JP4301837B2 - エレベータの緩衝装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、昇降体が昇降路の底部に衝突した場合の衝撃を緩和する油圧緩衝器を用いたエレベータの緩衝装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図18は従来のエレベータの一例を示す構成図である。昇降路1の上部には、駆動シーブ2を有する巻上機3と、そらせ車4とが設置されている。駆動シーブ2及びそらせ車4には、主策(巻上ロープ)5が巻き掛けられている。主策5の一端部には、昇降体であるかご6が吊り下げられている。主策5の他端部には、昇降体である釣合おもり7が吊り下げられている。通常、釣合おもり7の重量は、かご6の自重とかご6の積載可能重量の50%との和と等しくなるように設定されている。
【0003】
昇降路1の底部(ピット)には、かご緩衝器8及び釣合おもり緩衝器9が設置されている。かご緩衝器8及び釣合おもり緩衝器9は、かご6及び釣合おもり7が昇降路1の底部に衝突した場合の衝撃を緩和する。かご緩衝器8及び釣合おもり緩衝器9は、ばね式緩衝器と油圧緩衝器とに大別されるが、定格速度90m/min以上のエレベータでは油圧緩衝器が使用されている。
【0004】
図19は従来の油圧緩衝器の一例を示す正面図である。取付台11上には、油が充填された円筒状のシリンダ12が立設されている。シリンダ12には、軸方向へ往復動可能な円筒状のプランジャ13が挿入されている。シリンダ12の上端部には、フランジ14が固定されている。プランジャ13の上端部には、ばね受け15が固定されている。
【0005】
フランジ14とばね受け15との間には、シリンダ12から突出する方向(上方向)へプランジャ13を付勢する復帰ばね16が配置されている。かご6又は釣合おもり7と油圧緩衝器とが衝突したときに金属同士の衝突を避けるため、ばね受け15上には緩衝部材17が設けられている。
【0006】
図20は図19の油圧緩衝器の内部構造を模式的に示す断面図である。プランジャ13の下部には、オリフィス18が設けられている。シリンダ12内には、制御棒19が固定されている。制御棒19は、プランジャ13が下動されたときにオリフィス18からプランジャ13内に挿入される。
【0007】
また、制御棒19の径は、軸方向(上下方向)の位置によって変化している。従って、プランジャ13の変位量に応じてオリフィス18と制御棒19との間の隙間面積が変化される。即ち、制御棒19の径は、下方へ向けて徐々に大きくなっており、プランジャ13の下方への変位量が大きくなると、オリフィス18と制御棒19との間の隙間は狭くなる。これにより、プランジャ13には油圧による反力が作用し、衝突したかご6又は釣合おもり7が減速される。
【0008】
油圧緩衝器は、定格速度の1.15倍の速度でかご6が衝突したとき、所定の減速度でかご6を安全に減速させ停止させるように設計される。このため、定格速度が高速になるに従って、プランジャ13のストロークは長くなり、油圧緩衝器の高さは高くなる。
【0009】
このように、油圧緩衝器の高さが高くなると、油圧緩衝器が収納されるピットの深さも深くなる。これに対して、ピット深さを小さくする目的で、通常運転におけるかご6の昇降行程内にプランジャ13の一部を位置させることが、米国法規(ASME17.1a−1997Rule201.4h)では許容されている。即ち、米国法規では、かご6が最下階に着床したとき、かご6がプランジャ13の全ストロークの1/4以内の範囲で変位することが許容されている。
【0010】
この場合、通常運転でかご6が最下階に着床する度毎に、かご6が油圧緩衝器に衝突する。但し、通常運転で油圧緩衝器にかご6が衝突する速度は、油圧緩衝器が安全装置として働くときの速度よりもかなり小さくなり、衝撃のレベルも小さくなる。
【0011】
また、図21は従来の油圧緩衝器の他の例を示す要部断面図である。この例では、プランジャ13の上端部に緩衝部材21及び補助緩衝器22が搭載されている。補助緩衝器22は、シリンダ23、シリンダ23に挿入されたピストンロッド24、ピストンロッド24の先端部に固定されシリンダ23内を摺動されるピストン25、ピストンロッド24の基端部に固定され緩衝部材21の上端部に連結されている支持板26、及びシリンダ23内に配置されているフリーピストン27を有している。
【0012】
シリンダ23内のピストン25とフリーピストン27との間には、下部油室28が形成されている。シリンダ23内のピストン25の上方には、上部油室29が形成されている。シリンダ23内のフリーピストン27の下方には、気体室30が形成されている。ピストン25には、チェック弁31とオリフィス32とが設けられている(例えば特許文献1参照)。
【0013】
このような油圧緩衝器では、かご6が衝突した際、緩衝部材21が圧縮されるとともに、ピストンロッド24が下方へ変位される。この後、緩衝部材21は伸長方向へ復元しようとするが、補助緩衝器22により緩衝部材21の急激な復元が防止される。これにより、緩衝部材21の振動が防止され、かご6内の乗客に振動による不快感を与えるのが防止される。
【0014】
【特許文献1】
特開2001−241506号公報
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように構成された従来の油圧緩衝器では、緩衝部材17の材料として、かご6の荷重とプランジャ13からの油圧の反力とに耐え得るように高い剛性のものが選択されている。このため、かご6が油圧緩衝器に衝突したとき、衝撃及び騒音が発生する。特に、通常運転でもかご6が油圧緩衝器に衝突するタイプのエレベータでは、衝突の衝撃及び騒音により乗客に不快感を与える恐れがある。
【0016】
このような衝撃・騒音は、緩衡部材17を厚く、柔らかくすればある程度緩和されるが、緩衝部材17を厚くすると圧縮状態での緩衝器の高さもその分高くなるため、かご6が最下階に位置するときのかご6の床面から昇降路1の底部までの深さ(ピット深さ)が大きくなってしまう。
【0017】
また、図21に示したような補助緩衝器22を設けた場合も、補助緩衝器22の厚みが大きく、ピット深さが大きくなってしまう。さらに、補助緩衝器22は、緩衝部材21の振動を抑制するものであり、緩衝部材21への衝突の衝撃は十分に緩和されない。
【0018】
この発明は、上記のような問題点を解決することを課題としてなされたものであり、かごが油圧緩衝器に衝突したときの衝撃及び騒音を、ピット深さを大きくすることなく低減することができるエレベータの緩衝装置を得ることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエレベータの緩衝装置は、昇降体が昇降路の底部に衝突した場合の衝撃を緩和する油圧緩衝器、及び昇降体と昇降路の底部との間に設けられ、昇降体の油圧緩衝器への衝突の衝撃を弾性変形により緩和する弾性部材を備え、弾性部材は、油圧緩衝器が全圧縮されたときに、弾性変形され、ほぼ全体が油圧緩衝器の上下方向寸法の範囲内に位置するように配置されているものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図について説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータの緩衝装置を示す正面図である。図において、取付台11上には、油が充填された円筒状のシリンダ12が立設されている。シリンダ12には、軸方向へ往復動可能な円筒状のプランジャ13が挿入されている。シリンダ12の上端部には、フランジ14が固定されている。プランジャ13の上端部には、ばね受け15が固定されている。
【0021】
フランジ14とばね受け15との間には、シリンダ12から突出する方向(上方向)へプランジャ13を付勢する復帰ばね16が配置されている。かご6又は釣合おもり7と油圧緩衝器とが衝突したときに金属同士の衝突を避けるため、ばね受け15上には緩衝部材17が設けられている。
【0022】
油圧緩衝器10は、取付台11、シリンダ12、プランジャ13、フランジ14、ばね受け15、復帰ばね16及び緩衝部材17を有している。また、油圧緩衝器10の内部構造は図20と同様である。
【0023】
油圧緩衝器10のばね受け15上には、弾性部材としての板ばね41が取り付けられている。板ばね41の上端部には、回転自在の複数のローラ42が設けられている。ローラ42は、例えばゴム、ナイロン又はウレタン樹脂等の緩衝材で構成されている。
【0024】
また、板ばね41の上端部は、油圧緩衝器10が圧縮されるよりも必ず先に板ばね41が変形されるように、油圧緩衝器10の上端部よりも上方に位置している。言い換えれば、板ばね41は、油圧緩衝器10とかご6又は釣合おもり7(図18参照)との間に配置されている。
【0025】
図2は図1の緩衝装置が圧縮された状態を示す正面図である。かご6又は釣合おもり7との衝突により板ばね41が弾性変形されたとき、板ばね41の全体は、油圧緩衝器10の上下方向寸法の範囲内に位置している。また、板ばね41の剛性は、緩衝部材17の剛性よりも低く設定されている。さらに、板ばね41は、かご6又は釣合おもり7が油圧緩衝器10に衝突したとき、プランジャ13の圧縮力によって弾性域を超えないように構成されている。
【0026】
次に、動作について説明する。かご6又は釣合おもり7が緩衝装置に衝突したとき、まずかご6の下部がローラ42に当接し、板ばね41が弾性変形される。このとき、ローラ42は、板ばね41の変形とともにかご6又は釣合おもり7の底面に転がり接触しながら図の左右方向へ移動する。
【0027】
かご6又は釣合おもり7の衝突直後の衝撃エネルギーは、ローラ42の微少変形及び転がり摩擦と、板ばね41の変形により吸収され、これにより衝突騒音も低減される。その後、プランジャ13が下方へ変位され、油圧緩衝器10により油圧制動がかけられる。これにより、かご6又は釣合おもり7は安全に減速され停止される。
【0028】
このような緩衝装置によれば、かご6又は釣合おもり7が油圧緩衝器10に衝突したときの衝撃及び騒音を、板ばね41の変形により低減することができる。また、油圧緩衝器10が圧縮された状態では、油圧緩衝器10の緩衝部材17にかご6又は釣合おもり7の底面が直接接するので、弾性部材41及びローラ42の上下方向寸法は無視することができ、ピット深さを大きくする必要はない。
【0029】
また、このような構成の緩衝装置では、かご速度が十分に減速されていない衝突の初期段階でかご6と緩衝部材17とが接触しないような設計とすることが望ましい。即ち、板ばね41がある程度変形した後であり、かご6が緩衝部材17に衝突するよりも前に、プランジャ13が降下し始めるように、板ばね41のばね定数を設定することが望ましい。
【0030】
かご6が緩衝部材17に衝突する前に、プランジャ13を降下させるためには、板ばね41のばね定数を大きくする必要がある。しかし、板ばね41の変形開始直後において、衝突の衝撃・騒音を低減するためには、ばね定数を小さくする必要がある。
【0031】
通常の線形ばねのばね定数は、変位に対し一定であるので、上記の両方の条件を実現することは難しい。これに対して、図3に示すようなばね定数を持つ非線形ばねであれば、両方の条件を満たすことが可能である。即ち、非線形ばねでは、変形量が小さいときはばね定数を小さく、変形量が大きくなるとばね定数を大きくすることが可能である。
【0032】
このような非線形ばねを板ばね41に使用した場合、かご6の衝突直後には、ばね定数が小さいため、衝突の衝撃・騒音を効果的に低減することができる。また、変形量の増加に伴いばね定数が急激に増大するため、かご6が緩衝部材17に衝突する前にプランジャ13を降下させることも可能である。
【0033】
さらに、衝突直後の衝撃を緩和するだけでなく、緩衝部材17を省略することもでき、圧縮状態の油圧緩衝器10の上下寸法をより小さくすることができる。なお、非線形板ばねは、例えば曲率の異なる数枚の板ばねを重ね合わせることによって得られる。即ち、曲率の大きい板ばねから先に働き、ばね全体が撓むのに従って曲率の小さい板ばねも働き始め、次第に剛くなる構成とすればよい。
【0034】
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2によるエレベータの緩衝装置を示す正面図である。この例では、かご6又は釣合おもり7の下部に板ばね41が搭載されている。板ばね41の下端部には、複数のローラ42が設けられている。油圧緩衝器10の上部には、ローラ42が当接する当接部43が水平に固定されている。当接部43は、ばね受け15を拡張することにより構成されている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
【0035】
このように、板ばね41をかご6又は釣合おもり7側に搭載した場合であっても、かご6又は釣合おもり7が油圧緩衝器10に衝突したときの衝撃及び騒音を、ピット深さを大きくすることなく低減することができる。
【0036】
実施の形態3.
図5はこの発明の実施の形態3によるエレベータの緩衝装置を示す正面図である。この例では、緩衝部材17がかご6又は釣合おもり7側に搭載されている。他の構成は、実施の形態2と同様である。このように、緩衝部材17をかご6又は釣合おもり7側に搭載してもよい。
【0037】
実施の形態4.
次に、図6はこの発明の実施の形態4によるエレベータの緩衝装置を示す正面図である。図において、シリンダ12の中間部には、固定ばね受け44が水平に固定されている。固定ばね受け44上には、弾性部材である並列ばね45が支持されている。並列ばね45は、油圧緩衝器10に対して並列に配置されたコイルばねである。また、並列ばね45は、油圧緩衝器10を部分的に囲繞するように配置されている。
【0038】
並列ばね45の上端部には、並列ばね45の伸縮により上下動される平板状の可動ばね受け46が水平に固定されている。並列ばね45の上端部は、油圧緩衝器10の上端部の上方に位置している。従って、可動ばね受け46は、油圧緩衝器10の上端部の上方に配置されている。可動ばね受け46上には、緩衝部材47が固定されている。また、並列ばね45の剛性は、緩衝部材17の剛性よりも低く設定されている。さらに、並列ばね45は、かご6又は釣合おもり7が油圧緩衝器10に衝突して圧縮されたときでも、弾性域を超えないように構成されている。
【0039】
次に、動作について説明する。かご6又は釣合おもり7が緩衝装置に衝突したとき、まずかご6又は釣合おもり7の下部が緩衝部材47に当接し、緩衝部材47が弾性変形される。続いて、緩衝部材47及び可動ばね受け46が押し下げられ、並列ばね45が圧縮(弾性変形)される。
【0040】
かご6又は釣合おもり7の衝突直後の衝撃エネルギーは、緩衝部材47の微少変形と、並列ばね45の変形により吸収され、これにより衝突騒音も低減される。その後、プランジャ13が下方へ変位され、油圧緩衝器10により油圧制動がかけられる。これにより、かご6又は釣合おもり7は安全に減速され停止される。
【0041】
このような緩衝装置によれば、かご6又は釣合おもり7が油圧緩衝器10に衝突したときの衝撃及び騒音を、並列ばね45の変形により低減することができる。また、並列ばね45により衝撃エネルギーが吸収されるので、緩衝部材17の厚さを従来よりも薄くすることができる。このため、2個の緩衝部材17,47の厚さの合計を従来の緩衝部材1個分以下とすることもできる。従って、緩衝装置が圧縮された状態では、可動ばね受け46の厚さの分だけが油圧緩衝器10よりも高くなるだけであり、この厚さは無視できる程度であるため、ピット深さを大きくする必要はない。
【0042】
実施の形態4における並列ばね45としては、実施の形態1と同様の理由から、図3に示したようなばね定数を持つ非線形ばねを用いるのが好適である。非線形コイルばねは、コイルを構成する素線の径をテーパ状に連続的に変化させること、又はコイルばねの線間ピッチを不均等にすること等によって得られる。
【0043】
なお、緩衝部材17,47は、少なくともいずれか一方を省略してもよい。
また、上記の例では、油圧緩衝器10を部分的に囲繞するように並列ばね45を配置したが、並列ばね45は油圧緩衝器10から分離して配置してもよい。
【0044】
実施の形態5.
図7はこの発明の実施の形態5によるエレベータの緩衝装置を示す正面図である。この例では、かご6又は釣合おもり7の下端部に2本の並列ばね45が固定されている。各並列ばね45の下端部には、可動ばね受け46及び緩衝部材47が固定されている。昇降路ピットには、緩衝部材47が当接する2個の当接台48が立設されている。当接台48は、油圧緩衝器10の両側に対称に配置されている。
【0045】
2本の並列ばね45の剛性は、緩衝部材17の剛性よりも低く設定されている。また、かご6又は釣合おもり7が緩衝装置に衝突する前の状態では、緩衝部材47と当接台48との間の距離Aは、かご6又は釣合おもり7と油圧緩衝器10の上端部との間の距離Bよりも小さく設定されている(A<B)。これにより、油圧緩衝器10よりも先に並列ばね45が圧縮されるようになっている。
【0046】
このような緩衝装置によっても、かご6又は釣合おもり7が油圧緩衝器10に衝突したときの衝撃及び騒音を、並列ばね45の変形により低減することができ、しかもピット深さを大きくする必要はない。
【0047】
実施の形態6.
図8はこの発明の実施の形態6によるエレベータの緩衝装置を示す正面図である。この例では、緩衝部材17がかご6又は釣合おもり7に取り付けられ、緩衝部材47が当接台47上に取り付けられている。他の構成は、実施の形態5と同様である。このような緩衝装置によっても、かご6又は釣合おもり7が油圧緩衝器10に衝突したときの衝撃及び騒音を、ピット深さを大きくすることなく低減することができる。
【0048】
実施の形態7.
次に、図9はこの発明の実施の形態7によるエレベータの緩衝装置を示す正面図である。図において、ばね受け15上には、弾性部材としての直列ばね51が搭載されている。直列ばね51は、油圧緩衝器10に対して直列に配置されている。また、直列ばね51の上端部は、油圧緩衝器10の上端部よりも上方に位置している。さらに、直列ばね51の剛性は、緩衝部材17の剛性よりも低く設定されている。さらにまた、直列ばね51は、かご6又は釣合おもり7が油圧緩衝器10に衝突して圧縮されたときでも、弾性域を超えないように構成されている。
【0049】
直列ばね51の上端部には、直列ばね51の伸縮により上下動される平板状の可動ばね受け46が水平に固定されている。可動ばね受け46は、油圧緩衝器10の上端部の上方に配置されている。可動ばね受け46上には、緩衝部材47が固定されている。
【0050】
次に、動作について説明する。かご6又は釣合おもり7が緩衝装置に衝突したとき、まずかご6又は釣合おもり7の下部が緩衝部材47に当接し、緩衝部材47が弾性変形される。続いて、緩衝部材47及び可動ばね受け46が押し下げられ、直列ばね51が圧縮(弾性変形)される。
【0051】
かご6又は釣合おもり7の衝突直後の衝撃エネルギーは、緩衝部材47の微少変形と、直列ばね51の変形により吸収され、これにより衝突騒音も低減される。その後、プランジャ13が下方へ変位され、油圧緩衝器10により油圧制動がかけられる。これにより、かご6又は釣合おもり7は安全に減速され停止される。
【0052】
このような緩衝装置によれば、かご6又は釣合おもり7が油圧緩衝器10に衝突したときの衝撃及び騒音を、直列ばね51の変形により低減することができる。また、直列ばね51により衝撃エネルギーが吸収されるので、緩衝部材17の厚さを従来よりも薄くすることができる。このため、2個の緩衝部材17,47の厚さの合計を従来の緩衝部材1個分以下とすることもできる。従って、緩衝装置が圧縮された状態では、可動ばね受け46の厚さの分だけが油圧緩衝器10よりも高くなるだけであり、ピット深さを大きくする必要はない。
【0053】
実施の形態7における直列ばね51としては、実施の形態1と同様の理由から、図3に示したようなばね定数を持つ非線形ばねを用いるのが好適である。非線形コイルばねは、コイルを構成する素線の径をテーパ状に連続的に変化させること、又はコイルばねの線間ピッチを不均等にすること等によって得られる。
なお、緩衝部材17,47は、少なくともいずれか一方を省略してもよい。
【0054】
実施の形態8.
図10はこの発明の実施の形態8によるエレベータの緩衝装置を示す正面図である。この例では、かご6又は釣合おもり7に、緩衝部材17,47、直列ばね51及び可動ばね受け46が搭載されている。他の構成は、実施の形態7と同様である。
【0055】
このような緩衝装置によっても、かご6又は釣合おもり7が油圧緩衝器10に衝突したときの衝撃及び騒音を、直列ばね51の変形により低減することができ、しかもピット深さを大きくする必要はない。
【0056】
実施の形態9.
図11はこの発明の実施の形態9によるエレベータの緩衝装置を示す正面図である。この例では、かご6又は釣合おもり7に、緩衝部材17、直列ばね51及び可動ばね受け46が搭載され、油圧緩衝器10のばね受け15上に緩衝部材47が固定されている。他の構成は、実施の形態8と同様である。
【0057】
このような緩衝装置によっても、かご6又は釣合おもり7が油圧緩衝器10に衝突したときの衝撃及び騒音を、直列ばね51の変形により低減することができ、しかもピット深さを大きくする必要はない。
【0058】
実施の形態10.
図12はこの発明の実施の形態10によるエレベータの緩衝装置を示す正面図、図13は図12の緩衝装置を示す平面図である。図において、ばね受け15には、ばね支持部60が一体的に設けられている。即ち、ばね受け15及びばね支持部60により、ハット状の部品が構成されている。ばね支持部60の内径は、復帰ばね16及びフランジ14の外径よりも大きくなっている。
【0059】
ばね支持部60には、弾性部材としてのコイルばね61が支持されている。コイルばね61の下端部は、復帰ばね16の上端部、即ちプランジャ13の上端部よりも下方に位置し、コイルばね61の上端部(自由端)は、プランジャ13の上端部よりも上方に位置している。非圧縮時におけるコイルばね61の上端部は、緩衝部材17の上端部よりもΔHだけ上方に突出している。
【0060】
緩衝部材17は、例えばゴムにより構成されている。コイルばね61のばね定数は、緩衝部材17のばね定数よりも小さく設定されている。コイルばね61の上端部には、複数の補助緩衝部材62がコイルばね61の周方向に互いに等間隔で固定されている。なお、図1では、ばね受け15、ばね支持部60、コイルばね61及び補助緩衝部材62を断面で示している。
【0061】
図14は図12の緩衝装置の無負荷時の状態を示す正面図、図15は最下階着床時の図12の緩衝装置の圧縮状態を示す正面図、図16は図12の緩衝装置の全圧縮時の状態を示す正面図である。この例では、通常運転においてかご6が最下階に着床した際に、図15に示すように通常圧縮されるように緩衝装置が設置されている。即ち、油圧緩衝器10は、通常運転時における昇降体の昇降行程内に配置されている。
【0062】
また、図14〜図16において、最下階の床高さ(ピットの上端)をO、無負荷時における緩衝装置の上端部(補助緩衝部材62の上端部)の高さをA、無負荷時における緩衝部材17の上端部の高さをBで示している。さらに、図15において、最下階着床時の緩衝装置の上端部の高さをA’、最下階着床時の緩衝部材17の上端部の高さをB’で示している。さらにまた、図16において、全圧縮時における緩衝装置の上端部の高さをA’’、全圧縮時の緩衝部材17の上端部の高さをB’’、全ストロークをSTで示している。全圧縮時には、コイルばね61の全体は、油圧緩衝器10の上下方向寸法の範囲内に位置している。
【0063】
復帰ばね16は、圧縮後にプランジャ13を完全に元の位置まで復元するために無負荷状態でも自然長に対して初期圧縮された状態でばね受け15に固定されている。即ち、無負荷状態において、復帰ばね16は初期圧縮力F0を有している。当然、この初期圧縮力F0は、プランジャ13の質量Mpよりも大きく設定されている(Mp×g≦F0)。
【0064】
従って、最下階着床時に圧縮されるストロークをΔSとし、緩衝部材17の上端部からのコイルばね61の突出量ΔHを固定とした場合、コイルばね61がΔX圧縮されてかご6が最下階に着床したとき(図15の状態)の力の釣合の式は、静的釣合と考えてシリンダ12内の油圧を無視すれば、次式で表される。
Mp×g+Kc×ΔX=Kr+ΔS+F0 ・・・(式1)
ここで、g:重力加速度、Kc:コイルばね61のばね定数、Krは復帰ばね16のばね定数である。
【0065】
また、図17は図15の緩衝装置の力の釣合状態を簡略化して示す説明図である。コイルばね61の圧縮量ΔXは、無負荷状態における突出量ΔHよりも小さく(ΔX≦ΔH)なければならないので、コイルばね61のばね定数について次式が成り立つ。
Kc≧(Kr×ΔS+F0−Mp×g)/ΔH ・・・(式2)
【0066】
上述したように、Mp×g≦F0であるので、式2は次式に書き換えられる。
Kc>Kr×ΔS/ΔH ・・・(式3)
このときのかご6の最下階着床位置は、無負荷時における緩衝装置の上端部(補助緩衝部材62の上端部)の位置からΔS+ΔXだけ下がった位置となる。
【0067】
このような構成によれば、通常運転時にかご6が最下階に着床した場合に、緩衝部材17にかご6が直接接触することがないまま、油圧緩衝器10のストロークの一部を圧縮することができる。即ち、かご6が通常の昇降行程の最下位置へ移動したとき、油圧緩衝器10とかご6との間に間隔を残したままの状態でコイルばね61を介して油圧緩衝器10が圧縮されるようにコイルばね61の剛性が設定されている。従って、最下階着床時の振動及び騒音を効果的に低減することができる。
【0068】
また、全圧縮時にもコイルばね61はΔH以上に圧縮されることはなく、全圧縮時の緩衝装置の高さが、コイルばね61を装着しない場合と変わらず、ピット深さに影響を与えない。
さらに、コイルばね61のばね定数は、緩衝部材17のばね定数よりも小さく設定されており、かつ油圧緩衝器10が全圧縮されたときにもコイルばね61は弾性領域の一部だけが圧縮されるだけであるため、非常時における油圧緩衝器10の減速特性に対して与える影響を小さくすることができる。
【0069】
なお、実施の形態10の緩衝装置は、釣合おもり緩衝器に適用してもよい。
また、実施の形態10では、コイルばね61の下端部をばね支持部60に固定したが、コイルばね61の上端部を昇降体の下端部に固定し、コイルばねの下端部を自由端として、最下階着床時にコイルばねの下端部がばね支持部に当接するようにしてもよい。
【0070】
さらに、実施の形態1〜10では、弾性部材として板ばね41、並列ばね45、直列ばね51及びコイルばね61を示したが、例えばゴムスプリング、空気ばね、又はワイヤスプリング等を用いてもよい。
【0071】
さらにまた、この発明の緩衝装置によれば、かご又は釣合おもりの油圧緩衝器との衝突の衝撃及び騒音を低減できるので、上述したように通常運転でかごが最下階に移動したときに油圧緩衝器に衝突するタイプのエレベータでは、通常運転時における衝撃及び騒音を低減して乗り心地を改善することができ、特に有効である。
また、実施の形態1〜3、及び、7〜9において、板ばね、直列ばねのばね定数を同様に設定することで、同様の効果を得ることができる。
さらに、実施の形態1〜10では、昇降路の底部に油圧緩衝器を設置した場合について説明したが、昇降体の下部に油圧緩衝器を搭載することも可能である。
【0072】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明のエレベータの緩衝装置は、昇降体の油圧緩衝器への衝突の衝撃を弾性変形により緩和する弾性部材を昇降体と昇降路の底部との間に設け、弾性部材は、弾性変形されたときに、ほぼ全体が油圧緩衝器の上下方向寸法の範囲内に位置するように配置したので、かごが油圧緩衝器に衝突したときの衝撃及び騒音を、ピット深さを大きくすることなく低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるエレベータの緩衝装置を示す正面図である。
【図2】 図1の緩衝装置が圧縮された状態を示す正面図である。
【図3】 線形ばね及び非線形ばねのばね定数を示すグラフである。
【図4】 この発明の実施の形態2によるエレベータの緩衝装置を示す正面図である。
【図5】 この発明の実施の形態3によるエレベータの緩衝装置を示す正面図である。
【図6】 この発明の実施の形態4によるエレベータの緩衝装置を示す正面図である。
【図7】 この発明の実施の形態5によるエレベータの緩衝装置を示す正面図である。
【図8】 この発明の実施の形態6によるエレベータの緩衝装置を示す正面図である。
【図9】 この発明の実施の形態7によるエレベータの緩衝装置を示す正面図である。
【図10】 この発明の実施の形態8によるエレベータの緩衝装置を示す正面図である。
【図11】 この発明の実施の形態9によるエレベータの緩衝装置を示す正面図である。
【図12】 この発明の実施の形態10によるエレベータの緩衝装置を示す正面図である。
【図13】 図12の緩衝装置を示す平面図である。
【図14】 図12の緩衝装置の無負荷時の状態を示す正面図である。
【図15】 最下階着床時の図12の緩衝装置の圧縮状態を示す正面図である。
【図16】 図12の緩衝装置の全圧縮時の状態を示す正面図である。
【図17】 図15の緩衝装置の力の釣合状態を簡略化して示す説明図である。
【図18】 従来のエレベータの一例を示す構成図である。
【図19】 従来の油圧緩衝器の一例を示す正面図である。
【図20】 図19の油圧緩衝器の内部構造を模式的に示す断面図である。
【図21】 従来の油圧緩衝器の他の例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
6 かご(昇降体)、7 釣合おもり(昇降体)、10 油圧緩衝器、41 板ばね(弾性部材)、45 並列ばね(弾性部材)、51 直列ばね。

Claims (4)

  1. 昇降体が昇降路の底部に衝突した場合の衝撃を緩和する油圧緩衝器、及び
    上記昇降体と上記昇降路の底部との間に設けられ、上記昇降体の上記油圧緩衝器への衝突の衝撃を弾性変形により緩和する弾性部材
    を備え、上記弾性部材は、上記昇降体及び上記油圧緩衝器のいずれか一方に搭載されている板ばねであり、上記油圧緩衝器が全圧縮されたときに、弾性変形され、ほぼ全体が上記油圧緩衝器の上下方向寸法の範囲内に位置するように配置されていることを特徴とするエレベータの緩衝装置。
  2. 上記板ばねには、緩衝材により構成され、上記昇降体及び上記油圧緩衝器のいずれか他方に当接し上記板ばねの弾性変形に伴って転動されるローラが設けられていることを特徴とする請求項記載のエレベータの緩衝装置。
  3. 上記油圧緩衝器は、通常運転時における上記昇降体の昇降行程内に配置され、上記昇降体が上記昇降行程の最下位置へ移動したとき、上記油圧緩衝器と上記昇降体との間に間隔をおいた状態で上記弾性部材を介して上記油圧緩衝器が圧縮されるように上記弾性部材の剛性が設定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータの緩衝装置。
  4. 昇降体が昇降路の底部に衝突した場合の衝撃を緩和する油圧緩衝器、及び
    上記昇降体と上記昇降路の底部との間に設けられ、上記昇降体の上記油圧緩衝器への衝突の衝撃を弾性変形により緩和する弾性部材
    を備え、
    上記弾性部材は、
    突出量ΔHだけ圧縮されると上記昇降体と上記油圧緩衝器とが接触するように、上記油圧緩衝器に対して直列に配置され、
    さらに上記油圧緩衝器が全圧縮されたときに、弾性変形され、ほぼ全体が上記油圧緩衝器の上下方向寸法の範囲内に位置するように配置されており、
    上記油圧緩衝器は、圧縮された状態から元の位置に復元するための復帰ばねを有し、
    上記油圧緩衝器は、上記昇降体が通常運転時における昇降行程の最下位置へ移動したとき、ストロークΔSだけ圧縮されるように配置され、
    上記弾性部材のばね定数Kcと、上記復帰ばねのばね定数Krと、上記突出量ΔHと、上記ストロークΔSとの間には、Kc>Kr×ΔS/ΔHで表される関係があることを特徴とするエレベータの緩衝装置。
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