JP4283844B2 - 綴具 - Google Patents
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Description
しかしながら、この略環状の綴杆を指で開くとき、比較的多く書類等の被綴じ物が綴じられているとき、指で綴杆を構成する一対の略半円形状の綴杆を開きにくいことがある。
そこで、例えば、特開平10−337988号に開示されたリングファイルが提案されている。
この発明によれば、綴具の綴杆を手で操作することにより、比較的容易に開閉することができる綴具を得ることができる。
なお、ここでは、固着具として、ボルトとナットを用いて説明するが、これに限ることなく、例えば、ビス、はとめ、リベット等を用いてもよい。また、背表紙に対して、例えば、超音波溶着または高周波溶着することにより固着する方法を採用することもできる。
保持部材16は、第1の綴杆12および第2の綴杆14を固定する部位より長手方向における外側近傍より内側に向かって、その中央が膨出した断面略半円弧状の被綴じ物載置部22を備え、且つ、被綴じ物載置部22の内側は空間を備え、その空間に作動部材18等を収容するように構成されている。
保持部材16の被綴じ物載置部22の両端には、その長手方向に略その一端から他端に亘って、作動部材18を摺動自在に保持する保持壁が設けられている。この実施の形態においては、保持部材16の長手方向において、第1の綴杆12および第2の綴杆14のそれぞれの外側近傍より内部に亘って略全体において垂下されるように、保持壁24aおよび保持壁24bが連設され、保持壁24aと保持壁24bとは平行で略同一の形状の板状である。さらに、保持壁24aおよび保持壁24bの下端縁より内側に向けて、適宜な間隔をおいて、保持用凸部24cおよび保持用凸部24dが突設されており、第1の作動片30の外側縁30bおよび第2の作動片32の外側縁32bの近傍を保持するように形成されている。
そして、この保持壁24aおよび保持壁24bと被綴じ物載置部22によって囲繞された空間内に、後に詳しく説明する作動部材18等が収容される。
第1の貫通孔26と第2の貫通孔28とは、第1の綴杆12を構成する半割杆12aおよび半割杆12bと、第2の綴杆14を構成する半割杆14aおよび半割杆14bとに対応して、保持部材16の幅方向において左右に分かれて一定の間隔をおいて、2つずつ穿設されている。
第1の作動片30と第2の作動片32とは、その長手方向において、保持壁24a及び保持壁24bと平行でその内面と摺動する外側縁30b及び外側縁32bと、該外側縁30b及び外側縁32bと平行に当該一対の第1の作動片30及び第2の作動片32を突き合わせる突き合わせ縁30a及び突き合わせ縁32aが内側縁に形成され、保持部材16の空間内において各々をその長手方向において並置したとき、各々その内側縁を屈曲自在に係合する。すなわち、その突き合わせ縁30aおよび突き合わせ縁32aを突き合わせ且つ外側縁30bおよび外側縁32bが保持部材16の保持壁24aおよび保持壁24bの両壁内内側面に接合される。
そして、第1の作動片30および第2の作動片32は、外側から力が加わらないときには、第1の作動片30と第2の作動片32とが谷折り、すなわち保持部材16の被綴じ物載置部22の内面より離れた方向(突き合わせ縁30aおよび突き合わせ縁32aが、図10図示平面PXYより下側)に向いて、あるいはまた、山折り、すなわち保持部材16の被綴じ物載置部22の内面に近づいた方向(突き合わせ縁30aおよび突き合わせ縁32aが図10図示平面PXYより上側)に向いて、その谷折りまたは山折りの状態を維持するように、保持部材16の内側空間部に内設されている。
平面PXYとは、第1の綴杆12と第2の綴杆14それぞれの基部が第1の作動片30と第2の作動片32に固着された部分(4箇所)を通る左右軸Y1,Y2および前後軸X1,X2(図10図示)を含む平面である。
また、他方の作動片、すなわち第2の作動片32における保持部材16の被綴じ物載置部22と対向する表面(すなわち上面)には、第1の綴杆12を構成する半割杆12bの基部が固定され、且つ、前記半割杆12bと一定の間隔をおいて、第2の綴杆14を構成する半割杆14bの基部が固定されている。
そして、前記第1の綴杆12および第2の綴杆14が閉じるときには、図4に示すように、作動部材18を構成する第1の作動片30と第2の作動片32とは、その突き合わせ縁30aおよび突き合わせ縁32aが保持部材16の内面(被綴じ物載置部22の内面)より離れた方向に向いて(すなわち谷折りの状態)、第1の作動片30の突き合わせ縁30aと第2の作動片32の突き合わせ縁32aとが突き合わされた状態において保持されるとともに、前記第1の綴杆12および第2の綴杆14を開くときには、図7に示すように、作動部材18を構成する第1の作動片30と第2の作動片32とは、保持部材16の内面(被綴じ物載置部22の内面)に近づいた方向に向いて(すなわち山折り状態)、第2の作動片32の突き合わせ縁32aとが突き合わされた状態に保持されるように保持部材16内の空間において固定される。
開閉部材40は、コイルバネ、トーションバネ、板バネ、細長いゴム、細長いウレタンゴム等のような弾性部材から選ばれたものをもって構成されており、この実施の形態においては、長手方向を有する、細長い引張コイルばねが、第1の作動片30と第2の作動片32とを、保持部材16の空間内で保持部材16の長手方向において、第1の作動片30と第2の作動片32とを逆方向に移動させるとともに、保持部材16を構成する第1の作動片30の突き合わせ縁30aと第2の作動片32の突き合わせ縁32aが保持部材16の被綴じ物載置部22の内面に近づいた方向、すなわち山折り状態に保持されるように設けられている。
係止凸部30cは、第1の作動片30の長手方向の中心より第1の綴杆12及び第2の綴杆14を開くときに第1の作動片30の移動する方向側にずれた位置に形成され、係止凸部32cは、第2の作動片32の長手方向の中心より第1の綴じ杆12及び第2の綴じ杆14を開くときに第2の作動片32の移動する方向側にずれた位置に形成されている。
開閉部材40は、第1の作動片30と第2の作動片32との突き合わせ縁30aおよび突き合わせ縁32aが、谷折り状態(図4図示)、すなわち保持部材16の被綴じ物載置部22の内面より離れた状態に保持された状態にあるときに、伸展した状態となるように、第1の作動片30と第2の作動片32との間において斜めに架け渡され、この状態において、元の状態に戻ろうとする力が働くように構成されている。
開閉部材40は、第1の作動片30および第2の作動片32のそれぞれの長手方向、すなわち第1の作動片30の半割杆12aを固定する部位と半割杆14aを固定する部位とを結ぶ線(前後軸X1(図10図示))および第2の作動片32の半割杆12bを固定する部位と半割杆14bを固定する部位とを結ぶ線(前後軸X2(図10図示))と斜めに交差する方向に架け渡されている。
そして、第1の作動片30は、係止部50を外す方向(O1方向)とは反対の方向に移動し、第2の作動片32は、係止部50を外す方向(O2方向)とは反対の方向に移動する。
さらに、開閉部材40は、半割杆12aと半割杆12bとをおよび半割杆14aと半割杆14bとを円周方向(図10左右軸Y1および左右軸Y2方向)に引き離すように作用する。
作動部材18を構成する第1の作動片30と第2の作動片32は、谷折り状態から徐々に平面状態となり、そして平面状態から山折り状態に変わる。
そして、開閉部材40は、第1の綴杆12と第2の綴杆14とを開いた状態にしたとき、第1の作動片30の突き合わせ縁30aと第2の作動片32の突き合わせ縁32aとが山折り状態、すなわち、保持部材16の被綴じ物載置部22の内側面に近づいた状態に保持するように作用する。
作動部材18を構成する第1の作動片30と第2の作動片32は、前記したように作用するが、第1の作動片30と第2の作動片32とがずれることなく突き合わせ縁30aと突き合わせ縁32aとを中心にして回動することができるように、第1の作動片30には、突き合わせ縁30a側より突き合わせ縁32a側に向けてやや下向きに突き出されたずれ防止用突片30eが形成され、第2の作動片32には、突き合わせ縁32a側より突き合わせ縁30a側に向けてやや下向きに突き出されたずれ防止用突片32eが形成されている。
第1の綴杆12を構成する半割杆12aと半割杆12bとは、半割杆12aの係止部50と、半割杆12bの係止部50とを係止することにより、環状に係合される。
また、第2の綴杆14を構成する半割杆14aと半割杆14bとは、半割杆14aの係止部50と半割杆14bの係止部50とを係止することにより、環状に係合される。
第1の綴杆12を構成する半割杆12aの先端に形成された係止部50を構成する先端の凸部52aとその凸部52aに続く凹部52bと、半割杆12bの係止部50を構成する先端の凸部54aとその先端の凸部54aに続く凹部54bとは、第1の綴杆12を閉じたとき係合するように逆方向に向けて突き出しあるいは凹み形成されている。凸部52aと凸部54aとは、それぞれ先端から内側に向けて傾斜縁を備えており、すべりながら、第1の綴杆12および第2の綴杆14を開閉することができるように形成されている。
また、第2の綴杆14を構成する半割杆14aの先端に形成された係止部50を構成する凸部56aとその凸部56aに続く凹部56bと、半割杆14bの係止部50を構成する先端の凸部58aとその先端の凸部58aに続く凹部58bとは、第2の綴杆14を閉じたとき係合するように逆方向に向けて突き出しあるいは凹み形成されている。
また、半割杆12aの係止部50を構成する凸部52aと半割杆14aの係止部50を構成する凸部56aとは、同一方向に向けて突き出し設けられている。
また、半割杆12bの係止部50を構成する凹部54bと半割杆14bの係止部50を構成する凹部58bとは、同一方向に向けて凹み形成されている。
また、第1の綴杆12の半割杆12aと半割杆12bの係止部50および第2の綴杆14の半割杆14aと半割杆14bの係止部50を係合させたとき、第1の作動片30の突き合わせ縁30aと第2の作動片32の突き合わせ縁32aとが、谷折り状態になり、第1の作動片30と第2の作動片32とが谷折り状態において、開閉部材40が第1の作動片30と第2の作動片32とを突き合わす方向に向けて収縮するように作用するため、第1の綴杆12の係止部50の係合状態および第2の綴杆14の係止部50の係合状態を維持することができる。
また、前記実施の形態においては、第1の綴杆12と第2の綴杆14といったように、2穴タイプの綴具について説明したが、綴杆を増やした多穴タイプ、例えば、3穴、4穴、20穴、26穴、30穴といった多くの綴杆を備えた綴具とすることができる。
前記係止部130dと前記係止部132dとは、第1の作動片130に第1の綴杆112が固定された基部を結ぶ線X1、または第2の作動片132に第2の綴杆114が固定された基部を結ぶ線X2の延びる方向に離れて形成されている。
而して、開閉部材140は、第1の作動片130と第2の作動片132との突き合わせ縁130aおよび突き合わせ縁132aが、谷折り状態、すなわち保持部材116の被綴じ物載置部122の内面より離れた状態に保持された状態にあるときに、第1の作動片130と第2の作動片132を幅方向に引き離そうとするように、第1の作動片130と第2の作動片132との間において斜めに架け渡され、この状態において、伸びようとする力、すなわち弾発力が働くように構成されている。
開閉部材140は、第1の作動片130および第2の作動片132のそれぞれの長手方向、すなわち第1の作動片130の半割杆112aを固定する部位と半割杆114aを固定する部位とを結ぶ線(X1(図13図示))および第2の作動片132の半割杆112bを固定する部位と半割杆114bを固定する部位とを結ぶ線(X2(図13図示))と斜めに交差する方向に架け渡されている。さらに、開閉部材140が閉じた状態にあるときは、開閉部材140の一方の先端140aが第2の作動片132に係止され且つ開閉部材140の他方の先端140bが第1の作動片130に係止されてねじられた状態になる。
そして、開閉部材140の弾性により、第1の作動片130は、係止部150を外す方向(O1方向)とは反対の方向に移動し、第2の作動片132は、係止部150を外す方向(O2方向)とは反対の方向に移動する。
作動部材118を構成する第1の作動片130と第2の作動片132は、谷折り状態から徐々に平面状態となり、そして平面状態から山折り状態に変わる。
そして、開閉部材140は、第1の綴杆112と第2の綴杆114とを開いた状態にしたとき、第1の作動片130の突き合わせ縁130aと第2の作動片132の突き合わせ縁132aとが山折り状態、すなわち、保持部材116の被綴じ物載置部122の内側面に近づいた状態に保持するように作用する。
この綴具210は、前記綴具10と略同様の構成であるが、主として、開閉部材の架け渡し構造が異なるので、それらを中心に、以下説明する。
開閉部材240は、2本の弾性部材(第1の開閉部材242および第2の開閉部材244)からなり、開閉部材240を構成する一方の第1の開閉部材242は、その一端が一方の作動片、すなわち第1の作動片230の下側面に形成された係止凸部230cに固定され、第1の開閉部材242の他端は、他方の作動片、すなわち第2の作動片232を跨いで保持部材216の一方の保持壁224bの下面に形成された係止凸部232dに固定されている。また、開閉部材240を構成する他方の第2の開閉部材244は、その一端が他方の作動片、すなわち第2の作動片232の下側面に形成された係止凸部232cに固定され、第2の開閉部材244の他端は、他方の作動片、すなわち第1の作動片230を跨いで保持部材216の他方の保持壁224aの下面に形成された係止凸部230dに固定されている。
開閉部材240は、第1の作動片230と第2の作動片232との突き合わせ縁230aおよび突き合わせ縁232aが、谷折り状態、すなわち保持部材216の被綴じ物載置部222の内面より離れた状態に保持された状態にあるときに、伸展した状態となるように、第1の作動片230と保持壁224bおよび第2の作動片232と保持壁224aとの間において斜めに架け渡され、この状態において、元の状態に戻ろうとする力が働くように構成されている。
開閉部材240は、第1の作動片230および第2の作動片232のそれぞれの長手方向、すなわち第1の作動片230の半割杆212aを固定する部位と半割杆214aを固定する部位とを結ぶ線(X1(図15図示))および第2の作動片232の半割杆212bを固定する部位と半割杆214bを固定する部位とを結ぶ線(X2(図15図示))と斜めに交差する方向に架け渡されている。
そして、開閉部材240の弾性により、第1の作動片230は、係止部250を外す方向(O1方向)とは反対の方向に移動し、第2の作動片232は、係止部250を外す方向(O2方向)とは反対の方向に移動する。
作動部材218を構成する第1の作動片230と第2の作動片232は、谷折り状態から徐々に平面状態となり、そして平面状態から山折り状態に変わる。
そして、開閉部材240は、第1の綴杆212と第2の綴杆214とを開いた状態にしたとき、第1の作動片230の突き合わせ縁230aと第2の作動片232の突き合わせ縁232aとが山折り状態、すなわち、保持部材216の被綴じ物載置部222の内側面に近づいた状態に保持するように作用する。
図17は、閉じた状態における綴具の底面図であり、図18は、閉じた状態から開いた状態に移るときにおける綴具の底面図であり、図19は、開いた状態における綴具の底面図であり、図20は、閉じた状態における綴具の図17図示A−A断面図であり、図21は、開いた状態における綴具の図19図示A−A断面図である。図22は、閉じた状態における図17図示B−B断面図であり、図23は、開いた状態における綴具の図19図示B−B断面図である。図24は、閉じた状態における綴具の平面図であり、図25は、開いた状態における綴具の平面図である。図26は、作動片の平面図であり、図27は、図26図示A−A断面図である。図28および図29は、綴具の構成を示す図解図である。
保持部材316は、第1の綴杆312および第2の綴杆314を固定する部位より長手方向における外側近傍より内側に向かって、その中央が膨出した断面略半円弧状の被綴じ物載置部322を備え、且つ、被綴じ物載置部322の内側は空間を備え、その空間に作動部材318等を収容するように構成されている。
保持部材316の被綴じ物載置部322の両端には、その長手方向に略その一端から他端に亘って、作動部材318を摺動自在に保持する保持壁が設けられている。この実施の形態においては、保持部材316の長手方向において、第1の綴杆312および第2の綴杆314のそれぞれの外側近傍より内部に亘って略全体において垂下されるように、第1保持壁324aおよび第2保持壁324bがそれぞれ適宜な間隔をおいて平行となるように、連設されている。さらに、第1保持壁324aおよび第2保持壁324bの下端縁より内側に向けて、適宜な間隔をおいて、保持用凸部324cおよび保持用凸部324dが突設されており、保持用凸部324cが第1の作動片330の外側縁330bの近傍を、および保持用凸部324dが第2の作動片332の外側縁332bの近傍をそれぞれ保持し、保持部材316から第1の作動片330及び第2の作動片332が抜けないように形成されている。
そして、この第1保持壁324aおよび第2保持壁324bと被綴じ物載置部322によって囲繞された空間内に、後に詳しく説明する作動部材318等が収容される。
第1の貫通孔326と第2の貫通孔328とは、第1の綴杆312と第2の綴杆314を構成する半割杆312aおよび半割杆312bと、第2の綴杆314を構成する半割杆314aおよび半割杆314bとに対応して、保持部材316の幅方向において左右に分かれて一定の間隔をおいて、2つずつ穿設されている。
第1の作動片330と第2の作動片332とは、略同一形状で保持部材316の空間内において各々その長手方向において並置したとき、各々その内側縁を屈曲自在に係合するように、第1の作動片330の内側に略直線状の突き合わせ縁330a及び第2の作動片332の内側に略直線状の突き合わせ縁332aが形成され、第1の作動片330の外側に略直線状の外側縁330b及び第2の作動片332の外側に略直線状の外側縁332bが形成されている。
すなわち、その突き合わせ縁330aおよび突き合わせ縁332aを突き合わせ且つ外側縁330bおよび外側縁332bが保持部材316の第1保持壁324aおよび第2保持壁324bの両壁内内側面に接合される。
また、第1の作動片330の突き合わせ縁330aには、第2の作動片332に向けて摺動幅規制用の摺動凸部330fが形成され、且つ摺動凸部330fと適宜な間隔をおいて摺動凹部330gが形成されるとともに、第2の作動片332の突き合わせ縁332aには、第1の作動片330の前記摺動凹部330gに対応する位置に第1の作動片330に向けて摺動凸部332fが形成され、且つ第1の作動片330の前記摺動凸部330fに対応する位置に摺動凹部332gが形成されている。第1の作動片330の摺動凸部330fは、第2の作動片332の摺動凹部332gの長手方向における長さ内にて、第2の作動片332の摺動凸部332fは第1の作動片330の摺動凹部330gの長手方向における長さ内で移動する。
また、他方の作動片、すなわち第2の作動片332における保持部材316の被綴じ物載置部322と対向する表面(すなわち上面)には、第1の綴杆312を構成する半割杆312bの基部が固定され、且つ、前記半割杆312bと一定の間隔をおいて、第2の綴杆314を構成する半割杆314bの基部が固定されている。
そして、前記第1の綴杆312および第2の綴杆314が閉じるときには、図20及び図22に示すように、作動部材318を構成する第1の作動片330と第2の作動片332とは、その突き合わせ縁330aおよび突き合わせ縁332aが保持部材316の内面(被綴じ物載置部322の内面)より離れた方向に向いて(すなわち略水平な面に並置された状態)、第1の作動片330の突き合わせ縁330aと第2の作動片332の突き合わせ縁332aとが突き合わされた状態において保持されるとともに、前記第1の綴杆312および第2の綴杆314を開くときには、図21及び図23に示すように、作動部材318を構成する第1の作動片330と第2の作動片332とは、保持部材316の内面(被綴じ物載置部322の内面)に近づいた方向に向いて(すなわち山折り状態)、第2の作動片332の突き合わせ縁332aとが突き合わされた状態に保持されるように保持部材316内の空間において固定される。
開閉部材340は、第1の作動片330と第2の作動片332とを、保持部材316の空間内で保持部材316の長手方向において、第1の作動片330と第2の作動片332とを逆方向に移動させるとともに、作動部材318を構成する第1の作動片330の突き合わせ縁330aと第2の作動片332の突き合わせ縁332aが保持部材316の被綴じ物載置部322の内面に近づいた方向、すなわち山折り状態に保持されるように設けられている。
そして、開閉部材340は、前記一方の第1保持壁324a側に固定された一方の略長方形状の第1の作動片330を跨いで、前記一方の第1の作動片330に突き合わされた他方の第2の作動片332に架け渡され、第1綴杆312及び第2綴杆314の係止部350が外されるときに、該第2の作動片332が移動する方向に、前記第1固定部325eと作動片330,332の突き合わせ縁330a及び332aと直交する線(移動方向と直交する軸)よりわずかにずらされ、第2の作動片332の第4固定部332dで保持される。更に、前記第4固定部332dより一方の第1の作動片330に、他方の第2の作動片332と一方の第1の作動片330の突き合わせ縁330a及び332aを跨いで架け渡され、第1綴杆312及び第2綴杆314の係止部350が外されるときに、該第1の作動片330が移動する方向に、前記第2固定部325fと作動片330,332の突き合わせ長手縁330a及び332aと直交する縁(移動方向と直交する軸)よりわずかにずらされ、第1の作動片330の第3固定部330dで保持されている。
開閉部材340は、全体的には、略Z字状に形成されている。
開閉部材340は、第1の作動片330および第2の作動片332のそれぞれの長手方向、すなわち第1の作動片330の半割杆312aを固定する部位と半割杆314aを固定する部位とを結ぶ線(前後軸X1(図28図示))および第2の作動片332の半割杆312bを固定する部位と半割杆314bを固定する部位とを結ぶ線(前後軸X2(図28図示))と斜めに交差する方向に架け渡されている。
そして、第1の作動片330は、係止部350を外す方向(O1方向)とは反対の方向に移動し、第2の作動片332は、係止部350を外す方向(O2方向)とは反対の方向に移動する。
さらに、開閉部材340は、半割杆312aと半割杆312bとをおよび半割杆314aと半割杆314bとを円周方向(図28 左右軸Y1および左右軸Y2方向)において引き離すように作用する。
作動部材318を構成する第1の作動片330と第2の作動片332は、水平面状態から徐々に山折り状態に変わる。
そして、開閉部材340は、第1の綴杆312と第2の綴杆314とを開いた状態にしたとき、第1の作動片330の突き合わせ縁330aと第2の作動片332の突き合わせ縁332aとが山折り状態、すなわち、保持部材316の被綴じ物載置部322の内側面に近づいた状態に保持するように作用する。
第1の綴杆312を構成する半割杆312aと半割杆312bとは、半割杆312aの係止部350と、半割杆312bの係止部350とを係止することにより、環状に係合される。
また、第2の綴杆314を構成する半割杆314aと半割杆314bとは、半割杆314aの係止部350と半割杆314bの係止部350とを係止することにより、環状に係合される。
また、第1の綴杆312の半割杆312aと半割杆312bの係止部350および第2の綴杆314の半割杆314aと半割杆314bの係止部350を係合させたとき、第1の作動片330の突き合わせ縁330aと第2の作動片332の突き合わせ縁332aとが、水平状態になり、第1の作動片330と第2の作動片332とが水平状態において、開閉部材340が第1の作動片330と第2の作動片332とを突き合わす方向に向けて収縮するように作用するため、第1の綴杆312の係止部350の係合状態および第2の綴杆314の係止部350の係合状態を維持することができる。
P 用紙
10,110,210 綴具
12,112,212,312 第1の綴杆
12a,112a,212a,312a 半割杆
12b,112b,212b,312b 半割杆
14,114,214,314 第2の綴杆
14a,114a,214a,314a 半割杆
14b,114b,214b,314b 半割杆
16,116,216,316 保持部材
18,118,218,318 作動部材
20,320 取付孔
22,122,222,322 被綴じ物載置部
24a,24b,224a,224b 保持壁
24c,24d,324c,324d 保持用凸部
26,326 第1の貫通孔
28,328 第2の貫通孔
30,130,230,330 第1の作動片
30a,130a,230a,330a 突き合わせ縁
30b,330b 外側縁
30c、230c,230d 係止凸部
130c 切り欠き部
130d 係止部
30e,330e ずれ防止用突片
32,132,232,332 第2の作動片
32a,132a,232a,332a 突き合わせ縁
32b,332b 外側縁
32c,232c,232d 係止凸部
132c 切り欠き部
132d 係止部
32e,332e ずれ防止用突片
40,140,240,340 開閉部材
140a 開閉部材の一方の先端
140b 開閉部材の他方の先端
242 第1の開閉部材
244 第2の開閉部材
50,150,250,350 係止部
52a 凸部
52b 凹部
54a 凸部
54b 凹部
56a 凸部
56b 凹部
58a 凸部
58b 凹部
60 スペーサ
324a 第1保持壁
324b 第2保持壁
325c 保持用凸部
325d 保持用凸部
325e 第1固定部
325f 第2固定部
330d 第3固定部
330f 摺動凸部
330g 摺動凹部
332d 第4固定部
332f 摺動凸部
332g 摺動凹部
Claims (5)
- 半割杆と半割杆とを有する綴杆と、
前記綴杆を間隔をおいて設けることができる長さを備えた保持部材と、
各綴杆がその基部において間隔をおいてその表面に固定され、綴杆が保持部材に固定されるように保持部材の内側に可動自在に固定された作動部材と、
綴杆を開く方向に変化させる開閉部材とを備えた、綴具であって、
前記作動部材は、保持部材内で保持部材の長手方向に移動する一対の作動片からなり、
一方の作動片には綴杆の一方の基部が固定され、他方の作動片には綴杆の他方の基部が固定され、
前記綴杆が閉じるときには、保持部材の内面より離れた位置において、その突き合わせ縁を突き合わせた状態において保持され、
前記綴杆が開くときには、保持部材の内面に近づいた方向に向いて保持されるように保持部材に固定され、
綴杆は、綴杆を閉じるときには、綴杆を構成する一方の半割杆の係止部と他方の半割杆の係止部とが係合され、綴杆を開くときには、綴杆を構成する一方の半割杆の係止部と他方の半割杆の係止部との係合が外され、
前記開閉部材は、前記綴杆を開くときに、保持部材内で保持部材の長手方向において一対の作動片をそれぞれ逆方向に移動させるとともに、保持部材の内面に近づいた方向に保持されるために、一方の作動片と他方の作動片との突き合わせ縁に設けられた開口部に添装された、綴具。 - 保持部材は、長手方向に平行な保持壁が形成され、
作動部材は、前記保持壁内において摺動する外側縁を備える、請求項1に記載の綴具。 - 作動部材は、保持部材内で保持部材の長手方向に摺動する一対の作動片を含み、
前記一対の作動片は、
保持部材の長手方向に摺動する外側縁が、その長手方向に形成され、
前記外側縁と平行な内側縁に、当該一対の作動片を突き合わす突き合わせ縁が形成された、請求項2に記載の綴具。 - 前記開閉部材は、弾性部材からなり、
綴杆が閉じられているときに、一方の作動片と他方の作動片との間にねじられた状態にて架け渡されるように、
前記弾性部材の一方の先端は、前記作動部材を構成する一方の作動片に固定され、
前記弾性部材の他方の先端は、前記作動部材を構成する他方の作動片に固定された、
請求項1ないし3のいずれかに記載の綴具。 - 弾性部材は、コイルバネである、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の綴具。
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