JP4295159B2 - スクリーン用サイドコンベア - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、砕石、木材チップ、土砂等といったリサイクル原料や、これらから生産されたリサイクル品等を粒度に応じて選別するスクリーンに備えるサイドコンベアに関する。
近年、例えば土質改良機械やクラッシャ、シュレッダ等、建設発生土や岩石、或いは廃タイヤ等に代表される様々なリサイクル原料からリサイクル品を生産するリサイクル品生産機の需要が各地で高まっている。これらリサイクル品生産機の作業を補助する機械の1つに、例えばリサイクル品生産機に供給するリサイクル原料やリサイクル品生産機から排出されたリサイクル品等を被選別物とし、この被選別物を粒度に応じて選別するスクリーンがある。
一般に、スクリーンは、篩装置により被選別物を粒度に応じて選別し、この篩装置により選別された所定粒度の選別物を排出コンベアによって機外に排出するようになっているが、中には、排出コンベアに導かれずに篩装置から導出される粒度の異なる選別物をサイドコンベアによって機体側方に分別して排出するものもある(例えば、特許文献1等参照)。
特開平10−43690号公報
一般に、できるだけ多くの選別物を集積したり、後段に配置され得る様々なリサイクル品生産機へ直接選別物を投入したりすることを考慮すると、スクリーンに用いられる排出コンベアやサイドコンベアの排出高さはなるべく高い方が好ましい。しかしながら、スクリーン本体の高さ、幅及び機長の寸法は、公道における輸送制限によって制約される。したがって、特に機体側方に大きく突出するサイドコンベアは、輸送時にはスクリーン本体から取り外さなければならず、また作業時には現地でスクリーン本体に組み付けばければならない。このサイドコンベアの付け外し作業は非常に煩わしく労力及び時間を要するものであった。
それに対し、上記従来技術においては、サイドコンベアを中折れ式に形成し、輸送時には先端部を上方に回動させてサイドコンベアを折り畳むように構成している。しかし、サイドコンベアの先端部を上方に折り曲げる構成を採ると、折り曲げたサイドコンベアの先端部が機体の上方に突出し輸送制限高さを超えてしまう可能性がある。その結果、上記従来技術のような構造では、サイドコンベアに十分な長さを持たせることができず、サイドコンベアの排出高さを十分に確保することが難しい。
本発明は、上記の事柄に鑑みてなされたものであり、その目的は、輸送の際にスクリーン本体から取外す必要がなく、作業時には選別物の排出高さを十分に確保することができるスクリーン用サイドコンベアを提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、本体フレームの長手方向一方側に設けた篩装置と、この篩装置の下方位置から前記本体フレームの長手方向他方側に向かって上り傾斜に設けられ前記篩装置により選別される所定粒度以下の選別物を搬送する排出コンベアとを備えたスクリーンの側方に、前記篩装置により選別される所定粒度以上の選別物を搬送するように前記本体フレームに設けられるサイドコンベアにおいて、前記篩装置の前記本体フレーム長手方向一方側に設けられ、ベルト幅方向一方側を支点に回動可能なコンベア上流部と、このコンベア上流部に対して回動可能に連結されたコンベア下流部とを備えており、前記コンベア上流部をベルト幅方向一方側を支点として垂直方向に回動させ、さらに前記コンベア下流部を前記コンベア上流部に対して回動させることにより前記スクリーンの機体側部に収容可能であることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、前記コンベア上流部は、前記本体フレームの長手方向一方側に設けたベースフレームに対して旋回可能に支持されていることを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明において、前記コンベア上流部は、前記ベースフレームが前記本体フレームの長手方向にスライドすることにより、収容時や作業時の状況に応じて前記本体フレームの長手方向にスライド可能であることを特徴とする。
第4の発明は、第1乃至第3の発明のいずれかにおいて、前記コンベア下流部を前記コンベア上流部に対し回動させる駆動装置を備えていることを特徴とする。
第5の発明は、第1乃至第4の発明のいずれかにおいて、前記コンベア上流部をベルト幅方向一方側を支点に回動させる駆動装置を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、ベルト幅方向一方側を支点に回動可能なコンベア上流部と、このコンベア上流部に対し回動可能なコンベア下流部とをサイドコンベアに備えたことにより、輸送時には、サイドコンベアを機体側部にほぼ水平に収容することができ、サイドコンベアを輸送に伴ってスクリーン本体から取外すことなく容易に収容、展開することができる。そして、機体側部に地表面に対してほぼ平行にサイドコンベアを収容することができるので、収容状態のサイドコンベアが機体の高さ寸法を上げることはないので、収容状態で機長寸法の範囲内に納まる限りにおいて、サイドコンベアの長さを確保することができ、作業状態に展開した際には、十分な排出高さを確保することができる。
以下、本発明のスクリーン用サイドコンベアの一実施形態について図面を用いて説明する。
図1は本発明のスクリーン用サイドコンベアの一実施形態を備えたスクリーンの一構成例の全体構造を表す右側側面図、図2は上面図、図3は左側側面図、図4は後側正面図、図5は前側正面図である。
なお、以下の説明において、図1中の左・右を、それぞれスクリーン(本例では自走式スクリーン)における前・後又は長手方向の一方側・他方側とし、図2中の下・上を、それぞれ右・左又は幅方向の一方側・他方側とする。
図1乃至図5において、1は走行体で、この走行体1は、トラックフレーム2と、このトラックフレーム2の一方端に設けた従動輪3と、トラックフレーム2の他方端に設けた駆動輪4と、この駆動輪4に直結した駆動装置5と、従動輪3及び駆動輪4に掛け回した履帯6とで構成されている。この走行体1は、本体フレーム7(後述)の長手方向ほぼ中央位置の下部に設けられ、その長手方向(走行方向)寸法は、本体フレーム7の長手方向寸法に対して小さく(例えば本体フレーム7の長手方向寸法の2/3程度に)形成されている。
本体フレーム7は、トラックフレーム2の上部に前方端が走行体1の前方に張り出すように配設されたメインフレーム8と、このメインフレーム8上に後端部が走行体1の後方に張り出すように配設された取付フレーム9とで構成されている。取付フレーム9は、メインフレーム8上に固定された下フレーム10と、この下フレーム10上に立設した支持ポスト11と、支持ポスト11上に略水平に設けた上フレーム12とで構成されている。また、本体フレーム7の長手方向一方側の上部には篩装置15が、長手方向他方側の上部には動力装置16が、それぞれ設けられている。
上記篩装置15は、投入される被選別物を粒度に応じて選別するもので、内部に所定の目の大きさの格子17を備えており、取付フレーム9の上フレーム12上に支持部材18及びばね19を介して振動可能に支持され、その長手方向中心位置はほぼ走行体1の後端の上方に位置している。20はこの篩装置15を加振する駆動装置であり、この駆動装置20によって篩装置15を振動させることにより、投入された被選別物のうち、格子17の目の大きさよりも大きな選別物が除去され、小さな選別物が下方へ導かれるようになっている。
21はホッパで、このホッパ21は、篩装置15の格子17を通過した所定粒度以下の選別物を、下方の排出コンベア30(詳細は後述)上に導く役割を果たす。そのため、このホッパ21は、篩装置15と排出コンベア30との間に位置するように取付フレーム9に支持されており、篩装置15を通過した選別物を確実に受け入れて排出コンベア30上に導くように、上方に向かって拡開する概略枠型に形成されている。
上記動力装置16は、本体フレーム7の長手方向他方側端部に支持部材22を介して支持されている。繁雑防止のため特に図示していないが、この動力装置16には、自走式スクリーンの駆動源であるエンジンや、このエンジンにより駆動される少なくとも1つの油圧ポンプ、この油圧ポンプから各駆動装置に供給される圧油を制御する複数のコントロールバルブ等が内蔵されている。また、動力装置16における本体フレーム7の長手方向一方側上部は、排出コンベア30から退避するように円弧状に形成されており、そして、この円弧面23が排出コンベア30に近接するように配設されている。言い換えれば、排出コンベア30は、この動力装置16の円弧面23に近接するように配設されている。
25は動力装置16における本体フレーム7の幅方向他方側の区画に設けた運転席で、この運転席25には、図2、図3、図5等に示すように、走行操作を行うための走行操作レバー26が設けられている。27は排出コンベア30や本発明のサイドコンベア60(詳細は後述)の操作を行う操作レバー、28はその他の駆動装置類(後述)を操作したり各種運転設定を行ったりするための操作盤で、これら操作レバー27、操作盤28は、それぞれ自走式スクリーンにおける本体フレーム7の幅方向他方側であって運転席25の前方側の位置に設けられており、操作者が運転席25に上がらずに地上から操作できるように配慮されている。
上記排出コンベア30は、篩装置15の下方位置、すなわちホッパ21の下方位置から、動力装置16の上方を通して本体フレーム7の長手方向他方側外方に向かって上り傾斜となるように設けられている。この排出コンベア30の搬送方向中間部は、支持部材31を介し、動力装置16における本体フレーム7の長手方向他方側に突出した突出部32に支持されている。また、それよりも搬送方向上流側部分は、支持部材33を介し、本体フレーム7の長手方向ほぼ中央部上に支持されている。
35は排出コンベア30のコンベアフレームで、このコンベアフレーム35の前後両端には、それぞれ駆動輪36、従動輪37が回転自在に設けられている。38はこれら駆動輪36及び従動輪37に掛け回したコンベアベルト、39は駆動輪36に連結した駆動装置39で、この駆動装置39によって駆動輪36を回転させることにより、駆動輪36及び従動輪37間でコンベアベルト38が循環駆動する。40は循環駆動するコンベアベルト38の搬送面(上側の面)を支持する支持ローラである。なお、特に説明しないが、この排出コンベア30の従動輪37側には、公知のベルト張り調整機構が設けられている。
図6は、排出コンベア30の詳細構造を表す拡大側面図で、図中、先の各図と同様の部分には同符号を付し説明を省略する。
この図6に示すように、コンベアフレーム35は、搬送方向におけるコンベア上流部45のフレームをなす上流側フレーム46と、搬送方向におけるコンベア下流部47のフレームをなす下流側フレーム48とで構成されている。上流側フレーム46は、前述した支持部材31等によって動力装置16の突出部32に支持されるとともに、支持部材33(図1参照)によって本体フレーム7に支持されている。また、上流側フレーム46及び下流側フレーム48における互いの対向端部の下部側には、ピン49を介して連結されたブラケット50,51がそれぞれ取り付けられている。さらに、下流側フレーム48の下部側には、支持部材52が固定されており、この支持部材52と上記動力装置16の突出部32には、油圧シリンダ53の両端が回動可能に連結されている。これにより、油圧シリンダ53の伸縮に伴ってコンベア下流部47がコンベア上流部45に対して上下方向に回動する。
このとき、上流側フレーム46及び下流側フレーム48の側部には、それぞれブラケット54,55が取り付けられている。ブラケット54には、ピン49を中心とする円弧上に所定の間隔で複数のピン穴56が穿設されている。この構成によって、下流側フレーム48の回動角度に対応するピン穴56に対し、ブラケット55をピン57で固定することにより、下流側フレーム48が上流側フレーム46に対して強固に固定される。
図1乃至図5に戻り、59は本発明のサイドコンベア60を積載するためのベースフレームである。このベースフレーム59は、本体フレーム7の長手方向一方側に設けられており、サイドコンベア60の収容時や作業時の状況に応じて本体フレーム7の長手方向にスライド可能なように、取付フレーム9(下フレーム10)との対向端部が、長手方向一方側から取付フレーム9(下フレーム10)に間挿されている。61はこのベースフレーム59をスライドさせる油圧シリンダで、この油圧シリンダ61の両端は、下フレーム10及びベースフレーム59の下部側にそれぞれ設けたブラケットに対し回動可能に連結されている。また、ベースフレーム59の上部には、旋回軸62を支点に旋回可能な旋回フレーム63が設けられている。
本発明に係るサイドコンベア60は、篩装置15に投入された被選別物のうち、篩装置15の格子17上を移動して機体の後方側に落下する所定粒度以上の選別物を機体の側方に搬送し排出するもので、その基端部は、本体フレーム7の長手方向一方側、厳密には旋回フレーム63に取り付けられている。
このサイドコンベア60は、上記旋回軸62と、旋回フレーム63と、旋回フレーム63に対してその幅方向(ベルト幅方向)一方側(図1では下側)の端部を支点に垂直方向に回動可能に支持された基端側のコンベア上流部65と、このコンベア上流部65に対し回動可能に連結されたコンベア下流部66とからなる。コンベア上流部65は、本体フレーム7の長手方向他方側に設けられ、旋回フレーム63を介し、上記旋回軸62によってベースフレーム63に対して旋回可能に支持されている。このとき、上記排出コンベア30は、図2、図4、図5等に示すように、走行体1の幅方向中心から本体フレーム7の幅方向一方側にずらした位置に配設されており、例えば走行時や輸送時等には、サイドコンベア60は、こうして排出コンベア30をずらして創出した本体フレーム7の幅方向他方側の機体側部のスペースに、折り畳んで地表面に対してほぼ平行(つまりほぼ水平)な状態で収容可能な構成となっている。図1乃至図5には、サイドコンベア30を収容した状態を図示してある。
67はコンベア上流部65のベースで、このベース67は、例えば図1等に示すように、旋回フレーム63に対してピン68により連結されている。69はベルト幅方向一方側(つまりピン68)を支点にコンベア上流部65を回動させる駆動装置としての油圧シリンダで、この油圧シリンダ69の両端は、ベース67と旋回フレーム63に対し回動可能に連結されている。また、ベース67には、サイドコンベア上流部65のフレームをなす上流側フレーム70が、例えば図2等に示すように、ベース67に対してピン71を介して回動可能に連結されている。
72はコンベア下流部66のフレームをなす下流側フレームである。図2等に示すように、上流側フレーム70と下流側フレーム72とは、それぞれに取り付けたブラケット73,74がピン75を介して連結されることにより、互いに回動可能に連結されている。76は下流側フレーム72を上流側フレーム70に対して回動させる駆動装置としての油圧シリンダで、この油圧シリンダ76の両端は、ベース67及び下流側フレーム72に対し回動可能に連結されている。
80は下流側フレーム72の下流端に設けた駆動輪、81は上流側フレーム70の上流端に設けた従動輪、82はこれら駆動輪80及び従動輪81に掛け回したコンベアベルトである。83は駆動輪80に連結した駆動装置で、サイドコンベア60を後述のように展開した後、駆動装置83によって駆動輪80を回転させることにより、駆動輪80及び従動輪81間でコンベアベルト82が循環駆動するようになっている。なお、84は循環駆動するコンベアベルト82の搬送面を支持する複数の支持ローラ、85はサイドコンベア60を稼動状態としたときに、下流側フレーム72を地面より支える脚である。また、特に図示していないが、サイドコンベア60の従動輪81側には、公知のベルト張り調整機構が設けられている。
図7は、本発明に係るサイドコンベア60の展開手順を表した動作説明図である。
図7(a)の収容状態からサイドコンベア60を展開する際には、まず、油圧シリンダ76を伸長し、図7(b)に示すように、サイドコンベア60の下流部66がコンベア上流部65に対してほぼ直線状になるように、コンベア下流部66を回動させる。次いで、油圧シリンダ69を縮め、図7(c)に示すように、サイドコンベア60を幅方向一方側を支点にして回動させ水平状態とする。この状態としたら、油圧シリンダ76をさらに伸長させ、図7(d)に示すように、下流側に向かって上り傾斜となるようにサイドコンベア60をベース67に対して回動させ、稼動状態に転回する。そして、脚85を引き出して、図7(d)の状態でサイドコンベア60が安定に固定されるようにコンベア下流部66を地面より支持する。
このようにしてサイドコンベア60を展開した状態のスクリーンの右側側面図、後側正面図を、それぞれ図1、図4に対応させて図8、図9に示した。
サイドコンベア60を収容する場合は、図7に示した手順と逆の手順を行う。すなわち、図7(d)の状態から脚85を折り畳み、油圧シリンダ76を所定量縮退させてサイドコンベア60をほぼ水平状態(図7(c)の状態)とし、油圧シリンダ69を伸長して、サイドコンベア60を幅方向(ベルト幅方向)一方側を支点にして垂直方向に回動させる(図7(b)の状態)。次いで、油圧シリンダ76をさらに縮退させ、サイドコンベア60の下流部66がコンベア上流部65に対してほぼ直角になるように、コンベア下流部66を回動させる(図7(a)の状態)。
これにより、例えば輸送時や走行時等に、サイドコンベア60を機体の側部にほぼ水平に収容される。
また、前述したように、サイドコンベア60は、その旋回フレーム63により支持されている。旋回フレーム63は、旋回軸62を介し、ベースフレーム59に対して旋回可能であるので、旋回フレーム63を旋回させることにより、サイドコンベア60が旋回可能な構成になっている。
図10は、本発明のサイドコンベア60の旋回手順を表した動作説明図である。
図10(a)は、先の図7(c)と同じ状態を表している。サイドコンベア60を旋回させる場合には、まず、油圧シリンダ61を伸長し、図10(b)に示すように、ベースフレーム59を取付フレーム9に対して突出する方向にスライドさせ、サイドコンベア60を旋回させるためのスペースを確保する。ベースフレーム59を突出させたら、操作者は、サイドコンベア60を押して、旋回軸62(図1等参照)を中心に旋回フレーム63(図1等参照)を回転させ、図10(c)のように、図10(a)とは逆方向を向くように、サイドコンベア60を旋回させる。このとき、旋回軸62を回転駆動させる旋回装置を別途設け、人手によらず油圧駆動又は電動で旋回させるようにしても良い。ここまでの手順が終了したら、油圧シリンダ61を縮めてベースフレーム59を取付フレーム9側にスライドさせ、図10(d)に示したように、サイドコンベア60を稼動位置にスライドさせる。この状態でサイドコンベア60を稼動させる場合、図7(d)で説明した手順を続けて行う。再び、図10(a)の状態にサイドコンベア60を戻す場合は、上記と逆の手順を行う。
自走式スクリーンの動作について説明すると、例えば図7(a)乃至図7(d)で説明したようにサイドコンベア60を展開し図8及び図9に示した状態とした後、油圧ショベル等により篩装置15に被選別物を投入すると、この篩装置15の格子17を通過した所定粒度以下の選別物が下方のホッパ21へと導入される。ホッパ21に受け入れられた選別物は、排出コンベア30上に導かれ、この排出コンベア30によって本体フレーム7の長手方向他方側外方(例えば図8中の右側)に搬送され排出される。一方、篩装置15の格子17を通過しない所定粒度以上の選別物は、格子17上を移動してサイドコンベア60上に落下する。そして、サイドコンベア60上に落下した選別物は、このサイドコンベア60によって搬送され、機体の側方(この場合、図9中の左側)に排出される。
以上のように、本実施形態によれば、サイドコンベア60を、ベルト幅方向一方側を支点に回動可能なコンベア上流部65と、このコンベア上流部65に対し回動可能なコンベア下流部66とを備える構成としている。これにより、輸送時や走行時には、サイドコンベア60を機体側部にほぼ水平に収容することができ、サイドコンベア60を輸送に伴ってスクリーン本体から取外す必要がなく、煩わしい組み立てや取り付けの作業を伴わずに容易に収容、展開することができ、作業性を向上することができるとともに工期短縮にも寄与する。そして、機体側部にサイドコンベア60をほぼ水平に収容することができるので、図11に示したように、より容量の小さなトレーラ等でスクリーンを輸送する際にも、公道における輸送高さ制限Hを満足することができ優れた輸送性が確保される。また、収容状態のサイドコンベア60が機体の高さ寸法を上げることはないので、収容状態で機長寸法の範囲内に納まる限りにおいて、サイドコンベア60の長さを確保することができ、作業状態に展開した際には、十分な排出高さを確保することができる。
また、本実施形態においては、油圧シリンダ61,69,76を伸縮操作するのみで、人手を要することなくサイドコンベア60を展開、収容が可能であることも大きなメリットである。さらに、サイドコンベア60を旋回させることができるので、作業に応じて搬送物の排出位置を変更することができ、稼動現場でのレイアウト性も良い。また、サイドコンベア60を支持するベースフレーム59をスライド可能に構成したことにより、篩装置15の周囲(後方)に作業空間を創出することができるので、篩装置15のメンテナンス性を向上させることができる。
図12は、本発明のスクリーン用サイドコンベアの一実施形態を備えたスクリーンの他の構成例の全体構造を表す右側側面図である。
本例のスクリーンは、振動型の篩装置15に代えて、いわゆるロータリスクリーンで構成された篩装置90を搭載している。
図12に示した篩装置90は、所定の間隙を介して回転軸に複数の回転体を取り付けて構成したロータを、所定間隔で複数列設して構成した篩い面91を有している。この篩い面91は、本体フレーム7の長手方向他方側、具体的には排出コンベア30のコンベアベルト38の搬送面に向かって下り傾斜となっている。篩い面91の下方には、本体フレーム7の長手方向一方側、具体的にはサイドコンベア60のコンベアベルト82の搬送面に向かって下り傾斜となるシュート面92が設けられている。
前述した篩装置15では、格子17を通過した所定粒度以下の選別物が排出コンベア30に導かれ、格子17を通過しない所定粒度以上の選別物がサイドコンベア60に導かれた。これとは反対に、本例における篩装置90では、篩い面91の回転体同士の間隙寸法以下のものが篩い面91を通過し所定粒度以下の選別物がシュート面92に案内されてサイドコンベア60に導かれ、篩い面91の回転体同士の間隙寸法以上のものは篩い面91を通過せず所定粒度以上の選別物が篩い面91に案内されて排出コンベア30に導かれる。その他の構成及び動作については、先に図1乃至図11で説明したスクリーンの一構成例とほぼ同様である。
このようにロータリスクリーンである篩装置90を設けたスクリーンにも、本発明のサイドコンベア60は適用可能であり、上記同様の効果を得る。また、ロータリスクリーンで構成した篩装置90に限られず、その他、固定式の篩、ロールスクリーン等を搭載したスクリーンにも、本発明のサイドコンベア60は適用可能である。勿論、篩装置の上部にあおりを設けたスクリーンにも、本発明は適用可能である。これらの場合も、上記と同様の効果を得ることができる。
なお、以上においては、履帯6を有する走行体1を備えた自走式スクリーンに本発明のサイドコンベアを適用した場合を図示説明したが、これに限られず、例えばホイール式の走行手段を有する自走式スクリーンに本発明を適用しても良い。また、自走式スクリーンに限られず、定置式のスクリーンにも本発明のスクリーン用サイドコンベアは適用可能である。さらに、動力装置16の上方に排出コンベア30を通したスクリーンを図示説明したが、排出コンベアが動力装置の下方を通るスクリーンや、動力装置が排出コンベアの上流側にあるスクリーンにも本発明は適用可能である。これらの場合も上記と同様の効果を得ることができる。
本発明のスクリーン用サイドコンベアの一実施形態を備えたスクリーンの一構成例の全体構造を表す右側側面図である。 本発明のスクリーン用サイドコンベアの一実施形態を備えたスクリーンの一構成例の全体構造を表す上面図である。 本発明のスクリーン用サイドコンベアの一実施形態を備えたスクリーンの一構成例の全体構造を表す左側側面図である。 本発明のスクリーン用サイドコンベアの一実施形態を備えたスクリーンの一構成例の全体構造を表す後側正面図である。 本発明のスクリーン用サイドコンベアの一実施形態を備えたスクリーンの一構成例の全体構造を表す前側正面図である。 本発明のスクリーン用サイドコンベアの一実施形態を備えたスクリーンの一構成例に備えられた排出コンベアの詳細構造を表す拡大側面図である。 本発明のスクリーン用サイドコンベアの一実施形態の展開手順を表した動作説明図である。 本発明のスクリーン用サイドコンベアの一実施形態を展開した状態のスクリーンの一構成例の右側側面図である。 本発明のスクリーン用サイドコンベアの一実施形態を展開した状態のスクリーンの一構成例の後側正面図である。 本発明のスクリーン用サイドコンベアの一実施形態の旋回手順を表した動作説明図である。 本発明のスクリーン用サイドコンベアの一実施形態を備えたスクリーンの一構成例をトレーラに積載した状態を表す側面図である。 本発明のスクリーン用サイドコンベアの一実施形態を備えたスクリーンの他の構成例の全体構造を表す右側側面図である。
符号の説明
7 本体フレーム
15 篩装置
30 排出コンベア
59 ベースフレーム
60 サイドコンベア(スクリーン用サイドコンベア)
65 コンベア上流部
66 コンベア下流部
69 油圧シリンダ(駆動装置)
76 油圧シリンダ(駆動装置)
82 コンベアベルト(ベルト)
90 篩装置

Claims (5)

  1. 本体フレームの長手方向一方側に設けた篩装置と、この篩装置の下方位置から前記本体フレームの長手方向他方側に向かって上り傾斜に設けられ前記篩装置により選別される所定粒度以下の選別物を搬送する排出コンベアとを備えたスクリーンの側方に、前記篩装置により選別される所定粒度以上の選別物を搬送するように前記本体フレームに設けられるサイドコンベアにおいて、
    前記篩装置の前記本体フレーム長手方向一方側に設けられ、ベルト幅方向一方側を支点に回動可能なコンベア上流部と、
    このコンベア上流部に対して回動可能に連結されたコンベア下流部と
    を備えており、
    前記コンベア上流部をベルト幅方向一方側を支点として垂直方向に回動させ、さらに前記コンベア下流部を前記コンベア上流部に対して回動させることにより前記スクリーンの機体側部に収容可能である
    ことを特徴とするスクリーン用サイドコンベア。
  2. 前記コンベア上流部は、前記本体フレームの長手方向一方側に設けたベースフレームに対して旋回可能に支持されていることを特徴とする請求項1に記載のスクリーン用サイドコンベア。
  3. 前記コンベア上流部は、前記ベースフレームが前記本体フレームの長手方向にスライドすることにより、収容時や作業時の状況に応じて前記本体フレームの長手方向にスライド可能であることを特徴とする請求項2に記載のスクリーン用サイドコンベア。
  4. 前記コンベア下流部を前記コンベア上流部に対し回動させる駆動装置を備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のスクリーン用サイドコンベア。
  5. 前記コンベア上流部をベルト幅方向一方側を支点に回動させる駆動装置を備えていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のスクリーン用サイドコンベア。
JP2004120556A 2004-04-15 2004-04-15 スクリーン用サイドコンベア Expired - Lifetime JP4295159B2 (ja)

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