JP2005064962A - インタフェース変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 IP網とISDNとのインタフェース変換装置が一台で、IP網に接続されている複数の網終端装置と通信できるようにする。
【解決手段】 TE側IPゲートウェイ(インタフェース変換装置)30は、IP網20に接続されている複数のNT側IPゲートウェイ(網終端装置)の各IPアドレス及び各IPアドレスに対応する識別番号とが記憶されている構成情報テーブル60と、この構成情報テーブル60を参照してISDN10からの呼設定メッセージ中に含まれている識別番号をIPアドレスに変換するレイヤ3部45と、このIPアドレスを用いて、IP網20に接続されている複数のNT側IPゲートウェイのうちの一台との間の呼制御を実行する呼制御部47と、を備えている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、一方がIP(Internet Protocol)網に接続され、他方がISDN(Integrated Services Digital Network)等のIP網のインタフェースと異なるインタフェースの網に接続され、2つの網相互間での通信を行う際のインタフェース変換処理を行うインタフェース変換装置に関する。
従来、IP網とISDNと間のインタフェース変換処理を行う装置としては、例えば、以下の特許文献1に記載されているものがある。
このインタフェース変換装置(以下、第1インタフェース変換装置とする)は、IP網とISDNとに接続されている。IP網には、この第1インタフェース変換装置やコンピュータやIP電話機のほか、さらに一台のインタフェース変換装置(以下、第2インタフェース変換装置)が接続されている。この第2インタフェース変換装置には、ISDN通信通信端末が接続されている。仮に、第1インタフェース変換装置に、ISDNに接続されているISDN通信端末から呼設定メッセージがあった場合、第1インタフェース変換装置は、IP網に接続されている各種機器のうち、第1インタフェース変換装置の接続先として予め定められている1つの第2インタフェース変換装置へ、IP網を介して呼設定メッセージを送る。第2インタフェース変換装置は、この呼設定メッセージを受けると、これに接続されているISDN通信端末との呼設定処理を行う。
特開2002−359650号公報 図1
しかしながら、以上の従来技術では、ISDNに接続されているISDN通信端末から、IP網に接続されている端末との間で通信を行う場合、第1インタフェース変換装置に、1対1の関係で接続されている端末とのみ通信可能で、他の端末とは通信できない。仮に、IP網に接続されている他の端末と通信を行う場合には、このIP網とISDNに接続されている第1インタフェース変換装置をもう一台追加し、この追加の第1インタフェース変換装置に、IP網経由の接続先として前記他の端末を設定しておく必要があり、設備コストが嵩んでしまう。すなわち、従来技術では、ISDNに接続されているISDN通信端末から、IP網に接続されている複数の端末のうちの任意の端末と通信するためには、設備コストが嵩んでしまうという問題点がある。
本発明は、このような従来技術の問題点に着目してなされたもので、IP網に接続されている複数の端末のうちの任意の端末と通信可能で、しかも設備コストを抑えることができるインタフェース変換装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するためのインタフェース変換装置は、
一方がIP(Internet Protocol)網に接続され、他方が該IP網のインタフェースと異なるインタフェースの網(以下、他の網とする)に接続され、2つの網相互間での通信を行う際のインタフェース変換処理を行うインタフェース変換装置において、
前記IP網に接続されている複数のIP網終端装置のIPアドレスと、複数の該IP網終端装置の識別番号とを対応付けて記憶している記憶手段と、
前記他の網から、複数の前記IP網終端装置のいずれかに対して呼設定メッセージを受信し、該呼設定メッセージの中に、該呼設定メッセージの対象であるIP網終端装置の識別番号が含まれていると、前記記憶手段の記憶内容を参照して、該識別番号に対応する該IP網終端装置のIPアドレスを抽出するIPアドレス抽出手段と、
前記IPアドレス抽出手段で抽出された前記IPアドレスで特定される前記IP網終端装置に対する呼制御を行う呼制御手段と、
を備えていることを特徴とするものである。
ここで、前記インタフェース変換装置において、
前記他の網は、ISDN(Integrated Services Digital Network)であり、前記呼設定メッセージ中に、該呼設定メッセージの対象である前記IP網終端装置の識別番号として、着番号及び/又は着サブアドレスが含まれている場合には、
前記記憶手段には、複数の前記IPアドレスと、各IPアドレスに対応する着番号と着サブアドレスとのうちの少なくとも一方が記憶されていることを特徴とする。
さらに、このインタフェース変換装置において、
複数の前記IP網終端装置のうちの所定のIP網終端装置に対する呼設定メッセージには、該IP網終端装置の識別番号として、着番号及び着サブアドレスが含まれている場合には、
前記記憶手段には、前記所定のIP網終端装置の着番号と着サブアドレスのそれぞれに、該所定のIP網終端装置のIPアドレスが対応付けられて記憶され、
前記IPアドレス抽出手段は、前記呼設定メッセージ中に、着番号及び着サブアドレスが含まれている場合、前記記憶手段の記憶内容を参照して、着番号と着サブアドレスとのうちの予め優先するよう指定を受けている方に対応するIPアドレスを抽出することを特徴とする。
また、以上のように、前記呼設定メッセージ中の識別番号である前記着番号及び/又は着サブアドレスが含まれている場合、前記呼制御手段は、前記IPアドレス抽出手段で抽出された前記IPアドレスで特定される前記IP網終端装置へ、前記呼設定メッセージ中の識別番号である前記着番号及び/又は着サブアドレスを送信するようにしてもよい。
また、以上の各インタフェース変換装置において、
複数の前記IP網終端装置のうちの所定のIP網終端装置に対する呼設定メッセージには、該IP網終端装置の識別番号が含まれていない場合、
前記記憶手段には、前記識別番号が無いものと、前記所定のIP網終端装置のIPアドレスが対応付けられて記憶されており、
前記IPアドレス抽出手段は、前記呼設定メッセージの中に、前記識別番号が含まれていない場合には、前記記憶手段の記憶内容を参照して、該識別番号が無いものと対応付けられている前記IPアドレスを抽出するようにしてもよい。
本発明に係るインタフェース変換装置は、複数のIP終端装置のIPアドレスと、複数の該IP網終端装置の識別番号とを対応付けて記憶している記憶手段を有しているので、IP網に接続されている複数のIP終端装置毎に、インタフェース変換装置を設けなくても、1つのインタフェース変換装置で、IP網に接続されている複数のIP網終端装置との通信を行うことができ、設備コストを抑えることができる。
まず、本発明に係る一実施形態としてのインタフェース変換装置が設けられる通信ネットワークの構成について、図1を用いて説明する。
本実施形態としてのインタフェース変換装置は、IPゲートウェイ30であり、このIPゲートウェイ(以下、TE側IPゲートウェイとする)30に、ISDN10とIP網20とが接続されている。ISDN10には、ISDN通信端末11の他、PBX(Private Branch Exchange)12やTA(Terminal Adapter)14を介して複数の電話機13,15が接続されている。さらに、このISDN10には、PHS(Personal Handy-phone System)網16が接続されており、このPHS網16に複数のPHS17が収容されている。IP網20には、複数の拠点毎に、IPゲートウェイ(以下、NT側IPゲートウェイとする)21が接続されており、各IPゲートウェイ21にPBX22が接続され、これらPBX22に1以上の電話機23が接続されている。
なお、以上の通信ネットワークの構成は、一例であり、例えば、IP網20には、直接、IP電話機やコンピュータが接続されていてもよく、また、ISDN10には、PHS網16が接続されていなくてもよい。
TE側IPゲートウェイ30は、ハートウェア的には、図2に示すように、各種処理を実行するCPU31と、このCPU31が実行する各種プログラムが記憶されているプログラムメモリ32と、このゲートウェイ30の構成情報やその他の各種データが記憶されているデータメモリ33と、ISDN10と物理的に接続されるISDNインタフェース34と、IP網20を構成するLAN回線と物理的に接続されるLANインタフェース35と、を備えている。
このTE側IPゲートウェイ30は、ソフトウェア的には、図3に示すように、ISDN10との接続制御を行うISDN制御ブロック42と、IP網20を構成するLAN回線との接続制御を行うLAN制御ブロック46と、構成情報が記憶されている構成情報記憶領域41と、各制御ブロック42,46の統合的な管理や構成情報記憶領域41からのデータの入出力管理等を行うシステム制御部40と、を備えている。
ISDN制御ブロック42は、JT−I.430又はJT−I.431に従ってISDNのレイヤ1に関する処理を行うレイヤ1部43と、JT−Q.921(LAPD:Link access Procedure on the D-channel)に従ってレイヤ2(データリンク層)に関する処理を行うレイヤ2部44と、JT−Q.931に従ってレイヤ3(ネットワーク層)に関する処理を行うレイヤ3部45と、を有している。なお、このISDN制御ブロック42は、図2におけるプログラムメモリ32内のプログラムを実行するCPU31と、このCPU31により制御されるISDNインタフェース34と、を有して構成されている。
LAN制御ブロック46は、JT−H.323又はSIPに従ってIP網内の呼制御を行う呼制御部47と、TCPに従った処理を行うTCP部48と、IPに従った処理を行うIP部49と、を有している。なお、このLAN制御ブロック46は、図2におけるプログラムメモリ32内のプログラムを実行するCPU31と、このCPU31により制御されるLANインタフェース35と、を有して構成されている。
構成情報記憶領域41には、各種構成情報のうちの1つとして、ISDN10から送られてくる各NT側IPゲートウェイ21の識別番号と、各NT側IPゲートウェイ21のIPアドレスとが対応付けられている構成情報テーブル60が記憶されている。ISDN制御ブロック42のレイヤ3部45は、この構成情報テーブル60を参照して、ISDN10からの呼設定メッセージ中に含まれている各NT側IPゲートウェイ21のIPアドレスを抽出し、このIPアドレスをLAN制御ブロック46の呼制御部47に渡す。
ここで、ISDN10からの呼設定メッセージのデータ構成について、図4を用いて説明する。
ISDN制御ブロック42のレイヤ3部45で解析されるデータは、共通部51と個別部53とを有している。呼設定メッセージ50は、この共通部51のメッセージ種別の欄52に、呼設定メッセージである旨が書き込まれている。個別部53は、伝達能力を示す伝達能力情報54と、チャネル識別子55と、着番号56と、着サブアドレス57、図示されていない発番号や発サブアドレス等の情報要素を有している。一般的に、着番号56には、発信者が指定した公衆網番号が含まれているため、この着番号56を利用することで、公衆網を利用するダイヤル・インを行うことができる。また、着サブアドレス57には、発信者が指定した内容がそのまま含まれるため、例えば、この着サブアドレス57を利用することで、このアドレスを利用したダイヤル・インを行うことができる。
構成情報テーブル60には、図5に示すように、IP網20の各拠点のNT側IPゲートウェイ21,21,…毎に、IPアドレス62と、各NT側IPゲートウェイ21,21,…の識別番号61である着番号又は着サブアドレスとが、対応付けられている。
なお、構成情報テーブル60の記憶内容は、通信ネットワークの構成に応じて設定されるものであり、IP網20に接続されている保守端末(図示せず)によってIP網経由で設定記憶させるか、又は、IPゲートウェイ30に直接保守端末を接続し(この保守端末、及び保守端末接続用のポートは図示されていない)、この保守端末によって設定記憶させてもよい。即ち、IPゲートウェイ30のCPU31が、LANインタフェース35を介して保守端末から得た構成情報、又は、直接接続された保守端末から得た構成情報を、構成情報記憶テーブル60として、構成情報記憶領域41に格納する。従って、IPゲートウェイ30は、保守端末等の構成情報を設定する手段によって設定された構成情報テーブル60の内容に応じて動作する。
ISDN10からの呼設定メッセージが一般着信である場合には、呼設定メッセージ50aの構成データのうち、着番号及び着サブアドレスが含まれていない。このため、ISDN制御ブロック42のレイヤ3部45は、この構成情報テーブル60から、着番号「なし」及び着サブアドレス「なし」に対応付けられているIPアドレスを抽出する。この例では、拠点が「東京」のNT側IPゲートウェイのIPアドレス「100.100.100.3」が抽出される。
また、ISDNからの呼設定メッセージがダイヤルイン着信である場合には、呼設定メッセージ50bの構成データのうち、着番号56bは含まれるが、着サブアドレスが含まれていない。このため、ISDN制御ブロック42のレイヤ3部45は、構成情報テーブル60から、着番号「xxx xxxx」及び着サブアドレス「なし」に対応付けられているIPアドレスを抽出する。例えば、着番号56bが「111 1111」である場合には、拠点が「東京」のNT側IPゲートウェイ21のIPアドレス「100.100.100.3」が抽出され、着番号56bが「222 2222」である場合には、拠点が「大阪」のNT側IPゲートウェイ21のIPアドレス「100.100.100.4」が抽出される。
また、呼設定メッセージが着サブアドレス指定着信である場合には、呼設定メッセージ50cの構成データのうち、着サブアドレス57cは含まれるが、着番号が含まれていないときと、着番号及び着サブアドレスの両方が含まれるときがある。着サブアドレス57cは含まれるが、着番号が含まれていないとき、ISDN制御ブロック42のレイヤ3部45は、構成情報テーブル60から、着番号「なし」及び着サブアドレス「xxx xxx xxxx」に対応付けられているIPアドレスを抽出する。例えば、着サブアドレス57cが「03 9999 9999」である場合には、拠点が「東京」のNT側IPゲートウェイ21のIPアドレス「100.100.100.3」が抽出され、着サブアドレス57cが「072 000 0001」である場合には、拠点が「大阪」のNT側IPゲートウェイ21のIPアドレス「100.100.100.4」が抽出される。また、呼設定メッセージ50cに着番号及び着サブアドレスの両方が含まれるとき、レイヤ3部45は、予め優先順位が高く設定されている方に基づいて、IPアドレスを抽出する。つまり、着番号と着サブアドレスとのうち、着番号の優先順位が高い場合には、この着番号に基づいてIPアドレスが抽出され、着サブアドレスの優先順位が高い場合には、この着サブアドレスに基づいてIPアドレスが抽出される。この優先順位は、構成情報の一部として、構成情報記憶領域41に記憶されている。
次に、図6に示すフローチャートに従って、ISDNから呼設定メッセージを受信した際のTE側IPゲートウェイ30の動作について説明する。
TE側IPゲートウェイ30のレイヤ3部45が呼設定メッセージを受信すると(ステップ1)、これを解析して、呼設定メッセージ中に着番号が有るか否かを判断する(ステップ2)。呼設定メッセージ中に着番号がある場合には、呼設定メッセージ中に着サブアドレスが有るか否かに関わらず、構成情報テーブル60を参照して、この着番号をIPアドレスに変換する(ステップ3)。すなわち、この例は、着番号と着サブアドレスとのうち、着番号の優先順位が高く設定されている例で、仮に、着サブアドレスがあったとしても、着番号に基づいてIPアドレスが定められる。
また、ステップ2で、着番号がないと判断された場合には、着サブアドレスが有るか否かを判断する(ステップ4)。呼設定メッセージ中に、着サブアドレスがある場合には、呼設定情報テーブル60を参照して、この着サブアドレスをIPアドレスに変換する(ステップ5)。また、着サブアドレスが無い場合、つまり、着番号も着サブアドレスも無い場合、構成情報テーブル60を参照して、いずれも無いものに対するIPアドレスを定める(ステップ6)。
レイヤ3部45は、ステップ3,5,6でIPアドレスを定めると、このIPアドレスと共に、呼設定メッセージ中に含まれている全てのデータをLAN制御部46に渡す。LAN制御部46は、IPアドレスや呼設定メッセージ内のデータを用いて、IPパケットを生成する(ステップ7)。この際、IPパケットのヘッダ部には、呼設定メッセージである旨とIPアドレス等が設定される。また、IPパケットのペイロード部には、ISDN10からの呼設定メッセージ内のデータ、つまり、伝達能力、発番号、発サブアドレス、着番号、着サブアドレス等が設定される。
LAN制御ブロック46は、呼設定メッセージをパケット化すると(ステップ7)、このIPパケット化された呼設定メッセージをIP網20に発信する(ステップ8)。発信された呼設定メッセージは、IP網20に接続されている複数のNT側IPゲートウェイ21のうち、この呼設定メッセージ中に含まれているIPアドレスに対応したNT側IPゲートウェイ21が受信する。
なお、ここでは、IPパケット中に、着番号や着サブアドレスのデータを含めているが、これらのデータは、IP網20に接続されているNT側IPゲートウェイ21のIPアドレスを定めるために使用するので、基本的に、NT側IPゲートウェイ21にこれらのデータを送る必要ない。しかしながら、本実施形態では、後述するように、これらの有無に応じて各種サービスを行うようにしているので、着番号や着サブ番号等をIPパケット中に含めている。
次に、以上で説明した通信ネットワークにおける呼制御手順について、図7に示す呼制御シーケンス図を用いて説明する。なお、ここでは、ISDN10に接続されている端末11,13,15,17のいずれかからIP網20を経て、このIP網20に接続されている東京の電話機23を呼び出すものとする。
発信者は、ISDN10内の着番号“011 111 1111”をダイヤルした後、“*”を押してから、IP網20内の東京の着サブアドレス“03 9999 9999”をダイヤルする。発信者側の端末は、これらのダイヤルを受け付けると(ステップ10)、着サブアドレスを含む呼設定メッセージをISDN10に発信する(ステップ11)。ISDN10は、ISDN10内の着番号を削除して、着番号対応のTE側IPゲートウェイ30に、呼設定メッセージを送信する(ステップ12)。
TE側IPゲートウェイ30は、ISDN10から呼設定メッセージを受信すると、この呼設定メッセージを解析して、IP網20に収容されている網終端装置(NT側IPゲートウェイ21)の着番号及び着サブアドレスの有無を確認する。この場合、呼設定メッセージ内には着サブアドレスのみが含まれているので、構成情報テーブル60を参照して、この着サブアドレス“03 9999 9999”をIPアドレス“100.100.100.3”に変換する(ステップ13)。そして、このIPアドレス及び呼設定メッセージの内容をパケット化して、IP網20へ送信する(ステップ14)。
NT側IPゲートウェイ21は、IP網20から呼設定メッセージを受信すると、これをPBX22のインタフェース仕様に変換してから、PBX22へ送信する(ステップ15)。PBX22は、この呼設定メッセージを解析し、この呼設定メッセージに着サブアドレスが含まれていることを確認すると、この着サブアドレスが示す内線番号“9999”の電話機23に呼設定メッセージを送信する。この電話機23は、この呼設定メッセージを受信すると、接続応答をPBX22に返す。この接続応答は、NT側IPゲートウェイ21、IP網20、TE側IPゲートウェイ30、ISDN10を経て、ISDN10に接続されている端末に送られる(ステップ16)。
ISDN10に接続されている端末が接続応答を受信すると、IP網20に接続されている東京の電話機23と通話できるようになる(ステップ17)。
ところで、NT側IPゲートウェイ21から呼設定メッセージを受信したPBX22は、この呼設定メッセージ中に、着番号が含まれているか否か、着サブアドレスが含まれているか否かに応じて、各種サービスを実行する。例えば、PBX22は、呼設定メッセージ中に着番号及び着サブアドレスが含まれていない場合、このPBX20に接続されている複数の電話機23のうち、代表番号の電話機又は交換手対応の電話機との間での呼を確立する。また、PBX20は、呼設定メッセージ中に着サブアドレスが含まれ、着番号が含まれていない場合、つまり、図7を用いて説明した例の場合、着サブアドレス中に含まれている内線番号の電話機との間での呼を確立する。また、PBX22は、呼設定メッセージ中に着番号が含まれ、着サブアドレスが含まれていない場合、複数の部署のうち、着番号に予め対応付けられた部署の一部又は全ての電話機との間での呼を確立する。また、呼設定メッセージ中に、着番号及び着サブアドレスが含まれている場合には、予め定められているいずれか一方を優先し、優先する方のサービスを実行する。つまり、着サブアドレスを優先する場合には、この着サブアドレス中に含まれている内線番号の電話機との間での呼を確立し、着番号を優先する場合には、着番号に対応付けられた部署の一部又は全ての電話機との間での呼を確立する。
このため、図5に示すように、拠点が「東京」のNT側IPゲートウェイ21のIPアドレス「100.100.100.3」に対して、識別番号の形態として、(1)着番号無し、着サブアドレス無し、(2)着番号=111 1111、着サブアドレス無し、(3)着番号無し、着サブアドレス=03 0000 0000〜03 9999 9999、の3つの形態があり、各形態により、着信側のサービスを変えている。
以上のように、本実施形態では、インタフェース変換装置であるTE側IPゲートウェイ30は、各NT側IPゲートウェイの識別番号と、各NT側IPゲートウェイのIPアドレスとが対応付けられている構成情報テーブル60を備えているので、IP網20に接続されている複数の端末毎に、TE側IPゲートウェイ30を設けなくても、1つのTE側IPゲートウェイ30で、IP網20に接続されている各端末との通信を行うことができ、設備コストを抑えることができる。
また、本実施形態では、IPパケット中に、着番号や着サブアドレスのデータを含め、これらのデータの有無に応じて各種サービスを行うようにしているので、サービスの多様化を図ることができる。
本発明に係る一実施形態における通信ネットワークの構成を示す説明図である。 本発明に係る一実施形態におけるTE側IPゲートウェイ(インタフェース変換装置)のハードウェア構成を示す説明図である。 本発明に係る一実施形態におけるTE側IPゲートウェイ(インタフェース変換装置)のソフトウェア構成を示す説明図である。 本発明に係る一実施形態における呼設定メッセージのデータ構成を示す説明図である。 本発明に係る一実施形態における構成情報テーブルの構成を示す説明図である。 本発明に係る一実施形態におけるTE側IPゲートウェイ(インタフェース変換装置)の呼設定メッセージ受信時の動作を示す説明図である。 本発明に係る一実施形態における通信ネットワークの呼制御のシーケンス図である。
符号の説明
10:ISDN、20:IP網、21:NT側IPゲートウェイ(インタフェース変換装置)、22:PBX、23:電話機、30:TE側IPゲートウェイ(IP網終端装置)、41:構成情報記憶領域41、42:ISDN制御ブロック、45:レイヤ3部、46:LAN制御ブロック、47:呼制御部、50:呼設定メッセージ、56:着番号、57:着サブアドレス、60:構成情報テーブル

Claims (5)

  1. 一方がIP(Internet Protocol)網に接続され、他方が該IP網のインタフェースと異なるインタフェースの網(以下、他の網とする)に接続され、2つの網相互間での通信を行う際のインタフェース変換処理を行うインタフェース変換装置において、
    前記IP網に接続されている複数のIP網終端装置のIPアドレスと、複数の該IP網終端装置の識別番号とを対応付けて記憶している記憶手段と、
    前記他の網から、複数の前記IP網終端装置のいずれかに対して呼設定メッセージを受信し、該呼設定メッセージの中に、該呼設定メッセージの対象であるIP網終端装置の識別番号が含まれていると、前記記憶手段の記憶内容を参照して、該識別番号に対応する該IP網終端装置のIPアドレスを抽出するIPアドレス抽出手段と、
    前記IPアドレス抽出手段で抽出された前記IPアドレスで特定される前記IP網終端装置に対する呼制御を行う呼制御手段と、
    を備えていることを特徴とするインタフェース変換装置。
  2. 請求項1に記載のインタフェース変換装置において、
    前記他の網は、ISDN(Integrated Services Digital Network)であり、
    前記呼設定メッセージ中に、該呼設定メッセージの対象である前記IP網終端装置の識別番号として、着番号及び/又は着サブアドレスが含まれており、
    前記記憶手段には、複数の前記IPアドレスと、各IPアドレスに対応する着番号と着サブアドレスとのうちの少なくとも一方が記憶されている、
    ことを特徴とするインタフェース変換装置。
  3. 請求項2に記載のインタフェース変換装置において、
    複数の前記IP網終端装置のうちの所定のIP網終端装置に対する呼設定メッセージには、該IP網終端装置の識別番号として、着番号及び着サブアドレスが含まれており、
    前記記憶手段には、前記所定のIP網終端装置の着番号と着サブアドレスのそれぞれに、該所定のIP網終端装置のIPアドレスが対応付けられて記憶され、
    前記IPアドレス抽出手段は、前記呼設定メッセージ中に、着番号及び着サブアドレスが含まれている場合、前記記憶手段の記憶内容を参照して、着番号と着サブアドレスとのうちの予め優先するよう指定を受けている方に対応するIPアドレスを抽出する、
  4. 請求項2及び3のいずれか一項に記載のインタフェース変換装置において、
    前記呼制御手段は、前記IPアドレス抽出手段で抽出された前記IPアドレスで特定される前記IP網終端装置へ、前記呼設定メッセージ中に識別番号である前記着番号及び/又は着サブアドレスが含まれる場合、該着番号及び/又は着サブアドレスを送信する、
    ことを特徴とするインタフェース変換装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のインタフェース変換装置において、
    複数の前記IP網終端装置のうちの所定のIP網終端装置に対する呼設定メッセージには、該IP網終端装置の識別番号が含まれておらず、
    前記記憶手段には、前記識別番号が無いものと、前記所定のIP網終端装置のIPアドレスが対応付けられて記憶されており、
    前記IPアドレス抽出手段は、前記呼設定メッセージの中に、前記識別番号が含まれていない場合には、前記記憶手段の記憶内容を参照して、該識別番号が無いものと対応付けられている前記IPアドレスを抽出する、
    ことを特徴とするインタフェース変換装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006112024A1 (ja) * 2005-04-15 2006-10-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Ip電話システムにおけるシグナリング方法、ip電話システム、およびip電話装置

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