JP4289719B2 - 電動車 - Google Patents
電動車 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4289719B2 JP4289719B2 JP12206599A JP12206599A JP4289719B2 JP 4289719 B2 JP4289719 B2 JP 4289719B2 JP 12206599 A JP12206599 A JP 12206599A JP 12206599 A JP12206599 A JP 12206599A JP 4289719 B2 JP4289719 B2 JP 4289719B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speed
- power generation
- generation amount
- weight
- value
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60L—PROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
- B60L7/00—Electrodynamic brake systems for vehicles in general
- B60L7/24—Electrodynamic brake systems for vehicles in general with additional mechanical or electromagnetic braking
- B60L7/26—Controlling the braking effect
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60L—PROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
- B60L7/00—Electrodynamic brake systems for vehicles in general
- B60L7/10—Dynamic electric regenerative braking
- B60L7/18—Controlling the braking effect
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60L—PROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
- B60L2200/00—Type of vehicles
- B60L2200/24—Personal mobility vehicles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60L—PROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
- B60L2200/00—Type of vehicles
- B60L2200/34—Wheel chairs
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60L—PROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
- B60L2250/00—Driver interactions
- B60L2250/24—Driver interactions by lever actuation
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Description
【産業上の利用分野】
本発明は、モータを駆動源として走行する電動車の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種の電動車は、例えば、電動車椅子や電動三輪車等のように、道路を走行する際に歩行者扱いとして最高速度が時速6kmに制限されている。走行中は走行速度をフィードバックしてこの速度範囲の中で指示した速度になるようにモータを制御ていた。
【0003】
この電動車を下り坂で走行した場合、傾斜角度が急になると平坦路での停止距離よりも長くなる、又は、そのままの走行速度では安定して曲がり難くなる等走行上不安定な状態になっていた。特に、最も条件のきつくなる最高速度(時速6km)で走行した場合に、障害物があっても停止距離が平坦路の時よりも長いため停止できずに衝突してしまったり、曲がる際に転倒してしまったりする恐れがあった。
【0004】
この点を考慮して、特開平4−138001号公報では、下り坂の傾斜角度が最高速度で走行しても安全に支障がないかどうかをモータの発電電流量で判断し、発電電流量があらかじめ設定した所定値を超えたときに危険であると判断して、最高速度を制限するようにしていた。
【0005】
しかしながら、前述の発電電流量の所定値は基準体重の人の場合を基にあらかじめ一定の値に決められていたため、基準体重より重い人の場合は基準の下り坂より緩やかな傾斜角度で速度が制限され、軽い人の場合は基準の下り坂よりきつい傾斜角度まで速度が制限されないという状態が生じた。このため、重い人の場合には到達点までの時間が長くなり操縦者にストレスを与え、軽い人の場合には転倒する危険性が高くなっていた。
【0006】
また、下り坂を走行中に危険となる傾斜角度は個人差、例えば、操縦能力により異なるが、従来の電動車にはこれらのことが考慮されておらず使い勝手の悪いものでもあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、操縦者の体重や操作能力に適した状態で安全に且つ時間的ロスを生じることなく走行できる電動車を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する第1の手段は、駆動源としてのモータと、走行速度を指示する速度指示手段と、走行速度を検知する速度検知手段と、前記モータを前記速度指示手段の出力と速度検知手段の出力に基づき指示速度となるように駆動信号と制動信号とで制御する走行速度制御手段と、制動時の前記モータの発電量を検出する発電量検出回路と、前記走行速度に応じた基準の発電量を設定し、前記発電量検出回路で検出された発電量が基準の発電量以上になった時に最高速度を制限する最高速度制限手段と、前記基準の発電量を補正する設定手段とを具備したものである。
【0009】
これにより、基準体重よりも重い場合には、基準の発電量よりも大きく、又、軽い場合には小さく、又、操縦者の操縦能力が高い場合には、基準の発電量よりも大きく、低い場合には小さく基準の発電量を補正することができる。これにより、基準体重以外の人が使用した場合でも、最高速度を制限する下り坂の傾斜角度を常に一定とすることができる。又、最高速度を制限する下り坂の傾斜角度を使用する人の操縦能力等の条件によって変えて設定することができる為、減速することにより時間的ロスが発生するのを防ぎ、操縦者のストレスを減らすことができる。
【0010】
上記構成において、積載重量を検知する積載重量検知手段を設け、前記設定手段は前記積載重量検知手段の出力に基づいて前記基準の発電量を補正する。
【0011】
これにより、発電量から換算された傾斜角度と実際の傾斜角度とに差異が生じても積載重量検知手段からの出力により自動的に補正し、最高速度を制限する下り坂の傾斜角度を一定にすることができる。
【0012】
又、前記走行速度制御手段に接続される入力部を設け、前記設定手段は前記入力部の入力値に基づいて前記基準の発電量を補正する。
【0015】
【実施の形態】
図1乃至図9に本発明の実施の形態を電動三輪車を例に示し、以下、これらの図に基づき説明する。
【0016】
1は電動三輪車で、図1に示すように前車輪2と一対の後車輪3とを有しており、前車輪2とハンドルと4を操舵軸5により連結し、ハンドル4の操作により前車輪2を操舵して走行方向を制御するようになっている。
【0017】
6は前記ハンドル4に設けられた操作部で、後車輪3を駆動するモータ(図示せず)、モータの回転速度(走行速度)を指示するアクセルレバー8、アクセルレバー8により指示し得る最高速度を切り替える最高速度切替スイッチ(図示せず)、電動車1の前進後進を切り替える前後進切替スイッチ(図示せず)、着脱自在なキー(図示せず)により操作されてモータへの給電を制御する電源スイッチ(図示せず)等を有している。
【0018】
10は前記操舵軸5の前方を覆うカバー体で、その前方に篭11を装着し、カバー体10の篭11の下方位置に前方を照射する前照灯装置12を配設している。
【0019】
13は操縦者が座る椅子で、その下方に配置されるカバー14内にモータ、モータの電源となるバッテリ(図示せず)、モータを制御する駆動回路(図示せず)等を内装している。
【0020】
次に、駆動回路を図2に基づき説明する。
【0021】
15は速度指示手段としての速度指示回路で、前記アクセルレバー8の操作、即ち、アクセルレバー8の押し、又は、下げ動作により可変抵抗16の抵抗値が変えられる。この時、可変抵抗16の抵抗値に応じて走行速度を指示する速度指示信号が制御回路17に出力される。
【0022】
18は速度検知手段としての回転数検出回路で、モータ7の回転数を検知し、この回転数により実際の走行速度が算出される。この走行速度は走行速度信号として制御回路17に出力される。制御回路17はこれら走行速度信号と速度指示信号に基づきモータ駆動回路19に駆動信号と制動信号とを出力する。尚、これら、制御回路17及びモータ駆動回路19で走行制御手段を構成する。上述する制御信号は、モータ7を閉回路にして発電制動をかけるためのスイッチング素子19aをONするPWM信号である。又、駆動信号は、モータ7に通電するためのスイッチング素子19bをONするPWM信号である。
【0023】
モータ駆動回路19は前記駆動信号が出力された場合にはモータ7を駆動する一方、制動信号が出力された場合にはモータ7により発電制動し、指示速度で走行するようにしている。この際にモータ7で発生する発電電流量は発電量検知回路、即ち、電流検知回路20で検知され、後述するようにモータ7の発電電流量が基準の発電電流量を超えたときに自動減速制御が行われる。
【0024】
ここで、本実施の形態においては、発電制動時の発電電流量を電流検知回路20で検知するようにしたが、特に、これに限定しなくてもよく、モータ駆動回路19から出力される制動信号のPWM値を発電電流量と定めてもよい。
【0025】
21は制御回路17を介してモータ7の正転逆転を切り替える前後進切替スイッチで、前進接点21a側を閉じるとモータ7を正転させる一方、後進接点21b側を閉じるとモータ7を逆転させる。
【0026】
22は電磁ブレーキ(図示せず)を制御する電磁ブレーキ回路で、電源スイッチ23を開き停車時に、電磁ブレーキへの通電を停止する。この時、電磁ブレーキが働いて後車輪3の回転が阻止される。
【0027】
24はバッテリー25から供給される電圧を所定の電圧に降圧する降圧回路で、電源スイッチ23の接点を閉じることで制御回路17へ電源電圧を供給する。
【0028】
26はバッテリー電圧値を表示する残量表示回路で、バッテリー25の電圧に応じて複数のLED(図示せず)を点灯制御する。
【0029】
27は操作部6に設けられた最高速度切替スイッチで、最高速度を低速(本実施の形態においては時速2km)に設定する低速接点27a、最高速度を中速(本実施の形態においては時速4km)に設定する中速接点27b、最高速度を高速(本実施の形態においては時速6km)に設定する高速接点27cを有する。この最高速度切替スイッチ27の操作に応じて制御回路17に最高速度設定信号を出力するようになっている。また、制御回路17は最高速度切替スイッチ27の操作とアクセルレバー8の操作量に応じた速度で走行させるようになっている。
【0030】
28は操縦者の体重を検知する体重検知手段で、図1に示すように椅子13の下方に設けられている。この体重検知手段28は、本実施の形態においては感圧ゴム29が用いられており、感圧ゴム29の抵抗変化に応じて体重信号を制御回路17に出力する。制御回路17は体重信号に基づき自動的に体重値を算出する。
【0031】
次に、動作について説明する。
【0032】
電源スイッチ23を閉じてアクセルレバー8を押し下げると、速度指示回路15から速度指示信号が制御回路17に出力され、制御回路17はモータ駆動回路19を介してモータ7を駆動させる。この時、前後進切替スイッチ21が前進接点21a側に閉じられていると電動車1は前進し、後進接点21b側に閉じられていると後退する。
【0033】
電動三輪車1のモータ7が回転し始めると、回転数検知回路18によりモータ7の回転数が検知され、走行速度信号が制御回路17に出力される。制御回路17はこれら走行速度信号と前記速度指示信号に基づき駆動信号及び制動信号をモータ駆動回路19に出力する。即ち、走行速度が速度指示速度より遅くなる状態になれば駆動信号が大きくなり、それをモータ駆動回路19に出力させてモータ7を駆動する一方、速くなる状態になれば制動信号が大きくなり、それをモータ駆動回路19に出力させてモータ7により発電制動される。このようにして、電動車1の走行速度が指示速度で走行されるようにしている。
【0034】
この電動三輪車1にて下り坂を走行した場合、モータ駆動回路19に大きな制動信号が出力され、モータ7に発電電流が生じる。この発電電流が基準の発電電流量に達すると危険な傾斜角度であると判断し、後述する自動減速制御が行われ、最高速度が制限される。この際、操縦者の体重によって自動減速制御が行われる実際の傾斜角度と基準の設定傾斜角度とに差異が生じるが、後述する補正値により補正される。
【0035】
ここで、基準の設定傾斜角度とは、最高速度(本発明の実施の形態では高速時の最高速度6Km/h)での走行が危険となる傾斜角度で発生する発電電流量をその走行速度での基準の発電電流量とし、基準体重(ここでは70kg)の人を基に設定している。又、同様に各走行速度に応じて予め所定の値を設定している。
【0036】
次に、基準の発電電流量及び基準の発電電流量を補正する補正値について図3乃至図5に基づき説明する。
【0037】
図3は横軸に操縦者の体重値Aを、縦軸に基準の発電電流量を補正する後述する補正値Bを取り、基準体重70kgの場合を1として各体重毎に補正値Bを決定したものであり、例えば体重値Aが80kgの場合は補正値Bは1.05となる。
【0038】
次に、フローチャートに基づき説明する。
【0039】
ステップS1において電源スイッチ23が閉じているかどうかを判断し、閉じている場合にはステップS2に移行する。
【0040】
ステップS2にて操縦者の体重値Aが体重検知手段28の出力信号に基づき算出され、ステップS3において体重値Aの時の補正値B(例えば、80kgの人の場合には約1.05)が、図3に示すグラフから算出される。
【0041】
ステップS4においては基準の発電電流量D(基準体重70kgの人の場合の基準となる発電電流量)が走行速度に応じて算出される。
【0042】
そして、ステップS5において基準の発電電流量Dに補正値Bを掛けて補正し、この値を補正した基準の発電電流量D1として算出する。
【0043】
ステップS6において走行中の現在の発電電流量が補正した基準の発電電流量D1を超えているかどうかを判断し、超えている場合には下り坂自動減速制御Eに移行する。一方、超えない場合にはステップS7において通常走行がおこなわれる。
【0044】
次に、上述したフローチャートの下り坂自動減速制御E、即ち、自動減速制御について説明する。
【0045】
ステップS8において、この状態が一定時間以上(本実施の形態では0.5秒間以上)継続しているかどうかを判断する。
【0046】
一定時間以上継続していれば、ステップS9において最高速度切替スイッチ27が高速接点27cに接続されているか否かを判断する。高速接点27cに接続されていれば、最高速度で走行した場合に危険な傾斜角度であると判断し、ステップS10において、最高速度切替スイッチ27が高速接点27cに接続されているにもかかわらず、最高速度を中速に設定する。これにより、走行速度を制限して安全に走行できるようにしている。
【0047】
ステップS8乃至ステップS9においてNOと判断されたならば、危険な下り坂ではないと判断してステップS12の通常走行が行われステップS4に戻る。
【0048】
上記の構成にすることで、最高速度を制限する下り坂の傾斜角度が基準の発電電流量Dから換算された値と実際の傾斜角度とに差異が生じても体重検知手段28からの出力により自動的に補正できるので、自動減速制御が危険な傾斜角度より小さい下り坂で働いたり、自動減速制御が危険な傾斜角より大きな傾斜角度の下り坂で働くことを是正できる。これにより、自動減速制御が危険な傾斜角度より小さい下り坂で働くことで時間的ロスが生じたり、自動減速制御が危険な傾斜角度になっても働かず、転倒する恐れや停止距離が伸びて障害物に衝突する恐れが大きくなることを防止でき、安全に且つストレスを感じることなく走行できる。
【0049】
また、自動的に補正値が決定されるので、補正のための操作が必要なく使い勝手が良くなる。
【0050】
上記実施の形態では高速で走行時に高速を中速とする自動減速制御を行ったが、中速を低速にする自動減速制御を行ってもよく、高速から中速にする自動減速制御を行った後に中速から低速する自動減速制御を行うというように段階的に自動減速制御を行ってもよい。
【0051】
また、最高速度を高速から中速にする自動減速制御ではなく、高速から任意の速度に減速する自動減速制御を行うようにしてもよい。
【0052】
また、操縦者の体重を計測するように体重検知手段28を設るのではなく、後輪側のダンパー近傍等に積載重量を検知する積載重量検知手段を設け、積載重量検知手段からの出力に基づき上述の補正値が算出されるようにしてもよい。
【0053】
次に、他の実施の形態について図6及び図7に基づき説明する。尚、図2の実施の形態で体重検知手段28からの出力を基に体重値Aが設定され、この体重値Aにより補正値Bが決定されする代わりに、この実施の形態ではキー入力された体重値により補正値Bを決定できるようにすると共に、モード値をキー入力することで更に補正値Bを補正できるようにしたものである。
【0054】
30は制御回路17に接続されたキー入力部で、テンキー31と、体重値を表示する体重表示部32と、モード値を表示するモード表示部33とを有し、キー入力により体重値およびモード値を入力可能となっている。
【0055】
テンキー31は0から9のキー31aとアステリスクキー31bとシャープキー31cとからなっており、シャープキー31cにより前記体重値の入力とモード値の入力とを切り替えるようになっている。
【0056】
体重値は正数で入力(ここでは60kgが入力されている)され、モード値は1、2、3のいづれかが入力されるようになっており、これらの入力値はアステリスクキー31bを押すことで制御回路17に出力されるようになっている。
【0057】
図7は横軸に体重値Aを縦軸に補正値Bを取り、前記モード値の各値に対して体重値Aと補正値Bとの相関関係を示したものであり、破線はモード1の場合を、実線はモード2の場合を、一点鎖線はモード3の場合を示したものである。これらのモードは、モード2を基準(上述の実施の形態と同じで図3の実線と同じ)として、同一体重値において、モード1は補正値Bが0.03大きくなるように補正する一方、モード3は補正値Bが0.03小さくなるように補正したものである。
【0058】
次に、補正値Bの算出について説明する。
【0059】
モード値2が入力された場合、図7中の実線に基づき補正値Bが算出される。体重値Aの入力が60kgの時は補正値Bは0.95となる。
【0060】
また、モード3が入力された場合には図7の一点鎖線に基づき補正値Bが算出される。前記モード2の場合と同じ体重値60kgが入力された時は補正値Bは0.92に設定され、モード2の場合に比べ0.03小さな値となる。これにより、基準の発電電流量は3パーセント小さな値に補正され、自動減速制御が行われる傾斜角度はモード2に比べ小さくなる。したがって、基準となるモード2に比べ傾斜角度が小さい状態でも自動減速制御が行われるようになり、余裕を持った状態での走行が可能となるので、高齢の人や操縦能力が低いと思っている人に適した走行ができるようになる。
【0061】
一方、モード1が入力された場合には図7の破線に基づき補正値Bが算出される。前記モード2やモード3の場合と同じ体重値60kgが入力された時は補正値Bは0.98に設定され、モード2の場合に比べ0.03大きな値となる。これにより、基準の発電電流量は3パーセント大きな値に補正され、自動減速制御が行われる傾斜角度はモード2に比べ大きくなる。これにより、モード2において自動減速制御される傾斜角度に達しても自動減速制御は行われなくなり、転倒や衝突の恐れが大きくなる代わりにより早く目的地に到達することができる。これは、年齢の若い人や操縦が上手い人など危険を回避する能力の高い人に適した走行となる。
【0062】
次に、体重の入力値Aを実際の体重より重く入力したり軽く入力したりして、補正値Bを補正する方法について説明する。尚、ここでは基準となるモード2が入力されているとして説明する。
【0063】
操縦者の体重70kgに対して体重値Aに60kgを入力した場合には補正値は0.95となり、0.05小さな値となる。この場合、基準の発電電流量は操縦者の体重に基づく値に比べ小さくなり、自動減速制御が働く傾斜角度は小さくなる。これにより、モード3の場合と同様に危険となる傾斜角度より小さい下り坂でも自動減速制御が行われるようになり、余裕を持った状態での走行が可能となるので、高齢の人や操縦能力が低いと思っている人に適した走行になる。
【0064】
一方、操縦者の体重が70kgに対して体重値Aに80kgを入力した場合には補正値は1.05となり、0.05大きな値となる。この場合、基準の発電電流量は操縦者の体重に基づく値に比べ大きくなり、自動減速制御が働く傾斜角度は大きくなる。これにより、モード1の場合と同様に危険となる傾斜角度に達しても自動減速制御が行われないので、転倒や衝突の恐れが大きくなる代わりにより早く目的地に到達することができ、年齢の若い人や操縦が上手い人など危険を回避する能力の高い人に適した走行となる。
【0065】
上述の補正値は、体重値Aに60kgより更に小さい50kgを入力した場合には、補正値は0.91となり、60kgを入力した場合に比べ更に0.04小さな値となり、体重値Aに80kgより更に大きな90kgを入力した場合には、補正値は1.09となり、80kgを入力した場合に比べ更に0.04大きな値となる。従って、操縦者の体重を目安として入力する体重値Aを変えることで補正値Bを適宜変えることができるので、操縦者の体重を目安として操縦する人の個々の特質により適するようにできる。
【0066】
尚、図7に示す他の実施の形態において体重値の入力に当たって、体重検知手段28から検知された体重値を表示し、この値をモード値の切替によって変更するようにしてもよい。このようにすることで、操縦者の実際の体重を入力しておけばモードを変更することで自動的に基準の発電電流量を設定することができるので、設定操作が繁雑となることなく使い勝手のよいものとなる。
【0067】
また、体重値を入力して基準の発電電流量を補正する代わりに、体重値と相関する値を入力して基準の発電電流量を補正するようにしてもよい。
【0068】
【発明の効果】
本発明の請求項1によれば、最高速度の制限を行う傾斜角度が発電量から換算された値と実際の傾斜角度とに差異が生じても設定手段により補正できるので、最高速度を制限する傾斜角度を常に一定として、時間的ロスや転倒等の危険が生じることなく安全に走行できる。また、最高速度を制限する下り坂の傾斜角度を年齢や操縦能力等の条件によって変えて設定することもできるので、使用者に適した状態で快適に走行できる。
【0069】
本発明の請求項2によれば、発電量から換算された傾斜角度と実際の傾斜角度とに差異が生じても積載重量検知手段からの出力により自動的に補正し、最高速度を制限する下り坂の傾斜角度を一定にすることができるので、時間的ロスや転倒等の危険が生じることなく安全に走行できると共に、補正のための操作が必要なく使い勝手が良くなる。
【0070】
本発明の請求項3によれば、基準の発電量を入力値により任意に補正できるので、操縦者の体重や年齢や操作能力に合った状態に容易に補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す電動車の外観図である。
【図2】同電動車の制御回路のブロック図である。
【図3】同電動車の補正値と操縦者の体重との関係を示す図である。
【図4】同電動車の基準の発電電流量を補正するフローチャートである。
【図5】同電動車の下り坂自動減速制御のフローチャートである。
【図6】他の実施の形態を示す電動車のキー入力部の平面図である。
【図7】同電動車の補正値と体重値との関係を各モード毎に示したグラフである。
【符号の説明】
7 モータ
15 速度指示回路(速度指示手段)
18 回転数検知回路(速度検知手段)
20 電流検出回路(発電量検知回路)
28 体重検知手段(積載重量検知手段)
31 キー入力部(入力部)
A 体重値
B 補正値
D 基準の発電電流量
Claims (3)
- 駆動源としてのモータと、走行速度を指示する速度指示手段と、走行速度を検知する速度検知手段と、前記モータを前記速度指示手段の出力と速度検知手段の出力に基づき指示速度となるように駆動信号と制動信号とで制御する走行速度制御手段と、制動時の前記モータの発電量を検出する発電量検出回路と、前記走行速度に応じた基準の発電量を設定し、前記発電量検出回路で検出された発電量が基準の発電量以上になった時に最高速度を制限する最高速度制限手段と、前記基準の発電量を補正する設定手段とを具備した電動車。
- 積載重量を検知する積載重量検知手段を設け、前記設定手段は前記積載重量検知手段の出力に基づいて前記基準の発電量を補正することを特徴とする請求項1に記載の電動車。
- 前記走行速度制御手段に接続される入力部を設け、前記設定手段は前記入力部の入力値に基づいて前記基準の発電量を補正することを特徴とする請求項1に記載の電動車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12206599A JP4289719B2 (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | 電動車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12206599A JP4289719B2 (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | 電動車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000316203A JP2000316203A (ja) | 2000-11-14 |
JP4289719B2 true JP4289719B2 (ja) | 2009-07-01 |
Family
ID=14826771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12206599A Expired - Fee Related JP4289719B2 (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | 電動車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4289719B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4593936B2 (ja) * | 2004-01-29 | 2010-12-08 | 株式会社カワデン | 電動バルブ |
JP7336876B2 (ja) * | 2019-05-21 | 2023-09-01 | 本田技研工業株式会社 | 電動車両 |
-
1999
- 1999-04-28 JP JP12206599A patent/JP4289719B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000316203A (ja) | 2000-11-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2749446B1 (en) | Regenerative brake control device | |
JP2014064620A (ja) | 電動車椅子 | |
JP4289719B2 (ja) | 電動車 | |
JP2003235114A (ja) | 電気車両の制御装置 | |
KR101739275B1 (ko) | 전동식 이동장치 | |
JP4814065B2 (ja) | 電動車両の制御装置 | |
JP2002186105A (ja) | 電気車両の回生制動制御装置 | |
JP6422169B2 (ja) | 走行制御装置および産業車両 | |
JP6575417B2 (ja) | 車両用走行モータの制御装置 | |
JP4200739B2 (ja) | 電気式産業車両の走行制御装置 | |
JP2003164492A (ja) | 電動車椅子 | |
JP6569579B2 (ja) | 車両用走行モータの制御装置 | |
EP0889796B1 (en) | Control arrangement | |
JP6544282B2 (ja) | 車両用走行モータの制御装置 | |
JP2001139294A (ja) | フォークリフトの制御装置 | |
JPH089508A (ja) | バッテリ式車両の走行制御装置 | |
JP2002271916A (ja) | 車両用モータ駆動制御方法 | |
JP2001245402A (ja) | 電動車 | |
JP7430974B2 (ja) | 減速制御装置、当該装置を備えた産業車両、減速制御方法および減速制御プログラム | |
JP2000166025A (ja) | 電動車 | |
JP2001025101A (ja) | 電動車の安全制御装置 | |
WO2022264879A1 (ja) | 自動二輪車の制御装置 | |
JPH0787622A (ja) | バッテリ車の走行制御装置 | |
JP2023078790A (ja) | 電動アシスト車の制御装置及び電動アシスト車 | |
JP2022159951A (ja) | 車両の制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20051226 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060405 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081222 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090205 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090303 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090331 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130410 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140410 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |