JP4316126B2 - 視覚入力供給装置、信号獲得装置および画像撮影装置 - Google Patents
視覚入力供給装置、信号獲得装置および画像撮影装置 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、視覚入力供給装置、信号獲得装置および画像撮影装置に関し、特に、体軸方向と概ね直交する方向に視覚を持つ生命体に視覚入力を供給する装置、そのような視覚入力供給装置を備えた信号獲得装置および画像撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
磁気共鳴撮影(MRI:Magnetic Resonance Imaging)装置では、マグネットシステム(magnet system)の内部空間、すなわち、静磁場を形成した撮影空間に撮影対象を搬入し、勾配磁場および高周波磁場を印加して撮影対象内に磁気共鳴信号を発生させ、その受信信号に基づいて断層像を生成(再構成)する。
【0003】
撮影空間内では、撮影対象はマグネットシステムの内壁と対面する姿勢をとるので、視野が遮られて閉塞感が生じる。そこで、閉塞感を緩和するため、撮影対象の眼前に反射鏡を設け、マグネットシステムの出入口を通して外部の様子を目視可能にしている。あるいは、顔面に装着するフェースマウントディスプレー(face mount display)を用い、光ファイバー(optical fiber)を通じて供給した映像を見せるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
反射鏡で得られる外部の光景は、マグネットシステムの出入口を通して得られるものであるから視野が狭く、閉塞感を解消するにはほど遠い。また、フェースマウントディスプレーは、光ファイバーで映像を供給するものであるから精緻な構成を必要とし高価である。
【0005】
そこで、本発明の課題は、壁と対面する場合の閉塞感を解消する簡素な構成の視覚入力供給装置、そのような視覚入力供給装置を備えた信号獲得装置および画像撮影装置を実現することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1)上記の課題を解決するための1つの観点での発明は、視覚に対する入力が供給される対象を収容する空間において前記対象の頭頂と対向する半透明の板と、前記板に前記対象とは反対側から視覚に対する入力を投影する投影手段と、前記対象の視線を前記板に向かわせる視線規制手段とを具備することを特徴とする視覚入力供給装置である。
【0007】
この観点での発明では、視覚に対する入力が供給される対象の頭頂側に位置する半透明板に視覚入力を投影するとともに、視線規制手段を介して半透明板に視線を向かわせる。半透明板に投影された視覚入力が視野の大部分を占めることにより、収容空間における閉塞感が解消する。また、半透明板に投影した視覚入力を見せる方式であるから装置の構成が簡素である。
【0008】
(2)上記の課題を解決するための他の観点での発明は、信号獲得対象を収容する空間を有する信号獲得手段と、前記空間において前記対象の頭頂と対向する半透明の板と、前記板に前記対象とは反対側から視覚に対する入力を投影する投影手段と、前記対象の視線を前記板に向かわせる視線規制手段とを具備することを特徴とする信号獲得装置である。
【0009】
この観点での発明では、信号獲得対象の頭頂側に位置する半透明板に視覚入力を投影するとともに、視線規制手段を介して半透明板に視線を向かわせる。半透明板に投影された視覚入力が視野の大部分を占めることにより、収容空間における閉塞感が解消する。また、半透明板に投影した視覚入力を見せる方式であるから装置の構成が簡素である。
【0010】
(3)上記の課題を解決するための他の観点での発明は、撮影対象を収容する空間を有する画像撮影手段と、前記空間において前記対象の頭頂と対向する半透明の板と、前記板に前記対象とは反対側から視覚に対する入力を投影する投影手段と、前記対象の視線を前記板に向かわせる視線規制手段とを具備することを特徴とする画像撮影装置である。
【0011】
この観点での発明では、撮影対象の頭頂側に位置する半透明板に視覚入力を投影するとともに、視線規制手段を介して半透明板に視線を向かわせる。半透明板に投影された視覚入力が視野の大部分を占めることにより、収容空間における閉塞感が解消する。また、半透明板に投影した視覚入力を見せる方式であるから装置の構成が簡素である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は実施の形態に限定されるものではない。図1に磁気共鳴撮影装置のブロック(block)図を示す。本装置は本発明の実施の形態の一例である。本装置の構成によって、本発明の装置に関する実施の形態の一例が示される。
【0013】
図1に示すように、本装置はマグネットシステム(magnet system)11を有する。マグネットシステム11は主磁場コイル部101および勾配コイル部105を有する。これら各コイル部は概ね円筒状の形状を有し、互いに同軸的に配置されている。マグネットシステム11のボア(bore)の方向は垂直方向となっている。そこで、これを縦型ボアマグネットシステムという。
【0014】
マグネットシステム11の概ね円柱状の内部空間に、撮影対象である被験者31が座席43に着座して搬入される。概ね円柱状の内部空間の中心軸の方向は垂直方向となる。なお、内部空間の形状は円柱状に限るものではなく、適宜の形状の横断面を持つ柱状空間であって良い。座席43に着座することにより被験者31は上体を立てた状態となる。被験者31が着座した座席43は座席駆動部111で駆動され垂直方向に進退する。
【0015】
この図には示さないが、マグネットシステム11は被験者31の視覚に対する入力を供給するための視覚入力供給装置を備えている。視覚入力供給装置については後にあらためて説明する。
【0016】
被験者31の頭部は、座席43の背もたれ部分の上部に取り付けられたRFコイル(radio frequency coil)部33の中に収容されている。RFコイル部33は、例えばTEMレゾネータ(transverse electromagnetic mode resonator)型のRFコイルを用いて構成される。RFコイル部33も概ね円筒状の形状を有し、マグネットシステム11の内部空間に主磁場コイル部101および勾配コイル部105と同軸的に配置される。
【0017】
主磁場コイル部101はマグネットシステム11の内部空間に静磁場を形成する。主磁場コイル部101は例えば超伝導コイルを用いて構成される。なお、超伝導コイルに限らず常伝導コイル等を用いて構成しても良いのはもちろんである。
【0018】
勾配コイル部105は静磁場強度に勾配を持たせるための勾配磁場を生じる。発生する勾配磁場は、スライス(slice)勾配磁場、リードアウト(read out)勾配磁場およびフェーズエンコード(phase encode)勾配磁場の3種であり、これら3種類の勾配磁場に対応して勾配コイル部105は図示しない3系統の勾配コイルを有する。
【0019】
RFコイル部33は静磁場空間に被験者31の体内のスピン(spin)を励起するための高周波磁場を形成する。高周波磁場を形成することをRF励起信号の送信という。RF励起信号の送信は、RFコイル部33とは別の送信専用のRFコイルで行うようにしても良い。RFコイル部33は、また、励起されたスピンが生じる電磁波すなわち磁気共鳴信号を受信する。
【0020】
勾配駆動部131は勾配コイル部105に駆動信号を与えて勾配磁場を発生させる。勾配駆動部131は、勾配コイル部105における3系統の勾配コイルに対応する図示しない3系統の駆動回路を有する。RF駆動部141はRFコイル部33に駆動信号を与えてRF励起信号を送信し、被験者31の体内のスピンを励起する。データ収集部151はRFコイル部33が受信した受信信号を取り込み、それをディジタルデータ(digital data)として収集する。
【0021】
座席駆動部111、勾配駆動部131、RF駆動部141およびデータ収集部151は制御部161によって制御される。マグネットシステム11、座席駆動部111、勾配駆動部131、RF駆動部141、データ収集部151および制御部161からなる部分は、本発明における信号獲得手段の実施の形態の一例である。
【0022】
データ収集部151の出力信号はデータ処理部171に入力される。データ処理部171は、データ収集部151から取り込んだデータを図示しないメモリ(memory)に記憶する。メモリ内にはデータ空間が形成される。データ空間は2次元フーリエ(Fourier)空間を構成する。データ処理部171は、これら2次元フーリエ空間のデータを2次元逆フーリエ変換して被験者31の頭部の断層像を再構成する。
【0023】
データ処理部171は制御部161の上位にあってそれを統括する。表示部181は、データ処理部171から出力される再構成画像および各種の情報を表示する。操作部191は操作者によって操作され、各種の指令や情報等をデータ処理部171に入力する。
【0024】
マグネットシステム11、座席駆動部111、勾配駆動部131、RF駆動部141、データ収集部151、制御部161、データ処理部171、表示部181および操作部191からなる部分は、本発明における画像撮影装置手段の実施の形態の一例である。
【0025】
図2および図3に、マグネットシステム11の外観を待機状態にある被験者31とともに示す。図2は斜視図、図3は一部を断面で表した側面図である。同図に示すように、マグネットシステム11は、床面FLに設けられた四本の支柱13によって支持されている。
【0026】
マグネットシステム11の下の床面FLには、ピット(pit)21が設けられている。ピット21内には、床面から下る階段51が設けられている。被験者31が着座した座席43は、座席昇降機構41によりピット21の底まで降下した状態にある。座席43および座席昇降機構41は非磁性材料を用いて構成される。
【0027】
被験者31の前には、楽器等のキーボード(keyboard)45が設置されている。キーボード45は撮影時に被験者31に操作させるものである。キーボード45は座席と一体化されている。なお、被験者31に操作させるものは楽器等のキーボードに限るものではなく、実験の目的に応じて、例えば情報機器のキーボードやその他の操作具であって良い。
【0028】
また、筆記具、工具等、手で操作する各種の器具であって良い。そのような器具を手で操作する場合は、キーボード45を平板で置き換える。平板は作業台として機能する。以下、キーボードの例で説明するが、作業台の場合も同様になる。なお、実験の目的によっては足で操作する器具を用いるようにしても良い。
【0029】
支柱13のうちの1つには、操作者35が操作する昇降操作スイッチ(switch)47が設けられている。昇降操作スイッチ47は操作部191の一部を構成する。昇降操作スイッチ47の操作に基づく指令は、データ処理部171および制御部161を通じて座席駆動部111に与えられる。なお、昇降操作スイッチ47の信号は座席駆動部111に直接与えるようにしても良い。
【0030】
座席駆動部111は、指令に応じて座席昇降機構41を介して座席43を昇降させる。すなわち、撮影時には図4に示すように座席43を上昇させて被験者31をRFコイル部33とともに撮影空間に搬入し、撮影終了が終了したら図1および図2に示した待機位置まで下降させる。
【0031】
図5に、撮影時のマグネットシステム11と被験者31およびRFコイル部33の相互関係を、視覚入力供給装置とともに示す。同図に示すように、被験者31の頭部およびRFコイル部33が、マグネットシステム11の中心すなわちマグネットセンタ(magnet center)の撮影領域に位置する。
【0032】
マグネットシステム11の内部空間には、RFコイル部33の上部に近接して投影板71が設けられている。投影板71は被験者31から見て頭頂側に位置する。投影板71は半透明の材料で構成される。そのような材料として、例えば半透明のプラスチック(plastics)や磨りガラス(glass)等が用いられる。投影板71は、本発明における半透明の板の実施の形態の一例である。
【0033】
投影板71はマグネットシステム11のボアの内周に適合する外周を有し、図示しない適宜の支持手段により、ボア内の所定の位置に設置される。投影板71はマグネットシステム11の内部空間を上下に仕切るものとなる。
【0034】
投影板71の外周とボアの内周の隙間を塞ぐことによりことにより、仕切りを完全なものにすることができ、それによって、勾配コイル部105の駆動時に発生する騒音のうち、マグネットシステム11の上半分で発生する騒音を被験者31側に伝わりにくくすることができる。
【0035】
投影板71には、投影機73から出射された視覚入力が反射鏡75を介して被験者31とは反対側から投影される。投影機73および反射鏡75からなる部分は、本発明における投影手段の実施の形態の一例である。投影機73としては、例えばビデオプロジェクタ(video projector)等が用いられる。
【0036】
投影板71が半透明であることにより、投影された視覚入力は投影板71の裏面すなわちRFコイル部33側の面に現出する。RFコイル部33の内面には、被験者31の眼前に相当する位置に反射鏡77が設けられている。反射鏡77は被験者31の視線を投影板71に向けさせる。これによって、被験者31は反射鏡77を介して投影板71の裏面に現出する視覚入力を見ることになる。
【0037】
なお、反射鏡77は眼鏡のように被験者31の顔に装着するようにしても良い。反射鏡77は本発明における視線規制手段の実施の形態の一例である。投影機73、反射鏡75、投影板71および反射鏡77からなる部分は、本発明の視覚入力供給装置の実施の形態の一例である。
【0038】
投影機73は制御部161によって制御され、予め定められた視覚入力を投影板71に投影する。視覚入力としては、例えば写真、絵画、色彩、図形、文字等の映像あるいはボア内を照明する光、または、それらを組み合わせたものを静止画像ないし動画像として投影する。なお、映像はマグネットシステム11の外部の状況を撮影したライブ(live)映像であって良い。
【0039】
視覚入力は目的に適合したものが用いられる。被験者31の慰安を目的とする場合は、例えば写真や絵画等の映像が映写される。被験者31の脳機能を撮影する場合は、意図した視覚的刺激を与えるための写真、絵画、色彩、図形、文字等の映像が用いられる。ボア内を照明するときは均一な光が用いられる。被験者31の不安を解消するためには、マグネットシステム11の外部状況を示すライブ画像を映写する。
【0040】
投影板71が被験者31の頭頂近くにあることにより、被験者31の視野の大部分は視覚入力によって占められる。視覚入力は投影機73が投影する映像等であって、マグネットシステム11の物理的構造とは無関係なものであるから、それを見ている被験者31は、マグネットシステム11の内部空間にあっても閉塞感を感じることがない。すなわち、被験者31の閉塞感を除去することができる。また、被験者31に視覚入力を供給する装置は、投影機73、反射鏡75、半透明の投影板71および反射鏡77からなる構成の簡素なものとなる。
【0041】
投影板71に投影する映像は、例えば図6に示すように、CCDカメラ(Charge Coupled Device camera)81で撮影した被験者31の手元の映像であって良い。CCDカメラ81は、本発明における映像撮影手段の実施の形態の一例である。CCDカメラ81で撮影した映像は、映像処理部83で所定の映像処理を施した上で投影機73で投影される。映像処理部83、投影機73および反射鏡75からなる部分は、本発明における投影手段の実施の形態の一例である。
【0042】
映像処理部83では、被験者31への視覚入力が、あたかも被験者31が自ら手元を見ているかのような映像となるように、映像の上下および(または)左右の向きの調節を行う。これによって、被験者31がキーボード操作を正しく行うことが容易になる。
【0043】
CCDカメラ81で撮影する映像は、図7に示すように、鏡85に映した手元の映像すなわち鏡像であって良い。このようにすることにより、CCDカメラ81を、図6に示したものよりも磁場から遠ざけることができ、CCDカメラ81の動作が磁場に及ぼす影響および(または)磁場がCCDカメラ81に及ぼす影響を軽減することができる。
【0044】
鏡75およびCCDカメラ81からなる部分は、本発明における鏡像撮影手段の実施の形態の一例である。映像処理部83、投影機73および反射鏡75からなる部分は、本発明における投影手段の実施の形態の一例である。
【0045】
この装置においても、映像処理部83は被験者31への視覚入力が、あたかも被験者31が自ら手元を見ているかのような映像となるように、映像の上下および(または)左右の向きの調節を行う。これによって、被験者31が正しいキーボード操作を行うことが容易になる。
【0046】
鏡85は、図8に示すように、キーボード45と対向するマグネットシステム11の端面に取り付け、鏡85に映した手元の映像を、キーボード45の手元とは反対側に設けたCCDカメラ81で撮影するようにしても良い。
【0047】
このような鏡85とCCDカメラ81の配置は、鏡85が被験者31の手の動作の邪魔にならない点で図7に示した配置よりも好ましい。また、CCDカメラ81が被験者31の手の動作の邪魔にならない点で図6に示した配置よりも好ましい。
【0048】
本装置の動作を説明する。操作者35は、先ず、ピット21内に下降している座席43に被験者31を着席させ、その頭部をRFコイル部33内に収容する。次に、スイッチ47を操作して座席昇降機構41を作動させ、座席43を上昇させ、図5に示した撮影位置まで搬送する。
【0049】
次に、操作者35は操作部191を操作して撮影を開始する。撮影は制御部161による制御の下で進行する。図9に、磁気共鳴撮影に用いるパルスシーケンス(pulse sequence)の一例を示す。このパルスシーケンスは、スピンエコー(SE:Spin Echo)法のパルスシーケンスである。
【0050】
すなわち、(1)はSE法におけるRF励起用の90°パルスおよび181°パルスのシーケンスであり、(2)、(3)、(4)および(5)は、同じくそれぞれ、スライス勾配Gs、リードアウト勾配Gr、フェーズエンコード勾配GpおよびスピンエコーMRのシーケンスである。なお、90°パルスおよび181°パルスはそれぞれ中心信号で代表する。パルスシーケンスは時間軸tに沿って左から右に進行する。
【0051】
同図に示すように、90°パルスによりスピンの90°励起が行われる。このときスライス勾配Gsが印加され所定のスライスについての選択励起が行われる。90°励起から所定の時間後に、180°パルスによる180°励起すなわちスピン反転が行われる。このときもスライス勾配Gsが印加され、同じスライスについての選択的反転が行われる。
【0052】
90°励起とスピン反転の間の期間に、リードアウト勾配Grおよびフェーズエンコード勾配Gpが印加される。リードアウト勾配Grによりスピンのディフェーズ(dephase)が行われる。フェーズエンコード勾配Gpによりスピンのフェーズエンコードが行われる。
【0053】
スピン反転後、リードアウト勾配Grでスピンをリフェーズ(rephase)してスピンエコーMRを発生させる。スピンエコーMRは、エコー中心に関して対称的な波形を持つRF信号となる。中心エコーは90°励起からTE(echo time)後に生じる。スピンエコーMRはデータ収集部171によりビューデータ(view data)として収集される。このようなパスルシーケンスが周期TR(repetition time)で64〜512回繰り返される。繰り返しのたびにフェーズエンコード勾配Gpを変更し、毎回異なるフェーズエンコードを行う。これによって、64〜512ビューのビューデータが得られる。
【0054】
磁気共鳴撮影用パルスシーケンスの他の例を図10に示す。このパルスシーケンスは、グラディエントエコー(GRE:Gradient Echo)法のパルスシーケンスである。
【0055】
すなわち、(1)はGRE法におけるRF励起用のα°パルスのシーケンスであり、(2)、(3)、(4)および(5)は、同じくそれぞれ、スライス勾配Gs、リードアウト勾配Gr、フェーズエンコード勾配GpおよびグラディエントエコーMRのシーケンスである。なお、α°パルスは中心信号で代表する。パルスシーケンスは時間軸tに沿って左から右に進行する。
【0056】
同図に示すように、α°パルスによりスピンのα°励起が行われる。αは90以下である。このときスライス勾配Gsが印加され所定のスライスについての選択励起が行われる。
【0057】
α°励起後、フェーズエンコード勾配Gpによりスピンのフェーズエンコードが行われる。次に、リードアウト勾配Grにより先ずスピンをディフェーズし、次いでスピンをリフェーズして、グラディエントエコーMRを発生させる。グラディエントエコーMRは、エコー中心に関して対称的な波形を持つRF信号となる。中心エコーはα°励起からTE後に生じる。
【0058】
グラディエントエコーMRはデータ収集部171によりビューデータとして収集される。このようなパスルシーケンスが周期TRで64〜512回繰り返される。繰り返しのたびにフェーズエンコード勾配Gpを変更し、毎回異なるフェーズエンコードを行う。これによって、64〜512ビューのビューデータが得られる。
【0059】
図9または図10のパルスシーケンスによって得られたビューデータが、データ処理部171のメモリに収集される。なお、パルスシーケンスはSE法またはGRE法に限るものではなく、例えばファーストスピンエコー(FSE:Fast Spin Echo)法やエコープラナーイメージング(EPI:EchoPlanar Imaging)等、他の適宜の技法のものであって良いのはいうまでもない。
【0060】
データ処理部171は、ビューデータを2次元逆フーリエ変換して被験者31の頭部の断層像を再構成する。再構成画像は表示部181により可視像として表示される。
【0061】
このような撮影を被験者31に所定の視覚入力を供給しながら行い、得られた画像に基づいて被験者31の脳の機能を調べる。あるいは所定のキーボード操作を行わせながら撮影し、キーボード操作に対応した脳機能を調べる。このとき、図6または図7に示したように手元の映像を見ながら行うようにすれば、間違いのないキーボード操作を行うことができる。視覚入力またはキーボード操作を被験者31の上体が起きた状態で行うので、人間が通常に行動するのと同様な状態で操作をすることができる。これによって、通常行動時の脳の機能を正しく撮影することができる。
【0062】
なお、被験者31が上記のような視覚入力あるいは手指の操作を行う場合ばかりでなく、例えば、言語発音や歌唱あるいは想念の想起等を行うときの脳の状態を撮影する場合も、通常行動時の脳の機能を正しく撮影することができる。また、聴覚、味覚、嗅覚、触覚等の感覚器官の刺激に対する脳の振る舞いを撮影する場合も同様である。
【0063】
以上は、マグネットシステムが縦型ボアマグネットシステムである例であるが、マグネットシステムは縦型ボアマグネットシステムに限るものではなく、ボアが水平方向を向く横型ボアマグネットシステムを採用した磁気共鳴撮影装置についても、上記と同様な視覚入力供給装置を設けることができる。
【0064】
そのような磁気共鳴撮影装置におけるマグネットシステム部分の構成例を図11に示す。同図において図5に示したものと同様の部分は同一の符号を付して説明を省略する。横型ボアマグネットシステムの内部空間は、水平な中心軸を持つ柱状の空間となる。被験者31は支持板79に載置されてマグネットシステムの内部空間に搬入および搬出される。RFコイル部33は支持板に取り付けられている。支持板79に連動して投影板71が変位するようにしても良い。
【0065】
以上、画像撮影装置が磁気共鳴撮影装置である例で本発明を説明したが、画像撮影装置は磁気共鳴撮影装置に限るものではなく、撮影対象を収容する空間を持つ信号獲得部を有する、例えばPET(Positron Emission Tomography)、ガンマカメラ(γ camera)、X線CT(Computed Tomography)装置等、他の方式の画像撮影装置であって良い。
【0066】
また、撮影対象が人間である例で説明したが、撮影対象は人間に限るものではなく、例えば霊長動物等のように、体軸方向と概ね直交する方向に視覚を持つ生命体であって良い。
【0067】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、壁と対面する場合の閉塞感を解消する簡素な構成の視覚入力供給装置、そのような視覚入力供給装置を備えた信号獲得装置および画像撮影装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の装置のブロック図である。
【図2】図1に示した装置のマグネットシステムの外観を待機状態の撮影対象とともに示す斜視図である。
【図3】図1に示した装置のマグネットシステムの外観を待機状態の撮影対象および操作者とともに示す側面図である。
【図4】図1に示した装置のマグネットシステムの外観を撮影状態の撮影対象とともに示す斜視図である。
【図5】撮影状態における撮影対象とマグネットシステムとの関係を示す図である。
【図6】撮影状態における撮影対象とマグネットシステムとの関係を示す図である。
【図7】撮影状態における撮影対象とマグネットシステムとの関係を示す図である。
【図8】撮影状態における撮影対象とマグネットシステムとの関係を示す図である。
【図9】図1に示した装置が実行するパルスシーケンスの一例を示す模式図である。
【図10】図1に示した装置が実行するパルスシーケンスの一例を示す模式図である。
【図11】撮影状態における撮影対象と横型ボアマグネットシステムとの関係を示す図である。
【符号の説明】
11 マグネットシステム
31 撮影対象
33 RFコイル部
71 投影板
73 投影機
75,77 反射鏡
81 CCDカメラ
83 映像処理部
85 鏡
101 主磁場マグネット部
105 勾配コイル部
111 座席駆動部
131 勾配駆動部
141 RF駆動部
151 データ収集部
161 制御部
171 データ処理部
181 表示部
191 操作部
Claims (20)
- 視覚に対する入力が供給される対象を収容する空間において前記対象の頭頂と対向する半透明の板と、
前記板に前記対象とは反対側から視覚に対する入力を投影する投影手段と、
前記対象の視線を前記板に向かわせる視線規制手段と、
前記対象の手元の映像を撮影する映像撮影手段とを具備する視覚入力供給装置であって、
前記投影手段は、前記映像が前記対象の視覚に正視映像として入力されるように投影することを特徴とする視覚入力供給装置。 - 視覚に対する入力が供給される対象を収容する空間において前記対象の頭頂と対向する半透明の板と、
前記板に前記対象とは反対側から視覚に対する入力を投影する投影手段と、
前記対象の視線を前記板に向かわせる視線規制手段と、
前記対象の手元の映像の鏡像を撮影する鏡像撮影手段とを具備する視覚入力供給装置であって、
前記投影手段は、前記鏡像が前記対象の視覚に正視映像として入力されるように投影することを特徴とする視覚入力供給装置。 - 前記視線規制手段は、反射鏡を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の視覚入力供給装置。
- 前記空間は、前記対象の体軸に沿った中心軸を持つ柱状の空間であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1つに記載の視覚入力供給装置。
- 前記中心軸の方向は、垂直方向であることを特徴とする請求項4に記載の視覚入力供給装置。
- 前記中心軸の方向は、水平方向であることを特徴とする請求項4に記載の視覚入力供給装置。
- 信号獲得対象を収容する空間を有する信号獲得手段と、
前記空間において前記対象の頭頂と対向する半透明の板と、
前記板に前記対象とは反対側から視覚に対する入力を投影する投影手段と、
前記対象の視線を前記板に向かわせる視線規制手段と、
前記対象の手元の映像を撮影する映像撮影手段とを具備する信号獲得装置であって、
前記投影手段は、前記映像が前記対象の視覚に正視映像として入力されるように投影することを特徴とする信号獲得装置。 - 信号獲得対象を収容する空間を有する信号獲得手段と、
前記空間において前記対象の頭頂と対向する半透明の板と、
前記板に前記対象とは反対側から視覚に対する入力を投影する投影手段と、
前記対象の視線を前記板に向かわせる視線規制手段と、
前記対象の手元の映像の鏡像を撮影する鏡像撮影手段とを具備する信号獲得装置であって、
前記投影手段は、前記鏡像が前記対象の視覚に正視映像として入力されるように投影することを特徴とする信号獲得装置。 - 前記視線規制手段は、反射鏡を有することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の信号獲得装置。
- 前記空間は、前記対象の体軸に沿った中心軸を持つ柱状の空間であることを特徴とする請求項7ないし請求項9のうちのいずれか1つに記載の信号獲得装置。
- 前記中心軸の方向は、垂直方向であることを特徴とする請求項10に記載の信号獲得装置。
- 前記中心軸の方向は、水平方向であることを特徴とする請求項10に記載の信号獲得装置。
- 前記信号獲得手段は、磁気共鳴を利用して医用信号を獲得することを特徴とする請求項7ないし請求項12のうちのいずれか1つに記載の信号獲得装置。
- 撮影対象を収容する空間を有する画像撮影手段と、
前記空間において前記対象の頭頂と対向する半透明の板と、
前記板に前記対象とは反対側から視覚に対する入力を投影する投影手段と、
前記対象の視線を前記板に向かわせる視線規制手段と、
前記対象の手元の映像を撮影する映像撮影手段とを具備する画像撮影装置であって、
前記投影手段は、前記映像が前記対象の視覚に正視映像として入力されるように投影することを特徴とする画像撮影装置。 - 撮影対象を収容する空間を有する画像撮影手段と、
前記空間において前記対象の頭頂と対向する半透明の板と、
前記板に前記対象とは反対側から視覚に対する入力を投影する投影手段と、
前記対象の視線を前記板に向かわせる視線規制手段と、
前記対象の手元の映像の鏡像を撮影する鏡像撮影手段とを具備する画像撮影装置であって、
前記投影手段は、前記鏡像が前記対象の視覚に正視映像として入力されるように投影することを特徴とする画像撮影装置。 - 前記視線規制手段は、反射鏡を有することを特徴とする請求項14又は請求項15に記載の画像撮影装置。
- 前記空間は、前記対象の体軸に沿った中心軸を持つ柱状の空間であることを特徴とする請求項14ないし請求項16のうちのいずれか1つに記載の画像撮影装置。
- 前記中心軸の方向は、垂直方向であることを特徴とする請求項17に記載の画像撮影装置。
- 前記中心軸の方向は、水平方向であることを特徴とする請求項17に記載の画像撮影装置。
- 前記画像撮影手段は、磁気共鳴を利用して医用画像を撮影することを特徴とする請求項14ないし請求項19のうちのいずれか1つに記載の画像撮影装置。
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