JP4273419B2 - 画像データ変換処理方法及びそのプログラム及びその装置 - Google Patents

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Description

本発明は、基準正方格子に配列される入力画像データに基づいて、変換倍率に従って設定される変換正方格子に配列される出力画像データを内挿法により生成する画像データ変換処理方法及びそのプログラム及びその装置、または、これらを利用した画像入力装置に関する。
従来、デジタルデータとして定義された画像データの拡大縮小変換処理方法は、ラスタ画像の幾何変換による内挿手法として、最近隣内挿法、共1次内挿法、3次たたみ込み内挿法(バイキュービック)がある。ラスタ画像の幾何変換では、変換後の出力座標系上に正方格子を設定し、その格子点に対応する画像データの配列に、入力画像を変換する。しかし、順変換の考え方に基づく再配列でも、逆変換に基づく再配列でも、計算される対応位置の座標(順変換の場合は出力画像座標、逆変換の場合は入力画像座標)は、一般に整数値とならない。このため、求めたい点の画像データを周辺に存在する画像データから内挿によって求めるのである。
最近隣内挿法は、内挿したい点に最も近い格子点の画像データを、求める点の画像データとするものである。共1次内挿法は、内挿したい点の画像データをその点の周囲の格子点4点の画像データを用いて求めるものである。
3次たたみ込み内挿法は、図10に示すように、内挿したい点の画像データをその点の周囲の格子点16点の画像データを用いて、(数2)(数3)(数4)に示す3次たたみ込み関数で求めるものである。これは、オリジナルなデータが壊される欠点はあるが、画像の平滑化と同時に、エッジが存在する場所では鮮鋭化の効果が得られるという利点があるため、画像の拡大及び縮小変換処理方法には通常最もよく用いられる方法である。
ただし、
なお、画像データを内挿法によって求めたい点の画像座標を(u,v)、その画像データをP、また画素番号i、ライン番号jの格子点(i,j)の画像データをP(i,j)とし、また、[ ]はガウス記号で、i=[u]とはuの少数部分を切り捨ててuの整数部分をiとすることを意味する。なお、非負の数uに対して、i=[u+0.5]とはuを四捨五入した結果をiとすることを意味する。
画像処理標準テキストブック編集委員会監修、「イメージプロセッシング<画像処理標準テキストブック>」、第1版、財団法人画像情報教育振興協会(CG−ARTS協会)、平成9年2月25日、p.207−209
上述したように3次たたみ込み内挿法は、内挿したい点の画像データをその点の周囲の格子点16点の画像データを用いるため、演算処理が複雑となりその処理に時間を要するという問題が生じていた。
本発明の目的は、上述した従来の問題点に鑑み、画像を拡大縮小変換処理しても画像品質を良好に得ることができ、かつ、高速にその処理を行なうことのできる画像データ変換処理方法及びそのプログラム及びその装置を提供する点にある。
上述の目的を達成するため、本発明による画像データ変換処理方法の第一の特徴構成は、特許請求の範囲の書類の請求項1に記載した通り、入力画像データが配列される基準正方格子と、変換倍率に従って設定される変換正方格子を重畳し、基準正方格子と重畳する格子点以外の格子点を補完格子点として抽出し、各補完格子点とその周囲の16個の基準正方格点との格子間距離x1〜x4、y1〜y4を用いた三次たたみ込み内挿法により出力画像データを生成する画像データ変換処理方法であって、前記変換倍率をm/n倍(m、nは自然数)で定義して、入力画像データが配列される基準正方格子と、入力画像データをm倍に拡大した拡大画像データが配列される拡大変換正方格子を重畳させ、拡大変換正方格子を一つの基準正方格点を含む均等な変換単位領域に領域区分し、一つの変換単位領域に含まれる各補完格子点に対してそれぞれ周囲の基準正方格点との基準格子間距離x1〜x4、y1〜y4を算出し、拡大変換正方格子と、拡大画像データを1/nに縮小した縮小画像データが配列される縮小変換正方格子を重畳させ、拡大変換正方格子のうち基準正方格子と重畳する格子点以外の補完格子点であって、縮小変換正方格子の補完格子点と一致する格子点を抽出し、抽出された格子点に配列される拡大画像データを、前記基準格子間距離x1〜x4、y1〜y4を用いた三次たたみ込み内挿法により算出して、出力画像データを生成する点にある。
上述の構成によれば、画像データの変換倍率をm/n倍(m、nは自然数)に限定することにより、原画像データが形成するデータ配列である基準正方格子をm倍した変換正方格子(内挿したい点により構成される正方格子)における変換格子点(内挿したい点)は、前記変換正方格子を更に1/n倍した変換正方格子における変換格子点を全て含み、かつ、それ以外の変換格子点は発生しないのである。つまり、変換倍率をm/n倍(m、nは自然数)とし、先に基準正方格子をm倍し、m倍して得た拡大変換正方格子における拡大変換格子点のうち、後に1/n倍して得た縮小変換正方格子における縮小変換格子点に相当する画像データについてのみ演算を行なえばよいため、演算する格子点数を大幅に削減でき、画像データを変換処理する時間を短縮することができるのである。
そして、補完画像データを挿入する変換格子点の周囲16点の基準格子点(基準正方格子における格子点)の原画像データを用いて演算を行なうため、変換処理後の画像品質を良好に得ることができるようになる。
同画像データ変換処理方法の第二の特徴構成は、同請求項2に記載した通り、上述の第一特徴構成に加えて、前記基準格子間距離x1〜x4、y1〜y4が、kを変換単位領域に含まれる各格子点の配列の順に付された格子点番号として、以下の式で定義される点にある。
上述の目的を達成するため、本発明による画像データ変換処理プログラムの第一の特徴構成は、特許請求の範囲の書類の請求項3に記載した通り、入力画像データが配列される基準正方格子と、変換倍率に従って設定される変換正方格子を重畳し、基準正方格子と重畳する格子点以外の格子点を補完格子点として抽出し、各補完格子点とその周囲の16個の基準正方格子点との格子間距離x1〜x4、y1〜y4を用いた三次たたみ込み内挿法により出力画像データを生成するようにコンピュータを機能させる画像データ変換処理プログラムであって、前記変換倍率をm/n倍(m、nは自然数)で定義し、入力画像データが配列される基準正方格子と、入力画像データをm倍に拡大した拡大画像データが配列される拡大変換正方格子を重畳させ、拡大変換正方格子を一つの基準正方格点を含む均等な変換単位領域に領域区分し、一つの変換単位領域に含まれる各補完格子点に対してそれぞれ周囲の基準正方格点との基準格子間距離x1〜x4、y1〜y4を算出し、拡大変換正方格子と、拡大画像データを1/nに縮小した縮小画像データが配列される縮小変換正方格子を重畳させ、拡大変換正方格子のうち基準正方格子と重畳する格子点以外の補完格子点であって、縮小変換正方格子の補完格子点と一致する格子点を抽出し、抽出された格子点に配列される拡大画像データを、前記基準格子間距離x1〜x4、y1〜y4を用いた三次たたみ込み内挿法により算出して、出力画像データを生成するようにコンピュータを機能させる点にある。
同画像データ変換処理プログラムの第二の特徴構成は、同請求項4に記載した通り、上述の第一特徴構成に加えて、前記基準格子間距離x1〜x4、y1〜y4が、kを変換単位領域に含まれる各格子点の配列の順に付された格子点番号として、以下の式で定義される点にある。
上述の目的を達成するため、本発明による画像データ変換処理装置特徴構成は、特許請求の範囲の書類の請求項5に記載した通り、上述の第一または第二の特徴構成による画像データ変換処理プログラムがインストールされたコンピュータを含む点にある。
以上説明した通り、本発明によれば、画像を拡大縮小変換処理しても画像品質を良好に得ることができ、かつ、高速にその処理を行なうことのできる画像データ変換処理方法及びそのプログラム及びその装置を提供することができるようになった。
以下に本発明による画像データ変換処理方法及び画像データ変換処理装置を写真処理装置に適用した場合について説明する。
写真ラボ店等の店頭に設置された写真処理装置の一例である写真プリント受付装置1は、図1に示すように、ケース2の上部に設置された写真注文処理部3と、前記ケース2の内部に収容された昇華型の写真プリンタ4を備えて構成され、前記写真注文処理部3で注文入力された写真プリントに対する料金の精算が行なわれた後に前記写真プリンタ4が作動して、前記ケース下部のプリント取出口2aに写真プリントが出力されるように構成されている。
前記写真注文処理部3は、顧客が所持するCD、CFカード、SDメモリカード、またはCD−R、DVD等の各種の可搬性の記録媒体に記憶された写真画像データを読み取るための画像データ入力手段としての複数種類のメディアドライバ5と、前記メディアドライバ5により読み込まれた写真画像を表示する画像表示手段としての液晶表示部6と、前記液晶表示部6に表示された写真画像に対してプリント枚数やプリントサイズ等の注文データを入力するべく、前記液晶表示部6の表面に配置された操作入力手段としてのタッチパネル7と、前記タッチパネル7から入力された注文データを受け付けてジョブ受付データが印字された注文受付票8aを出力する受付データ出力手段としての熱転写プリンタ8と、前記注文受付票に基づいた料金支払カウンタでの料金精算時に発行されたレシートの内容を読み取る精算データ入力手段としてのバーコードリーダ9などを備えて構成されている。
前記写真処理装置1の写真注文処理部3を機能ブロックに分割して説明すると、図2に示すように、複数のメディアドライバ5と、入出力ラインを介して接続されたメディアドライバ5から画像ファイル入力部10を介して入力された写真画像データを格納するストレージデバイスとしてのハードディスク11と、前記ハードディスク11に格納された写真画像データに基づいて写真画像を表示する画像表示手段としての液晶表示部6及び画像表示バッファ14と、表示された写真画像に対するプリント注文データを入力する操作入力手段(タッチパネル)7と、前記タッチパネル7を介した操作により前記画像表示手段6に表示された画像に対して所望の編集処理を行なう画像データ変換処理部13と、編集後の画像データ及び注文データを注文ファイルとして生成管理し前記ハードディスク11に格納する注文データ処理部15と、受け付けられた注文データを出力する注文データ出力手段としての受付票プリンタ8と、受付票に基づいて料金が精算された際に発行される精算票に基づいて精算の完了を読み取る前記バーコードリーダ9と、前記バーコードリーダ9で読み取られた精算済みデータに基づいて入出力ラインを介して接続された写真プリンタ4にプリントデータを出力する写真画像データ出力手段16等を備えて構成されている。
前記写真注文処理部3は、所定のオペレーティングシステムの下で作動するCPU及びキャッシュメモリ等を備えたパーソナルコンピュータで構成され、オペレーティングシステム及び本発明を実現するアプリケーションプログラムが予めハードディスク11にインストールされ、当該アプリケーションプログラムがCPUにより実行されることにより上述の各機能ブロックが動作して所定の機能が実現されるものである。
即ち、メディアドライバ5から入力され、ハードディスク11に格納された画像データがRAMでなる画像メモリ12に読み出され、VRAMでなる画像表示バッファ14にビットマップ展開されて液晶表示部6に表示される。液晶表示部6に表示された画像を確認した注文者は、タッチパネル7を介して注文者情報、プリントサイズ、枚数などの注文情報を入力するとともに、当該画像に対して所望の画像編集操作を行なう。所定の注文入力が終了すると注文データ処理部15により画像データとプリント注文データを関連付けた注文ファイルが生成され、前記ハードディスク11に当該注文ファイルが格納されるとともに、受付票プリンタ8から受付票が印字出力される。当該受付票には受付管理番号の他に料金等のデータが印字されており、受領した注文者がキャッシャーで料金を支払うと受付管理番号及び精算済みデータがバーコードで記された精算票が発行される。注文者が精算票を前記バーコードリーダ9に読込ませると該当する写真プリントが前記プリント取出口2aから出力される。
前記画像データ変換処理部13は、前記液晶表示部6に表示された写真画像に対して、画像濃度を調整する濃度補正手段13aと、カラーバランスを調整するカラー補正手段13bと、特定の画像サイズに拡大または縮小処理する拡縮処理手段13c等を備えて構成され、撮影画像を注文者の好みに合わせて編集処理できるように構成されている。
前記拡縮処理手段13cは、画像サイズの変換倍率がm/n(自然数)に限ってその変換処理が可能なように構成されている。以下に前記拡縮処理手段13cにおいて、画像サイズの拡縮変換処理が行なわれた場合について、図3に示すフローチャートに基づいて説明する。
前記画像メモリ12に読み出された原画像データを各画像データの座標に基づいて配列する(S1)。前記各画像データの座標配列は、図4(a)に示すように正方格子状に配列するように構成されている。つまり、前記正方格子(基準正方格子28)の各格子点(基準格子点20)の位置が各画像データの座標である。
画像サイズをm/n倍とするために、まず、画像サイズをm倍にするための座標(内挿したい点)の構築を行なう。解像度を一定の値に保持し、画像サイズをm倍に拡大するためには、画像データの数をm倍にする必要がある。このため、mの数の格子点(拡大変換格子点)を持つ拡大変換正方格子29を形成する(S2)。例えばm=3の場合には、9倍の格子点を持つ拡大変換正方格子を形成する。
図4(b)に示すように、前記拡大変換正方格子29上に前記基準正方格子を重ねたとき、全ての前記基準格子点20が前記拡大変換格子点と一致するように配置する(S3)。ここで各格子点のうち、画像データが確定している格子点は、基準格子点と拡大変換格子点が一致している格子点(基本格子点24:図中白丸に点々)であり、画像データが確定していない格子点は、拡大変換格子点のみからなる格子点(補完格子点25:図中黒丸)である。ここで、変換倍率(拡大変換倍率:m)を自然数としているため、前記基準格子点の全てにおいて、確実に前記拡大変換格子点と一致させることが可能となる。つまり、前記基準格子点と前記拡大変換格子点とを作成するだけで、前記補完格子点を作成することが可能となる。
次に、図4(b)中の四角23で囲まれた変換単位領域の9つの格子点について着目し、その周辺の拡大図である図5を用いて説明する。各格子点の画像データをPとし、各座標を(i,j,k)とする。iは各変換単位領域内の基本格子点のx座標、jは各変換単位領域内の基本格子点のy座標、kは各変換単位領域内でのそれぞれの格子点番号(k=0、1、2・・・)を用いることにより、各画像データを識別する。特にkは基本格子点を0とし、行(左→右)→列(上→下)の順に番号を付している(S4)。
各補完格子点25について、前記基本格子点24の間隔(基準格子点20の間隔21)を基本単位1とすると、各格子点間隔は1/mとなる。例えばm=3の場合には1/3となり、この場合について、3次たたみ込み内挿法における(数4)の変数x1〜x4、y1〜y4について算出する(S5)と図6に示す結果を得る。ここで、各格子点は正方格子状に配列されているため、各変換単位領域間において、同じkの番号で与えられている格子点座標の前記x1〜x4、y1〜y4の値は等しくなる。つまり、1領域分の変換単位領域の補完格子点について前記x1〜x4、y1〜y4の値の算出を行ない、他の変換単位領域の補完格子点には、前記x1〜x4、y1〜y4の値を代入すればよい(図7、S6)。
また、変換倍率(拡大変換倍率:m)を自然数とすることにより前記(数4)は、(数1)に変換することが可能であり、より演算の行いやすい数式を用いている。この数式は、同じ列に形成される補完格子点のx1〜x4の値は等しく、同じ行に形成される補完格子点のy1〜y4の値は等しくなることを意味している。
次に、画像サイズをm倍にした前記拡大変換正方格子29から、画像サイズを1/n倍にするための座標(内挿したい点)の構築を行なう。解像度を一定の値に保持し、画像サイズを1/n倍にするためには、画像データの数を1/n倍にする必要がある。このため、1/nの数の格子点(縮小変換格子点)を持つ縮小変換正方格子30を形成する(S7)。例えばn=2とした場合には、1/4の格子点を持つ縮小変換正方格子30を形成する。
図8(a)に示すように、前記拡大変換正方格子29上に前記縮小変換正方格子30を重ねたとき、全ての前記縮小変換格子点が前記基本格子点、或いは、補完格子点と一致するように配置する(S8)。更に図8(b)に示すように、前記縮小変換格子点と基本格子点が一致した格子点(基本格子点26)、或いは、前記縮小変換格子点と補完格子点が一致した格子点(補完格子点27)を残し、他の格子点を排除する(S9)。ここで、変換倍率(縮小変換倍率:1/n)の逆数を自然数としているため、前記縮小変換格子点の全てにおいて、確実に前記拡大変換格子点と一致させることが可能となる。つまり、前記拡大変換格子点と前記縮小変換格子点とを作成するだけで、最終的に演算が必要な位置の格子点が求まる。
前記補完格子点27についてのみ、3次たたみ込み内挿法における(数2)及び(数3)を演算し、各補完格子点の画像データを算出する(S10)ことによって拡縮変換処理が行なわれる。
前記拡縮処理手段13cによって拡縮変換処理された画像は、次にカラー補正手段13bによりカラー補正が行なわれる。カラー補正処理としては、例えば、平均的な戸外の被写体は、ネガ全体の色を混ぜ合わせると灰色に近くなるというエバンスの説に基づいて、色に偏りが見られる場合は、ネガフィルムを透過したRGBの積算光が印画紙上でグレーに再現されるようにRGBの各露光量を調節するための処理で、入力された画像データの平均値を各画素のRGB毎に演算導出し、RGB各平均値がそれぞれグレーに対応する所定の値となるように調整する処理である。
さらに、出力された写真プリントが所定の階調性で再現されるように、前記濃度補正手段13aにより、前記写真プリンタ4の状態に基づいて予めテストプリントで得られた補正テーブルデータに基づいて、前記カラー補正された画像データが変換処理される。
上述の実施形態では、変換倍率を3/2(m=3、n=2)とした場合について説明したが、これに限定するものではない。ただし、変換倍率が小さすぎると画像データを多く削除してしまうこととなり画像が著しく劣化する可能性がある。また、変換倍率が大きすぎると、原画像データの量に対して、演算により作出した画像データの量が多くなり過ぎることにより画像が劣化する可能性がある。このため、変換倍率が0.5倍〜3.0倍の範囲となるようにm/nを設定することが好ましい。
上述した画像データ変換処理を実行するためのプログラムは、前記画像変換処理部13に設けられたROM、または前記ハードディスクに格納され、前記画像処理プロセッサにより実行されるもので、入力された基準正方格子に配列される原画像データに基づいて、変換倍率に従って設定される変換正方格子に配列される出力画像データを内挿法により生成する出力画像データ生成機能を実行させる画像データ変換処理プログラムであって、前記変換倍率をm/n倍(m、nは自然数)で定義して、変換倍率mに対応する変換正方格子のうち、変換倍率1/nに対応する変換正方格子に対してのみ、変換倍率mに対応する出力画素データを生成するものである。具体的には図9に示すような処理フロー構成のプログラムにより実行される。ただし、この場合には図3に示すステップS7〜S9をステップS3とステップS4との間で実行するものについて示している。
上述した画像データ変換処理部13の具体的構成は、高速の画像処理プロセッサによりソフトウェア処理するもののみならず、ASIC等を用いてハードウェアで構成することも可能である。また、ソフトウェア処理するものではその処理プログラムがOS管理下で実行されるアプリケーションプログラムとして装置のハードディスクなどにインストールされる形態で実現することができる。
上述した実施形態では、画像データ変換処理プログラムが写真プリンタ等を備えた写真処理装置にインストールされるものを説明したが、パーソナルコンピュータにインストールされ、画像データ変換処理装置として実現されるものであってもよい。
以下別の実施形態について説明する。
上述した実施形態では、画像データ変換処理部13において画像データ変換処理方法及び画像データ変換処理装置を用いた場合について説明したが、前記画像ファイル入力部に用いることもできる。
前記メディアドライバ5から入力された原画像データに対して、上述した変換処理を行い変換処理後の画像データを前記ハードディスク11に格納するのである。つまり、入力された原画像データをm/n倍し、かつ、m<nとすることにより、前記ハードディスク11には画像データを小さな容量として格納することができる。
更には、前記画像メモリ12に前述した画像データ変換処理方法及び画像データ変換処理装置を用いることもできる。つまり、前記ハードディスク11から得た画像をm/n倍し、かつ、m>nとすることにより、前記ハードディスク11に小さな容量として格納していた画像を予め拡大して前記表示部6に表示することができる。
写真処理装置において、フィルムをスキャニングし、その読み取った画像データをモニタ上にフィルムの画像コマより大きいサイズで表示する写真処理における補正入力画面表示技術に、ここでの画像データ変換処理方法及び画像データ変換処理装置を適応することができる。読み取った画像データをモニタ表示サイズに変換する効率が著しく向上することから、操作性能をアップした補正入力画面を提供することができる。
写真処理装置の外観図 写真処理装置の機能ブロック構成図 画像サイズの拡縮変換処理のフローチャート 基準格子点と拡大変換格子点の関係の説明図であり、(a)は基準正方格子と基準格子点、(b)は基準正方格子と拡大変換正方格子を重ねたもの 基本格子点と補完格子点の関係の説明図 (数4)の計算結果例の説明図 各変換単位領域間での変数x1〜x4、y1〜y4の関係の説明図 拡大変換正方格子と縮小変換正方格子の関係の説明図であり、(a)は拡大変換正方格子と縮小変換正方格子を重ねたものであり、(b)は縮小変換格子点と基本格子点、或いは、補完格子点が一致した格子点を抜き出したもの プログラム処理のフローチャート 従来技術の説明図
符号の説明
13:画像データ変換処理部
13c:拡縮処理手段
20:基準格子点
21:基準格子点の間隔
23:変換単位領域
24:基本格子点
25:補完格子点
28:基準正方格子
29:拡大変換正方格子
30:縮小変換正方格子

Claims (5)

  1. 入力画像データが配列される基準正方格子と、変換倍率に従って設定される変換正方格子を重畳し、基準正方格子と重畳する格子点以外の格子点を補完格子点として抽出し、各補完格子点とその周囲の16個の基準正方格点との格子間距離x1〜x4、y1〜y4を用いた三次たたみ込み内挿法により出力画像データを生成する画像データ変換処理方法であって、
    前記変換倍率をm/n倍(m、nは自然数)で定義して、
    入力画像データが配列される基準正方格子と、入力画像データをm倍に拡大した拡大画像データが配列される拡大変換正方格子を重畳させ、拡大変換正方格子を一つの基準正方格点を含む均等な変換単位領域に領域区分し、一つの変換単位領域に含まれる各補完格子点に対してそれぞれ周囲の基準正方格点との基準格子間距離x1〜x4、y1〜y4を算出し、
    拡大変換正方格子と、拡大画像データを1/nに縮小した縮小画像データが配列される縮小変換正方格子を重畳させ、拡大変換正方格子のうち基準正方格子と重畳する格子点以外の補完格子点であって、縮小変換正方格子の補完格子点と一致する格子点を抽出し、
    抽出された格子点に配列される拡大画像データを、前記基準格子間距離x1〜x4、y1〜y4を用いた三次たたみ込み内挿法により算出して、出力画像データを生成する画像データ変換処理方法。
  2. 前記基準格子間距離x1〜x4、y1〜y4が、kを変換単位領域に含まれる各格子点の配列の順に付された格子点番号として、以下の式で定義される請求項1記載の画像データ変換処理方法。
  3. 入力画像データが配列される基準正方格子と、変換倍率に従って設定される変換正方格子を重畳し、基準正方格子と重畳する格子点以外の格子点を補完格子点として抽出し、各補完格子点とその周囲の16個の基準正方格子点との格子間距離x1〜x4、y1〜y4を用いた三次たたみ込み内挿法により出力画像データを生成するようにコンピュータを機能させる画像データ変換処理プログラムであって、
    前記変換倍率をm/n倍(m、nは自然数)で定義し、
    入力画像データが配列される基準正方格子と、入力画像データをm倍に拡大した拡大画像データが配列される拡大変換正方格子を重畳させ、拡大変換正方格子を一つの基準正方格点を含む均等な変換単位領域に領域区分し、一つの変換単位領域に含まれる各補完格子点に対してそれぞれ周囲の基準正方格点との基準格子間距離x1〜x4、y1〜y4を算出し、
    拡大変換正方格子と、拡大画像データを1/nに縮小した縮小画像データが配列される縮小変換正方格子を重畳させ、拡大変換正方格子のうち基準正方格子と重畳する格子点以外の補完格子点であって、縮小変換正方格子の補完格子点と一致する格子点を抽出し、
    抽出された格子点に配列される拡大画像データを、前記基準格子間距離x1〜x4、y1〜y4を用いた三次たたみ込み内挿法により算出して、出力画像データを生成するようにコンピュータを機能させる画像データ変換処理プログラム。
  4. 前記基準格子間距離x1〜x4、y1〜y4が、kを変換単位領域に含まれる各格子点の配列の順に付された格子点番号として、以下の式で定義される請求項3記載の画像データ変換処理プログラム。
  5. 請求項3または4記載の画像データ変換処理プログラムがインストールされたコンピュータを含む画像データ変換処理装置。
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