JP4309475B2 - 新規のベンゾフラン―4―カルボキサミド - Google Patents

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Description

技術分野
本発明は、医薬品を製造するための製薬工業において使用される新規のベンゾフラン−4−カルボキサミドに関する。
背景技術
国際特許出願WO92/12961には、PDE阻害特性を有するベンズアミドが記載されている。国際特許出願WO93/25517には、トリ置換フェニル誘導体が選択的なPDE IV阻害剤として開示されている。国際特許出願WO94/02465には、c−AMPホスホジエステラーゼおよびTNFの阻害剤が記載されている。国際特許出願WO95/01338には、フルオロアルコキシ置換ベンズアミドおよびその環式ヌクレオチドホスホジエステラーゼ阻害剤としての使用が記載されている。国際特許出願WO97/20833には、ベンゾフランカルボキサミドおよびスルホンアミドがホスホジエステラーゼIVの阻害剤として開示されている。
発明の開示
ところで、以下に詳細に記載された新規のベンゾフラン−4−カルボキサミドは、意外なことに特に有利な性質を有していることが見い出された。
従って、本発明は、式I
Figure 0004309475
〔式中、
R1は1〜2C−アルコキシまたは完全にかまたは主に弗素によって置換されている1〜2C−アルコキシであり、
R2は1〜7C−アルキル、3〜7C−シクロアルキルまたは3〜7C−シクロアルキルメチルであり、
Arはフェニル、ピリジル、R3、R4およびR5によって置換されているフェニルまたはR6、R7、R8およびR9によって置換されているピリジルであり、この場合
R3はヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、カルボキシル、トリフルオロメチル、1〜4C−アルキル、1〜4C−アルコキシ、1〜4C−アルコキシカルボニル、1〜4C−アルキルカルボニル、1〜4C−アルキルカルボニルオキシ、アミノ、モノ−もしくはジ−1〜4C−アルキルアミノまたは1〜4C−アルキルカルボニルアミノであり、
R4は水素、ヒドロキシル、ハロゲン、アミノ、トリフルオロメチル、1〜4C−アルキルまたは1〜4C−アルコキシであり、
R5は水素、ハロゲン、1〜4C−アルキルまたは1〜4C−アルコキシであり、
R6はヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、カルボキシル、1〜4C−アルキル、1〜4C−アルコキシ、1〜4C−アルコキシカルボニルまたはアミノであり、
R7は水素、ハロゲン、アミノまたは1〜4C−アルキルであり、
R8は水素またはハロゲンであり、かつ
R9は水素またはハロゲンである〕で示される化合物、この化合物の塩、ならびにピリジンのN−酸化物およびその塩に関する。
殊に、本発明は、
R1が1〜2C−アルコキシまたは完全にかまたは主に弗素によって置換されている1〜2C−アルコキシであり、
R2が1〜7C−アルキル、3〜7C−シクロアルキルまたは3〜7C−シクロアルキルメチルであり、
Arがフェニル、ピリジル、R3、R4およびR5によって置換されているフェニルまたはR6、R7、R8およびR9によって置換されているピリジルであり、この場合には
R3がヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、カルボキシル、トリフルオロメチル、1〜4C−アルキル、1〜4C−アルコキシ、1〜4C−アルコキシカルボニル、1〜4C−アルキルカルボニル、1〜4C−アルキルカルボニルオキシ、アミノ、モノ−もしくはジ−1〜4C−アルキルアミノまたは1〜4C−アルキルカルボニルアミノであり、
R4が水素、ヒドロキシル、ハロゲン、アミノ、トリフルオロメチル、1〜4C−アルキルまたは1〜4C−アルコキシであり、
R5が水素、ハロゲン、1〜4C−アルキルまたは1〜4C−アルコキシであり、
R6がヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、カルボキシル、1〜4C−アルキル、1〜4C−アルコキシ、1〜4C−アルコキシカルボニルまたはアミノであり、
R7が水素、ハロゲン、アミノまたは1〜4C−アルキルであり、
R8が水素またはハロゲンであり、かつ
R9が水素またはハロゲンであり、その際、
R1がメトキシである場合には、R2はエチルまたは2,2−ジメチルプロピルではないような式Iの化合物、この化合物の塩、ならびにピリジンのN−酸化物およびその塩に関する。
1〜2C−アルコキシは、酸素原子とともにエチル基または好ましくはメチル基を有する基である。
完全にかまたは主に弗素によって置換されている1〜2C−アルコキシは、例えば1,2,2−トリフルオロエトキシ、ペルフルオロエトキシおよび殊に1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、トリフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシおよび好ましくはジフルオロメトキシ基である。
1〜7C−アルキルは、1〜7個の炭素原子を有する直鎖状または分枝鎖状アルキル基である。例は、ヘプチル基、イソヘプチル基(2−メチルヘキシル)、ヘキシル基、イソヘキシル基(2−メチルペンチル)、ネオヘキシル基(2,2−ジメチルブチル)、ペンチル基、イソペンチル基(3−メチルブチル)、ネオペンチル基(2,2−ジメチルプロピル)、ブチル基、イソブチル基、第二ブチル基、第三ブチル基、プロピル基、イソプロピル基、エチル基およびメチル基である。
3〜7C−シクロアルキルは、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基およびシクロヘプチル基である。3〜5C−シクロアルキル基のシクロプロピル、シクロブチルおよびシクロペンチルが好ましい。
3〜7C−シクロアルキルメチルは、上記の3〜7C−シクロアルキル基の中の1個によって置換されているメチル基である。3〜5C−シクロアルキルメチル基のシクロプロピルメチル、シクロブチルメチルおよびシクロペンチルメチルが好ましい。
本発明の範囲内のハロゲンは、臭素、塩素および塩素である。
1〜4C−アルキルは、1〜4個の炭素原子を有する直鎖状または分枝鎖状アルキル基である。例は、ブチル基、イソブチル基、第二ブチル基、第三ブチル基、プロピル基、イソプロピル基、エチル基およびメチル基である。
1〜4C−アルコキシは、酸素原子とともに上記の1〜4C−アルキル基の中の1個を有する基である。例は、メトキシ基およびエトキシ基である。
1〜4C−アルコキシカルボニルは、上記の1〜4C−アルコキシ基の中の1個が結合しているカルボニル基である。例は、メトキシカルボニル基(CHO−CO−)およびエトキシカルボニル基(CHCHO−CO−)である。
1〜4C−アルキルカルボニルは、上記の1〜4C−アルキル基の中の1個が結合しているカルボニル基である。1つの例は、アセチル基(CHCO−)である。
1〜4C−アルキルカルボニルオキシ基は、酸素原子とともに上記の1〜4C−アルキルカルボニル基の中の1個を有する。1つの例は、アセトキシ基(CHCO−O−)である。
モノ−またはジ−1〜4C−アルキルアミノ基の例は、メチルアミノ基、ジメチルアミノ基およびジエチルアミノ基である。
1〜4C−アルキルカルボニルアミノ基の例は、アセチルアミノ基(−NH−CO−CH3)である。
置換基のR3、R4およびR5は、任意の望ましい位置および組合せでフェニル基に結合されていてよい。R3、R4およびR5によって置換された例示的なフェニル基は、2−アセチルフェニル基、2−アミノフェニル基、2−ブロモフェニル基、2−クロロフェニル基、2,3−ジクロロフェニル基、2,4−ジクロロフェニル基、4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル基、4−ブロモ−2−トリフルオロメチルフェニル基、2−カルボキシ−5−クロロフェニル基、3,5−ジクロロ−2−ヒドロキシフェニル基、2−ブロモ−4−カルボキシ−5−ヒドロキシフェニル基、2,6−ジクロロフェニル基、2,5−ジクロロフェニル基、2,4,6−トリクロロフェニル基、2,4,6−トリフルオロフェニル基、2,6−ジブロモフェニル基、2−シアノフェニル基、4−シアノ−2−フルオロフェニル基、2−フルオロフェニル基、2,4−ジフルオロフェニル基、2,6−ジフルオロフェニル基、2−クロロ−6−フルオロフェニル基、2−ヒドロキシフェニル基、2−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル基、2,4−ジヒドロキシフェニル基、2−メトキシフェニル基、2,3−ジメトキシフェニル基、2,4−ジメトキシフェニル基、2,6−ジメトキシフェニル基、2−ジメチルアミノフェニル基、2−メチルフェニル基、2−クロロ−6−メチルフェニル基、2,4−ジメチルフェニル基、2,6−ジメチルフェニル基、2,3−ジメチルフェニル基、2−メトキシカルボニルフェニル基、2−トリフルオロメチルフェニル基、2,6−ジクロロ−4−メトキシフェニル基、2,6−ジクロロ−4−シアノフェニル基、2,6−ジクロロ−4−アミノフェニル基、2,6−ジクロロ−4−メトキシカルボニルフェニル基、4−アセチルアミノ−2,6−ジクロロフェニル基、2,6−ジクロロ−4−エトキシカルボニルフェニル基、4−カルボキシフェニル基および4−カルボキシ−2,6−ジクロロフェニル基である。
置換基のR6、R7、R8およびR9は、任意の望ましい位置および組合せでピリジル環に結合されていてよい。R6、R7、R8およびR9によって置換された例示的なピリジル環は、3,5−ジクロロピリド−4−イル基、2,6−ジアミノピリド−3−イル基、4−アミノピリド−3−イル基、3−メチルピリド−2−イル基、4−メチルピリド−2−イル基、5−ヒドロキシピリド−2−イル基、4−クロロピリド−3−イル基、3−クロロピリド−2−イル基、3−クロロピリド−4−イル基、2−クロロピリド−3−イル基、2,3,5,6−テトラフルオロピリド−4−イル基、3,5−ジクロロ−2,6−ジフルオロピリド−4−イル基、3,5−ジブロモ−ピリド−2−イル基、3,5−ジブロモピリド−4−イル基、3,5−ジクロロピリド−4−イル基、2,6−ジクロロピリド−3−イル基、3,5−ジメチルピリド−4−イル基、3−クロロ−2,5,6−トリフルオロピリド−4−イル基および2,3,5−トリフルオロピリド−4−イル基である。
強調されるべき式Iの化合物は、
R1が1〜2C−アルコキシまたは完全にかまたは主に弗素によって置換されている1〜2C−アルコキシであり、
R2が1〜7C−アルキル、3〜7C−シクロアルキルまたは3〜7C−シクロアルキルメチルであり、
Arがフェニル、ピリジル、R3、R4およびR5によって置換されたフェニルまたはR6、R7、R8およびR9によって置換されたピリジルであり、この場合には
R3がハロゲン、カルボキシルまたは、1〜4C−アルコキシカルボニルであり、
R4が水素またはハロゲンであり、
R5が水素またはハロゲンであり、
R6がハロゲンであり、
R7が水素またはハロゲンであり、かつ
R8およびR9が水素であるようなもの、この化合物の塩、ならびにピリジンのN−酸化物およびその塩である。
強調されるべき式Iの好ましい化合物は、
R1が1〜2C−アルコキシまたは完全にかまたは主に弗素によって置換されている1〜2C−アルコキシであり、
R2が1〜7C−アルキル、3〜7C−シクロアルキルまたは3〜7C−シクロアルキルメチルであり、
Arがフェニル、ピリジル、R3、R4およびR5によって置換されたフェニルまたはR6、R7、R8およびR9によって置換されたピリジルであり、この場合には
R3がハロゲン、カルボキシルまたは1〜4C−アルコキシカルボニルであり、
R4が水素またはハロゲンであり、
R5が水素またはハロゲンであり、
R6がハロゲンであり、
R7が水素またはハロゲンであり、かつ
R8およびR9が水素であり、その際、
R1がメトキシである場合には、R2はエチルまたは2,2−ジメチルプロピルではないようなもの、この化合物の塩、ならびにピリジンのN−酸化物およびその塩である。
特に強調されるべき式Iの化合物は、
R1が1〜2C−アルコキシまたは完全にかまたは主に弗素によって置換されている1〜2C−アルコキシであり、
R2が1〜4C−アルキルまたは3〜5C−シクロアルキルであり、かつ
Arがピリジル、3,5−ジクロロピリド−4−イル、2,6−ジフルオロフェニル、4−カルボキシ−2,6−ジクロロフェニル、4−カルボキシフェニル、4−メトキシカルボニルフェニル、4−エトキシカルボニルフェニル、2,6−ジクロロ−4−メトキシカルボニルフェニルまたは2,6−ジクロロ−4−エトキシカルボニルフェニルであるようなもの、この化合物の塩、ならびにピリジンのN−酸化物およびその塩である。
特に強調されるべき式Iの好ましい化合物は、
R1が1〜2C−アルコキシまたは完全にかまたは主に弗素によって置換されている1〜2C−アルコキシであり、
R2が1〜4C−アルキルまたは3〜5C−シクロアルキルであり、かつ
Arがピリジル、3,5−ジクロロピリド−4−イル、2,6−ジフルオロフェニル、4−カルボキシ−2,6−ジクロロフェニル、4−カルボキシフェニル、4−メトキシカルボニルフェニル、4−エトキシカルボニルフェニル、2,6−ジクロロ−4−メトキシカルボニルフェニルまたは2,6−ジクロロ−4−エトキシカルボニルフェニルであり、その際
R1がメトキシである場合には、R2はエチルではないようなもの、この化合物の塩、ならびにピリジンのN−酸化物およびその塩である。
式Iの好ましい化合物は、
R1がジフルオロメトキシであり、かつ
R2が1〜4C−アルキルまたは3〜5C−シクロアルキルであるか、または
R1がメトキシであり、かつ
R2が1〜4C−アルキルまたは3〜5C−シクロアルキルであるか、または
R1が1〜2C−アルコキシまたは完全にかまたは主に弗素によって置換されている1〜2C−アルコキシであり、かつ
R2がメチル、イソプロピルまたはシクロペンチルであり、かつ
Arがピリジル、3,5−ジクロロピリド−4−イル、2,6−ジフルオロフェニル、4−カルボキシ−2,6−ジクロロフェニル、4−カルボキシフェニル、4−メトキシカルボニルフェニル、4−エトキシカルボニルフェニル、2,6−ジクロロ−4−メトキシカルボニルフェニルまたは2,6−ジクロロ−4−エトキシカルボニルフェニルであるようなもの、この化合物の塩、ピリジンのN−酸化物およびそれらの塩である。
式Iの好ましい化合物は、
R1がジフルオロメトキシであり、
R2が1〜4C−アルキルまたは3〜5C−シクロアルキルであり、かつ
Arが3,5−ジクロロピリド−4−イル、2,6−ジクロロ−4−メトキシカルボニルフェニルまたは4−カルボキシ−2,6−ジクロロフェニルであるか、または
R1がメトキシであり、
R2が1〜4C−アルキルまたは3〜5C−シクロアルキルであり、かつ
Arが3,5−ジクロロピリド−4−イル、4−ピリジル、2,6−ジクロロ−4−メトキシカルボニルフェニルまたは4−カルボキシ−2,6−ジクロロフェニルであるか、または
R1がメトキシ、エトキシまたはジフルオロメトキシであり、かつ
R2がメチル、イソプロピルまたはシクロペンチルであり、かつ
Arが3,5−ジクロロピリド−4−イル、4−ピリジル、2,6−ジクロロ−4−メトキシカルボニルフェニルまたは4−カルボキシ−2,6−ジクロロフェニルであるようなもの、この化合物の塩、ピリジンのN−酸化物およびその塩である。
置換基に依存する式Iの化合物の適当な塩は、全ての酸付加塩または塩基との全ての塩である。特に、薬学において常用されている無機塩および有機塩および塩基の薬理学的に認容性の塩を挙げることができる。一面で、適当なものは、例えば塩酸、臭化水素酸、燐酸、硝酸、硫酸、酢酸、クエン酸、D−グルコン酸、安息香酸、2−(4−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸、酪酸、スルホサリチル酸、マレイン酸、ラウリン酸、リンゴ酸、フマル酸、吉草酸、蓚酸、酒石酸、エンボン酸(embonic acid)、ステアリン酸、トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸または3−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸のような酸との水溶性および水不溶性の酸付加塩であり、この場合これらの酸は、それが一塩基性酸であるか多塩基性酸であるかに応じて、また、何れの塩が望ましいかに応じて、等モルの量比またはそれとは異なる量比で塩の製造に使用される。
他面、塩基との塩も殊に好適である。塩基との塩の例は、アルカリ金属(リチウム、ナトリウム、カリウム)またはカルシウム、アルミニウム、マグネシウム、チタン、アンモニウム、メグルミンまたはグアニジニウムであり、この場合塩調製物中には、塩基が等モルの量比またはそれとは異なる量比で使用される。
例えば、本発明による化合物の製造の際にプロセス生成物として工業的規模で最初に得ることができる薬理学的に認容性でない塩は、当業者に公知の方法で薬理学的に認容性の塩に変換される。
更に、本発明は、R1およびR2が上記の意味を有しかつXが例えばハロゲンのような離脱基であるような式II
Figure 0004309475
で示される化合物に関する。
更に、本発明は、式Iの化合物およびその塩、ならびにピリジンのN−酸化物およびその塩を製造する方法に関する。この方法は、R1およびR2が上記の意味を有しかつXが適当な離脱基であるような式IIの化合物を、Arが上記の意味を有するようなアミンHN−Arと反応させ、必要に応じて、さらに得られた式Iの化合物をその塩に変換しおよび/または得られたピリジンをN−酸化物に変換し、必要に応じて、さらに塩に変換するかまたは必要に応じてさらに得られた式Iの化合物の塩を遊離化合物に変換することからなる。必要に応じて、得られた式Iの化合物は、さらに誘導体化によって式Iの化合物に変換されることができる。これは、例えば実施例に記載されたように、エステル基を相応する酸に加水分解することによって実施されることができる。
当業者であれば、その専門知識に基づいて、適当な離脱基Xを用いることにはたけている。例えば、適当なは、式II(X=ClまたはBr)の酸ハロゲン化物である。さもなければ、この反応は、例えば次に実施例に記載されたように実施されるか、または当業者によく知られた方法(例えば、国際特許出願WO92/12961の記載参照)で実施される。
N−酸化は、同様に当業者によく知られた方法、例えば室温でジクロロメタン中のm−クロロペルオキシ安息香酸を用いて実施される。当業者であれば、その専門知識に基づいて、方法の実施に特に必要とされる反応条件を用いることについては、よく通じている。
本発明による物質の単離および精製は、自体公知の方法、例えば溶剤を真空中で留去し、得られた残留物を適当な溶剤から再結晶させるかまたは常用の精製方法の1つ、例えば適当な担持材料上でのカラムクロマトグラフィー処理に施こす。
塩は、遊離化合物を適当な溶剤中、例えば塩素化炭化水素、例えば塩化メチレンまたはクロロホルム中、または望ましい酸または塩基を含有するかまたは望ましい酸または塩基がさらに添加されている低分子量脂肪族アルコール(エタノール、イソプロパノール)中に溶解することによって得られる。塩は、濾過、再沈殿、付加塩のための非溶剤を用いての沈殿によってかまたは溶剤を蒸発させることによって得られる。
得られた塩は、塩基性化または酸性化によって遊離化合物に変換されることができ、これは、また塩に変換されることができる。この方法で、薬理学的に非認容性の塩は、薬理学的に認容性の塩に変換されることができる。
アミンHN−Ar(この場合、Arは上記の意味を有する)は、公知であるかまたは当業者に公知の方法によって得ることができる。
R1およびR2が上記の意味を有する式IIの化合物は、式III
Figure 0004309475
で示される相応する化合物から当業者に公知の方法を使用することによって得ることができる。Xが塩素の意味を有する場合には、これは、例えば式IIIの化合物と塩化チオニルとの反応によって実施例の記載と同様に実施されることができる。
式IIIの化合物は、式IV
Figure 0004309475
で示される相応する化合物または式V
Figure 0004309475
で示される相応する化合物から入手することができる。
例えば、R1およびR2が上記の意味を有する式Vの化合物は、アルカリ金属水酸化物(場合によっては過酸化水素が添加された)を使用することによって加水分解されるかまたはR1およびR2が上記の意味を有する式IVの適当に置換された化合物は、化合物III(例えば、J. Org. Chem. 1986, 51, 569-571参照)に酸化される。
R1およびR2が上記の意味を有する式IVおよびVの化合物は、式VI
Figure 0004309475
で示される適当に置換された化合物のフッ化セシウム−媒介クレイゾン再配置によって入手することができる(Chem. Pharm. Bull. 1992, 40(5), 1148-1153参照)。式VIの化合物の場合には、R1は、上記の意味を有し、R12はシアノまたはホルミルである。置換R10およびR11は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、式IVおよびVの化合物に対するクレイゾン再配置後に相応する置換基R2を形成する。
また、式Vの化合物は、式IVの適当に置換された化合物から蟻酸中でのヒドロキシルアミンとの反応よって得ることもできる(Synthesis 1979, 2, 112-113)。
式VIの化合物は、公知であるかまたは例えばTetrahedron Lett. 1994, 35, 6405-6408に記載されているような当業者に公知の方法で得ることができる。
次の実施例は、本発明を制限なしに著しく詳細に説明するのに役立つ。更に、式IおよびIIの化合物は、その製造については詳細に記載されていないが、同様の方法で製造することができるし、常法の技術を使用することにより当業者によく知られた方法で製造することもできる。
実施例中、m.p.は融点であり、b.p.は沸点であり、hは時間であり、RTは室温である。実施例中に記載された化合物およびその塩、ならびにピリジンのN−酸化物およびその塩は、本発明の好ましい対象である。
実施例
最終生成物
1.N−(3,5−ジクロロピリド−4−イル)−7−メトキシ−2−メチルベンゾフラン−4−カルボキサミド
水素化ナトリウム1.5g(濃度80%)を少量ずつテトラヒドロフラン50ml中の4−アミノ−3,5−ジクロロピリジン4.1gに添加し、この懸濁液を水素の発生が終結するまで約0.5h攪拌した。これと同時に、7−メトキシ−2−メチルベンゾフラン−4−カルボン酸4.1gをトルエン40ml中の塩化チオニル7.25mlと一緒に80℃で3h攪拌し、次にこの混合物を真空中で蒸発させた。トルエン約20mlを残留物に添加し、溶液を再び真空中で蒸発させた。次に、残留物をテトラヒドロフラン50ml中に入れ、この溶液を調製された懸濁液にRTで滴加した。反応の完結後、この混合物を氷水約200ml中に攪拌混入し、2N塩酸30mlで処理し、かつ酢酸エチルで抽出した。この抽出液を焼成硫酸ナトリウム上で乾燥させ、かつ真空中で蒸発させた。残留物を酢酸エチル/石油スピリット(b.p.50〜80℃)から再結晶させた:m.p.233℃。
下記の出発化合物から出発し、下記の最終生成物は、式IIIの相応するベンゾフラン−4−カルボン酸と4−アミノ−3,5−ジクロロピリジンまたは4−アミノピリジンとの反応によって例1と同様に得られる。2.N−(3,5−ジクロロピリド−4−イル)−7−メトキシ−2−(1−メチルエチル)ベンゾフラン−4−カルボキサミド
m.p.193℃
3.N−(3,5−ジクロロピリド−4−イル)−7−エトキシ−2−(1−メチルエチル)ベンゾフラン−4−カルボキサミド
m.p.180℃
4.N−(3,5−ジクロロピリド−4−イル)−7−ジフルオロメトキシ−2−(1−メチルエチル)ベンゾフラン−4−カルボキサミド
m.p.157℃
5.N−(3,5−ジクロロピリド−4−イル)−2−シクロペンチル−7−メトキシベンゾフラン−4−カルボキサミド
m.p.174〜175℃
6.−メトキシ−2−(1−メチルエチル)−N−(4−ピリジル)ベンゾフラン−4−カルボキサミド
m.p.186℃
7.N−(2,6−ジクロロ−4−メトキシカルボニルフェニル)−7−メトキシ−2−(1−メチルエチル)ベンゾフラン−4−カルボキサミド
トリエチルアミン2.0gをテトラヒドロフラン50ml中のメチル4−アミノ−3,5−ジクロロベンゾエート4.4gに添加し、この混合物を攪拌した(溶液1)。これと同時に、7−メトキシ−2−(1−メチルエチル)ベンゾフラン−4−カルボン酸4.7gをトルエン40ml中の塩化チオニル10.0mlと一緒に80℃で3h攪拌し、次にこの混合物を真空中で蒸発させた。トルエン約20mlを残留物に添加し、溶液を再び真空中で蒸発させた。次に、残留物をテトラヒドロフラン50ml中に入れ、この溶液を調製された溶液1にRTで滴加した。反応の完結後、この混合物を氷水約200ml中に攪拌混入し、2N塩酸30mlで処理し、かつ酢酸エチルで抽出した。この抽出液を焼成硫酸ナトリウム上で乾燥させ、かつ真空中で蒸発させた。残留物をトルエンから結晶させた:
m.p.175℃
次の化合物は、例7の記載により式IIIの適当に置換されたベンゾフラン−4−カルボン酸から得られた:
8.N−(2,6−ジクロロ−4−メトキシカルボニルフェニル)−7−ジフルオロメトキシ−2−(1−メチルエチル)ベンゾフラン−4−カルボキサミド
m.p.186℃
9.N−(2,6−ジクロロ−4−カルボキシフェニル)−7−メトキシ−2−(1−メチルエチル)ベンゾフラン−4−カルボキサミド
N−(2,6−ジクロロ−4−メトキシカルボニルフェニル)−7−メトキシ−2−(1−メチルエチル)ベンゾフラン−4−カルボキサミド3.7gを苛性ソーダ0.41gが溶解されているジエチレングリコール20mlおよび水30mlの中で15分間還流させる。この溶液を水で希釈し、2N硫酸を用いてpH2の酸性にする。この方法で生成物が沈殿する。この沈殿物を吸引漏斗上で吸引濾過し、水で酸がなくなるまで洗浄し、かつ真空中で乾燥させる:m.p.279℃。
例8の化合物は、例9により加水分解される:
10.N−(2,6−ジクロロ−4−カルボキシフェニル)−7−ジフルオロメトキシ−2−(1−メチルエチル)ベンゾフラン−4−カルボキサミド
m.p.272℃
出発化合物
A.7−ジクロロメトキシ−2−(1−メチルエチル)ベンゾフラン−4−カルボン酸
水5ml中の亜塩素酸ナトリウム0.88gの溶液を、7−ジフルオロメトキシ−2−(1−メチルエチル)ベンゾフラン−4−カルボアルデヒド1.6gおよび氷酢酸15ml中に溶解されたアミド硫酸0.83gに、内部温度が15℃および20℃に維持されるような程度に滴加する。この混合物をさらに1h攪拌し、次に氷水150ml中に注入し、形成された沈殿物を吸引濾過し、酸がなくなるまで水で洗浄する。精製のために、粗製生成物を半分に濃縮されたアンモニア水中に溶解し、水性溶液をトルエンで抽出し、かつ2N塩酸を用いてpH1〜2の酸性にする。形成された沈殿物を吸引濾過し、酸化なくなるまで水で洗浄し、かつ真空中で乾燥させる:m.p.169℃。
次のものは、同様の方法で式IVの相応するベンゾフラン−4−カルボアルデヒドから得られる:
B.7−メトキシ−2−(1−メチルエチル)ベンゾフラン−4−カルボン酸
m.p.166℃。
C.7−エトキシ−2−(1−メチルエチル)ベンゾフラン−4−カルボン酸
7−エトキシ−2−(1−メチルエチル)ベンゾフラン−4−カルボニトリル0.5gをn−ブタノール10ml、水酸化ナトリウム溶液30ml(濃度50%)および過酸化水素2.5ml(濃度30%)の溶液中で5h還流させる。次に、この混合物を氷水で希釈し、2N塩酸を用いてpH1〜2の酸性にし、形成された沈殿物を吸引濾過し、酸がなくなるまで水で洗浄し、かつ真空中で乾燥させる:m.p.186℃。
次のものは、同様の方法で式Vの適当なベンゾフラン−4−カルボニトリルから出発して得られる:
D.7−メトキシ−2−メチルベンゾフラン−4−カルボン酸
m.p.247℃。
E.7−メトキシ−2−シクロペンチルベンゾフラン−4−カルボン酸
m.p.170〜171℃。
F.7−ジフルオロメトキシ−2−(1−メチルエチル)ベンゾフラン−4−カルボアルデヒド
4−ジフルオロメトキシ−3−(2−メチル−3−ブチン−2−イルオキシ)ベンズアルデヒド5.5gをN,N−ジエチルアニリン30ml中で窒素通風下に12hフッ化セシウム7.2gと一緒に還流させる。冷却後、この混合物を4N塩酸300ml中に攪拌混入し、生じる乳濁液を3回酢酸エチル50mlで抽出し、有機抽出液を合わせ、焼成炭酸カリウム上で乾燥させ、かつ真空中で蒸発させる。残留物をトルエンを用いてシリカゲル上でクロマトグラフィー処理する。適当な画分を蒸発させた後、目的化合物を油状物として得る。
次のものは、同様の方法で式VIの相応するベンズアルデヒドから出発して得られる:
G.7−メトキシ−2−(1−メチルエチル)ベンゾフラン−4−カルボアルデヒド
油状物。
H.7−メトキシ−2−シクロペンチルベンゾフラン−4−カルボアルデヒド
油状物。
I.7−メトキシ−2−メチルベンゾフラン−4−カルボアルデヒド
m.p.69℃。
J.7−メトキシ−2−メチルベンゾフラン−4−カルボニトリル
7−メトキシ−2−メチルベンゾフラン−4−カルボアルデヒド27.6gを蟻酸250ml中でヒドロキシルアミン11.6gおよび蟻酸ナトリウム19.7gと一緒に1.5h還流させる。冷却させた溶液を氷水約1.5l中に攪拌混入し、沈殿物をフリットを通して吸引濾過し、酸がなくなるまで水で洗浄し、かつ真空中で乾燥させる:m.p.103℃。
次のものは、同様の方法で式IVの相応するベンゾフラン−4−カルボアルデヒドから出発して得られる:
K.2−シクロペンチル−7−メトキシベンゾフラン−4−カルボニトリル
油状物。
L.7−メトキシ−2−(1−メチルエチル)ベンゾフラン−4−カルボニトリル
3−(1,1−ジメチルプロプ−2−イン−1−イルオキシ)−4−メトキシベンゾニトリル5.3gおよびフッ化セシウム5.3gを窒素通風下にN,N−ジエチルアニリン30ml中で12h還流させる。冷却後、この混合物を4N塩酸300ml中に攪拌混入し、生じる乳濁液を3回酢酸エチル50mlで抽出し、有機抽出液を合わせ、焼成炭酸カリウム上で乾燥させ、かつ真空中で蒸発させる。残留物をトルエンを用いてシリカゲル上でクロマトグラフィー処理する。相応する画分を蒸発させた後、目的化合物を油状物として得る。
次のものは、同様の方法で3−(1,1−ジメチルプロプ−2−イン−1−イルオキシ)−4−エトキシベンゾニトリルから出発して得られる:
M.7−エトキシ−2−(1−メチルエチル)ベンゾフラン−4−カルボニトリル
油状物。
N.4−ジフルオロメトキシ−3−(2−メチル−3−ブチン−2−イルオキシ)ベンズアルデヒド
溶液1:
2−メチル−3−ブチン−2−オール19.0gを窒素通風下に無水アセトニトリル60ml中に溶解し、この混合物を氷/塩を用いて−5℃に冷却し、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン22.8g(DBU)を添加し、この混合物を−5℃で10分間攪拌し、次にトリフルオロ酢酸無水物24.4gを、溶液の温度を0℃よりも低く維持させながら滴加する。添加の完結後、この溶液を−5℃〜−2℃でさらに30分間攪拌する。
溶液2:
4−ジフルオロメトキシ−3−ヒドロキシベンズアルデヒド18.1gを窒素通風下に無水アセトニトリル60ml中に溶解し、氷/塩を用いて−5℃に冷却し、塩化銅(I)0.01gおよびDSB19.8gを添加し、この混合物を−5℃でさらに30分間攪拌する。
次に、溶液1を−5℃で攪拌しながら40分間に亘って溶液2に滴加し、この混合物を0℃で5h攪拌する。次に、この混合物を真空中で蒸発させ、残留物を水100ml中に入れ、この溶液を3回そのつどトルエン200mlを用いて抽出する。合わせたトルエン抽出液を3回1N塩酸50mlで連続的に洗浄し、2回1N水酸化ナトリウム溶液50ml、飽和重炭酸ナトリウム溶液50mlで洗浄し、最後に飽和塩化ナトリウム溶液50mlで洗浄し、焼成硫酸マグネシウム上で乾燥させ、かつ真空中で濃縮させ、残留物をシクロヘキサン/エタノール(97:3)の混合物を用いてシリカゲル上でクロマトグラフィー処理する。蒸発後、適当な画分の4−ジフルオロメトキシ−3−(2−メチル−3−ブチン−2−イルオキシ)ベンズアルデヒドを油状物として得る。
同様の方法で、3−ヒドロキシ−4−メトキシベンズアルデヒドおよび4−エトキシ−3−ヒドロキシベンズアルデヒドは、例Mにより適当な1−エチニルアルコールと反応される:
O.3−(2−メチル−3−ブチン−2−イルオキシ)−4−メトキシベンズアルデヒド
油状物。
P.3−(1−エチニルシクロペンチルオキシ)−4−メトキシベンズアルデヒド
m.p.91.5〜93℃
Q.4−メトキシ−3−(2−プロピン−1−イルオキシ)ベンズアルデヒド
m.p.74.5℃。
式VIの次のベンゾニトリルは、同様の方法で3−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾニトリルまたは4−エトキシ−3−ヒドロキシベンゾニトリルから得られる:
R.3−(1,1−ジメチルプロプ−2−イン−1−イルオキシ)−4−メトキシベンゾニトリル
m.p.103℃。
S.4−エトキシ−3−(1,1−ジメチルプロプ−2−イン−1−イルオキシ)ベンゾニトリル
m.p.60℃。
T.3−(1−エチニル−1−シクロペンチルオキシ)−4−メトキシベンゾニトリル
m.p.67℃。
商業的利用
本発明による化合物は、商業的な利用を可能にする有用な薬理学的性質を有している。この化合物は、選択的な環式ヌクレオチドホスホジエステラーゼ(PDE)阻害剤(即ち、型IV)の場合に、一面で気管支治療剤(膨張作用によるだけでなく、呼吸速度または呼吸運動の増加作用による気道閉塞の治療のため)として血管拡張作用による***機能障害の矯正に適当であり、他面、殊に疾患、特に例えば気道(喘息の予防法)、皮膚、腸、目および関節の炎症性の性質の治療に適当であり、この場合これらの疾患は、例えばヒスタミン、PAF(血小板作用因子)、アラキドン酸誘導体、例えばロイコトリエンおよびプロスタグランジン、サイトキン、インターロイキン、ケモキン、α−インターフェロン、β−インターフェロンおよびγ−インターフェロン、腫瘍壊死因子(TNF)または酸素残基およびプロテアーゼのようなメディエーターによって仲介されている。この場合、本発明による化合物は、低い毒性、良好な腸管吸収(高い生物有用性)、幅広い治療範囲および重大な副作用の不在によって区別されている。
本発明による化合物は、PDE阻害性の性質により、人体医学および獣医学において治療剤として使用されることができ、例えば次の疾病の治療および予防に使用されることができる:種々の器官の急性および慢性の(殊に、炎症およびアレルゲンにより誘発された)気道疾患(気管支炎、アレルギー性気管支炎、気管支喘息):皮膚病(殊に、増殖性、炎症性およびアレルギー性の性質を有する)、例えば乾癬(尋常の)、毒性およびアレルギー性の接触湿疹、アトピー性湿疹、脂漏性湿疹、単純性苔癬、日焼け、肛門性器部でのそう痒症、円形脱毛症、肥大性瘢痕、平円盤状の紅斑性狼瘡、小嚢状に幅広く拡がった膿疱性皮膚病、内因性および外因性の座瘡、赤瘡、ならびに他の増殖性、炎症性およびアレルギー性の皮膚疾患;TNFおよびロイコトリエンの過度の放出に基づく疾患、例えば関節炎型の疾患(リウマチ性関節炎、リウマチ性脊椎炎、骨関節炎および他の関節炎の症状)、免疫系の疾患(AIDS、多発性硬化症)、ショックの型[敗血症性ショック、菌体内毒素ショック、グラム陰性敗血症、毒性ショック症候群およびARDS(成人の呼吸困難症候群)]および胃腸領域内での広汎性炎症(クローン病および潰瘍性大腸炎);例えば、アレルギー性鼻炎/副鼻腔炎、慢性鼻炎/副鼻腔炎、アレルギー性結膜炎および鼻茸のような上部気道(咽喉、鼻)領域内および隣接領域(副鼻腔、目)でのアレルギー性および/または慢性の欠陥性免疫反応の基づく疾病;しかし、また例えば心不全のようにPDE阻害剤によって治療されうる心臓疾患、または例えば***機能障害または腎臓の疝痛および腎結石と結合した尿管の疝痛のようなPDE阻害剤の組織緩和作用により治療されうる疾患;または例えば抑鬱症または動脈硬化性痴呆症のようなCNSの選択的な疾患。
更に、本発明は、上記疾病の中の1つの病を患っているヒトを含めての哺乳動物の治療方法に関する。この方法は、本発明による化合物の1つまたはそれ以上を治療的に活性の量および薬理学的に認容性の量を病気の哺乳動物に投与することからなる。
更に、本発明は、上記疾病の治療および/または予防に使用するための本発明による化合物に関する。
また、本発明は、上記疾病の治療および/または予防に使用される医薬品を製造するための本発明による化合物の使用に関する。
更に、本発明は、本発明による化合物の1つまたはそれ以上を含有する、上記疾病の治療および/または予防のための医薬品に関する。
医薬品は、当業者によく知られた自体公知の方法によって製造される。本発明による化合物(=活性化合物)は、医薬品として、それ自体かまたは適当な制約学的助剤との組合せ物で、例えば錠剤、被覆された錠剤、カプセル剤、座薬、パッチ薬、乳濁液、懸濁液、ゲル剤または溶液の形で使用され、この場合活性化合物の含量は、好ましくは0.1〜95%である。
当業者であれば、その専門知識に基づいて、望ましい製薬学的配合物に適当である助剤については、よく通じている。溶剤、ゲル形成剤、軟膏基剤および他の活性化合物賦形剤とともに、例えば酸化防止剤、分散剤、乳化剤、保存剤、溶解剤または浸透促進剤を使用することができる。
呼吸器官系の疾病の治療のためには、本発明による化合物は、好ましくは吸入によっても治療される。この目的のために、この化合物は、直接に粉末として(好ましくは微粒状で)投与されるかまたはこの化合物を含有する溶液または懸濁液を霧状化することによって投与される。調製および投与形に関連しては、例えば欧州特許第163965号明細書に詳細に記載されている。
皮膚病の治療のためには、本発明による化合物の投与は、殊に局所投与に適当である医薬品の形で実施される。この医薬品の製造のためには、本発明による化合物(=活性化合物)は、好ましくは適当な製薬学的助剤と混合され、さらに処理され、適当な製薬学的配合物を生じる。適当な製薬学的配合は、例えば粉末剤、乳濁液、懸濁液、スプレー剤、油状物、軟膏、脂肪状軟膏、クリーム剤、ペースト剤、ゲル剤または溶液である。
本発明による医薬品は、自体公知の方法によって製造される。活性化合物の投与は、PDE阻害剤にとって常用の大きさの程度で実施される。従って、皮膚病の治療のための局所投与形(例えば、軟膏)は、活性化合物を例えば0.1〜99%の濃度で含有する。吸入によって投与される用量は、通常、一吹き当たり0.01〜1mgである。体系的治療(経口または静脈内)の場合の常用の用量は、1回の適用について0.1〜200mgである。
生物学的研究
細胞レベルでのPDE IV阻害剤の研究において、炎症細胞の活性化は、特に重要なものとして記載される。1つの例は、好中球の顆粒細胞のFMLP(N−ホルミル−メチオニル−ロイシル−フェニルアラニン)により誘発される超酸化物生産であり、これは、ルミノール増強された化学ルミネセンスとして測定されることができる。[Mc Phail LC, Strum SL, Leone PA and Sozzani S, The neutrophil respiratory burst mechanism. ”Immunology Series”1992, 57, 47-76中;Coffey RG編(Marcel Decker, Inc., New York-Basle-Hong Kong)]。
化学ルミネセンスおよびサイトキン分泌ならびに炎症細胞、殊に神経好性およびエオジン好性の顆粒細胞の炎症前期メディエイタの分泌を阻害する物質は、PDE IVを阻害するものである。ホスホジエステラーゼ系統のこのイソ酵素は、顆粒細胞において特に代表的なものである。このイソ酵素の阻害は、細胞内環式AMP濃度の上昇、ひいては細胞活性の阻害を生じる。従って、本発明の物質によるPDE IV阻害は、炎症プロセスを抑制する中枢指標である。(Giembycz MA, Could isoenzyme-selective phosphodiesterase inhibitors render bronchodilatory therapy redundant in the treatment of bronchial asthma ? Biochem. Pharmacol 1992, 43, 2041-2051; Torphy TJ他, Phosphodiesterase inhibitors: new opportunities for treatment of asthma. Thorax 1991, 46, 512-523; Schudt C他, Zardaverine: a cyclic AMP PDE III/IV inhibitor. ”New Drugs for Asthma Therapy”, 379-402, 中、Birkhaeuser Verlag Basel 1991; Schudt C他, Influence of selective phospho-diesterase inhibitors on human neutrophil functions and levels of cAMP and Ca. Naunyn-Schmiedebergs Arch Pharmacol 1991, 344, 682-690; Nielson CP他, Effects of selective phosphodiesterase inhibitors on polymorphonuclear leucocyte respiratory burst. J. Allergy Clin Immunol 1990, 86, 801-808; Schade他, The specific type III and IV Phosphodie sterase inhibitor zardaverine suppress formation of tumor necrosis factor by macrophages. European Journal of Pharmacology 1993, 230, 9-14)。
1.PDE IV活性の阻害
方法論
活性試験をBauerおよびSchwabeの方法により実施し、この場合には、微量滴定板に適合させた(Naunyn-Schmiedeberg’s Arch. Pharmacol. 1980, 311, 193-198)。この場合、PDE反応は、第1工程で行なわれる。第2工程で、形成された5′−ヌクレオチドは、毒蛇のオフィオファグス・ハンナー(Ophiphagus hannah)(キングコブラ)の5′−ヌクレオチダーゼによって不変のヌクレオシドに開裂される。第3工程で、ヌクレオシドは、イオン交換カラム上で残りの変化した基質から分離される。カラム液は、30mMの蟻酸アンモニウム2ml(pH6.0)で直接に微小ガラス瓶中に溶離され、この場合この微小ガラス瓶には、付加的に計数のためにシンチレーター液2mlが添加されている。
本発明による化合物について測定された阻害値は、次の第A表から知ることができ、この場合化合物の番号は、実施例の番号に対応する。
Figure 0004309475

Claims (4)

  1. 式I
    Figure 0004309475
    〔式中
    R1がジフルオロメトキシであり、かつ
    R2が1〜4C−アルキルまたは3〜5C−シクロアルキルであるか、または
    R1が1,2,2−トリフルオロエトキシ、ペルフルオロエトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、トリフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ又はジフルオロメトキシ基であり、かつ
    R2がメチル、イソプロピルまたはシクロペンチルであり、かつ
    Arがピリジル、3,5−ジクロロピリド−4−イル、2,6−ジフルオロフェニル、4−カルボキシ−2,6−ジクロロフェニル、4−カルボキシフェニル、4−メトキシカルボニルフェニル、4−エトキシカルボニルフェニル、2,6−ジクロロ−4−メトキシカルボニルフェニルまたは2,6−ジクロロ−4−エトキシカルボニルフェニルである、式Iの化合物、この化合物の塩、ピリジンのN−酸化物およびそれらの塩。
  2. R1がジフルオロメトキシであり、
    R2が1〜4C−アルキルまたは3〜5C−シクロアルキルであり、かつ
    Arが3,5−ジクロロピリド−4−イル、2,6−ジクロロ−4−メトキシカルボニルフェニルまたは4−カルボキシ−2,6−ジクロロフェニルであるか、または
    R1がメトキシ、エトキシまたはジフルオロメトキシであり、
    R2がメチル、イソプロピルまたはシクロペンチルであり、かつ
    Arが3,5−ジクロロピリド−4−イル、4−ピリジル、2,6−ジクロロ−4−メトキシカルボニルフェニルまたは4−カルボキシ−2,6−ジクロロフェニルである、請求項1記載の式Iの化合物、この化合物の塩、ピリジンのN−酸化物およびそれらの塩。
  3. 次の化合物
    N−(3,5−ジクロロピリド−4−イル)−7−メトキシ−2−メチルベンゾフラン−4−カルボキサミド、
    N−(3,5−ジクロロピリド−4−イル)−7−メトキシ−2−(1−メチルエチル)ベンゾフラン−4−カルボキサミド、
    N−(3,5−ジクロロピリド−4−イル)−7−エトキシ−2−(1−メチルエチル)ベンゾフラン−4−カルボキサミド、
    N−(3,5−ジクロロピリド−4−イル)−7−ジフルオロメトキシ−2−(1−メチルエチル)ベンゾフラン−4−カルボキサミド、
    N−(3,5−ジクロロピリド−4−イル)−2−シクロペンチル−7−メトキシベンゾフラン−4−カルボキサミド、
    −メトキシ−2−(1−メチルエチル)−N−(4−ピリジル)ベンゾフラン−4−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジクロロ−4−メトキシカルボニルフェニル)−7−メトキシ−2−(1−メチルエチル)ベンゾフラン−4−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジクロロ−4−メトキシカルボニルフェニル)−7−ジフルオロメトキシ−2−(1−メチルエチル)ベンゾフラン−4−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジクロロ−4−カルボキシフェニル)−7−メトキシ−2−(1−メチルエチル)ベンゾフラン−4−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジクロロ−4−カルボキシフェニル)−7−ジフルオロメトキシ−2−(1−メチルエチル)ベンゾフラン−4−カルボキサミド
    及びこの化合物の塩、ピリジンのN−酸化物およびその塩。
  4. 常用の製薬学的助剤および/または製薬学的賦形剤と一緒に請求項1〜3のいずれかに記載された1つまたはそれ以上の化合物、塩、又はN−酸化物を有する、気道疾患を治療する医薬品。
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