JP4270705B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は空気調和機の前面に着脱自在に収納することにより、簡単に清掃及び洗浄、交換可能な集塵フィルタを取付けた空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日、一般家庭における空気調和機の普及はめざましくなっている。このとき空気調和機の集塵フィルタは、空気調和機の本体の吸込パネルの吸気口の風下に配置されているものが多い。そして、集塵フィルタが汚れたときの清掃や洗浄、交換等のメンテナンスが必要となった時には、空気調和機の本体の吸込パネルを上方に持上げて開放し、この吸込パネルの風下に配置されている集塵フィルタをとりはずすし清掃や洗浄、交換等の作業をおこなっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述した空気調和機は、通常室内の壁面に据付板等を介して人の背丈以上の高さに据え付けらている。
【0004】
このため、上記従来の空気調和機においては、集塵フィルタが汚れたときの清掃や洗浄、交換等のメンテナンスが必要となった時には、脚立等を準備し、これらを踏み台にして空気調和機の本体の吸込パネルを上方に持上げて開放し、この吸込パネルの風下に配置されている集塵フィルタをとりはずすして清掃や洗浄、交換等の作業をおこなっていた。
【0005】
本発明はこのような問題点を解決するためになされたものであり、巻取ることにより簡単に清掃及び洗浄、交換等が可能な集塵フィルタを設けた空気調和機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明では、室内の壁面上部に取付けられ、吸気口から吸込んだ空気を、集塵フィルタ部を介して除塵し、熱交換器部で冷却/加熱した後、吹出口から室内へ供給するように構成した空気調和機において、
前記集塵フィルタ部は、吸気口の風下に配置されると共に、吸気口の下側に配置され、内部に帯状のフィルタを収納するカートリッジと、このカートリッジを脱着するための蓋と、前記フィルタを前記カートリッジより引出すベルトと、このベルトを導くレールと、前記空気調和機の上部に配置され、前記ベルトを巻回するプーリーとを有し、前記レールに沿って前記ベルトにより前記フィルタを前記カートリッジから前記プーリーに導く構成とする。
【0007】
請求項2に記載の本発明では、請求項1記載の空気調和機において、集塵フィルタ部は、吸気口の下側に配置されたカートリッジに収納されている帯状のフィルタを、空気調和機の上部に配置されたプーリーに巻回されるベルトに着脱可能に掛着する構成とする。
【0008】
請求項3に記載の本発明では、室内の壁面上部に取付けられ、吸気口から吸込んだ空気を、集塵フィルタ部を介して除塵し、熱交換器部で冷却/加熱した後、吹出口から室内へ供給するように構成した空気調和機において、
前記集塵フィルタ部は、吸気口の風下に配置されると共に、吸気口の下側に配置され、内部に帯状のフィルタを収納するカートリッジと、このカートリッジを脱着するための蓋と、前記フィルタを導くレールとを有し、前記レールに沿って前記フィルタを前記カートリッジから空気調和機の上部に導く構成とする。
【0009】
請求項4に記載の本発明では、請求項1又は請求項3に記載の空気調和機において、集塵フィルタ部は、カートリッジを空気調和機から取外した際に、この内部に収納されているフィルタを引出した状態で固定させるアームをカートリッジに回動自在に設けた構成とする。
【0010】
請求項5に記載の本発明では、請求項1又は請求項3に記載の空気調和機において、カートリッジは、吸気口の下側に収納される構成とする。
【0011】
請求項6に記載の本発明では、請求項1又は請求項3に記載の空気調和機において、カートリッジを着脱するための開閉可能な蓋は、吸気口の下側に設けられている構成とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第一の実施例を図1ないし図5を参照しながら説明する。
図1は空気調和機10の正面図であり、図2、図3はその断面図である。また、図4は本実施例の説明図であり、図5は本実施例のフィルタを清掃、洗浄する状態の説明図である。
【0013】
空気調和機10は、この空気調和機10の略全面を覆っている吸込パネル101、この吸込パネル101に設けられ、空気調和をする室内空気を吸気する吸気口11、そして、この吸気口11の風下に近接して配置されている帯状のフィルタ14を有している。また、空気調和機10の上部に配置され、後述のベルト14Aを巻回する一対のプーリー14C、このプーリー14Cは軸14Dに軸支されており軸14Dとともに回動する。そして、この軸14Dを回動する駆動モータ14Eと、フィルタ14を掛着し上部に配置されたプーリー14Cに巻回される一対のベルト14Aを有している。さらにベルト14Aを導く一対のレール14B、フィルタ14を巻取り収納する着脱自在のカートリッジ15を備えている。また、このカートリッジ15を着脱するため吸気口11の下側に設けられている開閉可能な蓋11C、フィルタ14の風下側に配置されて吸気された室内空気を清浄化する清浄化フィルタ16、空気調和された空気を室内に吐出する吐出口17、冷媒と吸気した空気とを熱交換させる熱交換器18、吸気口11から室内空気を吸気して熱交換器18を通過させ、その後吐出口17からこの空気を室内に送風するクロスフローファン20等を備えた構成としている。
【0014】
吸込パネル101は空気調和機10の上面のパネルに設けられている上面吸込パネル10Aと、この空気調和機10の正面のパネルに設けられている正面吸込パネル10Bにより構成されている。
【0015】
吸気口11は、空気調和機10の上面のパネルに設けられている上面吸込パネル10Aに形成された上面吸気口11Aと、この空気調和機10の正面のパネルに設けられている正面吸込パネル10Bに形成された正面吸気口11Bにより構成されている。
【0016】
帯状のフィルタ14は、空気中に浮遊する比較的大きな埃等を除去するために吸気口11の風下に近接して配置されている。そして、清掃、洗浄及び交換が可能な可撓性のあるプラスチック等により形成された網目状のシート部材と、この網目状のシート部材の全周をやはり可撓性のある薄い樹脂などで縁取りをした構成としている。さらに、このフィルタ14は、正面吸気口11Bの下側に設けられ、正面吸込パネル10Bの一部を構成している蓋11Cの奥に格納されているカートリッジ15に巻取り収納可能である。
【0017】
そしてフィルタ14は、熱交換器18の形状に合わせる為、熱交換器18Aに相当する位置では直線的であり、上部の熱交換器18Bに相当する位置では熱交換器18Bの傾斜に対応させるために湾曲して形成される。
【0018】
レール18Bの形状は、フィルタ14を前述のような形状に形成するため、熱交換器18Aに相当する位置では直線的であり、上部の熱交換器18Bに相当する位置では熱交換器18Bの傾斜に対応させるために湾曲して構成されている。
【0019】
また、このレール18Bに導かれるベルト14Aは、レール18Bの形状に沿って空気調和機10の上部に配置されているプーリー14Cまで導かれる。
【0020】
カートリッジ15は図5に示すようにフィルタ14と、このフィルタ14の先端部が突出するようにして収納可能な中空筒15Aと、この中空筒15Aの略中心に設けられ、フィルタ14を巻取るための中軸15B(図示せず)を設けている。そして、この中軸15Bを中空筒15Aの両端より支持している一対のキャップ15C、及びフィルタ14を自動的に巻取るためのバネ15D(図示せず)などの巻取機構を備えた構成としている。そして、このフィルタ14を清掃、洗浄時にフィルタ14を引出して固定するための回動する一対のアーム15Eを設けた構成としている。
【0021】
このカートリッジ15は、前述したように空気調和機10の正面吸気口11Bの下側に設けられ、正面吸込パネル10Bの一部を構成している蓋11Cの奥に格納されている。
【0022】
そして、空気調和機10にフィルタ14を取付けるには、まず、先端部が突出したフィルタ14を中空筒15Aの内部に巻取り収納しているカートリッジ15を準備する。そして、空気調和機10の正面吸気口11Bの下側に設けられ、正面吸込パネル10Bの一部を構成している開閉可能な蓋11Cを下方に開放し、蓋11Cの奥に配置されているレール14Bに導かれているベルト14Aの端部に、先に準備しておいたカートリッジ15の中空筒15Aの内部に収納されているフィルタ14の突出した先端部の両側を掛着する。
【0023】
そして、空気調和機10の上部に配置されている駆動モータ14Eを軸14Dが時計方向に回動するように駆動させる。このようにすることで、空気調和機10の上部に配置され、ベルト14Aを巻回するプーリー14Cが時計方向に回動を開始し、このプーリー14Cに巻回されるベルト14Aが徐々にプーリー14Cに巻取られる。そして、ベルト14Aの端部に掛着されているフィルタ14はこのベルト14Aに案内され、レール14Bに導かれて空気調和機10の上部に配置されているプーリー14Cまで案内される。そして、ベルト14Aの先端に掛着されているフィルタ14の先端部がプーリー14Cに到達した時に駆動モータ14Eは駆動を停止し、プーリー14Cも停止する。そしてフィルタ14の取付けが完了する。
【0024】
このように、フィルタ14の取付けは、空気調和機10の正面に設けられている正面吸気口11Bの下側に設けられ、正面吸込パネル10Bの一部を構成している開閉可能な蓋11Cを下方に開放し、この蓋11Cの奥に配置されているレール14Bに導かれているベルト14Aの端部に、カートリッジ15の中空筒15Aの内部に収納されているフィルタ14の先端部の両側を掛着するだけで簡単に取付けが可能である。
【0025】
このようにしてフィルタ14の取付けが完了した後、開放されていた蓋11Cを閉じて空気調和機10が使用可能となる。
【0026】
また、フィルタ14を空気調和機10から取外すには、まず、空気調和機10の上部に配置されている駆動モータ14Eを軸14Dに備えられているプーリー14Cが反時計方向に回動するように駆動させる。このようにすることで、空気調和機10の上部に配置され、前記ベルト14Aを巻回するプーリー14Cが反時計方向に回動を開始し、このプーリー14Cに巻取られているベルト14Aがプーリー14Cより繰り出される。そして、ベルト14Aの端部に掛着されているフィルタ14はこのベルト14Aに案内され、レール14Bに導かれて正面吸気口11Bの下側に設けられ、正面吸込パネル10Bの一部を構成している蓋11Cの奥に格納されているカートリッジ15の中空筒15Aに向かって移動する。するとこのカートリッジ15に内蔵されているバネ15D(図示せず)の力により中空筒15Aの内部にある中軸15B(図示せず)にフィルタ14が徐々に巻取られてフィルタ14は先端部を突出して中空筒15Aの内部に収納される。
【0027】
このようにして、フィルタ14が先端部を突出してカートリッジ15の中空筒15Aの内部に略収納されると略同時に空気調和機10の上部に配置されている駆動モータ14Dは駆動を停止し、フィルタ14は先端部を突出して中空筒15Aの内部への収納が完了する。
【0028】
フィルタ14が先端部を突出して中空筒15Aの内部への収納が完了した後、閉じられていた蓋11Cを下方に開放し、この蓋11Cの奥に配置され、フィルタ14の先端部の両側を掛着しているベルト14Aの端部からフィルタ14の先端部を外してカートリッジ15とベルト14Aとを離脱する。
【0029】
このようにすることでカートリッジ15の中空筒15Aに先端部を突出し、内部に収納されたフィルタ14はカートリッジ15ごと空気調和機10より取外すことが可能である。
【0030】
前述の第一の実施例図4の説明図においては、ベルト14Aの端部の掛着する部分を凸の爪形状とし、これに掛着されるフィルタ14の先端部の両側の部分は孔となっているが、ベルト14Aの端部の掛着する部分を孔とし、これに掛着されるフィルタ14の先端部の両側の部分を凸の爪形状となっても同様の効果である。
【0031】
つぎに、先端部が突出したフィルタ14を中空筒15Aの内部に収納したカートリッジ15を取外した後に、この先端部が突出したフィルタ14を清掃、洗浄する方法を説明する。
【0032】
まず、カートリッジ15の中空筒15Aの内部に先端部を突出して収納されたフィルタ14は、このフィルタ14の突出している先端部を摘まんで中空筒15Aの内部よりフィルタ14を引出し、図5に示されているように中空筒15Aに設けられている回動する一対のアーム15Eにより、引出されたフィルタ14の先端部を係止する。
【0033】
このようにすることで、引出されたフィルタ14は帯状の平面になり、清掃及び洗浄が可能となる。清掃及び洗浄後、引き出されたフィルタ14を元のように中空筒15Aに収納するにはフィルタ14の先端部を係止している一対のアーム15Eを回動させて中空筒15Aの表面に係着する。フィルタ14の先端部を係止している一対のアーム15Eが取り除かれたことによりフィルタ14はバネ15D(図示せず)の働きにより先端部を突出して再び中空筒15Aの中軸15B(図示せず)に巻取られ内部に収納される。
【0034】
このようにしてフィルタ14は着脱自在のカートリッジ15の中空筒15Aに収納されることより繰返しての使用が可能であるため効率よく使用できる。
【0035】
次に、本発明の第二の実施例を図6ないし図10を参照しながら説明する。
【0036】
図6ないし図10において、符号10、101、11、16、17、18、20、及び、これらに関係する部分10A、10B、11A、11B、11C、18A、18B、18Cは前述の第一の実施例と同一の構成を有する部分であり、その詳細な説明は省略する。
【0037】
図6は空気調和機10の正面図であり、図7、図8はその断面図である。また、図9は本実施例の説明図であり、図10は本実施例のフィルタを清掃、洗浄する状態の説明図である。
【0038】
空気調和機10は、この空気調和機10の略全面を覆っている吸込パネル101、この吸込パネル101に設けられ、空気調和をする室内空気を吸気する吸気口11、そして、この吸気口11の風下に近接して配置されている帯状のフィルタ114、フィルタ114を導く一対のレール114A、このレール114Aにはフィルタ114の縁を摺動させる溝114Bが設けてある。そして、フィルタ114を巻取りこのフィルタ114を収納する着脱自在のカートリッジ115を備えている。また、このカートリッジ115を着脱するため吸気口11の下側に設けられている開閉可能な蓋11C、フィルタ114の風下側に配置されて吸気された室内空気を清浄化する清浄化フィルタ16、空気調和された空気を室内に吐出する吐出口17、冷媒と吸気した空気とを熱交換させる熱交換器18、吸気口11から室内空気を吸気して熱交換器18を通過させ、その後吐出口17からこの空気を室内に送風するクロスフローファン20等を備えた構成としている。
【0039】
帯状のフィルタ114は、空気中に浮遊する比較的大きな埃等を除去するために吸気口11の風下に近接して配置されている。そして、清掃、洗浄及び交換が可能な可撓性のあるプラスチック等により形成された網目状のシート部材と、この網目状のシート部材の全周をやはり可撓性のある薄い樹脂などで縁取りをした構成としている。
【0040】
さらに、このフィルタ114は、正面吸気口11Bの下側に設けられ、正面吸込パネル10Bの一部を構成している蓋11Cの奥に格納されているカートリッジ115に巻取り収納可能である。
【0041】
そしてフィルタ114は、熱交換器18の形状に合わせる為、熱交換器18Aに相当する位置では直線的であり、上部の熱交換器18Bに相当する位置では熱交換器18Bの傾斜に対応させるために湾曲して形成される。
【0042】
レール118Bの形状は、フィルタ114を前述のような形状に形成するため、熱交換器18Aに相当する位置では直線的であり、上部の熱交換器18Bに相当する位置では熱交換器18Bの傾斜に対応させるために湾曲して構成されている。
【0043】
カートリッジ115は、図10に示すようにフィルタ114と、このフィルタ114の先端部が突出するようにして収納する中空筒115Aと、この中空筒115Aの略中心に設けられ、フィルタ114を巻取るための中軸115B(図示せず)、この中軸115Bを中空筒115Aの両端より支持して手動により回転する一対のキャップ115Cなどフィルタ114を巻取るための巻取機構を備えた構成としている。そして、このフィルタ114を清掃、洗浄時にフィルタ114を引出して固定するための回動する一対のアーム115Eを設けた構成としている。
【0044】
このカートリッジ115は、前述したように空気調和機10の正面吸気口11Bの下側に設けられ、正面吸込パネル10Bの一部を構成している蓋11Cの奥に格納されている。
【0045】
そして、空気調和機10にフィルタ114を取付けるには、まず、先端部が突出したフィルタ114を中空筒115Aの内部に巻取り収納しているカートリッジ115を準備する。そして、空気調和機10の正面吸気口11Bの下側に設けられ、正面吸込パネル10Bの一部を構成している開閉可能な蓋11Cを下方に開放し、蓋11Cの奥に配置されているレール114Aの溝114Bの先端に、先に準備しておいたカートリッジ115の中空筒115Aの内部に収納されているフィルタ114の突出した先端部の両側を係合する。
【0046】
そして、一対のレール114Aの溝114Bの先端に係合されたフィルタ114は、中空筒115Aの両端に設けられている一対のキャップ115Cを時計方向に回転させることにより、中空筒115Aの内部より繰り出されてレール114Aに導かれ、空気調和機10の上部まで到達する。このようにしてフィルタ114の取付けが完了する。
【0047】
このように、フィルタ114の取付けは空気調和機10の正面に設けられている正面吸気口11Bの下側に設けられ、正面吸込パネル10Bの一部を構成している開閉可能な蓋11Cを下方に開放し、この蓋11Cの奥に配置されている一対のレール114Aの溝114Bに先端部を係合し、中空筒115Aの両端に設けられている一対のキャップ115Cを時計方向に回転するだけで簡単にフィルタ114の取付けが可能である。
【0048】
このようにしてフィルタ114の取付けが完了した後、開放されていた蓋11Cを閉じて空気調和機10が使用可能となる。
【0049】
また、フィルタ114を空気調和機10から取外すには、まず、空気調和機10の正面に設けられている正面吸気口11Bの下側に設けられ、正面吸込パネル10Bの一部を構成している開閉可能な蓋11Cを下方に開放し、この蓋11Cの奥に収納されているカートリッジ115の中空筒115Aの両側に設けられているキャップ115Cを反時計方向に回転させる。このようにすることでレール114Aに導かれてフィルタ114は先端部を突出させてカートリッジ115の中空筒115Aの中軸115B(図示せず)に巻取り内部に収納が完了する。
【0050】
このようにすることでカートリッジ115の中空筒115Aに先端部を突出し、内部に収納されたフィルタ114はカートリッジ115ごと空気調和機10より取外すことが可能である。
【0051】
つぎに、先端部が突出したフィルタ114を中空筒115Aの内部に収納したカートリッジ115を取外した後に、この先端部が突出したフィルタ114を清掃、洗浄する方法を説明する。
【0052】
まず、カートリッジ115の中空筒115Aの内部に先端部を突出して収納されたフィルタ114は、このフィルタ114の突出している先端部を摘まんで中空筒115Aの内部より引出し、図10に示されているように中空筒115Aに設けられている回動する一対のアーム115Eにより引出されたフィルタ114の端部を係止する。
【0053】
このようにすることで、引出されたフィルタ114は帯状の平面になり、清掃及び洗浄が可能となる。清掃及び洗浄後、引出されたフィルタ114を元のように中空筒115Aに収納するにはフィルタ114の先端を係止している一対のアーム115Eを回動させて中空筒115Aの表面に係着する。そして、カートリッジ115の中空筒115Aの両側に設けられているキャップ115Cを反時計方向に回転させる。このようにすることでフィルタ114は先端部を突出させてカートリッジ115の中空筒115Aの中軸115B(図示せず)に巻取られ内部に収納が完了する。
【0054】
このようにしてフィルタ114は着脱自在のカートリッジ115の中空筒115Aに収納されることより繰返しての使用が可能であるため効率よく使用できる。
【0055】
前述の二つの実施例では、フィルタ14、114が清掃及び洗浄が可能で繰り返し使用できるようになっているが、フィルタ14、114の材質を紙のような材質にしてカートリッジ15、115をロール状にして、フィルタ14、114の使用後汚れた部分をカットして使い捨てのように構成してもよい。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の本発明によれば、室内の壁面上部に取付けられ、吸気口から吸込んだ空気を、集塵フィルタ部を介して除塵し、熱交換器部で冷却/加熱した後、吹出口から室内へ供給するように構成した空気調和機において、
前記集塵フィルタ部は、吸気口の風下に配置されると共に、吸気口の下側に配置され、内部に帯状のフィルタを収納するカートリッジと、このカートリッジを脱着するための蓋と、前記フィルタを前記カートリッジより引出すベルトと、このベルトを導くレールと、前記空気調和機の上部に配置され、前記ベルトを巻回するプーリーとを有し、前記レールに沿って前記ベルトにより前記フィルタを前記カートリッジから前記プーリーに導く構成としたことにより、フィルタの清掃及び洗浄、交換時など、このフィルタの取付け、取外しが簡単に効率よく行うことが可能である。
【0057】
請求項2に記載の本発明によれば、集塵フィルタ部は、吸気口の下側に配置されたカートリッジに収納されている帯状のフィルタを、空気調和機の上部に配置されたプーリーに巻回されるベルトに着脱可能に掛着される構成としたことにより、フィルタの清掃及び洗浄、交換時など、このフィルタの取付け、取外しが簡単に効率よく行うことが可能である。
【0058】
請求項3に記載の本発明によれば、室内の壁面上部に取付けられ、吸気口から吸込んだ空気を、集塵フィルタ部を介して除塵し、熱交換器部で冷却/加熱した後、吹出口から室内へ供給するように構成した空気調和機において、
前記集塵フィルタ部は、吸気口の風下に配置されると共に、吸気口の下側に配置され、内部に帯状のフィルタを収納するカートリッジと、このカートリッジを脱着するための蓋と、前記フィルタを導くレールとを有し、前記レールに沿って前記フィルタを前記カートリッジから空気調和機の上部に導く構成としたことにより、より低コストでフィルタの清掃及び洗浄、交換時など、このフィルタの取付け、取外しが簡単に効率よく行うことが可能である。
【0059】
請求項4に記載の本発明によれば、集塵フィルタ部は、カートリッジを空気調和機から取外した際に、この内部に収納されているフィルタを引出した状態で固定させるアームをカートリッジに回動自在に設けた構成としたことにより、フィルタが帯状の平面を保つことが可能となり清掃及び洗浄などを効率よくおこなうことができる。
【0060】
請求項5に記載の本発明によれば、カートリッジは、吸気口の下側に収納される構成としたことにより、フィルタの清掃及び洗浄、交換時など、このフィルタの取付け、取外しが簡単に効率よく行うことが可能である。
【0061】
請求項6に記載の本発明によれば、カートリッジを着脱するための開閉可能な蓋は、吸気口の下側に設けられている構成としたことにより、外観上違和感がなく低い位置でフィルタの清掃及び洗浄、交換時など、このフィルタの取付け、取外しが簡単に効率よく行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示す空気調和機の正面概略図である。
【図2】図1の断面を示す説明図である。
【図3】本発明の第一の実施例を示す空気調和機の蓋を開いたときの状態を示す断面概略を示す説明図である。
【図4】本発明の第一の実施例を示す空気調和機のフィルタを取付け、取外しの概略を示す説明図である。
【図5】本発明の第一の実施例を示すカートリッジのフィルタを引出し、アームにて帯状に固定した概略を示す説明図である。
【図6】本発明の第一の実施例を示す空気調和機の正面概略図である。
【図7】図1の断面を示す説明図である。
【図8】本発明の第一の実施例を示す空気調和機の蓋を開いたときの状態を示す断面概略を示す説明図である。
【図9】本発明の第一の実施例を示す空気調和機のフィルタを取付け、取外しの概略を示す説明図である。
【図10】本発明の第一の実施例を示すカートリッジのフィルタを引出し、アームにて帯状に固定した概略を示す説明図である。
【符号の説明】
10 空気調和機
101 吸込パネル
10A 上面吸込パネル
10B 正面吸込パネル
11 吸気口
11A 上面吸気口
11B 正面吸気口
11C 蓋
14 フィルタ
14A ベルト
14B レール
14C プーリー
14D 軸
14E 駆動モータ
15 カートリッジ
15A 中空筒
15C キャップ
15E アーム
16 清浄化フィルター
17 吐出口
18(18A、18B、18C) 室内熱交換器
20 クロスフローファン
114 フィルタ
114A レール
114B 溝
115 カートリッジ
115A 中空筒
115C キャップ
115E アーム

Claims (6)

  1. 室内の壁面上部に取付けられ、吸気口から吸込んだ空気を、集塵フィルタ部を介して除塵し、熱交換器部で冷却/加熱した後、吹出口から室内へ供給するように構成した空気調和機において、
    前記集塵フィルタ部は、吸気口の風下に配置されると共に、吸気口の下側に配置され、内部に帯状のフィルタを収納するカートリッジと、このカートリッジを脱着するための蓋と、前記フィルタを前記カートリッジより引出すベルトと、このベルトを導くレールと、前記空気調和機の上部に配置され、前記ベルトを巻回するプーリーとを有し、前記レールに沿って前記ベルトにより前記フィルタを前記カートリッジから前記プーリーに導くことを特徴とする空気調和機。
  2. 前記集塵フィルタ部は、前記吸気口の下側に配置されたカートリッジに収納されている帯状のフィルタを、前記空気調和機の上部に配置されたプーリーに巻回されるベルトに着脱可能に掛着されることを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  3. 室内の壁面上部に取付けられ、吸気口から吸込んだ空気を、集塵フィルタ部を介して除塵し、熱交換器部で冷却/加熱した後、吹出口から室内へ供給するように構成した空気調和機において、
    前記集塵フィルタ部は、吸気口の風下に配置されると共に、吸気口の下側に配置され、内部に帯状のフィルタを収納するカートリッジと、このカートリッジを脱着するための蓋と、前記フィルタを導くレールとを有し、前記レールに沿って前記フィルタを前記カートリッジから空気調和機の上部に導くことを特徴とする空気調和機。
  4. 前記カートリッジを前記空気調和機から取外した際に、この内部に収納されている前記フィルタを引出した状態で固定させるアームを、前記カートリッジに回動自在に設けたことを特徴とする請求項1又は請求項3に記載の空気調和機。
  5. 前記カートリッジは、吸気口の下側に収納されることを特徴とする請求項1又は請求項3に記載の空気調和機。
  6. 前記カートリッジを着脱するための開閉可能な蓋は、前記吸気口の下側に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項3に記載の空気調和機。
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