JP4278276B2 - 食器洗浄機 - Google Patents
食器洗浄機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4278276B2 JP4278276B2 JP2000109945A JP2000109945A JP4278276B2 JP 4278276 B2 JP4278276 B2 JP 4278276B2 JP 2000109945 A JP2000109945 A JP 2000109945A JP 2000109945 A JP2000109945 A JP 2000109945A JP 4278276 B2 JP4278276 B2 JP 4278276B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hose
- dishwasher
- sewage
- washing machine
- connection pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Washing And Drying Of Tableware (AREA)
- Combinations Of Kitchen Furniture (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、食器洗浄機に関し、更に詳細には、食器ラックに食器を収容セットする際の作業台として天板が用いられる食器洗浄機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
飲食に供した後の皿、茶碗、コップ等の食器を自動的に洗浄するための食器洗浄機が、喫茶店やレストラン等の厨房、更には一般家庭にも設置されて、広く好適に使用されるに至っている。前記厨房では、図5に示す如く、洗浄機本体10の前面に開閉可能な扉12を設けた型式の食器洗浄機14が、残飯を処理したり食器に付着している大きな異物を除去するのに用いられるシンク16を備えたソイルドテーブル18に隣接して設置されることが多い。そして、洗浄機本体10の天板20上に食器ラックを載置しておき、ソイルドテーブル18で前処理された食器を該ラックに収容セットした後、この食器ラックを食器洗浄機14に入れて洗浄している。また小型店舗等においては、厨房内のスペースを有効利用するために、食器洗浄機14の天板20上を、洗浄後の食器の置き場所として使用する場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように、食器ラックへ食器を収容セットするための作業台、あるいは洗浄後の食器の置き台として使用される前記食器洗浄機14の天板20は、その上面がフラットであった。このため、例えば食器ラックへ食器を収容セットする際に、該食器に付着している残物(スープの残りやソース等)や、前記シンク16内で前洗いしたときの洗浄水が天板20の上へ多量に落ち、これらの汚水が本体外壁面を伝って設置床面に滴下して、該床面を濡らす欠点がある。また食器洗浄機14は、洗浄機本体10の後面を厨房の壁に当接したり、側面を他の厨房機器に接するように設置されるため、該本体10の側面や後面を掃除するのが困難であり、不衛生となる。更には、天板20上に多量の汚水が溜るため、食器洗いをする度に、該汚水を拭き取らなければならず、面倒であった。
【0004】
【発明の目的】
この発明は、前述した従来の技術に内在している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、汚水等が外壁面を伝って設置床面に滴下するのを防止し、掃除の手間を軽減し得ると共に、衛生的に保ち得る食器洗浄機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本発明に係る食器洗浄機は、
洗浄機本体の上部に天板が配設された食器洗浄機において、
前記天板に、上方に開放する受部を凹設し、
前記受部に、該受部に受けた汚水等を排出する排水口を設け、
前記排水口からの汚水等を、前記洗浄機本体と該洗浄機本体の内部に画成した洗浄室との間に配置して該洗浄機本体の底部に至るホースを介して排出し、
前記ホースを、前記洗浄室の下側に位置して洗浄機本体の内底部に配置されて、該洗浄室から排出される洗浄液体やすすぎ水を集合する集合排水部に連通状態で接続し、該集合排水部を介して前記汚水等を洗浄機本体の底部から機外に排出するよう構成したことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る食器洗浄機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら説明する。図1に示す食器洗浄機22は、洗浄機本体24の前面に、扉26の幅方向両下端部が回動可能枢支され、該扉26を手前側に回動して本体開口部を開放することで、洗浄機本体24の内部に画成された洗浄室28に、食器が収容セットされた食器ラック30を収納し得るよう構成される。また洗浄室28の内部には、温水供給源から圧力供給される温水の噴射反力により回転する洗浄ノズルおよび洗浄終了後にすすぎ水を供給するすすぎノズル(何れも図示せず)が、食器ラック30の収納位置を挟む上下に離間して配設されている。
【0007】
前記洗浄機本体24の上部に配設される天板32には、上方に開放する受部34が凹設してある。この受部34は、所定深さを有すると共に、前記食器ラック30の下部を収納状態で載置可能な平面寸法に設定されている。また受部34の適宜位置には、図2に示す如く排水口36が設けられ、該排水口36の下端部に、金属材質の接続パイプ38が溶接されている。この接続パイプ38は、図3に示す如く、略L字状に形成されており、その上下方向に延在する第1管部38aの上端が、排水口36と連通状態で溶接される。また、第1管部38aの下端部に折曲連設される第2管部38bには、ゴムや合成樹脂製のホース40の一端部が連通状態で接続されている。なお、接続パイプ38の第2管部38bが、ホース40に差込まれることで両者38b,40が接続されており、後述する如く、接続パイプ38に異物が詰まった際の処理に際し、該パイプ38に差込まれた棒材54が直接ホース40に当たることがないよう構成される。なお、接続パイプ38は、金属等のように硬質で棒材54が当っても容易に破損しないものであれば、硬質樹脂等の他の材質であってもよい。
【0008】
前記洗浄機本体24の内底部には、図2に示す如く、前記洗浄室28から排出される洗浄液体やすすぎ水を集合する集合排水部42が配置され、該集合排水部42に、前記ホース40の他端部が連通状態で接続される。この集合排水部42には、本体排水口44の一端部が連通接続されると共に、該本体排水口44の他端部に排水管46が連通接続してある。すなわち、洗浄室28から排出される洗浄液体やすすぎ水、および前記受部34からホース40を介して排出される汚水等は、集合排水部42、本体排水口44および排水管46を介して機外に排出されるようになっている。
【0009】
前記受部34の排水口36に、複数の通孔48aが穿設された円板48と、該円板48の下面に垂設された筒体50とからなるフィルタ52が、その筒体50を介して差込まれている。そしてこのフィルタ52は、受部34に落ちた大きな異物等が、前記接続パイプ38に入って詰まるのを防止するべく機能する。
【0010】
【実施例の作用】
次に、実施例に係る食器洗浄機の作用につき、以下説明する。前記食器洗浄機22の天板32を作業台として用いる場合は、該天板32の受部34に、空の食器ラック30を載置する(図2参照)。そして、ソイルドテーブル(図5参照)で前処理された食器を、該食器ラック30に収容セットする。この場合に、食器に付着している残物や、前洗いされた際に付いた洗浄水等の汚水が、前記受部34に受けられ、本体外壁面を伝って設置床面に滴下することはなく、該床面を濡らすのを防止し得る。また、壁や他の厨房機器により掃除が困難な洗浄機本体24の側面や後面を汚水が流れないから、該面や設置床面が汚れることはなく、頻繁に掃除を行なわなくても衛生的に保つことができる。
【0011】
前記受部34に受けられた汚水は、前記排水口36から接続パイプ38を介してホース40に流れ込み、前記集合排水部42、本体排水口44および排水管46を介して機外に排出される。すなわち、前記食器から受部34に多量の汚水が落ちても、該汚水を速やかに排出し得るから、受部34内に多量の汚水が溜って溢れることはなく、食器洗浄の度に受部34内の汚水を拭き取らなくてもよい。これにより、作業者の負担を軽減することができる。
【0012】
また、前記食器洗浄機22の天板32を、洗浄後の食器の置き台として用いる場合では、該食器を受部34内に載置すれば、食器から垂れる水滴は受部34に受けられるから、該水滴により本体外壁面や設置床面を濡らすのは防止される。そして、この水滴は前記排水口36から機外に排出され、長い間に亘って受部34内に溜っていることはない。
【0013】
前記受部34の排水口36にはフィルタ52が配設されており、該フィルタ52によって大きな異物が接続パイプ38内へ侵入するのは防止されるから、異物により接続パイプ38が詰まるのを抑制し得る。なお、ヘドロ状の異物が接続パイプ38内に溜ったとしても、フィルタ52を取外せば、水道水等により簡単に洗い流すことができる。また、フィルタ52により大きな異物が接続パイプ38に詰まるのを防止するようにしたから、該接続パイプ38やホース40の管径を大きくすることが可能となり、充分な排水流量を確保し得る。
【0014】
ここで、例えば前記フィルタ52の付け忘れ等により、前記接続パイプ38内に異物が侵入して詰まったときには、図4に示す如く、はし等の棒材54で突いて除去することがある。この場合に、接続パイプ38は略L字状に形成してあるから、異物を除去する際には棒材54が接続パイプ38に当たることがあっても、前記ゴムや合成樹脂製のホース40に当たることはない。すなわち、接続パイプ38に接続されているホース40に棒材54が当って力が加わることはなく、該ホース40が破損したり接続パイプ38から抜けてしまうのを未然に防止し得る。これにより、ホース40と接続パイプ38との接続部やホース自体から水漏れするのを防止することができる。
【0015】
【発明の効果】
以上に述べた如く、本発明に係る食器洗浄機によれば、天板に受部を凹設したことで、該天板を作業台や置き台として用いる場合に、食器から落ちる汚水等が本体外壁面を伝って設置床面に滴下するのを防止することができる。すなわち、洗浄機本体の外壁面や設置床面が濡れたり汚れるの抑制し、衛生的に保ち得る。また受部に受けた汚水等は、排水口を介して速やかに排出されるから、汚水等を頻繁に拭き取る作業を行なう必要もなく、作業者の負担を軽減することができる。また、前記排水口から排出される汚水等を機外に排出するためのホースを、略L字状に形成した接続パイプを介して排水口に接続したので、接続パイプ内に詰まった異物をはし等の棒材で突いて除去する場合であっても、該棒材がホースに直に当たって該ホースが破損したり接続パイプから抜けるのを防止し得る。これにより、ホースと接続パイプとの接続部やホース自体から水漏れするのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る食器洗浄機を示す概略斜視図である。
【図2】 実施例に係る食器洗浄機を示す概略縦断面図である。
【図3】 実施例に係る天板の受部に設けられる排水口と接続パイプとの接続部を示す要部縦断面図である。
【図4】 実施例に係る接続パイプに詰まった異物を除去する状態を示す説明図である。
【図5】 従来の技術に係る食器洗浄機をソイルドテーブルに隣接配置した状態を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
24 洗浄機本体,30 食器ラック,32 天板,34 受部,36 排水口
38 接続パイプ,40 ホース,28 洗浄室,42 集合排水部
44 本体排水口,46 排水管
Claims (3)
- 洗浄機本体(24)の上部に天板(32)が配設された食器洗浄機において、
前記天板(32)に、上方に開放する受部(34)を凹設し、
前記受部(34)に、該受部(34)に受けた汚水等を排出する排水口(36)を設け、
前記排水口(36)からの汚水等を、前記洗浄機本体(24)と該洗浄機本体(24)の内部に画成した洗浄室(28)との間に配置して該洗浄機本体(24)の底部に至るホース(40)を介して排出し、
前記ホース (40) を、前記洗浄室 (28) の下側に位置して前記洗浄機本体 (24) の内底部に配置されて、該洗浄室 (28) から排出される洗浄液体やすすぎ水を集合する集合排水部 (42) に連通状態で接続し、該集合排水部 (42) を介して前記汚水等を洗浄機本体(24)の底部から機外に排出するよう構成した
ことを特徴とする食器洗浄機。 - 前記排水口(36)に、金属を材質として略L字状に形成された接続パイプ(38)の一端部が接続されると共に、該接続パイプ(38)の他端部にホース(40)が接続されている請求項1記載の食器洗浄機。
- 前記集合排水部 (42) の汚水等は、該集合排水部(42)に連通接続する本体排水口(44)およびこの本体排水口(44)に連通接続する排水管(46)を介して機外に排出される請求項1または2記載の食器洗浄機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000109945A JP4278276B2 (ja) | 2000-04-11 | 2000-04-11 | 食器洗浄機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000109945A JP4278276B2 (ja) | 2000-04-11 | 2000-04-11 | 食器洗浄機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001292944A JP2001292944A (ja) | 2001-10-23 |
JP4278276B2 true JP4278276B2 (ja) | 2009-06-10 |
Family
ID=18622548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000109945A Expired - Fee Related JP4278276B2 (ja) | 2000-04-11 | 2000-04-11 | 食器洗浄機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4278276B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101857171B1 (ko) * | 2018-03-20 | 2018-05-11 | 주식회사 서광양행 | 재제조 카트리지에 사용되는 재제조 pcr 검수 장치 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10905306B2 (en) | 2017-03-10 | 2021-02-02 | Continental Clean Tech Limited | Dish washing machine |
US11297997B2 (en) | 2018-04-04 | 2022-04-12 | K.D.W. Company Limited | Dish washing machine with heat exchangers |
US11805963B2 (en) | 2018-04-04 | 2023-11-07 | Kdw Company Limited | Dish washing machine with heat exchangers |
-
2000
- 2000-04-11 JP JP2000109945A patent/JP4278276B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101857171B1 (ko) * | 2018-03-20 | 2018-05-11 | 주식회사 서광양행 | 재제조 카트리지에 사용되는 재제조 pcr 검수 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001292944A (ja) | 2001-10-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS63164929A (ja) | シンク設置型皿洗い機 | |
JPH10165913A (ja) | 噴射式洗浄機 | |
JP4278276B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
JP4483670B2 (ja) | 食器洗い機 | |
CN108240019A (zh) | 多功能智能清洗池 | |
KR100664760B1 (ko) | 업소용 식기세척기의 세척수 공급관 구조 | |
CN215383803U (zh) | 一种洗碗机清洗装置 | |
KR101135855B1 (ko) | 식기 세척기의 자연 배수 방지 구조 | |
JP2002065560A (ja) | 引き出し式食器洗浄機 | |
JP4584013B2 (ja) | 食器洗浄機のオーバーフローパイプ | |
KR20060063389A (ko) | 식기 세척기의 섬프 착탈 구조 | |
CN207348153U (zh) | 多功能智能清洗池 | |
KR100968598B1 (ko) | 싱크대 및 그의 부유물 여과기 | |
KR100934695B1 (ko) | 식기 세척기용 필터 조립체 및 이를 이용한 식기 세척기 | |
JPH10323244A (ja) | 流し用シンク | |
CN212698669U (zh) | 自动出泡沫洗手台 | |
JP2004344385A (ja) | 食器洗浄機 | |
CN216495179U (zh) | 一种清洗装置 | |
CN220757358U (zh) | 一种水槽式备洗机 | |
CN211093866U (zh) | 一种具有自动排水功能的洗碗机 | |
JP2002325716A5 (ja) | ||
KR100761171B1 (ko) | 식기 세척기의 섬프 구조 | |
CN108158527B (zh) | 水槽式洗碗机 | |
JP3130516B2 (ja) | 食器洗浄機及びこれを用いたキッチン | |
KR970010424B1 (ko) | 식기세척기의 미세필터 세척장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051226 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060331 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061024 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061219 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090122 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090310 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120319 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4278276 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319 Year of fee payment: 4 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |