JP4277802B2 - 車載電話システム、車載通信機及び携帯電話機 - Google Patents

車載電話システム、車載通信機及び携帯電話機 Download PDF

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本発明は、車両に搭載される車載電話システム、前記車載電話システム内で用いられる車載通信機及び携帯電話機に関する。
車室内における音声通話を実現する構成として、例えば下記の特許文献1に示すものがある。
特開2002−152840号公報
ところで、従来のハンズフリーシステムでは、通信事業者ネットワークから携帯電話機に着信されると、携帯電話機が着信通知信号をハンズフリーシステムへ出力することにより、通信事業者ネットワークから携帯電話機に着信された旨をハンズフリーシステムがユーザに報知するように構成されている。しかしながら、このように通信事業者ネットワークから携帯電話機に着信された旨をハンズフリーシステムがユーザに報知する構成では、着信の有無や着信相手が同乗者に知られてしまうので、ユーザ(運転手)のプライバシーを適切に確保することができないという問題がある。また、ハンズフリーシステムと携帯電話機とが例えばBluetooth(登録商標)などの無線通信を行うことにより、携帯電話機を中継機器としてハンズフリーシステムによる音声通話が実現されることになるので、携帯電話機においてバッテリ電力を消費してしまうという問題もある。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザがハンズフリーシステムによる音声通話を行う場合において、着信の有無や着信相手が同乗者に知られてしまうことを未然に回避することができ、ユーザのプライバシーを適切に確保することができると共に、携帯電話機におけるバッテリ電力の消費を未然に回避することができ、携帯電話機のバッテリの長寿命化を図ることができる車載電話システム、車載通信機及び携帯電話機を提供することにある。
請求項1に記載した車載電話システムによれば、通信事業者ネットワークが車載通信機から携帯電話機識別情報及び車載通信機識別情報が受信された場合に第三者の電話機を保留状態にさせて携帯電話機への着信を切断させると共に車載通信機に再着信させる前提構成の下において、携帯電話機は、通信事業者ネットワークから着信されたことに伴って当該着信をユーザに報知した後にユーザによる着信転送要求が指示されると、当該携帯電話機に固有な携帯電話機識別情報を車載通信機へ通知し、車載通信機は、携帯電話機から携帯電話機識別情報が通知されると、その通知された携帯電話機識別情報及び当該車載通信機に固有な車載通信機識別情報を通信事業者ネットワークへ送信し、通信事業者ネットワークから再着信されると、ハンズフリーシステムによる音声通話を実現させる。
これにより、ユーザが通信事業者ネットワークからの携帯電話機への着信を認識した後に着信転送要求を指示すると、通信事業者ネットワークからの携帯電話機への着信が切断されると共に車載通信機に再着信され、ハンズフリーシステムによる音声通話が実現されることになるので、通信事業者ネットワークから携帯電話機に着信された旨をハンズフリーシステムがユーザに報知することはなく、従来のものとは異なって、通信事業者ネットワークから携帯電話機に着信された旨を携帯電話機自身がユーザに報知することにより、携帯電話機が通信事業者ネットワークからの着信をユーザにのみ報知することが可能なマナーモードに設定されていれば、着信の有無や着信相手が同乗者に知られてしまうことを未然に回避することができ、ユーザのプライバシーを適切に確保することができる。
また、上記したように通信事業者ネットワークからの携帯電話機への着信が切断されると共に車載通信機に再着信されることになるので、携帯電話機を中継機器としてハンズフリーシステムによる音声通話が実現されることはなく、従来のものとは異なって、ハンズフリーシステム単独により音声通話が実現されることにより、携帯電話機におけるバッテリ電力の消費を未然に回避することができ、携帯電話機のバッテリの長寿命化を図ることができる。
また、最初は必ず通信事業者ネットワークから携帯電話機に着信されることになるので、通信事業者ネットワークから最初に携帯電話機と車載通信機とのいずれに着信させるかを通信事業者ネットワークに対して設定変更する必要がなく、利便性をも高めることができる。さらに、このように通信事業者ネットワークに対して設定変更する必要がないので、携帯電話機が圏外であるか否かを考慮する必要がないという利点もある。
請求項2に記載した車載電話システムによれば、携帯電話機は、通信事業者ネットワークから着信されたことに伴って当該着信をユーザに報知した後にユーザによる着信相手表示要求が指示されると、通信事業者ネットワークから受信された着信相手電話番号または当該着信相手電話番号に関連付けられて登録されている着信相手情報を表示装置に表示させる。これにより、ユーザが通信事業者ネットワークからの携帯電話機への着信を認識した後に着信相手表示要求を指示すると、通信事業者ネットワークから受信された着信相手電話番号または当該着信相手電話番号に関連付けられて登録されている着信相手情報が表示装置に表示されることになるので、着信相手電話番号または当該着信相手電話番号に関連付けられて登録されている着信相手情報をユーザに適切に知らせることができる。
請求項3に記載した車載通信機によれば、携帯電話機から携帯電話機識別情報が通知されると、その通知された携帯電話機識別情報及び当該車載通信機に固有な車載通信機識別情報を通信事業者ネットワークへ送信し、通信事業者ネットワークから再着信されると、ハンズフリーシステムによる音声通話を実現させる。これにより、請求項1に記載した車載電話システム内の携帯電話機と共に使用されることにより、上記した請求項1に記載したものと同様の作用効果を得ることができる。すなわち、携帯電話機が通信事業者ネットワークからの着信をユーザにのみ報知することが可能なマナーモードに設定されていれば、着信の有無や着信相手が同乗者に知られてしまうことを未然に回避することができ、ユーザのプライバシーを適切に確保することができ、また、携帯電話機におけるバッテリ電力の消費を未然に回避することができ、携帯電話機のバッテリの長寿命化を図ることができる。
請求項4に記載した携帯電話機によれば、通信事業者ネットワークから着信されたことに伴って着信をユーザに報知した後にユーザによる着信転送要求が指示されると、当該携帯電話機に固有な携帯電話機識別情報を車載通信機へ通知する。これにより、請求項1に記載した車載電話システム内の車載通信機と共に使用されることにより、上記した請求項1に記載したものと同様の作用効果を得ることができる。すなわち、携帯電話機が通信事業者ネットワークからの着信をユーザにのみ報知することが可能なマナーモードに設定されていれば、着信の有無や着信相手が同乗者に知られてしまうことを未然に回避することができ、ユーザのプライバシーを適切に確保することができ、また、携帯電話機におけるバッテリ電力の消費を未然に回避することができ、携帯電話機のバッテリの長寿命化を図ることができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、車載電話システムの全体構成を機能ブロック図として示している。車載電話システム1は、ユーザが携帯することが可能な携帯電話機2と、車両に搭載されている車載通信機3とを備えて構成されている。
携帯電話機2は、携帯電話機2の動作全般を制御する制御部5、通信事業者ネットワーク4との間の電話通信を行う電話通信部6、送話音声を入力するマイクロホン7、受話音声を出力するスピーカ8、通話開始キーや通話終了キーや数字キーなどの幾つかのキーが配列されているキーボード9、バッテリ残量や時刻や電話番号などを表示するLCD10、例えば小型モータから構成されているバイブレータ11及び車載通信機3との間の近距離データ通信を行う近距離データ通信部12を備えて構成されている。
車載通信機3は、車載通信機3の動作全般を制御する制御部13、通信事業者ネットワーク4との間の電話通信を行う電話通信部14、携帯電話機2との間の近距離データ通信を行う近距離データ通信部15及び車載機器インタフェース部16を備えて構成されている。尚、ここでいう近距離データ通信とは、Bluetooth(登録商標)や無線LANなどである。また、ナビゲーションシステム17、表示装置18、着信相手表示用の操作スイッチ19、着信転送用の操作スイッチ20及びハンズフリーシステム21は、車載LAN22を介して車載通信機3の車載機器インタフェース部16に接続されている。
着信相手表示用の操作スイッチ19及び着信転送用の操作スイッチ20は、ユーザ(運転手)が運転中に視線を変更することなく容易に操作することが可能となるようにハンドルに一体的に配設されており、ユーザにより操作されると、ユーザにより操作された旨を示す操作通知を車載LAN22を介して車載通信機3へ出力する。ハンズフリーシステム21は、送話音声を入力するマイクロホン23及び受話音声を出力するスピーカ24を備えて構成されており、車載通信機3から音声通話指示が入力されると、ハンズフリーによる音声通話を実現する。また、通信事業者ネットワーク4は、通信事業者により提供される移動通信網や固定通信網から構築されている。
尚、本実施形態では、ナビゲーションシステム17とハンズフリーシステム21とが別々に配設されている構成を説明しているが、これらをハンズフリー機能が組込まれているナビゲーションシステムで代用する構成であっても良い。また、着信相手表示用の操作スイッチ19及び着信転送用の操作スイッチ20がハンドルに一体的に配設されている構成を説明しているが、これら着信相手表示用の操作スイッチ19及び着信転送用の操作スイッチ20がナビゲーションシステム17やハンズフリーシステム21に組込まれている構成であっても良い。
次に、上記した構成の作用について、図2ないし図5を参照して説明する。ここで、図2は、車載電話システム1の全体の処理の流れをシーケンス図として示しており、図3は、携帯電話機2の制御部5が行う処理をフローチャートとして示しており、図4は、車載通信機3の制御部13が行う処理をフローチャートとして示している。ここでは、ユーザが電源投入されている携帯電話機2を携帯して乗車した場合を説明する。また、この場合、携帯電話機2は、通信事業者ネットワーク4から着信された旨をバイブレータ11が振動することにより報知するマナーモードが設定されていることを前提として説明する。
最初に、ユーザが乗車してACCスイッチをオンすると、車載バッテリ(図示せず)から駆動電力がハンズフリーシステム21、操作スイッチ19,20、表示装置18及び車載通信機3へ供給されることにより、それらハンズフリーシステム21、操作スイッチ19,20、表示装置18及び車載通信機3が起動する。また、このとき、携帯電話機2が電源投入されている状態では、携帯電話機2の近距離データ通信部12と車載通信機3の近距離データ通信部15とが両者の間で無線リンクを確立する。
さて、ここで、第三者の携帯電話機25(本発明でいう第三者の電話機)が携帯電話機2を発信先として発信した場合を考える。通信事業者ネットワーク4は、第三者の携帯電話機25が携帯電話機2を発信先として発信したことに伴って第三者の携帯電話機25から発信信号が受信されると、着信信号を携帯電話機2へ送信することにより、携帯電話機2に着信させる。
携帯電話機2において、制御部5は、車載通信機3との間で無線リンクを確立した後では(ステップS1)、通信事業者ネットワーク4から着信信号が電話通信部6に受信されたか否かを監視しており(ステップS2)、通信事業者ネットワーク4から着信信号が電話通信部6に受信された旨を検出すると(ステップS2にて「YES」)、バイブレータ11を振動させることにより、通信事業者ネットワーク4から着信した旨をユーザに報知する(ステップS3)。
ユーザは、バイブレータ11が振動していることにより携帯電話機2が通信事業者ネットワーク4から着信した旨を認識すると、着信相手の表示を要求するか否かを選択する。ここで、ユーザは、着信相手の表示を要求する場合であれば、着信相手表示用の操作スイッチ19を操作することになり、一方、着信相手の表示を要求しない場合であれば、着信相手表示用の操作スイッチ19を何ら操作しないことになる。着信相手表示用の操作スイッチ19は、ユーザにより着信相手の表示を要求する操作が行われると、ユーザにより着信相手の表示を要求する操作が行われた旨を示す操作通知を車載LAN22を介して車載通信機3へ出力する。
車載通信機3において、制御部13は、携帯電話機2との間で無線リンクを確立した後では(ステップT1)、着信相手表示用の操作スイッチ19から操作通知が車載LAN22を介して車載機器インタフェース部16に入力されたか否かを監視しており(ステップT2)、着信相手表示用の操作スイッチ19から操作通知が車載LAN22を介して車載機器インタフェース部16に入力された旨を検出すると(ステップT2にて「YES」)、その入力された操作通知を近距離データ通信部15から携帯電話機2へ送信させる(ステップT3)。
携帯電話機2において、制御部5は、車載通信機3から操作通知が近距離データ通信部12に受信された旨を検出すると(ステップS4にて「YES」)、表示指示を近距離データ通信部12から車載通信機3へ送信させる(ステップS5)。このとき、制御部5は、通信事業者ネットワーク4から受信された着信相手電話番号をも近距離データ通信部12から車載通信機3へ送信させる。
車載通信機3において、制御部13は、携帯電話機2から表示指示及び着信相手電話番号が近距離データ通信部15に受信された旨を検出すると(ステップT4にて「YES」)、その受信された表示指示及び着信相手電話番号を車載機器インタフェース部16から車載LAN22を介して表示装置18へ出力させることにより(ステップT5)、図5(a)に示すように、着信相手電話番号(090××××××××)を表示装置18に表示させる。尚、この場合、電話番号に関連付けられて個人情報など(本発明でいう着信相手情報)が携帯電話機2に登録されている場合には、その着信相手電話番号に関連付けられて登録されている個人情報などを表示装置18に表示させても良い。
次いで、ユーザは、着信相手電話番号が表示装置18に表示されたことにより着信相手を認識すると、着信の転送を要求するか否かを選択する。ここで、ユーザは、着信の転送を要求する場合であれば、着信転送用の操作スイッチ20を操作することになり、一方、着信の転送を要求しない場合であれば、着信転送用の操作スイッチ20を何ら操作しないことになる。着信転送用の操作スイッチ20は、ユーザにより着信の転送を要求する操作が行われると、ユーザにより着信の転送を要求する操作が行われた旨を示す操作通知を車載LAN22を介して車載通信機3へ出力する。
車載通信機3において、制御部13は、着信転送用の操作スイッチ20から操作通知が車載LAN22を介して車載機器インタフェース部16に入力された旨を検出すると(ステップT6にて「YES」)、ユーザ識別情報要求を近距離データ通信部15から携帯電話機2へ送信させる(ステップT7)。また、このとき、制御部13は、図5(b)に示すように、通信事業者ネットワーク4からの着信を携帯電話機2から車載通信機3へ転送中である旨を示す「転送中」というガイダンスを表示装置18に表示させる。
携帯電話機2において、制御部5は、車載通信機3からユーザ識別情報要求が近距離データ通信部12に受信された旨を検出すると(ステップS6にて「YES」)、自身に固有に付与されているユーザ識別情報(本発明でいう携帯電話機識別情報)を近距離データ通信部12から車載通信機3へ送信させる(ステップS7)。この場合、ユーザ識別情報とは、通信事業者ネットワーク4が携帯電話機2を識別するのに必要な情報であり、例えば携帯電話機2に固有に付与されている電話番号である。
車載通信機3において、制御部13は、携帯電話機2からユーザ識別情報が近距離データ通信部15に受信された旨を検出すると(ステップT8にて「YES」)、その受信されたユーザ識別情報と自身に固有に付与されている車載通信機識別情報とを電話通信部14から通信事業者ネットワーク4へ送信させる(ステップT9)。この場合、車載通信機識別情報とは、携通信事業者ネットワーク4が車載通信機3を識別するのに必要な情報であり、例えば車載通信機3に固有に付与されている電話番号である。
通信事業者ネットワーク4は、車載通信機3からユーザ識別情報と車載通信機識別情報とが受信されると、第三者の携帯電話機25を保留状態にさせ、着信切断信号を携帯電話機2へ送信すると共に、再着信信号を車載通信機3へ送信する。
携帯電話機2において、制御部5は、通信事業者ネットワーク4から着信切断信号が電話通信部4に受信された旨を検出すると(ステップS8にて「YES」)、通信事業者ネットワーク4からの着信を切断させる(ステップS9)。一方、車載通信機3において、制御部13は、通信事業者ネットワーク4から再着信信号が電話通信部14に受信された旨を検出すると(ステップT10にて「YES」)、車載機器インタフェース部16から音声通話指示をハンズフリーシステム21へ出力させることにより(ステップT11)、ハンズフリーシステム21による音声通話を実現させる。また、このとき、制御部13は、図5(c)に示すように、ハンズフリーシステム21による音声通話を実現させる旨を示す「通話中」というガイダンスを表示装置18に表示させる。
以上に説明した一連の処理により、ユーザは、通信事業者ネットワーク4から携帯電話機2への着信を当該携帯電話機2から車載通信機3へ転送させることができ、ハンズフリーシステム21による音声通話を実現することができる。
ところで、以上は、第三者の電話機が携帯電話機である場合を説明したが、第三者の電話機が固定電話機である場合も、これと同様の処理を行う。また、本実施形態では、ユーザが着信相手表示用の操作スイッチ19を操作した後に着信転送用の操作スイッチ20を操作することにより、ユーザが着信相手を認識した後に通信事業者ネットワーク4から携帯電話機2への着信を当該携帯電話機2から車載通信機3へ転送させる場合を説明したものであるが、ユーザが着信相手表示用の操作スイッチ19を操作することなく着信転送用の操作スイッチ20を操作することにより、ユーザが着信相手を認識することなく通信事業者ネットワーク4から携帯電話機2への着信を当該携帯電話機2から車載通信機3へ転送させても良い。
以上に説明したように本実施形態によれば、通信事業者ネットワーク4が車載通信機3からユーザ識別情報及び車載通信機識別情報が受信された場合に第三者の携帯電話機25を保留状態にさせて携帯電話機2への着信を切断させると共に車載通信機3に再着信させる前提構成の下において、携帯電話機2は、通信事業者ネットワーク4から着信されたことに伴って当該着信をユーザに報知した後にユーザによる着信転送要求が指示されると、当該携帯電話機2に固有なユーザ識別情報を車載通信機3へ通知し、車載通信機3は、携帯電話機2からユーザ識別情報が通知されると、その通知されたユーザ識別情報及び当該車載通信機3に固有な車載通信機識別情報を通信事業者ネットワーク4へ送信し、通信事業者ネットワーク4から再着信されると、ハンズフリーシステム21による音声通話を実現させるように構成した。
これにより、ユーザが通信事業者ネットワーク4からの携帯電話機2への着信を認識した後に着信転送要求を指示すると、通信事業者ネットワーク4からの携帯電話機2への着信が切断されると共に車載通信機3に再着信され、ハンズフリーシステム21による音声通話が実現されることになるので、通信事業者ネットワーク4から携帯電話機2に着信された旨をハンズフリーシステム21がユーザに報知することはなく、通信事業者ネットワーク4から携帯電話機2に着信された旨を携帯電話機2自身がユーザに報知することにより、携帯電話機2がマナーモードに設定されていれば、着信の有無や着信相手が同乗者に知られてしまうことを未然に回避することができ、ユーザのプライバシーを適切に確保することができる。
また、上記したように通信事業者ネットワーク4からの携帯電話機2への着信が切断されると共に車載通信機3に再着信されることになるので、携帯電話機2を中継機器としてハンズフリーシステム21による音声通話が実現されることはなく、ハンズフリーシステム21単独により音声通話が実現されることにより、携帯電話機2におけるバッテリ電力の消費を未然に回避することができ、携帯電話機2のバッテリの長寿命化を図ることができる。
また、最初は必ず通信事業者ネットワーク4から携帯電話機2に着信されることになるので、通信事業者ネットワーク4から最初に携帯電話機2と車載通信機3とのいずれに着信させるかを通信事業者ネットワーク4に対して設定変更する必要がなく、利便性をも高めることができる。また、このように通信事業者ネットワーク4に対して設定変更する必要がないので、携帯電話機2が圏外であるか否かを考慮する必要がないという利点もある。
さらに、携帯電話機2は、通信事業者ネットワーク4から着信されたことに伴って当該着信をユーザに報知した後にユーザによる着信相手表示要求が指示されると、通信事業者ネットワーク4から受信された着信相手電話番号または当該着信相手電話番号に関連付けられて登録されている個人情報などを表示装置18に表示させるように構成した。これにより、ユーザが通信事業者ネットワーク4からの携帯電話機2への着信を認識した後に着信相手表示要求を指示すると、通信事業者ネットワーク4から受信された着信相手電話番号または当該着信相手電話番号に関連付けられて登録されている個人情報などが表示装置18に表示されることになるので、着信相手電話番号または当該着信相手電話番号に関連付けられて登録されている個人情報などをユーザに適切に知らせることができる。
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形または拡張することができる。
車載通信機3は、車載通信モジュールとしてモジュールの態様であっても良い。
着信相手表示用の操作スイッチ19と着信転送用の操作スイッチ20とが別々に配設されている構成に限らず、それらが同一のスイッチから構成されていても良く、例えば操作内容の相違に基づいて着信相手表示用の操作と着信転送用の操作とを区別する構成であっても良い。
車載通信機3が起動した直後に携帯電話機2の近距離データ通信部12と車載通信機3の近距離データ通信部15とが両者の間で無線リンクを確立する構成に限らず、着信相手表示用の操作スイッチ19や着信転送用の操作スイッチ20から操作通知が車載通信機3へ出力された直後に携帯電話機2の近距離データ通信部12と車載通信機3の近距離データ通信部15とが両者の間で無線リンクを確立する構成であっても良い。
本発明の一実施形態の全体構成を示す機能ブロック図 車載電話システムの全体の処理の流れを示すシーケンス図 携帯電話機が行う処理を示すフローチャート 車載通信機が行う処理を示すフローチャート 表示装置における表示の一例を示す図
符号の説明
図面中、1は車載電話システム、2は携帯電話機、3は車載通信機、4は通信事業者ネットワーク、18は表示装置、21はハンズフリーシステム、25は第三者の携帯電話機(第三者の電話機)である。

Claims (4)

  1. 第三者の電話機からの携帯電話機を発信先とする発信を受けて前記携帯電話機に着信させた後に車載通信機から携帯電話機識別情報及び車載通信機識別情報が受信された場合に前記第三者の電話機を保留状態にさせて前記携帯電話機への着信を切断させると共に前記車載通信機に再着信させる通信事業者ネットワークに対して各々が接続可能な携帯電話機と車載通信機とを備えた車載電話システムであって、
    前記携帯電話機は、前記通信事業者ネットワークから着信されたことに伴って当該着信をユーザに報知した後にユーザによる着信転送要求が指示された場合に、当該携帯電話機に固有な携帯電話機識別情報を前記車載通信機へ通知し、
    前記車載通信機は、前記携帯電話機から携帯電話機識別情報が通知された場合に、その通知された携帯電話機識別情報及び当該車載通信機に固有な車載通信機識別情報を前記通信事業者ネットワークへ送信し、前記通信事業者ネットワークから再着信された場合に、ハンズフリーシステムによる音声通話を実現させることを特徴とする車載電話システム。
  2. 請求項1に記載した車載電話システムにおいて、
    前記携帯電話機は、前記通信事業者ネットワークから着信されたことに伴って当該着信をユーザに報知した後にユーザによる着信相手表示要求が指示された場合に、前記通信事業者ネットワークから受信された着信相手電話番号または当該着信相手電話番号に関連付けられて登録されている着信相手情報を表示装置に表示させることを特徴とする車載電話システム。
  3. 第三者の電話機からの携帯電話機を発信先とする発信を受けて前記携帯電話機に着信させた後に車載通信機から携帯電話機識別情報及び車載通信機識別情報が受信された場合に前記第三者の電話機を保留状態にさせて前記携帯電話機への着信を切断させると共に前記車載通信機に再着信させる通信事業者ネットワークに対して接続可能な車載通信機であって、
    前記携帯電話機から携帯電話機識別情報が通知された場合に、その通知された携帯電話機識別情報及び当該車載通信機に固有な車載通信機識別情報を前記通信事業者ネットワークへ送信し、前記通信事業者ネットワークから再着信された場合に、ハンズフリーシステムによる音声通話を実現させることを特徴とする車載通信機。
  4. 第三者の電話機からの携帯電話機を発信先とする発信を受けて前記携帯電話機に着信させた後に車載通信機から携帯電話機識別情報及び車載通信機識別情報が受信された場合に前記第三者の電話機を保留状態にさせて前記携帯電話機への着信を切断させると共に前記車載通信機に再着信させる通信事業者ネットワークに対して接続可能な携帯電話機であって、
    前記通信事業者ネットワークから着信されたことに伴って当該着信をユーザに報知した後にユーザによる着信転送要求が指示された場合に、当該携帯電話機に固有な携帯電話機識別情報を前記車載通信機へ通知することを特徴とする携帯電話機。

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