JP4272377B2 - ウリジン二リン酸グルコース4−エピメラーゼの新用途 - Google Patents

ウリジン二リン酸グルコース4−エピメラーゼの新用途 Download PDF

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Description

技術分野
本発明は、ウリジン二リン酸グルコース4−エピメラーゼ(別名:ウリジン二リン酸ガラクトース4−エピメラーゼ)の新用途に関し、当該酵素を応用したウリジン二リン酸N−アセチルグルコサミン(UDP−GlcNAc)からウリジン二リン酸N−アセチルガラクトサミン(UDP−GalNAc)への変換法などに関するものである。
背景技術
近年、糖鎖についての分子及び生化学的研究が急速に進み、その重要な機能、役割が明らかになるにつれ、生理活性を有する糖鎖(オリゴ糖)の医薬品および機能性素材としての用途開発が注目を集めている。しかし、現在、試薬として市販されているオリゴ糖はごく限られた種類のものしかなく、しかも極めて高価である。また、そのようなオリゴ糖は試薬レベルでしか製造できず、大量に供給されうるものではない。
従来、オリゴ糖の製造は、天然物からの抽出法、化学合成法、あるいは酵素合成法、さらにはそれらの併用により行われていたが、医薬用、もしくは機能性素材として大量に製造するためには酵素合成法が最も適していると考えられている。
すなわち、(1)酵素合成法が、化学合成法にみられる保護、脱保護といった煩雑な手順を必要とせず、速やかに目的とするオリゴ糖を合成できる点、(2)酵素の基質特異性により、きわめて構造特異性の高いオリゴ糖を合成できる点などが他の方法より有利と考えられるためである。さらに、近年の遺伝子組換え技術など、バイオテクノロジーの進展により種々の合成酵素が安価に生産できるようになりつつあることが、酵素合成法の優位性をさらに押し上げている。
酵素合成法によりオリゴ糖を合成する方法としては、オリゴ糖の加水分解酵素の逆反応を利用する方法および糖転移酵素を利用する方法の2通りの方法が考えられている。前者の方法は、基質として単価の安い単糖を用いることができるという利点はあるものの、反応自体は分解反応の逆反応を利用するものであり、合成収率や複雑な構造を持つオリゴ糖合成への応用といった点では実用化は極めて困難である。
一方、後者は特異的な糖転移酵素を用いる合成法であり、複雑な構造を持つオリゴ糖製造への応用や合成収率といった点で前者の方法よりも有利であると考えられており、また、近年の遺伝子組換え技術などのバイオテクノロジーの進展により、各種糖転移酵素の量産化も該技術の実現化への後押しとなっている。
しかしながら、糖供与体である糖ヌクレオチドは一部のものを除き依然として高価で、量的にも試薬レベルのわずかな供給量でしか提供し得ないのが現状である。例えばO−結合型糖タンパク質の糖鎖コア部分またはスフィンゴ糖脂質などに含まれるN−アセチルガラクトサミンの供与体であるUDP−GalNAcは、従来、動物組織由来あるいは枯草菌由来のウリジン二リン酸N−アセチルグルコサミン4−エピメラーゼ(UDP−GlcNAc4−エピメラーゼ)を用いてUDP−GlcNAcから合成する方法が報告されている(Analytical Biochemistry,127,171−177(1982)、J.Bio.Chem.,234(11),2801−2805(1959)特開平7−79792公報)。
しかし、UDP−GlcNAcは大量調製が比較的容易な糖ヌクレオチドであるものの、UDP−GlcNAc4−エピメラーゼは、動物組織または菌体に極く少量しか存在せず、また、UDP−GlcNAc4−エピメラーゼ遺伝子を用いて組換えDNA手法により調製されたとの報告もないことから、当該酵素の大量調製はもとより、当該酵素を利用したUDP−GalNAcの製造は事実上困難なことであった。
発明の開示
本発明者らは、上記問題点を解決するため鋭意検討を重ねた結果、驚くべきことに、枯草菌由来のウリジン二リン酸グルコース4−エピメラーゼ(UDP−グルコース4−エピメラーゼ)が下記(1)の本来の変換反応を触媒する活性を有するほかに、下記(2)の変換反応も触媒する活性を有していることを見出した。
(1)UDP−グルコース ⇔ UDP−ガラクトース
(2)UDP−GlcNAc ⇔ UDP−GalNAc
従来、ほ乳類由来のUDP−グルコース4−エピメラーゼは、上記(1)の変換反応を触媒する活性および上記(2)の変換反応を触媒する活性の両方を有することが報告されている(The Journal of Biological Chemistry,Vol,258,No.17,10774−10778(1983)、Am.J.Hum.Genet.61,590−598(1997))。
しかしながら、動物組織由来のUDP−グルコース4−エピメラーゼは生産量が僅かで調製が困難であること、また、当該酵素を用いる変換反応の際には、補酵素として高価なニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD)が必要であることなど、当該酵素を用いる方法は実用的な方法とはいえなかった。
一方、大腸菌及び酵母由来のUDP−グルコース4−エピメラーゼはUDP−GlcNAcからUDP−GalNAcへの変換反応を触媒する活性を有していないと報告されており(J.Bio.Chem,,244,2132−2136(1969),Biochemistry,7,1645−1654(1968)、The Journal of Biological Chemistry,Vol.258,No.17,10774−10778(1983)、Am.J.Hum.Genet.61,590−598(1997))、また、枯草菌由来のUDP−グルコース4−エピメラーゼとUDP−GlcNAc4−エピメラーゼは全く異なる別個の酵素であると報告されていたがために(J.Bio.Chem,,234(11),2801−2805(1959)、Chemistry,Vol.258,No.17,10774−10778(1983))、枯草菌由来のUDP−グルコース4−エピメラーゼがUDP−グルコースからUDP−ガラクトースへの変換反応以外にもUDP−GlcNAcからUDP−GalNAcへの変換反応をも触媒する活性を有しているという知見はまったく意外なことであった。
本発明者らは上記知見を基に、さらに検討を重ねた結果、枯草菌のみに限定されることなく、胞子形成能を有する細菌由来のUDP−グルコース4−エピメラーゼはUDP−グルコースからUDP−ガラクトースへの変換反応以外にもUDP−GlcNAcからUDP−GalNAcへの変換反応をも触媒する活性を有していることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、エピメラーゼを用いてUDP−GlcNAcをUDP−GalNAcに変換する方法において、エピメラーゼとして、胞子形成能を有する細菌由来のUDP−グルコース4−エピメラーゼを用いる、エピメラーゼを用いたUDP−GlcNAcからUDP−GalNAcへの変換方法に関するものである。
また、本発明は、UDP−GlcNAcおよび胞子形成能を有する細菌由来のUDP−グルコース4−エピメラーゼからなるUDP−GalNAcの供給系に関するものである。
さらに、本発明は、UDP−GlcNAcにエピメラーゼを作用させてUDP−GalNAcを製造する方法であって、エピメラーゼとして、胞子形成能を有する細菌由来のUDP−グルコース4−エピメラーゼを用いる、UDP−GalNAcの製造法に関するものである。
さらに、本発明は、エピメラーゼを用いてUDP−GlcNAcをUDP−GalNAcに変換する方法において、エピメラーゼとして、配列表の配列番号1に示すアミノ酸配列を有するエピメラーゼ、あるいは配列番号1のアミノ酸配列において1もしくは数個のアミノ酸残基が欠失、置換及び/又は付加されたアミノ酸配列を有し、配列番号1に示すアミノ酸配列を有するエピメラーゼと同様の酵素活性を有するエピメラーゼを用いる、エピメラーゼを用いたUDP−GlcNAcからUDP−GalNAcへの変換方法に関するものである。
さらに、本発明は、UDP−GlcNAc、および配列表の配列番号1に示すアミノ酸配列を有するエピメラーゼ、あるいは配列番号1のアミノ酸配列において1もしくは数個のアミノ酸残基が欠失、置換及び/又は付加されたアミノ酸配列を有し、配列番号1に示すアミノ酸配列を有するエピメラーゼと同様の酵素活性を有するエピメラーゼからなる、UDP−GalNAcの供給系に関するものである。
さらに、本発明は、UDP−GlcNAcにエピメラーゼを作用させてUDP−GalNAcを製造する方法であって、エピメラーゼとして、配列表の配列番号1に示すアミノ酸配列を有するエピメラーゼ、あるいは配列番号1のアミノ酸配列において1もしくは数個のアミノ酸残基が欠失、置換及び/又は付加されたアミノ酸配列を有し、配列番号1に示すアミノ酸配列を有するエピメラーゼと同様の酵素活性を有するエピメラーゼを用いる、UDP−GalNAcの製造法に関するものである。
発明を実施するための最良の形態
本発明において使用するUDP−グルコース4−エピメラーゼは、胞子形成能を有する細菌由来の酵素であって、かつ下記の2つの反応を触媒するものであれば特に制限されない。
(1)UDP−グルコース ⇔ UDP−ガラクトース
(2)UDP−GlcNAc ⇔ UDP−GalNAc
このようなUDP−グルコース4−エピメラーゼは、バシラス属などの胞子形成能を有する細菌から調製することができる。
より具体的に、バシラス(Bacillus)属に属する細菌としては、B.subtilis、B.halodurans、B.megaterium、B.cereus、B.stearothermophilus等を例示することができ、特に枯草菌(B.subtilis)由来のUDP−グルコース4−エピメラーゼ遺伝子(galE)は既にクローン化され、その塩基配列が報告されており(Gene Bank,Accession No.X99339)、このクローン化された遺伝子の塩基配列に基づき、公知の組換えDNA手法により枯草菌(B.subtilis)由来のUDP−グルコース4−エピメラーゼを調製し、当該酵素を本願発明に使用するのが好ましい。該酵素は、そのクローン化された遺伝子の塩基配列から分かる通り、配列表の配列番号1に示すアミノ酸配列を有する。本発明では、このアミノ酸配列を有する酵素に限らず、配列番号1のアミノ酸配列において1もしくは数個のアミノ酸残基が欠失、置換及び/又は付加されたアミノ酸配列を有し、配列番号1に示すアミノ酸配列を有する酵素と同様の酵素活性を有する酵素であってもよい。
枯草菌(B.subtilis)由来のUDP−グルコース4−エピメラーゼ遺伝子(galE)を得るには、例えば報告されている塩基配列をもとにプローブを合成し、枯草菌の染色体DNAよりUDP−グルコース4−エピメラーゼをコードする遺伝子を含有するDNA断片をクローニングすればよい。クローン化に用いる宿主は特に限定されないが、操作性及び簡便性から大腸菌を宿主とするのが適当である。また、上記した配列番号1のアミノ酸配列において1もしくは数個のアミノ酸残基が欠失、置換及び/又は付加されたアミノ酸配列を有し、配列番号1に示すアミノ酸配列を有する酵素と同様の酵素活性を有する酵素の遺伝子は、遺伝子galEに基づいて、例えば部位特異的突然変異誘発法、PCR法、通常のハイブリダイゼーション法などにより容易に得ることができる。
クローン化した遺伝子の高発現系を構築するためには、たとえばマキザムーギルバートの方法(Methods in Enzymology,65,499(1980))もしくはジデオキシチェーンターミネーター法(Methods in Enzymology,101,20(1983))などを応用してクローン化したDNA断片の塩基配列を解析して該遺伝子のコーディング領域を特定し、宿主微生物に応じて該遺伝子が微生物菌体中で発現可能となるように発現制御シグナル(転写開始及び翻訳開始シグナル)をその上流に連結した組換え発現ベクターを作製する。
UDP−グルコース4−エピメラーゼを大腸菌内で大量生産させるために使用する発現制御シグナルとしては、人為的制御が可能で、UDP−グルコース4−エピメラーゼの生産量を飛躍的に上昇させるような強力な転写開始並びに翻訳開始シグナルを用いることが望ましい。このような転写開始シグナルとしては、lacプロモーター、trpプロモーター、tacプロモーター(Proc,Natl.Acad.Sci.USA.,80,21(1983)、Gene,20,231(1982))、trcプロモーター(J.Biol.Chem.,260,3539(1985))などを例示することができる。
ベクターとしては、種々のプラスミドベクター、ファージベクターなどが使用可能であるが、大腸菌菌体内で複製可能であり、適当な薬剤耐性マーカーと特定の制限酵素切断部位を有し、菌体内のコピー数の高いプラスミドベクターを使用するのが望ましい。具体的には、pBR322(Gene,2,95(1975))、pUC18,pUCT9(Gene、33,103(1985))などを例示することができる。
作製した組換えベクターを用いて大腸菌を形質転換する。宿主となる大腸菌としては、例えば組換えDNA実験に使用されるK12株、C600菌、JM105菌、JM109菌(Gene,33,103−119(1985))などが使用可能である。
大腸菌を形質転換する方法はすでに多くの方法が報告されており、低温下、塩化カルシウム処理して菌体内にプラスミドを導入する方法(J.Mol.Biol.,53,159(1970))などにより大腸菌を形質転換することができる。
得られた形質転換体は、当該微生物が増殖可能な培地中で増殖させ、さらにクローン化したUDP−グルコース4−エピメラーゼ遺伝子の発現を誘導して菌体内に当該酵素が大量に蓄積するまで培養を行う。形質転換体の培養は、炭素源、窒素源などの当該微生物の増殖に必要な栄養源を含有する培地を用いて常法に従って行えばよい。例えば、培地としてブイヨン培地、LB培地(1%トリプトン、0.5%イーストエキストラクト、1%食塩)または2×YT培地(1.6%トリプトン、1%イーストエキストラクト、0.5%食塩)などの大腸菌の培養に常用されている培地を用い、20〜50℃の培養温度で10〜50時間程度必要により通気攪拌しながら培養することができる。また、ベクターとしてプラスミドを用いた場合には、培養中におけるプラスミドの脱落を防ぐために適当な抗生物質(プラスミドの薬剤耐性マーカーに応じ、アンピシリン、カナマイシンなど)の薬剤を適当量培養液に加えて培養する。
培養中にUDP−グルコース4−エピメラーゼ遺伝子の発現を誘導する必要がある場合には、用いたプロモーターで常用されている方法で該遺伝子の発現を誘導する。例えば、lacプロモーターやtacプロモーターなどを使用した場合には、培養中期に発現誘導剤であるイソプロピル−β−D−チオガラクトピラノシド(IPTG)を適当量添加する。また、使用するプロモーターが構成的に転写活性を有する場合には、特に発現誘導剤を添加する必要はない。
枯草菌以外の胞子形成能を有する細菌由来のUDP−グルコース4−エピメラーゼ遺伝子は、上記した枯草菌由来のUDP−グルコース4−エピメラーゼ遺伝子galEの塩基配列を参考にしてプライマーを合成し、合成したプライマーをプローブとして、枯草菌以外の胞子形成能を有する細菌の染色体DNA中のgalEと相同性の高いDNA断片を探索し、このDNA断片をクローニングすることにより得ることができる。バシラス(Bacillus)属に属する細菌の一つであるB.haloduransについては、その全ゲノム配列が既に明らかにされており(Extremophiles,3(1),21−28(1999))、これらの情報によりクローニングを比較的容易に行うことができる。このようにしてクローニングされたDNA断片を用いて、組換DNA法により枯草菌以外の胞子形成能を有する細菌由来のUDP−グルコース4−エピメラーゼを調製するには、上記した枯草菌由来のUDP−グルコース4−エピメラーゼ遺伝子galEを用いて調製する方法と同様にして実施することができる。
あるいは、枯草菌以外の胞子形成能を有する細菌由来のUDP−グルコース4−エピメラーゼは、該細菌を通常の方法で培養し、その培養物から通常の精製法により調製することもできる。具体的には、培地としてSCD培地、標準寒天、普通寒天を用いて、細菌を培養する。培養は、通常の液体培養法によって行えばよく、培養温度は培養する菌に適した温度、例えば25℃〜65℃で、必要により通気攪拌しながら行う。このようにして得られた培養物から、膜分離あるいは遠心分離等により菌体を回収し、次いで集菌した菌体を超音波などで破壊後、熱処理、硫安分画処理、透析処理、イオン交換、ゲル濾過などの各種クロマトグラフィー処理を単独でまたは組み合わせて行うことにより、目的とするUDP−グルコース4−エピメラーゼを調製することができる。精製の際のUDP−グルコース4−エピメラーゼの追跡及び確認は、例えば本明細書の実施例に記載するUDP−グルコース4−エピメラーゼ活性の測定法に準じて実施することができる。
かくして得られるUDP−グルコース4−エピメラーゼを本発明の方法に適用する際の使用態様としては、組換えDNA法により得られるUDP−グルコース4−エピメラーゼの場合には、上記した形質転換体そのもの、該形質転換体の処理物、該処理物を精製処理して得られる酵素タンパク質などを利用することができる。また、組換えDNA法によらず通常の精製法により調製した場合には、上記した精製法により得られるUDP−グルコース4−エピメラーゼをそのまま用いることができる。
UDP−グルコース4−エピメラーゼとして形質転換体を利用する場合、上記の方法で得られる形質転換体の培養液から遠心分離、膜分離などの固液分離手段で回収した微生物の菌体を例示することができる。また、形質転換体の処理物としては、上記回収した微生物菌体を、機械的破壊(ワーリングブレンダー、フレンチプレス、ホモジナイザー、乳鉢などによる)、凍結融解、自己消化、乾燥(凍結乾燥、風乾などによる)、酵素処理(リゾチームなどによる)、超音波処理、化学処理(酸、アルカリ処理などによる)などの一般的な処理法に従って処理して得られる菌体処理物または菌体の細胞壁もしくは細胞膜の変性物を例示することができる。さらに、該処理物を精製処理して得られる酵素タンパク質としては、上記菌体処理物から当該酵素活性を有する画分を通常の酵素の精製手段(塩析処理、等電点沈澱処理、有機溶媒沈澱処理、透析処理、各種クロマトグラフィー処理など)を施して得られる粗酵素または精製酵素を例示することができる。
このようなUDP−グルコース4−エピメラーゼを用いたUDP−GlcNAcからUDP−GalNAcへの変換反応、あるいはUDP−GlcNAcからUDP−GalNAcのエピマー化は、例えば以下の条件で行うことができる。
すなわち、反応に使用するUDP−GlcNAcは既に市販されており、この市販品を使用することができる。UDP−GlcNAcの濃度としては、たとえば1〜5000mM、好ましくは10〜1000mMの範囲から適宜設定することができる。また、反応系に添加するUDP−グルコース4−エピメラーゼの濃度としては、たとえば0.001〜100ユニット/mlの範囲から適宜設定すればよい。
上記反応は、トリス塩酸、リン酸カリウムなどの適当な緩衝液(pH7〜9、好ましくは7.5〜8.5)中、60℃以下、好ましくは15〜50℃で1〜50時間程度、必要により撹拌しながら反応させることにより実施することができる。
上記反応系には、必要に応じてマグネシウムを添加するのが好ましい。マグネシウムとしては、硫酸マグネシウム、硝酸マグネシウム、塩化マグネシウム等の無機酸のマグネシウム塩、クエン酸マグネシウム等の有機酸のマグネシウム塩を使用することができ、その使用濃度としては5〜50mMの範囲から適宜設定することができる。
生成したUDP−GalNAcを、UDP−GlcNAcとの混合物から単離する必要がある場合には、糖ヌクレオチドの通常の精製法(例えば、イオン交換クロマトグラフィー、吸着クロマトグラフィー、アフィニティクロマトグラフィー、ゲル濾過法など各種のクロマトグラフィー、向流分配、向流抽出など二液相間の分配を利用する方法、濃縮、冷却、有機溶媒添加など溶解度の差を利用する方法、また、塩析など)を単独で、あるいは適宜組み合わせて行えばよい。
また、本発明のUDP−GalNAc供給系は、UDP−GlcNAcおよび胞子形成能を有する細菌由来のUDP−グルコース4−エピメラーゼから構成される。この供給系を、例えば糖転移酵素(GalNAcトランスフェラーゼ)単独あるいは糖転移酵素とUDP−GlcNAc再生系とを組み合わせた系とリンクさせることにより、N−アセチルガラクトサミンを含有するオリゴ糖合成に利用することもできる(特開平7−79792号公報参照)。
実施例
以下、実施例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明がこれに限定されないことは明らかである。なお、実施例において、反応液中のUDP−GalNAcの定量はHPLC法により行った。すなわち、分離にはYMC社製のODS−AQ312カラムを用い、溶出液として1mM テトラブチルアンモニウム、50mM 酢酸マグネシウム溶液を用いた。また、実施例におけるDNAの調製、制限酵素による切断、T4DNAリガーゼによるDNA連結、並びに大腸菌の形質転換法は全て「Molecular Cloning,A Laboratory Manual,Second Edition」(Sambrookら編、Cold spring Harbor Laboratory,Cold Spring Harbor,New York(1989))に従って行った。また、制限酵素、AmpliTaqDNAポリメラーゼ、T4DNAリガーゼなどは宝酒造(株)より入手した。
実施例1
(1)UDP−グルコース4−エピメラーゼ遺伝子のクローニング
枯草菌168M(ATCC 27370)の染色体DNAを斉藤と三浦の方法(Biochim.Biophys.Acta.,72,619(1963))で調製した。このDNAをテンペレートとして、以下に示す2種類のプライマーDNA(配列表の配列番号2及び3)を使用し、PCR法により枯草菌UDP−グルコース4−エピメラーゼ(galE)遺伝子を増幅した。
プライマー(A):5’−GATCTAGAAACCTCTATCGAATTGCTGG−3’
プライマー(B):5’−AACTGCAGGCCTCCATTCTTATTCCGCACT−3’
PCRによるgalE遺伝子の増幅は、反応液[100μl中50mM塩化カリウム、10mM トリス塩酸(pH8.3)、1.5mM塩化マグネシウム、0.001% ゼラチン、0.2mM dNTP、テンペレートDNA0.1μg、プライマーDNA(A)(B)各々 0.2μM、AmpliTaq DNAポリメラーゼ 2.5ユニット]をPerkin−ELmer Cetus Instrument社製 DNA Thermal Cyclerを用いて、熱変性(94℃、1分)、アニーリング(57℃、1.5分)、ポリメライゼーション(72℃、3分)のステップを25回繰り返すことにより行った。
遺伝子増幅後、反応液をフェノール/クロロホルム(1:1)混合液で処理し、水溶性画分に2倍容のエタノールを添加し、DNAを沈殿させた。沈殿回収したDNAを文献(Molecular Cloning、前述)の方法に従ってアガロースゲル電気泳動により分離し、1.2kb相当のDNA断片を精製した。該DNAを制限酵素XbaI及びPstIで切断し、同じく制限酵素XbaI及びPstIで消化したプラスミドpTrc99A(Pharmacia Biotech.社より入手)とT4DNAリガーゼを用いて連結した。連結反応液を用いて大腸菌JM109菌(宝酒造より入手)を形質転換し、得られたアンピシリン耐性形質転換体よりプラスミドpTrc−galE−1を単離した。pTrc−galE−1は、pTrc99Aのtrcプロモーター下流のXbaI−PstI切断部位に枯草菌galE遺伝子のプロモーター及び構造遺伝子を含有するXbaI−PstIDNA断片が挿入されたものである。
(2)UDP−グルコース4−エピメラーゼの調製
プラスミドpTrc−galE−1を保持する大腸菌JM109菌を、100μg/mlのアンピシリンを含有する2×YT培地500mlに植菌し、37℃で振とう培養した。菌体数が4×10個/mlに達した時点で、培養液に最終濃度1mMになるようにIPTGを添加し、さらに37℃で5時間振とう培養を続けた。培養終了後、遠心分離(9,000×g、10分)により菌体を回収し、50mlの緩衝液(20mM トリス塩酸(pH8.0)、2mM EDTA)に懸濁した。超音波処理を行って菌体を破砕し、さらに遠心分離(20,000×g、10分)により菌体残さを除去した。
このようにして得られた上清画分を酵素調製物とし、酵素調製物におけるUDP−グルコース4−エピメラーゼ活性およびUDP−GlcNAc4−エピメラーゼ活性を測定した結果を対照菌(pTrc99Aを保持する大腸菌JM109菌)の測定結果と共に下記表1に示す。なお、本発明におけるエピメラーゼ活性の単位(ユニット)は、以下に示す方法で測定、算出したものである。
i)UDP−グルコース4−エピメラーゼ活性の測定と単位の算出法
2.5mM塩化マグネシウム、10mM UDP−グルコースを含有する50mMトリス塩酸緩衝液(pH8.0)に酵素調製物を添加して37℃でインキュベーションすることで反応を行い、5分間煮沸することにより酵素を失活させる。HPLCにより反応液中のUDP−ガラクトースを定量し、37℃で1分間に1μmoleのUDP−ガラクトースを生成する活性を1単位(ユニット)とする。
ii)UDP−GlcNAc4−エピメラーゼ活性の測定と単位の算出法
2.5mM塩化マグネシウム、10mM UDP−GlcNAcを含有する50mMトリス塩酸緩衝液(pH8.0)に酵素調製物を添加して37℃でインキュベーションすることで反応を行い、5分間煮沸することにより酵素を失活させる。HPLCにより反応液中のUDP−GalNAcを定量し、37℃で1分間に1μmoleのUDP−GalNAcを生成する活性を1単位(ユニット)とする。
Figure 0004272377
(3)UDP−グルコース4−エピメラーゼ部分精製品の調製
上記(2)で調製した酵素調製物に40%飽和になるように硫酸アンモニウム粉末を添加し、4℃、一晩の撹拌の後、遠心分離(20,000×g、10分)により沈殿物を除去した。続いて得られた上清画分に80%飽和になるように再度硫酸アンモニウム粉末を添加し、4℃、一夜の撹拌を行い、遠心分離(20,000×g、10分)を行った。得られた沈殿画分を5mlの20mMトリス塩酸(pH8.0)に溶解し、同緩衝液1リットルで2回の透析を行った。このようにして得られた試料を酵素調製液とし、以下(4)の合成反応に供した。なお、該酵素調製液におけるUDP−GlcNAc4−エピメラーゼ活性は4.38ユニット/mg proteinであった。
(4)UDP−GalNAcの合成
180mM UDP−GlcNAc、10mM 塩化マグネシウムを含む100mM トリス塩酸(pH8.0)緩衝液500μlに上記(3)で調製した酵素調製液を0.212ユニット添加し、37℃で21時間反応させた。反応液をHPLCで分析したところ、50.38mMのUDP−GalNAcが生成することが認められた。
産業上の利用可能性
従来報告されていた、UDP−GlcNAc4−エピメラーゼを用いたUDP−GalNAcの調製方法は、動物組織または菌体内での当該酵素生産量が微少である等の理由で調製が困難であったことから、到底実用的な方法とはなり得なかった。
本発明者らは、胞子形成能を有する細菌由来のUDP−グルコース4−エピメラーゼがUDP−グルコースからUDP−ガラクトースへの変換反応を有するほかに、UDP−GlcNAcからUDP−GalNAcへの変換反応を触媒する活性を有していることを見出し、このような知見により、UDP−GlcNAcからUDP−GalNAcへの変換反応が実用的に初めて利用可能になった。
【配列表】
Figure 0004272377
Figure 0004272377
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Claims (18)

  1. エピメラーゼを用いてウリジン二リン酸N−アセチルグルコサミンをウリジン二リン酸N−アセチルガラクトサミンに変換する方法において、エピメラーゼとして胞子形成能を有する細菌由来のウリジン二リン酸グルコース4−エピメラーゼを用いる、エピメラーゼを用いたウリジン二リン酸N−アセチルグルコサミンからウリジン二リン酸N−アセチルガラクトサミンへの変換方法。
  2. 胞子形成能を有する細菌がバシラス属に属する細菌である、請求項1記載の方法。
  3. 胞子形成能を有する細菌が枯草菌(Bacillus subtilis)である、請求項1記載の方法。
  4. ウリジン二リン酸グルコース4−エピメラーゼが、枯草菌由来のウリジン二リン酸グルコース4−エピメラーゼ遺伝子(galE)を用いた組換えDNA手法で調製されたものである、請求項1記載の方法。
  5. ウリジン二リン酸N−アセチルグルコサミンおよび胞子形成能を有する細菌由来のウリジン二リン酸グルコース4−エピメラーゼからなるウリジン二リン酸N−アセチルガラクトサミンの供給系。
  6. 胞子形成能を有する細菌がバシラス属に属する細菌である、請求項5記載の供給系。
  7. 胞子形成能を有する細菌が枯草菌(Bacillus subtilis)である、請求項5記載の供給系。
  8. ウリジン二リン酸グルコース4−エピメラーゼが枯草菌由来のウリジン二リン酸グルコース4−エピメラーゼ遺伝子(galE)を用いた組換えDNA手法で調製されたものである、請求項5記載の供給系。
  9. ウリジン二リン酸N−アセチルグルコサミンにエピメラーゼを作用させてウリジン二リン酸N−アセチルガラクトサミンを製造する方法であって、エピメラーゼとして胞子形成能を有する細菌由来のウリジン二リン酸グルコース4−エピメラーゼを用いるウリジン二リン酸N−アセチルガラクトサミンの製造法。
  10. 胞子形成能を有する細菌がバシラス属に属する細菌である、請求項9記載の方法。
  11. 胞子形成能を有する細菌が枯草菌(Bacillus subtilis)である、請求項9記載の方法。
  12. ウリジン二リン酸グルコース4−エピメラーゼが枯草菌由来のウリジン二リン酸グルコース4−エピメラーゼ遺伝子(galE)を用いた組換えDNA手法で調製されたものである、請求項9記載の方法。
  13. エピメラーゼを用いてウリジン二リン酸N−アセチルグルコサミンをウリジン二リン酸N−アセチルガラクトサミンに変換する方法において、エピメラーゼとして、配列表の配列番号1に示すアミノ酸配列を有するエピメラーゼ、あるいは配列番号1のアミノ酸配列において1もしくは数個のアミノ酸残基が欠失、置換及び/又は付加されたアミノ酸配列を有し、配列番号1に示すアミノ酸配列を有するエピメラーゼと同様の酵素活性を有するエピメラーゼを用いる、エピメラーゼを用いたウリジン二リン酸N−アセチルグルコサミンからウリジン二リン酸N−アセチルガラクトサミンへの変換方法。
  14. エピメラーゼが、組換えDNA手法で調製されたものである、請求項13記載の方法。
  15. ウリジン二リン酸N−アセチルグルコサミン、および配列表の配列番号1に示すアミノ酸配列を有するエピメラーゼ、あるいは配列番号1のアミノ酸配列において1もしくは数個のアミノ酸残基が欠失、置換及び/又は付加されたアミノ酸配列を有し、配列番号1に示すアミノ酸配列を有するエピメラーゼと同様の酵素活性を有するエピメラーゼからなる、ウリジン二リン酸N−アセチルガラクトサミンの供給系。
  16. エピメラーゼが組換えDNA手法で調製されたものである、請求項15記載の供給系。
  17. ウリジン二リン酸N−アセチルグルコサミンにエピメラーゼを作用させてウリジン二リン酸N−アセチルガラクトサミンを製造する方法であって、エピメラーゼとして、配列表の配列番号1に示すアミノ酸配列を有するエピメラーゼ、あるいは配列番号1のアミノ酸配列において1もしくは数個のアミノ酸残基が欠失、置換及び/又は付加されたアミノ酸配列を有し、配列番号1に示すアミノ酸配列を有するエピメラーゼと同様の酵素活性を有するエピメラーゼを用いる、ウリジン二リン酸N−アセチルガラクトサミンの製造法。
  18. エピメラーゼが組換えDNA手法で調製されたものである、請求項17記載の方法。
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