JP4285341B2 - 無電極放電灯点灯装置 - Google Patents

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Description

本発明は、無電極放電灯に近接して配置された誘導コイルに高周波電力を供給することにより無電極放電灯を点灯させる無電極放電灯点灯装置に関するものである。
従来から、バルブ内に放電ガスが封入されてなる無電極放電灯に近接して配置された誘導コイルに高周波電力を供給し、誘導コイルに高周波電磁界を発生させることにより無電極放電灯を点灯させる無電極放電灯点灯装置が提供されている(例えば、特許文献1参照)。
この種の無電極放電灯点灯装置として、例えば図11及び図12に示すように、誘導コイルに供給される高周波電力を生成する電源回路を構成する回路部品が実装されたプリント配線板1と、プリント配線板1を収納するハウジング2とを備えるものがある。電磁ノイズの遮蔽のために、ハウジング2は金属で形成されることが多い。
この種の無電極放電灯装置において、プリント配線板1の印刷面に設けられた導電パターン(図示せず)を湿気から保護するために、従来は、図11に示すようにハウジング2内においてプリント配線板1を封止樹脂3で封止したり、図12に示すようにプリント配線板1に封止樹脂3を塗布して導電パターンを覆ったりしていた。
特開2002−140996号公報
ここで、封止樹脂3は空気に比べて比誘電率が高いため、図11のようにハウジング2に封止樹脂3を充填してプリント配線板1を封止すると、プリント配線板1の導電パターンとハウジング2の内面との間に発生する浮遊容量が大きくなる。一般に、高周波電力を生成する電源回路は一部が誘導コイルと無電極放電灯とともに共振回路を構成し、この共振回路はQ値が高いため、電源回路の出力は浮遊容量の影響を受けやすく、浮遊容量が大きいと始動時に無電極放電灯がちらつく、あるいは全く点灯しないなどの問題が発生するおそれがある。したがって、図11のようにハウジング2に封止樹脂3を充填してプリント配線板1を封止する場合には、浮遊容量を小さくして上記の問題の発生を防止するために、プリント配線板1の印刷面に対向するハウジング2の内面とプリント配線盤1との間の距離を大きくとる必要があり、低背化が難しかった。
一方、図12のようにプリント配線板1に封止樹脂3を塗布する場合、封止樹脂3とハウジング2の内面との間に空気を介在させることによる浮遊容量の低減及び低背化は可能である。しかし、プリント配線板1に封止樹脂3を塗布する場合、封止時に封止樹脂3がプリント配線板1から流れ落ちることがないように、封止樹脂3としては粘度の高いものを用いる必要があるので、封止樹脂3の流れを利用することができなかったため、製造コストが増大していた。また、封止樹脂3の厚さを均一にすることや、広い範囲を封止することが難しかった。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、低背化が可能であって、かつ製造の容易な無電極放電灯点灯装置を提供することにある。
請求項1の発明は、バルブ内に放電ガスが封入されてなる無電極放電灯に近接して配置された誘導コイルに高周波電力を供給し、誘導コイルに高周波電磁界を発生させることにより無電極放電灯を点灯させる無電極放電灯点灯装置であって、
誘導コイルに供給される高周波電力を生成するための電源回路を構成する回路部品が実装されたプリント配線板と、プリント配線板の印刷面に設けられた導電パターンを印刷面に沿った面内で囲む充填枠と、充填枠に充填され導電パターンを覆う封止樹脂と、プリント配線板並びに充填枠が収納される金属製のハウジングと、ハウジングにおいてプリント配線板の印刷面に対向する内面と封止樹脂との間に隙間が空くようにプリント配線板をハウジング内で支持する支持手段と、充填枠によって囲まれた範囲に対してプリント配線板を挟んだ反対側を囲む部品面充填枠と、部品面充填枠に充填された部品面封止樹脂とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、封止時には充填枠によって封止樹脂の漏出が防止されるので、封止樹脂として粘度の低いものを用いることができるから、封止樹脂の塗布によって導電パターンを封止する場合に比べて製造が容易となる。また、プリント配線板の印刷面に対向する内面と封止樹脂との間に隙間を空けているから、ハウジング内に封止樹脂を充填してプリント配線板を封止する場合に比べ、プリント配線板の導電パターンとハウジングとの間の浮遊容量を小さく抑えながらも、プリント配線板とハウジングとの間の距離を小さくして低背化が可能となる。しかも、プリント配線板にスルーホールが設けられている場合にも、スルーホールを通じて印刷面に水が浸入することを防ぐことができる。
請求項の発明は、請求項の発明において、充填枠と部品面充填枠とが互いに連結されていることを特徴とする。
この発明によれば、充填枠及び部品面充填枠を同時にプリント配線板に取り付けることができるから、製造がさらに容易となる。
請求項の発明は、請求項1又は2の発明において、充填枠は、回路部品のうち比較的に発熱量の多い発熱部品を囲み、
印刷面に沿った面内で充填枠に囲まれるとともに発熱部品を印刷面に沿った面内で囲み充填枠よりもプリント配線板の厚さ方向へ突出する放熱用充填枠と、放熱用充填枠に充填された放熱用封止樹脂とを備え、放熱用封止樹脂をハウジングに接触させたことを特徴とする。
この発明によれば、放熱用封止樹脂を通じた発熱部品の放熱が可能となる。
請求項の発明は、バルブ内に放電ガスが封入されてなる無電極放電灯に近接して配置された誘導コイルに高周波電力を供給し、誘導コイルに高周波電磁界を発生させることにより無電極放電灯を点灯させる無電極放電灯点灯装置であって、誘導コイルに供給される高周波電力を生成するための電源回路を構成する回路部品が実装されたプリント配線板と、プリント配線板の印刷面に設けられた導電パターンを印刷面に沿った面内で囲む充填枠と、充填枠に充填され導電パターンを覆う封止樹脂と、プリント配線板並びに充填枠が収納される金属製のハウジングと、ハウジングにおいてプリント配線板の印刷面に対向する内面と封止樹脂との間に隙間が空くようにプリント配線板をハウジング内で支持する支持手段とを備え、充填枠は、回路部品のうち比較的に発熱量の多い発熱部品を囲み、充填する封止樹脂の量を、発熱部品が封止樹脂からプリント配線板の厚さ方向に突出する程度とし、発熱部品の封止樹脂から突出した部位を、熱伝導率の高い材料からなる伝熱体を介してハウジングに熱的に接続したことを特徴とする。
この発明によれば、封止時には充填枠によって封止樹脂の漏出が防止されるので、封止樹脂として粘度の低いものを用いることができるから、封止樹脂の塗布によって導電パターンを封止する場合に比べて製造が容易となる。また、プリント配線板の印刷面に対向する内面と封止樹脂との間に隙間を空けているから、ハウジング内に封止樹脂を充填してプリント配線板を封止する場合に比べ、プリント配線板の導電パターンとハウジングとの間の浮遊容量を小さく抑えながらも、プリント配線板とハウジングとの間の距離を小さくして低背化が可能となり、さらに、伝熱体を通じた発熱部品の放熱が可能となる。
請求項の発明は、バルブ内に放電ガスが封入されてなる無電極放電灯に近接して配置された誘導コイルに高周波電力を供給し、誘導コイルに高周波電磁界を発生させることにより無電極放電灯を点灯させる無電極放電灯点灯装置であって、誘導コイルに供給される高周波電力を生成するための電源回路を構成する回路部品が実装されたプリント配線板と、プリント配線板の印刷面に設けられた導電パターンを印刷面に沿った面内で囲む充填枠と、充填枠に充填され導電パターンを覆う封止樹脂と、プリント配線板並びに充填枠が収納される金属製のハウジングと、ハウジングにおいてプリント配線板の印刷面に対向する内面と封止樹脂との間に隙間が空くようにプリント配線板をハウジング内で支持する支持手段とを備え、プリント配線板に接続される電線を、封止樹脂を通して引き出したことを特徴とする。
この発明によれば、封止時には充填枠によって封止樹脂の漏出が防止されるので、封止樹脂として粘度の低いものを用いることができるから、封止樹脂の塗布によって導電パターンを封止する場合に比べて製造が容易となる。また、プリント配線板の印刷面に対向する内面と封止樹脂との間に隙間を空けているから、ハウジング内に封止樹脂を充填してプリント配線板を封止する場合に比べ、プリント配線板の導電パターンとハウジングとの間の浮遊容量を小さく抑えながらも、プリント配線板とハウジングとの間の距離を小さくして低背化が可能となり、しかも、電線を伝ってハウジング内に水が浸入した場合にも、浸入した水は封止樹脂によって阻止されるから、プリント配線板への水の付着が防止される。
請求項の発明は、バルブ内に放電ガスが封入されてなる無電極放電灯に近接して配置された誘導コイルに高周波電力を供給し、誘導コイルに高周波電磁界を発生させることにより無電極放電灯を点灯させる無電極放電灯点灯装置であって、誘導コイルに供給される高周波電力を生成するための電源回路を構成する回路部品が実装されたプリント配線板と、プリント配線板の印刷面に設けられた導電パターンを印刷面に沿った面内で囲む充填枠と、充填枠に充填され導電パターンを覆う封止樹脂と、プリント配線板並びに充填枠が収納される金属製のハウジングと、ハウジングにおいてプリント配線板の印刷面に対向する内面と封止樹脂との間に隙間が空くようにプリント配線板をハウジング内で支持する支持手段とを備え、充填枠が柔軟性を有する材料からなることを特徴とする。
この発明によれば、封止時には充填枠によって封止樹脂の漏出が防止されるので、封止樹脂として粘度の低いものを用いることができるから、封止樹脂の塗布によって導電パターンを封止する場合に比べて製造が容易となる。また、プリント配線板の印刷面に対向する内面と封止樹脂との間に隙間を空けているから、ハウジング内に封止樹脂を充填してプリント配線板を封止する場合に比べ、プリント配線板の導電パターンとハウジングとの間の浮遊容量を小さく抑えながらも、プリント配線板とハウジングとの間の距離を小さくして低背化が可能となり、しかも、充填枠封止樹脂充填する際にプリント配線板に反りが発生した場合でも充填枠が追従するから、プリント配線板と充填枠との間に隙間が生じにくいので、より確実に封止樹脂の漏出を防ぐことができる。
請求項の発明は、請求項1乃至請求項のいずれかの発明において、封止樹脂として、粘度が3000mPa・s以下のものを用いたことを特徴とする。
本発明によれば、封止時の封止樹脂の漏出が充填枠により防止されるから、粘度が低い封止樹脂を用いて、封止樹脂の充填に要する時間を短縮することができるのである。
本発明によれば、導電パターンを囲む充填枠によって封止の際の封止樹脂の流出が防止されることにより、封止樹脂として粘度の低いものを用いることができるから、封止樹脂の塗布によって導電パターンを封止する場合に比べて製造が容易となる。また、プリント配線板の印刷面に対向する内面と封止樹脂との間に隙間を空けてプリント配線板を支持する支持手段を備えることにより、ハウジング内に封止樹脂を充填してプリント配線板を封止する場合に比べ、プリント配線板の導電パターンとハウジングとの間の浮遊容量を小さく抑えながらも、プリント配線板とハウジングとの間の距離を小さくして低背化が可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
本実施形態は、図1に示すように、電源回路を構成する回路部品3が実装された長方形状のプリント配線板1と、プリント配線板1を収納した金属製のハウジング2とを備える。ハウジング2は、プリント配線板1を収納した収納凹部21aが一面に設けられた直方体形状のボディ21と、収納凹部21aを覆うカバー22(図9参照)とからなる。
本実施形態における回路部品11はプリント配線板1の印刷面に表面実装されている。また、プリント配線板1には、印刷面に沿った面内において回路部品11と導電パターン(図示せず)とを囲む充填枠4が例えば樹脂接着剤で貼着されている。充填枠4には、例えばウレタンを配合した合成樹脂やシリコーン樹脂のような封止樹脂3が充填され、この封止樹脂3により回路部品3と導電パターンとが封止され湿気から保護されている。
ここで、充填枠4としては、例えばゴム系スポンジのような柔軟性を有する材料を用いることが望ましい。この構成を採用すれば、充填枠4に封止樹脂3を充填する際にプリント配線板1に反りが発生しても充填枠4が追従することによりプリント配線板1と充填枠4との間に隙間が生じにくいから、充填枠4からの封止樹脂3の漏出が防止される。
また、封止樹脂3は、1液型でも2液混合型でもよいが、粘度(2液混合型の場合は混合直後の粘度)が3000mPa・s以下のものを用いることが、充填に要する時間を短縮するためには望ましい。
充填枠4は、図1(b)に示すように外周がプリント配線板1の印刷面よりも僅かに小さい角筒形状の4隅を内側へ曲げた形状としてあり、充填枠4及び封止樹脂3からプリント配線板1の4隅が露出するようになっている。そして、プリント配線板1の露出した4隅には、それぞれハウジング2へのねじ止めのためのねじS(図2(b)参照)が挿通されるねじ挿通穴1aが表裏に貫設されている。図2に示すように、収納凹部21aの底面の4隅には、それぞれ収納凹部21aの開口面へ向かって突出する台座突起21bが例えば曲げ加工によって設けられていて、各台座突起21bの頂点にはそれぞれねじ穴21cが表裏に貫設されている。プリント配線板1は、印刷面を収納凹部21aの底面に向けて、露出した4隅がそれぞれ台座突起21bにねじ止めされることによってハウジング2内に支持されている。また、台座突起21bの突出寸法は、収納凹部21aの底面と封止樹脂3との間に隙間が空く程度に大きくしてある。つまり、台座突起21bが支持手段である。
ここで、プリント配線板1に接続される電線Cは、図3に示すように封止樹脂3を通して引き出すことが望ましい。この構成を採用すれば、ハウジング2外から電線Cを伝って水が浸入しても、水は封止樹脂3によって阻止されるから、プリント配線板1への水の付着が防止される。
さらに、プリント配線板1とハウジング2との間の絶縁のために、収納凹部21aの内面には絶縁シート5を配設することが望ましい。
上記構成によれば、封止時には充填枠4によって封止樹脂3の漏出が防止されるので、封止樹脂3として粘度の低いものを用いることができるから、封止樹脂3の塗布によって導電パターンを封止する場合に比べて製造が容易となる。また、台座突起21bによってプリント配線板1を支持することで、プリント配線板1の印刷面に対向する内面と封止樹脂3との間に隙間を空けているから、空気の比誘電率が封止樹脂3よりも小さいことにより、ハウジング2内に封止樹脂3を充填してプリント配線板1を封止する場合に比べ、プリント配線板1の導電パターンとハウジング2との間の浮遊容量を小さく抑えながらも、プリント配線板1とハウジング2との間の距離を小さくして低背化が可能となる。
なお、支持手段としては、ハウジング2に台座突起21bやねじ穴21cを設ける代わりに、ハウジング2に取り付けられてプリント配線板1を支持するスペーサ(図示せず)を用いてもよい。また、絶縁シート5に十分な機械的強度があれば、台座突起21bやねじ穴21cをハウジング2に設ける代わりに絶縁シート5に設けてもよい。
(実施形態2)
実施形態1において、プリント配線板1にピン挿入実装されている回路部品が存在する場合、ピン挿入実装のために設けられたスルーホールを通じて水がプリント配線板1の印刷面側に浸入することが考えられる。
本実施形態は、上記事由に鑑みて実施形態1を改良したものであり、図4に示すように、充填枠4によって囲まれた範囲に対してプリント配線板1を挟んだ反対側を囲む部品面充填枠41を設けるとともに、部品面充填枠41に部品面封止樹脂31を充填したことを特徴とする。部品面充填枠41及び部品面封止樹脂31には、それぞれ充填枠4及び封止樹脂3と同様の材料を用いることができる。
上記構成によれば、プリント配線板1の印刷面側へのスルーホールを通じた水の浸入を部品面封止樹脂31によって防ぐことができる。また、プリント配線板1の部品面にピン挿入実装されている回路部品を部品面封止樹脂31によって覆って湿気から保護することができる。
また、図5(a)(b)に示すように、部品面充填枠41を充填枠4と一体に形成してもよい。具体的には例えば、充填枠4をプリント配線板1の全周を囲む筒状に形成するとともに、プリント配線板1の4隅を挿通する穴を充填枠4に設けることにより、充填枠4を、図4の例での充填枠4と部品面充填枠41とがプリント配線板1の辺に沿った4箇所でそれぞれ連結された形状としている。また、充填枠4の内周面には、プリント配線板1の端部が嵌合する溝4aを設けている。この構成を採用すれば、部品面充填枠41を別途に取り付ける必要がないから、図4の例に比べて製造が容易となる。
(実施形態3)
ところで、高周波電力を生成する電源回路として一般的に用いられているものはスイッチング素子を有し、スイッチング素子を高周波でオンオフすることによって高周波電力を生成している。したがって、スイッチング素子は比較的に発熱量が多くなる。そして、実施形態1においては、封止樹脂3とハウジング2との間に隙間を空けているので、図11の従来例のようにハウジング2内に封止樹脂3を充填する場合に比べて放熱の効率が低下して上記スイッチング素子などの比較的に発熱量の多い発熱部品の放熱が不十分となる可能性がある。
本実施形態は上記事由に鑑みて実施形態1を改良したものであり、図6に示すように、発熱部品12の印刷面からの突出寸法よりも封止樹脂3の厚さ寸法を小さくし、発熱部品12を封止樹脂3から露出させている。さらに、熱伝導率の高い材料からなる伝熱体6を、絶縁シート5に設けた穴に挿通して、発熱部品12において封止樹脂3から露出した部位と、収納凹部21aの底面とにそれぞれ接触させることにより、発熱部品12を伝熱体6を介してハウジング2に熱的に接続している。
上記構成によれば、伝熱体6を通じた発熱部品12の放熱が可能となる。
また、伝熱体6を設ける代わりに、図7に示すように、発熱部品12において封止樹脂3から露出した部位を印刷面に沿った面内において囲む放熱用充填枠42を封止樹脂3に貼着し、放熱用充填枠42には熱伝導率の高い合成樹脂からなる放熱用樹脂32を充填して発熱部品12を封止してもよい。この構成を採用すれば、放熱用樹脂32を通じた発熱部品12の放熱が可能である。また、伝熱体6のように発熱部品12に対する位置がずれて放熱の効率が低下するようなことがない。
さらに、図8に示すように、放熱用充填枠42を、充填枠4に囲まれかつ印刷面からの突出寸法が充填枠4よりも大きい形状とし、放熱用充填枠42を充填枠4と同時にプリント配線板1に取り付けるようにしてもよい。この構成を採用すれば、放熱用充填枠42の取り付けと充填枠4の取り付け、放熱用封止樹脂32の充填と封止樹脂3の充填とをそれぞれ同時に行うことができるから、図7の例に比べて製造が容易となる。
なお、本実施形態においては、伝熱体6や放熱用封止樹脂32が支持手段ともなり得るから、台座突起21bの数を減らすことができる。
(実施形態4)
本実施形態の基本構成は実施形態1と共通であるので、共通する構成については同じ符号を付して図示並びに説明を省略する。
実施形態1ではプリント配線板1の印刷面を収納凹部21aの底面に向けていたのに対し、本実施形態は図9に示すようにプリント配線板1の印刷面を収納凹部21aの開口に向けていることを特徴とする。また、支持手段としては、台座突起21bを設ける代わりに、収納凹部21aの内側面から内側へ突設された棚状突起21dに、プリント配線板1を載置している。
上記構成によれば、プリント配線板1を収納凹部21aに収納した後に封止樹脂3を充填することができるから、製造の自由度が向上している。ここで、プリント配線板1の部品面に回路部品11が実装されている場合、印刷面を上向きとしてプリント配線板1を平面上に安定した姿勢で載置することができないから、充填枠4に封止樹脂3を充填する際は何らかの手段でプリント配線板1を支持する必要がある。しかし、プリント配線板1をボディ2に取り付けた後に封止樹脂3を充填すれば、プリント配線板1はボディ2に支持されるから、充填枠4に封止樹脂3を充填する際にプリント配線板1を支持する手段を別途に用意する必要がない。
さらに、図10に示すように、充填枠4を一端部が内側へ折り返された筒形状とし、プリント配線板1を充填枠4に収納して充填枠4の折り返された一端をプリント配線板1の部品面の周縁部に貼着することにより、封止樹脂3がプリント配線板1の印刷面と部品面の周縁部とに跨るようにしてもよい。この構成を採用すれば、プリント配線板1と充填枠4との結合部がプリント配線板1の印刷面から離れることになるから、プリント配線板1と充填枠4との間からプリント配線板1の印刷面への水の浸入をより確実に防ぐことができる。
本発明の実施形態1を示す図であり、(a)は断面図、(b)はプリント配線板の下面図である。 同上を示す図であり、(a)はボディの平面図、(b)はボディへのプリント配線板の取り付け方を示す説明図である。 同上に電線を接続した状態を示す断面図である。 本発明の実施形態2を示す断面図である。 同上の別の形態を示す図であり、(a)は断面図、(b)はプリント配線板の下面図である。 本発明の実施形態3を示す断面図である。 同上の別の形態を示す断面図である。 同上の更に別の形態を示す断面図である。 本発明の実施形態4を示す断面図である。 同上の別の形態を示す断面図である。 従来例を示す断面図である。 別の従来例を示す断面図である。
符号の説明
1 プリント配線板
2 ハウジング
3 封止樹脂
4 充填枠
6 伝熱体
11 回路部品
12 発熱部品
21 ボディ
21a 収納凹部
21b 台座突起
21d 棚状突起
22 カバー
31 部品面封止樹脂
32 放熱用封止樹脂
41 部品面充填枠
42 放熱用充填枠
C 電線

Claims (7)

  1. バルブ内に放電ガスが封入されてなる無電極放電灯に近接して配置された誘導コイルに高周波電力を供給し、誘導コイルに高周波電磁界を発生させることにより無電極放電灯を点灯させる無電極放電灯点灯装置であって、
    誘導コイルに供給される高周波電力を生成するための電源回路を構成する回路部品が実装されたプリント配線板と、プリント配線板の印刷面に設けられた導電パターンを印刷面に沿った面内で囲む充填枠と、充填枠に充填され導電パターンを覆う封止樹脂と、プリント配線板並びに充填枠が収納される金属製のハウジングと、ハウジングにおいてプリント配線板の印刷面に対向する内面と封止樹脂との間に隙間が空くようにプリント配線板をハウジング内で支持する支持手段と、充填枠によって囲まれた範囲に対してプリント配線板を挟んだ反対側を囲む部品面充填枠と、部品面充填枠に充填された部品面封止樹脂とを備えることを特徴とする無電極放電灯点灯装置。
  2. 充填枠と部品面充填枠とが互いに連結されていることを特徴とする請求項1記載の無電極放電灯点灯装置。
  3. 充填枠は、回路部品のうち比較的に発熱量の多い発熱部品を囲み、
    印刷面に沿った面内で充填枠に囲まれるとともに発熱部品を印刷面に沿った面内で囲み充填枠よりもプリント配線板の厚さ方向へ突出する放熱用充填枠と、放熱用充填枠に充填された放熱用封止樹脂とを備え、放熱用封止樹脂をハウジングに接触させたことを特徴とする請求項1又は2記載の無電極放電灯点灯装置。
  4. バルブ内に放電ガスが封入されてなる無電極放電灯に近接して配置された誘導コイルに高周波電力を供給し、誘導コイルに高周波電磁界を発生させることにより無電極放電灯を点灯させる無電極放電灯点灯装置であって、
    誘導コイルに供給される高周波電力を生成するための電源回路を構成する回路部品が実装されたプリント配線板と、プリント配線板の印刷面に設けられた導電パターンを印刷面に沿った面内で囲む充填枠と、充填枠に充填され導電パターンを覆う封止樹脂と、プリント配線板並びに充填枠が収納される金属製のハウジングと、ハウジングにおいてプリント配線板の印刷面に対向する内面と封止樹脂との間に隙間が空くようにプリント配線板をハウジング内で支持する支持手段とを備え、
    充填枠は、回路部品のうち比較的に発熱量の多い発熱部品を囲み、
    充填する封止樹脂の量を、発熱部品が封止樹脂からプリント配線板の厚さ方向に突出する程度とし、発熱部品の封止樹脂から突出した部位を、熱伝導率の高い材料からなる伝熱体を介してハウジングに熱的に接続したことを特徴とする無電極放電灯点灯装置。
  5. バルブ内に放電ガスが封入されてなる無電極放電灯に近接して配置された誘導コイルに高周波電力を供給し、誘導コイルに高周波電磁界を発生させることにより無電極放電灯を点灯させる無電極放電灯点灯装置であって、
    誘導コイルに供給される高周波電力を生成するための電源回路を構成する回路部品が実装されたプリント配線板と、プリント配線板の印刷面に設けられた導電パターンを印刷面に沿った面内で囲む充填枠と、充填枠に充填され導電パターンを覆う封止樹脂と、プリント配線板並びに充填枠が収納される金属製のハウジングと、ハウジングにおいてプリント配線板の印刷面に対向する内面と封止樹脂との間に隙間が空くようにプリント配線板をハウジング内で支持する支持手段とを備え、
    プリント配線板に接続される電線を、封止樹脂を通して引き出したことを特徴とする無電極放電灯点灯装置。
  6. バルブ内に放電ガスが封入されてなる無電極放電灯に近接して配置された誘導コイルに高周波電力を供給し、誘導コイルに高周波電磁界を発生させることにより無電極放電灯を点灯させる無電極放電灯点灯装置であって、
    誘導コイルに供給される高周波電力を生成するための電源回路を構成する回路部品が実装されたプリント配線板と、プリント配線板の印刷面に設けられた導電パターンを印刷面に沿った面内で囲む充填枠と、充填枠に充填され導電パターンを覆う封止樹脂と、プリント配線板並びに充填枠が収納される金属製のハウジングと、ハウジングにおいてプリント配線板の印刷面に対向する内面と封止樹脂との間に隙間が空くようにプリント配線板をハウジング内で支持する支持手段とを備え、
    充填枠が柔軟性を有する材料からなることを特徴とする無電極放電灯点灯装置。
  7. 封止樹脂として、粘度が3000mPa・s以下のものを用いたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか記載の無電極放電灯点灯装置
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