JP4308638B2 - パターン形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置の製造プロセス等において用いられる露光装置及びそれを用いたパターン形成方法に関する。
半導体集積回路の大集積化及び半導体素子のダウンサイジングに伴って、リソグラフィ技術の開発の加速が望まれている。現在のところ、露光光としては、水銀ランプ、KrFエキシマレーザ又はArFエキシマレーザ等を用いる光リソグラフィによりパターン形成が行なわれていると共に、より短波長であるF2 レーザの使用も検討されているが、露光装置及びレジスト材料における課題が未だ多く残されているため、より短波長の露光光を用いる光リソグラフィの実用化の時期は未だ先になっている。
このような状況から、最近従来の露光光を用いてパターンの一層の微細化を進めるべく、液浸リソグラフィ(immersion lithography)法が提案されている(非特許文献1を参照。)。
この液浸リソグラフィ法によれば、露光装置内における投影レンズとウエハ上のレジスト膜との間の領域が屈折率がnである液体で満たされることになるため、露光装置のNA(開口数)の値がn・NAとなるので、レジスト膜の解像性が向上する。
以下、従来の液浸リソグラフィを用いるパターン形成方法について図7(a)〜図7(d)を参照しながら説明する。
まず、以下の組成を有するポジ型の化学増幅型レジスト材料を準備する。
ポリ((ノルボルネン−5−メチレン-t-ブチルカルボキシレート)(50mol%)−(無水マレイン酸)(50mol%))(ベースポリマー)…………………………………………………2g
トリフルオロスルフォニウムトリフラート(酸発生剤)………………………0.06g
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(溶媒)……………………20g
次に、図7(a)に示すように、基板1の上に前記の化学増幅型レジスト材料を塗布して、0.35μmの厚さを持つレジスト膜2を形成する。
次に、図7(b)に示すように、レジスト膜2の上に液浸溶液(水)3を配して、NAが0.68であるArFエキシマレーザよりなる露光光4をマスク5を介してレジスト膜2に照射してパターン露光を行なう。
次に、図7(c)に示すように、パターン露光が行なわれたレジスト膜2に対して、ホットプレートにより110℃の温度下で60秒間加熱した後、2.38wt%のテトラメチルアンモニウムハイドロキサイド現像液(アルカリ性現像液)により現像を行なうと、図7(d)に示すように、レジスト膜2の未露光部よりなり0.09μmのライン幅を有するレジストパターン2aを得られる。
M. Switkes and M. Rothschild, "Immersion lithography at 157 nm", J. Vac. Sci. Technol., B19, P.2353 (2001)
ところが、図7(d)に示すように、従来の液浸リソグラフィを用いたパターン形成方法により得られるレジストパターン2aのパターン形状は不良であった。
本願発明者らは、液浸リソグラフィにより得られるレジストパターンの形状が不良となる原因を検討した結果、以下のような結論を得ている。すなわち、パターン露光に用いるArFエキシマレーザ光はその波長が193nmと短く且つ光のエネルギーが高い。その結果、液浸溶液3を介してレジスト膜2にパターン露光を行なうと、液浸溶液3における露光光の照射部分は、光のエネルギーを受けてその溶液の温度が上昇する。このとき、液浸溶液における露光光の照射部分とマスクされた非照射部分とでは、溶液が受ける光のエネルギーの量が大きく異なるため、液浸溶液3中の温度分布にばらつきが生じる。液浸溶液3に温度分布のばらつきが生じると、液浸溶液3が持つ光の屈折率nの値も局所的に変動する。その結果、この液浸溶液3の屈折率nが局所的に変動する(ばらつきが発生する)。すなわち、露光時の開口数の値(n・NA)が露光領域内において変動するため、パターン露光時にレジスト膜2に対するフォーカス不良が発生するというものである。
このように形状が不良なレジストパターンを用いて被処理膜に対してエッチングを行なうと、得られるパターンの形状も不良になってしまうため、半導体装置の製造プロセスにおける生産性及び歩留まりが低下してしまうという問題が発生する。
前記に鑑み、本発明は、液浸リソグラフィにより得られるレジストパターンの形状を良好にすることを目的とする。
本願発明者らは、上記の検討結果から、露光中の液浸溶液を流動状態におくことにより、露光光によって液浸溶液に生じる温度分布のばらつきを防止できるという知見を得ている。本発明は、前記の知見に基づいてなされ、露光中の液浸溶液を流動させることにより、液浸溶液に生じる温度分布のばらつきを防止するものであって、具体的には以下の方法によって実現される。
本発明に係る第1の露光装置は、基板上に形成されたレジスト膜の上に液浸溶液を供給する溶液供給部と、レジスト膜の上に液浸溶液を配した状態で、レジスト膜にマスクを介した露光光を照射する露光部とを備え、溶液供給部は、露光中に液浸溶液を循環する溶液循環手段を有していることを特徴とする。
第1の露光装置によると、レジスト膜上に液浸溶液を供給する溶液供給部が露光中に液浸溶液を循環するため、露光中の液浸溶液における露光光の照射部分と非照射部分とに生じる温度分布のばらつきが解消されて、液浸溶液の温度が均一化される。この液浸溶液の温度の均一化により、液浸溶液における屈折率のばらつきがなくなるので、フォーカス不良等の露光異常を防止することができるようになり、その結果、液浸リソグラフィにより得られるレジストパターンの形状が良好となる。
本発明に係る第2の露光装置は、基板上に形成されたレジスト膜の上に液浸溶液を供給する溶液供給部と、レジスト膜の上に液浸溶液を配した状態で、レジスト膜にマスクを介した露光光を照射する露光部とを備え、溶液供給部は、液浸溶液を攪拌する溶液攪拌手段を有していることを特徴とする。
第2の露光装置によると、レジスト膜上に液浸溶液を供給する溶液供給部の溶液攪拌手段が露光中に液浸溶液を攪拌するため、露光中の液浸溶液における露光光の照射部分と非照射部分とに生じる温度分布のばらつきが解消されて、液浸溶液の温度が均一化される。これにより、液浸溶液における屈折率のばらつきがなくなるので、フォーカス不良等の露光異常を防止することができるようになり、その結果、液浸リソグラフィにより得られるレジストパターンの形状が良好となる。
第1の露光装置において、溶液供給部は、液浸溶液を攪拌する溶液攪拌手段を有していることが好ましい。
第1又は第2の露光装置において、液浸溶液には水又はパーフルオロポリエーテルを用いることができる。
本発明に係るパターン形成方法は、基板の上にレジスト膜を形成する工程と、レジスト膜の上に液浸溶液を配した状態で、レジスト膜に対して露光光を選択的に照射してパターン露光を行なう工程と、パターン露光が行なわれたレジスト膜に対して現像を行なってレジストパターンを形成する工程とを備え、パターン露光を行なう工程において、露光中に液浸溶液を流動させることを特徴とする。
本発明のパターン形成方法によると、パターン露光を行なう工程において、露光中に液浸溶液を流動させるため、露光中の液浸溶液における露光光の照射部分と非照射部分とに生じる温度分布のばらつきが解消されて、液浸溶液の温度が均一化される。この液浸溶液の温度の均一化により、液浸溶液における屈折率のばらつきがなくなるので、フォーカス不良等の露光異常を防止することができるようになり、その結果、液浸リソグラフィにより得られるレジストパターンの形状が良好となる。
本発明のパターン形成方法において、パターン露光を行なう工程は、液浸溶液を露光中に循環させる工程を含むことが好ましい。
また、本発明のパターン形成方法において、パターン露光を行なう工程は、液浸溶液を露光中に攪拌する工程を含むことが好ましい。
また、本発明のパターン形成方法において、パターン露光を行なう工程は、液浸溶液を露光中に排出する工程を含むことが好ましい。
また、本発明のパターン形成方法において、パターン露光を行なう工程は、新たな液浸溶液をレジスト膜の上に露光中に供給することが好ましい。
また、本発明のパターン形成方法において、パターン露光を行なう工程は、液浸溶液を露光中に攪拌することが好ましい。
本発明の露光装置及びパターン形成方法において、液浸溶液には水又はパーフルオロポリエーテルを用いることができる。
本発明の露光装置及びパターン形成方法において、露光光には、KrFエキシマレーザ光、ArFエキシマレーザ光、F2 レーザ光、Kr2 レーザ光、ArKrレーザ光又はAr2 レーザ光を用いることができる。
より具体的には、液浸溶液としては、光の透過率の観点から、水銀ランプのg線及びi線等を使用する紫外線露光並びにKrFエキシマレーザ光及びArFエキシマレーザ光等を使用する遠紫外線露光には水を用いることができる。また、F2 レーザ光等を使用する真空紫外線露光には、パーフルオロポリエーテルを用いることができる。なお、パーフルオロポリエーテルは、g線及びi線等による紫外線露光並びにKrFエキシマレーザ光及びArFエキシマレーザ光等による遠紫外線露光にも用いることができる。
本発明に係る露光装置及びそれを用いたパターン形成方法によると、レジスト膜の上に配する液浸溶液の温度のばらつきが解消されるため、フォーカス不良等の露光異常を防止することができるので、良好な形状を有するレジストパターンを得ることができる。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1(a)及び図1(b)は本発明の第1の実施形態に係る液浸リソグラフィによるパターン形成方法を実現する露光装置の要部であって、(a)は断面構成を模式的に示し、(b)は平面構成を模式的に示している。
図1(a)に示すように、第1の実施形態に係る露光装置は、チャンバー10内に設けられ、ウェハ20上に塗布されたレジスト膜(図示せず)に設計パターンを露光する光源である照明光学系30と、露光時にウェハ20のレジスト膜の上に、露光光の開口数値を上げる液浸溶液21Aを配する、流入口40a及び排出口40bが設けられたバケット型の溶液貯留部40とを有している。
照明光学系30の下方には、レジスト膜に転写される設計パターンを有するマスク(レチクル)23を通って入射される照明光学系30からの露光光を液浸溶液21Aを介してレジスト膜に投影する投影レンズ31と、ウェハ20を保持するウェハステージ32とが配置されている。投影レンズ31は、露光時にはウェハ20のレジスト膜上に供給された液浸溶液21Aの液面と接するように保持される。
また、図1(b)に示すように、チャンバー10の内部には、液浸溶液21Aを溶液貯留部40との間で循環させる循環機構を有する液浸溶液タンク41が配置されており、該液浸溶液タンク41と溶液貯留部40との間には、液浸溶液21Aを流通する循環パイプ42が設けられている。
以下、図1(a)及び図1(b)に示した露光装置を用いたパターン形成方法について図2(a)〜図2(d)を参照しながら説明する。
まず、以下の組成を有するポジ型の化学増幅型レジスト材料を準備する。
ポリ((ノルボルネン−5−メチレン-t-ブチルカルボキシレート)(50mol%)−(無水マレイン酸)(50mol%))(ベースポリマー)…………………………………………………2g
トリフルオロスルフォニウムトリフラート(酸発生剤)………………………0.06g
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(溶媒)……………………20g
次に、図2(a)に示すように、基板20の上に前記の化学増幅型レジスト材料を塗布して、0.35μmの厚さを持つレジスト膜22を形成する。
次に、図2(b)に示すように、レジスト膜22と投影レンズ31との間に、水よりなる液浸溶液21Aを溶液貯留部40に満たして、NAが0.68であるArFエキシマレーザよりなる露光光33をマスク23を介してレジスト膜22に照射してパターン露光を行なう。ここで、液浸溶液21Aは、図1(b)に示すように、液浸溶液21Aをウェハ20上に配した露光中にも、溶液貯留部40と液浸溶液タンク41との間で循環される。
次に、図2(c)に示すように、パターン露光が行なわれたレジスト膜22に対して、ホットプレートにより100℃の温度下で60秒間加熱した後、2.38wt%のテトラメチルアンモニウムハイドロキサイド現像液(アルカリ性現像液)により現像を行なうと、図2(d)に示すように、レジスト膜22の未露光部よりなり、0.09μmのライン幅を有するレジストパターン22aを得る。
このように、第1の実施形態に係るパターン形成方法によると、パターン露光時に、レジスト膜22上に配される液浸溶液21Aは循環されて流動状態にあるため、露光中の液浸溶液21Aにおける露光光33の照射部分と非照射部分とに生じる温度分布のばらつきが解消されて、該液浸溶液21Aの温度が均一化される。この液浸溶液21Aの温度の均一化により、液浸溶液21Aにおける屈折率のばらつきがなくなるので、フォーカス不良等の露光異常が防止されて、レジスト膜22から良好な形状を有するレジストパターン22aを得ることができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図3は本発明の第2の実施形態に係る液浸リソグラフィによるパターン形成方法を実現する露光装置の要部の断面構成を模式的に示している。図3において、図1(a)に示す構成部材と同一の構成部材には同一の符号を付すことにより説明を省略する。
図3に示すように、第2の実施形態に係る露光装置は、溶液貯留部43をデイップ型の容器とし、さらに、該溶液貯留部43の底面上に、貯留された液浸溶液21Bを攪拌する攪拌機44が露光を妨げない位置に設けられている。
以下、図3に示した露光装置を用いたパターン形成方法について図4(a)〜図4(d)を参照しながら説明する。
まず、以下の組成を有するポジ型の化学増幅型レジスト材料を準備する。
ポリ((ノルボルネン−5−メチレン-t-ブチルカルボキシレート)(50mol%)−(無水マレイン酸)(50mol%))(ベースポリマー)…………………………………………………2g
トリフルオロスルフォニウムトリフラート(酸発生剤)………………………0.06g
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(溶媒)……………………20g
次に、図4(a)に示すように、基板20の上に前記の化学増幅型レジスト材料を塗布して、0.35μmの厚さを持つレジスト膜22を形成する。
次に、図4(b)に示すように、レジスト膜22と投影レンズ31との間に、水よりなる液浸溶液21Bを溶液貯留部43に満たして、NAが0.68であるArFエキシマレーザよりなる露光光33をマスク23を介してレジスト膜22に照射してパターン露光を行なう。ここで、図3に示すように、液浸溶液21Bは、溶液貯留部43に設けられた攪拌機44により泡が発生しないように緩やかに攪拌される。
次に、図4(c)に示すように、パターン露光が行なわれたレジスト膜22に対して、ホットプレートにより100℃の温度下で60秒間加熱した後、2.38wt%のテトラメチルアンモニウムハイドロキサイド現像液(アルカリ性現像液)により現像を行なうと、図4(d)に示すように、レジスト膜22の未露光部よりなり、0.09μmのライン幅を有するレジストパターン22aを得る。
このように、第2の実施形態に係るパターン形成方法によると、パターン露光時に、レジスト膜22上に配される液浸溶液21Bは緩やかに攪拌されて流動状態にあるため、露光中の液浸溶液21Bにおける露光光33の照射部分と非照射部分とに生じる温度分布のばらつきが解消されて、該液浸溶液21Bの温度が均一化される。この液浸溶液21Bの温度の均一化により、液浸溶液21Bにおける屈折率のばらつきがなくなるので、フォーカス不良等の露光異常が防止されて、レジスト膜22から良好な形状を有するレジストパターン22aを得ることができる。
(第3の実施形態)
以下、本発明の第3の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図5は本発明の第3の実施形態に係る液浸リソグラフィによるパターン形成方法を実現する露光装置の要部の断面構成を模式的に示している。図5において、図3に示す構成部材と同一の構成部材には同一の符号を付すことにより説明を省略する。
図5に示すように、第3の実施形態に係る露光装置は、溶液貯留部45をデイップ型の容器とし、さらに、該溶液貯留部45の側部には、液浸溶液21Cを流入する流入口45aと、流入された液浸溶液21Cを排出する排出口45bとが設けられている。
以下、図5に示した露光装置を用いたパターン形成方法について図6(a)〜図6(d)を参照しながら説明する。
まず、以下の組成を有するポジ型の化学増幅型レジスト材料を準備する。
ポリ((ノルボルネン−5−メチレン-t-ブチルカルボキシレート)(50mol%)−(無水マレイン酸)(50mol%))(ベースポリマー)…………………………………………………2g
トリフルオロスルフォニウムトリフラート(酸発生剤)………………………0.06g
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(溶媒)……………………20g
次に、図6(a)に示すように、基板20の上に前記の化学増幅型レジスト材料を塗布して、0.35μmの厚さを持つレジスト膜22を形成する。
次に、図6(b)に示すように、レジスト膜22と投影レンズ31との間に、露光前に、水よりなる液浸溶液21Cを溶液貯留部45の流入口45aから該溶液貯留部45に所定量よりも多めに注入する。続いて、露光を開始する直前又は開始するのとほぼ同時に、溶液貯留部45の排出口45bから液浸溶液21Cを排出し始め、該液浸溶液21Cを排出した状態で、NAが0.68であるArFエキシマレーザよりなる露光光33をマスク23を介してレジスト膜22に照射してパターン露光を行なう。
次に、図6(c)に示すように、パターン露光が行なわれたレジスト膜22に対して、ホットプレートにより100℃の温度下で60秒間加熱した後、2.38wt%のテトラメチルアンモニウムハイドロキサイド現像液(アルカリ性現像液)により現像を行なうと、図6(d)に示すように、レジスト膜22の未露光部よりなり、0.09μmのライン幅を有するレジストパターン22aを得る。
このように、第3の実施形態に係るパターン形成方法によると、パターン露光時に、レジスト膜22上に配される液浸溶液21Bは排出されて流動状態にあるため、露光中の液浸溶液21Cにおける露光光33の照射部分と非照射部分とに生じる温度分布のばらつきが解消されて、該液浸溶液21Cの温度が均一化される。この液浸溶液21Cの温度の均一化により、液浸溶液21Cにおける屈折率のばらつきがなくなるので、フォーカス不良等の露光異常が防止されて、レジスト膜22から良好な形状を有するレジストパターン22aを得ることができる。
なお、第3の実施形態において、パターン露光中に、溶液貯留部45の流入口45aから液浸溶液21Cを排出速度と同等かそれよりも小さい流入速度で流入してもよい。
また、第3の実施形態においては、液浸溶液21Cをレジスト膜22の上に供給する方法として、ディップ法を用いたが、第1の実施形態のようなバケット法、さらには、パドル(液盛り)法にも適用することができる。
また、第1の実施形態に係る溶液貯留部40及び第3の実施形態に係る溶液貯留部45にも、第2の実施形態に用いた攪拌機44を設けてもよい。
また、露光光33には、ArFエキシマレーザ光を用いたが、これに限られず、KrFエキシマレーザ光、F2 レーザ光、KrArレーザ光又はAr2 レーザ光を用いることができる。
また、露光光源にF2 レーザ等の真空紫外線を用いる場合には、液浸溶液にパーフルオロポリエーテルを用いるとよい。
本発明に係る露光装置及びパターン形成方法は、露光中の液浸溶液に生じる露光光の光のエネルギーによる温度のばらつきを解消することができるため、投影レンズのフォーカス不良等の露光異常を防止することができるので、良好な形状のレジストパターンを得ることができ、液浸リソグラフィ法を用いる露光装置及びパターン形成方法等として有用である。
(a)及び(b)は本発明の第1の実施形態に係る露光装置の要部を示し、(a)は断面図であり、(b)は平面図である。 本発明の第1の実施形態に係る露光装置を用いたパターン形成方法を示す工程順の断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る露光装置の要部を示す断面図である。 本発明の第の実施形態に係る露光装置を用いたパターン形成方法を示す工程順の断面図である。 本発明の第の実施形態に係る露光装置の要部を示す断面図である。 本発明の第の実施形態に係る露光装置を用いたパターン形成方法を示す工程順の断面図である。 従来のパターン形成方法を示す工程順の断面図である。
符号の説明
10 チャンバー
20 ウェハ
21A 液浸溶液
21B 液浸溶液
21C 液浸溶液
22 レジスト膜
22a レジストパターン
23 マスク
30 照明光学系
31 投影レンズ
32 ステージ
33 露光光
40 溶液貯留部(溶液供給部)
40a 流入口
40b 排出口
41 液浸溶液タンク(溶液循環手段)
42 循環パイプ
43 溶液貯留部(溶液供給部)
44 攪拌機(溶液攪拌手段)
45 溶液貯留部(溶液供給部)
45a 流入口
45b 排出口

Claims (5)

  1. 基板の上にレジスト膜を形成する工程と、
    ディップ型の貯留部において前記レジスト膜の上に液体を配した状態で、前記レジスト膜に対して前記液体を介して露光光を選択的に照射してパターン露光を行なう工程と、
    パターン露光が行なわれた前記レジスト膜に対して現像を行なってレジストパターンを形成する工程とを備え、
    前記パターン露光を行なう工程は、前記貯留部に貯留された前記液体を露光中に攪拌する工程を含み、
    前記パターン露光を行なう工程において、露光中に前記液体を流動させることを特徴とするパターン形成方法。
  2. 前記パターン露光を行なう工程は、前記液体を露光中に排出する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載のパターン形成方法。
  3. 前記パターン露光を行なう工程は、新たな液体を前記レジスト膜の上に露光中に供給する工程を含むことを特徴とする請求項に記載のパターン形成方法。
  4. 前記液体は水又はパーフルオロポリエーテルであることを特徴とする請求項1に記載のパターン形成方法。
  5. 前記露光光は、KrFエキシマレーザ光、ArFエキシマレーザ光、F2レーザ光、Kr2レーザ光、ArKrレーザ光又はAr2レーザ光であることを特徴とする請求項1に記載のパターン形成方法。
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