JP4280253B2 - ワーク回転装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ガンドリル等の長尺工具を使用する深穴加工機のワーク回転装置に関する。
ガンドリル等の長尺工具を使用する深穴加工機は、工具を回転させ、ワークも回転させるワーク&ツール回転方式が採用されている。このワーク回転により、深穴の芯ずれが矯正され、高精度の加工ができるとともに、相対的なワークの回転数の増加分だけ、送りを上げることができるので、生産性の向上を図ることができる。
図6の(a)は従来のガンドリル用深穴加工機の正面図である。図6の(a)に示すように、深穴加工機20のベッド21上の右側には、ベース22aが載置されている。そのベース22a上には、ガイドレール22bが配設され、そのガイドレール22b上にはZ1軸(左右)方向に摺動自在のテーブル22cが配設されている。このテーブル22c上には、正面に向って右側に主軸台23が載置されており、その主軸台23のスピンドルには長尺のガンドリル24が装着され、ガンドリル24の中間部、やや先端部寄りは振れ止め25にて支持され、ガンドリル24の先端部にはチップボックスが配置されている。
また、ベッド21上の左側にも同様に、ガイドレール21bが配設され、そのガイドレール21b上にはZ2軸(左右)方向に摺動自在のスライド21aが配設されている。そのスライド21a上に従来のワーク回転装置30が載置されている。
図6の(b)は従来のワーク回転装置30の外観図である。図6の(b)に示すように、ワーク回転装置30の主軸台31には、回転自在の主軸32が設けられている。この主軸32にはコレットチャック33が取り付けられ、このコレットチャック33にはコレット34が装着されている。前記主軸台31の後部(図中の左側)には、コレット34の開閉によりワークWをクランプ(把持)、アンクランプ(開放)するためのシリンダが内蔵されている。また、ワークWを回転するために、前記主軸32の外周に嵌入されたプーリ36aと、モータ36cのモータ軸に設けられたプーリ36aとの間にベルト36bが掛け回されて、モータ36cの回転力が主軸32に伝達され、ワークWが回転される(特許文献1参照)。
しかし、従来のワーク回転装置30は、貫通した中空構造になっていないため、短尺ワークしか加工できず、長尺のワークは加工できないという問題があった。
そこで、これらの問題を解決した、ワークが長尺であってもワークのクランプが可能で、ワーク回転装置を反転してワークの後端部からの加工ができる中空構造のワーク回転装置として、本出願人は、その後、特願2004−98064で開示している。
図7は、本出願人がその後に出願したワーク回転装置を示す断面図である。
図7に示すように、ワーク回転装置40は、ボデー41と、このボデー41に嵌合され、フランジ部42aが形成された略リング状のハウジング42と、このハウジング42にベアリング43、43が嵌入されて回転自在に軸支され、外周にはギヤ53が固定され、内周にはテーパ穴44aを有する主軸44と、この主軸44のテーパ穴44aに装着され、後端部に外周ネジ部45aを有する筒状のコレット45とが構成されている。
また、このコレット45の外周ネジ部45aに螺着され、後端部(図中の左側)に外周ネジ部46aを有するコレット引込みリング46と、先端部47aが前記主軸44の後端外周部44bに嵌入され、後端部47bがコレット引込みリング46の外周ネジ部46aに螺着され、その外周47cにはピストン48の内周凸部48aを挟持して回転自在にベアリング49a、49bによって軸支されたコレット引込みノブ47とから構成されている。
さらに、このピストン48が前記ハウジング42とエンドブラケット51により形成されたスペースに嵌入され、作動流体によってピストン48が主軸軸線方向に進退するシリンダ部52と、前記ギヤ53にアイドルギヤ54が噛み合い、前記アイドルギヤ54に、モータ軸56aに嵌入されたギヤ55が噛み合い、回転力を発生させるモータ56とが構成された中空構造のワーク回転装置40が、開発されている。
特開2001−105215号公報(段落0023、図4)
しかしながら、前記ワーク回転装置40では、ワークに偏心の穴加工をしようとすると、偏心させた分だけコレットが薄肉となって強度上の問題があり、その反対にコレットの薄肉化を防ぐと大型化になってしまうという問題があった。また、異形ワークで枝部を有するワークの場合、枝部の位置に対する回転方向の位置決めができないため、偏心位置に深穴加工を行うことは困難であった。そのため、偏心固定治具ごと回転させるといった大掛かりなワーク回転装置や専用機を使用しなければならないという問題があった。
そこで、本発明は、これらの問題点を解決するために創案されたものであり、ワークが異形ワークで、しかも、枝部を有するワークの場合であっても、ワーク回転装置を大型化することなく、偏心した位置に深穴加工ができるワーク回転装置を提供することを課題とする。
請求項1に係るワーク回転装置11の発明は、ワーク(W)をクランプするクランプ機構(E)を内蔵し、ワーク(W)を回転させる回転駆動機構(F)を搭載した中空構造のワーク回転装置(11)であって、ボデー(1)と、前記ボデー(1)に嵌合されて固定された略リング状のハウジング(2)と、前記ハウジング(2)の内周面にベアリング(9)が嵌入されて回転自在に軸支され、端面にギヤ(13)が固定され、さらに、内周面にスリーブ(4)が固定された主軸(3)と、前記スリーブ(4)に摺動自在に挿入され、内周面にテーパ部(5a)を有し、後端面(5b)に複数のピン状接続部(5c)を突設したクランパ(5)と、前記クランパ(5)のテーパ部(5a)に装着され、後端部に溝部(6a)が設けられた偏心コレット(6)と、前記主軸(3)に固定され、前記コレット(6)の溝部(6a)に係合部(7a)が係合し、フランジ部(7b)に形成された複数の開口部(7c)に前記複数のピン状接続部(5c)が挿通され、コレット(6)の位置を保持する位置決めリング(7)と、前記位置決めリング(7)に固定され、ワーク(W)の位置決めを行う位置決めプレート(19)と、前記クランパ(5)のピン状接続部(5c)の端面に固定され、ピストン(8)の内周凸部(8a)を挟持して回転自在にベアリング(9a、9b)によって軸支されたコレット押圧ノブ(17)と、前記ピストン(8)が前記ハウジング(2)とエンドブラケット(10)により形成されたスペースに嵌入され、作動流体によってピストン(8)が主軸軸線方向に進退するシリンダ部(12)を有する前記クランプ機構(E)と、前記ギヤ(13)にアイドルギヤ(14)が噛み合い、このアイドルギヤ(14)に、サーボモータ軸(16a)に嵌着されたギヤ(15)が噛み合い、回転力を発生させるサーボモータ(16)から構成された前記回転駆動機構(F)と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のワーク回転装置11であって、前記位置決めプレート(19)には、ワーク(W)の位置決めをする位置決めブロック(19a)を設けたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載のワーク回転装置11であって、前記クランプ機構(E)は、シリンダ部(12)のピストン(8)が前進すると、クランパ(5)がコレット(6)を縮径させてワーク(W)をクランプし、シリンダ部(12)のピストン(8)が後退すると、クランパ(5)がコレット(6)を拡径させてワーク(W)をアンクランプすることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、ワークが異形ワークで、しかも、枝部を有するワークの場合であっても、ワーク回転装置を大型化することなく、偏心した位置に深穴加工ができるワーク回転装置を提供することができる。
また、ワーク回転の駆動モータにサーボモータを採用したことにより、異形ワークのオリエンテーション(回転方向の位置割り出し)が可能となり、ワーク自動供給・排出装置への対応ができる。
さらに、位置決めリング(7)の係合部(7a)によって、偏心コレット(6)の溝部(6a)に係合し、偏心コレット(6)の位置を保持するため、ワーク回転装置(11)の前面で、しかも、ワンタッチで偏心コレット(6)の交換ができる。
請求項2に係る発明によれば、位置決めプレート(19)にワーク(W)の位置決めをする位置決めブロック(19a)を設けたことにより、枝部を有するワークの場合であっても、ワークの長手方向と回転方向の位置決めをすることがことができたため、真直度の優れた深穴加工ができる。
請求項3に係る発明によれば、従来のクランプ機構と正反対で、これまではワークを固定する偏心コレット(6)を直接引張っていたが、偏心コレット(6)の外のクランパ(5)を押すことで、偏心コレット(6)を押圧し、ワークを固定することができる。
また、偏心コレット(6)を従来のクランプ機構と正反対にしたことにより、クランパ5の正面から専用工具により偏心コレット(6)の交換ができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1はガンドリルの長尺工具を使用する深穴加工機を示し、図1の(a)は深穴加工機の正面図であり、図1の(b)は深穴加工機の左側面図である。なお、前記した図6の(a)の説明と重複する説明は、同じ符号を付して省略する。
図1の(a)に示すように、ベッド21の正面図の右側部には、強電パネル28が配設されている。また、ガンドリルの深穴加工機20のベッド21上の左側には、図1の(b)に示すように、ガイドレール21b、21bが配設され、そのガイドレール21b、21b上にはZ2軸(左右)方向に摺動自在のスライド21aが配設されている。また、そのスライド21a上に本発明のワーク回転装置11が載置されている。
図1の(b)に示すように、深穴加工機20の後方(図中の左側)には、ガンドリル24(図1の(a)参照)の刃先の冷却、および切屑の排出のために、刃先から高圧のクーラント液を噴射させるための高圧クーラントユニット29が設置されている。また、ガンドリル24の刃先により削り出された切粉とクーラント液は、最初にチップボックス26(図1の(a)参照)で回収され、シュート26aを通り、大きなチップボックス26bに回収される。
図2の(a)はワーク回転装置を正面斜め上から見た斜視図であり、図2の(b)はワーク回転装置を背面斜め上から見た斜視図である。
図2の(a)に示すように、ワーク回転装置11の本体であるボデー1には、略リング状をしたハウジング2が一体に固定され、頭上にはサーボモータ16が配置されており、主軸には偏心コレット6が装着され、その偏心コレット6にはワークWが把持されている。
また、図2の(b)に示すように、コレット6の背面には位置決めプレート19が配置され、その位置決めプレート19には位置決めブロック19aが装着され、ワークWの長手方向と回転方向の位置を決めている。そして、その偏心コレット6には異形ワークWが把持されている。
図3は、図2の(a)に示すA矢視図であり、ワーク回転装置の正面図である。
図3に示すように、ワーク回転装置11は、正面視で左右対象のシンメトリ構造になっており、上部には回転駆動機構Fが設けられている。また、主軸3(図4参照)に設けられた偏心コレット6は、3分割にされており、偏心コレット着脱工具用のピン穴6bがそれぞれに設けられている。また、このコレット6を3分割した隙間には弾性体のゴム5dが充填され、この偏心コレット6と一体になっている。
なお、異形ワークWとは、棒状のワークに枝部が形成され、棒状のワークの端面には偏心した位置に小径の深穴があり、この偏心量がsである加工孔を有するワークをいう。
図4は、図3に示すB−B線の断面図である。図4に示すように、本体であるボデー1は、図3に示すように、その外形は輪郭が略8角形に形成され、中は大口径の穴が開口し、中空構造のワーク回転装置11となっている。
ハウジング2は、このボデー1の円形の穴に嵌合され、ワーク回転装置11の正面から6本のボルト(図3参照)によって固定されている。
主軸3は、このハウジング2の内周面にベアリング9が嵌入されて回転自在に軸支され、主軸3の端面にはギヤ13が固定され、また、内周面にスリーブ4が固定されている。
クランパ5は、このスリーブ4に摺動自在に挿入され、内周面にテーパ部5aを有し、後端面5bに複数のピン状接続部5cが突設されている。
偏心コレット6は、3等配に分割され、その隙間には弾性体のゴムが充填されている。また、偏心コレット6は、クランパ5の内周面のテーパ部5aに装着され、後端部(図中の左側)に溝部6aが形成されている。なお、コレットは、ここでは偏心コレット6であるが、偏心のないワークWの場合は、通常のコレットでも構わない。
位置決めリング7は、主軸3に固定され、偏心コレット6の溝部6aに係合部7aが挿入されて係合し、偏心コレット6の位置を決めて保持している。
また、位置決めリング7のフランジ部7bには複数の円形の開口部7cが形成されている。この開口部7cに前記したクランパ5の複数のピン状接続部5cが挿通されている。
位置決めプレート19は、略円板状に形成されている。位置決めプレート19がこの位置決めリング7の後端面に固定されており、また、位置決めプレート19には、ワークWの長手方向と回転方向の位置を決める位置決めブロック19aが設けられている。異形ワークWの場合、特に、ワークWの位置決めに効果を発揮する。さらに、偏心コレット6の偏心穴位置と位置決めブロックの回転方向の位相を決めるために、位置決めピン17aが挿通されている。この位置決めピン17aは、後記するコレット押圧ノブ17の後端面に螺着されている。これにより、真直度の優れた深穴加工ができる。
なお、位置決めブロック19aの質量分と異形ワークWの偏荷重分は、バランサー(図示せず)を適宜位置決めブロック19aの対向部に設けられている。
コレット押圧ノブ17は、前記クランパ5のピン状接続部5cに固定されて一体になっており、しかも、ピストン8の内周凸部8aを挟持して回転自在にベアリング9a、9bによって軸支されている。また、ワーク回転装置11の後部は大きく開口しており、ワークWを装着し易くするとともに、異形ワークWであっても干渉がないようになっている。
クランプ機構Eには、シリンダ部12が形成されている。シリンダ部12のピストン8は前記ハウジング2とエンドブラケット10により形成されたスペースに嵌入され、作動流体である高圧エアによってピストン8が主軸の軸線方向に進退するように構成されている。
前記回転駆動機構Fは、回転力を発生させるサーボモータ16のモータ軸16aへギヤ15が嵌入されている。このギヤ15にアイドルギヤ14が噛み合い、このアイドルギヤ14に主軸3と一体に固定されたギヤ13が噛み合っている。このように、ワーク回転の駆動モータにサーボモータ16を採用したことにより、異形ワークWのオリエンテーション(回転方向の位置割り出し)が可能となる。さらに、ワーク自動供給・排出装置へのオプション対応が可能であり、全自動のシステムが可能となる。
以上、このように、本発明のワーク回転装置11が構成されている。
ここで、ワーク回転装置11を使用した深穴加工機20の動作について図面を参照して説明する。
(1)図5は、コレット6の装着と異形ワークの固定方法を説明した断面図であり、(a)は主軸内の断面図、(b)は(a)に示すC矢視図、(c)は(b)に示すD矢視図である。図5の(a)に示すように、ワークサイズに合わせた偏心コレット6を用意する。偏心コレット6の端面に形成された3個のピン穴6b(図3参照)に図示しない偏心コレット着脱工具の3本のピンを差込み、偏心コレット着脱工具のハンドルレバーを握ると、3等配に分割されてその隙間に充填された弾性体のゴムが変形して先細形状になる。この状態で偏心コレット6を奥まで押し込み、図示しないハンドルレバーの握りを緩めて、偏心コレット6の溝部6aに位置決めリング7の係合部7aを嵌め込む。
(2)図5の(a)に示すように、ワーク回転装置11の後方(図中左側)から異形ワークWを挿入し、図5の(b)に示すように、位置決めプレート19の位置決めブロック19aに、異形ワークWの一方の枝部を装着し、ワークWの長手方向と回転方向の位置を決める。
(3)操作盤27(図1の(a)参照)のワーククランプ釦(ボタン)(図略)を押すと、高圧エアが空圧継手a(図4参照)から供給されてピストン8は前進(図4中右方向へ移動)し、筒状のクランパ5を前進させて偏心コレット6を縮径させ、異形ワークWをクランプ(把持)する。
(4)ワーク回転装置11の前進釦(図略)を押すと、エアシリンダ21c(図1の(b)参照)により前進(Z2軸)し、チップボックス26のドリルブッシュ26aに異形ワークWの先端部を押し当てる。
(5)ワーク回転装置11の回転起動釦(図略)を押すと、図4に示すように、サーボモータ16が回転し、ギヤ15と、アイドルギヤ14と、ギヤ13とに順次回転力が伝達され、主軸3が回転する。
(6)主軸台23(図1参照)のスピンドル回転起動釦(図略)押すと、ガンドリル24が回転する。クーラントの起動釦(図略)を押すと、ガンドリル24の刃先から高圧のクーラント液が噴射する。そして、主軸台23の前進起動釦(図略)を押すと、深穴加工機20のテーブル22c上に配設された主軸台23は、チップボックス26のドリルブッシュ26aにガンドリル24の刃先がガイドされながら、回転した異形ワークWの先端に向って切削送りで前進する。そして、小径の偏心した加工孔の深穴加工が開始し、深穴加工が終了すると、主軸台23が後退し、元の位置に戻る。
(7)続いて、ワーク回転装置11の回転を停止し、後退釦(図略)を押すと、図4に示すように、エアシリンダ21c、21c(図1の(b)参照)により後退(Z2軸)し、チップボックス26のドリルブッシュ26a(図1参照)から異形ワークWが離間する。
(8)ワークアンクランプ釦(図略)を押すと、今度は高圧エアが空圧継手bから供給されてピストン8を後退させ、筒状のクランパ5を後退させて偏心コレット6を拡径させ、異形ワークWの把持を開放する。そこで、異形ワークWを機外に取り出すことで1個目の偏心深孔加工が完了となる。
このように、従来のワーク回転装置40(図7参照)ではできなかった偏心穴のワークWの深穴加工が、本発明のワーク回転装置11であれば、容易に加工することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されることなく、適宜変更して実施することが可能である。例えば、異形ワークWは、棒状のワークに枝部があり、ワークの端面には偏心した小径の深穴があるワークとしたが、これに限定されることがなく、棒状の断面が円形のほかに、多角形やダルマ形状等であってもよい。
ガンドリルの長尺工具を使用する深穴加工機を示し、(a)は深穴加工機の正面図であり、(b)は深穴加工機の左側面図である。 (a)はワーク回転装置を正面斜め上から見た斜視図であり、(b)はワーク回転装置を背面斜め上から見た斜視図である。 図2の(a)に示すA矢視図であり、ワーク回転装置の正面図である。 図3に示すB−B線の断面図である。 コレットの装着と異形ワークの固定方法を説明した断面図であり、(a)は主軸内の断面図、(b)は(a)に示すC矢視図、(c)は(b)に示すD矢視図である。 (a)は従来のガンドリル用深穴加工機の正面図であり、(b)は従来のワーク回転装置の外観図である。 従来の改良型のワーク回転装置を示す断面図である。
符号の説明
1 ボデー
2 ハウジング
3 ベアリング
4 主軸
5 クランパ
5a テーパ部
5b 後端面
5c ピン状接続部
5d ゴム
6 コレット
6a 溝部
6b ピン穴
7 位置決めリング
7a 係合部
7b フランジ部
7c 開口部
8 ピストン
8a 内周凸部
9a、9b ベアリング
10 エンドブラケット
11 ワーク回転装置
12 シリンダ部
13,15 ギヤ
14 アイドルギヤ
16 サーボモータ
16a モータ軸
17 コレット押圧ノブ
17a 位置決めピン
18 リング
19 位置決めプレート
19a 位置決めブロック
20 深穴加工機
E クランプ機構
F 回転駆動機構
W ワーク(異形ワーク)

Claims (3)

  1. ワーク(W)をクランプするクランプ機構(E)を内蔵し、ワーク(W)を回転させる回転駆動機構(F)を搭載した中空構造のワーク回転装置(11)であって、
    ボデー(1)と、
    前記ボデー(1)に嵌合されて固定された略リング状のハウジング(2)と、
    前記ハウジング(2)の内周面にベアリング(9)が嵌入されて回転自在に軸支され、端面にギヤ(13)が固定され、さらに、内周面にスリーブ(4)が固定された主軸(3)と、
    前記スリーブ(4)に摺動自在に挿入され、内周面にテーパ部(5a)を有し、後端面(5b)に複数のピン状接続部(5c)を突設したクランパ(5)と、
    前記クランパ(5)のテーパ部(5a)に装着され、後端部に溝部(6a)が設けられた偏心コレット(6)と、
    前記主軸(3)に固定され、前記コレット(6)の溝部(6a)に係合部(7a)が係合し、フランジ部(7b)に形成された複数の開口部(7c)に前記複数のピン状接続部(5c)が挿通され、コレット(6)の位置を保持する位置決めリング(7)と、
    前記位置決めリング(7)に固定され、ワーク(W)の位置決めを行う位置決めプレート(19)と、
    前記クランパ(5)のピン状接続部(5c)の端面に固定され、ピストン(8)の内周凸部(8a)を挟持して回転自在にベアリング(9a、9b)によって軸支されたコレット押圧ノブ(17)と、
    前記ピストン(8)が前記ハウジング(2)とエンドブラケット(10)により形成されたスペースに嵌入され、作動流体によってピストン(8)が主軸軸線方向に進退するシリンダ部(12)を有する前記クランプ機構(E)と、
    前記ギヤ(13)にアイドルギヤ(14)が噛み合い、このアイドルギヤ(14)に、サーボモータ軸(16a)に嵌着されたギヤ(15)が噛み合い、回転力を発生させるサーボモータ(16)から構成された前記回転駆動機構(F)と、を備えたことを特徴とする中空構造のワーク回転装置(11)。
  2. 前記位置決めプレート(19)には、ワーク(W)の位置決めをする位置決めブロック(19a)を設けたことを特徴とする請求項1に記載のワーク回転装置(11)。
  3. 前記クランプ機構(E)は、シリンダ部(12)のピストン(8)が前進すると、クランパ(5)がコレット(6)を縮径させてワーク(W)をクランプし、シリンダ部(12)のピストン(8)が後退すると、クランパ(5)がコレット(6)を拡径させてワーク(W)をアンクランプすることを特徴とする請求項1に記載のワーク回転装置(11)。
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