JP4312312B2 - 携帯型データ処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯型データ処理装置に関し、例えば、ペン入力タイプの携帯型データ処理装置に適用される。
【0002】
【従来の技術】
従来のペン入力タイプの携帯型データ処理装置は、図5に示すように、CPU(演算装置)a、液晶ディスプレイ(表示装置)b、タブレット(ペン入力装置)c、ハードディスクドライブ(記憶装置)d、外部入出力装置e、DC−DCコンバータ(電源装置)f、バッテリg、ペンh、PCカードスロットi、強制空冷装置j、ヒートシンクk、通風孔l並びに電源スイッチmとからなる。ペン入力タイプの携帯型データ処理装置の構成要素であるこれらすべてが一つの筐体oに格納されている。また、このようなペン入力タイプの携帯型データ処理装置は、操作性や汎用性の観点から、高性能のCPUを搭載している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
演算装置は、一般に、性能と消費電力とが比例する関係にあり、演算装置の高性能化に伴い、データ処理装置全体の発熱が大きくなるので、使用時の放熱対策が必要となる。また、演算装置、記憶装置などは、水・塵に弱いので、携帯時の防水・防塵対策も必要となる。
【0004】
そこで、筐体に孔を設けないことで、携帯時の防水・防塵対策を採り、筐体内部の熱を熱伝導により筐体表面へ移動させて放熱することで、使用時の放熱対策を採る方法が考えられる。この方法は、据置型には有効である。しかし、筐体を手で持ったまま操作することが一般的な使用形態である携帯型には、快適な使用性を確保できない。
【0005】
そのため、従来のペン入力タイプの携帯型データ処理装置では、図5のように、筐体oに通風孔lを設け、筐体内部の空気と外気を循環させることで、使用時の放熱対策を採る一方、携帯用ケースを用いる方法、通風孔をシャッター式とする方法で、防水・防塵対策を採っている。
【0006】
しかしながら、携帯用ケースを用いる方法では、使用時に通風孔確保のため取り外したケースが邪魔になり快適な使用性を提供できない。また、通風孔をシャッター式とする方法では、手動式にすると開閉のし忘れがあり、自動式にすると開閉機構が複雑になる。
【0007】
また、ペン入力装置・表示装置などは、衝撃に弱いので、携帯時の外傷保護対策も必要となる。
【0008】
携帯時の外傷保護対策は、携帯用ケースを用いる方法、ペン入力装置・表示装置に保護カバーを設ける方法が考えられる。
【0009】
しかし、携帯用ケースを用いる方法では、使用時に取り外したケースが邪魔になり快適な使用性を提供できず、また保護カバーを設ける方法でも、着脱式では使用時に取り外した保護カバーが邪魔になり快適な使用性を提供できない。
【0010】
そのため、図6のように、筐体oにヒンジpで固定した保護カバーqを設けることで、外傷保護対策を採っている。この保護カバーqは、携帯時にはペン入力装置・表示装置を保護し、使用時には底面側に固定され邪魔にならないようになっている。しかし、この場合には、底面に通風孔を配置することができないので、側面に通風孔を設けている。
【0011】
しかし、装置の薄型化に伴って、側面の面積は小さくなるので、放熱のために十分な通風孔の面積を確保できない。
【0012】
さらに、携帯して持ち歩くことが一般的な使用態様であるので、携帯時に置き忘れる場合などに備えて、携帯時のセキュリティ対策を採る必要がある。
【0013】
そのため、従来のペン入力タイプの携帯型データ処理装置では、第三者が容易に動作させることができないように、物理的な鍵による保護や、暗号入力により保護、もしくはこれらの組み合わせによるセキュリティ対策が採られているが、PCカード(SRAMカード、FLASHメモリーカードなどのPCMCIAに準拠した着脱可能なカード)の抜き取りに対しては無防備である。
【0014】
そこで、従来のペン入力タイプの携帯型データ処理装置では、特殊仕様のカードを採用する方法、PCカードスロットの挿入孔に物理的な鍵をつける方法も採られている。しかし、前者の方法は高価となり、後者の方法は構造が複雑となる。
【0015】
さらに、据置型と比較して、携帯型は、装置に衝撃・振動を受けやすく、修理の発生率が高くなるため、修理の容易さも必要となる。従来のペン入力タイプの携帯型データ処理装置では、図5に示すように、本体と周辺機器のすべてが、1つの筐体に組み込まれている。そのため、どの周辺機器が壊れても、修理の際には、筐体の分解が必要となる。
【0016】
また、静電気による2次的な破壊のおそれもあるため、修理が容易でない。さらに、性能アップ時にも、筐体の分解が必要であり、静電気による破壊のおそれもあるので、性能アップも容易でない。
【0017】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、使用時には、快適な使用性を維持しつつ、より十分な放熱対策が採られたデータ処理装置を提供し、また、携帯時には、外傷保護効果を維持しつつ、単純な構造により、確実な防水・防塵対策が採られた携帯型データ処理装置を提供することにある。
【0018】
さらには、安価かつ単純構造でセキュリティ効果を提供し、また、修理の容易さも提供する。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明の携帯型データ処理装置は、装置の構成要素が第一の筐体と第二の筐体に分けて収納されており、該装置の使用時と不使用時でこれら筐体の配置を変更できるように構成されている。また、第二の筐体に通風孔が設けられている構成において、前記通風孔は、前記装置を使用時には、前記第一の筐体でふさがれない位置に形成され、前記装置を不使用時には、前記第一の筐体でふさがれる位置に形成されている。この構成により、放熱効果を維持しつつ、単純構造で、防水・防塵効果を発揮できる。
【0020】
また、本発明の携帯型データ処理装置は、装置の構成要素が第一の筐体と第二の筐体とに分けて収納されており、該装置の使用時と不使用時で前記第一の筐体と前記第二の筐体の配置を変更できるように構成され、前記第二の筐体に外部記憶媒体を挿入する挿入孔が設けられている携帯型データ処理装置において、前記第一の筐体と前記第二の筐体とが連結部材を有するヒンジ機構部により結合され、前記第一の筐体に収納されている表示装置の表示面と外部記憶装置が収納されている前記第二の筐体とが互いに向かい合うように配置される不使用時には、前記挿入孔が前記連結部材でふさがれ、前記第一の筐体に収納されている表示装置の表示面と外部記憶装置が収納されている前記第二の筐体とが互いに向かい合わないように配置される使用時には、前記挿入孔が前記連結部材でふさがれない構成としている。この特定事項により、外部記憶媒体に対する防水・防塵効果を発揮できる。
【0021】
本発明では、前記使用時は、前記第一の筐体の外面と前記第二の筐体の外面とが互いに向かい合うように配置されることによって、前記表示装置の表示面が外側に配置される構成としている。
【0022】
また、本発明では、前記第一の筐体と前記連結部材とが第一のヒンジ機構で連結され、前記第二の筐体と前記連結部材とが第二のヒンジ機構で連結された構成としている。
【0023】
そして、前記未使用時には、前記ヒンジ機構により前記第一の筐体あるいは前記第二の筐体を180度以上回転させることで、前記通風孔あるいは挿入孔をふさぐ構成となっている。
【0024】
さらに、本発明では、前記不使用時には、前記第一の筐体と前記第二の筐体とを保持する保持手段をさらに備える構成としている。すなわち、前記第一の筐体と第二の筐体の配置を、前記使用時の第一の筐体と第二の筐体の配置に変更できないように保持する構成としている。これにより、外部記憶装置の抜き取りができないようにする。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態であるペン入力タイプの携帯型データ処理装置を図1ないし図3に基づいて説明する。
【0026】
図1および図2に示すように、ペン入力タイプの携帯型データ処理装置は、筐体(請求項に記載の第一の筐体)1と筐体(請求項に記載の第二の筐体)2とからなり、このデータ処理装置の各構成要素は、筐体1と筐体2とに分けて収納されている。
【0027】
筐体1には、表示装置11、ペン入力装置12、電源スイッチ14が収納されている。
【0028】
すなわち、筐体1の表面1aには、方形状の開口部が設けられており、この開口部には、表示装置11とペン入力装置12とが、ペン入力装置12を表示装置11の上に重ね合わせるようにして、格納されている。また、この表面1aには、電源スイッチ14が設けられており、さらに、表面1aの外周部に沿ってパッキン13が設けられている。
【0029】
筐体2の内部には、演算装置21、ヒートシンク22、記憶装置23、外部入出力装置24、PCカードスロット25、電源装置26、バッテリ27、および、強制空冷装置28が格納されている。また、筐体2の表面2aには、通風孔2cとペン収納部2dとが設けられており、側面2bには、外部入出力装置24のコネクタ24aと外部記憶装置であるPCカードスロット25の挿入孔25aとが設けられている。入力用のペンは、このペン収納部2dに納められる。
【0030】
筐体1と筐体2とは、強化プラスチックやマグネシウム合金などの外傷に強い部材で造られている。
【0031】
筐体1と筐体2とは、連結部材3を介した2軸を有するヒンジ機構により、結合している。
【0032】
すなわち、筐体1と連結部材3とは、筐体1の側面と連結部材3の一端とが第一のヒンジ機構31により連結されている。このヒンジ機構31は、180度以上の回動が可能である。また、連結部材3と筐体2とは、連結部材3の他端と筐体2の側面2bの高さ方向における中心位置部分とが第二のヒンジ機構32により連結されている。このヒンジ機構32は、筐体2の側面2bの高さ方向の中心位置部分に設けられているため、その回動角度は、180度まで開動が可能である。また、第一のヒンジ機構31と第二のヒンジ機構32の中心軸は、平行に配置されており、連結部材3の高さ方向の長さは、筐体2の一側面2bの高さの約半分である。
【0033】
このような構造のヒンジ機構において、第一のヒンジ機構31と第二のヒンジ機構32とを共に開いて、筐体1と筐体2と連結部材3とを平行状に展開したとき(図1に示す状態のとき)、筐体1の表面1aと筐体2の表面2aと連結部材3の表面3aとが同じ方向を向くように配置されている。
【0034】
したがって、筐体1と筐体2とは、このヒンジ機構により、図3(a)に示す不使用時である携帯時における配置から、図3(b)に示す使用時における配置に、変更可能となっており、また、図3(b)に示す使用時における配置から、図3(a)に示す携帯時における配置に、変更可能となっている。
【0035】
なお、不使用時とは、使用時以外の意味であり、携帯時以外に、例えば、机上などに放置しているときも含む概念である。
【0036】
連結部材3の表面3aには、パッキン33が設けられている。
また、筐体1の相互接続装置1xと筐体2の相互接続装置2xとを、ヒンジの中を通るケーブルで結ぶことにより、相互のインターフェースを採っている。
【0037】
また、筐体1と筐体2のそれぞれに、施錠用の穴を設け、南京錠による施錠ができるようになっている(図3(a)参照)。
【0038】
また、筐体1に収納されている演算装置21とヒートシンク22とは、熱伝導材で結ばれており、演算装置21に発生した熱はヒートシンク22に誘導される。強制空冷装置28により、通風孔2cを通って外気がヒートシンク22に効率よくあたることで、ヒートシンク22に誘導された熱が、空冷されるようになっている。
【0039】
−携帯時の形態−
図3(a)は、携帯時の配置を示している。
【0040】
携帯時には、筐体1の表面1aと筐体2の表面2a、および筐体2の側面2bと連結部材3の表面3aとが互いに向かい合うような配置となる。したがって、この配置のときには、使用に必要なすべての部分が内側に位置するようになっている。
【0041】
すなわち、外傷に弱い表示装置11やペン入力装置12は筐体2に被われ、強化プラスチックやマグネシウム合金で造られている部分のみが外側になる。そのため、携帯時には、表示装置11やペン入力装置12の外傷保護対策がなされる。
【0042】
また、防水・防塵対策を要する通風孔2cは筐体1に被われる。そのため、携帯時に、通風孔2cの防水・防塵対策がなされる。
【0043】
本実施の形態では、携帯時に、筐体1と筐体2とのすき間が筐体1の表面に設けられたパッキン13によりふさがれる。これにより、防水・防塵対策がより確実なものとなる。
【0044】
また、不使用時、外部入出力装置24のコネクタ24aとPCカードスロット25の挿入孔25aとが、連結部材3によりふさがれ、さらに、すき間はパッキン33によりふさがれる。これにより、外部入出力装置24のコネクタ24aとPCカードスロット25の挿入孔25aとの防水・防塵対策もなされる。また、携帯時の配置では、PCカードスロット25に挿入されている外部記憶媒体であるPCカードを抜き取ることや電源スイッチ14を押すことはできない。そのため、施錠機構4により、この状態で筐体1、筐体2同士が開かないようすることで、セキュリティ保護を行っている。
【0045】
また、ペン収納部2dも筐体1に被われるので、携帯時に入力用のペンを紛失することもなくなる。
【0046】
−使用時の形態−
図3(b)は、使用時の配置を示している。
【0047】
使用時には、筐体1の外面1eと筐体2の外面2e、および筐体2の側面2bと連結部材3の外面3eとが互いに向かい合うような配置となる。すなわち、筐体1の表面1aと筐体2の表面2aと連結部材3の表面3aとが外側になるような配置となる。
【0048】
この配置のときには、使用に必要なすべての部分が外側に位置することになる。
【0049】
すなわち、使用に必要な表示装置11、ペン入力装置12、ペン収納部2dに収納されている入力用のペンが外側に現れるので、ペン入力タイプの携帯型データ処理装置の使用が可能となる。
【0050】
また、外部入出力装置24のコネクタ24aとPCカードスロット25の挿入孔25aとが、外部に現れるので、外部入出力装置24、PCカードスロット25の使用も可能となる。
【0051】
さらに、通風孔2cも外側に現れるので、強制空冷装置28による筐体2の放熱対策が採られる。
【0052】
−故障時・性能アップ時−
故障時には、故障した構成要素を収納した筐体のみを分解することで、修理を行うことができる。また、ヒンジをはずせば、筐体1、筐体2の交換も可能である。したがって、1つの筐体に、構成要素のすべてが収納されている従来のペン入力タイプの携帯型データ処理装置と比較し、修理が容易な構造となっている。
【0053】
性能アップについても、同様である。
−他の実施形態−
図4に示す実施形態は、演算装置21とヒートシンク22とを、筐体1と筐体2以外の別の筐体5に収納した構成を示している。
【0054】
具体的には、筐体5の内部に、演算装置21が格納されており、筐体5の外部にヒートシンク22が露出している。
【0055】
筐体2と筐体5とは、筐体5が筐体2に埋め込まれる状態で結合するようになっており、その状態で、筐体2の相互接続装置2yと筐体5の相互接続装置5yとが接続されて、相互のインターフェースを採られる。
【0056】
これは、性能アップの際、特に演算装置の交換が必要となることから、演算装置21をヒートシンク22と共に、筐体5に収納している。これにより、演算装置だけの交換、もしくは、筐体5ごと交換することが容易になる。そのため、演算装置の修理だけでなく、高性能の演算装置に交換することによる性能アップも容易にできる。
【0057】
なお、上記各実施形態では、表示装置11とペン入力装置12は、自然空冷となっているが、ヒンジの中に熱伝導体を通して、筐体1の熱を筐体2に持っていき、強制空冷装置28で冷却する方法と採ることも可能である。これにより、表示装置11とペン入力装置12が高温となる場合にも、冷却することができる。
【0058】
また、上記各実施形態では、外傷に弱い部分としては、ペン入力装置12、表示装置11を例に挙げて説明したが、ペン入力装置12の代わりに、例えば、タッチパネルによる入力装置やキーボードによる入力装置なども考えられる。音声入力による入力の場合など、入力装置の外傷保護対策を要しない場合もあり、外傷に弱い部分は、表示装置だけでもよい。また、データ処理装置の種類によっては、表示装置を要しない場合もあり、外傷に弱い部分は、入力装置だけでもよい。また、外傷に弱い部分は、表示装置、入力装置以外でもよい。
【0059】
また、上記各実施形態では、使用時の配置と不使用時の配置は、連結部材3を介した2軸を有するヒンジ機構により変更しているが、1軸のヒンジ機構により変更するように構成してもよく、また、完全に分離してから変更するように構成してもよい。なお、完全に分離してから変更する場合は、使用時の配置のときに、筐体1の相互接続装置1xと筐体2の相互接続装置2xとが接続されるようにしておく。
【0060】
また、連結部材3も強化プラスチックやマグネシウム合金などの外傷に強い部材にしてもよい。これにより、より外傷保護効果を得ることができる。
【0061】
また、上記実施形態では、筐体1と筐体2のそれぞれに、施錠用の穴を設け、南京錠による施錠ができるようになっているが、筐体1と筐体2とに直接、錠機構を設けてもよい。また、鍵としては、物理的な鍵以外に、ダイヤル式、パスワード入力による解錠などが考えられる。
【0062】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、以下のような効果が発揮される。
【0063】
不使用時に通風孔が他の筐体にふさがれるように構成した場合は、使用時の放熱効果と使用性とを維持しつつ、携帯時に通風孔の防水・防塵効果が単純な構造で発揮できる。これにより、価格的に安価になり、また、データ処理装置の薄型化も可能となる。さらに、保護カバーを必要としないので、より使用性がよくなる。
【0064】
不使用時に外部記憶媒体用の挿入孔がふさがれるように構成した場合は、外部記憶媒体用の挿入孔も防水・防塵効果が単純な構造で発揮できる。これによっても、価格的に安価になり、また、データ処理装置の薄型化も可能となる。
【0065】
不使用時に、外傷に弱い部分も、ふさがれるように構成した場合は、携帯時に、外傷保護対策をすると同時に、防水・防塵対策またはセキュリティ対策も行う。したがって、防水・防塵対策またはセキュリティ対策のし忘れを防止でき、確実な防水・防塵対策またはセキュリティ対策を採ることができる。また、不使用時にすべての孔がふさがれるように構成した場合は、完全な防水・防塵対策がなされる。
【0066】
連結部材を介した2軸を有するヒンジ機構により、使用時の配置と不使用時の配置を変更できるようにした場合には、底面に、通風孔を設けることができる。
【0067】
そのため、通風孔に最低限必要な面積を側面に確保する必要がなくなり、データ処理装置の薄型化が可能となる。また、側面に通風孔を設ける場合と比較して、大きな通風孔を設けることができる。したがって、放熱効果は大きくなるため、さらなる演算装置の高性能化に対応できる。
【0068】
不使用時と使用時の配置を変更できないようにした場合には、第三者によりデータ処理装置を動作させない効果と共に、外部記憶媒体の抜き取りを防止できる。そのため、外部記憶媒体用の挿入孔に物理鍵を設ける場合と比較して、単純な構造になるので、安価にセキュリティ対策ができ、データ処理装置の薄型化が可能となる。また、特殊仕様のカードを採用する場合と比較して、安価にセキュリティ対策ができる。さらに、特殊仕様のカードも併せて利用すれば、より確実なセキュリティ対策ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明におけるペン入力タイプの携帯型データ処理装置の斜視図である。
【図2】 本発明におけるペン入力タイプの携帯型データ処理装置の内部構造を示す斜視図である。
【図3】 本発明におけるペン入力タイプの携帯型データ処理装置であって、(a)は携帯時の状態を示す正面図、(b)は使用時の状態を示す正面図である。
【図4】 本発明における他の実施形態のペン入力タイプの携帯型データ処理装置の正面図である。
【図5】 従来のペン入力タイプの携帯型データ処理装置の斜視図である。
【図6】 ヒンジ機構による保護カバーを設けた従来のペン入力タイプの携帯型データ処理装置の正面図である。
【符号の説明】
1,2,5 筐体
11 表示装置(外傷に弱い部分)
12 ペン入力装置(外傷に弱い部分)
2c 通風孔
24 外部入出力装置
25a PCカードスロットの挿入孔(外部記憶媒体用の挿入孔)
3 連結部材
31 第一のヒンジ機構
32 第二のヒンジ機構
4 施錠機構(保持手段)
Claims (4)
- 装置の構成要素が第一の筐体と第二の筐体とに分けて収納されており、該装置の使用時と不使用時で前記第一の筐体と前記第二の筐体の配置を変更できるように構成され、前記第二の筐体に外部記憶媒体を挿入する挿入孔が設けられている携帯型データ処理装置において、
前記第一の筐体と前記第二の筐体とが連結部材を有するヒンジ機構部により結合され、
前記第一の筐体に収納されている表示装置の表示面と外部記憶装置が収納されている前記第二の筐体とが互いに向かい合うように配置される不使用時には、前記挿入孔が前記連結部材でふさがれ、
前記第一の筐体に収納されている表示装置の表示面と外部記憶装置が収納されている前記第二の筐体とが互いに向かい合わないように配置される使用時には、前記挿入孔が前記連結部材でふさがれない構成であることを特徴とする携帯型データ処理装置。 - 前記使用時は、前記第一の筐体の外面と前記第二の筐体の外面とが互いに向かい合うように配置されることによって、前記表示装置の表示面が外側に配置されることを特徴とする請求項1記載の携帯型データ処理装置。
- 前記第一の筐体と前記連結部材とが第一のヒンジ機構で連結され、前記第二の筐体と前記連結部材とが第二のヒンジ機構で連結されていることを特徴とする請求項1または2記載の携帯型データ処理装置。
- 前記不使用時には、前記第一の筐体と前記第二の筐体とを保持する保持手段をさらに備えることを特徴とする請求項1または3記載の携帯型データ処理装置。
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