JP4283912B2 - 喫煙物用高間隙率および低間隙率巻紙およびその製法 - Google Patents

喫煙物用高間隙率および低間隙率巻紙およびその製法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、概して喫煙物用巻紙の透過率を制御し調整する方法に関する。より詳細には、本発明は、巻紙中に比較的大きな粒子サイズの充填剤を導入することにより、高間隙率の紙巻タバコ用巻紙を製造する方法を関する。別の態様では、本発明は、小サイズの充填剤粒子を用いることで低間隙率の紙巻タバコ用巻紙を製造する方法にも関するものである。
【0002】
【従来の技術】
紙巻タバコのような喫煙物は、通常円柱状のタバコを白色の巻紙で巻いて製造される。普通、喫煙物は一方の端にフィルターを有し、これを通して喫煙される。フィルターは白色の巻紙に糊付けされた吸い口用紙(tipping paper) を用いて、喫煙物に取り付けられる。喫煙物を作成するのに用いられる巻紙および吸い口用紙(tipping paper) は、一般的には亜麻または他のセルロース性繊維で作成され、カルシウム化合物やマグネシウム化合物のような充填剤を含有している。
【0003】
紙巻タバコを結合させておくためおよび紙巻タバコに美的外観を与えるために用いられること以外にも、紙巻タバコ用巻紙は紙巻タバコの多くの特徴または物理的性質に寄与し、またそれらを制御している。たとえば、紙巻タバコの燃える速度や、紙巻タバコ一本当たりの息の数や、一息当たりのタールの発出量等を制御するのに、紙巻タバコ用巻紙は使用される。紙巻タバコ用巻紙はまた、燃えている状態で放置された場合の紙巻タバコの燃焼端から発生する煙の量を制限するためにも用いられる。さらに、紙巻タバコの巻紙は紙巻タバコと接触した表面を発火させる傾向を減少させること、そして注意されていない状態に放置された際に、紙巻タバコが自己消火するようにさせることにさえ用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述の紙巻タバコの特徴を制御するための紙巻タバコ巻紙のより重要な性質の一つは、紙の透過率である。たとえば、巻紙の透過率を増大または減少させれば、その紙を用いて作成された紙巻タバコの燃焼速度、タールの発出量、および息の数が変化する。しかし、紙の他の性質または紙巻タバコの総合的味覚に不利な影響を与えることなく紙の透過率を大きく変化させる能力において、問題点が過去に経験されている。
【0005】
巻紙の透過率を制御するために用いられている一つの方法は、紙を作成する際に用いる繊維構成物(furnish) を変化させることである。一般的に、巻紙を作成する際により長い繊維を用いた場合、紙はより高い透過率を有することが知られている。
【0006】
巻紙の透過率を制御するもう一つの方法は、繊維構成物の純化(refining)を増大させるかまたは減少させることである。一般的に言えば、より高度に繊維構成物を純化することにより、透過率が低下する。より詳細には、紙を作成する際に用いるセルロース性物質をより小さな大きさに純化することでより大きな表面積が得られ、そしてそれは透過率を低下させ、またより良好な地合いをもたらす。
【0007】
巻紙の透過率を変化させるもう一つの方法は、紙に添加する充填剤の量を変更することである。紙に対する充填剤の充填量を増加させることまたは減少させることにより、各々透過率の増加または減少をもたらす。より多くの充填剤を紙に添加するときは、充填剤が繊維間の水素結合を阻害する傾向があり、透過率の増大の原因となる。しかし、残念ながら、紙巻タバコ用巻紙中の充填剤のレベルの変化は、透過率とは独立に紙巻タバコの燃焼速度に影響し、これは所望しない結果である。
【0008】
充填剤レベルを変更した際には、その他の問題もまた経験している。たとえば、充填剤含有量を増加させると、紙の強度を損なう。逆に、不十分な充填剤が紙の中に含有された場合、紙の不透明度がかなり低下して、紙巻タバコの外観に対して悪い影響を与える。このように、紙巻タバコ用巻紙中の充填剤含有量を一定に、少なくとも現状の範囲内に保持するということについての大きなプレッシャーがある。
【0009】
ある用途では、高い自然の透過率を有する巻紙を作成することが望ましい。たとえば、大きな燃焼速度および/または少ないタール発出量を有する紙巻タバコを生産するようないくつかの目的のために、高透過率巻紙が必要である。ある状況下においては、巻紙の透過率特性を変化させるための上述の方法およびプロセスのいくつかは高い自然の透過率を有する紙を生産するのに使用できる。
【0010】
しかし、巻紙の透過率を増大させるために、レーザーを用いてもしくは静電荷を用いて紙に孔をあけることは、より一般的である。残念ながら巻紙に孔をあけることは追加の工程を必要として、そしてしたがって生産される紙のコストを上昇させることになる。
【0011】
したがって、紙の他の性質に不利な影響を与えずに、紙巻タバコ用巻紙の透過率を自然に調整する方法に対する要求が存在する。また、紙に含有される充填剤の量を有意に変化させることなく、紙巻タバコ用巻紙の透過率を制御する方法に対する要求も存在する。さらに、孔をあける必要の無い高透過率の巻紙の製造法に対する要求も存在する。
【0012】
【発明を解決するための手段】
本発明の第1の態様は、喫煙物用の紙包装材料の透過率を増大させるためのプロセスであって、紙包装材料に少なくとも2.3ミクロンの中央粒径を有する充填剤を付加する工程と、前記紙包装材料に、紙包装材料が80コレスタ単位の透過率を有するべく十分な量の前記充填剤が付加する工程と、を具備するプロセスである。
【0013】
本発明の第2の態様は、喫煙物用の生来的に高い透過性の紙包装材料を生産するためのプロセスであって、紙包装材料に充填剤を混合する工程を具え、前記充填剤が約2.3ミクロンから約12ミクロンまでの中央粒径を有し、前記紙包装材料中に十分な量の前記充填剤が混合されるので、前記紙包装材料が少なくとも80コレスタ単位の透過率を有し、前記紙包装材料が約20重量%から約45重量%の総充填剤レベルを有するプロセスである。
【0014】
本発明の第3の態様は、喫煙物用の生来的に高い透過性の紙包装材料であって、前記紙包装材料が、パルプ繊維で形成されたベースウェブと、前記ベースウェブに混合された充填剤とを含み、ここで、前記充填剤が、少なくとも2.3ミクロンの中央粒径を有し、前記ベースウェブ中に45重量%までの量で存在し、および前記紙包装材料が少なくとも約80コレスタ単位の自然の透過率を有する紙包装材料である。
【0015】
本発明の第4の態様は、喫煙物用の生来的に高い透過性の紙包装材料であって、前記紙包装材料が、パルプ繊維で形成されたベースウェブと、前記ベースウェブに混合された充填剤と、前記ベースウェブに使用された燃焼制御添加剤と、を含み、ここで、前記充填剤が約2.3ミクロンから約9ミクロンまでの中央粒径を有し、前記ベースウェブ中に40重量%までの量で存在し、およびここで前記燃焼制御添加剤が約0.3重量%から約16重量%までの量で付加され、および前記紙包装材料が約22gsmから約30gsmまでの坪量を持ち、および少なくとも約80コレスタ単位の自然の透過率を有する紙包装材料である。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明は、前述の不都合、およびその他の従来技術の構成および方法を認識し、および注目するものである。
【0017】
したがって、本発明の目的は紙巻タバコ用巻紙の改善された製造方法を提供することである。
【0018】
本発明のもう一つの目的は紙巻タバコ用包装材料の透過率を制御する方法を提供することである。
【0019】
本発明のもう一つの目的は、生来的に高い透過率を有する巻紙を生産するプロセスを提供することである。
【0020】
さらに、本発明のもう一つの目的は、紙に孔をあける必要なく高透過率の巻紙を生産するプロセスを提供することである。
【0021】
本発明のもう一つの目的は、少なくとも2.3ミクロンのような、比較的大きな中央粒径を有する充填剤を包装剤に混合することによる紙包装材料の透過率を増大するためのプロセスを提供することである。
【0022】
さらに本発明のもう一つの目的は、全体の充填剤含有量を有意に変化させることなく、紙包装材料の透過率を増大するためのプロセスを提供することである。
【0023】
別の態様における、本発明のその他の目的は、比較的小さな粒子サイズを有する充填剤を紙包装材料に混合することにより低透過率を有する紙包装材料を生産するプロセスを提供することである。
【0024】
一般的に、本発明は喫煙物の紙包装材料の透過率を増大するためのプロセスに関するものである。このプロセスは充填剤を巻紙に添加するステップを含む。充填剤は少なくとも2.3ミクロンの中央粒径を有し、少なくとも60コレスタ(CORESTA)単位、およびより詳細には少なくとも80コレスタ単位の透過率を紙が有するのに充分な量で添加される。たとえば本発明の一つの態様において、紙包装材料は約100コレスタ単位から約200コレスタ単位までの透過率を持つことが可能である。
【0025】
上述のように、少なくとも2.3ミクロンの、および詳細には2.3ミクロンから12ミクロンの、中央粒径を有する充填剤を添加することによって紙包装材料の透過率が増大する。一つの態様においては、充填剤の中央粒径は約2.3ミクロンから約9ミクロンまでであることができ、そして本発明の一つの好ましい態様においては、充填剤の中央粒径は約3ミクロンから約4ミクロンまでである。充填剤を紙に添加するので、紙は約20重量%から約45重量%までの総充填剤レベルを有し、また詳細には約30重量%から約40重量%までのレベルを有する。充填剤は、炭酸カルシウムのような、種々の無機化合物でありうる。
【0026】
本発明に従って作成された紙包装材料は、約18gsmから約40gsmまでの坪量を有することができ、および詳細には約22gsmから30gsmまでの坪量を有することができる。もし必要ならば、燃焼制御添加剤を紙に添加することができる。燃焼制御添加剤は、クエン酸ナトリウムまたはクエン酸カリウムのようなアルカリ金属塩、またはリン酸一ナトリウムまたはリン酸一カリウムのような酸性塩である。燃焼制御添加剤は、0.3重量%から16重量%の量を添加することができる。
【0027】
本発明のこれらおよびその他の目的は、喫煙物用の生来的に高い透過性の紙包装材料に提供することによっても達成される。この紙包装材料はパルプ繊維製のベースウェブを含む。本発明に従って、少なくとも2.3ミクロンの中央粒径を有する充填剤をベースウェブに混合した。充填剤は約45重量%に至るまでの比率でベースウェブ中に存在し、そしてそれは少なくとも80コレスタ単位の透過率を有する紙包装材料を作成する。
【0028】
本発明のその他の特徴、目的、および性状は、以下でより詳細にわたり記述する。
【0029】
当業者に対して、そのベストモードを含む完全でおよび実行可能な本発明の開示を、添付の図面への参照を含めて、以降の本明細書においてより詳細に説明する。ここで、その図は実施例1で得られた結果をグラフで示した図である。
【0030】
当業者によって、本議論が典型的な態様のみに関する記述であること、および本発明の広範な性状を限定することを意図していないことは、理解できることであり、そしてその広範な性状は例示的な構成によって具体化する。
【0031】
本発明は、一般的に、紙巻タバコ用の紙包装材料の透過率を制御する方法に関するものである。包装材料の透過率は、独特の中央粒径を有する充填剤を包装材料に混合することにより制御される。より詳細には、本発明によると、紙中に含まれる充填剤の総量には無関係で、透過率は専ら充填剤の粒子サイズの関数のみで制御されている。言い換えると、総充填剤含量を慣用的レベルを越えて大幅に増加または減少させることなく、紙の透過率を制御また調整できるということである。
【0032】
たとえば、本発明の一つの態様においては、比較的大きな粒子サイズを有する充填剤を紙に混合することにより、生来的に高透過性の紙を作成した。高い透過率を有する紙包装材料は、高い燃焼速度および/または低タール発出量を有する、紙巻タバコのような喫煙物を作成する際に使用されまた望まれる。過去においては、高い透過率を有する紙包装材料は、一般的には紙に孔をあけることで作成されていた。残念ながら、巻紙に孔をあけることは、紙の生産コストに加算される。
【0033】
しかし、本発明のプロセスによれば、生来的に高透過率の紙巻タバコ用巻紙を作成することができ、紙に孔をあける必要性を減少させる。さらに、本発明のプロセスは、紙の他のどんな性質および特徴を有意に変更することなく、紙の透過率を増大させることに使用できる。実際、紙の慣用的充填剤レベルを大幅に増加または減少させる必要なく、高透過率を有する紙包装材料を作成することができる。
【0034】
本発明によれば、紙巻タバコ用巻紙に慣用的に使用されてきた充填剤よりも大きな粒子サイズを有する充填剤を紙に混合することにより、生来的に高い透過率を有する巻紙を作成した。たとえば、充填剤は少なくとも2.3ミクロンの中央粒径を有し、およびより詳細には約2.3ミクロンから約12ミクロンまでの中央粒径を有する。多くの用途において、充填剤は約2.3ミクロンから約9ミクロンまでの中央粒径を有することができ、および、一つの好ましい態様においては、約2.3ミクロンから約4.0ミクロンまでの中央粒径を有する。ここで用いられる限りにおいて、中央粒径は、たとえばセディグラフ(sedigraph) のような沈降分析法により測定しそして決定した、充填剤の大きさを引用した。
【0035】
上記の範囲の粒子径を有する充填剤を混合することにより、高透過率の紙を作成することができる。例えば、紙は60コレスタ単位を越える透過率を持つことが可能であるし、特に80コレスタ単位を越える透過率を持つことが可能である。たとえば、本発明に従って、約100コレスタ単位から約200コレスタ単位までの透過率を有する紙包装材料を作成することが可能である。特に有利な点は、紙に孔をあける必要なく、このように高い透過率レベルを得られることである。
【0036】
紙に添加される充填剤の量は、一般的に所望する透過率および使用する充填剤の粒子サイズに依存する。しかし、特に有利な点は、慣用的なレベルから充填剤のレベルを実質的に増加させることなく、上述の透過率のレベルが得られることである。このように、大部分の用途においては、紙中の総充填剤レベルは約20重量%から約45重量%までであり、および特に約30重量%から約40重量%までである。
【0037】
本発明の方法に従って紙包装材料を作成する際には、単一のより大きなサイズの充填剤を紙に添加することができる。しかし、あるいはまた、異なるサイズの充填剤の混合物を使用することもできる。例えば、異なるより大きなサイズの充填剤の混合物を加えることもできるし、より大きなサイズの粒子とより小さな慣用的サイズの充填剤を混合することができる。本発明の一つの態様においては、80コレスタ単位を越える透過率を有する紙を作成するために、約2.5ミクロンから約4ミクロンまでの粒子サイズを有する充填剤を約35重量%加えた。
【0038】
本発明の工程においては、任意の充填剤材料を用いることが可能であると信じられている。たとえば、そのような充填剤は、炭酸カルシウム、二酸化チタン、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウムおよびその類似物を含んでよい。より広い領域の粒子サイズおよびモルホロジーを得るために、異なる種類の充填剤を混合することも本発明の範囲内である。たとえば、炭酸カルシウム充填剤を酸化マグネシウム充填剤と混合してもよい。本発明の一つの好ましい態様としては、2.3ミクロンを越える粒子径を持つ沈降炭酸カルシウムが用いられる。
【0039】
充填剤が紙に添加された場合、紙の作成中にセルロース系繊維間に発生する繊維対繊維の結合を、充填剤粒子が阻害する。充填剤粒子それ自身が隣接する繊維間にくさびとして入り込んで何もない空間を作り出し、それによって紙の間隙率が増加するものと信じられている。本発明を通して、繊維対繊維の結合が充填剤により***される程度は、粒子の数のみならず粒子のモルホロジーにもまた依存することを発見した。具体的には、充填剤粒子の大きさの増大によって、繊維がより遠くに引き離され、紙により大きな細孔を作成すると信じられている。大きなサイズの充填剤粒子を使用することによって、透過率の増大が一次比例以上であることを意外にも発見した。
【0040】
本発明にしたがって紙包装材料中により大きなサイズの充填剤を混合することにおいて、一つの態様において、充填剤は水と組み合わせることで充填剤スラリーを形成することができる。紙を形成する場合、このスラリーは次にセルロース性繊維の懸濁液に加えることができる。たとえば、この繊維懸濁液は繊維構成物をダイジェスターで加熱し、洗浄し、漂白し、および精製することで形成することができる。紙包装材料を形成するためには、得られたスラリーおよび繊維懸濁液を、スクリーンまたはスクリーンのセットの上に引き伸ばしてそして乾燥させる。
【0041】
本発明に従って作られる巻紙の坪量は、一般的に重大ではない。しかし、大部分の用途において、紙は18gsmから約40gsmまでの坪量を持つべきであり、および特に約22gsmから約30gsmまでの坪量を持つべきである。一つの好ましい態様において、28gsmの坪量を持つ巻紙を生産した。
【0042】
この発明の巻紙は、さらに燃焼制御添加物で処理されてもよい。そのような燃焼制御添加物は、たとえば、クエン酸カリウムまたはクエン酸ナトリウムのようなアルカリ金属塩、またはリン酸一ナトリウムまたはリン酸一カリウムのような酸性塩を含むことができる。異なるタイプの燃焼制御添加物を混合し、そして紙に塗布することもできる。燃焼制御添加物は紙に約0.3重量%から約16重量%までの量を添加することができ、および一つの用途では約0.3重量%から3重量%までの量を添加することができる。
【0043】
本発明は、以下の実施例を参照することにより、いっそう理解される。
【0044】
【実施例】
実施例1
本発明を具体的に説明するために、種々のハンドシート(handsheets)を作成した。シートの一つの組は、1.9ミクロンの中央粒径を持つALBACAR 5970炭酸カルシウム充填剤を含有する。ALBACAR 5970は、マサチューセッツ(Massachusetts) 州のアダムス(Adams) のスペシャルティー・ミネラルズ・インコーポレーテッド(Specialty Minerals, Inc.)によって市場に出され、喫煙物用の巻紙中の充填剤として過去に慣用的に用いられてきた。
【0045】
試料の第二の組においては、シートは、同様にスペシャルティー・ミネラルズ・インコーポレーテッド(Specialty Minerals, Inc.)から入手できるRX3899炭酸カルシウム充填剤を含有する。RX3899充填剤は2.7ミクロンの中央粒径を持つ。
【0046】
作成した全てのハンドシートは、28gsmの坪量および30重量%の充填剤使用量を有した。
【0047】
しかし、繊維構成物を純化した量は、試料の各組において変化させた。具体的には、試料の両組の複数のハンドシートが、PFIミル中で10000、14000および18000回転を経た複数の亜麻繊維構成物(fiber flax furnish)を用いて作成された。結果は図に示した。
【0048】
技術的に一般的に知られているように、その構成物の純化を増大させるにつれて、添付した図に示したように透過率が減少する。しかし、その図は、より大きなサイズの充填剤から作成されたハンドシートの透過率が、より小さな大きさの充填剤で作成されたハンドシートよりも、大きいこともまた示している。さらに、繊維構成物の純化度合を減少させるのと同じく、より大きなサイズの充填剤を用いて形成したハンドシートに関して透過率はより速く増大する。具体的には、より大きなサイズの充填剤を用いたハンドシートの透過率は25%を越えて増加した。
【0049】
実施例2
本実施例においては、1.9ミクロンの中央粒径を有するALBACAR 5970充填剤を用いて作成した巻紙と、3.5ミクロンの中央粒径を有するADX 7014充填剤を用いて作成した紙包装材料を、比較した。両充填剤はスペシャルティー・ミネラルズ・インコーポレーテッド(Specialty Minerals, Inc.)から入手した。本実施例において、巻紙は抄紙機を用いて作成した。それらの充填剤は沈降炭酸カルシウムから作成された。
【0050】
三つの異なる巻紙を作成した。三つの紙全てが28gsmの坪量を持つ。第一の紙はALBACAR 5970を26重量%含有させて作成した。残りの二つの紙はADX 7014充填剤を、各々25重量%および33重量%含有させた。ひとたび紙包装材料が作成されれば、それらは透過率から試験された。以下の結果が得られた。
【0051】
【表1】
Figure 0004283912
【0052】
表に示したように、ADX 7014充填剤を用いて作成された紙包装材料は、慣用のALBACAR 5970充填剤から作成された紙包装材料よりも、高い透過率を有する。特に重要な事は、サンプル番号3において、紙中の充填剤のレベルが7%増加したのみであるのに、紙の透過率は倍以上に増加したことである。充填剤のレベルが増加しているために、紙の強度がわずかに減少した。
【0053】
巻紙の透過率を増大させるためにより大きなサイズの充填剤を使用することの他にも、本発明は低透過性の紙を作成するためにより小さなサイズの充填剤を使用することも同様に指向している。そのような低透過性の紙は、点火されたその紙で作成された紙巻タバコからの副流煙の発生の削減に有用であろう。たとえば、約0.1ミクロンから約0.01ミクロンまでのような、約0.1ミクロン未満の中央粒径を持つ充填剤を巻紙に混合することで、7コレスタ単位未満の透過率を持つ巻紙を作成できると信じられる。たとえば、一つの態様において、約0.07ミクロンの中央粒径を持つ炭酸カルシウム充填剤を、5コレスタ単位未満の、および特に3から4コレスタ単位までの透過率を持つ巻紙の作成に使用できる。そのような包装材料は同一の充填剤レベルおよび上述した他の特性および性質を有して製作される可能性がある。しかし、その紙は60gsmに至るようなより大きな坪量を持ち得る。
【0054】
本発明を要約すれば以下のとおりである。
【0055】
喫煙物用の巻紙の透過率を制御する方法を開示した。具体的には、独特の粒子サイズを有する充填剤材料を紙に混合することにより、紙の透過率を変化させた。一つの態様においては、たとえば、巻紙の透過率を有意に増大させるために、慣用のサイズの充填剤よりも大きなサイズを持つ充填剤を巻紙に混合した。たとえば、紙に孔をあける必要なしに80コレスタ(CORESTA) 単位より大きな透過率を持つ巻紙を、本発明に従って作成することができる。
【0056】
本発明についてのこれらおよびその他の改良また変化は、本発明の意図および範囲からそれることなしに、当業者により実行されるものであり、末尾に付加したクレームにより詳細に示した。加えて、種々の態様の特徴は全体または一部の両方で互いに置き換えられてもよい。さらに、当業者は先の記載が例のみのためであって、本発明を前述の末尾に付加したクレーム中の記載の範囲に限定することを意図したものではないことを正しく認識すべきである。
【0057】
【発明の効果】
本発明の喫煙物用紙包装材料を用いることによって、従来技術において問題となっていた、前記紙包装材料の他の性質に悪い影響を与えることなく、その透過率を変化させることができる。一つの態様では、慣用の充填剤よりも大きなサイズの充填剤を用いることにより、紙に孔をあけることなく、前記紙包装材料の生来的な透過率を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られた結果を示したグラフである。

Claims (22)

  1. 喫煙物用の紙包装材料の透過率を増大させるためのプロセスであって、紙包装材料に、セディグラフを用いて測定される2.3ミクロンから4.0ミクロンまでの中央粒径を有する充填剤を、紙包装材料が少なくとも80コレスタ単位の透過率を有するのに十分な量で付加する工程を具備し、前記充填剤が、前記紙包装材料の25重量%以上の炭酸カルシウムを含むことを特徴とするプロセス。
  2. 前記充填剤が3ミクロンから4ミクロンまでの中央粒径を有することを特徴とする請求項1に記載のプロセス。
  3. 前記充填剤が45重量%までの量で前記紙包装材料に付加されることを特徴とする請求項1に記載のプロセス。
  4. 前記紙包装材料が18gsmから40gsmまでの坪量を有することを特徴とする請求項3に記載のプロセス。
  5. 前記充填剤が炭酸カルシウムを含むことを特徴とする請求項3に記載のプロセス。
  6. さらに前記紙包装材料に燃焼制御添加物を付加する工程を具えることを特徴とする請求項4に記載のプロセス。
  7. 前記充填剤が第二の充填剤と組み合わされて前記紙包装材料に付加され、前記充填剤が前記第二の充填剤よりも大きな中央粒径を有することを特徴とする請求項1記載のプロセス。
  8. 喫煙物用の生来的に高い透過性の紙包装材料を生産するためのプロセスであって、
    紙包装材料に充填剤を混合する工程を具え、
    前記充填剤が、セディグラフを用いて測定される2.3ミクロンから4.0ミクロンまでの中央粒径を有し、
    前記紙包装材料中に十分な量の前記充填剤が混合されるので、前記紙包装材料が少なくとも80コレスタ単位の透過率を有し、
    前記紙包装材料が25重量%から45重量%の総充填剤レベルを有し
    前記紙包装材料が25重量%以上の炭酸カルシウムを含む
    ことを特徴とするプロセス。
  9. 前記充填剤が3ミクロンから4ミクロンまでの中央粒径を有することを特徴とする請求項8に記載のプロセス。
  10. 前記紙包装材料が30重量%から40重量%までの総充填剤レベルを有することを特徴とする請求項8に記載のプロセス。
  11. 前記紙包装材料が22gsmから30gsmまでの坪量を有することを特徴とする請求項10に記載のプロセス。
  12. 前記充填剤が炭酸カルシウムを含むことを特徴とする請求項8に記載のプロセス。
  13. さらに前記紙包装材料に燃焼制御添加物を付加する工程を具え、前記燃焼制御添加物が0.3重量%から12重量%までの量で前記紙包装材料に付加されることを特徴とする請求項8に記載のプロセス。
  14. 前記紙包装材料が100コレスタ単位から200コレスタ単位までの透過率を有することを特徴とする請求項8に記載のプロセス。
  15. 喫煙物用の生来的に高い透過性の紙包装材料であって、前記紙包装材料が、
    パルプ繊維で形成されたベースウェブと;
    前記ベースウェブに混合された充填剤であって、前記充填剤が、セディグラフを用いて測定される2.3ミクロンから4.0ミクロンまでの中央粒径を有し、前記ベースウェブ中に45重量%までの量で存在し、前記紙包装材料の25重量%以上の炭酸カルシウムを含む充填剤と
    を含み、前記紙包装材料が少なくとも80コレスタ単位の自然の透過率を持ち、
    ことを特徴とする紙包装材料。
  16. 前記ベースウェブに20重量%から40重量%までの量で前記充填剤が混合されることを特徴とする請求項15記載の紙包装材料。
  17. 前記紙包装材料が22gsmから32gsmまでの坪量を持つことを特徴とする請求項16に記載の紙包装材料。
  18. 前記充填剤が炭酸カルシウムを含むことを特徴とする請求項15に記載の紙包装材料。
  19. 前記紙包装材料が100コレスタ単位から200コレスタ単位までの透過率を持つことを特徴とする請求項15に記載の紙包装材料。
  20. 喫煙物用の生来的に高い透過性の紙包装材料であって、前記紙包装材料が、
    パルプ繊維で形成されたベースウェブと;
    前記ベースウェブに混合された充填剤であって、前記充填剤が、セディグラフを用いて測定される2.3ミクロンから4.0ミクロンまでの中央粒径を有し、前記ベースウェブ中に40重量%までの量で存在し、前記紙包装材料の25重量%以上の炭酸カルシウムを含む充填剤と
    前記ベースウェブに使用された燃焼制御添加剤であって、前記燃焼制御添加剤が0.3重量%から16重量%までの量で付加される燃焼制御添加剤と
    を含み、前記紙包装材料が22gsmから30gsmまでの坪量を持ち、および少なくとも80コレスタ単位の自然の透過率を持つ
    ことを特徴とする紙包装材料。
  21. 前記充填剤が炭酸カルシウムを含むことを特徴とする請求項20に記載の紙包装材料。
  22. 前記充填剤が前記ベースウェブ中に20重量%から40重量%までの量で存在することを特徴とする請求項21に記載の紙包装材料。
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