JP4266368B2 - ボルト締結装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ボルトの頭部に着脱可能に嵌合して当該ボルトの締め付けを行うレンチ部材と、前記レンチ部材を回転可能に保持するケースと、前記レンチ部材を回転させる回転手段とを備えるボルト締結装置に関するものである。
ケースとハウジングとをボルトで締め付けるための装置には、ボルトの頭部に着脱可能に嵌合して当該ボルトの締め付けを行うソケットレンチと、このソケットレンチを回転可能に保持するケースと、このケースに内蔵した歯車組を介して各ソケットレンチに駆動連結してこれらのソケットレンチを回転させるモータとからなるものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−130443号公報
上記ボルトナット締付装置は、モータによって各ソケットレンチを緩やか回転させた状態のままケースを下降させていずれか一方のソケットレンチにボルトの頭部を嵌合させ、更に、ケースを下降させることにより、ボルトの締め付け又は緩めを行うものである。
しかして、かかるボルトナット締付装置は、図8の模式図に示す如く、2つのハウジング101及びケース102(締結部位)を固定するにあたって、ボルト20がハウジング101に設けた貫通孔111において傾いた状態に配置されると、ソケットレンチ11がボルト20の頭部21と嵌合できずにソケットレンチ11の軸線O1周りで、ソケットレンチ11とボルト20との共回りが生じてボルト20の締め付けができない場合があった。
そこで従来は、ソケットレンチの先端部を、その軸線に直交する面に対して一定の角度で傾斜させた段差のない袈裟切り状の傾斜面に形成し、この傾斜面を傾いたボルトの頭部に接触させることにより、傾いたボルトを矯正していた(例えば、特許文献2参照。)。
実用新案登録第2600030号公報
しかしながら、こうしたボルト締付装置にあっては、ボルトをワーク(締結部位)のボルト取付孔にセットしたときのボルトの傾きが大きい場合、ソケットレンチ先端部の傾斜面では、ボルトをボルト取付孔の軸線と同一になるように矯正することが困難であったり、ボルトの傾きが小さい場合でも、ボルトとソケットレンチとが共回りしてしまうことがあった。
このため、上記ボルト締付装置にあっても、ボルトとソケットレンチとの共回りが生じ、ボルトのねじ山とその締付孔とが噛み合わずに確実な締め付けができないことがあった。従って、ボルトのねじ山の破損に伴う切り粉がワークのボルト取付孔に混入すると、ボルト締め付けの際に、擬似トルクが発生して締め付け不良の要因になっていた。
本発明の解決すべき課題は、ボルトが傾いてセットされた状態で締め付けられることに伴う締め付け不良の発生を防止することにある。
請求項1に記載の発明は、ボルトの頭部に着脱可能に嵌合して当該ボルトの締め付けを行うレンチ部材と、前記レンチ部材を回転可能に保持するケースと、前記レンチ部材を回転させる回転手段とを備えるボルト締結装置において、前記ケースに、前記レンチ部材と共に前記ボルトが傾いた状態で回転するときに前記ボルトの頭部の側面に接触して前記ボルトの傾きを矯正する接触部材を備えるボルト矯正手段を設けたことを特徴するものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のボルト矯正手段が、前記接触部材を弾支して当該接触部材に前記ボルトに向かう付勢力を与える付勢力発生手段を備えることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の付勢力発生手段が、前記接触部材に繋がる棒状部材と、前記棒状部材を前記ケースに対して摺動可能に保持する貫通孔を有する保持部材と、前記保持部材と前記接触部材との間に介在して前記接触部材に前記ボルトに向かう付勢力を与える弾性部材とからなることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載のボルト締結装置において、少なくとも、前記ボルトの進入方向に指向する側の先端縁部にテーパ面を備えることを特徴するものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のボルト締結装置において、前記接触部材は、当該接触部材の先端縁部の全周に亙ってテーパ面を備えることを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のボルト締結装置において、前記レンチ部材の先端部を袈裟切り状の傾斜面に構成したことを特徴するものである。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のボルト締結装置において、前記接触部材から当該接触部材を弾支する部分までの距離を調整可能な調整手段を設けたことを特徴とするものである。
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7のいずれか一項に記載のボルト締結装置において、前記ケースが、前記レンチ部材と前記回転手段との回転軸線をオフセット配置してなることを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、ボルトが傾いた状態のままレンチ部材と共に回転するときであっても、ケースに設けた接触部材が、回転し始めたボルトの頭部の側面に接触するため、ボルトの傾きの大小に関わらず、前記ボルトの傾きを矯正することができる。即ち、請求項1に記載の発明によれば、ボルトの傾きの大小に関わらず、ボルトの頭部がレンチ部材に確実に案内されるため、ボルトとレンチ部材との共回りを抑制することができる。従って、請求項1に記載の発明によれば、ボルトの軸線とワークの締付孔の軸線とが同軸となる位置にてボルトを締め付けることができるから、切り粉などを発生に伴う締め付け不良を防止することができる。
請求項2に記載の発明は、前記接触部材を弾支して当該接触部材に前記ボルトに向かう付勢力を与えるため、前記接触部材がボルト頭部の側面に対して必要以上に大きな力で接触した場合に、前記接触部材に加わる余分な力を逃がすことができる。従って、請求項2に記載の発明によれば、ボルト締結装置内にかかる余分な外力を軽減することにより、装置全体の耐久性を向上させることができる。
請求項3に記載の発明は、前記接触部材を弾支して当該接触部材に前記ボルトの頭部の側面に向かう付勢力を与える付勢力発生手段を、前記接触部材に繋がる棒状部材と、前記棒状部材を前記ケースに対して摺動可能に保持する貫通孔を有する保持部材と、前記保持部材と前記接触部材との間に介在して前記接触部材に前記ボルトに向かう付勢力を与える弾性部材とからなる簡単な構成にしたことにより、接触部材及び棒状部材が軸方向に沿って摺動可能になるため、接触部材に発生する余分な外力を逃がすことができて耐久性の向上につながる。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の装置において、前記接触部材が少なくとも前記ボルトの進入方向に指向する側の先端縁部にテーパ面を備える。この場合、前記接触部材がボルトの締め付けに伴いレンチ部材と共に下降してボルトで締め付けられるワーク(締結部位)に接触するときも、当該接触部材はそのテーパ面に沿って前記締結部位から逃げて引っ掛かることがないから、ボルト締結時に発生する不良率を改善することができる。
請求項5に記載の発明は、前記接触部材は、当該接触部材の先端縁部の全周に亙ってテーパ面を備える。前記接触部材を前記締結部位から逃がす場合、前記ボルトの進入方向に指向する側の先端縁部にテーパ面を設ける等、当該テーパ面を所定の方向にのみ設ける構成に比べて、円柱形部材の先端縁部にその全周に亙ってテーパ面を形成する方が製造の方が簡単である。
加えて、前記接触部材において前記テーパ面を所定の方向にのみ設ける構成では、そのテーパ面を対応する向きに常に維持しなければならない。このため、前記接触部材の軸線周りの回動を防止するためのガイド手段を別途設ける必要がある。これに対し、上記請求項5に記載の発明によれば、接触部材の先端縁部の全周に亙ってテーパ面が設けられているため、常に、当該テーパ面は、前記締結部位と向き合う位置に存在する。この場合、前記接触部材の軸線周りの回動を防止するためのガイド手段が不要になるため、構造が簡単になり部品点数の削減にもつながる。
請求項6に記載の発明は、前記レンチ部材の先端部を袈裟切り状の傾斜面に構成する。この場合、前記傾斜面は、レンチ部材の軸線とボトルの軸線とが同一になるように矯正する補助的な役割を担うため、倒れたボルトを効率的に起こすことができる。
請求項7に記載の発明は、前記接触部材から当該接触部材を弾支する部分までの距離を調整可能な調整手段を設けたことにより、生産ラインの変更などにより寸法の異なるボルトを締め付ける必要が生じても、装置の設定を大きく変更することなく、容易に適応させることができるため、作業性が向上する。
ところで、本発明のボルト締付装置は、ボルトの締付孔の上部が開放されて障害物の存在しない作業条件であれば、レンチ部材と回転手段との回転軸線を同軸上に直列配置したままでよいが、ボルトの締付孔の上部に障害物の存在する作業条件であると、レンチ部材の進入ができない場合も生じる。このため、請求項8に記載の発明は、前記レンチ部材を前記回転手段に対してオフセット配置する。かかる構成によれば、ボルトの締付孔の上部に障害物が存在して上からの締め付けが不可能な作業条件にも対応することができる。
以下、図面を参照して本発明であるボルト締結装置の一形態を詳細に説明する。
図1〜3はそれぞれ、自動変速機のハウジング101とケース102とをボルト20で固定するにあたっての本発明装置10の作業動作を時系列に示す模式図である。また、図4(a)は、後述の接触部材1を図1の矢印D1方向から示す正面図であり、また、図5(a)〜(c)はそれぞれ、後述のソケットレンチ11を図1の矢印D2方向から示す正面図、その縦断面図及び、後述のソケットレンチ11の他の形態を図1の矢印D2方向から示す正面図である。
更に、図6(a)〜(c)はそれぞれ、本作業にて使用されるボルト20を例示する斜視図である。なお、以下の説明においてボルト20は、図6(a)に示す如く、その頭部21が六角形状の頭部本体21aとフランジ(以下、「頭部フランジ」という。)21bとからなり、この頭部21にねじ付きのシャフト22を一体に設けた所謂、六角座付ボルトとして説明する。
本説明において、ハウジング101とケース102とを締結するためのボルト取付孔110は、図1に示す如く、ハウジング101に設けた貫通孔111と、ケース102に設けたねじ孔112からなり、貫通孔111がねじ孔112よりも若干大径になっている。また、ハウジング101は、図1に示す如く、ボルト取付孔110を覆う位置にフランジ部101fを有し、これにより、ボルト取付孔110の上方に窪み部分101nを形成している。
本発明にかかるボルト締結装置10は、ボルト20の頭部本体21aに着脱自在に嵌合してボルト20の締め付けを行うソケットレンチ(レンチ部材)11と、このソケットレンチ11を回転可能に保持するケース12と、ソケットレンチ11を回転させるモータ(回転手段)13とを備える。具体的には、図1に示す如く、ケース12に、3つの歯車14a,14b,14cからなる動力伝達機構14を内蔵し、その一端の歯車14aがケース12に回転可能に設けた回転軸13sを介してモータ12に連結されると共に、他端の歯車14cがソケットレンチ11に連結される。即ちソケットレンチ11は、モータ13と共に、ケース12にて、その回転軸線O1がモータ13の回転軸線OMに対してオフセットする位置に保持される。
なお、ボルト締結装置10は、ケース12を三次元方向に移動させる既存のケース稼働装置(図示せず。)を有し、図示せぬコントローラによって制御される。また、モータ13の回転も、図示せぬコントローラからの指令によって制御される。なお、この場合、前記コントローラは、一体のユニットであっても別体のユニットであってもよい。
かかる構成によれば、モータ13が回転すると、その駆動力は、ケース12内の動力伝達機構14を経てソケットレンチ11に出力されるため、モータ13に対してオフセット配置されたソケットレンチ11は、モータ13と同一方向に回転することができる。
また、ケース12の下部には、ボルト20が傾いた状態でソケットレンチ11と共に回転するときに頭部フランジ21bの側面P1に接触する接触部材1が設けられている。接触部材1は、図4(a)に示す如く、ほぼ円柱形状であって、その先端部1aの縁部には、その全周に亙ってテーパ面taが設けられており、円錐台型を形成している。
また、接触部材1の後部には、棒状のガイドバー2が設けられている。このガイドバー2は、ケース12の下部に一体に設けた保持部材3の貫通孔3hに摺動可能に保持されている。また、接触部材1と保持部材3との間には、弾性部材たるバネ4が介在し、保持部材3を介して接触部材1をケース12に弾支して接触部材1にボルト20に向かう付勢力Fを与える。
更に、ガイドバー2の後部には、その軸線O4に沿って雄ねじ部2aが形成されており、この雄ねじ部2aには、ナット状の部材が移動可能に螺着されている。これにより、ナット状部材5は、ガイドバー2に形成した雄ねじ部2aの適切な位置(例えば、使用規格などに決定される位置。)に適宜位置決めすることができる。かかる構成によれば、接触部材1がバネ4の付勢力Fによって保持部材3から引き出される接触部材位置決め長さL(図2参照。)は、ナット状部材5と保持部材3との接触により制限される。即ち、本形態において、ナット状部材5が、接触部材位置決め長さLを調整する調整ストッパを構成する。調整ストッパがナット状部材5である場合は、ナット状部材5をガイドバー回りに回転させるだけで接触部材位置決め長さLを適宜変更することができるため、用途に応じた接触部材位置決め長さLの調整が容易になる。
なお、接触部材位置決め長さLは、ケース2を窪み部分101nに対して位置決めしたときの頭部フランジ21bの側面P1から保持部材3までのソケットレンチ位置決め長さLoに対して同等(L=Lo)、又は、ソケットレンチ位置決め長さLoよりも若干短くなっている(L<Lo)。この場合、例えば、ソケットレンチ位置決め長さLoと接触部材位置決め長さLとの差分ΔL(=Lo−L)は、ΔL=1mmとなっている。
また、ソケットレンチ11は、その先端部11aを、ソケットレンチ11の軸線O1に直交する面に対して一定の角度αで傾斜させた段差のない傾斜面、具体的には、図5(b)に示す如く、その先端部11aを、点Aから点Bに向かって傾斜角α=5(度)で傾斜した段差のない袈裟切り状の傾斜面に構成したものである。また、先端部11aには、頭部本体21aを着脱可能に嵌合する嵌合凹部nが形成されている。この嵌合凹部nの外観形状は、図5(a)に破線で示す頭部本体21aの外観形状と比較すれば明らかな如く、頭部本体21aの側面P2とボルト20の軸線O3方向に沿って線接触する***部分npを有するほぼ波形の環状形状である。これにより、頭部本体21aの側面P2と嵌合凹部nとの間には、図5(a)の斜線に示す如くのクリアランス(遊び)Cが形成されるため、ソケットレンチ11の嵌合凹部nに対して頭部本体21aを滑らかに嵌合させることができる。なお、嵌合凹部nの外観形状は、図5(c)に示す如く、既存のものと同様、頭部本体21aの外観形状とほぼ同一のものであってもよい。
即ち、本装置10において、ボルト矯正手段は、接触部材1、ガイドバー2、保持部材3の貫通孔3h、ばね4からなり、このうち、ガイドバー2、保持部材3、ばね4が付勢力発生手段に相当する。
次に、本装置10によるボルト20の締め付け作業を、自動変速機のハウジング101と、ケース102とを締結部位として説明する。
前述した従来のボルトナット締付装置は、レンチ部材を磁化した場合、このレンチ部材はボルト20を保持したまま、ボルト取付孔110に移動する。しかしながら、こうした装置の場合、ボルト取付孔110が窪み部分101n内に位置するため、このボルト取付孔110の上部に障害物が存在する。このため、ボルト20は、予め取付孔110に供給しておく必要があり、ボトル20が傾いた状態でセットされていると、レンチ部材と共に共回りを起こす可能性がある。
また、前述した他の従来であるボルト締付装置は、ソケットレンチ先端部の傾斜面でボルト20の傾きを矯正するものであるが、この場合も、ボルト20の共回りについて改善の余地があった。
これに対し、本発明装置10は、ボルト取付孔110に供給されたボルト20が傾いてセットされた状態では、以下のように動作する。
本発明装置10ではまず、ハウジング101とケース102とを固定するため、図示せぬボルト供給装置によって、ボルト取付孔110にボルト20を供給する。ボルト20の供給が完了すると、次に、前記ケース稼働装置により、ボルト締結装置10(ケース12)を一旦、窪み部分101n内に進入可能な高さまで下降(以下、図面下方向の移動に相当。)させた後、更に、ハウジング101に向かって移動(以下、図面左方向の移動に相当。)させる。これにより、ソケットレンチ11の軸線O1とボルト取付孔110(ねじ孔112)の軸線O2とが一致するまで窪み部分101nに差し込んで、ソケットレンチ11をボルト取付孔110に対して位置決めする(図1参照。)。
ソケットレンチ11をボルト取付孔110に対して位置決めした後は、モータ13によりソケットレンチ11を回転させたまま、本装置10(ケース12)を更に下降させる。これにより、通常は、頭部本体21aがソケットレンチ11の嵌合凹部nに嵌合するため、ソケットレンチ11の回転によりボルト21がねじ孔112に締め付けられ、ハウジング101とケース102とが固定される。
上述した従来装置では、図1に示す状態のままソケットレンチ11が頭部本体21aに接触すると、ボルト20はソケットレンチ11に嵌合することなく、ソケットレンチ11といっしょに共回りしてしまう。これに対し、本装置10では、ソケットレンチ11と共に下降した接触部材1の先端部1aがソケットレンチ11と共に回転し始めたボルト20(頭部フランジ21bの側面P1)に接触し、傾いた状態のボルト20を起こして起立した状態に矯正する。
即ち、図8に示す従来技術の如く、ボルト20がソケットレンチ11の嵌合凹部nに嵌合せずにソケットレンチ11とボルト20とが共回りする状況では、接触部材1が回転し始めたボルト20における頭部フランジ21bの側面P1に接触するため、図2に示す如く、傾いたボルト20の軸線O3がソケットレンチ11の軸線O1と同一になるように矯正される。これにより、頭部本体21aは、図2に示す如く、ソケットレンチ11の嵌合凹部nと嵌合し、ソケットレンチ11の回転及び装置10の下降と共にボルト20がねじ孔112に締め付けられていく。そして更に本装置10が下降すると、ボルト20の締め付けと同時に、接触部材1のテーパ面taがハウジング101の端部101eと接触してハウジング101の外方に移動(以下、図中右方向の移動に相当。)するため、ボルト20の締め付け完了時は、図3に示す如く、接触部材1は、ケース12とハウジング101との間に挟まれることはない。
また、本装置10には、ボルト締め付けの際、ボルト20に対して予め設定した規定の締付トルクが発生すると、モータ13の回転を停止させる既存のモータ制御装置(図示せず。)を備え、ボルト21の締め付けが完了すると、モータ13の回転を停止させる。モータ13と共にソケットレンチ11の回転が停止したのちは、ケース12を上昇させる(以下、図面上方向の移動に相当。)と共に、ハウジング101の窪み部分101nから引き抜く(図面右方向の移動に相当。)。ケース12が上昇すると、接触部材1は、そのテーパ面taがハウジング101の端部101eから離れるため、ばね4の付勢力によりボルト20側に移動し(図面左方向の移動に相当。)、調整ストッパ5により規制される図1の初期位置まで戻って停止する。
これにより、本発明装置10は、ボルト20が傾いた状態のままソケットレンチ11と共に回転するときであっても、ケース12に設けた接触部材1の先端部1aが回転し始めたボルト20の頭部フランジ21bの側面P1に接触するため、ボルト20がボルト取付孔110にて傾いたときのその傾きの大小に関わらず、ボルト20の傾きを矯正することができる。即ち、本装置10によれば、ボルト20の傾きの大小に関わらず、頭部本体21aがソケットレンチ11に確実に案内されるため、ボルト20とソケットレンチ11との共回りを抑制することができる。
従って、発明装置10によれば、ボルト20の軸線O3とケース102の締付孔112の軸線O2とが同軸となる位置にてボルト20を締め付けることができるから、切り粉などを発生に伴う締め付け不良を防止することができる。
また本装置10は、付勢力発生手段(2,3,4)を備え、この付勢力発生手段が接触部材1を弾支して当該接触部材1にボルト20に向かう付勢力Fを与える。このため、接触部材1が頭部フランジ21bの側面P1に対して必要以上に大きな力で接触した場合に、接触部材1に加わる余分な力を逃がすことができる。これにより、ボルト締結装置10内にかかる余分な外力を軽減することにより、装置10全体の耐久性を向上させることができる。
特に本形態では、上記付勢力発生手段(2,3,4)を、接触部材1に繋がるガイドバー2と、このガイドバー2をケース12に対して摺動可能に保持する貫通孔13hを有する保持部材3と、この保持部材3と接触部材1との間に介在して接触部材1にボルト20に向かう付勢力Fを与えるばね4とからなる簡単な構成にしたことにより、接触部材1及びガイドバー2が軸線O4方向に沿って摺動可能になるため、接触部材1に発生する余分な外力を逃がすことができて耐久性の向上につながる。
また本形態では、接触部材1の先端縁部にテーパ面taを備える。この場合、接触部材1がボルト20の締め付けに伴いソケットレンチ11と共に下降してボルト20で締め付けられるハウジング101に接触するときも、当該接触部材1はそのテーパ面taに沿ってハウジング101から逃げて引っ掛かることがないから、ボルト締結時に発生する不良率を改善することができる。
特に本形態では、接触部材1はほぼ円柱形であってその先端縁部の全周に亙ってテーパ面taを設けている。接触部材1をハウジング101から逃がす場合、後述の図7に示す如く、ボルト20の進入方向(図面下方向に相当。)に指向する側の先端縁部にテーパ面taを設ける等、当該テーパ面taを所定の方向にのみ設ける構成に比べて、円柱形部材の先端縁部にその全周に亙ってテーパ面taを形成する方が製造の方が簡単である。
加えて、接触部材1においてテーパ面taを所定の方向にのみ設ける構成では、そのテーパ面taを対応する向きに常に維持しなければならない。このため、接触部材1(ガイドバー2)の軸線O4周りの回動を防止するためのガイド手段を別途設ける必要がある。これに対し、本形態によれば、接触部材1の先端縁部の全周に亙ってテーパ面taが設けられているため、常に、当該テーパ面taは、ハウジング101と向き合う位置に存在する。この場合、接触部材1(ガイドバー2)の軸線O4周りの回動を防止するためのガイド手段が不要になるため、構造が簡単になり部品点数の削減にもつながる。
また、本形態では、図5(b)にて説明の如く、ソケットレンチ11の先端部11aを袈裟切り状の傾斜面に構成している。かかる構成によれば、ソケットレンチ11の傾斜面11aは、ソケットレンチ11の軸線O1とボルト20の軸線O3とが同一になるように矯正する補助的な役割を担うため、倒れたボルト20を効率的に起こすことができる。
ところで、本発明に係るボルト締結装置10は、ボルト20の締付孔110の上部が開放されて障害物の存在しない作業条件であれば、ソケットレンチ11とモータ13との回転軸線O1,OMを同軸上に直列配置したままでよいが、ボルト20の締付孔110の上部に障害物の存在する作業条件であると、ソケットレンチ11の進入ができない場合も生じる。このため、上記各形態は、ソケットレンチ11をモータ13に対してオフセット配置している。かかる構成によれば、ボルト20の締付孔110の上部に障害物が存在して上からの締め付けが不可能な作業条件にも対応することができる。
次に、図7は、本発明の第二の形態であって、取付孔110にセットしたボルト20を締め付ける直前の状態を示す模式図であり、また、図4(b)は、後述の他の接触部材6を図7の矢印D1方向から示す正面図である。なお、本形態にて、第一の形態と同一の部分は、同一の符号をもってその説明を省略する。
図7にて、接触部材6は、図7及び図4(b)に示す如く、ほぼ直方形のブロック体であって、その先端部6aの縁部のうち、ボルト20の進入方向(図面下方向に相当。)に指向する側の先端縁部にテーパ面taを備える。この場合、接触部材6がボルト20の締め付けに伴いソケットレンチ11と共に下降して、ボルト20で締め付けられるハウジング101に接触するときも、当該接触部材6は、図3に示すと同様、そのテーパ面taに沿ってハウジング101から逃げて引っ掛かることがないから、ボルト締結時に発生する不良率を改善することができる。なお、本形態において、接触部材6は、ケース12に対して何ら保持されていないが、ブロック形状の接触部材7の場合、ケース12の下部には、軸線O4周りの回動を防止するためのガイド手段を設けることが好ましい。
また、本形態において、ガイドバー2の後部には、その軸線O4に沿って摺動可能な貫通孔7hを有するリング状部材7aが設けられている。このリング状部材7aの側面には、いもねじ7bが着脱可能に螺着されている。これにより、リング状部材7aは、いもねじ7bによってガイドバー2の適切な位置(例えば、使用規格などに決定される位置。)に適宜位置決めすることができる。かかる構成によれば、接触部材位置決め長さLは、リング状部材7と保持部材3との接触により制限される。即ち、本形態において、リング状部材7a及びいもねじ7bが、接触部材位置決め長さLを調整する調整ストッパ7を構成する。調整ストッパがリング状部材7a及びいもねじ7bである場合、いもねじ7bを緩めたり締めたりするだけで接触部材位置決め長さLを適宜変更することができるため、用途に応じた接触部材位置決め長さLの調整が容易になる。
更に、ソケットレンチ11の先端部11aは、図1〜図4の如く、袈裟切り状の傾斜面に構成することが好ましいが、図7に示す如く、ソケットレンチ11の先端部11aは、ソケットレンチ11の軸線O1に直交する平坦面に構成してもよい。
また、本発明の各形態において、接触部材1,6がボルト20に接触する位置には、図6に符号P1で示す頭部フランジ21bの側面、同図に符号P2で示す頭部本体21aの側面、又は、同図に符号P3で示す頭部本体21aの頂面縁部のいずれかであればよい。
更に、上述した各形態では、調整ストッパ5,7を設けている。この場合、生産ラインの変更などにより寸法の異なるボルト20を締め付ける必要が生じても、装置10の設定を大きく変更することなく、調整ストッパ5,7をガイドバー2の適切な位置に取り付けるだけで、寸法の異なるボルト20に容易に適応させることができるため、作業性が向上する。
また、ボルト20に関しては、図6(a)に示す六角座付ボルトに限らず、図6(b)に示す六角ボルトであってもよい。この場合、接触部材1は、ボルト20の頭部21における外形エッジ21eに接触するように設定することが好ましい。更に、ボルト20は、その頭部頂面に凹部21nを有する六角穴付きボルトであってもよい。この場合、レンチ部材を、ソケットレンチ11に代えて、六角穴付きボルト20の凹部21nに着脱可能に嵌合する凸形のレンチ部材(アレンキー形部材)を用いることが好ましく、ボルト20が傾いてセットされている場合、ボルト20の頭部21における側面21fに接触させ、ボルト20の軸線O3がレンチ部材の軸線O1と同一になるように矯正する。
なお、上述した各形態を構成する特徴部分はそれぞれ、用途などに応じてそれぞれ組み合わせて使用することができる。
本発明の第一の形態を、ハウジングとケースとをボルトで固定するにあたっての作業動作を示す第一の模式図である。 同形態において、ハウジングとケースとをボルトで固定するにあたっての作業動作を示す第二の模式図である。 同形態において、ハウジングとケースとをボルトで固定するにあたっての作業動作を示す第三の模式図である。 (a),(b)は、接触部材を図1の矢印D1方向から示す正面図であり、 (a),(b)はそれぞれ、同形態にかかるソケットレンチをその頭部頂面から見た正面図及びその縦断面図であり、(c)は、他のソケットレンチをその頭部頂面から見た正面図である。 (a)〜(c)はそれぞれ、本発明装置に用いることができるボルトを例示する斜視図である。 本発明の第二の形態を、ハウジングとケースとをボルトで固定するにあたっての作業動作を示す模式図である。 従来のボルト締結装置において生じるボルトとソケットレンチとの共回りを説明する模式図である。
符号の説明
1 接触部材
2 ガイドバー
3 保持部材
4 ばね
5 ナット状部材(調整ストッパ)
6 接触部材
7 調整ストッパ
7a リング状部材
7b いもねじ

Claims (8)

  1. ボルトの頭部に着脱可能に嵌合して当該ボルトの締め付けを行うレンチ部材と、前記レンチ部材を回転可能に保持するケースと、前記レンチ部材を回転させる回転手段とを備えるボルト締結装置において、
    前記ケースに、前記レンチ部材と共に前記ボルトが傾いた状態で回転するときに前記ボルトの頭部の側面に接触して前記ボルトの傾きを矯正する接触部材を備えるボルト矯正手段を設けたことを特徴するボルト締結装置。
  2. 前記ボルト矯正手段は、前記接触部材を弾支して当該接触部材に前記ボルトに向かう付勢力を与える付勢力発生手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のボルト締結装置。
  3. 前記付勢力発生手段は、前記接触部材に繋がる棒状部材と、前記棒状部材を前記ケースに対して摺動可能に保持する貫通孔を有する保持部材と、前記保持部材と前記接触部材との間に介在して前記接触部材に前記ボルトに向かう付勢力を与える弾性部材とからなることを特徴とする請求項2に記載のボルト締結装置。
  4. 前記接触部材は、少なくとも、前記ボルトの進入方向に指向する側の先端縁部にテーパ面を備えることを特徴する請求項2又は3のいずれか一項に記載のボルト締結装置。
  5. 前記接触部材は、当該接触部材の先端縁部の全周に亙ってテーパ面を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のボルト締結装置。
  6. 前記レンチ部材の先端部を袈裟切り状の傾斜面に構成したことを特徴する請求項1乃至5のいずれか一項に記載のボルト締結装置。
  7. 前記接触部材の先端部から当該接触部材を弾支する部分までの長さを調整可能な調整手段を設けたことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか一項に記載のボルト締結装置。
  8. 前記レンチ部材を前記回転手段に対してオフセット配置したことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のボルト締結装置。
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