JP4297327B2 - 作業車 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は例えば左右一対の走行クローラを装設して移動するコンバインまたはトラクタまたは建設車輌などの作業車に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、油圧変速走行機構と、油圧変速旋回機構を設け、左右の走行クローラを駆動し、直進、ブレーキターン、スピンターンを行わせる技術がある。(例えば、特許文献1参照)
【0003】
【特許文献1】
特開2001−138943
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来技術は、直進動力と旋回動力の両方を油圧変速によって伝達させ、また走行と旋回の各機構にエンジンから動力を伝えるから、油圧による伝達損失に応じてエンジン出力を大きくする必要があると共に、操向ハンドルの左右旋回操作が前進と後進とで逆になる逆ハンドルを防ぐ機構が必要である等の問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
然るに、本発明は、請求項1の如く、左右の走行クローラを駆動して移動する作業車において、直進用の走行クローラ駆動力を出力させるトルク制御走行機構(66)と、同トルク制御走行機構(66)の出力側から入力して前記左右の走行クローラ(2,2)を差動させる油圧変速旋回機構(43)とを設け、前記トルク制御走行機構(66)は、トルクリミッタ(63)と、直進出力用遊星ギヤ(64)と、前後進切換機構(65)とを備え、前記直進出力用遊星ギヤ(64)には、前記トルクリミッタ(63)のトルク制御軸(67)に設けるサンギヤ(68)と、同サンギヤ(68)に噛合させるプラネタリギヤ(69)と、同プラネタリギヤ(69)に噛合させてトルク制御軸(67)に遊転軸支させたリングギヤ(70)とを設けると共に、リングギヤ(70)はカウンタ軸(73)を介してエンジン(21)に連結する一方、プラネタリギヤ(69)はキャリヤ(71)を介してクラッチ軸(72)に連結し、前記クラッチ軸(72)上に前記前後切換機構(65)の前後進クラッチ(76,77)を設けると共に、前進クラッチ(76)を介してクラッチ軸(72)を逆転軸(79)に正転連結させる一方、後進クラッチ(77)を介してクラッチ軸(72)を逆転軸(79)に逆転連結させ、前記逆転軸(79)には、左右1対の遊星ギヤ機構(50,50)を有する差動機構(48)を介して左右の駆動輪(49,49)を連結して、トルクリミッタ(63)の設定トルクに比例した速度で両左右の駆動輪(49,49)により前記左右走行クローラ(2,2)を同一方向に同一速度で駆動するように構成すると共に、旋回用の油圧式無段変速機構を形成する旋回機構(43)に、油圧旋回ポンプ(41)及び油圧旋回モータ(42)を設け、前記逆転軸(79)に油圧旋回ポンプ(41)を連結して、同油圧旋回ポンプ(41)を介して油圧旋回モータ(42)の正逆回転と回転数の制御を行うようにし、同油圧旋回モータ(42)には、左右入力ギヤ(81,82)を設けたモータ軸(80)を連結して、左右入力ギヤ(81,82)を前記遊星ギヤ機構(50,50)に設けた左右リングギヤ(53,53)に常時噛合させたものである。
【0006】
また、請求項2の如く、トルク制御走行機構(66)のトルクリミッタ(63)をコントロールする主変速レバー(59)の変速操作系(94)に、バネ定数が異なるバネ(90,91,92)を設け、同バネ(90,91,92)によって主変速レバー(59)の操作荷重に偏曲点を設けたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1はコンバインの全体の斜視図、図2は同右側面図、図3は平面説明図であり、図中1は左右一対の走行クローラ2を装設する左右一対のトラックフレーム、3は前記の左右トラックフレーム1に架設する機台、4はフィードチェン5を左側に張架し扱胴6及び処理胴を内蔵している脱穀機である脱穀部、7は引起機構8及び刈刃9及び穀稈搬送機構10などを備える刈取部、11は刈取フレーム12を介して刈取部7を昇降させる油圧昇降シリンダ、13は排藁チェン14終端を臨ませる排藁処理部、15は脱穀部4からの穀粒を揚穀筒を介して搬入する穀物タンク、16・17は前記タンク15の穀粒を機外に搬出する排出オーガ、18は運転操作ハンドル19及び運転席20を備える運転キャビン、21は運転キャビン18下方に設けるエンジンであり、連続的に穀稈を刈取って脱穀するように構成している。
【0008】
さらに、図4乃至図8に示す如く、機台3前側で左右の走行クローラ2の間にミッションケース22を配設させ、ミッションケース22とエンジン21を略直列に前後に設け、ミッションケース22を介して走行クローラ2にエンジン21の駆動力を伝えると共に、脱穀部4前側の機台3上面に左右の支持台23・24を立設させ、支持台23・24に刈取フレーム12を介して刈取部7を昇降自在及び横移動可能に設ける。また、支持台23・24後側の機台3上面にカウンタケース25を設け、脱穀部4及び刈取部7にカウンタケース25を介してエンジン21の駆動力を伝える。
【0009】
さらに、ミッションケース22側方の機台3にキャビン前フレーム26を立設させ、キャビン18のステップフレーム27前部を前フレーム26上部に回動支点軸28を介して設け、支点軸28回りにキャビン18を前方に回動自在に支持させると共に、右の支持台24に左のキャビン後フレーム29を立設させ、機台3に立設させる右のキャビン後フレーム30との間の機台3上面にエンジン21を設け、エンジン21をエンジンルームカバー31で覆う。また、前記カバー31の上方で左右の後フレーム29・30上部をキャビン横フレーム32によって連結させ、キャビン横フレーム32にフックレバー33を設け、キャビン18のステップフレーム27後部を横フレーム32に上載させてフックレバー33により係脱自在に固定させると共に、右の支持台24と前フレーム26の間に水平連結フレーム34を固定させ、水平連結フレーム34中間と横フレーム32中間に傾斜連結フレーム35を固定させ、連結フレーム34・35によってフレーム剛性を確保する。また、左の後フレーム29にオーガ支柱36を連結させて上側にオーガレスト37を設け、昇降及び旋回自在に設ける排出オーガ17をオーガレスト37の本機収納位置に支持させる。
【0010】
さらに、図9に示す如く、差動機構48を介して左右走行クローラ2の各駆動輪49を連動連結させるもので、前記差動機構48は左右対称の1対の遊星ギヤ機構50を有し、各遊星ギヤ機構50は1つのサンギヤ51と、該サンギヤ51の外周で噛合う3つのプラネタリギヤ52と、これらプラネタリギヤ52に噛合うリングギヤ53などで形成している。
【0011】
前記プラネタリギヤ52は、サンギヤ51の遊転軸54と同軸線上の車軸55のキャリヤ56にそれぞれ回転自在に軸支させ、左右のサンギヤ51を挾んで左右のキャリヤ56を対向配置させると共に、前記リングギヤ53は各プラネタリギヤ52に噛み合う内歯を有して車軸55に回転自在に軸支させ、車軸55を延設して駆動輪49を軸支させている。
【0012】
さらに、転がりと滑りの複合トルクを発生するトルクリミッタ63と、直進出力用遊星ギヤ64と、前後進切換機構65とを備える機械式走行機構66を設けるもので、トルクリミッタ63のトルク制御軸67に設けるサンギヤ68と、サンギヤ68に噛合させるプラネタリギヤ69と、プラネタリギヤ69に噛合させるリングギヤ70とを遊星ギヤ64に設けると共に、プラネタリギヤ69を軸支させるキャリヤ71をクラッチ軸72に設け、トルク制御軸67にリングギヤ70を遊転軸支させ、リングギヤ70にカウンタ軸73を介してエンジン21出力軸46をギヤ74連結させ、リングギヤ70を正逆転させる。
【0013】
また、前記切換機構65の前後進クラッチ76・77をクラッチ軸72上に設けると共に、ブレーキ軸53にギヤ78を介して連結させる逆転軸79を設け、後進クラッチ77を逆転軸79に逆転用切換ギヤ80を介して連結させ、前進クラッチ76を介してクラッチ軸72を逆転軸79に正転連結させる一方、後進クラッチ77を介してクラッチ軸72を逆転軸79に逆転連結させるもので、主変速レバー59が中立のときに前後進クラッチ76・77の両方を入にし、前記レバー59の前進操作によって後進クラッチ77を切にし、かつ前記レバー59の後進操作によって前進クラッチ76を切にすると共に、前記レバー59の中立によってトルクリミッタ67の設定トルクを略零に維持し、サンギヤ68をフリー回転の状態にし、リングギヤ70が回転してもサンギヤ68の無負荷回転によってクラッチ軸72が停止維持される。なお、前記ブレーキ軸53に駐車ブレーキ61を設ける。
【0014】
また、前記レバー59の変速操作により、前後進クラッチ76・77の一方が入になり、前記レバー59の操作量に比例してトルクリミッタ63の設定トルクが大きくなり、前記レバー59の最高速によってトルクリミッタ63の設定トルクが最大になるもので、トルクリミッタ63の設定トルクに比例した速度でリングギヤ70の回転をキャリヤ71からクラッチ軸72に伝え、前記の各軸79・53・54及びギヤ58を介してサンギヤ51に伝達されたクラッチ軸72の駆動力を、左右の遊星ギヤ機構50を介して左右キャリヤ56に伝達させて左右の駆動輪49にそれぞれ伝え、左右走行クローラ2を同一方向に同一速度で駆動するように構成している。
【0015】
さらに、1対の油圧旋回ポンプ41及び油圧旋回モータ42を設けて旋回用の油圧式無段変速機構を形成する旋回機構43とを備え、前記逆転軸79を介して連結させて前記ポンプ41を駆動するもので、旋回機構43は、操向ハンドル19操作により旋回ポンプ41の斜板角度を変更させて旋回モータ42の正逆回転と回転数の制御を行うもので、操向出力ブレーキを設けるモータ軸80と、前記の左右リングギヤ53に常時噛合させる左右入力ギヤ81・82を設け、旋回モータ42の出力用の前記モータ軸80と、左入力ギヤ81と、右入力ギヤ82及び逆回転ギヤ83とを介して左右のリングギヤ53に旋回モータ42の回転力を伝える。そして、旋回モータ42を停止させると、左右遊星ギヤ機構50のキャリヤ56を介して左右の走行クローラ2が左右同一回転方向で同一回転数によって駆動され、機体の前後方向直進走行が行われると共に、左右のリングギヤ53を旋回モータ42によって正逆回転駆動すると、左側の遊星ギヤ機構50が正或いは逆回転、また右側の遊星ギヤ機構50が逆或いは正回転し、左右走行クローラ2を逆方向に駆動し、機体を左或いは右に旋回させて進路が修正されるもので、機体の旋回半径は旋回モータ42の出力回転数によって決定される。
【0016】
上記のように、左右遊星ギヤ50を備える差動機構48を前ミッションケース22に内設させて左右走行クローラ2を駆動すると共に、前記差動機構48に遊星ギヤ64及びトルクリミッタ63を介して直進走行力を伝えて左右走行クローラ2を同一方向に同一速度で駆動させる一方、前記差動機構48に旋回用油圧操向ポンプ41及びモータ42を介して旋回走行力を伝えて左右走行クローラ2を逆方向に同一速度で駆動させるもので、旋回用操向ポンプ41及びモータ42の出力を操向ハンドル19によって調整し、左右走行クローラ2の速度差を連続的に変化させてスピンターン動作に移行させる。また、直進走行力伝達用走行無段変速ポンプ26及びモータ27を出力操作する主変速レバー59が中立の状態下で、操向ハンドル20操作による旋回出力をオフ維持すると共に、主変速レバー59が中立以外に操作されたとき、主変速レバー59のトルクリミッタ63の設定トルク制御により、主変速レバー59の傾倒と連動させて、遊星ギヤ64の出力を調整して前後進出力動作させる。一方、主変速レバー59の前後進切換によって逆転軸79が正逆転し、逆転軸79を介して直進側動力を旋回機構43に伝え、操向ハンドル19の左右旋回操作方向と機体の旋回方向を前後進のいずれも一致させ、前後進の切換によってハンドル19の操作方向と機体の旋回方向が逆になる逆ハンドルを防止している。
【0017】
上記から明らかなように、左右の走行クローラ2を駆動して移動する作業車において、直進用の走行クローラ2駆動力を出力させるトルク制御走行機構66と、走行機構66の出力側から入力して左右の走行クローラ2を差動させる油圧変速旋回機構43とを設け、従来のクラッチ方式に比べて走行機構66の変速ショックを低減させると共に、直進動力の下流から旋回動力を得ることによって逆ハンドルを防止し、走行機構66を油圧変速で行うのに比べて走行クローラ2の駆動効率の向上などを行うと共に、図10のように、旋回機構43をコントロールする操向ハンドル19の切り荷重に偏曲点を設け、例えば緩旋回またはブレーキターンまたはスピンターンの各ハンドル19操作に荷重の偏曲点を設けることにより、機体の挙動を作業者が適正に認識し、運転操作性の向上などを図るもので、作用長さ(バネ定数)が異なる3条のバネ90・91・92をハンドル19の旋回操作系93に設け、緩旋回で1本のバネ90を作用させ、ブレーキターンで2本のバネ90・91を作用させ、スピンターンで3本のバネ90・91・92を作用させ、ハンドル19の操作力を多段的に変化させる。
【0018】
さらに、図11に示す如く、走行機構66のトルクリミッタ63をコントロールする主変速レバー59の操作荷重に3条のバネ90・91・92によって偏曲点を設け、例えば前進の低速または中速または高速の各レバー59操作に荷重の偏曲点を設けることにより、機体の挙動を作業者が適正に認識し、運転操作性の向上などを図るもので、作用長さ(バネ定数)が異なる3条のバネ90・91・92を主変速レバー59の変速操作系94に設け、低速で1本のバネ90を作用させ、中速で2本のバネ90・91を作用させ、高速で3本のバネ90・91・92を作用させ、主変速レバー59の操作力を多段的に変化させる。
【0019】
さらに、走行機構66のトルクリミッタ63をコントロールする主変速レバー59を前後に倒し始めたときに前後進出力用のクラッチ76・77を切換え、走行機構66の動力伝達を絶つのではなく、前後進回転方向を切換えることにより、方向転換時、走行クローラ2の動力が絶たれず、湿田走破性を向上させるもので、図12に示すように、主変速レバー59のストロークを荷重に変換するのに、関数で表わされる式を満足するようにストロークと荷重を関係させ、旋回時の走行反力が大きくなっても、滑らかな変速を可能にしている。
【0020】
【発明の効果】
以上実施例から明らかなように本発明は、請求項1の如く、左右の走行クローラを駆動して移動する作業車において、直進用の走行クローラ駆動力を出力させるトルク制御走行機構(66)と、同トルク制御走行機構(66)の出力側から入力して前記左右の走行クローラ(2,2)を差動させる油圧変速旋回機構(43)とを設け、前記トルク制御走行機構(66)は、トルクリミッタ(63)と、直進出力用遊星ギヤ(64)と、前後進切換機構(65)とを備え、前記直進出力用遊星ギヤ(64)には、前記トルクリミッタ(63)のトルク制御軸(67)に設けるサンギヤ(68)と、同サンギヤ(68)に噛合させるプラネタリギヤ(69)と、同プラネタリギヤ(69)に噛合させてトルク制御軸(67)に遊転軸支させたリングギヤ(70)とを設けると共に、リングギヤ(70)はカウンタ軸(73)を介してエンジン(21)に連結する一方、プラネタリギヤ(69)はキャリヤ(71)を介してクラッチ軸(72)に連結し、前記クラッチ軸(72)上に前記前後切換機構(65)の前後進クラッチ(76,77)を設けると共に、前進クラッチ(76)を介してクラッチ軸(72)を逆転軸(79)に正転連結させる一方、後進クラッチ(77)を介してクラッチ軸(72)を逆転軸(79)に逆転連結させ、前記逆転軸(79)には、左右1対の遊星ギヤ機構(50,50)を有する差動機構(48)を介して左右の駆動輪(49,49)を連結して、トルクリミッタ(63)の設定トルクに比例した速度で両左右の駆動輪(49,49)により前記左右走行クローラ(2,2)を同一方向に同一速度で駆動するように構成すると共に、旋回用の油圧式無段変速機構を形成する旋回機構(43)に、油圧旋回ポンプ(41)及び油圧旋回モータ(42)を設け、前記逆転軸(79)に油圧旋回ポンプ(41)を連結して、同油圧旋回ポンプ(41)を介して油圧旋回モータ(42)の正逆回転と回転数の制御を行うようにし、同油圧旋回モータ(42)には、左右入力ギヤ(81,82)を設けたモータ軸(80)を連結して、左右入力ギヤ(81,82)を前記遊星ギヤ機構(50,50)に設けた左右リングギヤ(53,53)に常時噛合させている。
従って、従来のクラッチ方式に比べて走行機構66の変速ショックを低減できると共に、直進動力の下流から旋回動力を得ることによって逆ハンドルを防止できて、走行機構66を油圧変速で行うのに比べて走行クローラ2の駆動効率の向上などを行うことができる。
【0021】
また、請求項2の如く、トルク制御走行機構(66)のトルクリミッタ(63)をコントロールする主変速レバー(59)の変速操作系(94)に、バネ定数が異なるバネ(90,91,92)を設け、同バネ(90,91,92)によって主変速レバー(59)の操作荷重に偏曲点を設けている。
従って、機体の挙動を作業者が適正に認識し、運転操作性の向上などを図ることができる。例えば、作用長さ(バネ定数)が異なる3条のバネ90,91,92を主変速レバー59の変速操作系94に設けて、低速で1本のバネ90を作用させ、中速で2本のバネ90,91を作用させ、高速で3本のバネ90,91,92を作用させて、主変速レバー59の操作力を多段的に変化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの斜視図。
【図2】同側面図。
【図3】同平面説明図。
【図4】前部機体の側面説明図。
【図5】同正面説明図。
【図6】駆動部の側面説明図。
【図7】同正面説明図。
【図8】同平面説明図。
【図9】同ミッションケースの駆動系統図。
【図10】操向ハンドル部の説明図。
【図11】主変速レバー部の説明図。
【図12】トルクリミッタのトルク変化を表わす線図。
【符号の説明】
2 走行クローラ
19 操向ハンドル
43 旋回機構
66 走行機構
Claims (2)
- 左右の走行クローラを駆動して移動する作業車において、直進用の走行クローラ駆動力を出力させるトルク制御走行機構(66)と、同トルク制御走行機構(66)の出力側から入力して前記左右の走行クローラ(2,2)を差動させる油圧変速旋回機構(43)とを設け、
前記トルク制御走行機構(66)は、トルクリミッタ(63)と、直進出力用遊星ギヤ(64)と、前後進切換機構(65)とを備え、
前記直進出力用遊星ギヤ(64)には、前記トルクリミッタ(63)のトルク制御軸(67)に設けるサンギヤ(68)と、同サンギヤ(68)に噛合させるプラネタリギヤ(69)と、同プラネタリギヤ(69)に噛合させてトルク制御軸(67)に遊転軸支させたリングギヤ(70)とを設けると共に、リングギヤ(70)はカウンタ軸(73)を介してエンジン(21)に連結する一方、プラネタリギヤ(69)はキャリヤ(71)を介してクラッチ軸(72)に連結し、
前記クラッチ軸(72)上に前記前後切換機構(65)の前後進クラッチ(76,77)を設けると共に、前進クラッチ(76)を介してクラッチ軸(72)を逆転軸(79)に正転連結させる一方、後進クラッチ(77)を介してクラッチ軸(72)を逆転軸(79)に逆転連結させ、
前記逆転軸(79)には、左右1対の遊星ギヤ機構(50,50)を有する差動機構(48)を介して左右の駆動輪(49,49)を連結して、トルクリミッタ(63)の設定トルクに比例した速度で両左右の駆動輪(49,49)により前記左右走行クローラ(2,2)を同一方向に同一速度で駆動するように構成すると共に、
旋回用の油圧式無段変速機構を形成する旋回機構(43)に、油圧旋回ポンプ(41)及び油圧旋回モータ(42)を設け、前記逆転軸(79)に油圧旋回ポンプ(41)を連結して、同油圧旋回ポンプ(41)を介して油圧旋回モータ(42)の正逆回転と回転数の制御を行うようにし、
同油圧旋回モータ(42)には、左右入力ギヤ(81,82)を設けたモータ軸(80)を連結して、左右入力ギヤ(81,82)を前記遊星ギヤ機構(50,50)に設けた左右リングギヤ(53,53)に常時噛合させたことを特徴とするコンバイン。 - トルク制御走行機構(66)のトルクリミッタ(63)をコントロールする主変速レバー(59)の変速操作系(94)に、バネ定数が異なるバネ(90,91,92)を設け、同バネ(90,91,92)によって主変速レバー(59)の操作荷重に偏曲点を設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
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