JP4285846B2 - レンズ鏡筒 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影レンズを支持する進退可能な複数の枠部材を有するレンズ鏡筒に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年においては、ズームレンズのさらなる長焦点距離化に伴って、レンズ群の進退移動量がさらに大きいレンズ鏡筒が要求されている。そのような状況にあって提案された特開平2−89012号公報に開示のズームレンズ鏡筒は、駆動環を回動駆動することにより第1のレンズ群支持枠と第2のレンズ支持枠をより大きく進退駆動させることが可能な鏡筒である。そして、上記駆動環には、上記第1のレンズ群支持枠を進退させる第1のカム溝と、駆動カムを進退させる第2のカム溝とが配設されており、上記第2のレンズ支持枠は、上記駆動カムを介して進退駆動される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記特開平2−89012号公報に開示のズームレンズ鏡筒おいては、第1のレンズ支持枠は、直接、駆動環によって進退駆動され、一方、第2のレンズ支持枠は、駆動環から駆動カムを介して進退駆動される。したがって、駆動カムは、第1のレンズ支持枠と同程度の進退量しか得られず、必ずしも大きい移動量を得ることが難しかった。また、第1のレンズ支持枠と第2のレンズ支持枠との相対位置を考えた場合、リフト量の大きな駆動カムが介在することで精度上必ずしも有利であるとはいえない。
【0004】
本発明は、上述の不具合を解決するためになされたものであり、進退可能な複数の枠部材を有するレンズ鏡筒において、小型化が可能で、枠部材の進退移動量を大きくとり、長焦点距離化が可能なレンズ鏡筒を提供することを目的とする。
【0006】
本発明のレンズ鏡筒は、撮影レンズを有するレンズ鏡筒において、上記撮影レンズの光軸と平行な直進溝若しくは上記撮影レンズの光軸に対して傾斜させた溝であるガイド溝と上記撮影レンズの光軸と斜行する斜行溝とを有する第1の枠と、上記第1の枠の斜行溝と係合するカムフォロアと、第3の枠の斜行溝に係合するカムフォロアとを有する第2の枠と、上記撮影レンズの光軸に斜行する上記斜行溝と、上記第1の枠の上記ガイド溝と係合するカムフォロアとを有する上記第3の枠と、を有しており、上記第1の枠は、回転による駆動力を直接的に上記斜行溝により上記第2の枠と、上記第3の枠に伝達して、上記第2の枠を光軸方向に移動させ、上記第3の枠は、上記第1の枠の回動動作と、上記第2の枠の上記光軸方向移動を受けてさらに光軸方向移動が加えられることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1,2は、本発明の一実施の形態であるレンズ鏡筒50の分解斜視図、図3は、可動フレア絞り装着部周りの斜視図、図4は、2,3群枠等の分解斜視図である。図5は、レンズ群駆動系の枠部材の一部を示す分解斜視展開図である。また、図6,7は、上記レンズ鏡筒1の各状態での縦断面図であって、図6は、沈胴状態を示し、図7は、上半部が撮影準備状態およびワイド状態を、下半部がテレ状態を示す。図8は、上記可動フレア絞り装着部縦断面図である。なお、図1,2における各部材の回動方向の姿勢は、部材の形状を明らかにするため、必ずしも組み立て状態での姿勢を示しているわけではない。
【0010】
本レンズ鏡筒50は、図1に示す沈胴位置から撮影準備位置間、すなわち、沈胴駆動領域の進退駆動を行う沈胴駆動系50Aと、図2に示す各レンズ群枠の繰り出し駆動を行うレンズ群駆動系50Bと、レンズ群枠部50Cとからなる。
【0011】
上記沈胴駆動系50Aは、図1に示すように、主にカメラ本体に固定支持され、ヘリコイド駆動ギヤ7および駆動リング3を有する固定枠1と、沈胴位置と撮影準備位置間を進退し、上記撮影準備位置でワイド位置からテレ位置間を回動する回転枠2と、後述する移動枠5に回動自在に支持されるヘリコイドリング4と、上記回転枠2と共に沈胴位置と撮影可能位置間を直進移動する移動枠5とからなる。
【0012】
上記沈胴駆動系50Aの各構造部材について詳細に説明すると、上記固定枠1は、カメラ本体51(図6参照)に固着して支持されており、その外周部に貫通する移動枠の突起挿通用直進溝1dが設けられ、内周部にヘイコイド雌ネジ1a、および、直進溝1bが設けられている。さらに、先端部に設けられている駆動リング支持部1cには、駆動リング3が回動駆動可能に装着され、当て板6により、上記駆動リング3のスラスト位置が規制される。また、外周部に軸方向に沿う長尺ギヤ形状のヘリコイドリング駆動ギヤ7が回転可能に支持され、その歯部は、固定枠内周部に露出している。
なお、上記直進溝1b、および、後述する各直進溝は、撮影光学系の光軸Oに平行に設けられる溝とする。
【0013】
上記駆動リング3には、外周部に図示しないズーム駆動系に噛合して駆動されるズームギヤ3aおよび図示しないファインダ駆動系に噛合して駆動されるファインダギヤ3bとが設けられ、内周部に切り欠き状の凹部3cが設けられている。
【0014】
上記回転枠2には、内周部に直進溝2aと、内周前方(被写体側)端部に内周溝2bが設けられ、外周部に突起2cが設けられている。また、上記ヘリコイドリング4には、その外周部にヘリコイド雄ネジ4aと駆動ギヤ4bとが設けられている。
【0015】
上記移動枠5には、その外周部にストロボ駆動用突起5aと、直進ガイド用突起5b,5cと、突起5dと上記突起5b,5cの間のリング状リブ間に形成される周方向ガイド5eと、先端に突起5fとが設けられ、内周部に3組の複列の直進溝5gが設けられている。さらに、内外周を貫通し、光軸Oに対する斜行溝部を有する3つのカム溝5hが設けられている。
【0016】
上述の各部材で構成される沈胴駆動系50Aにおいて、上記移動枠5にはその周方向ガイド5eに上記ヘリコイドリング4が嵌入し、軸方向位置が規制された状態で回動自在に保持され、さらに、内周部には後述するレンズ群駆動系50Bおよび各レンズ群枠部50Cが回動,進退自在に組み込まれる。その移動枠5は、回転枠2の内周部に嵌入されるが、その嵌入状態で突起5fが内周溝2bと係合するので、回転枠2に対して軸方向位置が規制された状態で回動自在に支持されることになる。
【0017】
上記回転枠2および移動枠5は、それぞれ突起2c,5c,5bを直進溝1bおよび1dに嵌入させた状態で固定枠1に直進可能状態で挿入される。そのとき、ヘリコイドリング4のヘリコイド雄ネジ4aを固定枠1のヘリコイド雌ネジ1aに、また、駆動ギヤ4bをヘリコイドリング駆動ギヤ7にそれぞれ噛合させる。
【0018】
上記回転枠2および移動枠5の固定枠1への組み付け状態において、移動枠5と回転枠2がフィルム面側の沈胴位置にあるときに(図6参照)、ヘリコイドリング駆動ギヤ7を時計回り(被写体側から見て)B1 方向に回転させると、ヘリコイドリング4が反時計回りC1 方向に回動する。その回動によって移動枠5と回転枠2がD1 方向(被写体側方向)に一体的に撮影準備位置まで繰り出される(図7の上半部分参照)。
【0019】
上記撮影準備位置に到達した状態では、回転枠2は、その突起2cが固定枠1の直進溝1bから外れ、駆動リングの凹部3c側に嵌合する。この状態でズーム駆動系により駆動リング3をE0 方向に回動駆動させると、回転枠2が回動し、撮影準備位置から同方向に僅か回動してワイド位置へ到達し、さらに、同方向に回動するとテレ位置へズーム駆動される。なお、駆動リング3を上述とは逆方向のE1 方向に回転駆動することによって、回転枠2がズーム位置から撮影準備位置へ回動し、さらに、ヘリコイドリング駆動ギヤ7を上述とは逆方向のB0 方向に回転駆動することによって、回転枠2および移動枠5を沈胴位置に繰り込むことができる。
【0020】
次に、上記レンズ群駆動系50Bについて説明する。
レンズ群駆動系50Bは、図2,3,4,8に示すように、主に可動フレア絞り15を支持する枠部材であって、移動枠5内に嵌入して進退駆動され、回転枠2と共に回転する第1の枠であるカム枠M11と、カム枠M11と共に回転し、2群枠22を介して進退駆動される第3の枠であるカム枠F12と、キー押さえ14が固着され、レンズ群枠を直進ガイドする直進手段であるキーリング13と、カム枠M11に支持され、直進移動する絞り部材である可動フレア絞り15とからなる。
【0021】
上記レンズ群駆動系50Bを構成する各部材について詳細に説明する。
上記カム枠M11は、上記移動枠5の内周に回動かつ進退可能に嵌入する部材であり、外周部には、可動フレア絞りの先端凸部15cが摺動する第2の摺動面としての外周面11aと、圧入して固着される軸部を持つ3つのカムフォロワ17と、上記カムフォロワ17の軸部に回転自在に嵌入する3つのカムフォロワ18と、段差面としての段差側面11bと、段差周面11cと、所定幅の端部外周面11a′と、段差周面11cの周方向に隣接する周方向傾斜面11dとが設けられている。また、内周部には、フィルム面側端部に設けられる内周溝11eと、3つの直進溝11fと、光軸Oに対し傾斜する斜行溝部を有する3つの2群カム溝11gとが設けられている。
【0022】
なお、上記段差周面11cは、フィルム面側端部に上記外周面11aより一段低く形成される面であって、可動フレア絞り15の腕部の先端凸部15cが摺接する第1の摺動面である。なお、上記段差周面11cの軸方向の幅は、先端凸部15cが周方向に摺動できるように先端凸部15cの軸方向の幅よりも僅かに大きいものとする。
【0023】
また、上記端部外周面11a′は、上記段差周面11cの周方向に設けられる上記外周面11aと同一径の面であって、可動フレア絞り15の先端凸部15cが摺接する所定幅の第2の摺接面である。
【0024】
上記周方向傾斜面11dは、段差周面11cと端部外周面11a′とを連続して繋ぐ周方向の傾斜面である(図3参照)。
段差側面11bは、上記外周面11aと段差周面11cとの間の軸垂直の側面である(図3参照)。
【0025】
上記カム枠F12は、上記カム枠M11の内周に進退可能に嵌合する部材であって、外周部には3つの突起12aが設けられ、内周部には光軸Oに対し傾斜する斜行溝部を有する各3つの1群カム溝12b,2群カム溝12cと、1つの3群カム溝12dとが設けられている。
【0026】
上記可動フレア絞り15は、極薄板の部材であって、中央部に設けられるフレア絞り開口部となる開口15aと、装着前の自由状態で光軸Oに平行な方向から多少内側に向けて延出する弾性変形可能な部分であって、その先端部に周方向に突状の先端凸部15cを有する3つの腕部15bとが設けられている。組み付け状態において、上記先端凸部15cは、上記腕部15bが弾性変形してカム枠M11の外周部11a、または、段差周面11cに所定付勢力で当接するものとする。
【0027】
上記キーリング13は、各レンズ群枠を直進ガイドするための薄板状部材であって、ビス孔13aと、位置決め孔13bと、外周に設けられる3つの複列突起13dと、複列突起13dの間の溝13eと、2つの切り欠き13cと、光軸方向に延出する直進キー13fとが設けられている。
【0028】
なお、上記溝13eの幅は、上記可動フレア絞りの腕部15bが挿通可能であって、先端凸部15cの周方向幅よりも狭い寸法とする。また、上記溝13eの底面の径は、カム枠M11の段差周面11cの径と同等、または、小さいものとする(図3,8参照)。
【0029】
上記キー押さえ14は、円環の一部がカットされた弾性変形可能な部材であり、外周に沿って設けられる鍔14aと、2つのビス用ネジ孔14bと、上記各ネジ孔の側方に設けられ、位置決め孔13bに嵌入可能な位置決めピン14cと、爪状係止部14eを持つ2つの押さえピン14dとが設けられている。
【0030】
上述の各部材で構成されるレンズ群駆動系50Bにおいて、まず、カム枠M11には、その内周の直進溝11fに突起12aを嵌合させた状態でカム枠F12が進退摺動自在に嵌入され、さらに、カム枠M11およびカム枠F12内周部には、後述する各レンズ群枠が進退自在に組み込まれる。
【0031】
レンズ群枠等が組み込まれたカム枠M11は、沈胴駆動系50Aの移動枠5の内周部に回動自在に嵌入され、カム枠Mのカムフォロワ18がカム溝5hに摺動自在に嵌入する。さらに、カムフォロワ18の軸部となるカムフォロワ17は、移動枠5を挿通して、回転枠2の直進溝2aに摺動自在に嵌入する。そして、カムフォロア17は、さらに、回転枠2の直進溝2aに摺動可能となった状態で嵌合している。したがって、回転枠2の回動に伴いカム枠M11が共に回動しながら、移動枠5のカム溝5hによって光軸方向へ進退駆動される。
【0032】
キー押さえ14は、径方向に広げた状態で鍔14aをカム枠M11の内周溝11eに嵌入される。そのキー押さえ14にキーリング13が位置決めピン14cと位置決め孔13bで位置決めされた状態で取り付けられ、ビス16により固着状態とする。したがって、キーリング13は、カム枠M11に対してフィルム側端部に軸方向位置が規制された状態で回動自在に支持される。
【0033】
なお、上述のキーリング取り付け状態では、図8に示すようにキー押さえ14の押さえピン14dがキーリング13の切り欠き13cに嵌入し、押さえピン14dの係止部14eが係合しており、キー押さえ14とキーリング13とは隙間なく保持される。
【0034】
上記キーリング13は、その複列の突起13dが直進進退する移動枠5の複列の直進溝5gに摺動自在に嵌入されるので、回動することなく直進駆動される。さらに、キーリング13の直進キー13fが後述する2群レンズ枠22の直進ガイド孔22cに摺動自在に嵌入されるので、上記2群枠22、および、2群枠に支持される1群枠21,3群枠23が直進ガイドされる。
【0035】
可動フレア絞り15は、その腕部15bが上記キーリングの凹部13eをフィルム面側から挿通し、先端凸部15cが上記カム枠M11の外周面11a、または、段差周面11cに摺接可能な状態で取り付けられる。
【0036】
次に、上記レンズ群枠部50Cについて説明する。
レンズ群枠部50Cは、カム枠M11,カム枠F12に内蔵され、直進移動する各レンズ群保持枠で構成され、上記カム枠F12を介して進退駆動され、1群レンズ41を保持する1群枠21と、上記キーリング13を介して直進ガイドされ、上記カム枠M11によって進退駆動される第2の枠である2群枠22と、カム枠F12を介して進退駆動される可動フォロワ28と、可動フォロワ28を介して進退駆動され、3群レンズ43を保持する3群枠23と、2群枠22に保持されてフォーカシング駆動系(図示せず)により直進駆動され、2群レンズ42を保持するフォーカシング枠29(図6,7参照)とからなる。
【0037】
上記2群枠22には、外周部に各3つのカムフォロワ32,33と、その先端部に3つの突起22bが設けられている。内周部には、キーリングの直進キー13fが嵌入する直進ガイド孔22cと、光軸O方向に沿う軸孔22d,切り欠き22eと、光軸O方向に沿って固着支持されたガイド軸27と、シャッタ44が装着される開口22aが設けられている(図4参照)。
【0038】
上記1群枠21は、開口部21aに1群レンズ41を保持しており、外周部に3つのカムフォロワ31と、内周部に直進溝21bが設けられている。
【0039】
上記可動フォロワ28は、3群枠23の進退位置を規制する部材であり、2群枠22のガイド軸27の摺動自在に嵌入する軸孔28aと、カムフォロワ28bと、3群枠23を係止するための係止爪28cとが設けられている。
【0040】
上記3群枠23は、2群枠22により直進方向に摺動自在に支持される部材であって、固着支持されるガイド軸24,25と、可動フォロワの係止爪28cとの被係止部23bが設けられ、開口部に3群レンズ43が保持されている。
【0041】
フォーカシング枠29は、2群レンズ42を保持し、上記2群枠22に進退可能に支持され、図示しないフォーカシング駆動系によって進退駆動される(図6,7参照)。
【0042】
以上のような部材からなるレンズ群枠部50Cにおいては、2群枠22には、被写体側外周の突起22bを1群枠の直進溝21bに摺動自在に嵌入させて1群枠21が装着される。また、軸孔22d,切り欠き22eに3群枠のガイド軸24,25を摺動自在に嵌入させて3群枠23が装着される。なお、ガイド軸24には圧縮バネ26が挿入されており、常時、3群枠23は、フィルム面方向への付勢力を受けている。
【0043】
さらに、2群枠22には、そのガイド軸27に軸孔28aを摺動自在に嵌入させて可動フォロワ28が装着される。上記3群枠23がカメラ本体51の当接力を受けない状態では、可動フォロワ28の係止爪28cが3群枠23の被係止部23bに係合し、3群枠23の位置決めがなされる。
【0044】
上述のレンズ群枠部50Cは、前述したレンズ群駆動系50Bのカム枠M11およびカム枠F12に直進進退可能状態で組み込まれる。また、直進ガイドされるキーリング13の直進キー13fが2群枠22の直進ガイド孔22cに摺動自在に嵌入しているので、2群枠22と共に、1,3群枠21,23および可動フォロワ28も直進進退可能に支持される。
【0045】
そして、1群枠のカムフォロワ31は、カム枠Fの1群カム溝12bに嵌入し、2群枠のカムフォロワ32および33は、カム枠Mの2群カム溝11gとカム枠Fの2群カム溝12cにそれぞれ嵌入する。さらに、可動フォロワのカムフォロワ28bは、カム枠Fの3群カム溝12dに嵌入する。
【0046】
したがって、カム枠M11に対する各枠部材等の進退位置としては、2群枠22は、カム枠M11の2群カム溝11gで位置決めされ、カム枠F12は、2群枠22とカム枠F12の2群カム溝12cによって位置決めされる。さらに、可動フォロワ28がカム枠Fの3群カム溝12dによって位置決めされ、3群枠23は、上記可動フォロワ28の係止部28cを介して位置決めされる。
【0047】
ここで、上記カム枠M11に対するカム枠F12の相対的な回動進退状態の詳細について、図5の枠部材(カム枠M,カム枠F,2群枠)の一部を示す模式的分解斜視展開図を用いて説明する。なお、図5の展開図で光軸Oと直交している回動方向E0 ,E1 、および、光軸Oと平行な進退方向D0 ,D1 は、図1,2の回動方向E0 ,E1 方向および進退方向D0 ,D1 と同一とする。
【0048】
すでに説明したように、カム枠M11とカム枠F12の駆動系間には2群枠22が介在しており、カム枠F12の進退位置は、カム枠M11によって進退駆動される2群枠22によって位置決めされる。すなわち、前述したようにカム枠F12は、その突起12aがカム枠M11の直進溝11fに嵌入しており、カム溝12cには2群枠のカムフォロア33が嵌入している。また、2群枠22は、キーリング13の直進キー13fで光軸方向にガイドされる状態のもとで上記カムフォロア33がカム溝12cに嵌入すると同時にカムフォロア32がカム枠M11のカム溝11gに嵌入している。
【0049】
カム枠M11がE0 方向に回動しながらD1 方向に繰り出され、移動成分G1 方向に回動,繰り出した場合、2群枠22は、カム溝11gによりカムフォロア32を介して光軸Oに沿って直進成分G2 だけ直進移動する。一方、カム枠F12は、カム枠M11と共にE0 方向に回動しながら、カムフォロア33によりカム溝12cを介して斜め方向に斜行成分G3 だけ移動する。
【0050】
上述の2群枠22の直進の移動成分G2 は、カム枠M11の移動成分G1 とカカム溝11gの傾斜状態により決められ、カム枠F12の斜行成分G3 による光軸方向の直進成分G3 ′は、上述の2群枠22の直進の移動成分G2 と、カム溝12cの傾斜状態による直進成分とを加えた直進移動量となる。
【0051】
次に、以上のように構成されたレンズ鏡筒50の沈胴,繰り出し動作について説明する。
レンズ鏡筒50が沈胴状態にあるときは、図6に示すように回転枠2等すべての部材は、固定枠1内部に沈胴した状態に保持されている。このとき、3群枠23と可動フレア絞り15は、カメラ本体51のアパーチャ51a近傍に設けられた突起51bで押圧され、収納位置にある。なお、この状態では可動フレア絞り15の先端凸部15cは、図8に示すようにカム枠M11の外周面11a上を摺接しており、前方に移動している。
【0052】
レンズ鏡筒50を沈胴状態から撮影準備状態に駆動するには、ヘリコイドリング駆動ギヤ7をB1 方向に回転させ、ヘリコイドリング4をC1 方向に回動させる。その回動により回転枠2と移動枠5が直進溝1bにガイドされながら一体的にD1 方向に移動し、沈胴位置から撮影準備位置まで繰り出される(図7上半部分参照)。この状態では、移動枠5は、直進溝1d,1bに係合した状態のままであるが、回転枠2は、その突起2cが直進溝1bから解放され、駆動リング3の凹部3cに係合し、駆動リング3によって回動可能な状態となる。
【0053】
上記撮影準備状態からさらにズーム駆動系によって駆動リング3をE0 方向に僅かな角度だけ回動させると、レンズ鏡筒50は図7の上半部分に示すワイド状態となる。
【0054】
また、沈胴状態から撮影準備状態およびワイド状態への駆動過程で1群枠21,2群枠22は、回転枠2,移動枠5と共に繰り出される。3群枠23は、圧縮バネ26の付勢力でカム枠M11および2群枠22から相対的に後方へ離間し、可動フォロワ28の係止爪28cが3群枠23の被係止部23bと係合する位置であるワイド対応位置に相対的に後退する。
【0055】
また、上記駆動過程で可動フレア絞り15は、カム枠M11に対して後退する3群枠23に押圧され、同様に相対的に後退する。そのとき、腕部15bの先端凸部15cは、図3に示すカム枠M11の端部外周面11a′上に到達し、さらに、カム枠M11が僅かワイド位置までE0 方向に回動すると、連続傾斜面11dを摺動降下して段差周面11c上に達する。この状態での可動フレア絞り15は、カム枠M11に対して所定の相対位置にあり、正常なフレア絞りとして機能する。
【0056】
レンズ鏡筒50のワイド状態からテレ状態への駆動は、駆動リング3をE0 方向に回動駆動し、回転枠2を同方向に回動させることによって行われる(図7の下半部参照)。すなわち、回転枠2のE0 方向への回動に伴って、カム枠M11が回動し、移動枠5のカム溝5hに沿って繰り出される。また、カム枠F12も直進溝11fによりカム枠M11と共に回動し、その繰り出し位置は、カム溝12cの嵌入する2群枠22のカムフォロワ33を介して位置決めされる。
【0057】
そして、2群枠22は、キーリング13により直進ガイドされた状態でカムフォロワ32が嵌入するカム枠M11の2群カム溝11gによりテレ対応位置に繰り出される。また、1群枠21は、カムフォロワ31が嵌入するカム枠F12の1群カム溝12bにより同様にテレ対応位置に繰り出される。さらに、3群枠23は、可動フォロワ28がカム枠F12の3群カム溝12dにより位置決めされ、その可動フォロワ28の係止爪28bにより同様にテレ対応位置に位置決めされる。
【0058】
また、ワイド状態からテレ状態をカム枠M11が回動,進退駆動する間、可動フレア絞り15は、キーリング13の溝13eによって回動することなく保持され、その先端凸部15cが段差側面11bとキーリング13の溝13eの側面とで挟まれた状態で段差周面11c上を摺接する。したがって、可動フレア絞り15は、カム枠M11に対して所定の離間位置に確実に保持され、正常なフレア絞りとして機能する。
【0059】
次に、レンズ鏡筒50をワイド状態から撮影準備状態さらに沈胴状態に駆動する場合は、駆動リング3を、一旦、E1 方向に回動させて撮影準備状態とする。その状態で1群枠21,2群枠22は、移動枠5内に繰り込まれている。3群枠23は、カム枠M11に対して相対的にまだ後退した位置にある(図7の上半部分参照)。また、可動フレア絞り15の腕部の先端凸部15cは、カム枠M11がE1 方向に回動するので、段差周面11c上から連続傾斜面11dを摺動して端部外周面11a′上に位置する(図3参照)。
【0060】
その後、ヘリコイドリング駆動ギヤ7をB0 方向に回転駆動して、ヘリコイドリング4をC0 方向に回動させると、移動枠5と共に回転枠2がD0 方向に後退し、回転枠2の突起2cの駆動リング3に対する係合が解放される。さらに、ヘリコイドリング4の回転を続行すると、回転枠2が移動枠5とともにD0 方向に移動し、固定枠1内に収納される沈胴位置まで繰り込まれる(図6参照)。
【0061】
上記の沈胴動作で3群枠23と可動フレア絞り15は、カメラ本体51の突起51bに押圧されて圧縮バネ26の付勢力に抗して相対的に前進する。そして、3群枠23は、2群枠22の内部に収納される(図6参照)。一方、可動フレア絞り15もカム枠M11に対して相対的に光軸方向に前進し、腕部の先端凸部15cがカム枠M11の端部外周面11a′から外周面11a上を前方に摺動し、収納状態となる(図6参照)。
【0062】
以上、説明した本実施の形態のレンズ鏡筒50によれば、カム枠F12の直進方向の移動量が、カム枠M11でカム溝11gを介して直進駆動される2群枠22の直進成分と、カム枠Mの回動および2群枠22のカムフォロア33とカム枠Fのカム溝12cによる直進成分とを加えた移動量となる。したがって、簡単な駆動機構でカム枠Fの直進移動量を大きくとることが可能になり、鏡筒の長焦点距離化と小型化が実現できる。
【0063】
次に、前記実施形態のレンズ鏡筒50におけるレンズ群駆動系50Bの枠部材であるカム枠M11,カム枠F12およびレンズ群枠部50Cの2群枠22に対する変形例について説明する。この変形例は、特に2群枠のガイド方向を光軸Oに対して傾斜させ、また、カム枠Fをガイドするためのカム枠Mのガイド溝を同様に光軸Oに対して傾斜させた構造が異なる。以下、図9の本変形例の枠部材の駆動伝達機構部分の模式的分解斜視図と、図10のカム枠Mと2群枠との相対駆動状態を示す模式的展開図と、図11のカム枠Mとカム枠Fとの相対駆動状態を示す模式的展開図を用いて異なる部分について説明する。
【0064】
本変形例の第1の枠であるカム枠M61は、その内周面にカム枠F63の突起63aが摺動自在に嵌入する回転伝達手段のガイド溝61fと、2群枠62のカムフォロア64が摺動可能に嵌合する第1のカム手段のカム溝61gが配設されている。その他の構造は、前記実施形態のカム枠M11の構造と同様とする。
【0065】
本変形例の枠部材の第2の枠である2群枠62は、キーリング13に設けられるガイドキー66が摺動自在に嵌入するガイド溝62cと、カム枠M61のカム溝61gに摺動自在に嵌入するカムフォロア64と、カム枠F63のカム溝63cに摺動自在に嵌入するカムフォロア65とが設けられている。その他の構造は、前記実施形態の2群枠22の構造と同様とする。
【0066】
本変形例の枠部材の第3の枠であるカム枠F63は、カム枠M61のガイド溝61fに摺動自在に嵌入する回転伝達手段の突起63aと、2群枠62のカムフォロア65が摺動自在に嵌入する第2のカム手段のカム溝63cとが設けられている。その他の構造は、前記実施形態のカム枠F12の構造と同様とする。
【0067】
上記キーリング13のガイドキー66および上記2群枠62のガイド溝62cも図10の展開図に示すように光軸Oに対して角度θ2 だけ傾斜している。また、上記カム枠M61のガイド溝61fは、図11の展開図に示すように光軸Oに対して角度θ1 だけ傾斜している。
【0068】
また、カム枠M61のカム溝61gおよびカム枠F63のカム溝63cは、図10,11の展開図に示す形状では光軸O方向に対して一定の角度で斜行しているが、実際のレンズ鏡筒においては、レンズ繰り出し特性に合わせて適宜変曲したカム溝が適用され、その各部分において以下の駆動動作が対応する。
【0069】
次に、本変形例の枠部材の進退動作について、図10,11を用いて説明するが、図10,11に示される符号の後の「−A」と「−B」は、それぞれ進退駆動前と進退駆動後の位置を示すものとする。
【0070】
いま、カム枠M61がE0 方向に回動しながらD1 方向に移動し、斜行成分G11方向に繰り出されたとすると、まず、図10に示すようにカム枠M61のカム溝61gが位置61g−Aから61g−Bに移動する。その移動に伴い、2群枠62のカムフォロア64がガイドキー66に平行な方向L62cに沿って64−Aから64−Bに移動して、2群枠62は、位置62−Aから62−Bに斜行成分G12方向に移動する。そのときの光軸O方向の直進成分をS1 とする。
【0071】
上記2群枠62の斜行成分G12方向の移動に伴い、図11に示すようにカムフォロワ65が位置65−Aから65−Bまで移動する。その移動によりカム枠F63のカム溝63cが位置63c−Aから63c−B方向に移動する。
【0072】
一方、カム枠M61のガイド溝61fが位置61f−Aから61f−Bに移動することから、上記ガイド溝61fに嵌入するカム枠F63の突起63aは、位置63a−Aからカム溝63cの移動後の位置63c−Bに平行な方向L63c−B上の位置63a−Bまで移動する。
【0073】
結果的にカム枠F63の駆動斜行成分G13による光軸O方向の直進成分S3 は、図11中の突起63aの直進成分S3 で与えられるが、その移動量は、移動位置P0 までの上記2群枠62の直進成分S1 と、カム枠F63のカム溝63cおよびカム枠M61のガイド溝61fの移動に伴う移動位置P0 からの光軸O方向の直進成分S2 とを加え合わせた移動量で与えられる。
【0074】
本変形例の枠部材を適用したレンズ鏡筒によると、上記ガイドキー66とガイド第溝62c、および、上記ガイド溝61fを光軸Oに対して傾斜させることによりカム枠M61の移動量に対して2群枠62およびカム枠F63の光軸方向の移動量をさらに増やすことが容易となる。
【0075】
なお、カム枠M61のガイド溝61fは、上記変形例では、直線状に斜行した形状であったが曲線状のガイド溝であってもよい。また、カム枠M61のガイド溝61fの傾斜角θ1 、および、キーリング13のガイドキー66の傾斜角θ2 は、図11、または、10に示す方向に対して逆方向に傾斜させることも可能である。さらに、上記変形例では、カム枠Mが回動と共に光軸方向にも移動する場合の動作例を説明したが、勿論、回動のみ動作するようにしてもよい。
【0076】
(付記)
上述の実施の形態に基づいて、次のような構成を得ることができる。すなわち、
(1) 第1の枠と、
第2の枠と、
上記第2の枠を直進ガイドする直進手段と、
上記第1の枠と第2の枠との間の直進カム手段と、
第3の枠と、
第1の枠と第2の枠と第3の枠との間の直進回動カム手段と、
を有しており、上記第3の枠は、上記直進カム手段による直進成分と、上記直進回動カム手段による直進成分と合わせた量だけ直進駆動されることを特徴とするレンズ鏡筒。
【0077】
(2) 第1の枠と、
第2の枠と、
第3の枠と、
上記第1の枠と第2の枠との間の第1のカム手段と、
上記第2の枠と第3の枠との間の第2のカム手段と、
上記第1の枠と第3の枠との間の回転伝達手段と、
を有しており、上記第3の枠は、上記第1のカム手段の作用による直進成分と、上記回動伝達手段の回動動作による上記第2のカム手段の作用により生じる直進成分とを合わせた量だけ直進駆動されることを特徴とするレンズ鏡筒。
【0078】
(3) 第1の枠と、
第2の枠と、
第3の枠と、
上記第1の枠と上記第2の枠との間に設けられ、上記第2の枠を少なくとも光軸方向に移動させる第1のカム手段と、
上記第2の枠と上記第3の枠との間に設けられ、上記第3の枠を少なくとも光軸方向に移動させる第2のカム手段と、
上記第1の枠と上記第3の枠との間に設けられ、上記第1の枠の回動によって上記第1のカム手段により上記第2の枠および第3の枠をレンズ光軸方向の移動させると共に上記第3の枠を上記第2のカム手段によりさらにレンズ光軸方向に移動させる回動伝達手段と、
を有することを特徴とするレンズ鏡筒。
【0079】
【発明の効果】
上述のように本発明のレンズ鏡筒によれば、3つの枠のカム手段によって、必要とされる枠の移動量が確保され、鏡筒の小型化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるレンズ鏡筒を構成する沈胴駆動系の分解斜視図。
【図2】上記一実施の形態であるレンズ鏡筒を構成するレンズ群駆動系およびレンズ群枠部の分解斜視図。
【図3】図1,2のレンズ鏡筒の可動フレア絞り装着部周りの斜視図。
【図4】図1,2のレンズ鏡筒の2,3群枠等の分解斜視図。
【図5】図1,2のレンズ鏡筒のレンズ群駆動系の枠部材の一部を示した模式的分解斜視展開図。
【図6】図1,2のレンズ鏡筒の縦断面図であり、沈胴状態を示す。
【図7】図1,2のレンズ鏡筒の縦断面図であり、上半部が撮影準備状態およびワイド状態を、下半部がテレ状態を示す。
【図8】図1,2のレンズ鏡筒の可動フレア絞り装着部周りの縦断面図。
【図9】上記一実施形態のレンズ鏡筒の枠部材の変形例の駆動伝達機構部分の模式的分解斜視図。
【図10】図9の変形例の枠部材におけるカム枠Mと2群枠との相対駆動状態を示す模式的展開図。
【図11】図9の変形例の枠部材におけるカム枠Mとカム枠Fとの相対駆動状態を示す模式的展開図。
【符号の説明】
11 ……カム枠M(第1の枠)
12 ……カム枠F(第3の枠)
22 ……2群枠(第2の枠)
11f……直進溝(直進・回動カム手段)
11g……カム溝
(斜行溝,直進カム手段,第1のカム手段)
12c……カム溝
(斜行溝,直進・回動カム手段,第2のカム手段)
12a……突起(直進・回動カム手段)
32 ……カムフォロア(直進カム手段)
33 ……カムフォロア(直進・回動カム手段)
50 ……レンズ鏡筒
61g……カム溝(斜行溝,第1のカム手段)
63c……カム溝(斜行溝,第2のカム手段)
O ……光軸

Claims (1)

  1. 撮影レンズを有するレンズ鏡筒において、
    上記撮影レンズの光軸と平行な直進溝若しくは上記撮影レンズの光軸に対して傾斜させた溝であるガイド溝と上記撮影レンズの光軸と斜行する斜行溝とを有する第1の枠と、
    上記第1の枠の斜行溝と係合するカムフォロアと、第3の枠の斜行溝に係合するカムフォロアとを有する第2の枠と、
    上記撮影レンズの光軸に斜行する上記斜行溝と、上記第1の枠の上記ガイド溝と係合するカムフォロアとを有する上記第3の枠と、
    を有しており、上記第1の枠は、回転による駆動力を直接的に上記斜行溝により上記第2の枠と、上記第3の枠に伝達して、上記第2の枠を光軸方向に移動させ、上記第3の枠は、上記第1の枠の回動動作と、上記第2の枠の上記光軸方向移動を受けてさらに光軸方向移動が加えられることを特徴とするレンズ鏡筒。
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