JP6157234B2 - 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像データの低解像度化処理に関する。
スキャナ等の画像読み取り装置により取得した低解像度の画像データを高解像度で印刷する場合には、画像データの解像度を低解像度から高解像度に変換する必要がある。また、ネットワークを介して画像データを転送する際にネットワーク負荷を考慮して高解像度の画像データを低解像度化して転送した際には、ネットワーク先において高解像度に戻してから表示及びプリントする必要がある。
従来、入力される低解像度の画像を高解像度に変換する方法として多くの方法が提案されている。多階調の画像に対して解像度変換を行う場合に多く用いられる内挿法として、例えば、最近隣内挿法(Nearest Neighbor法)は、内挿を行いたい内挿点から最も近い格子点の信号値を内挿点の信号値としてそのまま決定する方法である。また、共一次内挿法(Bi-Linear法)では、内挿点の周囲2×2画素(4画素)の格子点の信号値を元に線形式により内挿点の信号値を決定する。更に、三次畳み込み内挿法(Bi-Cubic法)では、内挿点の周囲4×4画素(16画素)から三次式により内挿点の信号値を決定する。
特開平6−227048号公報
上記の従来方法を用いて解像度変換を行った場合には次に示すような欠点がある。
まず、最近隣内挿法の場合は、アルゴリズムが簡単で高速に処理を行うことは可能であるが、拡大比率が高くなるにつれエッジ部においてはモザイク状の模様が、斜線部においてはジャギー等の画質劣化が見られる。
また、内挿点を複数個の周辺画素の信号値を元に決定する共一次内挿法や三次畳み込み内挿法の場合は、最近隣内挿法に比べジャギー等の画質劣化は低減されるが、複数点の信号値が平均化されることで、画像が平滑化されてしまう。よって、画像のエッジ部や文字などのシャープな画質が求められる部分においてはなまりが目立ってしまう。また、一度低解像度化した画像を高解像度化させる場合、小ポイントの文字といった詳細復元が必要な部分については細かく復元することはできない。
さらに、輪郭部に対してパターンマッチングを用いてスムージングする手法も提案されている(特許文献1参照)。この場合、ジャギーや平滑化等の問題に対しては使用するパターン作成もMTF(Modulation Transfer Function)特性を加味するなどの工夫により低減は可能である。しかしながら、特許文献1の手法の場合も、一度低解像度化した画像を高解像度化させる場合、小ポイントの文字といった詳細復元が必要な部分については細かく復元することはできない。
本発明に係る装置は、入力された画像の解像度を低解像度に変換する装置であって、前記入力された画像における注目画素及び当該注目画素から所定の画素数だけ位相がずれた位相ずれ画素の信号値の階調数を減らす階調数変換手段と、階調数が減った注目画素の信号値と階調数が減った位相ずれ画素の信号値を統合して、低解像度化後の画像における前記注目画素及び前記位相ずれ画素に対応する画素の信号値を決定する、信号値統合手段と、を備え、前記所定の画素数は、前記低解像度化の度合いに応じて決定されることを特徴とする。
本発明に係る低解像度化処理によれば、低解像度化された画像を後で高解像度の画像に戻す際に、詳細部分を正確に復元することができる。
実施例1に係る低解像度化処理を行う画像形成装置を含むシステム構成の一例を示す図である。 (a)はMFPのハードウェア構成を示す図、(b)はプリンタのハードウェア構成を示す図、(c)はクラウドサーバのハードウェア構成を示す図である。 実施例1のシステム構成における、MFPでの画像データの取得から、プリンタでの画像データの印刷出力までの大まかな処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1に係る解像度変換部の内部構成を示すブロック図である。 実施例1に係る低解像度化処理の流れを示すフローチャートである。 画像の解像度を横1/2倍、縦1/2倍の解像度に変換する場合における階調数変換処理の様子を説明する図である。 低解像度化後の画像における対応画素の信号値が決定される過程を説明する図である。 取得した信号値を、高解像度変換後の画像における新規注目画素及び新規位相ずれ画素の信号値として分割する様子を説明する図である。 、新規注目画素及び新規位相ずれ画素の分割された信号値がどのように対象座標に再配置されるのかを示す図である。 信号値勾配パターンマッチング部の詳細を示す図である。 パターンマッチング処理の様子を説明する図である。 実施例2に係る解像度変換部内の低解像度処理部の内部構成を示すブロック図である。 実施例2に係る低解像度処理部における低解像度化処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2の概要を説明する図である。 実施例3に係る解像度変換部内の低解像度処理部の内部構成を示すブロック図である。 実施例3に係る低解像度処理部における低解像度化処理の流れを示すフローチャートである。 補助情報埋め込み判定処理の詳細を示すフローチャートである。 実施例3における低解像度化処理を説明する図であり、(a)は低解像度化処理前の画像、(b)は低解像度化処理後の画像の一部をそれぞれ示す。
以下、図面を用いて本発明に係る実施形態を詳細に説明する。
図1は、本実施例に係る低解像度化処理を行う画像形成装置を含むシステム構成の一例を示す図である。図1に示したシステム100は、スキャナ機能を有した画像形成装置(MFP)101、画像処理モジュールを備えた情報処理装置(クラウドサーバ)102、スキャナ機能を有しない画像形成装置(プリンタ)103で構成され、ネットワーク104を介して相互に接続されている。図1の例では、MFP101のスキャナで取得された画像データがクラウドサーバ102に送られ、クラウドサーバ102での色処理等の画像処理を経て転送された画像データがプリンタ103に送られて出力される様子を示している。
図2の(a)はMFP101のハードウェア構成を示す図、同(b)はプリンタ103のハードウェア構成を示す図、同(c)はクラウドサーバ102のハードウェア構成を示す図である。
図2の(a)において、CPU201はMFP101を統括的に制御するプロセッサであって、内部バス209を介して接続された各部を制御するものである。表示部202は、タッチスクリーン機能を有する液晶パネルなどで構成され、種々の情報が表示される他、ユーザは、表示部202に表示される画面を介してスキャン指示などを行う。スキャナ部203は、原稿をスキャンして画像データを取得する機能を有する。プリンタ部204は、紙等の記録媒体上に画像を印字する機能を有する。メモリ205は、CPU201がMFP101を制御するために実行する各種命令(アプリケーションプログラム含む)や各種データを記憶するROMとCPU201のワークエリアとして機能するRAMで構成される。HDD206には、スキャナ部203でスキャンされた画像データ等が一時保存される。ネットワークインタフェース207は、CPU201に従いネットワーク104を介して画像データ等の送受信を行う。解像度変換部208は、各種画像の解像度を変換する処理を行う。解像度変換部208の詳細については後述する。
図2の(b)において、CPU211はプリンタ103を統括的に制御するプロセッサであって、内部バス218を介して接続された各部を制御するものである。表示部212は、液晶パネルなどで構成され、種々の情報が表示される。プリンタ部213は、紙等の記録媒体上に画像を印字する機能を有する。メモリ214は、CPU211がプリンタ103を制御するために実行する各種命令(アプリケーションプログラム含む)や各種データを記憶するROMとCPU211のワークエリアとして機能するRAMで構成される。HDD215には、受信した画像データ等が一時保存される。ネットワークインタフェース216は、CPU211に従いネットワーク104を介して画像データ等の送受信を行う。解像度変換部217は、各種画像の解像度を変換する処理を行う。解像度変換部217の詳細については後述する。
図2の(c)において、CPU221はクラウドサーバ102を統括的に制御するプロセッサであって、内部バス227を介して接続された各部を制御するものである。メモリ222は、CPU221がクラウドサーバ102を制御するために実行する各種命令等を記憶するROMとCPU221のワークエリアとして機能するRAMで構成される。キーボードコントローラ223は、キーボード230からのキー入力を制御する。ディスプレイコントローラ224は、ディスプレイ240の表示を制御する。ディスクコントローラ225は、各種データを記憶する外部メモリ250(ハードディスクドライブ(HDD等)におけるデータアクセスを制御する。ネットワークインタフェース226は、CPU221に従いネットワーク104を介して画像データ等の送受信を行う。
上記で示したMFP101、クラウドサーバ102及びプリンタ103のハードウェア構成は一例にすぎず、上記構成に限定されるものでないことは言うまでもない。
図3は、図1に示したシステム構成における、MFP101での画像データの取得から、プリンタ103での画像データの印刷出力までの大まかな処理の流れを示すフローチャートである。
ステップ301において、MFP101は、入力画像データを取得する。例えば、カメラで撮像された撮像画像データや、パソコン等で作成したラスタ画像データが、USBメモリ等の可搬記録媒体やネットワーク104を介して取得される。
ステップ302において、MFP101は、取得した入力画像データに対し、ネットワーク負荷やメモリ負荷等の低減を考慮した解像度変換処理を解像度変換部208にて行い、画像の解像度を下げた低解像度画像を生成する。この解像度変換処理(低解像度化処理)においては、低解像度画像を高解像度画像に戻す際に使用する補助情報の埋め込み処理も併せて行う。この低解像度化処理の詳細については後述する。
ステップ303において、MFP101は、低解像度化処理によって生成された画像データ(以下、「低解像度画像データ」と呼ぶ。)を、ネットワークインタフェース207を介してクラウドサーバ102に送信する。
ステップ304において、クラウドサーバ102は、受け取った低解像度画像データに対し、各種画像処理を実施する。
ステップ305において、クラウドサーバ102は、所定の画像処理を施した低解像度画像データをプリンタ103に送信する。
ステップ306において、プリンタ103は、受け取った低解像度画像データに対し、上記補助情報を用いた解像度変換処理(高解像度化処理)を解像度変換部217にて行い、高解像度画像を生成する。
ステップ307において、プリンタ103は、高解像度化処理によって生成された画像データ(以下、「高解像度画像データ」と呼ぶ。)を印刷出力する。
図4は、本実施例に係る解像度変換部208/217の内部構成を示すブロック図である。解像度変換部208/217は、低解像度処理部410と高解像度処理部420とで構成される。
<低解像度化処理>
まず、低解像度処理部410について説明する。低解像度処理部410は、階調数変換部411と信号値統合部412とで構成され、入力された画像データのサイズを低減させるため、画像の解像度を下げる処理を行う。
階調数変換部411は、入力された画像データの階調数(bit数)を減らす階調数変換処理を行う。例えば、入力画像データにおける各画素が8bitの信号値であった場合に、それを4bitの信号値に変換する処理を行う。この階調数変換処理は、画像の全画素に対してではなく、注目画素と当該注目画素から所定の画素数だけ位相がずれた画素(以下、「位相ずれ画素」と呼ぶ。)に対してのみ行う。例えば、画像の解像度を横1/2倍、縦1/2倍の解像度に変換する場合には、注目画素と、当該注目画素から横方向と縦方向に各1画素ずつ位相をずらした位置にある画素に対して階調数変換処理がなされる。画像の解像度を横1/3倍、縦1/3倍の解像度に変換する場合であれば、注目画素と、当該注目画素から横方向と縦方向に各2画素ずつ位相をずらした位置にある画素に対して階調数変換処理がなされることになる。つまり、位相ずれ画素における注目画素からの位相のずれ量は、入力画像データの低解像度化の度合いに応じて決まる。
信号値統合部412は、各4bit化された注目画素及び位相ずれ画素の信号値を、低解像度化後の画像における対応する画素(以下、「対応画素」と呼ぶ。)内に統合して埋め込む処理を行う。
図5は、低解像度処理部410における低解像度化処理の流れを示すフローチャートである。なお、この一連の処理は、以下に示す手順を記述したコンピュータ実行可能なプログラムを、MFP101又はプリンタ103内のHDDからメモリ上に読み込んだ後に、CPUによって該プログラムを実行することによって実施される。ここでは、MFP101において、入力された画像の解像度を横1/2倍、縦1/2倍に変換する場合を例に説明するものとする。また、入力画像の階調数は8bitとし、出力画像の階調数も同じ8bitを維持するものとする。
ステップ501において、低解像度処理部410は、入力画像データ(高解像度画像データ)を取得する。取得した入力画像データは、階調数変換部411に送られる。
ステップ502において、階調数変換部411は、取得した入力画像データが示す画像における注目画素と位相ずれ画素を決定する。図6は、画像の解像度を横1/2倍、縦1/2倍の解像度に変換する場合における階調数変換処理の様子を説明する図であり、(a)は入力された画像(高解像度画像)内の文字「あ」の部分を拡大した図である。図6の(a)では、まず注目画素として画素601が決定され、この画素601に対しX軸方向及びY軸方向に各1画素ずつ位相がずれた位置にある画素602が位相ずれ画素として決定されている。
ステップ503において、階調数変換部411は、決定された注目画素及び位相ずれ画素の信号値を取得してその階調数(ビット数)を減らす処理を行う。具体的には、注目画素及び位相ずれ画素の信号値のビット数を、1/N(Nは2以上の自然数)に変換する。例えば、入力画像の階調数が24bitである場合において、出力画像の階調数が24bit、16bit、8bitであったとする。このとき、Nの値はそれぞれ2、3、4となる。本実施例では入力画像と出力画像の階調数は同じ8bitなので、N=2となり、注目画素である画素601の信号値と位相ずれ画素である画素602の信号値の階調数はそれぞれ8bitから4bitへと変換される。図6の(b)は、注目画素601の4bit化後の画素601’及び位相ずれ画素602の4bit化後の画素602’を示している。階調数が減らされた注目画素及び位相ずれ画素の信号値は信号値統合部412に送られる。
ステップ504において、信号値統合部412は、階調数の減った注目画素及び位相ずれ画素の信号値を用いて、低解像度化後の画像における対応する画素(以下、「対応画素」と呼ぶ。)の信号値を決定する。具体的には、階調数の減った(ここでは各4bit化された)注目画素及び位相ずれ画素の信号値を、対応画素における上位ビット及び下位ビットとして統合し埋め込む処理を行う。従来手法である最近隣内挿法の場合には、低解像度化後の画像における対応画素の信号値は最近隣の画素を元に決定される。そのため、図6に示す例では、注目画素601の8bitの値がそのまま保持されことになる(図6の(c)を参照)。これに対し、本実施例に係る手法では、4bit化した注目画素601’の信号値と4bit化した位相ずれ画素602’の信号値とを統合した8bitの信号値が、対応画素(画素604))の信号値として保持される(図6の(d)を参照)。この場合の、位相ずれ画素602’における下位4bitの信号値が前述の補助情報となる。図7は、図6の(d)で示される対応画素604の信号値が決定される過程を説明する図である。まず、入力される各8bitの注目画素601とその位相ずれ画素602について、それぞれ上位4bitの信号値(図7の例では、“1010”と“1101”)を取得する。次に、取得した上位各4bitの信号値のうち、注目画素601の上位4bit“1010”を対応画素604の上位4bit側に、位相ずれ画素602の上位4bit“1110”を下位4bit側に入れる。こうして得られた8bitの信号値“10101101”が、低解像度化後の画像の対応画素604における信号値として保持されることになる。
ステップ505において、低解像度処理部410は、入力画像データが示す画像において未処理の画素がないかを判定する。未処理の画素があればステップ502に戻り、次の注目画素と位相ずれ画素が決定される。未処理の画素がなければ本処理を終える。
以上のようにして、入力画像の解像度が、例えば横1/2倍、縦1/2倍の解像度に変換される。
上述のとおり、本手法による低解像度化処理によって生成される低解像度画像データにおける各対応画素の信号値の上位のbit(本実施例では上位4bit)は、最近隣画素の信号値(図6では601’)で統一される。このため、最近隣内挿法で解像度変換を行った画像と同等の画像が得られることとなる。
なお、上記で述べた変換率(1/2倍)や入出力画像の階調数(8bit)はあくまで一例であり、これらに限定されるものでないことはいうまでもない。
また、本実施例では注目画素、及び位相ズレ画素の信号値をそのまま最近隣の値を使用したが、例えば周辺画素の重み付き平均等し縮小後に失われてしまう周辺画素を考慮することも可能である。図6の(e)及び(f)を参照して説明する。いま、画素aを注目画素とし、画素a、画素c、画素dの信号値が255で、画素bの信号値が30であったとする。上述の手法では、画素a及び画素dの信号値のみを考慮され、画素bの信号値については考慮されることがない。そのため、元画像である高解像画像では存在していた画素bの信号値30が完全に消失してしまう。そこで、注目画素及び位相ズレ画素の信号値として最近隣画素の値をそのまま使用するのではなく、周辺画素の重み付き平均を行う。例えば、以下の式を用いて、注目画素及び8近傍画素の移動平均を行って、注目画素の値を決める。
(x’,y’)=((x−1,y−1)+(x,y−1)+(x+1,y−1)+(x−1,y)+(x,y)+(x+1,y)+(x−1,y+1)+(x,y+1)+(x+1,y+1))/9
また、より単純に、以下の式を用いて、注目画素及び4近傍画素の移動平均を行って、注目画素の値を決めてもよい。
(x’,y’)=((x,y−1)+(x−1,y)+(x,y)+(x+1,y)+(x,y+1))/5
さらに、移動平均によって画像がぼやけてしまうことを考慮し、以下の式を用いて注目画素に重みを付けるようにしてもよい。
(x’,y’)=((x,y−1)+(x−1,y)+(x,y)*2+(x+1,y)+(x, y+1))/6
このような重み付き平均を全画素に行った後で上述した低解像度化処理を行うことで、低解像度化処理によって消失してしまう画素の信号値を考慮することが可能になる。
<高解像度化処理>
次に、高解像度処理部420について説明する。
高解像度処理部420は、信号値取得部421、信号値分割部422、分割信号値再配置部423及び信号値勾配パターンマッチング部424で構成され、画像の解像度を上げる処理を行う。ここでは、上述の図6及び図7で説明した横1/2倍、縦1/2倍に変換された画像の解像度を、横2倍、縦2倍に変換する場合を例に説明するものとする。なお、低解像度処理部410と同様、ここで述べる変換率(2倍)や階調数(8bit)はあくまで一例であり、これらに限定されるものでないことはいうまでもない。
信号値取得部421は、入力された画像(低解像度画像)における注目画素の信号値(本実施例では8bit)を取得する。
信号値分割部422は、信号値取得部411で取得した注目画素の信号値を高解像度変換後の画像における新規注目画素N及び新規位相ずれ画素Sの信号値として分割する処理を行う。図8は、取得した8bitの信号値を、高解像度変換後の画像における新規注目画素N及び新規位相ずれ画素Sの信号値として分割する様子を説明する図である。ここでは、図6の(d)で示した画素604の8bitの信号値“10101101”が信号値取得部421で取得された場合を想定している。この場合、取得した8bitの信号値“10101101”のうち上位4bit“1010”は注目画素601’の信号値、下位4bit“1101”は位相ずれ画素602’の信号値である。その為、取得された8bitの信号値のうち上位4bitは新規注目画素Nの上位4bit、下位4bitは新規位相ずれ画素Sの上位4bitとして分割される。
分割信号値再配置部423は、信号値分割部422で分割した新規注目画素Nの上位4bit及び新規位相ずれ画素Sの上位4bitを、解像度変換後(高解像度化後)の画像の対象座標に再配置する。図9は、新規注目画素N及び新規位相ずれ画素Sの分割された信号値(分割信号値)がどのように対象座標に再配置されるのかを示す図である。図9において、空白部分は信号値が未知の画素を示している。
信号値勾配パターンマッチング部424は、分割信号値再配置部423で再配置された新規注目画素N及び新規位相ずれ画素Sの分割信号値の勾配に基づいて、信号値が未知の画素の信号値を決定する処理を行う。図10は、信号値勾配パターンマッチング部424の詳細を示す図である。信号値勾配パターンマッチング部424は、周辺画素信号値取得部1001、パターンマッチング部1002、低・高解像度対応信号値パターンテーブル1003及び信号値置換部1004で構成される。
周辺画素信号値取得部1001は、分割信号値再配置部423で分割信号値が再配置された画像データを取得し、取得した画像内の所定の領域における各画素の信号値を、信号値パターンとして取得する。具体的には、低解像度画像から高解像度画像に変換した際に補間が必要な信号値が未知の画素(図9を参照)を囲む領域(例えば、3×3画素)の信号値を、低解像度信号値パターンとして取得する。取得した低解像度信号値パターンは、パターンマッチング部1002に送られる。
パターンマッチング部1002は、まず、受け取った低解像度信号値パターンと一致する又は最も近い信号値パターンを持つ信号値パターン(以下、「マッチングパターン」と呼ぶ。)を、予め用意された低像度信号値パターンリストから検索し取得する。そして、得られたマッチングパターンに対応付けられた多階調の信号値置換パターン(高解像度信号値パターン)を、高解像度信号値パターンリストから検索し取得する。図11は、このようなパターンマッチング処理の様子を説明する図である。図11において、1101は、新規注目画素Nの上位4bit、新規位相ずれ画素Sの上位4bitの信号値を持つABCDの4つの画素の他、5つの信号値が未知の画素を囲む3×3画素の低解像度信号値パターンである。この低解像度信号値パターン1101の中心にある未知画素iの信号値が、高解像度信号値パターンリストから得られた高解像度信号値パターン1102によって得られることになる。高解像度信号値パターンリストは、低解像度信号値パターンがA(X,Y−1)、B(X−1,Y)、C(X+1,Y)、D(X,Y+1)の場合には、その組合せに対応するA(X,Y−1)、B(X−1,Y)、C(X+1,Y)、D(X,Y+1)、E(X,Y)の高解像度信号値パターンで構成される。図11において、輝度信号値が、A=11110000(240)、B=11010000(208)、C=10000000(64)、D=11000000(48)からなる低解像度信号値パターン1103が取得された場合の例を示している。この低解像度信号値パターン1103に一致するパターンが低解像度信号値パターンリストから取得され、それに対応する高解像度信号値パターンが高解像度信号値パターンリストから取得されることになる。その結果、低解像度信号値パターン1103は、未知画素iの信号値としてE=10100000(80)を有する高解像度信号値パターン1104に置き換えられることになる。
低・高解像度対応信号値パターンテーブルにおける低解像度信号値パターンリスト及び高解像度信号値パターンリスト内の各信号値パターンの数を増やすことでより精度よく、高階調数で復元させることが可能となる。なお、本実施例では十字状の形状(上下左右の4近傍)の信号値パターンから未知画素の信号値を求める場合について説明したが、これに限定されるものではなく、他の形状の信号値パターンを持ってもよい。取得した高解像度信号値パターンは、信号値置換部1004に送られる。
信号値置換部1004は、受け取った高解像度信号パターンを用いて、高解像度画像における未知画素iの信号値を置き換える処理(未知画素iに補間信号値を埋める処理)を行う。
以上の各処理を全補間座標において行うことで、低解像度画像が高解像度画像に変換される。
本実施例によれば、低解像度化処理の際に注目画素に対する位相ずれ画素の信号値が補助情報として組み込まれる。そして、高解像度の画像に戻すときに補助情報を使用することで、小ポイントの文字やエッジ部において詳細に復元することが可能となる。
実施例1では、入力画像の解像度を低解像度に変換する際に、画像全体に対して補助情報を埋め込んでいた。これにより、文字の詳細復元が可能となるが、一方で写真などの階調数を多く必要とする部分においては疑似輪郭が目立ってしまう可能性がある。次に、文字、写真、グラフィックといった複数の属性のオブジェクトが画像内に含まれる場合に、像域分離等の属性判定処理を行って、属性ごとに補助情報の埋め込み処理の有無を切り替える態様について、実施例2として説明する。なお、実施例1と共通する部分については、説明を簡略化ないしは省略し、差異点を中心に説明するものとする。
図12は、本実施例に係る、解像度変換部208/217内の低解像度処理部1200の内部構成を示すブロック図である。実施例1に係る低解像度処理部410と比較すると、像域分離/判定部1201と一般低解像度変換部1202が追加されている。
像域分離/判定部1201は、入力画像内のオブジェクトごとに、文字、写真、グラフィックなどの属性を判定し、補助情報(位相ずれ画素の信号値)を埋め込む処理を行うかどうかを判定する処理を行う。
一般低解像度変換部1202は、像域分離/判定部1201における判定の結果、補助情報の埋め込みを行わないと判定されたオブジェクトに対して、最近隣内挿法や共一次内挿法、三次畳み込み内挿法などの一般的な手法による低解像度化処理を行う。
図13は、本実施例に係る低解像度処理部1200における低解像度化処理の流れを示すフローチャートである。なお、この一連の処理は、以下に示す手順を記述したコンピュータ実行可能なプログラムを、MFP101又はプリンタ103内のHDDからメモリ上に読み込んだ後に、CPUによって該プログラムを実行することによって実施される。
ステップ1301において、低解像度処理部1200は、入力画像データを取得する。取得した入力画像データは、像域分離/判定部1201に送られる。
ステップ1302において、像域分離/判定部1201は、入力画像データに対し像域分離処理を行って、文字、写真、グラフィックなどの属性毎のオブジェクトに分離する。
ステップ1303において、像域分離/判定部1201は、分離された各オブジェクトのうち処理対象となるオブジェクトに対して、実施例1で述べた補助情報の埋め込みを行うかどうかを判定する。本実施例では、オブジェクトの属性が文字の場合のみ補助情報の埋め込みを行うものとしている。処理対象のオブジェクトの属性が文字であると判定された場合は、補助情報の埋め込みを行うべくステップ1303に進む。一方、写真やグラフィックなどの文字以外の属性のオブジェクトであると判定されれば、一般的な低解像度化処理を行うべくステップ1308に進む。本実施例では、オブジェクトの属性が文字の場合のみ補助情報の埋め込みを行うものとしたが、補助情報の埋め込みを行うオブジェクトの属性を何にするのかは任意に設定可能である。
ステップ1304〜ステップ1307の各処理は実施例1における図5のフローチャートのステップ502〜505と同じであるため、説明は省略する。
ステップ1308において、一般低解像度変換部1202は、写真やグラフィックといった文字以外の属性のオブジェクトに対し、最近隣内挿法や共一次内挿法、三次畳み込み内挿法などの一般的な手法によって低解像度化処理を行う。
ステップ1309において、低解像度処理部1200は、未処理のオブジェクトがあるかどうかを判定する。未処理のオブジェクトがあれば、ステップ1303に戻り、次の処理対象のオブジェクトに対して補助情報の埋め込みを行うかどうかを判定する。一方、未処理のオブジェクトがなければ本処理を終える。
以上のようにして、入力画像に含まれるオブジェクトの属性に応じた低解像度化処理が実行される。
図14は、本実施例の概要を説明する図である。
図14の(a)は、低解像度化処理を施す前の入力画像を示している。図14の(b)は、(a)の入力画像に対し像域分離/属性判定処理を行った結果、写真と文字の2種類のオブジェクトに分離された状態を示している。図14の(c)は、写真オブジェクトに対しては入力画像における注目画素の信号値(8bit)がそのまま保持され、文字オブジェクトに対しては位相ずれ画素の4bit化された信号値が補助情報として埋め込まれた状態を示している。
なお、本実施例に係る手法によって低解像度化された画像を高解像度画像に戻す際には、低解像度化された画像内のオブジェクトの属性に応じた高解像度化処理を行うことになる。具体的には、低解像度化された画像に対して像域分離を行ってオブジェクト毎に分離し、補助情報が埋め込まれている文字属性のオブジェクトに対しては実施例1と同じ方法で高解像度化処理を行う。そして、補助情報が埋め込まれていない文字属性以外のオブジェクトについては、最近隣内挿法や共一次内挿法、三次畳み込み内挿法などの一般に用いられる手法によって高解像度化処理を行う。
本実施例によれば、文字等の詳細復元が必要なオブジェクトに対してのみ補助情報の埋め込みを行うので、写真等の高階調数を必要とし詳細復元が不必要なオブジェクトについては高階調数のまま復元することができる。
実施例2では低解像度化処理の際に像域分離/属性判定処理を行い、オブジェクトの属性に応じて補助情報の埋め込み処理の有無を切り替える態様について説明した。実施例2の手法の場合、像域分離後の1のオブジェクトに対してはすべて同じ処理となり、同一オブジェクト内において画素ごとに切り替えることはない。よって、例えば、写真部分のうち詳細復元が必要と考えられるエッジ部で詳細に復元を行いたいといったケースには対応できない。また、例えば、文字部部分のうち高階調数を必要とするグラデーション部や大ポイントのエッジ内で疑似輪郭が発生する可能性がある。
そこで、詳細復元が必要で階調数が重要視されないエッジ部等の画素に対しては補助情報の埋め込みを行う一方、詳細復元が不要で階調数が重要視される平坦部等の画素に対しては補助情報の埋め込みを行わない態様を、実施例3として説明する。なお、実施例1及び2と共通する部分については、説明を簡略化ないしは省略し、差異点を中心に説明するものとする。
図15は、本実施例に係る、解像度変換部208/217内の低解像度処理部1500の内部構成を示すブロック図である。実施例1に係る低解像度処理部410と比較すると、補助情報埋め込み判定部1501と一般低解像度変換部1502が追加されている。一般解像度変換部1502は、実施例2における一般低解像度変換部1202に対応する。
補助情報埋め込み判定部1501は、低解像度化処理の際に補助情報として位相ずれ画素の信号値を埋め込む処理を行うかどうかを画素単位で判定する処理を行う。
一般低解像度変換部1502は、補助情報埋め込み判定部1501における判定の結果、補助情報の埋め込みを行わないと判定された画素に対して、最近隣内挿法や共一次内挿法、三次畳み込み内挿法などの一般的な手法による低解像度化処理を行う。
図16は、本実施例に係る低解像度処理部1500における低解像度化処理の流れを示すフローチャートである。なお、この一連の処理は、以下に示す手順を記述したコンピュータ実行可能なプログラムを、MFP101又はプリンタ103内のHDDからメモリ上に読み込んだ後に、CPUによって該プログラムを実行することによって実施される。
ステップ1601において、低解像度処理部1500は、入力画像データを取得する。取得した入力画像データは、補助情報埋め込み判定部1501に送られる。
ステップ1602において、補助情報埋め込み判定部1501は、補助情報として位相ずれ画素の信号値を埋め込む処理を行うかどうかを所定の画素単位で判定する。ここで、所定の画素単位は、低解像度化後の画像における最小の画素の単位であり、例えば入力画像に対して横1/2倍、縦1/2倍の解像度に変換する場合であれば、入力画像における2×2画素の画素群が所定の画素単位となる。図17は、補助情報埋め込み判定処理の詳細を示すフローチャートである。
ステップ1701において、補助情報埋め込み判定部1501は、所定の画素単位における注目画素に対応する処理対象画素の信号値とその周辺画素の信号値を取得する。図18は、本実施例における低解像度化処理を説明する図であり、(a)は低解像度化処理前の画像、同(b)は低解像度化処理後の画像の一部をそれぞれ示している。図18の(a)の画像において、注目画素に対応する処理対象画素がNであった場合には、周辺画素としてN、N、Nの3つの画素の信号値が取得されることになる。
ステップ1702において、補助情報埋め込み判定部1501は、取得した注目画素に対応する処理対象画素の信号値と各周辺画素の信号値との差分をそれぞれ算出する。図18の場合であれば、NとN、NとN、NとNの間でそれぞれ信号値の差分が算出される。
ステップ1703において、補助情報埋め込み判定部1501は、算出された差分に基づいて補助情報の埋め込みを行うかどうかを判定する。例えば、算出された複数の差分のうちいずれかの差分が閾値より大きい場合には補助情報の埋め込みを行うといった具合に判定がなされる。なお、低解像度化後の画像では無くなってしまう画素(図18の(a)における空白画素)の信号値を考慮する為に、事前に例えば3×3画素のフィルタをかけておくことも可能である。
図16のフローチャートの説明に戻る。
ステップ1603において、低解像度処理部1500は、補助情報埋め込み判定部1501における判定の結果に従い、注目画素が補助情報の埋め込みの対象の場合にはステップ1604に進み、そうでなければステップ1607に進む。
ステップ1604において、階調数変換部411は、処理対象画素を注目画素に決定し、その位相ずれ画素を決定する。図18の(a)において、仮に処理対象画素がNであれば、当該Nの画素が注目画素に決定され、そしてSの画素がその位相ずれ画素に決定されることになる。
ステップ1605及びステップ1606の各処理は実施例1における図5のフローチャートのステップ502〜504と同じであるため、説明は省略する。
ステップ1607において、一般低解像度変換部1502は、処理対象画素に対し、最近隣内挿法や共一次内挿法、三次畳み込み内挿法などの一般的な手法によって低解像度化処理を行う。
ステップ1608において、低解像度処理部1500は、入力画像データが示す画像において未処理の画素がないかを判定する。未処理の画素があればステップ1602に戻り、次の注目画素について補助情報埋め込み判定処理がなされる。未処理の画素がなければ本処理を終える。
このような処理の結果、例えば、図18の(b)のような低解像度化された画像が得られる。図18の(b)における1801〜1803の各画素は補助情報の埋め込み処理を行うと判定された画素であり、補助情報として位相ずれ画素S、S、Sの下位4bitの信号値が埋め込まれている。これに対し1804の画素は、補助情報の埋め込み処理を行わないと判定された画素であり、Sの下位4bitの信号値が埋め込まれていない。
なお、本実施例に係る手法によって低解像度化された画像を高解像度画像に戻す際には、低解像度化された画像内の各画素に応じた高解像度化処理を行うことになる。具体的には、低解像度化画像のうち補助情報が埋め込まれている画素に対しては実施例1と同じ方法で高解像度化処理を行う。そして、補助情報が埋め込まれていない画素については、最近隣内挿法や共一次内挿法、三次畳み込み内挿法などの一般に用いられる手法によって高解像度化処理を行う。
本実施例によれば、詳細復元が必要な画素に対してのみ補助情報の埋め込みを行うので、グラデーションを代表とする階調数が必要で、さほど詳細復元が重要視されない平坦部などは、階調数を維持することが可能となる。これにより、グラデーション部や平坦部での低階調数に伴う疑似輪郭などを防いだ上で、小ポイント文字やエッジ部などの詳細部分の復元が可能となる。
(その他の実施例)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施例の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (12)

  1. 入力された画像の解像度を低解像度に変換する装置であって、
    前記入力された画像における注目画素及び当該注目画素から所定の画素数だけ位相がずれた位相ずれ画素の信号値の階調数を減らす階調数変換手段と、
    階調数が減った注目画素の信号値と階調数が減った位相ずれ画素の信号値を統合して、低解像度化後の画像における前記注目画素及び前記位相ずれ画素に対応する画素の信号値を決定する、信号値統合手段と、
    を備え
    前記所定の画素数は、前記低解像度化の度合いに応じて決定される
    ことを特徴とする装置。
  2. 入力された画像の解像度を低解像度に変換する装置であって、
    前記入力された画像における注目画素及び当該注目画素から所定の画素数だけ位相がずれた位相ずれ画素の信号値の階調数を減らす階調数変換手段と、
    階調数が減った注目画素の信号値と階調数が減った位相ずれ画素の信号値を統合して、低解像度化後の画像における前記注目画素及び前記位相ずれ画素に対応する画素の信号値を決定する、信号値統合手段と、
    を備え、
    前記階調数変換手段は、低解像度化後の画像の階調数に応じて、前記注目画素及び位相ずれ画素の信号値のビット数を1/N(Nは2以上の自然数)に減らす
    ことを特徴とする装置。
  3. 入力された画像の解像度を低解像度に変換する装置であって、
    前記入力された画像における注目画素及び当該注目画素から所定の画素数だけ位相がずれた位相ずれ画素の信号値の階調数を減らす階調数変換手段と、
    階調数が減った注目画素の信号値と階調数が減った位相ずれ画素の信号値を統合して、低解像度化後の画像における前記注目画素及び前記位相ずれ画素に対応する画素の信号値を決定する、信号値統合手段と、
    を備え、
    前記信号値統合手段は、ビット数が1/Nになった前記注目画素の信号値を上位ビット、ビット数が1/Nになった前記位相ずれ画素の信号値を下位ビットとして統合した信号値を、前記対応する画素の信号値として決定する
    ことを特徴とする装置。
  4. 入力された画像の解像度を低解像度に変換する装置であって、
    前記入力された画像における注目画素及び当該注目画素から所定の画素数だけ位相がずれた位相ずれ画素の信号値の階調数を減らす階調数変換手段と、
    階調数が減った注目画素の信号値と階調数が減った位相ずれ画素の信号値を統合して、低解像度化後の画像における前記注目画素及び前記位相ずれ画素に対応する画素の信号値を決定する、信号値統合手段と、
    を備え、
    前記対応する画素における上位のビットは、最近隣内挿法を用いて低解像度に変換した場合における最近隣画素の信号値である
    ことを特徴とする装置。
  5. 入力された画像の解像度を低解像度に変換する装置であって、
    前記入力された画像における注目画素及び当該注目画素から所定の画素数だけ位相がずれた位相ずれ画素の信号値の階調数を減らす階調数変換手段と、
    階調数が減った注目画素の信号値と階調数が減った位相ずれ画素の信号値を統合して、低解像度化後の画像における前記注目画素及び前記位相ずれ画素に対応する画素の信号値を決定する、信号値統合手段と、
    前記入力された画像をオブジェクト毎に分離する手段と、
    を備え、
    前記入力された画像内の所定のオブジェクトに対してのみ、前記階調数変換手段及び前記信号値統合手段による処理を行う
    ことを特徴とする装置。
  6. 入力された画像の解像度を低解像度に変換する装置であって、
    前記入力された画像における注目画素及び当該注目画素から所定の画素数だけ位相がずれた位相ずれ画素の信号値の階調数を減らす階調数変換手段と、
    階調数が減った注目画素の信号値と階調数が減った位相ずれ画素の信号値を統合して、低解像度化後の画像における前記注目画素及び前記位相ずれ画素に対応する画素の信号値を決定する、信号値統合手段と、
    前記入力された画像に対し、前記階調数変換手段及び前記信号値統合手段による処理を行うかどうかを所定の画素単位で判定する手段と、
    を備え、
    前記判定する手段で、前記階調数変換手段及び前記信号値統合手段による処理を行うと判定された前記所定の画素単位の画素に対してのみ、前記階調数変換手段及び前記信号値統合手段による処理を行う
    ことを特徴とする装置。
  7. 前記所定のオブジェクトは、詳細な復元が必要なオブジェクトであることを特徴とする請求項に記載の装置。
  8. 前記詳細な復元が必要なオブジェクトは、その属性が文字のオブジェクトであることを特徴とする請求項7に記載の装置。
  9. 前記判定する手段は、所定の画素単位における注目画素に対応する処理対象画素の信号値とその周辺画素の信号値を取得し、取得した注目画素に対応する処理対象画素の信号値と各周辺画素の信号値との差分をそれぞれ算出し、算出された差分に基づいて、前記階調数変換手段及び前記信号値統合手段による処理を行うかどうかを判定することを特徴とする請求項に記載の装置。
  10. 前記所定の画素単位は、低解像度化後の画像における最小の画素であることを特徴とする請求項に記載の装置。
  11. 入力された画像の解像度を低解像度に変換する方法であって、
    階調数変換手段が、前記入力された画像における注目画素及び当該注目画素から所定の画素数だけ位相がずれた位相ずれ画素の信号値の階調数を減らすステップと、
    階調数変換手段が、階調数が減った注目画素の信号値と階調数が減った位相ずれ画素の信号値を統合して、低解像度化後の画像における前記注目画素及び前記位相ずれ画素に対応する画素の信号値を決定するステップと、
    を含み、
    前記対応する画素における上位のビットは、最近隣内挿法を用いて低解像度に変換した場合における最近隣画素の信号値である
    ことを特徴とする方法。
  12. コンピュータを、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の装置として機能させるためのプログラム。
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