JP4279530B2 - 建築物の床構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は建築物の床構造に関し、コンクリート建築物の床構造として使用される。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
実開昭61−83736号公報
【特許文献2】
特開平09−72076号公報
【特許文献3】
特開2002−13283号公報
従来におけるこの種の床構造は、コンクリート床面に接着剤を塗布し、複合床板(例えば、木質材料の上層部にポリウレタン系チップの成形品からなる下層部を接着したもの)を直接を貼り付けて行くのが通常であった。そして、複合床板が気候の変化やペットの尿等によって湿気た場合には、窓を掛けて風通しをよくしたり、乾燥タオル等によって床タイルを拭くことによってこの湿気を除去していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来における床構造は、床タイルが室内に設置されていたため、直射日光に当てにくく、この結果、充分に乾燥させにくいとともに湿気に基づく病原菌等の除去がしにくいという不都合を有した。
【0004】
この発明の課題はかかる不都合を解消することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解消するために、この発明に係る建築物の床構造においては、コンクリート床面に滑り止めシートを密着し、この滑り止めシートに所要数の複合床板材を着脱可能に載置したことを特徴とする建築物の床構造において、前記複合床板材は上層部の下面に下層部が密着されたものであり、この上層部は合成樹脂系板材からなるとともに前記下層部は発泡ポリウレタンチップと消臭繊維との混合物の成形品であるため、施工に便利であると共にコンクリート床面になじみ易く、密着性も良好でかつ温度・湿度の変化及びペットの尿などの臭いも吸収できる。さらに、コンクリート床面に複合床板材を密着した状態で配置できるとともにコンクリート床面から取り外して屋外等で直射日光や外気に当てることができるものである。
【0006】
なお、前記発泡ポリウレタンチップと消臭繊維との結合剤としてポリウレタン系樹脂を使用すれば、最適弾性に調節できるうえ、強力な接着性を持ち、耐水性、耐薬品性、耐油性に優れるものである。
【0007】
また、前記合成樹脂系板材をホモジニアス系ビニル床タイルから構成すれば、意匠性に富み、耐磨耗性、耐水性、耐薬品性、耐油性に優れるものである。
【0008】
【発明の実施の態様】
図1はこの発明に係る複合床板材の斜視図、図2はこの複合床板材を使用した建築物の床構造の断面図である。
【0009】
図1において、Pはこの発明に係る複合床板材であり、その寸法の一例として606mm×909mmが挙げられる。この複合床板材Pは上層部10とこの上層部10に接着された下層部20とからなる。
【0010】
前記上層部10は約2.5mmの厚さであり、複数の合成樹脂系板材11,11,…を略隙間無く並設し、その端部を面取り加工したものである。この合成樹脂系板材11としては、例えば、従来から用いられているホモジニアス系ビニル床タイルが該当する。なお、合成樹脂系板材11は一枚で上部層10を構成することもできる。
【0011】
次に、前記下層部20は約8mmの厚さであり、軟質の発泡ポリウレタンを破砕したチップと抗菌防臭効果の高い消臭繊維(例えば、アクリレート系繊維,ポリエステル繊維等)をポリウレタン系の結合剤で固めて成型したものである。
【0012】
下層部20の製造方法としては、発泡ポリウレタンチップと質量比で5%の消臭繊維を重量比で約10〜20%のポリウレタン系の結合剤で撹拌混合し、全体を所望の厚み寸法(8m/m)に圧縮しつつ水蒸気を付加して結合剤を反応硬化させることにより、発泡ウレタンチップともども固結一体化して成型品としての下層部20が出来上がる。この下層部20は、比重0.1〜0.5%程度のものが悪臭に協力な働きをし、しかも長期にわたって消臭機能を発揮するため好ましい。又、音の振動の吸収という点からも同様である。
【0013】
なお、前記上層部10と前記下層部20との結合は、接着材としてポリウレタン系樹脂を使用するのがよい。その理由は強力な接着性を有し耐水性に優れているからである。
【0014】
次に、図2に基づいて、前記複合床板材Pの使用状態を説明する。
【0015】
図2において、Cは建築物におけるコンクリート床面、30はこのコンクリート床面Cに密着された状態で接着された滑り止めシートである。この滑り止めシート30の材質としてはポリエステルフィラメント+塩化ビニル樹脂が適している。その理由は軽量で耐水性,耐候性に優れているからであり、また、一定の圧力で動かしてもずれず、また容易に上層部の仕上材が取り外せるからである。
【0016】
この滑り止めシート30の上面に前記複合床板材Pが着脱可能に載置されている。このため、複合床板材Pはコンクリート床面Cから取り外して屋外等で直射日光や外気に当てることができる。
【0017】
【発明の効果】
この発明に係る建築物の床構造は、コンクリート床面に滑り止めシートを密着し、この滑り止めシートに所要数の複合床板材を着脱可能に載置したことを特徴とする建築物の床構造において、前記複合床板材は上層部の下面に下層部が密着されたものであり、この上層部は合成樹脂系板材からなるとともに前記下層部は発泡ポリウレタンチップと消臭繊維との混合物の成形品であるため、施工に便利であると共にコンクリート床面になじみ易く、密着性も良好でかつ温度・湿度の変化及びペットの尿などの臭いも吸収できる。複合床板材を充分に乾燥させることにより消臭繊維の機能の回復を図ることができる。さらに、コンクリート床面に複合床板材を密着した状態で配置できるとともにコンクリート床面から取り外して屋外等で直射日光や外気に当てることができるものである。
【0018】
よって、この建築物の床構造を使用すれば、コンクリート床面に設置された複合床板材を充分に乾燥させることができるとともに湿気に基づく病原菌等を除去しやすいため、健康に適した床構造を提供することかできる。
【0019】
なお、前記発泡ポリウレタンチップと消臭繊維との結合剤としてポリウレタン系樹脂を使用すれば、最適弾性に調節できるうえ、強力な接着性を持ち、耐水性、耐薬品性、耐油性に優れるものである。
【0020】
また、前記合成樹脂系板材をホモジニアス系ビニル床タイルから構成すれば、意匠性に富み、耐磨耗性、耐水性、耐薬品性、耐油性に優れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明に係る複合床板材の斜視図である。
【図2】 図2はこの複合床板材を使用した建築物の床構造の断面図である。
【符号の説明】
C … コンクリート床
P … 複合床板材
10 … 上層部
11 … 合成樹脂系板材
20 … 下層部
30 … 滑り止めシート

Claims (3)

  1. コンクリート床面に滑り止めシートを密着し、この滑り止めシートに所要数の複合床板材を着脱可能に載置したことを特徴とする建築物の床構造において、前記複合床板材は上層部の下面に下層部が密着されたものであり、この上層部は合成樹脂系板材からなるとともに前記下層部は発泡ポリウレタンチップと消臭繊維との混合物の成形品であることを特徴とする建築物の床構造。
  2. 請求項1の建築物の床構造において、前記発泡ポリウレタンチップと消臭繊維との結合剤としてポリウレタン系樹脂を使用したことを特徴とする建築物の床構造。
  3. 請求項1又は請求項2の建築物の床構造において、前記合成樹脂系板材がホモジニアス系ビニル床タイルからなることを特徴とする建築物の床構造。
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