JP4268656B2 - Ip電話システムにおけるシグナリング方法、ip電話システム、およびip電話装置 - Google Patents

Ip電話システムにおけるシグナリング方法、ip電話システム、およびip電話装置 Download PDF

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Description

本発明は、IP(Internet Protocol)電話システムにおけるシグナリング方法、IP電話システム、およびIP電話装置に関する。
VoIP(Voice over Internet Protocol)を利用したIP電話システムや、キーテレホンシステムなどの通信システムにおいて、宛先端末(destination terminal)および内線端末(extension terminal)に対して呼シグナリングを行うための方法が、以前より検討されている。
例えば特許文献1により提案された方法では、通信システムに対して、宛先端末に対する呼シグナリングがシグナリングチャネルで行われ、そのシグナリングが正常に完了した後に入力された内線番号が、対応するDTMF信号(デュアルトーンマルチ周波数信号)に変換され音声チャネルで送信され、そして、そのDTMF信号を解釈した通信システムから、内線番号を示す別のシグナリングメッセージが発行されて、内線端末へのシグナリングが完了する。
また、例えば特許文献2により提案された方法では、通信パスの確立処理は電話番号を示す信号の発行によって開始され、そして、内線番号を示す信号の発行条件が満たされる場合に、内線番号を示すDTMF信号が宛先端末に対して発行され、そして、内線番号を示す別のシグナリングメッセージが宛先端末から発行されて、内線端末へのシグナリングが完了する。
米国特許第6459785号明細書 米国特許第6546083号明細書
しかしながら、上記従来のシグナリング方法では、2ステップのシグナリングが行われる。1番目のステップは、宛先端末に対するシグナリングであり、2番目のステップは、内線端末に対するシグナリングである。しかも、1番目のステップでは、まず、宛先端末の電話番号を包含するシグナリングメッセージがシグナリングチャネルで送信された後、内線端末の内線番号に対応するDTMF信号が音声チャネルで送信される。このような手順で操作するようユーザに要求することはユーザにとって不便であり、しかも、内線端末へのシグナリングが完了するまでに時間がかかるという問題がある。
本発明の目的は、発呼時の端末操作を簡略化するとともに内線端末への呼シグナリングに要する時間を短縮することができる、IP電話システムにおけるシグナリング方法、IP電話システム、およびIP電話装置を提供することである。
本発明のシグナリング方法は、発信端末と、識別情報を有する宛先端末と、識別情報を有し前記宛先端末に関連づけられた内線端末と、を有するIP電話システムにおけるシグナリング方法であって、前記宛先端末の識別情報および前記内線端末の識別情報をそれぞれ示すヘッダ部およびペイロード部を有するメッセージを、前記発信端末から前記宛先端末に送信し、送信されたメッセージを、前記宛先端末から前記内線端末に転送し、転送されたメッセージに対する応答信号を前記内線端末から前記宛先端末に返信するようにした
本発明のシグナリング方法は、発信端末と、識別情報を有する宛先端末と、識別情報をそれぞれ有し前記宛先端末に関連づけられた複数の内線端末と、を有するIP電話システムにおけるシグナリング方法であって、前記宛先端末の識別情報を示すヘッダ部と、前記複数の内線端末の各々の識別情報および前記複数の内線端末の優先順を示すペイロード部と、を有するメッセージを、前記発信端末から前記宛先端末に送信し、送信されたメッセージを、前記優先順に従って、前記宛先端末から前記複数の内線端末のうち第1の内線端末に転送し、前記第1の内線端末に転送されたメッセージに対する第1の応答信号であって、呼の確立の拒否を示す第1の応答信号を、前記第1の内線端末から前記宛先端末に返信し、送信されたメッセージを、前記優先順に従って、前記宛先端末から前記複数の内線端末のうち第2の内線端末に、第1の応答信号が返信された後に転送し、前記第2の内線端末に転送されたメッセージに対する第2の応答信号を、前記第2の内線端末から前記宛先端末に返信するようにした。
本発明のIP電話システムは、発信端末と、識別情報を有する宛先端末と、識別情報を有し前記宛先端末に関連づけられた内線端末と、を有するIP電話システムにおいて、前記発信端末は、前記宛先端末の識別情報および前記内線端末の識別情報をそれぞれ示すヘッダ部およびペイロード部を有するメッセージを前記宛先端末に送信し、前記宛先端末は、前記発信端末から送信されたメッセージを前記内線端末に転送し、前記内線端末は、前記宛先端末から転送されたメッセージに対する応答信号を前記宛先端末に返信する構成を採る。
本発明のIP電話システムは、発信端末と、識別情報を有する宛先端末と、識別情報をそれぞれ有し前記宛先端末に関連づけられた複数の内線端末と、を有するIP電話システムにおいて、前記発信端末は、前記宛先端末の識別情報を示すヘッダ部と、前記複数の内線端末の識別情報および前記複数の内線端末の優先順を示すペイロード部と、を有するメッセージを前記宛先端末に送信し、前記宛先端末は、前記発信端末から送信されたメッセージを前記複数の内線端末に前記優先順に転送し、前記複数の内線端末は、前記宛先端末から転送されたメッセージに対する応答信号を前記宛先端末に返信する構成を採る。
本発明のIP電話装置は、宛先端末の識別情報と、内線端末の識別情報と、を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得される前記宛先端末の識別情報および前記内線端末の識別情報をそれぞれ示すヘッダ部およびペイロード部を有するメッセージを生成する生成手段と、前記生成手段によって生成されるメッセージを前記宛先端末に送信する送信手段と、を有する構成を採る。
本発明のIP電話装置は、識別情報を有するIP電話装置であって、前記識別情報を示すヘッダ部を有するメッセージを発信端末から受信する受信手段と、前記受信手段によって受信されるメッセージに、内線端末の識別情報を示すペイロード部があるか否かを判断する判断手段と、前記メッセージに前記ペイロード部があると判断される場合、前記ペイロード部に示された識別情報により特定される内線端末に前記メッセージを転送する転送手段と、を有する構成を採る。
本発明のIP電話装置は、発信端末からのメッセージを受信する宛先端末に関連づけられ且つ識別情報を有するIP電話装置であって、前記発信端末から前記宛先端末に送信され前記宛先端末から転送されるメッセージであって、前記宛先端末の識別情報を示すヘッダ部と、前記IP電話装置の識別情報を示すペイロード部と、を有するメッセージを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信されたメッセージに対する応答信号を前記宛先端末に返信する返信手段と、を有する構成を採る。
本発明によれば、発呼時の端末操作を簡略化するとともに内線端末への呼シグナリングに要する時間を短縮することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るIP電話システムの構成を示す図である。図1のIP電話システム1は、SIP(Session Initiation Protocol)ベースのシステムであり、複数のIP電話装置10、20、30a、30b、30c、30dおよび通信ネットワーク40、50から構成される。IP電話装置10、20、30dは、通信ネットワーク40に接続されている。また、IP電話装置20、30a、30b、30cは、通信ネットワーク50に接続されている。
以下の説明の理解を容易にするために、IP電話装置10は呼(VoIPコール)を発する発信端末として動作し、IP電話装置20は発信端末から発せられる呼の宛先端末として動作し、IP電話装置30a、30b、30c、30dは、宛先端末に関連づけられた内線端末として動作するものとして、本実施の形態を説明する。
発信端末としてのIP電話装置10は、固有のVoIP識別情報、例えば電話番号またはURI(Uniform Resource Identifier)などを有する。また、VoIPコールを発するための構成を有する。以下、発信端末の識別情報を「発信ID」と言う。IP電話装置10のより具体的な構成については後述する。
宛先端末としてのIP電話装置20は、固有のVoIP識別情報、例えば電話番号またはURIなどを有する。また、発呼されたVoIPコールを受けるための構成を有する。
以下、宛先端末のVoIP識別情報を「宛先ID」と言う。IP電話装置20のより具体的な構成については後述する。
内線端末としてのIP電話装置30a、30b、30c、30dは、内線の識別情報を有し、宛先端末としてのIP電話装置20に関連づけられている。以下、内線端末の識別情報を「内線ID」と言う。IP電話装置30a、30b、30c、30dのより具体的な内部構成については後述する。なお、IP電話装置30dは、ローミング内線端末である。
なお、IP電話装置10は、発信端末としての構成を有するだけでなく、宛先端末および内線端末としての構成をさらに有するものであっても良い。また、IP電話装置20は、宛先端末としての構成を有するだけでなく、発信端末および内線端末としての構成をさらに有するものであっても良い。また、IP電話装置30a、30b、30c、30dは、内線端末としての構成を有するだけでなく、発信端末および宛先端末としての構成をさらに有するものであっても良い。また、IP電話装置10、20、30a、30b、30c、30dは、固定電話機であっても良いし、携帯電話などの移動通信端末であっても良い。
通信ネットワーク40は、例えば、インターネット、IPネットワーク、IP無線ネットワーク、IPモバイルネットワークなどである。通信ネットワーク50は、例えば、プライベートネットワーク、ホームネットワーク、IPネットワーク、IP無線ネットワークなどである。
以下、発信端末としてのIP電話装置10、宛先端末としてのIP電話装置20、内線端末としてのIP電話装置30aの各構成について、順に説明する。なお、IP電話装置30b、30c、30dの構成は、IP電話装置30aの構成と同一であるため、その説明を省略する。
IP電話装置10は、図2に示すように、入力部11、電話帳部12、SIP呼制御部13、内線呼制御部14、メディア制御部15、コーデック部16、プロトコルスタック部17およびネットワークデバイス部18を有する。
入力部11は、宛先IDを表す文字列(以下、単に「宛先ID」と言う)および内線IDを表す文字列(以下、単に「内線ID」と言う)を入力する。この入力は例えばユーザの操作に従って実現される。なお、ユーザの操作によって入力された情報が宛先IDや内線IDに変換されるような構成であっても良い。
電話帳部12は、宛先IDおよび内線IDを包含する電話帳を予め記憶している。また、電話帳部12は、宛先IDおよび内線IDを検索する。宛先IDおよび内線IDの検索は例えばユーザの操作に従って実現される。
SIP呼制御部13は、SIPベースの呼制御のための機能ブロックであり、SIPベースのVoIPシグナリングメッセージ(SIPシグナリングメッセージ)を処理する。
内線呼制御部14は、SIPシグナリングメッセージの一つであるINVITEメッセージに統合する内線ID表示ペイロードを作成し、作成したペイロードをINVITEメッセージに統合する。
メディア制御部15は、VoIPメディアパケット(例えば、パケット化音声データ、パケット化映像データ、パケット化画像データなど)を集めてトランスポートメッセージ
を生成したりトランスポートメッセージからVoIPメディアパケットを生成したりする。
コーデック部16は、アナログの映像、画像または音声をパケット化してVoIPメディアパケットを生成したりVoIPメディアパケットからアナログの映像、画像または音声を復号したりする。
プロトコルスタック部17は、TCP(Transmission Control Protocol)、UDP(User Datagram Protocol)およびIPを含むプロトコルスタックに対応する機能ブロックであり、VoIPシグナリングメッセージおよびトランスポートメッセージの授受を、ネットワークデバイス部18を介して行う。なお、IPとしては、例えば、IPv4、IPv6、またはIPv4/IPv6デュアルモードなどが挙げられる。
ネットワークデバイス部18は、物理層に対応する機能ブロックであり、例えば、IEEE802.3イーサネット(登録商標)のネットワークデバイス、IEEE802.3シリーズの無線ネットワークデバイス、ブルートゥース(登録商標)のネットワークデバイスなどである。
IP電話装置20は、図3に示すように、内線端末データベース部21、位置データベース部22、SIP呼制御部23、内線呼制御部24、プロトコルスタック部25およびネットワークデバイス部26を有する。
内線端末データベース部21は、存在する全ての内線端末(本実施の形態では、IP電話装置30a、30b、30c、30d)を内部のデータベースに登録する。また、例えば各内線端末の内線IDを、存在情報として内部の記憶領域に記憶し、管理する。
位置データベース部22は、登録されている内線端末の現在のアドレスを内部の記憶領域に記憶し、管理する。
SIP呼制御部23は、SIPベースの呼制御のための機能ブロックであり、SIPシグナリングメッセージを処理する。
内線呼制御部24は、INVITEメッセージに統合された内線ID表示ペイロードを解析(parse)し、処理する。
プロトコルスタック部25は、TCP、UDPおよびIPを含むプロトコルスタックに対応する機能ブロックであり、VoIPシグナリングメッセージおよびトランスポートメッセージの授受を、ネットワークデバイス部26を介して行う。なお、IPとしては、例えば、IPv4、IPv6、またはIPv4/IPv6デュアルモードなどが挙げられる。
ネットワークデバイス部26は、物理層に対応する機能ブロックであり、例えば、IEEE802.3イーサネット(登録商標)のネットワークデバイス、IEEE802.3シリーズの無線ネットワークデバイス、ブルートゥース(登録商標)のネットワークデバイスなどである。
IP電話装置30aは、図4に示すように、内線ID管理部31、SIP呼制御部32、内線呼制御部33、メディア制御部34、コーデック部35、プロトコルスタック部36およびネットワークデバイス部37を有する。
内線ID管理部31は、IP電話装置30a自体の内線IDを内部の記憶領域に記憶し、管理する。
SIP呼制御部32は、SIPベースの呼制御のための機能ブロックであり、SIPシグナリングメッセージを処理する。
内線呼制御部33は、INVITEメッセージに統合された内線ID表示ペイロードを解析し、処理する。
メディア制御部34は、VoIPメディアパケットを集めてトランスポートメッセージを生成したりトランスポートメッセージからVoIPメディアパケットを生成したりする処理を行う。
コーデック部35は、アナログの映像、画像または音声をパケット化してVoIPメディアパケットを生成したりVoIPメディアパケットからアナログの映像、画像または音声を復号したりする。
プロトコルスタック部36は、TCP、UDPおよびIPを含むプロトコルスタックに対応する機能ブロックであり、VoIPシグナリングメッセージおよびトランスポートメッセージの授受を、ネットワークデバイス部37を介して行う。なお、IPとしては、例えば、IPv4、IPv6、またはIPv4/IPv6デュアルモードなどが挙げられる。
ネットワークデバイス部37は、物理層に対応する機能ブロックであり、例えば、IEEE802.3イーサネット(登録商標)のネットワークデバイス、IEEE802.3シリーズの無線ネットワークデバイス、ブルートゥース(登録商標)のネットワークデバイスなどである。
次いで、各IP電話装置における動作について、発信端末、宛先端末、内線端末の順に説明する。
図5は、発信端末としてのIP電話装置10における動作の一例を示すフロー図である。
まず、ステップST110では、宛先IDが内線IDとともに取得される。例えば、他のIP電話装置が内線端末として関連づけられているIP電話装置についての宛先IDが、入力部11で入力されたとき、あるいは、電話帳部12で検索されたとき、宛先IDおよび内線IDの組み合わせが取得される。
そして、ステップST120では、SIP呼制御部13で、INVITEメッセージが仮作成される。仮作成されるINVITEメッセージは、発信IDや宛先IDなどのシグナリング情報を包含するSIPヘッダと、メディアセッション属性情報を包含するSDP(Session Description Protocol)ペイロードと、を有する。
そして、ステップST130では、取得された内線IDがヌルか否かが判定される。内線IDがヌルでない場合、換言すれば、内線IDによって特定される宛先端末に関連づけられた内線端末が存在する場合(ST130:NO)、ステップST140に進み、内線IDがヌルの場合、換言すれば、内線IDによって特定される宛先端末に関連づけられた内線端末が存在しない場合(ST130:YES)、ステップST160に進む。
ステップST140では、内線IDを包含する内線ID表示ペイロードが、例えばMIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)フォーマットで作成される。そして、ステップST150では、内線ID表示ペイロードが、仮作成されたINVITEメッセージに統合され、図8に示すように、発信IDおよび宛先IDなどをそれぞれ示す複数のフィールドから成るSIPヘッダ81と、SDPペイロード82と、内線IDを示す内線ID表示ペイロード83と、を有するINVITEメッセージが完成される。このように、仮作成されたINVITEメッセージに内線ID表示ペイロードを統合することによりINVITEメッセージを完成させるため、既存のメッセージ形式に複雑な変更を加えることなく、INVITEメッセージを使用することができ、システムへの導入を容易にすることができる。
ステップST160では、ステップST120またはステップST150で作成されたINVITEメッセージが、プロトコルスタック部17でカプセル化され(encapsulated)、そして、ネットワークデバイス部18から宛先端末に送信される。
図6は、宛先端末としてのIP電話装置20における動作の一例を示すフロー図である。
まず、ステップST210では、発信端末から送信されたINVITEメッセージが、ネットワークデバイス部26で受信され、プロトコルスタック部25で分解され(de-encapsulated)、SIP呼制御部23で処理される。
そして、ステップST220では、SIP呼制御部23で、INVITEメッセージのSIPヘッダが解析され、宛先IDが取得される。
そして、ステップST230では、取得された宛先IDがIP電話装置20の識別情報と一致するか否かが判定される。判定の結果、取得された宛先IDがIP電話装置20の識別情報と一致した場合は(ST230:YES)、ステップST240に進み、取得された宛先IDがIP電話装置20の識別情報と一致しない場合は(ST230:NO)、ステップST280に進む。
ステップST240では、内線ID表示ペイロードが、受信されたINVITEメッセージに含まれているか否かが判定される。判定の結果、内線ID表示ペイロードがメッセージに含まれている場合は(ST240:YES)、ステップST250に進み、内線ID表示ペイロードがメッセージに含まれていない場合は(ST240:NO)、ステップST290に進む。
ステップST250では、内線ID表示ペイロードが解析され、内線IDが取得される。
そして、ステップST260では、取得された内線IDが有効なものであるか否かが判定される。具体的には、取得された内線IDが内線端末データベース部21に登録されたいずれかの内線端末についての内線IDと一致するか否かを判定することによって、取得された内線IDの有効性が判定される。判定の結果、取得された内線IDが有効である場合は(ST260:YES)、ステップST270に進み、取得された内線IDが有効でない場合は(ST260:NO)、ステップST280に進む。
ステップST270では、発信端末から受信したINVITEメッセージが、取得された内線IDによって特定される内線端末に対する転送メッセージとして準備され、その内線端末に対して転送される。
ステップST280では、IP電話装置20から発信端末に対して、NGつまり呼の確立の拒否を示す応答信号が送信される。
また、ステップST290では、SIPベースの通常の呼処理が行われる。この場合、IP電話装置20と発信端末との間で呼が確立されることとなる。
図7は、内線端末としてのIP電話装置30aにおける動作の一例を示すフロー図である。
まず、ステップST310では、転送メッセージとして宛先端末から転送されたINVITEメッセージが、受信され、SIP呼制御部32で処理される。
そして、ステップST320では、受信されたINVITEメッセージに含まれる内線ID表示ペイロードが、解析され、内線IDが取得される。
そして、ステップST330では、取得された内線IDが、内線ID管理部31に記憶されている内線IDと一致するか否かが判定される。判定の結果、取得された内線IDが、内線ID管理部31に記憶されている内線IDと一致する場合は(ST330:YES)、ステップST340に進み、取得された内線IDが、内線ID管理部31に記憶されている内線IDと一致しない場合は(ST330:NO)、ステップST360に進む。
ステップST340では、メディア制御部34が処理を実行するためのメディア通信が可能(available)か否かが判定される。判定の結果、メディア通信が可能と判定された場合は(ST340:YES)、ステップST350に進み、メディア通信が可能でないと判定された場合は(ST340:NO)、ステップST370に進む。
ステップST350では、「OK」を表す応答信号が、呼の確立の許可を宛先端末に知らせるものとして、宛先端末に送信される。この場合、発信端末と内線端末との間で呼が確立されることとなる。
ステップST360では、「NG」を表す応答信号が、呼の確立の拒否を宛先端末に知らせるものとして、宛先端末に送信される。
ステップST370では、「ビジー」を表す応答信号が、メディア通信が行えないことを宛先端末に知らせるものとして、宛先端末に送信される。
次いで、IP電話システム1におけるシグナリングシーケンスの一例について、図9を用いて説明する。ここでは、IP電話装置10が発信端末として動作し、IP電話装置20が宛先端末として動作し、IP電話装置30aが内線端末として動作する場合を例にとって説明する。
まず、内線ID表示ペイロードを有するINVITEメッセージが、IP電話装置10からIP電話装置20に対して送信される(ステップST401)。INVITEメッセージを受信したIP電話装置20は、内線ID表示ペイロードに表示された内線IDを取得する。そして、IP電話装置20は、内線端末データベース部21に記憶されている存在情報を照会し(ステップST402)、取得された内線IDの有効性を判断する(ステップST403)。
内線IDが有効でなかった場合(ST403:NO)、SIPシグナリングメッセージ
の一つであるBad Requestメッセージが、IP電話装置20からIP電話装置10に対して送信され、RTP(Real-time Transport Protocol)メディア通信が開始されることなくシグナリングシーケンスが終了する。
一方、内線IDが有効であった場合(ST403:YES)、SIPシグナリングメッセージの一つであるTryingメッセージが、IP電話装置20からIP電話装置10に対して送信される(ステップST405)。さらに、内線ID表示ペイロードを有するINVITEメッセージが、IP電話装置20からIP電話装置30aに対して転送される(ステップST406)。
INVITEメッセージを受信したIP電話装置30aは、内線ID表示ペイロードに表示された内線IDがIP電話装置30aのものであることを確認した後、メディア通信が可能であるか否かを判断する(ステップST407)。
メディア通信が可能でない場合(ST407:NO)、SIPシグナリングメッセージの一つであるBusyメッセージが、IP電話装置30aからIP電話装置20に対して送信される(ステップST408)。Busyメッセージを受信したIP電話装置20は、BusyメッセージをIP電話装置10に送信する(ステップST409)。この場合、RTPメディア通信が開始されることなくシグナリングシーケンスが終了する。
一方、メディア通信が可能な場合(ST407:YES)、SIPシグナリングメッセージの一つであるRingingメッセージが、IP電話装置30aからIP電話装置20に対して送信され(ステップST410)、さらに、IP電話装置20からIP電話装置10に対して送信される(ステップST411)。
そして、SIPシグナリングメッセージの一つであるOKメッセージが、IP電話装置30aからIP電話装置20に対して送信され(ステップST412)、さらに、IP電話装置20からIP電話装置10に対して送信される(ステップST413)。
OKメッセージを受信したIP電話装置10は、肯定応答(acknowledgement)によってメディアセッションを確認するためのSIPシグナリングメッセージであるACKメッセージを、IP電話装置30aに対して送信する(ステップST414)。そして、IP電話装置10とIP電話装置30aとの間でRTPメディア通信が開始される。
このように、本実施の形態によれば、宛先IDおよび内線IDをそれぞれ示すSIPヘッダおよび内線ID表示ペイロードを有するINVITEメッセージを、発信端末から宛先端末に送信し、送信されたINVITEメッセージを、宛先端末から内線端末に転送し、転送されたINVITEメッセージに対する応答信号を内線端末から宛先端末に返信するようにしたため、VoIPコールのセットアップを、複数のステップを経ることなく一度に完了することができ、発呼時の端末操作を簡略化するとともに内線端末への呼シグナリングに要する時間を短縮することができる。
また、本実施の形態によれば、内線IDをヘッダではなくペイロードに表示させたことにより、シグナリングオーバーヘッドを削減することができる。
なお、本実施の形態では、SIPベースのシステムを例にとって説明したが、本発明を実施することができるシステムはSIPベースのシステムだけではない。SIPと同様に、ヘッダとペイロードとを有するメッセージを呼シグナリングに用いるプロトコルに基づくシステムであれば、本発明を実施することができる。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態では、内線ID表示ペイロードに表示される内線IDが複数取得された場合を例にとって説明する。よって、本実施の形態のIP電話システムおよびIP電話装置の各構成は、実施の形態1で説明したものと同様であり、実施の形態1で説明したものと同一の装置または構成要素については実施の形態1と同一の参照符号を用い、その詳細な説明を省略する。本実施の形態は、発信端末としてのIP電話装置10の処理動作および宛先端末としてのIP電話装置20の処理動作において、実施の形態1と相違する。
発信端末としてのIP電話装置10における動作の一例を図10に示す。
まず、ステップST510では、宛先IDが複数の内線IDとともに取得される。例えば、他の複数のIP電話装置が内線端末として関連づけられているIP電話装置についての宛先IDが、入力部11で入力されたとき、あるいは、電話帳部12で検索されたとき、宛先IDおよび複数の内線IDの組み合わせが取得される。
ここで、取得される複数の内線IDによって特定される複数の内線端末に関して、ユーザ(発呼者)のプリファレンスによって優先順が決められている。優先順は、複数の内線端末がそれぞれ有する優先度によって定められる序列であり、例えば、優先度の高い順である。
そして、ステップST520では、SIP呼制御部13で、INVITEメッセージが仮作成される。仮作成されるINVITEメッセージは、SIPヘッダとSDPペイロードとを有する。
ステップST530では、複数の内線IDを包含する内線ID表示ペイロードが、例えばMIMEフォーマットで作成される。複数の内線IDは、優先順に従って、例えば対応する内線端末の優先度の高い順に表示されるよう記述される。
そして、ステップST540では、内線ID表示ペイロードが、仮作成されたINVITEメッセージに統合される。
ステップST550では、完成したINVITEメッセージが、プロトコルスタック部17でカプセル化され、そして、ネットワークデバイス部18から宛先端末に送信される。
図11は、宛先端末としてのIP電話装置20における動作の一例を示すフロー図である。
まず、ステップST601では、発信端末から送信されたINVITEメッセージが、ネットワークデバイス部26で受信され、プロトコルスタック部25で分解され、SIP呼制御部23で処理される。
そして、ステップST602では、SIP呼制御部23で、INVITEメッセージのSIPヘッダが解析され、宛先IDが取得される。
そして、ステップST603では、取得された宛先IDがIP電話装置20の識別情報と一致するか否かが判定される。判定の結果、取得された宛先IDがIP電話装置20の識別情報と一致した場合は(ST603:YES)、ステップST604に進み、取得された宛先IDがIP電話装置20の識別情報と一致しない場合は(ST603:NO)、
ステップST613に進む。
ステップST604では、内線ID表示ペイロードが、受信されたINVITEメッセージに含まれているか否かが判定される。判定の結果、内線ID表示ペイロードがメッセージに含まれている場合は(ST604:YES)、ステップST605に進み、内線ID表示ペイロードがメッセージに含まれていない場合は(ST604:NO)、ステップST615に進む。
ステップST605では、内線ID表示ペイロードが解析され、複数の内線IDが取得される。
そして、ステップST606では、取得された複数の内線IDの中から最初の内線IDが選択される。最初の内線IDは、例えば最も優先度の高い内線端末の内線IDである。
そして、ステップST607では、選択された内線IDが有効なものであるか否かが判定される。具体的には、取得された内線IDが内線端末データベース部21に登録されたいずれかの内線端末についての内線IDと一致するか否かを判定することによって、取得された内線IDの有効性が判定される。判定の結果、取得された内線IDが有効である場合は(ST607:YES)、ステップST608に進み、取得された内線IDが有効でない場合は(ST607:NO)、ステップST614に進む。
ステップST608では、発信端末から受信したINVITEメッセージが、選択された内線IDによって特定される内線端末に対する転送メッセージとして準備され、その内線端末に対して転送される。
ステップST609では、内線端末から返信された応答信号が受信される。受信された応答信号がNGを示すものでない場合、換言すれば、応答信号がOKを示すものである場合(ST610:NO)、発信端末にOKを示す応答信号が送信され(ステップST611)、発信端末と内線端末との間で呼が確立されることとなる。
一方、受信された応答信号がNGを示すものである場合(ST610:YES)、現在選択されている内線IDが最後の内線IDか否かが判定される(ステップST612)。現在選択中の内線IDが最後の内線IDである場合(ST612:YES)、ステップST613に進み、現在選択中の内線IDが最後の内線IDでない場合(ST612:NO)、ステップST614に進む。
ステップST613では、発信端末にNGを示す応答信号が送信される。
ステップST614では、取得された複数の内線IDの中から次の内線IDが選択される。ここで選択される内線IDは、例えば、前回選択された内線IDによって特定される内線端末の次に高い優先度を有する内線端末の内線IDである。
ステップST615では、SIPベースの通常の呼処理が行われる。この場合、IP電話装置20と発信端末との間で呼が確立されることとなる。
このように、本実施の形態によれば、宛先IDを示すヘッダと、複数の内線IDおよび優先順を示すペイロードと、を有するINVITEメッセージを、発信端末から宛先端末に送信し、送信されたINVITEメッセージを、優先順に従って、宛先端末から複数の内線端末のうち第1の内線端末に転送し、第1の内線端末に転送されたINVITEメッセージに対するNG応答信号を、第1の内線端末から宛先端末に返信し、送信されたIN
VITEメッセージを、優先順に従って、宛先端末から複数の内線端末のうち第2の内線端末に、NG応答信号が返信された後に転送し、第2の内線端末に転送されたINVITEメッセージに対する応答信号を、第2の内線端末から宛先端末に返信するようにしたため、前述の実施の形態と同様の作用効果を実現できるだけでなく、内線ID表示ペイロードに表示される内線IDが複数取得された場合でも、VoIPコールのセットアップを、複数のステップを経ることなく一度に完了することができ、発呼時の端末操作を簡略化するとともに内線端末への呼シグナリングに要する時間を短縮することができる。
なお、本実施の形態では、SIPベースのシステムを例にとって説明したが、本発明を実施することができるシステムはSIPベースのシステムだけではない。SIPと同様に、ヘッダとペイロードとを有するメッセージを呼シグナリングに用いるプロトコルに基づくシステムであれば、本発明を実施することができる。
また、本発明は、ハードウェアで実現されるものであっても良いし、ソフトウェアで実現されるものであっても良い。本発明をソフトウェアで実現する場合は、例えば、本発明に係るシグナリング方法のアルゴリズムをプログラミング言語によって記述し、このプログラムをメモリに記憶しておいて情報処理手段によって実行させる。
本発明のIP電話システムにおけるシグナリング方法、IP電話システム、およびIP電話装置は、発信端末から宛先端末および内線端末に対して呼シグナリングを行うのに有用である。
本発明の実施の形態1に係るIP電話システムの構成を示す図 本発明の実施の形態1に係る発信端末としてのIP電話装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る宛先端末としてのIP電話装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る内線端末としてのIP電話装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る発信端末としてのIP電話装置における動作を示すフロー図 本発明の実施の形態1に係る宛先端末としてのIP電話装置における動作を示すフロー図 本発明の実施の形態1に係る内線端末としてのIP電話装置における動作を示すフロー図 本発明の実施の形態1に係るINVITEメッセージを示す図 本発明の実施の形態1に係るIP電話システムにおけるシグナリングのシーケンスを示す図 本発明の実施の形態2に係る発信端末としてのIP電話装置における動作を示すフロー図 本発明の実施の形態2に係る内線端末としてのIP電話装置における動作を示すフロー図

Claims (15)

  1. 発信端末と、識別情報を有する宛先端末と、識別情報を有し前記宛先端末に関連づけられた内線端末と、を有するIP電話システムにおけるシグナリング方法であって、
    前記宛先端末の識別情報および前記内線端末の識別情報をそれぞれ示すヘッダ部およびペイロード部を有するメッセージを、前記発信端末から前記宛先端末に送信し、
    送信されたメッセージを、前記宛先端末から前記内線端末に転送し、
    転送されたメッセージに対する応答信号を前記内線端末から前記宛先端末に返信する、
    シグナリング方法。
  2. 発信端末と、識別情報を有する宛先端末と、識別情報をそれぞれ有し前記宛先端末に関連づけられた複数の内線端末と、を有するIP電話システムにおけるシグナリング方法であって、
    前記宛先端末の識別情報を示すヘッダ部と、前記複数の内線端末の各々の識別情報および前記複数の内線端末の優先順を示すペイロード部と、を有するメッセージを、前記発信端末から前記宛先端末に送信し、
    送信されたメッセージを、前記優先順に従って、前記宛先端末から前記複数の内線端末のうち第1の内線端末に転送し、
    前記第1の内線端末に転送されたメッセージに対する第1の応答信号であって、呼の確立の拒否を示す第1の応答信号を、前記第1の内線端末から前記宛先端末に返信し、
    送信されたメッセージを、前記優先順に従って、前記宛先端末から前記複数の内線端末のうち第2の内線端末に、第1の応答信号が返信された後に転送し、
    前記第2の内線端末に転送されたメッセージに対する第2の応答信号を、前記第2の内線端末から前記宛先端末に返信する、
    シグナリング方法。
  3. 発信端末と、識別情報を有する宛先端末と、識別情報を有し前記宛先端末に関連づけられた内線端末と、を有するIP電話システムにおいて、
    前記発信端末は、
    前記宛先端末の識別情報および前記内線端末の識別情報をそれぞれ示すヘッダ部およびペイロード部を有するメッセージを前記宛先端末に送信し、
    前記宛先端末は、
    前記発信端末から送信されたメッセージを前記内線端末に転送し、
    前記内線端末は、
    前記宛先端末から転送されたメッセージに対する応答信号を前記宛先端末に返信する、
    IP電話システム。
  4. 発信端末と、識別情報を有する宛先端末と、識別情報をそれぞれ有し前記宛先端末に関連づけられた複数の内線端末と、を有するIP電話システムにおいて、
    前記発信端末は、
    前記宛先端末の識別情報を示すヘッダ部と、前記複数の内線端末の識別情報および前記複数の内線端末の優先順を示すペイロード部と、を有するメッセージを前記宛先端末に送信し、
    前記宛先端末は、
    前記発信端末から送信されたメッセージを前記複数の内線端末に前記優先順に転送し、
    前記複数の内線端末は、
    前記宛先端末から転送されたメッセージに対する応答信号を前記宛先端末に返信する、
    IP電話システム。
  5. 宛先端末の識別情報と、内線端末の識別情報と、を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得される前記宛先端末の識別情報および前記内線端末の識別情報をそれぞれ示すヘッダ部およびペイロード部を有するメッセージを生成する生成手段と、
    前記生成手段によって生成されるメッセージを前記宛先端末に送信する送信手段と、
    を有するIP電話装置。
  6. 前記生成手段は、
    前記宛先端末の識別情報を示すヘッダ部を有するメッセージを生成するメッセージ生成手段と、
    前記内線端末の識別情報を示すペイロード部を生成するペイロード生成手段と、
    前記ペイロード生成手段によって生成されるペイロード部を、前記メッセージ生成手段によって生成されるメッセージに付加する付加手段と、
    を有する請求の範囲5記載のIP電話装置。
  7. 前記生成手段は、
    複数の内線端末がそれぞれ有する識別情報および前記複数の内線端末の優先順を示すペイロード部を有するメッセージを生成する、
    請求の範囲5記載のIP電話装置。
  8. 前記生成手段は、
    前記複数の内線端末の各識別情報を前記優先順に示すペイロード部を有するメッセージを生成する、
    請求の範囲7記載のIP電話装置。
  9. 識別情報を有するIP電話装置であって、
    前記識別情報を示すヘッダ部を有するメッセージを発信端末から受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信されるメッセージに、内線端末の識別情報を示すペイロード部があるか否かを判断する判断手段と、
    前記メッセージに前記ペイロード部があると判断される場合、前記ペイロード部に示された識別情報により特定される内線端末に前記メッセージを転送する転送手段と、
    を有するIP電話装置。
  10. 前記メッセージに前記ペイロード部がないと判断される場合、前記IP電話装置と前記発信端末との間で呼を確立させる処理を行う処理手段をさらに有する、
    請求の範囲9記載のIP電話装置。
  11. 前記受信手段は、
    複数の内線端末がそれぞれ有する識別情報および前記複数の内線端末の優先順を示すペイロード部をさらに有するメッセージを受信し、
    前記転送手段は、
    前記ペイロード部に示された識別情報により特定される複数の内線端末に対して、前記優先順に前記メッセージを転送する、
    請求の範囲9記載のIP電話装置。
  12. 前記優先順は、前記複数の内線端末がそれぞれ有する優先度によって定められる序列であり、
    前記転送手段は、
    前記複数の内線端末のうち最も高い優先度を有する内線端末に対して最初に前記メッセージを転送する、
    請求の範囲11記載のIP電話装置。
  13. 前記優先順は、前記複数の内線端末がそれぞれ有する優先度によって定められる序列であり、
    前記複数の内線端末は、第1の内線端末と、前記第1の内線端末よりも低い優先度を有する第2の内線端末と、を含み、
    前記転送手段によって転送されるメッセージに対して前記複数の内線端末のいずれかから送信される応答信号を受信する応答受信手段をさらに有し、
    前記転送手段は、
    前記第1の内線端末に前記メッセージを転送した後で前記受信手段によって受信され且つ前記第1の内線端末から送信された応答信号に、呼の確立の拒否が示されている場合、前記第2の内線端末に前記メッセージを転送する、
    請求の範囲11記載のIP電話装置。
  14. 前記優先順は、前記複数の内線端末がそれぞれ有する優先度によって定められる序列であり、
    前記複数の内線端末は、第1の内線端末と、前記第1の内線端末の次に高い優先度を有する第2の内線端末と、を含み、
    前記転送手段によって転送されるメッセージに対して前記複数の内線端末のいずれかから送信される応答信号を受信する応答受信手段をさらに有し、
    前記転送手段は、
    前記第1の内線端末に前記メッセージを転送した後で前記受信手段によって受信され且つ前記第1の内線端末から送信された応答信号に、呼の確立の拒否が示されている場合、前記第2の内線端末に前記メッセージを転送する、
    請求の範囲11記載のIP電話装置。
  15. 発信端末からのメッセージを受信する宛先端末に関連づけられ且つ識別情報を有するIP電話装置であって、
    前記発信端末から前記宛先端末に送信され前記宛先端末から転送されるメッセージであって、前記宛先端末の識別情報を示すヘッダ部と、前記IP電話装置の識別情報を示すペイロード部と、を有するメッセージを受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信されたメッセージに対する応答信号を前記宛先端末に返信する返信手段と、
    を有するIP電話装置。
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