JP4305717B2 - 情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置および方法記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、ハードウエア資源を効率的に利用するとともに、コンテンツを容易に配信できるようにする情報処理装置および方法記録媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、各種のブロードバンド環境が整備されつつあり、ネットワークを介しての、英会話教室や銀行業務などのサービスコンテンツの提供、或いは、映像データや音楽データなどのコンテンツの配信が本格的に開始され始めている。
【0003】
コンテンツの配信サービスを提供するサーバは、それぞれのクライアントからの要求に応じてコンテンツを読み出し、読み出したコンテンツを、それぞれのクライアントに対して提供する。このようにして、各クライアントは、コンテンツの保存、或いは、ストリーミング再生などを行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、1つのサーバに対して複数のクライアントがアクセスし、コンテンツのストリーミング再生等を行うセントラルサーバ型(一極集中型)の配信サービスにおいては、多数のクライアントから同時にコンテンツの配信が要求された場合、サーバがコンテンツの質を保ちながら全ての要求に応じて配信を行うことが困難であるという課題があった。
【0005】
すなわち、多数のクライアントから同時にコンテンツの配信が要求された場合、サーバからそれぞれのクライアントまでの伝送路(伝送帯域)の確保が困難となるとともに、サーバの処理負担が増大し、全ての要求に応じて配信を行うことが困難となる。
【0006】
また、このような多数のクライアントからの同時のアクセスにも対応できるように、高性能のサーバを用いたり、複数のコンピュータによる分散型の配信サーバを用いることも提案されているが、そのような大規模の配信サーバを構築する場合、その運営費用が非常に高くなり、費用の回収が困難となる。一般的に、多数のクライアントからのアクセスは、週末の夜などの特定の時間だけ行われるものであるのにも関わらず、その時間のアクセス(最大負荷)に対応できるようにサーバを構築した場合、平日の昼間などのアクセスが少ない時間においては、サーバがいわゆる遊んでいる状態となり、ハードウエア資源の無駄が生じ、効率的でない。
【0007】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、ハードウエア資源を効率的に利用するとともに、コンテンツを容易に配信できるようにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報処理装置は、コンテンツの提供を管理する情報管理装置から送信され、送信された前記コンテンツを受信した他の情報処理装置から、前記コンテンツの送り先を指定する指定情報に従って前記指定情報とともに送信されてきた前記コンテンツを受信する受信手段と、前記受信手段により受信された前記コンテンツを記憶する記憶手段と、前記記憶手段により記憶されている前記コンテンツを、前記コンテンツとともに送信されてきた前記指定情報により指定されるさらに他の情報処理装置に対して、他の機器と通信が行われていない時間に送信する送信手段と、前記送信手段により送信された前記コンテンツのデータ量、または、前記コンテンツを送信するのにかかった時間を配信コストとして算出する配信コスト算出手段と、前記配信コスト算出手段により算出される毎に、算出された前記配信コストに対応する対価を表す対価情報を蓄積して管理する管理手段と、前記記憶手段により記憶されている前記コンテンツの再生に必要な分の前記対価情報を算出し、前記コンテンツを再生する再生手段とを備え、前記管理手段は、前記再生手段により前記コンテンツの再生が行われたとき、算出された分だけ、蓄積していた前記対価情報を減算することを特徴とする。
【0014】
本発明の情報処理装置の情報処理方法は、コンテンツの提供を管理する情報管理装置から送信され、送信された前記コンテンツを受信した他の情報処理装置から、前記コンテンツの送り先を指定する指定情報に従って前記指定情報とともに送信されてきた前記コンテンツを受信する受信ステップと、前記受信ステップの処理により受信された前記コンテンツを記憶する記憶ステップと、前記記憶ステップの処理により記憶されている前記コンテンツを、前記コンテンツとともに送信されてきた前記指定情報により指定されるさらに他の情報処理装置に対して、他の機器と通信が行われていない時間に送信する送信ステップと、前記送信ステップの処理により送信された前記コンテンツのデータ量、または、前記コンテンツを送信するのにかかった時間を配信コストとして算出する配信コスト算出ステップと、前記配信コスト算出ステップの処理により算出される毎に、算出された前記配信コストに対応する対価を表す対価情報を蓄積して管理する管理ステップと、前記記憶ステップの処理により記憶されている前記コンテンツの再生に必要な分の前記対価情報を算出し、前記コンテンツを再生する再生ステップと、前記再生ステップの処理により前記コンテンツの再生が行われたとき、算出された分だけ、蓄積していた前記対価情報を減算するステップとを含むことを特徴とする。
【0015】
本発明の記録媒体に記録されているプログラム、および本発明のプログラムは、コンテンツの提供を管理する情報管理装置から送信され、送信された前記コンテンツを受信した他の情報処理装置から、前記コンテンツの送り先を指定する指定情報に従って前記指定情報とともに送信されてきた前記コンテンツを受信する受信ステップと、前記受信ステップの処理により受信された前記コンテンツを記憶する記憶ステップと、前記記憶ステップの処理により記憶されている前記コンテンツを、前記コンテンツとともに送信されてきた前記指定情報により指定されるさらに他の情報処理装置に対して、他の機器と通信が行われていない時間に送信する送信ステップと、前記送信ステップの処理により送信された前記コンテンツのデータ量、または、前記コンテンツを送信するのにかかった時間を配信コストとして算出する配信コスト算出ステップと、前記配信コスト算出ステップの処理により算出される毎に、算出された前記配信コストに対応する対価を表す対価情報を蓄積して管理する管理ステップと、前記記憶ステップの処理により記憶されている前記コンテンツの再生に必要な分の前記対価情報を算出し、前記コンテンツを再生する再生ステップと、前記再生ステップの処理により前記コンテンツの再生が行われたとき、算出された分だけ、蓄積していた前記対価情報を減算するステップとを含むことを特徴とする。
【0016】
本発明の情報処理装置および方法、並びにプログラムにおいては、コンテンツの提供を管理する情報管理装置から送信され、送信された前記コンテンツを受信した他の情報処理装置から、前記コンテンツの送り先を指定する指定情報に従って前記指定情報とともに送信されてきた前記コンテンツが受信され、受信された前記コンテンツが記憶される。また、記憶されている前記コンテンツが、前記コンテンツとともに送信されてきた前記指定情報により指定されるさらに他の情報処理装置に対して、他の機器と通信が行われていない時間に送信され、送信された前記コンテンツのデータ量、または、前記コンテンツを送信するのにかかった時間が配信コストとして算出される。算出された前記配信コストに対応する対価を表す対価情報が蓄積して管理され、記憶されている前記コンテンツの再生に必要な分の前記対価情報が算出され、前記コンテンツが再生される。前記コンテンツの再生が行われたとき、算出された分だけ、蓄積していた前記対価情報が減算される。
【0023】
上述した「通信」とは、無線通信および有線通信は勿論、無線通信と有線通信とが混在した通信、即ち、ある区間では無線通信が行われ、他の区間では有線通信が行われるようなものであっても良い。さらに、ある装置から他の装置への通信が有線通信で行われ、他の装置からある装置への通信が無線通信で行われるようなものであっても良い。
【0024】
また、「コンテンツ」とは、映像データ、音楽データの他、情報処理装置において使用されるアプリケーションプログラムを含む、各種のディジタルデータである。
【0025】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を適用したコンテンツ配信システムの構成例を示すブロック図である。
【0026】
コンテンツ配信サーバ1は、図示せぬコンテンツホルダから提供された複数のコンテンツを管理し、ネットワーク2に接続されているクライアント11−1乃至11−3からの要求に応じて、映像データや音楽データなどのコンテンツを、ネットワーク2を介して提供する。図1の例においては、コンテンツ配信サーバ1からコンテンツの提供を受けるクライアントとして、クライアント11−1乃至11−3のみが図示されているが、ネットワーク2には、さらに多数のクライアントが接続されている。
【0027】
クライアント11−1乃至11−3(以下、クライアント11−1乃至11−3のそれぞれを個々に区別する必要がない場合、まとめてクライアント11と称する。後述する他のクライアントについても同様とする。)は、コンテンツ配信サーバ1からコンテンツを取得したとき、そのコンテンツを記憶する。また、クライアント11は、通信が可能であるとき(ネットワーク2を介した処理が行われていないとき)などの所定のタイミングで、記憶されているコンテンツのヘッダに記述されている情報による指定に基づいて、ネットワーク2に接続されている他のクライアントに対して、そのコンテンツを送信する。
【0028】
クライアント11からのコンテンツの提供を受けた他のクライアントは、クライアント11と同様に、通信が可能であるとき、ヘッダに記述されている情報による指定に基づいて、さらに他のクライアントに対して、クライアント11から提供されたコンテンツを送信する。
【0029】
提供されてきたコンテンツを、1つのクライアントから複数のクライアントに対して送信するようにし、以上のような処理を各クライアントに繰り返し行わせることで、コンテンツ配信サーバ1から提供されたコンテンツが多数のクライアントに対して提供されることとなる。
【0030】
図2は、コンテンツ配信サーバ1から提供されたコンテンツが、多数のクライアントに対して配信される処理を模式的に表す図である。
【0031】
図2に示されるように、例えば、コンテンツ配信サーバ1からクライアント11−1に提供されたコンテンツは、クライアント11−1により、コンテンツのヘッダに記述されている送り先指定情報に基づいて、クライアント12−1および12−2にネットワーク2を介してさらに送信され、クライアント12−1および12−2により保存される。クライアント12−1および12−2により保存されたコンテンツは、それぞれのクライアントが通信可能であるとき、ヘッダに記述されている送り先指定情報に基づいて、下段のクライアント(図示せず)にさらに送信される。
【0032】
同様に、コンテンツ配信サーバ1からクライアント11−2に対して提供され、保存されたコンテンツは、クライアント11−2が通信可能であるとき、送り先指定情報により指定されるクライアント12−3および12−4に送信され、クライアント12−3および12−4により保存される。また、クライアント12−3および12−4がそれぞれ通信可能であるとき、送り先指定情報に基づいて、さらに下段のクライアントに送信される。クライアント11−3においても同様に、クライアント11−3が通信可能であるとき、コンテンツ配信サーバ1から提供されたコンテンツが、クライアント12−5および12−6に送信される。
【0033】
以上のように、ユーザによりネットワーク2を介した処理が行われていないときなどの通信可能なタイミングで、コンテンツ配信サーバ1から提供されたコンテンツが他のクライアントに対して順次送信されるようにしたので、通信回線などのハードウエア資源をより効率的に使用することができる。すなわち、ネットワーク2に対して常時接続されているクライアントにとっては、他の機器との通信が行われていない時間が少ない方が好ましく、他の機器との通信が行われていない時間を利用してコンテンツを送信することで、ハードウエア資源を効率的に使用することができる。
【0034】
また、クライアント間でコンテンツが順次送受信されるようにしたので、クライアントからの直接のアクセスを減らすことができ、コンテンツ配信サーバ1の処理負担を軽減させることができる。
【0035】
各クライアントにおいては、他のクライアントに対してコンテンツが送信されたとき、送信されたコンテンツのデータ量、或いは、送信時間(回線の使用時間)等が配信コストとして算出され、算出された配信コストに応じて、コンテンツの利用などの各種のサービスを受けるためのポイント(対価情報)が、コンテンツを送信したクライアントに取得される(自己管理される)。
【0036】
図1、図2に示されるコンテンツ配信システムにおいては、例えば、保存されているコンテンツを再生する毎に所定のポイントが必要とされ、ユーザによりコンテンツの再生が指示されたとき、蓄積されているポイントが使用されて、コンテンツの再生が行われる。
【0037】
なお、図2においては、クライアント11−1乃至11−3から、それぞれ2つのクライアントに対してコンテンツが送信されることが示されているが、実際には、通信可能な時間に応じて、さらに多数のクライアントに対してコンテンツが送信される。
【0038】
以上のようなクライアントの処理の詳細については、フローチャートを参照して後述する。
【0039】
図3は、コンテンツ配信サーバ1の構成例を示すブロック図である。
【0040】
CPU(Central Processing Unit)21は、ROM(Read Only Memory)22に記憶されているプログラム、または記憶部28からRAM(Random Access Memory)23にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM23にはまた、CPU21が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
【0041】
CPU21、ROM22、およびRAM23は、バス24を介して相互に接続されている。このバス24にはまた、入出力インタフェース25も接続されている。
【0042】
入出力インタフェース25には、キーボード、マウスなどよりなる入力部26、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)などよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部27、ハードディスクなどより構成される記憶部28、モデム、ターミナルアダプタなどより構成される通信部29が接続されている。通信部29は、ネットワーク2を介しての通信処理を行う。
【0043】
入出力インタフェース25にはまた、必要に応じてドライブ30が接続され、磁気ディスク31、光ディスク32、光磁気ディスク33、或いは半導体メモリ34などが適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部28にインストールされる。
【0044】
なお、図示は省略するが、クライアント11も図3に示されるコンテンツ配信サーバ1と基本的に同様の構成を有するコンピュータにより構成される。そこで、以下の説明においては、図3の構成は、クライアント11の構成としても引用される。
【0045】
図4は、コンテンツ配信サーバ1の機能構成例を示すブロック図である。図4に示される各構成は、コンテンツ配信サーバ1のCPU21により、ROM22または記憶部28に記憶されている所定のプログラムがRAM23に展開され、実行されることで実現される。
【0046】
送受信制御部41は、通信部29を介して行われる各機器との通信を制御し、例えば、クライアント11からコンテンツの送信要求を受けたとき、送信要求に含まれる、コンテンツを指定する指定情報を配信データ生成部42に出力する。また、送受信制御部41は、クライアント11から要求されているコンテンツを含む配信データが配信データ生成部42により生成され、供給されてきたとき、通信部29を制御し、配信データを、ネットワーク2を介してクライアント11に送信する。
【0047】
配信データ生成部42は、コンテンツのID等からなる指定情報が送受信制御部41から供給されてきたとき、その指定情報に基づいて、要求されているコンテンツをコンテンツ記憶部44から読み出す。また、クライアント11からのコンテンツの送信要求には、クライアント11自身を識別する識別情報も含まれており、配信データ生成部42は、その識別情報を送り先指定情報選択部43に出力する。
【0048】
送り先指定情報選択部43においては、コンテンツに付加する送り先指定情報が選択され、配信データ生成部42に出力される。配信データ生成部42は、送り先指定情報選択部43により選択された送り先指定情報を、コンテンツ記憶部44から読み出したコンテンツに付加し、クライアント11に送信する配信データを生成する。上述したように、コンテンツに付加された送り先指定情報に基づいて、各クライアントにおいて、コンテンツの送信先が参照され、他のクライアントに対するコンテンツの送信が行われる。配信データ生成部42により生成された配信データは、送受信制御部41に出力される。
【0049】
送り先指定情報選択部43は、配信データ生成部42から供給されてきたクライアントの識別情報に基づいて、送り先指定情報記憶部45に記憶されている送り先指定情報の中から、所定の数の送り先指定情報を任意に選択し、それを配信データ生成部42に出力する。送り先指定情報は、例えば、各クライアントに対して設定されているIPv6(Internet Protocol Version 6)によるアドレス情報や、予め行われる登録のときに、各クライアントに対して設定される識別情報(ID)などとされる。
【0050】
コンテンツ記憶部44は、コンテンツホルダから提供されたコンテンツを記憶する。送り先指定情報記憶部45は、各クライアントのアドレス情報等の送り先指定情報を記憶する。コンテンツ記憶部44、および送り先指定情報記憶部45は、記憶部28により構成される。
【0051】
図5は、クライアント11−1の機能構成例を示すブロック図である。図5に示される各構成は、クライアント11−1のCPU21により、ROM22や記憶部28に記憶されている所定のプログラムがRAM23に展開され、実行されることで実現される。なお、図5に示されるものと同様の構成が、ネットワーク2に接続される他のクライアントにおいても実現される。
【0052】
送受信制御部61は、通信部29を介して行われる、コンテンツ配信サーバ1や他のクライアントとの通信を制御し、例えば、入力部26が操作され、ユーザによりコンテンツを指定する情報が入力されたとき、その指定情報を含むコンテンツの送信要求を、ネットワーク2を介してコンテンツ配信サーバ1に送信する。また、送受信制御部61は、コンテンツを含む配信データがコンテンツ配信サーバ1から送信されてきたとき、通信部29を制御してそれを取り込み、コンテンツ記憶部66に記憶させる。
【0053】
さらに、送受信制御部61は、例えば、ユーザが不在中であり、通信部29による通信が可能であるとき、コンテンツ記憶部66に記憶されている配信データを読み出し、それに記述されている送り先指定情報に基づいて、配信データを他のクライアントに送信する。例えば、コンテンツ配信サーバ1から提供され、クライアント11−1により取得された配信データに、クライアント12−1のアドレス情報が送り先指定情報として含まれているとき、クライアント11−1の送受信制御部61は、その送り先指定情報に基づいて、配信データをクライアント12−1に送信する。
【0054】
送信データ量算出部62は、他のクライアントに対する配信データの送信が送受信制御部61により行われているとき、そのデータ量を算出し、算出したデータ量を表す情報をポイント管理部63に出力する。
【0055】
ポイント管理部63は、送信データ量算出部62から供給されてきた情報に基づいて、コンテンツの再生などの各種のサービスを利用するために必要とされるポイントを算出し、それをポイント蓄積部65に蓄積させる。また、ポイント管理部63は、コンテンツ記憶部66に記憶されているコンテンツの再生を行うことが再生管理部64から通知されてきたとき、そのコンテンツの再生に必要なポイントがポイント蓄積部65に蓄積されているか否かを判定する。コンテンツの再生に必要なポイントがポイント蓄積部65に蓄積されていることがポイント管理部63により判定されたとき、再生管理部64による再生処理が行われ、一方、ポイントが蓄積されていない(不足している)と判定された場合、コンテンツを再生できないことがユーザに提示される。
【0056】
再生管理部64は、コンテンツ記憶部66に記憶されている、各種のフォーマットの映像データや音楽データなどのコンテンツの再生を管理する。再生管理部64により再生された映像信号および音楽信号は、出力部27を構成するLCDおよびスピーカ等にそれぞれ出力される。
【0057】
次に、図1に示されるコンテンツ配信サーバ1およびクライアント11の動作について、フローチャートを参照して説明する。
【0058】
始めに、図6のフローチャートを参照して、クライアント11からの要求に応じてコンテンツを配信(送信)するコンテンツ配信サーバ1の処理について説明する。
【0059】
コンテンツ配信サーバ1において、図4に示されるような構成が実現されているとき、ステップS1において、送受信制御部41は、クライアント11からアクセスされたか否かを判定し、アクセスされたと判定するまで待機する。送受信制御部41は、ステップS1において、ネットワーク2を介してクライアント11からアクセスされたと判定した場合、ステップS2に進み、クライアント11から送信されてくる、コンテンツの送信要求を受信する。この送信要求には、クライアント11が要求するコンテンツの識別情報の他、クライアント11の識別情報などが含まれる。
【0060】
送受信制御部41により受信されたコンテンツの送信要求は、配信データ生成部42に出力される。
【0061】
コンテンツ指定情報が供給されてきたとき、配信データ生成部42は、ステップS3において、コンテンツ識別情報に基づいて、クライアント11により要求されているコンテンツをコンテンツ記憶部44から読み出す。コンテンツ指定情報に含まれるクライアント11の識別情報は、配信データ生成部42から送り先指定情報選択部43に出力される。
【0062】
ステップS4において、送り先指定情報選択部43は、配信データ生成部42から供給されてきた識別情報に基づいて、コンテンツの送信先を指定する送り先指定情報を所定の数だけ選択し、それを配信データ生成部42に出力する。
【0063】
配信データ生成部42は、ステップS5において、送り先指定情報選択部43により選択された送り先指定情報を含むヘッダを、ステップS3でコンテンツ記憶部44から読み出したコンテンツに付加し、配信データを生成する。
【0064】
配信データ生成部42により生成された配信データは、送受信制御部41に出力され、コンテンツの送信を要求するクライアント11に対して、ネットワーク2を介して送信される。
【0065】
図7は、コンテンツ配信サーバ1から配信される配信データの例を示す図である。
【0066】
配信データは、基本的に、送り先指定情報を含むヘッダ81、およびコンテンツ82から構成され、図7の例においては、送り先指定情報1乃至4がヘッダ81に含まれている。例えば、送り先指定情報1は、図2に示されるツリー構造において、コンテンツ配信サーバ1をルートノードとした場合の、その1段下のノードに対応するクライアント11−1乃至11−3により参照される送り先指定情報であり、送り先指定情報2は、クライアント11−1乃至11−3からさらに1段下のノードに対応するクライアント12−1乃至12−6により参照される送り先指定情報である。
【0067】
例えば、図7に示される配信データがクライアント11−1に提供されており、他のクライアントに対して同じ配信データを送信する場合、クライアント11−1は、送り先指定情報1を参照し、配信データの送り先を取得する。送り先指定情報1には、複数の送り先指定情報(送り先指定情報1−1乃至1−3)がさらに記述されており、クライアント11−1は、例えば、送り先指定情報1−1を参照して、配信データをクライアント12−1に送信し、送り先指定情報1−2を参照して、配信データをクライアント12−2に送信する。すなわち、この場合、送り先指定情報1−1は、クライアント12−1のアドレス情報を表しており、送り先指定情報1−2は、クライアント12−2のアドレス情報を表している。
【0068】
クライアント12−1は、クライアント11−1から送信されてきた図7に示される配信データを、さらに他のクライアントに対して送信するとき、送り先指定情報2に含まれている送り先指定情報(アドレス情報)を参照し、参照した送り先指定情報に従って、クライアント11−1から送信されてきた配信データを他のクライアントに送信する。すなわち、送り先指定情報2には、クライアント12−1が配信データを送信すべきクライアントのアドレス情報が含まれている。
【0069】
図7において、ヘッダには、クライアント12−1乃至12−6の1段下のノードに対応するクライアントにより参照される送り先指定情報3、および、クライアント12−1乃至12−6の2段下のノードに対応するクライアントにより参照される送り先指定情報4が示されている。なお、ヘッダ81には、送り先指定情報のバージョンを表す情報やコンテンツの暗号化の方法を表す情報などが含まれる。
【0070】
次に、図8のフローチャートを参照して、コンテンツ配信サーバ1から配信されてきた配信データ(コンテンツ)を取得するクライアント11の処理について説明する。なお、図8に示される処理は、図6の処理に対応して行われるものである。
【0071】
クライアント11において、図5に示されるような構成が実現されており、例えば、ユーザによりコンテンツ配信サーバ1にアクセスすることが指示されたとき、ステップS11において、送受信制御部61は、通信部29を制御し、コンテンツ配信サーバ1にネットワーク2を介してアクセスする。
【0072】
ステップS12において、送受信制御部61は、例えば、ユーザにより指定されたコンテンツの識別情報、およびクライアント11の識別情報を含むコンテンツの送信要求をコンテンツ配信サーバ1に送信する。
【0073】
コンテンツ配信サーバ1においては、コンテンツの送信要求が受信されることに応じて配信データが生成され、それが送信されてくるため(図6のステップS6の処理)、クライアント11の送受信制御部61は、ステップS13において、コンテンツを含む配信データがコンテンツ配信サーバ1から送信されてきたか否かを判定する。送受信制御部61は、ステップS13において、コンテンツ配信サーバ1から配信データが送信されてきたと判定した場合、ステップS14において、それを受信し、ステップS15に進み、受信された配信データをコンテンツ記憶部66に保存させる。
【0074】
これにより、例えば、コンテンツ配信サーバ1からクライアント11−1に対して配信データ(コンテンツ)が提供された状態となる。クライアント11−1のコンテンツ記憶部66には、例えば、図9に示されるように、コンテンツ配信サーバ1、または、後述するようにして他のクライアントから提供されてきたコンテンツ1乃至10(配信データ1乃至10)が保存される。なお、例えば、3ヶ月間などの所定の期間ユーザにより再生が指示されないコンテンツは、順次消去され、コンテンツ配信サーバ1から提供されてきたコンテンツ、或いは、他のクライアントから提供されてきたコンテンツが、新たに保存される。
【0075】
次に、図10のフローチャートを参照して、他のクライアントに対して配信データ(コンテンツ)を配信するクライアントの処理について説明する。以下、主に、クライアント11−1がクライアント12−1に対して配信データを送信する場合について説明する。
【0076】
ステップS21において、クライアント11−1の送受信制御部61は、回線が使用されているか否か、すなわち、通信を行うことが可能であるか否かを判定し、例えば、ネットワーク2に接続されている所定のサーバに対してアクセス中であり、通信を行うことができないと判定した場合、処理を終了させる。
【0077】
一方、送受信制御部61は、ステップS21において、通信を行うことが可能であると判定した場合、ステップS22に進み、コンテンツ記憶部66に記憶されているものの中から所定のコンテンツ(配信データ)を読み出す。なお、ステップS22において、クライアント11−1のユーザによるコンテンツの利用履歴が参照され、頻繁に利用されているコンテンツなどの、ユーザの嗜好に応じたコンテンツが読み出されるようにしてもよい。
【0078】
ステップS23において、送受信制御部61は、ヘッダに記述されている送り先指定情報を読み取る。例えば、図7の配信データがステップS22において読み出された場合、送受信制御部61は、図2のツリー構造上における、自分自身(クライアント11−1)のノードの位置に対応する送り先指定情報1を読み取る。送り先指定情報1には、図2のクライアント12−1のアドレス情報を表す送り先指定情報1−1、およびクライアント12−2のアドレス情報を表す送り先指定情報1−2が含まれており、送受信制御部61は、ステップS24において、ステップS23で読み取られた送り先指定情報に従って、クライアント12−1および12−2に対して配信データを送信する。
【0079】
なお、図7の例においては、送り先指定情報1には送り先指定情報1−3等も含まれており、それにより指定されるクライアントに対しても、配信データが送信される。
【0080】
また、図10に示される処理が、図2における、2段目のクライアント(クライアント12−1乃至12−6)により行われる場合、それらのクライアントにより送り先指定情報2が参照され、送り先指定情報2により指定されるクライアントに対して配信データが送信される。
【0081】
ステップS25において、送信データ量算出部62は、送受信制御部61により他のクライアントに対して送信された配信データ(コンテンツ)のデータ量を算出し、算出結果をポイント管理部63に出力する。ポイント管理部63は、ステップS26において、他のクライアントに対して送信された配信データのデータ量に応じたポイントを算出し、算出したポイントを、ポイント蓄積部65に蓄積されているポイントに加算する。ポイント蓄積部65に蓄積されているポイントは、コンテンツの再生が指示されたとき、使用される。
【0082】
次に、図11のフローチャートを参照して、図10の処理に対応する、他のクライアントから送信されてきた配信データを取得するクライアントの処理について説明する。以下、主に、クライアント11−1から送信されてきた配信データを取得するクライアント12−1の処理について説明する。クライアント12−1においても、CPU21により所定のプログラムが実行され、図5に示されるものと同様の構成が実現されている。
【0083】
ステップS41において、クライアント12−1の送受信制御部61は、他のクライアント(クライアント11−1)から配信データが送信されてきたか否かを判定し、送信されてきたと判定するまで待機する。送受信制御部61は、ステップS41において、クライアント11−1から配信データが送信されてきたと判定した場合、ステップS42に進み、通信部29を制御してそれを受信する。送受信制御部61により受信された配信データは、ステップS43において、コンテンツ記憶部66に保存される。
【0084】
以上のような処理が繰り返し実行され、クライアント12−1においても、図9に示されるような、複数のコンテンツが記憶されたコンテンツ記憶部66が形成される。また、クライアント12−1により、図10に示される処理が所定のタイミングで実行され、クライアント12−1のコンテンツ記憶部66に記憶されているコンテンツが、さらに他のクライアントに対して送信される。
【0085】
次に、図12のフローチャートを参照して、保存されているコンテンツを再生するクライアントの処理について説明する。以下、クライアント12−1により行われる処理として説明する。
【0086】
ユーザにより入力部26が操作され、コンテンツの再生が指示されたとき、再生管理部64は、ステップS51において、ユーザにより指定されたコンテンツの再生に必要なポイントを算出し、それをポイント管理部63に通知する。
【0087】
ポイント管理部63は、ステップS52において、ポイント蓄積部65に蓄積されているポイントを読み出し、ステップS53に進み、コンテンツの再生に必要なポイントがあるか否かを判定する。例えば、ユーザにより指定されたコンテンツの再生には「500ポイント」が必要であるとされ、ポイント蓄積部65に、「300ポイント」しかない場合、ポイント管理部63は、ステップS54に進み、エラー処理を実行し、処理を終了させる。具体的には、エラー処理として、ユーザに対する、コンテンツを再生できないことを通知するメッセージが出力部27に出力される。
【0088】
上述したように、ポイントは、コンテンツを他のクライアントに送信することに応じて蓄積されるものである。従って、例えば、過去に比較的多くのコンテンツを他のクライアントに送信していたため、ポイント蓄積部65に「1000ポイント」が蓄積されている場合、ポイント管理部63は、ステップS53において、「500ポイント」が必要とされているコンテンツの再生が可能であると判定し、再生管理部64に、それを通知する。
【0089】
再生管理部64は、ポイント管理部63からの通知に応じて、ステップS55において、コンテンツを再生し、得られた映像信号および音声信号を出力部27に出力する。再生管理部64により再生された映像信号に対応する映像は出力部27を構成するLCDに表示され、音声信号に対応する音声が出力部27を構成するスピーカに出力される。
【0090】
ステップS56において、ポイント管理部63は、コンテンツの再生において利用された分のポイントを、ポイント蓄積部65に蓄積されているポイントから減算する。例えば、上述したようにポイント蓄積部65に「1000ポイント」が蓄積されている状態において、「500ポイント」が必要とされるコンテンツが再生された場合、ポイント管理部63は、ポイント蓄積部65に蓄積されているポイントを「500ポイント」として更新する。
【0091】
以上のように、各クライアントのユーザは、他のクライアントに送信したコンテンツの量に応じて提供されるポイント、換言すれば、クライアントの通信機能をコンテンツ配信サーバ1の通信機能として提供することに応じて得られるポイントによりコンテンツを利用できる。
【0092】
従って、クライアントの側からすれば、通信機能が使われていない時間帯を利用して他のクライアントにコンテンツを送信することによりポイントを蓄積させることができるとともに、それを利用してコンテンツを利用することができる。一方、コンテンツ配信サーバ1の側からすれば、コンテンツの提供に要する処理負担を軽減させることができるとともに、多くのクライアントに対して容易にコンテンツを提供することができる。
【0093】
以上においては、コンテンツに付加される送り先指定情報は、送り先指定情報選択部43により任意に選択されるとしたが、各クライアントにおいて再生されたコンテンツに関する情報がコンテンツ配信サーバ1に送信され、各クライアントのユーザの嗜好情報に基づいて選択されるようにしてもよい。
【0094】
例えば、コンテンツ配信サーバ1からスポーツに関するコンテンツが送信される場合、そのスポーツコンテンツに対しては、各クライアントから送信されてきた嗜好情報に基づいて、スポーツ好きのユーザにより使用されるクライアントのアドレス情報のみが選択され、送り先指定情報としてスポーツコンテンツに付加される。これにより、そのスポーツコンテンツは、スポーツ好きのユーザにより使用されるクライアントに対してのみ順次送信されることとなり、それぞれのユーザの好みに応じたコンテンツの配信が可能となる。
【0095】
なお、他のクライアントにコンテンツを送信することで取得されるポイントが、例えば、ICカードに格納されている金額情報や、クレジットカードにより指定される口座の金額と引き替えにクライアントに提供されるようにしてもよい。また、それぞれのクライアントにより再生された映像信号や音声信号が、クライアントに有線または無線で接続されているテレビジョン受像機に供給され、テレビジョン受像機により出力されるようにしてもよい。
【0096】
また、以上においては、各クライアントは、図7に示されるような配信データのヘッダに記述されている情報に基づいて、配信データ(コンテンツ)の送信先を決定するとしたが、ネットワーク構成の動的な変化に対応できるように、所定のタイミングでコンテンツ配信サーバ1により更新される送信先リストにより、コンテンツの送信先を決定できるようにしてもよい。
【0097】
例えば、この送信先リストは、それぞれのクライアントに対するものとして設定され、提供される。送信先リストの提供を受けたクライアントは、送信先リストに記述されている情報に従って、送信先として設定されているクライアントに対してコンテンツを送信する。後述するように、このような処理がそれぞれのクライアントにより実行され、所定のグループに属する全てのクライアントに対して同一のコンテンツが配信される。
【0098】
図13は、送信先リストに基づくコンテンツの配信を模式的に表す図であり、図に示されるように、例えば、コンテンツ配信サーバ1から送信先リストとコンテンツを取得したクライアント111−1は、送信先リストに記述されている情報に基づいて、クライアント112−1乃至112−3をコンテンツの送信先のクライアントとして決定し、取得したコンテンツを送信する。
【0099】
この送信先リストは、例えば、図14に示されるような情報としてコンテンツ配信サーバ1により管理される。
【0100】
図14の最も左側の列には、クライアントを指定する情報が記述されており、その右側には、そのクライアントによるコンテンツの送信先のクライアントを表す情報(送信先アドレス1乃至3)が記述されている。
【0101】
図14の例においては、上から2行目に記述されている情報は、クライアント111−1に対する送信先リストであり、コンテンツ配信サーバ1は、最も左側の列に記述されている情報(「111−1」)に基づいて、その行に記述されている送信先リストをクライアント111−1に提供する。コンテンツ配信サーバ1から送信リストが提供されてきたとき、クライアント111−1は、図14の上から2行目に記述されている送信先アドレス1乃至3(112−1乃至112−3)に基づいて、コンテンツの送信先のクライアントとして、クライアント112−1乃至112−3を決定する。
【0102】
そして、図14の送信先リストに基づいて、図13に示されるように、クライアント111−1からクライアント112−1乃至112−3に対して、コンテンツが配信される。
【0103】
同様に、クライアント112−1に対しては、図14の上から3行目に記述されている情報が送信先リストとしてコンテンツ配信サーバ1から提供され、その提供を受けたクライアント112−1は、送信先アドレス1乃至3に基づいて、例えば、クライアント111−1から送信されてきたコンテンツをクライアント113−1および113−2に送信する。すなわち、図14の送信先リストの上から3行目には、送信先アドレス1として「113−1」が、送信先アドレス2として「113−2」が記述されており、クライアント112−1は、この情報に基づいて、コンテンツをクライアント113−1および113−2に送信する。なお、クライアント112−1に対して設定されている送信先アドレス3には、いずれのクライアントのアドレスも設定されていない。
【0104】
また、クライアント112−2に対しては、図14の最下行に記述されている情報が送信先リストとして提供され、記述されている情報(「113−3」と「113−4」)に基づいて、クライアント113−3および113−4にコンテンツが送信される。
【0105】
図14に示される送信先リストにより、図13のグループG1に属する全てのクライアントに、コンテンツ配信サーバ1から提供されたコンテンツが送信されることになる。すなわち、クライアント111−1からクライアント112−1乃至112−3に対してコンテンツが送信され、クライアント112−1からクライアント113−1および113−2に対してコンテンツが送信される。また、クライアント112−2からクライアント113−3および113−4に対してコンテンツが送信される。なお、クライアント113−1乃至113−4の後段には、図示せぬクライアントが存在しており、そのクライアントに対しても、クライアント113−1乃至113−4からコンテンツが送信される。
【0106】
この送信先リストは、例えば、通信不能なクライアントが存在するとき、コンテンツ配信サーバ1により更新される。送信先リストには、それが提供されるクライアントを識別する識別情報が設定されており、各クライアントは、自分自身に対応する送信先リスト(更新された送信先リスト)を、その識別情報に基づいて取得する。送信先リストが更新され、新たな送信先リストに基づいてコンテンツが配信される配信システムの動作についてはフローチャートを参照して後述する。
【0107】
なお、図13に示されるグループG1は、各クライアントのユーザの嗜好情報に基づく協調フィルタリングにより形成される。また、それぞれのユーザにより、どのグループに加入するかを選択させるようにしてもよい。さらに、クライアントが設置されている地域毎にグループが形成され、同一のコンテンツが配信されるようにしてもよい。
【0108】
次に、図13の配信システムを構成する各機器の処理について説明する。
【0109】
始めに、図15のフローチャートを参照して、コンテンツを配信するクライアントの処理について説明する。
【0110】
例えば、クライアント111−1のCPU21は、ステップS71において、コンテンツ配信サーバ1から送信先リストを取得し、ステップS72に進み、コンテンツを取得する。取得されたコンテンツは、上述したように、記憶部28に保存される。
【0111】
ステップS73において、CPU21は、通信可能であるか否か(自分が通信可能であるか否か)を判定し、通信できないと判定した場合、ステップS74に進み、上位のクライアントに処理を渡す。
【0112】
従って、クライアント112−1により図15の処理が行われ、ステップS73において通信ができないと判定された場合、それ以降、その処理がクライアント112−1に代わってクライアント111−1により実行される。すなわち、クライアント112−1によるコンテンツの送信先として送信先リストにおいて指定されているクライアントに対して、クライアント111−1によりコンテンツの送信が行われる。
【0113】
一方、ステップS73において、CPU21は、通信が可能であると判定した場合、ステップS75に進み、送信先リストに記述されている情報を参照し、コンテンツをまだ送信していない送信先(クライアント)があるか否かを判定する。ステップS75において、コンテンツを送信していないクライアントがないと判定された場合、処理は終了される。
【0114】
CPU21は、ステップS75において、コンテンツを送信していないクライアントが送信先リストにあると判定した場合、ステップS76に進む。例えば、図14に示される送信先リストに基づいて、クライアント111−1により、送信先アドレス3により指定されるクライアント112−3にコンテンツがまだ送信されていない場合、ステップS75において、クライアント111−1のCPU21は、コンテンツを送信していないクライアントが送信先リストにあると判定する。
【0115】
CPU21は、送信先リストにより指定されるクライアントに対するアクセスを開始し、ステップS76において、アクセスができたか否か(アクセス先のクライアントが通信可能であるか否か)を判定する。CPU21は、ステップS76において、アクセスできないと判定した場合、ステップS77に進み、送信先リストの更新処理を実行する。
【0116】
ステップS77においては、アクセスできなかったクライアントに関する情報がコンテンツ配信サーバ1に対して通知され、送信先リストが更新される。ステップS77において実行される送信先リスト更新処理については図16のフローチャートを参照して後述する。
【0117】
ステップS77において送信先リストの更新処理が行われた後、処理はステップS75に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。
【0118】
一方、ステップS76において、CPU21は、送信先のクライアントにアクセスできたと判定した場合、ステップS78に進み、コンテンツ配信サーバ1から送信されてきたコンテンツを、アクセスしたクライアントに対して送信する。
【0119】
これにより、例えば、図14の送信先リストに基づいて、クライアント111−1により、送信先アドレス1により指定されるクライアント112−1にコンテンツが送信される。
【0120】
ステップS79において、CPU21は、コンテンツの送信が正常に終了したか否かを判定し、正常に終了していないと判定した場合、ステップS77に進み、送信先リストの更新処理を実行する。例えば、コンテンツの送信中に通信不能となり、コンテンツの送信が正常に終了できなかった場合、ステップS77において、送信先リストが更新される。
【0121】
CPU21は、ステップS79において、コンテンツの送信が正常に終了したと判定した場合、ステップS75に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。
【0122】
以上の処理が各クライアントにおいて、繰り返し実行されることにより、グループに属する全てのクライアントに対して、同一のコンテンツが配信される。
【0123】
次に、図16のフローチャートを参照して、図15のステップS77において実行される、クライアント(例えば、クライアント111−1)の送信先リスト更新処理の詳細について説明する。
【0124】
ステップS91において、CPU21は、例えば、アドレスが変更されていたため、コンテンツを送信できなかったクライアントに関する情報をコンテンツ配信サーバ1に通知する。
【0125】
この通知に応じてコンテンツ配信サーバ1においては、新たなアドレスが記述された送信先リストが生成され、更新された送信先リストが、それを必要とするクライアントに対して通知される(図17のステップS103)。
【0126】
ステップS92において、CPU21は、通信部29からの出力に基づいて、更新された送信先リストが送信されてきたか否かを判定し、送信されてきたと判定するまで待機する。
【0127】
CPU21は、ステップS92において、更新された送信先リストが送信されてきたと判定した場合、ステップS93に進み、更新された送信先リストを受信する。その後、図15のステップS75以降の処理が実行され、更新された送信先リストに従って、コンテンツが送信される。
【0128】
次に、図17のフローチャートを参照して、図16の処理に対応してコンテンツ配信サーバ1により実行される、送信先リスト更新処理について説明する。
【0129】
ステップS101において、コンテンツ配信サーバ1のCPU21は、コンテンツを送信できなかったクライアントに関する情報を取得する。すなわち、送信先リストに記述される情報に基づいてコンテンツを送信することができなかったクライアントからは、その送信先のクライアントの識別情報などを含む情報が通知されてくる(図16のステップS91)。
【0130】
コンテンツ配信サーバ1のCPU21は、ステップS102において、コンテンツを送信できないクライアント(通信ができないクライアント)によるコンテンツの送信先のクライアントとして設定されている送信先の1つを送信先リストに追加し、送信先リストを更新する。このとき、送信先に関する古い情報は削除される。
【0131】
ステップS103において、CPU21は、ステップS102で更新した送信先リストを、その送信先リストを必要とするクライアントに対して送信する。
【0132】
これにより、例えば、図13において、コンテンツを送信できない送信先のクライアントの情報として、クライアント112−1に関する情報がクライアント111−1から通知されてきたとき、クライアント112−1によるコンテンツの送信先として設定されているクライアント113−1または113−2のアドレスが、クライアント111−1の送信先リストに付加され、それがクライアント111−1に提供される。
【0133】
その後、更新された送信先リストに従って、クライアント111−1により、クライアント113−1に対してコンテンツが送信される。
【0134】
また、クライアント113−1の送信先リストもコンテンツ配信サーバ1により更新され、更新された送信先リストがクライアント113−1に対して提供される。上述した例の場合、例えば、クライアント113−1の送信先リストには、更新される前の送信先リストに記述されているアドレスに加えて、クライアント112−1(通信不能なクライアント)によるコンテンツの送信先として設定されているクライアント113−2のアドレスが付加される。すなわち、クライアント113−1に対しては、クライアント113−1の後段のクライアント(図示せず)のアドレスと、クライアント113−2のアドレスが記述された送信先リストが提供される。
【0135】
更新された送信先リストを受け取ったクライアント113−1は、送信先リストに記述されている情報に従って、クライアント111−1から提供されてきたコンテンツを、後段のクライアントに送信するとともにクライアント113−2に送信する。
【0136】
以上のように、通信ができないクライアントの直下のクライアントの1つ(上述した例の場合、通信ができないクライアント112−1の直下のクライアントであるクライアント113−1)が、通信不能なクライアントの代理として機能し、コンテンツが配信されることとなる。
【0137】
以上のような処理が全てのクライアントにより実行されることで、更新された送信先リストに基づいて、ネットワークの構成が動的に変化するグループに対しても、ハードウエア資源を有効に利用しつつ、コンテンツを配信させることができる。
【0138】
なお、それまで通信不能であったクライアントが復帰したとき(通信可能になったとき)、そのことがコンテンツ配信サーバ1に対して通知され、新たに通信可能になったクライアントに対してコンテンツが提供される。
【0139】
以上においては、各クライアントは、他のクライアントまたはコンテンツ配信サーバ1からコンテンツが配信されるのを待ち、送信されてきたコンテンツを取得することとなるが、コンテンツ配信サーバ1に自らアクセスし、ユーザにより指定されたコンテンツを有しているクライアントのアドレスなどを検索できるようにしてもよい。この場合、コンテンツ配信サーバ1からコンテンツを有しているクライアントのアドレスの通知を受けたクライアントは、そのアドレスにより指定されるクライアントにアクセスし、コンテンツの送信を要求する。この要求に応じて送信されてきたコンテンツも、上述したようにして算出されたポイントにより再生可能とされる。
【0140】
また、上述したコンテンツの配信は、IGMP(Internet Group Management Protocol)やDVMRP(Distance Vector Multicast Routing Protocol)などのマルチキャストプロトコルにより行われるようにしてもよいし、サーバを介さずに通信するいわゆるP2P(peer-to-peer)により行われるようにしてもよい。
【0141】
さらに、以上においては、ユーザの嗜好情報に基づいて、または、ユーザによる選択に基づいて、同一のコンテンツが配信されるグループが形成されるとしたが、そのグループに属するクライアントの中でも、通信回線の空きの多いクライアントから順に、より上位のクライアント(ルートに近いクライアント)として設定され、図13に示されるようなツリー上のネットワークが形成されるようにしてもよい。また、ネットワーク上におけるアドレスの移動の少ないクライアントが、より上位のクライアントとしてコンテンツ配信サーバ1により管理されるようにしてもよい。これにより、より確実に多くのコンテンツを配信させることができる。
【0142】
また、以上においては、コンテンツ配信サーバ1により、コンテンツの配信と送信先リストの提供が管理されるとしたが、それぞれ異なるサーバにより管理されるようにしてもよい。
【0143】
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。
【0144】
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば、汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
【0145】
この記録媒体は、図3に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク31(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク32(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク33(MD(登録商標)(Mini-Disk)を含む)、もしくは半導体メモリ34などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM22や、記憶部28に含まれるハードディスクなどで構成される。
【0146】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0147】
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表わすものである。
【0148】
【発明の効果】
本発明によれば、複数のクライアントに対してコンテンツを配信することができる。
【0149】
また、本発明によれば、ハードウエア資源を効率的に利用することができる。
【0150】
さらに、本発明によれば、他のクライアントにコンテンツを送信することで提供される情報によりコンテンツを利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したコンテンツ配信システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】図1のコンテンツ配信サーバから提供されたコンテンツの配信の例を示す模式図である。
【図3】図1のコンテンツ配信サーバの構成例を示すブロック図である。
【図4】図1のコンテンツ配信サーバの機能構成例を示すブロック図である。
【図5】図1のクライアントの機能構成例を示すブロック図である。
【図6】図1のコンテンツ配信サーバのコンテンツ配信処理を説明するフローチャートである。
【図7】配信データの例を示す図である。
【図8】図1のクライアントのコンテンツ取得処理を説明するフローチャートである。
【図9】図5のコンテンツ記憶部に保存されるコンテンツの例を示す図である。
【図10】図1のクライアントのコンテンツ配信処理を説明するフローチャートである。
【図11】図1のクライアントのコンテンツ取得処理を説明するフローチャートである。
【図12】図1のクライアントのコンテンツ再生処理を説明するフローチャートである。
【図13】コンテンツ配信の例を示す模式図である。
【図14】送信先リストの例を示す図である。
【図15】図13のクライアントの処理を説明するフローチャートである。
【図16】図15のステップS77において実行される送信先リスト更新処理の詳細を説明するフローチャートである。
【図17】コンテンツ配信サーバの処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 コンテンツ配信サーバ, 11−1乃至11−3 クライアント, 21 CPU, 26 入力部, 27 出力部, 28 記憶部, 29 通信部,41 送受信制御部, 42 配信データ生成部, 43 送り先指定情報選択部, 44 コンテンツ記憶部, 45 送り先指定情報記憶部, 61 送受信制御部, 62 送信データ量算出部, 63 ポイント管理部, 64 再生管理部, 65 ポイント蓄積部, 66 コンテンツ記憶部

Claims (4)

  1. コンテンツの提供を管理する情報管理装置から送信され、送信された前記コンテンツを受信した他の情報処理装置から、前記コンテンツの送り先を指定する指定情報に従って前記指定情報とともに送信されてきた前記コンテンツを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された前記コンテンツを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段により記憶されている前記コンテンツを、前記コンテンツとともに送信されてきた前記指定情報により指定されるさらに他の情報処理装置に対して、他の機器と通信が行われていない時間に送信する送信手段と、
    前記送信手段により送信された前記コンテンツのデータ量、または、前記コンテンツを送信するのにかかった時間を配信コストとして算出する配信コスト算出手段と、
    前記配信コスト算出手段により算出される毎に、算出された前記配信コストに対応する対価を表す対価情報を蓄積して管理する管理手段と
    前記記憶手段により記憶されている前記コンテンツの再生に必要な分の前記対価情報を算出し、前記コンテンツを再生する再生手段と
    を備え、
    前記管理手段は、前記再生手段により前記コンテンツの再生が行われたとき、前記再生手段により算出された分だけ、蓄積していた前記対価情報を減算する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  2. コンテンツの提供を管理する情報管理装置から送信され、送信された前記コンテンツを受信した他の情報処理装置から、前記コンテンツの送り先を指定する指定情報に従って前記指定情報とともに送信されてきた前記コンテンツを受信する受信ステップと、
    前記受信ステップの処理により受信された前記コンテンツを記憶する記憶ステップと、
    前記記憶ステップの処理により記憶されている前記コンテンツを、前記コンテンツとともに送信されてきた前記指定情報により指定されるさらに他の情報処理装置に対して、他の機器と通信が行われていない時間に送信する送信ステップと、
    前記送信ステップの処理により送信された前記コンテンツのデータ量、または、前記コンテンツを送信するのにかかった時間を配信コストとして算出する配信コスト算出ステップと、
    前記配信コスト算出ステップの処理により算出される毎に、算出された前記配信コストに対応する対価を表す対価情報を蓄積して管理する管理ステップと
    前記記憶ステップの処理により記憶されている前記コンテンツの再生に必要な分の前記対価情報を算出し、前記コンテンツを再生する再生ステップと、
    前記再生ステップの処理により前記コンテンツの再生が行われたとき、算出された分だけ、蓄積していた前記対価情報を減算するステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  3. コンテンツの提供を管理する情報管理装置から送信され、送信された前記コンテンツを受信した他の情報処理装置から、前記コンテンツの送り先を指定する指定情報に従って前記指定情報とともに送信されてきた前記コンテンツを受信する受信ステップと、
    前記受信ステップの処理により受信された前記コンテンツを記憶する記憶ステップと、
    前記記憶ステップの処理により記憶されている前記コンテンツを、前記コンテンツとともに送信されてきた前記指定情報により指定されるさらに他の情報処理装置に対して、他の機器と通信が行われていない時間に送信する送信ステップと、
    前記送信ステップの処理により送信された前記コンテンツのデータ量、または、前記コンテンツを送信するのにかかった時間を配信コストとして算出する配信コスト算出ステップと、
    前記配信コスト算出ステップの処理により算出される毎に、算出された前記配信コストに対応する対価を表す対価情報を蓄積して管理する管理ステップと、
    前記記憶ステップの処理により記憶されている前記コンテンツの再生に必要な分の前記対価情報を算出し、前記コンテンツを再生する再生ステップと、
    前記再生ステップの処理により前記コンテンツの再生が行われたとき、算出された分だけ、蓄積していた前記対価情報を減算するステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  4. コンテンツの提供を管理する情報管理装置から送信され、送信された前記コンテンツを受信した他の情報処理装置から、前記コンテンツの送り先を指定する指定情報に従って前記指定情報とともに送信されてきた前記コンテンツを受信する受信ステップと、
    前記受信ステップの処理により受信された前記コンテンツを記憶する記憶ステップと、
    前記記憶ステップの処理により記憶されている前記コンテンツを、前記コンテンツとともに送信されてきた前記指定情報により指定されるさらに他の情報処理装置に対して、他の機器と通信が行われていない時間に送信する送信ステップと、
    前記送信ステップの処理により送信された前記コンテンツのデータ量、または、前記コンテンツを送信するのにかかった時間を配信コストとして算出する配信コスト算出ステップと、
    前記配信コスト算出ステップの処理により算出される毎に、算出された前記配信コストに対応する対価を表す対価情報を蓄積して管理する管理ステップと、
    前記記憶ステップの処理により記憶されている前記コンテンツの再生に必要な分の前記対価情報を算出し、前記コンテンツを再生する再生ステップと、
    前記再生ステップの処理により前記コンテンツの再生が行われたとき、算出された分だけ、蓄積していた前記対価情報を減算するステップと
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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