JP4265744B2

JP4265744B2 - Regional mutual crime prevention system

Info

Publication number: JP4265744B2
Application number: JP2003065007A
Authority: JP
Inventors: 美代子下川; 秀之山岸; 正彦高橋
Original assignee: Asahi Kasei Homes Corp
Current assignee: Asahi Kasei Homes Corp
Priority date: 2003-03-11
Filing date: 2003-03-11
Publication date: 2009-05-20
Anticipated expiration: 2023-03-11
Also published as: JP2004272763A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として住宅を対象とする建物の防犯、防災システムに関し、特に地域の住民の相互協力によってシステムの利便性の向上を図るものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来から建物内に、窓の開閉を検知する防犯センサや、火災などを検知する防災センサを設けることが行われている。古くはサイレンや非常ベルを鳴らしてその場に居合わせる人間に報知するものであった。しかしセンサ自身が報知するものは、家人が在宅していなければ効果が半減する。また近所づきあいが希薄化している現在においては、隣人や建物の近くを通りがかった人間が何らかの対処をしてくれることもあまり期待できない。
【０００３】
そこで近年は、防犯防災センサの情報を警備会社にオンラインで通知し、警備員が派遣されるというセキュリティシステムも発達している。これにより客観的な確実性をもって人員が派遣されることが保証され、しかもある程度の専門知識を有する訓練された警備員が派遣されることから、特に留守宅については相当に安全性を高めることができる。
【０００４】
しかし、上記従来の構成にあっても、防犯防災センサが警備会社に情報を送ってから、警備員が到着するまでに相応の時間がかかる。また、火事が発生していたり、救急車の出動が要請される場合、警備員が到着して現状の確認をしてから消防署等に出動要請をすることになる。防犯防災センサが発する警報のみでは、誤報の可能性もあるため、これらの公共機関は自動的には出動要請をうけつけないからである。このため、救急車等の要請がさらに遅れることとなり、真に緊急を要する場合には間に合わないおそれもある。
【０００５】
ここで、隣人や近隣の住民であれば、現場の確認にはほとんど時間を要さない。少し家から出るだけで、または窓からのぞくだけで現場を確認できる位置にあり、公共機関への出動要請もすぐにすることができるからである。すなわち現在においても近隣の住民は、防犯、防災の面においては貴重な存在であり、有効に機能すれば相互に利益をもたらすものと考えられる。
【０００６】
緊急時に近隣の住民に通知する例としては、特開平２００２−２１６２７１「地域自衛セキュリティシステム」（以下引例１という）がある。本件は、留守宅に予め設置した警報器の警報信号を、夫々の建物に設置した通報装置から、予め定めた近隣の住民（代理人）の代理人端末装置に送信し、代理人が現地確認をして誤報かどうかを判断し、真報通報と判断した場合にはあらためて警備会社に通報するというシステムである。これにより、誤報による警備員の出動を削減し、警備会社に対する課金を削減する効果があるとしている。
【０００７】
【特許文献１】
特開平２００２−２１６２７１号公報
【特許文献２】
特願２００２−３７６３７５
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記引例１の構成にあっては、呼び出すべき代理人を夫々の建物に設置した通報装置に登録する必要がある。このため、近隣でシステムに加入した建物に変動があった場合、例えば近隣の加入者が増減した場合には、夫々の通報装置をそれぞれ設定変更しなくてはならないという煩わしさがある。
【０００９】
また引例１の構成では、代理人が不在でも次の優先順位の代理人を呼び出す旨が記載されている（段落００１１）。不在の確認方法については記載していないが、順次呼び出すことでは、不在が重なった場合に代理人の到着が遅れるおそれがあり、迅速性に欠ける。また、代理人は常に一人しか呼ばれないため、代理人の安全性に不安が残ると共に、判断の妥当性も担保されないという問題がある。
【００１０】
また、引例１の構成では、呼び出された代理人が現場を確認しに行ったかどうかを認識する術がない。このため現場確認が著しく遅延した場合や、ついには行われなかった場合などであっても、その事態を把握、確認することは極めて困難となってしまう。
【００１１】
また従来のセキュリティシステムは、それぞれ個々の家庭の防犯センサー情報を、センターシステムで管理し、異常検知情報に対し、警備員を派遣するなどの処置をとるだけであり、その異常情報を契約者やその近隣の契約者にフィードバックし、共有するものではない。そのような情報をフィードバックするシステムを構築すれば、契約者にとって防犯、防災に有用に活用できると考えられる。
【００１２】
そこで本発明は、上記従来の課題を鑑みて、近隣の住民によって相互に防犯、防災を行うことを支援する地域相互防犯防災システムを提供することを目的としている。
【００１３】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる地域相互防犯防災システムの代表的な構成は、建物内に設置した防犯防災センサと、前記防犯防災センサの信号を受け取る宅内サーバと、前記宅内サーバと通信手段を介して接続される中央サーバと前記中央サーバと契約者とを結ぶメッセージ送受信手段とを有し、前記宅内サーバは前記防犯防災センサの信号に応じて前記中央サーバに異常情報を送信し、前記中央サーバは異常情報を送信した建物の近隣の契約者を複数特定し、該特定した複数の契約者にメッセージを送信し、該メッセージは、前記異常情報を送信した建物の訪問の依頼であって、前記メッセージには当該建物の場所、異常情報の内容、異常情報に応じた対応のマニュアル、訪問の際の確認事項およびアドバイスを含み、更に、前記中央サーバは、前記近隣の契約者のうち確認を行った確認者から報告メッセージを受信後、ポイント情報を送信し、前記異常情報を送信した建物に居住する契約者にも前記ポイント情報に対応したポイント情報を送信することを特徴とする。これにより、防犯防災センサが異常信号を発した場合に、近隣の住民によって迅速、確実、かつ安全に現場を確認し、対処することが可能となる。また、これにより、特別な訓練を受けていない近隣の住民であっても、適切な対処をすることの補助とすることができる。更に、出先にいる契約者が自宅で異常事態が発生したことを迅速に認識することができる。加えて、ポイント情報をも管理することができる。
【００１６】
また、前記中央サーバはデータベースを有し、前記異常情報を送信した建物の場所、および異常情報の内容を格納し、近隣の契約者からなる特定グループ内で前記データベースに格納したデータを共有することを特徴とする。これにより、地域内で相互に防犯、防災意識を高めることができる。
【００１７】
また、契約者に割り当てた固有のID信号を発信しうるID信号発信手段と、前記ID信号発信手段が発する信号を受信するID信号受信手段とを有し、前記宅内サーバは、前記ID信号受信手段の受信信号により在宅情報を判断し、該在宅情報と前記防犯防災センサの検知信号とに基づいて、前記中央サーバに異常情報を送信することを特徴とする。これにより、家人が在宅する場合と不在の場合とで対処を変えることができる。
【００１８】
また、前記中央サーバは、近隣の契約者を特定する際に、当該近隣の契約者の宅内サーバと問い合わせを行い、当該建物内部での在宅情報に基づいてその契約者を特定するか否かを決定することを特徴とする請求項５記載の地域相互防犯防災システム。これにより、適切に確認に向かうことのできる近隣の契約者を特定することができ、より迅速、確実に現場の確認をすることができる。
【００１９】
また、前記異常情報を送信した建物の宅内サーバは、前記ID信号受信手段の受信可能範囲に進入した近隣の契約者であって現場を訪問した確認者のID信号発信手段を検知し、前記中央サーバに送信することを特徴とする。これにより、誰が確認者として現場に赴いたかを、システムが客観的に知ることができる。
【００２０】
また、前記異常情報を送信した建物の宅内サーバは、近隣の契約者であって前記ID信号受信手段の受信可能範囲に進入した確認者のID信号発信手段を検知して中央サーバにID信号を送信し、前記中央サーバは、前記宅内サーバを通じて、前記確認者のIDに対し、一時的な開錠権限を付与することを特徴とする。これにより、屋内において発生した緊急事態に対処しうると共に、家人不在の建物においてもセキュリティを保持することができる。
【００２１】
また、前記中央サーバはデータベースを有し、前記異常情報を送信した建物の宅内サーバは、近隣の契約者であって前記ID信号受信手段の受信可能範囲に進入した確認者のID信号発信手段を検知して中央サーバにID信号を送信し、前記宅内サーバから受信した確認者のID信号を、異常情報を送信した建物についての契約者に関連づけて、異常情報の内容、および送信した日時と共に前記データベースに格納することを特徴とする。これにより、異常の生じた建物の契約者と、近隣の契約者の間で、報酬と対価を生じさせることができる。
【００２２】
【発明の実施の形態】
［第一実施形態］
本実施形態に係る地域相互防犯防災システムの第一実施形態について説明する。図１は本実施形態に係る地域相互防犯防災システムの構成を説明する図、図２は外部端末機のセキュリティ情報表示例を示す図、図３は緊急状態におけるシステムの動作を説明するフローチャート、図４は本システムにおける情報、ポイント（お金）、サービスの流れを示す模式図である。
【００２３】
図１に示すように、本実施形態の地域相互防犯防災システム（以下単に本システムという）においては、システムと契約した契約者Ａの建物10内に、防犯防災センサ11と、契約者Ａの建物に設置された宅内サーバ12、防犯防災センサ11と無線接続された受信機14を設置している。一方、システム会社20には中央サーバ21、データベース22、メッセージ送受信手段23を備えている。契約者Ａの建物10、システム会社20、および他の契約者の建物は、図示しないインターネットや電話回線、携帯電話の無線通信などの通信手段によって接続される。
【００２４】
ここで本実施形態における地域相互防犯防災システムの契約者とは、本システムに加入している者をいう。契約者Ａについては上記防犯防災センサ11、宅内サーバ12などを設置していることを要するが、他の契約者についてはこれらの装置の設置の有無は関与しない。
【００２５】
契約者Ａの建物10において、防犯防災センサ11とは、窓やドアなどの開閉を検知したり、赤外線や静電容量などで人を検知する防犯センサや、火災やガス漏れなどを検知する防災センサ、人間が直接操作する警報スイッチなどが含まれ、建物10内の各所に複数設けられる。受信機14は防犯防災センサ11の信号を受け取り、宅内サーバ12に送信する。宅内サーバ12は、システム会社20の中央サーバ21に対し、所定のタイミングで情報を送信する。また宅内サーバ12はHTTPサーバ機能を有し、契約者Ａの端末13やシステム会社20からの要求に応じて、建物10内の各防犯防災センサ11の動作状況の情報を送信可能となっている。
【００２６】
図１に示すように、受信機14は無線接続によって防犯防災センサ11と接続し、センサ信号をリクエストし、受信して、宅内サーバ12へと情報を通知する。防犯防災センサ11は、電源投入時に受信機14にアクセスし、宅内サーバ12が受信機14を介して認識する。受信機14は、認識した防犯防災センサ11に対して所定時間ごと（例えば60秒ごと）にポーリング（監視対象となる無線子機へアクセスすること）を行う。防犯防災センサ11は、受信機14のポーリング終了を待って、自己のセンサ信号を送信する。受信機14は、１つの建物につき１カ所に設ければよく、例えば、電波受信が可能な配電盤内や収納内などの目立たない位置に設置する。なお、電波の受信状態によっては中継器を設けることでもよい。
【００２７】
システム会社20において、中央サーバ21は宅内サーバ12から受け取った情報を用いて所定の処理を行い、データベース22に各種データを格納する。また中央サーバ21はHTTPサーバ機能を有し、契約者Ａの端末13からの要求に応じて、特定された宅内サーバ12の情報、またはデータベース22に格納された情報を送信可能となっている。メッセージ送受信手段23とは、電話、ファックス、電子メールなどを用いてメッセージを送受信するものであり、いずれのキャリアを用いるかはシステムの仕様および相手方の設備に応じて選択可能である。
【００２８】
次に、本実施形態に係る地域相互防犯防災システムの動作について説明する。まず緊急状態について説明し、次に通常状態について説明する。
【００２９】
緊急状態とは、防犯防災センサ11が何らかの異常信号を発した状態である。図３のフローチャートに示すように、防犯防災センサ11が何らかの異常信号を発すると（Ｓ１１）、宅内サーバ12はその信号に応じて、予め登録された契約者Ａの端末13にメッセージを送信する（Ｓ１２）と共に、システム会社20の中央サーバ21に対して異常情報を送信する（Ｓ１３）。
【００３０】
図２（ａ），（ｂ）は、外部端末機の一例として、住宅１内部のセキュリティ情報を遠隔地の携帯電話機に送信する様子を示したものである。図２（ａ）は宅内サーバ12からインターネットを介してセキュリティ情報が携帯電話機に送信された一例を示し、住宅の居間兼食堂（リビング）の防犯防災センサ11である窓センサが反応したことを報知する。図２（ａ）で表示画面に表示されたＵＲＬをクリックすると、建物10の宅内サーバ12、或いはシステム会社20の中央サーバ21がインターネット上に提供するウエブサイト（ホームページ）に接続され、宅内サーバ12からシステム会社20のデータベース22に時々刻々と蓄積された建物10内部のセキュリティ情報が図２（ｂ）に示す携帯電話機の表示画面に表示される（Ｓ１４）。携帯電話機の所有者は、その表示画面を利用して警察等31に通報したり、建物10に設置した防犯カメラ等の各種防犯手段の操作を行うことができる（Ｓ１５）。
【００３１】
一方、中央サーバ21は、宅内サーバ12から異常情報を受け取ると、異常情報の内容、発生時刻を契約者Ａと関連づけて、データベース22に格納する（Ｓ１６）。このときシステム会社20は、契約者Ａの建物に対して確認、あるいは侵入者威嚇のために電話をかける。そして中央サーバ21は、建物10の近隣の契約者をデータベース22から検索し、近い順に複数の契約者Ｂ、Ｃ、Ｄを特定する（Ｓ１７）。そして契約者Ｂ、Ｃ、Ｄにメッセージ送受信手段23を介して、契約者Ａの建物10を訪問するように要請する（Ｓ１８）。メッセージは電話、ファックス、電子メール、またはこれに類する他のキャリアを用いることができる。またこのとき、当該地域に自警団、防災隊などがあれば、これに同時に現場確認を要請することでもよい。
【００３２】
契約者Ｂ、Ｃ、Ｄが承諾の応答をすると、中央サーバ21は訪問先の情報を送信する。訪問先の情報の内容としては、当該建物10の場所、異常情報の内容（異常信号を発した防犯防災センサ11の種類や設置場所）、異常情報に応じた対応のマニュアル、訪問の際の確認事項およびアドバイスなどを含ませる。
【００３３】
確認者、すなわち承諾の応答をした契約者Ｂ、Ｃ、Ｄは、異常情報を送信した契約者Ａの建物10を訪問する（Ｓ１９）。ここで確認者は、警備会社の警備員よりもはるかに早く到着し、対処をすることができる。また複数人の契約者が現地に向かうことから、誰が現地を確認したかを相互に認識することができる。
【００３４】
そして契約者たちは、異常情報の内容に従って建物10を観察し、メッセージによって指示されたアドバイスに従って対処する。例えば呼び鈴を鳴らしたり、割られた窓がないか否か確認するなどである。そして状況に応じて対処し、防犯上の問題を感じれば警察に連絡し、出火やけが人などを発見すれば消防署に出動を要請する（Ｓ２０）。
【００３５】
また、複数人の確認者が集まっていることから、防犯上の問題が合った場合にも訪問した確認者自身の安全性を極めて高めることができ、また人数が集まるだけでも防犯上の効果を期待することができる。従って防犯、防災上極めて高い効果を得ることができる。またこのような緊急の現場ではあわててしまって現状の把握を誤ってしまうおそれも高いが、複数人で観察することにより、状況の把握、対処の判断の妥当性も担保することができる。
【００３６】
中央サーバ21は、確認者が契約者Ａの建物10に出向いている間に、ファックスあるいは電子メールにて、現地確認報告依頼を送付する（Ｓ２１）。確認者は、自宅に戻ってから、あるいは携帯電話のメールを使用して現地から、現地確認報告を中央サーバ21に送信する（Ｓ２２）。中央サーバ21は、Ｓ１６にて先に受信した異常情報とあわせて、現地に赴いた確認者と、その現地確認報告をデータベース22に格納すると共に、契約者Ａの宅内サーバ12および指定のメールアドレスに送付する（Ｓ２３）。
【００３７】
また中央サーバ21は、現地に赴いた確認者に対し正のポイントを付与し、異常信号を発した契約者Ａに対し負のポイントを付与して、それぞれの契約者に関連づけてデータベース22に格納する（Ｓ２４）。ポイントはそれぞれ報酬と対価の関係となり、適当な時期に精算するか、または次回の緊急状態の時のために蓄積しておくことができる。なお精算にあたっては、システム会社20が仲介を行うことにより客観性を担保することが好ましい。
これにより緊急状態の一連の動作を終了する。
【００３８】
次に通常状態の動作について説明する。通常状態とは、すなわち防犯防災センサ11が特に異常信号を発していない平常状態である。この状態において契約者Ａは、出先から携帯電話、コンピュータ、PDA(Personal Data Assistant)を用いて宅内サーバ12に接続し、宅内サーバ12に備えられたHTTPサーバ機能を用いて、自宅の建物10内の各防犯防災センサ11の動作状況の情報を閲覧可能である。また同様に、システム会社20の中央サーバ21からも宅内サーバ12に接続し、動作状況の情報を閲覧可能となっている。さらに、宅内サーバ12または中央サーバ21は、定期的に、または防犯防災センサ11の状態変化時、もしくは宅内サーバ12の状態変化時などに、契約者Ａの端末13に対し、防犯防災センサ11の状態や所定の情報を送信する。
【００３９】
また上記した如く、中央サーバ21はデータベース22に契約者と関連づけて異常情報の内容、発生時刻、最終的な現地確認報告を格納している。この情報とあわせて、さらに中央サーバ21は、防犯、防災のための適切なアドバイスや、警察などの公共機関から得られる犯罪の手口などの情報を地域別に集約し、同じ地域の契約者に対し、HTTPサーバ機能を介して情報を共有するように公開する。なお、公共機関から得られる情報は、中央サーバ21の管理者が不図示の入力手段からデータベース22に格納するよう操作する。
【００４０】
ただし共有する情報は、プライバシーを考慮し、段階的にグループ分けして公開度を設定する。例えば、１ｋｍ圏内の契約者に対しては町名、番地と発生時刻、センサー種類、犯罪手口まで公開し、５ｋｍ圏内の契約者に対しては町名と発生時刻、センサー種類、犯罪手口まで公開し、２０ｋｍ圏内の契約者に対しては地区と手口程度までを公開するといった様である。なお、上記距離や公開する情報は単なる例であり、実際には具体的な事情を鑑みて適宜設定する。
【００４１】
このように異常情報を共有することにより、契約者は犯罪の発生率、傾向を把握することができ、防犯、防災意識を高めることができる。
【００４２】
システム会社20は、本システムに直接加入していない住民に対しても、上記情報を会員制で提供することにより、収入を得ることができる。またその情報に適した防犯、防災対策品や対策リフォームなどの公告や販売によっても、収入を得ることができる。また同情報は、プライバシーを考慮することを前提に、研究機関や企業に提供することにより対価を得ることができる。これにより、研究機関にとっては一般的には得難い継続的な細かい犯罪統計データを得ることができ、企業にとっては防犯に関して顧客行動や状態の予測が可能となり、商品開発やメンテナンス、営業活動に生かすことができる。
【００４３】
図４に、本システムにおける情報、ポイント（お金）、サービスの流れを示す。上記説明した如く、契約者から▲１▼顧客IDや防犯防災センサーの情報などがシステム会社20の中央サーバ21へ送信され、データベース22に格納される。この情報は後に近隣の契約者に通知される。
【００４４】
一方、集計された▲１▼の情報、および警察等31から得られたデータは、データベース22に格納され、▲２▼防犯防災情報として近隣地域の契約者間で共有され、契約者が中央サーバ21にアクセスして参照することができる。また▲２▼の情報は研究機関32や企業33へと提供される。広告主34が提供する▲３▼広告は、契約者が中央サーバ21にアクセスした際に、▲２▼の情報とあわせて送信、表示される。
【００４５】
システム会社20は、契約者からシステムへの加入に対して▲４▼対価を得ると共に、緊急状態となった契約者から個別の▲４▼対価を得る。一方、緊急状態が発生した場合には、訪問した近隣の契約者に対して▲４▼対価を支払う。また研究機関32や企業33からは情報提供に対する▲４▼対価を得ると共に、広告主34からは広告収入を得る。
【００４６】
また通常状態にあっても、システム会社20の中央サーバ21と契約者の宅内サーバ12とは、一定時間ごとに▲５▼点検情報を交換し、システムが正常に稼働しているか否かを監視している。
【００４７】
［第二実施形態］
本実施形態に係る地域相互防犯防災システムの第二実施形態について説明する。図５は本実施形態に係る地域相互防犯防災システムの構成を説明する図、図６は各装置の構成を説明する図、図７は依頼文例を説明する図、図８は緊急状態におけるシステムの動作を説明するフローチャートであって、上記第一実施形態と説明の重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【００４８】
本実施形態は、上記第一実施形態の構成に加えて、ＩＤキーによるセキュリティ自動切り替えシステムを利用するものである。契約者の建物には上記第一実施形態と同様に防犯防災センサ11、宅内サーバ12、受信機14が設置されているが、宅内サーバ12にはさらにID信号受信手段となる受信機14が接続されている。一方、建物内部への進入が許容された家人や客人、或いはペット等には、固有のＩＤ（Identification）信号を発信し得るＩＤ信号発信手段となるＩＤキー15（Identification Key）が配布される。
【００４９】
ここで本実施形態における地域相互防犯防災システムの契約者とは、第一実施形態と同様に本システムに加入している者をいうが、契約者Ａ、および近隣の他の契約者Ｂ、Ｃ、Ｄ、Ｅについても同様に、上記防犯防災センサ11、宅内サーバ12などを設置しているものとする。
【００５０】
図６に示すように、受信機14には、第一実施形態と同様に無線接続によって防犯防災センサ11が接続されると共に、さらに本実施形態ではＩＤキー15が接続される。ＩＤ信号のリクエストや電源投入時のＩＤキー15の認識、ポーリングに関しては、防犯防災センサ11と同様におこなう。
【００５１】
家人等は、外出する際、ＩＤキー15を常時携帯するものとする。ＩＤキー15は固有の個人ＩＤコードを関連付けており、各人の存在、不存在を識別可能としている。加えて、家人などが建物内でもＩＤキー15を常時携帯し、かつ各部屋ごとに無線中継器を配置し、無線中継器も識別可能とすることにより、各人の建物内部における位置までも把握することが可能となる。
【００５２】
なお、本実施形態ではＩＤキー15を専用の端末としているが、ＩＤキー15の他の例としては、携帯電話機（ＰＨＳ；Personal Handyphone Systemを含む）の筐体内に組み込まれるような、例えば、ブルートゥース（Blue Tooth）等の無線機でも良いし、携帯電話機に接続できるような無線機でも良い。
【００５３】
宅内サーバ12は、受信機14の受信信号と各防犯防災センサ11の検知信号に基づいて建物内部での在宅状況及びセキュリティ状況を判断する。そして、セキュリティ全部をＯＮとする最大セキュリティモードと、セキュリティの一部を解除し残りをＯＮとする部分セキュリティモードと、の２つのセキュリティーモードを自動的に切り替える。なお、必要に応じて宅内サーバ12を操作することにより、セキュリティの全部を設定、もしくは解除することもできる。
【００５４】
宅内サーバ12は、受信機14がすべてのＩＤキー15を検知しなくなった場合に、全ての家人が外出したと判断し、最大セキュリティーモードに設定する。ただし家人のいずれかがＩＤキー15を持ち出すのを忘れている可能性もあるため、建物内にＩＤキー15が存在する状態にあっても、手動操作により最大セキュリティモードとすることができる。また、建物内に家人がいる場合は、目の届かない窓や玄関ドアなどの開閉監視（居空き対策）や、火災やガス漏れの監視は行うなどの部分セキュリティモードに設定する。また、防犯防災センサ11として人物を検知可能な人感センサを各部屋に配置することにより、さらに詳細なセキュリティモードの設定が可能である。なお居空き対策のために人のいない部屋を特定するためには、赤外線や静電容量などで人を検知する防犯防災センサ11を使用することができる。また、無線中継器とIDキーの組み合わせをもって行えば、各家人等の識別も行うことができる。
【００５５】
宅内サーバ12は、防犯防災センサ11やＩＤキー15の状態に変化があったときは、システム会社20の中央サーバ21にその状態の情報を送信する。これにより中央サーバ21は、常に各建物の現在の状態を把握することができる。契約者は端末13から、宅内サーバ12または中央サーバ21のHTTPサーバ機能を介して、現在の自宅の状態、在宅状況などを参照することができる。
【００５６】
次に、本実施形態に係る地域相互防犯防災システムの、緊急状態の動作について説明する。なお通常状態については上記第一実施形態と同様であるため、説明を省略する。上記第一実施形態においては近隣の他の契約者は必ずしも防犯防災センサ11、宅内サーバ12を設置していることを要しないとしたが、本実施形態においては他の契約者も、防犯防災センサ11、宅内サーバ12、受信機14を設置しているものとする。
【００５７】
図８のフローチャートに示すように、契約者Ａの建物において防犯防災センサ11が何らかの異常信号を発すると（Ｓ３１）、宅内サーバ12は、契約者Ａの端末13に対してメッセージを送信する（Ｓ１２）。メッセージを送信する相手は、ＩＤキー15から判断された最終外出者でもよく、またあらかじめ設定した者（例えば父親）や、家人全員でもよい。メッセージを受けた契約者Ａは自宅の宅内サーバ12にアクセスしてセキュリティ情報を参照し（Ｓ１４）、通報や防犯手段の操作などの対処を行う（Ｓ１５）。
【００５８】
ここで、ＩＤキー15によって在宅している個人を特定できることから、契約者Ａの端末13にメッセージを送信するか否かを判断することができる。例えば誰も在宅しない場合および親（すなわち契約者Ａ）が不在の場合にはメッセージ送信を行い、また例えば親が在宅して子供が不在の場合にはメッセージ送信を行わないなどである。なお、この場合であっても建物内の端末による報知は行う。
【００５９】
また宅内サーバ12は、システム会社20の中央サーバ21に対して異常情報を送信する（Ｓ３２）。このとき、異常情報とあわせて、ＩＤキー15によって検知された建物内の在宅状況も送信する。
【００６０】
中央サーバ21は宅内サーバ12から異常情報を受け取ると、異常情報の内容、発生時刻、在宅状況などを契約者Ａと関連づけて、データベース22に格納する（Ｓ３３）。そして建物10の近隣の契約者をデータベース22から検索し、近い順に複数の契約者（Ｂ、Ｃ、Ｄ、Ｅ）を抽出する（Ｓ３４）。そして中央サーバ21は、近隣の契約者（Ｂ、Ｃ、Ｄ、Ｅ）の建物の宅内サーバ12に対し、在宅状況について問い合わせを行う（Ｓ３５）。そして例えば契約者Ｄが不在であったとすれば、在宅している契約者Ｂ、Ｃ、Ｅに対して現地確認依頼を行う（Ｓ３６）。ここで、ＩＤキー15によって在宅している個人を特定できることから、契約者Ｄの建物に依頼可能な人物が居るか否かを判断することができ、例えば子供しか在宅していない場合には依頼を行わないよう設定することができる。これにより、より確実に現地確認のため訪問してもらうことができる。従って従来例の如く現地確認依頼を行った上で、留守による無反応を待って次の代理人に依頼を出すよりも、はるかに迅速に現地確認を行うことができる。
【００６１】
連絡を受けたＢ、Ｃ、Ｅは、承諾の応答をし、中央サーバ21から訪問先の情報を受け取った後に、異常情報を送信した契約者Ａの建物10を確認のために訪問する。これら確認者、すなわち承諾の応答をした契約者Ｂ、Ｃ、Ｅには、現地確認依頼の際に、図７に示す依頼文例のように、ＩＤキー15を持っていくよう指示する。そしてＩＤキー15をもって契約者Ａの建物10の至近距離に近づくと、確認者が到着したことが受信機14によって検知できるため、宅内サーバ12によって中央サーバ21へと通知する（Ｓ３７）。これにより、システム会社20においては誰が実際に現地確認に訪問したかを客観的に認識することができる。
【００６２】
このとき契約者Ａの建物の在宅状況が、中に誰もいない場合には第一実施形態と同様に、建物の外観から確認者は状態を観察し、状況に応じて対処する（Ｓ４０）。しかし建物10内に、ＩＤキー15情報により識別された家人が在宅しており、防犯防災センサ11の異常信号が停止されておらず、かつ近接した確認者のＩＤ信号があらかじめ登録されたものであった場合には、宅内サーバ12は当該ＩＤキー15に対してワンタイムパスワード（一時的な開錠権限）を付与し、建物内への進入を可能とする（Ｓ３９）。これにより自力で逃げられない子供や老人、気を失った家人などがいた場合であっても、迅速な状況判断、早急な対処を行うことが可能となる。なおあらかじめ登録されたＩＤ信号とは、近隣の契約者のうちでも、契約者Ａが明示的に緊急時には屋内への進入を許可するよう登録しておくものである。
【００６３】
中央サーバ21は、確認者が契約者Ａの建物10に出向いている間に、ファックスあるいは電子メールにて、現地確認報告依頼を送付する（Ｓ４１）。確認者は、自宅に戻ってから、あるいは携帯電話のメールを使用して現地から、現地確認報告を中央サーバ21に送信する（Ｓ４２）。中央サーバ21は、Ｓ３３にて先に受信した異常情報、Ｓ３７にて受信した近隣の契約者のＩＤ信号、建物内に進入した契約者のＩＤ信号とあわせて、現地確認報告をデータベース22に格納する（Ｓ４３）。また中央サーバ21は、現地に赴いた確認者に対し正のポイントを付与し、異常信号を発した契約者Ａに対し負のポイントを付与して、それぞれの契約者に関連づけてデータベース22に格納する（Ｓ４４）。
【００６４】
すなわち、受信機14およびＩＤキー15を用いて在宅状況の検知、個人の識別を行うことにより、契約者Ａへの通知に無駄を省略し、現地確認可能な近隣の契約者を確実に特定し、訪問した近隣の契約者を客観的に認識し、また一定条件下においては開錠することが可能となり、緊急状態に対しより確実な対処を行うことができる。
【００６５】
【発明の効果】
上記説明した如く、本発明に係る地域相互防犯防災システムによれば、防犯防災センサが異常信号を発した場合に、近隣の住民によって迅速、確実、かつ安全に現場を確認し、対処することが可能となり、地域内で相互に防犯、防災を行うことを支援するシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】第一実施形態に係る地域相互防犯防災システムの構成を説明する図である。
【図２】外部端末機のセキュリティ情報表示例を示す図である。
【図３】緊急状態におけるシステムの動作を説明するフローチャートである。
【図４】本システムにおける情報、ポイント、サービスの流れを示す模式図である。
【図５】第二実施形態に係る地域相互防犯防災システムの構成を説明する図である。
【図６】各装置の構成を説明する図である。
【図７】依頼文例を説明する図である。
【図８】緊急状態におけるシステムの動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
10 …建物
11 …防犯防災センサ
12 …宅内サーバ
13 …端末
14 …受信機
15 …ＩＤキー
20 …システム会社
21 …中央サーバ
22 …データベース
23 …メッセージ送受信手段
31 …警察等
32 …研究機関
33 …企業
34 …広告主[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a crime prevention / disaster prevention system for buildings mainly intended for houses, and particularly to improve the convenience of the system through mutual cooperation of local residents.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, security sensors that detect opening and closing of windows and disaster prevention sensors that detect fire and the like have been provided in buildings. In the old days, it was used to alert people who were on the spot by ringing sirens or emergency bells. However, what is reported by the sensor itself is halved in effect unless the resident is at home. In addition, in the present when the neighborhood is diluting, it is not expected that a neighbor or a person who has passed near the building will take any action.
[0003]
Therefore, in recent years, a security system has been developed in which information on security / disaster prevention sensors is notified to security companies online and security guards are dispatched. This ensures that personnel are dispatched with objective certainty, and trained guards with a certain level of expertise are dispatched, which can significantly increase safety, especially for absence homes. it can.
[0004]
However, even with the above-described conventional configuration, it takes a certain amount of time for the security guard to arrive after the security / disaster prevention sensor sends information to the security company. In addition, when a fire has occurred or an ambulance is requested, the security guard arrives and checks the current situation before making a request for dispatch to the fire department. This is because these warnings are not automatically received by the public institutions because there is a possibility of false alarms only with alarms issued by security sensors. For this reason, the request for ambulances and the like will be further delayed, and there is a possibility that it will not be in time if it is truly urgent.
[0005]
Here, if it is a neighbor or a nearby resident, it takes little time to confirm the site. This is because it is in a position where the site can be confirmed by just leaving the house or looking through the window, and it is also possible to make a request for dispatch to a public institution immediately. In other words, local residents are still precious in terms of crime prevention and disaster prevention, and if they function effectively, they will be mutually beneficial.
[0006]
As an example of notifying neighboring residents in an emergency, there is JP-A-2002-216271 “Regional Self-Defense Security System” (hereinafter referred to as Reference 1). In this case, the alarm signal of the alarm installed in the absence home is sent from the notification device installed in each building to the agent terminal device of a nearby resident (agent), and the agent confirms the field. This is a system that determines whether it is a false report, and if it is determined to be a true report, it reports to the security company again. As a result, it is said that there is an effect of reducing the dispatch of guards due to misinformation and reducing billing for the security company.
[0007]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 2002-216271
[Patent Document 2]
Japanese Patent Application No. 2002-376375
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the configuration of Reference 1, it is necessary to register the agent to be called in the reporting device installed in each building. For this reason, when there is a change in a building that has joined the system in the vicinity, for example, when the number of neighboring subscribers increases or decreases, there is an inconvenience that each notification device must be changed.
[0009]
Further, in the configuration of Reference 1, it is described that an agent with the next priority is called even when no agent is present (paragraph 0011). The absence confirmation method is not described. However, when calling sequentially, there is a possibility that the arrival of the agent may be delayed when the absences overlap. Moreover, since only one agent is always called, there is a problem that the safety of the agent remains uneasy and the validity of the judgment is not ensured.
[0010]
Further, in the configuration of Reference 1, there is no way of recognizing whether the called agent has gone to check the site. For this reason, even when the on-site confirmation is significantly delayed or finally not performed, it is extremely difficult to grasp and confirm the situation.
[0011]
In addition, the conventional security system only manages the security sensor information of each individual home by the center system and takes measures such as dispatching security guards to the abnormality detection information. It is not intended to feed back and share with nearby contractors. If a system that feeds back such information is constructed, it can be used effectively for crime prevention and disaster prevention for contractors.
[0012]
In view of the above-described conventional problems, an object of the present invention is to provide a regional mutual crime prevention and disaster prevention system that supports neighboring residents to perform crime prevention and disaster prevention.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
A typical configuration of a regional mutual security / disaster prevention system according to the present invention is connected to a security / disaster sensor installed in a building, a home server that receives a signal of the security / disaster sensor, and the home server via a communication means. A message transmission / reception means for connecting the central server and the central server and the contractor, wherein the in-home server transmits abnormality information to the central server in response to a signal from the security sensor, and the central server transmits the abnormality information. Identify multiple contractors in the vicinity of the building you sent, and send a message to the identified contractors The message is a request for a visit to the building that has transmitted the abnormal information, and the message includes the location of the building, the content of the abnormal information, a manual corresponding to the abnormal information, and the confirmation items for the visit. In addition, the central server receives a report message from a confirmer who has confirmed among the nearby contractors, transmits point information, and a contractor residing in the building from which the abnormality information is transmitted. Also, point information corresponding to the point information is transmitted. . As a result, when the security / disaster prevention sensor generates an abnormal signal, it is possible to quickly and surely and safely check the site by a nearby resident and deal with it. Moreover, even if it is a neighborhood resident who has not received special training by this, it can be made to assist with taking appropriate measures. Further, the contractor at the destination can quickly recognize that an abnormal situation has occurred at home. In addition, point information can be managed .
[0016]
The central server has a database, stores the location of the building that transmitted the abnormal information, and the content of the abnormal information, and shares the data stored in the database within a specific group of neighboring contractors. It is characterized by. As a result, crime prevention and disaster prevention awareness can be enhanced within the region.
[0017]
Further, it has an ID signal transmitting means capable of transmitting a unique ID signal assigned to a contractor, and an ID signal receiving means for receiving a signal emitted by the ID signal transmitting means, and the in-house server receives the ID signal It is characterized in that at-home information is determined from a reception signal of the means, and abnormal information is transmitted to the central server based on the at-home information and a detection signal of the security / disaster prevention sensor. Thereby, a countermeasure can be changed with the case where a householder is at home, and the case where it is absent.
[0018]
In addition, when the central server identifies a nearby contractor, the central server makes an inquiry with the residential server of the nearby contractor, and determines whether to identify the contractor based on the at-home information in the building. The regional mutual crime prevention disaster prevention system according to claim 5, which is determined. As a result, it is possible to identify a nearby contractor who can appropriately proceed to confirmation, and to confirm the site more quickly and reliably.
[0019]
In addition, the in-house server of the building that has transmitted the abnormality information detects the ID signal transmitting means of the confirming person who has visited the site and is a nearby contractor who has entered the receivable range of the ID signal receiving means. It transmits to a server, It is characterized by the above-mentioned. As a result, the system can objectively know who has visited the site as a confirmer.
[0020]
In addition, the in-house server of the building that has transmitted the abnormality information detects the ID signal transmitting means of a confirming person who has entered a receivable range of the ID signal receiving means and sends an ID signal to the central server. And the central server gives a temporary unlocking authority to the ID of the confirmer through the home server. As a result, it is possible to cope with an emergency situation that occurs indoors, and it is possible to maintain security even in a building that is not home.
[0021]
In addition, the central server has a database, and the in-house server of the building that has transmitted the abnormality information includes an ID signal transmitting means for a confirming person who is a nearby contractor and has entered the receivable range of the ID signal receiving means. Detecting and transmitting the ID signal to the central server, the ID signal of the confirmer received from the in-home server is associated with the contractor about the building that transmitted the abnormal information, together with the content of the abnormal information, and the date and time of transmission It is stored in a database. As a result, it is possible to generate a reward and a compensation between the contractor of the building where the abnormality has occurred and the nearby contractor.
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[First embodiment]
A first embodiment of a regional mutual crime prevention disaster prevention system according to this embodiment will be described. FIG. 1 is a diagram for explaining a configuration of a regional mutual security / disaster prevention system according to the present embodiment, FIG. 2 is a diagram showing an example of security information display of an external terminal, and FIG. 3 is a flowchart for explaining the operation of the system in an emergency state. 4 is a schematic diagram showing the flow of information, points (money), and services in this system.
[0023]
As shown in FIG. 1, in the regional mutual security / disaster prevention system (hereinafter simply referred to as the present system) of this embodiment, a security / disaster sensor 11 and a contractor's A building are installed in a contractor A's building 10 contracted with the system. And a receiver 14 wirelessly connected to the in-home server 12 and the security / disaster prevention sensor 11 installed. On the other hand, the system company 20 includes a central server 21, a database 22, and message transmission / reception means 23. The building 10 of the contractor A, the system company 20, and the building of another contractor are connected by communication means such as the Internet, a telephone line, and wireless communication of a mobile phone (not shown).
[0024]
Here, the contractor of the regional mutual security / disaster prevention system in this embodiment refers to a person who subscribes to this system. Although it is necessary for the contractor A to install the above-described crime prevention / disaster sensor 11 and the home server 12, the presence or absence of these devices is not involved for other contractors.
[0025]
In the building 10 of the contractor A, the security and disaster prevention sensor 11 is a security sensor that detects the opening and closing of windows and doors, detects people by infrared rays and capacitance, and disaster prevention that detects fires and gas leaks. Sensors, alarm switches that are directly operated by humans, and the like are included, and a plurality of sensors are provided at various locations in the building 10. The receiver 14 receives a signal from the security / disaster prevention sensor 11 and transmits it to the in-home server 12. The home server 12 transmits information to the central server 21 of the system company 20 at a predetermined timing. The in-home server 12 has an HTTP server function, and can transmit information on the operation status of each crime prevention and disaster prevention sensor 11 in the building 10 in response to a request from the terminal 13 of the contractor A or the system company 20. .
[0026]
As shown in FIG. 1, the receiver 14 is connected to the crime prevention sensor 11 by wireless connection, requests a sensor signal, receives it, and notifies the home server 12 of information. The security / disaster sensor 11 accesses the receiver 14 when the power is turned on, and the home server 12 recognizes it via the receiver 14. The receiver 14 performs polling (accessing the wireless slave device to be monitored) at a predetermined time (for example, every 60 seconds) with respect to the recognized crime prevention sensor 11. The security / disaster sensor 11 waits for the receiver 14 to finish polling and transmits its own sensor signal. The receiver 14 may be provided at one place per building, for example, installed in an inconspicuous position such as in a switchboard capable of receiving radio waves or in a storage. Note that a repeater may be provided depending on the reception state of the radio wave.
[0027]
In the system company 20, the central server 21 performs predetermined processing using the information received from the home server 12 and stores various data in the database 22. The central server 21 has an HTTP server function, and can transmit information on the specified in-home server 12 or information stored in the database 22 in response to a request from the terminal 13 of the contractor A. The message transmission / reception means 23 transmits and receives messages using telephone, fax, e-mail, etc., and which carrier is used can be selected according to the system specifications and the equipment of the other party.
[0028]
Next, operation | movement of the area mutual crime prevention disaster prevention system which concerns on this embodiment is demonstrated. First, the emergency state will be described, and then the normal state will be described.
[0029]
The emergency state is a state in which the crime prevention disaster prevention sensor 11 has issued some abnormal signal. As shown in the flowchart of FIG. 3, when the security / disaster prevention sensor 11 emits some abnormal signal (S11), the home server 12 transmits a message to the terminal 13 of the contractor A registered in advance according to the signal (S11). Together with S12), the abnormality information is transmitted to the central server 21 of the system company 20 (S13).
[0030]
FIGS. 2A and 2B show a state in which the security information inside the house 1 is transmitted to a remote mobile phone as an example of an external terminal. FIG. 2A shows an example in which security information is transmitted from the home server 12 to the mobile phone via the Internet, and it is notified that the window sensor which is the security / disaster sensor 11 in the living room / dining room (living room) of the house has reacted. To do. When the URL displayed on the display screen in FIG. 2A is clicked, the home server 12 of the building 10 or the central server 21 of the system company 20 is connected to a website (homepage) provided on the Internet, and the home server 12 The security information inside the building 10 accumulated every moment in the database 22 of the system company 20 is displayed on the display screen of the mobile phone shown in FIG. 2B (S14). The owner of the mobile phone can report to the police etc. 31 using the display screen or operate various security means such as a security camera installed in the building 10 (S15).
[0031]
On the other hand, when receiving the abnormality information from the home server 12, the central server 21 associates the content and occurrence time of the abnormality information with the contractor A and stores it in the database 22 (S16). At this time, the system company 20 calls the contractor A's building for confirmation or intruder threatening. Then, the central server 21 searches the database 22 for contractors in the vicinity of the building 10, and specifies a plurality of contractors B, C, and D in the order of closeness (S17). Then, the contractors B, C and D are requested to visit the contractor A's building 10 via the message transmitting / receiving means 23 (S18). The message can be by phone, fax, email, or other similar carrier. At this time, if there are vigilantes, disaster prevention teams, etc. in the area, it may be requested to confirm the site at the same time.
[0032]
When the contractors B, C, and D respond with an acceptance response, the central server 21 transmits information on the visited site. The contents of the information on the location of the visit include the location of the building 10, the content of the abnormal information (the type and location of the security sensor 11 that issued the abnormal signal), the manual for responding to the abnormal information, and the confirmation during the visit Include matters and advice.
[0033]
The confirming person, that is, the contractors B, C, and D who have responded the consent visit the building 10 of the contractor A who has transmitted the abnormal information (S19). Here, the verifier can arrive and take action much earlier than the security company's guards. In addition, since multiple contractors go to the site, they can mutually recognize who confirmed the site.
[0034]
Then, the contractors observe the building 10 according to the content of the abnormality information, and deal with it according to the advice indicated by the message. For example, ringing a doorbell or checking if there is a broken window. Then, depending on the situation, if a security problem is felt, the police are contacted, and if a fire or injury is found, the fire department is requested to dispatch (S20).
[0035]
In addition, since multiple confirmers are gathered, the security of the visitor who visited the site can be greatly enhanced even when a problem with the crime is met. You can expect. Therefore, extremely high effects can be obtained in crime prevention and disaster prevention. In addition, there is a high possibility that the current situation will be inadvertently misunderstood at such an emergency site, but by observing with a plurality of people, it is possible to ensure the grasp of the situation and the appropriateness of the judgment of the countermeasure.
[0036]
The central server 21 sends an on-site confirmation report request by fax or electronic mail while the confirmer goes to the building 10 of the contractor A (S21). The confirmer transmits a local confirmation report to the central server 21 after returning home or using the mobile phone mail from the local site (S22). The central server 21 stores the confirmer who went to the site together with the abnormality information received earlier in S16 and the report of the site confirmation in the database 22, and the subscriber server 12 of the contractor A and the designated e-mail address. (S23).
[0037]
In addition, the central server 21 gives positive points to the confirmer who went to the site, and gives negative points to the contractor A who has issued an abnormal signal, and stores it in the database 22 in association with each contractor. (S24). Each point is rewarded and paid for, and can be settled at an appropriate time or accumulated for the next emergency situation. In addition, in the settlement, it is preferable that the system company 20 ensures the objectivity by mediating.
As a result, the series of operations in the emergency state is completed.
[0038]
Next, the operation in the normal state will be described. The normal state is a normal state in which the crime prevention and disaster prevention sensor 11 does not particularly generate an abnormal signal. In this state, the contractor A connects to the home server 12 using a mobile phone, a computer, or a PDA (Personal Data Assistant) from the destination, and uses the HTTP server function provided in the home server 12 to connect to the home building 10 It is possible to view information on the operation status of each of the security / disaster prevention sensors 11. Similarly, the central server 21 of the system company 20 can also connect to the in-home server 12 and browse the operation status information. Further, the in-home server 12 or the central server 21 sends the security / disaster sensor 11 to the terminal 13 of the contractor A periodically or when the state of the security / disaster sensor 11 changes or when the state of the home server 12 changes. Send status and specific information.
[0039]
Further, as described above, the central server 21 stores the contents of the abnormality information, the occurrence time, and the final local confirmation report in the database 22 in association with the contractor. In addition to this information, the central server 21 also aggregates information such as appropriate advice for crime prevention and disaster prevention, and techniques for crimes obtained from public authorities such as the police, by region, and for contractors in the same region. Publish to share information via HTTP server function. Information obtained from public institutions is operated so that the administrator of the central server 21 stores it in the database 22 from an input means (not shown).
[0040]
However, considering the privacy, the information to be shared is grouped in stages and the degree of disclosure is set. For example, the name, address and time of occurrence, sensor type and criminal technique are disclosed to contractors within 1 km, and the name and address, sensor type and criminal technique are disclosed to contractors within 5 km. For contractors within 20km, it seems that the districts and techniques are disclosed. Note that the distances and information to be disclosed are merely examples, and are actually set as appropriate in consideration of specific circumstances.
[0041]
By sharing the abnormality information in this way, the contractor can grasp the incidence and tendency of crime, and can increase crime prevention and disaster prevention awareness.
[0042]
The system company 20 can also earn income by providing the above information in a membership system to residents who have not directly joined the system. Revenues can also be obtained by publicizing and selling crime prevention, disaster prevention measures and measures reform suitable for the information. The information can be paid for by providing it to research institutions and companies on the premise of privacy. As a result, it is possible to obtain continuous detailed crime statistics data that is generally difficult for research institutions, and for companies, it is possible to predict customer behavior and status regarding crime prevention, which can be used for product development, maintenance, and sales activities. Can do.
[0043]
FIG. 4 shows the flow of information, points (money), and services in this system. As described above, (1) the customer ID, information on the security / disaster prevention sensor, etc. are transmitted from the contractor to the central server 21 of the system company 20 and stored in the database 22. This information is later notified to nearby contractors.
[0044]
On the other hand, the aggregated information of (1) and the data obtained from the police etc. 31 are stored in the database 22, and (2) the crime prevention and disaster prevention information is shared among contractors in the neighboring area. 21 can be accessed for reference. Information (2) is provided to research institutions 32 and companies 33. The (3) advertisement provided by the advertiser 34 is transmitted and displayed together with the information (2) when the contractor accesses the central server 21.
[0045]
The system company 20 obtains (4) consideration for the subscription from the contractor to the system, and obtains individual (4) consideration from the contractor who has entered an emergency state. On the other hand, if an emergency situation occurs, (4) compensation is paid to neighboring contractors who have visited. In addition, the research institution 32 or the company 33 obtains (4) consideration for providing information, and the advertiser 34 obtains advertising revenue.
[0046]
Even under normal conditions, the central server 21 of the system company 20 and the subscriber's home server 12 exchange inspection information at regular intervals and monitor whether the system is operating normally. is doing.
[0047]
[Second Embodiment]
A second embodiment of the regional mutual crime prevention disaster prevention system according to this embodiment will be described. FIG. 5 is a diagram for explaining the configuration of the regional mutual security / disaster prevention system according to the present embodiment, FIG. 6 is a diagram for explaining the configuration of each device, FIG. 7 is a diagram for explaining an example request sentence, and FIG. It is a flowchart explaining operation | movement, Comprising: The same code | symbol is attached | subjected about the part which overlaps with said 1st embodiment, and description is abbreviate | omitted.
[0048]
This embodiment uses an automatic security switching system using an ID key in addition to the configuration of the first embodiment. As in the first embodiment, a security / disaster prevention sensor 11, a home server 12, and a receiver 14 are installed in the contractor's building, but the home server 12 is further connected to a receiver 14 serving as an ID signal receiving means. Has been. On the other hand, an ID key 15 (Identification Key) serving as an ID signal transmitting means capable of transmitting a unique ID (Identification) signal is distributed to a householder, a guest, a pet, or the like permitted to enter the building.
[0049]
Here, the contractor of the regional mutual security / disaster prevention system in this embodiment refers to a person who subscribes to this system as in the first embodiment, but the contractor A and other contractors B and C in the vicinity. Similarly, it is assumed that the above-described crime prevention / disaster sensor 11 and the home server 12 are installed for D, E, and the like.
[0050]
As shown in FIG. 6, the crime prevention and disaster prevention sensor 11 is connected to the receiver 14 by wireless connection as in the first embodiment, and further, an ID key 15 is connected in the present embodiment. The ID signal request, the recognition of the ID key 15 at power-on, and polling are performed in the same manner as the security / disaster prevention sensor 11.
[0051]
A family member or the like always carries the ID key 15 when going out. The ID key 15 is associated with a unique personal ID code so that the presence or absence of each person can be identified. In addition, by keeping the ID key 15 in the building at all times and placing a wireless repeater in each room, the wireless repeater can also be identified, so that the location of each person inside the building can also be grasped. It becomes possible to do.
[0052]
In the present embodiment, the ID key 15 is a dedicated terminal, but another example of the ID key 15 is, for example, a Bluetooth device incorporated in a casing of a mobile phone (including PHS; Personal Handyphone System). A wireless device such as (Blue Tooth) or a wireless device that can be connected to a mobile phone may be used.
[0053]
The in-home server 12 determines the home status and the security status in the building based on the reception signal of the receiver 14 and the detection signal of each security / disaster prevention sensor 11. Then, two security modes are automatically switched between a maximum security mode in which all security is turned on and a partial security mode in which a part of security is canceled and the rest is turned on. Note that the entire security can be set or canceled by operating the home server 12 as necessary.
[0054]
When the receiver 14 no longer detects all the ID keys 15, the in-home server 12 determines that all householders have gone out and sets the maximum security mode. However, since there is a possibility that any of the householders has forgotten to take out the ID key 15, even if the ID key 15 exists in the building, the maximum security mode can be set by manual operation. In addition, when there are people in the building, the partial security mode is set such as monitoring the opening and closing of windows and entrance doors that are out of sight (measures for vacancy), and monitoring fire and gas leaks. Further, by arranging a human sensor capable of detecting a person as the crime prevention disaster prevention sensor 11 in each room, it is possible to set a more detailed security mode. In addition, in order to identify a room where there is no person as a countermeasure against vacancy, a crime prevention and disaster prevention sensor 11 that detects a person with infrared rays or electrostatic capacity can be used. In addition, if the wireless repeater is combined with an ID key, each householder can be identified.
[0055]
When there is a change in the state of the security / disaster sensor 11 or the ID key 15, the in-home server 12 transmits information on the state to the central server 21 of the system company 20. Thereby, the central server 21 can always grasp the current state of each building. The contractor can refer to the current home status, home status, and the like from the terminal 13 via the HTTP server function of the home server 12 or the central server 21.
[0056]
Next, the operation in an emergency state of the regional mutual crime prevention disaster prevention system according to the present embodiment will be described. Since the normal state is the same as that of the first embodiment, description thereof is omitted. In the first embodiment, other contractors in the vicinity do not necessarily need to install the security / disaster sensor 11 and the home server 12, but in this embodiment, other contractors also use the security / disaster sensor. 11. Assume that a home server 12 and a receiver 14 are installed.
[0057]
As shown in the flowchart of FIG. 8, when the security / disaster prevention sensor 11 emits some abnormal signal in the building of the contractor A (S31), the home server 12 transmits a message to the terminal 13 of the contractor A (S12). ). The party to whom the message is transmitted may be the last person who has been determined from the ID key 15, or may be a preset person (for example, a father) or all householders. Upon receipt of the message, the contractor A accesses the home server 12 at home and refers to the security information (S14), and takes measures such as reporting and operating crime prevention means (S15).
[0058]
Here, since the individual who is at home can be specified by the ID key 15, it is possible to determine whether or not to transmit a message to the terminal 13 of the contractor A. For example, when no one is at home and when the parent (that is, the contractor A) is absent, the message is transmitted. For example, when the parent is at home and the child is absent, the message is not transmitted. Even in this case, the notification is performed by the terminal in the building.
[0059]
The home server 12 transmits abnormality information to the central server 21 of the system company 20 (S32). At this time, together with the abnormality information, the home status in the building detected by the ID key 15 is also transmitted.
[0060]
Upon receiving the abnormality information from the home server 12, the central server 21 associates the content of the abnormality information, the occurrence time, the home status, etc. with the contractor A and stores them in the database 22 (S33). Then, a contractor in the vicinity of the building 10 is searched from the database 22, and a plurality of contractors (B, C, D, E) are extracted in order of closeness (S34). Then, the central server 21 makes an inquiry about the at-home status to the in-home server 12 in the building of the neighboring contractor (B, C, D, E) (S35). For example, if the contractor D is absent, a request for confirming the site is made to the contractors B, C, and E who are at home (S36). Here, since the individual who is at home can be specified by the ID key 15, it is possible to determine whether or not there is a person who can request the contractor D in the building. Can be set not to perform. As a result, it is possible to have a visit to confirm the site more reliably. Therefore, it is possible to confirm the site much more quickly than when a local confirmation request is made as in the conventional example and a request is made to the next agent after waiting for no response from absence.
[0061]
The B, C, and E who have received the contact respond to the consent, and after receiving the information on the visited site from the central server 21, they visit the building 10 of the contractor A who has transmitted the abnormal information for confirmation. These confirmers, that is, the contractors B, C, and E who have responded the consent, are instructed to carry the ID key 15 as shown in the example request sentence shown in FIG. Then, when approaching the closest distance of the contractor A's building 10 with the ID key 15, since the receiver 14 can detect that the confirmer has arrived, the home server 12 notifies the central server 21 (S37). As a result, the system company 20 can objectively recognize who actually visited the site for confirmation.
[0062]
At this time, when there is no contractor A at home in the building, as in the first embodiment, the confirmer observes the state from the exterior of the building and takes action according to the situation (S40). However, the housekeeper identified by the ID key 15 information is at home in the building 10, the abnormal signal of the crime prevention sensor 11 is not stopped, and the ID signal of the adjacent confirmer is registered in advance. If there is, the in-home server 12 gives a one-time password (temporary unlocking authority) to the ID key 15 and allows entry into the building (S39). As a result, even when there are a child or an elderly person who cannot escape on their own, or a family member who has lost their mind, it is possible to quickly determine the situation and take immediate action. Note that the ID signal registered in advance is registered so that the contractor A explicitly permits entry into the indoor area in the event of an emergency among the nearby contractors.
[0063]
The central server 21 sends an on-site confirmation report request by fax or electronic mail while the confirmer goes to the building 10 of the contractor A (S41). The confirmer transmits a local confirmation report to the central server 21 after returning home or from the local area using a mobile phone mail (S42). The central server 21 stores the local confirmation report in the database 22 together with the abnormality information received earlier in S33, the ID signal of the nearby contractor received in S37, and the ID signal of the contractor who entered the building. (S43). In addition, the central server 21 gives positive points to the confirmer who has visited the site, and gives negative points to the contractor A who has issued an abnormal signal, and stores them in the database 22 in association with each contractor. (S44).
[0064]
In other words, by using the receiver 14 and the ID key 15 to detect at-home conditions and identify individuals, it is possible to eliminate wasteful notifications to the contractor A and reliably identify nearby contractors who can confirm the site. This makes it possible to objectively recognize a nearby contractor who has visited, and to unlock the locker under certain conditions, so that an emergency can be dealt with more reliably.
[0065]
【The invention's effect】
As described above, according to the regional mutual security / disaster prevention system according to the present invention, when a crime prevention / disaster sensor emits an abnormal signal, the local residents can quickly and surely and safely handle and deal with the situation. It becomes possible to provide a system that supports mutual crime prevention and disaster prevention within the region.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram for explaining a configuration of a regional mutual security / disaster prevention system according to a first embodiment.
FIG. 2 is a diagram illustrating a security information display example of an external terminal.
FIG. 3 is a flowchart for explaining the operation of the system in an emergency state.
FIG. 4 is a schematic diagram showing a flow of information, points, and services in this system.
FIG. 5 is a diagram for explaining a configuration of a regional mutual security / disaster prevention system according to a second embodiment.
FIG. 6 is a diagram illustrating the configuration of each device.
FIG. 7 is a diagram for explaining an example request sentence;
FIG. 8 is a flowchart for explaining the operation of the system in an emergency state.
[Explanation of symbols]
10… Building
11… Crime prevention sensor
12… Home server
13… terminal
14… Receiver
15… ID key
20… System company
21… Central server
22… Database
23… Message sending and receiving means
31… Police etc.
32… Research institutions
33… Company
34… Advertiser

Claims

建物内に設置した防犯防災センサと、
前記防犯防災センサの信号を受け取る宅内サーバと、
前記宅内サーバと通信手段を介して接続される中央サーバと
前記中央サーバと契約者とを結ぶメッセージ送受信手段とを有し、
前記宅内サーバは前記防犯防災センサの信号に応じて前記中央サーバに異常情報を送信し、
前記中央サーバは異常情報を送信した建物の近隣の契約者を複数特定し、該特定した複数の契約者にメッセージを送信し、該メッセージは、前記異常情報を送信した建物の訪問の依頼であって、
前記メッセージには当該建物の場所、異常情報の内容、異常情報に応じた対応のマニュアル、訪問の際の確認事項およびアドバイスを含み、
更に、前記中央サーバは、前記近隣の契約者のうち確認を行った確認者から報告メッセージを受信後、ポイント情報を送信し、
前記異常情報を送信した建物に居住する契約者にも前記ポイント情報に対応したポイント情報を送信することを特徴とする地域相互防犯防災システム。Crime prevention sensor installed in the building,
A home server that receives the signal of the security / disaster sensor,
A central server connected to the in-home server via communication means; and a message transmitting / receiving means for connecting the central server and a contractor;
The in-house server sends abnormality information to the central server in response to a signal from the security / disaster sensor,
The central server identifies a plurality of contractors in the vicinity of the building that transmitted the abnormal information, and transmits a message to the identified plurality of contractors. The message is a request for a visit to the building that transmitted the abnormal information. And
The message includes the location of the building, the content of the abnormal information, a manual for responding to the abnormal information, confirmation items and advice when visiting,
In addition, the central server sends a point information after receiving a report message from a confirmer who has confirmed among the nearby contractors,
A regional mutual security / disaster prevention system characterized by transmitting point information corresponding to the point information to a contractor residing in a building that has transmitted the abnormality information .

前記中央サーバはデータベースを有し、
前記異常情報を送信した建物の場所、および異常情報の内容を格納し、
近隣の契約者からなる特定グループ内で前記データベースに格納したデータを共有することを特徴とする請求項１記載の地域相互防犯防災システム。The central server has a database;
Store the location of the building that sent the abnormal information, and the content of the abnormal information,
The regional mutual security / disaster prevention system according to claim 1, wherein the data stored in the database is shared within a specific group of neighboring contractors.

契約者に割り当てた固有のＩＤ信号を発信しうるＩＤ信号発信手段と、
前記ＩＤ信号発信手段が発する信号を受信するＩＤ信号受信手段とを有し、
前記宅内サーバは、前記ＩＤ信号受信手段の受信信号により在宅情報を判断し、該在宅情報と前記防犯防災センサの検知信号とに基づいて、前記中央サーバに異常情報を送信することを特徴とする請求項１記載の地域相互防犯防災システム。An ID signal transmitting means capable of transmitting a unique ID signal assigned to the contractor;
ID signal receiving means for receiving a signal emitted by the ID signal transmitting means,
The home server determines home information based on a received signal of the ID signal receiving means, and transmits abnormality information to the central server based on the home information and a detection signal of the security / disaster prevention sensor. The mutual crime prevention disaster prevention system according to claim 1.

前記中央サーバは、近隣の契約者を特定する際に、当該近隣の契約者の宅内サーバと問い合わせを行い、当該建物内部での在宅情報に基づいてその契約者を特定するか否かを決定することを特徴とする請求項３記載の地域相互防犯防災システム。When the central server identifies a nearby contractor, the central server makes an inquiry with the residential server of the nearby contractor, and determines whether to identify the contractor based on the at-home information inside the building. The local mutual crime prevention disaster prevention system according to claim 3 characterized by things.

建物内に設置した防犯防災センサと、
前記防犯防災センサの信号を受け取る宅内サーバと、
前記宅内サーバと通信手段を介して接続される中央サーバと、
前記中央サーバと契約者とを結ぶメッセージ送受信手段と、
契約者に割り当てた固有のＩＤ信号を発信しうるＩＤ信号発信手段と、
前記ＩＤ信号発信手段が発する信号を受信するＩＤ信号受信手段とを有し、
前記宅内サーバは、前記ＩＤ信号受信手段の受信信号により在宅情報を判断し、該在宅情報と前記防犯防災センサの検知信号とに基づいて、前記中央サーバに異常情報を送信し、
前記中央サーバは異常情報を送信した建物の近隣の契約者を複数特定し、該特定した複数の契約者にメッセージを送信し、
前記異常情報を送信した建物の宅内サーバは、前記ＩＤ信号受信手段の受信可能範囲に進入した近隣の契約者であって現場を訪問した確認者のＩＤ信号発信手段を検知し、前記中央サーバに送信することを特徴とする地域相互防犯防災システム。 Crime prevention sensor installed in the building,
A home server that receives the signal of the security / disaster sensor,
A central server connected to the in-home server via communication means;
Message transmitting and receiving means for connecting the central server and the contractor;
An ID signal transmitting means capable of transmitting a unique ID signal assigned to the contractor;
ID signal receiving means for receiving a signal emitted by the ID signal transmitting means,
The home server determines home information based on a reception signal of the ID signal receiving means, and transmits abnormality information to the central server based on the home information and a detection signal of the security / disaster sensor,
The central server identifies a plurality of contractors in the vicinity of the building that transmitted the abnormal information, and sends a message to the identified plurality of contractors,
The in-house server of the building that has transmitted the abnormality information detects the ID signal transmitting means of the confirming person who has visited the site and is a nearby contractor who has entered the receivable range of the ID signal receiving means, and regional mutual security disaster prevention system that is characterized in that the transmission.

建物内に設置した防犯防災センサと、
前記防犯防災センサの信号を受け取る宅内サーバと、
前記宅内サーバと通信手段を介して接続される中央サーバと、
前記中央サーバと契約者とを結ぶメッセージ送受信手段と、
契約者に割り当てた固有のＩＤ信号を発信しうるＩＤ信号発信手段と、
前記ＩＤ信号発信手段が発する信号を受信するＩＤ信号受信手段とを有し、
前記宅内サーバは、前記ＩＤ信号受信手段の受信信号により在宅情報を判断し、該在宅情報と前記防犯防災センサの検知信号とに基づいて、前記中央サーバに異常情報を送信し、
前記中央サーバは異常情報を送信した建物の近隣の契約者を複数特定し、該特定した複数の契約者にメッセージを送信し、
前記異常情報を送信した建物の宅内サーバは、近隣の契約者であって前記ＩＤ信号受信手段の受信可能範囲に進入した確認者のＩＤ信号発信手段を検知して中央サーバにＩＤ信号を送信し、
前記中央サーバは、前記宅内サーバを通じて、前記確認者のＩＤに対し、一時的な開錠権限を付与することを特徴とする地域相互防犯防災システム。 Crime prevention sensor installed in the building,
A home server that receives the signal of the security / disaster sensor,
A central server connected to the in-home server via communication means;
Message transmitting and receiving means for connecting the central server and the contractor;
An ID signal transmitting means capable of transmitting a unique ID signal assigned to the contractor;
ID signal receiving means for receiving a signal emitted by the ID signal transmitting means,
The home server determines home information based on a reception signal of the ID signal receiving means, and transmits abnormality information to the central server based on the home information and a detection signal of the security / disaster sensor,
The central server identifies a plurality of contractors in the vicinity of the building that transmitted the abnormal information, and sends a message to the identified plurality of contractors,
The in-house server of the building that has transmitted the abnormality information detects the ID signal transmitting means of a confirming person who has entered a receivable range of the ID signal receiving means and transmits an ID signal to the central server. ,
The central server, said through a home server, to the ID of the confirmation's, regional mutual security disaster prevention system that is characterized in that to grant a temporary unlocking authority.

建物内に設置した防犯防災センサと、
前記防犯防災センサの信号を受け取る宅内サーバと、
前記宅内サーバと通信手段を介して接続される中央サーバと、
前記中央サーバと契約者とを結ぶメッセージ送受信手段と、
契約者に割り当てた固有のＩＤ信号を発信しうるＩＤ信号発信手段と、
前記ＩＤ信号発信手段が発する信号を受信するＩＤ信号受信手段とを有し、
前記宅内サーバは、前記ＩＤ信号受信手段の受信信号により在宅情報を判断し、該在宅情報と前記防犯防災センサの検知信号とに基づいて、前記中央サーバに異常情報を送信し、
前記中央サーバは異常情報を送信した建物の近隣の契約者を複数特定し、該特定した複数の契約者にメッセージを送信し、
前記中央サーバはデータベースを有し、
前記異常情報を送信した建物の宅内サーバは、近隣の契約者であって前記ＩＤ信号受信手段の受信可能範囲に進入した確認者のＩＤ信号発信手段を検知して中央サーバにＩＤ信号を送信し、
前記宅内サーバから受信した確認者のＩＤ信号を、異常情報を送信した建物についての契約者に関連づけて、異常情報の内容、および送信した日時と共に前記データベースに格納することを特徴とする地域相互防犯防災システム。 Crime prevention sensor installed in the building,
A home server that receives the signal of the security / disaster sensor,
A central server connected to the in-home server via communication means;
Message transmitting and receiving means for connecting the central server and the contractor;
An ID signal transmitting means capable of transmitting a unique ID signal assigned to the contractor;
ID signal receiving means for receiving a signal emitted by the ID signal transmitting means,
The home server determines home information based on a reception signal of the ID signal receiving means, and transmits abnormality information to the central server based on the home information and a detection signal of the security / disaster sensor,
The central server identifies a plurality of contractors in the vicinity of the building that transmitted the abnormal information, and sends a message to the identified plurality of contractors,
The central server has a database;
The in-house server of the building that has transmitted the abnormality information detects the ID signal transmitting means of a confirming person who has entered a receivable range of the ID signal receiving means and transmits an ID signal to the central server. ,
The confirmation's ID signal received from the home server, in association with the subscriber of the building which has transmitted the abnormality information, the contents of the abnormality information, and the transmitted local you and storing in the database along with the date and time Mutual crime prevention system.