JP4315511B2 - カメラのレリーズ操作制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はレリーズ時に撮影距離が適正でないと判断された際に警告表示を行うカメラのレリーズ操作制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動焦点機能(オートフォーカス機能)を持つカメラでは、最短撮影距離は通常は60センチメートル程度に設定される。従って、カメラと被写体像との間の距離即ち撮影距離が最短撮影距離(60センチメートル)以下では、被写体像は所謂ピンボケ像として記録されることになるので、従来のカメラでは、そのようなピンボケ像の記録を回避するために、測距時に撮影距離が最短撮影距離以下であると判断されると、レリーズスイッチを無効化して撮影動作を行えないようにすると共に撮影距離が最短撮影距離以下である旨を撮影者に対して報知するための警告表示を行うようにしている。
【0003】
一方、被写体像の記録がたとえピンボケであっても、該被写体像の記録が望まれる場合もあり、このような要望に応えるために警告表示だけを行ってレリーズスイッチを有効とするカメラも知られている。しかし、そのようなカメラにあっては、撮影者が特にカメラの扱いに慣れていない初心者のような場合には、警告表示を確認せずに咄嗟にレリーズスイッチを操作したりすることがあり、このとき意図しないピンボケ像が記録されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上述べたように、従来のカメラでは、ピントの合わない撮影が全くできないか、或いは意図しないピンボケ撮影が行われてしまうといういずれかの問題が伴うこととなる。
【0005】
従って、本発明の目的はレリーズ時に撮影距離が適正でないと判断された際に警告表示を行うカメラのレリーズ操作制御装置であって、撮影距離がたとえ不適正であっても必要に応じて撮影動作を実行し得ると共に不用意にピンボケ撮影が行われることを防止するように構成されたレリーズ操作制御装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によれば、レリーズ時に撮影距離が不適正であると判断された際に警告表示を行うカメラのレリーズ操作制御装置において、警告表示中に所定時間以上レリーズ操作を持続したときに撮影動作を実行することが特徴とされる。
【0008】
本発明によるレリーズ操作制御装置の好ましい実施形態では、レリーズ操作のためにレリーズ釦及びレリーズスイッチが設けられ、該レリーズ釦の押下によりレリーズスイッチが撮影動作を実行すべくオンされるようになっており、撮影距離が不適正であるときレリーズスイッチのオンが上述の所定時間にわたって無効化される。
【0009】
また、本発明によるレリーズ操作制御装置の好ましい実施形態では、撮影距離を検出するために測距センサと、この測距センサを作動させる測距用スイッチとが設けられ、レリーズ釦を半押ししたとき、測距用スイッチがオンされ、レリーズ釦を全押ししたとき、レリーズスイッチがオンされる。好ましくは、上述の所定時間を計測するためにタイマ機能が設けられ、撮影距離が不適正であるときに該タイマ機能が警告表示の出力と共に始動され、タイマ機能による上述の所定時間の計測が完了した後、レリーズスイッチのオンが有効化される。警告表示についてはランプの点滅によって行うことが可能であり、撮影距離が適正であると判断された際に該ランプを点灯するようにしてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明によるレリーズ操作制御方式を組み込んだカメラの一実施形態について添付図面を参照して説明する。
【0011】
図1ないし図3を参照すると、本発明によるレリーズ操作制御方式を組み込んだカメラの外観が示される。なお、図1、図2及び図3には、カメラがそれぞれ正面図、平面図及び背面図として示される。
【0012】
カメラはカメラボディ10から成り、図1に示すように、カメラボディ10の正面のほぼ中央には突出部11が形成され、この突出部11内には撮影レンズを保持する鏡筒12が配置される。本実施形態では、撮影レンズはズームレンズとして構成され、このため鏡筒12はその光軸に沿って移動自在とされる。なお、図2から明らかなように、鏡筒12は突出部11内に収納された収納位置で図示されている。
【0013】
図1に図示するように、カメラボディ10の正面には鏡筒12の上側にファインダ窓14が配置され、一方カメラボディ10の背面側にはファインダ覗き窓16が設けられる。ファインダ窓14とファインダ覗き窓16との間にはファインダ光学系(図示されない)が設けられ、これにより被写体がファインダ覗き窓16を通して観察されるようになっている。
【0014】
カメラボディ10の正面にはファインダ窓14の左側(図1)に隣接してパッシブAF(オートフォーカス)窓18が配置され、このパッシブAF窓18の直下にはAF補助投光窓19が設けられる。パッシブAF窓18の内側には測距センサ(図示されない)が設けられ、またAF補助投光窓19からは投影パターンが被写体に向かって射出させられる。AF補助投光窓19から射出された投影パターンは被写体上に像を形成し、これによりパッシブAF窓18の測距センサが測距を行って、被写体とカメラとの間の距離が計測される。また、カメラボディ10の正面にはファインダ窓14の右側に隣接して測光窓20が配置され、この測光窓20の内側には測光センサ(図示されない)が設けられ、この測光センサにより被写体からの光量が計測されるようになっている。
【0015】
カメラボディ10の正面には測光窓20の右側(図1)に隣接してセルフタイマ用ランプ22が配置される。また、セルフタイマ用ランプ22の右側に隣接してストロボ発光窓24が配置され、撮影動作時に必要に応じてストロボが発光させられ、その発光が該ストロボ発光窓24から外部に射出させられる。更に、カメラボディ10の正面にはセルフタイマ用ランプ22とストロボ発光窓24とのほぼ間でその両者の下方側に隣接してレリーズ信号受信窓26が配置され、このレリーズ信号受信窓26の内側にはリモートコントローラからのレリーズ信号を受信する受信器(図示されない)が設けられ、これにより撮影動作が遠隔操作されるようになっている。
【0016】
図2に示すように、カメラボディ10の上面の右側はレリーズ釦28が配置され、このレリーズ釦28の押下により、後述するような測光スイッチ及びレリーズスイッチが作動させられる。即ち、レリーズ釦28が半押しされると、先ず測光スイッチがオンされ、レリーズ釦28が全押しされると、レリーズスイッチがオンされるようになっている。また、カメラボディ10の上面にはモード選択スイッチ釦30及びドライブスイッチ釦32が設けられる。更に、カメラボディ10の上面にはズーム操作レバー34が配置され、このズーム操作レバー34の操作により、後述するような2つのズーム作動スイッチが選択的に作動させられるようになっている。更にまた、カメラボディ10の上面のほぼ中央には液晶ディスプレイ(LCD)パネル36が配置され、このLCDパネル36にはカメラの種々の設定情報等が表示される。
【0017】
図3に示すように、カメラボディ10の背面にはファインダ覗き窓16に隣接して2つの表示ランプ、即ち緑ランプ38及び赤ランプ40が配置され、緑ランプ38及び赤ランプ40はそれぞれ例えば緑色発光ダイオード及び赤色発光ダイオードから成る。また、緑ランプ38及び赤ランプ40の右隣には電源オン/オフ用スライダ42が配置され、この電源オン/オフ用スライダ42によって、後述される電源スイッチのオン/オフが操作される。更に、カメラボディ10の背面側にはフィルムカートリッジの装填及び取出しのために開閉される裏蓋44が設けられ、この裏蓋44の開閉は裏蓋開放レバー46の操作により行われ、この裏蓋開放レバー46は後述するような裏蓋スイッチに連動させられる。
【0018】
図4を参照すると、図1ないし図3に示したカメラの制御ブロック図が示される。同図において、参照符号48はカメラの全体的な作動を制御する制御回路を示し、この制御回路48はマイクロコンピュータから構成される。即ち、制御回路48は中央処理ユニット(CPU)、種々のルーチンを実行するためのプログラム、常数等を格納する読出し専用メモリ(ROM)、データ等を一時的に格納する書込み/読出し自在なメモリ(RAM)、入出力インターフェース(I/O)等を包含する。また、かかるマイクロコンピュータには種々のタイマ機能も含まれ、本実施形態では、そのうちの1つが後述するように減算カウンタとして利用される。
【0019】
図4に示すように、制御回路48には一連のスイッチ50、52、54、56、58、60、62、64及び66が接続され、これらスイッチのオン/オフ動作については、以下で述べるようにカメラボディ10に設けられたレリーズ釦28、モード選択スイッチ釦30、ドライブスイッチ釦32、ズーム操作レバー34、電源オン/オフ用スライダ42及び裏蓋開放レバー46等の操作により行われる。
【0020】
スイッチ50は電源スイッチであり、この電源スイッチ50のオン/オフ動作は電源オン/オフ用スライダ42によって行われる。即ち、図3では、電源オン/オフ用スライダ42はOFF側に置かれているが、この電源オン/オフ用スライダ42をOFF側からON側に移動させることにより、電源スイッチ50がオンされる。電源スイッチ50がオンされると、制御回路48は動作を開始し、カメラの全ての機能が作動可能状態となり、LCDパネル36も種々の表示事項を表示し得る状態となる。なお、制御回路48は電源スイッチ50のオフ時でもバッテリ68から常時給電され、低消費電力状態下で必要最小限の動作が行われているが、電源スイッチ50のオンにより、撮影動作に伴う必要な処理が開始される。
【0021】
スイッチ52は裏蓋スイッチであり、この裏蓋スイッチ52は裏蓋開放レバー46の操作により裏蓋44を開放するとオフ状態となり、フィルムパトローネの装填後に該裏蓋44を完全に閉じるとオン状態となる。裏蓋スイッチ52がオンされると、フィルムの最初のフレームの頭出しが行われると同時に、フィルムパトローネより感度データがDXコード入力回路70によって読み取られて制御回路48に取り込まれる。
【0022】
スイッチ54は巻戻しスイッチであり、この巻戻しスイッチ54がオンされると、フィルム給送回路72によりフィルム給送モータ74は巻戻し方向に駆動させられる。フィルム給送モータ74の駆動によって、フィルムパトローネから撮影のために引き出されたフィルムが強制的に該フィルムパトローネ内に巻き戻される。なお、巻戻しスイッチ54のオン/オフ動作を行うスイッチ釦はカメラボディ10の底面側に設けられる。
【0023】
スイッチ56はストロボモード切換スイッチであり、このストロボモード切換スイッチ56のオン/オフ動作はモード選択スイッチ釦30によって行われる。モード選択スイッチ釦30の押下によりストロボモード切換スイッチ56がオンされる度毎に3つのストロボモード、即ち自動発光モード、強制発光モード及び発光禁止モードが順次切り換えられる。自動発光モードとは自動露出時にシャッタ速度が所謂手ブレ値以下とならないようにストロボを発光させるモードであり、強制発光モードとは撮影時に常にストロボを発光させるモードであり、発光禁止モードとは撮影時でのストロボの発光を禁止するモードである。
【0024】
ストロボ発光はストロボ回路76によって行われ、このストロボ回路76はバッテリ68から給電され、ストロボ発光及び給電については制御回路48により適宜制御される。周知のように、ストロボ回路76には、バッテリ68からの給電電圧を昇圧させる昇圧回路と、この昇圧回路から高電圧で充電される充電コンデンサと、この充電コンデンサからの高電圧を印加させられる発光管(例えばキセノン管)と、この発光管への高電圧の印加を制御するトリガ回路(発光制御回路)とが含まれる。ストロボ回路76の充電コンデンサへの充電中、赤ランプ40が点滅させられ、該充電コンデンサへの充電が完了すると、赤ランプ40は点滅状態から点灯状態に移行する。なお、撮影時にストロボ発光が伴うとき、即ち強制発光モードが選択されたとき、或いは自動発光モードでストロボ発光が必要とされたとき、ストロボ発光マークがLCDパネル36上に表示される。
【0025】
スイッチ58はドライブスイッチであり、このドライブスイッチのオン/オフ動作はドライブスイッチ釦32によって行われる。ドライブスイッチ釦32の押下によりドライブスイッチ58がオンされる度毎にセルフタイマ機能、リモートコントロール機能及び通常レリーズ機能が順次切り換えられる。なお、セルフタイマ機能とはレリーズ釦28の押下から所定時間経過後に撮影動作を行わせる機能であり、リモートコントロール機能とはリモートコントローラにより撮影動作を行わせる機能であり、通常レリーズ機能とはレリーズ釦28の押下により即時に撮影動作を行わせる機能である。なお、セルフタイマ機能及びリモートコントロール機能のいずれかが選択されたときには、その選択された機能を示すマークがLCDパネル36上に表示される。セルフタイマ機能を選択してレリーズ釦28を全押すると、セルフタイマ用ランプ22が例えば7秒間にわたって点灯させられ、その後3秒間にわたって点滅させられた後に撮影動作が行われる。一方、リモートコントロール機能選択時、リモートコントローラから送信されたレリーズ信号はレリーズ信号受信窓26を通してリモートコントロール受信回路78によって受信され、次いで制御回路48に取り込まれて撮影動作が行われる。
【0026】
スイッチ60及び62はズーム・テレ・スイッチ及びズーム・ワイド・スイッチであり、ズーム操作レバー34が図2において右側にシフトされると、ズーム・テレ・スイッチ60がオンされ、ズーム操作レバー34が図2において左側にシフトされると、ズーム・ワイド・スイッチ62がオンされる。ズーム・テレ・スイッチ60及びズーム・ワイド・スイッチ62のいずれかがオンされると、ズームレンズ駆動回路80によりズームモータ82が駆動され、ズームレンズ(図示されない)が移動させられる。勿論、ズーム・テレ・スイッチ60のオン時には、ズームレンズの焦点距離が望遠側に移動させられ、またズーム・ワイド・スイッチ62のオン時には、ズームレンズの焦点距離が広角側に移動させられる。ズームレンズの移動範囲には、ズームレンズの位置を検出するコード板(図示されない)が設けられ、このコード板から読み取られたズームレンズ位置データはズームコード入力回路84から制御回路48に取り込まれる。
【0027】
スイッチ64及び66はそれぞれ測光スイッチ及びレリーズスイッチであり、レリーズ釦28(図2)が半押しされると、測光スイッチ64がオンされ、レリーズ釦28が全押しされると、レリーズスイッチ66がオンされる。レリーズ釦28の半押しにより測光スイッチ64がオンされると、測光回路86が駆動され、これにより測光が測光窓20を通して行われる。また、測光スイッチ64は測距スイッチとしても機能し、測光スイッチ64のオンにより測距回路88も同時に駆動され、これにより測距がパッシブAF窓18を通して行われる。この測距結果に従ってフォーカス駆動回路90から駆動パルスがオートフォーカス駆動モータ92に対して出力され、これによりオートフォーカス作動が行われる。なお、測距が適正に行われると、緑ランプ38が点灯されるが、測距結果が不適正のときは、緑ランプ38は点滅状態となる。一方、レリーズ釦28の全押しにより、レリーズスイッチ66がオンされると、シャッタ駆動回路94から駆動パルスがシャッタ駆動モータ96に対して出力され、これによりシャッタが所定時間開放されて撮影動作が行われる。
【0028】
レリーズ釦28の全押しによる撮影動作が完了すると、フィルム給送回路72によりフィルム給送モータ74が巻上げ方向に駆動され、フィルムパトローネからフィルムが一フレーム(1コマ)分だけ引き出される。一フレーム分のフィルムの引出しがフィルム給送信号入力回路98により検出されると、フィルム給送回路72によるフィルム給送モータ74の駆動が停止される。
【0029】
図5及び図6を参照すると、以上で述べたカメラの制御回路48で実行されるメイン処理ルーチンのフローチャートが示される。このメイン処理ルーチンについては、何等の動作も行っていないカメラ待機状態では低消費電力化のために所定の時間間隔例えば200ms 毎に一ループが実行されるエンドレスルーチンとされ、その実行はバッテリ68(図4)の装填或いは交換により開始される。一方、スイッチ操作がされたときは、スイッチ変化による割込みが発生し、所定の時間間隔とは無関係にメイン処理ルーチンが一ループだけ実行される。
【0030】
先ず、ステップ501では、カメラの初期化が実行される。例えば、制御回路48のRAMや種々のカウンタ等の初期化が行われ、また電源スイッチ50のオフ時にズームレンズが初期位置に置かれていない場合には該ズームレンズは初期位置まで戻される(図1及び図2)。
【0031】
ステップ502では、巻戻しスイッチ54がオンされたか否かが監視され、もし巻戻しスイッチ54のオンが確認されると、ステップ503に進み、そこでフィルムの強制巻戻し処理が実行される。即ち、上述したように、巻戻しスイッチ54がオンされると、フィルム給送モータ74が巻戻し方向に駆動させられて、フィルムパトローネから撮影のために引き出されたフィルムが強制的に該フィルムパトローネ内に巻き戻される。ステップ502で巻戻しスイッチ54がオフであると判断されると、ステップ502からステップ504に進む。
【0032】
ステップ504では、裏蓋スイッチ52の変化が監視される。例えば、裏蓋スイッチ52がオフ状態からオン状態に移行したとき、新たなフィルムが装填されたと判断され、このときステップ504からステップ505に進み、そこで裏蓋開閉処理が実行される。裏蓋開閉処理ではフィルムの最初のフレームの頭出しが行われ、また裏蓋開閉処理には裏蓋の開放時にフィルムカウンタを“0”にクリアする処理も含まれる。裏蓋スイッチ52の変化が認められないとき、ステップ504からステップ506に進む。
【0033】
ステップ506では、電源がオン状態にあるか否かが判断される。なお、電源がオン状態とは、制御回路48がソフト上現在電源がオンであると認識して処理を行っている状態を言う。もし電源がオン状態でなければ、ステップ507に進み、そこで電源スイッチ50がオンか否かが判断される。電源スイッチ50がオンであれば、ステップ508に進み、そこで電源オン処理が実行される。電源オン処理には、例えば撮影レンズを収納位置から撮影位置まで突出させることや測光スイッチ64及びレリーズスイッチ66の有効化が含まれる。
【0034】
ステップ506で電源がオン状態であれば、ステップ506からステップ509に進み、そこで電源スイッチ50がオフか否かが判断される。電源スイッチ50がオフであれば、ステップ510に進み、そこで電源オフ処理が実行される。電源オフ処理には、例えば撮影レンズを撮影位置から収納位置に戻すことや測光スイッチ64及びレリーズスイッチ66の無効化が含まれる。ステップ509で電源スイッチ50がオンであることが確認されると、ステップ509からステップ511に進む。
【0035】
ステップ511では、ズーム・テレ・スイッチ60がオンであるか否かが判断される。もしズーム・テレ・スイッチ60がオンであれば、ステップ512に進み、そこでズームテレ処理が実行される。即ち、上述したように、ズーム操作レバー34を右側にシフトさせることにより(図2)、ズーム・テレ・スイッチ60がオンされて、ズームレンズがテレ側(望遠側)にズームモータ82により移動させられる。ステップ511でズーム・テレ・スイッチ60のオンが確認されないときには、ステップ511からステップ513に進む。
【0036】
ステップ513では、ズーム・ワイド・スイッチ62がオンであるか否かが判断される。もしズーム・ワイド・スイッチ62がオンであれば、ステップ514に進み、そこでズームワイド処理が実行される。即ち、上述したように、ズーム操作レバー34を左側にシフトさせることにより(図2)、ズーム・ワイド・スイッチ62がオンされて、ズームレンズがワイド側(広角側)にズームモータ82により移動させられる。ステップ513でズーム・ワイド・スイッチ62のオンが確認されないときには、ステップ513からステップ515に進む。
【0037】
ステップ515では、ドライブスイッチ58がオンされたか否かが監視され、もしドライブスイッチ58のオンが確認されると、ステップ516に進み、そこでドライブ設定処理が行われる。即ち、上述したように、ドライブスイッチ釦32の押下によりドライブスイッチ58がオンされる度毎に、通常レリーズ機能、セルフタイマ機能及びリモートコントロール機能が順次切り換えられ、ステップ516では、それぞれの機能に必要な処理が実行される。ステップ515でドライブスイッチ58がオフであるときは、ステップ515からステップ517に進む。
【0038】
ステップ517では、ストロボモード切換スイッチ56がオンされたか否かが監視され、もしストロボモード切換スイッチ56のオンが確認されると、ステップ518に進み、そこでモード設定処理が実行される。即ち、上述したように、スイッチ釦30の押下によりストロボモード切換スイッチ56がオンされる度毎に3つのストロボモード、即ち自動発光モード、強制発光モード及び発光禁止モードが順次切り換えられ、ステップ518では、それぞれのモードに必要な処理が実行される。ステップ517でストロボモード切換スイッチ56がオフであるときは、ステップ517からステップ519に進む。
【0039】
ステップ519では、測光スイッチ64がオンされたか否かが、即ちレリーズ釦28が半押しされたか否かが監視される。測光スイッチ64のオンが確認されると、ステップ520に進み、そこで撮影処理が実行される。なお、撮影処理については図7及び図8のフローチャートを参照して後で詳しく説明する。ステップ519で測光スイッチ64がオフであるときには、ステップ521に進む。
【0040】
ステップ521では、リモートコントロール機能が選択されているか否かが判断される(ステップ515及び516)、もしリモートコントロール機能が選択されていれば、ステップ522に進み、そこで所定の遠隔操作チェック処理が行われる。次いで、ステップ523では、リモートコントローラからレリーズ信号を受信したか否かが監視され、レリーズ信号が受信されると、ステップ520に進み、そこで撮影処理(図7及び図8)が実行される。また、もしレリーズ信号が受信されない場合には、ステップ524に進み、そこでストロボ回路76の充電コンデンサに対する充電が必要か否かが判断され、もし充電が必要であれば、ステップ525に進み、そこでメイン充電処理が実行されて、ストロボ回路76の充電コンデンサに対する充電が開始される。一方、ステップ521でリモートコントロール機能が選択されていない場合には、ステップ521からステップ524にスキップする。
【0041】
以上のようにカメラにバッテリ68が装填されている限り、以上で述べたようなメイン処理ルーチンが所定の時間間隔(200ms) で常時実行される。
【0042】
図7及び図8を参照すると、上述のメイン処理ルーチンのステップ520で実行される撮影処理ルーチンのフローチャートが示され、この撮影処理ルーチンについて以下に説明する。
【0043】
ステップ701では、レリーズ釦28の半押しによる測光スイッチ64のオンにより測距処理が実行される(メイン処理ルーチンのステップ519)。次いで、ステップ702では、測距が適正に行われたか否かが判断される。即ち、測距により検出された撮影距離(カメラと被写体との間の距離)が所定距離以上であったか否かが判断される。例えば、カメラの最短撮影距離が60センチメートルと設定されている場合、測距により検出された撮影距離が60センチメートル以下であるとき、その測距は不適正と判断され、このときステップ702からステップ703に進み、そこで緑ランプ38が点滅させられ、これにより撮影者に対して測距が不適正である旨が報知される。なお、ここでは、緑ランプ38の点滅については、その消灯処理が実行するまで継続させられるようになっている(ステップ711及びステップ717)。
【0044】
ステップ704では、制御回路48のマイクロコンピュータ内の所定のタイマ機能が始動させられる。なお、かかるタイマ機能は減算カウンタとして機能するものであり、ステップ704では2秒に相当する初期値が設定される。一方、ステップ702で測距が適正に行われたと判断されると、ステップ702からステップ705に進み、そこで緑ランプ38が点灯させられる。
【0045】
ステップ706では、測光処理が実行されて、測光値が求められる。ステップ707では、その測光値に基づいてAE(自動露出)演算処理が実行され、次いでステップ708では、AE演算処理の結果に基づいてストロボ発光が必要であるか否かが判断される。もしストロボ発光が必要とされるとき、ステップ709に進み、そこでストロボ回路76に対する充電が行われる。なお、電源スイッチ50のオン時或いはストロボの発光後にはストロボ回路76の充電コンデンサに対する充電が一度だけ行われるが、その後充電の一部が放電されることになり、ステップ709で行われる充電はその放電分を補うためのものである。ステップ709での充電処理実行中、充電が完了するまでは赤ランプ40が点滅させられ、充電が完了すると、赤ランプ40は点滅状態から点灯状態に移行する。
【0046】
ステップ710では、測光スイッチ64がオン状態となっているか否か、即ちレリーズ釦28の半押し状態が継続されているか否かが判断される。もし測光スイッチ64がオフとされた場合、即ちレリーズ釦の半押し状態が解消された場合には、ステップ711に進み、そこで緑ランプ46及び赤ランプ48が消灯させられる。その後、図5及び図6のメイン処理ルーチンに戻る。
【0047】
一方、ステップ710で測光スイッチ64がオン状態であれば、ステップ712に進み、ステップ701の測距処理で求められた撮影距離が適正であったか否かが判断される。撮影距離が不適正であれば、即ち緑ランプ38が点滅中であれば、ステップ713に進み、そこで上述のタイマ機能(ステップ704)による時間計測が2秒に到達したか否かが判断される。2秒の経過前であれば、ステップ710に戻り、同様なルーチンが繰り返されるので、測光スイッチ64がオンである限り、緑ランプ46の点滅は継続させられることになる。ステップ712で撮影距離が適正であると判断されたとき、或いはステップ713で上述のタイマ機能による時間計測が2秒に到達したことが確認されたとき、ステップ714に進み、そこでレリーズスイッチ66がオンされたか否か、即ちレリーズ釦28が全押しされたか否かが判断される。レリーズスイッチ66がオンされないときには、再びステップ710に戻り、同様なルーチンが繰り返される。
【0048】
以上のステップ710ないしステップ714の処理により、測距結果が適正でない場合には、レリーズスイッチ66がたとえオンされても、そのオン信号は無効とされ、このとき撮影者に警告表示(緑ランプ38の点滅)を気付かせることができる。従って、ピンボケ像の撮影を望まない場合には、レリーズ釦28の押下を開放することにより、ピンボケ像の撮影は回避され得る。一方、測距結果が適正であるときには、レリーズスイッチ66のオンより発せられるオン信号は無効とされることはなく、通常の撮影動作が実行される。
【0049】
ステップ714でレリーズスイッチ66のオンが確認されると、ステップ715に進み、そこでセルフタイマ機能が選択されているか否かが判断される。もしセルフタイマ機能が選択さている場合には、ステップ716に進み、そこでセルフタイマ処理が実行される。即ち、セルフタイマ用ランプ22がレリーズスイッチ66のオン後に7秒間にわたって点灯させられ、その後3秒間にわたって点滅させられる。一方、セルフタイマ機能が選択されていない場合には、ステップ715からステップ717に進み、そこで緑ランプ38及び赤ランプ40が消灯させられる。なお、セルフタイマ機能が選択されてる場合でも、レリーズスイッチ66のオン後に10秒経過した後には、ステップ717に進み、そこで緑ランプ38及び赤ランプ40が消灯させられる。
【0050】
ステップ718では、ストロボ発光が必要とされているか否かが判断され、もしストロボ発光が必要であれば、ステップ719に進み、そこでFM演算処理が行われる。即ち、適正な露出を得るためのストロボ発光時のシャッタ口径が演算される。次いで、ステップ720では、AE演算処理結果(ステップ707)及びFM演算処理結果(ステップ719)に基づいて露出制御処理が実行される。一方、ステップ718でストロボ発光が必要とされない場合には、ステップ718からステップ720に直ちに進み、そこでAE演算結果に基づいて露出制御処理が実行される。いずれにしても、ステップ720で実行される露出制御処理では、シャッタ駆動モータ96がシャッタ駆動回路94によって駆動され、それぞれの演算結果に基づいて所定のシャッタ露出での撮影動作或いは所定のシャッタ口径でのストロボ発光が伴う撮影動作が実行される。
【0051】
撮影動作の完了後、ステップ721に進み、そこでフィルム巻上げ処理が実行される。即ち、フィルムが一フレームだけ巻き上げられ、次のフレームが撮影位置まで引き出される。なお、上述したように、一フレーム分のフィルムの引出しについては、フィルム給送回路72によりフィルム給送モータ74を駆動し、フィルムの引出し量をフィルム給送信号入力回路98によって検出することにより行われる。次いで、ステップ722では、フィルムの所定フレーム枚数が撮影されたか否かが判断され、もし所定フレーム枚数の撮影が完了した場合には、ステップ723に進み、自動巻戻し処理が実行され、これによりフィルムはパトローネに巻き戻される。なお、所定フレーム枚数の撮影が完了していない場合には、図5及び図6のメイン処理ルーチンに直ちに戻る。
【0052】
【発明の効果】
以上の記載から明らかなように、本発明によれば、レリーズ時に撮影距離が適正でないと判断された場合には、警告表示(緑ランプの点滅)が所定時間出力されるので、撮影者に対して意図しないピンボケ撮影を行わせることを防止するだけでなく、撮影距離が不適正であっても必要に応じて撮影を行うことも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレリーズ操作制御装置が組み込まれたカメラの正面図である。
【図2】図1に示すカメラの平面図である。
【図3】図1に示すカメラの背面図である。
【図4】図1に示すカメラの制御ブロック図である。
【図5】図4に示す制御回路で実行されるメイン処理ルーチンのフローチャートの一部分である。
【図6】図4に示す制御回路で実行されるメイン処理ルーチンのフローチャートの残りの部分である。
【図7】図4に示す制御回路で実行される撮影処理ルーチンのフローチャートの一部分である。
【図8】図4に示す制御回路で実行される撮影処理ルーチンのフローチャートの残りの部分である。
【符号の説明】
10 カメラボディ
12 鏡筒
14 ファインダ窓
16 ファインダ覗き窓
18 パッシブAF(オートフォーカス)窓
19 AF補助投光窓
20 測光窓
28 レリーズ釦
30 モード選択スイッチ釦
32 ドライブスイッチ釦
38 緑ランプ
40 赤ランプ
42 電源オン/オフ用スライダ
48 制御回路
50・52・54・56・58・60・62・64・66 スイッチ
Claims (5)
- 被写体までの撮影距離を検出する測距センサと、前記被写体に焦点を合わせる自動焦点調節手段とを備えたカメラのレリーズ操作制御装置において、
レリーズ時に、前記測距センサにより検出された前記撮影距離が前記自動焦点調節手段の合焦可能な範囲外であると判断された際に警告表示を行い、
警告表示中に所定時間以上レリーズ操作を持続したときに撮影動作が実行されることを特徴とするレリーズ操作制御装置。 - 請求項1に記載のレリーズ操作制御装置において、レリーズ操作のためにレリーズ釦及びレリーズスイッチが設けられ、前記レリーズ釦の押下により前記レリーズスイッチが撮影動作を実行すべくオンされるようになっており、前記撮影距離が前記自動焦点調節手段の合焦可能な範囲外であるとき前記レリーズスイッチのオンが前記所定時間にわたって無効化されることを特徴とするレリーズ操作制御装置。
- 請求項2に記載のレリーズ操作制御装置において、前記測距センサを作動させる測距用スイッチが設けられ、前記レリーズ釦を半押ししたとき、前記測距用スイッチがオンされ、前記レリーズ釦を全押ししたとき、前記レリーズスイッチがオンされることを特徴とするレリーズ操作制御装置。
- 請求項3に記載のレリーズ操作制御装置において、前記所定時間を計測するためにタイマ機能が設けられ、前記撮影距離が前記自動焦点調節手段の合焦可能な範囲外であるときに前記タイマ機能が警告表示の出力と共に始動され、前記タイマ機能による前記所定時間の計測が完了した後、前記レリーズスイッチのオンが有効化されることを特徴とするレリーズ操作制御装置。
- 請求項1から4項までのいずれか1項に記載のレリーズ操作制御装置において、前記警告表示がランプの点滅によって行われ、前記撮影距離が前記自動焦点調節手段の合焦可能な範囲内であると判断された際に前記ランプが点灯されることを特徴とするレリーズ操作制御装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03141599A JP4315511B2 (ja) | 1999-02-09 | 1999-02-09 | カメラのレリーズ操作制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP03141599A JP4315511B2 (ja) | 1999-02-09 | 1999-02-09 | カメラのレリーズ操作制御装置 |
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JP2000231054A JP2000231054A (ja) | 2000-08-22 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008084722A1 (ja) | 2007-01-11 | 2008-07-17 | Mani, Inc. | 縫合針 |
-
1999
- 1999-02-09 JP JP03141599A patent/JP4315511B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2008084722A1 (ja) | 2007-01-11 | 2008-07-17 | Mani, Inc. | 縫合針 |
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