JP4270020B2 - 構内交換システム、ゲートウエイ装置、構内交換方法、および構内交換プログラム - Google Patents

構内交換システム、ゲートウエイ装置、構内交換方法、および構内交換プログラム Download PDF

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Description

本発明は構内交換システム、ゲートウエイ装置、構内交換方法、および構内交換プログラムに関し、例えば、VoIP(VoiceOver IP)に対応していない一般電話機を収容してVoIP通信を可能にするためのPBX(構内交換機)であるIP−PBXなどに適用して好適なものである。
従来のIP−PBXシステムのなかには、IPLTU(インターネット・プロトコル・ライン・トランク・ユニット(VoIP対応回線収容装置))を有するものがある。
IPLTUはVoIPゲートウエイに相当する構成要素であり、VoIP機能を持たない一般電話機を収容するとともにLANインタフェースを備えている。IPLTUは自身では、IPアドレスと電話番号の対応など、VoIP通信に必須の情報(局データ)を備えていないため、呼制御時には、その局データを蓄積した呼処理装置と通信する必要がある。
具体的には、ある企業がIP網によって接続された複数の拠点を持ち、そのうちの1つの拠点(大規模拠点)が本社に、他の拠点(小規模拠点)が各支社に相当するケースの場合、IPLTUを支社の拠点に設置し、前記呼処理装置を含むIP−PBX本体は本社の拠点に設置しておく構成を取る。
この構成において、支社の拠点内に配置された一般電話機Aから着信先の電話番号NB1を指定して発呼する場合などには、その一般電話機Aを収容したIPLTUは、当該電話番号NB1に対応するIPアドレスをIP網経由で本社の前記呼処理装置に問い合わせることになる。IP網上で通信相手を特定する唯一の識別子はIPアドレスであり、IP網を経由して音声通話などを行うには、通信相手のIPアドレスを知ることが不可欠だからである。
前記構成を取ることにより、各支社の拠点にはIPLTUを設置するだけで内線電話網を構築できるため、すべての拠点にIP−PBX本体を設置する場合に比べ、各支社の拠点に設置する装置の規模が小さくなり、全体としてコストを低減できる。また、支社の拠点で一般電話機を用いるユーザでも、本社のユーザとほぼ同様なサービスを利用することができる。
しかしながら上述した構成の場合、例えばIP網に障害が発生したり、IP−PBX本体に障害が発生すること等により、支社の拠点に設置したIPLTUと本社の拠点に設置したIP−PBX本体の呼処理装置が通信不能となると、支社の拠点に設置したIPLTUに収容されている一般電話機のユーザは、他拠点内の電話機(一般電話機またはIP電話機)のユーザだけでなく、自拠点内の電話機(一般電話機またはIP電話機)のユーザとも通話することができなくなるため、可用性が低いといえる。
かかる課題を解決するために、第1の本発明は声通信用の第2の通信プロトコルに対応する音声通信対応端末を、第1の通信プロトコルに対応するネットワークに接続させるためにプロトコル変換を行う機能と、前記第1の通信プロトコル上で端末を識別するための第1の端末識別子と第2の通信プロトコル上で端末を識別するための第2の端末識別子の対応関係を含む呼制御基礎情報を蓄積、管理する機能とを有する、前記ネットワークを介して接続可能な複数の拠点のシステムを包含する構内交換システムにおいて、(1)前記複数の拠点のうち一部の拠点に設置され、各拠点の拠点内および拠点間の通信に関する前記呼制御基礎情報を管理するメイン呼制御対応部と、(2)前記複数の拠点のうちの残りの拠点であって、前記音声通信対応端末を有する拠点に設置され、少なくとも自拠点の拠点内通信に関する前記呼制御基礎情報を管理するサブ呼制御対応部と、(3)前記複数の拠点のうち、前記音声通信対応端末を有する拠点に設置され、前記音声通信対応端末を収容し、前記プロトコル変換を含む、収容している前記音声通信対応端末と前記ネットワーク側との通信の支援処理を行うゲートウエイ部とを備え、(4)前記メイン呼制御対応部は、呼制御基礎情報に変更が生じると、この変更に係る拠点の拠点内通信に関する呼制御基礎情報を管理するサブ呼制御対応部に変更内容情報を送り、(5)前記サブ呼制御対応部は、前記変更内容情報が与えられると、前記変更内容情報に応じて管理している呼制御基礎情報を変更し、(6)前記各拠点のうちメイン呼制御対応部を持たない拠点内に設置された前記ゲートウエイ部は、少なくとも前記メイン呼制御対応部との通信が不能となったことを認識すると、自拠点内の前記サブ呼制御対応部が管理している呼制御基礎情報を利用して、収容している前記音声通信対応端末の通信を支援することを特徴とする。
また、第2の本発明は声通信用の第2の通信プロトコルに対応する音声通信対応端末を、第1の通信プロトコルに対応するネットワークに接続させるためにプロトコル変換を行う機能と、前記第1の通信プロトコル上で端末を識別するための第1の端末識別子と第2の通信プロトコル上で端末を識別するための第2の端末識別子の対応関係を含む呼制御基礎情報を蓄積、管理する機能とを有する、前記ネットワークを介して接続可能な複数の拠点のシステムを包含する構内交換システムの構成要素であり、前記複数の拠点のうち、前記音声通信対応端末を有する拠点に設置され、前記音声通信対応端末を収容し、前記プロトコル変換を含む、収容している前記音声通信対応端末と前記ネットワーク側との通信の支援処理を行うゲートウエイ装置において、(1)前記構内交換システムは、前記複数の拠点のうち一部の拠点に設置され、各拠点の拠点内および拠点間の通信に関する前記呼制御基礎情報を管理するメイン呼制御対応部と、前記複数の拠点のうちの残りの拠点であって、前記音声通信対応端末を有する拠点に設置され、少なくとも自拠点の拠点内通信に関する前記呼制御基礎情報を管理するサブ呼制御対応部とを含み、前記メイン呼制御対応部は、呼制御基礎情報に変更が生じると、この変更に係る拠点の拠点内通信に関する呼制御基礎情報を管理するサブ呼制御対応部に変更内容情報を送り、前記サブ呼制御対応部は、前記変更内容情報が与えられると、前記変更内容情報に応じて管理している呼制御基礎情報を変更するものであり、(2)前記メイン呼制御対応部との通信の可否を判定する通信可否判定部と、(3)当該通信可否判定部がメイン呼制御対応部との通信が不能であると判定した場合、当該ゲートウエイ装置が設けられている拠点内の前記サブ呼制御対応部が管理している呼制御基礎情報を利用して、収容している前記音声通信対応端末の通信を支援する呼制御選択部とを備えることを特徴とする。
さらに、第3の本発明は声通信用の第2の通信プロトコルに対応する音声通信対応端末を、第1の通信プロトコルに対応するネットワークに接続させるためにプロトコル変換を行う機能と、前記第1の通信プロトコル上で端末を識別するための第1の端末識別子と第2の通信プロトコル上で端末を識別するための第2の端末識別子の対応関係を含む呼制御基礎情報を蓄積、管理する機能とを有する、前記ネットワークを介して接続可能な複数の拠点のシステムを包含する構内交換システムが実行する構内交換方法において、(1)前記複数の拠点のうち一部の拠点には、各拠点の拠点内および拠点間の通信に関する前記呼制御基礎情報を管理するメイン呼制御対応部を設置し、(2)前記複数の拠点のうちの残りの拠点であって、前記音声通信対応端末を有する拠点には、少なくとも自拠点の拠点内通信に関する前記呼制御基礎情報を管理するサブ呼制御対応部を設置し、(3)前記複数の拠点のうち、前記音声通信対応端末を有する拠点には、前記音声通信対応端末を収容し、前記プロトコル変換を含む、収容している前記音声通信対応端末と前記ネットワーク側との通信の支援処理を行うゲートウエイ部を設置しておき、(4)前記メイン呼制御対応部は、呼制御基礎情報に変更が生じると、この変更に係る拠点の拠点内通信に関する呼制御基礎情報を管理するサブ呼制御対応部に変更内容情報を送り、(5)前記サブ呼制御対応部は、前記変更内容情報が与えられると、前記変更内容情報に応じて管理している呼制御基礎情報を変更し、(6)前記各拠点のうちメイン呼制御対応部を持たない拠点内に設置された前記ゲートウエイ部は、少なくとも前記メイン呼制御対応部との通信が不能となったことを認識すると、自拠点内の前記サブ呼制御対応部が管理している呼制御基礎情報を利用して、収容している前記音声通信対応端末の通信を支援することを特徴とする。
さらにまた、第4の本発明は声通信用の第2の通信プロトコルに対応する音声通信対応端末を、第1の通信プロトコルに対応するネットワークに接続させるためにプロトコル変換を行う機能と、前記第1の通信プロトコル上で端末を識別するための第1の端末識別子と第2の通信プロトコル上で端末を識別するための第2の端末識別子の対応関係を含む呼制御基礎情報を蓄積、管理する機能とを有する、前記ネットワークを介して接続可能な複数の拠点のシステムを包含する構内交換システムを構成する各拠点に分散配置されたコンピュータを機能させる構内交換プログラムにおいて、(1)前記複数の拠点のうち一部の拠点に配置されたコンピュータを、各拠点の拠点内および拠点間の通信に関する前記呼制御基礎情報を管理すると共に、呼制御基礎情報に変更が生じると、この変更に係る拠点の拠点内通信に関する呼制御基礎情報を管理するサブ呼制御対応機能部に変更内容情報を送るメイン呼制御対応機能部として機能させ、(2)前記複数の拠点のうちの残りの拠点であって、前記音声通信対応端末を有する拠点に配置されたコンピュータを、少なくとも自拠点の拠点内通信に関する前記呼制御基礎情報を管理すると共に、前記変更内容情報が与えられると、前記変更内容情報に応じて管理している呼制御基礎情報を変更するサブ呼制御対応機能部として機能させ、(3)前記複数の拠点のうち、前記音声通信対応端末を有する拠点に配置されたコンピュータを、前記音声通信対応端末を収容し、前記プロトコル変換を含む、収容している前記音声通信対応端末と前記ネットワーク側との通信の支援処理を行うものであって、少なくとも前記メイン呼制御対応機能との通信が不能となったことを認識すると、自拠点内の前記サブ呼制御対応機能部が管理している呼制御基礎情報を利用して、収容している前記音声通信対応端末の通信を支援するゲートウエイ機能部として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、可用性を高めることができる。
(A)実施形態
以下、本発明にかかる構内交換システム、ゲートウエイ装置、構内交換方法、および構内交換プログラムをVoIP通信システムに適用した場合を例に、実施形態について説明する。
(A−1)実施形態の構成
本実施形態にかかるVoIP通信システム10の全体構成例を図1に示す。
図1において、当該VoIP通信システム10は、WAN(ワイド・エリア・ネットワーク)を構成するIP網11と、当該IP網11によって相互に接続された拠点ST1〜ST4とを備えている。
このうちIP網11はインターネットなどにも置換可能であるが、ここでは、特定の通信事業者が運営するIP網を想定する。IP網11上では、OSI参照モデルのネットワーク層のプロトコルとしてIPプロトコルが用いられる。
個々の拠点ST1〜ST4はそれぞれLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)を構成しているが、拠点ST1はある企業の本社に構成されたLANに対応し、拠点ST2〜ST4はその企業の各支社に構成されたLANに対応する。
拠点ST1内には、図1に示すように、ルータ12と、本体呼処理装置13と、IPLTU14と、これらを接続する伝送路PR1が設けられている。
基本的に、すでに説明した従来のIPLTUと同じIPLTUである当該IPLTU14には、VoIP対応機能を搭載していない一般電話機15,16が収容されている。
IPLTU14の局番はNB14であり、一般電話機15の内線番号はNB15,一般電話機16の内線番号はNB16である。外部からこれらの一般電話機に着信しようとする場合、局番+内線番号をダイヤルすることになる。例えば、一般電話機23から一般電話機15に着信するには、一般電話機23のユーザU3は電話番号「NB14+NB15」をダイヤルすることになる。
ここで、一般電話機15を指定する電話番号「NB14+NB15」にはIPアドレスIPA15が対応し、一般電話機16を指定する電話番号「NB14+NB16」にはIPアドレスIPA16が対応するものとする。
一般電話機15はユーザU5によって利用され、一般電話機16はユーザU6によって利用される。
本体呼処理装置13は、前記IP−PBX本体に含まれる呼処理装置であり、局データFD1を蓄積している。
局データはVoIP通信に必須の情報であり、VoIP通信システム10内の番号計画を反映した情報が含まれている。各一般電話機のIPアドレスと電話番号(局番+内線番号)の対応なども、このような情報の1つである。本体呼処理装置13の管理範囲はVoIP通信システム10全体であるので、当該局データFD1には拠点ST1に含まれる一般電話機(例えば、15,16)だけでなく、他の拠点ST2〜ST4に含まれる一般電話機(例えば、23,24など)に関する情報も含まれる。
なお、実装上、IPLTUには、1つのIPアドレスだけを付与する構成と、当該IPLTUが収容している一般電話機の数と同数のIPアドレスを付与する構成があり得ると考えられるが、ここでは、収容している一般電話機の数と同数のIPアドレスを付与する構成を前提とする。
また、図1上は別個のものとして図示しているが、当該本体呼処理装置13と前記IPLTU14は物理的に一体の装置であってよいことは当然である。
拠点ST1内でも、少なくとも伝送路PR1に接続された部分では、ネットワーク層のプロトコルとしてIPプロトコルが使用される。したがって伝送路PR1に接続されている本体呼処理装置13自体にもIPアドレスが割当てられている。本体呼処理装置13のIPアドレスは、IPA13である。
ルータ12は、伝送路PR1とIP網11を接続し、ネットワーク層で中継処理を行う中継装置である。
一方、各支社にあたる各拠点ST2〜ST4の内部構成はすべて実質的に同じであってよいため、図1では拠点ST2の内部構成のみを図示している。
当該拠点ST2は、ルータ20と、遠隔呼処理装置21と、IPLTU22と、一般電話機23,24と、伝送路PR2を備えている。
このうち伝送路PR2は前記伝送路PR1に対応し、ルータ20は前記ルータ12に対応し、IPLTU22は前記IPLTU14に対応し、一般電話機23,24は前記一般電話機15,16に対応し、遠隔呼処理装置21は前記本体呼処理装置13に対応するので、その詳しい説明は省略する。
ただし当該遠隔呼処理装置21が蓄積する局データFD2は、前記局データFD1の一部にあたるため、局データFD1に比べて情報の種類や量が少ない。これは、前記本体呼処理装置13の管理範囲がVoIP通信システム10全体(拠点ST2もその一部である)であるのに対し、遠隔呼処理装置21の管理範囲が拠点ST2の内部に限定されているからである。
局データFD2が局データFD1に比べて情報の種類や量が少ないことは、遠隔呼処理装置21が、本体呼処理装置13に比べて処理する通信装置(例えば、一般電話機やIPLTU)の数も少なくてよいことを意味する。したがって遠隔呼処理装置21は本体呼処理装置13よりも小型で安価な装置として構成することが可能である。
前記IPLTU22の局番はNB22で、一般電話機23の内線番号はNB23、一般電話機24の内線番号はNB24である。
ここで、一般電話機23を指定する電話番号「NB22+NB23」にはIPアドレスIPA23が対応し、一般電話機24を指定する電話番号「NB22+NB24」にはIPアドレスIPA24が対応するものとする。
さらに、遠隔呼処理装置21のIPアドレスは、IPA21である。
IPLTU22は基本的に前記IPLTU14と同様な中継装置であるが、本実施形態に特徴的な機能も備えている。IPLTU22の内部構成例を図2に示す。
(A−1−1)IPLTUの内部構成例
図2において、当該IPLTU22は、通信部30,31と、制御部32と、記憶部33と、障害復旧検知部34と、本体接続可否判定部35と、接続先切替部36とを備えている。
このうち通信部30は前記伝送路PR2に接続された部分で、IPパケットの送信や受信を実行する。
他方の通信部31は、一般電話機23や24に接続された部分で、これら一般電話機(例えば、24)とのあいだで加入電話網(PSTN)の加入者線と同様な通信を実行する。
制御部32は、ハードウエア的には当該IPLTU22のCPU(中央処理装置)に相当し、ソフトウエア的にはOS(オペレーティングシステム)などの各種プログラムに相当する部分である。VoIPゲートウエイの機能もこの制御部32に対応する。
前記記憶部33はハードウエア的には、RAM(ランダムアクセスメモリ)などの揮発性記憶手段や、ROM、EEPROM、ハードディスクなどの不揮発性記憶手段によって構成される記憶資源であり、ソフトウエア的には、各種のファイルがこの部分に含まれ得る。OSなどのプログラムファイルもこのようなファイルの一例であるから、これらのファイルも、その物理的な実体はこの記憶部33に位置する。
当該記憶部33にはまた、当該IPLTU22自身が収容している一般電話機23,24のIPアドレスであるIPA23,IPA24と、前記本体呼処理装置13のIPアドレスであるIPA13と、前記遠隔呼処理装置21のIPアドレスであるIPA21が記憶されている。
このうち当該IPLTU22自身が収容している一般電話機23,24のIPアドレスであるIPA23,IPA24を記憶する理由は、IPLTU22が収容している一般電話機(例えば、24)から送信された音声情報に由来する音声データを収容したIPパケットを送信する場合などにIPヘッダにそのIPアドレスを送信元IPアドレスとして記述するとともに、伝送路PR2上から、収容している一般電話機(例えば、24)宛てのIPパケットを受信するためである。また、伝送路PR2経由で受信されたIPパケットが、23,24いずれの一般電話機宛てであるかを識別するためにも、当該IPA23,IPA24が利用され得る。
さらに、前記本体呼処理装置13のIPアドレスであるIPA13を記憶する理由は、呼制御時に使用する呼制御メッセージなどを収容したIPパケットを本体呼処理装置13へ届けるためである。
また、前記遠隔呼処理装置21のIPアドレスであるIPA21を記憶する理由は、例えばIP網11に障害が発生したり、本体呼処理装置13に障害が発生すること等により、当該IPLTU22と本体呼処理装置13の通信が不能になったとき、局データ(FD1またはFD2)を提供する呼処理装置として、それまで用いていた本体呼処理装置13ではなく、遠隔呼処理装置21を用いるためである。
本実施形態において、IPLTU22は、可能な限り本体呼処理装置13を利用し、本体呼処理装置13との通信が不能となった場合にのみ、遠隔呼処理装置21を利用する。
本体呼処理装置13との通信が不能となったか否かを判定するのが、前記本体接続可否判定部35である。当該本体接続可否判定部35は、本体呼処理装置13から届けられる後述の状態確認要求メッセージの受信状況に応じて、通信不能であるか否かを判定する。
前記障害復旧検知部34は、障害の復旧を検知する部分である。すなわち、障害によって、いったん不能となった本体呼処理装置13との通信が障害復旧により再開できるようになったことが、当該障害復旧検知部34によって検知される。
この検知の実現法には様々なものがあり得るが、ここでは、本体呼処理装置13からIPLTU22宛てに送信されたパケットで届けられる接続要求メッセージが、複数回、受信されたことを検知したことをもって、障害復旧の検知とする。このパケットは、IPLTU22自体を最終的な宛先とする管理用のパケットである。このような管理用パケットを一般電話機(例えば、24)宛てのパケット(呼制御用のパケットや音声データを収容したパケット)と識別するため、専用のIPアドレスを用意しておいてもよい。あるいは、レイヤ4のヘッダ(例えば、TCPヘッダやUDPヘッダ)に含まれる識別子(例えば、宛先ポート番号など)等を利用して管理用パケットであることを識別すること等も可能である。
接続先切替部36は、当該IPLTU22が局データを利用するために接続する接続先の切り替えを実行する部分である。この接続先は、本体呼処理装置13または遠隔呼処理装置21のいずれか選択されたほうに切り替えられる。
本実施形態で当該接続先切替部36は、通常、接続先として本体呼処理装置13を選択しているが、本体呼処理装置13との通信が不能となった場合には接続先を遠隔呼処理装置21に切り替える。また、前記障害復旧検知部34によって障害の復旧が検知されたときには、再度、接続先の切り替えを行い、本体呼処理装置13と接続するようになる。
以下、上記のような構成を有する本実施形態の動作について、図3、図4の動作シーケンスを参照しながら説明する。図3,図4では、各拠点ST2〜ST4のうち拠点ST2内のIPLTU22に注目して動作を示している。
図3は接続先切り替え時の動作を示し、S10〜S37の各ステップを備えている。図4は、局データ同期のための動作を示し、S40〜S45の各ステップを備えている。
(A−2)実施形態の動作
通常、拠点ST2内のIPLTU22は拠点ST1内の本体呼処理装置13と接続され、オンライン状態にあり(S10)、拠点ST2内の遠隔呼処理装置21とは接続されていない(S11)。
この通常状態で、IPLTU22に収容されているいずれかの一般電話機(例えば、23)のユーザU3がオフフック後、ダイヤルして、他の一般電話機に発呼しようとすると、当該IPLTU22は、IP網11経由の通信により、拠点ST1内の本体呼処理装置13の局データFD1を利用して呼制御を開始する。これは、発呼先の一般電話機が拠点ST2内に存在するか否かによらない。例えば、発呼先の一般電話機が拠点ST1内の一般電話機15である場合も、拠点ST3内のいずれかの一般電話機(図示せず)である場合も、拠点ST2内のいずれかの一般電話機(例えば、24)である場合も、本体呼処理装置13の局データFD1を利用する。
なお、ネットワーク構成上、通話するのにVoIP通信を用いる必要のない相手である場合、例えば、当該一般電話機23のユーザU3が同じIPLTU22に収容されている一般電話機24のユーザU4と通話する場合には、IPLTU22の内部構造によっては局データFD1を用いることなく通話できる可能性もあるが、話中などの情報も含め適切に呼処理装置(ここでは、13)が管理できるようにするには、やはり呼制御の段階で本体呼処理装置13と通信することが必要になる。
ステップS10のように、IPLTU22が本体呼処理装置13と接続されている通常状態では、定期的に、本体呼処理装置13からIPパケットに収容された状態確認要求メッセージが送信される(S12)。伝送路PR1,ルータ12,IP網11,ルータ20、伝送路PR2の経路をこの順番に経由して届けられた当該状態確認要求メッセージを受け取ったIPLTU22は、IPパケットを用いて状態確認応答メッセージを返送する(S13)。当該状態確認応答メッセージは通常、前記状態確認要求メッセージと同じ経路を逆方向に伝送されて、本体呼処理装置13まで届けられる。
本体呼処理装置13が状態確認要求メッセージを送信するタイミングは、必ずしも定期的なものである必要はなく、不定期的なものであってもかまわないが、いずれにしても、どのようなタイミングで届くかを、IPLTU22側でも認識していることが必要である。このように状態確認要求メッセージと状態確認応答メッセージをやり取りするのは、呼制御の段階で行われるIPLTU22と本体呼処理装置13の通信が不能となっておらず、正常に行えることを確認するためである。
前記伝送路PR1,ルータ12,IP網11,ルータ20、伝送路PR2からなる経路が正常で、送信元の本体呼処理装置13も、宛先のIPLTU22も正常であれば、以上のような通常状態が継続され、IPLTU22に収容されている一般電話機(例えば、24)からの発呼や、IPLTU22に収容されている一般電話機への着信も、本体呼処理装置13の局データFD1を利用して、随時、実行される。
ところが、前記経路、送信元、宛先のいずれか1つでも障害が発生すると、状態確認要求メッセージの受信がIPLTU22で検出できなくなる。現実には、送信元である本体呼処理装置13や宛先であるIPLTU22自体の障害によって状態確認要求メッセージの受信がIPLTU22に検出できなくなることも起こり得るが、ここでは、前記経路上のいずれか(例えば、ルータ12)で障害が発生したものとする(S15,S16)。
この場合、本体呼処理装置13は、状態確認要求メッセージの送信後、予め定めた時間が経過してもIPLTU22からの状態確認応答メッセージが返送されてこないことから状態確認試験異常の発生を認め(S17)、通信障害を検出し、IPLTU22との通信が不能となったことを認識する(S18)。
一方、IPLTU22のほうでも、本来、届くはずのタイミングになっても状態確認要求メッセージが届かない場合に、状態確認試験異常の発生を認め(S19)、通信障害を検出し、本体呼処理装置13との通信が不能となったことを認識する(S20)。ここで、本来、届くはずのタイミングは、最後に状態確認応答メッセージを返送してからの時間が予め定めた時間に達したタイミングとすることも望ましい。
通信不能を認識すると、IPLTU22は、自身と同じ拠点ST2内に設置されている遠隔呼処理装置21に接続要求メッセージを送信し(S24)、遠隔呼処理装置21が接続許可メッセージを返送してくると(S24)、接続先を前記本体呼処理装置13から当該遠隔呼処理装置21に切り替える(S25)。
この障害発生状態では、IPLTU22に収容されている一般電話機(例えば、23)が他の一般電話機に発呼しようとすると、呼制御の段階で、IPLTU22と遠隔呼処理装置21が通信し遠隔呼処理装置21に蓄積されている前記局データFD2が利用される。
局データFD2の内容は拠点ST2内の一般電話機に関する情報に限られるから、これによって可能な通話は、拠点ST2内の一般電話機間の通話に制限されるが、従来、まったく通話できなかったことと比べると、IPLTU22や一般電話機23,24の稼働率が向上する。
また、障害が発生している具体的な箇所によっては、拠点ST1内の本体呼処理装置13との通信は不能であっても、第3の拠点(例えば、ST2)内との通信や、拠点ST1内の本体呼処理装置13以外の通信装置との通信は実行できる可能性もある。例えば、ルータ12に障害が発生した場合などには、拠点ST3内の一般電話機(図示せず)と拠点ST2内の一般電話機(例えば、23)が通話できる可能性があるし、伝送路PR1のうち本体呼処理装置13近傍の箇所に障害が発生した場合には、拠点ST1内のIPLTU14に収容されている一般電話機(例えば、15)と拠点ST2内の一般電話機(例えば、23)が通話できる可能性がある。
ただしこのような通話を実現するには、本体呼処理装置13が蓄積している局データFD1が利用できない状況でも呼制御を実行できることが必要となる。
例えば、前記局データFD2として、拠点ST2以外の範囲の情報も蓄積しておけば、前記障害発生状態において、拠点ST2内の一般電話機(例えば、23)が他の拠点(ST1、ST3など)の一般電話機と通話できる可能性がある。
通信の不能、すなわち障害発生状態への移行を認識したあとでも、本体呼処理装置13は繰り返し、IPLTU22宛てのIPパケットで接続要求メッセージを送信する(S22,S26)これは、障害が復旧し、通信が正常に行えるようになったとき、それを早期に認識するためである。ただし障害が復旧するまでの期間、この接続要求メッセージはIPLTU22まで届かない。
前記障害発生状態となると、前記経路上で障害が発生している箇所を特定し、その障害を復旧するための処理が実行される(S27)。このような復旧処理の開始を促すため、本体呼処理装置13またはIPLTU22が、管理者などに障害の発生を通知する機能を持つことも望ましい。
障害が復旧すると、復旧後に前記本体呼処理装置13から送信された接続要求メッセージがIPLTU22まで届くようになる(S28,S29)。IPLTU22はこの接続要求メッセージを受信すると(S30)、本体呼処理装置13との通信が可能となったことを認識するため(S31)、再度、接続先の切り替えを行う(S32〜S37)。
すなわち当該IPLTU22は、そのとき接続していた遠隔呼処理装置21との接続を切断するとともに(S32,S33)、本体呼処理装置13との接続を再開し(S34,S36)、前記通常状態に復帰する(S37)。
なお、上述したように、遠隔呼処理装置21が蓄積している局データFD2は本体呼処理装置13が蓄積している局データFD1の一部であるから、局データFD1のうち局データFD2に対応する部分が変更された場合には、その変更は局データFD2の内容に反映し、FD1とFD2の同期を取る必要がある。局データFD1を変更するのは、例えば、各通信装置(例えば、IPLTU22など)に付与するIPアドレス(例えば、IPA23など)を変更する場合など、ネットワークの構成に変更が生じる場合であり、局データFD2にその変更の内容が反映されていないと、局データFD2を利用する通信が正常に行えなくなる可能性があるからである。したがって、局データFD1の変更は、できるだけ速やかにVoIP通信システム10内の各遠隔呼処理装置(その1つが、21)が蓄積する局データ(例えば、FD2)に反映させ、同期のリアルタイム性を高める必要がある。
現状では、保守者が保守コンソール(図示せず)から手作業で本体呼処理装置13に蓄積された局データFD1の変更と、遠隔呼処理装置(例えば、21)に蓄積された局データ(例えば、FD2)の変更を行っているため、十分なリアルタイム性を求めることは困難であるが、図4によればリアルタイム性を高めることが可能である。
なお、図4の動作は本体呼処理装置13と遠隔呼処理装置21とが、前記IP網11経由で通信できることが前提となっているため、基本的に、前記通常状態において実行される。
図4において、例えば、保守コンソールを操作する保守者によって、本体呼処理装置13に蓄積された局データFD1が変更されると(S40)、本体呼処理装置13は、この変更の内容が反映されるべき局データを蓄積した遠隔呼処理装置を特定する(S41)。ここでは、本体呼処理装置13は遠隔呼処理装置21を該当する呼処理装置として特定したものとする。
遠隔呼処理装置21が蓄積している局データFD2が、拠点ST2以外の範囲の情報を含まない場合には、拠点ST2内のIPアドレスの変更などが実行されたときに、その変更に合わせて保守者が局データFD1を変更すると、前記ステップS41で、本体呼処理装置13が遠隔呼処理装置21を特定することになる。
ステップS41につづき、本体呼処理装置13は、当該遠隔呼処理装置21へ宛てて、設定変更要求メッセージを収容したIPパケットを送信する(S42)。これを受信した遠隔呼処理装置21は、局データFD2を変更することに支障がなければ、設定変更許可応答メッセージを収容したIPパケットを本体呼処理装置13へ宛てて送信する(S43)。
この設定変更許可応答メッセージを受信すると、本体呼処理装置13は、変更局データを収容したIPパケットを遠隔呼処理装置21へ送信する(S44)。変更局データとして送信するデータは、その時点の局データFD1のうち、遠隔呼処理装置21が蓄積している局データFD2に対応する部分だけでよい。また、それまでの局データFD2との差分に相当する情報を当該変更局データとして送信すること等により、送信するデータ量を抑制することができる。
変更局データを受信した遠隔呼処理装置21は、それまで蓄積していた局データFD2に、変更局データの内容を反映させることにより、局データの同期を取る(S45)。
(A−3)実施形態の効果
本実施形態によれば、本体呼処理装置(13)とIPLTU(22)との通信が不能となっても、IPLTU(22)や一般電話機(23など)が稼動することが可能であるため、支社に相当する拠点(ST2〜ST4)内のIPLTUや一般電話機の稼働率を高め、可用性を向上することができる。
しかも本実施形態では、支社に相当する各拠点(ST2〜ST4)に設置する遠隔呼処理装置(例えば、21)は、本体呼処理装置(13)よりも小型で安価な装置として構成でき、VoIP通信システム(10)全体として効率的な構成となる。
(B)他の実施形態
上記実施形態にかかわらず、VoIP通信システム10内の拠点(ST1〜ST4)の数を4つに限定する必要はないことは当然である。
なお、上記実施形態では、各拠点内に1つのIPLTUを設置したが、拠点内のIPLTUの数は必ずしも1つに限定する必要はない。
また、上記実施形態では、1つのIPLTUが2つの一般電話機を収容する構成であったが、1つのIPLTUが収容する一般電話機の数は2つに限定する必要がないことは当然である。
さらに、上記実施形態にかかわらず、各拠点には、VoIP対応機能を搭載したIP電話機が含まれていてもよい。
また、上記実施形態にかかわらず、本発明では、障害の発生していない正常時でも、自拠点(例えば、ST2)内の通話のため、IPLTU(例えば、22)が自拠点内の遠隔呼処理装置(ここでは、21)を使用するようにしてもよい。IPLTU22が自拠点内の通話であるか否かを識別する機能を持っていれば、他の拠点との通話の場合の呼制御メッセージだけを本体呼処理装置13へ送信することも可能である。
この場合、IPLTU(例えば、22)は自拠点内の遠隔呼処理装置との通信が不能になったときに、本体呼処理装置と通信するものであってよい。
さらに、上記実施形態で使用した通信プロトコルは他の通信プロトコルに置換可能である。
例えば、IPプロトコルは、OSI参照モデルのネットワーク層またはその他の階層に位置する他の通信プロトコルに置換可能である。一例として、IPXプロトコルなどを利用できる可能性もある。
以上の説明でハードウエア的に実現した機能の大部分はソフトウエア的に実現することが可能であり、ソフトウエア的に実現した機能のほとんど全ては、ハードウエア的に実現することが可能である。
実施形態にかかるVoIP通信システムの全体構成例を示す概略図である。 実施形態にかかるVoIP通信システムで使用するIPLTUの内部構成例を示す概略図である。 実施形態の動作説明図である。 実施形態の動作説明図である。
符号の説明
10…VoIP通信システム、11…IP網、12,20…ルータ、13…本体呼処理装置、14,22…IPLTU、15,16,23,24…一般電話機、21…遠隔呼処理装置、ST1〜ST4…拠点。

Claims (4)

  1. 声通信用の第2の通信プロトコルに対応する音声通信対応端末を、第1の通信プロトコルに対応するネットワークに接続させるためにプロトコル変換を行う機能と、前記第1の通信プロトコル上で端末を識別するための第1の端末識別子と第2の通信プロトコル上で端末を識別するための第2の端末識別子の対応関係を含む呼制御基礎情報を蓄積、管理する機能とを有する、前記ネットワークを介して接続可能な複数の拠点のシステムを包含する構内交換システムにおいて、
    前記複数の拠点のうち一部の拠点に設置され、各拠点の拠点内および拠点間の通信に関する前記呼制御基礎情報を管理するメイン呼制御対応部と、
    前記複数の拠点のうちの残りの拠点であって、前記音声通信対応端末を有する拠点に設置され、少なくとも自拠点の拠点内通信に関する前記呼制御基礎情報を管理するサブ呼制御対応部と、
    前記複数の拠点のうち、前記音声通信対応端末を有する拠点に設置され、前記音声通信対応端末を収容し、前記プロトコル変換を含む、収容している前記音声通信対応端末と前記ネットワーク側との通信の支援処理を行うゲートウエイ部とを備え、
    前記メイン呼制御対応部は、呼制御基礎情報に変更が生じると、この変更に係る拠点の拠点内通信に関する呼制御基礎情報を管理するサブ呼制御対応部に変更内容情報を送り、
    前記サブ呼制御対応部は、前記変更内容情報が与えられると、前記変更内容情報に応じて管理している呼制御基礎情報を変更し、
    前記各拠点のうちメイン呼制御対応部を持たない拠点内に設置された前記ゲートウエイ部は、少なくとも前記メイン呼制御対応部との通信が不能となったことを認識すると、自拠点内の前記サブ呼制御対応部が管理している呼制御基礎情報を利用して、収容している前記音声通信対応端末の通信を支援する
    ことを特徴とする構内交換システム。
  2. 声通信用の第2の通信プロトコルに対応する音声通信対応端末を、第1の通信プロトコルに対応するネットワークに接続させるためにプロトコル変換を行う機能と、前記第1の通信プロトコル上で端末を識別するための第1の端末識別子と第2の通信プロトコル上で端末を識別するための第2の端末識別子の対応関係を含む呼制御基礎情報を蓄積、管理する機能とを有する、前記ネットワークを介して接続可能な複数の拠点のシステムを包含する構内交換システムの構成要素であり、前記複数の拠点のうち、前記音声通信対応端末を有する拠点に設置され、前記音声通信対応端末を収容し、前記プロトコル変換を含む、収容している前記音声通信対応端末と前記ネットワーク側との通信の支援処理を行うゲートウエイ装置において、
    前記構内交換システムは、前記複数の拠点のうち一部の拠点に設置され、各拠点の拠点内および拠点間の通信に関する前記呼制御基礎情報を管理するメイン呼制御対応部と、前記複数の拠点のうちの残りの拠点であって、前記音声通信対応端末を有する拠点に設置され、少なくとも自拠点の拠点内通信に関する前記呼制御基礎情報を管理するサブ呼制御対応部とを含み、前記メイン呼制御対応部は、呼制御基礎情報に変更が生じると、この変更に係る拠点の拠点内通信に関する呼制御基礎情報を管理するサブ呼制御対応部に変更内容情報を送り、前記サブ呼制御対応部は、前記変更内容情報が与えられると、前記変更内容情報に応じて管理している呼制御基礎情報を変更するものであり、
    前記メイン呼制御対応部との通信の可否を判定する通信可否判定部と、
    当該通信可否判定部がメイン呼制御対応部との通信が不能であると判定した場合、当該ゲートウエイ装置が設けられている拠点内の前記サブ呼制御対応部が管理している呼制御基礎情報を利用して、収容している前記音声通信対応端末の通信を支援する呼制御選択部と
    を備えることを特徴とするゲートウエイ装置。
  3. 声通信用の第2の通信プロトコルに対応する音声通信対応端末を、第1の通信プロトコルに対応するネットワークに接続させるためにプロトコル変換を行う機能と、前記第1の通信プロトコル上で端末を識別するための第1の端末識別子と第2の通信プロトコル上で端末を識別するための第2の端末識別子の対応関係を含む呼制御基礎情報を蓄積、管理する機能とを有する、前記ネットワークを介して接続可能な複数の拠点のシステムを包含する構内交換システムが実行する構内交換方法において、
    前記複数の拠点のうち一部の拠点には、各拠点の拠点内および拠点間の通信に関する前記呼制御基礎情報を管理するメイン呼制御対応部を設置し、
    前記複数の拠点のうちの残りの拠点であって、前記音声通信対応端末を有する拠点には、少なくとも自拠点の拠点内通信に関する前記呼制御基礎情報を管理するサブ呼制御対応部を設置し、
    前記複数の拠点のうち、前記音声通信対応端末を有する拠点には、前記音声通信対応端末を収容し、前記プロトコル変換を含む、収容している前記音声通信対応端末と前記ネットワーク側との通信の支援処理を行うゲートウエイ部を設置しておき、
    前記メイン呼制御対応部は、呼制御基礎情報に変更が生じると、この変更に係る拠点の拠点内通信に関する呼制御基礎情報を管理するサブ呼制御対応部に変更内容情報を送り、
    前記サブ呼制御対応部は、前記変更内容情報が与えられると、前記変更内容情報に応じて管理している呼制御基礎情報を変更し、
    前記各拠点のうちメイン呼制御対応部を持たない拠点内に設置された前記ゲートウエイ部は、少なくとも前記メイン呼制御対応部との通信が不能となったことを認識すると、自拠点内の前記サブ呼制御対応部が管理している呼制御基礎情報を利用して、収容している前記音声通信対応端末の通信を支援する
    ことを特徴とする構内交換方法。
  4. 声通信用の第2の通信プロトコルに対応する音声通信対応端末を、第1の通信プロトコルに対応するネットワークに接続させるためにプロトコル変換を行う機能と、前記第1の通信プロトコル上で端末を識別するための第1の端末識別子と第2の通信プロトコル上で端末を識別するための第2の端末識別子の対応関係を含む呼制御基礎情報を蓄積、管理する機能とを有する、前記ネットワークを介して接続可能な複数の拠点のシステムを包含する構内交換システムを構成する各拠点に分散配置されたコンピュータを機能させる構内交換プログラムにおいて、
    前記複数の拠点のうち一部の拠点に配置されたコンピュータを、各拠点の拠点内および拠点間の通信に関する前記呼制御基礎情報を管理すると共に、呼制御基礎情報に変更が生じると、この変更に係る拠点の拠点内通信に関する呼制御基礎情報を管理するサブ呼制御対応機能部に変更内容情報を送るメイン呼制御対応機能部として機能させ、
    前記複数の拠点のうちの残りの拠点であって、前記音声通信対応端末を有する拠点に配置されたコンピュータを、少なくとも自拠点の拠点内通信に関する前記呼制御基礎情報を管理すると共に、前記変更内容情報が与えられると、前記変更内容情報に応じて管理している呼制御基礎情報を変更するサブ呼制御対応機能部として機能させ、
    前記複数の拠点のうち、前記音声通信対応端末を有する拠点に配置されたコンピュータを、前記音声通信対応端末を収容し、前記プロトコル変換を含む、収容している前記音声通信対応端末と前記ネットワーク側との通信の支援処理を行うものであって、少なくとも前記メイン呼制御対応機能との通信が不能となったことを認識すると、自拠点内の前記サブ呼制御対応機能部が管理している呼制御基礎情報を利用して、収容している前記音声通信対応端末の通信を支援するゲートウエイ機能部として機能させる
    ことを特徴とする構内交換プログラム。
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