JP4307293B2 - 長尺物導入器具 - Google Patents

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Description

本発明は、ガイドワイヤ、カテーテル等の長尺物を導入する長尺物導入器具(インサータ)に関するものである。
従来、カテーテル用ガイドワイヤを、導入針、カテーテルまたはシースに挿入する場合に、ガイドワイヤ(長尺物)の導入器具として、ガイドワイヤインサータが使用されている。
このガイドワイヤインサータは、湾曲した先端部を有するガイドワイヤの先端部を矯正するために用いられる。ガイドワイヤインサータは、一般に、先端部に設けられたガイドワイヤ導出口と、基端部に設けられたガイドワイヤ導入口と、両者を連通するガイドワイヤ通路とを有する筒状体で構成されている。そして、ガイドワイヤ導出口を導入針、カテーテルまたはシースの基端部に当接させた状態で、ガイドワイヤをガイドワイヤ導入口より挿入し、ガイドワイヤ通路およびガイドワイヤ導出口を介して導入針、カテーテルまたはシース内に挿入することにより使用されていた。
しかし、このようなガイドワイヤインサータでは、湾曲した先端部を有するガイドワイヤをインサータ内に挿入することが困難であった。ガイドワイヤの先端部の湾曲形状は、先端部が所定の血管部位の形状となるように形成されており、特に、先端部湾曲形状がJ型、ダブルアングル型またはアングル型などのガイドワイヤでは、それらの湾曲部を矯正しながら、インサータ内に挿入することは困難であった。
そこで、ガイドワイヤインサータの基端部(ガイドワイヤ導入口付近)にガイドワイヤを導入するための切り欠き部を設けたガイドワイヤインサータが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この切欠き部は、切欠き部の溝幅がガイドワイヤインサータの長手方向に一定でかつ外壁の厚さ方向に変化する形状(横断面視でV字状をなす形状)のものである。
しかし、近年、先端部湾曲形状が前記J型のガイドワイヤにおいて、その曲率半径が極めて小さいものが使用され始めているが、このようなガイドワイヤを使用する場合、前記の基端部に切り欠き部が形成されたガイドワイヤインサータを用いて挿入しようとしても、J型の先端がうまく矯正できず、簡便にガイドワイヤインサータ内に挿入することは困難であった。
なお、ガイドワイヤインサータの基端開口からガイドワイヤを入れにくい場合、ガイドワイヤの基端部にガイドワイヤインサータの先端開口(ガイドワイヤ導出口)を挿入して、ガイドワイヤインサータをガイドワイヤの先端部まで移動させるという手法も可能であるが、150cmまたはそれ以上の長さを有するガイドワイヤの基端部から先端部までガイドワイヤインサータを移動させるという操作には、手間を要する。
また、血管造影用カテーテルにおいても、所望の形状に湾曲した先端部を矯正しつつ生体内に挿入するために、カテーテルインサータを使用するが、前記と同様の問題があった。
特開平7−155382号公報
本発明の目的は、湾曲した先端部等を有する医療用長尺物を容易に挿入することができるとともに、湾曲した先端部等を適正に矯正することができる長尺物導入器具を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(3)の本発明により達成される。また、下記(4)〜(8)であるのが好ましい。
(1) 先端部に変形可能な先端湾曲部を有する医療用の長尺物が挿通される内腔を有する管状部材で構成され、前記管状部材の全長にわたり前記管状部材の管壁を貫通して形成されたスリットを有し、前記医療用の長尺物が前記スリットを介して前記管状部材の内腔に挿入される長尺物導入器具であって、
前記管状部材の先端部において、周方向の一部分が先端方向に向かって突出した突部を有し、該突部上に前記スリットが形成されており、
前記医療用の長尺物の前記先端湾曲部が前記管状部材の内腔に挿入された状態では、前記先端湾曲部の形状はほぼ真っ直ぐな形状に矯正され、この矯正された先端湾曲部が前記管状部材の先端部から被導入器具内へ送り込まれるよう構成されていることを特徴とする長尺物導入器具。
(2) 前記突部は、平面視で頂部および側部を有する略山形をなし、前記頂部または前記側部を前記スリットが通過している上記(1)に記載の長尺物導入器具。
(3) 前記管状部材の基端部において、前記スリットの溝幅が基端方向に向かって拡大して形成された隙間部を有する上記(1)または(2)に記載の長尺物導入器具。
(4) 前記突部の突出長さが、1mm以上、特に、1〜3mmである上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の長尺物導入器具。
(5) 前記隙間部は、略V字状をなすものである上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の長尺物導入器具。
(6) 前記隙間部の最大離間距離をDmax、用いる長尺物の外径をdとしたとき、d/Dmaxが、0.2〜2.0である上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の長尺物導入器具。
(7) 前記スリットは、前記管状部材の管壁の厚さ方向の少なくとも一部が密着している上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の長尺物導入器具。
(8) 前記管状部材は、基端側から先端側に向けて外径が漸減するテーパ状をなす部分有する上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の長尺物導入器具。
本発明によれば、湾曲した先端部等を有するガイドワイヤ、カテーテル等の医療用長尺物を容易に挿入することができるとともに、湾曲した先端部等を適正に(確実に)矯正することあるいはこの矯正された状態を維持することができる。そのため、湾曲した先端部等を有する医療用長尺物を例えば導入針、カテーテルまたはシース等の内腔に容易かつ確実に挿入することができる。
特に、先端部の形状が曲率半径の小さいJ型等の湾曲部で構成されるガイドワイヤを挿入する場合でも、その湾曲部がスリット内に挟み込まれることなく、適正にすることができる。
また、本発明の長尺物導入器具は、必要に応じ医療用長尺物から取り外すことがあるが、この際、取り外しの操作を容易、迅速に行うことができる。
以下、本発明の長尺物導入器具について添付図面に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の長尺物導入器具をガイドワイヤインサータに適用した場合の実施形態を示す平面図、図2および図3は、それぞれ、図1に示すガイドワイヤインサータの側面図および側面断面図、図4は、図2中のA−A線断面図、図5は、図2中のB−B線断面図である。
図1〜図5に示すように、ガイドワイヤインサータ1は、内部に医療用長尺部材であるガイドワイヤ6を挿通可能な内腔(ガイドワイヤ通路)22を有する管状部材2で構成されている。
管状部材2は、基端側に外径がほぼ一定の部分を有し、この部分より先端側に、先端側に向けて外径が漸減するテーパ状をなすテーパ部21を有している。このようなテーパ部21を有することにより、ガイドワイヤインサータ1の挿入を容易かつ円滑に行うことができる。
なお、テーパ部21のテーパ角度は、テーパ部21の全長にわたって一定でも、途中で変化していてもよい(図1および図2参照)。
管状部材2の先端部25は、先端に向かって先細り(テーパ状)となっているのが好ましい。この先端部25は、導入針、カテーテルまたはカテーテルのハブ、各種コネクタ、シース等(図示せず)へ挿入され連結(接続)される部分であるとともに、ガイドワイヤ6の湾曲した先端部(先端湾曲部61)を矯正(伸ばす)する機能を担う部分でもある。先端部25が先細り形状となっていることにより、シース等への挿入、連結を容易かつ確実に行うことができる。
内腔22の両端は、それぞれ、管状部材2の基端および先端に開口している。管状部材2の基端開口は、ガイドワイヤ6の導入口23を形成し、管状部材2の先端開口は、ガイドワイヤ6の導出口24を形成している。この場合、導入口23および導出口24の形状は、それぞれ、円形であるが、円形以外の形状、例えば楕円形、多角形等であってもよい。
内腔22の内径は、管状部材2の全長にわたりほぼ一定でも、途中で変化する部分があってもよい。図示の構成では、管状部材2の基端側の部分において、内腔22の内径が基端方向に向かって拡大(漸増)した部分を有する。
内腔22の内径は、ガイドワイヤ6の挿通が十分に可能な程度のものであればよい。具体的には、内腔22の最小内径は、0.3〜1.5mm程度であるのが好ましい。なお、後述する血管造影用のカテーテル8等のカテーテルが挿通されるためのインサータの場合は、0.3〜2.5mm程度であるのが好ましく、0.4〜2.2mm程度であるのがより好ましい。
管状部材2の構成材料としては、例えば、剛性がありながらある程度の弾性を有するものが好ましく、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリアミド、ポリカーボネート等が挙げられる。
このような管状部材2は、スリット3が形成されている。このスリット3は、管状部材2全長にわって管状部材2の管壁を貫通して形成されている。このスリット3は、平面視(図1)では、直線状に形成されている。
このようなスリット3を設けたことにより、ガイドワイヤ6を管状部材2の内腔22に挿入する際、スリット3が開き、この開いたスリット3を介して容易に挿入することができる。
図4に示すように、スリット3は、横断面がほぼI字状をなしている、すなわち管状部材2の管壁の内腔22側から外周面側まで、ほぼ密着しているのが好ましいが、それ以外、例えば内腔22側が密着したY字状またはV字状の態様のものでもよい。
スリット3は、管壁の厚さ方向の少なくとも一部が密着していることにより、一旦内腔22内に挿入されたガイドワイヤ6がスリット3を通って不本意に外部へ飛び出すことが防止される。
管状部材2の基端部においては、図1および図5に示すように、スリット3の溝幅が基端方向に向かって徐々に拡大して形成された隙間部4を有する。この隙間部4は、平面視で略V字状(楔形)をなしている。このような隙間部4を有することにより、隙間部4がガイドワイヤ6を内腔22内に挿入するきっかけ(始点)とすることができ、ガイドワイヤ6を内腔22に容易に挿入することができる。すなわち、まず隙間部4にガイドワイヤ6を挿入し(宛がい)、それに続いてガイドワイヤ6を内腔22に向かって押し込むことによりスリット3内に割り込ませ、スリット3を順次先端方向に向けて開いてゆき、ガイドワイヤ6を内腔22内に順次挿入してゆくことができる。
図示の構成では、隙間部4は、管状部材2の基端(最基端)において最大に離間している。この隙間部4の最大離間距離Dmaxは、特に限定されないが、用いるガイドワイヤ6の外径をdとしたとき(図4参照)、d/Dmaxが、0.2〜2.0程度であるのが好ましく、0.5〜0.9程度であるのがより好ましい。このような範囲とすることにより、隙間部4からガイドワイヤ6をスリット3内に割り込ませる操作をより容易かつ確実に行うことができる。
また、隙間部4の軸方向(管状部材2の長手方向)の長さは、特に限定されないが、0.1〜2.5mm程度であるのが好ましく、0.1〜3.0mm程度であるのがより好ましい。
管状部材2の先端には、管状部材2の周方向の一部分(図2中の上側の部分)が先端方向に向かって突出した突部5が形成されている。この突部5は、平面視(図1)で頂部および側部を有する略山形をなしている。そして、スリット3は、突部5の山の頂部を通過している。すなわち、突部5は、スリット3を介して対称な形状となっている。また、スリット3は、山の側部を通過する構成のものでもよい。
このような突部5を設けたことにより、強度が適度に増し、先端部25においてガイドワイヤ6の先端湾曲部61を矯正する際、当該先端湾曲部61のスリット3への挟み込みを防止することができる。そのため、ガイドワイヤ6の先端湾曲部61の矯正を容易かつ適正に(確実に)行うことができ、ガイドワイヤ6の導入針、カテーテル、シース等への導入を容易かつ確実に行うことができる。
突部5の先端方向への突出の長さLは、特に限定されないが、1mm以上であるのが好ましく、1〜3mm程度であるのがより好ましい。
次に、本発明のガイドワイヤインサータの使用方法の一例について、図6〜図9を参照しつつ説明する。図6〜図9は、それぞれ、本発明のガイドワイヤインサータの使用方法の一例を示す断面側面図である。
図6に示すように、まず、ガイドワイヤ6の先端湾曲部61をガイドワイヤインサータ1の先端の突部5よりも先端側に位置させた状態で、ガイドワイヤ6を隙間部4内に挿入する。
次に、ガイドワイヤ6の隙間部4内にある箇所を内腔22に向かって押し込み、ガイドワイヤ6をスリット3内に割り込ませる。これにより、スリット3は、順次先端方向に向けて開いてゆき、これに伴い、ガイドワイヤ6が内腔22内に順次挿入されてゆく(図7参照)。
上記操作を管状部材2の先端まで行うと、図8に示すように、ガイドワイヤ6は、内腔22内に挿通される。すなわち、ガイドワイヤ6は、導入口23を通過して内腔22を通り、導出口24から先端方向に突出した状態となる。このとき、ガイドワイヤ6の先端湾曲部61は、その湾曲形状を維持しながら、導出口24より先端に突出した状態となっている。
次に、図9に示すように、ガイドワイヤ6を基端方向に引くと、先端湾曲部61が内腔22内に収納され、ほぼ真っ直ぐな形状に矯正される。このとき、管状部材2の先端に突部5が形成されているため、該先端湾曲部61のスリット3への挟み込みが防止される。これにより、ガイドワイヤ6の先端湾曲部61の矯正を容易かつ確実(適正)に行うことができる。
図9に示す状態で、ガイドワイヤインサータ1の先端部25を、例えばシースの基端部に挿入、連結(接続)する。そして、ガイドワイヤ6を先端方向へ送り出すと、ガイドワイヤ6は、シース内に挿入されてゆく。
前述したように、ガイドワイヤ6の先端湾曲部61の矯正が適正になされているため、先端部25のシース等への連結作業やガイドワイヤ6のシース内への送り込み作業を容易かつ確実に行うことができる。
図10は、本発明の長尺物導入器具をカテーテルインサータに適用した場合の実施形態を示す断面側面図、図11は、本発明のカテーテルインサータの使用方法の一例(カテーテル8の先端湾曲部81が内腔22に収納され、矯正された状態)を示す断面側面図、図12は、本発明のカテーテルインサータの使用方法の一例(カテーテルインサータ7をカテーテル8から取り外している状態)を示す断面側面図である。以下、これらの図に基づいてカテーテルインサータを説明するが、前述したガイドワイヤインサータと同様の事項についてはその説明を省略し、相違点を中心に説明する。
カテーテルインサータ7は、内部に医療用長尺部材であるカテーテル8を挿通可能な内腔(ガイドワイヤ通路)22を有する前記と同様の管状部材2で構成されている。管状部材2には、前記と同様のスリット3と隙間部4と突部5とが形成されている。
内腔22内に挿入されるカテーテル8は、図示の例では、血管造影用カテーテルであり、先端湾曲部81がループ状に形成されたピッグテールタイプのカテーテルである。また、このカテーテル8の基端には、ハブ83が設置されている。
次に、本発明のカテーテルインサータの使用方法の一例について説明する。
まず、カテーテル8の先端湾曲部81をカテーテルインサータ7の先端の突部5よりも先端側に位置させた状態で、カテーテル8を隙間部4内に挿入する。
次に、カテーテル8の隙間部4内にある箇所を内腔22に向かって押し込み、カテーテル8をスリット3内に割り込ませる。これにより、スリット3は、順次先端方向に向けて開いてゆき、これに伴い、カテーテル8が内腔22内に順次挿入されてゆく。
上記操作を管状部材2の先端まで行うと、カテーテル8は、内腔22内に挿通される(図10参照)。すなわち、カテーテル8は、導入口23を通過して内腔22を通り、導出口24から先端方向に突出した状態となる。このとき、カテーテル8の先端湾曲部81は、その湾曲形状を維持しながら、導出口24より先端に突出した状態となっている。
次に、カテーテル8を基端方向に引くと、先端湾曲部81が内腔22内に収納され、ほぼ真っ直ぐな形状に矯正される(図11参照)。このとき、管状部材2の先端に突部5が形成されているため、該先端湾曲部81のスリット3への挟み込みが防止される。これにより、カテーテル8の先端湾曲部81の矯正を容易かつ確実(適正)に行うことができる。
なお、カテーテル8の先端湾曲部81の形状が、図示するピッグテールタイプ以外のもの、例えばジャドキンス型、アンプラッツ型のカテーテルであっても、同様の作用、効果が得られる。すなわち、カテーテル8の先端湾曲部81の形状を選ばず、前述した効果が得られる。
カテーテルインサータ7の先端部25を、例えばシースの基端部に挿入、連結(接続)する。そして、カテーテル8を先端方向へ送り出すと、カテーテル8は、シース内に挿入されてゆく。カテーテル8の先端湾曲部81の矯正が適正になされているため、先端部25のシース等への連結作業やカテーテル8のシース内への送り込み作業を容易かつ確実に行うことができる。なお、シースを用いず、カテーテルインサータ7の先端部25を血管を確保しているガイドワイヤの基端に挿入して用いることもあり、この場合でも同様に、カテーテル8の血管内への送り込み作業を容易かつ確実に、安全に行うことができる。
カテーテルインサータ7の内腔22にカテーテル8が挿通された状態で、必要に応じ、カテーテルインサータ7をカテーテル8から取り外すことがある。カテーテル8は、基端にハブ83を有するため、この取り外し操作は、次のようにして行われる。
図12に示すように、まず、カテーテル8を隙間部4内に挿入し、内腔22から引き出すようにカテーテル8をスリット3内に割り込ませる。これにより、スリット3は、順次先端方向に向けて開いてゆき、これに伴い、カテーテル8が内腔22から順次取り出される(図12中点線で示す)。
本実施形態のカテーテルインサータ7では、スリット3が管状部材2全長にわって管状部材2の管壁を貫通して形成されているため、前述したような取り外し作業(カテーテルインサータ7とカテーテル8の分離作業)を容易かつ迅速に行うことができる。
なお、カテーテルインサータ7内に挿通されるカテーテルは、前述した血管造影用のカテーテルに限られず、いかなる種類、用途のカテーテルであってもよい。
以上、本発明を図示の各実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を発揮し得る任意の構成と置換することができ、また、任意の構成が付加されていてもよい。
例えば、図示の実施形態では、スリットは、平面視(図1)で直線状をなしているが、これに限らず、例えば、スリットの全部または一部が湾曲または屈曲している態様や螺旋状に延びている態様のものでもよい。
また、本発明の長尺物導入器具は、ガイドワイヤインサータやカテーテルインサータに限らず、ガイドワイヤおよびカテーテル以外の医療用長尺物を誘導するものでもよい。
本発明の長尺物導入器具をガイドワイヤインサータに適用した場合の実施形態を示す平面図である。 本発明のガイドワイヤインサータの実施形態を示す側面図である。 本発明のガイドワイヤインサータの実施形態を示す断面側面図である。 図2中のA−A線断面図である。 図2中のB−B線断面図である。 本発明のガイドワイヤインサータの使用方法の一例を示す断面側面図である。 本発明のガイドワイヤインサータの使用方法の一例を示す断面側面図である。 本発明のガイドワイヤインサータの使用方法の一例を示す断面側面図である。 本発明のガイドワイヤインサータの使用方法の一例を示す断面側面図である。 本発明の長尺物導入器具をカテーテルインサータに適用した場合の実施形態を示す断面側面図である。 本発明のカテーテルインサータの使用方法の一例を示す断面側面図である。 本発明のカテーテルインサータの使用方法の一例を示す断面側面図である。
符号の説明
1 ガイドワイヤインサータ(長尺物導入器具)
2 管状部材
21 テーパ部
22 内腔
23 導入口
24 導出口
25 先端部
3 スリット
4 隙間部
5 突部
6 ガイドワイヤ
61 先端湾曲部
7 カテーテルインサータ(長尺物導入器具)
8 カテーテル
81 先端湾曲部
83 ハブ

Claims (3)

  1. 先端部に変形可能な先端湾曲部を有する医療用の長尺物が挿通される内腔を有する管状部材で構成され、前記管状部材の全長にわたり前記管状部材の管壁を貫通して形成されたスリットを有し、前記医療用の長尺物が前記スリットを介して前記管状部材の内腔に挿入される長尺物導入器具であって、
    前記管状部材の先端部において、周方向の一部分が先端方向に向かって突出した突部を有し、該突部上に前記スリットが形成されており、
    前記医療用の長尺物の前記先端湾曲部が前記管状部材の内腔に挿入された状態では、前記先端湾曲部の形状はほぼ真っ直ぐな形状に矯正され、この矯正された先端湾曲部が前記管状部材の先端部から被導入器具内へ送り込まれるよう構成されていることを特徴とする長尺物導入器具。
  2. 前記突部は、平面視で頂部および側部を有する略山形をなし、前記頂部または前記側部を前記スリットが通過している請求項1に記載の長尺物導入器具。
  3. 前記管状部材の基端部において、前記スリットの溝幅が基端方向に向かって拡大して形成された隙間部を有する請求項1または2に記載の長尺物導入器具。
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