JP4285182B2 - 車両盗難防止システム及びこれを用いた車両盗難防止方法 - Google Patents

車両盗難防止システム及びこれを用いた車両盗難防止方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両の盗難を防止する車両盗難防止システム及びこれを用いた車両盗難防止方法に関する。
従来、車両の盗難を防止するものとして、例えば、不正なドアの開閉や振動の発生等から車両に対する盗難行為を検出し、警報装置を作動させて盗難者を威嚇するといった構成の車両盗難防止装置が種々提案されている。また、盗難行為の発生を車両の所有者或いは使用者に報知するために、盗難行為が発生したときに盗難検出信号を無線電波により送出し、これを家屋に設けられた制御盤で受信して専用の警告灯等を点灯させるといった試みも検討されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平8−167081号公報(第3頁、図4)
しかしながら、警報装置の作動によって盗難者を威嚇する構成の車両盗難防止装置は、警報装置の作動に脅威を感じない盗難者に対しては効果が薄く、特に、この種の盗難防止装置の取り扱いに慣れた盗難常習者は、警報装置を断線させて盗難行為に及ぶことも想定され、必ずしも満足のいく盗難防止効果が得られないのが現状である。
また、前記特許文献1に記載されているように、盗難行為が発生したときに、家屋に設けられた専用の警告灯を点灯させて車両の所有者或いは使用者に盗難行為の発生を報知する構成のものでは、車両の所有者或いは使用者が自ら盗難者を追い払ったり、盗難者を取り押さえたりすることも期待できるが、盗難者と対峙するのは危険が伴うものであり、できれば避けることが望ましい。また、車両の盗難防止用に専用の警告灯を設けることはコストアップにつながり、コスト的な面から見ても改善が望まれる。
本発明は、以上のような従来の実情に鑑みて創案されたものであって、車両の所有者或いは使用者が盗難者と対峙することなく盗難者に心理的な圧迫感を与えることができ、且つ安価な構成で高い盗難防止効果を発揮することができる車両盗難防止システム及びこれを用いた車両盗難防止方法を提供することを目的としている。
本発明者は前記目的を達成すべく鋭意検討を重ねた結果、盗難者に対して心理的な圧迫感を与えるには、車両に対する盗難行為が車両の所有者或いは使用者に気付かれたと思わせることが極めて有効であり、盗難者に対してこのような心理的な圧迫感を与えることにより車両に対する盗難行為を有効に防止できることを見出すに至った。
本発明は、以上のような知見に基づいて創案されたものであり、車載盗難検出装置が車両に対する盗難行為を検出したときに、車載送信機が盗難検出信号を送信し、この盗難検出信号を車両が駐車された家屋に設置された受信機で受信して、この家屋に設置されている照明装置を点灯させるようにしている。
ここで、照明装置としては、室内等を照明するための照明装置等、家屋に既設の照明装置が用いられる。本発明では、車載盗難検出装置による盗難行為の検出に連動して、このような照明装置を点灯させることにより、盗難行為を働く盗難者に、盗難行為が車両の所有者に気付かれたと思わせて、心理的な圧迫感を与えることができる。
本発明によれば、車載盗難検出装置による盗難行為の検出に連動して車両が駐車された家屋に設置されている照明装置を点灯させて、盗難者に盗難行為が車両の所有者或いは使用者に気付かれたと思わせるようにしているので、盗難者と対峙することなく盗難者に心理的な圧迫感を与えることができ、高い盗難防止効果を発揮することができる。
また、本発明によれば、家屋に既設の照明装置を点灯させることによって盗難者に心理的な圧迫感を与える構成としているので、例えば、専用の警告灯等を別途設置する必要もなく、安価な構成で高い盗難防止効果を発揮することができる。
以下、本発明の具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明を適用した車両盗難防止システムの一構成例を模式的に示す概略構成図である。この車両盗難防止システムは、車両に搭載された車載盗難検出装置1による盗難行為の検出に連動して、車両の所有者の自宅に設置されている照明装置3a,3bを点灯させることで、盗難行為が車両の所有者に気付かれたと盗難者に思わせ、盗難者に心理的な圧迫感を与えて、これにより車両の盗難を効果的に防止できるようにしている点に大きな特徴を有するものである。
これを実現するために、車両には、前記車載盗難検出装置1と共に、盗難検出信号を送信する車載送信機2が搭載されている。また、車両の所有者の自宅には、前記照明装置3a,3bの他に、車載送信機2から送信された盗難検出信号を受信する受信機4a,4bが設置されている。更に、照明装置3a,3bを遠隔操作により制御するためのリモコン送信機5a,5b及びリモコン受信機6a,6bが設けられ、リモコン受信機6aは照明装置3aに、リモコン受信機6bは照明装置3bにそれぞれ取り付けられている。また、前記受信機4aがリモコン送信機5aと一体に構成され、前記受信機4bがリモコン送信機5bと一体に構成されている。
なお、照明装置3a,3bは、車両所有者の自宅の室内を照明するために既設されている照明装置であり、特に本実施形態では、車両所有者の自宅が二階建てである場合を例に挙げ、上階の室内を照明する照明装置3aと下階の室内を照明する照明装置3bとを、車両盗難防止システムに利用した例について説明する。
車載盗難検出装置1は、車両に対する盗難行為を検出するものであり、図2に示すように、当該車載盗難検出装置1の動作を制御するコントローラ11を備えている。このコントローラ11には、例えば、車両キーからドアの施錠又は解錠を指示するキーレスエントリ信号を受信するキーレス受信機12や、車両ドアの開閉状態を検出するドア開閉検出スイッチ13、車両ドアの施解錠状態を検出するドアロック/アンロック状態検出スイッチ14等の各種スイッチ類、車両の振動を検知する振動センサ15、車室内への人体の侵入を検出する赤外線センサ16、電気回路系の電圧変化を検知する電圧センサ17等の各種センサが接続されている。また、コントローラ11には、ホーン18やハザードランプ19、音声再生装置20等が接続され、更に、本発明を適用した車両盗難防止システムにおいては、この車載盗難検出装置1のコントローラ11に、車載送信機2が接続されている。
以上のように構成される車載盗難検出装置1は、キーレス受信機12によって車両ドアの施錠を指示するキーレス信号が受信されたことをトリガとして、盗難行為の検出スタンバイ状態とされる。そして、盗難行為の検出スタンバイ状態とされている間に、ドア開閉検出スイッチ13やドアロック/アンロック状態検出スイッチ13からの信号に基づいて不正な車両ドアの開閉が行われたと判断されたときや、振動センサ15により所定値以上の振動が検知されたとき、赤外線センサ16により車室内への人体の侵入が検出されたとき、更には、電圧センサ17により電気回路系の異常な電圧降下が検出されたときに、コントローラ11が、車両に対する盗難行為が行われたと判断して、ホーン18の鳴動やハザードランプ19の点灯により、盗難者に対する警告を行う。
また、コントローラ11は、車両に対する盗難行為が行われたと判断したときには、音声再生装置20を動作させて予め録音された音声を再生させ、盗難者を威嚇する。ここで、盗難者を威嚇するために音声再生装置20で再生する音声としては様々なものが考えられるが、盗難行為が車両の所有者に気付かれたと盗難者に思い込ませるといった観点からは、例えば、車両の所有者が自宅の階段を降りる音を事前に録音しておき、盗難行為が行われたときに音声再生装置20によりこれを再生することが極めて有効である。
車載送信機2は、車載盗難検出装置1によって車両に対する盗難行為が検出されたときに、盗難検出信号を送信するものである。この車載送信機2は、上述したように車載盗難防止装置1のコントローラ11に接続されており、コントローラ11により車両に対する盗難行為が行われたと判断されたときに、これに連動して、例えば無線電波等を用いて、盗難行為の発生を示す盗難検出信号を送信する。ここで、特に本実施形態の車載送信機2は、タイマ回路を内蔵した構成とされており、所定の時間間隔で前記盗難検出信号を複数回送信できるようになっている。具体的には、この車載送信機2は、例えば、車載盗難検出装置1によって車両に対する盗難行為が検出された直後に、車両所有者の自宅に設置された一方の受信機4aに受信させるための盗難検出信号を送信する。そして、タイマ回路で所定時間カウントした後に、車両所有者の自宅に設置された他方の受信機4bに受信させるための盗難検出信号を送信する。
受信機4a,4bは、車両所有者の自宅に設置されて、車載送信機2から送信される盗難検出信号を受信するものである。これらのうち一方の受信機4aは、車両所有者の自宅の上階側に設置され、他方の受信機4bは、車両所有者の自宅の下階側に設置される。そして、特に本実施形態では、一方の受信機4aが上階側の照明装置3aを遠隔操作により制御するためのリモコン送信機5aと一体に構成され、これら受信機4aとリモコン送信機5aとが連携して動作できるようになっている。また、他方の受信機4bが下階側の照明装置3bを遠隔操作により制御するためのリモコン送信機5bと一体に構成され、これら受信機4bとリモコン送信機5bとが連携して動作できるようになっている。
リモコン送信機5a,5bは、操作者によるスイッチ操作に応じて、例えば赤外線等を用いて、照明装置3a,3bを制御するための照明制御信号を送信するものである。そして、特に本実施形態では、上述したように、リモコン送信機5aは受信機4aと、リモコン送信機5bは受信機4bとそれぞれ一体に構成されており、受信機4aが車載送信機2から送信される盗難検出信号を受信したときには、リモコン送信機5aがリモコン受信機6aに向けて上階側の照明装置4aの点灯を指示する照明制御信号を送信し、受信機4bが車載送信機2から送信される盗難検出信号を受信したときには、リモコン送信機5bがリモコン受信機6bに向けて下階側の照明装置4bの点灯を指示する照明制御信号を送信するようになっている。
リモコン受信機6a,6bは、リモコン送信機5a,5bから送信される照明制御信号を受信して、受信した照明制御信号に応じて照明装置3a,3bを制御するものである。そして、特に本実施形態では、これらリモコン受信機6a,6bのうちの一方のリモコン受信機6aが上階側の照明装置3aに取り付けられ、他方のリモコン受信機6bが下階側の照明装置3bに取り付けられている。
具体的には、リモコン受信機6a,6b(以下、特にこれらを区別しないときはリモコン受信機6と総称する。)は、例えば図3に示すように、略円筒状に成形された筐体21の内部にリモコン受信回路等が形成された電気回路基板が収納された構成となっており、筐体21の一方の端面には、照明装置3a,3b(以下、特にこれらを区別しないときには照明装置3と総称する。)のコネクタ22に設けられた引掛栓刃22aが係合される係合溝21aが形成されている。また、リモコン受信機6の筐体21の他方の端面には、図4に示すように、家屋の天井部分に設置された配電装置である引掛シーリング23に形成された係合溝23aに係合する引掛栓刃21bが設けられている。そして、リモコン受信機6は、筐体21の引掛栓刃21bを引掛シーリング23の係合溝23aに係合させると共に、係合溝21aに照明装置3のコネクタ22の引掛栓刃22aを係合させることによって、引掛シーリング23と照明装置3との間に介装されるようになっている。
なお、引掛シーリング23の係合溝23aや照明装置3のコネクタ22の引掛栓刃22aは、標準の形状が規格化されており、リモコン受信機6の筐体21に形成される係合溝21aや引掛栓刃21bは、この標準規格に則ったものとされる。
このようなリモコン受信機6のうち、上階側の照明装置3aに取り付けられるリモコン受信機6aは、車載盗難検出装置1による盗難行為の検出に連動して車載送信機2から送信された盗難検出信号が受信機4aによって受信され、リモコン送信機5aから照明装置4aの点灯を指示する照明制御信号が送信されたときに、この照明制御信号を受信してこれに応じた制御を行い、照明装置4aを点灯させる。また、下階側の照明装置3bに取り付けられるリモコン受信機6bは、車載盗難検出装置1による盗難行為の検出に連動して車載送信機2から送信された盗難検出信号が受信機4bによって受信され、リモコン送信機5bから照明装置4bの点灯を指示する照明制御信号が送信されたときに、この照明制御信号を受信してこれに応じた制御を行い、照明装置4bを点灯させる。
ここで、以上のように構成される本実施形態の車両盗難防止システムの動作概要について、図5のフローチャートを参照して簡単に説明する。
先ず、車両が所有者の自宅付近の駐車場等に駐車され、車両キーからのキーレス信号により車両ドアが施錠されると、車載盗難検出装置1が盗難行為の検出スタンバイ状態とされる(ステップS1)。そして、車載盗難検出装置1が盗難行為の検出スタンバイ状態とされている間に、駐車中の車両に対して盗難者が盗難行為を働くと、その盗難行為が車載盗難検出装置1によって検出される(ステップS2)。
車載盗難検出装置1によって盗難行為が検出されると、これに連動して、車載送信機2から盗難検出信号が送信される。また、このとき、車載送信機2は、タイマ回路を起動して所定時間のカウントを開始する(ステップS3)。
車載盗難検出装置1によって盗難行為が検出された直後に車載送信機2から送信された盗難検出信号は、先ず、車両所有者の自宅の上階側に設置された受信機4aで受信される(ステップS4)。そして、受信機4aが盗難検出信号を受信すると、この受信機4aと一体に構成されているリモコン送信機5aから、上階側の照明装置3aの点灯を指示する照明制御信号が送信される(ステップS5)。この照明制御信号は、上階側の照明装置3aに取り付けられたリモコン受信機6aによって受信される(ステップS6)。
リモコン受信機6aはリモコン送信機5aからの照明制御信号を受信すると、この照明制御信号に応じて上階側の照明装置3aを制御する。これにより、上階側の照明装置3aが点灯することになる(ステップS7)。
次に、ステップS3でカウントを開始した所定時間が経過した段階で(ステップS8)、車載送信機2から盗難検出信号が再度送信される(ステップS9)。ここで送信された盗難検出信号は、車両所有者の自宅の下階側に設置された受信機4bで受信される(ステップS10)。そして、受信機4bが盗難検出信号を受信すると、この受信機4bと一体に構成されているリモコン送信機5bから、下階側の照明装置3bの点灯を指示する照明制御信号が送信される(ステップS11)。この照明制御信号は、下階側の照明装置3bに取り付けられたリモコン受信機6bによって受信される(ステップS12)。
リモコン受信機6bはリモコン送信機5bからの照明制御信号を受信すると、この照明制御信号に応じて下階側の照明装置3bを制御する。これにより、下階側の照明装置3bが点灯することになる(ステップS13)。なお、点灯された照明装置3a,3bは、点灯後に所定時間経過すると自動的に消灯するようにしてもよい。これにより、例えば車両所有者が自宅に不在の場合等に、照明装置3a,3bが長時間点灯したままとなって無駄に電力が消費されるといった不都合を回避することができる。また、このとき、照明装置3a,3bの点灯を継続させる所定時間がランダムに設定されるようにしておけば、照明装置3a,3bが自動で点消灯されるものであることが盗難者に気付かれる可能性も低減でき、より高い盗難防止効果が期待できる。
以上説明したように、本実施形態の車両盗難防止システムでは、車両に搭載された車載盗難検出装置1によって盗難行為が検出されたときに、これに連動して、車両所有者の自宅の照明装置3a,3bを点灯させるようにしているので、盗難者に対して、盗難行為が車両所有者に気付かれたと思わせて、心理的な圧迫感を与えることができる。これにより、盗難者に車両の盗難行為を諦めさせることができ、車両の盗難を効果的に防止することができる。また、このとき、車両所有者は、盗難者と実際に対峙することなくこの盗難者に対して心理的な圧迫感を与えることができるので、安全である。
また、本実施形態の車両盗難防止システムでは、上階側の照明装置3aと下階側の照明装置3bとを所定の時間差で順次点灯させるようにしているので、盗難者に車両所有者が近付いてきていると思わせることができ、盗難者により強い心理的な圧迫感を与えて、より高い盗難防止効果を発揮することができる。また、このような照明装置3a,3bの制御と連携させて車載盗難検出装置1に設けられた音声再生装置20を動作させ、例えば、上階側の照明装置3aを点灯させてから下階側の照明装置3bを点灯させるまでの間に、音声再生装置20で車両所有者が階段を降りる音を再生するようにすれば、盗難者に更に強い心理的な圧迫感を与えて、極めて高い盗難防止効果を発揮することができる。
また、本実施形態の車両盗難防止システムでは、車両所有者の自宅の室内を照明するために既設されている照明装置3a,3bを点灯させることによって盗難者に心理的な圧迫感を与える構成としているので、例えば、専用の警告灯等を別途設置する必要もなく、安価な構成で高い盗難防止効果を発揮することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明を適用した車両盗難防止システムの他の例について説明する。本実施形態の車両盗難防止システムでは、図6に示すように、車載送信機2からの盗難検出信号を受信する受信機4a,4bがリモコン受信機6a,6bにそれぞれ内蔵されており、これら受信機4a,4bによって車載送信機2からの盗難検出信号が受信されたときに、リモコン受信機6a,6bが照明装置4a,4bを強制的に点灯させる制御を行うようにしている。なお、その他の構成については上述した第1の実施形態の車両盗難防止システムと同様であるので、以下、第1の実施形態と同様の部分については同一の符号を用いて、詳細な説明は省略する。
本実施形態では、受信機4a,4bがリモコン送信機5a,5bとは切り離されて、リモコン受信機6a,6b側にそれぞれ内蔵された構成となっているので、リモコン送信機5a,5bを比較的自由な形状とすることができる。例えば、図7に示すように、リモコン送信機5a,5b(以下、特にこれらを区別しないときにはリモコン送信機5と総称する。)をリモコン受信機6に対して着脱可能に形成し、リモコン受信機6を照明装置3に取り付ける前の段階や不使用時には、リモコン送信機5をリモコン受信機6と組み合わせて保管できるようにすることも可能である。この場合、リモコン送信機5の外周面にロゴマーク等を刻印しておけば、美観的にも優れたものとすることができる。
本実施形態におけるリモコン受信機6は、基本的にはリモコン送信機5から送信さる照明制御信号を受信して、これに応じて照明装置3を制御するが、内蔵する受信機4によって車載送信機2からの盗難検出信号が受信されたときには、照明制御信号の有無に拘わらず、強制的に照明装置3を点灯させる制御を行う。すなわち、上階側の照明装置3aに取り付けられるリモコン受信機6aは、内蔵する受信機4aと連携して動作するようになっており、車載盗難検出装置1による盗難行為の検出に連動して車載送信機2から送信された盗難検出信号が受信機4aによって受信れたときに、上階側の照明装置3aを強制的に点灯させる制御を行う。また、下階側の照明装置3bに取り付けられるリモコン受信機6bは、内蔵する受信機4bと連携して動作するようになっており、車載盗難検出装置1による盗難行為の検出に連動して車載送信機2から送信された盗難検出信号が受信機4bによって受信されたときに、下階側の照明装置3bを強制的に点灯させる制御を行う。
これにより、本実施形態においても、車載盗難検出装置1による盗難行為の検出に連動して、車両の所有者の自宅に設置されている照明装置3a,3bを点灯させることができ、盗難行為が車両の所有者に気付かれたと盗難者に思わせて、盗難者に心理的な圧迫感を与え、車両の盗難を効果的に防止することができる。
なお、以上は本発明を適用した車両盗難防止システムの具体的な一例であり、本発明が以上の例に限定されるものではなく、様々な変形が可能であることは勿論である。例えば、上述した車両盗難防止システムでは、車両所有者の自宅が二階建てである場合を想定して、車載盗難検出装置1により盗難行為が検出されたときに、上階側の照明装置3aと下階側の照明装置3bとを順次点灯させるようにしているが、車載盗難検出装置1による盗難行為の検出に連動して1つの照明装置を点灯させるようにしてもよいし、3つ以上の照明装置を点灯させるようにしてもよい。また、車載盗難検出装置1による盗難行為の検出に連動して点灯させる照明装置としては、室内を照明するための照明装置に限らず、玄関付近や駐車場付近等の屋外に設置された照明装置を利用するようにしてもよい。
また、上述した車両盗難防止システムでは、車載盗難検出装置1による盗難行為の検出に連動して点灯させる複数の照明装置3a,3b毎に、それぞれの照明装置3a,3bに対応した複数の受信機4a,4bを設置するようにしているが、車両所有者の自宅に1つの受信機のみを設置し、この受信機が盗難検出信号を受信したときに複数の照明装置をそれぞれ点灯させるようにしてもよい。
また、上述した車両盗難防止システムでは、照明装置3a,3bを遠隔操作により制御するためのリモコン送信機5a,5b及びリモコン受信機6a,6bを用いた構成となっているが、照明装置3a,3bを受信機4a,4bと連携して動作可能に構成すれば、リモコン送信機5a,5b及びリモコン受信機6a,6bを不要とすることもできる。ただし、既設の照明装置3a,3bに対してこのような機能を持たせるには、配線工事等の煩雑な作業が要求されるので、リモコン送信機5a,5b及びリモコン受信機6a,6bを用いた構成とした方が、本発明を適用した車両盗難防止システムを簡便に実現できる。
すなわち、リモコン送信機やリモコン受信機を別途提供することで既設の照明装置を遠隔操作により制御できるようにする技術は既に確立されているので、このような技術を応用して、リモコン送信機或いはリモコン受信機に盗難検出信号を受信するための受信機を組み込み、これらをセットにして車両所有者に提供するようにすれば、本発明を適用した車両盗難防止システムを簡便に実現することができる。この場合、車両所有者は、家屋の天井部分に設置された引掛シーリングから照明装置を一旦取り外し、これらの間にリモコン受信機を介装させるだけでよく、煩雑な作業が要求されることもない。
また、上述した実施形態においては、車両が所有者の自宅の駐車場に駐車される場合を想定して、車両所有者の自宅に盗難検出信号を受信する受信機4を設置し、盗難行為が検出された場合に車両所有者の自宅に既設の照明装置3を点灯させる例について説明したが、例えば親戚の家や旅館など、車両を長時間駐車する可能性のある家屋に受信機4を設置して、この受信機4で盗難検出信号を受信したときにこの家屋に既設の照明装置3を点灯させるようにすれば、車両所有者の自宅以外の場所に車両を駐車する際にも、同様の盗難防止効果を発揮することができる。
本発明を適用した車両盗難防止システムの一構成例を示す模式図である。 前記車両盗難防止システムに用いられる車載盗難検出装置のブロック図である。 前記車両盗難防止システムに用いられるリモコン受信機の取り付け方法を説明する図であり、リモコン受信機と照明装置との関係を示す斜視図である。 前記リモコン受信機の取り付け方法を説明する図であり、リモコン受信機と引掛シーリングとの関係を示す斜視図である。 前記車両盗難防止システムの動作概要を示すフローチャートである。 本発明を適用した車両盗難防止システムの他の構成例を示す模式図である。 リモコン受信機及びリモコン送信機の変形例を示す斜視図である。
符号の説明
1 車載盗難検出装置
2 車載送信機
3a,3b 照明装置
4a,4b 受信機
5a,5b リモコン送信機
6a,6b リモコン受信機
20 音声再生装置

Claims (7)

  1. 車両に対する盗難行為を検出する車載盗難検出装置と、
    前記車載盗難検出装置により盗難行為が検出されたときに、盗難検出信号を送信する車載送信機と、
    前記車両が駐車された家屋に設置され、前記車載送信機から送信された盗難検出信号を受信する受信機と
    前記家屋の室内を照明し、照明した状態が前記家屋の外から認識できるように、前記家屋の室内に設置された照明装置とを備え、
    前記受信機により前記車載送信機からの盗難検出信号が受信されたときに、前記照明装置を点灯させることを特徴とする車両盗難防止システム。
  2. 遠隔操作により前記照明装置を制御するための照明制御信号を送信するリモコン送信機と、
    前記リモコン送信機から送信される照明制御信号を受信して、受信した照明制御信号に応じて前記照明装置を制御するリモコン受信機とを更に備えることを特徴とする請求項1に記載の車両盗難防止システム。
  3. 前記受信機が前記リモコン送信機側に設けられ、
    前記受信機により前記車載送信機からの盗難検出信号が受信されたときに、前記リモコン送信機が、前記照明装置の点灯を指示する照明制御信号を送信することを特徴とする請求項2に記載の車両盗難防止システム。
  4. 前記受信機が前記リモコン受信機側に設けられ、
    前記受信機により前記車載送信機からの盗難検出信号が受信されたときに、前記リモコン受信機が、前記照明装置を強制的に点灯させる制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の車両盗難防止システム。
  5. 前記車両が駐車された家屋に複数の照明装置が設置されていると共に、
    前記車載送信機がタイマ回路を内蔵し、
    前記車載盗難検出装置により盗難行為が検出されたときに、前記車載送信機が所定の時間間隔で前記盗難検出信号を複数回送信し、前記複数の照明装置を順次点灯させることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の車両盗難防止システム。
  6. 前記車載盗難検出装置が音声再生手段を有し、盗難行為を検出したときに予め録音された音声を再生することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の車両盗難防止システム。
  7. 車載盗難検出装置と車載送信機とを車両に搭載すると共に、
    前記車両が駐車された家屋に受信機を設置し、
    前記車載盗難検出装置により前記車両に対する盗難行為が検出されたときに、前記車載送信機が盗難検出信号を送信し、
    前記車両が駐車された家屋に設置された受信機により前記盗難検出信号が受信されたときに、前記家屋の室内を照明し、照明した状態が前記家屋の外から認識できるように、前記家屋の室内に設置された照明装置を点灯させることを特徴とする車両盗難防止方法。
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