JP4285046B2

JP4285046B2 - Body parts mounting device

Info

Publication number: JP4285046B2
Application number: JP2003099213A
Authority: JP
Inventors: 圭吾安田
Original assignee: Nissan Motor Co Ltd
Current assignee: Nissan Motor Co Ltd
Priority date: 2003-04-02
Filing date: 2003-04-02
Publication date: 2009-06-24
Anticipated expiration: 2023-04-02
Also published as: JP2004306652A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体部品の搭載装置に関し、更に詳しくは、ステアリングメンバを主体として各種部品が組み付けられたコックピットモジュールを車体側のダッシュパネルに搭載する際に用いる搭載装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
自動車の車体組立工程において、車体のダッシュパネル周辺の各種部品、例えば空調ユニット、ダクト、インストルメントパネル、オーディオユニット及び電装系などを予め車幅方向に延長されるステアリングメンバを中心としてひとまとめにしてコックピットモジュールとして、車室内に搬入して組み付ける方法が採用されている。
【０００３】
前記コックピットモジュールの前端には、ヒータパイプが突出して設けられており、このヒータパイプを車体側に形成された挿通穴内に挿入しつつコックピットモジュールを車体側に搭載する必要がある。一方、コックピットモジュールは大きな重量を有する車体部品であるため、助力機能を有する搭載装置を用いて吊り上げながら車体側に搭載している（例えば、特許文献１参照）。
【０００４】
【特許文献１】
特開２００２−５９８６７公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記コックピットモジュールのヒータパイプの取付角度は、車両の種類によって異なることがあり、一つの組立ライン内を複数種類の車体部品を流す場合は、車種毎に異なる搭載ブラケットをコックピットモジュールごとに取り替えて車体への搭載を行う必要があった。また、この搭載ブラケットを１種類にすると、作業者がコックピットモジュールを助力装置を介して吊り上げたまま、コックピットモジュールの前側を上下方向に揺動させて微妙な角度調整を行う作業が発生した。
【０００６】
そこで、本発明は搭載角度の異なる複数種類の車体部品を車体側に搭載する場合に用いる、構造が簡単でコストが安価な車体部品の搭載装置を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明にあっては、車体部品を吊り上げる搭載装置本体と、該搭載装置本体に取り付けられると共に前記車体部品に脱着自在に固定される搭載ブラケットとを備え、前記搭載装置本体と搭載ブラケットを介して車体部品を懸架し、この懸架した状態で車体部品を車体に搭載する車体部品の搭載装置であって、前記搭載装置本体の端部に前記搭載ブラケットを回動自在に軸支し、この軸支部の下部側に位置する搭載ブラケットに、横方向に延びる長孔のピン孔を形成し、該ピン孔に挿通するピン状部材を搭載装置本体に設け、前記ピン孔の長手方向の一端を、前記車体部品を通常状態で吊り下げたときにピン状部材に当接するように配置する一方、ピン孔の他端を、車体部品を前記軸支部を中心として揺動させたときにピン状部材に当接するように配置したことを特徴としている。
【０００８】
【発明の効果】
本発明によれば、複数の異なる搭載角度を必要とする車体部品を簡単に搭載することができる。即ち、前記車体部品を自重状態で懸架した場合の搭載角度と、車体部品を軸支部を中心に揺動させてピン孔の他端にピン状部材を当接させた場合の搭載角度との少なくとも２種類の搭載角度に対応することができる。また、先端に突起物が設けられた車体部品を前記突起物を車体側の挿通穴に挿入しながら搭載する場合に、本発明に係る搭載装置を用いると非常に効率的に搭載作業を行うことができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面と共に詳述する。
【００１０】
図１は、本実施形態に係る搭載装置７０を用いてコックピットモジュール２５を車体２７のダッシュパネル２９に取り付けている状態を示す側面図であり、図２は図１の平面図である。ただし、図２ではインストルメントパネル３１及び搭載装置７０は省略してある。このコックピットモジュール２５は、図２中で左右方向（車幅方向）に延長されるステアリングメンバ３３を主体として各種部品、例えばインストルメントパネル３１や空調ユニット３５が組み付けられている。なお、ここでの車両は左ハンドル仕様、即ち、図２中で左側が運転席で同右側が助手席とする。
【００１１】
空調ユニット３５のダッシュパネル２９側には、突起物としての２本の配管であるヒータパイプ３７が突出して設けられている。このヒータパイプ３７は、コックピットモジュール２５を車体２７の正規の位置に取り付けた状態で、ダッシュパネル２９に形成してある挿通穴２９ａに挿入されてエンジンルーム３９側に突出した状態となり、エンジンルーム３９内のヒータパイプに接続される。
【００１２】
また、空調ユニット３５の図２中で左右両端付近のダッシュパネル２９に対向する位置には、位置決め孔４１が形成され、この各位置決め孔４１に対応してダッシュパネル２９には、位置決め孔４１に挿入される部品位置決めピン４３が設けられている。
【００１３】
前記ステアリングメンバ３３の運転席側（図２中で左側）の端部には、この運転席側のステアリングメンバ３３を車体２７側に仮保持するためのブラケット４５が設けられている。このブラケット４５の前方の車体２７におけるフロントピラー４７のインナパネル内面には、車幅方向に延長される位置決めピン４９，５１が、車体２７の上下方向に適宜間隔をおいて、２本突出して設けられている。
【００１４】
また、図１に示すように、コックピットモジュール２５の後部には、該コックピットモジュール２５を懸架して車体２７に搭載する搭載装置７０が配置されている。該搭載装置７０は、図外の懸架手段を介して工場の支柱等に吊り下げられる搭載装置本体７１と、該搭載装置本体７１に脱着自在に取り付けられた搭載ブラケット７２とから構成されている。この搭載装置本体７１は、横方向に延びるアーム７３が設けられ、該アーム７３の先端には斜め方向に細長く延びる支持板７４が固定されている。
【００１５】
また、支持板７４の上端部は軸支部７５を介して搭載ブラケット７２が回動自在に取り付けられており、支持板７４の下端部は係止部７６を介して搭載ブラケット７２が取り付けられている。なお、前記搭載ブラケット７２の上端は車体側のステアリングメンバ３３に係止されている。
【００１６】
図３は、前記ブラケット４５をステアリングメンバ３３とともに示した車体後方側から見た斜視図であり、ブラケット４５の上部のダッシュパネル２９側には、上部側の前記位置決めピン４９が入り込んで案内される案内溝５３が、車体後方に向けて延長して形成されている。案内溝５３の終端５３ａには、上方に伸びる位置決め凹部５５が形成されている。この位置決め凹部５５に前記位置決めピン４９が入り込むことで、コックピットモジュール２５が車体２７に対して位置決めされた状態で仮保持されることになる。また、案内溝５３の入口部分には、位置決めピン４９を案内溝５３に容易に入り込ませるためのテーパ部５７，５９が形成されている。
【００１７】
前述した案内溝５３は、空調ユニット３５のヒータパイプ３７がダッシュパネル２９の挿通孔２９ａに挿入される以前に、位置決めピン４９が入り込むよう、車体前後方向長さが設定されている。つまり、コックピットモジュール２５を車体２７に取り付ける際に、位置決めピン４９が案内溝５３に入り込み始めた後に、ヒータパイプ３７がダッシュパネル２９の挿通孔２９ａに挿入される。また、位置決め凹部５５の車体前後方向位置は、位置決めピン４９が位置決め凹部５５に達するより以前に、部品位置決めピン４３が空調ユニット３５の位置決め孔４１に挿入され始めるよう設定されている。
【００１８】
ブラケット４５のステアリングメンバ３３より下部側のダッシュパネル２９側には、下部側の前記位置決めピン５１が入り込んで案内される案内溝６１が、車体後方に向けて延長して形成されている。この案内溝６１についても、空調ユニット３５のヒータパイプ３７がダッシュパネル２９の挿通孔２９ａに挿入される以前に、位置決めピン５１が入り込むよう、車体前後方向長さが設定されている。
【００１９】
図４は、本実施形態による搭載装置７０を構成する搭載ブラケット７２を示す正面図である。この搭載ブラケット７２は、搭載装置本体７１に取り付けられる本体部７７と、該本体部の上部側に固定されたステアリングメンバ支持部７８とから構成されている。前記本体部７７には、図４の右端部に軸孔７９が穿設されており、該軸孔７９には、前記支持板７４の軸支部７５から車幅方向内側に向けて突出したピン状部材が挿入されている。また、軸孔７９の下方には軸孔７９の回転方向に沿って延びる長孔であるピン孔８０が穿設されている。このピン孔８０には、図５に示すように、支持板７４から車幅方向内側に向けて突出するピン状部材８１が挿通されており、該ピン状部材８１の車両後方側の端部がピン孔８０の端部に当接し、この搭載角度位置の状態で、搭載ブラケット７２とコックピットモジュール２５とが懸架されている。なお、軸孔７９は支持板７４の軸支部７５に設けられたピン状部材の径とほぼ同一寸法に形成されており、ピン孔８０は支持板７４のピン状部材８１に対して横方向に長く形成されている。
【００２０】
一方、ステアリングメンバ支持部７８は、ボルト８２が本体部７７に螺合することにより固定されており、ステアリングメンバ取付孔８３が車体側のステアリングメンバ３３（図１参照）に嵌合されている。なお、搭載ブラケット７２は、図示しない固定手段を介してコックピットモジュール２５に脱着自在に把持及び固定されている。
【００２１】
前記構成を有する搭載装置７０によるコックピットモジュール２５の搭載手順を簡単に説明する。
【００２２】
まず、コックピットモジュール２５の左右両側には、予め、搭載ブラケット７２を固定しておく。この場合は、搭載ブラケット７２のステアリングメンバ取付孔８３をコックピットモジュール２５のステアリングメンバ３３に嵌合させると共に図外の固定手段を介して搭載ブラケット７２を取り付ける。
【００２３】
次いで、搭載装置本体７１を前記搭載ブラケット７２に取り付ける。具体的には、懸架した状態の搭載装置本体７１を移動させ、支持板７４の上部側のピン状部材（図示せず）及び下部側のピン状部材８１を、図４に示すように、搭載ブラケット７２の軸孔７９及びピン孔８０に挿入する。この状態では、軸孔７９の軸支部７５を中心に搭載ブラケット７２及びコックピットモジュール２５とが、ピン孔８０の隙間Ｇ（図５参照）だけ揺動することができる。
【００２４】
こののち、前記搭載装置７０を吊り上げることによって、コックピットモジュール２５を通常の自重状態で懸架することができる。この自重状態においては、図５に示すように、ピン孔８０の車両後方側の端部にピン状部材８１の端部が当接している。つまり、図４に示す矢印方向側にコックピットモジュール２５が位置しており、図１に示すコックピットモジュール２５のヒータパイプ３７がダッシュパネル２９に形成された挿通孔２９ａに沿った角度になり、搭載装置７０を車両前方に向けて移動させることによって、ヒータパイプ３７を挿通孔２９ａに挿入させながらコックピットモジュール２５を確実に車体２７に搭載することができる。
【００２５】
なお、図６は、これまで説明したヒータパイプ３７よりも上方に向けて傾斜したヒータパイプを有するコックピットモジュール２５を車体に搭載する場合について示している。
【００２６】
つまり、コックピットモジュール２５を懸架した状態でコックピットモジュール２５の前側を下方に揺動させ、支持板７４のピン状部材８１の車両前方側の端部にピン孔８０の端部を当接させる。この状態では、ヒータパイプがほぼ水平状になってダッシュパネル２９に形成された挿通孔２９ａに沿った角度になり、搭載装置７０を車両前方に向けて移動させることによって、ヒータパイプを挿通孔２９ａに挿入させながらコックピットモジュール２５を確実に車体２７に搭載することができる。
【００２７】
このように、本発明に係る搭載装置７０によれば、異なる配置角度の突起物を有する車体部品を車体の挿通孔に挿入しながら車体側に搭載する場合に、簡単な手順で搭載作業を行うことができる。特に、車体部品としてコックピットモジュール２５を搭載する場合は、突起物であるヒータパイプ３７が車種によって異なる角度をもって固定されていても、同一の組立ラインにおいてコックピットモジュール２５を組み付けることができ、非常に生産効率が向上する。
【００２８】
以上述べたように、本発明の車体部品の搭載装置７０は、本実施形態に例をとって説明したが、この実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種実施形態を採用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態による搭載装置を用いてコックピットモジュールを車体に搭載する状態を示す側面図である。
【図２】図１の平面図である。
【図３】図１のステアリングメンバの左側端部を示す拡大斜視図である。
【図４】本実施形態による搭載ブラケットを示す正面図である。
【図５】図４のピン孔を示す拡大図である。
【図６】図１とは異なる角度で取り付けられたヒータパイプのコックピットモジュールを搭載する場合の搭載装置の側面図である。
【符号の説明】
２５…コックピットモジュール（車体部品）
２７…車体
２９ａ…挿通穴
７０…搭載装置
７１…搭載装置本体
７２…搭載ブラケット
７５…軸支部
８０…ピン孔
８１…ピン状部材[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a mounting device for vehicle body parts, and more particularly to a mounting device used when mounting a cockpit module in which various parts are assembled mainly with a steering member on a dash panel on the vehicle body side.
[0002]
[Prior art]
In the car body assembly process, various parts around the dash panel of the car body, such as the air conditioning unit, duct, instrument panel, audio unit, and electrical system, are collectively cockpit with a steering member extended in the vehicle width direction in advance. As a module, a method of carrying in a vehicle compartment and assembling is adopted.
[0003]
A heater pipe projects from the front end of the cockpit module, and it is necessary to mount the cockpit module on the vehicle body side while inserting the heater pipe into an insertion hole formed on the vehicle body side. On the other hand, since the cockpit module is a vehicle body part having a large weight, the cockpit module is mounted on the vehicle body side while being lifted using a mounting device having an assisting function (see, for example, Patent Document 1).
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 2002-59867
[Problems to be solved by the invention]
However, the heater pipe mounting angle of the cockpit module may vary depending on the type of vehicle. When multiple types of body parts are run in one assembly line, the mounting brackets that differ for each vehicle type are replaced for each cockpit module. Needed to be mounted on the car body. Further, when this mounting bracket is used as one type, an operator performs a fine angle adjustment by swinging the front side of the cockpit module in the vertical direction while lifting the cockpit module through the assisting device.
[0006]
Therefore, an object of the present invention is to provide a mounting device for a vehicle body part that has a simple structure and is inexpensive, and is used when a plurality of types of vehicle body parts having different mounting angles are mounted on the vehicle body side.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present invention includes a mounting device main body for lifting a vehicle body part, and a mounting bracket that is attached to the mounting device main body and is detachably fixed to the vehicle body part, with the mounting device main body and the mounting bracket interposed therebetween. A vehicle body component mounting apparatus for suspending a vehicle body part and mounting the vehicle body part on the vehicle body in the suspended state, wherein the mounting bracket is pivotally supported at an end of the mounting apparatus body, and the shaft support part The mounting bracket located on the lower side of the mounting hole is formed with a pin hole having a long hole extending in the lateral direction, and a pin-like member inserted into the pin hole is provided in the mounting device body, and one end of the pin hole in the longitudinal direction is The vehicle body part is arranged so as to contact the pin-shaped member when suspended in a normal state, while the other end of the pin hole is brought into contact with the pin-shaped member when the vehicle body part is swung around the shaft support part. Touch It is characterized in that arranged.
[0008]
【The invention's effect】
According to the present invention, it is possible to easily mount vehicle body parts that require a plurality of different mounting angles. That is, at least the mounting angle when the body part is suspended in its own weight state and the mounting angle when the body part is swung around the shaft support and the pin-shaped member is brought into contact with the other end of the pin hole. Two types of mounting angles can be handled. In addition, when mounting a vehicle body component having a protrusion at the tip while inserting the protrusion into the insertion hole on the vehicle body side, the mounting operation according to the present invention can be used to perform the mounting operation very efficiently. Can do.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0010]
FIG. 1 is a side view showing a state where the cockpit module 25 is attached to the dash panel 29 of the vehicle body 27 using the mounting device 70 according to the present embodiment, and FIG. 2 is a plan view of FIG. However, in FIG. 2, the instrument panel 31 and the mounting device 70 are omitted. The cockpit module 25 is assembled with various components such as an instrument panel 31 and an air conditioning unit 35 with a steering member 33 extending in the left-right direction (vehicle width direction) in FIG. The vehicle here has a left-hand drive specification, that is, the left side in FIG. 2 is the driver seat and the right side is the passenger seat.
[0011]
On the dash panel 29 side of the air conditioning unit 35, a heater pipe 37, which is two pipes as protrusions, is provided so as to protrude. The heater pipe 37 is inserted into an insertion hole 29a formed in the dash panel 29 and protrudes toward the engine room 39 with the cockpit module 25 attached to a normal position of the vehicle body 27. It is connected to the heater pipe inside.
[0012]
In addition, positioning holes 41 are formed at positions facing the dash panels 29 near the left and right ends in FIG. 2 of the air conditioning unit 35, and the dash panel 29 corresponds to the positioning holes 41 with the positioning holes 41. A component positioning pin 43 to be inserted is provided.
[0013]
At the end of the steering member 33 on the driver's seat side (left side in FIG. 2), a bracket 45 for temporarily holding the driver's seat-side steering member 33 on the vehicle body 27 side is provided. Positioning pins 49 and 51 extending in the vehicle width direction are provided on the inner panel inner surface of the front pillar 47 in the vehicle body 27 in front of the bracket 45 so as to protrude in the vertical direction of the vehicle body 27 at appropriate intervals. It has been.
[0014]
As shown in FIG. 1, a mounting device 70 for suspending the cockpit module 25 and mounting it on the vehicle body 27 is disposed at the rear of the cockpit module 25. The mounting device 70 includes a mounting device main body 71 that is suspended from a column of a factory via suspension means (not shown), and a mounting bracket 72 that is detachably attached to the mounting device main body 71. The mounting apparatus main body 71 is provided with an arm 73 extending in the lateral direction, and a support plate 74 extending in an oblique direction is fixed to the tip of the arm 73.
[0015]
A mounting bracket 72 is rotatably attached to the upper end portion of the support plate 74 via a shaft support portion 75, and the mounting bracket 72 is attached to a lower end portion of the support plate 74 via a locking portion 76. . The upper end of the mounting bracket 72 is locked to the steering member 33 on the vehicle body side.
[0016]
FIG. 3 is a perspective view of the bracket 45 together with the steering member 33 as seen from the rear side of the vehicle body. The upper positioning pin 49 is guided into the upper portion of the bracket 45 on the dash panel 29 side. A guide groove 53 is formed extending toward the rear of the vehicle body. A positioning recess 55 extending upward is formed at the terminal end 53 a of the guide groove 53. When the positioning pin 49 enters the positioning recess 55, the cockpit module 25 is temporarily held in a state of being positioned with respect to the vehicle body 27. Further, tapered portions 57 and 59 for allowing the positioning pin 49 to easily enter the guide groove 53 are formed at the entrance portion of the guide groove 53.
[0017]
The length of the guide groove 53 is set so that the positioning pin 49 is inserted before the heater pipe 37 of the air conditioning unit 35 is inserted into the insertion hole 29a of the dash panel 29. That is, when the cockpit module 25 is attached to the vehicle body 27, the heater pipe 37 is inserted into the insertion hole 29 a of the dash panel 29 after the positioning pin 49 starts to enter the guide groove 53. The position of the positioning recess 55 in the longitudinal direction of the vehicle body is set so that the component positioning pin 43 starts to be inserted into the positioning hole 41 of the air conditioning unit 35 before the positioning pin 49 reaches the positioning recess 55.
[0018]
On the dash panel 29 side below the steering member 33 of the bracket 45, a guide groove 61 is formed extending toward the rear of the vehicle body and guided by the lower positioning pin 51. The length of the guide groove 61 is also set so that the positioning pin 51 is inserted before the heater pipe 37 of the air conditioning unit 35 is inserted into the insertion hole 29a of the dash panel 29.
[0019]
FIG. 4 is a front view showing the mounting bracket 72 constituting the mounting apparatus 70 according to the present embodiment. The mounting bracket 72 includes a main body portion 77 attached to the mounting device main body 71 and a steering member support portion 78 fixed to the upper side of the main body portion. A shaft hole 79 is formed in the right end of FIG. 4 in the main body 77, and the shaft hole 79 has a pin shape that protrudes inward in the vehicle width direction from the shaft support portion 75 of the support plate 74. A member is inserted. Further, a pin hole 80 which is a long hole extending along the rotation direction of the shaft hole 79 is formed below the shaft hole 79. As shown in FIG. 5, a pin-shaped member 81 that protrudes inward in the vehicle width direction is inserted into the pin hole 80, and an end portion of the pin-shaped member 81 on the vehicle rear side is inserted. The mounting bracket 72 and the cockpit module 25 are suspended in contact with the end of the pin hole 80 and in this mounting angular position. The shaft hole 79 is formed to have substantially the same size as the diameter of the pin-shaped member provided in the shaft support portion 75 of the support plate 74, and the pin hole 80 is lateral to the pin-shaped member 81 of the support plate 74. It is formed long.
[0020]
On the other hand, the steering member support portion 78 is fixed by screwing the bolt 82 into the main body portion 77, and the steering member mounting hole 83 is fitted to the steering member 33 (see FIG. 1) on the vehicle body side. The mounting bracket 72 is detachably held and fixed to the cockpit module 25 through fixing means (not shown).
[0021]
A procedure for mounting the cockpit module 25 by the mounting apparatus 70 having the above-described configuration will be briefly described.
[0022]
First, mounting brackets 72 are fixed in advance on both the left and right sides of the cockpit module 25. In this case, the steering member mounting hole 83 of the mounting bracket 72 is fitted into the steering member 33 of the cockpit module 25, and the mounting bracket 72 is mounted via fixing means (not shown).
[0023]
Next, the mounting apparatus main body 71 is attached to the mounting bracket 72. Specifically, the mounting apparatus main body 71 in a suspended state is moved, and a pin-like member (not shown) on the upper side of the support plate 74 and a pin-like member 81 on the lower side are mounted as shown in FIG. The bracket 72 is inserted into the shaft hole 79 and the pin hole 80. In this state, the mounting bracket 72 and the cockpit module 25 can swing by the gap G (see FIG. 5) of the pin hole 80 around the shaft support portion 75 of the shaft hole 79.
[0024]
Thereafter, the cockpit module 25 can be suspended in a normal weight state by lifting the mounting device 70. In this self-weight state, as shown in FIG. 5, the end of the pin-shaped member 81 is in contact with the end of the pin hole 80 on the vehicle rear side. That is, the cockpit module 25 is located on the arrow direction side shown in FIG. 4, and the heater pipe 37 of the cockpit module 25 shown in FIG. 1 has an angle along the insertion hole 29 a formed in the dash panel 29, and the mounting device By moving 70 toward the front of the vehicle, the cockpit module 25 can be reliably mounted on the vehicle body 27 while the heater pipe 37 is inserted into the insertion hole 29a.
[0025]
FIG. 6 shows a case where the cockpit module 25 having the heater pipe inclined upward from the heater pipe 37 described so far is mounted on the vehicle body.
[0026]
That is, while the cockpit module 25 is suspended, the front side of the cockpit module 25 is swung downward, and the end of the pin hole 80 is brought into contact with the end of the pin-like member 81 of the support plate 74 on the vehicle front side. In this state, the heater pipe is substantially horizontal and has an angle along the insertion hole 29a formed in the dash panel 29. By moving the mounting device 70 toward the front of the vehicle, the heater pipe is inserted into the insertion hole 29a. The cockpit module 25 can be securely mounted on the vehicle body 27 while being inserted into the vehicle body 27.
[0027]
As described above, according to the mounting device 70 according to the present invention, when a vehicle body part having protrusions with different arrangement angles is mounted on the vehicle body side while being inserted into the vehicle body insertion hole, the mounting operation is performed with a simple procedure. be able to. In particular, when the cockpit module 25 is mounted as a vehicle body part, the cockpit module 25 can be assembled in the same assembly line even if the heater pipe 37 that is a protrusion is fixed at different angles depending on the vehicle type. Efficiency is improved.
[0028]
As described above, the vehicle body component mounting device 70 of the present invention has been described by taking the example of this embodiment, but is not limited to this embodiment, and various kinds of devices can be used without departing from the gist of the present invention. Embodiments can be employed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing a state in which a cockpit module is mounted on a vehicle body using a mounting device according to an embodiment of the present invention.
2 is a plan view of FIG. 1. FIG.
FIG. 3 is an enlarged perspective view showing a left end portion of the steering member of FIG. 1;
FIG. 4 is a front view showing a mounting bracket according to the present embodiment.
FIG. 5 is an enlarged view showing a pin hole of FIG. 4;
6 is a side view of a mounting device when mounting a cockpit module of a heater pipe attached at an angle different from that in FIG. 1; FIG.
[Explanation of symbols]
25 ... Cockpit module (body parts)
27 ... Vehicle body 29a ... Insertion hole 70 ... Mounting device 71 ... Mounting device body 72 ... Mounting bracket 75 ... Shaft support 80 ... Pin hole 81 ... Pin-shaped member

Claims

車体部品を吊り上げて車体に搭載する搭載装置本体と、車体部品側に固定されると共に前記搭載装置本体に揺動自在に取り付けられる搭載ブラケットとを備え、前記搭載装置本体と搭載ブラケットを持ち上げることによって車体部品を吊り上げ、この状態で車体部品を車体に搭載する車体部品の搭載装置であって、
前記搭載装置本体の端部に前記搭載ブラケットを回動自在に軸支し、この軸支部の下方の搭載ブラケット側に、前記軸支部を中心とする回転方向に沿って延びる長孔形状のピン孔を形成し、該ピン孔に挿通するピン状部材を搭載装置本体に設け、前記ピン孔の長手方向の一端を、前記車体部品を通常状態で吊り下げたときにピン状部材に当接するように配置する一方、ピン孔の他端を、車体部品を前記軸支部を中心として揺動させたときにピン状部材に当接するように配置したことを特徴とする車体部品の搭載装置。A mounting apparatus body that lifts and mounts a vehicle body part on the vehicle body, and a mounting bracket that is fixed to the vehicle body part and is swingably attached to the mounting apparatus body, and lifting the mounting apparatus body and the mounting bracket A vehicle body part mounting device for lifting a vehicle body part and mounting the vehicle body part on the vehicle body in this state,
The mounting bracket is pivotally supported at the end of the mounting device main body so as to be rotatable, and a pin hole having a long hole shape extending along the rotation direction centering on the shaft supporting portion on the mounting bracket side below the shaft supporting portion. A pin-shaped member that is inserted through the pin hole is provided in the mounting apparatus main body, and one end in the longitudinal direction of the pin hole is brought into contact with the pin-shaped member when the vehicle body part is suspended in a normal state. On the other hand, the other end of the pin hole is disposed so as to abut on the pin-shaped member when the vehicle body component is swung around the shaft support portion.

前記車体部品の先端に突起物が設けられ、前記車体にはこの突起物に挿入される挿通穴が形成されていることを特徴とする請求項１に記載の車体部品の搭載装置。The apparatus for mounting a vehicle body part according to claim 1, wherein a protrusion is provided at a tip of the vehicle body part, and an insertion hole is formed in the vehicle body to be inserted into the protrusion.

前記突起物は、少なくとも２種類の取付角度にて車体部品に取り付けられていることを特徴とする請求項２に記載の車体部品の搭載装置。The apparatus for mounting a vehicle body part according to claim 2, wherein the protrusion is attached to the vehicle body part at at least two types of attachment angles.

前記車体部品は、ステアリングメンバを主体として各種部品が組み付けられたコックピットモジュールであり、前記突起物はヒータパイプであることを特徴とする請求項２又は３に記載の車体部品の搭載装置。4. The apparatus for mounting a vehicle body part according to claim 2, wherein the vehicle body part is a cockpit module in which various parts are assembled mainly with a steering member, and the protrusion is a heater pipe.