JP4303059B2 - 操作スイッチ及び車両用エンジンの始動・停止システム - Google Patents

操作スイッチ及び車両用エンジンの始動・停止システム Download PDF

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Description

本発明は、操作スイッチ及び車両用エンジンの始動・停止システムに関するものである。
近年、自動車等の車両においては、エンジンを始動・停止するときにおける操作性の向上が求められている。その操作性の向上を図ることの1つとして、例えば、押しボタン式の操作スイッチを操作することにより、車両用エンジンを始動・停止するシステムが知られている(特許文献1参照)。この車両用エンジンの始動・停止システムでは、車両室内に設けられたモーメンタリー式の操作スイッチが用いられている。そして、操作スイッチをプッシュ操作するたびに、エンジンの始動と停止とを所定の条件下で交互に行えるようになっている。
特開2002−122058
ところが、従来の操作スイッチは、エンジンを始動したり停止したりするのにいずれも外部から所定の操作力を加えることで操作スイッチを操作しているが、操作スイッチの操作性向上を図るために操作力の低減が求められている。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、利便性及び操作性に優れた操作スイッチ及び車両用エンジンの始動・停止システムを提供することにある。
請求項1に記載の発明では、対象物を制御する制御手段に異なる操作信号を出力することにより同対象物の制御内容を切り換える操作スイッチにおいて、操作スイッチを待機位置と操作位置との間で変位可能なスイッチノブを含んで構成し、待機位置に配置されているスイッチノブに身体が触れたことを検出し、その検出に基づいて前記スイッチノブに身体が触れたことを示す第1の操作信号を前記制御手段に出力する第1の手段と、前記スイッチノブが待機位置から操作位置に操作されたことを検出し、その検出に基づいて第2の操作信号を前記制御手段に出力する第2の手段と、前記スイッチノブを前記待機位置に常に付勢する弾性手段とを備え、前記スイッチノブは、ノブ取付部に接するようにして嵌め込まれ、前記第1の手段は、前記ノブ取付部の先端面に設けられていることを要旨とする。
この構成によれば、待機位置に配置されているスイッチノブに身体が触れると、第1の操作信号が制御手段に出力され、一方の制御内容に切り換えられる。スイッチノブが弾性手段の弾性力に抗して待機位置から操作位置に操作されると、第2の操作信号が制御手段に出力され、他方の制御内容に切り換えられる。よって、他方の制御内容に切り換えるときのみスイッチノブを操作すればよいため、利便性及び操作性を向上することができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の操作スイッチにおいて、前記スイッチノブは待機位置から操作位置に変位可能であり、前記第1の手段は、その第1の手段と待機位置に配置されているスイッチノブに触れる身体との間に生じる静電容量を検出する第1の静電容量センサであり、前記第2の手段は、その第2の手段と操作位置に配置されているスイッチノブに触れる身体との間に生じる静電容量を検出する第2の静電容量センサであることを要旨とする。
この構成にすれば、第1及び第2の静電容量センサとスイッチノブとの間に接点がないため、接続不良がなくなるとともに長寿命化を図ることができる。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の操作スイッチにおいて、前記第1の静電容量センサ及び第2の静電容量センサは、スイッチノブにおいて身体が触れる箇所から同じ距離だけ離れた箇所に配置され、第1の静電容量センサは、第2の静電容量センサよりも感度が高くなるように設定されていることを要旨とする。
この構成にすれば、スイッチノブに身体が触れた場合には、感度が高い第1の静電容量センサのみでスイッチノブの静電容量が検出される。一方、スイッチノブが操作位置にある場合には、感度が高い第1の静電容量センサと感度が低い第2の静電容量センサとで、スイッチノブの静電容量が検出される。従って、第1の静電容量センサ及び第2の静電容量センサの感度を互いに異ならせるという簡単な構成でもって、制御内容を切り換える操作スイッチとすることができ、設計の自由度が高くなる。
請求項4に記載の発明では、請求項1に記載の操作スイッチにおいて、前記スイッチノブは待機位置から操作位置に変位可能であり、前記第1の手段は、その第1の手段と待機位置に配置されているスイッチノブに触れる身体との間に生じる静電容量を検出する静電容量センサであり、前記第2の手段は、スイッチノブが操作位置に配置されていることを機械的に検出するとともに、前記弾性手段を兼ねるメカニカルスイッチであることを要旨とする。
この構成にすれば、メカニカルスイッチには、スイッチノブを待機位置に付勢する役割があるため、メカニカルスイッチ以外に弾性手段を設ける必要がなく、部品点数の低減を図ることができ、低コスト化を図ることができる。
請求項5に記載の発明では、エンジンを始動及び停止させるための請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の操作スイッチを備えた車両用エンジンの始動・停止システムにおいて、前記第1の手段から出力される第1の操作信号に基づいて、エンジン始動及びエンジン停止のうち一方を実行するとともに、少なくとも前記第2の手段から出力される第2の操作信号に基づいて他方を実行する制御手段とを備えたことを要旨とする。
この構成にすれば、待機位置に配置されている操作スイッチのスイッチノブに身体が触れると、第1の操作信号が制御手段に出力され、この第1の操作信号に基づいて制御手段はエンジンを始動(停止)する。スイッチノブが待機位置から操作位置に操作されると、第2の操作信号が制御手段に出力され、この第2の操作信号に基づいて制御手段は、エンジンを停止(始動)する。このように、エンジンが停止(始動)するときのみ操作スイッチが操作されるため、操作スイッチの利便性及び操作性を高めることができる。
請求項6に記載の発明では、請求項5に記載の車両用エンジンの始動・停止システムにおいて、前記制御手段は、エンジンが停止していることを条件として、第1の手段から出力される第1の操作信号及び第2の手段から出力される第2の操作信号のうち少なくともいずれか1つに基づいて、車両の電源系統を切り換えることを要旨とする。
この構成にすれば、操作スイッチは、エンジンを始動したり停止したりする機能以外に、車両の電源系統を切り換える機能を合わせ持つため、多くの操作スイッチを必要としなくなる。
請求項7に記載の発明では、エンジンを始動及び停止させるための請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の操作スイッチを備えた車両用エンジンの始動・停止システムにおいて、前記第1の手段から出力される第1の操作信号に基づいて、車両の電源系統を切り換えるとともに、少なくとも前記第2の手段から出力される第2の操作信号に基づいて、エンジン始動及びエンジン停止を交互に実行することを要旨とする。
この構成にすれば、待機位置に配置されている操作スイッチのスイッチノブに身体が触れると、第1の操作信号が制御手段に出力され、この第1の操作信号に基づいて制御手段は車両の電源系統を切り換える。スイッチノブが待機位置から操作位置に操作されると、第2の操作信号が制御手段に出力され、この第2の操作信号に基づいて制御手段は、エンジンを交互に始動・停止する。このように、エンジンが始動・停止するときのみ操作スイッチが操作されるため、操作スイッチの利便性及び操作性を高めることができる。
請求項8に記載の発明では、請求項5〜7のうちいずれか一項に記載の車両用エンジンの始動・停止システムにおいて、車両が所定の態様にあることを検出する車両態様検出手段を備え、この車両態様検出手段から出力される検出信号に基づいて、前記制御手段は、エンジンを始動制御又は停止制御することを要旨とする。
車両態様検出手段によって車両が所定の態様にあることを条件としてエンジンが始動制御されたり停止制御されたりするため、よりいっそう安全性の向上を図ることができる。
請求項1〜4に記載の発明によれば、利便性及び操作性を向上することができる。
請求項5〜8に記載の発明によれば、操作スイッチにおける利便性及び操作性の向上を図ることができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の操作スイッチを車両用エンジンの始動・停止システムに具体化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
図1,図2(a),(b)に示すように、車室内におけるインストルメントパネル11の内装面には、エンジンを始動・停止するプッシュ式の操作スイッチ12が設けられている。操作スイッチ12は、インストルメントパネル11内にあるノブ取付部13に接するようにして嵌め込まれたスイッチノブ14を備えている。スイッチノブ14は、図2(a)に示す待機位置P1と図2(b)に示す操作位置P2との間で変位可能となっており、弾性手段としての戻しバネ15によって待機位置P1側に付勢されている。そのため、スイッチノブ14に外部から操作力が加わっていない場合においては、前記戻しバネの弾性力によってスイッチノブ14が待機位置P1に配置されるようになっている。
前記ノブ取付部13の先端面には、感度が互いに異なる第1の手段としての第1の静電容量センサ21と、第2の手段としての第2の静電容量センサ22とが、スイッチノブ14と接触しないように設けられている。第1の静電容量センサ21及び第2の静電容量センサ22は、それら静電容量センサ21,22とスイッチノブ14に触れる指先(身体)との間に生じる静電容量を検出するものである。
第1の静電容量センサ21の感度は、第2の静電容量センサ22の感度よりも高く設定されている。ここで、静電容量は、第1の静電容量センサ21及び第2の静電容量センサ22が設けられている箇所からスイッチノブ14に触れる指先までの距離に応じて変化する。つまり、スイッチノブ14が待機位置P1に位置する場合には、前記距離が長くなるので静電容量値は小さいのに対し、スイッチノブ14が操作位置P2に位置する場合には、前記距離が短くなるので静電容量値は大きい。従って、第1の静電容量センサ21と第2の静電容量センサ22との感度に差を持たせたことにより、スイッチノブ14が待機位置P1に配置されているときにスイッチノブ14に指先が触れると、感度の高い第1の静電容量センサ21のみによって静電容量が検出され、感度の低い第2の静電容量センサ22によって静電容量は検出されることはない。指先が触れている状態でスイッチノブ14が操作位置P2に配置されると、第1の静電容量センサ21と第2の静電容量センサ22とによって静電容量が検出される。
図3に示すように、第1の静電容量センサ21及び第2の静電容量センサ22は、車両に搭載された対象物としてのエンジン23を駆動制御するマイコン(マイクロコンピュータ)24の入力側に電気的に接続されている。第1の静電容量センサ21は、静電容量を検出したときに第1の操作信号をマイコン24に対して出力する。第2の静電容量センサ22は、静電容量を検出したときに第2の操作信号をマイコン24に対して出力する。そして、マイコン24は、そこに第1の操作信号のみが入力されている場合に待機位置P1に配置されているスイッチノブ14に指先が触れたと判定する。又、マイコン24は、そこに第1の操作信号と第2の操作信号との両方が入力されている場合スイッチノブ14が操作位置P2にプッシュ操作されていると判定する。
マイコン24の入力側には、フットブレーキ25が所定量踏み込まれているかを検出するブレーキ位置検出センサ28と、シフトレバー26がパーキング位置(P位置)に配置されていることを検出するシフトレバー位置検出センサ29と、車両の車速を検出する車速センサ27とがそれぞれ電気的に接続されている。本実施形態においては、ブレーキ位置検出センサ28、シフトレバー位置検出センサ29及び車速センサ27によって車両態様検出手段が構成されている。又、マイコン24には、車両態様検出手段としての図示しないオルタネータが電気的に接続されており、マイコン24に対してオルタネータからの入力があればマイコン24はエンジン23が駆動していると判定し、オルタネータからの入力がなければマイコン24はエンジン23が停止していると判定する。すなわち、オルタネータからの出力に基づいて、エンジン23の駆動状態を検出できるようになっている。
上記のように構成された車両用エンジンの始動・停止システムによれば、次のようにしてエンジン23の始動・停止がなされる。すなわち、待機位置P1に位置されている操作スイッチ12に指先が触れると、エンジン23の停止中に、車両の車速がゼロで、シフトレバー26がパーキング位置に配置され、更にフットブレーキ25が踏み込まれていることを条件として、第1の静電容量センサ21から第1の操作信号がマイコン24に対して出力される。この第1の操作信号に基づいてマイコン24はエンジン23を始動する。又、操作スイッチ12が待機位置P1から操作位置P2にプッシュ操作されると、エンジン23の駆動中に、車速がゼロで、かつシフトレバー26がパーキング位置に配置されていることを条件として、既に出力されている第1の操作信号に加え、第2の静電容量センサ22から第2の操作信号もマイコン24に対して出力される。これら第1の操作信号及び第2の操作信号に基づいてマイコン24はエンジン23を停止する。従って、1つの操作スイッチ12を操作することにより、エンジン23を始動したり停止したりするという2つの制御内容に切り換えることが可能とされている。
従って、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)エンジン23を始動するときには待機位置P1に位置する操作スイッチ12を触り、エンジン23を停止するときには操作スイッチ12をプッシュ操作するというように、エンジン23を停止するときのみ操作すればよいため、操作スイッチ12の利便性を向上することができ、エンジン23を簡単に始動・停止することができる。又、指先に付爪をしている場合であっても、付爪の先端がスイッチノブ14に触れただけで、スイッチノブ14に対する接触を検出することができるので操作性に優れる。
(2)スイッチノブ14とは非接触なる第1の静電容量センサ21と第2の静電容量センサ22とを用いているため、車両用エンジンの始動・停止システムのように使用頻度が高い操作スイッチ12であるにもかかわらず、操作スイッチ12の耐久性を向上することができ、ひいては長寿命化を図ることができる。又、第1の静電容量センサ21及び第2の静電容量センサ22にメカニカルスイッチを用いることを想定した場合と比較して、操作スイッチ12の耐久性を格段に向上することができる。
(3)エンジン23を停止するときにスイッチノブ14を、待機位置P1から操作位置P2に戻しバネ15の弾性力に抗してプッシュ操作しているため、スイッチノブ14に触れるだけではエンジンが停止することがない。エンジン23を停止するときには、車速がゼロであるとともに、シフトレバー26がパーキング位置に配置されていることを安全条件としていることに加え、スイッチノブ14がプッシュ操作されることが安全条件として加えられている。従って、車両用エンジンの始動・停止システムにおける更なる安全性向上を図ることができる。それに加え、指先等を含む身体がスイッチノブ14に触れにくくなるように、スイッチノブ14の配置をさほど考慮する必要がないため、インストルメントパネル11における操作スイッチ12の配置の自由度を高くすることができる。
(4)第1の静電容量センサ21及び第2の静電容量センサ22は、スイッチノブ14とは別体に設置され、しかもスイッチノブ14のように可動する部材に設けられていない。そのため、第1の静電容量センサ21及び第2の静電容量センサ22と、マイコン24が実装された図示しない制御基板との間で通信線を設ける必要がない構造とすることができる。よって、操作スイッチ12が操作されるたびに通信線が伸縮することがないので、通信線による接続不良がなく、操作スイッチ12の故障率を低下することができる。
(5)第1の静電容量センサ21からの第1の操作信号に加えて、第2の静電容量センサ22からの第2の操作信号とがマイコン24に出力されることでエンジン23を停止している。そのため、第2の操作信号のみに基づいてエンジン23を停止する場合に比べて、操作スイッチ12が操作位置P2に操作されているか否かの検出精度を向上することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態を、前記実施形態と異なる部分を中心に説明し、同一構成なる部分については、説明を省略する。
図4(a),(b)に示すように、インストルメントパネル11の内装面に設けられる操作スイッチ31は、スイッチノブ32の内端面から突設された支持部32aがノブ取付部33に挿入されている。スイッチノブ32は、図4(a)に示す待機位置P1と図4(b)に示す操作位置P2との間で変位可能となっている。
スイッチノブ32には、一部が外部に露出された第1の手段としての静電容量センサ35が埋設され、この静電容量センサ35によって、その静電容量センサ35とスイッチノブ32に触れる指先(身体)との間に生じる静電容量が検出される。インストルメントパネル11内には、スイッチノブ32の内端面から突設された接触片32bによって機械的に開閉するマイクロスイッチや近接スイッチ等の第2の手段としてのメカニカルスイッチ36が設けられている。そして、スイッチノブ32が待機位置P1に配置されているときにおいて、メカニカルスイッチ36はオフし、スイッチノブ32が操作位置P2に配置されているときにおいて、メカニカルスイッチ36はオンする。
メカニカルスイッチ36に設けられているアクチュエータ36aは、それをオフする側に弾性力を有しているため、スイッチノブ32に外部から外力が何も加わっていない場合において、スイッチノブ32は待機位置P1に配置されるようになっている。従って、スイッチノブ32は、メカニカルスイッチ36のアクチュエータ36aの弾性力に抗して操作位置P2に配置されることなる。このようなことから、メカニカルスイッチ36におけるアクチュエータ36aの弾性力は、比較的大きく設定されている。
図5に示すように、静電容量センサ35及びメカニカルスイッチ36は、マイコン24の入力側に電気的に接続されている。静電容量センサ35は、静電容量を検出したときに第1の操作信号をマイコン24に対して出力する。メカニカルスイッチ36は、オンしたときに第2の操作信号をマイコン24に対して出力する。そして、マイコン24は、そこに第1の操作信号のみが入力されている場合に待機位置P1に配置されているスイッチノブ32に指先が触れたと判定する。又、マイコン24は、そこに第1の操作信号と第2の操作信号との両方が入力されている場合スイッチノブ32が操作位置P2にプッシュ操作されていると判定する。
上記のように構成された車両用エンジンの始動・停止システムによれば、次のようにしてエンジン23の始動・停止がなされる。すなわち、待機位置P1に位置されている操作スイッチ31に指先が触れると、エンジン23の停止中に、車両の車速がゼロで、シフトレバー26がパーキング位置に配置され、更にフットブレーキ25が踏み込まれていることを条件として、静電容量センサ35から第1の操作信号がマイコン24に対して出力される。この第1の操作信号に基づいてマイコン24はエンジン23を始動する。又、操作スイッチ31が待機位置P1から操作位置P2にプッシュ操作されると、エンジン23の駆動中に、車速がゼロで、かつシフトレバー26がパーキング位置に配置されていることを条件として、既に出力されている第1の操作信号に加え、メカニカルスイッチ36がオンされることによって第2の操作信号もマイコン24に対して出力される。これら第1の操作信号及び第2の操作信号に基づいてマイコン24はエンジン23を停止する。
従って、本実施形態においても、エンジン23を始動するときには待機位置P1に位置する操作スイッチ31を触り、エンジン23を停止するときには操作スイッチ31を待機位置P1から操作位置P2にプッシュ操作するというように、エンジン23を停止するときのみ操作すればよい。そのため、操作スイッチ31の利便性を向上することができ、エンジン23を簡単に始動・停止することができる。
又、メカニカルスイッチ36に設けられているアクチュエータ36aによって、スイッチノブ32は待機位置P1側に弾性的に付勢されているため、スイッチノブ32を操作位置P2から待機位置P1に戻すための戻しバネを必要としない。そのため、部品点数を少なくすることができるため、構造の簡素化を図ることができるとともに、製造コストの低減を図ることができる。
[第3実施形態]
第3実施形態を、前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明し、同一構成なる部分については、図面及び説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態における車両用エンジンの始動・停止システムはACCリレー51、IGリレー52及びスタータリレー53を備えている。ACCリレー51に設けられた接点51aの一端は、ACC(アクセサリ)系統の電気回路に接続されている。IGリレー52に設けられた接点52aの一端は、ON(イグニッションオン)系統の電気回路に接続されている。スタータリレー53に設けられた接点53aの一端は、エンジン23を駆動させるためのスタータモータ55に接続されている。各接点51a,52a,53aの他端は、ACC系統、ON系統及びスタータモータ55に電源を供給するためのバッテリ56にそれぞれ接続されている。
各リレー51,52,53には、それぞれの接点51a,52a,53aを開閉するための駆動コイル51b,52b,53bが設けられ、各駆動コイル51b,52b,53bはそれらを開閉制御するマイコン24に接続されている。マイコン24によってACCリレー51、IGリレー52及びスタータリレー53が全てオフされることにより、車両における電気系統の機能ポジションがOFF系統をとり得るようになっている。又、マイコン24によってACCリレー51がオンされるとともに、IGリレー52とスタータリレー53とがオフされることにより、電系系統の機能ポジションがACC系統をとり得るようになっている。更に、マイコン24によってACCリレー51とIGリレー52とがオンされるとともに、スタータリレー53がオフされることにより、電気系統の機能ポジションがON系統をとり得るようになっている。加えて、マイコン24によってACCリレー51、IGリレー52及びスタータリレー53が全てオンされることにより、エンジン23が始動されるようになっている。そして、エンジン23が停止中であることを条件として、マイコン24は、第1の操作信号が入力される度に、ACCリレー51、IGリレー52及びスタータリレー53を上述した開閉パターンでもって順次切り換えることにより、車両の電気系統をOFF系統、ACC系統、ON系統、OFF系統…の順で切り換える。
本実施形態における車両用エンジンの始動・停止システムによれば、次のようにしてエンジン23の始動・停止がなされる。待機位置P1に位置されている操作スイッチ12に指先が触れると、エンジン23の停止中に、車両の車速がゼロで、シフトレバー26がパーキング位置に配置され、更にフットブレーキ25が踏み込まれていることを条件として、第1の静電容量センサ21から第1の操作信号がマイコン24に対して出力される。この第1の操作信号に基づいてマイコン24は、ACCリレー51、IGリレー52及びスタータリレー53を全てオンし、エンジン23を始動する。操作スイッチ12が待機位置P1から操作位置P2にプッシュ操作されると、エンジン23の駆動中に、車速がゼロで、かつシフトレバー26がパーキング位置に配置されていることを条件として、既に出力されている第1の操作信号に加え、第2の静電容量センサ22から第2の操作信号もマイコン24に対して出力される。これら第1の操作信号及び第2の操作信号に基づいてマイコン24は、ACCリレー51、IGリレー52及びスタータリレー53を全てオフし、エンジン23を停止する。
又、電気系統の機能ポジションを切り換えるには次のように行う。例えば、電気系統の機能ポジションがOFF系統であるときに操作スイッチ12に指先が触れると、第1の静電容量センサ21から第1の操作信号が出力され、電気系統がOFF系統からACC系統に切り換えられる。電気系統がON系統であるときに操作スイッチ12から指先を一旦離し、その後、操作スイッチ12に指先が再度触れると、第1の静電容量センサ21から新たな第1の操作信号が出力され、ACC系統からON系統に切り換えられる。電気系統がACC系統であるときに操作スイッチ12から指先を一旦離し、その後、操作スイッチ12に指先が再度触れると、第1の静電容量センサ21から新たな第1の操作信号が出力され、ON系統からOFF系統に切り換えられる。要するに、操作スイッチ12に指先が触れ直される度に、電気系統がOFF系統、ACC系統、ON系統の順で切り換えられる。
従って、本実施形態によれば、1つの操作スイッチ12でもって、エンジン23の始動・停止すること以外に、車両の電気系統を切り換えることができるため、操作スイッチ12の多機能化を図ることができる。車両の電気系統を切り換えるための切換スイッチを設ける必要がないため、部品点数を減らして低コスト化を図ることができるとともに、切換スイッチの設置スペースを確保する必要もない。
[第4実施形態]
第4実施形態を、前記第1及び第3実施形態と異なる部分を中心に説明し、同一構成なる部分については、図面及び説明を省略する。
図6に示すように、エンジン23が停止しているときに、待機位置P1に位置されている操作スイッチ12に指先が触れることにより出力される第1の操作信号に基づいて、マイコン24は車両の電源系統をOFF系統、ACC系統、ON系統の順で切り換える。エンジン23が停止又は駆動しているときに、操作スイッチ12を待機位置P1から操作位置P2にプッシュ操作することにより出力される第1の操作信号及び第2の操作信号に基づいて、マイコン24はエンジン23の始動及び停止を交互に行う。
エンジン23の始動時において、操作スイッチ12が待機位置P1から操作位置P2にプッシュ操作されると、第1の操作信号が出力された後に第2の操作信号が出力されるが、マイコン24は、第1の操作信号が出力されてから所定時間内に第2の操作信号が出力されているか否かを識別する。そして、この識別に基づいて、マイコン24は、エンジン23の始動を許可する。従って、第1の操作信号が出力されてから所定時間外に第2の操作信号が出力されれば、マイコン24は操作スイッチ12によるプッシュ操作を無効化しエンジン23の始動を許可しない。これに対して、第1の操作信号が出力されてから所定時間内に第2の操作信号が出力されれば、マイコン24は操作スイッチ12のプッシュ操作を有効化し、エンジン23の始動を許可する。
本実施形態における車両用エンジンの始動・停止システムによれば、次のようにしてエンジン23の始動・停止がなされる。操作スイッチ12が待機位置P1から操作位置P2にプッシュ操作されると、エンジン23が停止中に、車両の車速がゼロで、シフトレバー26がパーキング位置に配置され、更にフットブレーキ25が踏み込まれていることとを条件として、第1の操作信号及び第2の操作信号がマイコン24に対して出力される。第1の操作信号は待機位置P1にある操作スイッチ12に指先が触れたときに出力され、第2の操作信号は操作スイッチ12が待機位置P1から操作位置P2に変位したときに出力されるため、第1の操作信号と第2の操作信号とは出力タイミングにタイムラグが生じる。第1の操作信号が出力されてから所定時間内に第2の操作信号が出力されていれば、マイコン24は、エンジン23の始動を許可し、ACCリレー51、IGリレー52及びスタータリレー53を全てオンして、エンジン23を始動する。又、操作スイッチ12が待機位置P1から操作位置P2にプッシュ操作されると、エンジン23が駆動されていることと、車速がゼロであることと、かつシフトレバー26がパーキング位置に配置されていることとを条件として、第1及び第2の操作信号が出力される。これらの操作信号に基づいてマイコン24は、ACCリレー51、IGリレー52及びスタータリレー53を全てオフし、エンジン23を停止する。
[変更例]
本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
・第1実施形態の変更例として以下のようにしてもよい。図7に示すように、ノブ取付部13に1つの静電容量センサ40を設け、この静電容量センサ40を、並列なる第1の比較器41と第2の比較器42とを介してマイコン24に接続する。静電容量センサ40は、同静電容量センサ40とスイッチノブ14に触れる指先との間に生じる静電容量を検出し、その検出信号は第1の比較器41及び第2の比較器42にそれぞれ入力されるようにする。第1の比較器41は、互いに直列接続された第1の抵抗43、第2の抵抗44及び第3の抵抗45のうち、第1の抵抗43と第2の抵抗44との間に接続する。又、第2の比較器42は、第2の抵抗44と第3の抵抗45との間に接続する。ここで、待機位置P1に位置するスイッチノブ14に指先が触れた場合には静電容量値が小さいのに対し、操作位置P2に位置するスイッチノブ14に指先が触れた場合には静電容量値は大きい。従って、スイッチノブ14が待機位置P1に配置されているときにスイッチノブ14に指先が触れると、第1の比較器41のみからハイレベル信号(第1の操作信号)が出力される。指先が触れている状態でスイッチノブ14が操作位置P2に配置されると、第1の比較器41からハイレベル信号(第1の操作信号)が出力されるとともに、第2の比較器42からもハイレベル信号(第2の操作信号)が出力される。以上のように、この変形例では、第1の手段が静電容量センサ40と第1の比較器41とから構成され、第2の手段が静電容量センサ40と第2の比較器42とから構成される。
・第1実施形態に示す変形例として図8(a),(b)のようにしてもよい。すなわち、図8(a)に示すように、前記第1実施形態で説明した第1の静電容量センサ21を省略し、この第1の静電容量センサ21の代わりとして、前記第2実施形態で説明したように、スイッチノブ32内に設けられている静電容量センサ35としてもよい。又、図8(b)に示すように、前記第1実施形態で説明した第2の静電容量センサ22を省略し、この第2の静電容量センサ22の代わりとして、第2実施形態で説明したメカニカルスイッチ36としてもよい。なお、図8(b)には戻しバネ15を省略している。
・操作スイッチ12を自動車やバイク等における車両用エンジンの始動・停止システムに使用する以外に、例えばコピーやFAX等の通信機器等、任意のシステムや機器に操作スイッチ12を具体化してもよい。
・プッシュ式の操作スイッチ12に限らず、例えばスイッチノブを揺動させるトグル式操作スイッチや、スイッチノブをその中心周りに回動するロータリ式操作スイッチに具体化することも可能である。
・前記実施形態で示した第1の静電容量センサ21、第2の静電容量センサ22、及び静電容量センサ35以外の方式のセンサに変更してもよい。
・操作スイッチ12にタッチ、或いはプッシュ操作に基づいて、エンジン23を始動したり、エンジン23を停止したり、車両の電源系統を切り換えたりすることの組み合わせ任意に変更してもよい。例えば、第1〜第3実施形態において、待機位置P1に位置されている操作スイッチ12に指先が触れることにより出力される第1の操作信号に基づいて、マイコン24はエンジン23を停止してもよい。それとともに、操作スイッチ12を待機位置P1から操作位置P2にプッシュ操作することにより出力される第1の操作信号及び第2の操作信号に基づいて、マイコン24はエンジン23を始動してもよい。
・第1〜第3実施形態では、第1の操作信号及び第2の操作信号に基づいて、マイコン24はエンジン23を停止するようになっている。これ以外の構成として、マイコン24に第1の操作信号及び第2の操作信号が入力されている場合であっても、第2の操作信号のみに基づいてマイコン24がエンジン23を停止するように変更してもよい。
・上述した変形例及び第4実施形態では、第1の操作信号及び第2の操作信号に基づいて、マイコン24はエンジン23を始動するようになっている。これ以外の構成として、マイコン24に第1の操作信号及び第2の操作信号が入力されている場合であっても、第2の操作信号のみに基づいてマイコン24がエンジン23を始動するように変更してもよい。
・第3実施形態では、エンジン23が停止しているときに、操作スイッチ12に指が接触する度に出力される第1の操作信号に基づいてマイコン24が車両の電源系統を切り換えるようにした。これ以外に、操作スイッチ12が操作位置P2にプッシュ操作されたときに出力される第1及び第2の操作信号、又は第2の操作信号のみに基づいてマイコン24が車両の電源系統を切り換えるようにしてもよい。
・第4実施形態において、待機位置P1で操作スイッチ12に指が触れたときに出力される第1の操作信号に基づいて、マイコン24はエンジン23を停止してもよい。
・前記第1〜第3実施形態において、操作スイッチ12によってエンジン23を始動させる条件を、エンジン23が停止中であること、車両の車速がゼロであること、シフトレバー26がパーキング位置に配置されていること、及びフットブレーキ25が踏み込まれていることとした。これ以外のエンジン始動条件として、車両の車速がゼロであること、シフトレバー26がパーキング位置に配置されていること、及びフットブレーキ25が踏み込まれていることの3条件のうち少なくともいずれか1つ又は2つと、エンジン23が停止中であることとを組み合わせたものに変更してもよい。或いは、上述した内容以外の条件をエンジン23の始動条件として適宜変更してもよい。
・前記第1〜第3実施形態において、エンジン23を停止させる条件を、車速がゼロであること、シフトレバー26がパーキング位置に配置されていることの条件のうちいずれか一つと、エンジン23が駆動中であることとを組み合わせたものに変更してもよい。或いは、上述した内容以外の条件をエンジン23の停止条件として適宜変更してもよい。或いは、上述した以外の内容の条件をエンジン23の停止条件として適宜変更してもよい。
・前記第3実施形態では、第1の操作信号に基づいて車両の電気系統を切り換えるようにしたが、操作スイッチ12をプッシュ操作することで出力される第1の操作信号及び第2の操作信号に基づいて電気系統を切り換えるようにしてもよい。又は、マイコン24に第1の操作信号及び第2の操作信号が入力されている場合であっても、第2の操作信号のみに基づいてマイコン24が電気系統を切り換えるようにしてよい。但し、このように変更した場合には、操作スイッチ12をプッシュ操作することにより、エンジン23を始動するようにすることが好ましい。
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的思想を以下に示す。
(1)待機位置(P1)から操作位置(P2)に変位可能なスイッチノブ(14)と、前記スイッチノブ(14)が待機位置(P1)に配置されているときに、そのスイッチノブ(14)に触れる身体との間に生じる静電容量を検出する第1の静電容量センサ(21)と、前記スイッチノブ(14)が操作位置(P2)に配置されているときに、そのスイッチノブ(1
)に触れる身体との間に生じる静電容量を検出する第2の静電容量センサ(22)
と、前記各静電容量センサによる検出結果に基づいて、スイッチノブ(14)の位置を判別する判別手段(24)とを備えた操作スイッチ。この構成によれば、静電容量に基づいてスイッチノブの位置を正確に判別することができる。
(2)待機位置(P1)から操作位置(P2)に変位可能なスイッチノブ(14)と、前記スイッチノブ(14)が待機位置(P1)に配置されているときに、そのスイッチノブ(14)に触れる身体との間に生じる静電容量を検出する静電容量センサ(35)と、前記スイッチノブ(14)が操作位置(P2)に配置されていることを機械的に検出するメカニカルスイッチ(36)と、前記静電容量センサ(35)及びメカニカルスイッチ(36)による検出結果に基づいて、スイッチノブ(14)の位置を判別する判別手段(24)とを備えた操作スイッチ。この構成にすれば、静電容量に基づいてスイッチノブの位置を正確に判別することができる。
第1実施形態において車室内を示す斜視図。 (a)はスイッチノブが待機位置にある場合における操作スイッチの断面図、(b)はスイッチノブが操作位置にある場合における操作スイッチの断面図。 車両用エンジンの始動・停止システムの電気的な構成を示すブロック図。 第2実施形態において、(a)はスイッチノブが待機位置にある場合における操作スイッチの断面図、(b)はスイッチノブが操作位置にある場合における操作スイッチの断面図。 車両用エンジンの始動・停止システムの電気的な構成を示すブロック図。 第3実施形態及び第4実施形態における車両用エンジンの始動・停止システムの電気的な構成を示すブロック図。 操作スイッチの変更例を示すブロック図。 (a),(b)は第1実施形態の変更例を示す操作スイッチの断面図。
符号の説明
P1…待機位置、P2…操作位置、12,31…操作スイッチ、14,32…スイッチノブ、15…戻しバネ(弾性手段)、21…第1の静電容量センサ(第1の手段)、22…第2の静電容量センサ(第2の手段)、23…エンジン(対象物)、24…マイコン(制御手段)、27…車速センサ(車両態様検出手段)、28…ブレーキ位置検出センサ(車両態様検出手段)、29…シフトレバー位置検出センサ29(車両態様検出手段)、35…静電容量センサ(第1の手段)、36…メカニカルスイッチ(第2の手段)。

Claims (8)

  1. 対象物を制御する制御手段に異なる操作信号を出力することにより同対象物の制御内容を切り換える操作スイッチにおいて、
    操作スイッチを待機位置と操作位置との間で変位可能なスイッチノブを含んで構成し、待機位置に配置されているスイッチノブに身体が触れたことを検出し、その検出に基づいて前記スイッチノブに身体が触れたことを示す第1の操作信号を前記制御手段に出力する第1の手段と、
    前記スイッチノブが待機位置から操作位置に操作されたことを検出し、その検出に基づいて第2の操作信号を前記制御手段に出力する第2の手段と、
    前記スイッチノブを前記待機位置に常に付勢する弾性手段と
    を備え
    前記スイッチノブは、ノブ取付部に接するようにして嵌め込まれ、
    前記第1の手段は、前記ノブ取付部の先端面に設けられていることを特徴とする操作スイッチ。
  2. 前記スイッチノブは待機位置から操作位置に変位可能であり、前記第1の手段は、その第1の手段と待機位置に配置されているスイッチノブに触れる身体との間に生じる静電容量を検出する第1の静電容量センサであり、前記第2の手段は、その第2の手段と操作位置に配置されているスイッチノブに触れる身体との間に生じる静電容量を検出する第2の静電容量センサであることを特徴とする請求項1に記載の操作スイッチ。
  3. 前記第1の静電容量センサ及び第2の静電容量センサは、スイッチノブにおいて身体が触れる箇所から同じ距離だけ離れた箇所に配置され、第1の静電容量センサは、第2の静電容量センサよりも感度が高くなるように設定されていることを特徴とする請求項2に記載の操作スイッチ。
  4. 前記スイッチノブは待機位置から操作位置に変位可能であり、前記第1の手段は、その第1の手段と待機位置に配置されているスイッチノブに触れる身体との間に生じる静電容量を検出する静電容量センサであり、前記第2の手段は、スイッチノブが操作位置に配置されていることを機械的に検出するとともに、前記弾性手段を兼ねるメカニカルスイッチである請求項1に記載の操作スイッチ。
  5. エンジンを始動及び停止させるための請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の操作スイッチを備えた車両用エンジンの始動・停止システムにおいて
    前記第1の手段から出力される第1の操作信号に基づいて、エンジンの始動及びエンジン停止のうち一方を実行するとともに、少なくとも前記第2の手段から出力される第2の操作信号に基づいて他方を実行する制御手段と
    を備えたことを特徴とする車両用エンジンの始動・停止システム。
  6. 前記制御手段は、エンジンが停止していることを条件として、第1の手段から出力される第1の操作信号及び第2の手段から出力される第2の操作信号のうち少なくともいずれか1つに基づいて、車両の電源系統を切り換えることを特徴とする請求項5に記載の車両用エンジンの始動・停止システム。
  7. エンジンを始動及び停止させるための請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の操作スイッチを備えた車両用エンジンの始動・停止システムにおいて
    前記第1の手段から出力される第1の操作信号に基づいて、車両の電源系統を切り換えるとともに、少なくとも前記第2の手段から出力される第2の操作信号に基づいて、エンジン始動及びエンジン停止を交互に実行することを特徴とする車両用エンジンの始動・停止システム。
  8. 車両が所定の態様にあることを検出する車両態様検出手段を備え、この車両態様検出手段から出力される検出信号に基づいて、前記制御手段は、エンジンを始動制御又は停止制御することを特徴とする請求項5〜7のうちいずれか一項に記載の車両用エンジンの始動・停止システム。
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