JP4274028B2 - 車両用レーダ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、少なくとも車幅方向の所定角度範囲内に渡り複数の送信波を照射し、各送信波に対する反射波を受信した際に、その反射波の強度に応じた受信信号に基づいて、反射物体を検出する車両用レーダ装置に関するものである。
従来より、例えば特許文献1に示されるように、光波,ミリ波などの送信波を車両前方に照射し、その反射波に基づいて、車両前方の反射物体を検出する車両用レーダ装置が考えられている。この種の装置は、例えば、先行車両等との間隔が短くなったことを検出して警報を発生する装置や、先行車両と所定の車間距離を維持するように車速を制御する装置などに適用され、それらの制御対象としての先行車両の検出に利用される。
上述した車両用レーダ装置では、例えば、レーザダイオードによって発光されたレーザ光の照射方向を回転駆動されるポリゴンミラーを用いて変化させ、車幅方向及び高さ方向それぞれの所定角度範囲に渡り複数本のレーザ光を照射する。そして、各レーザ光が反射物体によって反射された場合、その反射光を受光レンズを介して受光する。その受光された反射光は受光素子に導かれ、受光素子は、その受光強度に対応する電圧信号を出力する。そして、レーザ光が照射されてからこの電圧信号が基準電圧以上となるまでの時間間隔に基づいて、反射物体までの距離を検出するとともに、そのレーザ光の照射角度に基づいて車幅方向及び車高方向の位置も検出する。
特開2002−40139号公報
上述したように、車両用レーダ装置による検知対象は、自車前方を走行する先行車両である。通常、先行車両は、その後面にレーザ光等の送信波に対して反射強度の高いリフレクタを備え、また車体もリフレクタほどではないが比較的高い反射強度を備えている。従って、車両用レーダ装置は、自車両から100mを超える距離に存在する先行車両も検出することができる。
ただし、レーザ光等の送信波の出力強度は、種々の制約条件によって制限されており、その出力強度により、先行車両の検知可能距離の上限はおのずと決まってしまう。
また、例えば、先行車両の後面に泥や雪等が付着している場合、その先行車両によって反射される反射光の強度が低下する。この場合、受光信号において、先行車両によって反射された反射光に対応する強度を持つ受光信号成分と種々の要因で発生するノイズ成分との区別が困難となる。その結果、レーダ装置の検知可能距離が低下するとの問題が生じる。
このため、本出願人は、このような課題を解決可能な車両用レーダ装置について発明し、特許出願を行なった(特願2002−346282号公報)。この出願済みの車両用レーダ装置は、車幅方向の所定角度範囲内に渡り複数のレーザ光を照射する。そして、これら複数のレーザ光の照射に対応して生じた、先行車両等の反射物体からの反射光による受光信号成分を含む受光信号に関して、隣接して照射された複数本のレーザ光に対応する複数の受光信号を積算する。
これにより、反射物体からの反射光強度が低下している場合であっても、複数の受光信号を加算することによって、その反射光による受光信号成分が増幅される。このため、先行車両等の反射物体の検知可能距離を伸ばしたり、反射物体からの反射光強度が低下している場合であっても、その検知可能距離の低下を防止したりすることができる。
さらに、複数の受光信号を積算する際に、その積算対象となる受光信号の範囲を1つずつずらすようにしている。このため、車両用レーダ装置の検出角度分解能の低下も抑制することができる。
上述した出願済みの積算型の車両用レーダ装置の動作について、図7を用いて簡単に説明する。なお、図7では、車両の車幅方向において、327本のレーザ光が照射され、積算される受光信号の数を4とした例が示されている。
図7に示すように、受光信号の積算数が4の場合、隣り合った4本のレーザ光に対応する受光信号の積算が行なわれることになる。そして、この受光信号の積算範囲は、受光信号を1個分づつずらしながら、すべての受光信号を網羅するように移動される。すなわち、図7に示す例では、まず、スキャン番号(ビーム番号)1〜4のレーザ光に対応する受光信号を積算範囲として指定し、次に、受光信号を1個分だけずらして、ビーム番号2〜5までの受信信号を積算範囲として指定する。以下、同様にして、隣接する4本のレーザ光に対応する受光信号をライン324まで順番に積算範囲として指定していく。
このようにして、順次、積算範囲が指定されるのと同期して、指定された範囲に属する受光信号を積算する積算処理が行なわれる。この積算処理では、図8に示すように、4個の受光信号について、A/D変換器により同一のサンプリング時期においてサンプリングされ、デジタル値に変換されたA/D変換値を、それぞれのサンプリング時期ごとに、全て加算する処理が行なわれる。つまり、受光信号はアナログ信号であるため、A/D変換を行ない、4本のレーザ光による受光信号の同じ受光時期にあたるA/D変換値同士を足しこむ処理を行なう。同じ受光時期のA/D変換値は、レーダ装置からみて同じ距離の反射物体から反射されてきた反射波の受光信号成分にあたり、それらのA/D変換値を足しこむことにより、その反射物体からの反射波を示す受光信号成分のS/N比を向上することができる。
ここで、上述した、それぞれのサンプリング時期ごとに、各受光信号のA/D変換値を加算する積算処理について検討する。A/D変換値の加算は、図8に示すように、A/D変換のサンプリング毎に実行されるため、例えば50MHzのサンプリング周期の場合、50MHz(時間にすると20ns)単位で4個のA/D変換値の加算処理を実行する必要がある。
なお、送信波としてレーザ光を用いた場合、レーダ装置がレーザ光を照射してから反射物体で反射して戻ってくるまでの全距離の半分がレーダ装置から反射物体までの距離となる。このため、50MHzのA/D変換サンプリング周期((20ns間隔)の場合、レーザ光の速度が0.3(m/ns)であるから、検出距離分解能は0.3(m/ns)×20(ns)/2=3(m)となる。前方の先行車両等を検出する際、3m間隔の距離分解能はむしろ粗い距離間隔であり、より分解能を向上しようとすると、50MHz以上のサンプリング周期が必要となる。
そして、この加算処理が、受光信号のA/D変換サンプリング数だけ繰り返されて、1つの積算範囲における受光信号の積算処理が完了する。さらに、この積算範囲は多数あるので(図7の例では324)、積算処理を行なうための演算処理負荷は非常に大きいものとなる。
ここで、上述した構成の積算型のレーダ装置では、サンプリング周期が決定された場合、先行車両等の検知可能距離は基本的にA/D変換のサンプリング数で決定される。例えば、A/D変換のサンプリング数がN個の場合、レーザ光の照射と同時にサンプリングを開始し、そのサンプリング周期が50MHzのとき、3N(m)の距離までの反射物体からの反射波を、受光信号によって検出可能となる。従って、例えば150mまでの範囲で先行車両を検出したいときには、150/3=50回にわたってサンプリングすることが必要となる。
サンプリング数は、各積算範囲における加算処理回数を決定するため、演算処理負荷に与える影響が大きい。しかし、演算処理負荷を低減するために、単純にサンプリング数を低減すると、検知可能距離が短くなり、レーダ装置の検出性能の低下を招く。車両用レーダ装置としては、車両が高速走行する場合には、100m以上離れた先行車両を検出することが必要となることもあるため、そのような検出性能の低下は回避しなければならない。
本発明は上述した点に鑑みてなされたものであり、検出性能の低下を防止しながら、積算処理の演算処理負荷を低減することが可能な積算型の車両用レーダ装置を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、請求項1に記載の車両用レーダ装置では、
少なくとも車両の車幅方向において、所定の角度範囲に渡って複数の送信波を照射し、各送信波に対する反射波を受信した際に、その反射波の強度に応じたアナログの受信信号を出力するレーダ手段と、
レーダ手段から隣接して照射される所定個数の送信波に基づいて出力される所定個数の受信信号からなる積算対象受信信号範囲を設定するものであって、一部の受信信号が重複して複数の積算対象受信信号範囲に属するように、所定個数よりも少ない個数分だけ積算対象受信信号範囲に属する受信信号をずらしながら複数の積算対象受信信号範囲を設定する設定手段と、
設定手段によって複数設定されたそれぞれの積算対象受信信号範囲に属する所定個数の受信信号を各々、所定のサンプリング間隔で一定回数サンプリングし、デジタルデータに変換する変換手段と、
変換手段において、送信波の照射時期を基準として、受信信号のサンプリングの開始時期の遅延時間を調節する調節手段と
変換手段によって変換された、各積算対象受信信号範囲に属する受信信号のデジタルデータに関して、サンプリングタイミングが同一のデジタルデータごとに積算する積算手段と、
積算手段によって積算された各サンプリングタイミングごとのデジタルデータの積算値に基づいて、反射物体を検出する検出手段とを備え
一定回数のサンプリングは、反射物体を検出すべき検出距離全体をカバーするのに必要なサンプリング数よりも少ないものであって、
調節手段は、遅延時間を短く設定した際に反射物体が検出されないとき、その遅延時間を伸長させることを特徴とする。
上述したように、請求項1に記載の車両用レーダ装置では、隣接して照射される所定個数の送信波に対応して出力される所定個数の受信信号を積算する。従って、反射波の強度に対応する個々の受信信号成分の強度が小さくとも、所定個数の受信信号を積算することによって、反射物体からの反射波に対応する受信信号成分の強度が増幅される。一方、種々の要因で、受信信号に含まれるノイズ成分は、基本的にランダムであるため、所定個数の受信信号を積算しても、そのノイズ成分の増幅の程度は小さい。このため、所定個数の受信信号を積算することによって、反射物体からの反射波に対応する受信信号成分のS/N比を向上させることができ、反射物体が十分な反射強度を有していない場合であっても、その反射物体を検出することが可能になる。
ただし、単に、出力された受信信号を所定個数ごとに分けてそれぞれ積算すると、そのときの車幅方向の検知分解能は、個々の受信信号による検知分解能を所定個数倍した分解能まで低下してしまう。そのため、請求項1のレーダ装置では、隣接して照射される所定個数の送信波に基づいて出力される所定個数の受信信号を積算対象受信信号範囲として設定する際に、一部の受信信号が重複して複数の積算対象受信信号範囲に属するように、所定個数よりも少ない個数分だけ積算対象受信信号範囲に属する受信信号をずらしながら複数の積算対象受信信号範囲を設定する。これにより、所定個数の受信信号を積算しながら、受信信号の所定個数分よりも細かな分解能を保持することができる。
上述したように積算対象受信信号範囲を設定しつつ、各範囲に属する所定個数の受信信号を積算することで、反射物体の検出において、車幅方向の分解能の低下を抑制しつつ、反射物体の検出感度を向上することができる。
ただし、上述した積算処理においては、各積算対象受信信号範囲において、同一のサンプリングタイミングのデジタルデータごとに積算するため、サンプリング数が多くなるほど積算演算量が増加して、演算負荷が大きくなる。そのため、請求項1に記載のレーダ装置では、送信波の照射時期を基準として、受信信号のサンプリング開始時期の遅延時間を調節する調節手段を備える。これにより、サンプリング数を、反射物体を検出すべき検出距離全体カバーするのに必要なサンプリング数よりも少なくしても、適宜、その遅延時間を変更することにより、上述した検出距離全体に渡って反射物体を検出することが可能になる。従って、レーダ装置の検出性能の低下を回避しつつ、積算処理の演算処理負荷を低減することが可能になる。
そして、調節手段は、遅延時間を短く設定した際に反射物体が検出されないとき、その遅延時間を伸長させるようにすると、まずは近距離範囲を検出範囲として反射物体の検出を行ない、このとき反射物体が検出されなければ、その検出範囲が遠距離範囲に切り換えられることになる。これにより、車両用レーダ装置に最も近接した先行車両や障害物を確実に検出することができる。
この結果、例えば、サンプリング周期が極めて短いため、そのサンプリング周期ごとに行なわれるデジタルデータの積算を専用の積算器を用いて行ない、その積算器をサンプリング数だけ用意して、ハードウエアにて積算手段を構成する場合など、そのハードウエアの規模を小さくすることができる。従って、そのハードウエアにて構成される積算手段をIC化することも容易になる。
請求項2に記載したように、設定手段は、積算対象受信信号範囲に属する受信信号を1個分づつずらしながら、複数の積算対象受信信号範囲を設定することが好ましい。これにより、所定個数の受信信号を積算しながら、検知分解能の低下を最小限に抑制することができる。
ただし、遅延時間を伸長させたままであると、近距離範囲に割込んできた割込車両を検出できない可能性があるため、請求項3に記載のように、調節手段は、遅延時間の伸長及び短縮を周期的に繰り返し行なうことが好ましい。なお、遅延時間を短縮(ゼロを含む)したときに、反射物体が検出されれば、遅延時間の伸長は行なわれずに、近距離範囲の反射物体を検出し続ける。
請求項4に記載したように、車両が走行する道路の渋滞情報を取得する渋滞情報取得手段を備え、調節手段は、渋滞情報取得手段が自車両の走行する道路において渋滞が発生しているとの渋滞情報を取得した場合、遅延時間が短くなるように設定しても良い。渋滞が発生した場合には、レーダ装置(自車両)から近距離範囲内を先行車両が走行する可能性が高いためである。
以下に、本発明の実施形態による車両用レーダ装置について説明する。本実施形態による車両用レーダ装置は、車両制御装置1に適用されており、車両用制御装置1は、車両用レーダ装置の検出結果に基づいて、所定距離以下の領域に障害物が存在する場合に警報を出したり、先行車両との車間距離を、所定の車間距離に維持するため、車速を制御する機能を備えるものである。
図1は、車両制御装置1のシステムブロック図である。車両制御装置1は認識・車間制御ECU3を中心に構成されている。認識・車間制御ECU3はマイクロコンピュータを主な構成として、入出力インターフェース(I/O)および各種の駆動回路や検出回路を備えている。これらのハード構成は一般的なものであるので詳細な説明は省略する。
認識・車間制御ECU3は、車両用レーダ装置としてのレーザレーダセンサ5、車速センサ7、ブレーキスイッチ9、スロットル開度センサ11から各々検出信号を入力しており、警報音発生器13、距離表示器15、センサ異常表示器17、ブレーキ駆動器19、スロットル駆動器21および自動変速機制御器23に駆動信号を出力する。また認識・車間制御ECU3には、警報音量を設定する警報音量設定器24、警報判定処理における感度を設定する警報感度設定器25、クルーズコントロールスイッチ26、図示しないステアリングホイールの操作量を検出するステアリングセンサ27、及び自動車に発生したヨーレートを検出するヨーレートセンサ28が接続されている。また認識・車間制御ECU3は、電源スイッチ29を備え、電源スイッチ29がオンされることにより、所定の処理を開始する。
レーザレーダセンサ5は、図2(a)に示すように、発光部、受光部及びレーザレーダCPU70などを主要部として構成されている。発光部は、パルス状のレーザ光を、発光レンズ71及びスキャナ72を介して放射する半導体レーザダイオード(以下、単にレーザダイオードと記載)75を備えている。そして、レーザダイオード75は、レーザダイオード駆動回路76を介してレーザレーダCPU70に接続され、レーザレーダCPU70からのLD駆動信号によりレーザ光を放射(発光)する。また、スキャナ72にはポリゴンミラー73が鉛直軸を中心に回転可能に設けられ、レーザレーダCPU70からのモータ駆動信号がモータ駆動部74に入力されると、このポリゴンミラー73は図示しないモータの駆動力により回転する。なお、このモータの回転位置は、モータ回転位置センサ78によって検出され、レーザレーダCPU70に出力される。
本実施形態のポリゴンミラー73は、面倒れ角が異なる6つのミラーを備えているため、車幅方向及び車高方向それぞれの所定角度の範囲で不連続にレーザ光が走査するように、レーザ光を出力することができる。このようにレーザ光を2次元的に走査させるのであるが、その走査パターンを図3を参照して説明する。なお、図3において、出射されたレーザビームのパターン122は、反射物の検知領域121内の右端と左端に出射された場合のみを示しており、途中は省略している。また、出射レーザビームパターン122は、図3では一例として略楕円形のものを示しているが、この形に限られるものではなく長方形等でもよい。さらに、レーザ光を用いるものの他に、ミリ波等の電波や超音波等を用いるものであってもよい。また、スキャン方式にこだわる必要はなく、距離以外に2方位を測定できる方式であればよい。
図3に示すように、レーザ光は、その照射方向をZ軸としたとき、これに垂直なXY平面内を順次走査するように照射される。本実施形態では、高さ方向であるY軸を基準方向、車幅方向であるX軸を走査方向とする。レーザ光は、例えば、X軸方向に所定角度ごとずらしながら327点分照射され、このX軸方向の327点分の照射がY軸方向に6走査ライン分繰り返される。従って、第1走査ラインから第6走査ラインまで、各走査ラインごとに、複数のレーザ光が照射されることになる。
上述した検知領域121にレーザ光を照射することで、このレーザ光による反射光が受光された場合、レーザレーダCPU70は、レーザ光の照射角度を示すスキャン角度θx,θyと測距された距離Lとを算出して、認識・車間制御ECU3へ出力する。なお、2つのスキャン角度θx,θyは、それぞれ出射されたレーザ光をYZ平面に投影した線とZ軸との角度を縦スキャン角θy、出射されたレーザビームをXZ平面に投影した線とZ軸との角度を横スキャン角θxと定義する。
レーザレーダセンサ5の受光部には、図示しない反射物に反射されたレーザ光を集光する集光レンズ81と、集光された反射光の強度に対応する電圧信号(受光信号)を出力する受光素子(フォトダイオード)83とが設けられている。この受光素子83が出力する受光信号は、増幅器85にて増幅された後に、所定個数の受光信号を積算してその積算信号に基づいて反射物を検出する検出回路86に入力される。以下、検出回路86の構成及び作動について説明する。
検出回路86は、図2(b)に示すように、アナログ/デジタル(A/D)変換ブロック87を備えている。増幅器85から出力されたアナログ信号である受光信号は、このA/D変換ブロック87に入力され、所定周期でサンプリングされてデジタルデータに変換される。デジタルデータに変換された受光信号(A/D変換値)は、並列積算処理ブロック89に入力され、予め設定される積算対象受光信号範囲ごとに積算される。この並列積算処理ブロック89における並列積算処理については後に詳細に説明する。
A/D変換ブロック87においてA/D変換される受光信号のサンプリング数は、レーザレーダセンサ5が先行車両等の反射物体を検出すべき距離(例えば150m)全体をカバーするのに必要なサンプリング数よりも少なく設定している。すなわち、上述したように、50MHzのサンプリング間隔でサンプリングしたアナログ値をA/D変換する場合、150mの距離をカバーするためには50回のサンプリング数が必要となるが、A/D変換ブロック87におけるサンプリング数はそれよりも少ない回数に設定されている。このため、並列積算処理ブロック89における演算処理負荷を低減することができる。
このように、反射物体を検出すべき距離に対応するサンプリング数よりも少ないサンプリング数を用いながら、検出距離の短縮等の検出性能の低下を防止するため、検出回路86は、遅延ブロック88を備えている。遅延ブロック88は、レーザ光の発光時間、つまりLD駆動信号を基準とし、レーザレーダCPU70から遅延指示信号によって指示される遅延時間分だけ遅延させて、A/D変換ブロック87にサンプリング開始指令を与える。
すなわち、図4に示すように、遅延ブロック88は、遅延指示信号に基づいて、LD駆動信号に対して遅延時間なしでサンプリング開始を指令したり、LD駆動信号の発生から所定時間だけ遅延した時点でサンプリング開始指令を発生したりする。このため、A/D変換ブロック86において、反射物体を検出すべき距離全体に対応するサンプリング数よりも少ないサンプリング数としながらも、適宜、レーザレーダCPU70がサンプリング開始指令の発生時期を変更することにより、検出性能の低下を防止することができる。
サンプリング開始指令の発生時期は、例えば、初期的には遅延時間をゼロとすることにより(遅延なし)、自車両から近距離範囲に存在する先行車両等の反射物体を検出する。この近距離範囲において先行車両等の反射物体が検出されない場合には、自車両から遠方の遠距離範囲を検出範囲とするべく、レーザレーダCPU70が遅延時間を伸長するように遅延時間を変更する(遅延あり)。この遅延時間の変更は、近距離範囲と遠距離範囲とで検出すべき距離全体がカバーできるのであれば、2段階の変更のみ行なえば良い。ただし、近距離範囲、中距離範囲、遠距離範囲や、一部重複した検出範囲を設定する等、遅延時間を3段階以上に変更しても良いことは言うまでもない。
なお、検出範囲を近距離範囲に設定した場合に、自車両の走行車線前方において先行車両等の反射物体が検出された場合には、遅延時間の伸長により検出範囲をより遠方に切り換えることを中止する。車両用レーダとしては、自車両に対して最も近接している先行車両や障害物等を検出することが求められるためである。
さらに、レーザレーダCPU70は、近距離範囲において反射物体が検出されず、検出範囲を遠距離範囲等に切り換えた後、自車両の前方に隣接車線から他車両が割込んでくることを考慮し、再び、検出範囲を近距離範囲に切り換える。従って、レーザレーダセンサ5の検出範囲は、近距離範囲に反射物体が存在しない限り、近距離範囲と遠距離範囲等とに周期的に切り換えられることになる。
並列積算処理ブロック89は、A/D変換ブロック87によってA/D変換された受光信号の中から、X軸方向(車幅方向)において隣接して照射された所定個数のレーザ光に対応する所定個数の受光信号を選択して、この選択した受光信号を積算対象受光信号範囲として各受光信号の積算処理を実行する。すなわち、この並列積算処理ブロック89は、図7及び図8を用いて説明したのとほぼ同様の手順で、積算対象受光信号範囲毎に受光信号の積算処理を実行する。
従って、個々の受光信号に含まれる反射物体からの受光信号成分が小さくて、ノイズ成分と区別することが困難な場合でも、上述した積算処理により受光信号成分を増幅することができるので、その反射物体を検出することが可能になる。さらに、受光信号を1個分ずつずらしながら、積算対象受光信号範囲を移動させることにより、車幅方向における検知分解能の低下を最小限に抑制することができる。なお、図7及び図8では、積算対象受光信号範囲を4としているが、その積算対象受光信号範囲に属する受光信号の数は、検知すべき対象物の大きさ、隣接するレーザ光間の角度、さらには最大検知距離に応じて任意の値に設定され得る。
ここで、並列積算処理ブロック89について図5及び図6を用いて詳細に説明する。並列積算処理ブロック89における積算処理は、後述するように、各スキャン番号の受光信号においてA/D変換処理がなされる毎に実行される。すなわち、その積算処理の周期は、A/D変換のサンプリング周期と同じであり、例えば50MHzのA/D変換サンプリング周期の場合、50MHz(時間にすると20ns)単位で積算演算を実行する必要がある。この演算速度は非常に高速であり、またその演算量も多いため、現在においては、CPUを使ったソフトウェアによる処理にて対応することは困難である。このため、並列積算処理ブロック89は、ディスクリートのハードウェアで構成するか、FPGAか、またはASICのようなハードウェアで実現することが考えられる。
並列積算処理ブロック89の具体的なハードウェアによる回路構成としては、A/D変換ブロック87における各受光信号でのサンプリング数がN個であるとすると、図5に示すように、A/D変換のサンプリング数に対応してN個の積算器1〜Nを並列に配置することが考えられる。これら、N個の積算器1〜Nの積算出力は、OR回路91によって統合されることにより、設定された検出範囲における全距離の積算結果が得られる。
各積算器1〜Nは、同様の回路構成を持ち、その回路構成の一例を図6に示す。図6に示すように、積算器Nは、全てのサンプリングポイントでのA/D変換値入力に対して、N番目のサンプリングのA/D変換値だけを抽出する抽出部100を有する。この抽出部100にて抽出されたA/D変換値は、FIFO(First In First Out)型のメモリ101に入力されて記憶されるとともに、積算回路102に入力される。
積算対象受光信号範囲が4に設定される場合、FIFO型のメモリ101には4個のA/D変換値が蓄積されるように、メモリ101が構成される。これにより、例えば、図5に示すようにビーム番号I+3の受光信号におけるA/D変換値(N番目のサンプリングによるA/D変換値)が積算器Nに入力され、メモリ101に記憶されると、そのときメモリ101から、4つ前のビーム番号I−1の受光信号におけるA/D変換値が出力される。このメモリ101から出力されたA/D変換値は、積算回路102の減算端子Bに入力され、保持している積算結果Sから減算される。一方、ビーム番号Iの受光信号におけるA/D変換値は、積算回路102の加算端子Aに入力され、保持している積算結果Sに加算される。
従って、ビーム番号Iからビーム番号I+3の受光信号におけるA/D変換値が、順番に積算器Nに入力されることに伴なって、メモリ101よりビーム番号I−4からビーム番号I−1の受光信号におけるA/D変換値が出力されて積算結果Sから減算される。この結果、ビーム番号I+3の受光信号におけるA/D変換値が入力された時点で、積算結果Sは、ビーム番号Iからビーム番号I+3の受光信号におけるA/D変換値のみを加算した値を示すことになる。すなわち、積算対象受光信号範囲に属するビーム番号IからI+3の受光信号におけるN番目のサンプリングによるA/D変換値の積算値が、積算器Nより出力される。
また、図5には示していないが、ビーム番号I+4の受光信号におけるA/D変換値が、積算器Nに入力されると、積算対象受光信号範囲に属する受光信号が1つずれて、積算器Nより、ビーム番号I+1からI+4の受光信号におけるN番目のサンプリングによるA/D変換値の積算値が出力されることになる。このように、各積算器1〜Nからは、積算対象受光信号範囲を受光信号の1個分ずつずらしつつ、各積算対象受光信号範囲に属する受光信号における各サンプリングタイミングのA/D変換値の積算値が出力される。
なお、積算器1〜Nにおいて、積算結果Sの初期値はゼロに設定されており、かつメモリ101の記憶値の初期値もすべてゼロに設定されている。このため、積算器1〜Nは、ビーム番号1〜4の受光信号におけるA/D変換値の積算を含め、各積算対象受光信号範囲ごとに積算値を出力することができる。
上述したように、積算器1〜Nは、FIFO型のメモリ101を有し、常に、同じサンプリングタイミングにおける過去4個分の受光信号のA/D変換値を記憶している。このため、積算器1〜Nは、各サンプリングタイミングごとに、サンプリング数分だけ並列に設ける必要がある。
本実施形態では、遅延ブロック88を設け、A/D変換ブロック87におけるサンプリング数を、レーザレーダセンサ5が検出すべき距離に対応するサンプリング数よりも少なくすることを可能にした。このため、積算器1〜Nをサンプリング数分だけ並列に設ける場合であっても、そのハードウェアのサイズ(回路規模)が大きくなることを抑制できる。このため、並列積算処理ブロック89を含めて、ハードウェア回路をIC化しようとする場合に、そのIC化が容易に行ない得るとの利点がある。
ただし、並列積算処理ブロック89の演算処理を実現するには、ハードウェア回路ばかりでなく、処理能力があれば、CPUによるソフトウェア処理を用いても良い。この場合、本実施形態によって、積算処理の演算処理負荷が軽減できるので、演算時間の短縮、メモリの低容量化等のメリットが得られる。
並列積算処理ブロック89におけるOR回路91は、上述したように、N個の積算器1〜Nの積算出力を統合する。ここで、それぞれの積算器1〜Nの積算結果は、図5に示すように、サンプリング間隔だけ異なる時間に出力される。このため、それぞれの積算器1〜Nの出力を、自分自身が算出する距離に相当するサンプリング時間以外の時間においてはゼロにしておくことにより、全積算器1〜Nの出力に対しORをとって1つの出力に統合することができる。つまり、あるサンプリング時間ではその時間(距離)に対応した積算器の積算結果だけが出力され、他の積算器の出力がゼロであるため、全積算器出力のORを取った出力には、他の積算器からの積算結果が混入することはない。
並列積算処理ブロック89のOR回路91から出力される積算対象受光信号範囲ごとの積算結果は、図2(b)に示すように、時間計測ブロック90に入力される。時間計測ブロック90は、いずれも図示しないが、入力された積算結果と基準値とを比較するコンパレータと、このコンパレータの出力に基づいて、反射物体までの距離に対応する時間差を算出する時間差算出回路とを備えている。コンパレータは、積算結果が基準値よりも大きくなっているときに、検出信号を時間差算出回路へ出力する。時間差算出回路は、コンパレータからの検出信号に基づいて、積算結果が基準値を超えた立上がり時刻と基準値よりも低下した立下り時刻とを検出する。そして、これらの立上がり時刻及び立下り時刻に基づいて、ピーク値が発生する時刻を推定する。
このようにして、ピーク値発生時刻を推定した後、時間差算出回路は、レーザ光を発光した時刻とピーク値発生時刻との時間差を求める。レーザ光発光時刻とピーク値発生時刻との時間差は、2進デジタル信号に符号化され、レーザレーダCPU70に出力される。
レーザレーダCPU70は、時間計測ブロック90から入力された時間差から反射物までの距離を算出し、その距離及び対応するレーザ光のスキャン角度θx,θyを基にして位置データを作成する。具体的には、距離及びスキャン角度θx,θyから、レーザレーダ中心を原点(0,0,0)とし、車幅方向をX軸、車高方向をY軸、車両前方方向をZ軸とするXYZ直交座標系における反射物体の位置データを求める。そして、このXYZ直交座標系における位置データを測距データとして認識・車間制御ECU3へ出力する。
なお、積算信号に基づいて反射物までの距離を算出する場合、その積算信号に対応するレーザ光のスキャン角度θxは、積算した複数個の受光信号に対応する複数のレーザ光の中心位置のレーザ光のスキャン角度θxとする。
認識・車間制御ECU3は、レーザレーダセンサ5からの測距データを基にして物体を認識し、その認識物体から得た先行車の状況に合わせて、ブレーキ駆動器19、スロットル駆動器21および自動変速機制御器23に駆動信号を出力することにより車速を制御する、いわゆる車間制御を実施する。また、認識物体が所定の警報領域に所定時間存在した場合等に警報する警報判定処理も同時に実施する。この場合の物体としては、自車の前方を走行する先行車両やまたは停止している停車車両等が該当する。
認識・車間制御ECU3の内部構成について、制御ブロックとして簡単に説明する。レーザレーダセンサ5から出力された測距データは物体認識ブロック43に送られる。物体認識ブロック43では、測距データとして得た3次元位置データに基づいて、物体の中心位置(X,Y,Z)、及び横幅W、奥行きD、高さH等の物体の大きさ(W,D,H)を求める。さらに、中心位置(X,Y,Z)の時間的変化に基づいて、自車位置を基準とするその物体の相対速度(Vx,Vy,Vz)を求める。さらに物体認識ブロック43では、車速センサ7の検出値に基づいて車速演算ブロック47から出力される車速(自車速)と上記求められた相対速度(Vx,Vy,Vz)とから物体が停止物体であるか移動物体であるかの識別が行なわれる。この識別結果と物体の中心位置とに基づいて自車両の走行に影響する物体が選択され、その距離が距離表示器15により表示される。
また、ステアリングセンサ27からの信号に基づいて操舵角演算ブロック49にて操舵角が求められ、ヨーレートセンサ28からの信号に基づいてヨーレート演算ブロック51にてヨーレートが演算される。そしてカーブ半径(曲率半径)算出ブロック57では、車速演算ブロック47からの車速と操舵角演算ブロック49からの操舵角とヨーレート演算ブロック51からのヨーレートとに基づいて、カーブ半径(曲率半径)Rを算出する。そして物体認識ブロック43では、このカーブ半径Rおよび中心位置座標(X,Z)などに基づいて、物体が車両である確率、及び自車と同一車線を走行している確率等を判定する。この物体認識ブロック43にて求めたデータが異常な範囲の値かどうかがセンサ異常検出ブロック44にて検出され、異常な範囲の値である場合には、センサ異常表示器17にその旨の表示がなされる。
一方、先行車判定ブロック53では、物体認識ブロック43から得た各種データに基づいて先行車を選択し、その先行車に対するZ軸方向の距離Zおよび相対速度Vzを求める。そして、車間制御部及び警報判定部ブロック55が、この先行車との距離Z、相対速度Vz、クルーズコントロールスイッチ26の設定状態およびブレーキスイッチ9の踏み込み状態、スロットル開度センサ11からの開度および警報感度設定器25による感度設定値に基づいて、警報判定ならば警報するか否かを判定し、クルーズ判定ならば車速制御の内容を決定する。その結果を、警報が必要ならば、警報発生信号を警報音発生器13に出力する。また、クルーズ判定ならば、自動変速機制御器23、ブレーキ駆動器19およびスロットル駆動器21に制御信号を出力して、必要な制御を実施する。そして、これらの制御実行時には、距離表示器15に対して必要な表示信号を出力して、状況をドライバーに告知する。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何等制限されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々なる形態で実施し得る。
(1)上述した実施形態においては、反射物体の検知範囲が、例えば近距離範囲と遠距離範囲とに周期的に切り換えられるように、遅延時間の変更を行なう場合について説明した。しかしながら、その他の条件で遅延時間の変更を行うようにしても良い。
例えば、渋滞が発生した場合には、自車両から近距離範囲に先行車両が存在することが多い。このため、ナビゲーション装置等から自車両が走行する道路に関する交通情報を取得し、この交通情報から渋滞していると判定される場合には、遅延時間をゼロもしくは短く設定するようにしても良い。
また、例えば、手動で遅延時間を連続的あるいは段階的に変更できるスイッチを設け、運転者が任意にレーダ装置における検出範囲を切り換えられるようにしても良い。
(2)上記実施形態では、受光信号を1個分ずつずらしながら、積算対象受光信号範囲を移動させた。しかしながら、積算対象受光信号範囲に属する受光信号の個数よりも少ない範囲で、複数個の受信信号分だけずらしながら、積算対象受光信号範囲を移動させても良い。このようにした場合であっても、少なくとも、受信信号を所定個数ごとに分けて、それぞれ積算した場合に比較して、積算処理時の検知分解能を向上することができる。
(3)上述した実施形態においては、X軸方向に走査される各走査ラインにおいて、隣接して照射される複数本のレーザ光に基づく受光信号を積算する例について説明した。しかしながら、積算する受光信号は、X軸方向に隣接して照射されるレーザ光に限らず、Y軸方向に隣接して照射されるレーザ光によるものであっても良い。さらに、隣接して照射されるレーザ光の範囲は、X軸及びY軸の複数の走査ラインに及ぶものであっても良い。
(4)上記実施形態では、レーザレーダセンサ5内部において、距離及び対応するスキャン角度θx,θyを極座標系からXYZ直交座標系に変換していたが、その処理を物体認識ブロック43において行っても良い。
本発明によるレーダ装置が適用された車両制御装置の構成を示すブロック図である。 (a)はレーザレーダセンサの構成を示す構成図であり、(b)はレーザレーダセンサにおける検出回路の構成を示す回路構成図である。 レーザレーダセンサの照射領域を示す斜視図である。 検出回路の遅延ブロックによる、A/D変換のサンプリング開始指示に遅延時間を設ける処理について説明するための説明図である。 並列積算処理ブロックの構成を説明するための説明図である。 積算器の構成を示す構成図である。 積算受光信号範囲を4とした場合の積算対象となる受信信号の範囲を模式的に示した説明図である。 複数の受光信号を積算する処理を説明するための説明図である。
符号の説明
1…車両制御装置、3…認識・車間制御ECU、5…レーザレーダセンサ、7…車速センサ、9…ブレーキスイッチ、11…スロットル開度センサ、13…警報音発生器、15…距離表示器、17…センサ異常表示器、19…ブレーキ駆動器、21…スロットル駆動器、23…自動変速機制御器、24…警報音量設定器、25…警報感度設定器、26…クルーズコントロールスイッチ、27…ステアリングセンサ、28…ヨーレートセンサ、29…電源スイッチ、30…ワイパスイッチ、43…物体認識ブロック、44…センサ異常検出ブロック、47…車速演算ブロック、49…操舵角演算ブロック、51…ヨーレート演算ブロック、53…先行車判定ブロック、55…車間制御部及び警報判定部ブロック、57…カーブ半径算出ブロック、70…レーザレーダCPU、71…発光レンズ、72…スキャナ、73…ミラー、74…モータ駆動回路、75…半導体レーザダイオード、76…レーザダイオード駆動回路、81…受光レンズ、83…受光素子、85…増幅器、86…検出回路、87…A/D変換ブロック、88…遅延ブロック、89…並列積算処理ブロック、90…時間計測ブロック

Claims (4)

  1. 少なくとも車両の車幅方向において、所定の角度範囲に渡って複数の送信波を照射し、各送信波に対する反射波を受信した際に、その反射波の強度に応じたアナログの受信信号を出力するレーダ手段と、
    前記レーダ手段から隣接して照射される所定個数の送信波に基づいて出力される所定個数の受信信号からなる積算対象受信信号範囲を設定するものであって、一部の受信信号が重複して複数の積算対象受信信号範囲に属するように、前記所定個数よりも少ない個数分だけ前記積算対象受信信号範囲に属する受信信号をずらしながら複数の前記積算対象受信信号範囲を設定する設定手段と、
    前記設定手段によって複数設定されたそれぞれの積算対象受信信号範囲に属する所定個数の受信信号を各々、所定のサンプリング間隔で一定回数サンプリングし、デジタルデータに変換する変換手段と、
    前記変換手段において、前記送信波の照射時期を基準として、前記受信信号のサンプリング開始時期の遅延時間を調節する調節手段と
    前記変換手段によって変換された、各積算対象受信信号範囲に属する受信信号のデジタルデータに関して、サンプリングタイミングが同一のデジタルデータごとに積算する積算手段と、
    前記積算手段によって積算された各サンプリングタイミングごとのデジタルデータの積算値に基づいて、反射物体を検出する検出手段とを備え
    前記一定回数のサンプリングは、前記反射物体を検出すべき検出距離全体をカバーするのに必要なサンプリング数よりも少ないものであって、
    前記調節手段は、前記遅延時間を短く設定した際に前記反射物体が検出されないとき、その遅延時間を伸長させることを特徴とする車両用レーダ装置。
  2. 前記設定手段は、前記積算対象受信信号範囲に属する受信信号を1個分ずつずらしながら、複数の積算対象受信信号範囲を設定することを特徴とする請求項1に記載の車両用レーダ装置。
  3. 前記調節手段は、前記遅延時間の伸長及び短縮を周期的に繰り返し行なうことを特徴とする請求項1に記載の車両用レーダ装置。
  4. 車両が走行する道路の渋滞情報を取得する渋滞情報取得手段を備え、
    前記調節手段は、前記渋滞情報取得手段が前記車両の走行する道路において渋滞が発生しているとの渋滞情報を取得した場合、前記送信波の照射時期に対する前記受信信号のサンプリング開始時期の遅延時間が短くなるように設定することを特徴とする請求項1に記載の車両用レーダ装置。
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