JP4309876B2 - 自動二輪車 - Google Patents

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Description

本発明は、自動二輪車、特に、車体の下側に排気管(触媒)を配置するとともに、車体の少なくとも下側をカウリングで覆っている自動二輪車に関するものである。
近年、自動二輪車の分野においても排気ガスに含まれる炭化水素(HC)や窒素酸化物(NOx)等を除去することが望まれている。下記特許文献1には、自動二輪車の排気管に、排気を浄化する触媒を設けた技術が開示されており、該排気管は、エンジンの前側から下側を通って後方へ延設され、触媒はエンジンの下側に配置されている。また、車体はカウリングによって覆われている。
特開平6−26375号公報
排気管、特に触媒は高温になるのに対し、車体を覆うカウリングは合成樹脂で形成されることが多いため、触媒の近くにカウリングがあると、変形や変色等の熱影響を受ける場合がある。また、通常、触媒は排気管よりも大径であるので、触媒の下側をカウリングで覆うと最低地上高が低くなるとともにバンク角が小さくなる。したがって、図7の底面図のように、カウリング101の下面に切欠状の開口102を形成することによって、カウリング101を触媒100や排気管104から離し、カウリング101の地上高を高くするとともにバンク角を大きくすることが行われている。
しかし、このように切欠状の開口102を形成すると、切欠部分の両端部102Aの強度が低下し、走行時にバタついたり振動を発生したりすることがある。切欠部分の強度を補うため、両端部102Aを橋渡しするように補強部材103を設けることも考えられるが、当該補強部材103が排気管104や触媒100に近づき、補強部材103を介してカウリング101に熱が伝達されるため、好ましくない。また、補強部材103の分だけ車体が低くなるため、最低地上高を確保するのが困難になる。
本発明は、上記の実情に鑑みてなされたものであり、カウリングの強度を確保しながら、排気管や触媒を避けるように開口を形成することができる自動二輪車を提供することを目的とする。また、補強部材によってロワーカウリングの強度を確保するとともに、排気管や触媒の熱を受けないように補強部材を配置することができ、しかも、最低地上高を確保するとともにバンク角を大きくすることができる自動二輪車を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、エンジン13を具備した車体と、前記エンジン13に接続された排気管30と、該排気管30に設けられ且つ前記エンジン13の下側に配置された触媒管38と、少なくとも前記エンジン13及び排気管30の左右側方及び下方を覆うロワーカウリング43と、を備えている自動二輪車において、前記ロワーカウリング43の下面の前記触媒管38に対応する位置に、周縁全体が閉じた孔状の開口45が形成され、該開口45の前端部には、前記触媒管38に接続される排気管構成部材の下方を露出させる左右中央の切欠き48と、前記排気管構成部材の左右側方を露出させる左右の切欠き46と、前記左右中央の切欠き48と前記左右の切欠き46との間に形成されて前端部側から後端部側に突出する突起49と、が形成されており、前記左右中央の切欠き48の周縁には、前記突起49に沿って延びるU字状の補強部材51が設けられていることを特徴とする。
これによれば、開口の全周縁が閉じていることにより、ロワーカウリングに開口を形成することに伴う強度の低下を最小限に抑えることができる。したがって、触媒を避けるように開口を可及的に大きく形成することが可能となり、触媒からの熱影響を少なくすることができる。
また、排気管からの熱が補強部材に伝達されることもなく、開口周縁部の強度を高めることができる。また、開口周縁部の上面に補強部材を設けた場合、補強部材がカウリングよりも低くならないので、最低地上高を確保するとともにバンク角を大きくすることができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記ロワーカウリングは、左右の分割体を相互に連結することによって構成され、前記開口は、前記両分割が跨がるように設けられている
これによれば、補強部材を、複数の分割体を連結するための連結部材として用いることができ、補強部材に、カウリングの補強と分割体の連結との双方の機能をもたせることによって、部品兼用による部品点数減や構造の簡素化を図ることができる。また、補強部材によって分割体を強固に連結することができる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載の自動二輪車において、前記エンジンの下面には、前記排気管構成部材として、2本の集合管が配置され、該各集合管にそれぞれ前記触媒管が接続され、一方の前記集合管及び該集合管に接続される一方の前記触媒管は、車幅中心線に沿って延びており、他方の前記集合管及び他方の前記触媒管は、それらの軸芯を前後方向に向けた状態で、車幅中心から左右方向の一方に配置され、一方の前記触媒管の下端が車体の最低地上高となっている。
これによれば、ロワーカウリングで排気管を覆いつつ、車体の最低地上高さを高くすることができ、バンク角度を大きく取れる。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一つに記載の発明において、前記補強部材が、固定具を介して前記カウリングに取り付けられる取付部を備え、該取付部が、斜め下方に向いた取付面を有し、前記固定具が、前記取付面に略直交する方向に取り付けられる
これによれば、補強部材の取付面に略直交する斜め下方から固定具を取り付けることができるので、固定具を真下から取り付ける場合に比べて作業が容易になるとともに、最低地上高を確保することができ、固定具を真横から取り付ける場合に比べ、固定具が側方から見て目立たなくなるので、外観を向上することができる。
請求項5記載の発明は、請求項2乃至4のいずれか一つに記載の発明において、前記補強部材が、一方の前記分割体にネジで固定され、他方の前記分割体に差し込み式の固定具で固定されている
これによれば、一方の分割体に補強部材をネジ固定する場合には、双方の分割体を分離した状態で容易に作業をすることができ、他方の分割体に補強部材を固定する場合には、双方の分割体は接した状態となるが、差し込み式の固定具を差し込むだけでよいので、簡単に作業を行うことができる。
本発明によれば、カウリングの強度を確保しながら、排気管や触媒を避けるように開口を形成することができる。また、補強部材によってカウリングの強度を確保することができ、排気管や触媒の熱を受けないように、そして最低地上高を確保するように、補強部材を配置することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る自動二輪車の右側面図である。なお、以下の説明においては、図1の左右方向を前後方向とし、紙面に垂直な方向を左右方向とする。
自動二輪車10は、車体フレーム12、エンジン13、スイングアーム22等を有する車体11と、該車体11の外面を覆うカウリング14とを有している。車体フレーム12は、メインフレーム15と、スイングアームブラケット16と、後部フレーム17とによって、側方からみて略Y字状に構成されている。メインフレーム15は、ヘッドパイプ18から後下がり状に後方へ延びており、スイングアームブラケット16は、メインフレーム15の後下端部から下方突出状に延びている。メインフレーム15とスイングアームブラケット16とは一体的に形成されている。後部フレーム17は、メインフレーム15の後端部に固定されていて、後上がり状に後方へ延びている。前記ヘッドパイプ18にはフロントフォーク19が支持され、フロントフォーク19の上端部にはハンドル20が設けられ、フロントフォーク19の下端部には前輪21が支持されている。
スイングアームブラケット16には、スイングアーム22の前端部が上下揺動自在に支持されており、スイングアーム22の後端部には後輪23が支持されている。スイングアーム22と車体フレーム12との間には、概ね直立姿勢のリヤサスペンション24が伸縮可能に介装されている。車体フレーム12の上側には燃料タンク25、シート26及び後部シート27が前側から順に設けられている。メインフレーム15の下側にはエンジン13が配置されている。
〔排気管30の構成〕
エンジン13のシリンダヘッドには排気管30が接続されている。該排気管30は、エンジン13の前側を下方に延びると共に後方へ曲がり、エンジン13の下側を通っている。さらに、排気管30は、エンジン13の後方で上向きに立ち上がるとともに、後部フレーム17の下側で後方に湾曲し、後端部にマフラー31を連結している。
図2は、排気管30及びカウリング14を示す平面図である。図1及び図2に示すように、排気管30は、第1〜3排気管32〜34、第1,第2集合管35,36、分岐管37、及び触媒管38で構成されている。本実施形態のエンジン13は、例えば並列4気筒であり、第1排気管32は、4本備えられると共に、上端部がエンジン13の各気筒に接続され、エンジン13の前側を通って下方に延び、下端部が後向きに曲がっている。第1排気管32の下端部(後端部)には、第1集合管35が接続されている。第1集合管35は2本備えられ、それぞれが2本の第1排気管32を1本に集合している。
各第1集合管35の後端部には、それぞれ触媒管38が接続されている。触媒管38は、例えばステンレス製の筒管内に同じくステンレス製の触媒を内蔵してなり、該触媒によって排気ガスに含まれる有害物質を除去又は浄化する。各触媒管38の後端には第2集合管36が接続されている。第2集合管36は2本の触媒管38を1つに集合する。前記第1集合管35、触媒管38、及び第2集合管36は、図1に示すように、軸心を前後方向に向けた状態でエンジン13(車体11)の下側に配置され、また、図2に示すように、車幅中心O1からやや右側に変位して配置されている。
第2集合管36の後端部には、1本の第2排気管33が接続され、第2排気管33は、エンジン13の下側から後方を通って上向きに立ち上がっている。第2排気管33は、車幅中心からやや右側に変位して配置されている。第2排気管33の上端部には、分岐管37が接続され、この分岐管37は、排気ガス通路を2つに分岐している。分岐管37には、2本の第3排気管34が接続されており、各第3排気管34は、図1に示すように、後部フレーム17の下側に略沿って後斜め上方に延びている。右側の第3排気管34Rは、図2に示すように、右側にやや変位しながら斜めに延び、左側の第3排気管34Lは、左側へ大きく変位しながら斜めに延びている。
前記触媒管38はステンレスで形成されているのに対し、他の部分32〜37はチタンで形成されており、これによって軽量化が図られている。
図1に示すように、各第3排気管34の後端部にはマフラー31が接続されており、マフラー31は、後部フレーム17と後輪23との上下間であって、車体11の左右両側(図1では右側のみを示す)に配置されている。
〔カウリング14の構成〕
図1に示すように、カウリング14は、フロントカウリング41と、サイドカウリング42と、ロワーカウリング43とを有しており、これらは別体で形成されるとともに相互に連結されている。フロントカウリング41は、主としてハンドル20周りを覆い、サイドカウリング42は、車体11前部の左右両側を覆っている。ロワーカウリング43は、車体11(エンジン13)及び排気管30を、左右側方及び下方から覆っている。
図3は、排気管30及びカウリング14を示す底面図であり、図4は、ロワーカウリング43の分解斜視図である。ロワーカウリング43は、左右の分割体43R,43Lを車幅中心O1で相互に連結することによって構成されている。
ロワーカウリング43の下面には、触媒38に対応する位置に開口45が形成されている。開口45は、孔状、即ち、周縁全体が閉じた形態であり、下方から見て触媒38全体を囲む範囲で形成されている。
図1に示すように、開口45は、側方から見て触媒38の下半分を露出している。したがって、触媒38の部分が車体の最低地上高となっている。さらに、開口45は、第1集合管35の側方をも露出するように、前側に大きく切り込まれた左右一対の切欠き46を備えている。また、図3に示すように、第2集合管36及び第2排気管33が車幅方向右側にやや変位しているのに対応して、開口45の後部右側には、後方へ大きく切り込まれた切欠き47が形成されている。また、開口45の前部中央には、一方の第1集合管35の下側を開放するように、前方に大きく切り込まれた切欠き48が形成されている。したがって、開口45の前部には、左右両側の切欠き46と、左右中央の切欠き48とが形成され、各切欠き46,48の間には、後方に突出する突起49が形成されている。
前記開口45の周縁部50、特に、切欠き48の周縁部50には、該周縁部50に沿った形状(厳密に周縁部50に沿った形状だけでなく略沿った形状も含む)の補強部材51が設けられている。図5は、図3のV−V矢視断面図であり、図6は、補強部材51の底面図である。補強部材51は、鉄やステンレス等の金属製であり、前後方向に延びる左右の側片52L,52Rと、左右側片52L,52Rの前端部を連接する半円弧状の連接片53と、によって、平面視でU字形に形成されている。補強部材51の内側縁部には、上向きに折曲する折曲片51Aが形成されている。
補強部材51の左右側片52L,52Rは、ロワーカウリング43に対する取付部となっている。すなわち、左右各側片52L,52Rには、上下に貫通する孔54が前後2つずつ設けられ、右側の側片52Lの上面には、孔54に連通する雌ねじを形成したナット部材55が固着されている。左右側片52L,52Rは、板面(取付面)が、左右外斜め下方を向くように傾斜している。
一方、ロワーカウリング43の切欠き48の周縁部50には、図5に示すように、補強部材51の孔54に対応した孔56が形成されている。ロワーカウリング43の側面43Bと下面43Cとの境界部分は、左右外斜め下方に向く斜面43Aとなっており、この斜面43Aに前記孔56が形成されている。左右側片52L,52Rの取付面の傾斜と、ロワーカウリング43の斜面43Aの傾斜とは略一致しており、したがって、左右側片52L,52Rとロワーカウリング43とは、互いに重ねた状態で孔54,56を適合させることができるようになっている。
右側の各孔54,56には、固定具としてのネジ57が挿通され、該ネジ57はナット部材55に螺合されるようになっている。左側の各孔54,56には、固定具としてプッシュリベット(差し込み式固定具)58が挿通され、各孔54,56に対して一方向に差し込むだけで取り付けることができるようになっている。プッシュリベット58は、例えば、複数の縦溝によって割ピン状に形成された筒形のピン本体58aと、ピン本体58aの筒内に挿入される軸棒58bとを備え、ピン本体58aを孔54,56に挿入するとともに、軸棒58bを先端側に押し込むことによってピン本体58aの先端を径方向外側に拡径し、抜止されるようになっている。
ロワーカウリング43を構成する左右の分割体43L,43Rは、図3及び図4に示すように、開口45の前側1カ所の連結部61と、開口45の後側3カ所の連結部62において、ネジやリベット等により連結されている。前側の連結部61は、ロワーカウリング43の前面に設けられ、後側の連結具62は、2カ所が下面に、1カ所が後面に設けられている。さらに、開口43の前部側では、補強部材51によって左右の分割体43L,43Rが相互に連結されている。
〔ロワーカウリングの開口に関する作用効果〕
(1)図3に示すように、ロワーカウリング43下面の開口45は、周縁全体が閉じた孔状であるので、開口45を形成することに伴うロワーカウリング43の強度低下が少なくなり、走行時のバタツキや振動の発生を防止することができる。また、強度低下が少ないので開口45を可及的に大きく形成することができ、開口45の周縁部50を排気管30(又は触媒38)から遠ざけて熱影響を少なくすることができる。
(2)図1に示すように、開口45の左右両側には、前側に大きく切り込まれた切欠き46が形成されているので、排気管30(特に第1集合管35)の放熱性を高めることができ、また、開口45の存在が強調されるので、開口45を意匠的要素として用いることができ、外観を向上することが可能となる。
(3)ロワーカウリング43の開口45は、左右の分割体43L,43Rに跨るように形成されているので、左右分割体43L,43Rを連結した状態では、周縁全体が閉じた形態であるが、左右分割体43L,43Rを分離した状態ではそれぞれ一側が開放した切欠きとなる。そのため、各分割体43L,43Rの成形を容易に行うことができる。
〔補強部材に関する作用効果〕
(1)ロワーカウリング43の開口45の周縁部50に補強部材51を設けているので、該周縁部50を好適に補強することができるとともに、排気管30から補強部材51に熱が伝達されるのを防止することができる。更に、開口45の周縁部50の上面(ロワーカウリング43の内面)に補強部材51を設けているので、補強部材51によって最低地上高が下がったり、バンク角が小さくなったりすることはない。
(2)補強部材51は、ロワーカウリング43の斜面43Aに、斜め下方から挿入されるネジ57及びプッシュリベット58によって取り付けられるので、ネジ57等を真下から挿入する場合に比べて取付作業を容易に行うことができ、また、ネジ57等の頭部が真下に突出しないので最低地上高を確保することができる。また、ネジ57等を真横から挿入する場合に比べ、側方から見てネジ57等が目立たないので、外観的にも有利である。
(3)補強部材51は、ロワーカウリング43の補強と、左右分割体43L,43Rを相互に連結する連結部材としての機能とを有しているので、部品兼用による部品点数減や構造の簡素化を図ることができる。また、補強部材51によって左右分割体43L,43Rを強固に連結することができる。さらに、左右分割体43L,43Rを下面で連結すると、ネジ等の挿入や工具の操作がし難くなるが、補強部材51を介して連結することにより、ネジ57及びプッシュリベット58を斜め下方から挿入することができるので、連結作業を容易に行うことができる。
(4)補強部材51の右側の側片52Rは、右側の分割体43Rにネジ57で固定され、左側の側片52Lは左側の分割体43Lに差し込み式のプッシュリベット58で固定されているので、補強部材51の右側は、左右分割体43L,43Rを分離した状態でネジ57によって簡単且つ強固に固定でき、補強部材51の左側は、左右分割体43L,43Rを連結した状態でも、プッシュリベット58を差し込むだけで簡単に固定することができる。
〔他の実施形態〕
本発明は、特許請求の範囲に記載されている範囲内で、例えば、次のように変更することが可能である。
(1)ロワーカウリング43の開口45を一部が開放した形状(切欠き状)に形成し、且つ、開口45の周縁部50に補強部材51を設けた形態とすることができる。
(2)ロワーカウリング43の開口45を周縁全体が閉じた形状(孔状)に形成し、且つ、開口45の周縁部50に補強部材51を設けない形態とすることができる。
(3)ロワーカウリング43の開口45の周縁部50に補強部材51を設け、且つ、車体の下側に触媒管38を配置しない(排気管30に触媒管38を設けない場合も含む)形態とすることができる。
(4)エンジン13の配置や気筒数等は適宜変更可能であり、これに応じて排気管30の配置等も変更可能である。また、マフラー31は、後輪23の左右側方に配置することもできる。
(5)ロワーカウリング43の開口45や排気管30の構造や配置は、車幅中心O1を基準として左右逆にすることも可能である。
(6)差し込み式の固定具58としては、孔54,56に差し込むだけで装着が完了するものであれば、プッシュリベットに限らず種々適用することができる。
(7)ロワーカウリング43は、3以上の分割体で構成することができる。
(8)補強部材51は、金属に限らず合成樹脂等の他の材料で形成することができる。
(9)排気管30又は触媒38は、必ずしも車体11(エンジン13)の真下に配置する必要はなく、左右又は前後にずれた位置(車体11の斜め下側)に配置するようにしてもよい。
(10)上記実施形態の開口45は、下方から見て触媒38全体を囲む範囲で形成され、側方から見て触媒38の下半分を露出するようにしているが、このような形態に限定されず、ロワーカウリング43に実質的な熱影響が及ばないように、排気管30又は触媒38に対応する部分に設ければよい。ロワーカウリング43に実質的な熱影響が及ばなければ、例えばロワーカウリング43の一部が排気管30又は触媒38にオーバーラップしてもよい。
(11)以上のほか、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
一般用又はレース用のモーターサイクル等、ロワーカウリングを備えた自動二輪車に適用することができる。
本発明の実施形態に係る自動二輪車の右側面図である。 排気管及びカウリングを示す平面図である。 排気管及びカウリングを示す底面図である。 ロワーカウリングの分解斜視図である。 図3のV−V矢視断面図である。 補強部材の底面図である。 従来技術に係る排気管及びカウリングを模式的に示す底面図である。
符号の説明
10 自動二輪車
11 車体
13 エンジン
43 ロワーカウリング
43L,43R 分割体
43A 斜面
45 開口
51 補強部材
48 切欠き
38 触媒管
30 排気管
57 ネジ(固定具)
58 プッシュリベット(固定具)

Claims (5)

  1. エンジン(13)を具備した車体と、前記エンジン(13)に接続された排気管(30)と、該排気管(30)に設けられ且つ前記エンジン(13)の下側に配置された触媒管(38)と、少なくとも前記エンジン(13)及び排気管(30)の左右側方及び下方を覆うロワーカウリング(43)と、を備えている自動二輪車において、
    前記ロワーカウリング(43)の下面の前記触媒管(38)に対応する位置に、周縁全体が閉じた孔状の開口(45)が形成され、
    該開口(45)の前端部には、前記触媒管(38)に接続される排気管構成部材の下方を露出させる左右中央の切欠き(48)と、前記排気管構成部材の左右側方を露出させる左右の切欠き(46)と、前記左右中央の切欠き(48)と前記左右の切欠き(46)との間に形成されて前端部側から後端部側に突出する突起(49)と、が形成されており、
    前記左右中央の切欠き(48)の周縁には、前記突起(49)に沿って延びるU字状の補強部材(51)が設けられていることを特徴とする、自動二輪車。
  2. 前記ロワーカウリング(43)は、左右の分割体(43L,43R)を相互に連結することによって構成され、
    前記開口(45)は、前記両分割体(43L,43R)に跨がるように設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の自動二輪車。
  3. 前記エンジン(13)の下側には、前記排気管構成部材として、2本の集合管(35)が配置され、該各集合管(35)にそれぞれ前記触媒管(38)が接続され、
    一方の前記集合管(35)及び該集合管(35)に接続される一方の前記触媒管(38)は、車幅中心線(O1)に沿って延びており、
    他方の前記集合管(35)及び他方の前記触媒管(38)は、それらの軸芯を前後方向に向けた状態で、車幅中心(O1)から左右方向の一方に配置され、
    一方の前記触媒管(38)の下端が車体の最低地上高となっている、ことを特徴とする 請求項1又は2に記載の自動二輪車。
  4. 前記補強部材(51)が、固定具(57,58)を介して前記カウリング(43)に取り付けられる取付部を備え、該取付部が、斜め下方に向いた取付面(43A)を有し、前記固定具が、前記取付面(43A)に略直交する方向に取り付けられることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一つに記載の自動二輪車。
  5. 前記補強部材(51)が、一方の前記分割体(42L)にネジで固定され、他方の前記分割体(42R)に差し込み式の固定具で固定されていることを特徴とする、請求項2乃至4のいずれか一つに記載の自動二輪車。
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