JP4265922B2 - 指紋照合装置及びその照合方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、番号入力用のキーと指紋読取り部とを有する指紋照合装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の指紋照合装置においては、テンキー操作によりID入力を行い、次に指紋押捺を行い、この押捺指紋を撮像した撮像指紋と、登録ファイルに登録した入力ID番号対応の登録指紋との照合OKかNGかにより、本人確認OKかNGかを判定するように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11―85995号公報(段落17、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の指紋照合装置では、テンキー操作によるID入力を行ってから指紋押捺するようにしているため、第三者に操作している様子を見られた場合、ID番号を盗み見られてしまう虞れがあるという問題点がある。
【0005】
この発明は上記問題点を解消するためになされたもので、簡単な操作で指紋状態の悪い人でも指紋照合ができ、かつID(識別)番号を盗み見られないようにした指紋照合装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る指紋照合装置は、番号入力用のキーに対してグループ番号を入力する操作がなされると、これをグループ番号として読み取り、このグループ番号に属する複数の指紋データを抽出し、これらの指紋データの中に、指紋読取り部で読み取られた指紋データと比較して所定条件下で合格する候補指紋データがあるかを判定し、このグループ照合により候補指紋データが複数あると判定された場合に、キーに対して識別番号を入力する操作がなされると、これを識別番号として読み取り、候補指紋データに対応する識別番号の中に読み取った識別番号と一致する識別番号があるかを判定するようにしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図3はこの発明の第1〜第3発明の一実施の形態を示す図で、図1は指紋照会装置の斜視図、図2は動作フローチャート、図3は識別番号入力手順説明図である。
【0008】
図1において、指紋照合装置1の前面には、利用者が指を置くと指紋を読み取る指紋読取り部2と、識別(ID)番号又はグループ番号を入力するキー3が配置されている。ここで、識別番号とは、「0」〜「9」の数字の組合せからなる番号で、指紋データのそれぞれに与えられた個有の番号である。また、グループ番号とは、全体の指紋データを複数のグループに分類して区分された各グループに与えられた番号で、ここではアルファベットA〜Iとする。
【0009】
図では、キー3は「0」と識別番号「1」とグループ番号「A」兼用の「1/A」と、識別番号「2」とグループ番号「B」兼用の「2/B」‥‥識別番号「9」とグループ番号「I」兼用の「9/I」を表す10個のキーとなっている。また、キー4は「♯」キーで、番号入力の決定機能を持つキーであり、キー5は「*」キーで、番号入力の取消し機能を持つキーである。また、指紋照合結果が「OK」を表示するOK灯6及び「NG」を表示するNG灯7が配置されている。
【0010】
次に、この実施の形態の動作を図2を参照して説明する。
ステップS1で利用者はキー3を操作してグループ番号を入力する。すなわち、利用者が最初に操作したキー3はグループ番号として読み取られることになる。ステップS2では入力されたグループ番号に対応した複数の指紋データが読み出される。ここで、利用者が指紋読取り部2に指を置くと、ステップS3で指紋データが読み取られ、ステップS4で指紋データが画像処理され、ステップS5で指紋の特徴データが計算されて抽出される。
【0011】
ステップS6では、ステップS2で読み出された複数の指紋データと、ステップS5で抽出された指紋の特徴データとを比較して照合判定する。ここで、OKとなる候補指紋データが一つだけある場合は、OKと判定してステップS11へ進む。OKとなる候補指紋データが複数存在する場合は、ステップS9へ進む。OKとなる候補指紋データが一つもない場合は、ステップS7へ進んで照合条件を緩和して、ステップS8で照合条件が下限であるかを判定する。
【0012】
そして、照合条件が下限でないと判定されると、ステップS6へ戻り、ステップS6,S7,S8を繰り返して再度照合し、これを繰り返して照合条件が下限に達しても、OKとなる候補指紋データが得られない場合は、NGと判定してステップS11へ進む。ステップS9で利用者は、キー3を操作して識別番号を上のけたから1けたずつ入力し、ステップS10ではステップS9で入力された識別番号と一致する候補指紋データが存在するかを判定する。ステップS11では判定結果により、OK灯6又はNG灯7を点灯する。
【0013】
次に、ステップS9,S10での動作の詳細を図3により説明する。
ステップS6でOKと判定された候補指紋データが4個あり、これを候補A〜Dとし、これらの識別番号を図3に示す。ここで、候補Aが真のOKの識別番号とする。ステップS9でまずキー入力3aの上から1けた目の「1」が入力されると、候補Bは1けた目が「5」のため、不合格となる。次に、上から2けた目の「2」が入力されると、候補Cは上から2けた目が「4」のため、不合格となる。
【0014】
同様に、上から3けた目の「3」が入力されると、候補Dは上から3けた目が「7」のため、不合格となり、候補Aだけが残る。まだ、上から4及び5けた目が入力されていないが、これでOKと判定する。ここで、ステップS1,S2は指紋データ読出し手段を、ステップS3〜S6はグループ照合判定手段を、ステップS7,S8は再判定手段を、ステップS9〜S10は識別番号判定手段を構成している。
【0015】
このようにして、グループ照合でOKと判定できる候補データがない場合に、判定条件を緩和して再判定し、OKと判定できる複数の候補データがあると、識別番号を上のけたから1けたずつ入力して、一致するものが一つ残った時点でOKと判定するようにしたため、識別番号をすべて入力する必要がなくなり、操作を簡単にすることが可能となる。また、すべて入力する必要がないため、第三者に識別番号が盗み見られる虞れをなくすことが可能となる。
【0016】
実施の形態2.
図4はこの発明の第4発明の一実施の形態を示す識別番号入力手順説明図である。なお、図1及び図2は実施の形態2にも共用する。
この実施の形態は、実施の形態1が識別番号を入力する際、図3に示すように上のけたから1けたずつ入力するのに対し、図6に示すように下のけたから1けたずつ入力するものである。
【0017】
すなわち、キー入力3bの下から1けた目の「5」が入力されると、候補Bが不合格となり、下から2けた目の「4」が入力されると、候補Cが不合格となり、下から3けた目の「3」が入力されると、候補Dが不合格となる。これで、候補Aだけが残り、以後のキー3の操作は不要となり、実施の形態1と同様の効果がある。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したとおりこの発明では、キーの操作により入力されたグループ番号に属する複数の指紋データを抽出し、この中に指紋読取り部で読み取られた指紋データがあるかを判定し、これが複数あると判定された場合、キーの操作により識別番号が入力されると、候補指紋データに対する識別番号の中にキーの操作により入力された識別番号と一致する識別番号があるかを判定するようにしたので、簡単な操作で指紋状態の悪い人でも指紋照合をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す指紋照合装置の斜視図。
【図2】 この発明の実施の形態1を示す動作フローチャート。
【図3】 この発明の実施の形態1を示す識別番号入力手順説明図。
【図4】 この発明の実施の形態2を示す識別番号入力手順説明図。
【符号の説明】
1 指紋照合装置、 2 指紋読取り部、 3 キー、 3a,3b キー入力、 6 OK灯、 7 NG灯。
S1,S2 指紋データ読出し手段、 S3〜S6グループ照合判定手段、 S7,S8 再判定手段、 S9,S10 識別番号判定手段、 A〜D 候補。
Claims (4)
- 番号入力用のキーと指紋読取り部とを有し、上記キーに対してグループ番号を入力する操作がなされると、これをグループ番号として読み取り、このグループ番号に属する複数の指紋データを抽出し、これらの指紋データの中に、上記指紋読取り部で読み取られた指紋データと比較して所定条件下で合格する候補指紋データがあるかを判定するグループ照合手段と、上記グループ照合により候補指紋データが複数あると判定された場合に、上記キーに対して識別番号を入力する操作がなされると、これを識別番号として読み取り、上記候補指紋データに対応する識別番号の中に上記読み取った識別番号と一致する識別番号があるかを判定する識別番号判定手段とを備えてなる指紋照合装置。
- 番号入力用のキーと指紋読取り部とを有し、上記キーに対してグループ番号を入力する操作がなされると、これをグループ番号として読み取り、このグループ番号に属する複数の指紋データを読み出す指紋データ読出し手段と、上記複数の指紋データと上記指紋読取り部で読み取られた入力指紋データとを比較し、上記複数の指紋データ中に所定条件下で合格する候補指紋データがあるかを判定するグループ照合判定手段と、上記グループ判定合格の候補指紋データがない場合、上記所定条件を緩和して再度判定し、上記緩和条件下で合格する候補指紋データがあるかを判定する再判定手段と、上記再判定合格の候補指紋データが複数ある場合に、上記キーに対して識別番号を入力する操作がなされると、これを識別番号として読み取り、上記再判定合格の候補指紋データに対応する識別番号の中に、上記読み取った識別番号と一致する識別番号があるかを判定する識別番号判定手段とを備えてなる指紋照合装置。
- 識別番号判定手段を、再判定合格の候補指紋データが複数ある場合、キーが操作されると、これを識別番号として読み取り、上記再判定合格の候補指紋データに対応する識別番号と、上記キーの操作により1けたずつ入力される識別番号とを照合し、一致する識別番号が生じた時点で合格と判定するものとしたことを特徴とする請求項2記載の指紋照合装置。
- 番号入力用のキーに対してグループ番号を入力する操作がなされると、これをグループ番号として読み取り、このグループ番号に属する複数の指紋データを抽出し、これらの指紋データの中に、指紋読取り部で読み取られた指紋データと比較して所定条件下で合格する候補指紋データがあるかを判定するステップと、上記ステップにより候補指紋データが複数あると判定された場合に、上記キーに対して識別番号を入力する操作がなされると、これを識別番号として読み取り、上記候補指紋データに対応する識別番号の中に上記読み取った識別番号と一致する識別番号があるかを判定するステップとを備えてなる指紋照合方法。
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