JP4309538B2 - 電源復帰装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源回路の瞬断復帰を確実にする電源復帰装置に関する。
【0002】
【従来技術】
携帯電話機等の携帯機器は電池パックをコネクタで機械的に機器本体に着脱自在に結合し、該電池パックの電池を主電源としている。上記のように電池パックはコネクタで機械的に着脱自在に結合するものなので、機器の振動等で瞬間的にコネクタの金属接続端子同士の接触が外れてしまう現象が生じる。これを瞬断という。電池電圧により所定の電圧を機器各部へ印加する主電源回路は通常、図4(a)に示すように電池電源が一旦、電圧値(V−DET)より下がり再び電圧値(V−DET)以上の電圧が加わった場合に電源を投入し、ある条件(例えば瞬断判定用のコンデンサの電圧が一定値以上残っていることを、もしくは内部メモリに瞬断状態が記憶されている等)が満たされていれば瞬断していたと判断し、そのまま電源が保持され、正常動作を行う。
【0003】
このような従来技術は、例えば特開平8−314552号「電源回路」に記載されている。特開平8−314552号の発明は、図5にそのブロック図を示すように電源投入スイッチ回路2のスイッチSWを投入した時やあるいは電源ON状態で瞬断が発生すると、電源投入スイッチ回路2のトランジスタスイッチがオンされ電圧検出回路4に電源電圧が供給されてハイインピーダンスとなり微分回路5で微分信号を発生し、トランジスタスイッチ6が一定時間(100ms)オンし、主電源回路3を起動する。この起動によりCPU7に安定化された電源電圧が供給され、CPU7は電源保持信号iを主電源回路3に出す。以後、この電源保持信号iで主電源回路3は駆動される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、瞬断が極めて短時間で図4(b)に示すように電池電圧が検出電圧(V−DET)を下回らずに復帰した場合、電源は切れてしまうが電源投入スイッチ回路2がオンされず電圧検出回路4が働かないため、再び電源が投入されることが無く、切れたままとなってしまう。
【0005】
本発明は、このような課題に鑑みて、いかなる瞬断に対しても確実に電源復帰をさせる技術を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術の課題を解決するために本発明は、交換可能な電池を主電源とし、該電池電圧に基づき機器内の各部へ所定電圧を印加する主電源回路が、該電池電圧の瞬断により動作停止した場合、該動作を復帰させるための電源復帰装置において、クロックと、該クロックのバックアップ電源とを備え、前記主電源回路の動作状態に係わらず前記クロックが所定時間毎に該主電源回路に対し電源オン信号を繰返し出力するようにした。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の原理を示すタイミングチャートである。(a)は電池電圧、(b)は主電源による供給電圧、(c)はリアルタイムクロック(RTC)による電源ON信号である。RTCは設定した時刻に信号を出力することができるので、動作中に一定時間T毎に電源ON動作を行わせる。即ち、正常動作中であれば、時間T後に電源ON動作が行われても既に電源はON状態であるから動作に変わりはない。また、この時点で現在時刻から時間T後に自動電源ON機能が再設定される。この動作を繰返すことで、極めて短時間の瞬断が発生し、主電源回路が停止してしまった場合でも、設定された時刻に電源が投入され、主電源回路は動作復帰する。よって電源が切れたままとなることがない。
【0008】
図2は、本発明の一実施形態である電源再復帰装置のブロック図で、従来技術で説明した電源回路にRTC8とバックアップ用コンデンサ9を追加したものである。本例によれば、主電源回路3が電源保持信号iで動作している状態で、CPU7はRTC8に時刻設定信号jを送る。RTC8はCPU7の時刻設定信号jにて設定された一定時間間隔Tで目覚まし信号hを出力している。このような状態で図4(b)に示す極めて短時間の瞬断が発生すると主電源回路3の駆動停止にともないCPU7もダウンするが、RTC8のみはバックアップ用コンデンサ9により動作し一定時間T後に目覚まし信号hを出力する。既に電池電圧lは回復しているので、この目覚まし信号hで主電源回路3は再び起動し、したがってCPU7も復帰し再び電源保持信号iにて主電源回路3の動作を維持するものである。
【0009】
また、他の実施形態としては図3に示すようなロジック回路にも適用できる。図3の例でもCPU7が電源保持信号iを出し、これはOR回路dで電源ON信号kとなって主電源回路3を動作させ電池電圧lを所定電圧に安定させ各部へ印加する。電池電圧lは電池電圧検出回路4で監視されており、図4(a)に示す通常の瞬断では電池電圧lが復帰すると検出信号gが一定時間出力され、これがOR回路dを通して主電源回路3をONし、電源が入る。その後、CPU7は電源保持信号iを出力するので、検出信号gがなくなっても電源ON信号kは保持され、電源は入ったままとなる。図4(b)のような極めて単時間の瞬断が発生し電池電圧検出回路4が検出信号gを出せない場合は、CPU7の電源保持信号iも停止してしまうが、RTC8から目覚まし信号hは主電源回路3の動作状態に関係なく一定時間T毎に出力されているのでOR回路dから電源オン信号kが出力され主電源回路3が復帰しCPU7が復帰する。
【0010】
【発明の効果】
以上のように本発明は、交換可能な電池を主電源とし、該電池電圧に基づき機器内の各部へ所定電圧を印加する主電源回路が、該電池電圧の瞬断により動作停止した場合、該動作を復帰させるための電源復帰装置において、クロックと、該クロックのバックアップ電源とを備え、前記主電源回路の動作状態に係わらず前記クロックが所定時間毎に該主電源回路に対し電源オン信号を繰返し出力するようにしたので、如何なる瞬断が発生しても確実に電源を復帰させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電源復帰装置の原理を示すタイミングチャート。
【図2】本発明の一実施形態を示す電源復帰装置の回路図。
【図3】本発明の他の一実施形態を示す電源復帰装置の回路図。
【図4】電池電源の瞬断時の検出電圧値を示すもので(a)は通常の瞬断時の図、(b)は本発明が対象とする極めて短時間の瞬断時の電池電源電圧を示す図。
【図5】従来の電源復帰装置の回路図。
【符号の説明】
1:電池
2:電源投入スイッチ回路
3:主電源回路
4:電圧検出回路
5:微分回路
6:トランジスタスイッチ
7:制御手段(CPU)
8:リアルタイムクロック(RTC)
9:バックアップ用コンデンサ
d:OR回路
g:検出信号
h:目覚まし信号
i:電源保持信号
j:時刻設定信号
k:電源オン信号
l:電池電圧
Claims (1)
- 交換可能な電池を主電源とし、該電池電圧に基づき機器内の各部へ所定電圧を印加する主電源回路が、該電池電圧の瞬断により動作停止した場合、該動作を復帰させるための電源復帰装置において、クロックと、該クロックのバックアップ電源とを備え、前記主電源回路の動作状態に係わらず前記クロックが所定時間毎に該主電源回路に対し電源オン信号を繰返し出力するようにしたことを特徴とする電源復帰装置。
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JP36343399A JP4309538B2 (ja) | 1999-12-21 | 1999-12-21 | 電源復帰装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP36343399A JP4309538B2 (ja) | 1999-12-21 | 1999-12-21 | 電源復帰装置 |
Publications (2)
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JP4309538B2 true JP4309538B2 (ja) | 2009-08-05 |
Family
ID=18479299
Family Applications (1)
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JP36343399A Expired - Fee Related JP4309538B2 (ja) | 1999-12-21 | 1999-12-21 | 電源復帰装置 |
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-
1999
- 1999-12-21 JP JP36343399A patent/JP4309538B2/ja not_active Expired - Fee Related
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