JP4317631B2 - 測量機の自動焦点装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動焦点合わせ機能を有する測量機に関し、特に自動焦点合わせでは調整し得ない個人差を調整できる様にした測量機の自動焦点装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の測量機は望遠鏡、測角の為の精度の高い光学部品から成る光学機器であった。又、従来の測量機では目標対象物迄直接距離測定を行える機能はなかった為、距離測定については伸びの少ないメタルテープを使用して実施していた。然し、最近の測量機は電子化が進み、測量機自体で距離測定が可能となっていると共に測角についても電子化されてきている。最近の電気的に測距測角を行う測量機はトータルステーションと呼ばれる。
【0003】
測量機に用いられる望遠鏡は高倍率でありながら、非常に高い分解能が要求され、視準目標に対する焦点合わせは、微妙な調整を必要としていた。然し、最近の自動焦点合わせ技術の進歩は著しく、測量機に対しても充分な精度を得られる様になってきたことから、自動焦点装置を搭載するトータルステーションが多くなってきている。
【0004】
図7、図8(A)(B)はオートフォーカスを備えたトータルステーション1での測量を示したものである。
【0005】
与点(既知点)に据付けられたトータルステーション1から求点(測量すべき点)に置かれたポール2及びプリズム3を視準し、測距測角により求点の座標を求める。尚、図示していないが、前記トータルステーション1及びポール2には通常作業者がおり、前記ポール2側の作業者は測量手順に応じて該ポール2を次の求点に移動し、前記トータルステーション1側の作業者は移動先の前記ポール2との距離及び方向角を求める。
【0006】
該ポール2に前記トータルステーション1を向ける。自動焦点装置が作動し、前記ポール2に対して自動焦点合わせが行われ、前記プリズム3の中心を視準することで、移動後の求点との距離及び方向角が測定される。
【0007】
自動焦点装置は、基本的に受光素子上に結像する像によって、光電変換した信号に基づいて焦点合わせの制御を行っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
自動焦点装置は自動的に測定対象物に合焦することが可能である為、便利であるが、その反面一律的に測定位置に合焦する為に問題がある。人間の目にはそれぞれ違いや個性があり、見やすい合焦位置がある。手動の合焦装置では、作業者の好みの位置に合焦することができるが、機械により行われる合焦では、個人差は反映されない為、人によっては見にくい、或は焦点合わせが不充分であると感じる場合がある。
【0009】
従来の自動焦点装置では手動の焦点合わせ機構を具備しているものもあるが、従来のものは自動機械式であり、自動焦点装置と手動の焦点装置とが別機構となっており、2系統の焦点合わせ機構を必要とする。更に、自動焦点合わせと手動焦点合わせとでは機構の切換えが必要となり、切換えの為の複雑機構を必要とする等構造が複雑となり、製作コストが増大する。又、複雑な機構の為に故障が多くなる等の問題があった。
【0010】
本発明は斯かる実情に鑑み、手動の焦点合わせが行える簡潔な測量機の自動焦点装置を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、焦点位置を調整可能な対物レンズ部と、該対物レンズ部の焦点位置を変更する駆動部と、該駆動部を制御する合焦制御部とを有し、該合焦制御部が自動合焦制御部と手動合焦制御部とを具備し、前記自動合焦制御部と手動合焦制御部のいずれかにより択一的に前記駆動部を駆動する様構成した測量機の自動焦点装置に係り、又光電変換部と、該光電変換部上に測定対象物からの入射光を導く結像光学系と、該結像光学系の集光状態を変更する駆動部と、手動合焦入力部と、前記光電変換部からの出力に基づいて前記駆動部を駆動して前記光電変換部上に測定対象物の像を結像させる自動合焦制御部と、前記手動合焦入力部からの信号により前記駆動部を駆動する手動合焦制御部とを具備する測量機の自動焦点装置に係り、又距離表示部を具備する表示部を具備し、測定目標物迄の概略の距離を表示可能な測量機の自動焦点装置に係り、又集光状態を検出する検出手段を具備し、該検出手段から求められる集光状態から、測定対象物迄の距離を演算し、演算結果が前記距離表示部に表示される測量機の自動焦点装置に係り、又前記検出手段が前記駆動部に設けられたエンコーダである測量機の自動焦点装置に係るものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態を説明する。
【0013】
図1はトータルステーション1を示すものであり、三脚(図示せず)に基台部5を介して架台6が載設され、該架台6には視準望遠鏡部7が支持されている。前記基台部5は整準螺子8を有し、該整準螺子8により前記架台6が水平となる様に整準が行われる。又、前記架台6は鉛直軸心を中心に回転可能であり、前記視準望遠鏡部7は水平軸心を中心に回転可能である。前記架台6には手動の焦点合わせ摘み9が設けられ、又操作表示部26が設けられている。該操作表示部26は表示部27、操作キー28を有し、測距、測角で自動焦点合わせを行う場合、手動の焦点合わせを行う場合に、トータルステーション1に作業条件等を前記操作キー28により入力し、更に測距、測角の測定結果等が前記表示部27に表示される。
【0014】
前記操作表示部26を図2により、更に説明する。
【0015】
前記表示部27には測定対象物迄の距離の概略を表示する距離表示部27aが設けられ、該距離表示部27aは上下に長い棒状であり、下端が0、上端が∞の距離となっており、測定対象物の位置は前記距離表示部27aに表示される横線の位置によって表示される。前記操作キー28はテンキー部28a、機能選択キー部28bを有し、該機能選択キー部28bでは測距モード、或は自動焦点モード、手動焦点モード等の機能を選択する。
【0016】
前記焦点合わせ摘み9について図3により説明する。
【0017】
該焦点合わせ摘み9は粗調ダイアル摘み31、微調ダイアル摘み32が組合わされたものであり、前記粗調ダイアル摘み31は焦点合わせ摘み9の外輪として回転自在に設けられ、前記微調ダイアル摘み32は前記粗調ダイアル摘み31の内側に回転自在に設けられている。前記粗調ダイアル摘み31はポテンショメータ(後述)に連結され、前記微調ダイアル摘み32はロータリエンコーダ(後述)に連結されている。
【0018】
図4に於いて、前記トータルステーション1が具備する自動焦点装置について説明する。
【0019】
対物レンズ部11と、ビームスプリッタ12と、焦点板13と、接眼レンズ部14とが同一光軸上に配設され、結像光学系を構成し、該結像光学系は前記視準望遠鏡部7に収納される。前記ビームスプリッタ12の分割光軸上には前記焦点板13と共役の位置にリニアセンサ15が配置されている。該リニアセンサ15には演算処理手段16が電気的に接続され、前記対物レンズ部11には自動焦点合わせの駆動部17が連結されている。
【0020】
前記対物レンズ部11は、前記ポール2のパターンの像を形成する為のものであり、対物レンズ18とインタナルレンズ19とから構成されており、該インタナルレンズ19を前記駆動部17により光軸に沿って移動させることでポール2、プリズム3の像を前記焦点板13、リニアセンサ15に焦点を合わせることができる。
【0021】
前記ビームスプリッタ12は、光を前記接眼レンズ部14方向と、前記リニアセンサ15方向に分割させる為のものである。前記接眼レンズ部14は、測量者が前記ポール2を目視する為のものである。前記焦点板13には視準軸に対する十字線が描かれ、該焦点板13に視準像が結像される。十字線の交点に像の中心を一致させることにより視準方向となる。更に、前記焦点板13の前には図示しないが、反射ミラー又はプリズム構成される正立光学系が置かれている。
【0022】
前記リニアセンサ15はパターン検出部及び光電変換部に該当するもので、前記対物レンズ部11によって形成された視準目標のパターン像を電気信号に変換する。検出信号に基づいてレベル検出及び自動焦点合わせを行う。前記リニアセンサ15は、例えばCCDリニアセンサであり、又フォトダイオード等の受光素子を一次元的に配置したリニアイメージセンサであれば、何れのセンサも採用することができる。尚、図4に於けるリニアセンサ15は水平となる様に配置されている。
【0023】
前記演算処理手段16は、記憶部21、画像取込み制御部22、基準信号形成部23、演算部24、自動合焦制御部25から主に構成され、前記演算部24には前記操作表示部26及び手動合焦制御部33が接続されている。前記自動合焦制御部25は前記演算部24からの制御信号に基づき前記駆動部17を駆動し、前記手動合焦制御部33は前記焦点合わせ摘み9から入力される合焦信号を基に前記駆動部17を駆動する。
【0024】
前記演算部24は前記操作表示部26からの自動合焦モード、手動合焦モード選択信号により、前記自動合焦制御部25からの信号を有効にするか、或は前記手動合焦制御部33からの信号を有効にするかを決定する。或は、前記手動合焦制御部33からの信号が入力された場合、該手動合焦制御部33からの信号を有効とし、該手動合焦制御部33からの信号が途絶えて所定時間経過後は前記自動合焦制御部25からの信号が有効であるとする様にしてもよい。又、前記リニアセンサ15からの信号は前記演算部24に入力され、合焦作用のフィードバック信号として利用される。
【0025】
前記駆動部17は、前記演算処理手段16の演算結果に基づき、インタナルレンズ19を所定量移動させる為のものである。本実施の形態では、前記駆動部17のモータとして円弧モータが採用されているが、超音波モータ等の様にインタナルレンズ19を往復移動させることができるものであれば、何れの駆動手段も採用することができる。尚、前記駆動部17にはエンコーダ20が取付けられ、モータの回転量即ち前記インタナルレンズ19の移動量が検出される様になっている。
【0026】
前記演算処理手段16の各機能を説明すると、前記演算部24は前記リニアセンサ15からの信号の取込みを制御し、取込んだ信号は前記記憶部21に記憶させる。又、該記憶部21に記憶された信号の内、焦点合わせに必要な範囲部分のみの信号が前記基準信号形成部23に入力される様に前記画像取込み制御部22を制御する。前記基準信号形成部23は前記画像取込み制御部22から入力された信号を基に合焦状態を示す基準信号を形成する。即ち、前記画像取込み制御部22からの出力信号を微分し、立上がり、立下がりエッジから前記基準信号を形成する。
【0027】
該基準信号を基に前記演算部24は前記自動合焦制御部25に合焦指令信号を発し、該自動合焦制御部25は前記駆動部17を駆動して、前記リニアセンサ15上に像が結像する様に前記駆動部17を介してインタナルレンズ19を光軸に沿って前後に移動させる。又、前記演算部24は前記基準信号形成部23からの信号に基づき、前記リニアセンサ15上の像のエッジ、コントラストが最も高い位置を検知して合焦させる様になっている。
【0028】
尚、本実施の形態では、オートフォーカスにコントラスト方式を採用しているが、この方式に限定されることなく、他の方式でもよい。
【0029】
更に、前記合焦状態、合焦途中のインタナルレンズ19の位置は前記エンコーダ20により検出され、該エンコーダ20の検出信号は前記演算部24に入力される。前記エンコーダ20からの位置検出信号に基づき前記演算部24は焦点合わせ範囲を決定し、決定された焦点合わせ範囲に対応させ前記画像取込み制御部22に取込み範囲の指令信号を発する。而して、前記エンコーダ20、演算部24、画像取込み制御部22は焦点合わせ範囲決定手段を構成する。
【0030】
前記対物レンズ部11から入射した入射光は、前記ビームスプリッタ12で分割され、前記リニアセンサ15に集光する。
【0031】
前記ポール2迄の概算の距離を作業者が前記操作表示部26より演算部24に入力してもよいし、又該演算部24が合焦作動開始時の前記エンコーダ20からの位置信号を取込み、ポール2迄の距離を演算してもよい。この距離の演算結果は、前記距離表示部27aに表示される。
【0032】
前記ポール2迄の距離に応じ、合焦開始時の前記リニアセンサ15の焦点合わせ範囲を決定し、前記画像取込み制御部22に取込み範囲の指令信号を発する。該画像取込み制御部22は指令信号に基づき前記記憶部21から所定範囲の画像信号を取込み前記基準信号形成部23に出力する。
【0033】
前記手動合焦制御部33について図5により説明する。
【0034】
前記粗調ダイアル摘み31(図3参照)は、ポテンショメータ35に連結され、+Vボルト、−Vボルトの電源(図示せず)に接続される。前記ポテンショメータ35の出力は前記粗調ダイアル摘み31の回転角に比例して決定され、ポテンショメータ35の出力は、比較器36を介して、及びV/F変換器37を介して正逆判定回路38に接続される。
【0035】
前記V/F変換器37は、入力された電圧の絶対値に比例した周波数のパルスを出力する。前記比較器36は、入力電圧が正か負であるかを判定し、V/F変換器37の出力を正転パルスにするか負転パルスにするかの指示信号を正逆判定回路38に出力する。該正逆判定回路38の正転パルス出力及び負転パルス出力は、それぞれゲート回路39,41に接続される。該ゲート回路39,41の出力は、パルスモータドライバ42に接続され、該パルスモータドライバ42の出力は合焦パルスモータ43に接続される。該合焦パルスモータ43は減速器等所要の機構を介して前記インタナルレンズ19に連結される。前記パルスモータドライバ42、合焦パルスモータ43により前記駆動部17(図4参照)が構成される。
【0036】
前記微調ダイアル摘み32(図3参照)は、ロータリエンコーダ44に連結され、該ロータリエンコーダ44は90°位相の異なった2相を出力するロータリエンコーダであり、前記ロータリエンコーダ44からの2相の出力は正逆判定回路45に入力される。該正逆判定回路45の正転パルス出力及び負転パルス出力は、それぞれ前記ゲート回路39,41に入力される。
【0037】
先ず、ポテンショメータ35が回転されて、粗調整が行われる。
【0038】
粗調ダイアル摘み31が一定角度回転されると、前記ポテンショメータ35はその回転方向、回転角度に比例した電圧を発生し、電圧は前記比較器36、V/F変換器37、正逆判定回路38でパルス化され、正転パルス又は負転パルスが合焦パルスモータ43に供給され、前記粗調ダイアル摘み31の回転角度に比例した速度で前記合焦パルスモータ43が回転し続ける。
【0039】
粗調整が完了し、微調整を行うには前記微調ダイアル摘み32を回転する。前記ロータリエンコーダ44は微調ダイアル摘み32の回転角に比例したパルス数を発し、回転方向に対応した位相のパルスを発し、前記パルスモータドライバ42に与える。該パルスモータドライバ42はパルス数分、位相で決定される方向に前記合焦パルスモータ43を回転する。
【0040】
上述した様に、手動で焦点合わせを行う場合は、前記機能選択キー部28bにより、手動合焦モードを選択する。或は、演算部24に自動/手動切替え機能を設定し、前記手動合焦制御部33から信号が入力した時は手動合焦制御部33からの信号を優先させる様にしてもよい。
【0041】
尚、手動合焦モードから自動合焦モードへの復帰は、前記手動合焦制御部33からの信号が所定時間前記演算部24に入力しない場合に、自動的に自動合焦モードに切替る様になっている。又、自動合焦モードで焦点合わせ作動が完了した後所定時間経過後、自動合焦モードに切替る様にしてもよい。
【0042】
上記手動合焦制御部33では、粗調ダイアル摘み31がポテンショメータであって、微調ダイアル摘み32がロータリエンコーダであったが、粗調ダイアル摘み31がロータリエンコーダであって、微調ダイアル摘み32がポテンショメータであってもよい。尚、前記焦点合わせ摘み9を省略し、操作表示部26に焦点合せ操作キー28cを設け、該焦点合わせ操作キー28cにより、手動の焦点合せを行ってもよい。
【0043】
図6を参照して自動合焦作用について説明する。
【0044】
STEP1で前記画像取込み制御部22からの画像信号に基づき、前記基準信号形成部23がコントラストの演算を行う。演算結果は基準信号として前記演算部24に出力される。
【0045】
STEP2では前記演算部24がコントラストの値が一定の値(しきい値)以上であるかどうかが判断される。STEP2でコントラストがしきい値に達していない場合には、STEP3に進み、前記演算部24が自動合焦制御部25に合焦指令信号を発し、前記駆動部17を駆動して前記インタナルレンズ19を移動させる。STEP3では該インタナルレンズ19を無限遠から近距離の方向に向かって、スキャン(粗測定)を開始する。
【0046】
STEP4では前記演算部24がコントラストのピーク値を検出する。これはコントラストの山の頂点を検出することにより、コントラストのピークを検出している(山登り法)。
【0047】
更に、STEP5では、演算部24が前記ピーク値がしきい値以上であるか否かを判断する。そして、STEP5で、一定の値に達していない場合には、STEP6に進み、前記演算部24がインタナルレンズ19を更に近距離の方向に向かってスキャン(粗測定)を続行する。
【0048】
STEP7ではピーク値のレンズの位置が前記エンコーダ20からの信号により求められる。レンズの位置により、前記ポール2迄の距離が前記演算部24により演算され、演算された結果により、自動焦点合わせ範囲が決定され、前記画像取込み制御部22は決定された取込み範囲の画像信号を前記基準信号形成部23に出力する。又、前記ポール2迄の距離は前記距離表示部27aに表示される。
【0049】
決定された取込み範囲については前記表示部27に焦点合わせ範囲として表示する。又、前記焦点板13に液晶表示板を使用し、該液晶表示板に焦点合わせ範囲を表示させても良い。尚、表示板には視準十字線が描かれている為、焦点合わせ範囲を同時に表示させると複雑となることから、前記操作キー28の操作により必要がある時のみ表示する様にしてもよい。
【0050】
尚、STEP2で、コントラストの値がしきい値に達している場合には、スキャンの必要がないので、STEP7に進む。同様にSTEP5でコントラストの値がしきい値に達している場合にも、スキャンの必要がないので、STEP7に進む様になっている。この結果、合焦動作に要する時間を飛躍的に短くすることができる。仮に、しきい値を標尺のコントラストの値に設定しておくと、標尺への合焦動作が短くなり作業時間が短縮される。
【0051】
そしてSTEP8では、粗測定で検出したコントラストのピークの位置迄、前記演算部24が前記自動合焦制御部25を介して前記駆動部17を駆動し、前記インターナルレンズ19を移動させる。この位置決めには、前記エンコーダ20の検出信号が利用される。
【0052】
STEP9ではコントラストのピークの位置近傍で低速で緻密なスキャン(精測定)を行う。又、STEP9では焦点合わせ範囲が視野中の対象物の大きさに適した大きさとなっているので、背景のノイズが少なくなり、コントラストも大きくなることも相俟って精度の高いピーク検出を行うことができる。
【0053】
STEP9のスキャン(精測定)が完了すると、STEP10に進み、コントラストのピークの位置を正確に検出することができる。
【0054】
更にSTEP11では、STEP10で検出したコントラストのピークの位置に基づき、前記演算部24が前記自動合焦制御部25を介して前記駆動部17を駆動し、前記インタナルレンズ19を移動させ、自動合焦が完了する。尚、この位置決めにも前記エンコーダ20の検出信号が利用される。
【0055】
尚、対象物がプリズム3である場合で、対象物迄の測距が可能な場合は、測距結果を基に前記焦点合わせ範囲を決定する様にしてもよい。尚、この場合も測距結果は前記距離表示部27aに表示される。更に、焦点合わせ範囲は作業者が前記視準望遠鏡部7により、前記ポール2を視準し、望遠鏡視野中の像の大きさに応じて手動により選択してもよい。
【0056】
更に、焦点合わせ範囲決定手段に於いて、前記エンコーダ20からの信号を利用したが、画像信号をスキャンした場合、画像の両エッジでそれぞれピーク値が得られるので、ピーク値の間隔により対象物の大きさを判断し、対象物の大きさに応じて焦点合わせ範囲29を決定してもよい。
【0057】
尚、上記実施の形態では、自動焦点合わせと、手動焦点合わせとを独立して行う様にしたが、自動による焦点合わせ完了後続いて手動による焦点合わせを行った場合、自動と手動の偏差を前記演算処理手段16が記憶する様にし、次回の自動合焦動作では前記偏差分を含む様にしてもよい。
【0058】
【発明の効果】
以上述べた如く本発明によれば、自動焦点合わせ完了後作業者の目の状態に最適となる様に、手動により焦点合せが行えるので、快適な作業が行えると共に、焦点合わせ精度が向上し、更に焦点合わせ機構については自動/手動が共用となるので、構造が簡単になると共に製作コストが低減できるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る測量機の自動焦点装置の正面図である。
【図2】該測量機の自動焦点装置の操作表示部の正面図である。
【図3】手動で焦点合せを行う場合に使用される焦点合わせ摘みの斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態を示すブロック構成図である。
【図5】該実施の形態に於ける手動合焦制御部のブロック図である。
【図6】同前本発明の実施の形態の作用を示すフローチャートである。
【図7】トータルステーションによる求点測定の状態を示す説明図である。
【図8】(A)(B)は望遠鏡視野と対象物の大きさとの関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 トータルステーション
2 ポール
3 プリズム
7 視準望遠鏡部
9 焦点合わせ摘み
11 対物レンズ部
12 ビームスプリッタ
13 焦点板
15 リニアセンサ
16 演算処理手段
17 駆動部
20 エンコーダ
23 基準信号形成部
24 演算部
25 自動合焦制御部
26 操作表示部
33 手動合焦制御部

Claims (5)

  1. 光電変換部と、該光電変換部上に測定対象物からの入射光を導く結像光学系と、該結像光学系の集光状態を変更する駆動部と、手動合焦入力部と、自動合焦モードとして前記光電変換部からの出力に基づいて前記駆動部を駆動して前記光電変換部上に測定対象物の像を結像させる自動合焦制御部と、前記手動合焦入力部からの信号により前記駆動部を駆動する手動合焦制御部と、前記自動合焦モードの際に前記手動合焦入力部からの信号の入力が有った場合に手動合焦モードとする演算部とを具備することを特徴とする測量機の自動焦点装置。
  2. 距離表示部を具備する表示部を具備し、測定対象物迄の概略の距離を表示可能な請求項1の測量機の自動焦点装置。
  3. 集光状態を検出する検出手段を具備し、該検出手段から求められる集光状態から、測定対象物迄の距離を演算し、演算結果が前記距離表示部に表示される請求項2の測量機の自動焦点装置。
  4. 前記演算部は、前記手動合焦モードが有効となった後、前記手動合焦入力部からの信号が途絶えて所定時間経過後に前記自動合焦モードを有効とする請求項3の測量機の自動焦点装置。
  5. 前記演算部は、自動による焦点合わせ完了後続いて手動による焦点合わせを行った場合、自動と手動の偏差を記憶し、再度自動合焦モードが有効となった際に、前記偏差を含む様に自動合焦動作を制御し、自動合焦モードに作業者の個人差が反映される様にした請求項4の測量機の自動焦点装置。
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