JP4364629B2 - 綴じ具の固定構造 - Google Patents

綴じ具の固定構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4364629B2
JP4364629B2 JP2003434366A JP2003434366A JP4364629B2 JP 4364629 B2 JP4364629 B2 JP 4364629B2 JP 2003434366 A JP2003434366 A JP 2003434366A JP 2003434366 A JP2003434366 A JP 2003434366A JP 4364629 B2 JP4364629 B2 JP 4364629B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
binding
binding tool
fixed
synthetic resin
rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003434366A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005186581A (ja
Inventor
裕 新井
佳照 有本
浩 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lihit Lab Inc
Original Assignee
Lihit Lab Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lihit Lab Inc filed Critical Lihit Lab Inc
Priority to JP2003434366A priority Critical patent/JP4364629B2/ja
Publication of JP2005186581A publication Critical patent/JP2005186581A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4364629B2 publication Critical patent/JP4364629B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sheet Holders (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)

Description

この発明は、綴じ具の固定構造に関し、特に例えば、リングバインダーなどの綴じ具をファイル用表紙などの被固定物に固定する固定構造に関する。
ファイル用表紙に綴じ具をとりつけるために従来より金属製鋲が用いられてきたが、近年金属製鋲に変えて、合成樹脂製鋲によって綴じ具をファイル表紙に固定するようになってきた。
例えば、合成樹脂製鋲として、特開2000−352407に開示された合成樹脂製鋲などが提案されている。
特開2000−352407号公報
この合成樹脂製の鋲は、破棄処分するときに、ファイル用表紙及び綴じ具より分離できるように構成されているので、分離されたそれぞれをリサイクル用品として再生を可能とするが、アルミニウム、鉄などの金属素材の鋲を利用して表紙にかしめるという従来の方法による綴じ具の固定構造は、ファイル表紙に綴じ具を強固にかしめて固着するため、耐久性に優れている。
しかしながら、合成樹脂製の鋲の場合は、その固着力が金属製の鋲と比較して劣り、また、合成樹脂の特性上、経時変化によってかしめられる前の形状に戻ろうとする方向に変化し、そのかしめ部分にわずかながら緩みが発生する場合がある。
また、ファイル表紙に綴じ具を固着する組み立ての時の利便性から、綴じ具及び表紙のいずれにも、固着する鋲の径より大きな穴をあけてあるので、ファイル表紙と綴じ具にがたつきが生じるおそれがある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、綴じ具を被固定物に強固に固着することができ且つ長く固着部分に緩みが生じることなく使用できる綴じ具の固定構造を提供することである。
この発明の請求項1に記載の綴じ具の固定構造は、綴じ具を被固定物に合成樹脂鋲で固定する構造であって、前記綴じ具は、前記合成樹脂鋲が嵌入されて被固定物に固定されるための固定用の孔が形成され、且つ、該固定用の孔の近傍に部分的に突起が形成され、前記突起は、固定用の孔の周縁の一部が切り起こされて形成され、その先端が先鋭な角を備え、前記合成樹脂鋲は、被固定物側から挿入され且つ前記綴じ具の突起を覆うように固定された、綴じ具の固定構造である。
この発明の請求項に記載の綴じ具の固定構造は、前記綴じ具の突起は、固定用の穴を等分した位置において、綴じ具の被固定部を固定用の孔の周縁より内側に向けて直線状に切断して2条の切り込みが形成され、且つ該切り込みの深奥部において綴じ具の被固定部の切り込みの間が折り曲げられてなる、請求項1に記載の綴じ具の固定構造である。
この発明の請求項に記載の綴じ具の固定構造は、前記綴じ具の突起は、適宜な間隔をあけて複数形成され、一の突起の先端の内側と該突起と対向する固定用の孔の孔縁との間隔は、複数の突起の全てが同一に形成された、請求項1または請求項2に記載の綴じ具の固定構造である。
この発明の請求項に記載の綴じ具の固定構造は、前記綴じ具の被固定部は、ファイル表紙に固定される板状部であり、前記板状部は、固定用の孔が形成され、前記綴じ具の突起は、前記被固定部の固定用の孔の周縁の一部が起こされて形成された、請求項1ないし請求項のいずれかに記載の綴じ具の固定構造である。
請求項1に記載の発明によれば、被固定物に綴じ具を合成樹脂鋲で固定したとき、合成樹脂鋲が綴じ具の固定用の孔の近傍に形成された突起を覆うように固定され、合成樹脂鋲の固定部分が、突起に食い込み、合成樹脂鋲と綴じ具とが充分固着するので、たとえ合成樹脂鋲と綴じ具の間において緩みが生じたとしても、合成樹脂鋲が突起に食い込んだ部分によって、咬持され綴じ具ががたつきを生じさせることはない。
さらに、突起の先端が先鋭な角を備えているので、合成樹脂鋲が突起に食い込み、突起の先鋭な角を合成樹脂鋲が咬持した状態で合成樹脂鋲により綴じ具が被固定物に強固に固着されるので、緩みが生じても綴じ具ががたつきを生じさせることはない。
請求項の発明によれば、突起の先端が先鋭な角を備えているので、合成樹脂鋲が突起に食い込み、突起の先鋭な角を合成樹脂鋲が咬持した状態で合成樹脂鋲により綴じ具が被固定物に強固に固着されるので、緩みが生じても綴じ具ががたつきを生じさせることはない。
請求項の発明によれば、綴じ具を被固定物に固定する合成樹脂鋲と固定用の孔との関係上最適な間隔を置いて合成樹脂鋲を固定用の孔に嵌挿し、突起を覆うように合成樹脂鋲がかしめられて突起に食い込み、且つかしめられた合成樹脂鋲と綴じ具の固定用の孔との間隔は最適なクリアランスを保った状態で綴じ具を被固定物に固定することができる。
請求項の発明によれば、綴じ具の被固定部はファイル表紙に固定される板状部の固定孔の近傍に部分的に突起が形成されているので、該板状部の加工時に突起を成形でき、製造が容易である。
図1は、本発明にかかる綴じ具の一例を示す斜視図である。図2は、閉じた状態における綴じ具の平面図であり、図3は、閉じた状態における綴じ具の底面図である。図4は、閉じた状態における綴じ具の横断面図であり、(A)は図3A−A断面図で、(B)は図3B−B断面図である。図5は、開いた状態における綴じ具の平面図であり、図6は、開いた状態における綴じ具の底面図である。図7は、開いた状態における綴じ具の横断面図であり、(A)は図6A−A断面図であり、(B)は図6B−B断面図である。図8は、閉じた状態における綴杆の係止部近傍を示す平面図解図であり、図9は、開いた状態における綴杆の係止部近傍を示す平面図解図である。図10および図11は、綴じ具の構成を示す図解図である。図12は、綴じ具を表紙に取り付けた状態を示す横断面図である。
綴じ具10は、厚紙その他の比較的硬質なシート材からなる被固定物たる表紙Aの略中央に形成される左右一対の折り線の内側の背表紙の内側表面に固定される。固定する方法としては、綴じ具10の長手方向の両端に形成された固定用の孔たる固定孔20(後に詳述する)に合成樹脂鋲100(後に詳述する)を挿通させて、背表紙と一体となるように固定する方法がある。
綴じ具10は、一対のそれぞれ略円環状の金属製の第1の綴杆12および第1の綴杆12と一対の第2の綴杆14と、前記第1の綴杆12および第2の綴杆14をそれぞれ間隔をおいて設けることができる長さを備えた保持部材16と、その表面に第1の綴杆12および第2の綴杆14が間隔をおいて第1の綴杆12および第2の綴杆14のそれぞれの基部が固定され、第1の綴杆12および第2の綴杆14が前記保持部材16に固定されるように保持部材16の内側に可動自在に固定された作動部材18とを備える。
保持部材16は、第1の綴杆12と第2の綴杆14とを所定の間隔をおいて設けることができる長さを備える平面略長方形で、その両端、すなわち表紙Aに取り付ける固定孔20近傍においては、平面略半円弧状の平板状固定部16aが形成されている。
固定孔20は、合成樹脂鋲100が挿入されて固定されるための固定用の孔であり、該固定孔20の近傍に部分的に突起201が形成されている。
綴じ具10の突起201は、綴じ具10を構成する部材たる保持部材16の固定部16aの表面と交差する方向に向けて、保持部材16に形成された固定孔20の周縁203の一部(保持部材16の一部分)が切り起されて形成され、その先端105が先鋭な角を備えている。
突起201は、固定孔20の周縁203を三等分した位置において、適宜な間隔をあけて複数形成され、1の突起201aの先端205と該突起201aと対向する固定孔20の孔縁207との間隔は、複数の突起201の全てが同位置に形成されている。
すなわち、突起201aとそれと対向する孔縁207aとの間隔と、突起201bとそれと対向する孔縁207bとの間隔と、突起201cとそれと対向する孔縁207cとの間隔が、それぞれ同一の長さを有するように形成されている。
保持部材16は、第1の綴杆12および第2の綴杆14を固定する部位より長手方向における外側近傍より内側に向かって、その中央が膨出した断面略半円弧状の被綴じ物載置部22を備え、且つ、被綴じ物載置部22の内側は空間を備え、その空間に作動部材18等を収容するように構成されている。
保持部材16の被綴じ物載置部22の両端には、その長手方向に略その一端から他端に亘って、作動部材18を摺動自在に保持する保持壁が設けられている。この実施の形態においては、保持部材16の長手方向において、第1の綴杆12および第2の綴杆14のそれぞれの外側近傍より内部に亘って略全体において垂下されるように、保持壁24aおよび保持壁24bが連設され、保持壁24aと保持壁24bとは平行で略同一の形状の板状である。さらに、保持壁24aおよび保持壁24bの下端縁より内側に向けて、適宜な間隔をおいて、保持用凸部24cおよび保持用凸部24dが突設されており、第1の作動片30の外側縁30bおよび第2の作動片32の外側縁32bの近傍を保持するように形成されている。
そして、この保持壁24aおよび保持壁24bと被綴じ物載置部22によって囲繞された空間内に、後に詳しく説明する作動部材18等が収容される。
保持部材16の被綴じ物載置部22には、第1の綴杆12と第2の綴杆14とを、一定の間隔(日本工業規格等で決められている一定の長さ)をおいて遊貫するための第1の貫通孔26と第2の貫通孔28がそれぞれ穿設されている。
第1の貫通孔26と第2の貫通孔28とは、第1の綴杆12を構成する半割杆12aおよび半割杆12bと、第2の綴杆14を構成する半割杆14aおよび半割杆14bとに対応して、保持部材16の幅方向において左右に分かれて一定の間隔をおいて、2つずつ穿設されている。
作動部材18は、平面略長方形状金属板からなる一対の第1の作動片30および第2の作動片32からなる。
第1の作動片30と第2の作動片32とは、その長手方向において、保持壁24a及び保持壁24bと平行でその内面と摺動する外側縁30b及び外側縁32bと、該外側縁30b及び外側縁32bと平行に当該一対の第1の作動片30及び第2の作動片32を突き合わせる突き合わせ縁30a及び突き合わせ縁32aが内側縁に形成され、保持部材16の空間内において各々をその長手方向において並置したとき、各々その内側縁を屈曲自在に係合する。すなわち、その突き合わせ縁30aおよび突き合わせ縁32aを突き合わせ且つ外側縁30bおよび外側縁32bが保持部材16の保持壁24aおよび保持壁24bの両壁内内側面に接合される。
そして、第1の作動片30および第2の作動片32は、外側から力が加わらないときには、第1の作動片30と第2の作動片32とが谷折り、すなわち保持部材16の被綴じ物載置部22の内面より離れた方向(突き合わせ縁30aおよび突き合わせ縁32aが、図10図示平面PXYより下側)に向いて、あるいはまた、山折り、すなわち保持部材16の被綴じ物載置部22の内面に近づいた方向(突き合わせ縁30aおよび突き合わせ縁32aが図10図示平面PXYより上側)に向いて、その谷折りまたは山折りの状態を維持するように、保持部材16の内側空間部に内設されている。
平面PXYとは、第1の綴杆12と第2の綴杆14それぞれの基部が第1の作動片30と第2の作動片32に固着された部分(4箇所)を通る左右軸Y1,Y2および前後軸X1,X2(図10図示)を含む平面である。
作動部材18は、一方の作動片、すなわち第1の作動片30における保持部材16の被綴じ物載置部22の内側面と対向する表面(すなわち上面)には、第1の綴杆12を構成する半割杆12aの基部が固定され、且つ、前記半割杆12aとは一定の間隔をおいて、第2の綴杆14を構成する半割杆14aの基部が固定されている。
また、他方の作動片、すなわち第2の作動片32における保持部材16の被綴じ物載置部22と対向する表面(すなわち上面)には、第1の綴杆12を構成する半割杆12bの基部が固定され、且つ、前記半割杆12bと一定の間隔をおいて、第2の綴杆14を構成する半割杆14bの基部が固定されている。
そして、前記第1の綴杆12および第2の綴杆14が閉じるときには、図4に示すように、作動部材18を構成する第1の作動片30と第2の作動片32とは、その突き合わせ縁30aおよび突き合わせ縁32aが保持部材16の内面(被綴じ物載置部22の内面)より離れた方向に向いて(すなわち谷折りの状態)、第1の作動片30の突き合わせ縁30aと第2の作動片32の突き合わせ縁32aとが突き合わされた状態において保持されるとともに、前記第1の綴杆12および第2の綴杆14を開くときには、図7に示すように、作動部材18を構成する第1の作動片30と第2の作動片32とは、保持部材16の内面(被綴じ物載置部22の内面)に近づいた方向に向いて(すなわち山折り状態)、第2の作動片32の突き合わせ縁32aとが突き合わされた状態に保持されるように保持部材16内の空間において固定される。
また、作動部材18を構成する第1の作動片30と第2の作動片32とは、保持部材16の被綴じ物載置部22の内面に近づいた方向、すなわち山折りの状態においては、第1の作動片30と第2の作動片32の長手方向、すなわち第1の作動片30と第2の作動片32に固着された半割杆12aと半割杆14aとを結ぶ線(X1(図10図示))および半割杆12bと半割杆14bとを結ぶ線(X2(図10図示))と平行な方向に、第1の作動片30と第2の作動片32とを移動させることができるように摺動自在に内設されている。
第1の作動片30と第2の作動片32の下面、すなわち第1の綴杆12と第2の綴杆14の基部が固着された上面とは反対側の面に、第1の綴杆12と第2の綴杆14とを開閉方向に変化させる開閉部材40が設けられている。
開閉部材40は、コイルバネ、トーションバネ、板バネ、細長いゴム、細長いウレタンゴム等のような弾性部材から選ばれたものをもって構成されており、この実施の形態においては、長手方向を有する細長い引張コイルばねが、第1の作動片30と第2の作動片32とを、保持部材16の空間内で保持部材16の長手方向において、第1の作動片30と第2の作動片32とを逆方向に移動させるとともに、保持部材16を構成する第1の作動片30の突き合わせ縁30aと第2の作動片32の突き合わせ縁32aが保持部材16の被綴じ物載置部22の内面に近づいた方向、すなわち山折り状態に保持されるように設けられている。
開閉部材40は、その一端が一方の作動片、すなわち第1の作動片30の下側面に形成された係止凸部30cに固定され、開閉部材40の他端は、他方の作動片、すなわち第2の作動片32の下面に形成された係止凸部32cに固定されている。
係止凸部30cは、第1の作動片30の長手方向の中心より第1の綴杆12及び第2の綴杆14を開くときに第1の作動片30の移動する方向側にずれた位置に形成され、係止凸部32cは、第2の作動片32の長手方向の中心より第1の綴じ杆12及び第2の綴じ杆14を開くときに第2の作動片32の移動する方向側にずれた位置に形成されている。
開閉部材40は、第1の作動片30と第2の作動片32との突き合わせ縁30aおよび突き合わせ縁32aが、谷折り状態(図4図示)、すなわち保持部材16の被綴じ物載置部22の内面より離れた状態に保持された状態にあるときに、伸展した状態となるように、第1の作動片30と第2の作動片32との間において斜めに架け渡され、この状態において、元の状態に戻ろうとする力が働くように構成されている。
開閉部材40は、第1の作動片30および第2の作動片32のそれぞれの長手方向、すなわち第1の作動片30の半割杆12aを固定する部位と半割杆14aを固定する部位とを結ぶ線(前後軸X1(図10図示))および第2の作動片32の半割杆12bを固定する部位と半割杆14bを固定する部位とを結ぶ線(前後軸X2(図10図示))と斜めに交差する方向に架け渡されている。
そして、作動部材18を構成する第1の作動片30と第2の作動片32とは、第1の綴杆12と第2の綴杆14を開き始めたとき、すなわち、第1の綴杆12と第2の綴杆14のそれぞれの係止部50を指で外したとき、開閉部材40が元の状態に戻ろうとして、すなわち、伸びていた開閉部材40が縮む方向に作用し、第1の綴杆12の半割杆12aと半割杆12bとが離れる方向(半割杆12aはO1方向で、半割杆12bはO2方向(図2および図9図示))および第2の綴杆14の半割杆14aと半割杆14bとが離れる方向(半割杆14aはO1方向で、半割杆14bはO2方向(図2および図9図示))に移動するように作用して、第1の作動片30と第2の作動片32とをそれぞれ逆方向に移動させるように作用する。
すなわち、第1の作動片30は、係止部50を外す方向(O1方向)に移動し、第2の作動片32は、係止部50を外す方向(O2方向)に移動する。
さらに、開閉部材40は、半割杆12aと半割杆12bとをおよび半割杆14aと半割杆14bとを円周方向(図10 左右軸Y1および左右軸Y2方向)に引き離すように作用する。
作動部材18を構成する第1の作動片30と第2の作動片32は、谷折り状態から徐々に平面状態となり、そして平面状態から山折り状態に変わる。
そして、開閉部材40は、第1の綴杆12と第2の綴杆14とを開いた状態にしたとき、第1の作動片30の突き合わせ縁30aと第2の作動片32の突き合わせ縁32aとが山折り状態、すなわち、保持部材16の被綴じ物載置部22の内側面に近づいた状態に保持するように作用する。
作動部材18を構成する第1の作動片30と第2の作動片32は、前記したように作用するが、第1の作動片30と第2の作動片32とがずれることなく突き合わせ縁30aと突き合わせ縁32aとを中心にして回動することができるように、第1の作動片30には、突き合わせ縁30a側より突き合わせ縁32a側に向けてやや下向きに突き出されたずれ防止用突片30eが形成され、第2の作動片32には、突き合わせ縁32a側より突き合わせ縁30a側に向けてやや下向きに突き出されたずれ防止用突片32eが形成されている。
第1の綴杆12は、略円環状となるように、半円弧状の半割杆12aと半割杆12bとから構成され、第2の綴杆14は、略円環状となるように、半円弧状の半割杆14aと半割杆14bとから構成されている。そして、用紙Pに予め穿設された綴じ孔に挿通して、用紙Pを綴じることができるように、半割杆12aおよび半割杆12bと、半割杆14aと半割杆14bの先端、すなわち第1の綴杆12および第2の綴杆14の頂部において、係止部50が形成されている。
第1の綴杆12を構成する半割杆12aと半割杆12bとは、半割杆12aの係止部50と、半割杆12bの係止部50とを係止することにより、環状に係合される。
また、第2の綴杆14を構成する半割杆14aと半割杆14bとは、半割杆14aの係止部50と半割杆14bの係止部50とを係止することにより、環状に係合される。
第1の綴杆12と第2の綴杆14とは、それぞれの基部が第1の作動片30と第2の作動片32に固着された部分(4箇所)を通る左右軸Y1,Y2および前後軸X1,X2(図10図示)を含む平面PXYと垂直な平面を構成するように、第1の作動片30と第2の作動片32より立設されている。そして、第1の綴杆12の軸Z1(図11図示)が構成する円形面と第2の綴杆14の軸Z2(図11図示)が構成する円形面とは、平行で、且つ、第1の綴杆12と第2の綴杆14が第1の作動片30と第2の作動片32と固着された部位を通る平面PXYと垂直となるように構成されている。
そして、第1の綴杆12と第2の綴杆14とは、同一方向に向けて、その係止部50を指で外すことができるように構成されている。
第1の綴杆12を構成する半割杆12aの先端に形成された係止部50を構成する先端の凸部52aとその凸部52aに続く凹部52bと、半割杆12bの係止部50を構成する先端の凸部54aとその先端の凸部54aに続く凹部54bとは、第1の綴杆12を閉じたとき係合するように逆方向に向けて突き出しあるいは凹み形成されている。凸部52aと凸部54aとは、それぞれ先端から内側に向けて傾斜縁を備えており、すべりながら、第1の綴杆12および第2の綴杆14を開閉することができるように形成されている。
また、第2の綴杆14を構成する半割杆14aの先端に形成された係止部50を構成する凸部56aとその凸部56aに続く凹部56bと、半割杆14bの係止部50を構成する先端の凸部58aとその先端の凸部58aに続く凹部58bとは、第2の綴杆14を閉じたとき係合するように逆方向に向けて突き出しあるいは凹み形成されている。
また、半割杆12aの係止部50を構成する凸部52aと半割杆14aの係止部50を構成する凸部56aとは、同一方向に向けて突き出し設けられている。
また、半割杆12bの係止部50を構成する凹部54bと半割杆14bの係止部50を構成する凹部58bとは、同一方向に向けて凹み形成されている。
したがって、第1の綴杆12の係止部50を、第1の綴杆12の頂部を指でねじることにより外すことができ、第1の綴杆12の係止部50を指で外すと、第1の作動片30と第2の作動片32とが、開閉部材40が元の状態に戻ろうとする力、すなわち縮まろうとする力が働くことにより、第1の作動片30と第2の作動片32とが逆方向に移動する。すなわち、第2の綴杆14を構成する半割杆14aの凸部56aと半割杆14bの凸部58aとを引き離す方向に作用して、第1の綴杆12の半割杆12aの凸部52aと半割杆12bの凸部54aとを引き離す方向に作用するとともに、第2の綴杆14を構成する半割杆14aの凸部56aと半割杆14bの凸部58aとを引き離すように作用する。
このように、この実施の形態においては、第1の綴杆12および第2の綴杆14の頂部を指でねじることにより、第1の綴杆12の半割杆12aおよび半割杆12bの係止部50と、第2の綴杆14の半割杆14aおよび半割杆14bの係止部50を外すことができる。
また、第1の綴杆12の半割杆12aと半割杆12bの係止部50および第2の綴杆14の半割杆14aと半割杆14bの係止部50を係合させたとき、第1の作動片30の突き合わせ縁30aと第2の作動片32の突き合わせ縁32aとが、谷折り状態になり、第1の作動片30と第2の作動片32とが谷折り状態において、開閉部材40が第1の作動片30と第2の作動片32とを突き合わす方向に向けて収縮するように作用するため、第1の綴杆12の係止部50の係合状態および第2の綴杆14の係止部50の係合状態を維持することができる。
次に、この固定孔20及び突起201の成形方法について、主として図13ないし図16に基づいて説明する。
綴じ具10を構成する部材たる保持部材16の平板状固定部16aの最適な位置に、まず例えば、その径が4.3mmの真円からなる下穴209を穿設し、該下穴209に対応した径の胴部211aと該胴部211aに連設され先端に行くにしたがって細くなる円錐状の頭部211bを備えた下型213と、該下型213に対応した上型215とを準備する。
下型213は、略円錐形状の胴部211aに突起201を成形するための凸条217が形成されている。
この凸条217は、下穴209の中心に対する中心角を120度とする三等分した位置に等間隔をおいて形成され、凸条217は、上方、すなわち切り起こし成形をするために下型213が下穴209に貫入される方向に向かうにしたがってその高さが低くなるように形成されている(図14参照)。
また、上型215は、前記下型213の胴部211a及び凸条217の形状に対応した雌穴219が穿設されている(図15及び図16参照)。
下穴209に対する切り起こし加工は、まず、保持部材16の平板状固定部16aの上面を上型215の下面に当接させ、下穴209と上型215の雌穴219との位置決めを行い、保持部材16の固定部16aの下面より下型213の先端より上型215に向けて突き上げ、下穴209の周縁203に沿って貫入させて、凸条217により下穴209の孔縁207近傍を切断するとともに保持部材16の固定部16aの表面と交差する方向に向けて切り起こして、突起201を形成する。
突起201の先端205とそれと対向する孔縁207との間隔は、下穴209の直径より約0.2mm長くなる位置まで切り起こされる。
而して、合成樹脂鋲100をもって綴じ具10を表紙Aに固定するための突起201が形成される。
固定孔20及び突起201の形状は、前記実施の形態の構造に限らず、この発明の思想に基づき、変更することができる。
例えば、前記実施の形態においては、突起201が、固定孔20の周縁203より内側に向けて直線状に切断されてなる切り込みの深奥部において折り曲げられて形成されているが、図17に示すように、固定孔20の周縁203の孔縁207の延長部に沿って、突起221をその根元の近傍において折り曲げ、突起221全体を立ち上げて形成してもよい。
この突起221は、例えば、固定孔20の周囲をフランジングするバーリング加工機によって形成することができる。
この突起の立ち上げ加工を施すための下穴223は、前記実施の形態の真円状下穴ではなく、図18に示すように異型状すなわち後に折り曲げ加工される突起221に対応した突起221を下穴223の周縁より内側に向けて突き出させた形状に成形し、固定孔20の周縁203に対応した外周形状の胴部225を備えた下型227を保持部材16の下面より上型229の雌孔231内に突き上げて、突起を形成するようにしてもよい。
また、図20に示すように、突起233を固定孔20の周縁203において、二箇所均一な間隔をおいて形成してもよい。
綴じ具10を表紙Aに取り付けるには、保持壁24aおよび保持壁24bの下端縁と固定部16aの下面とを表紙Aに接合して、固定孔20,20に、次に説明する合成樹脂鋲100により取り付ければよい。
また、前記実施の形態においては、第1の綴杆12と第2の綴杆14といったように、2穴タイプの綴じ具について説明したが、綴杆を増やした多穴タイプ、例えば、3穴、4穴、20穴、26穴、30穴といった多くの綴杆を備えた綴じ具とすることができる。
図21は、この発明の一実施の形態である綴じ具をファイル表紙に固定する合成樹脂鋲の斜視図解図であり、図22は、図21図示合成樹脂鋲の背面斜視図解図である。図23は、図21図示合成樹脂鋲の平面図であり、図24は、図21図示合成樹脂鋲の底面図である。図25は、図23A−A断面図である。図26および図27は、図21図示合成樹脂鋲で、綴じ具を固定する方法を示す図であり、図26は、図21図示合成樹脂鋲でファイル表紙に綴じ具を取り付ける方法を示す断面図解図である。図27は、図21図示合成樹脂鋲でファイル表紙に綴じ具を固定した状態を示す断面図解図である。
この合成樹脂鋲100は、綴じ具10の固定孔20に挿入される軸部112と、前記軸部112の一端に形成された引っ掛かり用の頭部114とを備え、前記頭部114の少なくとも表面または裏面のいずれかに、該頭部114を折って軸部112より切り離すために、前記軸部112の軸方向に見て軸部112の外側であって、該頭部114を折ったとき前記軸部112を挿入する固定孔20から該頭部114が抜け出る位置において、溝116が形成されている。
この合成樹脂鋲100は、ファイルの表紙Aと綴じ具10を固定するものであり、軸部112は、被固定物たる綴じ具10の固定孔20に挿入され、引っ掛かり用の頭部114は、前記軸部112の一端に形成された表紙Aの固定孔A1の周縁に引っ掛かるために形成され、該軸部112と引っ掛かり用の頭部114とはポリカーボネート等の熱可塑性樹脂をもって一体成形されてなる。
軸部112は、引っ掛かり用の頭部114の略中央より突設された円柱状で、その外周面は、引っ掛かり用の頭部114より先端(下端)に向かうに従ってその径が短くなるテーパー状の中空円筒状である。もっとも、軸部112の外周面はテーパー状ではなく、上から下まで同一径の中空円筒状にしてもよい。
引っ掛かり用の頭部114は、前記軸部112と同心円で軸部112より大径の円盤状で、周縁部において若干その厚みが漸減するように構成され、引っ掛かり用の頭部114の平面部120には、前記軸部112の外周縁に沿って、平面円形状の第1割り溝122が連続して凹設されている。引っ掛かり用の頭部114は、軸部112の略2倍の直径を有し、その厚さは、その直径の略5分の1である。
引っ掛かり用の頭部114の外周縁の厚さは、より薄い方が良い。ファイルの表紙Aの外側に引っ掛かり用の頭部114が出る場合、ファイルを収容する棚から出し入れするとき、引っ掛かり用の頭部114が隣接するものに引っ掛からないようにするためには、より薄くする方が良い。
引っ掛かり用の頭部114の底面部124には、前記第1割り溝122に対応した位置、すなわち、軸部112を軸方向に見て軸部112の外側の外周縁に沿って適宜な間隔(第1割り溝122の幅の略3倍)をあけて4本の平面円弧状の第2割り溝126が凹設されている。
第1割り溝122と第2割り溝126とは、その一端から他端にわたって略同一幅の断面円弧状の溝をもって構成されている。第1割り溝122の幅は、引っ掛かり用の頭部114の直径の略2分の1であり、第1割り溝122の深さは、引っ掛かり用の頭部114の厚さの略4分の1であり、第2割り溝126の幅及び深さも略同様である。
第2割り溝126の直線状両端縁と引っ掛かり用の頭部114の中心とを結ぶ線による弧R1の中心角は60°であり、隣接する第2割り溝126の直線状両端縁と引っ掛かり用の頭部114の中心とを結ぶ線による弧R2の中心角は30°である(図24参照)。
引っ掛かり用の頭部114は、第1割り溝122と第2割り溝126とが対向する部位が、他の領域もより薄い薄肉状に形成されている。
軸部112は、その内部に中空部130が形成され、引っ掛かり用の頭部114の底面部124と略同じ高さ位置において、平面状頂壁部132が形成され、該頂壁部132より外周に向かうに従って下方(引っ掛かり用の頭部114より先端に向かう方向)に傾斜する第1斜壁部134が形成され、さらに、該第1斜壁部134の下端より下方(引っ掛かり用の頭部114より先端に向かう方向)に向かうに従って拡開する第2斜壁部136が、軸部112の高さの略半分の高さ位置まで形成され、前記第2斜壁部136の下端より下方に向けて、上から下まで略同一径の垂直壁部138が形成されている。
軸部112は、頂壁部132より第1斜壁部134に至る領域において最も厚く(太く)形成され、第2斜壁部136の領域において中間的な厚さ(太さ)に形成され、垂直壁部138の領域で最も薄く(細く)形成されている。
この合成樹脂鋲100によって、被固定物であるファイルの表紙Aと綴じ具10とを固定する場合、ファイルの表紙Aに穿設された固定孔A1と綴じ具10に穿設された固定孔20を合わせ、該固定孔A及び固定孔20に軸部112を貫挿し、反対側の軸部112の先端を金型150(図26図示)で常温(冷間)加工して軸部112の先端部を潰しカールさせ、綴じ具10の固定孔20周辺に密着させて、引っ掛かり用の頭部114と協働して表紙Aに綴じ具10を固定する。なお、反対側の軸部112の先端を加熱溶融して軸部112の先端部を潰しカールさせてもよい。
表紙Aに綴じ具10を合成樹脂鋲100で固定したとき、合成樹脂鋲100が綴じ具10の固定孔20の近傍に形成された突起201を覆うように固定され、合成樹脂鋲100の固定部分たる軸部112が、突起201に食い込み、合成樹脂鋲100と綴じ具10とが充分固着するので、たとえ合成樹脂鋲100と綴じ具10の間において緩みが生じたとしても、合成樹脂鋲100が突起201に食い込んだ部分によって、咬持され綴じ具10ががたつきを生じさせることはない。
特に、綴じ具10の長手方向の中心線X3(図10図示)上に形成された突起201cは、綴じ具10の長手方向の移動を規制し、そのがたつきを防ぐ。
そして、綴じ具10の長手方向の中心線X3を挟んで左右(幅方向)に振り分けられた突起201a及び201bは、綴じ具10の幅方向の移動を規制し、そのがたつきを防ぐ。
この合成樹脂鋲100によって固定された綴じ具10とファイルの表紙Aとを分離し破棄する場合、分離された部材を資源として回収し、リサイクル用品として再生するために、それぞれを破壊することなく分離する必要性がある。そのとき、図28に示すように、ファイルの表紙Aと綴じ具10の間に、軸部112を捩じ曲げる、例えばドライバーXの先端をこじ入れ、引っ掛かり用の頭部114と閉じ具10より持ち上げるようにすると、第1割り溝122と第2割り溝126とが対向する引っ掛かり用の頭部114の軸部112近傍が最も薄肉状に形成されているため、引っ掛かり用の頭部114がその部位で割れて、固定孔20固定孔A1より軸部112を脱嵌することができ、表紙Aと綴じ具10とを分離させることができる。
図29は、この発明の合成樹脂鋲の斜視図解図であり、図30は、図29図示合成樹脂鋲の背面斜視図解図である。図31は、図29図示合成樹脂鋲の平面図であり、図32は、図29図示合成樹脂鋲の底面図である。図33は、図31A−A断面図である。
この合成樹脂鋲300は、綴じ具10の固定孔20に挿入される軸部112と、前記軸部112の一端に形成された引っ掛かり用の頭部114とを備え、前記頭部114の少なくとも表面または裏面のいずれかに、該頭部114を折って軸部112より切り離すために、前記軸部112の軸方向に見て軸部112の外側であって、該頭部114を折ったとき前記軸部112を挿入する固定孔20から該頭部114が抜け出る位置において、溝116が形成されている。
この合成樹脂鋲300は、ファイルの表紙Aと綴じ具10とを固定するものであり、軸部112は、被固定物たる綴じ具10の固定孔20に挿入され、引っ掛かり用の頭部114は、前記軸部112の一端に形成されたファイルの表紙Aの固定孔A1の周縁に引っ掛かるために形成され、該軸部112と引っ掛かり用の頭部114とはポリカーボネート等の熱可塑性樹脂をもって一体成形されてなる。
軸部112は、引っ掛かり用の頭部114の略中央より突設された円柱状で、その外周面は、引っ掛かり用の頭部114より先端(下端)に向かうに従ってその径が短くなるテーパー状の中空円筒状である。
引っ掛かり用の頭部114は、前記軸部112と同心円で軸部112より大径の円盤状で、周縁部において若干その厚みが漸減するように構成され、引っ掛かり用の頭部114の平面部120には、前記軸部112の外周縁に沿って適宜な間隔(第1割り溝122の幅の略3倍)をあけて4本の平面円弧状の第1割り溝322が凹設されている。引っ掛かり用の頭部114は、軸部112の略2倍の直径を有し、その厚さは、その直径の略5分の1である。
引っ掛かり用の頭部114の底面部124には、前記第1割り溝122に対応した位置、すなわち、軸部112を軸方向に見て軸部112の外側の外周縁に沿って適宜な間隔(第2割り溝126の幅の略3倍)をあけて4本の平面円弧状の第2割り溝126が凹設されている。
第2割り溝126の直線状両端縁と引っ掛かり用の頭部114の中心とを結ぶ線による弧R1の中心角は60°であり、隣接する第2割り溝126の直線状端縁と引っ掛かり用
の頭部114の中心とを結ぶ線による弧R2の中心角は30°である。
また、第1割り溝122の直線状両端縁と引っ掛かり用の頭部114の中心とを結ぶ線による弧R3の中心角は60°である(図31及び図32参照)。
この発明にかかる綴じ具の固定構造は、用箋等を綴じる種々の綴じ具、例えば、リングファイル、Z式ファイル、金属製パイプファイルに適用できる。
本発明にかかる綴じ具の一例を示す斜視図である。 閉じた状態における綴じ具の平面図である。 閉じた状態における綴じ具の底面図である。 閉じた状態における綴じ具の横断面図であり、(A)は図3A−A断面図で、(B)は図3B−B断面図である。 開いた状態における綴じ具の平面図である。 開いた状態における綴じ具の底面図である。 開いた状態における綴じ具の横断面図であり、(A)は図6A−A断面図であり、(B)は図6B−B断面図である。 閉じた状態における綴杆の係止部近傍を示す平面図解図である。 開いた状態における綴杆の係止部近傍を示す平面図解図である。 綴じ具の構成を示す図解図である。 綴じ具の構成を示す図解図である。 綴じ具を表紙に取り付けた状態を示す横断面図である。 (A)は綴じ具の固定孔近傍の平面図であり、(B)は綴じ具の固定孔近傍の断面図解図である。 下型を示す図であり、(A)は斜視図解図で、(B)は平面図解図である。 上型の底面図解図である。 固定孔の突起を成形する方法を示す図解図である。 別の固定孔の近傍を示す斜視図解図である。 図17図示固定孔の成形方法を示す図解図である。 図17図示固定孔の成形方法を示す図解図である。 更に別の固定孔が形成された綴じ具の斜視図解図である。 この発明の一実施の形態である綴じ具をファイル表紙に固定する合成樹脂鋲の斜視図解図である。 図21図示合成樹脂鋲の背面斜視図解図である。 図21図示合成樹脂鋲の平面図である。 図21図示合成樹脂鋲の底面図である。 図23A−A断面図である。 図21図示合成樹脂鋲でファイル表紙に綴じ具を取り付ける方法を示す断面図解図である。 図21図示合成樹脂鋲でファイル表紙に綴じ具を固定した状態を示す断面図解図である。 ファイル表紙から綴じ具を分離する方法を示す断面図解図である。 この発明の合成樹脂鋲の斜視図解図である。 図29図示合成樹脂鋲の背面斜視図解図である。 図29図示合成樹脂鋲の平面図である。 図29図示合成樹脂鋲の底面図である。 図31A−A断面図である。
符号の説明
10 綴じ具
12 第1の綴杆
12a,12b 半割杆
14a,14b 半割杆
14 第2の綴杆
16 保持部材
16a 固定部
18 作動部材
20 固定孔
22 被綴じ物載置部
24a 24b 保持壁
26 第1の貫通孔
28 第2の貫通孔
30 第1の作動片
30a 突き合わせ縁
30b 外側縁
30c 係止凸部
32 第2の作動片
32a 突き合わせ縁
32b 外側縁
32c 係止凸部
40 開閉部材
50 係止部
52a 凸部
52b 凹部
54a 凸部
54b 凹部
56a 凸部
56b 凹部
58a 凸部
58b 凹部
100 300 合成樹脂鋲
112 軸部
114 引っ掛かり用の頭部
116 溝
120 平面部
122 322 第1割り溝
124 底面部
126 第2割り溝
130 中空部
132 頂壁部
134 第1斜壁部
136 第2斜壁部
138 垂直壁部
150 金型
201,201a,201b,201c 突起
203 周縁
205 先端
207,207a,207b,207c 孔縁
209 下穴
211a 胴部
211b 頭部
213 下型
215 上型
217 凸条
219 雌穴
221 突起
223 下穴
225 胴部
227 下型
229 上型
231 雌孔
233 突起
X ドライバー
A 表紙
1 固定孔

Claims (4)

  1. 綴じ具を被固定物に合成樹脂鋲で固定する構造であって、
    前記綴じ具は、前記合成樹脂鋲が嵌入されて被固定物に固定されるための固定用の孔が形成され、且つ、該固定用の孔の近傍に部分的に突起が形成され、
    前記突起は、固定用の孔の周縁の一部が切り起こされて形成され、その先端が先鋭な角を備え、
    前記合成樹脂鋲は、被固定物側から挿入され且つ前記綴じ具の突起を覆うように固定された、綴じ具の固定構造。
  2. 前記綴じ具の突起は、固定用の穴を等分した位置において、綴じ具の被固定部を固定用の孔の周縁より内側に向けて直線状に切断して2条の切り込みが形成され、且つ該切り込みの深奥部において綴じ具の被固定部の切り込みの間が折り曲げられてなる、請求項1に記載の綴じ具の固定構造。
  3. 前記綴じ具の突起は、適宜な間隔をあけて複数形成され、
    一の突起の先端の内側と該突起と対向する固定用の孔の孔縁との間隔は、複数の突起の全てが同一に形成された、請求項1または請求項に記載の綴じ具の固定構造。
  4. 前記綴じ具の被固定部は、ファイル表紙に固定される板状部であり、前記板状部は、固定用の孔が形成され、
    前記綴じ具の突起は、前記被固定部の固定用の孔の周縁の一部が起こされて形成された、請求項1ないし請求項のいずれかに記載の綴じ具の固定構造。
JP2003434366A 2003-12-26 2003-12-26 綴じ具の固定構造 Expired - Fee Related JP4364629B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003434366A JP4364629B2 (ja) 2003-12-26 2003-12-26 綴じ具の固定構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003434366A JP4364629B2 (ja) 2003-12-26 2003-12-26 綴じ具の固定構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005186581A JP2005186581A (ja) 2005-07-14
JP4364629B2 true JP4364629B2 (ja) 2009-11-18

Family

ID=34791460

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003434366A Expired - Fee Related JP4364629B2 (ja) 2003-12-26 2003-12-26 綴じ具の固定構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4364629B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4885920B2 (ja) * 2008-08-06 2012-02-29 株式会社リヒトラブ 表紙および金型
JP5483229B2 (ja) * 2008-10-02 2014-05-07 隆志 町田
JP5112345B2 (ja) * 2008-10-21 2013-01-09 株式会社リヒトラブ 綴具の変位体

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4938855U (ja) * 1972-07-15 1974-04-05
JPS52132973U (ja) * 1976-03-30 1977-10-08
JPS53146866U (ja) * 1977-04-25 1978-11-18
JP2000108566A (ja) * 1998-10-05 2000-04-18 King Jim Co Ltd ファイル表紙体の保護カバー、保護カバー付きファイル表紙体およびその製造方法
JP3060737U (ja) * 1999-01-08 1999-09-07 三菱鉛筆株式会社 ファイル
JP3430978B2 (ja) * 1999-07-22 2003-07-28 コクヨ株式会社 綴じ具のベース固定構造
JP2001096964A (ja) * 1999-09-30 2001-04-10 Katsumi Kaneda 分解しやすい表紙及びバインダー
JP3087132U (ja) * 2002-01-07 2002-07-19 株式会社多田商店 バインダー用プラスチック製綴具
JP3561710B2 (ja) * 2002-04-05 2004-09-02 株式会社リヒトラブ リング綴じ具開放用部材

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005186581A (ja) 2005-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101481360B1 (ko) 2피스 클립
JP4804905B2 (ja) 書類等の綴じ具
JP2001074015A (ja) クリップ
JP4283607B2 (ja) 綴具
JP2007315517A (ja) 2ピースクリップ
JPS6056925B2 (ja) プラスチック製ファスナ
WO2012114564A1 (ja) 綴具
US8602672B2 (en) Binding device
JP4364629B2 (ja) 綴じ具の固定構造
JP4624250B2 (ja) ファイル・バインダ
JP6516275B1 (ja) 綴じ具
US8545122B2 (en) Binding device
JPH036454Y2 (ja)
US20190293104A1 (en) Injection molded rivet-style fastener and housing with snap assembly functionality along with an injection molding process for producing such a rivet without an undercut feature
KR0150738B1 (ko) 파일
JP4099527B1 (ja) アンダーカット処理機構
JP2007090895A (ja) 綴具
JP4638389B2 (ja) クリップ
JP4809895B2 (ja) ファイル・バインダ用綴じ具
DE102005038432B4 (de) Gegenhalter für Ordner, Ringbücher oder Hefter
JP2016107546A (ja) 綴じ具
JP4201667B2 (ja)
US20160023499A1 (en) Binding device
JP5425155B2 (ja) 帳面
JP4394126B2 (ja) 綴じ具及びそれを備えたファイル・バインダ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090519

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090717

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090804

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090819

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120828

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4364629

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150828

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees