JP4285021B2

JP4285021B2 - Rib for image display medium, manufacturing method thereof, and image display medium using the same

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Publication number: JP4285021B2
Application number: JP2003036481A
Authority: JP
Inventors: 健二八百
Original assignee: Fuji Xerox Co Ltd; Fujifilm Business Innovation Corp
Current assignee: Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date: 2003-02-14
Filing date: 2003-02-14
Publication date: 2009-06-24
Anticipated expiration: 2023-02-14
Also published as: JP2004246125A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、プラズマデイスプレイパネル（ＰＤＰ）や、有機発光素子（ＥＬ）等のディスプレイ、あるいは、電気泳動、サーマルリライタブル、エレクトロクロミー等の画像表示材料を利用した電子ペーパーなどの粒子駆動型画像表示媒体に利用される画像表示媒体用リブ及びその製造方法、並びに、それを用いた画像表示媒体。
【０００２】
【従来の技術】
従来、リブは、画像表示媒体の分野でよく用いられる。プラズマデイスプレイパネル（ＰＤＰ）やエレクトロルミネッセンス（ＥＬ）デイスプレイでは、基板（電極）間ギャップ保持や、画素にじみ防止、蛍光体、発光体塗布面として用いられる。また、電子ペーパー等の粒子駆動型の画像表示媒体では、粒子落下防止のために必要である。
【０００３】
これらのリブは、製造性の容易性からストライプ形状のものが用いられている。具体的にはドライフィルム（レジスト材）をエッチングするフォトリソ法（特開平０７−４３６９２号公報）や、レジスト材を使用したサンドブラスト法（特開平０５−２９７８１０号公報）、近年は環境の立場から、廃棄物を出さない印刷インクを使用したスクリーン印刷による方法（特開平０８−３０４８０５号公報）も試みられている。
【０００４】
【特許文献１】
特開平０７−４３６９２号公報
【特許文献２】
特開平０５−２９７８１０号公報
【特許文献３】
特開平０８−３０４８０５号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように既存技術は全てストライプ形状のリブである。しかし、画像表示媒体の画素の多くは格子状に形成されるため、発光漏れや、粒子落下、横流れ防止の意味から、画質の点で、リブも格子状であることが望ましい。また、基板（電極）間ギャップ保持力が強くなり、また、蛍光体、発光体塗布面積を大きくでき、輝度向上や、低消費電力化が可能になるなどから、リブは格子状であることが理想的である。
【０００６】
このような格子状リブでは、画像表示面に占めるリブ面積がストライプ形状と比較して増加するため、画像表示媒体の開口率が低下するという課題がある。この課題を解決するには、リブを細くする必要がある。
【０００７】
しかし、ドライフィルムを使用したフォトリソではエッチング溶剤の染み出しから、リブを細くすると欠陥が多発してしまう。また、レジスト材を使用したサンドブラスト法でも、リブを細くするとブラスト粒子の横からの衝突が無視できなくなり、やはり、リブ欠陥が多発する。また、印刷インクを使用したスクリーン印刷でリブを細くしようとする場合、ストライプ状のリブではインクがだれてリブ底部が太る問題が、格子状のリブを得ようとすると、交点へのインク集中から、交点だけリブが高くなり、リブとしての機能すらはたせなくなってしまう。
【０００８】
従って、本発明は、前記従来における諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明の目的は、格子状でかつリブ幅が細く、高い開口率を有し高い画質の画像表示媒体を得ることが可能な画像表示媒体用リブ及びその製造方法、並びに、それを用いて、高い画質の画像表示媒体を提供することである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、以下の手段により解決される。即ち、本発明は、
（１）一対の基板間に挟持され得る画像表示媒体用リブであって、前記リブがポリアミド／ダイマー酸系ホットメルト材料を用いて射出圧縮成形により格子状となるように成形されなり、
且つ前記ポリアミド／ダイマー酸系ホットメルト材料の構成成分であるダイマー酸が、下記一般式（１）で表わされる構造であることを特徴とする画像表示媒体用リブ。
【００１０】
（２）前記リブの底幅が５μｍ以上１５０μｍ以下であることを特徴とする前記（１）に記載の画像表示媒体用リブ。
【００１１】
（３）前記リブの高さが５０μｍ以上１０００μｍ以下、前記リブのピッチが２０μｍ以上５０００μｍ以下であることを特徴とする前記（１）又は（２）のいずれか１項に記載の画像表示媒体用リブ。
【００１３】
【化３】
【００１４】
（一般式（１）中、Ｒ₁、及びＲ₂はそれぞれ独立に炭素数１〜２０のアルキル基、炭素数１〜２０のアリール基、炭素数１〜２０のアラルキル基を表し、Ｒ₃、及びＲ₄はそれぞれ独立に炭素数１〜２０のアルキレン基、炭素数１〜２０のアリーレン基を表す。）
【００１５】
（４）前記ポリアミド／ダイマー酸ホットメルト材料のＣ型試験機で測定した硬度が５０以上１００以下であることを特徴とする前記（１）〜（３）のいずれか１項に記載の画像表示媒体用リブ。
【００１６】
（５）色が、黒色または全光線透過率６０％以上の無色透明であることを特徴とする前記（１）〜（４）のいずれか１項に記載の画像表示媒体用リブ。
【００１７】
（６）前記射出圧縮成形の条件が、ポリアミド／ダイマー酸系ホットメルト材料の溶融粘度０．１Ｐａ・ｓ以上２０Ｐａ・ｓ以下であることを特徴とする前記（１）〜（５）のいずれか１項に記載の画像表示媒体用リブ。
【００１８】
（７）前記射出圧縮成形の条件が、射出温度１５０℃以上２５０℃以下、金型温度１０℃以上２００℃以下であることを特徴とする前記（１）〜（６）のいずれか１項に記載の画像表示媒体用リブ。
【００１９】
（８）一対の基板と、前記一対の基板間に挟持されたリブと、を有する画像表示媒体であって、
前記リブが、前記（１）〜（７）のいずれか１項に記載の画像表示媒体用リブであることを特徴とする画像表示媒体。
【００２０】
（９）一対の基板間に挟持され得る画像表示媒体用リブの製造方法であって、
ポリアミド／ダイマー酸系ホットメルト材料を用いて射出圧縮成形により、格子状となるように成形し、
且つ前記ポリアミド／ダイマー酸系ホットメルト材料の構成成分であるダイマー酸が、下記一般式（１）で表わされる構造であることを特徴とする画像表示媒体用リブの製造方法。
【００２２】
【化４】
【００２３】
（一般式（１）中、Ｒ₁、及びＲ₂はそれぞれ独立に炭素数１〜２０のアルキル基、炭素数１〜２０のアリール基、炭素数１〜２０のアラルキル基を表し、Ｒ₃、及びＲ₄はそれぞれ独立に炭素数１〜２０のアルキレン基、炭素数１〜２０のアリーレン基を表す。）
【００２４】
（１０）前記ポリアミド／ダイマー酸ホットメルト材料のＣ型試験機で測定した硬度が５０以上１００以下であることを特徴とする前記（９）に記載の画像表示媒体用リブの製造方法。
【００２５】
（１１）前記射出圧縮成形の条件が、ポリアミド／ダイマー酸系ホットメルト材料の溶融粘度０．１Ｐａ・ｓ以上２０Ｐａ・ｓ以下であることを特徴とする前記（９）又は（１０）に記載の画像表示媒体用リブの製造方法。
【００２６】
（１２）前記射出圧縮成形の条件が、射出温度１５０℃以上２５０℃以下、金型温度１０℃以上２００℃以下であることを特徴とする前記（９）〜（１１）のいずれか１項に記載の画像表示媒体用リブの製造方法。
【００２７】
（１３）予め所望の基板を金型内にセットしておき、その基板上にポリアミド／ダイマー酸系ホットメルト材料を射出圧縮成形して所望の基板上に直接リブを形成することを特徴とする前記（９）〜（１２）のいずれかに記載の画像表示媒体用リブの製造方法。
【００２８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
（画像表示媒体用リブ、及びその製造方法）
本発明の画像表示媒体用リブは、画像表示媒体の一対の基板間に挟持され得るものであり、ポリアミド／ダイマー酸系ホットメルト材料を用いて射出圧縮成形により、前記リブが格子状となるように形成されていることを特徴とする。ポリアミド／ダイマー酸系ホットメルト材料は、微細なリブ形状に対応した金型に流入可能な流動性を有し、且つ、金型からの離型性に優れる性質を有することから、金型を使用した成形方法が適用でき、このポリアミド／ダイマー酸系ホットメルト材料を含んで構成されたリブは、欠陥が極力抑えられつつ、リブ幅が細い構成することが可能となる。
【００２９】
なお、画像表示媒体用リブは、成形性或いはコストの観点ら、底板部と、底板部から突出すると共に底板部と一体的に形成されたリブと、を有するリブ付きシートとして構成されるが、本発明においては、リブ付きシートとして利用してもよいし、このリブ付きシートの底板部を除去した構成のリブ単体として利用してもよい。このため、以下、本明細書においては、「本発明のリブ付きシート」として画像表示媒体用リブを説明する。
【００３０】
ポリアミド／ダイマ−酸系ホットホットメルト材料は、例えば、出発原料としてジアミンとダイマ−酸とを混合して得られるものであり、その他のモノマー成分を含んでもよい。ジアミンとしては、例えば、メチレンジアミン、１，３−プロピレンジアミン、１，２−プロピレンジアミン、１，４−ブチレンジアミン、１，２−ブチレンジアミン、１，３−ブチレンジアミン、１，６−へキシレンジアミン、ｐ−フェニレンジアミン、ｏ−フェニレンジアミンなどが挙げられる。これらの中でも、成形性の点からエチレンジアミン、１，６−へキシレンジアミン、機械強度が高いことからｐ−フェニレンジアミンが好適に用いられる。
【００３１】
一方、ダイマー酸としては、下記一般式（１）で表わされる構造である。下記一般式（１）で表わされる構造のダイマー酸は分子構造上体積が大きく、成形時の、ポリアミドと混合されている状態で、溶融粘度を極めて低くすることができ、微細構造を得るために有利である。また、ポリアミドとの反応が迅速に起ることから、成形のサイクルタイムを短縮できる点でも好ましい。
【００３２】
【化５】
【００３３】
一般式（１）中、Ｒ₁、Ｒ₂はそれぞれ独立に炭素数１〜２０のアルキル基、炭素数１〜２０のアリール基、炭素数１〜２０のアラルキル基を表し、Ｒ₃及びＲ₄はそれぞれ独立に炭素数１〜２０のアルキレン基、炭素数１〜２０のアリーレン基を表す。
【００３４】
一般式（１）中、好ましくは、Ｒ₁は、ヘキシル基、ブチル基、エチル基を表し、Ｒ₂はヘキシル基、ブチル基、エチル基を表し、Ｒ₃は、ヘプチレン基、ペンチレン基、プロピレン基を表し、Ｒ₄はヘプチレン基、ペンチレン基、プロピレン基を表す。
【００３５】
また、ポリアミド／ダイマー酸系ホットメルト材料の硬度についても特に限定されるものではないが、Ｃ型試験機で測定した硬度が５０以上１００以下であることが好ましく、より好ましくは６０以上８０以下である。この硬度が５０未満になると、リブの強度が不十分になり、成形時あるいは長期使用時に欠損を生じる場合がある。一方、これが１００を越えると、柔軟性が損なわれ、金型からの離型が困難になることがある。
【００３６】
本発明のリブ付きシートにおいて、形成されるリブの形状は、例えば、底板部法線方向から見て格子状であり、適用させる画像表示媒体の画質を向上させる観点から有利である。上述のように従来のドライフィルム（レジスト材）や印刷インクで構成されるリブは、リブ幅を細くしようとすると、欠陥が多発してしまい、特にその形状を格子状にする場合、特に欠陥が多く発生してしまうことから、特に、本発明においては、リブ幅が細くかつ格子状のリブ付きシートとすることが利点が大きい。また、リブ幅が細いだけではなく、リブの高低差（最大リブ高さと最小リブ高さとの差）が少ないリブ付きシートとなる。
【００３７】
本発明のリブ付きシートの成形方法としては、射出圧縮成形により成形される。この射出圧縮成形は、金型に溶融させた材料を射出して、当該金型を圧縮して所望の形状の成形体を形成する方法である。上述のようにポリアミド／ダイマー酸系ホットメルト材料は、微細なリブ形状に対応した金型に流入可能な流動性を有し、且つ、金型からの離型性に優れる性質を有することから、この射出圧縮成形は、ポリアミド／ダイマー酸系ホットメルト材料が金型に転写され、そのまま格子状或いはストライプ状に形成できるため、欠陥の原因となるエッチング、サンドブラストなどリブ化するための後工程を必要とせず、リブ幅の細いリブ、特にリブ幅の細い格子状のリブの成形が容易に可能であり、本発明において最も適した成形方法である。
【００３８】
また、射出圧縮成形時において、予め所望の基板を金型内にセットしておき、その基板上にポリアミド／ダイマー酸系ホットメルト材料を射出圧縮成形して所望の基板上に直接リブ付きシートを形成する、いわゆるインサート成形法を用いると特に好ましい。この方法では、ポリアミド／ダイマー酸系ホットメルト材料が基板界面で接着性を発揮し、基板に強固に接着するため、成形したリブを基板と合せて取り扱うことができ、リブ膜厚を薄くすることができる、生産性が高まるなどのメリットがある。また、基板に予め駆動用電極などを施し、画像表示媒体の背面基板にしておけば、背面基板とリブを接着する工程を省略できるというメリットもある。
【００３９】
射出圧縮成形時の各条件としては、特に限定されるものではないが、ポリアミド／ダイマー酸系ホットメルト材料の射出温度における溶融粘度は、０．１Ｐａ・ｓ以上２０Ｐａ・ｓ以下であることが好ましい。この溶融粘度が０．１Ｐａ・ｓ未満になると、射出分の計量が困難になり、材料が射出され過ぎて、バリが起ることがある。一方、これが２０Ｐａ・ｓを越えると、材料の流動性が不十分になり、成形体が１部ショートしてしまうことがある。溶融粘度のより好ましい値は０．５Ｐａ・ｓ以上１０Ｐａ・ｓ以下である。
【００４０】
また、射出温度が１５０℃以上２５０℃以下、金型温度が１０℃以上２００℃以下であることが好ましい。射出温度が１５０℃未満になると、材料の溶融粘度が高く、流動性が不十分になり、成形されたリブがショートを起すことがある。逆に２５０℃を越えると、材料のこげつきが生じることがある。
【００４１】
また、金型温度が１０℃未満になると、材料の溶融粘度が高く、流動性が不十分になり、成形品がショートを起すことがある。逆に２００℃を越えると、成形されたリブの冷却に時間を要し、サイクルタイムが長くなってしまうことがある。
【００４２】
以下、図面を参照しつつ、本発明のリブ付きシートについてより詳細に説明する。
図１及び２は、本発明の画像表示媒体用リブ付きシートの一例であり、（ａ）は平面図、（ｂ）は平面図（ａ）の１−１断面図を示している。図１に示すリブ付きシート１８は、底板部１４と、底板部１４から突出すると共に底板部１４と一体的に形成された格子状のリブ１０と、から構成されている。これらのリブ１０は、断面台形状に成形されている。
【００４３】
なお、図中、ａ、ａ’はリブ付きシート全面サイズの縦幅、横幅をそれぞれ示し、ｂはリブ底幅を示し、ｃはリブピッチを示し、ｄはリブ高さを示し、ｅは底板部の厚さを示す。なお、本発明において、これら値は、底板部法線方向の断面で示されるものである。
【００４４】
この格子状に形成されたリブ１０は、上述のようにポリアミド／ダイマー酸系ホットメルト材料により構成させるため、図１（ｂ）に示すように、リブ底幅ｂが５μｍ以上１５０μｍ以下といた細い形状とすることができる。リブ底幅は、リブ形状において最も重要であり、これが５μｍ未満になると基板間ギャップ維持のための強度不足になり、逆に１５０μｍを越えると、表示画像の開口率が不十分になってしてしまう。
【００４５】
リブ高さｄとリブピッチｃについては特に限定されるものではなく、用途に応じて適応することができるが、図１（ｂ）に示すように、リブ高さｄが５０μｍ以上１０００μｍ以下、図１（ａ）に示すように、リブピッチｃが２０μｍ以上５０００μｍ以下であることが好ましい。
【００４６】
このリブ高さｄが５０μｍ未満になると、例えば、蛍光体、発光体の塗布面積が不十分になったり、粒子の充填量不足になったりして画像表示品質の低下を招くことがあり、逆に１０００μｍを越えると、画像形成のための印加電圧増大を生じてしまう。
【００４７】
また、リブピッチｃが２０μｍ未満だと、リブ底幅を細くしても、下開口率が不十分になることがあり、逆にこれが５０００μｍを越えると、例えば、蛍光体、発光体の塗布面積が不十分になったり、粒子の充填量不足になったりして画像表示品質の低下を招くことがある。
【００４８】
これらのより好ましい値は、リブ高さｄが８０μｍ以上３００μｍ以下、リブ幅ｄが３０μｍ以上１００μｍ以下、リブピッチｃが３０μｍ以上２０００μｍ以下である。
【００４９】
本発明のリブ付きシートの色は、特に限定されるものではないが、黒色か無色透明であることが好ましい。無色透明の定義はここでは全光線透過率で６０％以上とする。黒色であれば、画像表示のコントラストの黒が強調されるが、カラー画質に影響は無い。無色透明であれば、特に粒子型画像表示媒体で、反射を利用して開口率を大きくできる利点がある。一方、青色、緑色などだと、カラー画質に影響しガミュートを劣化させてしまう場合がある。
【００５０】
本発明の画像表示媒体は、プラズマデイスプレイパネル（ＰＤＰ）や、有機発光素子（ＥＬ）等のディスプレイ、あるいは、電気泳動、サーマルリライタブル、エレクトロクロミー等の画像表示材料を利用した電子ペーパーなどに利用することができる。これらの中でも、ＰＤＰ、ＥＬデイスプレイ、粒子駆動型表示媒体が好適である。
【００５１】
なお、適用する各種画像表示媒体に応じて、適宜、本発明のリブ付きシートの表面に誘電層、酸化防止層、撥水層などを公知の機能層をコートしてもよい。
【００５２】
（画像表示媒体）
本発明の画像表示媒体は、一対の基板と、前記一対の基板間に挟持されたリブと、を有する画像表示媒体であって、リブとして、上記本発明の画像表示媒体用リブ（リブ付きシート）が適用される。
【００５３】
本発明の画像表示媒体としては、上述のように、プラズマデイスプレイパネル（ＰＤＰ）や、有機発光素子（ＥＬ）等のディスプレイ、あるいは、電気泳動、サーマルリライタブル、エレクトロクロミー等の画像表示材料を利用した電子ペーパーなどの粒子駆動型画像表示媒体が挙げられるが、上記本発明のリブ付きシートを有する以外は、公知の構成とすることができる。
【００５４】
具体的には、例えば、一対の基板のうち少なくとも一方の基板（背面基板）上にストライプ状の透明電極を、他方の基板にストライプ状の電極（表示基板）を施しておき、リブ付きシート表面に発光体を塗布しておけばＰＤＰを、リブ付きシートと基板との間の空隙に粒子又は粒子分散液を充填すれば粒子駆動型画像表示媒体（電子ペーパー）を得ることができる。
【００５５】
特に、ＰＤＰにおいては、駆動電極とアドレス電極を施した背面基板上に、リブ付きシートを射出圧縮成形することで、容易にＰＤＰを作製することが可能となる。特に、本発明のリブ付きシートは、リブ幅が細いリブとすることが可能なので、開口率が大きくなり高画質化が可能となる。また、格子状のリブとしたリブ付きシートを用いると、ストライプ状のリブと異なり、蛍光体の塗布面積が大きいため、発光効率が極めて高く、高輝度、低消費電力が実現できると共に、画素と同じ形状のリブなので、極めて高画質となる。
【００５６】
また、ＥＬデイスプレイにおいても、駆動電極を施した背面基板上にリブ付きシートを射出圧縮成形することで、容易にＥＬデイスプレイを作製することが可能であり、ＰＤＰと同様に、開口率が大きくなり高画質化が可能となり、高輝度、低消費電力が実現できると共に、極めて高画質となる。
【００５７】
また、粒子駆動型表示媒体においても、駆動電極を施した背面基板上にリブ付きシートを射出圧縮成形することで、容易に粒子駆動型表示媒体を作製することが可能であり、ＰＤＰと同様に、開口率が大きくなり高画質化が可能となる。特に、この粒子駆動型表示媒体の場合、背面電極と表面電極に印加した電圧により、粒子を動かして画像を形成するため、格子状のリブとしたリブ付きシートを用いると、ストライプ状のリブと異なり、表示媒体を縦置きにしたときの粒子の落下防止と、隣接電極への横流れ防止の２つの役割を果たすことが可能となる。
【００５８】
このように、上述したが、背面基板に直接、金型をセットし、射出圧縮成形することで、ポリアミド／ダイマ−酸系ホットメルト材料自体の接着力でリブ付きシートが背面基板に接着するため、表示媒体を容易に作製することが可能となる。
【００５９】
本発明の画像表示媒体において、一対の基板のうち、一方の基板（表示基板）には、透明基板が用いられる。また、他方の基板（裏面基板）には、透明基板又はその他の基板が用いられる。この透明基板には透明電極、その他の基板には非透明電極が設けられていてもよい。
【００６０】
透明基板の具体例としては、ガラス、ガラスエポキシ、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリメチルメタクリレート、アモルファスポリオレフィン基板などが挙げられる。この中でも、以下の理由から、水分遮蔽性が高いことからガラス、ガラスエポキシ基板を用いることが好ましい。
【００６１】
その他の基板の具体例としては、ガラスエポキシ又は絶縁コートされた金属板などが挙げられる。
【００６２】
透明電極の材料としては、インジウム錫酸化物（ＩＴＯ）、酸化錫又は酸化インジウムなどの金属酸化物や、ポリアニリンなどの導電性高分子などが挙げられる。この中でも、以下の理由から、表面抵抗が低く、耐熱性が高いＩＴＯを電極として用いることが好ましい。また、非透明電極の材料としては、銅若しくはアルミニウムなどの金属若しくはカーボン等又は前述した透明電極の材料などが挙げられる。
【００６３】
【実施例】
以下、実施例にて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらにより限定されるものではない。
【００６４】
（実施例１）
図１に示す構造となるように、リブ高さ２００μｍ、リブ底幅１００μｍ、リブピッチ１０００μｍ、リブがない部分の厚さ（底板部の厚さ）を３０μｍに加工した金型を準備した。リブの平面サイズは３１４×２３４ｍｍとした。この金型に縦×横が３２０×２４０ｍｍ、厚さが０．７ｍｍで、表面にライン／スペースが９００／１００μｍのＩＴＯストライプ電極を施した強化ガラス基板をセットし、射出圧縮成形機（山城精機製作所社製）を用いて、表１に示す成分のポリアミド／ダイマー酸系ホットメルト材料を、射出温度１８０℃、金型温度４０℃の条件で射出圧縮成形して格子状リブ付きシートを得た。
【００６５】
射出温度における樹脂の溶融粘度をＥ型粘度計で測定した。また、この格子状リブについて、リブ高さ、リブ幅、リブ底幅、リブピッチ、リブの高低差（最大リブ高さと最小リブ高さとの差）をレーザ共焦点顕微鏡（オリンパス社製、ＯＬＳ１１００）で測定した。更にレーザ共焦点顕微鏡で得た写真を画像解析し、開口率（（リブ頂点以外の面積／全面積）×１００）を測定した。また、リブ付きシートの硬度をＣ型試験機で硬度を測定し、リブ付きシートの色を目視で、また、全光線透過率を分光光度計（日立製作所社製、ＵＶ４０００）で測定した。結果を表２に示す。
【００６６】
（実施例２）
実施例１において、ポリアミド／ダイマー酸系ホットメルトを表１に示す成分に変更し、射出温度を２００℃、金型温度を５０℃の条件にした以外は実施例１と同様にして格子状リブ付きシートを得た。また、実施例１と同様の評価を実施した。結果を表２に示す。
【００６７】
（実施例３）
実施例１において、ポリアミド／ダイマー酸系ホットメルト材料を表１に示す成分に変更し、射出温度を１６０℃、金型温度を２５℃の条件にした以外は実施例１と同様にして格子状リブ付きシートを得た。また、実施例１と同様の評価を実施した。結果を表２に示す。
【００６８】
（実施例４）
実施例１において、ポリアミド／ダイマー酸系ホットメルト材料を表１に示す成分に変更し、射出温度を１９０℃、金型温度を６０℃の条件にした以外は実施例１と同様にして格子状リブ付きシートを得た。また、実施例１と同様の評価を実施した。結果を表２に示す。
【００６９】
（実施例５）
リブ高さ５０μｍ、リブ底幅１０μｍ、リブピッチ２０μｍ、リブがない部分の厚さ（底板部の高さ）を１０μｍに加工した金型を準備した。リブの平面サイズは３１４×２３４ｍｍとした。以下、基板に施すＩＴＯ電極をライン／スペース１０／１０μｍにした以外は実施例１と同様にして格子状リブ付きシートを得た。また、実施例１と同様の評価を実施した。結果を表２に示す。
【００７０】
（実施例６）
リブ高さ１０００μｍ、リブ底幅１５０μｍ、リブピッチ５０００μｍ、リブがない部分の厚さ（底板部の厚さ）を７０μｍに加工した金型を準備した。リブの平面サイズは３１４×２３４ｍｍとした以外は実施例１と同様にして格子状リブ付きシートを得た。また、実施例２と同様の評価を実施した。結果を表１に示す。
【００７１】
（実施例７）
基板を縦×横が３２０×２４０ｍｍ、厚さが０．６ｍｍのガラスエポキシ基板に変更した以外は実施例１と同様にして格子状リブ付きシートを得た。また、実施例１と同様の評価を実施した。結果を表２に示す。
【００７２】
（比較例１）
実施例１と同様のリブ高さ、リブ底幅、リブピッチになるようフォトマスクを準備し、実施例１同様の強化ガラス基板上に、ドライフィルムを用いたフォトリソ法にて、基板上にガラスペーストからなる格子状リブを得た。また、得られた格子状リブについて実施例１と同様の評価を実施した。結果を表２に示す。
【００７３】
（比較例２）
実施例１と同様のリブ底幅、リブピッチになるようにスクリーン版を準備し、印刷インク（熱硬化エポキシ樹脂：旭化学合成社製、ＤＭ−３３０）を、実施例１同様の強化ガラス基板上に、スクリーン印刷機（マイクロ−テック社製、ＭＴ１１００ＴＣＶ）にて、リブ高さが実施例１と同様になるまで、合計１２層積層し、基板上に格子状リブを得た。得られたリブについて実施例１と同様の評価を実施した。結果を表２に示す。
【００７４】
【表１】
【００７５】
【表２】
【００７６】
表１に示したとおり、本発明の実施例１〜７の格子状リブ付きシートは、リブ底幅が細く、リブ高低差も小さく、その結果開口率が極めて高い。一方比較例１の本発明範囲外の格子状リブはリブ底幅が細くできず、開口率が低くなる。また、比較例２の本発明範囲外の格子状リブは、リブ底幅が広く太るばかりか、高低差も極めて大きくなり、もはや格子状リブとしての機能を果たせない。
【００７７】
（実施例８）
実施例１で得られた格子状リブ付きシートのリブ面のリブ頂点を除く部分にスクリーン印刷装置（マイクロ−テック社製、ＭＴ５５０−ＴＶＣ）を用いて、青色蛍光体であるＢＡＭ（ＢａＭｇＡｌ₁₀Ｏ₁₇：Ｅｕ²⁺）を塗布した。
【００７８】
次に、ラミネータ（きもと社製、きもテクト）を用い、ローラ温度１４０℃、送り速度２０ｍｍ／ｓｅｃの条件で、このリブ側に、リブ側基板の電極とはは垂直方向にライン／スペースが９００／１００μｍのＩＴＯ製透明電極、バス電極、酸価マグネシウム保護層を設けたガラス基板を接着着させ、単色の表示媒体テスト品を作製した。
【００７９】
この表示媒体について、電極全面に±１００Ｖの電圧をかけ、ＢＡＭを発光させ、表示媒体の輝度を測定した。また、ストライプ電極のｏｎ／ｏｆｆを交互にして、発光画素と未発光画素が交互に存在する画像を形成し、発光部分と未発光部分の輝度の差を測定した。結果を表３に示す。
【００８０】
（実施例９〜１４）
実施例９〜１４について、それぞれ実施例２〜７で得られた格子状リブ付きシートを用いた以外は実施例８と同様にして単色の表示媒体テスト品を作製した。また、実施例８と同様の評価を実施した。結果を表３に示す。
【００８１】
（比較例３）
リブ高さ１００μｍ、リブ底幅１００μｍ、リブピッチ１０００μｍのストライプ形状になるようにフォトマスクを準備し、以下は比較例１と同様にして、ＰＤＰなどで使用されているのと同様のストライプ状リブを基板上に得た。
【００８２】
このストライプ状リブが形成された基板を用いる以外は実施例８と同様にして単色の表示媒体テスト品を作製した。また、実施例８と同様の評価を実施した。結果を表３に示す。
【００８３】
（比較例４）
リブ高さ１００μｍ、リブ底幅１００μｍ、リブピッチ１０００μｍのストライプ形状になるようにスクリーン版を準備し、以下は比較例２と同様にして、、ＰＤＰなどで使用されているのと同様のストライプ状リブを基板上に得た。
【００８４】
このストライプ状リブが形成された基板を用いる以外は実施例８と同様にして単色の表示媒体テスト品を作製した。また、実施例８と同様の評価を実施した。結果を表３に示す。
【００８５】
【表３】
【００８６】
表３に示したとおり、実施例８〜１４の本発明の画像表示媒体は、格子状でもリブ幅が細いため蛍光体塗布面積が広く、開口率が大きいので輝度が極めて高く、また、格子状リブであり、画素を全てリブで分割していることから、発光部と未発光部の輝度差が大きく、画像を極めて高解像度、高画質に表示することができる。
【００８７】
一方、比較例３、４の本発明外の画像表示媒体は、ストライプ状リブであるため、蛍光体塗布面積が狭くて輝度が低く、特にリブがない方向での光の漏れが生じ、発光部と未発光部の輝度差が小さく、解像度、画質ともに低い表示しかできない。
【００８８】
（実施例１５）
次に粒子駆動型表示媒体について実施例を挙げる。まず、以下の方法で白色粒子と黒色粒子を製造した。
【００８９】
（白色微粒子の作製）
メタクリル酸シクロヘキシル５３重量部、酸化チタン（石原産業社製、タイベークＣＲ６３）４５重量部、帯電制御剤（クリアラントジャパン社製、ＣＯＰＹＣＨＡＲＧＥＰＳＹＶＰ２０３８）２重量部、シクロヘキサン５重量部を１０ｍｍφのジルコニアビーズをメデイアとし、２０時間ボールミル粉砕し、分散液Ａを得た。次に炭酸カルシウム４０重量部と蒸留水６０重量部を上記と同様にボールミル粉砕し、分散液Ｂを得た。更に２％セロゲン水溶液４３重量部と２０％食塩水５００重量部を混合し、超音波洗浄機にて１０分間脱気し、次いで乳化機にて攪拌し、混合液Ｃを得た。次に分散液Ａ３５０重量部とジビニルベンゼン１０重量部と、ビスアゾイソブチルニトリル３．５重量部を１Ｌビーカーに注ぎ、スリーワンモーターで攪拌、混合後、超音波洗浄機で１０分間脱気し、混合液Ｄを得た。この混合液Ｄ１重量部を混合液Ｃ１重量部とともに乳化機に入れ、乳化した。更にこの乳化液を臭気瓶に入れ、シリコーン栓をし、注射器で減圧脱気し、窒素ガスを封入した。次いで６０℃で１０時間反応させ粒子分散液を作製した。冷却後、凍結乾燥機を用い、この分散液を−３５℃、０．１Ｐａの下２日間の条件でシクロヘキサンを除去した。得られた粒子粉をイオン交換水中に分散させ、希塩酸で炭酸カルシウムを分解させ、ろ過した。その後、十分な量の蒸留水で洗浄し、目開き２０、２５μｍのナイロン篩にかけ、粒度を揃えた。これを乾燥させ平均粒径２３μｍの白色粒子を得た。
【００９０】
（黒色粒子の作製）
スチレンモノマー６７重量部と、カーボンブラック（三菱化学社製、ＣＦ９）１０重量部とシクロヘキサン５重量部とを、１０ｍｍφジルコニアビーズをメデイアとし、２０時間ボールミル粉砕した。以下は白色粒子と同様にして平均粒径２３μｍの黒色粒子を得た。
【００９１】
（画像表示媒体の作製）
実施例１で得られた格子状リブ付きシートに、上記の白色粒子と黒色粒子をそれぞれ３／２の重量比で混合した混合粒子２ｍｇを、ウレタンブレードを用いて均一に充填した。次に、ラミネータ（きもと社製、きもテクト）を用い、ローラ温度１４０℃、送り速度２０ｍｍ／ｓｅｃの条件で、この基板のリブ側に、リブ側基板の電極とは垂直方向にライン／スペースが９００／１００μｍのＩＴＯ製透明電極、ポリカーボネート誘電層を設けたガラス基板を接着着させ、粒子駆動型表示媒体を作製した。
【００９２】
この粒子駆動型表示媒体の両側のＩＴＯ電極にそれぞれ＋１４０Ｖ、−１４０Ｖの電圧を交互に印加し、白表示と黒表示を実施した。白表示と黒表示それぞれの濃度をＸ−ＲＩＴＥで測定し、（黒濃度−白濃度）をコントラストとして計算した。結果を表４に示す。
【００９３】
また、この粒子駆動型表示媒体を縦置きにし、上述と同様にして黒、白表示をそれぞれ１００００回繰り返した後に、上述と同様の方法でコントラストを測定し、また、白背景に“Ｘ”の黒文字を表示させ、表示ににじみがあるかどうかを目視で評価した。結果を表４に示す。
【００９４】
（実施例１６〜２１）
実施例１５において実施例１で得られた格子状リブ付きシートを用いる代わりに、実施例１６〜２１においてそれぞれ実施例２〜７で得られた格子状リブ付きシートを用いた以外は実施例１５と同様にして粒子駆動型表示媒体を作製した。また、この粒子駆動型表示媒体について実施例１５と同様の評価を実施した。結果を表４に示す。
【００９５】
（比較例５、６）
実施例１５において実施例１で得られた格子状リブ付きシートを用いる代わりに、比較例５、６においてそれぞれ比較例３、４で得られたストライプ状リブが形成された基板を用いた以外は実施例１５と同様にして粒子駆動型表示媒体を作製した。また、この粒子駆動型表示媒体についてストライプ上リブが地面と垂直方向になるように縦置きし、実施例１５と同様の評価を実施した。結果を表４に示す。
【００９６】
（比較例７、８）
比較例５、６において、粒子駆動型表示媒体についてストライプ状リブが地面と並行になるように縦置きにし、実施例１５と同様の評価を実施した。結果を表４に示す。
【００９７】
【表４】
【００９８】
表４に示すとおり、実施例１５〜２１に示す本発明の格子状リブ付きシートを用いた粒子駆動型表示媒体は、格子状でもリブ幅が細く開口率が高いため、初期のコントラストが極めて高く、また、格子状リブであるため、繰り返し画像表示しても、粒子の落下や、横方向への流れが無く、高いコントラストを維持し、画像にじみも生じない。
一方、比較例５、６に示した本発明範囲外の粒子駆動型表示媒体は、初期コントラストも低く、地面と平行方向にストライプ状リブが存在しないため、繰り返し画像表示すると、粒子の落下が生じ、コントラストが低下し、画像にじみも生じる。
【００９９】
また、比較例７に示した本発明範囲外の粒子駆動型表示媒体は、初期コントラストも低く、地面に平行方向にはストライプ状リブが存在するため、繰り返し画像表示しても、粒子の落下は起きないが、地面に垂直な方向にストライプ状リブが存在しないため、粒子の横流れを生じ、コントラストが低下し、画像にじみも生じる。
また、比較例８に示した本発明範囲外の画像表示媒体は、初期コントラストも低く、地面に平行方向にストライプ状リブが存在するが、高低差が大きいため、粒子がすり抜けてしまい、粒子落下を生じ、粒子の横流れも起きるので、コントラストが低下し、画像にじみも生じる。
【０１００】
（比較例９、１０）
比較例１〜２で得られた格子状リブが形成された基板を用いて、それぞれ実施例１６と同様にして画像表示媒体を作製し、実施例１６と同様の評価を実施した。結果を表５に示す。
【０１０１】
【表５】
【０１０２】
表５に示すとおり、比較例９、１０に示した本発明範囲外の表示媒体は、リブ幅が太いため開口率が低く、良好な結果を得ることができなかった。
【０１０３】
このように、実施例から、ポリアミド／ダイマー酸系ホットメルト材料で構成した本発明のリブ付きシートは、リブ幅の細い格子状リブが成形可能であり、開口率が極めて高いことがわかる。また、本発明のリブ付きシートを用いた画像表示媒体は、発光漏れがなく、極めて高輝度、高画質であり、特に、格子状リブ付きシートを用いた粒子駆動型表示媒体は、極めて高いコントラストを長期に渡って維持することができ、画像にじみも起さないことがわかる。
【０１０４】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、格子状でかつリブ幅が細く、高い開口率を有し高い画質の画像表示媒体を得ることが可能な画像表示媒体用リブ及びその製造方法、並びに、それを用いて、高い画質の画像表示媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の画像表示媒体用リブ付きシートの一例であり、（ａ）は平面図、（ｂ）は平面図（ａ）の１−１断面図を示す。
【符号の説明】
１０リブ
１４底板部
１８リブ付きシート
ａリブ付きシート全面サイズの縦幅
ａ’ リブ付きシート全面サイズの横幅
ｂリブ底部の幅
ｃリブ間ギャップの幅
ｄリブの高さ
ｅ底板部の厚さ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is, for example, a particle-driven type such as a display such as a plasma display panel (PDP) or an organic light emitting device (EL), or an electronic paper using an image display material such as electrophoresis, thermal rewritable or electrochromy. Rib for image display medium used for image display medium, manufacturing method thereof, and image display medium using the same.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, ribs are often used in the field of image display media. In a plasma display panel (PDP) and an electroluminescence (EL) display, it is used as a gap between substrates (electrodes), prevention of pixel blurring, phosphor, and phosphor coating surface. Further, in a particle drive type image display medium such as electronic paper, it is necessary for preventing particle fall.
[0003]
These ribs have a stripe shape because of ease of manufacturability. Specifically, a photolithographic method for etching a dry film (resist material) (Japanese Patent Laid-Open No. 07-43692), a sandblast method using a resist material (Japanese Patent Laid-Open No. 05-297810), and in recent years from the environmental standpoint, A method by screen printing using printing ink that does not generate waste (Japanese Patent Laid-Open No. 08-304805) has also been attempted.
[0004]
[Patent Document 1]
JP 07-43692 A
[Patent Document 2]
Japanese Patent Laid-Open No. 05-297810
[Patent Document 3]
Japanese Patent Laid-Open No. 08-304805
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, all of the existing techniques are stripe-shaped ribs. However, since many pixels of the image display medium are formed in a lattice shape, it is desirable that the ribs are also in a lattice shape in terms of image quality from the viewpoint of preventing light emission, particle falling, and lateral flow. In addition, the ribs may have a lattice shape because the gap holding power between the substrates (electrodes) is increased, the phosphor and light emitter coating areas can be increased, brightness can be improved, and power consumption can be reduced. Ideal.
[0006]
Such a lattice-shaped rib has a problem that the aperture ratio of the image display medium is lowered because the rib area on the image display surface is increased as compared with the stripe shape. In order to solve this problem, it is necessary to make the ribs thinner.
[0007]
However, in photolithography using a dry film, defects will occur frequently if the ribs are thinned due to the seepage of the etching solvent. Further, even in the sand blasting method using a resist material, if the rib is made thin, collision from the side of the blast particle cannot be ignored, and again, rib defects frequently occur. Also, when trying to thin the ribs by screen printing using printing ink, the problem is that the striped ribs will spill ink and the bottom of the ribs will thicken. , The rib at the intersection becomes high, and even the function as the rib cannot be achieved.
[0008]
Accordingly, an object of the present invention is to solve the conventional problems and achieve the following object. That is, an object of the present invention is to provide a rib for an image display medium capable of obtaining a high-quality image display medium having a lattice shape, a narrow rib width, a high aperture ratio, and a method for manufacturing the same, and using the same. Thus, an image display medium with high image quality is provided.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The above problem is solved by the following means. That is, the present invention
(1) A rib for an image display medium that can be sandwiched between a pair of substrates, wherein the rib is formed into a lattice shape by injection compression molding using a polyamide / dimer acid hot melt material,
And the dimer acid which is a component of the polyamide / dimer acid hot melt material has a structure represented by the following general formula (1): Ribs for image display media.
[0010]
(2) The rib for an image display medium according to (1), wherein a bottom width of the rib is 5 μm or more and 150 μm or less.
[0011]
(3) The height of the ribs is 50 μm or more and 1000 μm or less, and the pitch of the ribs is 20 μm or more and 5000 μm or less. The image display medium according to any one of (1) or (2), rib.
[0013]
[Chemical 3]
[0014]
(In the general formula (1), R ₁ And R ₂ Each independently represents an alkyl group having 1 to 20 carbon atoms, an aryl group having 1 to 20 carbon atoms, an aralkyl group having 1 to 20 carbon atoms, and R _Three And R _Four Each independently represents an alkylene group having 1 to 20 carbon atoms and an arylene group having 1 to 20 carbon atoms. )
[0015]
( 4 The hardness of the polyamide / dimer acid hot melt material measured with a C-type testing machine is 50 or more and 100 or less. 3 The rib for image display media of any one of 1).
[0016]
( 5 The color is black or colorless and transparent with a total light transmittance of 60% or more (1) to (1) 4 The rib for image display media of any one of 1).
[0017]
( 6 The injection compression molding conditions are a polyamide / dimer acid hot melt material having a melt viscosity of 0.1 Pa · s to 20 Pa · s (1) to (1) 5 The rib for image display media of any one of 1).
[0018]
( 7 The injection compression molding conditions are an injection temperature of 150 ° C. or higher and 250 ° C. or lower, and a mold temperature of 10 ° C. or higher and 200 ° C. or lower. 6 The rib for image display media of any one of 1).
[0019]
( 8 An image display medium having a pair of substrates and a rib sandwiched between the pair of substrates,
(1) to (1) 7 An image display medium characterized by being a rib for an image display medium according to any one of (1).
[0020]
( 9 A method of manufacturing a rib for an image display medium that can be sandwiched between a pair of substrates,
Molded to form a lattice by injection compression molding using a polyamide / dimer acid hot melt material,
And the dimer acid which is a component of the polyamide / dimer acid hot melt material has a structure represented by the following general formula (1): Manufacturing method of rib for image display medium.
[0022]
[Formula 4]
[0023]
(In the general formula (1), R ₁ And R ₂ Each independently represents an alkyl group having 1 to 20 carbon atoms, an aryl group having 1 to 20 carbon atoms, an aralkyl group having 1 to 20 carbon atoms, and R _Three And R _Four Each independently represents an alkylene group having 1 to 20 carbon atoms and an arylene group having 1 to 20 carbon atoms. )
[0024]
( 10 The hardness of the polyamide / dimer acid hot melt material measured with a C-type testing machine is 50 or more and 100 or less. (9) The manufacturing method of the rib for image display media as described in any one of.
[0025]
( 11 The injection compression molding condition is a polyamide / dimer acid hot melt material having a melt viscosity of 0.1 Pa · s or more and 20 Pa · s or less. 9) or (10 ) For producing a rib for an image display medium.
[0026]
( 12 The injection compression molding conditions are an injection temperature of 150 ° C. or higher and 250 ° C. or lower, and a mold temperature of 10 ° C. or higher and 200 ° C. or lower. 9 ) ~ ( 11 The manufacturing method of the rib for image display media of any one of 2).
[0027]
( 13 The above-mentioned method is characterized in that a desired substrate is set in advance in a mold, and a polyamide / dimer acid hot melt material is injection compression molded on the substrate to directly form ribs on the desired substrate. 9 ) ~ ( 12 The manufacturing method of the rib for image display media in any one of.
[0028]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
(Rib for image display medium and manufacturing method thereof)
The rib for an image display medium of the present invention can be sandwiched between a pair of substrates of the image display medium, and the rib is formed into a lattice shape by injection compression molding using a polyamide / dimer acid hot melt material. It is characterized by being formed. Polyamide / dimer acid-based hot melt material has fluidity that can flow into a mold corresponding to a fine rib shape, and has a property of excellent releasability from the mold, so use a mold The ribs configured to include this polyamide / dimer acid hot melt material can be configured to have a narrow rib width while suppressing defects as much as possible.
[0029]
The rib for the image display medium is configured as a ribbed sheet having a bottom plate portion, and a rib protruding from the bottom plate portion and integrally formed with the bottom plate portion from the viewpoint of moldability or cost. In this invention, you may utilize as a sheet | seat with a rib, and you may utilize as a rib single-piece | unit of the structure which removed the baseplate part of this sheet | seat with a rib. Therefore, in the present specification, the rib for an image display medium will be described as “the ribbed sheet of the present invention”.
[0030]
The polyamide / dimer acid hot hot melt material is obtained, for example, by mixing diamine and dimer acid as a starting material, and may contain other monomer components. Examples of the diamine include methylene diamine, 1,3-propylene diamine, 1,2-propylene diamine, 1,4-butylene diamine, 1,2-butylene diamine, 1,3-butylene diamine, 1,6-hexylene. Examples thereof include diamine, p-phenylenediamine, and o-phenylenediamine. Among these, ethylenediamine, 1,6-hexylenediamine, and p-phenylenediamine are preferably used because of high mechanical strength from the viewpoint of moldability.
[0031]
On the other hand, the dimer acid has a structure represented by the following general formula (1). The In order to obtain a fine structure, the dimer acid having the structure represented by the following general formula (1) has a large volume in terms of molecular structure, and can be extremely reduced in melt viscosity when mixed with polyamide at the time of molding. It is advantageous. Further, since the reaction with the polyamide occurs rapidly, it is also preferable in that the molding cycle time can be shortened.
[0032]
[Chemical formula 5]
[0033]
In general formula (1), R ₁ , R ₂ Each independently represents an alkyl group having 1 to 20 carbon atoms, an aryl group having 1 to 20 carbon atoms, an aralkyl group having 1 to 20 carbon atoms, and R _Three And R _Four Each independently represents an alkylene group having 1 to 20 carbon atoms and an arylene group having 1 to 20 carbon atoms.
[0034]
In general formula (1), preferably R ₁ Represents a hexyl group, a butyl group, an ethyl group, and R ₂ Represents hexyl, butyl, ethyl, R _Three Represents a heptylene group, a pentylene group, a propylene group, and R _Four Represents a heptylene group, a pentylene group or a propylene group.
[0035]
Further, the hardness of the polyamide / dimer acid hot melt material is not particularly limited, but the hardness measured with a C-type tester is preferably 50 or more and 100 or less, more preferably 60 or more and 80 or less. is there. When this hardness is less than 50, the strength of the rib becomes insufficient, and a defect may occur during molding or long-term use. On the other hand, if this exceeds 100, flexibility may be impaired, and release from the mold may be difficult.
[0036]
In the ribbed sheet of the present invention, the shape of the rib formed is, for example, a lattice shape when viewed from the bottom plate normal direction, which is advantageous from the viewpoint of improving the image quality of the applied image display medium. As described above, ribs made of conventional dry film (resist material) or printing ink frequently cause defects when the rib width is made narrower, particularly when the shape is made into a lattice. In particular, the present invention has a great advantage in that the rib width is narrow and a latticed ribbed sheet is used. Moreover, not only the rib width is thin, but also a ribbed sheet with a small height difference (difference between the maximum rib height and the minimum rib height).
[0037]
The ribbed sheet is molded by injection compression molding according to the present invention. This injection compression molding is a method of injecting a molten material into a mold and compressing the mold to form a molded body having a desired shape. As described above, the polyamide / dimer acid hot melt material has a fluidity that can flow into a mold corresponding to a fine rib shape, and has a property of excellent releasability from the mold. In this injection compression molding, the polyamide / dimer acid hot melt material is transferred to the mold and can be formed as it is in the form of a lattice or stripe. However, it is possible to easily form a rib having a narrow rib width, particularly a grid-like rib having a narrow rib width, and is the most suitable forming method in the present invention.
[0038]
Also, at the time of injection compression molding, a desired substrate is set in advance in a mold, and a polyamide / dimer acid hot melt material is injection compression molded on the substrate to directly form a ribbed sheet on the desired substrate. It is particularly preferable to use a so-called insert molding method. In this method, since the polyamide / dimer acid hot melt material exhibits adhesion at the substrate interface and adheres firmly to the substrate, the molded rib can be handled together with the substrate, and the rib film thickness must be reduced. There are advantages such as increased productivity and productivity. In addition, if the substrate is previously provided with driving electrodes and used as the back substrate of the image display medium, there is also an advantage that the step of bonding the back substrate and the rib can be omitted.
[0039]
Each condition at the time of injection compression molding is not particularly limited, but the melt viscosity at the injection temperature of the polyamide / dimer acid hot melt material is preferably 0.1 Pa · s or more and 20 Pa · s or less. . If the melt viscosity is less than 0.1 Pa · s, it is difficult to measure the amount of injection, and the material may be injected too much, causing burrs. On the other hand, if this exceeds 20 Pa · s, the fluidity of the material becomes insufficient, and the molded body may be short-circuited by 1 part. A more preferable value of the melt viscosity is 0.5 Pa · s or more and 10 Pa · s or less.
[0040]
The injection temperature is preferably 150 ° C. or higher and 250 ° C. or lower, and the mold temperature is preferably 10 ° C. or higher and 200 ° C. or lower. When the injection temperature is less than 150 ° C., the melt viscosity of the material is high, the fluidity becomes insufficient, and the molded rib may cause a short circuit. On the other hand, if the temperature exceeds 250 ° C., the material may burn.
[0041]
On the other hand, when the mold temperature is less than 10 ° C., the melt viscosity of the material is high, the fluidity is insufficient, and the molded product may be short-circuited. On the other hand, if the temperature exceeds 200 ° C., it takes time to cool the molded rib, and the cycle time may be long.
[0042]
Hereinafter, the ribbed sheet of the present invention will be described in more detail with reference to the drawings.
1 and 2 show an example of a ribbed sheet for an image display medium according to the present invention. FIG. 1A is a plan view, and FIG. 1B is a cross-sectional view taken along line 1-1 in FIG. The ribbed sheet 18 shown in FIG. 1 includes a bottom plate portion 14 and lattice-like ribs 10 that protrude from the bottom plate portion 14 and are formed integrally with the bottom plate portion 14. These ribs 10 are formed in a trapezoidal cross section.
[0043]
In the drawing, a and a ′ indicate the vertical and horizontal widths of the ribbed sheet, b indicates the rib bottom width, c indicates the rib pitch, d indicates the rib height, and e indicates the bottom plate portion. Indicates the thickness. In the present invention, these values are indicated by a cross section in the normal direction of the bottom plate portion.
[0044]
Since the ribs 10 formed in a lattice shape are made of the polyamide / dimer acid hot melt material as described above, the rib bottom width b is 5 μm or more and 150 μm or less as shown in FIG. It can be a shape. The rib bottom width is most important in the rib shape. If this is less than 5 μm, the strength for maintaining the gap between the substrates will be insufficient, and if it exceeds 150 μm, the aperture ratio of the display image will be insufficient. End up.
[0045]
The rib height d and the rib pitch c are not particularly limited and can be adapted according to the application. However, as shown in FIG. 1B, the rib height d is 50 μm or more and 1000 μm or less. As shown to (a), it is preferable that the rib pitch c is 20 micrometers or more and 5000 micrometers or less.
[0046]
If the rib height d is less than 50 μm, for example, the application area of the phosphor and the light emitter may be insufficient, or the amount of particles may be insufficient. If the thickness exceeds 1,000 μm, the applied voltage for image formation increases.
[0047]
On the other hand, if the rib pitch c is less than 20 μm, the lower aperture ratio may be insufficient even if the rib bottom width is narrowed. Conversely, if the rib pitch c exceeds 5000 μm, for example, the application area of phosphors and light emitters may be reduced. The image display quality may be deteriorated due to insufficient or insufficient filling amount of particles.
[0048]
More preferable values are a rib height d of 80 μm to 300 μm, a rib width d of 30 μm to 100 μm, and a rib pitch c of 30 μm to 2000 μm.
[0049]
The color of the ribbed sheet of the present invention is not particularly limited, but is preferably black or colorless and transparent. The definition of colorless and transparent is here 60% or more in terms of total light transmittance. If it is black, the contrast black of the image display is emphasized, but the color image quality is not affected. If it is colorless and transparent, there is an advantage that the aperture ratio can be increased using reflection, particularly in a particle-type image display medium. On the other hand, blue, green, etc. may affect color image quality and degrade gamut.
[0050]
The image display medium of the present invention is used for displays such as plasma display panels (PDP) and organic light emitting devices (EL), or electronic paper using image display materials such as electrophoresis, thermal rewritable, and electrochromy. can do. Among these, PDP, EL display, and particle drive type display medium are preferable.
[0051]
Note that a known functional layer such as a dielectric layer, an antioxidant layer, a water repellent layer, or the like may be coated on the surface of the ribbed sheet of the present invention as appropriate depending on various image display media to be applied.
[0052]
(Image display medium)
The image display medium of the present invention is an image display medium having a pair of substrates and a rib sandwiched between the pair of substrates, and the rib for the image display medium of the present invention (ribbed sheet) is used as the rib. ) Applies.
[0053]
As described above, as the image display medium of the present invention, a display such as a plasma display panel (PDP) or an organic light emitting device (EL), or an image display material such as electrophoresis, thermal rewritable or electrochromy is used. Examples thereof include a particle-driven image display medium such as electronic paper, but may have a known configuration except that the ribbed sheet of the present invention is provided.
[0054]
Specifically, for example, a striped transparent electrode is provided on at least one of the pair of substrates (back substrate), and a striped electrode (display substrate) is provided on the other substrate, and the surface of the ribbed sheet A particle-driven image display medium (electronic paper) can be obtained by coating PDP with a phosphor and coating particles or a particle dispersion in the gap between the ribbed sheet and the substrate.
[0055]
In particular, in a PDP, it is possible to easily manufacture a PDP by injection-molding a ribbed sheet on a back substrate provided with drive electrodes and address electrodes. In particular, since the ribbed sheet of the present invention can be a rib with a narrow rib width, the aperture ratio is increased and the image quality can be improved. In addition, when using a ribbed sheet in the form of a grid-like rib, unlike the striped rib, the phosphor coating area is large, so the luminous efficiency is extremely high, high brightness and low power consumption can be realized, and the pixel and Because the ribs have the same shape, the image quality is extremely high.
[0056]
Also in EL displays, it is possible to easily produce EL displays by injection-molding a ribbed sheet on the back substrate on which drive electrodes are applied, and the aperture ratio increases as in the case of PDPs. High image quality can be achieved, high brightness and low power consumption can be realized, and extremely high image quality can be achieved.
[0057]
Also in the particle drive type display medium, it is possible to easily produce a particle drive type display medium by injection compression molding of a ribbed sheet on the back substrate provided with the drive electrode. As a result, the aperture ratio increases, and high image quality can be achieved. In particular, in the case of this particle-driven display medium, in order to form an image by moving the particles by the voltage applied to the back electrode and the front electrode, when a ribbed sheet having a grid-like rib is used, In contrast, it is possible to play two roles of preventing particles from falling when the display medium is placed vertically and preventing lateral flow to the adjacent electrodes.
[0058]
As described above, the ribbed sheet adheres to the back substrate by the adhesive force of the polyamide / dimer-acid hot melt material itself by setting the mold directly on the back substrate and injection compression molding. A display medium can be easily manufactured.
[0059]
In the image display medium of the present invention, a transparent substrate is used as one of the pair of substrates (display substrate). Moreover, a transparent substrate or another substrate is used as the other substrate (back substrate). The transparent substrate may be provided with a transparent electrode, and the other substrate may be provided with a non-transparent electrode.
[0060]
Specific examples of the transparent substrate include glass, glass epoxy, polycarbonate, polyester, polymethyl methacrylate, and amorphous polyolefin substrate. Among these, it is preferable to use glass or a glass epoxy substrate because of its high moisture shielding property for the following reasons.
[0061]
Specific examples of other substrates include glass epoxy or insulating coated metal plates.
[0062]
Examples of the material for the transparent electrode include metal oxides such as indium tin oxide (ITO), tin oxide or indium oxide, and conductive polymers such as polyaniline. Among these, for the following reasons, it is preferable to use ITO having low surface resistance and high heat resistance as an electrode. Moreover, as a material of a non-transparent electrode, metals, such as copper or aluminum, carbon, etc., the material of the transparent electrode mentioned above, etc. are mentioned.
[0063]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be specifically described with reference to Examples, but the present invention is not limited thereto.
[0064]
Example 1
A mold was prepared in which the rib height was 200 μm, the rib bottom width was 100 μm, the rib pitch was 1000 μm, and the thickness of the portion without ribs (the thickness of the bottom plate portion) was 30 μm so as to have the structure shown in FIG. The planar size of the rib was 314 × 234 mm. A tempered glass substrate with an ITO stripe electrode with a line / space of 900/100 μm on the surface is set on this mold, and the injection compression molding machine (Yamagi Seiki) The polyamide / dimer acid hot melt material having the components shown in Table 1 was injection compression molded under conditions of an injection temperature of 180 ° C. and a mold temperature of 40 ° C. to obtain a sheet with a grid-like rib. .
[0065]
The melt viscosity of the resin at the injection temperature was measured with an E-type viscometer. Further, with respect to the grid-like ribs, the rib height, rib width, rib bottom width, rib pitch, and rib height difference (difference between the maximum rib height and the minimum rib height) were measured with a laser confocal microscope (OLS1100 manufactured by Olympus) It was measured. Furthermore, the photograph obtained with the laser confocal microscope was subjected to image analysis, and the aperture ratio ((area other than rib apex / total area) × 100) was measured. Further, the hardness of the ribbed sheet was measured with a C-type testing machine, the color of the ribbed sheet was visually observed, and the total light transmittance was measured with a spectrophotometer (manufactured by Hitachi, Ltd., UV4000). The results are shown in Table 2.
[0066]
(Example 2)
In Example 1, the lattice-like ribs were changed in the same manner as in Example 1 except that the polyamide / dimer acid hot melt was changed to the components shown in Table 1 and the injection temperature was 200 ° C. and the mold temperature was 50 ° C. A sticky sheet was obtained. Moreover, the same evaluation as Example 1 was implemented. The results are shown in Table 2.
[0067]
(Example 3)
In Example 1, the polyamide / dimer acid hot-melt material was changed to the components shown in Table 1, and the conditions were as in Example 1 except that the injection temperature was 160 ° C. and the mold temperature was 25 ° C. A ribbed sheet was obtained. Moreover, the same evaluation as Example 1 was implemented. The results are shown in Table 2.
[0068]
(Example 4)
In Example 1, the polyamide / dimer acid hot-melt material was changed to the components shown in Table 1, and the same conditions as in Example 1 except that the injection temperature was 190 ° C. and the mold temperature was 60 ° C. A ribbed sheet was obtained. Moreover, the same evaluation as Example 1 was implemented. The results are shown in Table 2.
[0069]
(Example 5)
A mold was prepared in which the rib height was 50 μm, the rib bottom width was 10 μm, the rib pitch was 20 μm, and the thickness of the portion without the rib (the height of the bottom plate portion) was 10 μm. The planar size of the rib was 314 × 234 mm. Hereinafter, a sheet with a grid-like rib was obtained in the same manner as in Example 1 except that the ITO electrode applied to the substrate was changed to line / space 10/10 μm. Moreover, the same evaluation as Example 1 was implemented. The results are shown in Table 2.
[0070]
(Example 6)
A mold was prepared in which the rib height was 1000 μm, the rib bottom width was 150 μm, the rib pitch was 5000 μm, and the thickness of the portion without the rib (thickness of the bottom plate portion) was 70 μm. A sheet with grid-like ribs was obtained in the same manner as in Example 1 except that the planar size of the ribs was 314 × 234 mm. In addition, the same evaluation as in Example 2 was performed. The results are shown in Table 1.
[0071]
(Example 7)
A sheet with grid-like ribs was obtained in the same manner as in Example 1 except that the substrate was changed to a glass epoxy substrate having a length × width of 320 × 240 mm and a thickness of 0.6 mm. Moreover, the same evaluation as Example 1 was implemented. The results are shown in Table 2.
[0072]
(Comparative Example 1)
A photomask was prepared so as to have the same rib height, rib bottom width, and rib pitch as in Example 1, and a glass paste was formed on the tempered glass substrate as in Example 1 by a photolithography method using a dry film. A grid-like rib consisting of Moreover, evaluation similar to Example 1 was implemented about the obtained grid | lattice-like rib. The results are shown in Table 2.
[0073]
(Comparative Example 2)
A screen plate was prepared so as to have the same rib bottom width and rib pitch as in Example 1, and printing ink (thermosetting epoxy resin: DM-330 manufactured by Asahi Chemical Synthetic Co., Ltd.) was applied to the same tempered glass substrate as in Example 1. In addition, a total of 12 layers were laminated with a screen printer (Micro-Tech, MT1100TCV) until the rib height was the same as in Example 1, and grid-like ribs were obtained on the substrate. Evaluation similar to Example 1 was implemented about the obtained rib. The results are shown in Table 2.
[0074]
[Table 1]
[0075]
[Table 2]
[0076]
As shown in Table 1, the sheet with grid-like ribs of Examples 1 to 7 of the present invention has a narrow rib bottom width and a small rib height difference, and as a result, the aperture ratio is extremely high. On the other hand, the grid-like ribs outside the scope of the present invention of Comparative Example 1 cannot have a narrow rib bottom width, resulting in a low aperture ratio. Further, the grid-like ribs outside the scope of the present invention of Comparative Example 2 not only have a wide rib bottom width but also a very large height difference, and can no longer function as a grid-like rib.
[0077]
(Example 8)
A screen printing device (manufactured by Micro-Tech, MT550-TVC) is used for the portion excluding the rib apex of the rib surface of the sheet with grid-like ribs obtained in Example 1, and BAM (BaMgAl) that is a blue phosphor. _Ten O ₁₇ : Eu ²⁺ ) Was applied.
[0078]
Next, using a laminator (manufactured by Kimoto Co., Ltd., Kimo Tect), the line / space is 900 on the rib side and in the direction perpendicular to the electrode of the rib side substrate on the condition of the roller temperature 140 ° C. and the feed rate 20 mm / sec. A glass substrate provided with a transparent electrode made of / 100 μm ITO, a bus electrode, and an acid value magnesium protective layer was adhered to produce a monochromatic display medium test product.
[0079]
With respect to this display medium, a voltage of ± 100 V was applied to the entire surface of the electrode to emit BAM, and the luminance of the display medium was measured. In addition, the stripe electrodes were alternately turned on / off to form an image in which light-emitting pixels and non-light-emitting pixels exist alternately, and the difference in luminance between the light-emitting portion and the non-light-emitting portion was measured. The results are shown in Table 3.
[0080]
(Examples 9 to 14)
For Examples 9 to 14, single-color display medium test products were produced in the same manner as in Example 8 except that the grid-like ribbed sheets obtained in Examples 2 to 7 were used. In addition, the same evaluation as in Example 8 was performed. The results are shown in Table 3.
[0081]
(Comparative Example 3)
A photomask was prepared so as to have a stripe shape with a rib height of 100 μm, a rib bottom width of 100 μm, and a rib pitch of 1000 μm, and the following striped ribs similar to those used in PDP and the like were prepared in the same manner as in Comparative Example 1. Obtained on the substrate.
[0082]
A monochromatic display medium test product was produced in the same manner as in Example 8 except that the substrate on which the stripe ribs were formed was used. In addition, the same evaluation as in Example 8 was performed. The results are shown in Table 3.
[0083]
(Comparative Example 4)
A screen plate was prepared so as to have a stripe shape with a rib height of 100 μm, a rib bottom width of 100 μm, and a rib pitch of 1000 μm, and the following striped ribs similar to those used in PDP and the like in the same manner as in Comparative Example 2 Was obtained on a substrate.
[0084]
A monochromatic display medium test product was produced in the same manner as in Example 8 except that the substrate on which the stripe ribs were formed was used. In addition, the same evaluation as in Example 8 was performed. The results are shown in Table 3.
[0085]
[Table 3]
[0086]
As shown in Table 3, the image display media of Examples 8 to 14 of the present invention have a very high luminance because the rib application width is small and the phosphor coating area is large and the aperture ratio is large even in a lattice shape. Since it is a rib and all pixels are divided by the rib, the luminance difference between the light emitting portion and the non-light emitting portion is large, and an image can be displayed with extremely high resolution and high image quality.
[0087]
On the other hand, since the image display media of Comparative Examples 3 and 4 outside the present invention are striped ribs, the phosphor coating area is small and the luminance is low, and light leakage occurs particularly in the direction without the ribs. And the non-light emitting area is small, and only low resolution and image quality can be displayed.
[0088]
(Example 15)
Next, an example is given about a particle drive type display medium. First, white particles and black particles were produced by the following method.
[0089]
(Preparation of white fine particles)
53 parts by weight of cyclohexyl methacrylate, 45 parts by weight of titanium oxide (manufactured by Ishihara Sangyo Co., Ltd., Tybak CR63), 2 parts by weight of a charge control agent (manufactured by Clearant Japan, COPYCHARGE PSY VP2038), 5 parts by weight of cyclohexane, 10 mmφ zirconia beads A medium was obtained and ball milled for 20 hours to obtain a dispersion A. Next, 40 parts by weight of calcium carbonate and 60 parts by weight of distilled water were ball milled in the same manner as above to obtain dispersion B. Further, 43 parts by weight of 2% serogen aqueous solution and 500 parts by weight of 20% saline were mixed, degassed with an ultrasonic cleaner for 10 minutes, and then stirred with an emulsifier to obtain a mixture C. Next, 350 parts by weight of dispersion A, 10 parts by weight of divinylbenzene, and 3.5 parts by weight of bisazoisobutylnitrile were poured into a 1 L beaker, stirred and mixed with a three-one motor, then degassed with an ultrasonic cleaner for 10 minutes and mixed. Liquid D was obtained. 1 part by weight of this mixed solution D was put in an emulsifier together with 1 part by weight of mixed solution C and emulsified. Further, this emulsion was put into an odor bottle, sealed with a silicone stopper, degassed with a syringe under reduced pressure, and filled with nitrogen gas. Subsequently, it was made to react at 60 degreeC for 10 hours, and the particle dispersion liquid was produced. After cooling, cyclohexane was removed from the dispersion under the conditions of -35 ° C. and 0.1 Pa for 2 days using a freeze dryer. The obtained particle powder was dispersed in ion-exchanged water, calcium carbonate was decomposed with dilute hydrochloric acid, and filtered. Then, it was washed with a sufficient amount of distilled water and passed through a nylon sieve having an opening of 20 and 25 μm to make the particle size uniform. This was dried to obtain white particles having an average particle diameter of 23 μm.
[0090]
(Production of black particles)
A styrene monomer (67 parts by weight), carbon black (manufactured by Mitsubishi Chemical Corporation, CF9) (10 parts by weight) and cyclohexane (5 parts by weight) were ball milled for 20 hours using 10 mmφ zirconia beads as a medium. Thereafter, black particles having an average particle diameter of 23 μm were obtained in the same manner as the white particles.
[0091]
(Production of image display medium)
The sheet with grid-like ribs obtained in Example 1 was uniformly filled with 2 mg of mixed particles obtained by mixing the above white particles and black particles in a weight ratio of 3/2 using a urethane blade. Next, using a laminator (manufactured by Kimoto Co., Ltd., Kimo Tect), under the conditions of a roller temperature of 140 ° C. and a feed rate of 20 mm / sec, a line / space is formed on the rib side of this substrate in a direction perpendicular to the electrodes on the rib side substrate. A glass substrate provided with a 900/100 μm ITO transparent electrode and a polycarbonate dielectric layer was adhered to produce a particle-driven display medium.
[0092]
Voltages of +140 V and -140 V were alternately applied to the ITO electrodes on both sides of the particle-driven display medium to perform white display and black display. The densities of white display and black display were measured by X-RITE, and (black density−white density) was calculated as contrast. The results are shown in Table 4.
[0093]
Further, this particle drive type display medium was placed vertically, and after black and white display were repeated 10,000 times in the same manner as described above, the contrast was measured by the same method as described above, and “X” was displayed on the white background. Black characters were displayed, and whether or not the display was blurred was visually evaluated. The results are shown in Table 4.
[0094]
(Examples 16 to 21)
Instead of using the sheet with grid-like ribs obtained in Example 1 in Example 15, Example 15 except that the sheet with grid-like ribs obtained in Examples 2 to 7 was used in Examples 16 to 21, respectively. A particle-driven display medium was produced in the same manner as described above. In addition, the same evaluation as in Example 15 was performed on the particle-driven display medium. The results are shown in Table 4.
[0095]
(Comparative Examples 5 and 6)
Instead of using the sheet with grid-like ribs obtained in Example 1 in Example 15, except for using the substrate on which the striped ribs obtained in Comparative Examples 3 and 4 were formed in Comparative Examples 5 and 6, respectively. A particle-driven display medium was produced in the same manner as in Example 15. Further, the particle-driven display medium was placed vertically so that the ribs on the stripes were perpendicular to the ground, and the same evaluation as in Example 15 was performed. The results are shown in Table 4.
[0096]
(Comparative Examples 7 and 8)
In Comparative Examples 5 and 6, the particle-driven display medium was placed vertically so that the striped ribs were parallel to the ground, and the same evaluation as in Example 15 was performed. The results are shown in Table 4.
[0097]
[Table 4]
[0098]
As shown in Table 4, the particle-driven display medium using the sheet with grid ribs of the present invention shown in Examples 15 to 21 has a very high initial contrast because the rib width is narrow and the aperture ratio is high even in the grid pattern. In addition, since the ribs are lattice-like, even when images are displayed repeatedly, there is no drop of particles or flow in the horizontal direction, high contrast is maintained, and image blurring does not occur.
On the other hand, the particle-driven display media outside the scope of the present invention shown in Comparative Examples 5 and 6 have low initial contrast and no stripe-shaped ribs in the direction parallel to the ground. The contrast is lowered and the image is blurred.
[0099]
In addition, the particle-driven display medium outside the scope of the present invention shown in Comparative Example 7 has a low initial contrast and stripe-shaped ribs in the direction parallel to the ground. Although it does not occur, since there are no striped ribs in the direction perpendicular to the ground, the particles flow laterally, the contrast is lowered, and the image is blurred.
Further, the image display medium outside the scope of the present invention shown in Comparative Example 8 has a low initial contrast and stripe-shaped ribs in the direction parallel to the ground. However, since the height difference is large, the particles slip through, and the particles fall. And the lateral flow of particles also occurs, resulting in a decrease in contrast and blurring of the image.
[0100]
(Comparative Examples 9 and 10)
Using the substrates on which the lattice-like ribs obtained in Comparative Examples 1 and 2 were formed, image display media were produced in the same manner as in Example 16, and the same evaluation as in Example 16 was performed. The results are shown in Table 5.
[0101]
[Table 5]
[0102]
As shown in Table 5, the display media outside the scope of the present invention shown in Comparative Examples 9 and 10 had a large rib width, so the aperture ratio was low, and good results could not be obtained.
[0103]
Thus, it can be seen from the Examples that the ribbed sheet of the present invention composed of a polyamide / dimer acid hot melt material can form a grid-like rib with a narrow rib width and has an extremely high aperture ratio. In addition, the image display medium using the ribbed sheet of the present invention has no light emission leakage and extremely high luminance and high image quality. In particular, the particle-driven display medium using the grid-like ribbed sheet has an extremely high contrast. It can be seen that the image can be maintained over a long period of time and the image does not blur.
[0104]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, a rib for an image display medium capable of obtaining a high-quality image display medium having a lattice shape, a narrow rib width, a high aperture ratio, and a method for manufacturing the same, and using the same Thus, an image display medium with high image quality can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an example of a ribbed sheet for an image display medium of the present invention, in which (a) is a plan view and (b) is a cross-sectional view taken along line 1-1 of FIG.
[Explanation of symbols]
10 Ribs
14 Bottom plate
18 Ribbed sheet
a Vertical length of ribbed sheet
a 'Width of the entire sheet with ribs
b Width of rib bottom
c Rib gap width
d Rib height
e Bottom plate thickness

Claims

一対の基板間に挟持され得る画像表示媒体用リブであって、前記リブがポリアミド／ダイマー酸系ホットメルト材料を用いて射出圧縮成形により格子状となるように成形されており、
且つ前記ポリアミド／ダイマー酸系ホットメルト材料の構成成分であるダイマー酸が、下記一般式（１）で表わされる構造であることを特徴とする画像表示媒体用リブ。
（一般式（１）中、Ｒ₁、及びＲ₂はそれぞれ独立に炭素数１〜２０のアルキル基、炭素数１〜２０のアリール基、炭素数１〜２０のアラルキル基を表し、Ｒ₃、及びＲ₄はそれぞれ独立に炭素数１〜２０のアルキレン基、炭素数１〜２０のアリーレン基を表す。）A rib for an image display medium that can be sandwiched between a pair of substrates, wherein the rib is formed into a lattice shape by injection compression molding using a polyamide / dimer acid hot melt material,
And the dimer acid which is a structural component of the said polyamide / dimer acid type hot-melt material is the structure represented by following General formula (1), The rib for image display media characterized by the above-mentioned.
(In the general formula (1), R _1, and R ₂ are each independently an alkyl group having 1 to 20 carbon atoms, an aryl group having 1 to 20 carbon atoms, an aralkyl group having 1 to 20 carbon atoms, R _3, And R ₄ each independently represents an alkylene group having 1 to 20 carbon atoms or an arylene group having 1 to 20 carbon atoms.)

前記リブの底幅が５μｍ以上１５０μｍ以下であることを特徴とする請求項１に記載の画像表示媒体用リブ。 The rib for an image display medium according to claim 1, wherein a bottom width of the rib is 5 μm or more and 150 μm or less.

前記リブの高さが５０μｍ以上１０００μｍ以下、前記リブのピッチが２０μｍ以上５０００μｍ以下であることを特徴とする請求項１又は２のいずれか１項に記載の画像表示媒体用リブ。 The rib for an image display medium according to claim 1, wherein a height of the rib is 50 μm or more and 1000 μm or less, and a pitch of the rib is 20 μm or more and 5000 μm or less.

前記ポリアミド／ダイマー酸ホットメルト材料のＣ型試験機で測定した硬度が５０以上１００以下であることを特徴とする請求項１〜３のいずれか１項に記載の画像表示媒体用リブ。The rib for an image display medium according to any one of claims 1 to 3 , wherein the polyamide / dimer acid hot melt material has a hardness of 50 or more and 100 or less as measured by a C-type testing machine.

色が、黒色または全光線透過率６０％以上の無色透明であることを特徴とする請求項１〜４のいずれか１項に記載の画像表示媒体用リブ。The rib for an image display medium according to any one of claims 1 to 4 , wherein the color is black or colorless and transparent having a total light transmittance of 60% or more.

前記射出圧縮成形の条件が、ポリアミド／ダイマー酸系ホットメルト材料の溶融粘度０．１Ｐａ・ｓ以上２０Ｐａ・ｓ以下であることを特徴とする請求項１〜５のいずれか１項に記載の画像表示媒体用リブ。The image according to any one of claims 1 to 5 , wherein the injection compression molding condition is a polyamide / dimer acid hot melt material having a melt viscosity of 0.1 Pa · s to 20 Pa · s. Ribs for display media.

前記射出圧縮成形の条件が、射出温度１５０℃以上２５０℃以下、金型温度１０℃以上２００℃以下であることを特徴とする請求項１〜６のいずれか１項に記載の画像表示媒体用リブ。The injection compression molding conditions, injection temperature 0.99 ° C. or higher 250 ° C. or less, for an image display medium according to any one of claims 1 to 6, wherein the mold temperature is 10 ° C. or higher 200 ° C. or less rib.

一対の基板と、前記一対の基板間に挟持されたリブと、を有する画像表示媒体であって、
前記リブが、請求項１〜７のいずれか１項に記載の画像表示媒体用リブであることを特徴とする画像表示媒体。An image display medium having a pair of substrates and a rib sandwiched between the pair of substrates,
It said ribs, an image display medium, wherein an image display medium ribs according to any one of claims 1-7.

一対の基板間に挟持され得る画像表示媒体用リブの製造方法であって、
ポリアミド／ダイマー酸系ホットメルト材料を用いて射出圧縮成形により、格子状となるように成形し、
且つ前記ポリアミド／ダイマー酸系ホットメルト材料の構成成分であるダイマー酸が、下記一般式（１）で表わされる構造であることを特徴とする画像表示媒体用リブの製造方法。
（一般式（１）中、Ｒ₁、及びＲ₂はそれぞれ独立に炭素数１〜２０のアルキル基、炭素数１〜２０のアリール基、炭素数１〜２０のアラルキル基を表し、Ｒ₃、及びＲ₄はそれぞれ独立に炭素数１〜２０のアルキレン基、炭素数１〜２０のアリーレン基を表す。）A method of manufacturing a rib for an image display medium that can be sandwiched between a pair of substrates,
Molded to form a lattice by injection compression molding using a polyamide / dimer acid hot melt material,
And the dimer acid which is a structural component of the said polyamide / dimer acid type hot-melt material is a structure represented by following General formula (1), The manufacturing method of the rib for image display media characterized by the above-mentioned .
(In the general formula (1), R _1, and R ₂ are each independently an alkyl group having 1 to 20 carbon atoms, an aryl group having 1 to 20 carbon atoms, an aralkyl group having 1 to 20 carbon atoms, R _3, And R ₄ each independently represents an alkylene group having 1 to 20 carbon atoms or an arylene group having 1 to 20 carbon atoms.)

前記ポリアミド／ダイマー酸ホットメルト材料のＣ型試験機で測定した硬度が５０以上１００以下であることを特徴とする請求項９に記載の画像表示媒体用リブの製造方法。10. The method for producing a rib for an image display medium according to claim 9 , wherein the polyamide / dimer acid hot melt material has a hardness of 50 or more and 100 or less as measured by a C-type tester.

前記射出圧縮成形の条件が、ポリアミド／ダイマー酸系ホットメルト材料の溶融粘度０．１Ｐａ・ｓ以上２０Ｐａ・ｓ以下であることを特徴とする請求項９又は１０に記載の画像表示媒体用リブの製造方法。11. The rib for an image display medium according to claim 9, wherein the injection compression molding conditions are a polyamide / dimer acid hot melt material having a melt viscosity of 0.1 Pa · s to 20 Pa · s. Production method.

前記射出圧縮成形の条件が、射出温度１５０℃以上２５０℃以下、金型温度１０℃以上２００℃以下であることを特徴とする請求項９〜１１のいずれか１項に記載の画像表示媒体用リブの製造方法。12. The image display medium according to claim 9 , wherein the injection compression molding conditions are an injection temperature of 150 ° C. or more and 250 ° C. or less and a mold temperature of 10 ° C. or more and 200 ° C. or less. Rib manufacturing method.

予め所望の基板を金型内にセットしておき、その基板上にポリアミド／ダイマー酸系ホットメルト材料を射出圧縮成形して所望の基板上に直接リブを形成することを特徴とする請求項９〜１２のいずれかに記載の画像表示媒体用リブの製造方法。 9. pre desired substrate advance was set in a die, and forming a directly ribs desired on the substrate the polyamide / dimer acid-based hot melt material on the substrate injection compression molding to The manufacturing method of the rib for image display media in any one of -12 .