JP4266774B2 - 立体画像表示装置及び立体画像表示方法 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯電話、コンピュータ用モニタ、ゲーム機などに用いることができる、平面表示と立体表示を切り替えて表示することができるディスプレイに関する。
人間は左目と右目の2つの異なる視点からの眺めを知覚している。左目と右目で知覚された画像に対して、距離感覚を得るための処理を脳で行って、人間は立体的に世界を見ることができる。この原理に基づき、立体イメージを表示するディスプレイは、左目と右目の立体イメージ対を観察者の両眼に1つずつ供給することで実現できる。ディスプレイからの光の進行方向を制御し、左右の眼に異なる画像が見えるようにすることで、専用のメガネを必要とせずに立体表示させることができる。
平面画像と立体画像の両方を表示できるディスプレイの技術として、特開2003-177357号公報において、パララックスバリア(視差バリア)に関する技術が開示されている。この技術では光の方向を制御するために視差バリアを利用して、平面画像表示モードと立体画像表示モードを切り替えている。すなわち、視差バリアが光を透過する場合に平面画像表示モードとして機能し、光を透過しない場合に立体画像表示モードとして機能する。具体的には、平面画像表示モードにおいては、視差バリアを電気的に制御し、光を透過させることで、視差バリアによる光の分離をなくし、平面表示用コンテンツでは左右の眼に同じ画像が見えるようにできる。この状態を図示したのが図2である。視差バリアでさえぎられないため、左右の眼に同じ画像が見える。一方、立体画像表示モードにおいては、図3に示すように、光を不透過にすることで視差バリアを有効にし、左右の眼に異なる画像が見える。
このように、平面画像表示モードは視差バリアが光を透過させる状態、立体画像表示モードは視差バリアが光を透過させない状態に変化させることで、一つのディスプレイにおいて、平面表示と立体表示を切り替えることが可能になるのである。
以上、視差バリアを用いて、平面表示と立体表示状態を切り替える技術について説明した。以降、平面表示モードと立体表示モードの切り替えとは、この視差バリアを透過/不透過を切り替えることとして説明する。
ところで、視差バリアの透過/不透過の切り替えをするだけでは、平面画像表示と立体画像表示を変えることはできない。表示用画像メモリの画素配置を立体画像用に配置する必要がある。
次に、立体画像データおよび平面画像データの画素配置方法について説明する。まず、平面画像を表示する場合は、図4に示す模式図のとおり、ハードディスクやフラッシュメモリなどのような保存用画像記憶部に記録されている画像データ(a)を復号化してイメージデータ(b)を生成し、そのままの画素配置を表示用画像メモリに立体画像データ(c)として書き込む。これは通常の平面ディスプレイで処理される過程と同じである。なお、この模式図では垂直方向の短冊状に分解した画像を1ラインで表現し、説明を簡略化するために、横方向6ラインであるとして説明している。
一方、立体画像を表示する場合の処理例を、図5の模式図で説明する。画像データは左眼用画像データLと右眼用画像データRが分離された状態(a)で、保存用画像記憶部に記憶されている。これらのデータから、垂直方向の短冊状に分解した画像を1ライン毎に抽出し、左眼用画像データを左側に右眼用画像データを右側に並べた画像データ(b)を生成する。このデータにおいては、左半分が左眼画像データの領域、右半分が右眼画像データの領域になっている。表示する際にはそれらを左右交互に並べて配置しなおし、表示用画像メモリに立体画像データ(c)として書き込む。図5(c)に示すとおり、表示用画像メモリの垂直方向奇数列は左眼用画像のデータ、偶数列は右眼用画像のデータを書き込む。このように表示用画像メモリに書き込んだ状態で、立体表示モード、すなわち視差バリアを不透過にすることで、観察者は立体画像を見ることができるのである。
以上整理すると、立体画像を表示するには、視差バリアを不透過の状態にした上で、画素配置を左右交互にし、平面画像を表示するには、視差バリアを透過の状態にした上で、通常の並びに配置すればよい。
ここまでは立体表示モードと平面表示モードの切り替えの原理について説明した。次に、画像を切り替える際にビジュアルな効果を与えるトランジション処理について説明する。
トランジション処理とは、画面を転換する際に行う視覚的効果のことである。前の画像と次の画像を切り替える場合に、前の画面が上下左右のいずれかに移動しながら画面外に消え、次の場面が現れる「ワイプ」や、画面が次第に消えて行くに連れ次の画面がとけ込む感じで入れ替わる「ディゾルブ」などがある。
トランジション処理は、画像を切り替える際に広く利用されているが、立体画像と平面画像を切り替える際に、特に利用価値が高くなると考えられる。その根拠について説明する。
立体画像の表示を平面画像の表示に切り替える際は、視差バリアを電気的に制御して光を透過させる状態にする。逆に、平面画像の表示を立体画像の表示に切り替える際には、光を透過させない状態にする。これらの処理を行った場合、光の不透過/透過が切り替わるため、画像の輝度が著しく変化する。このために、観察者は急激な輝度の変化による違和感を感じる場合がある。
この違和感を取り除く一つの方法として、平面画像の表示と立体画像の表示の切り替えの際に、一気に表示モードを切り替えるのではなく、切り替えの画像にビジュアルな効果を与えるトランジション処理は有効であると考えられる。
それでは、トランジション処理をどのように実現するかについて、平面画像から平面画像、立体画像から立体画像の場合を例にとって説明する。
図6は平面画像Aと平面画像Bとでトランジション処理を行う場合を示したものである。平面画像の場合は、2枚の各画素に対して演算を行うことで表示用メモリのデータを生成する。例えばディゾルブの場合は、画素ごとに色の割合を配分する計算を行うことにより、表示用メモリのデータを求めることができる。
図7は、立体画像Aと立体画像Bとでトランジション処理を行う場合を示したものである。立体画像の場合も、平面画像と同じ処理をすればトランジション処理を実行できる。
特開2003−177357号公報
ところで、平面画像から立体画像もしくは立体画像から平面画像へのトランジション処理を行おうとすると以下のような課題が存在する。
即ち、トランジション処理は画面を転換する際の連続的な視覚効果であり、2枚の画像を徐々に変化させるという性質がある。ところがディスプレイには立体表示モードと平面表示モードがあり、どちらか一方に決めなければいけないものである。したがって従来の方法では、平面画像と立体画像の間のトランジション処理は実施できないという課題がある。
具体的には、例えば平面表示モードで、平面画像から立体画像へ切り替えようとした場合、図8に示すように、配置がおかしい状態で重ね合わせの処理が行われてしまう。この結果、例えばディゾルブの場合、図11に示すような誤って重ね合わされた画像が表示されてしまう。これは立体画像と平面画像では、先に述べたとおり画素配置が異なるためである。
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑み、観察者の眼に写る違和感や唐突感を低減する平面画像と立体画像の切り替え方式を可能にし、使い勝手のよい立体画像表示装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明による連続する2枚の画像間でトランジション処理を行う機能を備えるとともに、立体表示モードと平面表示モードとを切り替え可能な立体画像表示装置は、平面画像から立体表示モードに対応したデータ形式の画像データである立体表示モード画像データを作成する手段を備え、立体画像表示と平面画像表示の何れか一方の画像表示から何れか他方の画像表示に切り替える際に、その切替え時における平面画像から作成された立体表示モード画像データと、その切替え時における立体画像との間で、トランジション処理を行う。
ここで、トランジション処理とは、画面を転換する際に行う視覚的効果のことである。前の画像と次の画像を切り替える場合に、前の画面が上下左右のいずれかに移動しながら画面外に消え、次の場面が現れる「ワイプ」や、画面が次第に消えて行くに連れ次の画面がとけ込む感じで入れ替わる「ディゾルブ」などがある。
そして、本発明に係る立体画像表示装置は、上記平面画像から立体画像へ表示を切り替える際に、平面画像から立体表示モード画像データを作成し、平面表示モードから立体表示モードに切り替えた後、前記立体表示モード画像データから立体画像へのトランジション処理を行うことを特徴とする
さらに、本発明に係る立体画像表示装置は、立体画像から平面画像へ表示を切り替える際に、平面画像から立体表示モード画像データを作成し、立体画像から前記立体表示モード画像へのトランジション処理を行った後、平面表示モードに切り替える場合もある。
また、本発明による連続する2枚の画像間でトランジション処理を行う機能を備えるとともに、立体表示モードと平面表示モードとを切り替え可能な立体画像表示装置は、立体画像から平面表示モードに対応したデータ形式の画像データである平面表示モード画像データを作成する手段を備え、立体画像表示と平面画像表示の何れか一方の画像表示から何れか他方の画像表示に切り替える際に、その切替え時における立体画像から作成された平面表示モード画像データと、その切替え時における平面画像との間で、トランジション処理を行うことを特徴としている。
また、本発明に係る立体画像表示装置は、平面画像から立体画像へ表示を切り替える際に、立体画像から平面表示モード画像データを作成し、平面画像から前記平面表示モード画像へのトランジション処理を行った後、平面表示モードから立体表示モードに切り替える場合もある。
さらに、本発明に係る立体画像表示装置は、立体画像から平面画像へ表示を切り替える際に、立体画像から平面表示モード画像データを作成し、立体表示モードから平面表示モードに切り替えた後、立体画像から前記平面表示モード画像へのトランジション処理を行う場合もある。
また、本発明による連続する2枚の画像間でトランジション処理を行う機能を備えるとともに、立体表示モードと平面表示モードとを切り替え可能な立体画像表示方法は、平面画像から立体表示モードに対応したデータ形式の画像データである立体表示モード画像データを作成するステップと、立体画像表示と平面画像表示の何れか一方の画像表示から何れか他方の画像表示に切り替える際に、その切替え時における平面画像から作成された立体表示モード画像データと、その切替え時における立体画像との間で、トランジション処理を行うステップと、を備える。そして、平面画像から立体画像へ表示を切り替える際に、平面画像から立体表示モード画像データを作成し、平面表示モードから立体表示モードに切り替えた後、前記立体表示モード画像データから立体画像へのトランジション処理を行うことを特徴とする。
また、本発明による連続する2枚の画像間でトランジション処理を行う機能を備えるとともに、立体表示モードと平面表示モードとを切り替え可能な立体画像表示方法は、立体画像から平面表示モードに対応したデータ形式の画像データである平面表示モード画像データを作成するステップと、立体画像表示と平面画像表示の何れか一方の画像表示から何れか他方の画像表示に切り替える際に、その切替え時における立体画像から作成された平面表示モード画像データと、その切替え時における平面画像との間で、トランジション処理を行うステップと、を備える。そして、立体画像から平面画像へ表示を切り替える際に、平面画像から立体表示モード画像データを作成し、立体画像から前記立体表示モード画像へのトランジション処理を行った後、平面表示モードに切り替えることを特徴とする
本発明の立体画像表示装置では、平面画像と立体画像の切り替えの際に、観察者の眼に写る違和感や唐突感を低減することが出来るという効果がある。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明による立体画像表示装置の第1の実施形態の構成例を示す図である。
本発明における第1の実施の形態の立体画像表示装置は、複数の平面画像もしくは立体画像を保存する保存用画像記憶手段103と、ディスプレイに表示する際に、表示する画像データを格納する表示用画像メモリ102と、表示モード状態に応じて表示用画像メモリ102の画像データを立体画像もしくは平面画像として表示する表示手段101と、表示モード状態を切り替える平面/立体切り替え手段106と、前の画像と次の画像を切り替える場合に視覚的効果を与える処理を行うトランジション処理手段104と、トランジション処理を行うための、立体表示モード画像を生成する立体表示モード画像生成手段105と、以上述べた各手段を制御する制御手段107とから構成されている。
表示手段101は、平面/立体の切り替えが可能な液晶などのディスプレイである。動作原理は背景技術の項の図2、図3に関する説明で述べたとおりである。表示手段101は、表示用画像メモリに記録された情報をもとに、ディスプレイ表示を行う。
表示用画像メモリ102は、表示手段101に表示する情報を記録する手段であり、平面画像を表示する場合と、立体画像を表示する場合とで、画素の配置が異なる。配置の仕方については、背景技術の項の図4、図5に関する説明で述べたとおりである。
保存用画像記憶手段103は、データを長期に保持しておくための記憶手段である。一般にハードディスクやフラッシュメモリなどが用いられる。本発明では、複数の平面画像ファイルや立体画像ファイルがここに格納されている。
トランジション処理手段104は、画面を転換する際に行う視覚的効果を生成する。トランジションの例として、「ディゾルブ」「ワイプ」「クロスストレッチ」「ズーム」などがある。
「ディゾルブ」は、前の画像と次の画像を切り替える場合に、画面が次第に消えて行くに連れ次の画面がとけ込む感じで入れ替わる視覚効果である。ディゾルブの変化の様子を図10(A)に示す。「ワイプ」は、前の画像と次の画像を切り替える場合に、前の画面が上下左右のいずれかに移動しながら画面外に消え、次の場面が現れる視覚効果である。ワイプの変化の様子を図10(B)に示す。「クロスストレッチ」は、前の画像と次の画像を切り替える場合に、一方のイメージの幅が広がるにつれて、他方のイメージの幅が縮まって入れ替わる視覚効果である。クロスストレッチの変化の様子を図10(C)に示す。「ズーム」は、前の画像と次の画像を切り替える場合に、中央部に出現した画像が徐々に拡大して入れ替わる視覚効果である。ズームの変化の様子を図10(D)に示す。他にも様々なトランジションが存在し、本発明は、以上述べたトランジション処理に限定されるものではない。
立体表示モード画像生成手段105は、保存用画像記憶手段103に保存されている平面画像から立体表示モード画像を生成して、トランジション処理手段104に渡す役割を果たす。立体表示モード画像の生成方法については後述する。
平面/立体切り替え手段106は、制御手段107の指令に基づいて、表示手段101の表示モードを平面画像表示モード、もしくは立体画像表示モードに切り替える手段である。前述のとおり、平面画像表示モードでは、表示手段101の視差バリアを透過にし、立体画像表示モードでは、視差バリアを不透過にする。
制御手段107は、保存用画像記憶手段103、表示用画像メモリ102、表示手段101、トランジション処理手段104、立体表示モード画像生成手段105、平面/立体切り替え手段106を制御して、2枚の画像の表示とその間のトランジション処理を実施する手段である。制御のしかたについては、図12のフローチャートで説明する。
本発明の処理の流れについて図12をもとに説明する。2枚の画像のうち、今表示されている画像を画像C、次に表示される画像を画像Dとする。最初の状態は、画像Cが表示されている(S11)。もし、現在平面表示モードである場合(S12)、次の画像Dが平面画像であれば(S13)、画像Cと画像Dで従来どおりのトランジション処理を行う(S14)。次の画像Dが立体画像であれば(S13)、立体表示モード画像生成手段によって、立体表示モード画像C’を生成する(S15)。
ここで、立体表示モード画像の生成方法について説明する。
一般に平面画像を立体画像に変換するには、後述するようにいくつかの方法が知られているが、ここでは実際に立体画像を生成するのではなく、単純に立体表示モードの画像を作る方法について説明する。
図9は、立体画像A(立体画像Aのデータは図9(a)に示されている)と平面画像B(平面画像Bのデータは図9(b)に示されている)をトランジション処理する際に、立体表示モード画像を生成する仕組みを示した図である。なお、以下の説明においては、説明の便宜上、図9(a)、(b)、(c)、(d)、(e)のデータを有するそれぞれの画像を画像(a)、(b)、(c)、(d)、(e)と称する場合もある。
図7で説明したとおり、トランジション処理等を行う際の立体画像データの配置は、左半分が左眼用画像、右半分が右眼用画像になる。したがって、立体表示モード画像生成手段105において、例えば元画像の奇数列目を左半分に、偶数列目を右半分に割り当てるように配置すれば(図9(c)参照)、立体表示モードの画像が生成できる。但し、この方法で作成した画像は立体には見えない。しかし、トランジション処理を行う過程の一部で利用する分には、たとえ立体的に見えなくても大きな影響はないと考えられる。
一方、立体表示モードでしっかり立体的に見える画像を作成するには、平面画像を立体画像に変換するアルゴリズムを用いる方法がある。各種方法が提案されているが、例えば、特開2000−228778号公報で公開されているように、平面画像に特殊な演算を施して立体画像を生成する方法などがある。
図9(d)は、以上の方法で生成した画像 (c)と画像(a)とをトランジション処理して生成した画像データを示している。(e)はトランジション処理をした表示用画像メモリのデータで、表示手段において立体表示モード状態で表示される。
以上述べた手法によって、図12のフロー図のS15によって立体表示モード画像C’(平面画像Cの立体表示モード画像を意味する。以下、同様の表記を行う。)が生成され、次に立体表示モードに切り替える(S16)。そして画像C’と画像Dでトランジション処理を行い(S17)、最終的に画像Dを表示して(S18)終了する。
以上述べた、平面画像から立体画像へのトランジション処理を図示したものが、図13である。平面表示モードで平面画像Aを表示している状態から始まり(図13(a))、立体表示モード画像生成手段105が、平面画像Aをもとに立体表示モード画像A’を生成する(図13(b))。次いで、立体表示モードに切り替えて、画像A’を表示したのち(図13(c))、画像A’から画像Bへのトランジション処理を行い(図13(d))、最終的に立体画像Bを表示する(図13(e))。
次に、現在立体表示モードであった場合(S12)の流れについて説明する。もし次の画像Dが立体画像であれば、立体画像Cと立体画像Dでトランジション処理を行う(S14)。
もし次の画像Dが平面画像であった場合は、立体表示モード画像生成手段によって、立体表示モード画像D’を生成する(S20)。そして画像Cと画像D’でトランジション処理を行い(S21)、平面表示モードに切り替えた後に(S22)、画像Dを表示する(S18)。
以上述べた、立体画像から平面画像へのトランジション処理を図示したものが、図14である。立体表示モードで立体画像Bを表示している状態から始まり(図14(a))、立体表示モード画像生成手段105が、平面画像Aをもとに立体表示モード画像A’を生成する(図14(b))。そして、画像Bから画像A’へのトランジション処理を行い(図14(c))、立体画像A’を表示した後(図14(d))、平面表示モードに切り替えて、最終的に画像Aを表示する(図14(e))。
以上のフローにより、平面画像から平面画像、立体画像から立体画像、平面画像から立体画像、立体画像から平面画像へのトランジションがすべて実施できる。なお本発明の特長は、平面画像から立体画像、立体画像から平面画像へのトランジション処理を可能にしている点である。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。
先にフロー図で説明した方法は、立体表示モードでトランジション処理を行うものであった。ここでは平面表示モードでトランジション処理を行う。
図15は、本発明の構成図である。208の平面表示モード画像生成手段以外は、図1の構成図と同じである。平面表示モード画像生成手段208は、立体画像から平面表示モード画像を生成する手段である。生成方法については後述する。
フローチャートを図16に示す。処理の流れの概略は図12のフローチャートとほぼ同様なので、ここでは、平面画像Cと立体画像Dのトランジション処理についてのみ説明する。
画像Cを表示し(S101)、現在平面モードで(S102)、次の画像Dが立体(S103)である場合、まず平面表示モード画像D’を生成する。
ここで、平面表示モード画像の生成方法について説明する。
図17は、平面画像A(平面画像Aのデータは図17(a)に示されている)と立体画像B(立体画像Bのデータは図17(b)に示されている)をトランジション処理する際に、平面表示モード画像を生成する仕組みを示した図である。図7で説明したとおり、トランジション処理等を行う際の立体画像データの配置は、左半分が左眼用画像、右半分が右眼用画像になっている。
したがって、平面表示モード画像生成部において、例えば元の立体画像の左眼画像だけを取り出して、それを奇数列目と偶数列目に配置するようにすれば (図17(c))、平面表示モードの画像が生成できる。
但し、この方法で作成した平面画像は横方向の解像度が半分になるため、品質のよい画像にはならない。しかし、トランジション処理を行う過程の一部で利用する分には、たとえ品質が良くなくても大きな影響はないと考えられる。
図17(d)は、以上の方法で生成した画像 (c)と画像(a)とをトランジション処理して生成した画像データを示している。(e)はトランジション処理をした表示用画像メモリのデータで、表示手段において平面表示モード状態で表示される。トランジション処理が終了した後、立体表示モードに切り替えて立体画像を表示する。
以上述べた方法により、立体画像から平面画像、もしくは平面画像から立体画像へ切り替える際、観察者の眼に写る違和感や唐突感を低減することが可能になるのである。
(その他の事項)
立体表示モード画像生成手段105と平面表示モード画像生成手段208の両者を備え、両者の画像生成手段の何れかを適宜選択して使用するようにしてもよい。
本発明は、携帯電話、コンピュータ用モニタ、ゲーム機などに用いることができる、平面表示と立体表示を切り替えて表示することができるディスプレイに好適に実施することができる。
本発明に係る立体画像表示装置の実施形態1の構成例を示す図である。 平面表示モードにおける、画素及び視差バリアの状態を示す図である。 立体表示モードにおける、画素及び視差バリアの状態を示す図である。 平面画像のデータの並びを示す図である。 立体画像のデータの並びを示す図である。 平面画像から平面画像へのトランジション処理を行う場合の、データの並びを示す図である。 立体画像から立体画像へのトランジション処理を行う場合の、データの並びを示す図である。 従来技術による立体画像から平面画像へのトランジション処理を行う場合の、データの並びを示す図である。 本発明による立体画像から平面画像へのトランジション処理を行う場合の、データの並びを示す図である。 トランジション処理の例を説明する図である。 立体画像から平面画像へのトランジション処理の表示画面例を示す図である。 本発明に係る実施の形態1のフロー図である。 平面画像から立体画像に切り替わる場合の処理の流れを示した図である。 立体画像から平面画像に切り替わる場合の処理の流れを示した図である。 本発明に係る立体画像表示装置の実施形態2の構成例を示す図である。 本発明に係る実施の形態2のフロー図である。 立体画像から平面画像へのトランジション処理を行う場合の、データの並びを示す図である。
符号の説明
101:表示手段 102:表示用画像メモリ
103:保存用画像記憶手段 104:ランジション処理手段
105:立体表示モード画像生成手段 106:平面/立体切り替え手段
107:制御手段 208:平面表示モード画像生成手段

Claims (8)

  1. 連続する2枚の画像間でトランジション処理を行う機能を備えるとともに、立体表示モードと平面表示モードとを切り替え可能な立体画像表示装置において、
    平面画像から立体表示モードに対応したデータ形式の画像データである立体表示モード画像データを作成する手段を備え、
    立体画像表示と平面画像表示の何れか一方の画像表示から何れか他方の画像表示に切り替える際に、その切替え時における平面画像から作成された立体表示モード画像データと、その切替え時における立体画像との間で、トランジション処理を行い、
    平面画像から立体画像へ表示を切り替える際に、平面画像から立体表示モード画像データを作成し、平面表示モードから立体表示モードに切り替えた後、前記立体表示モード画像データから立体画像へのトランジション処理を行うことを特徴とする立体画像表示装置。
  2. 連続する2枚の画像間でトランジション処理を行う機能を備えるとともに、立体表示モードと平面表示モードとを切り替え可能な立体画像表示装置において、
    平面画像から立体表示モードに対応したデータ形式の画像データである立体表示モード画像データを作成する手段を備え、
    立体画像表示と平面画像表示の何れか一方の画像表示から何れか他方の画像表示に切り替える際に、その切替え時における平面画像から作成された立体表示モード画像データと、その切替え時における立体画像との間で、トランジション処理を行い、
    立体画像から平面画像へ表示を切り替える際に、平面画像から立体表示モード画像データを作成し、立体画像から前記立体表示モード画像へのトランジション処理を行った後、平面表示モードに切り替えることを特徴とする立体画像表示装置。
  3. 連続する2枚の画像間でトランジション処理を行う機能を備えるとともに、立体表示モードと平面表示モードとを切り替え可能な立体画像表示装置において、
    立体画像から平面表示モードに対応したデータ形式の画像データである平面表示モード画像データを作成する手段を備え、
    立体画像表示と平面画像表示の何れか一方の画像表示から何れか他方の画像表示に切り替える際に、その切替え時における立体画像から作成された平面表示モード画像データと、その切替え時における平面画像との間で、トランジション処理を行うことを特徴とする立体画像表示装置。
  4. 平面画像から立体画像へ表示を切り替える際に、立体画像から平面表示モード画像データを作成し、平面画像から前記平面表示モード画像へのトランジション処理を行った後、平面表示モードから立体表示モードに切り替える、請求項に記載の立体画像表示装置。
  5. 立体画像から平面画像へ表示を切り替える際に、立体画像から平面表示モード画像データを作成し、立体表示モードから平面表示モードに切り替えた後、平面表示モード画像から平面画像へのトランジション処理を行う、請求項に記載の立体画像表示装置。
  6. 連続する2枚の画像間でトランジション処理を行う機能を備えるとともに、立体表示モードと平面表示モードとを切り替え可能な立体画像表示方法において、
    平面画像から立体表示モードに対応したデータ形式の画像データである立体表示モード画像データを作成するステップと、
    立体画像表示と平面画像表示の何れか一方の画像表示から何れか他方の画像表示に切り替える際に、その切替え時における平面画像から作成された立体表示モード画像データと、その切替え時における立体画像との間で、トランジション処理を行うステップと、を備え、
    平面画像から立体画像へ表示を切り替える際に、平面画像から立体表示モード画像データを作成し、平面表示モードから立体表示モードに切り替えた後、前記立体表示モード画像データから立体画像へのトランジション処理を行うことを特徴とする立体画像表示方法。
  7. 連続する2枚の画像間でトランジション処理を行う機能を備えるとともに、立体表示モードと平面表示モードとを切り替え可能な立体画像表示方法において、
    平面画像から立体表示モードに対応したデータ形式の画像データである立体表示モード画像データを作成するステップと、
    立体画像表示と平面画像表示の何れか一方の画像表示から何れか他方の画像表示に切り替える際に、その切替え時における平面画像から作成された立体表示モード画像データと、その切替え時における立体画像との間で、トランジション処理を行うステップと、を備え、
    立体画像から平面画像へ表示を切り替える際に、平面画像から立体表示モード画像データを作成し、立体画像から前記立体表示モード画像へのトランジション処理を行った後、平面表示モードに切り替えることを特徴とする立体画像表示方法。
  8. 連続する2枚の画像間でトランジション処理を行う機能を備えるとともに、立体表示モードと平面表示モードとを切り替え可能な立体画像表示方法において、
    立体画像から平面表示モードに対応したデータ形式の画像データである平面表示モード画像データを作成するステップと、
    立体画像表示と平面画像表示の何れか一方の画像表示から何れか他方の画像表示に切り替える際に、その切替え時における立体画像から作成された平面表示モード画像データと、その切替え時における平面画像との間で、トランジション処理を行うステップと、を備えたことを特徴とする立体画像表示方法。
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