JP4297228B2 - キャップにおける被せ蓋開閉装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャップにおける被せ蓋開閉装置、とくに被せ蓋開蓋用の楔状突出片を具えた蓋係脱機構と開蓋用のバネを装着した蝶番機構とを備えたキャップにおける被せ蓋開閉装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
容器におけるキャップの被せ蓋のヒンジ式開閉装置として、蝶番ピンにねじりバネを捲回して、バネ力で自動的に開蓋するようにしたものは、従来より知られている。
【0003】
しかしながら、容器の密封性を高めるため、被せ蓋の下面にキャップ頂板に設けた注出孔に嵌合される栓体を取り付け、該栓体で注出孔を密封しょうとする場合、栓体と注出孔との間に一定の締め代をとって嵌合させるようにするので、バネ力だけでは栓体と注出孔の嵌合を外す力が十分でないという問題があった。
そのため、開蓋始めには、被せ蓋を手指で開くようにしなければならないので、被せ蓋の開閉が完全に自動的に出来ず煩わしいという問題があった。
【0004】
本発明は、上記の問題を解決することを課題として、開蓋初期において、蓋係止部材を押圧操作することにより、被せ蓋の栓体とキャップの注出口との嵌合を外し、その後に被せ蓋を開蓋用のバネの力で自動的に開蓋するようにしたキャップにおける被せ蓋開閉装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決する手段】
本発明は、上記の課題を解決するために、キャップにおける被せ蓋開閉装置として、容器と、該容器の口筒部に螺着され、頂板に注出口を設けたキャップと、該キャップに取着され、頂壁下面に注出口に嵌合する栓体を設けた被せ蓋からなる容器において、キャップは、バネの装着により被せ蓋を開蓋方向に付勢するようにした蝶番機構と、押圧操作により被せ蓋を開蓋する蓋係止部材とを具備しており、前記蓋係止部材は、キャップの支持壁の端縁に立設された支持板と、該支持板の外側面に形成された押え部と、支持板上端部に形成され内側に突出する楔状突出片と外側に突出する係止フックとを具えた係止部とからなり、被せ蓋の頂壁には、蝶番機構に対向する反対側の周壁に沿って窓穴が穿設され、該窓穴に面する周壁下端に前記係止フックに係合する係合片が突設されており、前記蓋係止部材を押圧したとき、楔状突出片が窓穴の内縁の下面に係合して楔作用により被せ蓋を上方に押し上げ、係止フックが係合片から外され、被せ蓋が開蓋されて注出口を開口するようにしたことを特徴とする構成を採用する。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1において、Aは容器、Bはキャップ、Cは被せ蓋、Dは蝶番機構、Eは蓋係脱機構である。
容器Aは、口筒部1と胴部2とを有しており、口筒部1外周にはネジ3が螺設されている。
【0007】
図2に示すように、キャップBは、頂板4と、該頂板4の周縁から垂設された外筒5と、該外筒5の内側に頂板4下面から垂設された螺着筒6とからなっている。
頂板4の中央には、頂板4上面より突出する口縁7を有する注出口8が設けられている。
【0008】
頂板4の周辺部の所定個所には、蝶番機構Dを取着するために頂板4と外筒5に切込み9が形成され、切欠み9に面する頂板4の端縁から内側壁10と前後に対向する前後側壁11a,bが垂設され、各側壁10,11の下端には、各側壁10,11と外筒5の切込み9上端縁を結ぶ段壁12が連設されている。
内側壁10にはバネ支持孔13が穿設されており、前後の側壁11a,11bには側壁と外筒5を貫通するピン支持孔14が穿設されている。
【0009】
頂板4の切込み9に対向する反対側の位置には、頂板4の外周端から螺着筒6に至る蓋係脱機構用の切込み15が形成され、切込み15に面する頂板4の端縁から螺着筒6の下端に至る前後側壁16a,bが垂設され、その下端には、前後側壁16a,bと外筒5の切込み15上端縁とを結ぶ段壁17が連設され、該段壁17は蓋係止部材20の支持壁となっている。
【0010】
段壁17の内方端は、外筒5と螺着筒6とのほぼ中間に位置して、前後方向に延びる直線状の端縁21となっており、端縁21には、端縁接続部を軸に径方向に屈曲し前後側壁16a,bの間で揺動可能な支持板22が立設されている。
支持板22の外側の面には、押え部23が形成されており、支持板22上端部には、内側に楔状突出片24が設けられ、その外側には上面を傾斜面25とした係止フック26が突設されている。
楔状突出片24および係止フック26によって蓋係止部材20の係止部20aが構成されている。
【0011】
螺着筒6の内周には、容器口筒部1のネジ3に螺合するネジ27が刻設されており、キャップBを容器Aに螺着できるようにしている。
【0012】
図3に示すように、被せ蓋Cは、キャップBの頂板4を覆う頂壁30と側周壁31とからなっており、頂壁30の中央には、注出口8に一定の締め代をもって嵌合する栓体32が突設されている。
被せ蓋Cの所定位置には、頂壁30から蝶番機構Dの取付片33が垂設されており、該取付片33の所定位置にピン挿入孔34が穿設されている。
取付片33の前後側面の一方の側面には、バネ受け35が突設されており、その外周面は、取付片33の外周面と同一となっている。
【0013】
図4,5に示すように、取付片33とその側面のバネ受け35は、キャップBの切込み9の前後側壁11a,bの間で揺動可能となっており、取付片33のピン挿入孔34および前後側壁11a,bと外筒5を貫通するピン支持孔14a,bには、蝶番ピン36が嵌挿されており、取付片33を介して被せ蓋Cが廻動可能となっている。
【0014】
蝶番ピン36には、一端をキャップ内側壁10に穿設されたバネ支持孔13に支持され、他端をバネ受け35に弾接するねじりバネ37が捲回され、被せ蓋Cが開蓋方向に廻動するよう付勢されている。
バネ受け35を突設した取付片33と、ねじりバネ37を捲回した蝶番ピン36、ピン支持孔14を穿設した前後側壁11a,bによって、被せ蓋Cの蝶番機構Dが形成されている。
【0015】
図3に示すように、被せ蓋Cの頂壁30の取付片33に対向する反対側の位置には、側周壁31に沿って窓穴40が穿設されている。
窓穴40の下方には、側周壁31から内方に突出し、蓋係止部材20の係止フック26に係合する下面を傾斜面41とした係合片42が突設されており、窓穴40の内側の端縁43の下端は、楔状突出片24に係合されるようになっている。
【0016】
図1,5に示すように、前記蓋係止部材20の楔状突出片24および係止フック26からなる係止部20aは、窓穴40内に揺動可能に遊嵌されるようになっており、楔状突出片24は、キャップBの頂板4と被せ蓋Cの頂壁30との間に挿入可能な位置に形成されている。
係止フック26は、楔状突出片24が内方への押圧により頂板4と被せ蓋Cの頂壁30との間に挿入される途中で、窓穴40の係合片42から外れるように形成されている。
蓋係止部材20と被せ蓋Cの窓穴40、係合片42等によって、被せ蓋Cの蓋係脱機構Eが構成されている。
【0017】
次に、被せ蓋Cの開蓋作用について、図1,5,6を参照して説明する。
先ず、内容物を収容した容器Aの口筒部1に、キャップBの螺着筒6を口筒部1に螺合して被せ蓋Cを閉じたキャップBを容器Aに螺着する。
【0018】
被せ蓋Cを閉じるときは、被せ蓋Cをねじりバネ37に抗して押圧すると、窓穴40の係合片42下面の傾斜面41が、係止フック26上面の傾斜面25に係合し、蓋係止部材20の係止部20aを被せ蓋Cの中心方向へ押出すよう支持板22を屈曲させ、係合片42が係止フック26を乗り越えると、蓋係止部材20の支持板22はその弾力により復元して、係止フック26が係合片42と係合し閉蓋される。
それと同時に、被せ蓋Cの栓体32がキャップBの頂板4の注出口8に嵌合し容器Aを密封する(図1参照)。
【0019】
被せ蓋Cを開くときは、蓋係脱機構Eの蓋係止部材20の押え部23を指先で押すと、蓋係止部材20が窓穴40内において被せ蓋Cの中心方向へ揺動し、楔状突出片24がキャップBの頂板4と被せ蓋Cの頂壁30との間に押し込まれ、栓体32と注出口8との締め代嵌合に抗して被せ蓋Cを押し上げ、栓体32と注出口8との嵌合を外す(図6参照)。
楔状突出片24がキャップ頂板4と被せ蓋Cの頂壁30との間に所定量押し込まれたところで、係合片42が係止フック26から外れ、被せ蓋Cは蝶番機構Dのねじりバネ37によって自動的に開蓋される(図5参照)。
【0020】
前記実施形態では、被せ蓋の蝶番機構として、ねじりバネを捲回した蝶番ピンを用い開閉するようにしているが、被せ蓋の蝶番機構として周知の三点ヒンジを使用することもできる。
【0021】
【発明の効果】
本発明は、上記のように構成されているから、次の効果を奏する。
蓋係止部材に楔状突出片を設けているので、蓋係止部材を押圧することにより楔状突出片をキャップ頂板と被せ蓋の頂壁との間に押し込み、頂壁の栓体をキャップ頂板の注出口から確実に外すことができ、同時に係合片と係止フックとの係合が外され、被せ蓋を自動的に開くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の容器の断面正面図である。
【図2】キャップの説明図で、(a)は平面図、(b)は断面正面図、(c)は底面図である
【図3】被せ蓋の説明図で、(a)は断面正面図、(b)は底面図である
【図4】容器の側面図である。
【図5】被せ蓋開蓋時の容器の説明図で、(a)は断面正面図、(b)図(a)におけるA−A線で被せ蓋の一部を断面とした平面図である。
【図6】蓋係脱機構の蓋係止部材を押圧した状態の説明図である。
【符号の説明】
A 容器
B キャップ
C 被せ蓋
D 蝶番機構
E 蓋係脱機構
1 口筒部
2 胴部
3 ネジ
4 頂板
5 外筒
6 螺着筒
8 注出口
9,15 切込み
10 内側壁
11a,b、16a,b 前後側壁
12,17 段壁
14a,b ピン支持孔
20 蓋係止部材
20a 係止部
22 支持板
23 押え部
24 楔状突出片
25 傾斜面
26 係止フック
30 頂壁
31 側周壁
32 栓体
33 取付片
34 ピン挿入孔
35 バネ受け
36 蝶番ピン
37 ねじりバネ
40 窓穴
41 傾斜面
42 係合片
43 端縁

Claims (1)

  1. 容器と、該容器の口筒部に螺着され、頂板に注出口を設けたキャップと、該キャップに取着され、頂壁下面に注出口に嵌合する栓体を設けた被せ蓋からなる容器において、
    キャップは、バネの装着により被せ蓋を開蓋方向に付勢するようにした蝶番機構と、押圧操作により被せ蓋を開蓋する蓋係止部材とを具備しており、
    前記蓋係止部材は、キャップの支持壁の端縁に立設された支持板と、該支持板の外側面に形成された押え部と、支持板上端部に形成され内側に突出する楔状突出片と外側に突出する係止フックとを具えた係止部とからなり、
    被せ蓋の頂壁には、蝶番機構に対向する反対側の周壁に沿って窓穴が穿設され、該窓穴に面する周壁下端に前記係止フックに係合する係合片が突設されており、
    前記蓋係止部材を押圧したとき、楔状突出片が窓穴の内縁の下面に係合して楔作用により被せ蓋を上方に押し上げ、係止フックが係合片から外され、被せ蓋が開蓋されて注出口を開口するようにしたことを特徴とするキャップにおける被せ蓋開閉装置。
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