JP4277922B2 - 光学素子の製造方法 - Google Patents
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Description
、さらに、かかる光学素子を組み込んだプロジェクタに関する。
ルブによって、透過光を制御し像光を形成するものがある。そして、このようなプロジェ
クタにおいて、例えば液晶パネルと入射偏光板との間に補償用の位相差素子を配置するこ
とにより、液晶に残存するプレチルトに起因する複屈折によって生じる位相ずれを補償し
、コントラストを高めるものが存在する(特許文献1参照)。
うな複屈折材料で形成された非常に薄い膜状板部材を、例えばガラス等で形成された厚い
支持用の透明基板上に接着剤で固定する場合がある。この場合、水晶等からなる膜状板部
材をその周辺で厚い基板に押し付けることになるので、膜状板部材の中央部が接着剤で盛
り上かるように変形してしまい、膜状板部材の表面が僅かながら凸レンズ状になってしま
う現象が生じていた。さらに、薄膜化工程にエッチングを用いる場合、複屈折材料の表面
に細かいうろこ状の凹凸が生じる場合がある。このような表面が凸レンズ状になっていた
り、表面に細かい凹凸が存在したりする膜状板部材すなわち位相差素子をプロジェクタに
組み込んだ場合、投射像が湾曲したりピントが合わない部分が生じたりするといった問題
が生じる。
子及びその製造方法を提供することを目的とする。
可能なプロジェクタを提供することを目的とする。
板と、(c)無機材料で形成され屈折率異方性を有するとともに、第1基板及び第2基板
の厚さに比較して薄く形成され、第1基板と第2基板との間に配置される薄板状の本体部
分を有する位相差板と、(d)第1基板と位相差板との間に充填される第1接着剤層と、
(e)位相差板と第2基板との間に充填される第2接着剤層とを備える。
板と第2基板との間に接着剤層を介して保持した特有のサンドイッチ構造を有しているの
で、光学素子の製造に際して相対的に薄い位相差板が撓み変形していたり表面に細かい凹
凸が存在する場合も、本体部分のそのような望ましくない形状を第1及び第2接着剤層の
充填形状によって埋め合わせることができる。より具体的には、例えば位相差板を第1基
板上に固定する際に第1接着剤層によって薄板状の本体部分の中央が盛り上がっても、第
2基板を位相差板上に固定する際に第2接着剤層によってこのような盛り上がりを埋め合
わせて変形を相殺することができる。なお、第1基板と第2基板は、位相差板よりも厚く
、比較的撓みにくくなっており、光学素子全体としての形状は撓みや変形のないものとす
ることができ、光学素子全体としての強度も十分高いものにできる。以上により、本光学
素子では、位相差板の通過に際して意図しない集光や発散等の作用が生じにくくなるので
、光学素子の光学特性をより精密なものとすることができ、これをプロジェクタに組み込
んだ場合、高精度な画像の投射が可能になる。
の屈折率が、第2接着剤層の屈折率と略等しい。この場合、位相差板の撓み変形を一方の
第1接着剤層の凸形状と他方の第2接着剤層の凹形状とによって互いに補填することがで
き、撓んだ位相差板の前後を等しい屈折率によって充填することができるので、第1及び
第2基板が平坦である限り、光学素子によって何らかのレンズ的な作用すなわち正又は負
の屈折力を与えないようにすることができる。さらに、上記光学素子表面に細かい凹凸が
存在する場合においてもその凹凸を接着剤によって補填することができるためその細かい
凹凸により光が散乱・屈折するのを防ぐことができる。
等しい。この場合、位相差板の表面での反射を抑えることができ、光学素子の光学特性を
より精密なものとできる。
囲の少なくとも一部に、当該本体部分よりも厚みを有する肉厚部をさらに備える。この場
合、肉厚部によって位相差板の全体的な強度を高めてその取扱を容易にするとともに、位
相差板を第1基板上に固定する際には、第1基板に対して位相差板を押し付け易くして製
作工程の作業性を高めることができる。
、水晶、サファイア、及びガラスのいずれかで形成される。この場合、水晶は、サファイ
ア等に比較して硬度が低いので撓みやすいが、上述のように、より硬い第1及び第2基板
によって位相差板を前後から第1及び第2接着剤層を介して挟むことにより、集光等の作
用が発生することを防止できる。
。この場合、第1基板と第2基板との間に位相差板を挟んで固定する作業が簡単になり、
簡易な製造工程で高精度の光学素子を提供することができる。
光を投射レンズによって投射するものであって、上述した本発明に係る光学素子を備える
。この場合、本発明の光学素子によって光変調装置の液晶パネルの光学的補償等を高精度
化することができ、高品位の画像を投射することができる。
ネルを挟むように配置される一対の偏光素子とを備え、光学素子が、一対の偏光素子の少
なくとも一方と液晶パネルとの間に配置される。この場合、光学素子は例えば光学補償板
等として機能する。
に対応して設けられる偏光ビームスプリッタとを備え、光学素子が、偏光ビームスプリッ
タと液晶パネルとの間に配置される。この場合、光学素子は例えば光学補償板等として機
能する。
平板部材をエッチングすることによって、所定の位相差を与える厚さの本体部分を有する
位相差板を形成する工程と、(b)位相差板の本体部分の厚さに比較して厚く形成された
第1基板上に、第1接着剤層を介して位相差板を載せ、当該位相差板の周囲を第1基板に
対して押圧する工程と、(c)位相差板上に、第2接着剤層を介して位相差板の本体部分
の厚さに比較して厚く形成された第2基板を載せ、位相差板に対して押圧する工程とを備
える。
位相差板上に第2接着剤層を介して第2基板を載せて押圧するので、位相差板を第1基板
上に固定する際に第1接着剤層によって薄板状の本体部分の中央が盛り上がっても、第2
基板を固定する際に第2接着剤層によってこのような盛り上がりをある程度相殺すること
ができる。つまり、得られた光学素子については、位相差板の通過に際して意図しない集
光等の作用が生じにくくなるので、光学素子の光学特性を精密なものとすることができ、
これをプロジェクタに組み込んだ場合、高精度な画像の投射が可能になる。
ッチング工程で、平板部材の表面のうち本体部分に対応する中央部分の表側面を除いた周
囲と平板部材の背面とをマスクするとともに、マスクされた状態の平板部材をウエットエ
ッチング液中に浸漬する。この場合、ウエットエッチングによって加工することで中央の
本体部分すなわち複屈折効果を生じさせる薄膜状部分を簡易かつ高精度で形成することが
できる。
した後に、当該第1接着剤層を紫外線で硬化させ、位相差板上に第2接着剤層を介して第
2基板を載せて押圧した後に、当該第2接着剤層を紫外線で硬化させる。この場合、第1
基板と第2基板との間に位相差板を挟んで固定する作業が簡単になり、簡易な製造工程で
高精度の光学素子を提供することができる。
図1(a)及び(b)は、本発明に係る第1実施形態の光学素子である位相光学素子の
構造を概念的に説明する側方断面図及び平面図である。
1と、平板状の第2基板12と、両基板11の間に保持される位相差板14とを備える。
第1基板11と位相差板14との間には、両者の隙間を充填するように第1接着剤層16
が設けられており、これら第1基板11及び位相差板14は、この第1接着剤層16によ
って互いに固定されている。また、第2基板12と位相差板14との間には、両者の隙間
を充填するように第2接着剤層17が設けられており、これら第2基板12及び位相差板
14は、この第2接着剤層17によって互いに固定されている。
部材であり、第1基板11の例えば入射側となる平面11dと、例えば射出側となる平面
11eとは、互いに略平行になっている。第1基板11は、可視光等に対して光透過性を
有するが、集光等のレンズ作用を有していない。一方、第2基板12も、ガラス、サファ
イア、水晶等の無機材料で形成された比較的厚い平板部材であり、第2基板12の例えば
入射側となる平面12dと、例えば射出側となる平面12eとは、互いに略平行になって
いる。また、第2基板12は、可視光等に対して光透過性を有するが、集光等のレンズ作
用を有していない。なお、両基板11,12は、厚さ数100μm〜数mm程度で比較的
厚く形成されており、製造・組立時の応力によって撓み変形しにくい支持体となっている
。
部材であるが、矩形で薄板状の本体部分14aと、本体部分14aの外周を囲むように設
けた肉厚部である押圧枠部14bとを備える。
結晶軸すなわち光学軸の方位(配位方向)を例えば光軸AXに沿った方向や光軸AXに垂
直な面内の適当な方位に設定しており、目標とする位相差を実現するため、数μm〜10
数μm程度の厚みを有する。本体部分14aは、このように薄膜状であるため、位相差板
14を第1接着剤層16を介して第1基板11に貼り付ける際に、中央部において数十μ
m程度であるが凸レンズ状の盛り上がりが形成される。このため、本体部分14aの図面
下側の表面14dは、第1接着剤層16側に凹面に形成されることになり、その図面上側
の表面14eは、第2接着剤層17側に凸面に形成されることになる。押圧枠部14bは
、位相差板14を第1基板11に押し付けるための部分であり、肉厚の枠部分として形成
することによって位相差板14の機械的強度を確保して、位相差板14の押圧作業を確実
にしている。ここで、押圧枠部14bの突起方向は、製造工程の関係上、後から貼り付け
られる第2基板12側としている。なお、押圧枠部14bを設けない場合、本体部分14
aを第1基板11に直接貼り付ける必要があり、本体部分14aの表面に傷や欠けが生じ
たり割れが生じたりし易くなる。
基板11と位相差板14とを接着して互いに固定する。この場合、第1接着剤層16は、
両面11e,14dの間に挟まれて凸レンズ状の外形を有する。また、第2接着剤層17
も、光硬化性樹脂で形成されており、第2基板12と位相差板14とを接着して互いに固
定する。この場合、第2接着剤層17は、両面12d,14eの間に挟まれて凹レンズ状
の外形を有する。ここで、紫外線硬化樹脂等の光硬化性樹脂は、可視波長域において例え
ば1.3〜1.7程度の範囲で屈折率を制御することができ、第1基板11を形成する例
えば水晶の屈折率1.5に略一致させることができる。よって、第1接着剤層16と位相
差板14との境界の湾曲した表面14dでレンズとしての屈折力が生じることを防止でき
、また、第2接着剤層17と位相差板14との境界の湾曲した表面14eでレンズとして
の屈折力が生じることを防止できる。これにより、全体として平板状の位相光学素子10
を通過する光線が位相光学素子10内の屈折差によって集光したり発散する現象を抑える
ことができる。なお、位相差板14と第1及び第2接着剤層16,17との間に多少の屈
折率差があっても、結果的に両接着剤層16,17の凹凸が互いに相殺して位相光学素子
10全体としては屈折力を生じない。ただし、位相差板14と第1及び第2接着剤層16
,17との屈折率差が大きくなると、界面での反射も無視できなくなるので、両者の屈折
率は比較的近いものであることが望ましい。
題となる傾向がある。一般的に撓みやすさを示す数値として曲げ強度という値があるが、
水晶は50Mpa程度の曲げ強度であり、サファイアの450〜700MPa程度の曲げ
強度に比較してかなり小さくなっている。よって、位相差板14を水晶で形成する場合、
特に本体部分14aが撓みやすく、本実施形態の構成とすることで本体部分14aの撓み
による屈折力の発生を効果的に防止できる。
12を貼り付けたりしない場合、位相光学素子が第1基板11と、第2基板12と、第1
接着剤層16とで構成されることになる。この場合、本体部分14aの露出する平面14
eが凸レンズ面として作用し、不要な結像作用が生じ光学特性を劣化させる可能性がある
。このような位相光学素子をプロジェクタの例えば液晶ライトバルブ等の周辺に配置した
場合、投射像のピントが画面の中央や周辺で合わなくなってしまう可能性がある。
、位相光学素子10の構成要素となる、第1及び第2基板11,12、並びに位相差板1
4の材料を準備する。具体的には、第1及び第2基板11,12の材料であるガラス、サ
ファイア、水晶等の平板材料を切り出し、それぞれの平板面に対して研磨等の加工を施し
て目的の厚さ(例えば、0.5mm)の平板を得る。これと並行して、位相差板14の材
料である水晶等の平板材料を切り出し、平板面に対して研磨等の加工を施して目的の厚さ
(例えば、80μm)の平板を得る。この際、位相差板14の本体部分14aの光学軸を
目的の方位や傾きにするため、位相差板14の材料をその光学軸が目的通りの配置となる
ように切り出す。なお、第1及び第2基板11,12についても、これがガラスでなく、
サファイア、水晶等の結晶材料である場合には、これら第1及び第2基板11,12の材
料を光学軸が目的通りに配置されるように切り出す。
平板面の中央の矩形領域を残してマスク81を施すとともに、平板PPに対してフッ酸処
理を施す。このマスク81は、例えばクローム及び金の合金、ゴム系の各種有機物等から
なる。なお、マスク81は、エッチャントであるフッ酸に対して耐食性を有するものであ
ればよく、上記材料に限らない。そして、マスクした平板PPをフッ化水素溶液85で満
たした処理容器83中に所定時間浸漬する。これにより、平板PPの中央の矩形領域が片
側からエッチングされ、平板PPの中央部を目的の厚みにすることができる。この際、平
板PPの表側の露出平面は、エッチング処理によって削られるが、平板PPの露出平面の
周囲と平板PPの裏側の平面とは、マスク81によってエッチングから保護される。
て、表面を適宜洗浄するとともにマスク81を除去して次の工程が可能な状態の位相差板
14とする。図3は、位相差板14の斜視図である。図からも明らかなように、位相差板
14は、外周の押圧枠部14bに囲まれた薄板状の本体部分14aを備え、この本体部分
14aは、必要な位相差を与え得るように、例えば数μm〜10数μm程度の厚みを有し
ている。また、押圧枠部14bは、必要な強度を確保できるように、例えば100μm弱
から数100μm程度の厚みを有している。
して薄く広げることにより、薄膜状の第1接着剤層16とする。そして、図2(d)に示
すように位相差板14の窪んだ表面が上側になるようにして、第1基板11上に第1接着
剤層16を介して位相差板14を載せて貼り合わせる。その後、第1接着剤層16を紫外
線で硬化させる。ここで、位相差板14のうち、第1基板11に比較してかなり薄い本体
部分14aは、それ自体が非常に薄いため可撓性を有し、中央部分CPが盛り上がって全
体として凸面を形成してしまう。この際、第1接着剤層16は、凸レンズ状に中央部が厚
くなってしまう。一方、第1基板11については、位相差板14の本体部分14aに比較
して厚いことから撓まない。なお、第1接着剤層16を構成する紫外線硬化樹脂は、例え
ばエポキシ系の樹脂とすることができ、位相差板14や第1基板11との屈折率差は小さ
なものとなっている。
樹脂を塗布して薄く広げることにより、薄膜状の第2接着剤層17とする。そして、図2
(f)に示すように第2接着剤層17を介して第2基板12を載せて貼り合わせる。その
後、第2接着剤層17を紫外線で硬化させる。これにより、全体として平板状の位相光学
素子10が得られる。ここで、第2基板12は、位相差板14の本体部分14aに比較し
て厚いことから撓まないので、第2接着剤層17は、本体部分14aの影響で凹レンズ状
に中央部が薄くなる。なお、第2接着剤層17を構成する紫外線硬化樹脂は、例えばエポ
キシ系の樹脂とすることができ、位相差板14や第2基板13との屈折率差は小さなもの
となっている。
結果的に、第1接着剤層16と位相差板14との境界の湾曲した表面14dでレンズと
しての屈折力が生じることを防止でき、また、第2接着剤層17と位相差板14との境界
の湾曲した表面14eでレンズとしての屈折力が生じることを防止できる。さらに、上記
エッチング処理によって表面14d及び表面14eに細かいうろこ状の凹凸が生じた場合
であっても、このようなうろこ状の凹凸を第1及び第2接着剤層16,17によって補填
することができるため、第1接着層16と表面14dとの境界部、及び第2接着層17と
表面14eとの境界部においてその細かい凹凸により光が散乱・屈折するのを防ぐことが
できる。なお、位相差板14と第1及び第2接着剤層16,17との間に多少の屈折率差
があっても、第2接着剤層17の形状は、第1接着剤層16の形状を相殺するようなもの
になっているので、位相光学素子10全体としては屈折力を生じないとともに、中間に挟
まれた位相差板14によって位相差付与の効果が生じる。ただし、位相差板14の本体部
分14aが撓むことによって、位相差板14によって生じる位相差が厳密には一様でない
ものとなるが、角度にして1度未満程度であり、コントラストに及ぼす影響はあまり大き
くない。
図4は、図1に示す位相光学素子10を組み込んだプロジェクタの光学系の構成を説明
する図である。
光を赤緑青の3色に分離する色分離光学系23と、色分離光学系23から射出された各色
の照明光によって照明される光変調部25と、光変調部25からの各色の像光を合成する
クロスダイクロイックプリズム27と、クロスダイクロイックプリズム27を経た像光を
スクリーン(不図示)に投射するための投射光学系である投射レンズ29とを備える。
21bと、一対のフライアイレンズ21d,21eと、偏光変換部材21gと、重畳レン
ズ21iとを備える。このうち、光源ランプ21aは、例えば高圧水銀ランプからなり、
光源光を回収して前方に射出させる凹面鏡を備える。凹レンズ21bは、光源ランプ21
aからの光源光を平行化する役割を有するが、省略することもできる。一対のフライアイ
レンズ21d,21eは、マトリックス状に配置された複数の要素レンズからなり、これ
らの要素レンズによって凹レンズ21bを経た光源ランプ21aからの光源光を分割して
個別に集光・発散させる。偏光変換部材21gは、フライアイレンズ21eから射出した
光源光を例えば図4の紙面に垂直なS偏光成分のみに変換して次段光学系に供給する。重
畳レンズ21iは、偏光変換部材21gを経た照明光を全体として適宜収束させることに
より、光変調部25に設けた各色の光変調装置に対する重畳照明を可能にする。つまり、
両フライアイレンズ21d,21eと重畳レンズ21iとを経た照明光は、以下に詳述す
る色分離光学系23を経て、光変調部25に設けられた各色の液晶パネル25a,25b
,25cを均一に重畳照明する。
系である3つのフィールドレンズ23f,23g,23hと、反射ミラー23j,23m
,23n,23oとを備え、光源装置21とともに照明装置を構成する。ここで、第1ダ
イクロイックミラー23aは、赤緑青の3色のうち例えば赤光及び緑光を反射し青光を透
過させる。また、第2ダイクロイックミラー23bは、入射した赤及び緑の2色のうち例
えば緑光を反射し赤光を透過させる。この色分離光学系23において、光源装置21から
の略白色の光源光は、反射ミラー23jで光路を折り曲げられて第1ダイクロイックミラ
ー23aに入射する。第1ダイクロイックミラー23aを通過した青光は、例えばS偏光
のまま、反射ミラー23mを経てフィールドレンズ23fに入射する。また、第1ダイク
ロイックミラー23aで反射されて第2ダイクロイックミラー23bでさらに反射された
緑光は、例えばS偏光のままフィールドレンズ23gに入射する。さらに、第2ダイクロ
イックミラー23bを通過した赤光は、例えばS偏光のまま、レンズLL1,LL2及び
反射ミラー23n,23oを経て、入射角度を調節するためのフィールドレンズ23hに
入射する。レンズLL1,LL2及びフィールドレンズ23hは、リレー光学系を構成し
ている。このリレー光学系は、第1レンズLL1の像を、第2レンズLL2を介してほぼ
そのままフィールドレンズ23hに伝達する機能を備えている。
25b,25cを挟むように配置される3組の偏光フィルタ25e,25f,25gとを
備える。ここで、第1光路OP1に配置された青光用の液晶パネル25aと、これを挟む
一対の偏光フィルタ25e,25eとは、青光を画像情報に基づいて2次元的に輝度変調
するための青色用の液晶ライトバルブを構成する。このうち、液晶パネル25aは、例え
ば垂直配向型の動作を行う液晶セルを備えるが、TN型の動作を行う液晶セルを含むもの
とすることもできる。液晶パネル25aは、一対の基板間に液晶層を挟んだ一般的な構造
を有し、表の基板側に配向膜、透明共通電極層、ブラックマトリックス等を備え、裏の基
板側に配向膜、透明画素電極、回路層等を備える。青色用の液晶ライトバルブは、図1に
示す位相光学素子10を、コントラスト向上用の光学補償板として、例えば偏光フィルタ
25eと液晶パネル25aとの間に組み込んでいる。同様に、第2光路OP2に配置され
た緑光用の液晶パネル25bと、対応する偏光フィルタ25f,25fも、緑色用の液晶
ライトバルブを構成し、第3光路OP3に配置された赤光用の液晶パネル25cと、偏光
フィルタ25g,25gも、赤色用の液晶ライトバルブを構成する。そして、これら緑光
及び赤色用の液晶ライトバルブも、コントラスト向用の光学補償板として、図1に示す位
相光学素子10を、例えば第1偏光フィルタ25f,25gと液晶パネル25b,25c
との間に組み込んでいる。なお、以上の偏光フィルタ25e,25f,25gは、樹脂等
で形成される吸収型の偏光子とすることもできるが、ワイヤグリッド偏光子等の反射型の
偏光子とすることもできる。
3aを透過することによって分岐された青光が、フィールドレンズ23fを介して入射す
る。緑光用の第2液晶パネル25bには、色分離光学系23の第2ダイクロイックミラー
23bで反射されることによって分岐された緑光が、フィールドレンズ23gを介して入
射する。赤光用の第3液晶パネル25cは、第2ダイクロイックミラー23bを透過する
ことによって分岐された赤光が、フィールドレンズ23hを介して入射する。各液晶パネ
ル25a〜25cは、入射した照明光の空間的強度分布を変調する非発光型の光変調装置
であり、各液晶パネル25a〜25cにそれぞれ入射した3色の光は、各液晶パネル25
a〜25cに電気的信号として入力された駆動信号或いは画像信号に応じて変調される。
その際、偏光フィルタ25e,25f,25gによって、各液晶パネル25a〜25cに
入射する照明光の偏光方向が調整されるとともに、各液晶パネル25a〜25cから射出
される変調光から所定の偏光方向の成分光が像光として取り出される。さらに、位相光学
素子10によって、液晶パネル25a〜25cによる位相変調が適正になるように調整が
行われ、これらの光学的補償が可能になる。
合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた界面には、X字状に
交差する一対の誘電体多層膜27a,27bが形成されている。一方の第1誘電体多層膜
27aは青色光を反射し、他方の第2誘電体多層膜27bは赤色光を反射する。このクロ
スダイクロイックプリズム27は、液晶パネル25aからの青光を第1誘電体多層膜27
aで反射して進行方向右側に射出させ、液晶パネル25bからの緑光を第1及び第2誘電
体多層膜27a,27bを介して直進・射出させ、液晶パネル25cからの赤光を第2誘
電体多層膜27bで反射して進行方向左側に射出させる。
所望の倍率でスクリーン(不図示)上に投射する。つまり、各液晶パネル25a〜25c
に入力された駆動信号或いは画像信号に対応する所望の倍率のカラー動画やカラー静止画
がスクリーン上に投射される。
、既に説明したように、例えば液晶パネル25a〜25cによって正確に調整できなかっ
た位相変調量を微調整する目的で使用される。このような位相光学素子10を液晶ライト
バルブ内の適所に配置することで、光変調部25による光変調のコントラストを高めるこ
とができ、或いは光変調量の効率的で精密な制御が可能になり、高品位の画像の投射が可
能になる。この際、位相光学素子10中に組み込まれた位相差板14の本体部分14aに
おける光学軸の方向や本体部分14aの厚みは、液晶パネル25a〜25cによって与え
られる複屈折位相差に対して必要な調整量に対応するものとなっている。よって、位相光
学素子10において内部の本体部分14aの厚みは通常極めて薄くなるが、このような厚
みは、個々の液晶パネル25a〜25cごとに設定することが望ましい。
色用の液晶ライトバルブ25b,25fに図1のような位相光学素子10を組み込むシミ
ュレーションを行って緑色の結像特性を調べた。結果は、図5(a)の全体図並びに図5
(b)及び(c)の部分拡大図に示すように、画面全体で投射像のグリッドが鮮明である
ことが分かる。一方、位相光学素子10を図2(c)に示す途中工程の構造に対応する比
較例とした場合、図6(a)の全体図並びに図6(b)及び(c)の部分拡大図に示すよ
うに、画面周辺で投射像のグリッドが不鮮明になってしまうことが分かる。
図7は、図1に示す位相光学素子10を組み込んだプロジェクタの光学系の構成を説明
する図である。なお、第3実施形態のプロジェクタ300は、第2実施形態のプロジェク
タ110を変形したものであり、特に説明しない部分は、第2実施形態と同様である。
光を赤緑青の3色に分割する色分離光学系323と、色分離光学系323から射出された
各色の照明光によって照明される光変調部325と、光変調部325からの各色の像光を
合成するクロスダイクロイックプリズム27と、クロスダイクロイックプリズム27を経
た像光をスクリーン(不図示)に投射するための投射光学系である投射レンズ29とを備
える。
ミラー323nとを備える。この色分離光学系23において、光源装置21からの略白色
の光源光は、ダイクロイックミラー323aに入射する。第1ダイクロイックミラー32
3aで反射された青光は、例えばS偏光のまま、反射ミラー323nを経て偏光ビームス
プリッタ55aに入射する。また、第1ダイクロイックミラー323aを透過して第2ダ
イクロイックミラー23bで反射された緑光は、例えばS偏光のまま偏光ビームスプリッ
タ55bに入射する。さらに、第2ダイクロイックミラー23bを通過した赤光は、例え
ばS偏光のまま、偏光ビームスプリッタ55cに入射する。
晶パネル56a,56b,56cと、位相光学素子310とを備える。ここで、青光用の
第1光路OP1に配置された偏光ビームスプリッタ55aと、これに付随する液晶パネル
56a及び位相光学素子310とは、照明光のうち青光を画像情報に基づいて2次元的に
輝度変調するための青色用の液晶ライトバルブを構成する。青色用の液晶ライトバルブの
うち、偏光ビームスプリッタ55aは、図4の偏光フィルタ25e,25eに対応し、液
晶パネル56aは、図4の液晶パネル25aに対応し、位相光学素子310は、図4の位
相光学素子10に対応する。
素子310を介して、液晶パネル56aに入射させる光の偏光方向と、液晶パネル56a
から射出された光の偏光方向とについての調整を行っている。この偏光ビームスプリッタ
55a中には、青色の偏光を分離するための偏光分離膜32bが内蔵されている。つぎに
、液晶パネル56aは、入射光の偏光方向を入力信号に応じて画素単位で変化させる反射
型の液晶パネルである。液晶パネル56aは、一対の基板間に液晶層を挟んだ一般的な構
造を有し、表の基板側に配向膜、透明共通電極層等を備え、裏の基板側に配向膜、反射画
素電極、回路層等を備える。最後に、位相光学素子310は、図4の位相光学素子10の
場合と同様に、例えば液晶パネル56aによって正確に調整できなかった位相変調量を微
調整する目的で使用される。この位相光学素子310は、図1に示す位相光学素子10と
同様に、第1基板11と第2基板12との間に接着剤層16,17を介して位相差板14
を挟んだ構造を有するが、位相差板14の本体部分14aにおける光学軸の方向や本体部
分14aの厚みが異なっている。このような位相光学素子310を液晶パネル56aの近
傍に配置することで、青色用の液晶ライトバルブによる光変調量の効率的で精密な制御が
可能になる。
光を偏光分離膜32bによって反射して液晶パネル56aへと入射させ、液晶パネル56
aから反射によって射出されて位相光学素子310を通過した変調光のうち、偏光分離膜
32bを透過したP偏光をクロスダイクロイックプリズム27側に射出する。この偏光ビ
ームスプリッタ55aは、第1光路OP1の中心であるシステム光軸に対して傾斜配置さ
れるワイヤグリッド偏光子等の他の反射型の偏光分離素子に置き換えることができる。
晶パネル25aや位相光学素子10の場合と異なり、光が往復することになるので、これ
らで発生するリタデーションは2倍になると考えられる。よって、例えば図4の位相光学
素子10と同様に位相変調量の微調整を行う場合、位相光学素子10に比較して位相光学
素子310の厚みを半分にするなどの調整が必要となる。
55bと、これに付随する液晶パネル56b及び位相光学素子310とは、照明光のうち
緑光を画像情報に基づいて2次元的に輝度変調するための緑色用の液晶ライトバルブを構
成する。ここで、緑色用の偏光ビームスプリッタ55b、液晶パネル56b、及び位相光
学素子310は、青色用の偏光ビームスプリッタ55a、液晶パネル56a、及び位相光
学素子310とそれぞれ同様の構造及び機能を有する。なお、偏光ビームスプリッタ55
b中には、緑色の偏光を分離するための偏光分離膜32gが内蔵されている。
55cと、これに付随する液晶パネル56c及び位相光学素子310とは、照明光のうち
赤光を画像情報に基づいて2次元的に輝度変調するための赤色用の液晶ライトバルブを構
成する。ここで、赤色用の偏光ビームスプリッタ55c、液晶パネル56c、及び位相光
学素子310は、青色用の偏光ビームスプリッタ55a、液晶パネル56a、及び位相光
学素子310とそれぞれ同様の構造及び機能を有する。なお、偏光ビームスプリッタ55
c中には、赤色の偏光を分離するための偏光分離膜32rが内蔵されている。
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能で
あり、例えば次のような変形も可能である。
例について説明したが、水晶以外の他の正の一軸性結晶(例えば、方解石、バナジン酸イ
ットリウム、ルチル等)を用いることができる。また、正の一軸性結晶の代わりにサファ
イア等の負の一軸性結晶を用いることもできる。以上において、位相差板14の材料の曲
げ強度が200MPa以下の正又は負の一軸性結晶である場合、本体部分14aの撓み量
が大きくなる傾向が強まるが、第1及び第2基板11,12の間に接着剤層16,17を
介して位相差板14の本体部分14aを挟む上記本実施形態のサンドイッチ構造とするこ
とにより、本体部分14aの撓みによる屈折力の発生を効果的に防止できる。
えることができる。つまり、第1基板11を入射側とするとともに第2基板12を射出側
とすることができるだけでなく、第2基板12を入射側とするとともに第1基板11を射
出側とすることができる。
る必要はなく、例えば第1基板11をサファイア等の負の一軸性結晶で形成し、第2基板
12をガラス等の等方性物質で形成することができる。なお、第1基板11をサファイア
等の負の一軸性結晶とし、位相差板14を水晶等の正の一軸性結晶とした場合、負の一軸
性結晶と正の一軸性結晶とを複合した光学素子を得ることができる。
ているが、位相差板14の外周の一部、例えば対向する2辺にのみ押圧枠部14bを設け
ることもできる。
に配置しているが、位相光学素子10を液晶パネル25a〜25cの射出側に配置するこ
とができる。なお、液晶パネル25a〜25cの入射側に集光用のマイクロレンズを形成
している場合、位相補償素子10と液晶パネル25c〜25cを通過する光の角度が等し
くなるため、位相光学素子10を射出側に配置することが望ましい。
ェクタ110,300の他の箇所(例えば偏光変換部材21g、色分離光学系23、投射
レンズ29等の内部)に組み込むこともできる。
離膜で反射したS偏光を液晶パネル56a,56b,56cに入射させ、偏光ビームスプ
リッタ55a,55b,55cの偏光分離膜を透過したP偏光を画像光として射出する例
のみを挙げたが、偏光ビームスプリッタ55a,55b,55cの偏光分離膜を透過した
P偏光を液晶パネル56a,56b,56cに入射させ、偏光ビームスプリッタ55a,
55b,55cの偏光分離膜で反射したS偏光を画像光として射出する構成とすることも
可能である。
21a、一対のフライアイレンズ21d,21e、偏光変換部材21g、及び重畳レンズ
21iで構成したが、フライアイレンズ21d,21e、偏光変換部材21g等について
は省略することができ、光源ランプ21aも、LED等の別光源に置き換えることができ
る。
、光変調部25,325において各色の変調を行った後に、クロスダイクロイックプリズ
ム27において各色の像の合成を行っているが、単一の液晶パネルすなわち液晶ライトバ
ルブによって画像を形成することもできる。
ェクタ110,300の例のみを挙げたが、本発明は、2つの液晶パネルを用いたプロジ
ェクタ、あるいは、4つ以上の液晶パネルを用いたプロジェクタにも適用可能である。
ジェクタの例のみを挙げたが、本発明は、スクリーンを観察する方向とは反対側から投射
を行なうリアタイプのプロジェクタにも適用可能である。
、 12d,12e…平面、 14…位相差板、 14a…本体部分、 14b…押圧枠
部、 14d,14e…表面、 16…第1接着剤層、 17…第2接着剤層、 21…
光源装置、 23…色分離光学系、 23a,23b…ダイクロイックミラー、 25…
光変調部、 25a,25b,25c…液晶パネル、 25e,25f,25g…偏光フ
ィルタ、 27…クロスダイクロイックプリズム、 29…投射レンズ、 81…マスク
、 83…処理容器、 110…プロジェクタ、 AX…光軸、 CP…中央部分、 P
P…平板
Claims (2)
- 無機材料で形成され屈折率異方性を有する平板部材をエッチングすることによって、所定の位相差を与える厚さの本体部分を有する位相差板を形成する工程と、
前記位相差板の本体部分の厚さに比較して厚く形成された第1基板上に、第1接着剤層を介して前記位相差板を載せ、当該位相差板の周囲を前記第1基板に対して押圧する工程と、
前記位相差板上に、第2接着剤層を介して前記位相差板の本体部分の厚さに比較して厚く形成された第2基板を載せ、前記位相差板に対して押圧する工程と
を備え、
前記平板部材のエッチング工程で、前記平板部材の表面のうち前記本体部分に対応する中央部分の表側面を除いた周囲と前記平板部材の背面とをマスクするとともに、マスクされた状態の前記平板部材をウエットエッチング液中に浸漬する光学素子の製造方法。 - 前記第1基板上に前記第1接着剤層を介して前記位相差板を載せて押圧した後に、当該第1接着剤層を紫外線で硬化させ、前記位相差板上に前記第2接着剤層を介して前記第2基板を載せて押圧した後に、当該第2接着剤層を紫外線で硬化させる請求項1記載の光学素子の製造方法。
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