JP4283269B2 - 半導体装置用接続装置、半導体装置キャリア、半導体装置用ソケット、および、プローブカード - Google Patents

半導体装置用接続装置、半導体装置キャリア、半導体装置用ソケット、および、プローブカード Download PDF

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Description

本発明は、半導体装置用接続装置、半導体装置キャリア、半導体装置用ソケット、および、プローブカードに関するものである。
従来、ベアチップであるKGD(Known Good Die)等の半導体装置は、電子機器などに実装される以前の段階で種々の試験が行われ、その結果、欠陥を有する半導体装置は、除去される。
このような試験において、半導体装置は、半導体装置キャリアに載置された後に、その半導体装置キャリアが、テストボード等の基板に固定されキャリア収容部を有するソケット内に収容される。その後、半導体装置は、半導体装置キャリアおよびソケットを通じて試験されている。
ところで、試験をする際、試験される半導体装置を、半導体装置キャリアに設けられた電極付シートのバンプ接点に接触させ電気的に接続させる必要がある。
半導体装置の電極部とバンプ接点との接触に必要な接触圧は、半導体装置キャリアに保持された押圧部材による押圧力と、電極付シートの底部に配設された弾性部材による押圧力と、電極付シートの底部に配設された弾性部材による押圧力に対する反力とによって適正に設定されている(特許文献1参照)。
しかしながら、従来における半導体装置キャリア、およびそれを用いた半導体装置用ソケットの電極付シートのバンプ接点と半導体装置の電極部とが接触する場合、半導体装置の電極部とバンプ接点との接触に必要な接触圧は、半導体装置キャリアに保持された押圧部材による押圧力と、電極付シートの底部に配設された弾性シートによる反力とにより適正に設定されているために、例えば、図34乃至図40に示されるような問題が生じる恐れがある。
図34乃至図40に示されるような従来装置の第1の例について、はじめに説明する。
従来における電極付シート101は、半導体装置107の電極部(不図示)と接触するバンプ103A、103Bと、絶縁基材102と、絶縁基材102の表面および裏面に、それぞれ導体配線された表面配線104および裏面配線105と、を有している。なお、バンプ103A、103Bは、説明の都合上、代表的に、誇張拡大されて2個ずつ示されている。
表面配線104は、バンプ接点103A、103Bが配設されるバンプ配置部104Aを有している。
裏面配線105は、表面配線104と同様の形状に形成され、バンプ配置部104Aに対応した箇所に同様の形状に形成された裏面バンプ配置部配線105Aを有している。
裏面配線105の底部には、接触に必要な押圧力に対する反力を与える弾性シート106が配設されている。
半導体装置107の電極部とバンプ接点103A、103Bとを接触させるためには、半導体装置107がキャリアの押圧部材(不図示)により電極付シート101に対し押圧された場合、図38に示されるように、バンプ接点103A、103Bの先端部分が、半導体装置107の電極部により押圧され、押圧力に対する反力が弾性シート106により与えられ、適当な接触圧にて接触する。
特開2004−047186号公報
しかし、図37、図38に示されるように、押圧力により弾性シート106が撓み、バンプ接点103A、103Bにかかる弾性シート106の弾性力(反力)が不均一となる。従って、半導体装置107の端部の電極部に接触するバンプ接点103Aの方がバンプ接点103Bより大きく傾いた状態で接触し、バンプ接点103Aの先端部の潰れの大きさが、バンプ接点103Bの先端部分の潰れよりも大きくなる(例えば、潰れたバンプ接点103Aの先端部の直径が約40μm以上)。また、バンプ接点103Aの先端部の潰れの大きさに対応した弾性シート106の反力も、他の部分(バンプ接点103Aの先端部の中心軸線回りにおけるバンプ接点103Bに隣接する側の一部も含む)に比べて大となる。
図39および図40に示されるような従来の第1の例よりバンプ接点の数が多い第2の例の場合、図示されるように、押圧力により弾性シート206が撓み、バンプ接点203A、203B、203C、203D、203Eにかかる反力に、ばらつきが生じるため、半導体装置207の端部の電極部に接触するバンプ接点203Aの方が中心線に近いバンプ接点203D、203Eより傾いた状態でその電極部に接触してしまう。
図40に示されるように、バンプ接点203A、203B、203C、203D、203Eの先端部の潰れ面積SA〜SEは、中心線より遠退いた端部の電極部に接触するバンプ接点に近づくほど大きくなる。
即ち、端部の電極部に接触するバンプ接点は、半導体装置207の電極部と接触したときのダメージが大きくなり、バンプ接点203Aの先端部分の潰れが、バンプ接点203Bの先端部分の潰れよりも大きくなる。
このように、バンプ接点の先端部分の磨耗度合は、半導体装置の端部の電極部に接触するバンプ接点に近いほど大きくなる。
例えば、複数回繰り返して試験される場合、半導体装置の端部の電極部に接触するバンプ接点の電気的接続が不確実になる恐れがある。
また、外側(端部の電極方向)に近いバンプ接点の磨耗度と、内側(中心線方向)に近いバンプ接点の磨耗度が異なるため、内側に近いバンプ接点の磨耗度が低いにもかかわらず、電気的接続を確実とするために電極付シートを交換する必要があり、従って、電極付シートにおける試験への利用効率が悪くなってしまう。
以上の問題点を考慮し、本発明は、半導体装置の電極部とバンプ接点とが接触した際の、バンプ接点の傾きを抑えることにより、各バンプ接点の磨耗度のバラツキを減少させることを可能とした半導体装置用接続装置、半導体装置キャリア、半導体装置用ソケット、および、プローブカードを提供することにある。
本発明の半導体装置用接続装置は、絶縁基材の表面に導体配線された表面配線、および、該絶縁基材の裏面に導体配線された裏面配線と、該裏面配線に形成された裏面バンプ接点配置部配線と、前記表面配線上の接点配置部に配設され半導体装置の電極部に接触するバンプ接点と、を有する電極付シートと、該電極付シートの下に配置され、前記電極付シートを介して押圧されるとき、弾性変形されるシート部材と、前記半導体装置の電極部に前記電極付シートを介して電気的に接続される信号入出力部とを備え、前記半導体装置の端部に位置する前記電極部に接触するバンプ接点の中心軸線と共通の中心軸線を有するように形成された前記裏面バンプ接点配置部配線における該バンプ接点の配列方向に沿った幅が、該中心軸線に対し前記半導体装置の少なくとも端部側の配線を切り取ることにより隣接する前記バンプ接点の前記裏面配線に形成された裏面バンプ接点配置部配線の対応する幅より小さく形成されたことを特徴とする。
本発明の半導体装置キャリアは、半導体装置を収容する収容部を有するキャリア筐体と、前記キャリア筐体に配設され、絶縁基材の表面に導体配線された表面配線、および、該絶縁基材の裏面に導体配線された裏面配線と、該裏面配線に形成された裏面バンプ接点配置部配線と、前記表面配線上の接点配置部に配設され前記半導体装置の電極部に接触するバンプ接点と、を有する電極付シートと、前記キャリア筐体に保持され、収容される前記半導体装置を前記電極付シートに対して押圧する押圧部材と、前記キャリア筐体に配設され、前記電極付シートの底面に接する弾性シートと、を備え、前記半導体装置の端部に位置する前記電極部に接触するバンプ接点の中心軸線と共通の中心軸線を有するように形成された前記裏面バンプ接点配置部配線における該バンプ接点の配列方向に沿った幅が、該中心軸線に対し前記半導体装置の少なくとも端部側の配線を切り取ることにより隣接する前記バンプ接点の前記裏面配線に形成された裏面バンプ接点配置部配線の対応する幅より小さく形成されたことを特徴とする。
本発明の半導体装置用ソケットは、上記記載の半導体装置キャリアと、前記半導体装置キャリアを収容するキャリア収容部を有するソケット本体と、前記ソケット本体に配設され、前記電極付シートに設けられたパッドに接触するコンタクト端子とを備えたことを特徴とする。
本発明のプローブカードは、絶縁基材の表面に設けられ、半導体装置の回路パターンの電極部に接触するバンプ接点の集合体からなる複数のバンプ接点群と、該絶縁基材の裏面に形成され該バンプ接点群を構成するバンプ接点と接続される裏面バンプ接点配置部配線とを有する電極付シートと、該電極付シートの裏面バンプ接点配置部配線の形成面に当接するように配置され、前記電極付シートを介して押圧されるとき、導通状態とされる異方導電性シートと、前記半導体装置の電極部に前記電極付シートおよび異方導電性シートを介して電気的に接続される配線基板とを備え、前記半導体装置の電極部に接触する前記バンプ接点の中心軸線と共通の中心軸線を有するように形成された前記裏面バンプ接点配置部配線の表面積は、該裏面バンプ接点配置部配線における該バンプ接点を含む第1のバンプ接点群に隣接する第2のバンプ接点群側の外周縁の一部が削られ、該第1のバンプ接点群の中央の位置にあるバンプ接点に対応して形成された裏面バンプ接点配置部配線の表面積より小さく形成されたことを特徴とする。
本発明によれば、キャリア筐体に配設された、電極付シートのバンプ接点配置部配線を任意の形状に形成することにより、バンプ接点と半導体装置の電極部を接触時にバンプ接点が傾いて接触することを抑えるため、半導体装置とバンプ接点の確実な電気的接続が可能となる。
(実施例1)
以下、図面を参照して本発明に従う実施例を説明する。
図1は、本発明の半導体装置用ソケットにおける半導体装置キャリアの部分平面図、図2は、図1のII−II線に沿う本発明に係る半導体装置キャリアの一例の要部を示す部分断面図である。図3は、半導体装置用ソケットの全体構成の概略部分断面図、図4は、図3の本発明に係る半導体装置用ソケットの一例における動作説明に供される部分断面図である。図5は、図1のV−V線に沿う半導体装置キャリアの電気接点の要部を概略的に示す断面図、図6は、図5の半導体装置キャリアの電気接点の要部の表面配線の平面図、図7は、図5の半導体装置キャリアの電気接点の要部の裏面配線の平面図である。図8は、半導体装置とバンプ接点の接触状態を示す縦断面図、図9は、図8のA部の拡大部分図である。図10は、バンプ接点の先端部分の潰れ形状の概要図である。
図1および図2に示されるように、本発明に従う実施例1における半導体装置キャリア2は、ベアチップであるKGD(Known Good Die)等の半導体装置10が収容される収容部3Aを有するキャリア筐体3と、キャリア筐体3を形成するキャリアハウジング19と、キャリア筐体3の収容部3Aの底部を形成するベース部材9上に配され弾性を有する弾性シート4と、弾性シート4を介してベース部材9上に配設されるバンプ接点5A、5Bを有する電極付シート5と、半導体装置10の電極部を電極付シート5のバンプ接点5A、5Bに対して押圧する押圧用蓋17と、押圧用蓋17をキャリア筐体3に選択的に保持するラッチ機構22と、を含んで構成されている。
電極付シート5は、図2に示されるように、絶縁基材6と、絶縁基材6の表面に配置される表面配線7と、絶縁基材6の裏面に配置される裏面配線8とから構成されており、表面配線7の上にバンプ接点5A、5Bが設けられている。なお、図1においては、説明の都合上、バンプ接点は、複数個設けられたもののうち、4個のバンプ接点5A、2個のバンプ接点5Bを代表的に誇張して示されている。
電極付シート5の両端部には、外部に向けて突出する複数のパッドが形成されており、そのパッドは、後述する半導体装置用ソケット1に設けられるコンタクト13Aと当接することにより電気的に接続される。
押圧用蓋17は、図2に示されるように、半導体装置10の上面に当接する押圧面を有する押圧体16と、押圧体16の基部を収容する蓋本体21と、押圧体16の基部の凹部と蓋本体21の凹部との間の空間に配設され押圧体16を半導体装置10に向けて付勢する複数のスプリング18と、を含んで構成されている。
図3および図4に、本発明の実施例1としての半導体装置用ソケット1を示す。
半導体装置用ソケット1は、半導体装置10への検査信号および半導体装置10からの検出出力信号等の入出力を行うプリント配線基板15上に配設される。
半導体装置用ソケット1は、半導体装置キャリア2を収容する収容部12を有するソケット本体部11と、本体部11に設けられ半導体装置キャリア2の電極付シート5の各パッドに当接して電気的に接続される複数個のコンタクト13Aから成るコンタクト群13と、ソケット本体部11に対し昇降可能に配設されコンタクト13Aの各接点部を電極付シート5の各パッドに選択的にかつ電気的に接続するカバー部材14と、を主な要素として構成される。
樹脂材料で成形されるソケット本体部11は、プリント配線基板15の電極部に対応して所定位置に配置されている。ソケット本体部11は、図3に示されるように、半導体装置キャリア2が収容される収容部12を有している。収容部12は、半導体装置キャリア2のベース部材9の下部に係合される下部基台部12aの内周部と、基台部12aに連なり、このベース部材9の上部に係合される上部基台部12bの内周部とに取り囲まれて形成されている。下部基台部12aおよび上部基台部12bには、コンタクト群13を構成する各コンタクト13A・・が挿入されるスリットが形成されている。
各コンタクト13A・・は、下部基台部12aに圧入されている端子部13Tに連なり電極付シート5のパッドに上方側から電気的に接続される可動側接点部13mと、可動側接点部13mから分岐されてカバー部材14の斜面部に選択的に係合されて可動側接点部13mを固定側接点部13fに対して隔離する方向に回動させる被係合部13eとを有するように構成されている。
各コンタクト13A・・は、電極付シート5のパッドに対応して紙面に対して略垂直方向に沿って所定の間隔で配列されている。図3においては、収容部12の四方を取り囲むコンタクト群13のうちの一辺に対応する部分のみのコンタクト群13を示す。
樹脂材料で成形されるカバー部材14は、半導体装置キャリア2が通過する開口部14aを有している。開口部14aの周縁を形成する枠状部分は、ソケット本体部11の外周部に設けられる溝に案内される脚部により、昇降動可能に支持されている。また、カバー部材14は、図示が省略されている弾性部材によってソケット本体部11に対して離隔する方向に付勢されている。その枠状部分の各辺の下端には、図4の二点鎖線で示されるように、カバー部材14が所定位置まで下降される時に、各コンタクト13A・・の被係合部13eに係合し、可動側接点部13mをその弾性力に抗して固定側接点部13fに対して離隔する方向に回動させる斜面部14sがそれぞれ形成されている。
半導体装置キャリア2が半導体装置用ソケット1のソケット本体部11の収容部12に装着される場合に、カバー部材14が所定量だけ押し下げられて保持されることによって、コンタクト群13の各可動接点部13mが収容部12に対して後退された後、上方から開口部14aを介して半導体装置キャリア2が収容部12内に位置決めされて載置される。その際、固定側接点部13fは、半導体装置キャリア2における電極付シート5のパッドの下面側に当接される。
続いて、保持された状態のカバー部材14が解放される時に、上記弾性体の復帰力、および各コンタクト13A・・の被係合部13eの弾性力の合力により、カバー部材14が上昇される。その際に、コンタクト群13の各可動接点部13mは元の位置に戻され、半導体装置キャリア2の電極付シート5のパッドの上面側に当接される。これにより、図4に示されるように、電極付シート5とコンタクト群13とが電気的に接続されることになる。
図5乃至図7に示される本発明の実施例1における半導体装置キャリア2の電気接点構造は、電極付シート5と、電極付シート5の下面に配設される弾性シート4とを含んで構成されている。
電極付シート5は、絶縁基材6と、絶縁基材6の表面および裏面に導体配線され形成された表面配線7および裏面配線8と、表面配線7上に配設され半導体装置10の端部の電極部(図示なし)と接触するバンプ接点5Aと、表面配線7上に配設され半導体装置10の中心電極部(図示なし)と接触するバンプ接点5Bとを含んで構成されている。なお、図5においては、説明の都合上、表面配線7および8上に配設される複数のバンプ接点のうちの4個を代表的に誇張して示す。
絶縁基材6は、絶縁性の熱硬化性樹脂材料である、例えば、ポリイミド樹脂材料を約数十μm程度の厚さに薄板状に形成したものである。
表面配線7は、図示されるようにバンプ接点5A、5Bを配設するバンプ配置部7Aを有している。
バンプ配置部7Aは、略正方形状に形成され、その中央部には、バンプ接点5A、5Bが配設される。これらバンプ配置部7Aの幅Woは、図6に示されるように、バンプ接点5Aの直径幅Wbよりもやや大きい幅に形成されている。
裏面配線8は、図7に示されるように、半導体装置の端部の電極部に接触するバンプ接点5Aに対応する端部における裏面バンプ配置部配線8Aと、半導体装置10の中心電極部に接触するバンプ接点5Bに対応する裏面バンプ配置部配線8Bとを有している。
端部の裏面バンプ配置部配線8Aは、図7に示されるバンプ配置部7A(図6参照)の透過線(二点鎖線)と比較するとわかるように、バンプ配置部7Aの両端が切り取られた矩形状に形成されている。
端部の裏面バンプ配置部配線8Aの幅Wraは、バンプ接点5Aの直径幅Wbよりも小さい幅に形成されている。
裏面バンプ配置部配線8Bは、バンプ配置部7Aと略同一形状で、かつ略正方形状に形成される。
裏面バンプ配置部配線8Bの幅Wrbは、バンプ接点5A、5Bの直径幅Wbよりもやや大きい幅に形成されている。
このように、半導体装置10の端部の電極部に接触するバンプ接点5Aに対応する端部の裏面バンプ配置部配線8Aは、隣接する半導体装置10の中心電極部に接触するバンプ接点5Bに対応する裏面バンプ配置部配線8Bより幅が小さく形成されている。
弾性シート4は、例えばゴム、シリコンゴム等の弾性部材をシート状に形成され、電極付シート5の下面に配設される。
弾性シート4は、電極付シート5のバンプ接点5A、5Bの高さのバラツキを吸収するとともに、バンプ接点5A、5Bが半導体装置10の電極部に接触する際に必要な弾性力(反力)を電極付シート5に与えている。
図8に示されるように、半導体装置10の電極部は、押圧用蓋17の押圧体16によって押圧されて、バンプ接点5A、5Bに接触する。
弾性シート4は、半導体装置10を介した押圧力により中心側は凹形状に弾性変形し、押圧力に対する反力が内部に発生する。
この際、図9に示されるように、半導体装置10の中心側の電極部に接触するバンプ接点5Bには、弾性シート4の反力が略垂直に裏面配線8(正確には裏面バンプ配置部配線8B)を介してかかる。
また、半導体装置10の端部の電極部に接触するバンプ接点5Aは、端部裏面バンプ配置部配線8Aの幅をバンプ接点5Aの直径幅よりも小さい幅にしているため、弾性シート4の反力がバンプ接点5Aに対し斜めにかかることが防止される。これにより、バンプ接点5Aは、バンプ接点5Bよりも僅かに水平面に対し傾くだけとなる。
従って、図10に示されるように、このような場合においては、バンプ接点5Aおよびバンプ接点5Bの先端の潰れ形状を重ね合わせると明らかなように、磨耗度の差異を小さくすることができる。
そのため、複数回の試験を行っても確実な電気的接続が可能となり、従って、電極付シート5の耐用回数が増加し、また、試験における利用効率を上げることが出来る。
(変形例)
さらに、図11乃至図15は、実施例1の裏面配線の変形例を示す。なお、これら変形例においては、実施例1に示される例において同一の構成要素とされるものについて同一の符号を付し、その重複説明を省略する。
図11、図12に示されるように、半導体装置10の端部の電極に接触するバンプ接点5Aの端部の裏面バンプ配置部配線8A'が、片端(端部側)を切り取られた形状に形成したことが、実施例1の裏面バンプ配置部配線8Aとは異なる。
このような形状に端部の裏面バンプ配置部配線をすることにより、両端を切り取った形状と比較し、半導体装置10の電極部とバンプ接点5A、5Bとが接触した時、上述したような端部のバンプ接点5Aにおける傾きをさらに抑えることが出来る。
さらにまた、図13乃至図15に示されるように、端部の裏面バンプ配置部配線は、上述したような裏面バンプ配置部配線8Bの形状から片端(端部側)と、中心側の一部とを切り取った形状の端部の裏面バンプ配置部配線8−1でも良い。
また、両端を上述したような裏面バンプ配置部配線8Bの形状から楕円形状に切り取っても良く、この場合、端部側を中心側よりも大きく切り取る端部裏面バンプ配置部配線8−2の形状に形成するのが好ましい(図14参照)。
さらに、図15に示されるように、上述したような裏面バンプ配置部配線8Bの形状から端部側を矩形状に切り取るとともに、端部の裏面バンプ配置部配線の中心側を三角形状に切り取った端部の裏面バンプ配置部配線8−3の形状に形成しても同様の効果を得ることができる。
(応用例)
次いで、半導体装置の電極部が多い場合の実施例1の応用例を図16乃至図19に示す。図16は、半導体装置キャリアの電気接点の要部を概略的に示す断面図、図17は、図16の半導体装置キャリアの電気接点の要部の表面配線の平面図、図18は、図16の半導体装置キャリアの電気接点の要部の裏面配線の平面図、図19は、図17および図18の表面配線と裏面配線とを重ね合わせた時の拡大図である。
なお、本応用例は、実施例1に示される例において同一の構成要素とされるものに同一の符号を付して示し、その重複説明を省略する。
本応用例と実施例1との違いは、裏面配線8の裏面バンプ配置部配線の幅を半導体装置の中心電極部側から半導体装置の端部の電極側に近づくにつれ小さくしている点である。
図17に示されるように、半導体装置10の電極部に対応したバンプ接点5A、5B、5C、5Dが、表面配線7のバンプ配置部7A、7B、7C、7Dに配設されている。
図18に示されるように、裏面バンプ配置部配線8A、8B、8C、8Dは、バンプ配置部7A、7B、7C、7Dの個数と同一数個分だけ絶縁基材6を介して形成されている(図の2点鎖線はバンプ配置部7A〜7Dを透過した図である)。
図19に示されるように、裏面バンプ配置部配線8A、8B、8C、8Dの面積SA〜SDは、2点鎖線で表された表面配線7A,7B,7C,7Dと比較するとわかるように、端部裏面バンプ配置部配線8Aの面積SAが一番小さく、端部の裏面バンプ配置部配線8Aの隣に形成されるバンプ配置部配線8Bの面積SBは、端部の裏面バンプ配置部配線8Aの面積SAよりもバンプ配置部7Aの形状から切り取られる部分が少ない。
さらに、バンプ配置部配線8Cの面積SCは、バンプ配置部配線8Bの面積SBよりもバンプ配置部7Cの形状から切り取られる部分が少ない。このように、裏面バンプ配置部配線8B、8C、8Dの幅が、端部裏面バンプ配置部配線8Aに近づくにつれて小さく形成されている。
このように、裏面バンプ配置部配線8の幅が、端部裏面バンプ配置部配線8Aに近づくにつれて小さく形成することにより、半導体装置の電極部が多数になった場合においても、弾性シート4の反力がバンプ接点に斜めにかかるのを防ぎ、その結果、バンプ接点5A〜5Dが傾いて接触するのを防ぐことができる。
さらに、図19に示される応用例の変形例として、裏面バンプ配置部配線8A〜8Dを両端ではなく、端部側だけバンプ配置部7A等の形状から切り取った形状に形成することにより、さらにバンプ接点が傾いて接触するのを防ぐことができる。
(実施例2)
図20乃至図24には、本発明の実施例2が示されており、図20は、実施例2における半導体装置キャリアの電気接点の要部を概略的に示す断面図、図21は、図20の半導体装置キャリアの電気接点の要部の表面配線の平面図、図22は、半導体装置とバンプ接点の接触状態での縦断面図、図23は、図22のB部の拡大部分図、図24は、図23のバンプ接点の先端の潰れ部の平面部分図と、その重ね合わせた状態を示す部分平面図である。
この実施例2においては、電極付シートの絶縁シートである絶縁基材に形成される導体配線が表面のみに配線され、裏面配線パターンが用いられていないことが、先の第1の実施例と異なっている。
すなわち、図示されるように、表面配線パターンだけが用いられる本発明の実施例2の電気接点構造50は、電極付シート55と、電極付シート55の下面に配設される弾性シート54とを有するように構成されている。
電極付シート55は、絶縁基材56と、絶縁基材56の表面に導体配線されて形成された表面配線57A,57Bと、表面配線57A,57B上に配設され半導体装置60の中心電極部(図示しない)と接触するバンプ接点55A、55Bとを含んで有するように構成されている。なお、図20においては、説明の都合上、複数のバンプ接点のうち代表的にバンプ接点55A、55Bを誇張して示す。
絶縁基材56は、絶縁性の熱硬化性樹脂材料で、例えばポリイミド樹脂材料等の薄板状に形成されたものが好適である。
本発明の実施例2の電気接点構造50において、絶縁基材56の表面には、表面配線57A、57Bが設けられており、さらに、その上にバンプ接点55A、55Bが配設されている。そして、このような絶縁基材56は、押圧部材としての弾性シート54の上に直接に設けられるようになっている。従って、バンプ接点55A、55Bは、弾性シート54の弾性力によって直接に絶縁基材56、表面配線57A,57Bを介して半導体装置60の電極部に対して押圧されて接触されるようになる。
このように、本発明の実施例2の電気接点構造50においては、接点部材としてのバンプ接点55A、55Bは、弾性シート54上に配置された絶縁基材56の複数個の表面配線57A,57B上にバンプ接点を形成するようにして設けられている。そして、さらにこの表面に設けられた表面配線57A,57Bは、図21に示されるように、バンプ接点55A、55Bの端部に接続される配線部分57wが同等の大きさの形状に形成されている。
すなわち、絶縁基材56の表面に設けられる表面配線57A,57Bは、弾性シート54によって作用される反力の大きさに対応するように異なった大きさの形状に段階的に調整されている。即ち、端の表面配線57Aから内側の表面配線57Bに向かって面積が大きくなるように調整されている。すなわち、外側の表面配線57Aは、内側の表面配線57Bよりも幅が狭く、図示されるように小さい幅である。
このような本発明の実施例2の電気接点構造50におけるバンプ接点55A、55Bは、端部に配置されたバンプ接点55Aの下部の表面配線57Aの面積および幅が、隣接する内側の他のバンプ接点55Bの下部の表面配線57Bの面積および幅よりも小さくなるように形成されている。
このような電気接点構造50が弾性シート54によって半導体装置60の電極部に対して押圧されて接触された状態が、図22乃至図24に示されている。この接触状態において、図22は、押圧によってバンプ接点の先端が潰れた状態を示す部分縦断面図で、図23は、図22のB部の部分拡大図で、図24は、電気接点構造のバンプ接点の先端の潰れた部分を示す平面図で、先端が潰れたバンプ接点55Aとバンプ接点55Bとが重ね合わされて示されている。
すなわち、図示されるように、表面配線57A,57Bだけが用いられる第2の実施例の電気接点構造50は、絶縁基材56と、絶縁基材56の表面配線57A,57B上に配されたバンプ接点55A、55Bと、絶縁基材56が配設される弾性シート54とを有している。弾性シート54の弾性力によって絶縁基材56を介して表面配線57A、57B上のバンプ接点55A、55Bが、半導体装置60の電極部に対して接触されるように構成されている。
このような本発明の実施例2の電気接点構造50において、フレキシブル絶縁基材56の表面には、表面配線57A、57Bが設けられており、さらに、その上にバンプ接点55A、55Bが配設されている。そして、このような絶縁基材56は、弾性シート54の上に直接に設けられるようになっている。従って、バンプ接点55A、55Bは、弾性シート54の弾性力によって直接に絶縁基材56、表面配線57A、57Bを介して半導体装置60の電極部に対して押されて接触されるようになる。
このように、本発明の実施例2の電気接点構造50においては、接点部材としてのバンプ接点55A、55Bは、通常の接点と同様に弾性を有する弾性シート54の上に配置された絶縁基材56上の複数個の表面配線57A、57B上にバンプ接点55A、55Bを形成するようにして設けられている。そして、さらにこの表面に設けられた表面配線57A、57Bは、バンプ接点端部に来る外側の表面配線57Aが、その内側の表面配線57Bよりも幅が小さく、反力が大きくならないような大きさの形状に形成されている。すなわち、絶縁基材56の表面に設けられる表面配線57Aは、その内側の表面配線57Bよりも幅が狭くて、小さい形状の大きさをなしている。
このような本発明の実施例2の電気接点構造50におけるバンプ接点55A、55Bは、端部に配置されたバンプ接点55Aの下部の表面配線57Aの面積が、内側の他のバンプ接点55Bの下部の表面配線57Bの面積よりも小さな面積となるように形成されている。
このような電気接点構造50が、弾性シート54の弾性力によって半導体装置60に対して押圧されて接触された状態が図22および図23に示されている。
図示されるように、半導体装置60に対して弾性シート54の弾性力によって電気接点構造50が押されて接触された時に、バンプ接点55A、55Bの先端が図示の如く潰されて、弾性シート54の表面が凹状に湾曲した状態に弾性変形される。この場合に、端の外側のバンプ接点55Aと内側のバンプ接点55Bの潰れが中位の大きさ(潰れた先端の直径が約20〜35μm程度)で、ほぼ等しい。
バンプ接点55Aおよび55Bの水平面に対する傾きは、共に小さくて、同じ程の傾きである。また、弾性シート54における反力も端の部分の方は、図23に示されるように、上述の中位の潰れ大きさに対応した中位の反力で、他の部分(バンプ接点55Aの中心軸線回りにおけるバンプ接点55Bに隣接する側の一部も含む)は、すべて同じ程度にそれに比べて小さい潰れ(潰れた先端の直径が約5〜20μm程度)に対応した反力とされる。
図23、図24からも明らかなように、電気接点構造50は、端のバンプ接点55Aの潰れと傾きが、隣接の内側のバンプ接点55Bの潰れと傾きとにほぼ等しく、共に小さい。
潰れた両バンプ接点55A、55Bを仮に重ね合わせた場合に、その潰れの大きさが、図24に示されるように、ほぼ等しいことが明らかである。
このように、本発明の実施例2の電気接点構造50においては、バンプ接点55A、55Bの先端の潰れと傾きとが、実質的にほぼ同じであり、大体均一となっている。
このように構成された本発明の電気接点構造においては、バンプ接点の配置部分の配線パターンの形状または位置あるいは大きさを、必要とする押圧力に応じて任意の形状または位置あるいは大きさに調整する。
端部に配置されたバンプ接点の下の表面配線の面積が他のバンプ接点の下の表面配線よりも小さい場合、押圧部材である弾性シートから受ける反力が小さくなるので端部にあることによる反力の増加分と相殺されてバンプ接点の寿命を延ばすことが可能となる。
また、バンプ接点の配置部分の形状や位置または大きさを、バンプ接点の受ける反力に応じて端から順番に段階をもって大きさを調整することができると共に、任意の個所の反力を小さくする目的で大きさを調整することができる。
さらに、調整する配線パターンの形状を他の形状と相似でなくても良く、さらにまた、表面配線と裏面配線とが同一形状でなくても良い。
図25は、本発明に係るプローブカードの一例を備える半導体装置用検査装置の一例の構成を概略的に示す。
図25において、半導体装置用検査装置は、着脱される被検査物としてのシリコンウェーハSWを支持する被検査物用ステージ84を含んでなる移動テーブル部76と、シリコンウェーハSWに形成される複数の回路パターンに選択的に接触し各回路パターンを後述するテストユニット142に電気的に接続するプローブカード74を含んでなるプローブカード用ステージ72と、プローブカード用ステージ72を被検査物用ステージ84に対し昇降動させるステージ駆動機構部77と、移動テーブル部76およびステージ駆動機構部77を支持するベース部82と、を主な構成要素として含んで構成されている。
円板状のシリコンウェーハSWは、上述のプローブカード74を介して検査信号群が供給される同一の回路パターンが縦横に複数形成されている。
移動テーブル部76は、シリコンウェーハSWが着脱される載置部を有する被検査物用ステージ84と、検査物用ステージ84の下方に配され被検査物用ステージ84を回動可能に支持する回転ステージ86と、回転ステージ86を紙面に垂直方向、即ち、図25においてY軸方向に沿って移動可能に支持するY軸用ステージ79と、Y軸用ステージ79を移動可能に支持するとともに、Y軸に直交する方向、即ち、図25において矢印Xの示すX軸方向に移動せしめられるX軸用ステージ78と、を含んで構成されている。
被検査物用ステージ84の載置部は、例えば、図示が省略される吸引ポンプの吸引側に接続される複数の孔からなる載置面を有している。これにより、シリコンウェーハSWが載置面に載置された場合、吸引ポンプが作動状態とされることにより、シリコンウェーハSWがその載置面に選択的に保持されることとなる。
Y軸用ステージ79に配される回転ステージ86は、図示が省略される駆動用モータが駆動制御されることにより回転角制御される。
Y軸用ステージ79は、X軸用ステージ78に支持されるボールスクリュー86Gに嵌合されY軸方向に沿って移動可能に支持されている。ボールスクリュー86Gの一端は、図示が省略される駆動用モータの出力軸に連結されている。駆動用モータは、好ましくは、例えば、サーボモータ、ステッピングモータ、リニアモータ等である。
X軸用ステージ78は、ベース部82に配置される支持台80の支持面に摺動可能に支持されている。また、X軸用ステージ78は、駆動用モータ92の出力軸に連結されるボールスクリュー78Gに嵌合されている。駆動用モータ92は、ベース部82に固定されている。また、ボールスクリュー78Gの一端は、ステージ駆動機構部77の外郭部に回動可能に支持されている。駆動用モータ92は、好ましくは、例えば、サーボモータ、ステッピングモータ、リニアモータ等である。
ステージ駆動機構部77は、プローブカード用ステージ72を支持するアーム部の基端部に嵌合されるボールスクリュー(不図示)と、そのボールスクリューを回動させる駆動用モータとを含んで構成されている。
ボールスクリューは、その両端部がステージ駆動機構部77の外郭部に回動可能に支持されるとともに、プローブカード用ステージ72を支持するアーム部の軸線に対し直交するように嵌合されている。これにより、駆動用モータが作動状態とされる場合、プローブカード74およびアーム部の基端部がボールスクリューの回動に応じて昇降動せしめられることとなる。その駆動用モータは、好ましくは、例えば、サーボモータ、ステッピングモータ、リニアモータ等である。
プローブカード用ステージ72は、図27Aおよび図27Bに示されるプローブカード74と、プローブカード74を支持するアーム部とを含んで構成されている。
プローブカード74は、図27Aおよび図27Bに示されるように、シリコンウェーハSWの各回路パターンに電気的に接続されるバンプ群94BGを複数個有する円板状のフレキシブル基板94と、フレキシブル基板94のバンプ群94BGに直接的に接続される導電部を有する異方導電性シート96と、フレキシブル基板94のバンプ群94BGに異方導電性シート96の導電部を介して電気的に接続される導体層を有する配線基板98とを含んで構成されている。
プローブカード74は、アーム部に設けられるプローブカード用ハウジング内に固定されている。その際、フレキシブル基板94、異方導電性シート96、および、配線基板98は、図27Bに示されるように、互いに重ねられ位置決めされた状態でプローブカード用ハウジング内に固定されている。
フレキシブル基板94は、図29に拡大されて示されるように、ポリイミド樹脂で薄膜状に作られた基材部94Pと、基材部94Pに形成されるバンプ群94BGとを含んでなる電極付シート部94FBと、セラミックで作られ、基材部94Pの一方の表面における周縁に沿って配され、基材部94Pを均一な引張力で保持する環状の枠部材94Fと、から構成されている。なお、図29および図27Bにおいては、各バンプ群94BGを構成するバンプ94bgは、4個だけ代表的に誇張され拡大されて示されている。図27Aにおいては、8個だけ模式的に誇張され代表的に示されている。
枠部材94Fは、基材部94Pの表面に接着剤により固定されている。これにより、枠部材94Fの内側にシリコンウェーハSWが配置される凹部が形成されることとなる。
基材部94Pは、図27Aに示されるように、シリコンウェーハSWの各回路パターンの検出位置に対応したスルーホール上に形成される複数個のバンプ94bgからなるバンプ群94BGを縦横に有している。各バンプ94bgの先端部は、基材部94Pの一方の表面から所定の高さだけ半球状に突出している。
基材部94Pにおけるバンプ形成面に対向する他方の表面には、図28に示されるように、各バンプ94bgに対応したコンタクトパッド94ij(i=1〜n,j=1〜n,nは正の整数)からなるコンタクトパッド群94CBGが形成されている。各コンタクトパッド94ijは、後述する異方導電性シート96の導電部96CGと電気的に接続される。
なお、図28においては、四方を同一の構成を有するコンタクトパッド群94CBGで囲まれた一つのコンタクトパッド群94CBGの説明を簡単にするために代表して均等に配列される25個の矩形状のコンタクトパッド94ijを示す。
図28において、最外周縁部に位置する列におけるコンタクトパッド9411、コンタクトパッド9451、は、後述するコンタクトパッド95ijに対するオフセット方向を除き、互いに略同一形状とされる。コンタクトパッド9421、9441は、後述するコンタクトパッド95ijに対するオフセット方向を除き、互いに略同一形状とされる。コンタクトパッド9411は、その表面積が中央のコンタクトパッド9433の表面積に比べて小となるように、隣接するコンタクトパッド群94CBGに対向する外周縁の一部が削られた形状に形成されている。
コンタクトパッド9421、9431は、その表面積が中央のコンタクトパッド9433の表面積に比べて小となるように隣接するコンタクトパッド群94CBGに対向する外周縁の一部が削られた形状に形成されている。
コンタクトパッド9411に隣接する列におけるコンタクトパッド9412とコンタクトパッド9414とは、後述するコンタクトパッド95ijに対するオフセット方向を除き、互いに略同一形状とされる。また、コンタクトパッド9422、コンタクトパッド9442は、後述するコンタクトパッド95ijに対するオフセット方向を除き、互いに略同一形状とされる。
コンタクトパッド9412、コンタクトパッド9432、コンタクトパッド9452は、その表面積が中央のコンタクトパッド9433の表面積に比べて小となるように形成されている。
コンタクトパッド9414、コンタクトパッド9415がそれぞれ配置される列の各コンタクトパッドは、後述するコンタクトパッド95ijに対するオフセット方向を除き、コンタクトパッド9412、コンタクトパッド9411がそれぞれ配置される列のコンタクトパッドと同一の形状とされる。
コンタクトパッド9413とコンタクトパッド9453とは、互いに同一形状とされ、コンタクトパッド9423とコンタクトパッド9443とは、互いに同一形状とされる。コンタクトパッド9413は、コンタクトパッド9433の表面積に比べて小となるように隣接するコンタクトパッド群94CBGに対向する外周縁の一部が削られた形状に形成されている。コンタクトパッド9423は、その表面積がコンタクトパッド9413の表面積とコンタクトパッド9433の表面積との中間となるように外周縁の一部が削られた形状に形成されている。
各コンタクトパッド94ij相互間において、上述のように各位置に応じてコンタクトパッドの表面積を変化させているのは、以下の理由からである。
例えば、図30に示されるように、コンタクトパッド群94CBGが、互いに同一の表面積を有し均等に縦横に配列される正方形のコンタクトパッド95ij(i=1〜n,j=1〜n,nは正の整数)によって構成される場合、上述の図39および図40において説明されたように、特に、各コンタクトパッド群94CBGにおいて最外周側近傍に位置するコンタクトパッド9511〜9515、9551〜9555、9511〜9551、9515〜9555に対応する各バンプの先端部は、押圧されたとき、異方導電性シート96の弾性力(反発力)により、図38に示されるように、その基材部の表面に対し斜め方向の力の成分でシリコンウェーハSWの電極SWcに対し押圧される場合があるので各バンプ群94BGにおける最外周側近傍に位置する各バンプ94bgの先端部の潰れは、他のバンプの先端部の潰れ度合いに比して大となる場合がある。
そこで、上述したように、最外周に位置するコンタクトパッド9411等は、それぞれ、その表面積が斜めに押圧される虞がない中央のコンタクトパッド9433の表面積に比べて小となるように、隣接するコンタクトパッド群94CBGに対向する外周縁の一部が削られた形状に形成されている。これにより、隣接するコンタクトパッド群94CBGに対向する外周縁の一部が削られた形状とされるので異方導電性シート96の弾性力(反発力)によって生じるその基材部の表面に対し斜め方向の力の成分のコンタクトパッド群94CBGへの作用が低減され、バンプ94bgおよびコンタクトパッド94ijが所定の角度以上に傾く虞がない。
従って、各バンプ群94BGにおける最外周側近傍に位置する各バンプ94bgの先端部の潰れは、他のバンプの先端部の潰れ度合いに比して大となることが回避されることとなる。
図28における中央のコンタクトパッド9433は、略正方形のコンタクトパッドとされるが、斯かる例に限られることなく、例えば、図32に示されるように中央のコンタクトパッド93ijの形状が略長方形であってもよい。
斯かる形状の場合においては、各バンプ群94BGにおける最外周側近傍に位置する各バンプ94bgに対応するコンタクトパッド110、112、114が、それぞれ、図32に示されるように、コンタクトパッド93ijの形状の一方の長辺側部分、双方の短辺側部分、少なくとも一つの角に跨って短辺および長辺側部分が所定量、切り取られた長方形とされてもよい。また、各バンプ群94BGにおける最外周側近傍に位置する各バンプ94bgに対応するコンタクトパッド116が、図32に示されるように、コンタクトパッド93ijの形状における二つの角近傍の三角形の部分がそれぞれ切り取られた紡錘形とされてもよい。さらに、各バンプ群94BGにおける最外周側近傍に位置する各バンプ94bgに対応するコンタクトパッド118が、それぞれ、コンタクトパッド93ijの形状の相似形とされ、所定角度、傾けられた形状であってもよい。
さらにまた、中央のコンタクトパッド111の形状が図33Aに示されるように、円形であってもよい。
斯かる形状の場合においては、図33Bに示されるように、各バンプ群94BGにおける最外周側近傍に位置する各バンプ94bgに対応するコンタクトパッド110、112、114が、それぞれ、コンタクトパッド111の一部が切り取られた楕円とされてもよい。また、図33Bに示されるように、各バンプ群94BGにおける最外周側近傍に位置する各バンプ94bgに対応するコンタクトパッド119が、コンタクトパッド111の一部が2箇所だけ弓形に切り取られた形状であってもよい。さらに、各バンプ群94BGにおける最外周側近傍に位置する各バンプ94bgに対応するコンタクトパッド121がコンタクトパッド111の一部が切り取られた楕円であって、所定角度傾けられた形状であってもよい。
図28に示される例においては、四方を同一の構成を有するコンタクトパッド群94CBGで囲まれた一つのコンタクトパッド群94CBGとされているが、必ずしもこのように構成される必要はなく、例えば、図31に示されるように、中央に位置するコンタクトパッド群94CBGに両側に相対向して隣接する二つのコンタクトパッド群94’CBG、コンタクトパッド群94”CBGがそれぞれ、互いに異なる形状とされてもよい。
図31において中央に位置するコンタクトパッド群94CBGは、上述の図28に示される構成と同一とされる。
一方、コンタクトパッド群94’CBGにおける中央のコンタクトパッド94’33は、コンタクトパッド群94CBGの中央のコンタクトパッド9433と比較して左辺の一部分が切り取られた長方形とされる。また、各バンプ群94BGにおける最外周側近傍に位置する各バンプ94bgに対応するその他のコンタクトパッド94’ijの形状は、その表面積がコンタクトパッド94’33の表面積と比較して小となるようにコンタクトパッド94’33の一部を切り取った形状とされる。
さらに、コンタクトパッド群94”CBGにおける中央のコンタクトパッド94”33は、コンタクトパッド群94CBGの中央のコンタクトパッド9433と比較して右辺の一部分が切り取られた長方形とされる。また、各バンプ群94BGにおける最外周側近傍に位置する各バンプ94bgに対応するその他のコンタクトパッド94”ijの形状は、その表面積がコンタクトパッド94”33の表面積と比較して小となるようにコンタクトパッド94”33の一部を切り取った形状とされる。
本発明に係るプローブカードの一例を備える半導体装置用検査装置においては、さらに図26に示されるように、プローブカード用ステージ72、および移動テーブル部76の動作制御を行う制御ブロックを備えている。
図26において、制御ブロックは、中央演算処理装置(CPU)120を備えている。
CPU120には、検査信号群QSをプローブカード74に供給しシリコンウェーハSWの良否を判断するテストユニット142からの良否結果をあらわすデータTs、信号入力部124からのシリコンウェーハSWの被検査物用ステージ84への装着完了をあらわす載置完了信号Sn1、試験開始信号Sn2が供給される。また、CPU120には、後述する画像認識ユニット130からのプローブカード74のシリコンウェーハSWに対する相対位置関係をあらわすデータDAが供給される。
また、CPU120には、記憶装置122が接続されている。記憶装置122は、CPU120に順次、供給される各データおよび信号群や、プローブカード用ステージ72(プローブカード74)の基準となる初期位置データ、被検査物用ステージ84およびX軸用ステージ78のホームポジションをあらわすデータを格納するとともに、後述するプローブカード用ステージ72、および移動テーブル部76の動作制御用プログラムをあらわすデータ等を格納している。
さらに、CPU120には、液晶表示またはCRT等の表示部126が接続されている。表示部126は、例えば、CPU120から供給されるテストユニット142からの良否結果をあらわす表示信号に基づいて試験されたシリコンウェーハSWの良否結果について表示する。
画像認識ユニット130には、プローブカード用ステージ72に設けられるウェハーアライメント用カメラ88からのシリコンウェーハSWの画像および座標データをあらわす撮像データDM1と、X軸用ステージ78に設けられるプローブアライメント用カメラ90からのプローブカード74におけるバンプ94bgの画像および座標データをあらわす撮像データDM2が供給される。
画像認識ユニット130は、撮像データDM1およびDM2に基づいて所定の画像処理を行い、プローブカード74における各バンプ94bgとシリコンウェーハSWの回路パターンにおける所定の検出位置との位置ずれを算出し、位置ずれを表すデータDAを形成し、それをCPU120に送出する。
CPU120は、画像認識ユニット130からのデータDA、および、記憶装置122に格納されるプローブカード用ステージ72(プローブカード74)の基準となる初期位置データ、被検査物用ステージ84、X軸用ステージ78、および回転ステージ86のホームポジションをあらわすデータに基づいてプローブカード74における各バンプ94bgとシリコンウェーハSWの回路パターンにおける所定の検出位置とが正確に一致するようにY軸用ステージ79、X軸用ステージ78、回転ステージ86を位置調整するために必要な移動量を算出する。CPU120は、算出したX軸用ステージ78、Y軸用ステージ79、回転ステージ86の移動量をそれぞれあらわす制御信号Cm1、Cm2、Cm5を形成し、それらを位置制御ユニット128に供給する。
位置制御ユニット128は、制御信号Cm1、Cm2、Cm5に基づいて駆動制御信号AL2,AL3、AL4を形成し、それらを上述の各駆動用モータを含んで構成されるXY軸移動ステージ用駆動部138、回転ステージ用駆動部140に供給する。これにより、図25に示されるX軸およびY軸方向において、プローブカード74における各バンプ94bgとシリコンウェーハSWの回路パターンにおける所定の検出位置とが正確に一致するようにX軸用ステージ78、Y軸用ステージ79、回転ステージ86の位置が調整されることとなる。
そして、位置制御ユニット128は、予め設定されている移動距離だけプローブカード74における各バンプ94bを、シリコンウェーハSWの回路パターンにおける所定の検出位置に対して下降させ接触させるべく、制御信号AL1をZ軸移動ステージ用駆動部132に供給する。これにより、プローブカード74における各バンプ94bがシリコンウェーハSWの回路パターンにおける所定の検出位置に接触する状態となる。
斯かる構成において、CPU120は、試験開始信号Sn2に基づいてX軸用ステージ78、Y軸用ステージ79、回転ステージ86の位置をそれぞれホームポジションとすべく、制御信号Cm1,Cm2,およびCm5を位置制御ユニット128に供給する。これにより、位置制御ユニット128は、制御信号Cm1,Cm2,およびCm5に基づいて駆動信号ALOを形成し、XY軸移動ステージ用駆動部138、回転ステージ用駆動部140に供給する。また、CPU120は、X軸用ステージ78、Y軸用ステージ79、回転ステージ86の位置がホームポジションとなった後、信号入力部124からの載置完了信号Sn1に基づいて被検査物ステージ用載置部136に接続される吸引ポンプ134を作動状態とすべく、制御信号Cm3を形成し、それを吸引ポンプ134に供給する。これにより、シリコンウェーハSWが被検査物ステージ用載置部136に保持されることとなる。
次に、CPU120は、画像認識ユニット130からのプローブカード74のシリコンウェーハSWに対する相対位置関係(位置ずれ)をあらわすデータDAに基づいてY軸用ステージ79、X軸用ステージ78、回転ステージ86を位置調整するために必要な移動量を算出し、制御信号Cm1、Cm2、Cm5を形成し、それらを位置制御ユニット128に供給する。これにより、位置制御ユニット128は、制御信号Cm1、Cm2、Cm5に基づいて駆動制御信号AL2,AL3、AL4を形成し、それらをXY軸移動ステージ用駆動部138、回転ステージ用駆動部140に供給する。また、位置制御ユニット128は、予め設定されている移動距離だけプローブカード74における各バンプ94bをシリコンウェーハSWの回路パターンにおける所定の検出位置に対して下降させ接触させるべく、制御信号AL1を上述のステージ駆動機構部77を駆動するZ軸移動ステージ用駆動部132に供給する。これにより、プローブカード74における各バンプ94bがシリコンウェーハSWの回路パターンにおける所定の検出位置に接触する状態となる。
続いて、CPU120は、試験準備完了および試験開始要求をあらわす要求信号Cm4をテストユニット142に供給する。テストユニット142は、要求信号Cm4に基づいて検査信号群QSのプローブカード74への供給を開始し、シリコンウェーハSWの良否を判定する。
そして、CPU120は、テストユニット142からの良否結果をあらわすデータTsに基づいてその結果をあらわす表示信号を形成し、それを表示部126に供給する。これにより、表示部126は、試験されたシリコンウェーハSWの良否結果を表示することとなる。
本発明の電気接点構造は、電子部品用の各種検査装置、ハンドラーテストソケット、バーンインテストソケット、測定機器等の電気接点に利用できる。
本発明の半導体装置用ソケットにおける半導体装置キャリアの一例を概略的に示す部分平面図である。 図1のII−II線に沿う本発明に係る半導体装置キャリアの一例の要部を示す部分断面図である。 本発明の半導体装置用ソケットの一例の全体構成を概略的に示す部分断面図である。 図3の本発明に係る半導体装置用ソケットの一例における動作説明に供される部分断面図である。 図1のV−V線に沿う半導体装置キャリアの電気接点の要部を概略的に示す断面図である。 図5の半導体装置キャリアの電気接点の要部の表面配線の平面図である。 図5の半導体装置キャリアの電気接点の要部の裏面配線の平面図である。 半導体装置の電極部とバンプ接点とが接触状態において概略的に示す縦断面図である。 図8のA部の拡大部分図である。 図9のバンプ接点の先端部分の潰れ形状の概要図である 図4の本発明の電気接点構造の実施例1の裏面配線パターンの別の例を部分的に示す縦断面図である。 図11の裏面配線パターンの部分平面図である。 本発明の電気接点構造の配線パターンの変形例1を示す部分平面図である。 本発明の電気接点構造の配線パターンの変形例2を示す部分平面図である。 本発明の電気接点構造の配線パターンの変形例3を示す部分平面図である。 半導体装置の電極部が多い場合の実施例1の応用例を示す図であって、半導体装置キャリアの電気接点の要部を概略的に示す断面図である。 図16の半導体装置キャリアの電気接点の要部の表面配線の平面図である。 図16の半導体装置キャリアの電気接点の要部の裏面配線の平面図である。 図17の表面配線と図18の裏面配線とを重ね合わせた時の拡大図である。 本発明の電気接点構造の実施例2の初期状態を部分的に示す縦断面図である。 図20の本発明の電気接点構造の実施例2の表面配線パターンの平面部分図である。 図20の本発明の電気接点構造の実施例2の接触状態を部分的に示す縦断面図である。 図22のB部の拡大部分図である。 図23のバンプ接点先端の潰れ部を示す平面部分図である。 本発明に係るプローブカードの一例を備える半導体装置用検査装置の一例の構成を概略的に示す構成図である。 図25に示される半導体装置用検査装置に備えられる制御ブロックの構成を示すブロック図である。 (A)は、本発明に係るプローブカードの一例をシリコンウェーハとともに分解して示す斜視図である。(B)は、(A)におけるプローブカードの構成要素が互いに組みつけられた状態を示す側面図である。 本発明に係るプローブカードの一例に用いられる電極付シートのコンタクトパッドの構成を模式的に示す平面図である。 図27(B)の要部を拡大して示す部分断面図である。 同一形状のコンタクトパッドが複数個配置された場合を模式的に示す平面図である。 本発明に係るプローブカードの一例に用いられる電極付シートのコンタクトパッド群の変形例を示す平面図である。 本発明に係るプローブカードの一例に用いられる電極付シートのコンタクトパッドの形状の他の一例を示す図である。 (A)は本発明に係るプローブカードの一例に用いられる電極付シートのコンタクトパッドの形状のさらなる他の一例を示す図である。(B)は本発明に係るプローブカードの一例に用いられる電極付シートのコンタクトパッドの形状のさらなる他の一例を示す図である。 従来の電気接点構造の第1の例の初期状態を部分的に示す縦断面図である。 図34の従来の電気接点構造の第1の例の表面配線パターンの部分平面図である。 図34の従来の電気接点構造の第1の例の裏面配線パターンの部分平面図である。 図34の従来の電気接点構造の第1の例の接触状態を部分的に示す縦断面図である。 図37のC部の部分拡大図である。 従来の電気接点構造の第2の例の接触状態を部分的に示す縦断面図である。 図39の従来の電気接点構造のバンプ先端の潰れ部を示す部分平面図である。
符号の説明
1 半導体装置ソケット
2 半導体装置キャリア
3 キャリア筐体
4 弾性シート
電極付シート
5A、5B バンプ接点
6 絶縁基材
7 表面配線
8 裏面配線
9 ベース部材
10 半導体装置
11 本体部
12 収容部
13 コンタクト群
13A コンタクト
14 カバー部材
15 配線基板
16 押圧体
17 押圧用蓋
18 スプリング
19 キャリアハウジング
21 蓋本体
22 ラッチ機構
50 電気接点構造
54 弾性シート
55 電極付シート
55A、55B バンプ接点
56 絶縁基材
57 表面配線
60 半導体装置
74 プローブカード
94 フレキシブル基板
94ij コンタクトパッド
96 異方導電性シート

Claims (9)

  1. 絶縁基材の表面に導体配線された表面配線、および、該絶縁基材の裏面に導体配線された裏面配線と、該裏面配線に形成された裏面バンプ接点配置部配線と、前記表面配線上の接点配置部に配設され半導体装置の電極部に接触するバンプ接点と、を有する電極付シートと、
    該電極付シートの下に配置され、前記電極付シートを介して押圧されるとき、弾性変形されるシート部材と、
    前記半導体装置の電極部に前記電極付シートを介して電気的に接続される信号入出力部とを備え、
    前記半導体装置の端部に位置する前記電極部に接触するバンプ接点の中心軸線と共通の中心軸線を有するように形成された前記裏面バンプ接点配置部配線における該バンプ接点の配列方向に沿った幅が、該中心軸線に対し前記半導体装置の少なくとも端部側の配線を切り取ることにより隣接する前記バンプ接点の前記裏面配線に形成された裏面バンプ接点配置部配線の対応する幅より小さく形成されたことを特徴とする半導体装置用接続装置。
  2. 前記裏面バンプ接点配置部配線の前記バンプ接点の配列方向に沿った幅は、前記半導体装置の中心電極部側から前記半導体装置の端部の電極部に近づくにつれて小さく形成されたことを特徴とする請求項1記載の半導体装置用接続装置。
  3. 絶縁基材の表面に導体配線されて形成される複数の表面配線と、該複数の表面配線上に形成され、半導体装置の電極部に接触する複数のバンプ接点とを有する電極付シートと、
    該電極付シートの下に配置され、前記電極付シートを介して押圧されるとき、弾性変形されるシート部材と、
    前記半導体装置の電極部に前記電極付シートを介して電気的に接続される信号入出力部とを備え、
    前記半導体装置の端部に位置する電極部に接触するバンプ接点の中心軸線と共通の中心軸線を有するように下部に形成された前記表面配線における該バンプ接点の配列方向に沿った幅は、該バンプ接点に隣接するバンプ接点に対応して形成された表面配線の対応する幅より小さく形成されたことを特徴とする半導体装置用接続装置。
  4. 半導体装置を収容する収容部を有するキャリア筐体と、
    前記キャリア筐体に配設され、絶縁基材の表面に導体配線された表面配線、および、該絶縁基材の裏面に導体配線された裏面配線と、該裏面配線に形成された裏面バンプ接点配置部配線と、前記表面配線上の接点配置部に配設され前記半導体装置の電極部に接触するバンプ接点と、を有する電極付シートと、
    前記キャリア筐体に保持され、収容される前記半導体装置を前記電極付シートに対して押圧する押圧部材と、
    前記キャリア筐体に配設され、前記電極付シートの底面に接する弾性シートと、を備え、
    前記半導体装置の端部に位置する前記電極部に接触するバンプ接点の中心軸線と共通の中心軸線を有するように形成された前記裏面バンプ接点配置部配線における該バンプ接点の配列方向に沿った幅が、該中心軸線に対し前記半導体装置の少なくとも端部側の配線を切り取ることにより隣接する前記バンプ接点の前記裏面配線に形成された裏面バンプ接点配置部配線の対応する幅より小さく形成されたことを特徴とする半導体装置キャリア。
  5. 前記半導体装置の電極部に接触するバンプ接点の前記裏面配線に形成された裏面バンプ接点配置部配線の該バンプ接点の配列方向に沿った幅は、前記半導体装置の中心電極部側から前記半導体装置の端部電極部に近づくにつれて小さく形成されたことを特徴とする請求項4記載の半導体装置キャリア。
  6. 半導体装置を収容する収容部を有するキャリア筐体と、
    前記キャリア筐体に配設され、絶縁基材の表面に導体配線された表面配線、および、前記表面配線上に配設され前記半導体装置の電極部に接触するバンプ接点を有する電極付シートと、
    前記キャリア筐体に保持され、収容される前記半導体装置の電極部を前記電極付シートに対して押圧する押圧部材と、
    前記キャリア筐体に配設され、前記電極付シート底面に接する弾性シートと、を備え、
    前記半導体装置の端部に位置する電極部に接触するバンプ接点の中心軸線と共通の中心軸線を有するように下部に形成された前記表面配線における該バンプ接点の配列方向に沿った幅は、該バンプ接点に隣接するバンプ接点に対応して形成された表面配線の対応する幅より小さく形成されたことを特徴とする半導体装置キャリア。
  7. 前記表面配線の前記バンプ接点の配列方向に沿った幅は、前記半導体装置の中心電極部側から前記半導体装置の端部の電極部に近づくにつれて小さく形成されたことを特徴とする請求項6記載の半導体装置キャリア。
  8. 請求項4乃至7のいずれか1項に記載の半導体装置キャリアと、
    前記半導体装置キャリアを収容するキャリア収容部を有するソケット本体と、
    該ソケット本体に配設され、前記電極付シートに設けられたパッドに接触するコンタクト端子と、
    を備えたことを特徴とする半導体装置用ソケット。
  9. 絶縁基材の表面に設けられ、半導体装置の回路パターンの電極部に接触するバンプ接点の集合体からなる複数のバンプ接点群と、該絶縁基材の裏面に形成され該バンプ接点群を構成するバンプ接点と接続される裏面バンプ接点配置部配線とを有する電極付シートと、
    該電極付シートの裏面バンプ接点配置部配線の形成面に当接するように配置され、前記電極付シートを介して押圧されるとき、導通状態とされる異方導電性シートと、
    前記半導体装置の電極部に前記電極付シートおよび異方導電性シートを介して電気的に接続される配線基板とを備え、
    前記半導体装置の電極部に接触する前記バンプ接点の中心軸線と共通の中心軸線を有するように形成された前記裏面バンプ接点配置部配線の表面積は、該裏面バンプ接点配置部配線における該バンプ接点を含む第1のバンプ接点群に隣接する第2のバンプ接点群側の外周縁の一部が削られ、該第1のバンプ接点群の中央の位置にあるバンプ接点に対応して形成された裏面バンプ接点配置部配線の表面積より小さく形成されたことを特徴とするプローブカード。
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