JP4277793B2 - 画像処理装置、符号化装置およびそれらの方法 - Google Patents

画像処理装置、符号化装置およびそれらの方法 Download PDF

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Description

本発明は、画像データを符号化するために用いられる画像処理装置、符号化装置およびそれらの方法に関する。
近年、画像データデジタルとして取り扱い、その際、効率の高い情報の伝送、蓄積を目的とし、画像情報特有の冗長性を利用して、離散コサイン変換等の直交変換と動き補償により圧縮するMPEG(Moving Picture Experts Group)などの方式に準拠した装置が、放送局などの情報配信、及び一般家庭における情報受信の双方において普及しつつある。
MPEG2,4方式に続いてMPEG4/AVC(Advanced Video Coding)と呼ばれる符号化方式が提案されている。
MPEG4/AVC方式の符号化装置は、被符号化ピクチャデータを、マクロブロック単位で、その輝度成分と色差成分とを個別に符号化するが、輝度成分と色差成分とでは一般的に相関が高いことを利用して、例えば、動きベクトルの探索などの種々の処理において、輝度成分を中心として処理を行い、その結果を色差成分の符号化に用いている。
ところで、上述した従来の符号化装置は、各マクロブロックの輝度成分と色差成分との差異が大きい場合でも、輝度成分の処理結果をそのまま色差成分の符号化に利用するため、色差成分の符号化効率や色差成分を復号した画像の画質が低下することがあるという問題がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、従来に比べて符号化効率および復号画像の画質を高めることができる画像処理装置、符号化装置およびそれらの方法を提供することを目的とする。
上述した従来技術の問題点を解決し、上述した目的を達成するために、第1の観点の発明の画像処理装置は、2次元画像領域内に規定された複数のブロックを前記ブロックを単位として処理する画像処理装置であって、処理対象のピクチャ内の処理対象の前記ブロック、あるいは当該処理対象の前記ブロックの処理に用いられるブロックについて、当該ブロックの輝度成分に対して色差成分を強調した色差強調ブロックと、当該ブロックから得た輝度成分の輝度ブロックとの差分を検出する差分検出手段と、前記差分検出手段が検出した前記差分が所定のしきい値を越える場合に、前記差分が前記所定のしきい値を超えない場合に比べて、前記処理対象のブロックの色差成分の影響を強く反映させた処理、あるいは前記色差成分の情報を失わない処理を行う処理手段とを有する。
第1の観点の発明の画像処理装置の作用は以下のようになる。
差分検出手段が、処理対象のピクチャ内の処理対象の前記ブロック、あるいは当該処理対象の前記ブロックの処理に用いられるブロックについて、当該ブロックの輝度成分に対して色差成分を強調した色差強調ブロックと、当該ブロックから得た輝度成分の輝度ブロックとの差分を検出する。
次に、処理手段が、前記差分検出手段が検出した前記差分が所定のしきい値を越える場合に、前記差分が前記所定のしきい値を超えない場合に比べて、前記処理対象のブロックの処理を、当該処理対象のブロックの色差成分の影響をより強く反映させて行う。
第2の観点の発明の符号化装置は、2次元画像領域内に規定された複数のブロックを前記ブロックを単位として符号化する画像処理装置であって、処理対象のピクチャ内の処理対象の前記ブロック、あるいは当該処理対象の前記ブロックの処理に用いられるブロックについて、当該ブロックの輝度成分に対して色差成分を強調した色差強調ブロックと、当該ブロックから得た輝度成分の輝度ブロックとの差分を検出する差分検出手段と、前記差分検出手段が検出した前記差分が所定のしきい値を越える場合に、前記差分が前記所定のしきい値を超えない場合に比べて、前記処理対象のブロックの色差成分の影響を強く反映させた処理、あるいは前記色差成分の情報を失わない処理を行う処理手段とを有する。
第2の観点の発明の符号化装置の作用は以下のようになる。
差分検出手段が、処理対象のピクチャ内の処理対象の前記ブロック、あるいは当該処理対象の前記ブロックの処理に用いられるブロックについて、当該ブロックの輝度成分に対して色差成分を強調した色差強調ブロックと、当該ブロックから得た輝度成分の輝度ブロックとの差分を検出する。
次に、処理手段が、前記差分検出手段が検出した前記差分が所定のしきい値を越える場合に、前記差分が前記所定のしきい値を超えない場合に比べて、前記処理対象のブロックの色差成分の影響を強く反映させた符号化処理、あるいは前記色差成分の情報を失わない符号化処理を行う。
第3の観点の発明の画像処理方法は、2次元画像領域内に規定された複数のブロックを前記ブロックを単位として処理する画像処理方法であって、処理対象のピクチャ内の処理対象の前記ブロック、あるいは当該処理対象の前記ブロックの処理に用いられるブロックについて、当該ブロックの輝度成分に対して色差成分を強調した色差強調ブロックと、当該ブロックから得た輝度成分の輝度ブロックとの差分を検出する第1の工程と、前記第1の工程で検出した前記差分が所定のしきい値を越える場合に、前記差分が前記所定のしきい値を超えない場合に比べて、前記処理対象のブロックの色差成分の影響を強く反映させた処理、あるいは前記色差成分の情報を失わない処理を行う第2の工程とを有する。
第4の観点の発明の符号化方法は、2次元画像領域内に規定された複数のブロックを前記ブロックを単位として符号化する符号化方法であって、処理対象のピクチャ内の処理対象の前記ブロック、あるいは当該処理対象の前記ブロックの処理に用いられるブロックについて、当該ブロックの輝度成分に対して色差成分を強調した色差強調ブロックと、当該ブロックから得た輝度成分の輝度ブロックとの差分を検出する第1の工程と、前記第1の工程で検出した前記差分が所定のしきい値を越える場合に、前記差分が前記所定のしきい値を超えない場合に比べて、前記処理対象のブロックの色差成分の影響を強く反映させた符号化処理、あるいは前記色差成分の情報を失わない符号化処理を行う第2の工程とを有する。
本発明によれば、従来に比べて符号化効率および復号画像の画質を高めることができる画像処理装置、符号化装置およびそれらの方法を提供することができる。
以下、本発明の実施形態に係わる符号化装置について説明する。
<第1実施形態>
先ず、本実施形態の構成要素と、本発明の構成要素との関係を説明する。
本実施形態のマクロブロックMBが、本発明のブロックの一例である。
また 本実施形態のガンマピクチャデータS62のマクロブロックMBが本発明の色差強調ブロックの一例であり、カレント輝度ピクチャデータC_PIC内のマクロブロックMBが本発明の輝度ブロックの一例である。
また、フレームメモリ62から参照画像として動き予測・補償回路64に読み出されるガンマピクチャデータS62が本発明の参照色差強調ピクチャデータの一例である。
また、フレームメモリ31から動き予測・補償回路68に読み出される参照輝度ピクチャデータR_PICがが本発明の参照輝度ピクチャデータの一例である。
また、図2に示す差分判定回路63が本発明の差分判定手段の一例である。
また、図2に示す動き予測・補償回路(1/4)64および動き予測・補償回路68が本発明の処理手段の一例であり、動き予測・補償回路(1/4)64が本発明の第1の探索手段の一例であり、動き予測・補償回路68が本発明の第2の探索手段の一例である。
また、本実施形態のガンマピクチャデータS54のマクロブロックMBが本発明の第1の解像度の色差強調ブロックの一例であり、ガンマピクチャデータS62のマクロブロックMBが本発明の第2の解像度の色差強調ブロックの一例である。
また、間引き回路61が、本発明の間引き手段の一例である。
また、本実施形態の動きベクトルMVが、本発明の動きベクトルの一例である。
また、図2に示すRGB変換回路51、逆ガンマ変換回路52、YCbCr変換回路53およびガンマ変換回路54が、本発明の色差強調ブロック生成手段の一例である。
また、本実施形態のフル解像度が本発明の第1の解像度の一例であり、本実施形態の1/4解像度が本発明の第2の解像度の一例である。
以下、本実施形態の通信システム1について説明する。
先ず、本発明の実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を説明する。
図1は、本実施形態の通信システム1の概念図である。
図1に示すように、通信システム1は、送信側に設けられた符号化装置2と、受信側に設けられた復号装置3とを有する。
符号化装置2が本発明のデータ処理装置および符号化装置に対応している。
通信システム1では、送信側の符号化装置2において、離散コサイン変換やカルーネン・レーベ変換などの直交変換と動き補償によって圧縮したフレーム画像データ(ビットストリーム)を生成し、当該フレーム画像データを変調した後に、衛星放送波、ケーブルTV網、電話回線網、携帯電話回線網などの伝送媒体を介して送信する。
受信側では、復号装置3において受信した画像信号を復調した後に、上記変調時の直交変換の逆変換と動き補償によって伸張したフレーム画像データを生成して利用する。
なお、上記伝送媒体は、光ディスク、磁気ディスクおよび半導体メモリなどの記録媒体であってもよい。
図1に示す復号装置3は従来と同じ構成を有し符号化装置2の符号化に対応した復号を行う。
以下、図1に示す符号化装置2について説明する。
図2は、図1に示す符号化装置2の全体構成図である。
図2に示すように、符号化装置2は、例えば、A/D変換回路22、画面並べ替え回路23、演算回路24、直交変換回路25、量子化回路26、可逆符号化回路27、バッファメモリ28、逆量子化回路29、逆直交変換回路30、フレームメモリ31、レート制御回路32、加算回路33、デブロックフィルタ34、イントラ予測回路41、選択回路44、RGB変換回路51、逆ガンマ変換回路52、YCbCr変換回路53、ガンマ変換回路54、間引き回路61、フレームメモリ62、差分判定回路63、動き予測・補償回路(1/4)64、並びに動き予測・補償回路68を有する。
符号化装置2は、動き予測・補償回路(1/4)64において色差成分が強調されたガンマピクチャデータS62を用いて1/4解像度で動きベクトルMV1を探索し、動き予測・補償回路68において、参照輝度ピクチャデータR_PIC内の動きベクトルMV1を基準として規定した探索範囲で動きベクトルMVの探索を行う。
この場合に、差分判定回路63において、処理対象(カレント)のピクチャデータS23の再構成画像の輝度成分で構成されるカレントピクチャデータC_PICと、ピクチャデータS23の色差成分が強調されたガンマピクチャデータS54(S62)との差異を検出する。
そして、動き予測・補償回路68は、上記検出された差異が所定のしきい値を超えた場合に、超えない場合に比べて、上記探索範囲を狭く設定する。
すなわち、上記差異が大きい場合に、動き予測・補償回路68における動きベクトル探索処理に、色差成分の影響を強く反映させる。
これにより、符号化装置2によれば、色差成分の符号化効率や色差成分を復号した画像の画質が低下することを回避できる。
以下、符号化装置2の構成要素について説明する。
[A/D変換回路22]
A/D変換回路22は、入力されたアナログの輝度信号Y、色差信号Pb,Prから構成される原画像信号S10をデジタルのピクチャデータS22に変換し、これを画面並べ替え回路23およびRGB変換回路51に出力する。
[画面並べ替え回路23]
画面並べ替え回路23は、A/D変換回路22から入力したピクチャデータS22内のフレームデータを、そのピクチャタイプI,P,BからなるGOP(Group Of Pictures) 構造に応じて、符号化する順番に並べ替えた原画像データS23を演算回路24、動き予測・補償回路68およびイントラ予測回路41に出力する。
[演算回路24]
演算回路24は、原画像データS23と、選択回路44から入力した予測画像データPIとの差分を示す画像データS24を生成し、これを直交変換回路25に出力する。
[直交変換回路25]
直交変換回路25は、画像データS24に離散コサイン変換やカルーネン・レーベ変換などの直交変換を施して画像データ(例えばDCT係数)S25を生成し、これを量子化回路26に出力する。
[量子化回路26]
量子化回路26は、レート制御回路32から入力した量子化スケールQSで、画像データS25を量子化して画像データS26(量子化されたDCT係数)を生成し、これを可逆符号化回路27および逆量子化回路29に出力する。
[可逆符号化回路27]
可逆符号化回路27は、画像データS26を可変長符号化あるいは算術符号化した画像データをバッファ28に格納する。
このとき、可逆符号化回路27は、動き予測・補償回路68から入力した動きベクトルMVあるいはその差分動きベクトル、参照画像データの識別データ、並びにイントラ予測回路41から入力したイントラ予測モードをヘッダデータなどに格納する。
[バッファメモリ28]
バッファメモリ28に格納された画像データは、変調等された後に送信される。
[逆量子化回路29]
逆量子化回路29は、画像データS26を逆量子化したデータを生成し、これを逆直交変換回路30に出力する。
[逆直交変換回路30]
逆直交変換回路30は、逆量子化回路29から入力したデータに、直交変換回路25における直交変換の逆変換を施して生成した画像データを加算回路33に出力する。
[加算回路33]
加算回路33は、逆直交変換回路30から入力した(デコードされた)画像データと、選択回路44から入力した予測画像データPIとを加算して再構成画像データを生成し、これをデブロックフィルタ34に出力する。
[デブロックフィルタ34]
デブロックフィルタ34は、加算回路33から入力した再構成画像データのブロック歪みを除去した画像データを、フル解像度の参照輝度ピクチャデータR_PIC(カレント輝度ピクチャデータC_PIC)としてフレームメモリ31に書き込む。
なお、フレームメモリ31には、例えば、動き予測・補償回路68による動き予測・補償処理、並びにイントラ予測回路41におけるイントラ予測処理の対象となっているピクチャの再構成画像データが、処理を終了したマクロブロックMBを単位として順に書き込まれる。
[レート制御回路32]
レート制御回路32は、例えば、バッファメモリ28から読み出した画像データを基に量子化スケールQSを生成し、これを量子化回路26に出力する。
[イントラ予測回路41]
イントラ予測回路41は、例えば、イントラ4x4モードおよびイントラ16x16モードなどの複数の予測モードのそれぞれについて処理対象のマクロブロックMBの予測画像データPIiを生成し、これと原画像データS23内の処理対象のマクロブロックMBとを基に、符号化されたデータの符号量の指標となる指標データCOSTiを生成する。
そして、イントラ予測回路41は、指標データCOSTiを最小にするイントラ予測モードを選択する。
イントラ予測回路41は、最終的に選択したイントラ予測モードに対応して生成した予測画像データPIiおよび指標データCOSTiを選択回路44に出力する。
また、イントラ予測回路41は、イントラ予測モードが選択されたことを示す選択信号S44を入力すると、最終的に選択したイントラ予測モードを示す予測モードIPMを可逆符号化回路27に出力する。
なお、PスライスあるいはBスライスに属するマクロブロックMBであっても、イントラ予測回路41によるイントラ予測符号化が行われる場合がある。
イントラ予測回路41は、例えば、指標データCOSTiを下記式(1)に基づいて生成する。
Figure 0004277793
また、上記式(1)において、「i」は、例えば、処理対象のマクロブロックMBを構成する上記イントラ予測モードに対応したサイズのブロックデータの各々に付された識別番号である。上記式(1)のxは、イントラ16x16モードの場合は「1」であり、イントラ4x4モードの場合には「16」である。
イントラ予測回路41は、処理対象のマクロブロックMBを構成する全てのブロックデータについて、「SATD+header_cost(mode))」を算出し、これらを加算して指標データCOSTiを算出する。
header_cost(mode)は、符号化後の動きベクトル、参照画像データの識別データ、選択されたモード、量子化パラメータ(量子化スケール)などを含むヘッダデータの符号量の指標となる指標データである。header_cost(mode)の値は、予測モードによって異なる。
また、SATDは、処理対象のマクロブロックMB内のブロックデータと、当該ブロックデータの周囲の予め決められたブロックデータ(予測ブロックデータ)との間の差分画像データの符号量の指標となる指標データである。
本実施形態では、単数または複数の予測ブロックデータによって予測画像データPIiが規定される。
SATDは、例えば、下記式(2)に示すように、処理対象のブロックデータOrgと、予測ブロックデータPreとの画素データ間の絶対値誤差和(Sum of Absolute Difference)にアダマール変換(Tran)を施した後のデータである。
下記式(2)のs,tによって、上記ブロックデータ内の画素が指定される。
Figure 0004277793
なお、SATDの代わりに、下記式(3)で示すSADを用いてもよい。
また、SATDの代わりに、MPEG4,AVCで規定されているSSDなどの歪みや残差を表わすその他の指標を用いてもよい。
Figure 0004277793
[RGB変換回路51〜ガンマ変換回路54]
RGB変換回路51、逆ガンマ変換回路52、YCbCr変換回路53およびガンマ変換回路54は、輝度信号Y、色差信号Pb,Prから構成されるデジタルのピクチャデータS22から、色差成分を強調した(強く反映させた)輝度信号であるガンマピクチャデータS54を生成する。当該色差成分が強調されたガンマピクチャデータS54は、間引き回路61において1/4解像度に間引かれた後に、動き予測・補償回路(1/4)64における1/4解像度の動きベクトル探索に用いられる。
RGB変換回路51は、輝度信号Y、色差信号Pb,Prから構成されるデジタルのピクチャデータS22に対して、下記式(4)に基づいて、数積和演算およびビットシフト処理を行って、RGBのピクチャデータS51を生成し、これを逆ガンマ変換回路52に出力する。
[数4]
R = Y + (403/256)Cr
G = Y − (48/256)Cb −(120/256)Cr
B = Y + (475/256)Cr
…(4)
逆ガンマ変換回路52は、RGB変換回路51から入力したRGBのピクチャデータを構成するR,G,Bの各信号に対して下記式(5)に示す係数操作処理を行って、係数変換処理後の新たなRGBのピクチャデータS52を生成し、これをYCbCr変換回路53に出力する。
[数5]
(R、G、B) = (R,G,B) / 2 ((R,G,B)<170)
(R,G,B) = 2(R,G,B) −256 ((R,G,B)≧170)
…(5)
YCbCr変換回路53は、逆ガンマ変換回路52から入力したR,G,BのピクチャデータS52に下記式(6)に示す処理を施して輝度成分のピクチャデータS53を生成し、これをガンマ変換回路54に出力する。
[数6]
Y = (183/256)G + (19/256)B + (54/256)R
…(6)
ガンマ変換回路54は、YCbCr変換回路53から入力した輝度のピクチャデータS53に下記式(7)で示す係数操作処理を施してガンマピクチャデータS54を生成し、これを間引き回路61に出力する。
[数7]
Y = 2Y (Y<85)
Y = Y/2 + 128(Y≧85)
…(7)
[間引き回路61]
間引き回路61は、図3に示すように、ガンマ変換回路54から入力した色差成分が強調されたフル解像度のガンマピクチャデータS54を1/4解像度に間引いてフレームメモリ62に書き込む。
[差分判定回路63]
図4は、差分判定回路63の処理を説明するための図である。
ステップST1:
差分判定回路63は、フル解像度のカレント輝度ピクチャデータC_PICをフレームメモリ31から読出し、これを1/4解像度に間引いて、1/4解像度のカレント輝度ピクチャデータC_PICaを生成する。
ステップST2:
差分判定回路63は、図5(A)に示すように、ステップST1で入力した1/4解像度のカレント輝度ピクチャデータC_PICaと、フレームメモリ62から読み出した1/4解像度のガンマピクチャデータS62との差分の絶対値和(差異を示す指標データSAD)を、例えば、下記式(8)に基づいて、対応するマクロブロックMB単位で生成する。
下記式(8)において、γは、ガンマピクチャデータS62内のマクロブロックMBの輝度値、Yはカレント輝度ピクチャデータC_PICa内のマクロブロックMBの輝度値を示している。また、(i,j)によって4x4ブロック内の画素値が指定される。
Figure 0004277793
ステップST3:
差分判定回路63は、上記指標データが所定のしきい値Thを超えたか否かを判定する。
ステップST4:
差分判定回路63は、ステップST3の判定でしきい値Thを超えたと判断した場合は、第1の論理値(例えば、「1」)を示す判定結果データflg(i,j)を、処理対象のマクロブロックMB(i,j)に対応付けて、図6に示すカレント判定テーブルデータC_FLGTの要素として記憶する。
ステップST5:
差分判定回路63は、ステップST3の判定でしきい値Thを超えていないと判断した場合は、第2の論理値(例えば、「0」)を示す判定結果データflg(i,j)を、処理対象のマクロブロックMB(i,j)に対応付けて、図6に示すカレント判定テーブルデータC_FLGTの要素として記憶する。
なお、差分判定回路63は、上記差分の絶対値和ではなく、上記差分の自乗和で指標データSADを生成してもよい。
また、差分判定回路63は、図5(B)に示すように、フレームメモリ62から読み出した1/4解像度のガンマピクチャデータS62を補間してフル解像度のガンマピクチャデータS62aを生成し、このガンマピクチャデータS62aと、フレームメモリ31から読み出したフル解像度のカレント輝度ピクチャデータC_PICとの差分の絶対値和等を示す指標データSADを算出してもよい。
差分判定回路63は、図6に示すように、処理対象のカレントピクチャデータ内の全てのマクロブロックMB(i,j)の判定結果データflg(i,j)を、カレント判定テーブルデータC_FLGTとして記憶する。
差分判定回路63は、カレントピクチャデータについての符号化処理が終了すると、図6に示すように、後に参照される可能性があるI,Pピクチャデータの判定結果データflg(i,j)を、参照判定テーブルデータR_FLGTとして記憶する。
[動き予測・補償回路(1/4)64]
動き予測・補償回路(1/4)64は、フレームメモリ62から読み出したカレントのガンマピクチャデータS62内のカレントのマクロブロックMBに対応した8x8画素ブロックあるいは16x16画素ブロックとの差分を最小にする8x8画素ブロックあるいは16x16画素ブロックを、その参照画像となる参照ガンマピクチャデータS62内で探索する。そして、動き予測・補償回路(1/4)64は、当該探索した画素ブロックの位置に対応した1/4解像度動きベクトルMV1を生成する。
動き予測・補償回路(1/4)64は、上記差異を、例えば、前述したSATD,SADを用いた指標データを基に生成する。
なお、動き予測・補償回路(1/4)64は、上記探索において、8x8画素ブロックを単位とした場合には、1つのカレントのマクロブロックMBに対応して1つの1/4解像度動きベクトルMV1を生成することになる。
一方、動き予測・補償回路(1/4)64は、上記探索において、16x16画素ブロックを単位とした場合には、隣接する4つのカレントのマクロブロックMBに対応して1つの1/4解像度動きベクトルMV1を生成することになる。
〔動き予測・補償回路68〕
動き予測・補償回路68は、画面並べ替え回路23から入力した原画像データS23の処理対象のマクロブロックMBの輝度成分を基に、インター符号化に伴う指標データCOSTmを生成する。
動き予測・補償回路68は、予め決められた複数の動き予測・補償モードの各々について、フレームメモリ31に記憶された過去に符号化された参照輝度ピクチャデータR_PICを基に、動き予測・補償モードによって規定されたブロックデータを単位として、処理対象のブロックデータの動きベクトルMVの探索、並びに予測ブロックデータを生成する。
当該ブロックデータのサイズ、並びに参照輝度ピクチャデータR_PICは、例えば、動き予測・補償モードによって規定される。
当該ブロックデータのサイズは、例えば、図7に示すように、16×16、16×8、8×16および8×8画素である。
動き予測・補償回路68は、各ブロックデータについて動きベクトルおよび参照ピクチャデータを決定する。
なお、8×8のサイズのブロックデータについては、更に、それぞれのパーティションを、8×8、8×4、4×8若しくは4×4のいずれかに分割できる。
動き予測・補償回路68は、上記動き予測・補償モードとして、例えば、インター16x16モード、インター8x16モード、インター16x8モード、インター8x8モード、インター4x8モード、インター4x4モードがあり、それぞれブロックデータのサイズが16x16,8x16,16x8,8x8,4x8,4x4である。
また、上記動き予測・補償モードの各々のサイズにづいて、前方予測モード、後方予測モード、双方向予測モードが選択可能である。
ここで、前方予測モードは表示順が前の画像データを参照画像データとして用いるモードであり、後方予測モードは表示順が後の画像データを参照画像データとして用いるモードであり、双方向予測モードは表示順が前と後との画像データを参照画像データとして用いるモードである。
本実施形態では、動き予測・補償回路68による動き予測・補償処理では、複数の参照画像データを持つことができる。
また、動き予測・補償回路68は、上記動き予測・補償モードの各々について、原画像データS23内の処理対象のマクロブロックMBを構成する当該動き予測・補償モードに対応したブロックサイズのブロックデータの符号量の総和の指標となる指標データCOSTmを生成する。
そして、動き予測・補償回路68は、指標データCOSTmを最小にする動き予測・補償モードを選択する。
また、動き予測・補償回路68は、上記選択した動き予測・補償モードを選択した場合に得られる予測画像データPImを生成する。
動き予測・補償回路68は、最終的に選択した動き予測・補償モードに対応して生成した予測画像データPImおよび指標データCOSTmを選択回路44に出力する。
また、動き予測・補償回路68は、上記選択した動き予測・補償モードに対応して生成した動きベクトル、あるいは当該動きベクトルと予測動きベクトルとの間の差分動きベクトルを可逆符号化回路27に出力する。
また、動き予測・補償回路68は、上記選択した動き予測・補償モードを示す動き予測・補償モードMEMを可逆符号化回路27に出力する。
また、動き予測・補償回路68は、動き予測・補償処理において選択した参照画像デーサ(参照フレーム)の識別データを可逆符号化回路27に出力する。
動き予測・補償回路68は、上記ブロックデータを単位とした動きベクトルの探索において、以下に示すように、参照輝度ピクチャデータR_PIC内の探索範囲を決定する。
すなわち、動き予測・補償回路68は、処理対象の上記ブロックデータが参照する参照輝度ピクチャデータR_PIC内で動き予測・補償回路(1/4)64から入力した動きベクトルMV1が指し示すマクロブロックMBの判定結果データflg(i,j)を図6に示す差分判定回路63に記憶された判定テーブルデータR_FLGTから取得する。
そして、動き予測・補償回路68は、上記取得した判定結果データflg(i,j)が「1」を示す場合には、図8に示す第1の探索範囲SR1より狭い第2の探索範囲SR2を選択する。
一方、動き予測・補償回路68は、上記取得した判定結果データflg(i,j)が「0」を示す場合には、図8に示す第1の探索範囲SR1を選択する。
動き予測・補償回路68は、例えば、指標データCOSTmを下記式(9)に基づいて生成する。
Figure 0004277793
また、上記式(9)において、「i」は、例えば、処理対象のマクロブロックMBを構成する上記動き予測・補償モードに対応したサイズのブロックデータの各々に付された識別番号である。
すなわち、動き予測・補償回路68は、処理対象のマクロブロックMBを構成する全てのブロックデータについて、「SATD+head_cost(mode))」を算出し、これらを加算して指標データCOSTmを算出する。
head_cost(mode)は、符号化後の動きベクトル、参照画像データの識別データ、選択されたモードや量子化パラメータ(量子化スケール)などを含むヘッダデータの符号量の指標となる指標データである。header_cost(mode)の値は、動き予測・補償モードによって異なる。
また、SATDは、処理対象のマクロブロックMB内のブロックデータと、動きベクトルMVによって指定される参照画像データ内のブロックデータ(参照ブロックデータ)との間の差分画像データの符合量の指標となる指標データである。
本実施形態では、単数または複数の参照ブロックデータによって予測画像データPImが規定される。
SATDは、例えば、下記式(10)に示すように、処理対象のブロックデータOrgと、参照ブロックデータ(予測画像データ)Preとの画素データ間の絶対値誤差和にアダマール変換(Tran)を施した後のデータである。
下記式(10)のs,tによって、上記ブロックデータ内の画素が指定される。
Figure 0004277793
なお、SATDの代わりに、下記式(11)で示すSADを用いてもよい。
また、SATDの代わりに、MPEG4,AVCで規定されているSSDなどの歪みや残差を表わすその他の指標を用いてもよい。
Figure 0004277793
以下、符号化装置2における動き予測・補償動作について説明する。
ステップST11:
動き予測・補償回路(1/4)64は、フレームメモリ62から読み出したカレントのガンマピクチャデータS62内のカレントのマクロブロックMBに対応した8x8画素ブロックあるいは16x16画素ブロックとの差分を最小となる8x8画素ブロックあるいは16x16画素ブロックを、その参照画像となる参照ガンマピクチャデータS62内で探索する。そして、動き予測・補償回路(1/4)64は、当該探索した画素ブロックの位置に対応した1/4解像度動きベクトルMV1を生成する。
動き予測・補償回路68は、カレントピクチャデータC_PIC内の処理対象のマクロブロックMB内の全てのブロックデータについて、ステップST12〜ST15の処理を行う。
ステップST12:
動き予測・補償回路68は、処理対象のマクロブロックMB内の処理対象の上記ブロックデータが参照する参照輝度ピクチャデータR_PIC内で動き予測・補償回路(1/4)64から入力した動きベクトルMV1が指し示すマクロブロックMBの判定結果データflg(i,j)を図6に示す差分判定回路63に記憶された判定テーブルデータR_FLGTから取得する。
そして、動き予測・補償回路68は、上記取得した判定結果データflg(i,j)が「1」を示すか否かを判断し、「1」を示す場合にはステップST13に進み、そうでない場合にはステップST14に進む。
ステップST13:
動き予測・補償回路68は、参照輝度ピクチャデータR_PIC内で、図8に示す第1の探索範囲SR1より狭い第2の探索範囲SR2を選択する。
ステップST14:
動き予測・補償回路68は、参照輝度ピクチャデータR_PIC内で、図8に示す第1の探索範囲SR1を選択する。
ステップST15:
動き予測・補償回路68は、参照輝度ピクチャデータR_PIC内のステップST13あるいはST14において選択した探索範囲内で、カレントピクチャデータC_PIC内の処理対象のマクロブロックMBのブロックデータとの差異を最小にする参照ブロックデータを探索し、その探索した参照ブロックデータの位置に応じた動きベクトルを当該ブロックデータの動きベクトルとする。
そして、動き予測・補償回路68は、動き補償・予測モードに対応して処理対象のマクロブロックMB内に規定された全てのブロックデータについて、上記ステップST12〜ST15の処理を行い、動きベクトルを生成する。
そして、動き予測・補償回路68は、予め決められた複数の動き予測・補償モードの各々について、フレームメモリ31に記憶された過去に符号化された参照輝度ピクチャデータR_PICを基に、動き予測・補償モードによって規定されたブロックデータを単位として、処理対象のブロックデータの動きベクトルMVの探索、並びに予測ブロックデータを生成する。
そして、動き予測・補償回路68は、上記動き予測・補償モードの各々について、原画像データS23内の処理対象のマクロブロックMBを構成する当該動き予測・補償モードに対応したブロックサイズのブロックデータの符号量の総和の指標となる指標データCOSTmを生成する。
そして、動き予測・補償回路68は、指標データCOSTmを最小にする動き予測・補償モードを選択する。
また、動き予測・補償回路68は、上記選択した動き予測・補償モードを選択した場合に得られる予測画像データPImを生成する。
なお、動き予測・補償回路68は、フレーム符号化およびフィールド符号化の何れか一方を固定的に行うか、あるいは、フレーム符号化およびフィールド符号化のうち符号量が小さい方を最終的に選択する。
この場合に、動き予測・補償回路68は、フレーム符号化およびフィールド符号化の各々において以下に示すように、図9に示すステップST12の判断を行う。
動き予測・補償回路68は、フレーム符号化を行い、且つ、処理対象のカレントピクチャデータC_PICがBあるいはPピクチャである場合に、動き予測・補償回路(1/4)64が生成した動きベクトルMV1が、参照輝度ピクチャデータR_PIC内のマクロブロックMBのうち、その判定結果データflg(i,j)が「1」を示すマクロブロックMBを指し示すことを条件に、第1の探索範囲SR1より小さい第2の探索範囲SR2を選択する。
動き予測・補償回路68は、フレーム符号化を行い、且つ、処理対象のカレントピクチャデータC_PICがBあるいはPピクチャである場合に、動き予測・補償回路(1/4)64が生成した動きベクトルMV1が、カレント輝度ピクチャデータC_PIC内のマクロブロックMBのうち、その判定結果データflg(i,j)が「1」を示すマクロブロックMBを指し示すことを条件に、第1の探索範囲SR1より小さい第2の探索範囲SR2を選択する。
動き予測・補償回路68は、フィールド符号化を行い、且つ、処理対象のカレントピクチャデータC_PICがBあるいはPピクチャである場合に、動き予測・補償回路(1/4)64が生成した動きベクトルMV1が、参照輝度ピクチャデータR_PICのトップフィールドのマクロブロックMBのうち、ボトムフィールドのマクロブロックMBのうち、あるいはトップとボトム双方のフィールド内のマクロブロックMBのうち、その判定結果データflg(i,j)が「1」を示すマクロブロックMBを指し示すことを条件に、第1の探索範囲SR1より小さい第2の探索範囲SR2を選択する。
動き予測・補償回路68は、フィールド符号化を行い、且つ、処理対象のカレントピクチャデータC_PICがBあるいはPピクチャである場合に、動き予測・補償回路(1/4)64が生成した動きベクトルMV1が、カレント輝度ピクチャデータC_PICのトップフィールドのマクロブロックMBのうち、ボトムフィールドのマクロブロックMBのうち、あるいはトップとボトム双方のフィールド内のマクロブロックMBのうち、その判定結果データflg(i,j)が「1」を示すマクロブロックMBを指し示すことを条件に、第1の探索範囲SR1より小さい第2の探索範囲SR2を選択する。
動き予測・補償回路68は、フィールド符号化を行い、且つ、処理対象のカレントピクチャデータC_PICがIとPフィールドデータで構成されるIピクチャのボトムフィールドである場合に、動き予測・補償回路(1/4)64が生成した動きベクトルMV1が、参照輝度ピクチャデータR_PICのトップフィールド(逆パリティのフィールド)のマクロブロックMBのうち、その判定結果データflg(i,j)が「1」を示すマクロブロックMBを指し示すことを条件に、第1の探索範囲SR1より小さい第2の探索範囲SR2を選択する。
動き予測・補償回路68は、フィールド符号化を行い、且つ、処理対象のカレントピクチャデータC_PICがIとPフィールドデータで構成されるIピクチャのボトムフィールドである場合に、動き予測・補償回路(1/4)64が生成した動きベクトルMV1が、カレント輝度ピクチャデータC_PICのボトムフィールド(同パリティのフィールド)のマクロブロックMBのうち、その判定結果データflg(i,j)が「1」を示すマクロブロックMBを指し示すことを条件に、第1の探索範囲SR1より小さい第2の探索範囲SR2を選択する。
動き予測・補償回路68は、フレーム符号化を行い、且つ、処理対象のカレントピクチャデータC_PICがBあるいはPピクチャである場合に、動き予測・補償回路(1/4)64が生成した動きベクトルMV1が指し示すマクロブロックMBを基準として規定された、参照輝度ピクチャデータR_PIC内の所定の範囲に、判定結果データflg(i,j)が「1」を示すマクロブロックMBが存在することを条件に、第1の探索範囲SR1より小さい第2の探索範囲SR2を選択する。
動き予測・補償回路68は、フレーム符号化を行い、且つ、処理対象のカレントピクチャデータC_PICがBあるいはPピクチャである場合に、動き予測・補償回路(1/4)64が生成した動きベクトルMV1が指し示すマクロブロックMBを基準として規定された、カレント輝度ピクチャデータC_PIC内の所定の範囲に、判定結果データflg(i,j)が「1」を示すマクロブロックMBが存在することを条件に、第1の探索範囲SR1より小さい第2の探索範囲SR2を選択する。
動き予測・補償回路68は、フィールド符号化を行い、且つ、処理対象のカレントピクチャデータC_PICがIとPフィールドデータで構成されるIピクチャのボトムフィールドである場合に、動き予測・補償回路(1/4)64が生成した動きベクトルMV1が指し示すマクロブロックMBを基準として規定された、参照輝度ピクチャデータR_PICのトップフィールド(逆パリティのフィールド)内の所定の範囲に、判定結果データflg(i,j)が「1」を示すマクロブロックMBが存在することを条件に、第1の探索範囲SR1より小さい第2の探索範囲SR2を選択する。
動き予測・補償回路68は、フィールド符号化を行い、且つ、処理対象のカレントピクチャデータC_PICがIとPフィールドデータで構成されるIピクチャのボトムフィールドである場合に、動き予測・補償回路(1/4)64が生成した動きベクトルMV1が指し示すマクロブロックMBを基準として規定された、カレント輝度ピクチャデータC_PICのトップフィールド(逆パリティのフィールド)内の所定の範囲に、判定結果データflg(i,j)が「1」を示すマクロブロックMBが存在することを条件に、第1の探索範囲SR1より小さい第2の探索範囲SR2を選択する。
〔選択回路44〕
選択回路44は、動き予測・補償回路68から入力した指標データCOSTmと、イントラ予測回路41から入力した指標データCOSTiとのうち小さい方を特定し、当該特定した指標データに対応して入力した予測画像データPImあるいはPIiを演算回路24および加算回路33に出力する。
また、選択回路44は、指標データCOSTmが小さい場合に、インター符号化(動き予測・補償モード)を選択したことを示す選択信号S44を動き予測・補償回路68に出力する。
一方、選択回路44は、指標データCOSTiが小さい場合に、イントラ符号化(イントラ予測モード)を選択したことを示す選択信号S44を動き予測・補償回路68に出力する。
なお、本実施形態において、イントラ予測回路41および動き予測・補償回路68がそれぞれ生成した全ての指標データCOSTi,COSTmを選択回路44に出力し、選択回路44において最小の指標データを特定してもよい。
以下、図2に示す符号化装置2の全体動作を説明する。
入力となる画像信号は、まず、A/D変換回路22においてデジタル信号に変換される。
次に、出力となる画像圧縮情報のGOP構造に応じ、画面並べ替え回路23においてフレーム画像データの並べ替えが行われ、それによって得られた原画像データS23が演算回路24、動き予測・補償回路68およびイントラ予測回路41に出力される。
次に、演算回路24が、画面並べ替え回路23からの原画像データS23と選択回路44からの予測画像データPIとの差分を検出し、その差分を示す画像データS24を直交変換回路25に出力する。
次に、直交変換回路25が、画像データS24に離散コサイン変換やカルーネン・レーベ変換等の直交変換を施して画像データ(DCT係数)S25を生成し、これを量子化回路26に出力する。
次に、量子化回路26が、画像データS25を量子化し、画像データ(量子化されたDCT係数)S26を可逆符号化回路27および逆量子化回路29に出力する。
次に、可逆符号化回路27が、画像データS26に可変長符号化あるいは算術符号化等の可逆符号化を施して画像データS28を生成し、これをバッファ28に蓄積する。
また、レート制御回路32が、バッファ28から読み出した画像データS28を基に、量子化回路26における量子化レートを制御する。
また、逆量子化回路29が、量子化回路26から入力した画像データS26を逆量子化して逆直交変換回路30に出力する。
そして、逆直交変換回路30が、直交変換回路25の逆変換処理を行って生成した画像データを加算回路33に出力する。
加算回路33において、逆直交変換回路30からの画像データと選択回路44からの予測画像データPIとが加算されて再構成画像データが生成あれ、デブロックフィルタ34に出力される。
そして、デブロックフィルタ34において、再構成画像データのブロック歪みを除去した画像データが生成され、これが参照画像データとして、フレームメモリ31に書き込まれる。
そして、イントラ予測回路41において、上述したイントラ予測処理が行われ、その結果である予測画像データPIiと、指標データCOSTiとが選択回路44に出力される。
また、RGB変換回路51、逆ガンマ変換回路52、YCbCr変換回路53およびガンマ変換回路54において、ピクチャデータS22から、色差成分を強調した(強く反映させた)輝度信号であるガンマピクチャデータS54を生成する。
そして、差分判定回路63、動き予測・補償回路(1/4)64および動き予測・補償回路68において、図3〜図9を用いて説明した処理が行われ、その結果である予測画像データPImと、指標データCOSTmとが選択回路44に出力される。
そして、選択回路44において、動き予測・補償回路68から入力した指標データCOSTmと、イントラ予測回路41から入力した指標データCOSTiとのうち小さい方を特定し、当該特定した指標データに対応して入力した予測画像データPImあるいはPIiを演算回路24および加算回路33に出力する。
以上説明したように、符号化装置2は、動き予測・補償回路(1/4)64において色差成分が強調されたガンマピクチャデータS62を用いて1/4解像度で動きベクトルMV1を探索し、動き予測・補償回路68において、参照輝度ピクチャデータR_PIC内の動きベクトルMV1を基準として規定した探索範囲で動きベクトルMVの探索を行う。
この場合に、差分判定回路63において、処理対象(カレント)のピクチャデータS23の再構成画像の輝度成分で構成されるカレントピクチャデータC_PICと、ピクチャデータS23の色差成分が強調されたガンマピクチャデータS54(S62)との差異を検出する。
そして、動き予測・補償回路68は、上記検出された差異が所定のしきい値を超えた場合に、超えない場合に比べて、上記探索範囲を狭く設定する。
すなわち、上記差異が大きい場合に、動き予測・補償回路68における動きベクトル探索処理に、色差成分の影響を強く反映させる。
これにより、符号化装置2によれば、色差成分の符号化効率や色差成分を復号した画像の画質が低下することを回避できる。
<第2実施形態>
上述した実施形態では、差分判定回路63が生成した判定テーブルデータC_FLGT,R_FLGTを基に動き予測・補償回路68の動きベクトル探索で用いる探索範囲を切り換える場合を例示したが、本実施形態では、図1に示す選択回路44aが、判定テーブルデータC_FLGT,R_FLGTを基に、インター符号化およびイントラ符号化の選択を制御する場合を説明する。
本実施形態の符号化装置2aの構成は、選択回路44の処理を除いて、基本的に図1に示す第1実施形態の符号化装置2と同じである。
また、動き予測・補償回路68は、第1実施形態で説明したように、判定テーブルデータC_FLGT,R_FLGTを基に動きベクトル探索で用いる探索範囲を切り換える機能を有していてもよいし、従来のように有していなくてもよい。
また、動き予測・補償回路68は、動きベクトルを階層的に探索しなくてもよい。この場合には、動き予測・補償回路(1/4)64は不要である。
図10は、本実施形態の符号化装置2aの選択回路44aの処理を説明するための図である。
ステップST21:
選択回路44aは、処理対象のマクロブロックMBの判定結果データflg(i,j)を差分判定回路63から取得し、それが「1」を示すと判断するとステップST22に進み、そうでない場合はステップST23に進む。
ステップST22:
選択回路44aは、動き予測・補償回路68から入力した指標データCOSTmと、イントラ予測回路41から入力した指標データCOSTiとを比較することなく、イントラ符号化(イントラ予測モード)を選択する。
なお、選択回路44aは、所定のアルゴリズムで、指標データCOSTmの値を上げたり、あるいは指標データCOSTiの値を下げる処理を行い、イントラ予測モードが選択されやすくしてもよい。
ステップST23:
選択回路44aは、第1実施形態の選択回路44と同様に、動き予測・補償回路68から入力した指標データCOSTmと、イントラ予測回路41から入力した指標データCOSTiとのうち小さい方を特定し、インター予測符号化とイントラ予測符号化のうち当該特定した指標データに対応した符号化を選択する。
本実施形態では、イントラ予測回路41がイントラ予測を行う場合に、各マクロブロックMBについて輝度成分および色差成分の双方の予測ブロックデータを生成する。
一方、動き予測・補償回路68のインター予測では、輝度成分を基に動きベクトルMVを最終的に決定する。
本実施形態では、各マクロブロックMBについて、その輝度成分と色差成分との差分がしきい値を超える場合に、イントラ予測を強制的に選択させることで、色差成分の情報損失を低下させ、符号化誤差を抑制できる。
<第3実施形態>
上述した実施形態では、差分判定回路63が生成した判定テーブルデータC_FLGT,R_FLGTを基に動き予測・補償回路68の動きベクトル探索で用いる探索範囲を切り換える場合を例示したが、本実施形態では、図1に示す動き予測・補償回路68bが、判定テーブルデータC_FLGT,R_FLGTを基に、図16に示すブロックサイズの選択方法を制御する場合を説明する。
本実施形態の符号化装置2bの構成は、動き予測・補償回路68bの処理を除いて、基本的に図1に示す第1実施形態の符号化装置2と同じである。
また、動き予測・補償回路68bは、第1実施形態で説明したように、判定テーブルデータC_FLGT,R_FLGTを基に動きベクトル探索で用いる探索範囲を切り換える機能を有していてもよいし、従来のように有していなくてもよい。
また、動き予測・補償回路68bは、動きベクトルを階層的に探索しなくてもよい。この場合には、動き予測・補償回路(1/4)64は不要である。
図11は、本実施形態の符号化装置2bの動き予測・補償回路68bのブロックデータのサイズを決定する処理を説明するための図である。
ステップST31:
動き予測・補償回路68bは、処理対象のマクロブロックMBの判定結果データflg(i,j)を差分判定回路63から取得し、それが「1」を示すと判断するとステップST32に進み、そうでない場合はステップST33に進む。
ステップST32:
動き予測・補償回路68bは、図7に示す16x16のブロックサイズ未満のブロックサイズに対応した動き予測・補償モードを対象として、指標データCOSTmを生成し、そRを最小にする動き予測・補償モードを選択する。
なお、動き予測・補償回路68は、16x16のブロックサイズに対応した動き予測・補償モードが選択されにくくするように、指標データCOSTmに重み付けを行う処理を施してもよい。
ステップST33:
動き予測・補償回路68bは、第1実施形態の動き予測・補償回路68と同様に、図7に示す各サイズのブロックデータを用いて動きベクトルMV1の生成処理を行う。
本実施形態では、各マクロブロックMBについて、その輝度成分と色差成分との差分がしきい値を超える場合に、色差情報の符号化誤差が生じやすい16x16イントラ予測が選択されにくくでき、色差成分の符号化誤差を抑制できる。
<第4実施形態>
上述した実施形態では、差分判定回路63が生成した判定テーブルデータC_FLGT,R_FLGTを基に動き予測・補償回路68の動きベクトル探索で用いる探索範囲を切り換える場合を例示したが、本実施形態では、図1に示すレート制御回路32cが、判定テーブルデータC_FLGT,R_FLGTを基に、量子化スケールQSの決定方法を切り替える場合を説明する。
本実施形態の符号化装置2cの構成は、レート制御回路32cの処理を除いて、基本的に図1に示す第1実施形態の符号化装置2と同じである。
また、動き予測・補償回路68は、第1実施形態で説明したように、判定テーブルデータC_FLGT,R_FLGTを基に動きベクトル探索で用いる探索範囲を切り換える機能を有していてもよいし、従来のように有していなくてもよい。
また、動き予測・補償回路68は、動きベクトルを階層的に探索しなくてもよい。この場合には、動き予測・補償回路(1/4)64は不要である。
図12は、本実施形態の符号化装置2cのレート制御回路32cの処理を説明するためのフローチャートである。
ステップST41:
レート制御回路32cは、処理対象のマクロブロックMBの判定結果データflg(i,j)を差分判定回路63から取得し、それが「1」を示すと判断するとステップST42に進み、そうでない場合はステップST43に進む。
ステップST42:
レート制御回路32cは、バッファメモリ28から読み出した画像データを基に量子化スケールQSを生成し、この量子化スケールQSの値を所定の割合で小さくする処理を行い、当該処理後の量子化スケールQSを量子化回路26に出力する。
ステップST43:
レート制御回路32cは、バッファメモリ28から読み出した画像データを基に量子化スケールQSを生成し、これを量子化スケールQSを量子化回路26に出力する。
本実施形態では、各マクロブロックMBについて、その輝度成分と色差成分との差分がしきい値を超える場合に、量子化スケールQSを小さくすることで、色差成分の情報損失を低下させ、符号化誤差を抑制できる。
<第5実施形態>
上述した実施形態では、差分判定回路63が生成した判定テーブルデータC_FLGT,R_FLGTを基に動き予測・補償回路68の動きベクトル探索で用いる探索範囲を切り換える場合を例示したが、本実施形態では、図1に示すレート制御回路32cが、判定テーブルデータC_FLGT,R_FLGTを基に、量子化スケールQSの決定方法を切り替える場合を説明する。
本実施形態の符号化装置2cの構成は、レート制御回路32cの処理を除いて、基本的に図1に示す第1実施形態の符号化装置2と同じである。
また、動き予測・補償回路68は、第1実施形態で説明したように、判定テーブルデータC_FLGT,R_FLGTを基に動きベクトル探索で用いる探索範囲を切り換える機能を有していてもよいし、従来のように有していなくてもよい。
また、動き予測・補償回路68は、動きベクトルを階層的に探索しなくてもよい。この場合には、動き予測・補償回路(1/4)64は不要である。
図13は、本実施形態の符号化装置2cのレート制御回路32dの処理を説明するためのフローチャートである。
ステップST51:
レート制御回路32dは、処理対象のマクロブロックMBの判定結果データflg(i,j)を差分判定回路63から取得し、それが「1」を示すと判断するとステップST52に進み、そうでない場合はステップST53に進む。
ステップST52:
レート制御回路32cは、輝度成分と色差成分の各々について、バッファメモリ28から読み出した画像データを基に量子化スケールQSを生成し、これを量子化回路26に出力する。
量子化回路26は、画像データS25の輝度成分につては、レート制御回路32cから入力した輝度成分の量子化スケールQSを用いて量子化する。
一方、量子化回路26は、画像データS25の色差成分につては、レート制御回路32cから入力した色差成分の量子化スケールQSを用いて量子化する。
ステップST53:
レート制御回路32cは、バッファメモリ28から読み出した画像データを基に量子化スケールQSを生成し、これを量子化スケールQSを量子化回路26に出力する。
量子化回路26は、画像データS25を、輝度成分および色差成分を区別することなく、レート制御回路32cから入力した輝度成分の量子化スケールQSを用いて量子化する。
本実施形態では、各マクロブロックMBについて、その輝度成分と色差成分との差分がしきい値を超える場合に、輝度成分と色差成分とで個別に量子化スケールQSを設定することで、色差成分の情報損失を低下させ、符号化誤差を抑制できる。
本発明は上述した実施形態には限定されない。
例えば、上述した実施形態では、MPEG4/AVC方式の符号化装置2に本発明を適用した場合を例示したが、処理対象のブロックに関する処理を、輝度成分と色差成分を用いて行う処理を含む場合にも適用可能である。
また、間引き回路61、フレームメモリ62、差分判定回路63、動き予測・補償回路(1/4)64、動き予測・補償回路68,68a、レート制御回路32c,32d、選択回路44aの処理の一部を、プログラムをコンピュータやCPUが実行して実現してもよい。
画像データを符号化するシステムに適用可能である。
図1は、本発明は、本発明の第1実施形態の通信システムの構成図である。 図2は、図1に示す符号化装置の機能ブロック図である。 図3は、図2に示す間引き回路の処理を説明するための図である。 図4は、図2に示す差分判定回路の処理を説明するための図である。 図5は、図2に示す差分判定回路の処理を説明するための図である。 図6は、図2に示す差分判定回路が記憶する判定テーブルデータを説明するための図である。 図7は、図2に示す動き予測・補償回路において用いられるブロックデータのサイズを説明するための図である。 図8は、図2に示す動き予測・補償回路における動きベクトルの探索処理を説明するための図である。 図9は、図2に示す符号化装置における動くベクトルの探索動作を説明するための図である。 図10は、本発明の第2実施形態の符号化装置の選択回路の処理を説明するための図である。 図11は、本発明の第3実施形態の符号化装置の動き予測・補償回路のブロックデータのサイズを決定する処理を説明するための図である。 図12は、本発明の第4実施形態の符号化装置のレート制御回路の処理を説明するためのフローチャートである。 図13は、本発明の第5実施形態の符号化装置のレート制御回路の処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1…通信システム、2,2a,2b,2c,2d…符号化装置、3…復号装置、22…A/D変換回路、23…画面並べ替え回路、24…演算回路、25…直交変換回路、26…量子化回路、27…可逆符号化回路、28…バッファ、29…逆量子化回路、30…逆直交変換回路、31…フレームメモリ、32,32c,32d…レート制御回路、33…加算回路、34…デブロックフィルタ、41…イントラ予測回路、44,44a…選択回路、51…RGB変換回路、52…逆ガンマ変換回路、53…YCbCr変換回路、54…ガンマ変換回路、61…間引き回路、62…フレームメモリ、63…差分判定回路、64…動き予測・補償回路(1/4)、68,68b…動き予測・補償回路

Claims (14)

  1. 2次元画像領域内に規定された複数のブロックを前記ブロックを単位として処理する画像処理装置であって、
    処理対象のピクチャ内の処理対象の前記ブロック、あるいは当該処理対象の前記ブロックの処理に用いられるブロックについて、当該ブロックの輝度成分に対して色差成分を強調した色差強調ブロックと、当該ブロックから得た輝度成分の輝度ブロックとの差分を検出する差分検出手段と、
    前記差分検出手段が検出した前記差分が所定のしきい値を越える場合に、前記差分が前記所定のしきい値を超えない場合に比べて、前記処理対象のブロックの色差成分の影響を強く反映させた処理、あるいは前記色差成分の情報を失わない処理を行う処理手段と
    を有する画像処理装置。
  2. 第1の解像度の前記色差強調ブロックを間引いて生成した第2の解像度の色差強調ブロックをメモリに記憶する間引き手段
    をさらに有し、
    前記処理手段は、
    前記処理対象のブロックから得られ前記メモリから読み出した前記第2の解像度の前記色差強調ブロックに対応する第2の解像度の色差強調ブロックを参照色差強調ピクチャ内で探索する第1の探索手段と、
    前記処理対象のブロックから得られた第1の解像度の輝度ブロックに対応する輝度ブロックを、参照輝度ピクチャ内の前記第1の探索手段が前記探索した色差強調ブロックの位置を基に規定された探索範囲内で探索し、当該探索した輝度ブロックと前記処理対象のブロックとの位置関係を基に、前記処理対象のブロックの動きベクトルを生成する第2の探索手段と
    を有し、
    前記第2の探索手段は、
    当該第1の探索手段が前記探索した前記参照色差強調ピクチャ内の前記色差強調ブロックに対応した前記ブロック、あるいは当該色差強調ブロックに対応した前記処理対象のピクチャ内の前記ブロックについて前記差分検出手段が検出した前記差分が前記所定のしきい値を超える場合に、前記所定のしきい値を超えない場合に比べて、前記探索範囲を狭く規定する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 第1の解像度の前記色差強調ブロックを間引いて生成した第2の解像度の色差強調ブロックをメモリに記憶する間引き手段
    をさらに有し、
    前記処理手段は、
    前記処理対象のブロックから得られ前記メモリから読み出した前記第2の解像度の前記色差強調ブロックに対応する第2の解像度の色差強調ブロックを参照色差強調ピクチャ内で探索する第1の探索手段と、
    前記処理対象のブロックから得られた第1の解像度の輝度ブロックに対応する輝度ブロックを、参照輝度ピクチャ内の前記第1の探索手段が前記探索した色差強調ブロックの位置を基に規定された探索範囲内で探索し、当該探索した輝度ブロックと前記処理対象のブロックとの位置関係を基に、前記処理対象のブロックの動きベクトルを生成する第2の探索手段と
    を有し、
    前記第2の探索手段は、
    当該第1の探索手段が前記探索した前記参照色差強調ピクチャ内の前記色差強調ブロックに対応した前記ブロック、あるいは当該色差強調ブロックに対応した前記処理対象のピクチャ内の前記ブロックを基準として規定された所定の範囲内に前記差分検出手段が検出した前記差分が前記所定のしきい値を超えるブロックが存在する場合に、前記存在しない場合に比べて、前記探索範囲を狭く規定する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記差分検出手段は、
    前記処理対象のブロックから得られた前記第1の解像度の前記輝度ブロックを前記第2の解像度に間引いた前記輝度ブロックと、前記処理対象のブロックに対応し前記メモリから読み出した前記第2の解像度の色差強調ブロックとの差分を検出する
    請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記差分検出手段は、
    前記処理対象のブロックに対応し前記メモリから読み出した前記第2の解像度の色差強調ブロックを補間して生成した前記第1の解像度の色差強調ブロックと、前記処理対象のブロックから得られた前記第1の解像度の前記輝度ブロックとの差分を検出する
    請求項2に記載の画像処理装置。
  6. 前記処理手段は、
    前記処理対象のブロックと、当該ブロックの予測ブロックとの差分を量子化する量子化処理を行い、
    前記差分検出手段が検出した前記差分が所定のしきい値を越える場合に、前記差分が前記所定のしきい値を超えない場合に比べて細かい量子化スケールで前記差分を量子化する
    請求項2に記載の画像処理装置。
  7. 前記処理手段は、
    前記処理対象のブロックと、当該ブロックの予測ブロックとの差分を量子化する量子化処理を行い、
    前記差分検出手段が検出した前記差分が所定のしきい値を越える場合に、符号化後のデータ量を基に前記処理対象のブロックの輝度成分と色差成分とを個別の量子化スケールで量子化し、前記差分が所定のしきい値を越えない場合に、符号化後のデータ量を基に前記処理対象のブロックの輝度成分と色差成分とを同じ量子化スケールで量子化する
    請求項2に記載の画像処理装置。
  8. 前記処理手段は、
    前記処理対象のブロックのイントラ予測符号化による符号化コストと、インター予測符号化による符号化コストとを比較して、符号化コストの小さい方を選択し、
    前記差分検出手段が検出した前記差分が所定のしきい値を越える場合に、前記差分が前記所定のしきい値を超えない場合に比べて、前記イントラ予測符号化による前記符号化コストを、前記インター予測符号化による前記符号化コストに対して相対的に下げる
    請求項2に記載の画像処理装置。
  9. 前記処理手段は、
    前記処理対象のブロックのイントラ予測符号化による符号化コストと、インター予測符号化による符号化コストとを比較して、符号化コストの小さい方を選択し、
    前記差分検出手段が検出した前記差分が所定のしきい値を越える場合に、強制的に、前記イントラ予測符号化を選択する
    請求項2に記載の画像処理装置。
  10. 前記処理手段は、
    第1のサイズの前記処理対象のブロックを用いた場合の符号化コストと、前記第1のサイズより小さい第2のサイズの前記処理対象のブロックを用いた場合の符号化コストとを比較して、符号化コストの小さい方を選択し、
    前記差分検出手段が検出した前記差分が所定のしきい値を越える場合に、前記差分が前記所定のしきい値を超えない場合に比べて、前記第2のサイズによる前記符号化コストを、前記第1のサイズによる前記符号化コストに対して相対的に下げる
    請求項2に記載の画像処理装置。
  11. 前記処理対象のブロックの輝度成分に対して色差成分を強調した色差強調ブロックを生成する色差強調ブロック生成手段
    をさらに有する
    請求項2に記載の画像処理装置。
  12. 2次元画像領域内に規定された複数のブロックを前記ブロックを単位として符号化する符号化装置であって、
    処理対象のピクチャ内の処理対象の前記ブロック、あるいは当該処理対象の前記ブロックの処理に用いられるブロックについて、当該ブロックの輝度成分に対して色差成分を強調した色差強調ブロックと、当該ブロックから得た輝度成分の輝度ブロックとの差分を検出する差分検出手段と、
    前記差分検出手段が検出した前記差分が所定のしきい値を越える場合に、前記差分が前記所定のしきい値を超えない場合に比べて、前記処理対象のブロックの色差成分の影響を強く反映させた符号化処理、あるいは前記色差成分の情報を失わない符号化処理を行う処理手段と
    を有する符号化装置。
  13. 2次元画像領域内に規定された複数のブロックを前記ブロックを単位として処理する画像処理方法であって、
    処理対象のピクチャ内の処理対象の前記ブロック、あるいは当該処理対象の前記ブロックの処理に用いられるブロックについて、当該ブロックの輝度成分に対して色差成分を強調した色差強調ブロックと、当該ブロックから得た輝度成分の輝度ブロックとの差分を検出する第1の工程と、
    前記第1の工程で検出した前記差分が所定のしきい値を越える場合に、前記差分が前記所定のしきい値を超えない場合に比べて、前記処理対象のブロックの色差成分の影響を強く反映させた処理、あるいは前記色差成分の情報を失わない処理を行う第2の工程と
    を有する画像処理方法。
  14. 2次元画像領域内に規定された複数のブロックを前記ブロックを単位として符号化する符号化方法であって、
    処理対象のピクチャ内の処理対象の前記ブロック、あるいは当該処理対象の前記ブロックの処理に用いられるブロックについて、当該ブロックの輝度成分に対して色差成分を強調した色差強調ブロックと、当該ブロックから得た輝度成分の輝度ブロックとの差分を検出する第1の工程と、
    前記第1の工程で検出した前記差分が所定のしきい値を越える場合に、前記差分が前記所定のしきい値を超えない場合に比べて、前記処理対象のブロックの色差成分の影響を強く反映させた符号化処理、あるいは前記色差成分の情報を失わない符号化処理を行う第2の工程と
    を有する符号化方法。
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