JP4300726B2 - 回転式気体圧縮機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は回転式気体圧縮機の圧縮機構部の密封手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
昨今の地球環境保護問題に端を発して、従来から継続使用されているフロン冷媒に替わり自然冷媒、特に、二酸化炭素(CO2)冷媒を用いたヒートポンプシステムの研究開発が各分野で盛んに行われている。
【0003】
しかしながら、従来のフロン冷媒を用いた冷凍サイクルでは、高圧側が3MPa以下であるのに対して、二酸化炭素(CO2)冷媒を用いた冷凍サイクルでは、低圧側が2.5〜5MPa,高圧側が12〜15MPaにも達して高低圧力差が極めて大きく、圧縮機構部での高圧側から低圧側への気体漏れ損失の過大が懸念されている。
【0004】
このような理由から、二酸化炭素(CO2)冷媒を用いた圧縮機として、隣接する圧縮室間の差圧を小さくできるスクロール圧縮機や多段圧縮機の改良検討が進められている。
【0005】
特に、家庭用ヒートポンプシステムに搭載される圧縮機としては、生産性と耐久性および高性能・小型化の観点から多段圧縮機としては、密閉容器内が高圧型のローリングピストン型ロータリ式2段圧縮機が注目を浴びている。また、スクロール圧縮機としては圧縮機構部を収納する高圧密閉容器内が油分離機能を兼ね、別途に油分離器を要しない高圧型スクロール圧縮機が注目を浴びている。
【0006】
図7は発明者が特開平4−187887号公報(特許第2768004号公報)で提案したローリングピストン型ロータリ式2段圧縮機と冷凍サイクル配管系の接続図、図8は同圧縮機の縦断面図、図9は同圧縮機の部分縦断面図を示す。
【0007】
図7〜図9において、従来のフロン系冷媒の吐出冷媒ガスが充満する密閉容器1001内には電動機5、低段圧縮要素1007と高段圧縮要素1004と中板36から成る2段圧縮機構が収納され、高段圧縮要素1004のローリングピストン圧縮機構の高段ベーン1039の反シリンダ側には吐出圧力が作用する潤滑油35が作用して高段ベーン1039の先端を高段ピストン1009bに押圧している。一方、低段圧縮要素1007のローリングピストン圧縮機構の低段ベーン1038の反シリンダ側には、油溜1035の潤滑油を中板1036に設けた絞り通路1061aを有する給油通路1061を経由して中間圧力に減圧の後、低段ベーン背面室1044に導入された潤滑油が作用している。この付勢力によって、低段ベーン1038の先端が低段ピストン1007bに押圧されてシリンダ内を吸入室と圧縮室とに区画する構成になっている。
【0008】
なお、低段ベーン背面室1044に供給された潤滑油は、低段ベーン1038の摺動面を潤滑する一方、低段吐出室1045に流入した後、吐出冷媒ガスと共に連通路1055を経由して高段圧縮要素1009の吸入側に吸い込まれ、圧縮の後、電動機室1008に排出される。電動機室1008で冷媒ガスから分離した潤滑油は油溜1035に収集される。
【0009】
このように、高段ベーン1039の先端と高段ピストン1009bとの接触力は、高段圧縮要素1009の吐出圧力と高段圧縮要素1009の吸入圧力(低段吐出圧力)との差圧力が作用する。また同様に、低段ベーン1038の先端と低段ピストン1007bとの接触力は、低段圧縮要素1007の吐出圧力と吸入圧力との差圧が作用する。したがって、低段ベーン1038の先端の摩擦損失動力や摩耗量が、高段吐出圧力と低段吸入圧力との差圧が作用する場合よりも半減する構成である。
【0010】
このような構成のロータリ式2段圧縮機でCO2冷媒ガスを使用する場合(吐出圧力と吸入圧力との差圧が極めて大きい状態)でも、高段ベーン1039や低段ベーン1038の先端に作用する荷重が半減するので摺動部の耐久性確保が可能となる。
【0011】
【発明が解決しょうとする課題】
しかしながら、2段圧縮機構1003の外周部の雰囲気圧力が吐出圧力相当のために潤滑油や冷媒ガスが、2段圧縮機構1003の各圧縮室(シリンダ内)を形成するための構成部品間の接触固定面や摺動部隙間を介してシリンダ内に流入する漏洩量が多く、圧縮効率が著しく低下する課題があった。
【0012】
なお、2段圧縮機構1003の各圧縮室(シリンダ内)を形成するための構成部品間の接触固定面の間にシール部材を配置してシリンダ内への流体漏洩を防止する方策があるが、組立部品隙間の極めて小さい2段圧縮機構1003の組立が困難である理由から上記の方策は実現不可能でもある。
【0013】
図10は、圧縮機構部の全体が高圧冷媒ガスや高圧潤滑油の雰囲気中にない場合のスクロール気体圧縮機の縦断面図を示す。
【0014】
すなわち、モータ2007に連結する駆動軸2008を支持するフレーム2003によって、密閉ケース2001,2002内が上部の吐出空間2013(高圧側)と下部のモータ室2015(低圧側)とに区画されている。吐出空間2013内に配置された鏡板2012はフレーム2003に固定される一方、固定スクロール2011を固定している。固定スクロール2011に噛み合う旋回スクロール2010はフレーム2003に支持されながら駆動軸2008の偏心穴2009に係合する。吐出空間2013の底部の吐出室油溜2036はフレーム2003に設けられた極細通路2019を介してモータ室2015の底部の油溜2017に通じている構成である。
【0015】
このような構成のスクロール気体圧縮機において、吐出室油溜2036の潤滑油は、鏡板2012および固定スクロール2011とフレーム2003との接触固定面を通じて旋回スクロール(可動スクロール)2010の外側の吸入室2037に微小漏洩する。特に、冷凍サイクルにおける高圧側と低圧側との差圧が従来冷媒よりも極めて大きいCO2冷媒ガスを使用する場合には、吐出室油溜2036と吸入室2037との差圧が大きいために吐出室油溜2036の潤滑油が吸入室2037に漏洩する量が多く、圧縮効率の著しい低下を招く課題があった。上述のロータリ式2段圧縮機で説明した場合と同様に、鏡板2012とフレーム2003との接触固定面にシール部材を配置して吐出室油溜2036の潤滑油が吸入室2037に漏洩するのを防止する方策もあるが、鏡板2012とフレーム2003との接触固定面にシール部材を配置することによって、圧縮室の微小隙間確保を要する旋回スクロール2010と固定スクロール2011の適正配置組立が困難であると言う理由から実現不可能である。
【0016】
上記のような構成のスクロール気体圧縮機に限らず、例えば発明者が特公平7−78391号公報で提案しているような、スクロール圧縮機構が高圧冷媒ガスや高圧潤滑油の雰囲気内に配置された構成のスクロール気体圧縮機の場合も同様の課題を有する。
【0017】
本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、圧縮機構部を囲む高圧流体(冷媒や潤滑油)が圧縮室内に流入漏洩するのを防止することを目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、圧縮機構部を囲む高圧雰囲気から組立済みの圧縮機構部を圧力的に遮断する手段を設けたものである。
【0019】
上記遮断手段によって圧縮機構部を囲む高圧流体(冷媒や潤滑油)が圧縮室内に漏洩流入するのを阻止し、圧縮効率の低下防止を図ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、密閉容器内に電動機とその電動機に連結する圧縮機構部を収納し、圧縮機構部の圧縮気体を密閉容器内に排出する構成において、前記圧縮機構部は前記圧縮要素を低段圧縮要素と高段圧縮要素を順次直列接続した2段圧縮機構とし、それぞれの圧縮要素を連結すべく各圧縮要素に隣接して配置され且つ圧縮室の壁面構成の一部材
である中板の外周部を前記隔離手段で前記密閉容器内から圧力的に遮断するとともに、圧縮機構部の圧縮室を形成する構成部材間の結合面の外周部を密閉容器内から圧力的に遮断する隔離手段を設け、前記隔離手段は、低段圧縮要素の低段シリンダブロック、駆動軸を支持し且つ前記低段シリンダブロックと共に圧縮室を形成すべく前記低段シリンダブロックに固定された軸受部材、前記低段シリンダブロックと共に前記圧縮室を形成すべく前記低段シリンダブロックに隣接配置された中板の外周部を囲むべく環状部を備えた部材により構成したものである。
【0021】
そしてこの構成によれば、密閉容器内の高圧(吐出圧力相当)流体(気体や潤滑油)が圧縮室を形成する構成部材間の結合面を介して圧縮室内に漏洩流入するのを阻止し、また、密閉容器内に吐出された流体(気体や潤滑油)が軸受部材と低段シリンダブロック、中板と低段シリンダブロックとの2箇所の接触固定面を介して低段圧縮要素の圧縮室の吸入側に漏洩流入するのを阻止し、著しい圧縮効率の低下防止を図れる。
【0022】
請求項に記載の発明は、隔離手段が、中板と高段圧縮要素の高段シリンダブロックとの接触固定面を密閉容器内から圧力的に遮断する手段を設けたものである。そしてこの構成によれば、密閉容器内の吐出流体(気体や潤滑油)が低段圧縮要素および高段圧縮要素の両圧縮室を形成すべく配置された構成部材の接触固定面を介して両圧縮室に漏洩流入するのを阻止し圧縮効率低下を防止できる。
【0023】
請求項に記載の発明は、隔離手段が、低段圧縮要素の低段吐出室を形成すべく低段圧縮要素の低段シリンダブロックの外周部を囲むように形成された吐出カバーを兼ねたものである。そしてこの構成によれば、低段圧縮要素を組立後に取り付けられた吐出カバーがその内部に圧縮室を配置する低段シリダブロックの外周部を密閉容器内の吐出流体雰囲気から遮断し、圧縮室への不要な漏洩流体流入を回避して圧縮効率の向上を図る。
【0024】
【実施例】
以下本発明の実施例について図面を参照して説明する。
【0025】
(実施例1)
図1は二酸化炭素(CO2)冷媒を使用したローリングピストン型ロータリ式2段圧縮機の縦断面を表し、図2は同圧縮機の部分縦断面を表し、図3は同圧縮機の低段シリンダブロックの外観図を表す。
【0026】
密閉容器1の内部に、電動機2とその下部に2段圧縮機構3が配置されている。2段圧縮機構3は、高段圧縮要素4と、その下部に配置された低段圧縮要素5と、高段圧縮要素4および低段圧縮要素5の間に配置された中板6と、高段圧縮要素4および低段圧縮要素5を駆動すべく電動機2の回転子2aに連結された駆動軸7と、駆動軸7を支持すべく高段圧縮要素4の高段シリンダブロック8に固定された主軸受9および低段圧縮要素5の低段シリンダブロック10に固定された副軸受11とから成る。
【0027】
高段シリンダブロック8は密閉容器1に溶接固定され、その高段シリンダブロック8に中板6と低段シリンダブロック10が固定されている。
【0028】
主軸受9に取付られた高段吐出カバー12は、主軸受9と共に高段吐出室13を形成している。
【0029】
中板6,低段シリンダブロック10,副軸受11の外周部を囲み且つシール部材98を介して高段シリンダブロック8に取付られた低段吐出カバー26の内部は低段吐出室27を形成している。低段吐出カバー26と副軸受11との間にO―リング97が介装され、密閉容器1内の油溜32と低段吐出室27との間が圧力的に隔離されている。
【0030】
低段吐出室27と高段吐出室13との間は、副軸受11,低段シリンダブロック10,中板6,高段シリンダブロック8,主軸受9を貫通して設けられたバイパス通路96で連通されている。バイパス通路96の端部は、バイパス通路96を開閉する弁体95と、弁体95を付勢するバネ手段94が配置されており、低段吐出室27から高段吐出室13への冷媒ガスの流入のみ許容する逆止弁機構を形成している。
【0031】
駆動軸7を貫通する油穴7aの下端部には、遠心ポンプ手段93が装着されており、遠心ポンプ手段93によって、副軸受11、低段圧縮要素5の低段ピストン70の内側、高段圧縮要素4の高段ピストン65の内側、主軸受9の各摺動面に油溜32の潤滑油が給油される経路が形成されている。
【0032】
高段圧縮要素4のシリンダ内で高段ピストン65の外周面に接してシリンダ内を吸入室と圧縮室とに区画すべく配置された高段ベーン15の反シリンダ側の高段ベーン背面室16は、油溜32に連通している。
【0033】
上記と同様に、低段圧縮要素5の低段ベーン92の反シリンダ側に配置された低段ベーン背面室33にはバネ手段(コイルバネ)91が配置され、低段ベーン92の先端を低段ピストン70に押圧付勢している。バネ手段(コイルバネ)91を装着すべく低段ベーン背面室33に設けられたバネ装着穴34は、以下に述べる経路を経て密閉容器1内の油溜32に連通している。
【0034】
すなわち、バネ装着穴34は、低段シリンダブロック10と中板6の外周部と低段吐出カバー26との間の間隙通路90、中板6に設けられて絞り部を有する油穴68、駆動軸7の油穴7aに直交して設けられた半径方向油穴7bを順次経由して連通している。
【0035】
また、低段ベーン背面室33は、バネ装着穴34よりも上部に流出口89を有する給油路88を介して低段吐出室27に連通している。
【0036】
低段吐出室27は、副軸受11,高段シリンダブロック10,中板6を貫通して設けられた中間連通路87を介して高段圧縮要素4の吸入室に通じている。
【0037】
密閉容器1の上壁中央部の平坦部には電動機2に接続する電気接続端子86が配置され、その外部接続端子86aには、絶縁樹脂材で結束した外部接続クラスター85が挿入されている。その外部接続クラスター85を囲むターミナルカバー84の内形状は、例えば、電気接続端子86を構成する端子が密閉容器1内の高圧CO2ガス圧力によって部分的に抜けようとする場合でも、外部接続クラスター85が外部接続端子86aから外れることがないように設定されている。
【0038】
密閉容器1の上壁に配置された吐出管83の電動機室29側開口端の近傍には、密閉容器1の内壁側に開口した遮蔽板82が配置されており、電気接続端子86の側から吐出管83への直接的なガス流出を防でいる。
【0039】
以上のように構成された二酸化炭素(CO2)冷媒ガスを使用したローリングピストン型ロータリ式2段圧縮機について、図1、図2、図3を参照しながらその動作を説明する。
【0040】
低段圧縮要素5のシリンダ内に取り込まれた吸入冷媒ガスは、圧縮された後、低段吐出室27に吐出される。低段吐出室27の吐出冷媒ガスは、中間連通路87を経由して高段圧縮要素4の吸入室に取り込まれ、圧縮の後、高段吐出室13に吐出され、電動機室9に排出される。電動機室9に排出された冷媒ガスに混入する潤滑油の一部は分離され、油溜32に収集される。潤滑油の一部が分離された高圧の吐出冷媒ガスは、吐出管83を経て圧縮機外部配管系に送出される。
【0041】
高段圧縮要素4の吐出冷媒ガス圧力が作用する油溜32の潤滑油は、駆動軸7の下端部に配置された遠心ポンプ手段93によって駆動軸7内の油穴7a,半径方向油穴7b,低段ピストン70の内径側空間,高段ピストン65の内径側空間,主軸受9の軸受摺動面を順次経由して電動機室29に排出され、再び、油溜32に帰還する。
【0042】
なお、遠心ポンプ手段93から駆動軸7内の油穴7aに排出された潤滑油に混入する冷媒ガスが油穴7aの上部開口端から電動機室29へ放出される。それによって、油穴7aの潤滑油がガス抜きされるので、低段ピストン70の内径摺動面,高段ピストン65の内径摺動面,主軸受9の軸受摺動面にはガス噛み込みのない良好な油膜が形成される。
【0043】
このような駆動軸7の摺動部給油過程途中の潤滑油は、中板6の絞り部を有する油穴68を介して中間圧力に減圧の後、間隙通路90,バネ装着穴34,低段ベーン背面室33,バネ装着穴34よりも上部の流出口89,中間連通路87を順次経由して低段吐出室27に供給される。中間連通路87は絞り作用が生じることのない通路であるために、低段ベーン背圧室33は低段吐出室27と相当圧力となる。
【0044】
低段ベーン背圧室33と低段吐出室27を連通する中間連通路88の流出口89がバネ装着穴34よりも上部配置であるために、圧縮機停止中でも低段ベーン背圧室33の潤滑油がその自重により低段吐出室27に流出することなく、圧縮機再起動初期における低段ベーン92の摺動部隙間の潤滑に提供される。
【0045】
当然のことながら、圧縮機運転中も低段ベーン背圧室33の潤滑油が十分に確保されて、低段ベーン92の摺動部隙間の油膜密封作用と、低段ベーン92を低段ピストンに押圧させる。
【0046】
この押圧力は、低段ベーン背面室33に油溜32の潤滑油が減圧されることなく導入される場合に比較して半減しており、低段ピストン70の外周面と低段ベーン92の先端との摺動摩擦損失が小さく、摺動部摩耗も少ない特徴を有している。
【0047】
また、高段シリンダブロック8と低段吐出カバー26の間に介在するシール部材によって、低段ベーン背面室33が密閉容器1内と圧力的に隔離されており、例え、油溜32の油面が低下する場合でも、密閉容器1内の吐出冷媒ガスが低段ベーン背面室33に漏洩することはない。また、密閉容器1内の吐出冷媒ガスや吐出圧力が作用する潤滑油が中板6と高段シリンダブロック8との接触結合面、中板6と低段シリンダブロック10との接触結合面を介して高段圧縮要素4の圧縮室および低段圧縮要素5の圧縮室に直接的に漏洩流入することはない。
【0048】
低段ベーン背面室33から低段吐出室27を経由して高段圧縮要素4の吸入室に導入された適量の潤滑油は、高段圧縮要素4の圧縮室隙間の油膜密封作用に供され、圧縮効率を向上させる。
【0049】
以上のように上記実施例によれば、密閉容器1内に電動機2と電動機2に連結する圧縮機構部を収納し、その圧縮機構部3aの圧縮気体を密閉容器1内に排出する構成において、圧縮機構部3aの圧縮室を形成する構成部材(高段シリンダブロック8と中板6、低段シリンダブロック10と中板6)間の結合面の外周部を密閉容器1内から圧力的に遮断する隔離手段(高段シリンダブロック8と中板6と低段シリンダブロック10と副軸受11を囲む低段吐出カバー26がシール部材98を介して高段シリンダブロック8に取付られた状態)を設けたことにより、密閉容器1内の高圧(吐出圧力相当)流体(吐出冷媒ガスや潤滑油)が圧縮室を形成する構成部材間の接触結合面を介して圧縮室内に漏洩流入するのを阻止し、圧縮効率の低下防止を図ることができる。
【0050】
また上記実施例によれば、圧縮機構部3aは複数の圧縮要素(低段圧縮要素5、高段圧縮要素4)から成り、それぞれの圧縮要素を連結すべく各圧縮要素に隣接して配置され且つ圧縮室の壁面構成一部材である中板6の外周部を囲む形態で低段吐出カバー26を配置して密閉容器1内から圧力的に遮断したことにより、中板6と各圧縮要素(4、5)の隣接面を介して密閉容器1内の高圧流体(吐出冷媒ガスや潤滑油)が圧縮室内に漏洩流入するのを回避し、圧縮効率の低下防止を図ることができる。
【0051】
また上記実施例によれば、圧縮要素を低段圧縮要素5と高段圧縮要素4を順次直列接続した2段圧縮機構3としたことにより、密閉容器1内の吐出冷媒ガスや潤滑油が中板6を介して低段圧縮要素5および高段圧縮要素4の圧縮室の吸入側に漏洩流入するのを防止し、高段圧縮要素4における圧縮損失の発生を防止すると共に、低段圧縮要素5から高段圧縮要素4への圧縮損失の巡送りを回避して、圧縮効率の大幅な低下を防止することができる。
【0052】
また上記実施例によれば、低段圧縮要素5の構成部品の外周部を密閉容器1内から圧力的に遮断する隔離手段を設けたことにより、密閉容器1内の吐出冷媒ガスや潤滑油が中板6を介して低段圧縮要素5の圧縮室の吸入側(低圧側)に漏洩流入し、高段圧縮要素4でも再び漏洩流体が再圧縮されることによる過剰な圧縮損失発生の防止を図ることができる。
【0053】
また上記実施例によれば、隔離手段は、低段圧縮要素5の低段シリンダブロック10、駆動軸7を支持し且つ低段シリンダブロック10と共に圧縮室を形成すべく低段シリンダブロック10に固定された副軸受11、低段シリンダブロック10と共に圧縮室を形成すべく低段シリンダブロック10に隣接配置された中板6の外周部を囲むべく環状部を備えた低段吐出カバー26としたことにより、密閉容器1内に吐出された流体(吐出冷媒ガスや潤滑油)が副軸受11と低段シリンダブロック10、中板6と低段シリンダブロック10との2箇所の接触固定面を介して低段圧縮要素5の圧縮室の吸入側に漏洩流入するのを阻止し、著しい圧縮効率の低下を防止することがきる。
【0054】
また上記実施例によれば、隔離手段は、中板6と高段圧縮要素4の高段シリンダブロック8との接合面を密閉容器1内から圧力的に遮断する手段を設けたことにより、密閉容器1内の吐出流体(吐出冷媒ガスや潤滑油)が低段圧縮要素5および高段圧縮要素4の両圧縮室を形成すべく配置された構成部材の接触固定面を介して両圧縮室に漏洩流入するのを阻止し圧縮効率低下を防止することができる。
【0055】
また上記実施例によれば、隔離手段は、低段圧縮要素5の低段吐出室27を形成すべく低段圧縮要素5の低段10シリンダブロックの外周部を囲むように形成された低段吐出カバー26を兼ねたことにより、低段圧縮要素5を組立後に取り付けられた低段吐出カバー26がその内部に圧縮室を配置する低段シリダブロック10の外周部を密閉容器1内の吐出冷媒ガスや潤滑油から遮断し、圧縮室への不要な漏洩流体流入を回避して圧縮効率の向上を図ることができる。
【0056】
なお、上記実施例では、中板6の中間連通路87と低段ベーン背面室33との間を間隙通路90を介して連通したが、間隙通路90を介することなく直接的に連通しても良い。
そして、低段シリンダブロック10との接触結合面の外周部にシール部材を配置して、密閉容器1内の吐出冷媒ガスや潤滑油と圧縮室との間を完全に隔離密封し、圧縮室への流体漏洩を回避することによる圧縮効率の向上を図ることができる。
【0057】
(実施例2)
図4は密閉容器1内が二酸化炭素(CO2)の吐出冷媒ガスで充満するスクロール圧縮機の縦断面を示す。
【0058】
電動機(モータ)3010に連結する駆動軸3005を支持する本体フレーム3002に固定スクロール3034が締結されている。固定スクロール3034に噛み合う旋回スクロール3014は本体フレーム3002に支持されながら背圧室3020に配置され、駆動軸3005の先端の偏心軸部3008と、本体フレーム3002に係止された自転阻止機構とに係合して旋回運動する。固定スクロール3034と旋回スクロール3014とが噛み合って形成する圧縮空間は、その外側部が吸入管3028に通じる吸入室3022を構成し、その中央部の圧縮室が吐出ポート3025に通じる。背圧室3020は絞り機能を有するバランス通路3026を介して吸入室3022に通じている。
【0059】
固定スクロール3034の鏡板3021には吐出カバー3099が取付られて吐出室3024を形成する。吐出カバー3099は鏡板3021と本体フレーム3002の外周部を囲む形態で配置されている。
【0060】
固定スクロール3034の鏡板3021と本体フレーム3002との締結外周部と、吐出カバー3099との間にO―リング3098が押圧介装され、密閉容器1内の吐出冷媒ガスが本体フレーム3002の内部側(背圧室3020)に流入するのを防止している。
【0061】
このような構成において、吸入室3022が3MPa,吐出室3024が10MPa,背圧室が5MPaの圧力状態を維持してスクロール圧縮機が運転される。密閉容器1内の冷媒ガスは、Oーリング3098のシール機能によって背圧室3020を経由する吸入室3022への漏洩流入を阻止される。これによって、圧縮効率の低下が防止され、高効率なスクロール圧縮機を提供する。
【0062】
(実施例3)
図6は、固定スクロールの鏡板3021aと本体フレーム3002aの締結面外周部に突起状部3021bと突起状部3002bを設け、その隣接外周部をレーザ溶接等の集中溶接接合することにより、図5におけるOーリング3098のシール機能に置き換えたスクロール圧縮機の部分断面図を示す。レーザ溶接等の集中溶接接合は、鏡板3021aと本体フレーム3002aを溶接時の熱変形を伴うことなく溶接接合できる。また、鏡板3021aと本体フレーム3002aの材質がアルミニューム合金等の場合の集中溶接接合には、電子ビーム溶接が適している。
【0063】
なお、上記実施例では二酸化炭素冷媒を使用したローリングピストン型ロータリ式2段圧縮機およびスクロール圧縮機について説明したが、他の気体(例えば、酸素,窒素,ヘリウム,空気など)を圧縮する2段ローリングピストン型ロータリ式圧縮機およびスクロール圧縮機の場合も同様な作用・効果を生じるものである。
【0064】
【発明の効果】
上記実施例から明かなように、請求項1に記載の発明は、密閉容器内に電動機とその電動機に連結する圧縮機構部を収納し、圧縮機構部の圧縮気体を密閉容器内に排出する構成において、前記圧縮機構部は前記圧縮要素を低段圧縮要素と高段圧縮要素を順次直列接続した2段圧縮機構とし、それぞれの圧縮要素を連結すべく各圧縮要素に隣接して配置され且つ圧縮室の壁面構成の一部材である中板の外周部を前記隔離手段で前記密閉容器内から圧力的に遮断するとともに、圧縮機構部の圧縮室を形成する構成部材間の結合面の外周部を密閉容器内から圧力的に遮断する隔離手段を設け、前記隔離手段は、低段圧縮要素の低段シリンダブロック、駆動軸を支持し且つ前記低段シリンダブロックと共に圧縮室を形成すべく前記低段シリンダブロックに固定された軸受部材、前記低段シリンダブロックと共に前記圧縮室を形成すべく前記低段シリンダブロックに隣接配置された中板の外周部を囲むべく環状部を備えた部材により構成したものである。
【0065】
そしてこの構成によれば、密閉容器内の高圧(吐出圧力相当)流体(気体や潤滑油)が圧縮室を形成する構成部材間の結合面を介して圧縮室内に漏洩流入するのを阻止でき、また、密閉容器内に吐出された流体(気体や潤滑油)が軸受部材と低段シリンダブロック、中板と低段シリンダブロックとの2箇所の接触固定面を介して低段圧縮要素の圧縮室の吸入側に漏洩流入するのを阻止し、著しい圧縮効率が低下するのを防止できる。
【0066】
請求項に記載の発明は、密閉容器内に電動機とその電動機に連結する圧縮機構部を収納し、圧縮機構部の圧縮気体を密閉容器内に排出する構成において、圧縮機構部の圧縮室を形成する構成部材間の結合面の外周部を密閉容器内から圧力的に遮断する隔離手段を設けると共に、圧縮機構部が複数の圧縮要素から成り、それぞれの圧縮要素を連結すべく各圧縮要素に隣接して配置され且つ圧縮室の壁面構成一部材である中板の外周部を隔離手段で密閉容器内から圧力的に遮断し、圧縮要素を低段圧縮要素と高段圧縮要素を順次直列接続した2段圧縮機構とし、その低段圧縮要素の構成部品の外周部を密閉容器内から圧力的に遮断する隔離手段を設け、その隔離手段は、低段圧縮要素の低段シリンダブロック、駆動軸を支持し且つ低段シリンダブロックと共に圧縮室を形成すべく低段シリンダブロックに固定された軸受部材、低段シリンダブロックと共に圧縮室を形成すべく低段シリンダブロックに隣接配置された中板の外周部を囲むべく環状部を備えた部材とし、隔離手段が、中板と高段圧縮要素の高段シリンダブロックとの接合面を密閉容器内から圧力的に遮断する手段を設けたものである。そしてこの構成によれば、密閉容器内の吐出流体(気体や潤滑油)が低段圧縮要素および高段圧縮要素の両圧縮室を形成すべく配置された構成部材の接触固定面を介して両圧縮室に漏洩流入するのを阻止し圧縮効率低下を防止できる。
【0067】
請求項に記載の発明は、密閉容器内に電動機とその電動機に連結する圧縮機構部を収納し、圧縮機構部の圧縮気体を密閉容器内に排出する構成において、圧縮機構部の圧縮室を形成する構成部材間の結合面の外周部を密閉容器内から圧力的に遮断する隔離手段を設けると共に、圧縮機構部が複数の圧縮要素から成り、それぞれの圧縮要素を連結すべく各圧縮要素に隣接して配置され且つ圧縮室の壁面構成一部材である中板の外周部を隔離手段で密閉容器内から圧力的に遮断し、圧縮要素を低段圧縮要素と高段圧縮要素を順次直列接続した2段圧縮機構とし、その低段圧縮要素の構成部品の外周部を密閉容器内から圧力的に遮断する隔離手段を設け、その隔離手段は、低段圧縮要素の低段吐出室を形成すべく低段圧縮要素の低段シリンダブロックの外周部を囲むように形成された吐出カバーを兼ねたものである。そしてこの構成によれば、低段圧縮要素を組立後に吐出カバーを取り付け、その内部に圧縮室を配置する低段シリダブロックの外周部を密閉容器内の吐出流体雰囲気から遮断するので、圧縮機構部の組立が容易で、且つ、圧縮室への不要な漏洩流体流入を回避でき、圧縮効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を示すローリングピストン型ロータリ式2段圧縮機の縦断面図
【図2】 同圧縮機における圧縮機構部の部分断面図
【図3】 同圧縮機における高段シリンダブロックの外観図
【図4】 本発明の第2の実施例を示すスクロール圧縮機の縦断面図
【図5】 同圧縮機におけるシール部を示す部分断面図
【図6】 本発明の第3の実施例を示すスクロール圧縮機のシール部を表す部分断面図
【図7】 従来のローリングピストン型ロータリ式2段圧縮機と冷凍サイクル配管系の接続図
【図8】 同圧縮機の縦断面図
【図9】 同圧縮機の部分縦断面図
【図10】 従来のスクロール圧縮機の縦断面図
【符号の説明】
1 密閉容器
2 電動機
3 2段圧縮機構
3a 圧縮機構部
4 高段側圧縮要素
5 低段側圧縮要素
6 中板
7 駆動軸
8 高段シリンダブロック
10 低段シリンダブロック
26 低段吐出カバー
27 低段吐出室
3001 密閉容器
3002 本体フレーム
3002a 突起状部
3003 主軸受
3013 旋回軸受部
3014 旋回スクロール
3014a 旋回スクロールラップ
3014b ラップ支持円盤
3021 鏡板
3021b 突起状部
3022 吸入室
3024 吐出室
3025 吐出ポート
3034 固定スクロール
3034a 固定スクロールラップ
3097 スクロール式圧縮機構
3098 シール部材(O―リング)
3099 吐出カバー

Claims (3)

  1. 密閉容器内に電動機と前記電動機に連結する圧縮機構部を収納し、前記圧縮機構部の圧縮気体を前記密閉容器内に排出する構成において、前記圧縮機構部の圧縮室を形成する構成部材間の結合面の外周部を前記密閉容器内から圧力的に遮断する隔離手段を設けた回転式気体圧縮機であって、前記圧縮機構部は前記圧縮要素を低段圧縮要素と高段圧縮要素を順次直列接続した2段圧縮機構とし、それぞれの圧縮要素を連結すべく各圧縮要素に隣接して配置され且つ圧縮室の壁面構成の一部材である中板の外周部を前記隔離手段で前記密閉容器内から圧力的に遮断するとともに、前記低段圧縮要素の構成部品の外周部を密閉容器内から圧力的に遮断する隔離手段を設け、前記隔離手段は、低段圧縮要素の低段シリンダブロック、駆動軸を支持し且つ前記低段シリンダブロックと共に圧縮室を形成すべく前記低段シリンダブロックに固定された軸受部材、前記低段シリンダブロックと共に前記圧縮室を形成すべく前記低段シリンダブロックに隣接配置された中板の外周部を囲むべく環状部を備えた部材により構成したことを特徴とする回転式気体圧縮機。
  2. 隔離手段を、中板と高段圧縮要素の高段シリンダブロックとの接合面を密閉容器内から圧力的に遮断する構成とした請求項1に記載の回転式気体圧縮機。
  3. 隔離手段を、低段圧縮要素の低段吐出室を形成すべく前記低段圧縮要素の低段シリンダブロックの外周部を囲むように形成された吐出カバーを兼ねた構成とした請求項1または2に記載の回転式気体圧縮機。
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