JP4272474B2 - ジョークラッシャの調整装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ジョークラッシャの調整装置に関し、特に砕石のサイズの調整のため、破砕空間の出口の間隔の調整を、簡単に軽微な労力で行うことができるジョークラッシャの調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、砕石のサイズの調整を行うため、ジョークラッシャの不動歯(固定歯)と動歯(可動歯)との間の破砕空間の出口側の間隔(出口隙間)を調整することは公知であり、このための技術が種々提案されている。この出口隙間を調整する方式としては、シム板挿入方式とウェッジブロック方式と呼ばれているものがよく知られている。
【0003】
シム板挿入方式は、フレーム(クラッシャ本体)とトッグルブロックとの間にシム板を挿入し、スイングジョーに対するトッグルブロックの位置を調整することで、不動歯と動歯との出口の隙間を調整するものである。本出願人も、シム板挿入方式の関連技術として、砕石サイズ調整を簡単に、かつ効率的に行うため、トッグルブロックの固定と解除を、人手を要さず簡単に行う技術を提案している(特許文献1)。
【0004】
ウェッジブロック方式の調節装置として、トッグルプレートと当接する面の反対側の面に傾斜面が形成された保持枠(トッグルブロック)と、傾斜面が形成された調整案内枠(くさび部材)とを当接させ、調整案内枠の垂直方向の移動で保持枠を機枠の下面に沿って移動させ、動歯の傾斜角度を任意に変え、ジョークラッシャの咬合わせ排出口の調節を行うものも知られている(特許文献2)。
【0005】
また、特許文献2のように、モータが調整案内枠の上部(偏心軸の近傍)に配置すると、ジョークラッシャのメンテナンスを行う場合に邪魔になることが多い。そこで、ジョークラッシャのスイングジョーのバックフレーム側にメンテナンス用の所要スペースを確保するため、ウェッジ作動シリンダを傾斜可能に設ける技術も開示されている(特許文献3)。
【0006】
さらに、トグルブロックを、左右方向に移動自在な一対のクサビと、この一対のクサビを接近または離反させる電動機駆動のスクリュージャッキ機構を設けた横型自動間隔調整装置に関する技術(特許文献4)、あるいは油圧シリンダー等による制御で移動させる技術も開示されている。
【0007】
【特許文献1】
実用新案登録第2589126号公報
【特許文献2】
特公昭57−14212号公報
【特許文献3】
特開平9−253512号公報
【特許文献4】
実用新案登録第2515617号公報
【発明が解決しようとする課題】
ジョークラッシャは、採石場や中間処理工場等の環境条件の大変厳しいところで使用されている。ジョークラッシャの砕石サイズの変更は時折必要となる作業であり、作業は砕石場や中間処置工場等で行われる。しかしながら、従来の出口隙間の調整作業には、作業者が手作業で行う作業があり、重労働になるという問題点があった。すなわち、部品が大型のものや重量物のもの等であり、部品の持ち運びが大変であった。また、大きな破砕力を受けるため、各部のねじの締め付け力は大きなものであり、ねじの緩め締め付け作業にも大きな力を必要とする。
【0008】
このように、ジョークラッシャの調整作業は重労働で手間のかかる作業になっている。さらに、ジョークラッシャが大型になると安全面でも特別な考慮を払わねばならず、大変危険の伴う作業になってしまう。そのため、もっと、軽微な労力で出口隙間の調整作業ができ且つメンテナンスの容易なジョークラッシャの開発が望まれていた。
【0009】
また、その調整作業の時には、ジョークラッシャを直接手動で操作しているためスイッチの誤操作による事故の発生のおそれがあった。また、作業足場が十分確保できないために墜落、落下災害が発生するおそれなどもあった。このように、作業の安全性の面でも問題が生じていた。しかしながら、前記した特許文献には、これらの作業の一部を容易に行えるようにする技術の記載はあるものの、出口隙間の調整作業に関し、一連の作業を遠隔操作で行えるようにし、軽微な労力で調整作業ができるようにして、作業者の安全性の向上を図ることができる技術は開示されていない。
【0010】
本発明は、上記した問題点を解決するためになされたもので、下記の目的を達成する。
本発明の目的は、ジョークラッシャの出口隙間の調整を、簡単に、軽微な労力で行え、更にメンテナンスが容易に行える構成にし、遠隔操作を可能とするジョークラッシャの調整装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明1のジョークラッシャの調整装置は、ジョークラッシャ本体に固定された固定歯と、この固定歯に対向する可動歯を固定したスイングジョーと、このスイングジョーの先端にトッグルプレートの一端側を当接させ、前記ジョークラッシャ本体に移動可能に保持したトッグルブロックで前記トッグルプレートの他端側を当接させ、前記トッグルブロックを前記スイングジョーの方向に進退移動させて行う位置調整で前記固定歯と前記可動歯との間に形成された破砕空間の出口隙間を調整するジョークラッシャにおいて、前記トッグルプレートのプレート方向に略一致して進退移動するトッグルブロックと、このトッグルブロックの傾斜面との当接による相対移動により、前記トッグルブロックの進退移動方向を横切る方向で且つ上下方向に進退移動するくさび部材と、前記ジョークラッシャ本体に設けられ、前記くさび部材を進退移動させるくさび部材駆動装置とからなり、前記くさび部材駆動装置は、前記くさび部材を進退移動させるためのねじ軸と、このねじ軸の下側である一端側に設けられ前記ねじ軸を回転駆動する駆動モータと、前記ねじ軸の他端側に形成され手動で前記ねじ軸を回転させることが可能な手動回転用被係合部とを備え、かつ、前記ねじ軸の中心軸線は、鉛直線に対し上部側が前記可動歯側に傾斜している構成になっていることを特徴とする。
【0015】
本発明のジョークラッシャの調整装置は、本発明1において、前記ジョークラッシャー本体の両方の側面にガイドフレームを設け、前記トッグルブロックは、前記ジョークラッシャー本体前記ガイドフレームに対し前記トッグルブロックに形成された傾斜面と面合する傾斜面を有するクサビ状締結片を介して固定・固定解除されるものであり、固定時には前記ジョークラッシャ本体の側部に設けられた付勢部材の付勢力で固定し、固定解除時には前記付勢部材の付勢力に抗して解除動作するための固定解除用シリンダによって固定解除される構成になっていることを特徴としている。
【0016】
本発明のジョークラッシャの調整装置は、本発明1において、前記トッグルブロックは、前記ジョークラッシャ本体の側面に前記トッグルブロックの進退移動方向と略同一方向に設けられた駆動装置により、前記ジョークラッシャ本体の後部側に押圧される方向に付勢されている構成になっていることを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明のジョークラッシャの調整装置の一部を断面にした正面図、図2は、図1をII−II線で矢視した断面図、図3は、本発明のジョークラッシャの一部を斜視した斜視図である。図1に示すようにジョークラッシャ1として、シングルトッグル型ジョークラッシャを例にして説明を行うが、他の形式のジョークラッシャであってもよいことはいうまでもない。ジョークラッシャ本体による破砕構造については公知であり、破砕機構に関する詳細な説明は省略する。
【0018】
ジョークラッシャ本体(以下、本体と記載)10に軸受(図示せず)を介して後述するスイングジョーのための回転駆動軸(図示せず)が回転可能に支持されている。回転駆動軸は、図示しない駆動用モータにより駆動される。回転駆動軸と一体に回転する回転体(図示せず)に偏心して偏心回転軸(図示せず)が設けられている。偏心回転軸はスイングジョー31の上端部を回転自在に支持している。
【0019】
偏心回転軸は偏心して回転するので、この回転に伴いスイングジョー31は揺動往復運動をする。スイングジョー31の下端側の背面の凹部に、トッグルシート32が固定配置されている。トッグルシート32の上面には窪み32aが形成されている。トッグルブロック35は、ジョークラッシャ本体10に形成された案内部に案内されて矢印A方向に移動可能になっている。この移動方向は、トッグルプレート34のプレート方向に略一致する。
【0020】
なお、案内部は、ジョークラッシャ本体10にガイド部材を設けたものであってもよい。即ち、トッグルブロック35が、スイングジョー31側である矢印A方向にスムーズに直進移動できるようになっていればよい。トッグルブロック35の前面の凹部にはトッグルシート38が固定配置されている。トッグルシート38の上面には、窪み38aが形成されている。スイングジョー31側の窪み32aとトッグルブロック35側の窪み38aとの間にトッグルプレート34が介在されている。
【0021】
トッグルブロック35の背面(ジョークラッシャ本体10の後部側の面)には、傾斜面35aが形成されている。トッグルブロック35は、トッグルプレート34の一端を揺動自在に支持している。このためにトッグルブロック35は、トッグルプレート34を介して、スイングジョー31の揺動動作を支持するとともに、破砕時の反力を受けるものである。
【0022】
ジョークラッシャ本体10に取り付けられたガイド部材46、46に案内されて、くさび部材(ウェッジブロック)45が矢印B方向(図1参照)に移動可能に設けられている。なお、くさび部材45を案内する部位は、ジョークラッシャ本体10、又はトッグルブロック35に案内部が形成されたものであっても良い。すなわち、くさび部材45がスムーズに矢印B方向に移動できるようになっていればよい。ガイド部材46と平行な方向に軸線を有するねじ軸44が設けられている。
【0023】
ねじ軸44は、軸受部42、43に回転可能に支持されている。ねじ軸44の中心軸線が鉛直線に対し可動歯30側に傾斜させた構成になっている。言い換えると、ねじ軸44の中心軸線と可動歯30の歯面とは上方に向けて鋭角を成して配置されている。ねじ軸44の下側の一端側には、ねじ軸44を駆動するための電動モータ、サーボモータ、流体圧モータ(例えば、油圧モータ)等の駆動モータ41が取り付け部材47を介して設けられ、駆動モータ41の出力軸がねじ軸44と連結されている。
【0024】
駆動モータ41をねじ軸44の下部側に配置したことは、ジョークラッシャ1のメンテナンスを行う場合に駆動モータ41が邪魔にならずメンテナンス領域が確保され好都合となる。又、駆動モータ41を設けたことで、ねじ軸44の回転制御ができ、くさび部材45の移動設定を遠隔操作できる。ねじ軸44の中央部には雄ねじであるねじ部44aが形成されている。
【0025】
くさび部材45には、雌ねじが形成されており、ねじ軸44のねじ部44aがねじ込まれている。くさび部材45は、雌ねじが形成されたナットが固定されたものであってもよい。すなわち、駆動モータ41の駆動によりねじ軸44を回転させると、くさび部材45がガイド部材46,46に案内されて矢印B方向に移動する。駆動モータ41、軸受部42、43、ねじ軸44等でくさび部材駆動装置が構成されている。
【0026】
ねじ軸44の他端側には、ねじ軸44に手動ハンドル、又はラチェットのような工具を取り付け、又は、係合させることができる手動回転用被係合部44bが形成されている。このように、手動回転用被係合部44bを形成しておくと、何らかの理由で駆動モータ41が故障した場合でも、手動で出口隙間の調整ができ好都合である。また、ねじ軸44の上部側に手動回転用被係合部44bが形成されているので、作業者は装置の上方で作業を容易に行うことができる。
【0027】
くさび部材45の前面側には、傾斜面45aが形成されており、トッグルブロック35の傾斜面35aに摺動可能に接触している。すなわち、くさび部材45を矢印B方向に移動させると、相互の傾斜面によるくさび効果で、トッグルブロック35が矢印A方向に移動する。ねじ軸44は軸線が図1に示すように、下部側より上部側がスイングジョー31に近づくように傾倒して設けられている。即ち、スイングジョー31の歯面とねじ軸44の軸線とは鋭角になっている。
【0028】
このことにより、出口隙間の調整作業を行うとき、くさび部材45の自重によって、くさび部材45のジョークラッシャ本体10側の面とジョークラッシャ本体10との密着状態を緩和させることができる。また、上方向から進入する泥水(粉塵防止用の散水に粉塵が混入したもの)や、破砕時に飛散する小石、粉塵等がくさび部材45のジョークラッシャ本体10側の面へ付着することを軽減させることができる。また、ジョークラッシャ本体10の後部の破砕力を受ける部位の面が、トッグルプレート34と直角に近い関係になり、強度上有利になり、ジョークラッシャ本体10の構造をより簡素で強力なものとすることができる。
【0029】
トッグルブロック35の下面の両側には、トッグルブロック端部側に傾斜面35c、35cが形成されている。ジョークラッシャ本体10の両側面にはガイドフレーム10bが形成され、コッタ54(クサビ状締結片)はこのガイドフレーム10bに沿って、矢印C方向に移動可能に設けられている。コッタ54は傾斜面35cに係合し、コッタ54の移動でトッグルブロック35は上下方向に移動する。このコッタ54は、トッグルブロック35をジョークラッシャ本体10に固定するくさび状締め付け片となるものである。
【0030】
コッタ54の傾斜面54aは、トッグルブロック35の傾斜面35cと面接触している。コッタ54は、軸53を介して固定用バネ(固定用付勢部材)51によって、常時、トッグルブロック35をジョークラッシャ本体10に固定する方向に付勢されている。固定用バネ51、軸53、コッタ54等で固定装置が構成されている。固定用バネ51の近傍に、コッタ54によるトッグルブロック35の固定を固定用バネ51の付勢力に抗して解除するための固定解除用シリンダ52が設けられている。
【0031】
即ち、コッタ54、54は、固定用バネ51、51と固定解除用シリンダ52、52によって矢印C方向に移動し、トッグルブロック35をジョークラッシャ本体10に固定または固定解除を行う。また、固定用バネ51、51、固定解除用シリンダ52、52は、メンテナンス等が容易なようにジョークラッシャ本体10の側板の外側に配置されている。
【0032】
スイングジョー31の下端側にテンションロッド36の一端が取り付けられている。このテンションロッド36は、スイングジョー31に設けられたステ−に支軸を介して支持されている。テンションロッド36の他端はジョークラッシャ本体10の後部側の部位を通って外側に張り出している。テンションロッド36の後端(他端側)の鍔部36aとジョークラッシャ本体10の後面との間に圧縮コイルバネ37が介設されている。即ち、テンションロッド36は、ジョークラッシャ本体10の一端側(固定歯側から離れる方向)に圧縮コイルバネ37の付勢力で常時スイングジョー31を引張り、スイングジョー31、トッグルプレート34、トッグルブロック35が相互に離れないようにしている。
【0033】
ジョークラッシャ本体10の側部の両側には、トッグルブロック35をジョークラッシャ本体10の後部に押し付けるためのトッグルブロック押圧用シリンダ61、61が設けられている。トッグルブロック押圧用シリンダ61は、シリンダの本体部がジョークラッシャ本体10の側板に、ピストンロッドがトッグルブロック35の両端側に形成された取り付け部35bに、各々、回転可能に取り付けられている。
【0034】
トッグルブロック押圧用シリンダ61は、トッグルブロック35の移動方向(矢印A方向)と同一の方向またはほぼ同一の方向を向いて配置されている。また、取り付け部35bは、ジョークラッシャ本体10の側板に形成された切り欠き部10a内を移動可能となっている。このトッグルブロック押圧用シリンダ61は、ジョークラッシャ本体10の側板の外側に配置されているのでメンテナンスが容易となっている。
【0035】
スイングジョー31の前面に平板状の可動歯30がクサビ状締め付け部材、ボルト、ナットなどからなる可動歯取り付け手段(図示せず)によって固定されている。可動歯30に対向して平板状の固定歯20がジョークラッシャ本体10の内部の少し傾斜した壁面に取り付けられている。可動歯30に対して鋭角に固定歯20が設定され、被破砕物を破砕するための破砕空間15が形成されている。
【0036】
コンクリート、アスファルト等被破砕物を破砕空間15に投入すると、可動歯30の揺動往復運動によって、固定歯20と可動歯30との間で相対動作をもたらし、破砕空間15に投入された被破砕物は圧縮、曲げ、剪断等の作用により細かく破砕される。所望のサイズに細かく破砕された被破砕物はジョークラッシャ1の下部から排出される。すなわち、破砕空間15の出口側の間隔(出口隙間)によって、被破砕物が砕石されるサイズが決まる。すなわち、出口隙間は、トッグルブロック35を矢印A方向の所望の位置に移動させることにより調整される。
【0037】
次に、砕石サイズを変更するため、出口隙間を調整する方法を説明する。トッグルブロック押圧用シリンダ61、61を作動させて押圧解除状態にするとともに、固定解除用シリンダ52、52を作動させてコッタ54、54を固定解除状態となる位置に移動させる。このことにより、トッグルブロック35のジョークラッシャ本体10に対する固定が解除される。駆動モータ41を駆動して、トッグルブロック35が矢印A方向の所望の位置に移動するように、くさび部材45を矢印B方向に移動させる。
【0038】
移動後、トッグルブロック押圧用シリンダ61、61を作動させて、トッグルブロック35をジョークラッシャ本体10の後部側に押圧するとともに、固定解除用シリンダ52、52による固定解除をやめ、固定用バネ51、51の付勢力でコッタ54、54を移動させ、ジョークラッシャ本体10にトッグルブロック35を固定する。被破砕物を破砕空間15に投入して、所定のサイズの砕石になるように破砕作業を行う。
【0039】
【発明の効果】
本発明のジョークラッシャの調整装置は、トッグルブロックの固定・固定解除動作、および、くさび部材の移動動作を遠隔操作で行うことができる。作業者は、外部から遠隔操作を行うだけでジョークラッシャの出口隙間の調整ができるので、軽微な労力で行うことができる。また、駆動モータ、固定解除用シリンダ、トッグルブロック押圧用シリンダがクラッシャ本体の側板の外部に設けられており、出口隙間の調整作業を作業者が行うときクラッシャ本体内等に手を入れたりすることがないので安全性が向上する。特に、故障時などのときメンテナンスが容易で安全である。
【0040】
また、ねじ軸の軸線が、下部側より上部側がスイングジョーに近くなるように傾倒して設けられているので、出口隙間調整時に、自重によりジョークラッシャ本体とくさび部材が密着状態になるのを緩和することができる。さらに、駆動モータがねじ軸の下部側に設けられているのでジョークラッシャのメンテナンス領域が確保されメンテナンスが容易となった。また、ねじ軸の上部に手動回転用被係合部が形成されているので、駆動モータが故障したときにも、手動で出口隙間の調整を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のジョークラッシャの正面図である。
【図2】図2は、図1のII−II線で矢視した断面図である。
【図3】図3は、本発明のジョークラッシャの一部を斜視した斜視図である。
【符号の説明】
1 …ジョークラッシャ
10…クラッシャ本体
15…破砕空間
20…固定歯
30…可動歯
31…スイングジョー
32a…窪み
34…トッグルプレート
35…トッグルブロック
38a…窪み
36…テンションロッド
37…圧縮コイルバネ
41…駆動モータ
42、43…軸受部
44…ねじ軸
44a…手動回転用被係合部
45…くさび部材(ウェッジブロック)
51…固定用バネ
52…固定解除用シリンダ
54…コッタ
61…トッグルブロック押圧用シリンダ

Claims (3)

  1. ジョークラッシャ本体に固定された固定歯と、
    この固定歯に対向する可動歯を固定したスイングジョーと、
    このスイングジョーの先端にトッグルプレートの一端側を当接させ、前記ジョークラッシャ本体に移動可能に保持したトッグルブロックで前記トッグルプレートの他端側を当接させ、前記トッグルブロックを前記スイングジョーの方向に進退移動させて行う位置調整で前記固定歯と前記可動歯との間に形成された破砕空間の出口隙間を調整するジョークラッシャにおいて、
    前記トッグルプレートのプレート方向に略一致して進退移動するトッグルブロックと、
    このトッグルブロックの傾斜面との当接による相対移動により、前記トッグルブロックの進退移動方向を横切る方向で且つ上下方向に進退移動するくさび部材と、
    前記ジョークラッシャ本体に設けられ、前記くさび部材を進退移動させるくさび部材駆動装置とからなり、
    前記くさび部材駆動装置は、前記くさび部材を進退移動させるためのねじ軸と、このねじ軸の下側である一端側に設けられ前記ねじ軸を回転駆動する駆動モータと、前記ねじ軸の他端側に形成され手動で前記ねじ軸を回転させることが可能な手動回転用被係合部とを備え、かつ、前記ねじ軸の中心軸線は、鉛直線に対し上部側が前記可動歯側に傾斜している構成になっている
    ことを特徴とするジョークラッシャの調整装置。
  2. 請求項1に記載されたジョークラッシャの調整装置であって、
    前記ジョークラッシャー本体の両方の側面にガイドフレームを設け、
    前記トッグルブロックは、前記ジョークラッシャー本体前記ガイドフレームに対し前記トッグルブロックに形成された傾斜面と面合する傾斜面を有するクサビ状締結片を介して固定・固定解除されるものであり
    固定時には前記ジョークラッシャ本体の側部に設けられた付勢部材の付勢力で固定し、固定解除時には前記付勢部材の付勢力に抗して解除動作するための固定解除用シリンダによって固定解除される構成になっている
    ことを特徴とするジョークラッシャの調整装置。
  3. 請求項1または2に記載されたジョークラッシャの調整装置であって、
    前記トッグルブロックは、前記ジョークラッシャ本体の側面に前記トッグルブロックの進退移動方向と略同一方向に設けられた駆動装置により、前記ジョークラッシャ本体の後部側に押圧される方向に付勢されている構成になっている
    ことを特徴とするジョークラッシャの調整装置。
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