JP4272630B2 - 車両用スライドドアの開閉制御装置 - Google Patents

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本発明は、車内に設けられる第1シート及び第1シートの後方に設けられる第2シートと、車体の側面に設けられる乗降口を開閉可能なスライドドアと、スライドドアまたは車体の側面に開閉可能に設けられる開閉体と、スライドドアをモータ駆動により開閉可能な開閉駆動手段とを備えた車両に適用される車両用スライドドアの開閉制御装置に関する。
従来、車両用スライドドアの開閉制御装置は、運転席等に設けられた操作スイッチの操作に基いて、開閉駆動装置のモータを駆動させることによって、スライドドアを自動開閉させる。また、スライドドアの開動作時に、スライドドアに開閉可能に設けた窓ガラスが所定量以上開成していることが検出されると、安全性を考慮して、スライドドアを全開位置手前の半開位置に停止させるようにしたものもある(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−240352号公報
上述のような従来の車両用スライドドアの開閉制御装置を、例えば、ワゴン車やミニバン車等の3列シートを備えた車両に適用した場合には、第1シート(2列目のシート)の後方に設けられる第2シート(3列目のシート)への乗降も考慮して、開閉駆動装置によりスライドドアを開けるとき、常に全開位置まで移動させることとなる。
なお、通常、第2シートへの乗降は第1シートに比して使用頻度が少なく、また、第2シートへの乗降は、スライドドアが全開位置より約20〜30cm手前の半開位置にあれば何ら支障なく行うことができる。
このため、第1シートに乗降する場合であっても、スライドドアを全開位置まで大きく開放させるため、スライドドアの開閉動作に多くの時間を要し、スライドドアの開動作、閉動作が終了するまでの待ち時間が長くなる等して、第1シートへの乗降が緩慢になり、スライドドアの自動開閉の利便性が半減することとなる。また、スライドドアの開閉動作時間の短縮は、スライドドアの開閉速度を速くすることにより達成されるが、スライドドアの開閉速度が早過ぎると、安全性の面で問題が生じることとなる。
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、第1シートへの乗降時におけるスライドドアの開閉動作時間の短縮を図るとともに、安全性を向上させた車両用スライドドアの開閉制御装置を提供することを目的とする。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)車内に設けられる第1シート及び該第1シートの後方に設けられる第2シートと、車体の側面に設けられる乗降口を開閉可能なスライドドアと、該スライドドアまたは前記車体の側面に開閉可能に設けられる開閉体と、前記スライドドアを駆動源の駆動により開閉可能な開閉駆動手段とを備えた車両に適用される車両用スライドドアの開閉制御装置であって、前記開閉体の開閉を検出可能な開閉検出手段と、開操作及び閉操作が可能な第1操作手段と、前記スライドドアにおける前記第1シートに乗降可能な第1半開位置を検出可能な位置検出手段と、前記第1操作手段の操作に基いて、前記開閉駆動手段を駆動制御する制御手段とを備え、該制御手段は、前記第1操作手段の開操作に基いて、前記開閉駆動手段を開方向へ駆動制御するとともに、前記位置検出手段が前記第1半開位置を検出した際、前記開閉駆動手段を停止制御して、前記スライドドアを前記第1半開位置に一旦停止させ、かつ停止制御後、前記第1操作手段の再開操作に基いて、前記開閉検出手段が前記開閉体の閉成を検出しているときのみ、前記開閉駆動手段を駆動制御して、前記スライドドアを前記第1半開位置から前記第2シートに乗降可能な全開位置に移動させる制御を行う。
(2)車内に設けられる第1シート及び該第1シートの後方に設けられる第2シートと、車体の側面に設けられる乗降口を開閉可能なスライドドアと、該スライドドアまたは前記車体の側面に開閉可能に設けられる開閉体と、前記スライドドアを駆動源の駆動により開閉可能な開閉駆動手段とを備えた車両に適用される車両用スライドドアの開閉制御装置であって、前記開閉体の開閉を検出可能な開閉検出手段と、開操作及び閉操作が可能な第1操作手段と、前記第2シートの近傍に設けられる第2操作手段と、前記スライドドアにおける前記第1シートに乗降可能な第1半開位置を検出可能な位置検出手段と、該第1及び第2操作手段の操作に基いて、前記開閉駆動手段を駆動制御する制御手段とを備え、該制御手段は、前記第1及び第2操作手段の開操作に基いて、前記開閉駆動手段を開方向へ駆動制御するとともに、前記第1操作手段の開操作においては、前記位置検出手段が前記第1半開位置を検出した際、前記開閉駆動手段を停止制御して、前記スライドドアを前記第1半開位置に一旦停止させ、かつ停止制御後、前記第1操作手段の再開操作に基いて、前記開閉検出手段が前記開閉体の閉成を検出しているときのみ、前記開閉駆動手段を駆動制御して、前記スライドドアを前記第1半開位置から前記第2シートに乗降可能な全開位置に移動させ、また、前記第2操作手段の開操作においては、前記開閉検出手段が前記開閉体の閉成を検出しているときのみ、前記開閉駆動手段を前記第1半開位置で停止させることなく、前記全開位置まで駆動制御する。
(3)車内に設けられる第1シート及び該第1シートの後方に設けられる第2シートと、車体の側面に設けられる乗降口を開閉可能なスライドドアと、該スライドドアまたは前記車体の側面に開閉可能に設けられる開閉体と、前記スライドドアを駆動源の駆動により開閉可能な開閉駆動手段とを備えた車両に適用される車両用スライドドアの開閉制御装置であって、前記開閉体の開閉を検出可能な開閉検出手段と、開操作及び閉操作が可能な第1操作手段と、前記スライドドアにおける前記第1シートに乗降可能な第1半開位置を検出可能な位置検出手段と、前記第1シートの前方移動操作を検出可能な第2シート乗降検出手段と、該第1操作手段の操作に基いて、前記開閉駆動手段を駆動制御する制御手段とを備え、該制御手段は、前記第1操作手段の開操作に基いて、前記開閉駆動手段を開方向へ駆動制御するとともに、前記位置検出手段が前記第1半開位置を検出した際、前記開閉駆動手段を停止制御して、前記スライドドアを前記第1半開位置に一旦停止させ、かつ停止制御後、前記第1操作手段の再開操作に基いて、前記開閉検出手段が前記開閉体の閉成を検出しているときのみ、前記開閉駆動手段を駆動制御して、前記スライドドアを前記第1半開位置から前記第2シートに乗降可能な全開位置に移動させ、また、前記第2シート乗降検出手段が前記第1シートの前方移動操作を検出した場合には、前記開閉検出手段が前記開閉体の閉成を検出しているときのみ、前記開閉駆動手段を駆動制御して、前記スライドドアを前記第1半開位置から前記全開位置まで移動させる制御を行う。
(4)車内に設けられる第1シート及び該第1シートの後方に設けられる第2シートと、車体の側面に設けられる乗降口を開閉可能なスライドドアと、該スライドドアまたは前記車体の側面に開閉可能に設けられる開閉体と、前記スライドドアを駆動源の駆動により開閉可能な開閉駆動手段とを備えた車両に適用される車両用スライドドアの開閉制御装置であって、前記開閉体の開閉を検出可能な開閉検出手段と、開操作及び閉操作が可能な第1操作手段と、前記スライドドアにおける前記第1シートに乗降可能な第1半開位置を検出可能な位置検出手段と、前記第2シートの近傍に設けられる第2操作手段と、前記第1シートの前方移動操作を検出可能な第2シート乗降検出手段と、前記第1及び第2操作手段の操作に基いて、前記開閉駆動手段を駆動制御する制御手段とを備え、該制御手段は、前記第1及び第2操作手段の開操作に基いて、前記開閉駆動手段を開方向へ駆動制御するとともに、前記第1操作手段の開操作においては、前記位置検出手段が前記第1半開位置を検出した際、前記開閉駆動手段を停止制御して、前記スライドドアを前記第1半開位置に一旦停止させ、かつ停止制御後、前記第1操作手段の再開操作に基いて、前記開閉検出手段が前記開閉体の閉成を検出しているときのみ、前記開閉駆動手段を駆動制御して、前記スライドドアを前記第1半開位置から前記第2シートに乗降可能な全開位置に移動させ、また、前記2操作手段の開操作においては、前記開閉検出手段が前記開閉体の閉成を検出しているときのみ、前記開閉駆動手段を前記第1半開位置で停止させることなく前記全開位置まで駆動制御し、また、前記第2シート乗降検出手段が前記第1シートの前方移動操作を検出した場合には、前記開閉検出手段が前記開閉体の閉成を検出しているときのみ、前記開閉駆動手段を駆動制御して、前記スライドドアを前記第1半開位置から前記全開位置まで移動させる制御を行なう。
(5)上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、制御手段は、さらに開閉検出手段が開閉体の開成を検出している際、スライドドアを第1半開位置から全開位置へ移動させる開閉駆動手段の駆動を不能にする制御を行う。
(6)上記(1)〜(5)項のいずれかにおいて、制御手段は、さらに開閉駆動手段を第1半開位置で停止制御した後、開閉検出手段が開成検出から閉成検出に切り替わることにより、第1操作手段の再開操作に基いて、前記開閉駆動手段を開方向へ駆動させる制御を行なう。
(7)上記(1)〜(6)項のいずれかにおいて、制御手段は、さらに第1操作手段の開操作に基いて、開閉駆動手段を開方向へ駆動させた際、開閉検出手段が開閉体の開成を検出しているとき、第1半開位置より手前の予め定めた第2半開位置で前記開閉駆動手段を停止させる制御を行なう。
(8)上記(1)〜(7)項のいずれかにおいて、開閉体を、スライドドアの窓開口部に開閉可能に設けられた窓ガラスとする。
(9)上記(1)〜(8)項のいずれかにおいて、開閉体を、車体の後部側面に開閉可能に設けられたフューエルリッドとする。
(10)上記(1)〜(9)項のいずれかにおいて、開閉駆動手段の駆動源は、正逆回転可能なモータであり、制御手段は、位置計測手段が前記スライドドアの第1半開位置を検出した際、前記モータを停止制御する。
本発明によれば、次のような効果が奏せられる。
(a)請求項1記載の発明によると、第1操作手段の開操作に基いて、スライドドアを全開位置より手前の第1シートに乗降可能な第1半開位置に停止させるため、第1シートへの乗降に際し、スライドドアの開閉動作時間を短縮することができ、乗員は速やかに第1シートに乗降することができる。
また、開閉体が閉じているときのみ、スライドドアを第1半開位置から全開位置に移動させることができるため、乗員は安全に第2シートに乗降することができる。
(b)請求項2記載の発明によると、第1操作手段の開操作に基いて、スライドドアを全開位置より手前の第1シートに乗降可能な第1半開位置に停止させるため、第1シートへの乗降に際し、スライドドアの開閉動作時間を短縮することができ、乗員は速やかに第1シートに乗降することができる。
また、開閉体が閉じているときのみ、スライドドアを第1半開位置から全開位置に移動させることができるため、乗員は安全に第2シートに乗降することができる。
さらに、第2シートの近傍に設けた第2操作手段の操作に基いて、開閉体が閉じているときのみ、スライドドアを全開位置まで移動させることができるため、第2シートに着座している乗員は、第2シートから速やかに降車することができる。
(c)請求項3記載の発明によると、第1操作手段の開操作に基いて、スライドドアを全開位置より手前の第1シートに乗降可能な第1半開位置に停止させるため、第1シートへの乗降に際し、スライドドアの開閉動作時間を短縮することができ、乗員は速やかに第1シートに乗降することができる。
また、開閉体が閉じているときのみ、スライドドアを第1半開位置から全開位置に移動させることができるため、乗員は安全に第2シートに乗降することができる。
さらに、第2シートへの乗降に際し、第1シートの前方移動操作に基いて、開閉体が閉じているときのみ、スライドドアを第1半開位置から全開位置に移動させることができるので、乗員は第2シートに速やかに乗降することができる。
(d)請求項4記載の発明によると、第1操作手段の開操作に基いて、スライドドアを全開位置より手前の第1シートに乗降可能な第1半開位置に停止させるため、第1シートへの乗降に際し、スライドドアの開閉動作時間を短縮することができ、乗員は速やかに第1シートに乗降することができる。
また、開閉体が閉じているときのみ、スライドドアを第1半開位置から全開位置に移動させることができるため、乗員は安全に第2シートに乗降することができる。
さらに、第2シートの近傍に設けた第2操作手段の操作に基いて、開閉体が閉じているときのみ、スライドドアを全開位置まで移動させることができるため、第2シートに着座している乗員は、第2シートから速やかに降車することができる。第2シートへの乗降に際し、第1シートの前方移動操作に基いて、開閉体が閉じているときのみ、スライドドアを第1半開位置から全開位置に移動させることができるので、乗員は第2シートに速やかに乗降することができる。
(e)請求項5記載の発明によると、開閉体が開いている際、スライドドアを第1半開位置から全開位置に移動させることができないので、安全である。
(f)請求項6記載の発明によると、開閉体を閉じることにより、スライドドアを第1半開位置から全開位置へ移動させることが可能となるため、安全でかつ利便性の向上を図ることができる。
(g)請求項7記載の発明によると、開閉体が開いている際、スライドドアを第1半開位置より手前の第2半開位置に停止させるため、安全性をより向上させることができる。
(h)請求項8記載の発明によると、乗降口とスライドドアの窓開口部との間に物体が挟み込まれることを確実に防止することができる。
(i)請求項9記載の発明によると、スライドドアがフューエルリッドに衝突することを確実に防止することができる。
(j)請求項10記載の発明によると、開閉駆動手段の制動力により、スライドドアを第1半開位置に保持することが可能となるため、乗員は第1シートに安全に乗降することができる。
以下、本発明に係わる一実施形態を、図面に基づいて説明する。図1〜図3は、本発明を適用した車両の側面図である。なお、以下の説明では、図1〜図3における左方を「後方」とし、右方を「前方」とする。
車両のスライドドア(1)は、車体(2)の側面に固定された上、中及び下部の前後方向を向くガイドレール(3)(4)(5)により前後方向へ移動可能に支持され、手動による開閉及び後述の開閉駆動装置(6)による自動開閉により、車体(2)の側面に設けられた乗降口(7)を閉鎖した図1に示す全閉位置から、車体(2)の側面より若干外方に移動しつつ、車体(2)に沿って後方へ移動し、図2に示す第1半開位置を経て図3に示す全開位置へ、及びその逆へ移動することができる。
車両の室内には、3列のシート、すなわち前から順にファーストシート(50)、第1シートをなすセカンドシート(60)及び第2シートをなすサードシート(70)が設けられており、スライドドア(1)の第1半開位置は、図2に示すように、セカンドシート(60)の位置に対応し、乗員が乗降口(7)からセカンドシート(60)に乗降するのに十分な開口量を確保し、また、同じく全開位置は、サードシート(70)の位置に対応し、乗員が乗降口(7)からサードシート(70)に乗降できる開口量を確保している。したがって、サードシート(70)に、乗員が乗降したり、荷物を出し入れする必要がない限り、スライドドア(1)を全開位置まで開ける必要性はない。
セカンドシート(60)には、サードシート(70)に乗降する際、セカンドシート(60)を前方へ移動させたり、セカンドシート(60)の背凭れ(61)を前傾(図3に想像線で示す)させたりする前方移動操作を検出可能な第2シート乗降検出手段をなすサードシート乗降検出センサ(30)が設けられている。このサードシート乗降検出センサ(30)がセカンドシート(60)の前方移動操作を検出した場合には、乗員がサードシート(70)に乗降する意志があるものと予測することができる。
スライドドア(1)の各ガイドレール(3)(4)(5)に対応する箇所には、各ガイドレール(3)(4)(5)にそれぞれ転動可能に嵌合されるガイドローラ(図示略)が設けられており、これらにより、スライドドア(1)は、ガイドレール(3)(4)(5)に沿って円滑に前後方向へ移動することができる。
車体(2)の後部側面には、開閉体をなすフューエルリッド(8)が開閉可能に枢支されている。このフューエルリッド(8)は、運転席からの遠隔操作により、車体(2)の側面と平坦な閉鎖位置から車体(2)の側面から突出するように開放する。したがって、フューエルリッド(8)が閉じている場合には、スライドドア(1)を全開位置に支障なく移動させることができるが、フューエルリッド(8)が開いている場合には、スライドドア(1)を第1半開位置に停止させた状態ではフューエルリッド(8)に衝突することはないものの、全開位置に移動させようとすると、スライドドア(1)の後端部がフューエルリッド(8)に衝突し、スライドドア(1)及びフューエルリッド(8)の損傷を招くこととなる。
フューエルリッド(8)を閉鎖位置に拘束可能なフューエルリッドロック装置(81)には、フューエルリッド(8)の開閉状態を検出可能な開閉検出手段をなすフューエルリッド検出センサ(9)が設けられている。このフューエルリッド検出センサ(9)は、フューエルリッド(8)の開放時に開成信号を送出し、また同じく閉鎖時に閉成信号を送出する。
スライドドア(1)の上半分に設けられた窓開口部(10)には、上下方向へ移動可能な開閉体をなす窓ガラス(11)が設けられている。窓ガラス(11)は、室内側に設けられた操作スイッチ(図示略)の操作に基いて、スライドドア(1)内に収容された電動式の窓開閉装置(12)により上下方向へ開閉する。
窓開閉装置(12)または窓ガラス(11)を上下方向に案内するサッシュ(図示略)には、窓ガラス(11)の開閉状態を検出可能な開閉検出手段をなす窓ガラス検出センサ(13)が設けられている。窓ガラス検出センサ(13)は、例えば、図1、2に示すように、窓ガラス(11)が所定量開いたことを検出することにより開成信号を送出し、また、同じく閉鎖状態を検出することにより閉成信号を送出する。
運転席の近傍、及びスライドドア(1)の車室内側に設けられた操作ハンドル(14)(室内側の操作ハンドルは図示略)並びに、赤外線、電波等の操作信号を発生可能なキーレスリモコン操作スイッチ(図示略)には、電気的な開操作及び閉操作が可能な第1操作手段をなす第1操作スイッチ(15)が設けられ、また、車室内の後部、具体的には、サードシート(70)の近傍には、サードシート(70)に着座している乗員が操作可能な第2操作手段をなす第2操作スイッチ(16)が設けられている。
開閉駆動装置(6)は、車体(2)後部内に収容され、正逆回転可能な駆動源をなすモータ(17)と、モータ(17)の回転を減速する減速機(図示略)を介して、回転可能な回転ドラム(18)と、回転ドラム(18)に巻き取り及び送り出し可能に掛け回されるとともに、中部のガイドレール(4)に沿って配索され、スライドドア(1)の後端中央部に連結されるケーブル(19)と、減速機の出力側と回転ドラム(18)との間、すなわちモータ(17)とスライドドア(1)とを繋ぐ操作力伝達経路に設けられ、操作力伝達経路を断続可能な電磁クラッチ(20)(図4参照)とを備え、電磁クラッチ(20)が操作力伝達経路を接続した状態で、モータ(17)が正転(スライドドア(1)を開方向へ移動させる方向)または逆転(スライドドア(1)を閉方向へ移動させる方向)することにより、モータ(17)の回転力を、電磁クラッチ(20)、減速機、回転ドラム(18)及びケーブル(19)を介してスライドドア(1)に伝達して、スライドドア(1)を開方向または閉方向へ移動させることができる。
電磁クラッチ(20)が操作力伝達経路を切断している場合には、手動によりスライドドア(1)を自在に開閉することができる。また、電磁クラッチ(20)が操作力伝達経路を接続した状態で、モータ(17)の回転を停止させた場合には、減速機の制動力をもって、スライドドア(1)を所望の位置に保持することができる。
スライドドア(1)内の後端部には、乗降口(7)における後縁の適所に固着されたストライカ(図示略)と係合することにより、スライドドア(1)を全閉位置に拘束可能な全閉ラッチ装置(21)が設けられている。
また、スライドドア(1)の下端前部(例えば、下部のガイドローラ)には、下部のガイドレール(5)の後端部に設けられたストライカ(図示略)と係合することにより、スライドドア(1)を全開位置に拘束可能な全開ラッチ装置(22)が設けられている。
全閉ラッチ装置(21)及び全開ラッチ装置(22)は、車内外の操作ハンドル(14)の操作及びスライドドア(1)内に設けられた電動アクチュエータ(23)により解除作動させられ、それぞれのストライカから離脱することによって、スライドドア(1)の全閉位置及び全開位置の拘束を解除する。
なお、スライドドア(1)が第1半開位置に停止している場合には、図2に示すように、乗降口(7)の後縁(7a)と窓開口部(10)の前縁(10a)との間に所定量の隙間が確保される。したがって、窓ガラス(11)が開放している場合に、スライドドア(1)が第1半開位置まで開動作しても、乗降口(7)の後縁(7a)と窓開口部(10)の前縁(10a)との間に物体が挟み込まれることはない。
図4は、制御回路のブロック図を示す。フューエルリッド検出センサ(9)、窓ガラス検出センサ(13)、第1操作スイッチ(15)、第2操作スイッチ(16)、サードシート乗降検出センサ(30)、及び後述のドア移動検出センサ(31)は、車体(2)の適所に搭載された制御手段をなす制御回路装置(40)の入力ポート(図示略)に電気的に接続され、また制御回路装置(40)の出力ポート(図示略)には、開閉駆動装置(6)のモータ(17)及び電磁クラッチ(20)、電動アクチュータ(23)、窓開閉装置(12)が電気的に接続されている。
制御回路装置(40)は、予め記憶したプログラムにしたがって一連の制御処理を実行するCPU(中央演算処理装置)と、プログラム及びデータが記憶されたROM(リード・オンリ・メモリ)と、CPUのワークエリアとして機能するRAM(ランダム・アクセス・メモリ)とを含んで構成されている。
なお、スライドドア(1)側に設けられる窓開閉装置(12)、電動アクチュエータ(23)、窓ガラス検出センサ(13)は、スライドドア(1)と車体(2)との間に伸縮可能に架設された電気的ケーブル(図示略)により、車体(2)側の電源(図示略)及び制御回路装置(40)に電気的に常時接続されている。
ドア移動検出センサ(31)は、スライドドア(1)の開閉動作に同期して回転する回転ドラム(18)の回転を検出するロータリエンコーダにより構成され、回転ドラム(18)の回転を検出することによって、検出信号であるパルス信号を出力し、このパルス信号は、制御回路装置(40)の入力ポートに入力される。
制御回路装置(40)は、ドア移動検出センサ(31)から出力されるパルス信号を計数することにより、そのときのスライドドア(1)の位置及び移動方向を検出する位置検出手段(41)を有している。
制御回路装置(40)は、各種入力信号に基いて、次のようにして開閉駆動装置(6)のモータ(17)、電磁クラッチ(20)等の制御処理を実行する。
制御回路装置(40)は、位置検出手段(41)がスライドドア(1)の全閉位置を検出している場合、第1操作スイッチ(15)の開操作による第1開操作信号の入力に基づき、電動アクチュエータ(23)を駆動制御して、全閉ラッチ装置(21)を解除させた後、これに続いて、開閉駆動装置(6)のモータ(17)を正転方向へ駆動制御するとともに、電磁クラッチ(20)を接続制御する。これにより、スライドドア(1)は、全閉位置から開動作を開始する。
位置検出手段(41)がスライドドア(1)の第1半開位置を検出すると、制御回路装置(40)は、フューエルリッド検出センサ(9)及び窓ガラス検出センサ(13)の検出状態に無関係に、電磁クラッチ(20)を接続制御したまま、モータ(17)を停止制御する。これにより、スライドドア(1)は、第1半開位置に停止するとともに、開閉駆動装置(6)における減速機の制動力により第1半開位置に保持される。したがって、乗員は、スライドドア(1)が全開位置に達するのを待つことなく、セカンドシート(60)に迅速かつ容易に乗降することができる。
位置検出手段(41)がスライドドア(1)の第1半開位置を検出している場合、第1操作スイッチ(15)の閉操作による第1閉操作信号を入力すると、制御回路装置(40)は、モータ(17)を逆転方向へ駆動制御し、位置検出手段(41)がスライドドア(1)の全閉位置を検出するまで、モータ(17)の駆動制御を持続する。これにより、セカンドシート(60)への乗降完了後、スライドドア(1)を第1半開位置から全閉位置に短時間で移動させることができる。この結果、セカンドシート(60)への乗降に際し、スライドドア(1)の開閉動作時間を短縮することができる。
位置検出手段(41)がスライドドア(1)の第1半開位置を検出し、かつフューエルリッド検出センサ(9)及び窓ガラス検出センサ(13)の閉成信号を入力している場合、制御回路装置(40)は、第1操作スイッチ(15)の開操作による第1開操作信号の再入力、またはサードシート乗降検出センサ(30)の前方移動操作信号の入力に基いて、モータ(17)を再び正転方向へ駆動制御し、位置検出手段(41)がスライドドア(1)の全開位置を検出するまで、モータ(17)の駆動制御を持続する。これにより、スライドドア(1)は、第1半開位置から全開位置に移動し、全開ラッチ装置(22)がストライカに係合することにより、全開位置に保持される。この結果、第1操作スイッチ(15)を再操作するか、セカンドシート(60)を前方移動操作して、サードシート乗降検出センサ(30)を作動させるか、またはサードシート(70)の近傍に設けられた第2操作スイッチ(16)を操作するかによって、スライドドア(1)を第1半開位置から全開位置に移動させることができるため、乗員はサードシート(70)に乗降することができる。
また、位置検出手段(41)がスライドドア(1)の第1半開位置を検出し、かつフューエルリッド検出センサ(9)または窓ガラス検出センサ(13)の少なくともいずれか一方の開成信号を入力している場合、制御回路装置(40)は、第1操作スイッチ(15)の開操作による第1開操作信号の再入力、及びサードシート乗降検出センサ(30)の作動信号の入力を無効にし、モータ(17)を駆動させない。これにより、フューエルリッド(8)または窓ガラス(11)の少なくともいずれか一方が開いている場合には、第1操作スイッチ(15)を開操作しても、スライドドア(1)を全開位置に移動させることはできない。この結果、スライドドア(1)の開動作時に、スライドドア(1)の後端部がフューエルリッド(8)に衝突すること、及び乗降口(7)の後縁(7a)と窓開口部(10)の前縁(10a)との間に物体を挾み込むことを事前に防止することができ、安全性が向上する。
位置検出手段(41)がスライドドア(1)の第1半開位置を検出し、かつフューエルリッド検出センサ(9)または窓ガラス検出センサ(13)の少なくともいずれか一方の開成信号を入力している場合、制御回路装置(40)は、フューエルリッド検出センサ(9)及び窓ガラス検出センサ(13)の入力信号が閉成信号に切り替わると、その時点で、第1操作スイッチ(15)の開操作による第1開操作信号の再入力、及びサードシート乗降検出センサ(30)の前方移動操作信号の入力を有効にして、上述のようにして、スライドドア(1)を全開位置まで移動させることができる。
位置検出手段(41)がスライドドア(1)の全閉位置を検出している場合、制御回路装置(40)は、第2操作スイッチ(16)の開操作による第2開操作信号を入力すると、電動アクチュエータ(23)を駆動制御して、全閉ラッチ装置(21)を解除させた後、これに続いて、モータ(17)を正転方向へ駆動制御するとともに、電磁クラッチ(20)を接続制御する。この制御は、フューエルリッド検出センサ(9)及び窓ガラス検出センサ(13)の閉成信号を入力していれば、スライドドア(1)を第1半開位置に停止させることなく、位置検出手段(41)がスライドドア(1)の全開位置を検出するまで持続する。これにより、第2操作スイッチ(16)を操作した場合には、フューエルリッド(8)及び窓ガラス(11)が共に閉じていれば、スライドドア(1)を全閉位置から全開位置まで一気に移動させることができる。この結果、第2操作スイッチ(16)の操作は、サードシート(70)に着座している乗員により操作されたものであるから、乗員は、サードシート(70)から速やかに降車することができる。
位置検出手段(41)がスライドドア(1)の全開位置を検出している場合、制御回路装置(40)は、第1操作スイッチ(15)及び第2操作スイッチ(16)のそれぞれの閉操作による閉操作信号を入力すると、これに基いて、電動アクチュエータ(23)を駆動制御して、全開ラッチ装置(22)を解除作動させた後、続いて、モータ(17)を逆転方向へ駆動制御するとともに、電磁クラッチ(20)を接続制御し、スライドドア(1)が全閉位置に達するまで持続する。これにより、第1操作スイッチ(15)または第2操作スイッチ(16)の開操作に基いて、スライドドア(1)を全開位置から全閉位置に移動させることができる。
なお、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、上記実施形態に対して、次のような種々の変形や変更を施すことが可能である。
(i)開閉体を、フューエルリッド(8)または窓ガラス(11)のいずれか一方とする。
(ii)開閉体を、車体の後部側面に開閉可能に設けられる窓ガラスとする、
(iii)第1操作スイッチ(15)の開操作時に、フューエルリッド検出センサ(9)または窓ガラス検出センサ(13)の少なくともいずれか一方が開成を検出している場合、制御回路装置(40)は、位置検出手段(41)が第1半開位置より手前で、かつ乗員が乗降可能な予め定めた第2半開位置を検出した時点で、開閉駆動装置(6)の電磁クラッチ(20)を接続制御したままモータ(17)を停止制御する。このようにすれば、フューエルリッド(8)または窓ガラス(11)が開いている場合、スライドドア(1)を第1半開位置より手前の第2半開位置で停止させることができるため、安全性をより向上させることができる。
(iv)位置検出手段(41)を、スライドドア(1)の移動軌跡上に設ける検出センサとし、この検出センサをもって、スライドドア(1)の第1半開位置及び第2半開位置を検出させるようにする。
(v)車内に設けられるシートを2列シートとする。この場合には、前列のシートが第1シートとなり、後列のシートが第2シートとなる。
(vi)開閉駆動装置(6)を、電磁クラッチ(20)を有しない構成とする。この場合には、第1半開位置でのスライドドア(1)の保持は、モータ(17)の減速機の制動力をもって行なう。
本発明を適用したスライドドアが全閉状態にある状態の車両の側面図である。 同じく、スライドドアが第1半開位置にある状態の車両の側面図である。 同じく、スライドドアが全開位置にある状態の車両の側面図である。 制御回路のブロック図である。
符号の説明
(1)スライドドア
(2)車体
(3)(4)(5)ガイドレール
(6)開閉駆動装置(開閉駆動手段)
(7)乗降口
(7a)後縁
(8)フューエルリッド(開閉体)
(9)フューエルリッド検出センサ(開閉検出手段)
(10)窓開口部
(10a)前縁
(11)窓ガラス(開閉体)
(12)窓開閉装置
(13)窓ガラス検出センサ(開閉検出手段)
(14)操作ハンドル
(15)第1操作スイッチ(第1操作手段)
(16)第2操作スイッチ(第2操作手段)
(17)モータ(駆動源)
(18)回転ドラム
(19)ケーブル
(20)電磁クラッチ
(21)全閉ラッチ装置
(22)全開ラッチ装置
(23)電動アクチュエータ
(30)サードシート乗降検出センサ(第2シート乗降検出手段)
(31)ドア移動検出センサ
(40)制御回路装置(制御手段)
(41)位置検出手段
(50)ファーストシート
(60)セカンドシート(第1シート)
(61)背凭れ
(70)サードシート(第2シート)
(81)フューエルリッドロック装置

Claims (10)

  1. 車内に設けられる第1シート及び該第1シートの後方に設けられる第2シートと、車体の側面に設けられる乗降口を開閉可能なスライドドアと、該スライドドアまたは前記車体の側面に開閉可能に設けられる開閉体と、前記スライドドアを駆動源の駆動により開閉可能な開閉駆動手段とを備えた車両に適用される車両用スライドドアの開閉制御装置であって、
    前記開閉体の開閉を検出可能な開閉検出手段と、
    開操作及び閉操作が可能な第1操作手段と、
    前記スライドドアにおける前記第1シートに乗降可能な第1半開位置を検出可能な位置検出手段と、
    前記第1操作手段の操作に基いて、前記開閉駆動手段を駆動制御する制御手段とを備え、
    該制御手段は、前記第1操作手段の開操作に基いて、前記開閉駆動手段を開方向へ駆動制御するとともに、前記位置検出手段が前記第1半開位置を検出した際、前記開閉駆動手段を停止制御して、前記スライドドアを前記第1半開位置に一旦停止させ、かつ停止制御後、前記第1操作手段の再開操作に基いて、前記開閉検出手段が前記開閉体の閉成を検出しているときのみ、前記開閉駆動手段を駆動制御して、前記スライドドアを前記第1半開位置から前記第2シートに乗降可能な全開位置に移動させる制御を行うことを特徴とする車両用スライドドアの開閉制御装置。
  2. 車内に設けられる第1シート及び該第1シートの後方に設けられる第2シートと、車体の側面に設けられる乗降口を開閉可能なスライドドアと、該スライドドアまたは前記車体の側面に開閉可能に設けられる開閉体と、前記スライドドアを駆動源の駆動により開閉可能な開閉駆動手段とを備えた車両に適用される車両用スライドドアの開閉制御装置であって、
    前記開閉体の開閉を検出可能な開閉検出手段と、
    開操作及び閉操作が可能な第1操作手段と、
    前記第2シートの近傍に設けられる第2操作手段と、
    前記スライドドアにおける前記第1シートに乗降可能な第1半開位置を検出可能な位置検出手段と、
    該第1及び第2操作手段の操作に基いて、前記開閉駆動手段を駆動制御する制御手段とを備え、
    該制御手段は、前記第1及び第2操作手段の開操作に基いて、前記開閉駆動手段を開方向へ駆動制御するとともに、前記第1操作手段の開操作においては、前記位置検出手段が前記第1半開位置を検出した際、前記開閉駆動手段を停止制御して、前記スライドドアを前記第1半開位置に一旦停止させ、かつ停止制御後、前記第1操作手段の再開操作に基いて、前記開閉検出手段が前記開閉体の閉成を検出しているときのみ、前記開閉駆動手段を駆動制御して、前記スライドドアを前記第1半開位置から前記第2シートに乗降可能な全開位置に移動させ、また、前記第2操作手段の開操作においては、前記開閉検出手段が前記開閉体の閉成を検出しているときのみ、前記開閉駆動手段を前記第1半開位置で停止させることなく前記全開位置まで駆動制御することを特徴とする車両用スライドドアの開閉制御装置。
  3. 車内に設けられる第1シート及び該第1シートの後方に設けられる第2シートと、車体の側面に設けられる乗降口を開閉可能なスライドドアと、該スライドドアまたは前記車体の側面に開閉可能に設けられる開閉体と、前記スライドドアを駆動源の駆動により開閉可能な開閉駆動手段とを備えた車両に適用される車両用スライドドアの開閉制御装置であって、
    前記開閉体の開閉を検出可能な開閉検出手段と、
    開操作及び閉操作が可能な第1操作手段と、
    前記スライドドアにおける前記第1シートに乗降可能な第1半開位置を検出可能な位置検出手段と、
    前記第1シートの前方移動操作を検出可能な第2シート乗降検出手段と、
    該第1操作手段の操作に基いて、前記開閉駆動手段を駆動制御する制御手段とを備え、
    該制御手段は、前記第1操作手段の開操作に基いて、前記開閉駆動手段を開方向へ駆動制御するとともに、前記位置検出手段が前記第1半開位置を検出した際、前記開閉駆動手段を停止制御して、前記スライドドアを前記第1半開位置に一旦停止させ、かつ停止制御後、前記第1操作手段の再開操作に基いて、前記開閉検出手段が前記開閉体の閉成を検出しているときのみ、前記開閉駆動手段を駆動制御して、前記スライドドアを前記第1半開位置から前記第2シートに乗降可能な全開位置に移動させ、また、前記第2シート乗降検出手段が前記第1シートの前方移動操作を検出した場合には、前記開閉検出手段が前記開閉体の閉成を検出しているときのみ、前記開閉駆動手段を駆動制御して、前記スライドドアを前記第1半開位置から前記全開位置まで移動させる制御を行うことを特徴とする車両用スライドドアの開閉制御装置。
  4. 車内に設けられる第1シート及び該第1シートの後方に設けられる第2シートと、車体の側面に設けられる乗降口を開閉可能なスライドドアと、該スライドドアまたは前記車体の側面に開閉可能に設けられる開閉体と、前記スライドドアを駆動源の駆動により開閉可能な開閉駆動手段とを備えた車両に適用される車両用スライドドアの開閉制御装置であって、
    前記開閉体の開閉を検出可能な開閉検出手段と、
    開操作及び閉操作が可能な第1操作手段と、
    前記スライドドアにおける前記第1シートに乗降可能な第1半開位置を検出可能な位置検出手段と、
    前記第2シートの近傍に設けられる第2操作手段と、
    前記第1シートの前方移動操作を検出可能な第2シート乗降検出手段と、
    前記第1及び第2操作手段の操作に基いて、前記開閉駆動手段を駆動制御する制御手段とを備え、
    該制御手段は、前記第1及び第2操作手段の開操作に基いて、前記開閉駆動手段を開方向へ駆動制御するとともに、前記第1操作手段の開操作においては、前記位置検出手段が前記第1半開位置を検出した際、前記開閉駆動手段を停止制御して、前記スライドドアを前記第1半開位置に一旦停止させ、かつ停止制御後、前記第1操作手段の再開操作に基いて、前記開閉検出手段が前記開閉体の閉成を検出しているときのみ、前記開閉駆動手段を駆動制御して、前記スライドドアを前記第1半開位置から前記第2シートに乗降可能な全開位置に移動させ、また、前記2操作手段の開操作においては、前記開閉検出手段が前記開閉体の閉成を検出しているときのみ、前記開閉駆動手段を前記第1半開位置で停止させることなく前記全開位置まで駆動制御し、また、前記第2シート乗降検出手段が前記第1シートの前方移動操作を検出した場合には、前記開閉検出手段が前記開閉体の閉成を検出しているときのみ、前記開閉駆動手段を駆動制御して、前記スライドドアを前記第1半開位置から前記全開位置まで移動させる制御を行なうことを特徴とする車両用スライドドアの開閉制御装置。
  5. 制御手段は、さらに開閉検出手段が開閉体の開成を検出している際、スライドドアを第1半開位置から全開位置へ移動させる開閉駆動手段の駆動を不能にする制御を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の車両用スライドドアの開閉制御装置。
  6. 制御手段は、さらに開閉駆動手段を第1半開位置で停止制御した後、開閉検出手段が開成検出から閉成検出に切り替わることにより、第1操作手段の再開操作に基いて、前記開閉駆動手段を開方向へ駆動させる制御を行なうことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の車両用スライドドアの開閉制御装置。
  7. 制御手段は、さらに第1操作手段の開操作に基いて、開閉駆動手段を開方向へ駆動させた際、開閉検出手段が開閉体の開成を検出しているとき、第1半開位置より手前の予め定めた第2半開位置で前記開閉駆動手段を停止させる制御を行なうことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の車両用スライドドアの開閉制御装置。
  8. 開閉体を、スライドドアの窓開口部に開閉可能に設けられた窓ガラスとすることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の車両用スライドドアの開閉制御装置。
  9. 開閉体を、車体の後部側面に開閉可能に設けられたフューエルリッドとすることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の車両用スライドドアの開閉制御装置。
  10. 開閉駆動手段の駆動源は、正逆回転可能なモータであり、
    制御手段は、位置計測手段が前記スライドドアの第1半開位置を検出した際、前記モータを停止制御することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の車両用スライドドアの開閉制御装置。
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