JP4289596B2 - 錠前用サムターン装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、錠前用サムターン装置に関し、特に扉の左右勝手違いに対応して使用することができる錠前用サムターン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、錠前に於いて、錠前を構成する主たる部材(例えばラッチ)の傾斜方向を変更して左右勝手の変更を行うことができる考え方が示唆されている(特開平2001−288938号公報)。この公報に記載のアイデアは、錠前を構成する錠箱のフロントなどを取り外すことなく、フロントから突出したラッチを錠箱内装の補助バネのバネ力に抗して軸方向外側に引き、フロントの開口部に形成して係合部との係合関係でラッチの向きを変え、左右勝手の変更をするものであるから、比較的簡単な作業により左右勝手を実現することができる。
【0003】
ところで、錠前用サムターン装置に関しても、同一の装置を「ある部材(例えばサムターン)を操作したり」或いは「ある部材(例えばストッパー)の取付け位置を変えたり」して扉の勝手違いに対応して使用することができれば非常に便利である。
【0004】
しかしながら、現在、錠前用サムターン装置に於いて、簡単な操作により、扉の「左勝手」又は「右勝手」のいずれにも使用することができ、また、施錠も極めて簡単にできる錠前用サムターン装置が出現していない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、以上のような従来技術に鑑み、第1の目的は、固定部材としてのサムターン取付け筒に形成した選択取付け孔に対するストッパーピンの取付け位置を変えることにより、簡単にサムターンとしての筒状操作体の回転方向を変えることができる錠前用サムターン装置を提供することである。これにより扉の開き勝手(左勝手又は右勝手)に対応して同一構造のサムターン装置をそのまま使用することができる。
【0006】
第2の目的は、ダイヤル錠のように、筒状操作体を指で一方向へ回転操作するだけで極めて簡単に該筒状操作体を施錠状態にすることができることである。第3の目的は、サムターン装置を合鍵或いは可動ロック片の係合を解除するための係合解除具を操作しない限り、容易に解錠状態にすることができないことである。特に、ガラスを有する扉に錠前が取付けられている場合に於いて、侵入者によってガラスを割られた場合であっても、筒状操作体を解錠方向へ容易に回すことができないことである。これによって、外部からの不正な解錠を防止することができる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の錠前用サムターン装置は、錠前用サムターン装置は、扉に固定され、かつ中空胴部に可動ロック片用ストッパー部、該中空胴部の周方向に所定間隔離間する左右のストッパーピン用選択取付け孔、同じく該中空胴部の周方向に形成された案内長孔をそれぞれ有するサムターン取付け筒と、このサムターン取付け筒に回転自在に外嵌合するサムターンとしての筒状操作体と、この筒状操作体と協働するように該筒状操作体の内壁面の案内溝に組み込まれ、かつ付勢バネにより前記ストッパー部と係合する方向へ常時付勢された1又は2の可動ロック片と、前記サムターン取付け筒に回転自在に内装されていると共に、前記案内長孔を貫通して前記筒状操作体の周方向に所定間隔離間する左右の第1押圧面又は第2押圧面と当接可能な可動ピンを有する前記筒状操作体を施錠状態にするための回転体とから成り、扉の左右勝手に対応して前記左右のストッパーピン用選択取付け孔に対する前記ストッパーピンの取付け位置を変えると、扉が左勝手の場合には、前記回転体は前記可動ピンを介して前記筒状操作体の第1押圧面に押し回されて所定位置へと回転した後、前記可動ロック片が前記ストッパー部の一側面に係合して前記筒状操作体を施錠状態とし、一方、扉が右勝手の場合には、前記筒状操作体の回転方向が逆となり、前記回転体は前記可動ピンを介して前記筒状操作体の第2押圧面に押し回されて所定位置へと回転した後、前記可動ロック片が前記ストッパー部の他側面に係合して前記筒状操作体を施錠状態とすることを特徴とする。
【0008】
付言すると、サムターン(摘み)としての筒状操作体を回転した際、所定の位置にて該筒状操作体の第1当り面又は第2当り面が選択取付け孔に取り外し可能に取付けたストッパーピンに当ることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1乃至図25は、本発明の第1実施例を示す各説明図である。まず、図1乃至図15は扉の左勝手の場合にサムターン装置Xを扉1の自由端部に取付けたことを前提としている。まず図1を参照に扉の開き勝手について簡単に説明する。一般に戸枠aの縦枠に取付けられた蝶番bの軸が扉1の開く側から見て左側に見える場合が「左勝手」と言われている。
【0010】
次に図2を参照に本発明の環境部材を説明する。なお、図2は本発明の技術的思想を説明するための概略説明図であるから、扉の厚さ寸法、扉に対する錠前を構成する各部材の取付け位置等は設計図面通りではない。また、本発明の特定要件に関係のない部分や部材は簡略ないし省略してある。
【0011】
さて、Xは住宅、施設、事務所、管理室等の出入り口(非常口も含む)の扉1に取付けられた錠前である。本発明の錠前用サムターン装置2は屋内側3の扉面1aに突出状態に取付けられる。したがって、4は屋外、5は屋外側の扉面1bに突出状態に取付けられ、かつ、内部に複数個のピンタンブラーを有するシリンダー錠6を内蔵したシリンダー取付け筒である。
【0012】
7は扉1の自由端部に埋め込まれた錠箱、8は錠箱7に受け座を介して所定量回転自在に設けられた駆動カム(当業者用語では「ダルマ」)、9は駆動カム8の駆動力により出没する施錠片(当業者用語では「デッドボルト」)である。デッドボルト9は、図示しない戸枠側のストライクに係脱する。
【0013】
本発明の錠前用サムターン装置2は、後述するサンターン取付け筒にシリンダー錠を内蔵しているが、普通一般に室内(サムターン)側のシリンダー錠の駆動軸と屋外側のシリンダー錠6のそれとは同軸に位置し、いずれか一方を回転させると、デッドボルト9は錠箱7のフロントを基準にして出没する。
【0014】
すなわち、内外のシリンダー錠の駆動軸は、互いに連動するように機械的に連結されており、いずれか一方の鍵K,K1を操作すると、駆動カム8が回転し、その係合駆動腕によりデッドボルト9が出没(施・解錠)する。
【0015】
次に本発明の錠前用サムターン装置2を構成する主要部材について説明する。11は一端部側が扉1の内壁面1aから突出し、一方、他端部が錠箱7の幅広側壁に形成した嵌合孔に嵌合するように扉1に固定されたサムターン取付け筒である。この固定部材としてのサムターン取付け筒11は、図3(説明の便宜上、先端部側かつ底面側から見た斜視図)及び図4(説明の便宜上、後端部側かつ平面側から見た斜視図:図3のサムターン取付け筒11を手前側に引っ繰り返した斜視図)で示すように、長筒状の中空胴部12と、この中空胴部12の先端部側の開口を一部塞ぐ環状部13とから成る。
【0016】
しかして、14,14は中空胴部12の後端部外周壁の一部に対称的に突設された嵌合突起で、これらの嵌合突起14,14は、前述した錠箱7の嵌合孔に嵌合する。15は前記嵌合突起14の一つ、又は中空胴部12の後端部外周壁の一部に小突起状に設けられたストッパー部で、このストッパー部15は、扉1の開き勝手が「左勝手」又は「右勝手」の場合に於いて、後述する可動ロック片31,31Aのいずれかを介してサムターンシリンダー錠35並びに回転体36の解錠方向への回転を阻止する。
【0017】
16はストッパー部15を基準にして中空胴部12の後端部外周壁の一部に形成された案内長孔で、この案内長孔16は、本実施例では扉1に対する取付け状態に於いて、中空胴部12の底面側に形成されている。
図3はサムターン取付け筒11の説明の便宜上、先端部側かつ底面側から見た斜視図であるが、この図3から明らかなように、案内長孔16は嵌合突起14の内壁面の略中央部に突起状に形成されたストッパー部15の前方直下に位置するように中空胴部12の周方向に弧状に形成されている。
【0018】
17a,17bは案内長孔と同様に中空胴部12の後端部外周壁の一部に形成されたストッパーピン用選択取付け孔である。これらの選択取付け孔17a,17bは、本実施例では中空胴部12の前記案内長孔16が形成されたその周方向線上に所定間隔を有して合計2個形成されている。ここでは図4を基準にすると、上方の嵌合突起14付近に形成された一つの選択取付け孔17a(図4では右側、図12では左側)を、説明の便宜上第1選択取付け孔、一方、第1選択取付け孔と対をなす他方の選択取付け孔17b(図4では左側、図12では右側)を第2選択取付け孔と称する。
【0019】
18は扉1の開き勝手に対応して前記第1・第2選択取付け孔17a,17bに選択的に差し込まれるストッパーピンである。このストッパーピン(例えばオネジ)18を第1・第2選択取付け孔(例えばメネジ)17a,17bのいずれかにそれぞれ差し替えると、後述する筒状操作体の施錠方向が逆となる。本実施例では、図1で示すように扉が左勝手の場合には、第1選択取付け孔17aにストッパーピン18を螺着する。したがって、ストッパーピン18を第1選択取付け孔17aから第2選択取付け孔17bへと差し替えると、筒状操作体の施錠方向が逆となる。この点については、扉の右勝手の場合として図16乃至図25を参照に後述する。
【0020】
19はサムターン取付け筒11の中空胴部12の後端部内周壁にリング状に形成された弾性止め具用係止溝である。
【0021】
次に21はサムターン取付け筒11に外嵌合する筒状操作体で、この筒状操作体21は、図5及び図6で示すようにサムターン取付け筒11の中空胴部12に回転可能に装着される筒状制御部22と、この筒状制御部22の外端部外周壁の一部に対称的に突設された複数個の山形状指掛け操作部23とから成る。
【0022】
しかして、24は前記筒状制御部22の内端部の外周壁に周方向に沿って一部形成された第1制御係合部(例えば長孔、切欠部など)で、この第1制御係合部24は、図5図(サムターン取付け筒11の底部の方を上方に示した説明図)を基準にすると、上方に見え、後述する可動ピン39用の第1押圧面24aと、この第1押圧面24aと対向する他方の切欠端面(第2押圧面)24bと、第1押圧面24aと切欠端面24bの間の弧状切欠端面24cとをそれぞれ有している。
【0023】
一方、25は同じく前記筒状制御部22の内端部の外周壁に周方向に沿って一部形成された第2制御係合部(例えば長孔、切欠部など)で、この第2制御係合部25は、図6(サムターン取付け筒11の上部の方を上方に示した説明図)を基準にすると、上方に見え(図5では下方に位置する仮想線の部分)、前述したストッパーピン18と係合可能な第1当り面25aと、ストッパーピン18を前述した第2選択取付け孔17bに差し替えた場合に該ストッパーピン18に当接する第2当り面25bとを有する。
【0024】
さらに筒状操作体21は、内端部の内周壁に可動ロック片31の形状に適合する複数個の案内溝26,26を有する。これらの案内溝26,26は、図6で示すように、例えば周方向に一部形成された第1遊嵌合溝26aと、この第1遊嵌合溝26aと直交する第2嵌合溝26bとから成り、本実施例では左右一対の可動ロック片31をサムターン取付け筒11のストッパー部15に対して係脱する方向にそれぞれ案内する。なお、前記各第2嵌合溝26bは、可動ロック片31の係合爪部が突出するようにそれぞれ内端面まで至っている。
【0025】
31,31Aは左右に対称的に設けられた可動ロック片である。各可動ロック片31,31Aは、前述したように左右の案内溝26,26にそれぞれスライド自在に遊嵌合する。本実施例では、各可動ロック片31は、筒状操作体21と協働するように該筒状操作体の内壁面の案内溝26,26にそれぞれに組み込まれ、かつ、付勢バネ34によりサムターン取付け筒11のストッパー部15と係合する方向へそれぞれ常時付勢されている。
【0026】
換言すれば、図7で示すように所定間隔を有して左右に対向する第1可動ロック片31と第2可動ロック片31Aは、サムターン取付け筒11の中空胴部12の外壁面にそれぞれ添設状態に設けられ、かつ、筒状操作体21の筒状制御部22の案内溝26,26に係脱方向(回転体の駆動軸40の軸方向)にスライド自在に組み込まれている。
【0027】
このようにサムターン取付け筒11と筒状操作体21との間に対称的に配設された一対の可動ロック片31,31Aは、同一形状なので、説明の便宜上、一方の可動ロック片31の構成のみを説明し、他方の可動ロック片31Aのそれについては同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0028】
しかして、可動ロック片31は、図7で示すように案内溝26の第1遊嵌合溝26aに遊嵌合するやや弧状の第1嵌合指部32と、この嵌合指部32に直交状態に連設しかつ案内溝26の第2嵌合溝26bに嵌合する人差し指状の第2嵌合指部33とから成り、前記第2嵌合指部33の外端部には、サムターン取付け筒11のストッパー部15と係脱する刃先状の係合爪部33aが形成されている。
【0029】
34,34は可動ロック片31,31Aをそれぞれ一方向(係合方向)に常時付勢する付勢バネ(例えばコイルバネ)で、これらの付勢バネ34,34は、筒状操作体21の案内溝26,26に適宜収納されている。
【0030】
次にサムターン取付け筒11に内装されたサムターンシリンダー錠35並びに回転体36について説明する。錠前用サムターン装置2の筒状操作体21はもっぱら錠前Xを施錠するために、一方、合鍵K1はもっぱら錠前Xを解錠するために用いられている。
【0031】
したがって、本実施例では解錠用合鍵K1との関係で、サムターン取付け筒11にはサムターンシリンダー錠35が組み込まれている。これにより、錠前用サムターン装置2は、用途如何を問わず、両面シリンダーの錠前として用いることができる。
【0032】
さて、サムターンシリンダー錠35は、解錠用合鍵K1のステム部を挿入するための挿入溝、ピンタンブラー等を有し、外側のシリンダー錠6と特段異なる点は存在しない。したがって、その詳細な説明は割愛する。
【0033】
図2で示すように円柱状回転体36は、サムターン取付け筒11の後端部側に内装されている。この回転体36は、図5で示すように、内端部の端面中央部に軸方向に向かってマイナス状の係合溝37を有する。この係合溝37には図示しないシリンダー錠6の回転軸或いはクラッチ機構を構成する部材が係合する。また回転体36は、外周壁の一部に取付け孔としてのメネジ38を有している。
【0034】
しかして、前記メネジ38にはサムターン取付け筒11の案内長孔16から突出し、かつ、筒状操作体21の第1制御係合部24内に至る可動ロック片係合解除用可動ピン39が取り外し可能に螺合している。そして、図6で示すように回転体36の外端面の中央部には駆動軸40が設けられている。回転体36は、サムターン取付け筒11から外れないように前述した係止溝19に係合する弾性止め具41(例えばC型リング)にその外端面が支持される。
【0035】
次に図8乃至図15を参照にして扉の左勝手の場合における本発明の作用について説明する。図8は錠前Xの解錠時における筒状操作体21の指掛け操作部23の位置を示す。また図9は、錠前Xが解錠状態(本実施例では一方の可動ロック片31がストッパー部15の一側面15aから係合解除された状態)から施錠状態(可動ロック片31がストッパー部15の一側面15aに係止された状態)になる場合を示す。
【0036】
ところで、本実施例では、解錠状態の時、(イ)筒状操作体21の山形状指掛け操作部23は、図11の左図で示すように略上下に位置し、(ロ)またサムターン取付け筒11の第1選択取付け孔17aに差し込まれたストッパーピン18は、図12の左図で示すように筒状操作体21の第1当り面25aから離れ、(ハ)可動ロック片係合解除用可動ピン39は、図13の左図で示すようにサムターン取付け筒11のストッパー部15の一側面15aから離れて案内長孔16の一方側の切欠端面16a或いは筒状操作体21の第1押圧端面24aに当接し、(ニ)筒状操作体21の一方の第1押圧端面24aは、図14の左図で示すように前記案内長孔16の一方側の切欠端面16aと半径方向にて略一致し、(ホ)可動ロック片31は、可動ピン39の位置に関連付けられているため、図9で示すようにその第1嵌合指部32の周方向縁辺が押されることにより、付勢バネ34のバネ力に抗して筒状操作体21内へと後退している。(ヘ)この時、合鍵K1はサムターンシリンダー錠35に差し込まれているが、錠前Xが解錠状態であるため、自由に抜き取ることができる。
【0037】
そこで、上記解錠状態から施錠状態にする場合には、(a)筒状操作体21の指掛け操作部23に指を掛け、そのまま図8の矢印方向へ略90度回す。なお、筒状操作体21の回転角度に関しては多少余裕がある。この時合鍵K1を使用せず、筒状操作体21を指で回して施錠状態にする。これにより施錠時、筒状操作体21の山形状指掛け操作部23は、図11の右図で示すように左右に位置し、(b)サムターン取付け筒11のストッパーピン18には、図12の右図で示すように筒状操作体21の第1当り面25aが当接し、(c)可動ロック片係合解除用可動ピン39は、筒状操作体21の回転角度に余裕があるため、図13の右図で示すようにサムターン取付け筒11のストッパー部15の一側面15aを超えて右側へと移動して案内長孔16の他側の切欠端面16bに当接ないし当接可能な状態となり、(d)筒状操作体21の一方の第1押圧端面24aは、図14の右図で示すように前記案内長孔16の一方側の切欠端面16aから離れる反面、他方側の他方側の切欠端面16bに接近して可動ピン39を挟むように対向し、(e)可動ロック片31は、図9の仮想線で示すように、可動ピン39がその第1嵌合指部32の周方向縁辺から離れることにより、付勢バネ34のバネ力により筒状操作体21から突出し、その係合爪部33aがサムターン取付け筒11のストッパー部15の一側面15aに係止される。
【0038】
なお、本実施例では、可動ロック片31は可動ピン39の位置に関連付けられているため、施錠時に筒状操作体21を多少逆方向に戻す必要がある。この点も考慮し、本実施例では可動ピン39の第1嵌合指部33の端部は傾斜状に形成され、この傾斜状のカム面32aに可動ピン39が摺接可能である。
【0039】
したがって、扉1の左勝手の場合に於いて、図15で示すようにサムターン装置2の筒状操作体21を反時計方向に回転すると、デッドボルト9は駆動カム8を介して右側に突出する。
【0040】
一方、図10は、施錠状態から解錠状態にする場合を示す。つまり、可動ロック片31がストッパー部15の一側面15aに係止された状態からその係合が解除される場合である。施錠状態の時、筒状操作体21を反対の方向に回そうとしても、可動ロック片31の係合爪部33aがサムターン取付け筒11のストッパー部15の一側面15aに係合していることから、回すことができない。本実施例では、回転体36を回すための合鍵K1が必要である。
【0041】
そこで、サムターンシリンダー錠35に合鍵K1を差し込み、合鍵K1を当然解錠方向へと回す訳であるが、ここで合鍵K1の操作により回転体36が回り始めると、回転体36と一体の可動ピン39が可動ロック片31の傾斜状のカム面32aを押し付けながら次第に第1嵌合指部32の周方向縁辺に至る。
【0042】
その結果、可動ロック片31は案内溝26に案内されながら、かつ、付勢バネ34のバネ力に抗して後退する。可動ロック片31が筒状操作体21の内部へと後退すると、その係合爪部33aはストッパー部15から離れる(係合解除)。そこで、そのまま合鍵K1を回すと、可動ピン39が筒状操作体21の第1押圧面24aを押し戻すことになるので、筒状操作体21は前述した解錠位置へと回転する。
【0043】
このように、本実施例では、施錠の際には指で筒状操作体21を施錠方向へ回転操作すると、可動ロック片31は所定の位置にて案内溝26に案内されながら付勢バネ34のバネ力により突出してストッパー部15の一側面15aに係合する。そのため該筒状操作体21は解錠方向への回転が阻止される。一方、解錠の際には、前記解錠用合鍵K1の操作による可動ピンの周方向への移動に伴い可動ロック片31は付勢バネ34のバネ力に抗して係合解除の方向へ後退する。
【0044】
次に図16乃至図25は、扉の右勝手の場合に於いて、上述したサムターン装置Xを扉1の自由端部に取付ける或いは取付けた時である。扉の左勝手については前述したが、図16で示すように、戸枠aの縦枠に取付けられた蝶番bの軸が扉1の開く側から見て右側に見える場合が「右勝手」と言われている。本発明の実施例は、サムターン取付け筒11に形成した選択取付け孔17a,17bに対するストッパーピン18の取付け位置を変えることにより、簡単に施錠方向を変えることができる。
【0045】
換言すれば、図17及び図18で示すように他の部材を交換することなく、ストッパーピン18のみを第1選択取付け孔17aから第2選択取付け孔17bへと差し替えると、筒状操作体21を逆方向へ所定量回すことが可能となる。この場合筒状操作体21の回転方向が変換するので、本実施例では他方の可動ロック31Aを使用することにし、図19及図20で示すように、他方の可動ロック31Aがトスッパー部15の他側面15bに係脱する。
【0046】
しかして、図21で示すように筒状操作体21を指で操作して他方向(矢印で示す時計方向)へ回転すると、図22で示すように第1選択取付け孔17a付近に位置する筒状操作体21の第2当り面25bは、ストッパーピン18の方へ接近して行く。
【0047】
一方、図23で示すように、回転体の可動ピン39は筒状操作体21の第2押圧面24bに押し回されて施錠位置へと回転する(39は右側から左側へと移動)。これにより所定の位置にて筒状操作体21の第2当り面25bがストッパーピン18に当り、また可動ロック片31Aはストッパー部15の他側面15bに係合可能な状態になる。具体的な作動態様は、前述した左勝手の場合と同じなので重複説明は割愛するが、理解を深める意味合いで、図19乃至図25を示す。
【0048】
図19は図9と同様の説明図であり、錠前Xが解錠状態(本実施例では他方の可動ロック片31Aがストッパー部15の他側面15bから係合解除された状態)から施錠状態(可動ロック片31Aがストッパー部15の他側面15bに係止された状態)になる場合を示す。解錠状態の時における各部材の態様は、前述した(イ)〜(ヘ)と同様である。
【0049】
一方、図20は解錠状態から施錠状態になる場合の説明図である。この時の作動態様も前述した(a)〜(e)と同様である。図23は図13と同様の説明である。底面図から見ると、可動ピン39は案内長孔16の他方の切欠端面16bに位置し、図13と比較すると反対側に位置していることが判る。したがって、筒状操作体21を同図の左図矢印方向に回転すると、可動ピン39は筒状操作体21の第2押圧端面24bに押されて案内長孔16内を移動し、その結果、同図の右図に示す左側に移動する。
【0050】
そこで、図23の右図に於いて、筒状操作体21の回転を前記左図矢印方向とは反対方向に多少戻すと、第2可動ロック片31Aが可動ピン39から多少離れるので、第2可動ロック片31Aは付勢バネ34のバネ力により突出し、ストッパー部15の他側面15bに係合する(なお、前述したように本実施例では、可動ロック片31Aも可動ピン39の位置に関連付けられているため、施錠時に筒状操作体21を多少逆方向に戻す必要がある)。
【0051】
図24は背面側から見た可動ピン39と第2押圧端面24b並びにストッパーピン18と筒状操作体21の第2当り面25bとの関係をそれぞれ示す。この場合筒状操作体21を矢印で示す反時計方向に回転すると、可動ピン39は筒状操作体21の第2当り面25bに押されて右図で示すように右側に移動する。また筒状操作体21の第2当り面25bはストッパーピン18に当接する。
【0052】
したがって、右勝手の場合に於いて、図25で示すように同一のサムターン装置2の筒状操作体21を時計方向に回転すると、デッドボルト9は駆動カム8を介して左側に突出する。
【0053】
【実施例】
第1実施例に於いて、固定部材側のストッパー部15は後端部外周壁の一部に周方向に突壁状に設けても良い。また、筒状操作体21の筒状制御部22に形成された制御係合部24は、周方向に形成された案内長孔であっても良い。さらに、筒状操作体は、平面L型のレバーではなく、実施例で示したノブ型でも良いことから、施錠時における筒状操作体の回転方向は、必ずしも左右勝手に対応させる必要はない(左勝手の場合は必ず左回転にする必要はない)。
【0054】
加えて、第1実施例ではサムターン取付け筒にサムターンシリンダー35を内装し、解錠の場合には合鍵K1で解錠する旨を説明したが、可動ロック片を押し下げる解錠手段としては、適当な係合解除具(ドライバー、ピンセット、螺合ネジなど)でも可能なので、サムターンシリンダー35や合鍵K1は本発明の特定(限定)要件ではない。合鍵K1は実施態様項の解錠手段の一例に過ぎない。
【0055】
次にこの欄では、本発明の技術的思想に含まれる設計変形例(構成要件を加味したものも含む)を説明する。なお、以下の実施例の説明にあたって、第1実施例と同一又は同様(機能が同一)の部分には、同一又は同様の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0056】
図26乃至図29は、本発明の技術的思想に含まれる設計変形例(第2実施例)を示す。図26及び図27は第2実施例の概念図である。したがって、特にストッパーピン用選択取付け孔17a、17bやストッパーピン18の位置に関しては、説明の便宜上、底面視から概念的に図示しているに過ぎない(図29で示すように、選択取付け孔17a、17b等は左右に見える)。
【0057】
この第2実施例において、第1実施例と主に異なる点は、(1)可動ロック片31Bを1個にしたこと、(2)可動ロック片31Bの形状を小鳥のように平面十字型にしたこと、(3)したがって、可動ロック片31Bの第1嵌合指部32は、第2嵌合指部33に交差するように左右に対称的に連設していること、(4)第2嵌合指部33の先端部の係合爪部33aは必ずしも刃先状ではなく、例えば指先先状に形成したこと、(5)第2制御係合部25Aをサムターン取付け筒11Aの案内長孔16が位置しているその周方向線上に形成せず、例えば筒状操作体21Aの中空胴部の指掛け操作部23付近に形成したこと、(6)したがって、ストッパーピン用選択取付け孔17a、17bは、筒状操作体21Aの先端部に所要間隔を有して形成され、図26で示すように第1選択取付け孔17aにストッパーピン18を差し込んで場合には扉の左勝手に対応し、一方、図27で示すように第2選択取付け孔17bにストッパーピン18を差し込んで場合には扉の右勝手に対応すること等である。
【0058】
上記構成に於いて、図29(図14と同様な図)を参照にすると、例えば扉の左勝手の場合に於いて、筒状操作体21Aを矢印方向に回転すると、回転体36と一体の可動ピン39は、筒状操作体21Aの第1押圧面24aに押されて時計方向へ移動し、同図の右図のようになる。この時第1選択取付け孔17aのストッパーピン18に筒状操作体21Aの第1当り面25aが当接係合する。また可動ロック片31Bの係合爪部33aはストッパー部15の一側面15aに係合する。
【0059】
したがって、ストッパーピン18を第2選択取付け孔17bに差し込んだ場合には、図27で示すように、筒状操作体21Aの施錠方向は、矢印Bで示すように図26の矢印方向Aとは逆になり、施錠時、可動ロック片31Bの係合爪部33aはストッパー部15の他側面15bに係合する。
【0060】
それ故に、この筒状操作体と協働するように該筒状操作体の内壁面の案内溝に組み込まれ、かつ、付勢バネにより固定部材側のストッパー部と係合する方向へ常時付勢された可動ロック片は、1個(第2実施例)又は2個(第1実施例)のいずれの場合であっても、固定部材側の第1選択取付け孔17a又は第2選択取付け孔17bのいずれか一方にストッパーピン18を差し込むことにより、筒状操作体21(21A)の施錠回転方向が変わり、これにより扉の勝手違い(左勝手、右勝手)に対応して本発明のサムターン装置を扉の自由端部に取付けることができる。
【0061】
次に図30及び図31に示す第3実施例のサムターン装置2Aに於いて、第1実施例と主に異なる点は、サムターン取付け筒11Bの中空胴部12の外周壁に凹所51を形成し、一方、施錠時に該凹所51と対向する山形或いは曲面状の凹所52を筒状操作体21Bの筒状制御部22Bの内壁面に形成し、前記凹所には、クリック機構構成部材を組み込んだことである。しかして、クリック機構構成部材としては、サムターン取付け筒11Bの凹所51に組み込んだクリックバネ53と、このクリックバネ53により付勢され、かつ、ストッパー部15に可動ロック片31の係合爪部33aが係合可能な状態になった時(錠前の施錠時)に筒状操作体21Bの曲面状の凹所52に係合するロケット頭部型クリック係合体54とから成る。このように構成すると、施錠時にクリック感を得ることができる。
【0062】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては、次に列挙するような効果がある。
(1)固定部材側の第1選択取付け孔又は第2選択取付け孔のいずれか一方にストッパーピンを差し込むことにより、筒状操作体の施錠回転方向が変わり、これにより扉の勝手違い(左勝手、右勝手)に対応して本発明のサムターン装置を扉の自由端部に取付けることができる。
(2)ダイヤル錠のように、筒状操作体を指で一方向へ回転操作するだけで簡単に該筒状操作体を施錠状態にすることができることである。
(3)サムターン装置を合鍵或いは可動ロック片の係合を解除するための係合解除具を操作しない限り、容易に解錠状態にすることができないことである。特に、ガラスを有する扉に錠前が取付けられている場合に於いて、侵入者によってガラスを割られた場合であっても、筒状操作体を解錠方向へ容易に回すことができないことである。これによって、外部からの不正な解錠を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
図1乃至図25は本発明の第1実施例を示す各説明図、図26乃至図29は本発明の第2実施例を示す各説明図、図30及び図31は本発明の第3実施例を示す各説明図である。
【図1】扉の左勝手の場合に於いて、扉に本発明を取付けた状態の説明図。
【図2】実施環境を含む使用状態の一例を示す概略説明図。
【図3】サムターン取付け筒の先端部側かつ底面側から見た斜視図。
【図4】サムターン取付け筒の後端部側かつ平面側から見た斜視図。
【図5】主たる部材の分解斜視図(底部側から見た状態)。
【図6】図5と対比した主たる部材の概略説明図(上部側から見た状態)。
【図7】主たる部材(可動ピン、可動ロック片、付勢バネなど)の概略説明図。
【図8】筒状操作体の操作態様の一例(左勝手)を示す正面図。
【図9】解錠状態から施錠状態になる場合の概略説明図。
【図10】施錠状態から解錠状態になる場合の概略説明図。
【図11】左勝手の場合に於いて、筒状操作体の施錠回転方向を示す正面図。
【図12】図11に於いて、平面から見た説明図。
【図13】図11に於いて、底面から見た説明図。
【図14】図11に於いて、背面から見た説明図。
【図15】左勝手の場合に於いて、駆動カムやデットボルトの移動方向を示す説明図。
【図16】扉の右勝手の場合に於いて、扉に本発明を取付けた状態の説明図。
【図17】サムターン取付け筒に対するストッパーピンの差込位置を示す説明図。
【図18】左右勝手の場合における背面からの違いを示す説明図。
【図19】扉の右勝手の場合に於いて、図9と同様の説明図。
【図20】扉の右勝手の場合に於いて、図10と同様の説明図。
【図21】扉の右勝手の場合に於いて、筒状操作体の施錠回転方向を示す正面図。
【図22】図21に於いて、平面から見た説明図。
【図23】図21に於いて、底面から見た説明図。
【図24】図21に於いて、背面から見た説明図。
【図25】右勝手の場合に於いて、駆動カムやデットボルトの移動方向を示す説明図。
【図26】左勝手の場合の施錠時における概念的な説明図。
【図27】右勝手の場合の施錠時における概念的な説明図。
【図28】要部(可動ロック片)の他例を示す説明図。
【図29】左勝手の場合の背面からの説明図。
【図30】第3実施例の図2と同様な概略説明図。
【図31】要部の概略説明図。
【符号の説明】
X…錠前、1…扉、2…サムターン装置、3…屋内、4…屋外、5…シリンダー取付け筒、6…シリンダー錠、7…錠箱、8…駆動カム、9…施錠片、11,11A,11B…サムターン取付け筒、12…中空胴部、13…環状部、14…嵌合突起、15…ストッパー部、15a…ストッパー部の一側面、15b…ストッパー部の他側面、16…案内長孔、16a…一方の切欠端面、16b…他方の切欠端面、17a…第1選択取付け孔、17b…第2選択取付け孔、18…ストッパーピン、19…弾性止め具用係止溝、21,21A,21B…筒状操作体、22,22B…筒状制御部、23…指掛け操作部、24…第1制御係合部、24a…第1押圧面、24b…第2押圧面、25…第2制御制御係合部、25a…第1当り面、25b…第2当り面、26…案内溝、26a…第1遊嵌合溝、26b…第2嵌合溝、31,31A,31B…可動ロック片、32…第1嵌合指部、32a…カム面、33…第2嵌合指部、33a…係合爪部、34…付勢バネ、35…サムターンシリンダー錠、36…回転体、38…メネジ、39…可動ピン、40…駆動軸、41…止め具。
Claims (4)
- 錠前用サムターン装置は、扉に固定され、かつ中空胴部に可動ロック片用ストッパー部、該中空胴部の周方向に所定間隔離間する左右のストッパーピン用選択取付け孔、同じく該中空胴部の周方向に形成された案内長孔をそれぞれ有するサムターン取付け筒と、このサムターン取付け筒に回転自在に外嵌合するサムターンとしての筒状操作体と、この筒状操作体と協働するように該筒状操作体の内壁面の案内溝に組み込まれ、かつ付勢バネにより前記ストッパー部と係合する方向へ常時付勢された1又は2の可動ロック片と、前記サムターン取付け筒に回転自在に内装されていると共に、前記案内長孔を貫通して前記筒状操作体の周方向に所定間隔離間する左右の第1押圧面又は第2押圧面と当接可能な可動ピンを有する前記筒状操作体を施錠状態にするための回転体とから成り、扉の左右勝手に対応して前記左右のストッパーピン用選択取付け孔に対する前記ストッパーピンの取付け位置を変えると、扉が左勝手の場合には、前記回転体は前記可動ピンを介して前記筒状操作体の第1押圧面に押し回されて所定位置へと回転した後、前記可動ロック片が前記ストッパー部の一側面に係合して前記筒状操作体を施錠状態とし、一方、扉が右勝手の場合には、前記筒状操作体の回転方向が逆となり、前記回転体は前記可動ピンを介して前記筒状操作体の第2押圧面に押し回されて所定位置へと回転した後、前記可動ロック片が前記ストッパー部の他側面に係合して前記筒状操作体を施錠状態とすることを特徴とする錠前用サムターン装置。
- 請求項1に於いて、同一形状の可動ロック片31、31Aが、所定間隔を有して左右対称に設けられていることを特徴とする錠前用サムターン装置。
- 請求項1に於いて、可動ロック片31Bは平面十字型状に形成されていることを特徴とする錠前用サムターン装置。
- 請求項1に於いて、サムターン取付け筒に解錠用合鍵の操作によって作動するサムターンシリンダー錠が内装されており、解錠の際には、前記解錠用合鍵の操作による可動ピンの移動に伴い可動ロック片は付勢バネのバネ力に抗して係合解除の方向へ後退することを特徴とする錠前用サムターン装置。
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