JP4283739B2 - 対向電流コンバータ力率補正パワーサプライ - Google Patents

対向電流コンバータ力率補正パワーサプライ Download PDF

Info

Publication number
JP4283739B2
JP4283739B2 JP2004204021A JP2004204021A JP4283739B2 JP 4283739 B2 JP4283739 B2 JP 4283739B2 JP 2004204021 A JP2004204021 A JP 2004204021A JP 2004204021 A JP2004204021 A JP 2004204021A JP 4283739 B2 JP4283739 B2 JP 4283739B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boost
voltage
power factor
power
converter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004204021A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005045996A (ja
JP2005045996A5 (ja
Inventor
ジェラルド アール. スタンリー,
Original Assignee
ハーマン インターナショナル インダストリーズ インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ハーマン インターナショナル インダストリーズ インコーポレイテッド filed Critical ハーマン インターナショナル インダストリーズ インコーポレイテッド
Publication of JP2005045996A publication Critical patent/JP2005045996A/ja
Publication of JP2005045996A5 publication Critical patent/JP2005045996A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4283739B2 publication Critical patent/JP4283739B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M1/00Details of apparatus for conversion
    • H02M1/42Circuits or arrangements for compensating for or adjusting power factor in converters or inverters
    • H02M1/4208Arrangements for improving power factor of AC input
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B70/00Technologies for an efficient end-user side electric power management and consumption
    • Y02B70/10Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Rectifiers (AREA)
  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
  • Control Of Eletrric Generators (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Description

(1.発明の分野)
本発明は、概して、パワーサプライに関し、より具体的には、力率補正を実行する対向電流(opposed current)コンバータを有するパワーサプライに関する。
パワーサプライは、パワーのソースとして、電子回路を有するほとんどのデバイスを含む多くの電気デバイスにおいて利用される。パワーサプライは、単相または多相の交流電流ソースからの入力パワーを利用して出力パワーを生成し得る。出力パワーは、所定の範囲の出力電流で、1つ以上の所定の電圧を有して生成され得る。出力パワーは、パワーサプライがサービスを行う負荷に依存する、ほぼ任意の大きさの交流電流(AC)または直流電流(DC)であり得る。
いくつかのパワーサプライおよび関連した電気デバイスの負荷は、非線形パワー電子負荷として分類され得る。このような非線形パワー電子負荷は、通常、過剰な負荷電流高調波による所望でない低力率によって特徴付けられる整流器/キャパシタ入力段を備える。負荷電流高調波は、このような非線形パワー電子負荷に供給されるRMS電流の大きさを増加させることになる。負荷電流高調波は結果として力率を低減させる。なぜなら、高調波電流は非線形パワー電子負荷に有用なパワーを供給しないからである。
高パワーオーディオ増幅器または磁気共鳴画像勾配型増幅器等の大きいキロワット非線形パワー電子負荷は、入力パワーのソースに著しい電流を要求する。入力パワーのソースからのパワーフィードは、制限電流を流す容量を有する回路ブレーカから負荷に供給され得る。例えば、単相配電システムである入力パワーのソースからのパワーフィードが、ほぼ1の力率の15アンペアの持続RMS電流で定格化された回路ブレーカから供給され得る。低力率を有する負荷が存在する場合、より多くのRMS電流が必要とされ、負荷が実質的パワーを利用しない場合でさえ、回路ブレーカはパワーフィードを開き得る。
高調波の結果として生じるさらなるRMS電流の大きさを低減するために力率補正(PFC)が用いられ得る。力率補正は、ACソースから引き込まれた電流を、ACソースから引き出された電圧と同相かつ同一形状に維持するように機能することを含み得る。非線形電子負荷パワー電子負荷については、受動的および能動的力率補正アプローチがある。受動的アプローチは、直流インダクタフィルタおよび共振フィルタを含む。能動的アプローチは、ブースト派生コンバータおよび他のスイッチモードベースのシステムを含む。
一般に、ブースト派生コンバータは、入力パワーソースの周波数(通常50〜60Hz)よりも高いスイッチング周波数で動作して、入力電流波形の形状を制御する。ブースト派生コンバータの動作周波数は、所望でない高電流リップル周波数(例えば、歪み)をもたらし得る。力率補正に加えて、一般的な入力ブーストコンバータと呼ばれるブースト派生コンバータは、公称100VAC(日本)、公称120VAC(米国)および公称230VAC(欧州)等の範囲の入力電圧を許容する能力を有する。ブースト派生コンバータは、さらに、コンバータの出力電圧の電圧レギュレーションを提供し得る。
いくつかのPFCブースト派生コンバータは、不連続導通モード(DCM)で動作する。このようなスイッチモード動作と関連したリップル電流を最小化するために、いくつかのブースト派生コンバータがインターリーブ構成で動作する。インターリーブ構成は、スイッチング周期の間に連続的に動作して、リップル周波数を増加させる一方で、リップルの大きさを低減する複数のスイッチを備える。リップルの大きさが低減されると、所望でないライン電流をさらに低減し、従って、力率を改善する。
しかしながら、低減された大きさのリップル電流は、依然として所望でない負荷電流を生成する。さらに、パワーを処理するために経なければならない段の数に基づき、公知のブースト派生コンバータ内で著しいパワー損失が起こる。ブースト派生コンバータは、ブリッジ整流器である第1の段と、DC−DCブーストコンバータである第2の段と、ガルバニック絶縁を有するDC−DCパワーコンバータである第3の段とを備え得る。著しく増加したパワー損失は、低供給電圧の状態の間、入力電流が高いために、公知のブースト派生コンバータにおいても生じる。いくつかのブースト派生コンバータは、さらに、インダクタを高速で磁化および消磁することができないために、ブースト派生コンバータに含まれたブーストインダクタのサイズを制限しなければならない。ブーストインダクタのサイズを制限することによって、リップル電流が増加して、低入力電圧の周期の間、入力電流がある期間にわたって歪む(dI/dt)ことを回避し得る。
従って、より低い高調波、より大きいパワー効率、およびリップル電流の最小化を有する力率補正パワーサプライが必要とされる。
(要旨)
本発明は、ACパワーソースからDCパワーを供給するための力率補正パワーサプライを提供する。この力率補正パワーサプライは、入力段パワーコンバータおよび出力段パワーコンバータを備える。入力段パワーコンバータは、ブーストコンバータとして動作し、AC入力電圧(Vin)を、ブースト電圧(Vboost)である第1のDC電圧に変換する。出力段パワーコンバータは、DC−DCコンバータとして動作し、ブースト電圧を、絶縁されたDC出力電圧である第2のDC電圧に変換する。DC出力電圧は、オーディオ増幅器等の負荷に供給するためにDCレールに供給される。
入力段パワーコンバータは、少なくとも1つの対向電流コンバータ(opposed current converter)と、力率補正(PFC)コントローラとを備える。対向電流コンバータは、DC出力電圧の力率補正および電圧レギュレーションを実行するようにPFCコントローラによって制御され得る。対向電流コンバータを使用するので、AC入力電圧(Vin)を整流するブリッジ整流器は必要なく、従って、これに伴う損失が回避される。対向電流コンバータは、さらに、PFCコントローラによるインターリーブで動作され、リップル電流を低減し、かつ力率を改善する。
対向電流コンバータは、少なくとも1対のブーストスイッチと、少なくとも1対のブーストインダクタと、少なくとも1つのブーストキャパシタとを備える。ブーストスイッチは、PFCコントローラによって選択されたデューティサイクルで開閉するように方向付けられる。1対のブーストスイッチのデューティサイクルは、1対のブーストスイッチが各デューティサイクルの間、同時に閉じられるように制御され得る。ブーストスイッチの各々が閉じられた場合、期間の中心は、実質的に同じであり得る。ブーストスイッチのデューティサイクルは、ブーストインダクタを磁化および消磁する。ブーストインダクタは、パワーソースによって、およびブーストキャパシタに蓄積されたパワーによって磁化され得る。ブーストインダクタの消磁は、ピーク充電電流(Ic)および正弦波の平均波形を有するパルス幅変調(PWM)電圧(Vc)を供給する。ブーストキャパシタは、PWM電圧(Vc)およびピーク充電電流(Ic)によってブースト電圧(Vboost)に充電される。ピークツーピーク入力電圧(Vin)の大きさは、ブースト電圧(Voost)の大きさに対するブースト比だけ増加される。
対向電流コンバータによって生成されたPWM電圧(Vc)の正弦波の平均波形は、力率を改善するために、1対のブーストスイッチを介してPFCコントローラによって制御され得る。PWM電圧(Vc)の平均波形の振幅は、AC入力電圧(Vin)の波形の振幅と実質的に同じになるように制御され得る。従って、AC電流波形は、AC入力電圧(Vin)とほぼ同じ波形で維持され得、力率が改善される。ブーストスイッチのデューティサイクルは、約90VAC〜約265VAC等のAC入力電圧(Vin)の大きさの範囲を補償するように、PFCコントローラによってさらに制御される。整流されないAC入力電圧(Vin)は、約380VDC〜約400VDC等のブースト電圧(Voost)を生成するために用いられ得る。
PFCコントローラは、さらに、対向電流コンバータで力率補正パワーサプライのDC出力電圧をさらにレギュレートし得る。電圧レギュレーションは、トラッキングゲイン比に基づいて制御され得る。トラッキングゲイン比は、入力電圧(Vin)およびPWM電圧(Vc)の所望の比である。PWM電圧(Vc)が平均的相対大きさにおいてブーストスイッチを介して入力電圧(Vin)よりも小さいようにPFCコントローラによって(トラッキングゲイン比に基づいて)制御されると、入力電流(Iin)がパワーソースから流れる。入力電流(Iin)の流れは、力率補正パワーサプライがパワーを負荷に供給し、かつ、ブースト電圧(Voost)を維持することを可能にする。PWM電圧(Vc)がさらに低下すると、さらなる入力電流(Iin)が供給され、従って、さらなるパワーが負荷に供給され得る。従って、入力電流(Iin)は、入力電圧(Vin)とPWM電圧(Vc)との間の相対大きさの差を示す。
PWM電圧(Vc)の相対大きさが、ほぼ入力電圧(Vin)にまで増加すると、入力電流(Iin)は減衰し、負荷にわずかなパワーしか供給されない一方で、依然として、ブースト電圧(Voost)を維持し得る。PWM電圧の相対大きさが入力電圧(Vin)と等しい場合、わずかな入力電流(Iin)しか流れない。PWM電圧(Vc)が増加して相対大きさが入力電圧(Vin)を超えると、力率補正パワーサプライは、パワーをパワーソースに戻し得る。
DC出力電圧のレギュレーションは、対向電流コンバータによって生成されたPWM電圧(Vc)の大きさを変更するために、PFCコントローラの全電圧ゲインを変更することを含み得る。力率補正パワーサプライのDC出力電圧を増加するために、全電圧ゲインが低減され得る。全電圧ゲインの低下は、PWM電圧(Vc)の振幅を減少させる。DC出力電圧を低減するために、全電圧ゲインが増加させられ得る。PFCコントローラによる電圧レギュレーションは、測定された入力電圧(Vin)、測定されたDC出力電圧および測定された入力電流(Iin)に基づき得る。さらに、測定されたブースト電圧(Voost)を用いて、全電圧ゲインのさらなる安定化が達成され得る。
本発明の他のシステム、方法、特徴、および有利な点は、以下の図および詳細な説明を精査することによって当業者に明らかであるか、または明らかになる。すべてのこのようなさらなるシステム、方法、特徴、および有利な点がこの記載に含まれ、本発明の範囲に含まれ、かつ上記の請求項によって保護されることが意図される。
本発明は、以下の図面および記載を参照してより良く理解され得る。図におけるコンポーネントは必ずしも縮尺通りではなく、本発明の原理を説明することに力点が置かれる。さらに、図において、種々の図を通じて同じ参照符号が対応する部分を示す。
本発明による力率補正パワーサプライは、力率補正コントローラと結合された対向電流コンバータを含む入力段パワーコンバータであって、該対向電流コンバータは、ブーストキャパシタ、ブーストインダクタ、および、デューティサイクルで動作可能な1対のブーストスイッチを備え、該1対のブーストスイッチは、該ブーストインダクタを磁化するために、該デューティサイクルの一部分の間に同時に閉じられるように構成され、該1対のブーストスイッチは、第1のDC電圧に該ブーストキャパシタを充電するために、該デューティサイクルの一部分の間に各々が開かれるように構成され、該1対のブーストスイッチのインターリーブされたスイッチングは、該力率補正コントローラによって、該第1のDC電圧をレギュレートし、かつ該入力段パワーコンバータに供給可能なAC入力電流の波形を制御するように制御可能である、入力段パワーコンバータと、該入力段パワーコンバータと結合された出力段パワーコンバータであって、該出力段パワーコンバータは、該第1のDC電圧を、該第1のDC電圧から絶縁された第2のDC電圧に変換するように構成される、出力段パワーコンバータとを備え、これにより上記目的を達成する。
前記入力段パワーコンバータは、前記力率補正コントローラによって方向付けられるように、パワーソースからのパワーを消費し、および該パワーソースにパワーを供給してもよい。
前記1対のブーストスイッチは、力率を改善するためにAC入力電圧の波形の振幅と実質的に同様である平均振幅を有する正弦波形を有するパルス幅変調電圧を形成するように、前記力率補正コントローラによって制御されてもよい。
前記出力段パワーコンバータは、直列共振スイッチモードコンバータを備えてもよい。
前記出力段パワーコンバータは、不連続電流モードの固定周波数で動作するように構成されてもよい。
前記出力段パワーコンバータは、全波ブリッジスイッチモードコンバータを備えてもよい。
前記出力段パワーコンバータは、半波ブリッジスイッチモードコンバータを備えてもよい。
前記入力段パワーコンバータと結合されたソフトスタート回路をさらに備え、該ソフトスタート回路は、複数のスイッチおよび抵抗器を備え、該入力段パワーコンバータに供給されるAC入力電流を選択的に制限してもよい。
前記入力段パワーコンバータと結合されたラインフィルタをさらに備え、電磁干渉を最小化してもよい。
本発明による力率補正パワーサプライは、入力および出力を有する対向電流コンバータと、該対向電流コンバータと結合された力率補正コントローラであって、該対向電流コンバータは、パワーソースによって該入力に供給可能なACライン電流の波形を制御するように該力率補正コントローラによって方向付けられる、力率補正コントローラと、該対向電流コンバータの該出力と結合された出力段パワーコンバータであって、該出力段パワーコンバータは、該対向電流コンバータの出力に供給されたDCブースト電圧の絶縁および電圧変換を提供するように構成される、出力段パワーコンバータとを備え、これにより上記目的を達成する。
前記対向電流コンバータは、ブーストコンバータとして、前記入力にて整流されないAC電圧を受取り、かつ、前記出力にてDCブースト電圧を供給するように構成されてもよい。
前記力率補正コントローラは、前記対向電流コンバータを制御して、前記出力にて供給される前記DCブースト電圧をレギュレートするように構成されてもよい。
前記対向電流コンバータは、周波数変調を有する前記力率補正コントローラによって電磁干渉を制御するように方向付けられてもよい。
前記対向電流コンバータは、前記ACライン電流の波形を制御するために、1対のブーストスイッチを備え、該1対のブーストスイッチのそれぞれは、デューティサイクルで動作可能であり、かつ実質的に同じ時間の中心で閉じるように構成されてもよい。
前記対向電流コンバータは、ブーストキャパシタと複数のブーストスイッチとを備え、該ブーストスイッチは、前記力率補正コントローラによって該ブーストキャパシタを前記DCブースト電圧に充電するようにスイッチ可能であってもよい。
前記出力段パワーコンバータは、固定周波数スイッチモードパワーコンバータと変圧器とを備え、該固定周波数スイッチモードパワーコンバータは、DC出力電圧をDCレールに供給するように構成され、該変圧器は、該対向電流コンバータのスイッチングノイズを最小化するようにガルバニック絶縁を有してもよい。
前記対向電流コンバータは、中心点で結合された第1のブーストキャパシタと第2のブーストキャパシタとを備え、該中心点は、該パワーサプライのコモンラインと結合するように構成され、該第1および第2のブーストキャパシタの各々は、前記DCブースト電圧に充電可能であってもよい。
本発明による力率補正パワーサプライは、力率補正コントローラと、該力率補正コントローラと結合された対向電流コンバータであって、該対向電流コンバータは、整流されないAC入力電圧を受取り、かつ、DCブースト電圧を供給するように構成される、対向電流コンバータと、該対向電流コンバータと結合され、そして、該DCブースト電圧を受取り、かつ、DC出力電圧を供給するように構成される出力段パワーコンバータであって、該力率構成コントローラは、フィードフォワード制御で構成され、該DCブースト電圧の関数として該対向電流コンバータを方向付ける、出力段パワーコンバータとを備え、これにより上記目的を達成する。
前記対向電流コンバータは、中心点を介して結合された第1のブーストキャパシタと第2のブーストキャパシタとを含む、半波ブリッジコンバータを備え、該中心点は、パワーソースの前記コモンラインと結合するように構成されてもよい。
前記対向電流コンバータは、第1のブーストスイッチと第2のブーストスイッチとを備え、該第1のブーストスイッチと該第2のブーストスイッチは、前記フィードフォワード制御を有する前記力率補正コントローラによってスケーリング可能である、ダブルエッジの自然パルス幅変調される三角波のただひとつでスイッチング可能であってもよい。
前記対向電流コンバータは、インターリーブで動作するように構成され、該対向電流コンバータは、インターリーブで動作して、前記力率補正コントローラによって方向付けられる、前記整流されないAC入力電圧の正弦波形と実質的に同一である平均波形を有するパルス幅変調電圧を形成してもよい。
前記対向電流コンバータは、前記DCブースト電圧を供給するように並列で結合される複数の対向電流コンバータを備えてもよい。
前記対向電流コンバータは、全波ブリッジコンバータを形成するように結合された複数の対向電流コンバータを備えてもよい。
前記全波ブリッジコンバータは、4のインターリーブで動作可能であってもよい。
前記対向電流コンバータは、複数の全波ブリッジコンバータを形成するように結合された複数の対向電流コンバータを備え、該全波ブリッジコンバータは、直列で結合されてもよい。
前記対向電流コンバータは、複数の対向電流コンバータを備え、該複数の対向電流コンバータの各々は、3相のパワーソースのうちの1相と結合するように構成されてもよい。
前記力率補正コントローラは、少なくとも1つの前記DC出力電圧および整流されたAC入力電流の関数として前記対向電流コンバータを方向付けるようにさらに構成されてもよい。
本発明による力率補正パワーサプライは、AC入力電圧とAC入力電流とを受取り、かつDCブースト電圧を供給するように構成される対向電流コンバータであって、該対向電流コンバータは、デューティサイクルを有する第1のブーストスイッチおよび第2のブーストスイッチを備え、該第1および第2のブーストスイッチは、該デューティサイクルの間に同時に閉じられ得る、対向電流コンバータと、該対向電流コンバータと結合された力率を制御する手段であって、力率を制御する該手段は、該第1および該第2のブーストスイッチの該デューティサイクルを制御して、該AC入力電流の波形を調整して力率を改善する、手段とを備え、これにより上記目的を達成する。
前記DCブースト電圧を所望のDC出力電圧に変換する手段をさらに包含してもよい。
前記力率を制御する手段は、前記DCブースト電圧の関数として前記所望のDC出力電圧をレギュレートするように構成されてもよい。
前記力率を制御する手段は、前記DCブースト電圧および前記所望のDC出力電圧の関数として該所望のDC出力電圧をレギュレートするように構成されてもよい。
前記力率を制御する手段は、前記DCブースト電圧と、前記所望のDC出力電圧と、前記AC入力電流との関数として該所望のDC出力電圧をレギュレートするように構成されてもよい。
前記DCブースト電圧を変換する手段は、前記所望のDC出力電圧を前記対向電流コンバータからガルバニック絶縁するように構成されてもよい。
前記力率を制御する手段は、フィードフォワード制御で、前記AC入力電圧の大きさの関数として前記デューティサイクルを制御するように構成されてもよい。
本発明による力率補正パワーサプライは、力率補正コントローラと、該力率補正コントローラと結合された対向電流コンバータとを備え、該対向電流コンバータは、入力および出力を備え、該対向電流コンバータは、DCブースト電圧の大きさをレギュレートするために、出力にて提供される該DCブースト電圧の関数として該力率補正コントローラによって制御可能であり、該対向電流コンバータは、パワーソースによって該入力に供給可能であるAC入力電流の波形を制御するように、該力率補正コントローラによってさらに制御可能であり、これにより上記目的を達成する。
前記対向電流コンバータはブーストキャパシタを備え、該ブーストキャパシタは、前記DCブースト電圧に充電可能であってもよい。
前記ブーストキャパシタは、複数のブーストキャパシタであり、該ブーストキャパシタの各々は、前記DCブースト電圧に充電可能であってもよい。
前記力率補正コントローラと結合された電流感知デバイスをさらに備え、該電流感知デバイスは、前記AC入力電流を感知するように構成され、該力率補正コントローラは、前記DCブースト電圧をレギュレートし、かつ、該DCブースト電圧の関数および該力率補正コントローラによって感知される該AC入力電流の波形を制御する、該力率補正コントローラによって感知されてもよい。
前記対向電流コンバータは、1対のブーストスイッチを備え、該1対のブーストスイッチは、前記DCブースト電圧をレギュレートし、かつ前記AC入力電流の波形を制御するように前記力率補正コントローラによって制御可能なデューティサイクルを有してもよい。
前記1対のブーストスイッチは、各デューティサイクルの特定の部分の間、同時に閉じられるように構成されてもよい。
前記1対のブーストスイッチの前記デューティサイクルは、実質的に1であるように前記力率補正コントローラによって制御可能であってもよい。
前記力率補正コントローラは、前記DCブースト電圧と比例するように変調波形をスケーリングするように構成され、前記1対のブーストスイッチは、該力率補正コントローラによって該変調波形でスイッチング可能であってもよい。
前記力率補正コントローラは、該力率補正コントローラによって感知された前記AC入力電流の関数として、出力電圧フィードバック制御ループで前記DCブースト電圧を制御するように構成されてもよい。
前記力率補正コントローラは、入力電圧フィードフォワード制御ループと、出力電圧フィードバック制御ループと、電圧制御内部ループとを備え、前記DCブースト電圧は、該電圧制御内部ループへのフィードフォワード制御信号として供給されてもよい。
前記対向電流コンバータの出力は、出力段パワーコンバータと結合されるように構成され、該出力段パワーコンバータは、スイッチモードコンバータと変圧器とを備え、該対向電流コンバータの出力にて供給される前記DCブースト電圧の絶縁および電圧変換を提供してもよい。
本発明による方法は、力率補正パワーサプライで力率補正を実行する方法であって、該方法は、AC入力電圧とAC入力電流とを有するACパワーソースを提供するステップと、力率補正コントローラによって制御される対向電流コンバータで該AC入力電圧を第1のDC電圧に変換するステップと、出力段パワーコンバータで該第1のDC電圧を第2のDC電圧に変換するステップと、負荷に供給するために該第2のDC電圧をパワーレールに供給するステップとを包含し、これにより上記目的を達成する。
前記AC入力電圧を第1のDC電圧に変換するステップは、前記第2のDC電圧を該第1のDC電圧の関数として所望の大きさにレギュレートするステップを包含してもよい。
前記対向電流コンバータは、複数のブーストインダクタと複数のブーストキャパシタとを備え、前記AC入力電圧を前記第1のDC電圧に変換する動作は、前記ACパワーソースおよび第1のブーストキャパシタで該ブーストインダクタの1つを磁化するステップと、該ブーストインダクタの該1つを消磁して、第2のブーストキャパシタに充電するステップとを包含してもよい。
前記AC入力電圧を前記第1のDC電圧に変換するステップは、前記対向電流コンバータに含まれる第1のブーストインダクタおよび第2のブーストインダクタを連続的に磁化および消磁するために、実質的に同じ時間の中心で閉じられるべき該対向電流コンバータに含まれる第1のブーストスイッチおよび第2のブーストスイッチをスイッチングするステップを包含してもよい。
前記AC入力電圧を前記第1のDC電圧に変換するステップは、前記対向電流コンバータでパルス幅変調電圧を生成して、該対向電流コンバータに含まれるブーストキャパシタを該第1のDC電圧に充電するステップを包含してもよい。
前記パルス幅変調電圧を生成するステップは、該パルス幅変調電圧の相対的大きさが前記AC入力電圧の相対的大きさよりも小さくなるようにレギュレートして前記パワーレールにパワーを提供するステップを包含してもよい。
前記パルス幅変調電圧を生成するステップは、該パルス幅変調電圧の正弦波形の平均振幅を、前記AC入力電圧の波形の振幅と実質的に同様であるように調整して、力率を改善するステップを包含してもよい。
本発明による方法は、力率補正パワーサプライで力率補正を実行する方法であって、該方法は、AC入力電圧とAC入力電流とを有するACパワーソースを提供するステップと、力率補正コントローラによって制御される対向電流コンバータで該AC入力電圧をDC電圧に変換するステップと、該対向電流コンバータによって該AC入力電圧から生成されたパルス幅変調電圧の大きさを低減して、該対向電流コンバータへのAC入力電流の流れを増加させるステップと、該パルス幅変調電圧の大きさを増加させて、該対向電流コンバータへのAC入力電流の流れを低減するステップとを包含し、これにより上記目的を達成する。
前記パルス幅変調電圧の大きさを増減させるステップは、前記DC電圧の関数として前記力率補正コントローラで該DC電圧をレギュレートするステップを包含してもよい。
前記パルス幅変調電圧の大きさを増減させるステップは、静止状態の間に該パルス幅変調電圧で前記AC入力電圧をトラッキングするステップを包含してもよい。
前記パルス幅変調電圧の大きさを増減させるステップは、前記力率補正コントローラで前記DC電圧と比例するように変調する三角波形をスケーリングするステップを包含してもよい。
前記パルス幅変調電圧の大きさを増減させるステップは、前記DC電圧で該DC電圧のフィードフォワード制御を実行するステップと、前記AC入力電流で該DC電圧のフィードバック制御を実行するステップとを包含してもよい。
前記パルス幅変調電圧の平均振幅を、前記AC入力電圧の振幅と実質的に同じに維持するステップをさらに包含してもよい。
前記対向電流コンバータは、第1のブーストスイッチと第2のブーストスイッチとを備え、かつ、前記パルス幅変調電圧の大きさを低減するステップは、該第1のブーストスイッチのデューティサイクルのオンタイム部分を低減するステップと、該第2のブーストスイッチのデューティサイクルのオンタイム部分を増加させるステップとを包含し、該第1および該第2のブーストスイッチの両方は、各デューティサイクルの部分の間に同時に閉じられてもよい。
前記パルス幅変調電圧の大きさを増加させるステップは、前記第1のブーストスイッチの前記デューティサイクルを増加させるステップと、前記第2のブーストスイッチの前記デューティサイクルを低減するステップとを包含してもよい。
本発明は、対向電流コンバータを使用するので、AC入力電圧(Vin)を整流するブリッジ整流器は必要なく、従って、これに伴う損失が回避される。対向電流コンバータは、さらに、PFCコントローラによるインターリーブで動作され、リップル電流を低減し、かつ力率を改善することができる。
(好ましい実施形態の詳細な説明)
本発明は、力率補正パワーサプライを含む。この力率補正パワーサプライは、高効率スイッチモード動作を用いてレギュレートされた出力電圧(単数または複数)を提供する。さらに、パワーサプライは、高調波およびリップル電流を最小にする。パワーサプライは入力力率を1になるように増加させる力率補正(PFC)を有する非線形パワー電子負荷として動作する。
図1は、オーディオ増幅器102にレギュレートされたDC電圧を供給する例示応用例における力率補正パワーサプライ100のブロック図である。力率補正パワーサプライ100は、1つ以上の出力パワーライン104に出力パワーを提供する。示された例において、出力パワーライン104は、正のDCレール106に提供された正のDC出力電圧(+Vcc)と、負のDCレール108に提供された負のDC出力電圧(−Vcc)とを含む。力率補正パワーサプライ100の他の例は、これよりも少ないか、またはこれよりも多い数の出力電圧およびレールを備え得る。力率補正パワーサプライ100は、入力ライン110をさらに備え得る。ACライン等のパワーソース112からの入力電圧(Vin)および入力電流(Iin)が入力ライン110に提供され得る。
示される例において、正のDC出力電圧(+Vcc)および負のDC出力電圧(−Vcc)の形態のDC出力パワーは、オーディオ増幅器102の正および負のDCレールに供給される。DC出力パワーを利用して、オーディオ増幅器102は、オーディオ信号入力ライン114にて受信された入力オーディオ信号を増幅して、増幅されたオーディオ信号ライン116上に増幅された出力オーディオ信号を生成し得る。例えば、入力オーディオ信号がマイクロホンから発生され得、増幅された出力オーディオ信号がスピーカを駆動し得る。他の例において、他の負荷は、力率補正パワーサプライ100からパワーを源とし得る。
図2は、力率補正パワーサプライ100の例のより詳細なブロック図である。力率補正パワーサプライ100は、入力段パワーコンバータ202と、出力段パワーコンバータ204とを備える。力率補正パワーサプライ100は、さらに、前段206を備え得る。図1におけるように、パワーソース112は、力率補正パワーサプライ100にパワーを供給する。パワーソース112によって供給された入力電圧(Vin)は、例えば、約90VC〜約265VACの範囲であり得る。
説明される例示において、力率補正パワーサプライ100は、パワーソース112である単相アウトレットと取り外し可能に接続することができるパワープラグ210を備える。パワープラグ210は、フィーダライン212、コモンライン214、およびグラウンド216を備え得る。他の例において、パワーソース112に対して他の電圧範囲、位相の数、および相互接続が可能である。本明細書中で用いられるように、用語「結合された(coupled)」および「電気的に結合された(electrically coupled)」は、1つ以上の中間コンポーネントを通じての直接的および間接的接続の両方として定義され、ここで、接続は電圧および電流を導通する。
前段206は、ラインフィルタ220およびソフトスタート回路222を備え得る。ラインフィルタ220は、力率補正パワーサプライ100の入力電流リップルによって引き起こされる電磁干渉(EMI)を低減することができる任意の形態のフィルタであり得る。ソフトスタート回路222は、第1の起動スイッチ224と、第2の起動スイッチ226と、正の温度係数抵抗器等の抵抗器228とを備え得る。第1および第2の起動スイッチ224および226は、抵抗器228においてスイッチングすることによって起動中に突入電流を穏やかにするように動作され得る。さらに、第1および第2の起動スイッチ224および226は、故障を検出すると、力率補正パワーサプライ100に故障電流が流れ込むことを防止するために開かれ得る。EMIおよびソフトスタートが問題でない場合、前段206は不必要である。
入力段パワーコンバータ202は、力率補正(PFC)コントローラ232によって制御される対向電流コンバータ230を備える。対向電流コンバータ230は、AC−DCブーストコンバータとして動作して、整流されないAC入力電圧(Vin)を、約380VDC〜約400VDC等の所定のDCブースト電圧(Vboost)に上昇させる。対向電流コンバータ230は、第1のブーストインダクタ(Lp)234、第1のブーストスイッチ(Sp)236、第1のブーストダイオード(Dp)238、および第1のブーストキャパシタ(Cp)240を備える。さらに、対向電流コンバータ230は、第2のブーストインダクタ(Ln)244、第2のブーストスイッチ(Sn)246、第2のブーストダイオード248(Dn)および第2のブーストキャパシタ(Cn)250を備える。第1および第2のブーストキャパシタ(Cp、Cn)240および250の各々は、対向電流コンバータ230によってブースト電圧(Vboost)に別々に充電される。従って、対向電流コンバータ230は、実際に、AC入力電圧(Vin)をDCブースト電圧(Vboost)のペアに上昇させる。
対向電流コンバータは、Stanleyによる米国特許第5,657,219号(’219特許)に記載され、これは、参考のため援用される。’219特許に記載された対向電流コンバータは、正および負のDCレールから供給されるDCパワーを利用して、増幅された出力パワーを負荷に提供する増幅器として動作する。しかしながら、図2に示されるように、対向電流コンバータ230をブーストコンバータとして動作させた場合、負荷は、ACラインから取り込まれたACパワーであり、DCレールにパワーを供給する。換言すると、対向電流コンバータ230は、’219特許の対向電流コンバータと比較した場合、ブーストコンバータとして「逆方向(backwards)」パワーフローで動作する。従って、ACラインは、対向電流コンバータ230へ電流を駆動して入力電圧(Vin)と対向電流コンバータ230によって生成されるパルス幅変調(PWM)電圧(Vc)との間の大きさの差に基づいて、DCレールに供給する。
本明細書中で用いられる「PWM電圧(Vc)」という用語は、対向電流コンバータ230における第1および第2のブーストスイッチ(Sp、Sn)23および26の高周波スイッチングによって生成される電圧の平均値のことである。力率補正を実行するために、PWM電圧(Vc)の平均値が、ライン電圧(Vin)と同じ周波数および位相の正弦波で維持され得る。PWM電圧(Vc)の正弦波および平均値は、第1および第2のブーストスイッチ(Sp、Sn)23および26のスイッチングの結果として生じたより高い周波数波形から形成される。第1および第2のブーストスイッチ(Sp、Sn)23および26の制御は、PWM電圧(Vc)の正弦波形の振幅を制御することによって、PWM電圧(Vc)の平均値を制御する。さらに、第1および第2のブーストスイッチ(Sp、Sn)23および26の制御は、PWM電圧(Vc)の正弦波形の周波数および位相を制御する。
’219特許におけるように、示された対向電流コンバータ230は、インターリーブの最適使用によってラインリップル電流をフィルタリングするように動作する半波ブリッジ構成である。従って、入力リップル電流は、周波数が2倍になり、かつ、振幅が最小になる。リップル電流の最小化は、所望でない電流を最小化し、従って、力率を改善する。さらに、ラインフィルタ220は、より経済的に構成され得る。なぜなら、最小化されたリップル電流は、規制に準拠させるための入力パワーのフィルタリングをそれほど必要とし得ないからである。対向電流コンバータ230は、インターリーブの実行を最適化するために、変調波形として三角波形を有するダブルエッジ自然パルス幅変調(PWM)を利用する。
図3は、ブーストスイッチのペア(第1のブーストスイッチ(Sp)236および第2のブーストスイッチ(Sn)246)の動作を示すタイミング図である。第1の変調波形302は、第1のブーストスイッチ(Sp)236を表し、第2の変調波形304の動作は、第2のブーストスイッチ(Sn)246の動作を表す。第1および第2の変調波形302および304は、実質的にパルスの中心の共通タイムを共有し、かつ対称的に変調し、これにより、これらの波形のデューティサイクルの和がほぼ1の定数であるPWM信号である。
示された変調波形において、パワーソース112(図2)からの入力電圧(Vin)は、どちらかというと負であり、正になり得る。このような遷移は、第1および第2の変調波形302および304上の矢印によって示されるデューティおよびデューティトレンドを確立する。
図3は、変調位相図306をさらに含む。変調位相図306は、第1の変調波形302の変調を表す第1のベクトル308と、第2の変調波形304の変調を表す第2のベクトル310とを備える。図3に示される変調波形302および304は、変調位相図306の周囲で約180度均等に間隔を空けて離れる。
図2において、第1および第2のブーストインダクタ(Lp、Ln)234および244の第1の側は、パワーソース112からのフィーダライン212と電気的に結合される。第1および第2のブーストインダクタ(Lp、Ln)234および244の第2の側は、各々第1および第2のブーストスイッチ(Sp、Sn)236および246の第1の側、ならびに各々第1および第2のブーストダイオード(Dp、Dn)238および248の一方の側と電気的に結合される。第1および第2のブーストスイッチ(Sp、Sn)236および246の他方の側は、各々第2および第1のブーストダイオード(Dn、Dp)248および238の他方の側、各々第1および第2のブーストキャパシタ(CpおよびCn)240および250の第1の側、ならびに各々第1および第2のブースト電圧出力ライン252および254と結合される。第1および第2のブーストキャパシタ(CpおよびCn)240および250の他方の側は、ブースト中心点256と電気的に結合される。ブースト中心点256は、さらに、コモンライン214と電気的に結合される。
第1および第2のブーストインダクタ(Lp、Ln)234および244は、第1および第2のブーストスイッチ(Sp、Sn)236および246の動作によって磁化および消磁される。第1および第2のブーストインダクタ(Lp、Ln)234および244を磁化するためのパワーは、パワーソース112から、および、第1および第2のブーストキャパシタ(CpおよびCn)240および250からも提供される。第1および第2のブーストスイッチ(Sp、Sn)236と246は、第1および第2のブーストインダクタ(Lp、Ln)234と244と第1および第2のブーストキャパシタ(Cp、Cn)Lp)240と250との間に、接続される。従って、第1ブーストキャパシタ(Cp)240に蓄積される電圧は、パワーソース212からの利用可能な電圧が第1のブーストインダクタ(Lp)234を磁化するように寄与し得る。同様に、第2のブーストキャパシタ(Cn)250に蓄積される電圧は、パワーソース212からの利用可能な電圧が第2のブーストインダクタ(Ln)244を磁化するように寄与し得る。
第2のブーストキャパシタ(Cn)250に蓄積されたエネルギーは、第1のブーストインダクタ(Lp)234の消磁から導出される。同様に、第1のブーストキャパシタ(Cp)240に蓄積されたエネルギーは、第2のブーストインダクタ(Ln)244の消磁から導出される。第1のブーストインダクタ(Lp)234は、正のインダクタ電圧と負の電流(例えば、V−I平面の第4象現)で磁化される。負の電流は、入力段202から出てパワーソース212に流れるという規則が理解されるべきである。さらに、第1および第2のブーストインダクタ(Lp、Ln)234および264の各々の正端子は、第1および第2のブーストスイッチ(Sp、Sn)236および246と各々電気的に結合される。
従って、第1のブーストスイッチ(Sp)236が開いているとき(第1のブーストインダクタ(Lp)234の消磁モード)に、電流は、コモンライン214から第2のブーストキャパシタ(Cn)250、第1のブーストダイオード(Dp)238および第1のブーストインダクタ(Lp)234を通ってフィーダリン212に流れる。他方、第2のブーストインダクタ(Ln)244は、負のインダクタ電圧および正の電流(例えば、第2の象現)であるエネルギーで磁化される。従って、第2のブーストスイッチ(Sn)246が開いているときに、正の電流は、フィーダライン212から第2のブーストインダクタ(Ln)244、第2のブーストダイオード(Dn)248および第1のブーストキャパシタ(Cp)240を通ってコモンライン214に流れる。
第1のブーストインダクタ(Lp)234の消磁は、第1のブーストスイッチ(Sp)236が開いているときに開始し、電流が、第1のブーストダイオード(Dp)238を通って第1のブーストインダクタ(Lp)234から第2のブーストキャパシタ(Cn)250に流れ込むことを可能にする。第1のブーストインダクタ(Lp)234の消磁が終了し、そして、第1のブーストスイッチ(Sp)236が閉じていると磁化が再開する。同様に、第2のブーストスイッチ(Sn)246が開くと、第2のブーストインダクタ(LN)244の消磁が開始し、第2のブーストインダクタ(Ln)244からの電流が第2のブーストダイオード(Dn)248を通って流れ第1のブーストキャパシタ(Cp)240に流れ込むことが可能になる。
第2のブーストインダクタ(Ln)244の消磁が終了し、そして、第2のブーストスイッチ(Sn)246が閉じていると磁化が再開する。第1のブーストインダクタ(Lp)236が大きい負のインダクタ電流または正の入力電流(Iin)を搬送すべき場合にはいつでもパワーソース212がサイクルの負の部分にあるという事実によって磁化が促進される。同様に、第2のブーストインダクタ(Ln)246が大きい正のインダクタ電流または負の入力電流(Iin)を搬送すべき場合にいつでもライン112がサイクルの正の部分にある。入力電圧(Vin)が実質的に、入力電流(Iin)と同じ波形である場合、コンバータが抵抗負荷として機能した結果として高力率になる。
効率的な磁化サイクルは、入力電流(Iin)スルーレートが制限されることなく、第1および第2のブーストインダクタ(Lp、Ln)234および244のより大きい値のブーストインダクタンスの使用を可能にする。より大きい値のブーストインダクタンスを用いることによって、パワーソース112に印加されるリップル電流を低減する。第1および第2のブーストキャパシタ(Cp、Cn)240および250に蓄積された電圧は、パワーソース112によって供給される最大ピーク電圧よりも大きくなる。こうならない場合、入力電圧(Vin)がピークの間、意図されない電流が第1および第2のブーストダイオード(Dp、Dn)238および248を通って流れる。
従って、第1および第2のブーストキャパシタ(Cp、Cn)240および250の電圧は、入力電圧(Vin)を越えるようにブーストされる。例えば、約265V RMSの高さのライン電圧(Vin)での動作は、個々の第1および第2のブーストキャパシタ(Cp、Cn)の電圧が約380VDC〜約400VDCになるようにブーストされることを必要とし得る。この例において、ブーストスイッチ(Sp)236および(Sn)246ならびにブーストダイオード(Dp)238および(Dn)248は、全電圧の約760〜約800VDCに曝され得る。
第1および第2のブーストキャパシタ(Cp、Cn)240および250に提供されたPWM電圧(Vc)およびピーク充電電流(Ic)は、第1および第2のブーストスイッチ(Sp、Sn)236および246の連係動作によって生成された正弦波形である。振幅、従って、PWM電圧(Vc)の波形の平均値もまた、第1および第2のブーストスイッチ(Sp、Sn)236および246の連係動作によって制御され得る。さらに、PWM電圧(Vc)の大きさ、従って、ピーク充電電流(Ic)の大きさは、第1および第2のブーストスイッチ(Sp、Sn)236および246の連係動作によって制御され得る。
起動中、ブーストキャパシタ(Cp、Cn)240および250の第1の充電が、パワーソース112のライン電圧(Vin)および低周波ピーク充電電流(Ic)から行われ得る。ピーク充電電流(Ic)は、第1および第2のブーストインダクタ(Lp、Ln)234および244、ならびに第1および第2のフリーホイーリングブーストダイオード(Dp、Dn)238および248を通って流れ得る。対向電流コンバータ230は、初期ブースト電圧(Vboost)を生成するためにPWM電圧(Vc)の生成の動作を行う必要がない。第1および第2のブーストキャパシタ(Cp,Cn)240および250の初期充電から生じる突入電流は、ソフトスタート回路222で穏やかにされ得る。第1の起動スイッチ224を閉じ、かつ、第2の起動スイッチ226を開いたままの状態にすることによって、突入電流を穏やかにするために抵抗器228のインピーダンスが用いられ得る。後続の起動で、第2の起動スイッチ226が閉じられ得る。故障状態が生じた場合、第1の起動スイッチ224および第2の起動スイッチ226の両方が開かれて、パワーソース112からの入力電流(Iin)の流れを停止させるように動作され得る。
示された力率補正パワーサプライ100において、対向電流コンバータ230は、入力電圧(Vin)に直接結合される。ブリッジ整流器段は用いられない。従って、第1および第2のブーストスイッチ(Sp、Sn)236および246にわたるピークツーピーク入力電圧(Vin)は、ブリッジ整流器段によって整流された入力電圧(Vin)の大きさの2倍の大きさである。
第1および第2のブーストスイッチ(Sp、Sn)226および246が実質的に同じ時間中心で動作されるので、入力電圧(Vin)波形の低電圧部分を正確にトラッキングし、かつPWM電圧(Vc)を生成するためのさらなるスイッチ、インダクタおよび/またはキャパシタは必要でなく、かつ、力率補正パワーサプライ100内のブリッジ整流器段がないので、損失が低減される。絶縁されたゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)または他のタイプのデバイス等の高電圧スイッチ技術は、より高いピークツーピーク入力電圧(Vin)を許容するために、第1および第2のブーストスイッチ(Sp、Sn)236および246に利用され得る。あるいは、ソフトスイッチングまたはゼロ電圧スイッチング(ZVS)は、より低速の高電圧スイッチ技術で利用され得る。
対向電流コンバータ230の出力電圧は、第1のブーストキャパシタ(Cp)240および第2のブーストキャパシタ(Cn)250の両方に提供される。対向電流コンバータ230の出力電圧は、ブースト電圧(Vboost)とも呼ばれ得る。第1のブーストキャパシタ(Cp)240と第2のブーストキャパシタ(Cn)250の各々のブースト電圧(Voost)は、約380VDC〜約400VDC等の相対的に高いDC電圧であり得る。相対的に高いDC電圧は、第1および第2のブーストインダクタ(Lp、Ln)234および244によって各々提供されるPWM電圧(Vc)およびピーク充電電流(Ic)によって、第1および第2のブーストキャパシタ(Cp、Cn)240および250を充電することによって達成され得る。
第1および第2のブーストスイッチ(Sp、Sn)236および246のデューティサイクルでのスイッチングにより、第1および第2のブーストインダクタ(Lp、Ln)234および244を磁化および消磁される。第1および第2のブーストキャパシタ(Cp、Cn)240および250を充電するための所望の位相および大きさのPWM電圧(Vc)波形がデューティサイクルの制御によって生成される。第1および第2のブーストキャパシタ(Cp、Cn)240および250は、各々、ブースト電圧(Voost)に充電される。第1および第2のブーストキャパシタ(Cp、Cn)240および250の各々は、ブースト電圧(Vboost)に別々に充電されるので、対向電流コンバータ230は、約760VDC〜約800VDC等の、このブースト電圧(Vboost)の約2倍にされ得る。
ブースト比は、ブースト電圧(Vboost)を入力電圧(Vin)の瞬時値で割ることによって決定され得る。比較的低い入力電圧(Vin)(日本における100VAC定格等)では、所望のブースト電圧(Vboost)を達成するためにより高いブースト比が必要とされる。しかしながら、対向電流コンバータ230に関しては、第1および第2のブーストスイッチ(Sp、Sn)236および246、ならびに第1および第2のブーストダイオード(Dp、Dn)238および248のデューティサイクルは、高出力パワーおよび低入力ライン電圧(例えば、高ブースト比)で約50%に収斂する。他方、いくつかのブーストコンバータは、ダイオードのデューティサイクルがゼロに達するという痛手を受けるが、スイッチデューティサイクルは、高ブースト比を生成するために、低電圧で100%になる。
第1および第2のブーストインダクタ(Lp、Ln)234および244は、パワーソース112と、第1および第2のブーストキャパシタ(Cp、Cn)240および250との両方によって磁化されるので、スイッチデューティサイクルは、著しく低くなり得る。さらに、フライバックおよび共振コンバータと比較して、対向電流コンバータ230によってでは入力電流(Iin)の高ピーク電流は見られない。高ピーク電流は、第1および第2のブーストインダクタ(Lp、Ln)234および244のより大きいインダクタンスで回避され得る。なぜなら、第1および第2のブーストインダクタ(Lp、Ln)234および244を完全に磁化するために十分なパワーが利用可能であるので、スイッチデューティサイクルの間の不十分な磁化および消磁をほとんど気にせずに、インダクタンスが増加され得る。不十分な磁化および消磁は、いくつかのブーストコンバータにおいて、低瞬時入力電圧で著しいライン電流の歪みを引き起こし得る。
過渡ピーク入力電圧耐性(voltage immunity)は、さらに、第1および第2のブーストインダクタ(Lp、Ln)234および244のインダクタンスの大きさに基づいて対向電流コンバータ230によって提供され得る。過渡ピーク入力電圧が第1および第2のブーストインダクタ(Lp、Ln)234および244を有意に磁化するには持続が不十分である場合、ダメージなく、大きい過渡電圧が可能である。有意な磁化(significant magnetization)は、第1および第2のブーストキャパシタ(Cp、Cn)240および250を過充電するための十分に大きい大きさを有するピーク充電電流(Ic)を生成する磁化の量である。
第1および第2のブーストインダクタ(Lp、Ln)234および244のインダクタンスは、さらに、循環電流および静止スイッチング損失を最小にするために十分な大きさに設計され得る。例えば、力率補正パワーサプライ100の50/60Hzのインダクタンスは、広帯域幅オーディオ増幅器設計によって必要とされるインダクタンス(従って、パワー)の大きさよりもはるかに大きくなり得る。第1および第2のブーストインダクタ(Lp、Ln)234および244のサイズへの制限は、物理サイズ制限およびインダクタパワー損失(IR)によって管理され得る。いくつかのブーストコンバータにおいて、大きいインダクタンスを使用すると、低パワー入力でありながら、入力電圧(Vin)と入力電流(Iin)との谷に入力波形の歪みが生じることにも留意されたい。対向電流コンバータ230に関しては、このような歪みは生じない。なぜなら、対向電流コンバータ230は、真のAC入力コンバータだからである。
第1および第2のブーストインダクタ(Lp、Ln)234および244のインダクタンスの物理サイズおよび大きさは、力率補正パワーサプライ100によって供給される負荷の動作特性を考慮に入れることによっても決定され得る。例えば、力率補正パワーサプライ100は、オーディオ増幅器である負荷に供給する場合、第1および第2のブーストインダクタ(Lp、Ln)234および244の物理サイズはより小さくなり得る。オーディオ増幅器の平均パワーサプライが、通常、オーディオ増幅器のピーク需要電力よりもはるかに小さいので、それらのサイズを最小化するために第1および第2のブーストインダクタ(Lp、Ln)234および244の低速熱時定数(slow thermal time constant)が利用され得る。この例において、第1および第2のブーストインダクタ(Lp、Ln)234および244は、定格ベンチパワーサイジングよりも小さめであり得る。過小寸法である場合、第1および第2のブーストインダクタ(Lp、Ln)234および244は、また、温度過昇状態を防止するためにモニタリンクされ得る。
PFCコントローラ232は、対向電流コンバータ230が力率補正および電圧レギュレーションを実行するように方向付けることができる回路またはデバイスであり得る。対向電流コンバータ230を方向付けることは、第1および第2のブーストスイッチ(Sp、Sn)236および246のスイッチングデューティ(デューティサイクル)を制御することを包含する。デューティサイクルの活性部分(activation portion)は、実質的に同じ時間中心を維持する。換言すると、第1および第2のブーストスイッチ(Sp、Sn)236および246は、PFCコントローラ232によって各デューティサイクルの一部分の間に同時に活性化される。PFCコントローラ232は、第1のスイッチ制御ライン258および第2のスイッチ制御ライン260で、第1および第2のブーストスイッチ(Sp、Sn)236および246を各々選択的に活性化および不活性化し得る。第1および第2のブーストスイッチ(Sp、Sn)236および246のデューティサイクルは、PFCコントローラ232によって感知された電圧および電流に基づいてPFCコントローラ232によって方向付けられ得る。
示されたPFCコントローラ232は、入力電圧感知ライン262上の対向電流コンバータ230への入力電圧(Vin)を感知する。入力電圧(Vin)は、フィーダライン212とコモンライン214との間で測定されることによって、対向電流コンバータ230の入力側で測定され得る。パワーソース112から流れる入力電流(Iin)の大きさおよび波形は、AC電流を感知するための電流変圧器、ロゴスキーコイル(Rogowski coil)、抵抗分路器、または、任意の他のメカニズムといった電流センサ264で測定され得る。電流センサ264は、入力電流感知ライン266上で測定された入力電流(Iin)をPFCコントローラ232に提供し得る。測定された入力電流(Iin)は、スケーリングファクタ(Ka)でスケーリングされ、スケーリングして測定された入力電流(KaIin)を形成し得る。
正のDCレール106および負のDCレール108上の正のDC出力電圧(+Vcc)および負のDC出力電圧(−Vcc)は、さらに、正のVcc感知ライン268および負のVcc感知ライン270上のPFCコントローラ232によって各々感知される。PFCコントローラ232は、さらに、ブースト電圧感知ライン272上の対向電流コンバータ230のブースト電圧(Vboost)を感知し得る。ブースト電圧(Vboost)は、第1のブースト電圧出力ライン252と第2のブースト電圧出力ライン254との間で測定することによって対向電流コンバータ230の出力側にわたって測定され得る。
PFCコントローラ232による力率補正は、パワーソース112から対向電流コンバータ230に供給されたAC入力電流(Iin)の正弦波形の調整を暗黙的に含む。AC入力電流(Iin)の正弦波形は、第1および第2のブーストキャパシタ240および250に供給されたPWM電圧(Vc)の正弦波形に対する調整によって暗黙的に調整される。PWM電圧(Vc)の波形は、第1および第2のブーストスイッチ(Sp、Sn)236および246をスイッチングして、対向電流コンバータ230に供給されたAC入力電圧(Vin)の正弦波形と実質的に同一である平均波形を維持することによって調整される。
PWM電圧(Vc)の平均波形を入力電圧(Vin)の正弦波形と実質的に同じものとして維持することによって、高調波が最小化され、力率が改善される。PWM電圧(Vc)および入力電圧(Vin)の波形が実質的に同一である場合、入力電流(Iin)の波形も入力電圧(Vin)の正弦波形の形状と実質的に同一である。従って、力率補正パワーサプライ100は、パワーソース112の観点から、実質的に抵抗負荷として見える。
他方、電圧レギュレーションは、力率補正パワーサプライ100上の入力電圧(Vin)と負荷とが変動する場合の、PFCコントローラ232の全電圧ゲインを制御することを包含する。電圧ゲインの制御は、第1および第2のブーストスイッチ(Sp、Sn)236および246のスイッチングを制御して、PWM電圧(Vc)、従って、ブーストキャパシタ(Cp、Cn)240および250に供給されるピーク充電電流(Ic)の大きさを制御することを包含する。対向電流コンバータ230のPWM電圧(Vc)の大きさは、正のDCレール106および負のDCレール108上で所望の電圧を維持するように変更され得る。
上述のように、対向電流コンバータ230は、「バックワード」増幅器として動作する。(ブースト電圧(Vboost)を介して)DCレールにDC出力パワーを供給するために、パワーソース112は、入力電流(Iin)を対向電流コンバータ230に「押し込む(push)」。入力電流(Iin)を流し込むために、入力電圧(Vin)の大きさは、「トラッキングゲイン比(tracking gain ratio)」に基づいてPWM電圧(Vc)の相対大きさを超えるように維持される。「トラッキングゲイン比」は、平均AC PWM電圧(Vc)の大きさに対するAC入力電圧(Vin)の大きさの所望の比として定義される。PWM電圧(Vc)は、対向電流コンバータ230によって、第1および第2のブーストキャパシタ(Cp、Cn)240および250をブースト電圧(Vboost)に充電することによって生成される。
入力電圧(Vin)の相対大きさがPWM電圧(Vc)の大きさと(トラッキングゲイン比に基づいて)実質的に同じである場合、対向電流コンバータ230に流れ込む入力電流(Iin)の大きさは最小である。PWM電圧(Vc)の大きさが(トラッキングゲイン比に基づいて)入力電圧(Vin)の相対大きさよりも低くなると、対向電流コンバータ230に流れ込む入力電流(Iin)の大きさが比例的に増加する。同様に、入力電圧(Vin)の相対大きさに対してPWM電圧(Vc)の大きさが(トラッキングゲイン比に基づいて)増加すると、対向電流コンバータ230に流れ込む入力電流(Iin)の大きさが減少する。
図4は、Texas Instruments/Unitrode UC3854と類似のPFCコントローラ232の例である。示されたPFCコントローラ232は、差動増幅器402、入力電圧フィードフォワード制御ループ404、出力電圧フィードバック制御ループ406および電流制御内部ループ408を備える。差動増幅器402は、スケーリングファクタ(Kin)で動作し、入力電圧感知ライン262上で受け取られた入力電圧(Vin)を所定の電圧の大きさにスケーリングする。スケーリングされた入力電圧(Kin*Vin)は、その後、入力電圧フィードフォワード制御ループ404および出力電圧フィードバック制御ループ406に供給される。
入力電圧フィードフォワード制御ループ404は、ローパス(LP)フィルタ412、二乗乗算器414、および除算器416を備える。LPフィルタ412は、スケーリングされた入力電圧(Kin*Vin)のDCまたは平均値を抽出するように動作する。LPフィルタ412は、入力電圧(Vin)の平均値を抽出する前に、入力電圧(Vin)の整流も含み得る。ブリッジ整流器が入力段パワーコンバータ202(図2)の前に含まれる場合、入力電圧(Vin)は極性を変更せず、従って、LPフィルタ412で整流される必要がない。二乗乗算器414は、LPフィルタ412によって提供されるスケーリングされた入力電圧(Kin*Vin)の平均値を二乗する。スケーリングされた入力電圧(Kin*Vin)の二乗した値が除算器416の分母として提供される。
第1および第2のブーストスイッチ236および246(図2)のデューティサイクルは、入力電圧フィードフォワード制御ループ404で制御され得る。デューティサイクルは、パワーソース112(図1)から力率補正パワーサプライ100に提供された入力電圧(Vin)の範囲に基づいて制御され得る。従って、入力電圧フィードフォワード制御ループ404は、変化する入力電圧(Vin)に対して、定常的平均入力パワーで機能する入力段パワーコンバータ202(図2)を保持する1つのフィードフォワード技術を提供する。他の例において、同様の機能を達成するために他の技術が用られてもよい。
出力電圧フィードバック制御ループ406は、差動入力増幅器420、加算器422、積分器424、および乗算器426を備える。差動入力増幅器420は、正のVcc感知ライン268から正のDC出力電圧(+Vcc)、および、負のVcc感知ライン270から負のDC出力電圧(−Vcc)を受け取る。差動入力増幅器420は、正のDC出力電圧(+Vcc)および負のDC出力電圧(−Vcc)の差をスケーリングし得る。
単相の応用例において、差動入力増幅器420は、所定のゲイン定数(Kf)をさらに備え得る。ゲイン定数(Kf)は、差動入力増幅器420の出力電圧を差動入力増幅器420の動作電圧と適合するようにスケーリングし得る。スケーリングされたバージョンの所望のDC出力電圧(Vref)は、加算器422によってスケーリングされた差動電圧(2*Kf*Vcc)から引かれる。出力電圧フィードバック制御ループ406の応答速度をかなり大きくすると、単相回路におけるライン電流の歪みは実質的に低下され得る。従って、制御は、積分器424によって減速されてもよい。積分器424は、積分器424の出力に比例項を含むことによって、比例積分器(PI)コントローラとしても動作し得る。加算器422の出力は、積分器424によって積分され、かつ、電圧誤差補償信号(Verr)として乗算器426に提供される。
電圧誤差補償信号(Verr)は、実際のDC出力電圧(+Vcc、−Vcc)と基準電圧(Vref)との間の誤差電圧を表す高度にフィルタリングされた信号である。乗算器426は、電圧誤差補償信号(Verr)とスケーリングされた入力電圧(Kin*Vin)を乗算する。乗算器426は、さらに、ゲイン係数を調整するためにゲイン定数(Km)も含み得る。その結果が分子として除算器416に提供され、スケーリングされた入力電圧(Kin*Vin)の二乗値によってスケーリングされる。除算器416は、所望の電流波形(Id)のスケーリングされたバージョンを生成する。所望の電流波形(Id)は、実質的に1の力率を達成し得る電流波形である。所望の電流波形(Id)は、電流制御内部ループ408に提供される。
電流制御内部ループ408は、加算器430、誤差増幅器432、およびスイッチコントローラ434を備える。加算器430は、入力電流感知ライン266上で受け取られたスケーリングされた測定入力ライン電流(Ka*Iin)を所望の電流波形(Id)から引いて、電流誤差信号(Ie)を生成する。誤差増幅器は、電流誤差信号(Ie)を形成するために積分し、かつ、比例誤差を提供して、スイッチコントローラ434を駆動し、ピーク充電電流(Ic)およびPWM電圧(Vc)を生成する。スイッチコントローラ434は、比例誤差によって駆動され、対向電流コンバータ230通じてのトランスコンダクタンスを制御することによって、対向電流コンバータ230(図2)の実効入力インピーダンスを制御する。
対向電流コンバータ230の実効入力インピーダンスは、入力電流(Iin)で除算された入力電圧(Vin)から引かれたPWM電圧(Vc)である。実効入力インピーダンスの制御は、AC入力電流(Iin)の波形の位相制御、従って、力率を制御する。負の電流フィードバックの適度な量は、対向電流パワーコンバータ230(図2)の実効入力インピーダンスの増大の効果を有し得る。対向電流コンバータ230の実効入力インピーダンスの変動が、第1および第2のブーストスイッチ(Sp、Sn)236および246のデューティサイクルによって達成され得る。デューティサイクルは、トランスコンダクタンス、従って、対向電流コンバータ230の実効入力インピーダンスを調整するように選択的に変化され得る。
図4に示されるPFCコントローラ232に関して、トランスコンダクタンスの制御は、主に、内部電流制御ループ408の入力ライン電流(Iin)に基づく。PWM電圧(Vc)と入力電圧(Vin)との大きさの差は、入力電流(Iin)の流れに基づいて決定され得る。換言すると、PWM電圧(Vc)(例えば、より高い電圧ゲイン)の大きさがより大きいと、結果的にはピーク充電電流(Ic)をより低くする。同様に、PWM電圧(Vc)(例えば、より低いゲイン)の大きさがより小さいと、ピーク充電電流(Ic)がより高くなる。入力ライン電流(Iin)の大きさに基づいて、PFCコントローラ232の全電圧ゲインは調整され得る。
スイッチコントローラ434は、パルス幅変調(PWM)変調器436、および、対向電流コンバータ230のブーストスイッチを駆動するための複数のゲートドライバ438を備え得る。図2に示される例において、PWM電圧(Vc)の大きさを制御するために第1および第2のブーストスイッチ(Sp、Sn)236および246が駆動される。第1および第2のブーストスイッチ(Sp、Sn)236および246(図2)は、第1のスイッチ制御ライン258および第2のスイッチ制御ライン260を介して各々駆動され得る。
対向電流コンバータ230を駆動するために、PWM変調器436は、ダブルエッジ自然PWMで動作し、インターリーブの使用を最適化し得る。ダブルエッジ自然PWMにおいて、変調する波形は三角波形であり、変調された信号は、時間の連続変数である。従って、PWM変調器は、Nのインターリーブで動作し、ここで、Nは、ブーストスイッチおよびゲートドライバ438の数である。示される例において、対向電流コンバータ230(図2)は、2つのブーストスイッチ(第1および第2のブーストスイッチ(Sp、Sn)236および246)を備え、従って、N=2である。他の例において、さらなるブーストスイッチが含まれてもよい。
図5は、図4を参照して記載されたものとは異なった制御構造を有するPFCコントローラ232の別の例である。簡略化するために、以下の記載は、これらの差異に的を絞る。この例において、電圧ゲインは、入力電圧(Vin)に基づいてPFCコントローラ232によって主に制御される。図5のPFCコントローラ232は、差動増幅器402、入力電圧フィードフォワード制御ループ502、出力電圧フィードバック制御ループ504、および電圧制御内部ループ506を備える。差動増幅器402は、スケーリングされた入力電圧(Kin*Vin)を入力電圧フィードフォワード制御ループ502に含まれる加算器510に提供する。
出力電圧フィードバック制御ループ504は、図4と同様に、差動増幅器420、加算器422および積分器424を備える。さらに、出力電圧フィードバック制御ループ504は、電圧誤差補償信号(Verr)とスケーリングされた入力電圧(Kin*Vin)を乗算する乗算器512を備える。その結果は、加算器510に提供される。加算器510は、電圧誤差補償信号(Verr*Km*Kin*Vin)およびスケーリングされた測定された入力電流(Ka*Iin)をスケーリングされた入力電圧(Kin*Vin)から引いて、電流誤差信号(Ie)を生成してスイッチコントローラ506を駆動する。スイッチコントローラ506は、PWM変調器516および複数のゲートドライバ518を備える。
図4のPWM変調器436と同様に、PWM変調器516は、対向電流コンバータ230におけるブーストスイッチのデューティサイクル(図2の例において、N=2)を方向付けるNのインターリーブで動作する。しかしながら、図5のPWM変調器516は、さらなるフィードフォワード制御ループをさらに備える。ブースト電圧感知ライン272上のブースト電圧(Vboost)は、フィードフォワード信号として、PWM変調器516に提供される。内部電圧制御ループ506は、PWM変調器516によって生成された変調波形のスケーリングの制御を提供する。変調する三角波形は、所望のブースト電圧(Vboost)に比例するようにスケーリングされ得る。さらなるフィードフォワード制御ループは、加算器510から提供された電流誤差信号(Ie)のゲイン安定化を提供する。
電圧制御内部ループ506の電圧ゲインは、トラッキングゲイン比に基づいて固定され得る。従って、PWM変調器516のゲインは、ブーストキャパシタ上のブースト電圧(Vboost)の誤差を補償する逆数ゲインであり得る。このような補償がない場合、PWM変調器516のゲインは、ブーストキャパシタのブースト電圧(Vboost)に比例し、すなわち、固定されず、変化する。この制御法を用いて、PFCコントローラ232は、対向電流コンバータ230のPWM電圧(Vc)がブースト電圧(Vboost)に基づいて振幅制御された場合、電圧制御を提供するデューティとして線形である内部制御ループ(電圧制御内部ループ506)を備える。ゲイン安定化のための類似のタイプのフィードフォワード制御ループが、さらに、図4を参照して記載されたPFCコントローラ232で実装され得る。
図5の例示的PFCコントローラ232において、入力電圧フィードフォワード制御ループ502は、電圧制御内部ループ506への主な信号としてスケーリングされた入力電
圧(Kin*Vin)を確立する。電圧制御内部ループ506は、(1/Kin)の電圧ゲインを備える。電圧ゲイン(1/Kin)は、Kinを消去し、制御信号として入力電圧(Vin)のみを残して、負荷のない状態下でPWM電圧(Vc)を生成する。その結果、静止状態(例えば、力率補正パワーサプライへの負荷が小さいか、または無い)の間、第1のコンバータ段202(図2)は、PWM電圧(Vc)で入力電圧(Vin)をトラッキングし得る。入力電圧(Vin)は、トラッキングゲイン比に基づいて、PWM電圧(Vc)によってトラッキングされ得る。従って、対向電流コンバータ230は、デフォルトによってパワーを伝送し得ない。図5のPFCコントローラ232を用いる対向電流コンバータ230の動作は、動作の反転(reverse)増幅器の形態として記載され得る。反転増幅器の動作は、従来の増幅器動作の反対であり、そこでは、増幅器は、ここでの場合のように、入力をトラッキングするのではなく、期待された形態の出力を有するように駆動される。
フィードフォワード制御ループは、主な制御信号としてスケーリングされた入力電圧(Kin*Vin)で動作するので、出力電圧フィードバック制御ループ504からの電圧誤差補償信号(Verr)の影響が最小化される。フィードフォワード制御が電圧制御内部ループ506によって提供されるため、力率補正パワーサプライ100(図1)の電圧レギュレーションを損なうことなく電圧誤差補償信号(Verr)が最小化され得る。ブースト電圧(Vboost)でのさらなるフィードフォワード制御の結果、乗算器512は、フィードフォワード制御信号の一部分のみを管理し得る。さらに、乗算器512は、ダイナミックレンジをあまり有しなくて良い。従って、乗算器512は、図4を参照して記載される乗算器426ほどには正確でなく、かつ高価でなくて良い。
非静止状態の間、図5のPFCコントローラ232は、スケーリングされた、測定された入力電流(Ka*Iin)の形態での比較的適度な量の負の電流フィードバックを用いて、対向電流コンバータ230(図2)の実効入力インピーダンスを制御し得る。実効入力インピーダンスの制御は、上述のように、力率を制御する。
さらに、非静止状態の間、全電圧ゲインは、力率補正パワーサプライ100(図1)のDC出力電圧(正および負のDC出力電圧(+Vccおよび−Vcc))をレギュレートするように調整され得る。上述のように、全電圧ゲインの調整は、出力フィードバック制御ループ504を通じて行われ得る。PFCコントローラ232の全電圧ゲインが変更されると、対向電流コンバータ230は、良好に制御されて、パワーソース112(図1)からパワーを取得するか、または、パワーソース112にパワーを戻し得る。
従って、入力段パワーコンバータ202は、第1象現および第3象現にてパワーソース112へのパワーのソースとして、かつ、第2および第4象現にてパワーソース112からのパワーを消費するように動作し得る。PFCコントローラ232は、1未満である全フィードフォワード増幅器ゲインを生成し、パワーは、対向電流コンバータ230に流れ込む。他方、全電圧ゲインが1を超える場合、パワーは、対向電流コントローラ232からパワーソース112に流れ出す。
PFCコントローラ232の全電圧ゲインを約1になるように変更するために、電圧ゲインの制御に寄与する乗算器512は、乗算器512のバイポーラ入力に提供された入力電圧(Kin*Vin)を有する、少なくとも1つの2象現分で動作する乗算器(2および4象現で動作する)であり得る。PFCコントローラ232の全電圧ゲインは、乗算器512および電圧制御内部ループ506を考慮しない場合、スケーリング増幅器402のスケーリングファクタ(Kin)または加算器510内のスケーリングを調整することによって、わずかに1を超えるように設定され得る。従って、全電圧ゲインを低減するために乗算器512が用いられ得る。
この制御方法において、乗算器512の必要とされる全作業範囲は、2象現分でよい。力率補正パワーサプライ100(図1)への負荷が増加すると、出力電圧フィードバック制御ループ504は、乗算器512にバイアスをかけて電圧誤差補償信号(Verr)で動作することが必要とされるに過ぎないから、乗算器512は2象現分でよい。パワーソース112にパワーを戻す必要が最小であるべきなので、乗算器512は、4象現分動作をサポートする必要がない。
あるいは、乗算器512は、4象現動作をサポートし得る。従って、PFCコントローラ232は、パワーソース112(図1)にパワーを調達するか、または、これからのパワーを消費するように対向電流コンバータ230(図2)を制御し得る。4象現分動作をサポートする際に、PFCコントローラ232の全電圧ゲインは、乗算器512および電圧制御内部ループ506を考慮しない場合、実質的に1に設定され得る。その結果、乗算器512は、全電圧ゲインを1を超える、および1未満の両方に調整し得る。
対向電流コンバータ230(図2)のブーストキャパシタが過剰なエネルギーを蓄積した場合、エネルギーは、パワーソース112(図1)に戻され得る。蓄積されるエネルギーが過剰になる主な原因は、パワーソース112のサージおよび出力電圧フィードバック制御ループ504または電圧制御内部ループ506における制御オーバーシュートであり得る。ブーストキャパシタ上の電圧が入力および出力コンバータ202および204(図2)にとって有害である場合、PFCコントローラ232は、電圧が安全なレベルに低下(bleed down)するまで対向電流コンバータ230のすべてのスイッチングをディセーブルし得る。
図6は、さらに別の例示的PFCコントローラ232である。この例において、PFCコントローラ232は、図5と同様に、差動増幅器402、入力電圧フィードフォワード制御ループ502および電圧制御内部ループ506を備える。差動増幅器402、入力電圧フィードフォワード制御ループ502および電圧制御内部ループ506は、すべて、図5の例と同様に機能する。図6のPFCコントローラは、図5を参照して記載された出力電圧フィードバック制御ループ504と同様である出力電圧フィードバック制御ループ602をさらに備える。
しかしながら、出力電圧制御ループ602は、整流器604、ローパス(LP)フィルタ606、および加算器608を備える。整流器604、ローパスフィルタ606および加算器608は、測定された入力電流(Iin)を出力電圧フィードバック制御ループ602に導入する。測定された入力電流(Iin)は、スケーリングファクタ(Kb)でスケーリングされて、スケーリングされた測定入力電流(Kb*Iin)を形成し得る。
スケーリングされた測定入力電流(Kb*Iin)は、整流器604に提供され得る。整流器604は、スケーリングされた測定入力電流(Kb*Iin)の整流を提供し得る。ブリッジ整流器が入力段パワーコンバータ202の前に備えられる場合のように、入力電流(Iin)がすでに整流されている場合、測定入力電流(Iin)は極性を変更せず、従って、整流器604は不必要である。整流、スケーリングされた測定入力電流(Kb*Iin)の平均は、LPフィルタ606によってフィルタリングされる。フィルタリングに続いて、フィルタリング、整流、スケーリングされた測定入力電流(Kb*Iin)は、加算器608によって電圧誤差補償信号(Verr)に加算され、DC出力電圧の(正および負のDC出力電圧(+Vccおよび−Vcc))「スーパーレギュレーション(super regulation)」を行う。
スーパーレギュレーションは、入力段パワーコンバータ202(図2)によって引き出された測定された入力電流(Iin)の平均値の大きさを感知することによって導出され得る。DC出力電圧(正および負のDC出力電圧(+Vccおよび−Vcc))は、その後、測定された入力電流(Iin)の平均値の大きさに応答して調整され得る。DC出力電圧が上昇した場合、この効果は、任意の実効供給インピーダンスを低下させ、従って、測定された入力電流(Iin)の平均値の大きさを増加させることである。同様に、DC出力電圧が低下した場合、実効供給インピーダンスは上昇し、測定された入力電流(Iin)の平均値の大きさは小さくなる。十分な電流フィードバックが行われた場合、DC出力電圧がパワーの流出の増加を伴って上昇する。このような応答は、負の出力抵抗を定義することによる。
電圧制御内部制御ループ506上で用いられる瞬時的な負の電流フィードバックの量は、スーパーレギュレーションによって増加され得る。しかしながら、図4に示されるPFCコントローラ232の電流制御内部ループ408等におけるような、比較的大量の瞬時的な負の電流フィードバックの場合には、スーパーレギュレーションは不必要である。しかしながら、図5および図6におけるような比較的少ない量の負の電流フィードバックの場合には、瞬間的な負の電流フィードバックを増加させることは小さいデューティ対電圧変換誤差から生じた入力電流(Iin)の歪みを低減する。入力段パワーコンバータ202(ブーストコンバータ)の入力インピーダンスが非常に低いので、PWM電圧(Vc)における小さい歪みは、入力電流(Iin)の大きい歪みとして表し得る。負の電流フィードバックを通じて第1のパワー段コンバータ202のインピーダンスを増加することにより、第1のパワー段コンバータ202の線形的要求が緩和され得る。しかしながら、DC出力電圧のレギュレーションは、影響され得る。
図5を参照して記載されたPFCコントローラ232と同様に、単相PFC回路におけるライン電流の歪みは、出力電圧フィードバック制御ループ602の過度に速い応答速度によって実質的に劣化される。従って、図5および図6に示されるPFCコントローラ234の出力電圧フィードバック制御ループ504および602の応答速度は、穏やかに遅くなり得る。しかしながら、この遅さが負荷または入力電圧(Vin)変化に対する応答を高速でトラッキングすることを難しくさせ得る。
図6のスーパーレギュレーションは、応答速度の改善を達成する。測定入力電流(Iin)の追加フィードバックもまた、早くなくても、入力電流(Iin)の歪みに加算することを避けるために、速すぎてもいけないが、改善された応答速度が達成され得る。制御補償信号のリップル(電圧誤差補償信号(Verr)および整流、スケーリングした測定入力電流(Kb*Iin))は、異なるように位相制御され得る。リップルは、正味リップルが、制御補償信号のどちらか1つによってもたらされたものよりも小さくなるように位相制御され得る。
図2において、示された出力段パワーコンバータ204は、対向電流コンバータ230から第1のブースト電圧出力ライン252および第2のブースト電圧出力ライン254上のブースト電圧(Vboost)および電流を受け取る。あるいは、ブースト電圧(Vboost)が負荷に直接パワーを供給するために使用できる場合、出力段パワーコンバータ204は省略され得る。出力段パワーコンバータ204に供給されるピーク電流は、第2のパワーコンバータ204内の全波ブリッジ形態を用いることなく効果的に半分にされ得る。ピーク電流は、上述のように、入力段パワーコンバータ202に供給される入力電圧(Vin)の大きさを2倍にすることによって効果的に半分にされている。
出力段パワーコンバータ204は、入力段パワーコンバータ202によって提供されたブースト電圧(Vboost)の電圧変換を、かつ、出力段パワーコンバータ204によって提供されるDC出力パワーのガルバニック絶縁を提供することができる回路またはデバイス(単数または複数)であり得る。例示的出力段パワーコンバータ204は、半波ブリッジ直列共振スイッチモードコンバータ273を備えるDC−DCパワーコンバータである。別の例において、全波ブリッジ直列共振スイッチコンバータ、または同様の機能を提供する任意の他のスイッチモードコンバータ構成が利用され得る。
直列共振半波ブリッジは、例示的力率補正パワーサプライ100において特に適切である。なぜなら、これは、第1および第2のブーストキャパシタ(Cp、Cn)240および250の各々にブースト電圧を低周波数で平衡状態に保つように強制することはおそらく好ましくないからである。平衡ブースト電圧(Vboost)は、取得され得ない。なぜなら、パワーソース周波数でのブースト電圧(Vboost)のACリップルは、第1および第2のブーストキャパシタ(Cp、Cn)240および250上の逆位相であり得るからである。
示された出力段パワーコンバータ204は、1次側276および2次側278を有する変換器(T1)274を備える。1次側276は、第1のスイッチ(S3)280、第2のスイッチ(S4)282、共振インダクタ(Lr)284および共振キャパシタ(Cr)286を含む。第1および第2のスイッチ(S3、S4)280および282は、各第1および第2のブースト電圧出力ライン252および254と一方の側で、および共振中心点288ともう一方の側で電気的に結合される。共振インダクタ(Lr)284は、共振中心点288と共振キャパシタ(Cr)286との間で直列で結合される。
変圧器274は、2次側278のガルバニック絶縁を提供する1次巻線290および2次巻線292を備える。1次巻線290は、共振キャパシタ(Cr)286、およびパワーソース112のコモンライン214と電気的に結合される。第2の側278は、ブリッジ整流器を形成するための複数の2次ダイオード(BR1)294を備える。さらに、2次側278は、力率補正パワーサプライ100のDC出力パワーの最終フィルタリングのための第1の2次キャパシタ(C5)296および第2の2次キャパシタ(C6)298を備える。DC出力パワーは、正のDCレール106に提供された正のDC出力電圧(+Vcc)と、負のDCレール108に提供された負のDC出力電圧(−Vcc)とを備える。第1の2次キャパシタ(C5)296は、正のDCレール106とグラウンド接続点299との間に電気的に結合される。第2の2次キャパシタ(C6)298は、負のDCレール108とグラウンド接続点299との間に結合される。
第1および第2のスイッチ(S3、S4)280および282は、出力段スイッチモードコントローラ(図示せず)によって直列共振不連続スイッチングモード(DCM(discontinuous switching mode))制御で動作してブースト電圧(Vboost)を第1および第2のDC出力電圧(+Vcc、−Vcc)を変換するように方向付けられ得る。出力段パワーコンバータ204は、スイッチがゼロ電流でオフになる場合に、第1および第2のスイッチ(S3、S4)280および282は、動作が不連続モードの状態で保たれることが可能になるようにレギュレートされ得ない。デッドタイムを管理することによって、スイッチは、ゼロ電圧でもオンになり得る。これは、ゼロ電圧スイッチング(ZVS)として知られ、かつ、第1および第2のスイッチ(S3、S4)280および282におけるスイッチング損失を最小限にするために用いられ得る。他方、入力段パワーコンバータ202の制御はPFCコントローラ232で行われ、上述のように、電圧レギュレーションを含む。従って、出力段パワーコンバータ204の電圧レギュレーションは不必要である。PFCコントローラ232が入力段パワーコンバータ202を制御して、パワーをパワーソース112に供給する場合、出力段パワーコンバータ204は、さらに、共振中心点288に共振電流を戻し得る。起動中、出力段パワーコンバータ204は、さらに、動作を直ちに開始して、別個のソフトスタートモード制御を必要とすることなく、第1および第2の2次キャパシタ(C5、C6)296および298を充電し得る。
出力段パワーコンバータ204の動作周波数は固定され得る。出力段パワーコンバータ204は、入力段パワーコンバータ202と、オーディオ増幅器102(図1)等の負荷との間に挿入される。この構成において、出力段パワーコンバータ204は、負荷のスイッチモード動作から入力段パワーコンバータ202の可変の周波数動作のスイッチングノイズをフィルタリングおよび切り離すために適切であり得る。力率補正パワーサプライ100は、オーディオ増幅器102(図1)を供給し得る。出力段パワーコンバータ204の周波数は、スイッチモードオーディオ増幅器102の動作の固定周波数に同期され、オーディオ増幅器102の増幅されたオーディオ出力信号におけるうなりを回避し得る。
出力段パワーコンバータ204によって提供されるフィルタリングに基づいて、PFCコントローラ232は、対向電流コンバータ230の動作がFM(frequency modulation)で動作するように方向付け得る。入力段パワーコンバータ202は、共振ではないので、後続のFMが可能である。入力段パワーコンバータ202のFMの使用は、電磁気干渉(EMI)制御を改善し、従って、ライン導通スイッチングノイズを除去するために用いられ得るラインフィルタ220のコスト、サイズおよび重量をさらに低減し得る。
PFCコントローラ232および出力段スイッチモードコントローラはまた、スイッチの各々のゲートドライバを、ガルバニック絶縁し得る。従って、PFCコントローラ232および出力段スイッチモードコントローラは、出力段パワーコンバータ204の2次側でグラウンド299(図8)にグラウンド基準化され得る。DC出力電圧(第1および第2のDC出力電圧(+Vcc、−Vcc))がレギュレートされる変数として直接利用可能である。PFCコントローラ232が、入力および出力段パワーコンバータ202および204のグラウンド基準側上にある場合、入力電圧感知ライン262および入力電流感知ライン266に提供された信号もまたガルバニック絶縁され得る。変調器516のフィードフォワードゲイン制御を提供するためのVboostの感知もガルバニック絶縁されるべきである。
出力段スイッチモードコントローラは、さらに、負の第2のブーストコンバータ出力ライン254からパワー供給され得る。これは、PFCコントローラ232および出力段スイッチモードコントローラの両方に初期パワーを印加するために別個に制御されたパワーサプライを用いることなく、出力段パワーコンバータ204を始動することを可能にし得る。
図7は、力率補正パワーサプライ100の別の例を示す。図2と同様に、力率補正パワーサプライ100は前段702を備え得る。さらに、力率補正パワーサプライ100は、入力段パワーコンバータ704および出力段パワーコンバータ706を備える。パワーソース112は、フィーダライン712、コモンライン714、およびグラウンド716を備えるパワープラグ710を介して、約90VAC〜約265VACの範囲の単相パワーを力率補正パワーサプライ100に供給し得る。別の例において、他の電圧範囲、位相の数、およびパワーソース112への相互接続が可能である。
図2のように、前段702は、ラインフィルタ720およびソフトスタート回路722を備えてもよいし、備えなくてもよい。入力段パワーコンバータ704は、並列で電気的に結合された第1の対向電流コンバータ726および第2の対向電流コンバータ728を用いてブーストコンバータとして動作し得る。第1および第2の対向電流コンバータ726および728の各々は、図2を参照して記載された対向電流コンバータ230のように動作する半波ブリッジ構成である。
第1の対向電流コンバータ726は、第1および第2のブーストスイッチ(Sp1、Sn1)730および732、第1および第2のブーストインダクタ(Lp1、Ln1)734および736、ならびに第1および第2のブーストダイオード(Dp1、Dn1)738および740を備える。第2の対向電流コンバータ728は、第1および第2のブーストスイッチ(Sp2、Sn2)750および752、第1および第2のブーストインダクタ(Lp2、Ln2)754および756、ならびに第1および第2のブーストダイオード(Dp2、Dn2)758および760を備える。しかしながら、この例において、第1のブーストキャパシタ(Cp)730および第2のブーストキャパシタ(Cn)732は、対向電流コンバータ726および728の各々に共通である。従って、約380VDC〜400VDC等のブースト電圧(Vboost)は、第1および第2のブーストキャパシタ(Cp、Cn)730および732の各々にまたがる。
第1および第2の対向電流コンバータ726および728は、リップル電流の低減およびリップル周波数の増加をさらに獲得するために、インターリーブ制御を伴って並列で動作される。4つのブーストスイッチ(Sp1、Sn1、Sp2、Sn2)730、732、750および752を用いて、4のインターリーブ数(N=4)得られ得る。4のインターリーブ数は、約90度分離された4つの変調ベクトルを提供し得る。従って、リップル電流は、第4次に(to the fourth order)キャンセルされ、残りのリップルの振幅が低減され、リップルの周波数は増加される。並列動作により、対向電流コンバータ726および728の各々が図2を参照して記載された単一の対向電流コンバータ230の電流をほぼ半分にすることがさらに可能である。
対向電流コンバータ726および728は、図2、図4、図5および図6を参照してすでに記載したことと同様に、PFCコントローラ(図示せず)で制御される。PFCコントローラは、2つの別個のPWM変調三角波形を提供し、対向電流コンバータ726および728の各々のブーストスイッチ(Sp1、Sn1、Sp2、Sn2)730、732、750および752を別々に制御し得る。三角波形の各々は、約180度分離された角度を基準とした変調器を生成し得る。2つの三角波形は、4つの動作のインターフィーブを維持するために、PFCコントローラによって位相直交(Phase quadrature)で維持される。対向電流コンバータ726および728は、図2の例におけるように、EMIを改善するFMでも動作され得る。
図8は、第1および第2のブーストスイッチ(Sp1、Sp2およびSn1、Sn2)730、750および732、752の動作を示すタイミング図である。第1の変調波形802および第2の変調波形804は、第1の対向電流コンバータ726の第1および第2のブーストスイッチ(Sp1、Sn1)730および732の動作を表す。第3の変調波形806および第4の変調波形808は、第2の対向電流コンバータ728の第1および第2のブーストスイッチ(Sp2、Sn2)750および752の動作を表す。
第1および第2の変調波形802および804、ならびに第3および第4の変調波形806および808の各々はPWM信号である。第1および第2の変調波形802および804は、それらのパルスの中心について実質的に共通タイムを共有し、対称的に変調し、これにより、これらの波形のデューティサイクルの和は、ほぼ1の定数である。同様に、第3および第4の変調波形806および808のデューティサイクルの和は、ほぼ1の定数である。示される例示的変調波形において、パワーソース112からの入力電圧(Vin)は、どちらかというと負であり、かつ、より正の電圧に向かって遷移して、第1、第2、第3および第4の変調波形802、804、806および808上の矢印によって示されるデューティおよびデューティトレンドを有する。さらに、約90度均等に分離された4つの変調ベクトルを含む変調位相図810が示される。図3に示されるように、変調ベクトルの各々は、4のインターリーブ(N=4)で動作する変調波形802、804、806および808を表す。
図7において、出力段パワーコンバータ706は、入力段パワーコンバータ704によって提供されるブースト電圧(Vboost)の電圧変換、および出力段パワーコンバータ706によって提供されるDC出力電圧のガルバニック絶縁を提供することができる回路またはデバイス(単数または複数)であり得る。例示的出力段パワーコンバータ706は、固定周波数で動作する半波ブリッジ直列共振スイッチモードコンバータ764を備えるDC−DCパワーコンバータである。出力段パワーコンバータ706は、図2を参照して記載された出力段パワーコンバータ204に形状および機能が類似である。別の例において、全波ブリッジ直列スイッチモードコンバータ、または同様の機能を提供する任意の他のスイッチモードコンバータ構成が利用され得る。
図9は、図7の例と同様に前段902を含み得る力率補正パワーサプライ100の別の例である。さらに、力率補正パワーサプライ100は、入力段パワーコンバータ904および出力段パワーコンバータ906を備える。明瞭にするために、図7との相違のみが詳細に記載される。図9の例において、入力段パワーコンバータ902は、第1の対向電流コンバータ910および第2の対向電流コンバータ912を備える。第1および第2の対向電流コンバータ910および912は、各々、全波ブリッジコンバータを形成するように電気的に結合された半波ブリッジ段であり得る。このような構成は、’219特許に記載される。図7と同様に、第1の対向電流コンバータ910および第2の対向電流コンバータ912は、4のインターリーブ(N=4)でインターリーブされて、リップル電流を最小化し得る。4のインターリーブによって、さらに、スイッチング周波数よりも4倍高いリップル周波数がもたらされる。
全波ブリッジ構成において、第1および第2の対向電流コンバータ910および912は、単一の全波ブリッジブーストキャパシタ(C1)914を共有する。この構成において、全波ブリッジブーストキャパシタ(C1)914は、ピークツーピーク電圧ではなく、ピーク電圧のみを経験する。従って、全波ブリッジ構成により、図7の構成と比較すると、全波ブリッジブーストキャパシタ(C1)914(例えば、より低い出力電圧(Vboost))に対して必要とされる全電圧がより小さくなる。図7において、ブースト電圧(Vboost)は、直列で電気的に結合された2つのブーストキャパシタの各々にまたがってあった。従って、ピークツーピーク電圧は、ブースト電圧(Vboost)の2倍である。
図9に示される構成において、全波ブリッジブーストキャパシタ(C1)914は、約90VACと約265VACとの間等のパワーソース112からの入力電圧(Vin)により、約380VDCと400VDCとの間等のブースト電圧(Vboost)に充電され得る。第1および第2の対向電流コンバータ910および912に含まれるブーストスイッチ(Sp1、Sp2およびSn1、Sn2)のスイッチング周波数は、電圧がより低いためにさらに増加され得る。さらに、対向電流コンバータ910および912は、上述のように、FMで動作され得る。その結果、より小さいラインフィルタ916が利用され得る。さらに、ブーストインダクタ(Lp1、Ln1、Lp2、Ln2)は実行スイッチング周波数がより高く、かつ電圧がより低いために、より小さくなり得る。
出力段パワーコンバータ906が全波ブリッジブーストキャパシタ(C1)914間に電気的に結合されるので、より低いブースト電圧(Vboost)は、出力段パワーコンバータ906に提供される。しかしながら、より低いブースト電圧(Vboost)の場合、出力段パワーコンバータ906上の電流は2倍になり得る。電流の2倍の増加を軽減するために、出力段パワーコンバータ906に含まれるガルバニック絶縁された変換器(T1)922の1次巻線920が2倍にされ得る。ブースト電圧(Vboost)は、示されるように、出力段パワーコンバータ906に含まれる非共振全波ブリッジスイッチモードコンバータ924を用いて2倍にされ得る。全波ブリッジスイッチモードコンバータ924の使用は、多キロワット出力段パワー増幅器906等の負荷への実際のアプローチであり得る。あるいは、全波ブリッジスイッチモードコンバータ924は、直列共振形態または同様の機能を提供するスイッチモードコンバータの任意の形態であり得る。
図10は、各第1および第2の対向電流コンバータ910および912(図9)内のブーストスイッチ(Sp1、Sn1およびSp2、Sn2)の動作を示すタイミング図である。第1の変調波形1002および第2の変調波形1004は、第1の対向電流コンバータ910の各ブーストスイッチ(Sp1、Sn1)の動作を表す。第3の変調波形1008および第4の変調波形1006は、第2の対向電流コンバータ728の各ブーストスイッチ(Sp2、Sn2)の動作を表す。
図8と同様に、第1および第2の変調波形1002および1004、ならびに第3および第4の変調波形1006および1008の各々はPWM信号である。さらに、連係して動作する変調波形は、パルスの中心について、実質的に共通タイムを共有し、対称的に変調し、これにより、これらの波形のデューティサイクルの和は、ほぼ1の定数である。すでに記載されたタイミング図のように、入力電圧(Vin)は負であり、示されるタイミングに対して、より正の電圧に遷移する。しかしながら、図10のタイミング図において、全波ブリッジの対向電流コンバータ910および912(図9)(2つの半波ブリッジ)は、変調された逆位相であり、パワーソース112からの実行入力電圧(Vin)を2倍にする。ブーストスイッチSn1のスイッチデューティは、ブーストスイッチSp2のスイッチデューティと、および、ブーストスイッチSp1のスイッチデューティは、ブーストスイッチSn2のスイッチデューティと等しいことに留意されたい。PWM電圧(Vc)を2倍にするために、第1および第2の半波ブリッジ910および912の各々のPWM電圧(Vc)が加算される。さらに、均等に約90度の間隔が空けられた4つの変調ベクトルを含む変調位相図1010が示される。
図11は、さらに、前段1102を備え得る別の例示的力率補正パワーサプライ100である。さらに、力率補正パワーサプライ100は、入力段パワーコンバータ1104および出力段パワーコンバータ1106を備える。この例において、入力段パワーコンバータ1104は、直列で電気的に結合された第1の全波ブリッジ1112および第2の全波ブリッジ1114を備える。第1の全波ブリッジ1112は、各々が半波ブリッジである第1の対向電流コンバータ1120および第2の対向電流コンバータ1122を備える。第2の全波ブリッジ1114は、各々が半波ブリッジである第3の対向電流コンバータ1124および第4の対向電流コンバータ1126を備える。図9と同様に、第1の全波ブリッジ1112は、さらに、第1および第2の対向電流コンバータ1120および1122によって共有される第1の全波ブリッジブーストキャパシタ(C)1130を備え、第2の全波ブリッジ1114は、第3および第4の対向電流コンバータ1124および1126によって共有される第2の全波ブリッジブーストキャパシタ(C)1132を備える。対向電流コンバータ1120、1122、1124および1126は、上述のように、EMIを改善するために、FMで動作され得る。
図11の力率補正パワーサプライ100は、8のインターリーブ数(N=8)で動作する。第1および第2の全波ブリッジ1112および1114は、直列であるので、第1および第2の全波ブリッジ1112および1114の各々は、全ブースト電圧(Vboost)の半分のみを提供する。例えば、所望の全ブースト電圧(Vboost)が約380VDCである場合、第1および第2の全波ブリッジ1112および1114の各々は、第1および第2の全波ブリッジブーストキャパシタ(C、C)1130および1132上でそれぞれ動作する電圧である約190VDCで動作し得る。従って、PWM電圧(Vc)は、さらに、4のファクタで低減され得る。
インターリーブ数が8であるために、非インターリーブブーストコンバータPFCと比較して、入力リップル電流振幅が64のファクタで低減される。さらに、リップル周波数は、8倍に増加される。さらに、変調ベクトルは、4象現の周囲に約45度の間隔で配置される。実際、より低い動作電圧は、対向電流コンバータ1120、1122、1124および1126のより高いスイッチング周波数を可能にする。より高いスイッチング周波数は、正味のインダクタの大きさが、非インターリーブPFCブーストコンバータにおいて必要とされるものよりも十分に小さくなるように低減されることを可能にする。
図12は、図11に示される力率補正パワーサプライ100のタイミング図である。タイミング波形は、各々の対向電流コンバータ1120、1122、1124および1126(図11)内のブーストスイッチ(Sp1、Sn1;Sp2、Sn2;Sp3、Sn3およびSp4、Sn4)の各々を駆動するPWM波形である。第1および第2の変調波形1202および1204は、第1の対向電流コンバータ1120の各ブーストスイッチ(Sp1、Sn1)の動作を表す。第3および第4の変調波形1206および1208は、第2の対向電流コンバータ1122の各ブーストスイッチ(Sn2、Sp2)の動作を表す。第5および第6の変調波形1210および1212は、第3の対向電流コンバータ1124の各ブーストスイッチ(Sp3、Sn3)の動作を表す。第7および第8の変調波形1214および1216は、第4の対向電流コンバータ1126の各ブーストスイッチ(Sn4、Sp4)の動作を表す。
タイミング波形は、波形上の矢印で示されるように、より負になるかなりの負の入力電圧(Vin)を表す。各それぞれの対向電流コンバータ1120、1122、1124および1126ブースとスイッチのペア(Sp1、Sn1;Sp2、Sn2;Sp3、Sn3およびSp4、Sn4)は、上述のように、ほぼ1であるデューティサイクルの和を有する。さらに、変調波形1202、1204、1206、1208、1210、1212、1214および1216の各々を表す8の変調ベクトル(N=8)を含む変調位相図1218が示される。変調ベクトルは、変調位相図1218の周囲に約45度離れて均等に配置される。
図11において、出力段パワーコンバータ1106は、第1の第2段コンバータ1140および第2の第2段コンバータ1142を備える。例示的第1および第2の第2段コンバータ1140および1142は、各々、全波ブリッジ非共振スイッチモードコンバータ1144(チョッパ)を備える。換言すると、第1および第2の第2段コンバータ1140および1142は、おのおの、直列共振、または、同様の機能を有する任意の他のスイッチモードコンバータ構成を備え得る。第1および第2の第2段コンバータ1140および1142は、マスターコントローラ(図示せず)で動作し得る。マスターコントローラは、第1および第2の第2段コンバータ1140および1142を固定周波数およびインターリーブで動作させ得る。インターリーブは、正のDCレール106および負のDCレール108上のリップル周波数を2倍にする。さらに、第2段パワーコンバータ1140および1142のキャパシタ(C5、C6)におけるリップル電流が低減される。
第1および第2の全波ブリッジ1112および1114の直列構成は、自己安定性をさらに提供し得る。第1の全波ブリッジブーストキャパシタ(C)1130および第2の全波ブリッジブーストキャパシタ(C)1132にかかる電圧が実質的に平衡状態である場合、同じ放電電流が第1の第2段コンバータ1140および第2の第2段コンバータ1142の各々を通って流れる。同じ電流経路に接続されることによって、第1および第2の全波ブリッジ1112および1114は、実質的に同じ電流を処理する。電圧が実質的に等しくない場合、第1または第2の全波ブリッジブーストキャパシタ1130または1132上に蓄積されたより大きい電圧を有する全波ブリッジ第2段コンバータ1140または1142は、電圧が平衡状態に達し、かつ、第2段コンバータ1140および1142がパワーを共有し、従って、電流を共有するまで、各々の蓄積された電圧を放電する。第2段コンバータ1140および1142の両方は、同じ正のDCレール106および負のDCレール108にDC出力電圧を供給する。従って、第2段コンバータ1140および1142は、さらに、実質的に同一の電圧で動作することによってパワーを共有する。
図13は、3相力率補正(PFC)を提供する力率補正パワーサプライ100のさらに別の例である。力率補正パワーサプライ100は、前段1302を含み得る。さらに、力率補正パワーサプライ100は、入力段パワーコンバータ1304および出力段パワーコンバータ1306を備える。3相パワーソース1312は、3相AC入力電圧(Vin)および入力電流(Iin)を力率補正パワーサプライ100に提供する。これ以外においては、示された力率補正パワーサプライ100は、図2を参照して記載された単相の実施例と機能的に同様である。前段1302は、EMIをフィルタリングする3相ラインフィルタ1314、ならびに、上述のように、突入および故障電流を管理する第1のソフトスタート回路1316および第2のソフトスタート回路1318を備える。
入力段パワーコンバータ1304は、3相の各々でそれぞれ動作する第1の対向電流コンバータ1322、第2の対向電流コンバータ1324、および第3の対向電流コンバータ1326を備える。対向電流コンバータ1322、1324および1326は、中間キャパシタ電圧で「擬似中性(pseudo neutral)」をさらに埋め込む共通の3相ブーストキャパシタ(C1)1330を共有する。対向電流コンバータ1322、1324および1326は、上述のように、PFCコントローラによって制御される。PFCコントローラ(図示せず)は、各対向電流コンバータ1322、1324および1326のブーストスイッチを制御するために、3つの別個のPWM変調三角波形を生成し得る。
PFCコントローラによって個々の対向電流コンバータ1322、1324および1326に提供される変調は、トリプレンズ(triplens)を含み得る。このトリプレンズ(triplens)により、擬似中性点に付加され得る第3の高調波がもたらされる。第3の高調波は、対向電流コンバータ1322、1324および1326に供給されるピーク電圧を、パワーソース1302によって提供される入力電圧(Vin)のダイナミックレンジにわたって約13%だけ低減することを可能にする。従って、ブースト電圧(Vboost)は、所望の出力電圧よりも小さくなり得る。なぜなら、このトリプレンズ(triplens)を付加することによって差が補填されるからである。
例えば、ブースト電圧(Vboost)は、約380VDC〜400VDCであることが望ましい場合、出力電圧は、パワーソース1312によって提供される208VAC(デルタ)入力電圧(Vin)の340VDC〜360VDC未満であり得る。トリプレンズ(triplens)を付加しない場合、208VAC入力電圧(Vin)のブースト電圧(Vboost)は、約380VDC〜400VDCの所望の電圧を必要とする。この点で、図13の入力段パワーコンバータ1304は、図2を参照して記載された単相設計の実施例とよりも、図9を参照して記載された全波ブリッジ設計の実施例とより多くの共通点を有する。
対向電流コンバータ1322、1324および1326の位相間インターリーブの最良の位相合わせは変化され得る。各位相は、2のインターリーブであり得るが、3相のリップル電流の最適化は、すでに記載した単相の実施例ほど簡単ではない。6のインターリーブは、例示的入力段パワーコンバータ1304にとって望まれる。しかしながら、6のインターリーブについては、3相であるために、リップル電流が対向電流コンバータ1322、1324および1326のスイッチング周波数の6倍未満の周波数で、各位相に依然として存在し得る。ここで、スイッチング周波数の2倍および4倍でリップルの不完全な消去が生じ得る。3相ラインフィルタ1314のEMIフィルタリングは、このようなリップルを最小化するために適切にサイズ調整され得る。各位相の対向電流コンバータ1322、1324および1326内の2のインターリーブは、スイッチング周波数の奇数倍のリップルを消去し得ないことにも留意されたい。
図14は、2のインターリーブで独立して動作する対向電流コンバータ1322、1324および1326の各々について第1および第2のブーストスイッチ(Spx、Snx)の動作を示すタイミング図である。「x」は、考察している対向電流コンバータに応じて1、2または3のいずれかであり得る。図3と同様に、第1の変調波形1402は、第1のブーストスイッチ(Spx)を表し、第2の変調波形1404は、第2のブーストスイッチ(Snx)の動作を表すことが示される。第1および第2の変調波形1402および1040は、これらの波形の中心の実質的に共通タイムを共有するPWM信号である。PWM信号は、対称的に変調され、これにより、これらの信号のデューティサイクルの和は、ほぼ1の定数である。示される例示的変調波形において、パワーソース312からの入力電圧(Vin)は、どちらかというと負であり、正になっていき、第1および第2の変調波形1402および1404上の矢印によって示されるデューティおよびデューティトレンドを有する。
さらに、図14に示されるのは、第2の変調波形1404の変調を表す第2のベクトル1410に対する第1の変調波形1402の変調を表す第1のベクトル1408の位相関係を示す変調位相図1406である。示されるように、ベクトルは、約180度離れて配置される。図13に示される例示的出力段パワーコンバータ1306は、全波ブリッジ直列共振スイッチモードコンバータ1334を備え、上述のようにスイッチ電流を低減する。他の実施例において、チョッパ、半波ブリッジ等の他のDC−DCスイッチモードコンバータが用いられ得る。
図15は、図1〜図14を参照して記載された力率補正パワーサプライ100のすでに記載された例示的動作を示すプロセスフローチャートである。動作は、ブロック1502で開始し、ここで、AC入力電圧(Vin)およびAC入力電流(Iin)の形態のACパワーがパワーソースから力率補正パワーサプライ100に供給される。1つ以上のソフトスタート回路がブロック1504で活性化され、突入電流を制限する抵抗器(単数または複数)におけるスイッチングによってソフトスタートを有効にする。ブロック1506にて、入力段パワーコンバータのブーストキャパシタおよび出力段パワーコンバータのキャパシタは、初期充電され、ソフトスタート回路(単数または複数)は、抵抗器(単数または複数)をスイッチオフにすることによってソフトスタートを無効にする。
ブロック1508において、PFCコントローラは、対向電流コンバータ(単数または複数)におけるブーストスイッチのスイッチングを制御して、AC電圧を第1のDC電圧に変換する。AC電圧は、少なくとも1つのブーストキャパシタを、第1のDC電圧であるブースト電圧(Vboost)に充電することによって変換される。ブーストキャパシタは、対向電流コンバータによって提供されるPWM電圧(Vc)とピーク充電電流(Ic)とで充電される。ブロック1510において、第1のDC電圧は、出力段パワーコンバータに供給される。ブロック1512において、出力段パワーコンバータは、第1のDC電圧を第2のDC電圧に変換する。ブロック1514において、力率補正パワーサプライのDC出力電圧(+Vcc、−Vcc)として第2のDC電圧が正および負のDCレールに提供される。
ブロック1516において、PFCコントローラは、測定された電圧および電流を感知する。上述のように、測定された電圧および電流は、パワーソースからの入力電圧(Vin)、パワーソースからの入力電流、および正および負のDCレール上のDC出力電圧を含む。さらに、対向電流コンバータ(単数または複数)からのブースト電圧(Vboost)が感知され得る。ブロック1518において、PFCコントローラは、パワーソースから提供された可能な入力電圧(Vin)の範囲に対応する目的で、パワーソースからの入力電圧(Vin)を考慮に入れる。
入力電圧(Vin)がどちらかというと負であり、正になっていく場合、ブロック1520において、PFCコントローラは、第1のブーストスイッチ(単数または複数)(Sp)のデューティサイクルのオンタイム部分を増加させ、さらに、ブロック1522において、第2のブーストスイッチ(単数または複数)(Sn)のデューティサイクルのオンタイム部分を低減するが、それぞれのデューティサイクルの時間の実質的に共通の中心を維持する。従って、第1および第2のブーストスイッチ(Sp、Sn)は、各デューティサイクルの一部分の間、同時に閉じられる。ブロック1518において、入力電圧(Vin)がどちらかというと正であり、負になっていく場合、ブロック1526において、PFCコントローラは、第1のブーストスイッチ(単数または複数)(Sp)のデューティサイクルのオンタイム部分を低減し、さらに、ブロック1528において、第2のブーストスイッチ(単数または複数)(Sn)のデューティサイクルのオンタイム部分を増加させるが、各デューティサイクルの時間の実質的に共通の中心を維持する。
図16において、ブロック1530にて、PFCコントローラは、対向電流コンバータによって生成されるPWM電圧(Vc)の波形の平均振幅が、入力電圧(Vin)の波形の振幅よりも大きいか、または小さいかを考慮に入れる。波形が等しくない場合、PFCコントローラは、ブロック1532において、PWM電圧(Vc)の波形をPWM変調器で調整し、電圧を平衡状態にする。
ブロック1534において、PFCコントローラは、力率補正パワーサプライのDC出力電圧(+Vcc、−Vcc)の大きさが低いかどうかを判定する。上述のように、低DC出力電圧を決定するためにブースト電圧(Vboost)もまた測定され得る。DC出力電圧が低い場合、ブロック1536において、全電圧ゲインが低減される。PFCコントローラの全電圧ゲインが低減されて、PWM電圧(Vc)の振幅を小さくし、これにより、ピーク充電電流(Ic)を増加させ、これにより、力率補正パワーサプライによってパワーソースからDCレールにより多くのパワーが供給される。ピーク充電電流が増加すると、ブースト電圧(Vboost)の大きさも増加する。動作は、その後、図15のブロック1516に戻り、力率の制御およびDC出力電圧のレギュレートを継続する。
ブロック1530に戻って、PWM電圧(Vc)の波形が、入力電圧(Vin)の波形と実質的に平衡状態にある場合、動作は、ブロック1534に進む。ブロック1534において、DC出力電圧が低くない場合、PFCコントローラは、ブロック1538にて、DC出力電圧(および、ブースト電圧(Vboost))が高いかどうかを判定する。高い場合、ブロック1540にて、全電圧ゲインが増加される。これにより、ピーク充電電流が、低減され、ブースト電圧(Vboost)およびDC出力電圧の大きさが低減される。動作は、その後、図15のブロック1516に戻る。図16のブロック1538にて、DC出力電圧(および/またはブースト電圧(Vboost))が高くない場合、動作は、同様に、図15のブロック1516に戻り、制御を継続する。
力率補正パワーサプライの上述の例は、DC負荷に供給するためにACパワーソースを利用する。力率補正パワーサプライは、少なくとも1つの対向電流コンバータを備え、DC電圧レギュレーションおよび力率補正を実行する。インターリーブを使用することによって、対向電流コンバータ(単数または複数)は、さらに、リップル電流を低減するように動作し、従って、さらに、力率を改善する。対向電流コンバータ(単数または複数)を使用するので、力率補正パワーサプライは、ブリッジ整流器なしで動作し、これにより、初期段を除去する。初期段の除去は、所望されるレギュレートDC出力電圧を負荷のために生成する出力段が続く対向電流コンバータを備える入力段のみを有することによって損失を低減する。
対向電流コンバータ(単数または複数)は、PFCコントローラで制御され、ブーストコンバータとして動作し、かつ、DC電圧であるブースト電圧(Vboost)を提供する。PFCコントローラは、対向電流コンバータ(単数または複数)を制御して、対向電流コンバータに含まれるブーストスイッチのデューティサイクルを調整することによって、電圧レギュレーションおよび力率補正の両方を実行する。力率補正は、AC入力電圧(Vin)の波形の値と実質的に同様のPWM電圧の波形の平均値を維持することに基づく。
フィードフォワード電圧レギュレーション制御もまた、対向電流コンバータへの測定入力電圧(Vin)に基づいてPFCコントローラによって実行され得る。力率補正パワーサプライのDC出力電圧(正のDC出力電圧(+Vcc)および負のDC出力電圧(−Vcc)に基づいたフィードバックコントロールは、電圧レギュレーションのためにも用いられ得る。さらに、さらなるフィードフォワードコントロールが電圧レギュレーションのために対向電流コンバータの測定ブースト電圧(Vboost)を利用し得る。フィードバックコントロールは、さらに、対向電流コンバータを通って流れる測定された電流を利用して、電圧レギュレーションをさらに改善し得る。
以上のように、本発明の好ましい実施形態を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。本明細書において引用した特許、特許出願および文献は、その内容自体が具体的に本明細書に記載されているのと同様にその内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
(要約)
力率補正パワーサプライは、入力段パワーコンバータと出力段パワーコンバータとを備える。入力段パワーコンバータは、対向電流コンバータと力率補正コントローラとを備える。力率補正コントローラは、対向電流コンバータの動作を力率補正および電圧レギュレーションを実行するように方向付け得る。対向電流コンバータに、パワーソースからAC入力電圧とAC入力電流とが供給される。AC入力電圧は、対向電流コンバータによってDCブースト電圧に変換される。DCブースト電圧は、出力段パワーコンバータによって所望のDC出力電圧に変換され得る。所望のDC出力電圧は、力率補正パワーサプライの負荷のためのDCレールに供給され得る。
図1は、力率補正パワーサプライおよびオーディオ増幅器のブロック図である。 図2は、図1に示される力率補正パワーサプライの模式図である。 図3は、図2の力率補正パワーサプライに含まれる入力段パワーコンバータのタイミング図である。 図4は、図2に示される力率補正パワーサプライに含まれる力率補正コントローラの模式図である。 図5は、図2に示される力率補正パワーサプライに含まれる力率補正コントローラの別の模式図である。 図6は、図2に示される力率補正パワーサプライに含まれる力率補正コントローラのさらに別の模式図である。 図7は、図1に示される力率補正パワーサプライの別の模式図である。 図8は、図7の力率補正パワーサプライに含まれる入力段コンバータのタイミング図である。 図9は、図1に示される力率補正パワーサプライの別の模式図である。 図10は、図9の力率補正パワーサプライに含まれる入力段パワーコンバータのタイミング図である。 図11は、図1に示される力率補正パワーサプライのさらに別の模式図である。 図12は、図11の力率補正パワーサプライに含まれる入力段パワーコンバータのタイミング図である。 図13は、図1に示される力率補正パワーサプライのさらに別の模式図である。 図14は、図13の力率補正パワーサプライに含まれる入力段パワーコンバータのタイミング図である。 図15は、図1の力率補正パワーサプライの動作を示すプロセスフローチャートの一部分である。 図16は、図1の力率補正パワーサプライの動作を示すプロセスフローチャートの第2の部分である。
符号の説明
100 力率補正パワーサプライ
102 オーディオ増幅器
104 出力パワーライン
106 正のDCレール
108 負のDCレール
110 入力ライン
112 パワーソース
114 オーディオ信号入力ライン
116 オーディオ信号ライン
202 入力段パワーコンバータ
204 出力段パワーコンバータ
206 前段
210 パワープラグ
212 フィーダライン
214 コモンライン
216 グラウンド
220 ラインフィルタ
222 ソフトスタート回路
224 第1の起動スイッチ
226 第2の起動スイッチ
228 抵抗器
230 対向電流コンバータ
232 力率補正コントローラ
234 第1のブーストインダクタ
236 第1のブーストスイッチ
238 第1のブーストダイオード
240 第1のブーストキャパシタ
244 第2のブーストインダクタ
246 第2のブーストスイッチ
248 第2のブーストダイオード
250 第2のブーストキャパシタ
252 第1のブースト電圧出力ライン
254 第2のブースト電圧出力ライン
256 ブースト中心点
258 第1のスイッチ制御ライン
260 第2のスイッチ制御ライン
262 入力電圧感知ライン
264 電流センサ
266 入力電流感知ライン
268 正のVcc感知ライン
270 負のVcc感知ライン
272 ブースト電圧感知ライン
274 変換器
276 第1の側
278 第2の側
280 第1のスイッチ
282 第2のスイッチ
284 共振インダクタ
286 共振キャパシタ
288 共振中心点
290 1次巻線
292 2次巻線
294 2次ダイオード
296 第1の2次キャパシタ
298 第2の2次キャパシタ
299 グラウンド接続
302 第1の変調波形
304 第2の変調波形
306 変調位相図
308 第1のベクトル
402 差動増幅器
404 入力電圧フィードフォワード制御ループ
406 出力電圧フィードバック制御ループ
408 電流制御内部ループ
412 ローパスフィルタ
414 二乗乗算器
416 除算器
420 差動入力増幅器
422 加算器
424 積分器
426 乗算器
430 加算器
432 誤差増幅器
434 スイッチコントローラ
436 PWM変調器
438 ゲートドライバ
502 入力電圧フィードフォワード制御ループ
504 出力電圧フィードバック制御ループ
506 電圧制御内部ループ
510 加算器
512 乗算器
516 PWM変調器
518 ゲートドライバ
602 出力電圧制御ループ
604 整流器
606 ローパスフィルタ
608 加算器
702 前段
704 入力段パワーコンバータ
706 出力段パワーコンバータ
708 加算器
710 パワープラグ
712 フィーダライン
714 コモンライン
716 グラウンド
720 ラインフィルタ
722 ソフトスタート回路
726 第1の対向電流コンバータ
728 第2の対向電流コンバータ
730 第1のブーストスイッチ
732 第2のブーストスイッチ
734 第1のブーストダイオード
736 第2のブーストダイオード
738 第1の対向電流コンバータ
740 第2の対向電流コンバータ
750 第1のブーストスイッチ
752 第2のブーストスイッチ
754 第1のブーストインダクタ
756 第2のブーストインダクタ
758 第1のブーストダイオード
760 第2のブーストダイオード
802 第1の変調波形
804 第2の変調波形
806 第3の変調波形
808 第4の変調波形
810 変調位相図
902 前段
904 入力段パワーコンバータ
906 出力段パワーコンバータ
910 第1の対向電流コンバータ
912 第2の対向電流コンバータ
914 全波ブリッジブーストキャパシタ
916 ラインフィルタ
920 1次巻線
922 変換器
924 全波ブリッジスイッチモードコンバータ
1002 第1の変調波形
1004 第2の変調波形
1006 第3の変調波形
1008 第4の変調波形
1010 変調位相図
1102 前段
1104 入力段パワーコンバータ
1106 出力段パワーコンバータ
1112 第1の全波ブリッジ
1114 第2の全波ブリッジ
1120 第1の対向電流コンバータ
1122 対向電流コンバータ
1124 対向電流コンバータ
1126 対向電流コンバータ
1130 第1の全波ブリッジブーストキャパシタ
1132 第2の全波ブリッジブーストキャパシタ
1140 第1の第2段コンバータ
1142 第2の第2段コンバータ
1144 非共振スイッチモードコンバータ
1202 第1の変調波形
1204 第2の変調波形
1206 第3の変調波形
1208 第4の変調波形
1210 第5の変調波形
1212 第6の変調波形
1214 第7の変調波形
1216 第8の変調波形
1302 前段
1304 入力段パワーコンバータ
1306 出力段パワーコンバータ
1312 3相パワーソース
1314 3相ラインフィルタ
1316 第1のソフトスタート回路
1318 第2のソフトスタート回路
1322 第1の対向電流コンバータ
1324 第2の対向電流コンバータ
1326 第3の対向電流コンバータ
1330 3相ブーストキャパシタ
1332 対向電流コン
1334 全波ブリッジ直列共振スイッチモードコンバータ

Claims (56)

  1. 力率補正コントローラに結合された対向電流コンバータを含む入力段パワーコンバータと、該入力段パワーコンバータに結合された出力段パワーコンバータとを備える、力率補正パワーサプライであって
    該対向電流コンバータは、少なくとも1つのブーストキャパシタ、第1のブーストインダクタ(Lp)、第2のブーストインダクタ(Ln)、第1のブーストダイオード(Dp)、第2のブーストダイオード(Dn)、および、デューティサイクルで動作可能な1対のブーストスイッチを備え、該1対のブーストスイッチは、該第1のブーストインダクタおよび該第2のブーストインダクタを磁化するために、該デューティサイクルの一部分の間に同時に閉じられるように構成され、
    該第1のブーストインダクタ(Lp)の一方側は、該1対のブーストスイッチのうちの一方のブーストスイッチの一方側および該第1のブーストダイオード(Dp)のカソードに電気的に結合され、
    該第1のブーストインダクタ(Lp)の他方側は、該第2のブーストインダクタ(Ln)の一方側に電気的に結合され、
    該第2のブーストインダクタ(Ln)の他方側は、該1対のブーストスイッチのうちの他方のブーストスイッチの一方側および該第2のブーストダイオード(Dn)のアノードに電気的に結合され、
    該1対のブーストスイッチは、該第1のブーストインダクタ(Lp)および該第2のブーストインダクタ(Ln)と、該少なくとも1つのブーストキャパシタとの間に電気的に結合され、
    該1対のブーストスイッチは、第1のDC電圧に該ブーストキャパシタを充電するために、該デューティサイクルの一部分の間に各々が開かれるように構成され
    該1対のブーストスイッチのインターリーブされたスイッチングは、該力率補正コントローラによって、ブーストスイッチが共通の時点に対して称に開かれる長さを変調することにより、該第1のDC電圧をレギュレートし、該入力段パワーコンバータに供給可能なAC入力電流の波形を制御するように制御可能であり、
    該出力段パワーコンバータは、該第1のDC電圧を、該第1のDC電圧から絶縁された第2のDC電圧に変換するように構成される力率補正パワーサプライ。
  2. 前記入力段パワーコンバータは、前記力率補正コントローラによって方向付けられるように、パワーソースからのパワーを消費し、該パワーソースにパワーを供給するように構成されている、請求項1に記載の力率補正パワーサプライ。
  3. 前記1対のブーストスイッチは、AC入力電圧端子と前記少なくとも1つのブーストキャパシタとの間にパルス幅変調電圧を形成するように前記力率補正コントローラによって制御可能であり、該パルス幅変調電圧は、力率を改善するためにAC入力電圧の波形の振幅と実質的に同様である平均振幅を有する正弦波形を有する、請求項1〜2のいずれかに記載の力率補正パワーサプライ。
  4. 前記出力段パワーコンバータは、直列共振スイッチモードコンバータを備える、請求項1〜3のいずれかに記載の力率補正パワーサプライ。
  5. 前記出力段パワーコンバータは、不連続電流モードの固定周波数で動作するように構成される、請求項1〜4のいずれかに記載の力率補正パワーサプライ。
  6. 前記出力段パワーコンバータは、全波ブリッジスイッチモードコンバータを備える、請求項1〜5のいずれかに記載の力率補正パワーサプライ。
  7. 前記出力段パワーコンバータは、半波ブリッジスイッチモードコンバータを備える、請求項1〜5のいずれかに記載の力率補正パワーサプライ。
  8. 前記入力段パワーコンバータ結合されたソフトスタート回路をさらに備え、該ソフトスタート回路は、複数のスイッチおよび抵抗器を備え、該入力段パワーコンバータに供給されるAC入力電流を選択的に制限する、請求項1〜7のいずれかに記載の力率補正パワーサプライ。
  9. 前記入力段パワーコンバータ結合されたラインフィルタをさらに備え、電磁干渉を最小化する、請求項1〜8のいずれかに記載の力率補正パワーサプライ。
  10. 入力と出力と少なくとも1つのブーストキャパシタと第1のブーストインダクタ(Lp)と第2のブーストインダクタ(Ln)と第1のブーストダイオード(Dp)と第2のブーストダイオード(Dn)と複数のブーストスイッチとを備える対向電流コンバータと、該対向電流コンバータに結合された力率補正コントローラと、該対向電流コンバータの出力に結合された出力段パワーコンバータとを備える、力率補正パワーサプライであって、
    該第1のブーストインダクタ(Lp)の一方側は、該1対のブーストスイッチのうちの一方のブーストスイッチの一方側および該第1のブーストダイオード(Dp)のカソードに電気的に結合され、
    該第1のブーストインダクタ(Lp)の他方側は、該第2のブーストインダクタ(Ln)の一方側に電気的に結合され、
    該第2のブーストインダクタ(Ln)の他方側は、該1対のブーストスイッチのうちの他方のブーストスイッチの一方側および該第2のブーストダイオード(Dn)のアノードに電気的に結合され、
    該1対のブーストスイッチは、該第1のブーストインダクタ(Lp)および該第2のブーストインダクタ(Ln)と、該少なくとも1つのブーストキャパシタとの間に電気的に結合され、
    複数のブーストスイッチは、共通の時点対して該複数のブーストスイッチの各々のパルス幅を対称的に変調することにより、パワーソースによって該入力に供給可能なACライン電流の波形を制御するように該力率補正コントローラによるインターリーブされたスイッチングにより作動し、
    出力段パワーコンバータは、該対向電流コンバータの出力に供給されたDCブースト電圧の絶縁および電圧変換を提供するように構成される力率補正パワーサプライ。
  11. 前記対向電流コンバータは、ブーストコンバータとして、前記入力にて整流されていないAC電圧を受取り前記出力にて前記DCブースト電圧を供給するように構成される、請求項10に記載の力率補正パワーサプライ。
  12. 前記力率補正コントローラは、前記対向電流コンバータを制御して、前記出力にて供給される前記DCブースト電圧をレギュレートするように構成される、請求項10〜11のいずれかに記載の力率補正パワーサプライ。
  13. 前記対向電流コンバータは、周波数変調を有する前記力率補正コントローラによって電磁干渉を制御するように方向付けられる、請求項10〜12のいずれかに記載の力率補正パワーサプライ。
  14. 前記ブーストスイッチは、前記力率補正コントローラによって前記少なくとも1つのブーストキャパシタを前記DCブースト電圧に充電するようにスイッチングされる、請求項10〜13のいずれかに記載の力率補正パワーサプライ。
  15. 前記出力段パワーコンバータは、固定周波数スイッチモードパワーコンバータと変圧器とを備え、該固定周波数スイッチモードパワーコンバータは、DC出力電圧をDCレールに供給するように構成され、該変圧器は、該対向電流コンバータのスイッチングノイズを最小化するようにガルバニック絶縁を有する、請求項10〜14のいずれかに記載の力率補正パワーサプライ。
  16. 前記少なくとも1つのブーストキャパシタは、中心点で結合された第1のブーストキャパシタと第2のブーストキャパシタとを備え、該中心点は、前記パワーソースのコモンライン結合するように構成され、該第1のブーストキャパシタおよび第2のブーストキャパシタの各々は、前記DCブースト電圧に充電可能である、請求項10〜13または15のいずれかに記載の力率補正パワーサプライ。
  17. 力率補正コントローラと、該力率補正コントローラに結合された対向電流コンバータと、該対向電流コンバータに結合された出力段パワーコンバータとを備える、力率補正パワーサプライであって、
    対向電流コンバータは、少なくとも1つのブーストキャパシタと、複数のブーストスイッチと、第1のブーストインダクタ(Lp)と、第2のブーストインダクタ(Ln)と、第1のブーストダイオード(Dp)と、第2のブーストダイオード(Dn)とを備え、
    該第1のブーストインダクタ(Lp)の一方側は、該ブーストスイッチのうちの一方のブーストスイッチの一方側および該第1のブーストダイオード(Dp)のカソードに電気的に結合され、
    該第1のブーストインダクタ(Lp)の他方側は、該第2のブーストインダクタ(Ln)の一方側に電気的に結合され、
    該第2のブーストインダクタ(Ln)の他方側は、該ブーストスイッチのうちの他方のブーストスイッチの一方側および該第2のブーストダイオード(Dn)のアノードに電気的に結合され、
    該ブーストスイッチは、該第1のブーストインダクタ(Lp)および該第2のブーストインダクタ(Ln)と、該少なくとも1つのブーストキャパシタとの間に電気的に結合され、
    該対向電流コンバータは、整流されていないAC入力電圧を受取りDCブースト電圧を供給するように構成され
    該出力段パワーコンバータは、該DCブースト電圧を受取りDC出力電圧を供給するように構成され
    力率補正コントローラは、フィードフォワード制御で、該複数のブーストスイッチの全てに共通なパルス幅の共通の時点対して該複数のブーストスイッチの各々のパルス幅を該DCブースト電圧の関数として対称的に変調するように構成され
    該ブーストスイッチは、該力率補正コントローラによるインターリーブされたスイッチングにより作動する、力率補正パワーサプライ。
  18. 前記対向電流コンバータは、半波ブリッジコンバータを備え、前記少なくとも1つのブーストキャパシタは、中心点を介して結合された第1のブーストキャパシタと第2のブーストキャパシタとを備え、該中心点は、パワーソースのコモンライン結合するように構成される、請求項17に記載の力率補正パワーサプライ。
  19. 前記複数のブーストスイッチは、第1のブーストスイッチと第2のブーストスイッチとを備え、該第1のブーストスイッチと該第2のブーストスイッチは、前記フィードフォワード制御を有する前記力率補正コントローラによって所望のDCブースト電圧に比例するようにスケーリングされたダブルエッジの自然パルス幅変調される三角波のただひとつでスイッチングされる、請求項1718のいずれかに記載の力率補正パワーサプライ。
  20. 前記対向電流コンバータは、インターリーブで動作して、AC入力電圧端子と前記少なくとも1つのブーストキャパシタとの間にパルス幅変調電圧を形成するように前記力率補正コントローラによって方向付けられ、該パルス幅変調電圧は、前記整流されていないAC入力電圧の正弦波形と実質的に同一である平均波形を有する、請求項1719のいずれかに記載の力率補正パワーサプライ。
  21. 前記対向電流コンバータは、前記DCブースト電圧を供給するように並列で結合される複数の対向電流コンバータを備える、請求項1720のいずれかに記載の力率補正パワーサプライ。
  22. 前記対向電流コンバータは、全波ブリッジコンバータを形成するように結合された複数の対向電流コンバータを備える、請求項1720のいずれかに記載の力率補正パワーサプライ。
  23. 前記全波ブリッジコンバータは、4のインターリーブで動作可能である、請求項22に記載の力率補正パワーサプライ。
  24. 前記対向電流コンバータは、複数の全波ブリッジコンバータを形成するように結合された複数の対向電流コンバータを備え、該全波ブリッジコンバータは、直列で結合される、請求項1720のいずれかに記載の力率補正パワーサプライ。
  25. 前記対向電流コンバータは、複数の対向電流コンバータを備え、該複数の対向電流コンバータの各々は、3相のパワーソースのうちの1相結合するように構成される、請求項1720のいずれかに記載の力率補正パワーサプライ。
  26. 前記力率補正コントローラは、前記DC出力電圧および整流されたAC入力電流のうちの少なくとも1つの関数として前記対向電流コンバータを方向付けるようにさらに構成される、請求項1725のいずれかに記載の力率補正パワーサプライ。
  27. 対向電流コンバータと、該対向電流コンバータに結合された力率を制御する手段とを備える、力率補正パワーサプライであって、
    該対向電流コンバータは、AC入力電圧とAC入力電流とを受取り、DCブースト電圧を供給するように構成され
    該対向電流コンバータは、少なくとも1つのブーストキャパシタと、第1のブーストインダクタ(Lp)と、第2のブーストインダクタ(Ln)と、第1のブーストダイオード(Dp)と、第2のブーストダイオード(Dn)と、デューティサイクルを有する第1のブーストスイッチおよび第2のブーストスイッチを備え、該第1のブーストスイッチおよび第2のブーストスイッチは、該デューティサイクルの間に同時に閉じられ得
    該第1のブーストインダクタ(Lp)の一方側は、該第1のブーストスイッチおよび該第1のブーストダイオード(Dp)のカソードに電気的に結合され、
    該第1のブーストインダクタ(Lp)の他方側は、該第2のブーストインダクタ(Ln)の一方側に電気的に結合され、
    該第2のブーストインダクタ(Ln)の他方側は、該第2のブーストスイッチおよび該第2のブーストダイオード(Dn)のアノードに電気的に結合され、
    該第1のブーストスイッチは、該第1のブーストインダクタ(Lp)と、該少なくとも1つのブーストキャパシタとの間に電気的に結合され、
    該第2のブーストスイッチは、該第2のブーストインダクタ(Ln)と、該少なくとも1つのブーストキャパシタとの間に電気的に結合され、
    力率を制御する手段は、該複数のブーストスイッチの各々のパルス幅の共通の時点対する対称的変調によるインターリーブされたスイッチングにより該第1のブーストスイッチおよび該第2のブーストスイッチの該デューティサイクルを制御して、該AC入力電流の波形を調整して力率を改善するように構成される、力率補正パワーサプライ。
  28. 前記DCブースト電圧を所望のDC出力電圧に変換する手段をさらに備える、請求項27に記載の力率補正パワーサプライ。
  29. 前記力率を制御する手段は、前記DCブースト電圧の関数として前記所望のDC出力電圧をレギュレートするように構成される、請求項28に記載の力率補正パワーサプライ。
  30. 前記力率を制御する手段は、前記DCブースト電圧および前記所望のDC出力電圧の関数として該所望のDC出力電圧をレギュレートするように構成される、請求項28に記載の力率補正パワーサプライ。
  31. 前記力率を制御する手段は、前記DCブースト電圧と、前記所望のDC出力電圧と、前記AC入力電流との関数として該所望のDC出力電圧をレギュレートするように構成される、請求項28に記載の力率補正パワーサプライ。
  32. 前記DCブースト電圧を変換する手段は、前記所望のDC出力電圧を前記対向電流コンバータからガルバニック絶縁するように構成される、請求項2831のいずれかに記載の力率補正パワーサプライ。
  33. 前記力率を制御する手段は、フィードフォワード制御で、前記AC入力電圧の大きさの関数として前記デューティサイクルを制御するように構成される、請求項2832のいずれかに記載の力率補正パワーサプライ。
  34. 力率補正コントローラと、該力率補正コントローラに結合された対向電流コンバータとを備える、力率補正パワーサプライであって
    該対向電流コンバータは、入力と、出力と、複数のブーストスイッチと、第1のブーストインダクタ(Lp)と、第2のブーストインダクタ(Ln)と、第1のブーストダイオード(Dp)と、第2のブーストダイオード(Dn)と、少なくとも1つのブーストキャパシタとを備え、該少なくとも1つのブーストキャパシタは、DCブースト電圧に充電可能であり
    該第1のブーストインダクタ(Lp)の一方側は、該ブーストスイッチのうちの一方のブーストスイッチの一方側および該第1のブーストダイオード(Dp)のカソードに電気的に結合され、
    該第1のブーストインダクタ(Lp)の他方側は、該第2のブーストインダクタ(Ln)の一方側に電気的に結合され、
    該第2のブーストインダクタ(Ln)の他方側は、該ブーストスイッチのうちの他方のブーストスイッチの一方側および該第2のブーストダイオード(Dn)のアノードに電気的に結合され、
    該ブーストスイッチは、該第1のブーストインダクタ(Lp)および該第2のブーストインダクタ(Ln)と、該少なくとも1つのブーストキャパシタとの間に電気的に結合され、
    該複数のブーストスイッチの各々のパルス幅は、該DCブースト電圧の大きさをレギュレートするために、出力にて提供される該DCブースト電圧の関数としてブーストスイッチ共通の時点に対して対称的に変調するように、該力率補正コントローラによるインターリーブされたスイッチングにより制御され
    対向電流コンバータはまた、パワーソースによって該入力に供給可能であるAC入力電流の波形を制御するように、該力率補正コントローラによって制御される、力率補正パワーサプライ。
  35. 前記少なくとも1つのブーストキャパシタは、前記DCブースト電圧に充電可能である、請求項34に記載の力率補正パワーサプライ。
  36. 前記少なくとも1つのブーストキャパシタは、複数のブーストキャパシタであり、該ブーストキャパシタの各々は、前記DCブースト電圧に充電可能である、請求項35に記載の力率補正パワーサプライ。
  37. 前記力率補正コントローラ結合された電流感知デバイスをさらに備え、該電流感知デバイスは、前記AC入力電流を感知するように構成され、該力率補正コントローラは、前記DCブースト電圧をレギュレートし、該DCブースト電圧および該力率補正コントローラによって感知される該AC入力電流の関数として該AC入力電流の波形を制御するように構成される、請求項34〜36のいずれかに記載の力率補正パワーサプライ。
  38. 対のブーストスイッチは、各デューティサイクルの特定の部分の間、同時に閉じられるように構成される、請求項34〜37のいずれかに記載の力率補正パワーサプライ。
  39. 対のブーストスイッチの前記デューティサイクルの和1であるように前記力率補正コントローラによって制御される、請求項3438のいずれかに記載の力率補正パワーサプライ。
  40. 前記力率補正コントローラは、前記DCブースト電圧と線形比例する変調波形を生成するように構成され、1対のブーストスイッチは、該力率補正コントローラによって該変調波形でスイッチングされる、請求項3439のいずれかに記載の力率補正パワーサプライ。
  41. 前記力率補正コントローラは、該力率補正コントローラによって感知された前記AC入力電流の関数として、出力電圧フィードバック制御ループで前記DCブースト電圧を制御するように構成される、請求項3440のいずれかに記載の力率補正パワーサプライ。
  42. 前記力率補正コントローラは、入力電圧フィードフォワード制御ループと、出力電圧フィードバック制御ループと、電圧制御内部ループとを備え、前記DCブースト電圧は、該電圧制御内部ループへのフィードフォワード制御信号として供給される、請求項3441のいずれかに記載の力率補正パワーサプライ。
  43. 前記対向電流コンバータの出力は、出力段パワーコンバータ結合されるように構成され、該出力段パワーコンバータは、スイッチモードコンバータと変圧器とを備え、該対向電流コンバータの出力にて供給される前記DCブースト電圧の絶縁および電圧変換を提供する、請求項3442のいずれかに記載の力率補正パワーサプライ。
  44. 力率補正パワーサプライを用いて力率補正を実行する方法であって
    該方法は
    AC入力電圧とAC入力電流とを有するACパワーソースを提供することと
    力率補正コントローラによって制御される対向電流コンバータを用いて該AC入力電圧を第1のDC電圧に変換することであって、該対向電流コンバータは、少なくとも1つのブーストキャパシタと、第1のブーストスイッチと、第2のブーストスイッチと、第1のブーストインダクタ(Lp)と、第2のブーストインダクタ(Ln)と、第1のブーストダイオード(Dp)と、第2のブーストダイオード(Dn)とを備え、該第1のブーストインダクタ(Lp)の一方側は、該第1のブーストスイッチの一方側および該第1のブーストダイオード(Dp)のカソードに電気的に結合され、該第1のブーストインダクタ(Lp)の他方側は、該第2のブーストインダクタ(Ln)の一方側に電気的に結合され、該第2のブーストインダクタ(Ln)の他方側は、該第2のブーストスイッチの一方側および該第2のブーストダイオード(Dn)のアノードに電気的に結合され、該第1のブーストスイッチは、該第1のブーストインダクタ(Lp)と、該少なくとも1つのブーストキャパシタとの間に電気的に結合され、該第2のブーストスイッチは、該第2のブーストインダクタ(Ln)と、該少なくとも1つのブーストキャパシタとの間に電気的に結合され、該AC入力電圧を第1のDC電圧に変換することは、該第1のブーストスイッチと第2のブーストスイッチとを同じ時点で閉じられるようにインターリーブスイッチングすることにより、該第1のブーストスイッチおよび該第2のブーストスイッチを介して該少なくとも1つのブーストキャパシタと、該第1のブーストインダクタ(Lp)および該第2のブーストインダクタ(Ln)との間に電流を流して、該第1のブーストインダクタ(Lp)および第2のブーストインダクタ(Ln)をシーケンシャルに磁化および消磁し、該少なくとも1つのブーストキャパシタを該第1のDC電圧に充電することを包含することと
    出力段パワーコンバータを用いて該第1のDC電圧を第2のDC電圧に変換することと
    負荷を供給するために該第2のDC電圧をパワーレールに供給することと
    を包含する、方法。
  45. 前記AC入力電圧を第1のDC電圧に変換することは、前記第2のDC電圧を該第1のDC電圧の関数として所望の大きさにレギュレートすることを包含する、請求項44に記載の方法。
  46. 前記少なくとも1つのブーストキャパシタは、第1のキャパシタと、第2のキャパシタとを備え、
    前記AC入力電圧を前記第1のDC電圧に変換する動作は
    前記ACパワーソースおよび第1のブーストキャパシタを用いて該第1のブーストインダクタ(Lp)または該第2のブーストインダクタ(Ln)のうちの1つを磁化することと
    該第1のブーストインダクタ(Lp)または該第2のブーストインダクタ(Ln)のうちの該1つを消磁して、第2のブーストキャパシタに充電することと
    を包含する、請求項4445のいずれかに記載の方法。
  47. ルス幅変調電圧を生成することは、該パルス幅変調電圧の相対的大きさが前記AC入力電圧の相対的大きさよりも小さくなるようにレギュレートして前記パワーレールにパワーを提供することを包含する、請求項44〜46のいずれかに記載の方法。
  48. ルス幅変調電圧を生成することは、前記AC入力電圧の波形の振幅と実質的に同様であるように該パルス幅変調電圧の正弦波形の平均振幅を調整して、力率を改善することを包含する、請求項4447のいずれかに記載の方法。
  49. 力率補正パワーサプライを用いて力率補正を実行する方法であって
    該方法は
    AC入力電圧とAC入力電流とを有するACパワーソースを提供することと
    力率補正コントローラによって制御される対向電流コンバータを用いて該AC入力電圧をDC電圧に変換することであって、該対向電流コンバータは、複数のブーストスイッチと、第1のブーストインダクタ(Lp)と、第2のブーストインダクタ(Ln)と、第1のブーストダイオード(Dp)と、第2のブーストダイオード(Dn)と、少なくとも1つのブーストキャパシタとを備え、該第1のブーストインダクタ(Lp)の一方側は、該ブーストスイッチのうちの一方のブーストスイッチの一方側および該第1のブーストダイオード(Dp)のカソードに電気的に結合され、該第1のブーストインダクタ(Lp)の他方側は、該第2のブーストインダクタ(Ln)の一方側に電気的に結合され、該第2のブーストインダクタ(Ln)の他方側は、該ブーストスイッチのうちの他方のブーストスイッチの一方側および該第2のブーストダイオード(Dn)のアノードに電気的に結合され、該ブーストスイッチは、該第1のブーストインダクタ(Lp)および該第2のブーストインダクタ(Ln)と、該少なくとも1つのブーストキャパシタとの間に電気的に結合される、ことと、
    該力率補正コントローラが、該複数のブーストスイッチに共通の時点に対して該複数のスイッチの各々のパルス幅をインターリーブされたスイッチングにより対称的に変調することにより、該対向電流コンバータによって生成されたパルス幅変調電圧の大きさを制御することと
    該パルス幅変調電圧の該大きさを低減して、該対向電流コンバータへのAC入力電流の流れを増加させることであって、該パルス幅変調電圧は、該AC入力電圧から該対向電流コンバータにより生成され、該少なくとも1つのブーストキャパシタに入力される、こと
    該パルス幅変調電圧の大きさを増加させて、該対向電流コンバータへのAC入力電流の流れを低減することと
    を包含する、方法。
  50. 前記パルス幅変調電圧の大きさを増減させることは、前記DC電圧の関数として前記力率補正コントローラを用いて該DC電圧をレギュレートすることを包含する、請求項49に記載の方法。
  51. 前記パルス幅変調電圧の大きさを増減させることは、前記AC入力電圧と該パルス幅変調電圧との比に基づいて前記力率補正パワーサプライにわずかな負荷が印加されるか負荷が印加されないときに該パルス幅変調電圧を用いて前記AC入力電圧をトラッキングすることを包含する、請求項4950のいずれかに記載の方法。
  52. 前記パルス幅変調電圧の大きさを増減させることは、前記力率補正コントローラが、前記ブーストスイッチのうちの少なくとも一部を制御するために用いられる変調する三角波形を前記DC電圧と比例するようにスケーリングすることを包含する、請求項4951のいずれかに記載の方法。
  53. 前記パルス幅変調電圧の大きさを増減させることは、前記DC電圧を用いて該DC電圧のフィードフォワード制御を実行することと、前記AC入力電流を用いて該DC電圧のフィードバック制御を実行することとを包含する、請求項4952のいずれかに記載の方法。
  54. 前記パルス幅変調電圧の平均振幅を、前記AC入力電圧の振幅と実質的に同じに維持することをさらに包含する、請求項4953のいずれかに記載の方法。
  55. 前記対向電流コンバータは、第1のブーストスイッチと第2のブーストスイッチとを備え、前記パルス幅変調電圧の大きさを低減することは、該第1のブーストスイッチのデューティサイクルのオンタイム部分を低減することと、該第2のブーストスイッチのデューティサイクルのオンタイム部分を増加させることとを包含し、該第1のブーストスイッチおよび該第2のブーストスイッチの両方は、各デューティサイクルの部分の間に同時に閉じられる、請求項4954のいずれかに記載の方法。
  56. 前記パルス幅変調電圧の大きさを増加させることは、前記第1のブーストスイッチの前記デューティサイクルを増加させることと、前記第2のブーストスイッチの前記デューティサイクルを低減することとを包含する、請求項55に記載の方法。
JP2004204021A 2003-07-24 2004-07-09 対向電流コンバータ力率補正パワーサプライ Expired - Lifetime JP4283739B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/626,433 US6949915B2 (en) 2003-07-24 2003-07-24 Opposed current converter power factor correcting power supply

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2005045996A JP2005045996A (ja) 2005-02-17
JP2005045996A5 JP2005045996A5 (ja) 2005-12-22
JP4283739B2 true JP4283739B2 (ja) 2009-06-24

Family

ID=33490907

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004204021A Expired - Lifetime JP4283739B2 (ja) 2003-07-24 2004-07-09 対向電流コンバータ力率補正パワーサプライ

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6949915B2 (ja)
EP (1) EP1501177B1 (ja)
JP (1) JP4283739B2 (ja)
CN (1) CN100411285C (ja)
AT (1) ATE415730T1 (ja)
DE (1) DE602004017936D1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2571952C1 (ru) * 2014-10-23 2015-12-27 Общество с ограниченной ответственностью "СИБВЭС" Корректор коэффициента мощности

Families Citing this family (77)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7403400B2 (en) * 2003-07-24 2008-07-22 Harman International Industries, Incorporated Series interleaved boost converter power factor correcting power supply
TW200505139A (en) * 2003-07-30 2005-02-01 Delta Electronics Inc Method and apparatus for decreasing capacitor current of bus
US6930483B2 (en) * 2003-08-01 2005-08-16 General Electric Company Method/system for switched frequency ripple reduction in MRI gradient coils
JP2005151608A (ja) * 2003-11-11 2005-06-09 Hitachi Ltd 共振型コンバータ及びその制御方法
US20070211498A1 (en) * 2004-04-29 2007-09-13 Koninklijke Philips Electronics, N.V. Boost converter
TWI258262B (en) * 2004-05-10 2006-07-11 Delta Electronics Inc Power detection circuit capable of reducing power consumption under standby state
US7880330B2 (en) * 2004-06-18 2011-02-01 Bose Corporation Controlling a power converter
US7245185B2 (en) * 2004-06-18 2007-07-17 Bose Corporation Controlling a power converter
US7423894B2 (en) 2006-03-03 2008-09-09 Advanced Energy Industries, Inc. Interleaved soft switching bridge power converter
US8174851B2 (en) 2006-06-20 2012-05-08 Koninklijke Philips Electronics N.V. Method for operating a resonant power converter
US7598714B2 (en) * 2006-07-12 2009-10-06 Harman International Industries, Incorporated Amplifier employing interleaved signals for PWM ripple suppression
WO2008054653A2 (en) * 2006-10-20 2008-05-08 International Rectifier Corporation One cycle control pfc circuit with dynamic gain modulation
US7782135B2 (en) * 2006-10-25 2010-08-24 Nxp B.V. Power amplifier
US7495875B2 (en) * 2007-06-05 2009-02-24 Fsp Technology Inc. Power abnormal protection circuit
US7656061B2 (en) * 2007-10-29 2010-02-02 Bose Corporation Automatic power source configuration
US7888907B2 (en) * 2007-10-30 2011-02-15 Bose Corporation Controlled charging and use of power source
US7746040B2 (en) * 2008-04-11 2010-06-29 Flextronics Ap, Llc AC to DC converter with power factor correction
US7714583B2 (en) * 2008-06-13 2010-05-11 General Electric Company Power supply for supplying multi-channel, stable, isolated DC power and method of making same
US8279628B2 (en) * 2008-07-25 2012-10-02 Cirrus Logic, Inc. Audible noise suppression in a resonant switching power converter
EP2750277B1 (en) * 2008-09-01 2019-05-08 Mitsubishi Electric Corporation Converter circuit and motor drive control apparatus, air-conditioner, refrigerator, and induction heating cooker provided with the circuit
US8098506B2 (en) 2009-06-02 2012-01-17 Power Integrations, Inc. Single-stage power supply with power factor correction and constant current output
US8248040B2 (en) * 2009-11-12 2012-08-21 Polar Semiconductor Inc. Time-limiting mode (TLM) for an interleaved power factor correction (PFC) converter
JP2012175833A (ja) * 2011-02-22 2012-09-10 Minebea Co Ltd スイッチング電源装置
JP5230777B2 (ja) * 2011-07-06 2013-07-10 三菱電機株式会社 電力変換装置
CN103166448B (zh) * 2011-12-16 2015-06-10 英飞特电子(杭州)股份有限公司 一种提高供电可靠性的电路
WO2013096956A1 (en) * 2011-12-23 2013-06-27 University Of Florida Research Foundation, Inc. Method and apparatus for providing power
EP2798730B1 (en) * 2011-12-28 2017-11-08 DET International Holding Limited Resonant bi-directional dc-ac converter
US10182472B2 (en) 2011-12-29 2019-01-15 Arcelik Anonim Sirketi Wireless kitchen appliance operated on induction heating cooker
WO2013098016A1 (en) * 2011-12-29 2013-07-04 Arcelik Anonim Sirketi Wireless kitchen appliance operated on an induction heating cooker
CN102545678B (zh) * 2012-02-16 2014-07-09 朱建国 逆变器及其启机方法
KR101288615B1 (ko) 2012-03-28 2013-07-22 주식회사 만도 고조파 변조를 이용한 불연속 전류 모드 역률 정정 컨버터 제어회로
US9634555B2 (en) 2012-06-13 2017-04-25 Efficient Power Conversion Corporation Method for operating a non-isolated switching converter having synchronous rectification capability suitable for power factor correction applications
US8717001B2 (en) * 2012-07-03 2014-05-06 Infineon Technologies Austria Ag Inrush current limiting circuit
KR20140062997A (ko) * 2012-11-15 2014-05-27 삼성전기주식회사 역률 보정 장치, 이를 갖는 전원 공급 장치 및 모터 구동 장치
CN102983745B (zh) * 2012-12-12 2015-04-08 华为技术有限公司 一种电压调节方法、预稳压电源电路及***
CN103135650B (zh) * 2013-01-21 2015-01-07 湖北航天技术研究院总体设计所 电流/频率变换电路线性度及对称性数字补偿方法
US9651977B2 (en) 2013-03-14 2017-05-16 Hiq Solar, Inc. Three-phase power conversion with power factor correction operational day and night
CN103354692B (zh) * 2013-04-15 2015-08-12 阮雪芬 双半桥注入锁相功率合成低压钠灯
TWI506932B (zh) * 2013-09-05 2015-11-01 Novatek Microelectronics Corp 電壓轉換積體電路
CN104980025B (zh) * 2014-04-02 2017-09-26 光宝电子(广州)有限公司 电源转换装置
CN105099241B (zh) * 2014-04-18 2019-03-19 通用电气公司 控制器、电能变换***和方法
US10177646B2 (en) * 2014-06-13 2019-01-08 City University Of Hong Kong Power factor correction circuit for a power electronic system
US9887619B2 (en) * 2014-06-23 2018-02-06 Infineon Technologies Austria Ag System and method for a normally-on switched mode power supply
CN105471393B (zh) * 2014-09-12 2018-12-18 通用电气公司 以零电压开关及热平衡控制算法运作的开关放大器
KR101628525B1 (ko) * 2014-11-13 2016-06-09 현대자동차주식회사 차량용 배터리 충전기
EP3091651B1 (en) * 2015-03-11 2018-09-26 Mitsubishi Electric Corporation Power supply device
CN106329895B (zh) * 2015-06-17 2020-10-27 雅达电子国际有限公司 Llc谐振变换器和抑制其输出电压中的纹波的方法
DE102015115449A1 (de) * 2015-09-14 2017-03-16 Fogtec Brandschutz Gmbh & Co. Kg Brandbekämpfungssystem mit zweistufiger Heizung
US9602011B1 (en) * 2015-12-28 2017-03-21 Harman International Industries, Incorporated Gated bi-directional dual-rail series resonant converter power supply
CN105471252B (zh) * 2016-01-05 2018-03-20 福州大学 一种大降压变比谐波电流注入型三相功率因数校正电路
US10778160B2 (en) 2016-01-29 2020-09-15 Dolby Laboratories Licensing Corporation Class-D dynamic closed loop feedback amplifier
WO2017132583A2 (en) * 2016-01-29 2017-08-03 Dolby Laboratories Licensing Corporation Multi-channel cinema amplifier with power-sharing, messaging and multi-phase power supply
DE102016202443B3 (de) * 2016-02-17 2017-05-18 Siemens Healthcare Gmbh Schaltungsanordnung, Gradientenverstärker und Verfahren zur Kompensation von Nichtlinearitäten einer Verstärker-Endstufe
US10305373B2 (en) 2016-04-15 2019-05-28 Emerson Climate Technologies, Inc. Input reference signal generation systems and methods
US10656026B2 (en) 2016-04-15 2020-05-19 Emerson Climate Technologies, Inc. Temperature sensing circuit for transmitting data across isolation barrier
US10770966B2 (en) 2016-04-15 2020-09-08 Emerson Climate Technologies, Inc. Power factor correction circuit and method including dual bridge rectifiers
US10763740B2 (en) 2016-04-15 2020-09-01 Emerson Climate Technologies, Inc. Switch off time control systems and methods
US10284132B2 (en) 2016-04-15 2019-05-07 Emerson Climate Technologies, Inc. Driver for high-frequency switching voltage converters
US9933842B2 (en) 2016-04-15 2018-04-03 Emerson Climate Technologies, Inc. Microcontroller architecture for power factor correction converter
US10075065B2 (en) * 2016-04-15 2018-09-11 Emerson Climate Technologies, Inc. Choke and EMI filter circuits for power factor correction circuits
US10277115B2 (en) 2016-04-15 2019-04-30 Emerson Climate Technologies, Inc. Filtering systems and methods for voltage control
KR101959922B1 (ko) * 2016-09-07 2019-03-19 현대자동차주식회사 완속충전기(On board charger, OBC) 제어 방법 및 장치
CN106505895A (zh) * 2016-10-28 2017-03-15 北京科诺伟业科技股份有限公司 三电平微网变流器
JP7021478B2 (ja) * 2017-09-04 2022-02-17 オムロン株式会社 太陽光発電システム及び変換器
CN109861356B (zh) * 2018-05-09 2023-03-24 台达电子工业股份有限公司 冲击电流抑制模块、车载双向充电机及控制方法
US10804793B2 (en) 2018-12-18 2020-10-13 Lear Corporation Variable zero voltage switching (ZVS) hybrid controller for power factor corrector (PFC)
US10879788B1 (en) * 2019-06-28 2020-12-29 Nxp B.V. Power factor corrector circuit with DCM/CCM algorithm using relation between current ripple and switching interval
TWI704838B (zh) * 2019-07-29 2020-09-11 宏碁股份有限公司 驅動裝置
JP2021048663A (ja) * 2019-09-17 2021-03-25 株式会社東芝 電池制御装置、充放電システム、駐車場システム、二次電池リユースシステム、電池制御方法、及び電池制御プログラム
TWI762005B (zh) 2020-01-20 2022-04-21 通嘉科技股份有限公司 非對稱電源轉換器及其操作方法
JP2023520991A (ja) * 2020-03-27 2023-05-23 ミルウォーキー エレクトリック ツール コーポレイション 電動工具バッテリパック用の充電器を備えたモジュール式収納ユニット
US11616442B2 (en) 2020-06-30 2023-03-28 Analog Devices International Unlimited Company Inductor current dependent pulse width modulator in a SIMO converter
TWI723931B (zh) * 2020-08-04 2021-04-01 崑山科技大學 超高升壓交錯式直流轉換器
CN114553097A (zh) * 2020-11-25 2022-05-27 台达电子工业股份有限公司 电流感测校正方法及驱动***
CN112637744A (zh) * 2020-12-30 2021-04-09 东莞精恒电子有限公司 一种大功率6000w数字功放的电源功放***
CN113394985B (zh) * 2021-07-21 2022-08-23 矽力杰半导体技术(杭州)有限公司 控制电路、谐振变换器及集成电路控制芯片
CN116760270B (zh) * 2023-08-11 2023-11-07 西南交通大学 一种平抑电压二次纹波的Boost-PFC变换器

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3265930A (en) 1962-05-03 1966-08-09 Gen Electric Current level switching apparatus for operating electric discharge lamps
US4190882A (en) 1977-05-05 1980-02-26 Hughes Aircraft Company System for reducing the effects of power supply switching
US4903181A (en) 1989-05-16 1990-02-20 American Telephone And Telegraph Company, At&T Bell Laboratories Power converter having parallel power switching systems coupled by an impedance inversion network
US5383109A (en) 1993-12-10 1995-01-17 University Of Colorado High power factor boost rectifier apparatus
US5657219A (en) 1995-08-29 1997-08-12 Crown International, Inc. Opposed current power converter
US5923152A (en) * 1997-02-20 1999-07-13 Astec International Limited Power factor correction circuit with soft switched boost converter
DE19725629A1 (de) * 1997-06-17 1999-02-04 Aloys Wobben Wechselrichter für die Einspeisung sinusförmiger Ströme in ein Wechselstromnetz
US6147881A (en) * 1999-09-29 2000-11-14 Hua-In Co., Ltd. Resonant switching power supply
US6388429B1 (en) 2000-03-09 2002-05-14 Hengchun Mao Controller for power factor corrector and method of operation thereof
US6272027B1 (en) * 2000-07-28 2001-08-07 Simon Fraidlin AC active clamp for isolated power factor corrector and method of operating the same
US6373734B1 (en) 2000-09-15 2002-04-16 Artesyn Technologies, Inc. Power factor correction control circuit and power supply including same
US6465990B2 (en) 2001-03-15 2002-10-15 Bensys Corporation Power factor correction circuit
US6531854B2 (en) 2001-03-30 2003-03-11 Champion Microelectronic Corp. Power factor correction circuit arrangement
TW539934B (en) * 2001-12-06 2003-07-01 Delta Electronics Inc Inrush current suppression circuit

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2571952C1 (ru) * 2014-10-23 2015-12-27 Общество с ограниченной ответственностью "СИБВЭС" Корректор коэффициента мощности

Also Published As

Publication number Publication date
EP1501177B1 (en) 2008-11-26
EP1501177A3 (en) 2006-04-19
US6949915B2 (en) 2005-09-27
JP2005045996A (ja) 2005-02-17
ATE415730T1 (de) 2008-12-15
DE602004017936D1 (de) 2009-01-08
US20050017695A1 (en) 2005-01-27
EP1501177A2 (en) 2005-01-26
CN100411285C (zh) 2008-08-13
CN1578077A (zh) 2005-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4283739B2 (ja) 対向電流コンバータ力率補正パワーサプライ
JP4610245B2 (ja) 直列インターリーブブーストコンバータ力率補正パワーサプライ
CN103607111B (zh) 提高功率因数校正电路中的效率的方法和装置
US6650554B2 (en) Power factor corrector with efficient ripple attenuator
US5731969A (en) Three-phase AC power converter with power factor correction
US7660135B2 (en) Universal AC high power inveter with galvanic isolation for linear and non-linear loads
US5233509A (en) Switch-mode AC-to-DC converter
Kheraluwala et al. Single phase unity power factor control for dual active bridge converter
US6178101B1 (en) Power supply regulation
EP2299580A2 (en) Multi-phase resonant converter and method of controlling it
CN110858753B (zh) 具有次级侧整流电压感测的隔离开关模式功率转换器的前馈增强反馈控制
CN111758211B (zh) 电压转换器装置及操作电压转换器装置的方法
US5471378A (en) AC to DC converter system with ripple feedback circuit
US20240128883A1 (en) Single stage power factor correcting synchronous harmonic converter
WO2023149918A1 (en) Single stage synchronous harmonic current controlled power system
JP5518980B2 (ja) 並列に接続された複数の制御電流源を備える電力変換器
US20230208284A1 (en) Systems and Methods of Unwanted Harmonic Content Removal for Power Conversion
US20230071003A1 (en) Power factor correction circuits controlled using adjustable deadtime
Sano et al. Reducing output current ripple of resonant switched-capacitor step-up converter with interleaving technique
Stanić et al. Digital Control Challenges in a Single-Phase CCM Totem-Pole PFC Rectifier with GaN Devices
Dutta et al. Reduction in Total Harmonic Distortion in a Non-Linear Load with Harmonic Injection Method
GB2314429A (en) Current waveform correction
JP2006516881A (ja) 力率補正回路
Erickson et al. The Ideal Rectifier
Karpagavalli et al. Bridgeless SEPIC Converter Based Computer Power Supply Using Coupled Inductor

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051109

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081015

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090114

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090309

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090319

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4283739

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120327

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120327

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130327

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140327

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250