいては、メータユニット、エアバックユニット、カーオーディオユニット等)。これら部品にも、アッセンブリ製品の仕様に対応して、多数の仕様がある。
【0003】
アッセンブリ製造会社には、アッセンブリ製品の種類ごとに組立ラインが設けられている。各組立ラインに、対応する種類の部品が仕様ごとに分けられて搬入される。作業者は、組立てるべきアッセンブリ製品に対応する仕様の部品を選定し、ラインの上流から流れて来た仕掛品に組み込む。これによって、所定仕様のアッセンブリ製品を完成させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のアッセンブリ製品の組立作業では、部品の選定を作業者によってのみ行っていたので、選定を誤って、別の仕様の部品を取り付けるおそれがあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために提案されたものであり、その第1の特徴は、複数仕様のアッセンブリ製品の組立ラインに上記アッセンブリ製品を構成する部品を供給するシステムであって、組み立てるべきアッセンブリ製品に対応する第1情報媒体から、そのアッセンブリ製品に対応する部品の仕様を実質的に表す第1情報を読み取る第1読取手段と、供給しようとする部品に添付された第2情報媒体から、その部品の仕様を表す第2情報を読み取る第2読取手段と、読み取られた第1、第2情報で表された部品仕様が互いに一致しているか否かを判定する部品判定手段と、上記部品判定手段の判定結果を知らせる判定結果報知手段とを備えたことにある。
【0006】
本発明の第2の特徴は、上記第1の特徴において、上記第1、第2情報には、互いを識別可能な情報が含まれ、上記第1、第2読取手段が、共通の読取装置で構成されており、この読取装置で読み取った情報が上記第1、第2情報の何れであるかを上記識別情報に基づいて判別する情報判別手段を、さらに備えたことにある。
【0007】
本発明の第3の特徴は、上記第2の特徴において、同一の部品仕様を表す第1情報と第2情報の対応関係の情報を記憶した記憶手段を、さらに備え、上記部品判定手段が、上記対応関係情報に基づいて上記判定を行うことにある。
【0008】
本発明の第4の特徴は、上記第2の特徴において、上記第1、第2情報が、光学的に読み取り可能になっており、上記共通の読取装置が、光学的読取装置であることにある。
【0009】
本発明の第5の特徴は、上記第1の特徴において、上記第1情報媒体が、連続して供給されるべき同一仕様の部品からなるロットごとに作成されたロットラベルであり、上記第1情報が、対応するロットに含まれる部品の数の情報を含み、上記部品判定手段で仕様が一致していると判定された回数を数える計数手段と、この回数が上記数情報と一致した時、それを報知するロット満了報知手段とを、さらに備えたことにある。
【0010】
本発明の第6の特徴は、複数仕様のアッセンブリ製品の組立ラインに上記アッセンブリ製品を構成する部品を供給する方法であって、(a)同一仕様の部品からなるロットごとに作成されたロットラベルを、ロットを供給すべき順番にしたがって整理するロットラベル整理工程と、(b)上記整理されたロットラベルのうち先頭のものから、部品の仕様と数量を実質的に表す情報を読取装置で読み取りコンピュータに入力するロット情報読取工程と、(c)上記ロット情報読取工程の後、供給しようとする部品に添付された部品ラベルから、その部品の仕様を表す情報を上記読取装置で読み取り上記コンピュータに入力する部品情報読取工程と、(d)上記コンピュータに、上記ロットラベルと部品ラベルから読み込んだ部品仕様どうしが一致しているか否かを判定させ、その判定結果を報知させる部品判定工程と、(e)一致しているとの判定がなされた部品については上記供給動作を進め、不一致との判定がなされた部品については上記供給動作を撤回する進退工程と、(f)上記コンピュータに、一致しているとの判定がなされた回数を数えさせ、この回数が上記ロットラベルの数量情報に達したか否かを判定させ、その判定結果を報知させるロット満了判定工程とを有し、上記ロット満了判定工程において、達していないとの判定がなされたときは、次に供給しようとする部品に対して上記部品情報読取工程以降の工程を実行し、達したとの判定がなされたときは、上記整理順にしたがって次のロットラベルを先頭にし、上記ロット情報読取工程以降の工程を実行することにある。
【0011】
本発明の第7の特徴は、上記第7の特徴において、上記進退工程では上記一致しているとの判定を得た部品を貯蔵装置に予め決められた順に並べて貯蔵することによって、上記供給動作を進め、その後、上記貯蔵装置を上記組立ラインに搬送し、上記並べ順にしたがって部品を貯蔵装置から取り出して組み立てに供することにある。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1及び図2は、自動車のアッセンブリ製造会社におけるアッセンブリ製品10のための部品供給システムを示したものである。アッセンブリ製造会社には、図1に示す部品準備場所X(読取場所)と、図2に示す組立ラインYとが設けられている。図1に示すように、部品準備場所Xには、外注先(部品製造会社)から多仕様(図では3つだけ図示)の部品12が仕様ごとに別々の箱20に入れられて搬入される。部品準備場所Xの準備作業者は、これら部品12を、連票30等で指定された順番にしたがって1つずつピックアップし、パーソナルコンピュータ40による仕様チェックを経て、棚50(貯蔵装置)に矢印aで示す決められた方向に沿って並べる。
【0013】
図2に示すように、その後、棚50は、組立ラインYに搬送される。組立ラインYのコンベア60には、アッセンブリ製品10となるべき仕掛品11が、決められた順番に並べられ、流されている。生産作業者は、棚50から部品12を上記並べ順(矢印a)にしたがって1つずつ取り出し、流れて来た仕掛品11に組み込む。これによって、アッセンブリ製品10が完成される。
【0014】
さらに詳述する。
図1に示すように、各部品12には、上記外注先で部品ラベル70(第2情報媒体)が貼られる。部品ラベル70には、対応する部品12の仕様コードを表すバーコード71(第2情報)が印刷されている。この仕様コードは、外注先が決めたコードである。
【0015】
連票30は、アッセンブリ製品10の組立計画の立案用コンピュータ(図示は省略)によって作成される。この組立計画では、組み立てるべきアッセンブリ製品10、ひいては組み立てに供すべき部品12の仕様、数量、及び組立日時が決められる。同一仕様、同一組立日時の部品12が、1つのロットとして管理される。組立日時は、日付と、時間帯と、その時間帯内でのロットごとの組立順番とで指定される。
【0016】
図3に例示するように、連票30は、上記ロットごとに作成された多数枚のロットラベル31(第1情報媒体)で構成されている。これらロットラベル31は、対応するロットの組立日時順に一列に並べられている(整理されている)。隣り合うロットラベル31どうしの境には、ミシン目30aが形成されている。
【0017】
各ロットラベル31には、対応するロットに含まれる部品12の仕様コード、数量、組立日、組立時間帯コード(例えば「C」は午後1時〜午後3時を表す)、及び組立ラインコードが記載されている。さらに、仕様コードと数量は、バーコード32(第1情報)でも表されている。バーコード32の左側部32aは仕様コードを表し、右側部32bは、数量を表している。
【0018】
このロットラベル31の仕様コードは、アッセンブリ製造会社での管理用コードであり、上記部品ラベル70の仕様コードとは体系(桁数、アルファベットと数字の配列、アルファベットの有無等)が異なっている。(第1、第2情報が、互いを識別可能な情報を含んでいる。)したがって、同じ仕様の部品12に対して、2つのラベル31,70のバーコード32,71で表された仕様コードは、互いに異なっている。
例えば、図4に示すように、部品ラベル70の仕様コードは、3桁の数字で構成されているのに対し、ロットラベル31の仕様コードは、4桁であり、しかも1桁目がアルファベットで、後の3桁が数字と決められている。
【0019】
なお、バーコード32において、数量は3桁で表されている(例えば、「3個」の場合は、「003」)。したがって、バーコード32は、全体で7桁になっている。
【0020】
図1に示すように、パーソナルコンピュータ40は、CPU41と、このCPU41に接続されたメモリ42(記憶手段)と、CPU41に入出力インターフェース43を介して接続されたディスプレイ44及びスピーカ45を備えている。入出力インターフェース43には、1つのバーコードリーダ46(第1、第2読取手段、共通の光学的読取装置)が、さらに接続されている。図4に示すように、メモリ42には、上記2つのラベル31,70の仕様コードどうしの対応関係の情報が記憶されている。
【0021】
上記システムを用いたアッセンブリ製品10の組立方法を、図5及び図6のフローチャートを参照して説明する。
部品準備場所Xには、仕様ごとに箱20に入れられた部品12と、連票30が届けられる。部品準備作業者は、連票30の先頭のロットラベル31のバーコード32を、バーコードリーダ46(図1の仮想線)で読み取る。読み取られたバーコード情報は、パーソナルコンピュータ40に入力され、CPU41によってデコードされる(ロット情報読取工程、ステップ101)。
【0022】
CPU41は、デコードした情報の桁数を読み取ることによって、読み取ったバーコード情報がロットラベル31のものであるか否かを判別する(情報判別工程、ステップ102)。このステップ102において、CPU41は、情報判別手段として機能する。ここでは、7桁と読み取られ、ロット情報であると判別される。この判別結果を得たCPU41は、デコード情報を、ピックアップすべきロットの情報として、上4桁の仕様コードと下3桁の数量とに分けてディスプレイ44に表示させる(ステップ103)。
【0023】
準備作業者は、このディスプレイ44に表示された仕様コードを参照して、その仕様の部品12が入った箱20を選定することができる。なお、選定は、上記先頭のロットラベル31の表記を参照して行ってもよい。また、上記組立計画の立案用コンピュータで作成された組立指示書(部品の仕様と数量を組立日時順に列挙した表)にしたがって行ってもよい。そして、選定した箱20から部品12を1つピックアップする。この部品12の部品ラベル70のバーコード71を、上記バーコードリーダ46(図1の実線)で読み取る。読み取られたバーコード情報は、パーソナルコンピュータ40に入力され、CPU41でデコードされる(部品情報読取工程、ステップ104)。
【0024】
CPU41(情報判別手段)は、このデコード情報についても桁数に基づいて情報判別を行う(情報判別工程、ステップ105)。ここでは、3桁と読み取られ、部品ラベル70の情報であることが判別される。
【0025】
この判別結果を得たCPU41は、メモリ42の対応関係情報(図4)に基づいて、今読み取った部品ラベル70の仕様コードが、先に読み取ったロットラベル31の仕様コードに対応するものであるか否か(第1、第2情報で表された部品仕様が互いに一致しているか否か)を判定する(部品判定工程、ステップ106)。このステップ106において、CPU41は、部品判定手段として機能する。
【0026】
準備作業者が部品12の選定を誤った場合には、ステップ106で仕様不一致との判定がなされる。このときCPU41は、スピーカ45から警告音を出力させるとともに、ディスプレイ44の画面を点滅させる(ステップ110)。このステップ110において、CPU41、ディスプレイ44、及びスピーカ45は、判定結果報知手段として機能する。これによって、準備作業者は、選定を誤ったことを知ることができ、ピックアップした部品12を元の箱20に戻し、選定をやり直すことができる(進退工程の部品供給の撤回動作、ステップ110’)。
【0027】
準備作業者の部品選定が正しくなされていた場合には、ステップ106で仕様一致の判定が得られる。この判定を得たCPU41は、ディスプレイ44に表示された数量を1つ減らす(ステップ107)。準備作業者は、このデイスプレイ表示のカウントダウンによって部品仕様が一致していることを確認することができる。確認後、準備作業者は、その判定対象となった部品12を棚50の決められた位置(矢印aの始端)に置く(進退工程の部品供給の進行動作、ステップ107’)。
ステップ107において、CPU41及びディスプレイ44は、判定結果報知手段として機能する。
【0028】
CPU41は、ステップ107の後、カウントダウン後の数量がゼロか否かを判定する(ロット満了判定工程、ステップ108)。
準備作業者は、ディスプレイ44の表示により、数量がゼロか否かを確認することができる。
【0029】
ゼロでない場合には、準備作業者は、新たな部品12を1つピックアップする。そして、この部品12の部品ラベル70を読み取ることによって、パーソナルコンピュータ40にステップ104以降のステップを実行させる。ステップ107のカウントダウンを確認したときは、その部品12を矢印aに示す所定方向にしたがって前回の部品12に続くように棚50に置く(ステップ107’)。
このように、部品12をピックアップし、パーソナルコンピュータ40に仕様判定させ、箱20に戻したり棚50に置く操作を、ディスプレイ44の表示数量がゼロになるまで反復実行することによって、先頭のロットラベル31に表示されたロットを棚50に並べることができる(図2参照)。
【0030】
ステップ107でディスプレイ44の表示数量がゼロになったときは、ステップ108でゼロと判定される。これによって、CPU41が、ディスプレイ44の背景色をそれまでの白から例えば緑に変更するとともに、1ロットのピックアップが終了した旨のメッセージを表示させる(ロット満了報知工程、ステップ109)。このステップ109において、CPU41及びディスプレイ44は、ロット満了報知手段として機能する。
【0031】
準備作業者は、この報知を参照することによって、次のロットのピックアップ作業に移ることができる。すなわち、上記先頭のロットラベル31を、連票30から切り離し、次のロットラベル31を連票30の先頭に出す。この新たに先頭に来たロットラベル31の情報をパーソナルコンピュータ40に入力しディスプレイ44に表示させた後(ステップ101〜103)、ステップ104以降のステップを反復実行させる。ステップ107’では、先に並べたロットに続けて矢印aの方向に沿って次のロットを並べる(図2参照)。
【0032】
そして、ディスプレイ44の表示数量がゼロになり(ステップ107)、そのロットのピックアップが終了した旨のメッセージが表示される度に(ステップ109)、さらに次のロットラベル31を先頭にし、このロットラベル31に表示されたロットのピックアップを行う。このようにして、図2に示すように、棚50に、複数のロットを矢印aに沿って組み立てに供される順に並べることができる。
なお、切り離したロットラベル31は、対応するロットのうち例えば一番目に棚50に並べた部品12に添付するとよい。
【0033】
作業者がステップ109のロット満了報知を見落として、前のロットと同じ仕様の部品12のラベル70を読み取った場合には、ステップ102で「NO」と判定され、ステップ111に進み、スピーカ45の警告音出力とディスプレイ44の画面点滅が実行され、エラー操作が報知される。ステップ104で部品ラベル70を読み取るべきところ、ロットラベル31を読み取った場合(ディスプレイ44の表示数量がゼロになっていないのに次のロットラベル31を読み取った場合)にも、ステップ105からステップ112に進み、同様の警告動作が実行される。
【0034】
図2に示すように、部品12を並べ終えた棚50は、ロットラベル31の組立ラインコードの記載を参照することによって、所定の組立ラインYに搬送することができる。組立ラインYのコンベア60には、複数仕様の上記仕掛品11がセットされ、流されている。詳細な図示は省略するが、これら仕掛品11も、上記組立計画によるロットごとの組立順番にしたがって並べられている。組立作業者は、ロットラベル31の仕様コード、数量、組立日、及び時間帯の記載を参照しながら、棚50から部品12を矢印aの方向にしたがって1つずつ取り出す。これによって、流れて来た仕掛品11に、対応する仕様の部品12を組み込むことができる。このようにして、組立計画の通りに、アッセンブリ製品10を完成させることができる。
【0035】
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の形態を採用可能である。
例えば、第1情報が、アッセンブリ製品の仕様を表す情報であってもよい。この製品仕様情報は、実質的に部品の仕様を表すことになる。
部品の仕様コードは、第1、第2情報で共通にし、数情報の有無のみで、第1、第2情報を識別してもよく、第1、第2情報を別々の読取装置(第1、第2読取手段)で読み取ってもよい。
棚の棚板にコロを設けたり、棚板を傾斜させたりすることにより、組立ラインで部品をスライドさせて取り出しやすくしてもよい。貯蔵装置は、棚の他、部品を吊り下げ可能なハンガーでもよい。
仕様一致の判定を得た部品を組立ラインに直接供給してもよい。
【0036】
図6のステップ107及びステップ108は、仕様一致の判定が得られた回数をカウントアップし、その回数がロットラベル31から読み取った数量に達しか否かを判定することと等価であり、CPU41は、ステップ107において計数手段として機能し、ステップ108においてロット満了判定手段として機能している。上記カウントアップ方式では、回数がラベル31からの読取数量に達したとき、リセット手段によって計数手段の上記回数をリセットさせる。このリセット動作は、図5のステップ103で、数量表示をゼロから次のロットラベル31の表示数量に上書きするのと等価であり、ステップ103においてCPU41は、上記リセット手段として機能する。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の第1の特徴によれば、作業者が部品の選定を誤った場合にはそれを報知することができ、正しい仕様の部品を組立てに供することができる。
本発明の第2の特徴によれば、1つの読取装置で第1、第2の2つの情報を区別して読み取ることができ、システム構成を簡素化でき、操作を簡単にすることができる。
本発明の第3の特徴によれば、同一の部品仕様を表す第1、第2情報が互いに異なっていても、仕様一致の判定を確実に実行することができる。
本発明の第4の特徴によれば、第1、第2情報を光学的に簡単に読み取ることができる。
本発明の第5の特徴によれば、第1情報をロットごとに読み取ればよいので、工程を少なくすることができる。
本発明の第6の特徴によれば、作業者が部品の選定を誤った場合にはそれを報知することができ、供給すべき順番にしたがって正しい仕様のロットを組立てに供することができる。
本発明の第7の特徴によれば、貯蔵装置に部品を組立順に並べてコンパクトにしたうえで組立ラインに移動させることができ、組立ラインでの部品配置スペースを小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る供給システムの部品準備場所を示す解説図である。
【図2】上記供給システムの組立ラインを示す解説図である。
【図3】上記供給システムで用いる連票の平面図である。
【図4】上記供給システムのメモリに記憶された対応関係情報の一例を示す表である。
【図5】上記供給システムのパーソナルコンピュータの動作を示すフローチャートである。
【図6】上記供給システムのパーソナルコンピュータの動作を示すフローチャートであり、作業者が行う進退工程動作を参考のために破線で示す。
【符号の説明】
X 部品準備場所(読取場所)
Y 組立ライン
10 アッセンブリ製品
12 部品
31 ロットラベル(第1情報媒体)
32 バーコード(第1情報)
40 パーソナルコンピュータ
41 CPU
42 メモリ(記憶手段)
46 バーコードリーダ(第1、第2読取手段、共通の読取装置)
50 棚(貯蔵装置)
70 部品ラベル(第2情報媒体)
71 バーコード(第2情報)
Claims (6)
- 複数仕様のアッセンブリ製品の組立ラインに上記アッセンブリ製品を構成する部品を供給するシステムであって、
組み立てるべきアッセンブリ製品に対応する第1情報媒体から、そのアッセンブリ製品に対応する部品の仕様を実質的に表す第1情報を読み取る第1読取手段と、
供給しようとする部品に添付された第2情報媒体から、その部品の仕様を表す第2情報を読み取る第2読取手段と、
読み取られた第1、第2情報で表された部品仕様が互いに一致しているか否かを判定する部品判定手段と、
上記部品判定手段の判定結果を知らせる判定結果報知手段とを備え、
上記第1情報媒体が、連続して供給されるべき同一仕様の部品からなるロットごとに作成されたロットラベルであり、上記第1情報が、対応するロットに含まれる部品の数の情報を含み、
さらに、上記部品判定手段で仕様が一致していると判定された回数を数える計数手段と、この回数が上記数情報と一致した時、それを報知するロット満了報知手段とを備えたことを特徴とする部品供給システム。 - 上記第1、第2情報には、互いを識別可能な情報が含まれ、上記第1、第2読取手段が、共通の読取装置で構成されており、
この読取装置で読み取った情報が上記第1、第2情報の何れであるかを上記識別情報に基づいて判別する情報判別手段を、さらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の部品供給システム。 - 同一の部品仕様を表す第1情報と第2情報の対応関係の情報を記憶した記憶手段を、さらに備え、
上記部品判定手段が、上記対応関係情報に基づいて上記判定を行うことを特徴とする請求項2に記載の部品供給システム。 - 上記第1、第2情報が、光学的に読み取り可能になっており、上記共通の読取装置が、光学的読取装置であることを特徴とする請求項2に記載の部品供給システム。
- 複数仕様のアッセンブリ製品の組立ラインに上記アッセンブリ製品を構成する部品を供給する方法であって、
(a)同一仕様の部品からなるロットごとに作成されたロットラベルを、ロットを供給すべき順番にしたがって整理するロットラベル整理工程と、
(b)上記整理されたロットラベルのうち先頭のものから、部品の仕様と数量を実質的に表す情報を読取装置で読み取りコンピュータに入力するロット情報読取工程と、
(c)上記ロット情報読取工程の後、供給しようとする部品に添付された部品ラベルから、その部品の仕様を表す情報を上記読取装置で読み取り上記コンピュータに入力する部品情報読取工程と、
(d)上記コンピュータに、上記ロットラベルと部品ラベルから読み込んだ部品仕様どうしが一致しているか否かを判定させ、その判定結果を報知させる部品判定工程と、
(e)一致しているとの判定がなされた部品については上記供給動作を進め、不一致との判定がなされた部品については上記供給動作を撤回する進退工程と、
(f)上記コンピュータに、一致しているとの判定がなされた回数を数えさせ、この回数が上記ロットラベルの数量情報に達したか否かを判定させ、その判定結果を報知させるロット満了判定工程と
を有し、 上記ロット満了判定工程において、達していないとの判定がなされたときは、次に供給しようとする部品に対して上記部品情報読取工程以降の工程を実行し、達したとの判定がなされたときは、上記整理順にしたがって次のロットラベルを先頭にし、上記ロット情報読取工程以降の工程を実行することを特徴とする部品供給方法。 - 上記進退工程において、上記一致しているとの判定を得た部品を、貯蔵装置に予め決められた順に並べて貯蔵することによって、上記供給動作を進め、
その後、上記貯蔵装置を上記組立ラインに搬送し、上記並べ順にしたがって部品を貯蔵装置から取り出して組み立てに供することを特徴とする請求項5に記載の部品供給方法。
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